JP2970740B2 - インクシート及びカラー熱転写プリント装置 - Google Patents

インクシート及びカラー熱転写プリント装置

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JP2970740B2
JP2970740B2 JP6265351A JP26535194A JP2970740B2 JP 2970740 B2 JP2970740 B2 JP 2970740B2 JP 6265351 A JP6265351 A JP 6265351A JP 26535194 A JP26535194 A JP 26535194A JP 2970740 B2 JP2970740 B2 JP 2970740B2
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black
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    • B41J35/00Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/34Multicolour thermography
    • B41M5/345Multicolour thermography by thermal transfer of dyes or pigments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクシート及びその
インクシートの使用に適したカラー熱転写プリント装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は例えば特開昭64−5879号
公報に示された従来のカラー熱転写プリント装置の要部
構成を示す側面図、図18はインクシートを示す平面図
である。図において、1はプラテン、2は放熱板2aに取
り付けられたライン形の発熱体を持つサーマルヘッド、
3は印画用紙である。4はインクシートであり、図18
に示すように透明なベースフィルム4a上にイエロー
(Y)4b、マゼンタ(M)4c、シアン(C)4d、ブラッ
ク(BK)4eの4色の転写色剤を1組として各々印画面
積対応に順次塗布または印刷されている。また、ブラッ
ク(BK)4eを除いた3色の転写剤を一組としたものも
ある。そして、各組の先頭色であることを検知させる頭
出センサマーク4fおよび各色の印画開始位置に合わせる
ためにインクシートの種別を識別する識別マーク4gが設
けられており、この頭出センサマーク4fおよび識別マー
ク4gがセンサマークを構成している。なお、一般に頭出
センサマーク4fおよび識別マーク4gは各色剤より遮光性
の高いカーボンブラックを含有する塗料またはアルミ蒸
着膜等が用いられる。5はインクシート供給ロール、6
はインクシート巻取りロール、7はセンサであり、一般
に透過形赤外光センサが用いられ、センサマーク4f、識
別マーク4gでの遮光による検出レベルの変化により頭出
センサマーク4f、識別マーク4gを検知する。
【0003】次に動作について説明する。印画用紙3が
印画開始位置へ送られるとほぼ同時にインクシート4も
インクシート供給ロール5からインクシート巻取りロー
ル6側へ搬送される。そして、センサ7で頭出センサマ
ーク4fの検知によりインクシート4の搬送を止めて、プ
ラテン1上に印画用紙3とインクシート4をサーマルヘ
ッド2で挟持するようにしてサーマルヘッド2へ印画像
対応の電気信号を加えながらプラテン1を所定速度で回
転させ、まず最初にイエロー4bの色剤を印画用紙3へ熱
転写する。イエローの印画が終了すると、つぎにサーマ
ルヘッド2をプラテン1から開離して印画用紙3を印画
開始位置へ戻すと同時に、インクシート4を次色へ搬送
する。この搬送途上でセンサ7により識別マーク4gが検
知されるとインクシート4の搬送を止め、サーマルヘッ
ド2をプラテン1に当接して次色剤(マゼンタ4c)の印
画を実行する。以下、同様にシアン4dそしてブラック4e
の色剤の熱転写がなされ印画が完成する。
