JP5927666B2 - 半導体スイッチ素子の試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体スイッチ素子の試験方法に関し、例えばシャントFETを備えた半導体スイッチ素子の試験方法に関する。
マイクロ波、準ミリ波およびミリ波等の高周波信号をスイッチングするスイッチとして、SPDT(Single Pole Double Throw)スイッチが知られている(例えば特許文献1)。SPDTスイッチは、1つの共通ノードを2つの入出力端子のいずれかと接続するスイッチである。SPDTスイッチには、同一の半導体チップに形成された複数のFET(Field Effect Transistor)が用いられる。SPDTスイッチは、第1および第2直列FETと、第1および第2シャントFETと、を有している。第1および第2直列FETは、ソースおよびドレインの一方が共通ノードに電気的に接続され、ソースおよびドレインの他方がそれぞれ第1および第2入出力ノードに電気的に接続されている。第1および第2シャントFETは、ソースおよびドレインの一方がそれぞれ第1および第2入出力ノードに電気的に接続されている。
特開平10−150395号公報
SPDTスイッチは、半導体チップ上において、第1直列FETと第2シャントFETとのゲートが電気的に接続されている。さらに、第2直列FETと第1シャントFETとのゲートが電気的に接続されている。よって、第1および第2直列FET並びに第1および第2シャントFETを独立に試験することができない。
一般的に、半導体スイッチ素子は、スイッチ素子としての通過特性や遮断特性などが評価される。スイッチ素子としては、第1直列FETと第2シャントFETのゲートが電気的に接続されており、また第2直列FETと第1シャントFETとのゲートが電気的に接続されていることで回路が完成する。このため、これらゲートは、半導体チップの製造プロセスにおいて形成される配線工程によって、互いに接続されている。
しかし、各FET個々の諸特性を試験する場合、上記のように半導体チップのレベルで各ゲートが接続されていると、正確な試験を実施することができない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、各FETを独立に試験可能とすることを目的とする。
本発明は、直列に接続された第1直列FETおよび第2直列FETと、前記第1直列FETおよび前記第2直列FETの間に接続された共通ノードと、前記第1直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第1入出力ノードと、前記第2直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第2入出力ノードと、前記第1入出力ノードに接続された第1シャントFETと、前記第2入出力ノードに接続された第2シャントFETと、前記第1直列FET、前記第2直列FET、前記第1シャントFETおよび前記第2シャントFETのゲートにそれぞれ対応して電気的に接続して設けられるとともに、それぞれ互いに電気的に分離してなる複数の第1パッドと、を備える半導体チップを準備する工程と、前記複数の第1パッドのうち、1つを選択して前記ゲートに入力を与えて、対応する前記FETの試験を実施する工程と、前記試験を実施する工程の後、前記第1直列FETと前記第2シャントFETとに接続された前記第1パッド同士、および前記第2直列FETと前記第1シャントFETとに接続された前記第1パッド同士を互いに電気的に接続する工程と、を有することを特徴とする半導体スイッチ素子の試験方法である。
本発明は、直列に接続された第1直列FETおよび第2直列FETと、前記第1直列FETおよび前記第2直列FETの間に接続された共通ノードと、前記第1直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第1入出力ノードと、前記第2直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第2入出力ノードと、前記第1入出力ノードに接続された第1シャントFETと、前記第2入出力ノードに接続された第2シャントFETと、前記第1直列FET、前記第2直列FET、前記第1シャントFETおよび前記第2シャントFETのゲートにそれぞれ対応して電気的に接続して設けられるとともに、それぞれ互いに電気的に分離してなる複数の第1パッドと、を備える半導体チップと、前記第1直列FETに接続される前記第1パッドと前記第2シャントFETに接続される前記第1パッドとを電気的に接続する第1接続手段と、前記第2直列FETに接続される前記第1パッドと前記第1シャントFETに接続される前記第1パッドとを電気的に接続する第2接続手段と、を備える半導体スイッチ素子を準備する工程と、前記第1接続手段および前記第2接続手段の少なくとも一方を切断する工程と、前記複数の第1パッドのうち、1つを選択して前記ゲートに入力を与えて、対応する前記FETの試験を実施する工程と、を有することを特徴とする半導体スイッチ素子の試験方法である。
