JP5923868B2 - 熱転写記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも2以上の異なる種類の熱転写シートと、熱転写プリンターを用いて熱転写記録する方法に関するものである。
従来から感熱昇華転写方式、あるいは感熱溶融転写方式を用いてフルカラー画像を形成することが行なわれている。このうち、感熱昇華転写方式は、色材として用いる昇華性染料をバインダー樹脂に溶解、あるいは分散させた染料層を基材シ−トに担持させた熱転写シートを受像シートに重ね、熱転写シート上の染料層中に含まれる昇華性染料を受像シートに移行させて画像を形成する方法である。また、感熱溶融転写方式は、基材シート上に顔料等の着色剤およびワックス等のビヒクルを含有する熱溶融性インキ層を設けた熱転写シートを受像シートに重ね、軟化した熱溶融性インキ層成分を受像シートに転写させて画像を形成する方法である。
従来のフルカラー画像の形成方法では、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3原色が面順次に形成された熱転写シートを、熱転写受像シートに重ね、サーマルヘッド等の加熱デバイスに画像の色分解データに応じたエネルギーを印加することにより、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色毎に印画して1画像毎に形成していた。
上記の熱転写シートを用いて、受像シートに印画する場合、受像シートに印画する長さは熱転写シートの各色の長さに依存し、例えば、Lサイズ、ポストカードサイズ等の所定の大きさの印画物を形成する場合、熱転写シートは、そのLサイズ、ポストカードサイズ等の所定の寸法に応じた大きさをもたせ、かつ熱転写シートのサイズや各色に対応した検知マークが設けられ、その検知マークをプリンターで読み取り、所定のサイズの印画物を形成している。
例えば、特許文献1には、インクリボンの種類データを記録したRF−IDチップの記憶素子を用いて、その記憶素子を検出して、受像シートのロール駆動やインクリボンの駆動を制御して印字記録するプリンターが記載されている。このような印字記録する際に、熱転写シート(インクリボン)は、Lサイズ、ポストカードサイズ等の種類毎に、熱転写シートの駆動制御と、受像シートの駆動制御を行ない、制御手段として複雑なものを使用していた。
このようなインクリボンの種類に応じて、熱転写シートの駆動条件を切り換えて制御し、さらに、そのインクリボンに対応した受像シートの駆動条件により制御する記録方法では、複雑な制御手段であるだけでなく、記録方法として、記録停止や印画の位置ずれなどの予期しないトラブルが生じ易い問題がある。
特開2008−137227号公報
したがって、本発明は、上記のような問題点を解決し、少なくとも2以上の異なる種類の熱転写シートを、同一の熱転写プリンターを用いて熱転写記録する方法において、複雑な駆動制御手段を用いることなく、記録停止や印画の位置ずれなどの予期しないトラブルを防止できる熱転写記録方法を提供することを目的とする。
以上の状況を鑑み、鋭意研究開発を進め、本発明は、特許請求の範囲の請求項1において、少なくとも2以上の異なる幅を有する種類の熱転写シートと、熱転写プリンターを用いて熱転写記録する方法において、前記熱転写シートは、基材シートの一方の面に、少なくとも3色以上が面順次に形成されている染料層からなる染料層ユニットが、繰り返して設けられており、前記染料層同士の間及び前記染料層ユニット同士の間には、検知マークが形成され、
前記熱転写シートは、染料層同士の間に形成された検知マークと、染料層ユニット同士の間に形成された検知マークとは、異なるパターンであり、
前記染料層ユニット同士の間に形成された検知マークは、熱転写シートの搬送する方向に対して略垂直な方向に、検知層が形成された領域である第一の領域のみからなる第一のパターンであり
前記染料層同士の間に形成された検知マークは検知層が形成された領域である第一の領域と、前記検知層が形成されていない領域である第二の領域と、が配置された第二のパターンであり
前記熱転写プリンターには、前記熱転写シートの搬送する方向に対して略垂直な方向に、一定間隔をおいて、2つのセンサーを設けてあり、
該2つのセンサーの両方が第一の領域を検出することによって前記第二のパターンを検知して印画開始位置を決定し、前記第一のパターンの検知マークに続く染料層を受像シートに印画し、
次に、該2つのセンサーのいずれか一方が、第一の領域を検出し、他方が、第二の領域を検出することによって前記第二のパターンを検知して前記第二のパターンの検知マークに続く染料層を前記受像シートに印画して、
所定サイズの印画物を形成することを特徴とする。
本発明の請求項2として、前記第二のパターンの検知マークの前記第二の領域は、下記関係式を満足するXの領域に位置することを特徴とする、請求項1に記載の熱転写記録方法である。
Figure 0005923868
上記式におけるLは、前記の熱転写シートの、搬送方向に対して垂直な方向の幅であり、
Vは前記の第二の領域の、熱転写シートの搬送方向に対して垂直な方向の幅であり、
は、前記Lの中心点と、前記の第二の領域を検出するセンサーの検知点までの距離を表
Xは熱転写シートの端である基準線の始点から熱転写シートの幅方向の距離を示す。
本発明は、上記の熱転写記録方法により、Lサイズ、ポストカードサイズ等の異なる幅を有する2種類以上の熱転写シートを、同一の熱転写プリンターで、その熱転写シートの種類に応じた駆動する制御をすることなく、問題なく所定サイズの印画物を形成することができた。その際に、予期しない記録停止や印画の位置ずれのトラブルもなかった。
本発明の熱転写記録方法の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の熱転写記録方法で使用する熱転写シートの実施形態を示す概略図である。 図2に示した熱転写シートの構成要素である検知マーク4(5、11)の構成を説明する概略図である。 熱転写シートにおける染料層の間に形成された検知マークで、熱転写プリンターのセンサーとの位置関係を示す関係式を説明するための概略図である。
次に、発明の実施の形態について、詳述する。
図1のフローチャートを用いて、本発明の熱転写記録方法について説明する。
はじめに、少なくとも2以上の異なる種類の中の熱転写シートの種類を判断する(S1)。第1センサーが検知マーク6の検知層が形成された領域(検知I)を検出する為に作動し、さらに第2センサーが検知マーク6の検知層が形成された領域(検知I)を検出する為に作動する(S2)。上記の検知Iは、検知マークの検知層が形成された領域を検出できるものを「検知I」と表した。上記の熱転写シートの種類を判断するには、例えば、その熱転写シートを収納するカセット、あるいはその熱転写シートを巻き上げたボビンに、熱転写シートの種類データを記録したRF−IDチップの記憶素子を取り付けておき、その記憶素子を熱転写シートの種類検出部によって検出すればよい。