【0004】従来のカラー熱転写プリント装置及びイン
クシートは上記のように構成され、頭出センサマーク4f
および識別マーク4gが各色剤の境界に設けられているた
めセンサ7はサーマルヘッド2の印画幅内に設置されて
いる。また、サーマルヘッド2の発熱ラインとセンサ7
の間はできるだけ短い距離が望ましいが、放熱板2aやガ
イドローラ(図示せず)が途中に存在するため、寸法L
がどうしても必要となる。このため、センサ7により検
知される頭出センサマーク4fまたは識別マーク4gから印
画により使用される色剤までの寸法Lはインクシート4
上では無駄な部分となり、インクシート4の全長が長く
なる。その分インクシート供給ロール5及びインクシー
ト巻取りロール6の外径が大きくなる。
【0005】また、他の従来例として図19に示すよう
なものがある。図中、4、4a〜4gは上記の説明のものと
同様である。この例では頭出センサマーク4fおよび識別
マーク4gがサーマルヘッド2の印画幅の外に設けてある
ので、センサ7と各色剤の境界を寸法Lだけずらすこと
で印画開始位置を各色剤の境界に近い位置とすることが
でき上記従来例の寸法Lの無駄は発生しない。しかし、
センサ7をサーマルヘッド2の印画幅の外に設けている
のでインクシート4は色剤の幅W1 に加え頭出センサマ
ーク4fおよび識別マーク4gの設置幅が有用となりインク
シート4としての幅はW2 (W1 <W2 )と大きくな
る。その分インクシート供給ロール5及びインクシート
巻取りロール6の軸方向の幅が大きくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のカ
ラー熱転写プリント装置では、長さおよび幅の大きいイ
ンクシートを用いているので、頭出マーク4fおよび識別
マーク4gとこれを検知するセンサ7を設ける位置にもよ
るが、いずれにしてもロール径の大きいインクシートロ
ールを収納するか、軸方向に幅の広いインクシートロー
ルを収納しなければならず、カラー熱転写プリント装置
を小形に構成するのに障害となっていた。
【0007】また、センサマークは転写色剤とは異なる
赤外光を遮断するカーボンブラック等を含む特殊塗料を
使用しなければならず、インクシート製造上でセンサマ
ーク特殊塗料の印刷または塗布工程が余分に有用であっ
た。
【0008】この発明は、かかる問題点を解決するため
のものであり、全長が短くて幅の狭いインクシート及び
そのインクシートを使用できるカラー熱転写プリント装
置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るインクシートは、ベースフィルム上の片側に透明部分
を残し印画面積対応に順次に塗布または印刷されたイエ
ロー、マゼンダ、シアンの3色またはブラックを含めた
4色を一組とした転写色剤と、上記透明部分において先
頭色であるイエローと前組の最終色との境界部に対応す
る位置に設けられた頭出センサマークと、イエローとマ
ゼンタの色剤の境界間に設けられた識別センサマークと
を備えたものである。
【0010】この発明の請求項2に係るインクシート
は、頭出センサマークおよび識別センサマークをブラッ
クまたはシアンの転写色剤で構成したものである。
【0011】この発明の請求項3に係るカラー熱転写プ
リント装置は、請求項1のインクシートを使用し、イン
クシートの搬送を制御するため識別センサマークを検知
する赤光センサと、この赤光センサと並設され頭出セン
サマークを検知する赤外光センサとを備えたものであ
る。
【0012】この発明の請求項4に係るカラー熱転写プ
リント装置は、請求項1または2記載のインクシートを
使用し、インクシートの搬送を制御するため識別センサ
マークを検知する第一の赤光センサと、この第一の赤光
センサと並設され頭出センサマークを検知する第二の赤
光センサとを備えたものである。
【0013】この発明の請求項5に係るカラー熱転写プ
リント装置は、サーマルヘッドの発熱ラインよりインク
シートの搬送方向上流に第一および第二のセンサを設
け、センサマークまたはブラックまたはシアンの転写色
剤を検知してから所定寸法だけインクシートを順搬送方