本発明は、半導体チップ上に、互いに直列に接続された第1直列FETおよび第2直列FETと、前記第1直列FETおよび前記第2直列FETの間に接続された共通ノードと、前記第1直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第1入出力ノードと、前記第2直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第2入出力ノードと、前記第1入出力ノードに接続された第1シャントFETと、前記第2入出力ノードに接続された第2シャントFETと、前記第1直列FET、前記第2直列FET、前記第1シャントFETおよび前記第2シャントFETのゲートにそれぞれ対応して電気的に接続して設けられるとともに、前記半導体チップ上においては、それぞれ互いに電気的に分離してなる複数の第1パッドとが設けられ、前記第1直列FETに接続される前記第1パッドと前記第2シャントFETに接続される前記第1パッドとは、互いに隣接して配置され、前記第2直列FETに接続される前記第1パッドと前記第1シャントFETに接続される前記第1パッドとは、互いに隣接して配置され、前記第1直列FETに接続される前記第1パッドと前記第2シャントFETに接続される前記第1パッドとを電気的に接続する第1接続手段と、前記第2直列FETに接続される前記第1パッドと前記第1シャントFETに接続される前記第1パッドとを電気的に接続する第2接続手段と、を備えることを特徴とする半導体スイッチ素子である。
本発明によれば、各FETを独立に試験可能とすることができる。
図1(a)は、比較例に係るスイッチの半導体チップ内の回路図、図1(b)は、半導体チップの平面図、図1(c)は、半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。 図2(a)は、実施例1に係るスイッチの半導体チップ内の回路図、図2(b)は、半導体チップの平面図、図2(c)は、半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。 図3は、実施例2に係るスイッチの半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。 図4は、実施例3に係るスイッチの回路図である。 図5は、実施例4に係るスイッチの半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。 図6(a)および(b)は、それぞれ実施例5および実施例6に係る試験方法を示すフローチャートである。
まず、比較例に係るスイッチについて説明する。図1(a)は、比較例に係るスイッチの半導体チップ内の回路図、図1(b)は、半導体チップの平面図、図1(c)は、半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。図1(a)に示すように、直列FET12(第1直列FET)のソースおよびドレインのいずれか一方が共通ノード41に、ソースおよびドレインの他方が入出力ノード43(第1入出力ノード)にそれぞれ電気的に接続されている。直列FET14(第2直列FET)のソースおよびドレインのいずれか一方が共通ノード41に、ソースおよびドレインの他方が入出力ノード45(第2入出力ノード)に電気的に接続されている。このように、直列FET12と14とは直接に電気的に接続され、直列FET12と14との間に共通ノード41が電気的に接続されている。入出力ノード43は、直列FET12の共通ノード41とは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に電気的に接続されている。入出力ノード45は、直列FET14の共通ノード41とは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に電気的に接続されている。
シャントFET16(第1シャントFET)のソースおよびドレインのいずれか一方が入出力ノード43に、ソースおよびドレインの他方がグランドに電気的に接続されている。シャントFET18(第2シャントFET)のソースおよびドレインのいずれか一方が入出力ノード45に、ソースおよびドレインの他方がグランドに電気的に接続されている。
直列FET12およびシャントFET18のゲートが共通にそれぞれ抵抗22および28を介しパッド31に電気的に接続されている。直列FET14およびシャントFET16のゲートが共通にそれぞれ抵抗24および26を介しパッド35に電気的に接続されている。共通ノード41にはパッド40が電気的に接続されている。入出力ノード43および入出力ノード45にはそれぞれパッド42および44が電気的に接続されている。