その検出が認められると、次に熱転写プリンターに装着されていた熱転写シートが、駆動ロールやガイドロールを使用して、所定の位置まで搬送される(S3)。
その搬送された熱転写シートを第1センサー及び第2センサーの両方が、検知マーク6を、検知層を有する検知マークとして検出して(検知I)(S4でYES)、その検出した検知マークの位置を、熱転写シートの印画パネル端として設定する(S5)。上記のS4における、第1センサー及び第2センサーの両方が、搬送された熱転写シートの検知層を有する検知マークとして検出できない場合(NO)は、熱転写シートをさらに搬送させる。フローとしては、S3に戻し、熱転写シートを第1センサー及び第2センサーの両方が、検知マーク6を、検知層を有する検知マークとして検出する(検知I)(S4でYES)まで、熱転写シートを搬送させる。
S5で検出した検知マークの位置を、熱転写シートの印画パネル端として設定した後に、イエロー染料層を使用して受像シートに印画開始する(S6)。すなわちイエローパネル印画が実行される。そのイエローパネル印画が終了すると、熱転写シートを搬送して(S7)、次に熱転写シートを第1センサー及び第2センサーで、検知マークが検出されるかを調べ、判断する(S8)。第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出すれば(検知I)(S8でYES)、マゼンタ染料層を使用して受像シートに印画する(S9)。すなわちマゼンタパネル印画が実行される。
上記のS8における、第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出できない場合(NO)は、熱転写シートをさらに搬送させる。フローとしては、S7に戻し、熱転写シートを第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出する(検知I)(S8でYES)まで、熱転写シートを搬送させる。
上記のS4とS8(以後説明するS11、S14にも適用)は、両方とも第1センサーと第2センサーにより、熱転写シートの検知マークの検出可否を判断するものであるが、S4は、第1センサーと第2センサーともに、染料層ユニットの先頭に設けられた検知マーク6を、検知層を有する検知マークとして検出しなければ、次のS5に進まない。これは、S4の判断するステップは、受像シートに印画する記録方法の最初の印画開始を行なうためのステップである。それに対し、S8は、第1センサーと第2センサーの一方のみが、染料層の間、あるいはシアン染料層と転写型保護層との間に設けている検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出すれば(検知I)、マゼンタ染料層(シアン染料層、または転写型保護層)を使用して受像シートに印画する(S9)。したがって、S8(S11、S14)は、受像シートに最初の色が印画された後に、その印画された画像の位置に合わせて、次の色の画像を印画させるためのステップである。よって、第1センサーと第2センサーの両方が、染料層の間、あるいはシアン染料層と転写型保護層との間に設けている検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出した場合は、次のステップには進まない。このように、S4とS8(S11、S14)の機能する内容は全く異なるものであり、これらのステップを区別して、図1に示すようなフローをとることにより、染料ユニットの先頭と染料層の間を区別して確実に検知することができる。これによって印画に使用している染料色の誤認識などのトラブルを確実に防止する事ができる。
上記のマゼンタパネル印画が終了すると、熱転写シートを搬送して(S10)、次に熱転写シートを第1センサー及び第2センサーで、検知マークが検出されるかを調べ、判断する(S11)。第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出すれば(S11でYES)、シアン染料層を使用して受像シートに印画する(S12)。すなわちシアンパネル印画が実行される。
上記のS11における、第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出できない場合(NO)は、熱転写シートをさらに搬送させる。フローとしては、S10に戻し、熱転写シートを第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出する(S11でYES)まで、熱転写シートを搬送させる。
上記のシアンパネル印画が終了すると、熱転写シートを搬送して(S13)、次に熱転写シートを第1センサー及び第2センサーで、検知マークが検出されるかを調べ、判断する(S14)。第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出すれば(S14でYES)、転写型保護層(OPを使用して受像シートに印画する(S15)。すなわちOPパネル印画が実行される。
上記のS14における、第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出できない場合(NO)は、熱転写シートをさらに搬送させる。フローとしては、S13に戻し、熱転写シートを第1センサーと第2センサーの一方のみが、検知マーク(4、5、11)を、検知層を有する検知マークとして検出する(S14でYES)まで、熱転写シートを搬送させる。
上記のS15におけるOPパネル印画が終了すれば、予期しない記録停止や印画の位置ずれのトラブルもなく、第1の種類及び第2の種類の熱転写シートを、熱転写シートの駆動条件を切り換えて制御することなく、上記に説明したように、全く同一の記録方法により、異なる種類、例えばLサイズ、ポストカードサイズ等のサイズ違いの印画物を容易に作製することができる。上記の説明では、2以上の異なる種類の熱転写シートとして、サイズの異なるものを例として説明したが、それに限らない。
上記の検知マークのパターンが異なるものは、例えば、図3(1)〜(3)に示すようなAの中での検知マークのパターンが異なるものや、同様にBの中の検知マークのパターンが異なるものも含まれる。具体的には、熱転写プリンターに設置している2つのセンサーの検知マークを検出する条件で、熱転写シートによって、一方の第1センサーが検出し、他方の第2センサーが検出しないものと、一方の第1センサーが検出しなく、他方の第2センサーが検出する検知マークが混在するものが挙げられる。