向に移行させる順搬送手段とを備えたものである。
【0014】この発明の請求項6に係るインクシート
は、ベースフィルム上の片側に透明部分を残し印画面積
対応に順次に塗布または印刷されたイエロー、マゼン
ダ、シアンの3色またはブラックを含めた4色を一組と
した転写色剤と、上記透明部分において先頭色であるイ
エローと前組の最終色との境界部と対応する位置に設け
られた頭出センサマークと、マゼンタとシアンとの色剤
の境界間に設けられた識別センサマークとを備えたもの
である。
【0015】この発明の請求項7に係るインクシート
は、頭出センサマークおよび識別センサマークをブラッ
クまたはマゼンタの転写色剤で構成したものである。
【0016】この発明の請求項8に係るカラー熱転写プ
リント装置は、請求項6記載のインクシートを使用し、
インクシートの搬送を制御するため識別センサマークを
感知する緑光センサと、この緑光センサと並設され頭出
センサマークを感知する赤外光センサとを備えたもので
ある。
【0017】この発明の請求項9に係るカラー熱転写プ
リント装置は、請求項6または7記載のインクシートを
使用し、インクシートの搬送を制御するため識別センサ
マークを検知する第一の緑光センサと、この第一の緑光
センサと並設され頭出センサマークを検知する第二の緑
光センサとを備えたものである。
【0018】この発明の請求項10に係るカラー熱転写
プリント装置は、サーマルヘッドの発熱ラインよりイン
クシートの搬送方向上流に第一および第二のセンサとを
設け、センサマークまたはブラックまたはシアンの転写
色剤を検知してから所定寸法だけインクシートを順搬送
方向に移行させる順搬送手段とを備えたものである。
【0019】この発明の請求項11に係るインクシート
は、ベースフィルム上の片側に透明部分を残し印画面積
対応に順次に塗布または印刷されたイエロー、マゼン
タ、シアンの3色またはブラックを含めた4色を一組と
した転写色剤と、上記透明部分において上記転写色剤の
うち先頭色であるイエローと前組の最終色であるシアン
またはブラックとの境界部に対応する位置に設けられた
頭出センサマークをブラックまたはマゼンタの転写色剤
で構成したものである。
【0020】この発明の請求項12に係るカラー熱転写
プリント装置は、請求項11のインクシートまたはベー
スフィルムの透明部分において上記転写色剤のうち先頭
色であるイエローと前組の最終色であるシアンまたはブ
ラックとの境界部に対応する位置に設けられた頭出セン
サマークを備えたインクシートを使用し、インクシート
の搬送を制御するため識別センサマークを検知する第一
の緑光センサと、この第一の緑光センサと並設され頭出
センサマークを検知する第二の緑光センサとを備えたも
のである。
【0021】この発明の請求項13に係るカラー熱転写
プリント装置は、ベースフィルムの全幅に塗布または印
刷された3色または4色を一組とした転写色剤と、上記
一組の転写色剤のうち先頭色と前組の最終色との境界に
設けられた頭出センサマークを有するインクシートを使
用し、インクシートの搬送を制御するため頭出センサマ
ークを検知する赤外光センサと、この赤外光センサに並
設され各色剤の先端を検知する緑光センサとを備えたも
のである。
【0022】この発明の請求14項のカラー熱転写プリ
ント装置は、赤外光センサの遮光と緑光センサの遮光の
アンド条件で溶融形ブラック色剤を検知するものであ
る。
【0023】
【作用】請求項1のインクシートは、頭出センサマーク
が一組の先頭色剤の先端の検知を可能とし、イエローと
マゼンタの境界間の識別センサマークがマゼンタ色剤の
先端の検知を可能とし、シアンまたはブラックは色剤そ
のものが色剤の先端の検知を可能とするので、色剤境界
部のセンサマークは識別センサマークが1ケだけでよ
く、他の識別センサマークの設置長を縮減する。
【0024】請求項2のインクシートは、シアンまたは
ブラック色剤からなるセンサマークが頭出センサマーク
または識別センサマークとしてセンサ検知を可能とす
る。
【0025】請求項3のカラー熱転写プリント装置は、
赤光センサがイエローとマゼンタの境界間の識別センサ