例えば、パッド31にハイレベルの制御信号を入力することにより、FET12および18がオン状態となる。パッド35にローレベルの制御信号を入力することにより、FET14および16がオフ状態となる。この状態において、パッド40に入力した高周波信号はパッド42から出力される。または、パッド42に入力した高周波信号はパッド40から出力される。パッド31および35にそれぞれローレベルおよびハイレベルを入力することにより、FET12および18がオフ状態となり、FET14および16がオン状態となる。この状態において、パッド40に入力した高周波信号はパッド44から出力される。または、パッド44に入力した高周波信号はパッド42から出力される。このように、比較例においては、パッド31および35に入力される制御信号に基づき、パッド40と42との間と、パッド40と44との間のいずれか一方を導通状態とし、他方を遮断状態とすることができる。
図1(b)に示すように、半導体チップ10の上面には、Au等の金属を含むパッド31、35、40、42および44が形成されている。各FET等の図示は省略している。図1(c)に示すように、半導体チップ10がパッケージ等の搭載部50上に搭載されている。搭載部50上面には、Au等の金属を含むパッド51、55、60、62および64が形成されている。パッド31、35、40、42および44とパッド51、55、60、62および64とは、Au等の金属を含むボンディングワイヤ70により電気的に接続されている。
比較例においては、半導体チップ10上で直列FET12とシャントFET18とのゲートが半導体チップ10上で共通に接続されている。また、半導体チップ10上で直列FET14とシャントFET16とのゲートが共通に接続されている。このため、個々のFET12から18を、チップ状態またはウエハ状態において試験することができない。例えば、チップ状態またはウエハ状態においてDC(直流)試験することができない。以下に、チップ状態またはウエハ状態において試験することが可能な実施例について説明する。
図2(a)は、実施例1に係るスイッチの半導体チップ内の回路図、図2(b)は、半導体チップの平面図、図2(c)は、半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。図2(a)に示すように、直列FET12、14、シャントFET16、18はそれぞれ抵抗22から28を介しパッド32から38(第1パッド)に電気的に接続されている。その他の構成は比較例の図1(a)と同じであり、説明を省略する。
図2(b)に示すように、半導体チップ10の上面にパッド32から38が電気的に分離され設けられている。図2(c)に示すように、搭載部50の上面にパッド52から58が設けられている。パッド32から38は、それぞれパッド52から58とボンディングワイヤ70を介し電気的に接続されている。その他の構成は、比較例の図1(b)および図1(c)と同じであり、説明を省略する。
表1は、パッド52から58にハイレベルまたはローレベルの制御信号を印加した場合に、パッド60と62との間、およびパッド60と62との間が導通状態または遮断状態になるかを示した真偽表である。
Figure 0005927666
表1に示すように、動作1として、パッド52および58にハイレベルの制御信号、パッド54および56にローレベルの制御信号を印加すると、パッド60と62との間は導通状態、パッド60と64との間は遮断状態となる。これは、比較例のパッド51にハイレベル、パッド55にローレベルを印加した場合と同様である。動作2として、パッド52および58にローレベル、パッド54および56にハイレベルを印加すると、パッド60と62との間は遮断状態、パッド60と64との間は導通状態となる。これは、比較例のパッド51にハイレベル、パッド55にローレベルを印加した場合と同様である。動作3として、パッド52および54にローレベル、パッド56および58にハイレベルを印加すると、パッド60と62との間は遮断状態、パッド60と64との間は遮断状態となる。この動作は、比較例においては実現できない。動作4として、パッド52および54にハイレベル、パッド56および58にローレベルを印加すると、パッド60と62との間は導通状態、パッド60と64との間は導通状態となる。この動作は、比較例においては実現できない。
実施例1によれば、パッド32から38は、直列FET12および14並びに、シャントFET16および18のゲートに対応して設けられ、それぞれゲートに電気的に接続されている。パッド32から38は、半導体チップ10上において互いに電気的に分離され設けられている。これにより、半導体チップ10をチップ状態またはウエハ状態において試験する際に、例えば、図2(b)の状態において、各FET12から18を独立に試験することができる。また、表1のように、比較例では実現できなかったパッド60と62との間、およびパッド60と64との間の両方を遮断状態または導通状態にすることができる。