上記で説明した図3は、図2に示す熱転写シートの構成要素である検知マーク4(5または11)の概略図であり、図3(1)、図3(2)、図3(3)の3つの実施形態を示した。それぞれの実施形態は、異なる種類の熱転写シートとして、一定の長さ(A)を有する熱転写シートと、一定の長さ(A)とは異なる一定の長さ(B)を有する熱転写シートが、熱転写プリンターの2つのセンサー(13、14)で読み取られることを説明するものである。
図2は、本発明の熱転写記録方法で使用する熱転写シートの実施形態を示す概略図であり、(1)〜(3)の3つの実施形態を示し、それぞれの実施形態は、染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向に、一定の長さ(A)(この長さを以後、幅と記すこともある)と、長さ(A)とは異なる長さ(B)の2つの異なる種類の熱転写シートをセットで組み合わせたものである。
<第1の実施形態>
図2(1)では、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の3色が面順次に形成されている染料層からなる染料層ユニット3が繰り返し形成され、該染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向に、一定の長さ(A)で設定されている。また、上記の長さ(A)とは異なる長さ(B)で設定された熱転写シートが、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の3色が面順次に形成されている染料層からなる染料層ユニット3が繰り返し形成されている。
また、イエロー染料層とマゼンタ染料層との間に、第二のパターンの検知マーク4が形成され、マゼンタ染料層とシアン染料層との間に、第二のパターンの検知マーク5が形成されていて、検知マーク4と検知マーク5は同一パターンである。染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、第のパターンの検知マーク6が形成され、その第のパターンの検知マーク6は、上記の第二のパターンの検知マーク4、5とは、異なるパターンを有している。これによって、染料ユニット3の先頭を、確実に、他の位置と識別して検出することができる。
図2(1)に示した熱転写シートの構成要素である検知マーク4(5)の構成を説明する概略図が、図3(1)である。図3(1)で示される検知マークは、染料層の間に設けられたもので、図2における検知マーク6とは異なるパターンであり、第一の領域のみのパターンで示される検知層7が形成された部分と、検知層が形成されていない部分(白抜き部分)で構成されている。すなわち、検知マーク4、5は、検知層7が形成された第一の領域8と、前記検知層が形成されていない第二の領域9と、が配置されている。この配置された状態を、幅A及びBの両方の熱転写シートの検知マークで示している。
図3(1)で示した検知マークは、熱転写シートの長さ(A)の半分の位置である中央部10に設置された第1センサー(13)と、その中央部10から、Wの間隔をおいて設置された第2センサー(14)の2つのセンサーにより、読み取りの動作が行なわれる。その長さ(A)を有する熱転写シートの対象を、第1センサー及び第2センサーにより、読み取り動作を行なうことを説明するための概略図も図3(1)に示した。図2(1)で示される幅Aの熱転写シートが、第1センサー及び第2センサーにより、読み取り動作が行なわれ、検知層7が形成された第一の領域8を検出する、あるいは検知層が形成されていない第二の領域9を検出するようにしている。図3(1)で示した熱転写シートの検知マーク4、5は、第1センサー及び第2センサーともに、幅Aと幅Bの熱転写シートで、第一の領域8と、第二の領域9を検出する条件は共通した条件である。
なお、本発明における熱転写記録方法で用いられる熱転写プリンターは、染料層ユニットが繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向に対する長さが異なった複数の熱転写シートが使用可能である。つまり、熱転写プリンターへの熱転写シートの取り付け位置は、熱転写シートの幅方向の中心を基準に決められる。例えば、一定の長さ(A)を有する熱転写シートと一定の長さ(B)を有する熱転写シートの場合、それぞれの幅方向の中心位置(A/2)及び(B/2)は、熱転写プリンター内で同じ位置となる様にして取り付けられる。
図2(1)で示される一定の長さ(A)を有する熱転写シート1と、一定の長さ(B)を有する熱転写シート2では、両方ともに染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、設けられた検知マーク6と、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第1センサー(13)で読み取り動作の際、検知層7が形成された第一の領域8を検出できるものを「検知I」と表し、検知層が形成されていない第二の領域9を検出できるものを「検知II」と表した場合、検知I、検知I、検知I、検知I、・・・・・と繰り返される。それに対して、同じ熱転写シートで、検知マーク6、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第2センサー(14)で読み取り動作の際、検知I、検知II、検知II、検知I、・・・・・と繰り返される。
このように、図2(1)で示した熱転写シートでは、上記の第1センサー(13)、第2センサー(14)による検知Iと検知IIの認知する順序(パターン)は、幅Aと幅Bの異なる種類の熱転写シートで、共通している。これによって、第1センサー(13)又は第2センサー(14)が検知Iとなることによって位置を検出する事とした熱転写プリンターにおいては、幅Aと幅Bの熱転写シートを、その熱転写シートの種類に応じて、熱転写シートの駆動条件を切り換えて制御することなく、共通した検知マーク検出条件により、熱転写記録が行なえ、Lサイズ、ポストカードサイズ等の異なる種類のサイズの印画物を形成することができる。
<第2の実施形態>
図2(2)では、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の3色の染料層と転写型保護層12(OP)からなる染料層ユニット3が繰り返し形成され、該染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向に、一定の長さ(A)で設定されている。また、上記の長さ(A)とは異なる長さ(B)で設定された熱転写シートが、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の3色の染料層と転写型保護層12(OP)からなる染料層ユニット3が繰り返し形成されている。