マークとシアンまたはブラック色剤の先端を検知して、
赤外光センサが頭出センサマークを検知して、インクシ
ートの搬送を制御する。
【0026】請求項4項のカラー熱転写プリント装置
は、第一の赤光センサが上記請求項1および2の識別セ
ンサマークとシアンまたはブラック色剤の先端を検知
し、また第二の赤光センサが請求項1および2の頭出セ
ンサマークを検知して、インクシートの搬送を制御す
る。
【0027】請求項5のカラー熱転写プリント装置は、
順搬送手段が識別センサマークを検知してから所定寸法
だけインクシートを順搬送して、サーマルヘッドの発熱
ラインと各色剤の先端を合致させる。
【0028】請求項6に係るインクシートは、頭出セン
サマークが一組の先頭色剤の先端の検知を可能とし、マ
ゼンタとシアンとの境界間の識別センサマークがシアン
色剤の先端の検知を可能とし、マゼンタまたはブラック
は色剤そのものが色剤の先端の検知を可能とするので、
色剤境界部のセンサマークは識別センサマークが1ケだ
けでよく、他の識別センサマークの設置長を縮減する。
【0029】請求項7に係るインクシートは、マゼンダ
またはブラック色剤からなるセンサマークが頭出センサ
マークまたは識別センサマークとしてセンサ検知を可能
とする。
【0030】請求項8に係るカラー熱転写プリント装置
は、緑光センサがマゼンタとシアンとの境界間の識別セ
ンサマークとマゼンタまたはブラック色剤の先端を検出
し、赤外光センサが頭出センサマークを検知して、イン
クシートの搬送を制御する。
【0031】請求項9に係るカラー熱転写プリント装置
は、第一の緑光センサが上記請求項6および7の識別セ
ンサマークとマゼンタまたはブラック色剤の先端を検知
し、第二の緑光センサが請求項6および7の頭出センサ
マークを検知して、インクシートの搬送を制御する。
【0032】請求項10に係るカラー熱転写プリント装
置は、順搬送手段が識別センサマークを感知してから所
定寸法だけインクシートを順搬送して、サーマルヘッド
の発熱ラインと各色剤の先端を合致させる。
【0033】請求項11に係るインクシートは、頭出セ
ンサマークが一組の先頭色剤の先端の検知を可能とし、
マゼンタとシアンとの透明境界部がシアン色剤の先端の
検知を可能とし、マゼンタまたはブラックは色剤そのも
のが色剤の先端の検知を可能とするので、色剤境界部の
センサマークを排除できる。
【0034】請求項12に係るカラー熱転写プリント装
置は、第一の緑光センサが各色剤の先端を検知し、第二
の緑光センサが赤外光を遮光する塗料、ブラックまたは
マゼンタの色剤で構成された頭出センサマークを検知し
て、インクシートの搬送を制御する。
【0035】請求項13に係るカラー熱転写プリント装
置は、赤外光センサが転写色剤を検知せず、頭出センサ
マークのみを検知し、緑光センサが各色剤の先端を検知
して、インクシートの搬送を制御する。
【0036】請求14項に係るカラー熱転写プリント装
置は、赤外光センサの遮光と緑光センサの遮光のアンド
条件で溶融形ブラック色剤を検知して、インクシートの
搬送を制御する。
【0037】
【実施例】
実施例1.図1、図2はこの発明の実施例1のインクシ
ート及びセンサとその出力レベルを示す概略図で、図1
は4色剤のもの、図2は3色剤のものである。図3は転
写色剤の色種とセンサの種類による感知レベル特性を示
す分光特性図、図4はセンサの種類と色剤色種の透過、
遮光を真理値表で示す説明図であり、(イ)は溶融形イ
ンク、(ロ)は昇華形インクを示す。図5はこの発明の
カラー熱転写プリント装置の要部構成を示す側面図、図
6はセンサとセンサマークの位置関係を示す説明図であ
る。図5において、1〜3、5、6は上記従来装置のも
のと同様である。8は複数のセンサが一体に組み込まれ
ているセンサブロックであり、サーマルヘッド2の発熱
ラインの近傍に設けられている。センサブロック8には
図6に示すようにインクシートの搬送を制御するための
センサマーク4fを検知する透過形赤外光センサS1 と、
この赤外光センサに並設され、識別センサマーク4hを検
知する透過形赤光センサSr1及びインクシートの種別判