実施例1ではパッド32とパッド38、パッド34とパッド36とは互いに電気的に接続されていないが、半導体スイッチ素子として完成させるためには、パッド32とパッド38とをボンディングワイヤまたは配線等の第1接続手段を用い電気的に接続し、パッド34とパッド36とをボンディングワイヤまたは配線等の第2接続手段を用い電気的に接続すればよい。また、例えば、パッド52と58とを電気的に接続し、パッド54と56とを電気的に接続してもよい。
図3は、実施例2に係るスイッチの半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。図3のように、パッド52から58とパッド82から88との間に抵抗72から78が接続されている。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
1GHz程度の高い周波数においては、FET12から18のゲートとソースとの間の容量Cgsおよびゲートとドレインとの間の容量Cgdによるインピーダンスは、抵抗22から28(例えば抵抗値は20kΩ)に比べ十分小さい。よって、FET12から18のゲートに制御信号を印加でき、安定に動作する。一方、数十MHz程度の低い周波数は、容量CgsおよびCgdのインピーダンスが抵抗22から28程度となってしまう。例えば直列FET12および14においては、ソースとゲートとの間に低い周波数の信号が流れる。この場合、抵抗22および24が十分機能せず、直列FET12および14の動作が不安定になる。
実施例2によれば、搭載部50は、複数のパッド52から58にそれぞれ直列に電気的に接続された複数の抵抗72から78を備える。このように、各FET12から18のゲートにそれぞれ直列に抵抗72から78(例えば抵抗値は100kΩ)を接続する。抵抗72から78の抵抗値を抵抗22から28より大きくすることにより、低い周波数においてもスイッチを安定に動作させることができる。すなわち、スイッチング可能な下限周波数をより低くすることができる。抵抗72から78に相当する抵抗を半導体チップ10に形成すると、チップサイズが大きくなってしまう。そこで、抵抗72から78を半導体チップ10の外に設けることにより、下限周波数が低くなくてもよい用途には、実施例1のように抵抗72から78を設けずに用い、下限周波数が低い用途には、実施例2のように、抵抗72から78を設けることができる。これにより、用途によらず同じ半導体チップ10を用いることができる。
直列FET12および14とシャントFET16および18とでは、抵抗72から78の最適な抵抗値が異なる。実施例2では、各FET16および18に独立に抵抗72から78を接続できる。よって、スイッチの最適化がより容易となる。実施例2においては、パッド52から58とパッド82から88との間に抵抗72から78を接続する例を説明したが、抵抗72から78に代えインダクタを接続することもできる。また、抵抗とインダクタとの両方を接続することもできる。さらに、その他の回路素子を接続することもできる。
実施例2ではパッド82とパッド88、パッド84とパッド86とは互いに電気的に接続されていないが、半導体スイッチ素子として完成させるためには、これらを互いに接続すればよい。
図4は、実施例3に係るスイッチの回路図である。図4に示すように、実施例3に係るスイッチは、搭載部50に2つの半導体チップ10aおよび10bを搭載している。2つの半導体チップ10および10bのパッド40が共通に共通端子90に電気的に接続されている。2つの半導体チップ10aおよび10bそれぞれにおいて、パッド42と44とが共通に入出力端子92および94に電気的に接続されている。端子90、92および94は、搭載部50に形成されたパッドである。これにより、実施例3に係るスイッチをSPDTとして機能させることができる。例えば、一方の半導体チップ10aのパッド32から38に表1の動作3の制御信号を印加する。他方の半導体チップ10bのパッド32から38に表1の動作4の信号を印加する。これにより、端子90と92との間が遮断状態となり、端子90と94との間が導通状態となる。半導体チップ10aに動作4の制御信号を印加し、半導体チップ10bに動作3の制御信号を印加する。これにより、端子90と92との間が導通状態となり、端子90と94との間が遮断状態となる。導通状態の半導体チップ10aまた10bにおいては、FET12および14との導通状態となるため、1つのFET12または14が信号を通過させるのに比べ、2倍の電力の信号を通過させることができる。
実施例3は、搭載部50に2つの半導体チップ10aおよび10bを搭載する例を説明したが、半導体チップを3つ以上搭載してもよい。このように、搭載部50が、複数の半導体チップ10を搭載する。搭載部50は共通端子90と複数の入出力端子92および94を備えている。共通端子90は、複数の半導体チップ10の共通ノード41が共通に電気的に接続されている。複数の入出力端子92および94は、それぞれ複数の半導体チップ10aおよび10bの入出力ノード43と45とに共通に電気的に接続されている。これにより、半導体チップ10を用い2倍の電力の信号をスイッチングできるSPNT(Single Pole N Throw)スイッチを実現できる。