また、イエロー染料層とマゼンタ染料層との間に、第二のパターンの検知マーク4が形成され、マゼンタ染料層とシアン染料層との間に、第二のパターンの検知マーク5が形成され、またシアン染料層と転写型保護層との間に、第二のパターンの検知マーク11が形成され、検知マーク4、検知マーク5及び検知マーク11は全て同一パターンである。染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、第のパターンの検知マーク6が形成され、その第のパターンの検知マーク6は、上記の第二のパターンの検知マーク4、5、11とは、異なるパターンを有している。これによって、染料ユニット3の先頭を、確実に、他の位置と識別して検出することができる。
図2(2)に示した熱転写シートの構成要素である検知マーク4(5、11)の構成を説明する概略図が、図3(2)である。図3(2)で示される検知マークは、染料層の間、あるいはシアン染料層と転写型保護層の間に設けられたもので、図2における検知マーク6とは異なるパターンであり、第一の領域のみのパターンで示される検知層7が形成された部分と、検知層が形成されていない部分(白抜き部分)で構成されている。すなわち、検知マーク4、5、11は、検知層7が形成された第一の領域8と、前記検知層が形成されていない第二の領域9と、が配置されている。この配置された状態を、幅A及びBの両方の熱転写シートの検知マークで示している。
図3(2)で示した検知マークは、熱転写シートの長さ(A)の半分の位置である中央部10に設置された第1センサー(13)と、その中央部10から、Wの間隔をおいて設置された第2センサー(14)の2つのセンサーにより、読み取りの動作が行なわれる。その長さ(A)を有する熱転写シートの対象を、第1センサー及び第2センサーにより、読み取り動作を行なうことを説明するための概略図も図3(2)に示した。図2(2)で示される幅Aの熱転写シートが、第1センサー及び第2センサーにより、読み取り動作が行なわれ、検知層7が形成された第一の領域8を検出する、あるいは検知層が形成されていない第二の領域9を検出するようにしている。図3(2)で示した熱転写シートの検知マーク4、5、11は、第1センサーで幅Aの熱転写シートを読み取る場合、検知Iであるが、第2センサーで幅Aの熱転写シートを読み取る場合、検知IIとなる。一方で、図3(2)で示した熱転写シートの検知マーク4、5、11を、第1センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知IIとなり、第2センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知Iとなる。したがって、この場合は、第1センサー及び第2センサーの検出する条件は、幅Aと幅Bの熱転写シートで、検知Iと検知IIの認知する条件(パターン)は、逆の条件(パターン)となっている。つまり、検知Iの場合には、検知IIとなり、検知IIの場合は、検知Iとなるものである。
尚、図2(2)で示す熱転写シートの場合も、上記の図2(1)で示した熱転写シートを用いた熱転写記録方法における熱転写プリンターの条件と同様に、複数種類の熱転写シートが使用可能であり、熱転写プリンターへの熱転写シートの取り付け位置は、熱転写シートの幅方向の中心を基準に決められる。例えば、一定の長さ(A)を有する熱転写シートと一定の長さ(B)を有する熱転写シートの場合、それぞれの幅方向の中心位置(A/2)及び(B/2)は、熱転写プリンター内で同じ位置となる様にして取り付けられる。
図2(2)で示される一定の長さ(A)を有する熱転写シート1では、染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、設けられた検知マーク6と、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第1センサー(13)で読み取り動作の際、検知I、検知I、検知I、検知I、検知I、・・・・・と繰り返される。それに対して、同じ一定の長さ(A)を有する熱転写シートで、検知マーク6、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第2センサー(14)で読み取り動作の際、検知I、検知II、検知II、検知II、検知I、・・・・・と繰り返される。
図2(2)で示される一定の長さ(B)を有する熱転写シート2では、染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、設けられた検知マーク6と、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第1センサー(13)で読み取り動作の際、検知I、検知II、検知II、検知II、検知I、・・・・・と繰り返される。それに対して、同じ一定の長さ(B)を有する熱転写シートで、検知マーク6、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第2センサー(14)で読み取り動作の際、検知I、検知I、検知I、検知I、検知I、・・・・・と繰り返される。
このように、図2(2)で示した熱転写シートでは、上記の第1センサー(13)、第2センサー(14)による検知Iと検知IIの認知する順序(パターン)は、幅Aと幅Bの異なる種類の熱転写シートで、幅Aである熱転写シート1の検知マーク4、5、11を読み取る場合、第1センサー(13)では検知Iであるが、第2センサーで幅Aの熱転写シートを読み取る場合、検知IIとなる。一方で、図2(2)で示した熱転写シートの検知マーク4、5、11を、第1センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知IIとなり、第2センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知Iとなる。したがって、この場合は、第1センサー及び第2センサーの検出する条件は、幅Aと幅Bの熱転写シートで、検知Iと検知IIの認知する条件(パターン)は、逆の条件(パターン)となっている。つまり、検知Iの場合には、検知IIとなり、検知IIの場合は、検知Iとなるものである。これによって、第1センサー(13)又は第2センサー(14)が検知Iとなることによって位置を検出する事とした熱転写プリンターにおいては、幅Aと幅Bの熱転写シートを、その熱転写シートの種類に応じて、熱転写シートの駆動条件を切り換えて制御することなく、共通した検知マーク検出条件により、熱転写記録が行なえ、Lサイズ、ポストカードサイズ等の異なる種類のサイズの印画物を形成することができる。