読センサ9が組み込まれている。PはセンサS1 、Sr1
の検出ポイントであり、図1及び図2に示すようにイン
クシートの搬送に伴うセンサマークあるいは転写色剤の
遮光によるスレッシュホルドレベルを横切る位置で検知
出力を得る。
【0038】この実施例1のインクシート4は、図1及
び図2に示すように透明なベースフィルム4a上の片側に
透明部分を残しイエロー4b、マゼンタ4c、シアン4d、ブ
ラック4eの4色またはブラック4eを除いた3色を一組と
した転写色剤が順次に塗布または印刷されている。そし
て、頭出センサマーク4fが上記ベースフィルム4aの透明
部分において上記転写色剤のうち先頭色であるイエロー
4bと前組の最終色であるシアン4dまたはブラック4eとの
境界部と対応する位置に設けられている。更に、識別セ
ンサマーク4hがイエロー4bとマゼンタ4cの色剤の境界間
に設けられている。このようにインクシート4に設けら
れた頭出センサマーク4fと転写色剤及び識別センサマー
ク4hは上記透過形赤外光センサS1及び透過形赤光セン
サSr1によりそれぞれ検知されるものである。上記赤
光センサSr1は図3に示すように650 nm前後の波長の
光を発しイエロー4bとマゼンタ4cの色剤では透過率が高
く、他の色剤は透過率が低い。透過形のセンサS1 、S
r1は一般に感知レベルの立ち下がりがスレッシュホルド
レベルになる位置P(検出ポイント)で遮光の信号を出
力し、この信号を制御部(図示なし)で判別してインク
シート4の搬送を制御する。
【0039】このように構成されたインクシート4とセ
ンサS1 、Sr1による位置検出の関係について以下説明
する。まず、図1に示すような4色剤のインクシートを
用いたものについて説明する。インクシート4の搬送移
動により頭出センサマーク4fが赤外光センサS1 の直下
に来ると、遮光による赤外光センサS1 の感知レベルの
変化を捉え、印画用紙3の先端部とイエロー4bの色剤の
先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置に
インクシート4の搬送を止め、イエローの印画を実行す
る。イエロー4b、マゼンタ4cの色剤では赤光センサSr1
の光を透過するが、識別センサマーク4hは遮光するの
で、イエローの印画終了後のインクシート4の搬送によ
り赤光センサSr1の位置に識別センサマーク4hが来る
と、その感知レベルの変化を捉え、マゼンタ4cの色剤の
先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置に
インクシート4の搬送を止め、マゼンタの印画を実行す
る。
【0040】次のシアン4dへの搬送時にはシアン4dの色
剤が赤光センサSr1を遮光し、その感知レベルの変化を
捉え、サーマルヘッド2の発熱ラインにシアン4dの色剤
の先端を合わせ、シアンの印画を実行する。次のブラッ
ク4eへの搬送時にシアン4dとブラック4eの色剤の境界部
が赤光センサSr1の直下を通過する。この境界部は透明
であるため赤光センサSr1の光を透過するが、シアン4d
およびブラック4eの色剤は遮光するので、赤光センサS
r1の位置にブラック4eの色剤の先端が来ると、その感知
レベルの変化を捉え、ブラック4eの色剤の先端とサーマ
ルヘッド2の発熱ラインが合致する位置にインクシート
4の搬送を止め、ブラック4eの印画を実行し、印画用紙
3の印画を完成する。この間、赤外光センサS1 はベー
スフィルム4aの透明部分を検知しているので、次の頭出
センサマーク4fまで応答がない状態にある。
【0041】次に、図2に示すような3色剤のインクシ
ートを用いたものについて説明する。インクシート4の
搬送移動により頭出センサマーク4fが赤外光センサS1
の直下に来ると、遮光による赤外光センサS1 の感知レ
ベルの変化を捉え、印画用紙3の先端部とイエロー4bの
色剤の先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する
位置にインクシート4の搬送を止め、イエローの印画を
実行する。イエロー4b、マゼンタ4cの色剤では赤光セン
サSr1の光を透過するが、識別センサマーク4hは遮光す