図5は、実施例4に係るスイッチの半導体チップを搭載部に搭載した平面図である。半導体チップ10の回路図および平面図は、実施例2の図2(a)および図2(b)と同じであり、説明を省略する。図5に示すように、搭載部50には、パッド52および58の代わりにパッド51が、パッド54および56の代わりにパッド55設けられている。半導体チップ10のパッド32および38は、それぞれボンディングワイヤ70を用いパッド51に電気的に接続されている。ボンディングワイヤ70およびパッド51はパッド32と38とを電気的に接続する第1接続手段である。半導体チップ10のパッド34および36は、それぞれボンディングワイヤ70を用いパッド55に電気的に接続されている。ボンディングワイヤ70およびパッド55はパッド34と36とを電気的に接続する第2接続手段である。その他の構成は、実施例1の図2(c)と同じであり説明を省略する。
実施例4によれば、パッド32と38とが共通にパッド51(第2パッド)に電気的に接続され、パッド34と36とが共通にパッド55(第2パッド)に電気的に接続されている。これにより、半導体チップ10の各FET12から18をチップ状態またはウエハ状態で試験することができる。また、搭載部50のパッドを比較例と同じ配置とすることができる。
パッド32と38とは半導体チップ10上において隣接して配置されている。パッド34と36とは半導体チップ10上において隣接して配置されている。例えば、パッド32と38との間には他のパッドが設けられておらず、パッド32ト38との間には他のパッドが設けられていない。これにより、ボンディングワイヤ70を短くできる。
実施例1から4において、FET12から18は、GaAs系半導体層として、例えばGaAs、AlGaAs、InGaAsおよびAlInGaAsの少なくとも1つの層を含んでもよい。また、FET12から18は、窒化物半導体層としては、例えばGaN、AlN、InN、AlGaN、InGaN、AlInNおよびAlInGaNの少なくとも1つの層を含んでもよい。実施例1から4において、シャントFET16および18のソースおよびドレインの他方は、グランドに直接接続されているが、基準電位に接続されていてもよい。また、他の回路要素を介しグランド等の基準電位に電気的に接続されていてもよい。
また、実施例1から4において、FET12から18は、それぞれ複数のFETが直列に電気的に接続されていてもよい。例えば、FET12は、共通ノード41と入出力ノード43との間に、複数のFETにうち隣接するFETのソースとドレインとが電気的に接続され、複数のFETのゲートは抵抗22を介しパッド32に共通に電気的に接続されていてもよい。FET14から18についても同様である。
さらに、実施例1から4において、搭載部50は、例えばパッケージまたは配線基板とすることができる。搭載部50は、例えばセラミックまたは樹脂から形成される絶縁層と、絶縁層上に形成されたパッド52から64と、を含む。半導体チップ10は、搭載部50の上面に、バンプを用いフリップチップ実装されていてもよい。
実施例5は試験方法に関する例である。図6(a)は、実施例5に係る試験方法を示すフローチャートである。図6(a)に示すように、ウエハ状態、チップ状態(例えば図2(b)の状態)または搭載部50に半導体チップ10が搭載された状態(例えば図2(c)または図3の状態)の半導体チップ10を準備する(ステップS10)。この状態においては、パッド32とパッド38とは電気的に接続されていない。また、パッド34とパッド36とは電気的に接続されていない。
次に、半導体チップ10を試験する(ステップS12)。例えばバッド32から38のうち1つを選択して、FET16および18のいずれかのゲートに入力(例えば電圧等の信号)を与えて、対応するFET16および18の試験を実施する。FET16から18の全てについて試験してもよいし、一部の試験を行なってもよい。なお、ステップS12は、例えばスイッチ素子の出荷前の試験等に適用できる。
試験を実施した後、第1直列FET12と第2シャントFET18とに接続されたパッド32と38同士を互いに電気的に接続する。さらに、第2直列FET14と第1シャントFET16とに接続されたパッド34と36同士を互いに電気的に接続する。パッドの電気的な接続方法としては、例えばボンデキングワイヤを用いる方法がある。
実施例5によれば、各FET12から18を独立に試験することができる。
実施例6はスイッチ素子が完成した後の特性解析に用いる試験方法に関する例である。図6(b)は、実施例6に係る試験方法を示すフローチャートである。まず、半導体スイッチ素子を準備する(ステップS20)。例えば実施例4の半導体スイッチ素子を準備する。