<第3の実施形態>
図2(3)では、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の3色の染料層からなる染料層ユニット3と、転写型保護層12(OP)が繰り返し連続して形成され、該染料層ユニット3及び転写型保護層12が繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向に、一定の長さ(A)で設定されている。また、上記の長さ(A)とは異なる長さ(B)で設定された熱転写シートが、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の3色の染料層と転写型保護層12(OP)からなる染料層ユニット3が繰り返し形成されている。
また、イエロー染料層とマゼンタ染料層との間に、第二のパターンの検知マーク4が形成され、マゼンタ染料層とシアン染料層との間に、第二のパターンの検知マーク5が形成され、またシアン染料層と転写型保護層との間に、第二のパターンの検知マーク11が形成され、検知マーク4、検知マーク5及び検知マーク11は全て同一パターンである。染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、第のパターンの検知マーク6が形成され、その第のパターンの検知マーク6は、上記の第二のパターンの検知マーク4、5、11とは、異なるパターンを有している。これによって、染料ユニット3の先頭を、確実に、他の位置と識別して検出することができる。
図2(3)に示した熱転写シートの構成要素である検知マーク4(5、11)の構成を説明する概略図が、図3(3)である。図3(3)で示される検知マークは、染料層の間、あるいはシアン染料層と転写型保護層の間に設けられたもので、図2における検知マーク6とは異なるパターンであり、第一の領域のみのパターンで示される検知層7が形成された部分と、検知層が形成されていない部分(白抜き部分)で構成されている。すなわち、検知マーク4、5、11は、検知層7が形成された第一の領域8と、前記検知層が形成されていない第二の領域9と、が配置されている。この配置された状態を、幅A及びBの両方の熱転写シートの検知マークで示している。
図3(3)で示した検知マークは、熱転写シートの長さ(A)の半分の位置である中央部10に設置された第1センサー(13)と、その中央部10から、Wの間隔をおいて設置された第2センサー(14)の2つのセンサーにより、読み取りの動作が行なわれる。その長さ(A)を有する熱転写シートの対象を、第1センサー及び第2センサーにより、読み取り動作を行なうことを説明するための概略図も図3(3)に示した。図2(3)で示される幅Aの熱転写シートが、第1センサー及び第2センサーにより、読み取り動作が行なわれ、検知層7が形成された第一の領域8を検出する、あるいは検知層が形成されていない第二の領域9を検出するようにしている。図3(3)で示した熱転写シートの検知マーク4、5、11は、第1センサーで幅Aの熱転写シートを読み取る場合、検知IIであるが、第2センサーで幅Aの熱転写シートを読み取る場合、検知Iとなる。一方で、図3(3)で示した熱転写シートの検知マーク4、5、11を、第1センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知Iとなり、第2センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知IIとなる。したがって、この場合は、第1センサー及び第2センサーの検出する条件は、幅Aと幅Bの熱転写シートで、検知Iと検知IIの認知する条件(パターン)は、逆の条件(パターン)となっている。つまり、検知Iの場合には、検知IIとなり、検知IIの場合は、検知Iとなるものである。
尚、図2(3)で示す熱転写シートの場合も、上記の図2(1)で示した熱転写シートを用いた熱転写記録方法における熱転写プリンターの条件と同様に、複数種類の熱転写シートが使用可能であり、熱転写プリンターへの熱転写シートの取り付け位置は、熱転写シートの幅方向の中心を基準に決められる。例えば、一定の長さ(A)を有する熱転写シートと一定の長さ(B)を有する熱転写シートの場合、それぞれの幅方向の中心位置(A/2)及び(B/2)は、熱転写プリンター内で同じ位置となる様にして取り付けられる。
図2(3)で示される一定の長さ(A)を有する熱転写シート1では、染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、設けられた検知マーク6と、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第1センサー(13)で読み取り動作の際、検知I、検知II、検知II、検知II、検知I、・・・・・と繰り返される。それに対して、同じ一定の長さ(A)を有する熱転写シートで、検知マーク6、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第2センサー(14)で読み取り動作の際、検知I、検知I、検知I、検知I、検知I、・・・・・と繰り返される。
図2(3)で示される一定の長さ(B)を有する熱転写シート2では、染料層ユニット3の先頭であるイエロー染料層の上に、設けられた検知マーク6と、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第1センサー(13)で読み取り動作の際、検知I、検知I、検知I、検知I、検知I、・・・・・と繰り返される。それに対して、同じ一定の長さ(B)を有する熱転写シートで、検知マーク6、検知マーク4、検知マーク5、検知マーク11、検知マーク6、・・・・・と繰り返し、第2センサー(14)で読み取り動作の際、検知I、検知II、検知II、検知II、検知I、・・・・・と繰り返される。
このように、図2(3)で示した熱転写シートでは、上記の第1センサー(13)、第2センサー(14)による検知Iと検知IIの認知する順序(パターン)は、幅Aと幅Bの異なる種類の熱転写シートで、幅Aである熱転写シート1の検知マーク4、5、11を読み取る場合、第1センサー(13)では検知IIであるが、第2センサーで幅Aの熱転写シートを読み取る場合、検知Iとなる。一方で、図2(3)で示した熱転写シートの検知マーク4、5、11を、第1センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知Iとなり、第2センサーで幅Bの熱転写シートを読み取る場合、検知IIとなる。したがって、この場合は、第1センサー及び第2センサーの検出する条件は、幅Aと幅Bの熱転写シートで、検知Iと検知IIの認知する条件(パターン)は、逆の条件(パターン)となっている。つまり、検知Iの場合には、検知IIとなり、検知IIの場合は、検知Iとなるものである。これによって、第1センサー(13)又は第2センサー(14)が検知Iとなることによって位置を検出する事とした熱転写プリンターにおいては、幅Aと幅Bの熱転写シートを、その熱転写シートの種類に応じて、熱転写シートの駆動条件を切り換えて制御することなく、共通した検知マーク検出条件により、熱転写記録が行なえ、Lサイズ、ポストカードサイズ等の異なる種類のサイズの印画物を形成することができる。