るので、イエローの印画終了後のインクシート4の搬送
により赤光センサSr1の位置に識別センサマーク4hが来
ると、その感知レベルの変化を捉え、マゼンタ4cの色剤
の先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置
にインクシート4の搬送を止め、マゼンタの印画を実行
する。
【0042】次のシアン4dへの搬送時にはシアン4dの色
剤が赤光センサSr1を遮光し、その感知レベルの変化を
捉え、サーマルヘッド2の発熱ラインにシアン4dの色剤
の先端を合わせ、シアンの印画を実行し、印画用紙3の
印画を完成する。この間、赤外光センサS1 はベースフ
ィルム4aの透明部分を検知しているので、次の頭出セン
サマーク4fまで応答がない状態となる。
【0043】以上のように、実施例1におけるインクシ
ートは従来例に比べマゼンタ4cとシアン4d、シアン4dと
ブラック4eの境界部のセンサマークが省略でき、インク
シートの全長を短くすることができる。また、その幅W
3 は他の従来例のインクシートの幅W2 に比べW2 >W
3 >W1 となり狭くすることができる。その結果、ロー
ル径が小さくて軸方向の幅が狭いインクシートロールを
得ることができる。一方、カラー熱転写プリント装置は
上記のようなインクシートの使用により、インクシート
ロールのロール径及び軸方向の幅を小さくできるので、
装置の小型化を図ることができる。
【0044】なお、上記実施例1では頭出センサマーク
4fの読み取りセンサとして赤外光センサS1 の例で説明
したが、頭出センサマーク4fがカーボンブラックを含む
遮光性の良い塗料である場合、赤外光センサS1 を後述
の赤光センサまたは緑光センサにしても同等の効果を奏
する。
【0045】実施例2.一般にセンサマークは赤外光の
遮光が可能な遮光性の高いカーボンブラックを含有する
塗料またはアルミ蒸着膜等が用いられるので、インクシ
ート製造上でセンサマーク塗料の印刷または塗布工程が
余分に有用であった。この実施例2においては、図3、
図4の色剤とセンサの種類による感知レベル特性に示さ
れるように、赤光センサがシアン4d色剤およびブラック
4eの色剤では遮光されることに着目し、頭出センサマー
ク4f、識別センサマーク4hにシアン4dの色剤またはブラ
ック4eの色剤そのものを使用した構成である。このよう
に構成することで従来に比べてインクシートの製造工程
が少なくなり、製作が容易で安価なインクシートを得る
ことができる。
【0046】次に、図6に示すように頭出センサマーク
4fを読み取るセンサ、および識別センサマーク4hと色剤
を読み取るセンサを共に赤光センサSr1、Sr2としたも
のである。識別センサマーク4hと色剤を読み取る赤光セ
ンサSr1のその構成、動作は上記実施例1のものと同一
である。頭出センサマーク4fを読み取る赤光センサSr2
の遮光特性は赤光センサSr1と同じである。赤光センサ
Sr2はカーボンブラックを含む塗料からなる頭出センサ
マーク4f、シアンまたはブラック色剤で構成された頭出
センサマーク4fいずれにおいても遮光されるので、上記
実施例1のインクシートおよび実施例2のインクシート
の頭出センサマーク4fを検知することができる。このよ
うに構成することで、実施例1のインクシートおよび実
施例2のインクシート(センサマーク4f、4hをブラック
またはシアンの色剤で構成したもの)が共用できるカラ
ー熱転写プリント装置を得ることができる。
【0047】実施例3.図7はこの発明の実施例3のカ
ラー熱転写プリント装置の要部構成を示す側面図であ
る。図において、1〜6は上記実施例2で説明のものと
同様である。8は図6に示すように構成されたセンサブ
ロックであり、サーマルヘッド2の発熱ラインからイン
クシート4の搬送方向上流に所定寸法Lだけ離れた位置
に設けられている。10は制御部であり、プラテン1の
回動制御、サーマルヘッド2の印画制御はもちろん、画
像データ処理およびセンサS1 、Sr1、Sr2、9からの
入力信号によりインクシート巻取りロール6の駆動モー
タを制御する。
【0048】本来、センサブロック8はサーマルヘッド