次に、パッド32と38とを接続する第1接続手段と、パッド34と36とを接続する第2接続手段と、の少なくとも一方を切断する(ステップS22)。切断は、例えば図5のボンディングワイヤ70を切断する。第1接続手段および第2接続手段がボンディングワイヤを含む場合、ボンディングワイヤ70を切断することにより、第1接続手段および第2接続手段を容易に切断することができる。または、搭載部50に設けられたパッドを切断してもよい。切断は、パッド32とパッド38との間と、あるいはパッド34とパッド36の間と、のいずれか一方だけでもよいし、両方切断してもよい。片方だけ切断する場合には、切断によってゲートが電気的に分離されたFETだけが、ステップS24において独立に試験できる。
次に、半導体チップを電気的に試験する(ステップS24)。例えばバッド32から38のうち1つを選択して、FET16および18のいずれかのゲートに入力を与えて、対応するFET16および18の試験を実施する。FET16から18の全てについて試験してもよいし、一部の試験を行なってもよい。
実施例6によれば、各FET12から18のゲートに個別にパッド32から38が設けられているため、各FET12から18を個別に試験をすることができる。これにより、例えば、スイッチ素子に障害が発生した場合、FET毎に特性を解析することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 半導体チップ
12〜18 FET
22〜28 抵抗
32〜38 第1パッド
50 搭載部
51〜64 第2パッド

Claims (2)

  1. 直列に接続された第1直列FETおよび第2直列FETと、
    前記第1直列FETおよび前記第2直列FETの間に接続された共通ノードと、
    前記第1直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第1入出力ノードと、
    前記第2直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第2入出力ノードと、
    前記第1入出力ノードに接続された第1シャントFETと、
    前記第2入出力ノードに接続された第2シャントFETと、
    前記第1直列FET、前記第2直列FET、前記第1シャントFETおよび前記第2シャントFETのゲートにそれぞれ対応して電気的に接続して設けられるとともに、それぞれ互いに電気的に分離してなる複数の第1パッドと、
    を備える半導体チップを準備する工程と、
    前記複数の第1パッドのうち、1つを選択して前記ゲートに入力を与えて、対応するFETの試験を実施する工程と、
    前記試験を実施する工程の後、前記第1直列FETと前記第2シャントFETとに接続された前記第1パッド同士、および前記第2直列FETと前記第1シャントFETとに接続された前記第1パッド同士を互いに電気的に接続する工程と、
    を有することを特徴とする半導体スイッチ素子の試験方法。
  2. 直列に接続された第1直列FETおよび第2直列FETと、
    前記第1直列FETおよび前記第2直列FETの間に接続された共通ノードと、
    前記第1直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第1入出力ノードと、
    前記第2直列FETの前記共通ノードとは反対側のソースおよびドレインのいずれか一方に接続された第2入出力ノードと、
    前記第1入出力ノードに接続された第1シャントFETと、
    前記第2入出力ノードに接続された第2シャントFETと、
    前記第1直列FET、前記第2直列FET、前記第1シャントFETおよび前記第2シャントFETのゲートにそれぞれ対応して電気的に接続して設けられるとともに、それぞれ互いに電気的に分離してなる複数の第1パッドと、を備える半導体チップと、
    前記第1直列FETに接続される前記第1パッドと前記第2シャントFETに接続される前記第1パッドとを電気的に接続する第1接続手段と、
    前記第2直列FETに接続される前記第1パッドと前記第1シャントFETに接続される前記第1パッドとを電気的に接続する第2接続手段と、
    を備える半導体スイッチ素子を準備する工程と、
    前記第1接続手段および前記第2接続手段の少なくとも一方を切断する工程と、
    前記複数の第1パッドのうち、前記切断する工程により切断された第1接続手段に接続されていた第1パッド、および前記切断する工程により切断された第2接続手段に接続されていた第1パッドの少なくとも一方を選択して前記ゲートに入力を与えて、対応するFETの試験を実施する工程と、
    を有することを特徴とする半導体スイッチ素子の試験方法。
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