図2で示した熱転写シートに限らず、例えば、少なくとも3色以上の染料層からなる染料層ユニットは、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の3色の染料層からなる染料層ユニットに限らず、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)、ブラックの4色の染料層からなる染料層ユニットであってもよく、また、染料層の間に形成された検知マークは全て第のパターンであり、染料層ユニットの間に形成された検知マークは第のパターンで、図示したものは、全て第一のパターンは第二のパターンとは異なるものであったが、少なくとも1種類の熱転写シートで、第二のパターンを第一のパターンと同一パターンで形成してもよい。これによって、より簡便に、同一の熱転写シート製造用フィルムから、異なった幅の熱転写シートを製造できる。
またイエロー(Ye)/マゼンタ(Mg)間の検知マークパターンと、マゼンタ(Mg)/シアン(Cy)間の検知マークパターンとを、異なったパターンにしても良い。これによって、熱転写シートが所定の位置であることを、より確実に検知することができる。
上記に記載した熱転写記録方法において、前記の熱転写プリンターで搬送される熱転写シートと、熱転写プリンターに設置している2つのセンサーとの間には、以下に示す関係式を満足することが好ましい。
Figure 0005923868
上記式で使用している記号は、以下のとおりであり、図4に示す概略図を参照する。
上記式におけるLは一定の長さ(A)を示すLa、または一定の長さ(B)を示すLbがあり、
Wは一定長さLの中心点からセンサーまでの距離
Wa 一定長さLの中心点から第1センサーまでの距離
Wb 一定長さLの中心点から第2センサーまでの距離
Vはセンサーが検知するために必要な領域の長さ
Xは熱転写シート形成フィルムの端である基準線の始点からセンサー検出領域の距離
XAa 一定長さ(A)においての熱転写シート形成フィルムの端である基準線の始点から第1センサー検出領域の距離
XAb 一定長さ(A)においての熱転写シート形成フィルムの端である基準線の始点から第2センサー検出領域の距離
XBa 一定長さ(B)においての熱転写シート形成フィルムの端である基準線の始点から第1センサー検出領域の距離
XBb 一定長さ(B)においての熱転写シート形成フィルムの端である基準線の始点から第2センサー検出領域の距離
上記の式は、上記に記載したとおり、L、W、V、Xは、全て複数の選択肢を有するものである。また、上記の関係式で規定する熱転写シートの検出される検知マークは、前記の染料層の間に形成された検知マークである。
XAaは、上記の長さ(A)の熱転写シートの検知マークを構成する検知層の熱転写シートの染料層ユニットが繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向(幅方向)で、検知層が形成された第一の領域の該熱転写シートの端である基準線からの始点から終点までの距離(mm)を示し、XAbは、検知層の設けられていない第二の領域の熱転写シートの幅方向で、熱転写シートの端である基準線からの始点から終点までの距離(mm)を示す。
XBaは、上記の長さ(B)の熱転写シートの検知マークを構成する検知層の熱転写シートの幅方向で、基準線からの始点から終点までの距離(mm)を示し、XBbは、検知層の設けられていない第二の領域の熱転写シートの幅方向で、熱転写シートの端である基準線からの始点から終点までの距離(mm)を示す。
上記式で適用される熱転写シートは、第1センサーと第2センサーの二つのセンサーを有する熱転写プリンターで使用されるもので、第1センサーが熱転写シートの幅方向で、中央部からの長さでWaの位置にあり、また第2センサーが熱転写シートの幅方向で、中央部からの長さでWbの位置に設置したものとする。Wa及びWbは、それぞれ単位mmである。
また、Vは、検知層の設けられていない第二の領域の長さ(熱転写シート幅方向での長さ)である。Vの単位はmmである。
上記の長さ(A)の熱転写シートと、長さ(B)の熱転写シートとを、第1センサーと第2センサーの二つのセンサーを有する共通した熱転写プリンターで、読み取る際、各熱転写シートの検知層における第一の領域と第二の領域を比較して、各熱転写シートで重なりがないか、あるいは重なっていても、(V×0.15)mm以内であれば、その設定の通りで設定する。(Vはセンサーが検知するために必要な領域の長さ)
また上記の各熱転写シートで重なりが(V×0.15)mmより大きい場合は、第一の領域が第二の領域になるように設定し、第二の領域を第一の領域になるように設定する。
上記のように熱転写シートにおける検知マークが、熱転写プリンターのセンサーの所定の位置に調整することにより、長さの異なる、Lサイズ、ポストカードサイズ等の種類に応じた熱転写シートを、共通した熱転写プリンターで使用することができる。
本発明の熱転写記録方法で使用される熱転写シートを構成する基材シート、染料層、転写型保護層は、従来から知られたものが使用でき、限定するものではない。検知マークについては、以下に詳細に説明する。
(検知マーク)
本発明で用いられる検知マークは、熱転写プリンターに設けたセンサーにより検知して、つまり染料層などの印字開始位置を示す検知マークを検知して、その染料層などと受像シートの印字開始位置を合わせて、印字を行うことが代表的な使用方法である。検知マークの検知方法としては、例えば赤外線を照射して、そのマーク部で透過せずに、マーク部以外は赤外線を透過することを利用した透過式センサーを使用する、あるいは赤外線を照射して、そのマーク部で赤外線が反射せず、マーク部以外は赤外線が反射することを利用した反射式センサーを使用することができる。