2の発熱ラインの近くに設けられるのが望ましい。これ
は、従来例の図17に示すサーマルヘッド2の発熱ライ
ンとセンサの距離Lを少なくしてインクシートの長さを
短縮するために必要であるが、放熱板2aやガイドローラ
(図示せず)のため発熱ラインから離して設ける方が容
易である。この場合、センサによる各色剤の先端検出位
置とサーマルヘッド2の発熱ラインとが離れる。そこ
で、本実施例3においては、センサS1 、Sr1、Sr2に
より頭出センサマーク4f、識別センサマーク4hまたはシ
アン4dまたはブラック4eの色剤の先端検出位置後、イン
クシート2をサーマルヘッド2の発熱ラインまでの寸法
L分を順搬送して印画開始させる順搬送手段を備えてい
る。本発明の実施例1および実施例2のインクシートに
おいて赤光センサSr1が印画域内色剤の透過率低下を遮
光として検知するように構成されている。ので、本実施
例のようにセンサブロック8をインクシートの搬送方向
上流に設けることにより、印画によって色剤が転写され
て抜けた透明部分を検知して誤動作することを避けるこ
とができる。
【0049】本発明の実施例3の動作制御フローを図8
に従って説明する。印画開始の指令により印画用紙3が
供給され、印画開始位置へ送られる(ステップ701 )。
これとほぼ同時にインクシート4も順搬送され、センサ
ブロック8の赤外光センサS1 または第二の赤光センサ
Sr2が頭出センサマーク4fを検知するまでインクシート
4が搬送される(ステップ702 )。頭出センサマーク4f
を検知すると、センサブロック8とサーマルヘッド2の
発熱体ラインとは寸法Lの間隔があるので、インクシー
ト4を寸法Lだけ順搬送(ステップ703 )してサーマル
ヘッド2の発熱体の位置へ色剤イエロー4bの先端を合致
させて印画実行(ステップ704 )する。
【0050】1色の印画中にセンサが識別センサマーク
4h、または転写色剤または頭出センサマーク4fでの遮光
による検出ポイントPを感知した位置からのインクシー
ト4の搬送距離Kの計数を行なう(ステップ705 )。そ
して、1色の印画が終了すると印画用紙3を印画開始位
置へ移動させ、インクシート4を既に搬送した距離Kか
ら所定寸法Lの残り分(L−K)を順搬送(ステップ70
6 )し、次色の印画実行(ステップ704 )する。以下同
様に3色目または4色目を印画して画像印画が完成す
る。
【0051】上記のようにセンサブロック8をサーマル
ヘッドの発熱ラインよりインクシートの搬送方向上流に
設けることで、センサブロック8の設置が容易となり、
シアンまたはブラックの色剤の印画によって色剤が転写
されて抜けた透明部分を検知して誤動作することを避け
ることができる。また、センサの検知からインクシート
を所定寸法順搬送してサーマルヘッドの発熱ラインと各
色剤の先端を合致させることにより、色剤の無駄がなく
なってインクシートの色剤部分を印画必要最小長さに近
付けることができ、インクシートの全長を縮減できる。
【0052】実施例4.図9、図10はこの発明の実施
例4であるインクシート及びセンサとその出力レベルを
示す概略図で、図9は4色剤のもの、図10は3色剤の
ものである。図において、4、4a〜4f、8、9、Pは上
記実施例3で説明のものと同様である。4 jはマゼンタ
4cの色剤とシアン4dの色剤の境界間に設けられた識別セ
ンサマークである。
【0053】S1 は頭出センサマーク4fを検知する透過
形の赤外光センサ、Sg1は色剤の境界及び識別センサマ
ーク4 jを検知する位置に設けられた透過形の緑光セン
サである。この緑光センサSg1は図3に示すように570
nm前後の波長の光を発しイエロー4bとシアン4dの色剤
では透過率が高く、マゼンタ4c、ブラック4eの色剤及び
カーボンブラックを含む塗料のセンサマークは透過率が
低い。緑光センサSg1は上記の赤外光センサS1 等
と同様に感知レベルの立ち下がりがスレッシュホルドレ
ベルになる検出ポイントPで遮光の信号を出力する。
【0054】このように構成されたインクシートと赤外
光センサS1 、緑光センサSg1による位置検出の関係を