検知マークは、上記の光学的な検知手段に限らず、電気的又は磁気的な検知手段により、マークの存在が確認できるものであれば、限定されるものではない。検知マークとしては、検知手段との関係で、例えば、使用する光源により区別可能な顔料若しくは染料を樹脂中に含有する組成物によるマークであって光学的に検知するもの、金属粉やカーボンを樹脂中に含有する導電性樹脂又は金属箔によるマークであって電気的に検知するもの、磁性金属若しくは化合物を樹脂含有する磁気組成物又は磁性金属の蒸着膜によるマークであって磁気的に検知するもの、などが挙げられる。検知手段としては、いずれのものも利用可能であるが、装置的に簡略化可能なものは光学的に検知する手段であり、本発明で好ましく使用される。
検知マークの形成方法は、グラビア印刷やオフセット印刷等の公知の印刷方式により、検知マーク用インキを印刷して形成したり、検知マーク用の転写箔によりホットスタンプで設けたり、裏面に粘着剤付きの着色フィルム、蒸着フィルムを貼り付けることもできる。検知マークの大きさに関しては、染料層の間に形成された第一のパターンである検知マーク及び染料層ユニットの間に形成された第二のパターンである検知マークとも、染料層ユニットが繰り返し設けられた方向で、検知マークの長さは、2〜10mm程度である。また、検知層が形成されていない第二の領域における、染料層ユニットが繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向での長さは、5〜20mm程度である。
本発明の熱転写記録方法で用いられる熱転写記録方式は、画像信号により制御された熱エネルギーをサーマルヘッドで発生させ、染料層等の記録材料の活性化エネルギーとして用いて記録する方式で、基材シート上に染料層などの熱転写層を設けた熱転写シートを受像シートに重ね、適度な加圧状態にあるサーマルヘッドとプラテンとの間を通し、通電により昇温したサーマルヘッドにより、記録材料は活性化され、プラテンの圧力に助けられて、受像シートに転写される。
この方式の転写記録方式には、熱昇華型と溶融型があり、本発明では、熱昇華型が使用され、また転写型保護層を転写するような溶融型も併用することができる。また、熱転写記録は、上記のサーマルヘッド方式だけではなく、レーザー照射による加熱の熱転写手段でも適用可能である。
本発明の熱転写記録方法により、熱転写シートの検知マークを、熱転写プリンター側の第1及び第2センサーで検知し、熱転写プリンターと連動させて、熱転写シートの特定した染料層の転写する位置と、受像シート上の熱転写画像の位置とを合わせて、印画物を形成することができる。
次に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
(実施例1)
図2(1)で示される幅Aと幅Bの熱転写シートを以下の条件で作製した。染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向での長さ(A)が137mm、同じく長さ(B)が159mmとした。一定長さ(A)または(B)の中心点から第1センサーまでの距離Waは0mm、一定長さ(A)または(B)の中心点から第2センサーまでの距離Wbは−45mm(中央部から、図で左方向がマイナス)、センサーが検知するために必要な領域の長さVは10mmとした場合、イエロー染料層とマゼンタ染料層との間とマゼンタ染料層とシアン染料層との間に形成された検知層7を下記の表1に示す大きさとした。
Figure 0005923868
但し、表1におけるXAaは、上記の長さ(A)の熱転写シートの検知層7の熱転写シートの幅方向で、基準線(図2の左端側、図4参照)からの始点から終点までの距離(mm)を示し、XAbは、検知層7の設けられていない第二の領域の熱転写シートの幅方向で、基準線(図2の左端側、図4参照)からの始点から終点までの距離(mm)を示す。
また、表1におけるXBaは、上記の長さ(B)の熱転写シートの検知層7の熱転写シートの幅方向で、基準線(図2の左端側、図4参照)からの始点から終点までの距離(mm)を示し、XBbは、検知層7の設けられていない第二の領域の熱転写シートの幅方向で、基準線(図2の左端側、図4参照)からの始点から終点までの距離(mm)を示す。
また、検知マーク4、5、6の検知層7は、カーボンブラックとバインダー樹脂を含有するインキで、グラビア印刷により形成し、長さ(A)の幅を有するLサイズ用の実施例1の熱転写シートを作製した。また、上記と同様にして、長さ(B)の幅を有するポストカード用の熱転写シートを用意した。
次に、上記のLサイズ用の熱転写シートと、Lサイズ用受像シートを専用プリンターにセットして、熱転写記録して、熱転写画像を有するLサイズの印画物を正常に作製できた。また、上記のポストカード用の熱転写シートと、ポストカード用受像シートを専用プリンターにセットして、熱転写記録して、熱転写画像を有するポストカードの印画物を正常に作製できた。但し、上記の専用プリンターは、第1センサー、第2センサーとも、赤外線照射による透過式センサーであり、またLサイズ、ポストカードサイズの種類が異なるものに対応した熱転写シートを供給し、搬送させる際、第1センサー(13)及び第2センサー(14)の位置が、各熱転写シートの長さ(A)又は長さ(B)の半分の位置である中央部10に、第1センサー(13)が設置され、またそれに対応して第2センサー(14)が設置されるように、設定されたものである。
(実施例2)
図2(2)で示される幅Aと幅Bの熱転写シートを以下の条件で作製した。染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向での長さ(A)が134mm、同じく長さ(B)が159mm、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の各染料層及び転写型保護層における、染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向での長さは、全て115mmである。また、検知マーク4、5、6、11の染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向での長さは、全て6mmとし、一定長さ(A)または(B)の中心点から第1センサーまでの距離Waは0mm、一定長さ(A)または(B)の中心点から第2センサーまでの距離Wbは−40mm(中央部から、図で左方向がマイナス)、センサーが検知するために必要な領域の長さVは20mmとした場合、イエロー染料層とマゼンタ染料層との間とマゼンタ染料層とシアン染料層との間と、シアン染料層と転写型保護層との間に形成された検知層7を下記の表2に示す大きさとした。
Figure 0005923868
上記の表2で使用されている記号は、全て、実施例1で使用したものと同様のものである。
また、検知マーク4、5、6、11の検知層7は、カーボンブラックとバインダー樹脂を含有するインキで、グラビア印刷により形成し、長さ(A)の幅を有するLサイズ用の実施例2の熱転写シートを作製した。また、上記と同様にして、長さ(B)の幅を有するポストカード用の熱転写シートを用意した。
次に、上記のLサイズ用の熱転写シートと、Lサイズ用受像シートを専用プリンターにセットして、熱転写記録して、熱転写画像を有するLサイズの印画物を正常に作製できた。また、上記のポストカード用の熱転写シートと、ポストカード用受像シートを専用プリンターにセットして、熱転写記録して、熱転写画像を有するポストカードの印画物を正常に作製できた。但し、上記の専用プリンターは、第1センサー、第2センサーとも、赤外線照射による透過式センサーであり、またLサイズ、ポストカードサイズの種類が異なるものに対応した熱転写シートを供給し、搬送させる際、第1センサー(13)及び第2センサー(14)の位置が、各熱転写シートの長さ(A)又は長さ(B)の半分の位置である中央部10に、第1センサー(13)が設置され、またそれに対応して第2センサー(14)が設置されるように、設定されたものである。
(実施例3)
図2(3)で示される幅Aと幅Bの熱転写シートを以下の条件で作製した。染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向に対して略垂直な方向での長さ(A)が134mm、同じく長さ(B)が159mm、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)の各染料層及び転写型保護層における、染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向での長さは、全て115mmである。また、検知マーク4、5、6、11の染料層ユニット3が繰り返し設けられた方向での長さは、全て6mmとし、一定長さ(A)または(B)の中心点から第1センサーまでの距離Waは0mm、一定長さ(A)または(B)の中心点から第2センサーまでの距離Wbは−55mm(中央部から、図で左方向がマイナス)、センサーが検知するために必要な領域の長さVは20mmとした場合、イエロー染料層とマゼンタ染料層との間とマゼンタ染料層とシアン染料層との間と、シアン染料層と転写型保護層との間に形成された検知層7を下記の表3に示す大きさとした。
Figure 0005923868
上記の表3で使用されている記号は、全て、実施例1で使用したものと同様のものである。
また、検知マーク4、5、6、11の検知層7は、カーボンブラックとバインダー樹脂を含有するインキで、グラビア印刷により形成し、長さ(A)の幅を有するLサイズ用の実施例3の熱転写シートを作製した。また、上記と同様にして、長さ(B)の幅を有するポストカード用の熱転写シートを用意した。
次に、上記のLサイズ用の熱転写シートと、Lサイズ用受像シートを専用プリンターにセットして、熱転写記録して、熱転写画像を有するLサイズの印画物を正常に作製できた。また、上記のポストカード用の熱転写シートと、ポストカード用受像シートを専用プリンターにセットして、熱転写記録して、熱転写画像を有するポストカードの印画物を正常に作製できた。但し、上記の専用プリンターは、第1センサー、第2センサーとも、赤外線照射による透過式センサーであり、またLサイズ、ポストカードサイズの種類が異なるものに対応した熱転写シートを供給し、搬送させる際、第1センサー(13)及び第2センサー(14)の位置が、各熱転写シートの長さ(A)又は長さ(B)の半分の位置である中央部10に、第1センサー(13)が設置され、またそれに対応して第2センサー(14)が設置されるように、設定されたものである。
上記の結果のとおり、本発明の熱転写記録方法を適用することにより、Lサイズ、ポストカードサイズ等の異なる種類の熱転写シートを、同一の熱転写プリンターで、その熱転写シートの種類に応じた駆動する制御をすることなく、問題なく所定サイズの印画物を簡単に形成することができた。その際に、予期しない記録停止や印画の位置ずれのトラブルもなかった。
1 熱転写シート
2 熱転写シート
3 染料層ユニット
4 検知マーク
5 検知マーク
6 検知マーク
7 検知層
8 第一の領域
9 第二の領域
10 中央部
11 検知マーク
12 転写型保護層
13 第1センサー
14 第2センサー

Claims (2)

  1. 少なくとも2以上の異なる幅を有する種類の熱転写シートと、熱転写プリンターを用いて熱転写記録する方法において、
    前記熱転写シートは、
    基材シートの一方の面に、少なくとも3色以上が面順次に形成されている染料層からなる染料層ユニットが、繰り返して設けられており、
    前記染料層同士の間及び前記染料層ユニット同士の間には、検知マークが形成され、
    前記熱転写シートは、染料層同士の間に形成された検知マークと、染料層ユニット同士の間に形成された検知マークとは、異なるパターンであり、
    前記染料層ユニット同士の間に形成された検知マークは、熱転写シートの搬送する方向に対して略垂直な方向に、検知層が形成された領域である第一の領域のみからなる第一のパターンであり
    前記染料層同士の間に形成された検知マークは検知層が形成された領域である第一の領域と、前記検知層が形成されていない領域である第二の領域と、が配置された第二のパターンであり
    前記熱転写プリンターには、前記熱転写シートの搬送する方向に対して略垂直な方向に、一定間隔をおいて、2つのセンサーを設けてあり、
    該2つのセンサーの両方が第一の領域を検出することによって前記第一のパターンを検知して印画開始位置を決定し、前記第一のパターンの検知マークに続く染料層を受像シートに印画し、
    次に、該2つのセンサーのいずれか一方が、第一の領域を検出し、他方が、第二の領域を検出することによって前記第二のパターンを検知して前記第二のパターンの検知マークに続く染料層を前記受像シートに印画して、
    所定サイズの印画物を形成することを特徴とする熱転写記録方法。
  2. 前記第二のパターンの検知マークの前記第二の領域は、下記関係式を満足するXの領域に位置することを特徴とする、請求項1に記載の熱転写記録方法。
    Figure 0005923868
    上記式におけるLは、前記の熱転写シートの、搬送方向に対して垂直な方向の幅であり、
    Vは前記の第二の領域の、熱転写シートの搬送方向に対して垂直な方向の幅であり、
    は、前記Lの中心点と、前記の第二の領域を検出するセンサーの検知点までの距離を表
    Xは熱転写シートの端である基準線の始点から熱転写シートの幅方向の距離を示す。
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