説明する。まず、図9に示すような4色剤のインクシー
トを用いものについて説明する。インクシート4の搬送
移動により頭出センサマーク4fが赤外光センサS1 の直
下に来ると、遮光による赤外光センサS1 の感知により
イエロー4bの色剤の先端とサーマルヘッド2の発熱ライ
ンが合致する位置にインクシート4の搬送を止め、イエ
ローの印画を実行する。イエロー4bの色剤では緑光セン
サSg1の光を透過するが、マゼンタ4cの色剤では遮光す
るので、イエローの印画終了後のインクシート4の搬送
により緑光センサSg1の位置にマゼンタ4c色剤の先端が
来ると、その感知レベルの変化を捉え、マゼンダ4cの色
剤の先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位
置にインクシート4の搬送を止め、マゼンタの印画を実
行する。
【0055】次のシアン4dへの搬送時に緑光センサSg1
が識別センサマーク4 jを捉え、サーマルヘッド2の発
熱ラインにシアン4dの色剤の先端を合わせシアンの印画
を行なう。シアン4dの色剤およびシアン4dとブラック4e
の色剤の透明境界部は緑光センサSg1の光を透過し、ブ
ラック4eの色剤は遮光するので、シアンの印画後のイン
クシート4の搬送時にブラック4eの色剤の先端が緑光セ
ンサSg1を遮光し、緑光センサSg1の感知レベルの変化
を捉え、ブラック4eの色剤の先端とサーマルヘッド2の
発熱ラインが合致する位置にインクシート4の搬送を止
め、ブラック4eの印画を実行し、印画用紙3の印画を完
成する。この間、赤外光センサS1 はベースフィルム4a
の透明部分を検知するようになるので、次の頭出センサ
マーク4fまで応答がない状態にある。
【0056】次に、図10に示すような3色剤のインク
シートを用いたものについて説明する。インクシート4
の搬送移動により頭出センサマーク4fが赤外光センサS
1 の直下に来ると、遮光による赤外光センサS1 の感知
によりイエロー4bの色剤の先端とサーマルヘッド2の発
熱ラインが合致する位置にインクシート4の搬送を止
め、イエローの印画を実行する。イエロー4bの色剤では
緑光センサSg1の光を透過するが、マゼンタ4cの色剤で
は遮光するので、イエローの印画終了後のインクシート
4の搬送により緑光センサSg1の位置にマゼンタ4c色剤
の先端が来ると、その感知レベルの変化を捉え、マゼン
ダ4cの色剤の先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが合
致する位置にインクシート4の搬送を止め、マゼンタの
印画を実行する。
【0057】次のシアン4dへの搬送時に緑光センサSg1
が識別センサマーク4 jを捉え、シアン4dの色剤の先端
とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置にイン
クシート4の搬送を止め、シアン4dの印画を実行し、印
画用紙3の印画を完了する。この間、赤外光センサS1
はベースフィルム4aの透明部分を検知するようになるの
で、次の頭出センサマーク4fまで応答がない状態にあ
る。
【0058】以上のように、インクシートは色剤境界部
の識別センサマークを1箇所に設けるだけでよく、その
分、インクシートの全長を従来例より短くできる。ま
た、その幅W3 は他の従来例のインクシートの幅W2 に
比べてW2 >W3 >W1 となり、その幅を狭くできる。
その結果、ロール径が小さくて軸方向の幅が狭いインク
シートロールを得ることができる。一方、カラー熱転写
プリント装置は上記のようなインクシートの使用によ
り、インクシートロールのロール径及び軸方向の幅を小
さくできるので、装置の小型化を図ることができる。
【0059】実施例5.この実施例5のインクシート4
は、頭出センサマーク4f、識別センサマーク4jにマゼン
タ4Cまたはブラック4eの色剤そのものを使用した構成で
ある。図3及び図4に示すように色剤とセンサの種類に
よる感知レベル特性において、緑光センサがマゼンタ4c
およびブラック4eの色剤では遮光されることに着目し、
センサマーク4f、4jにマゼンタ4Cまたはブラック4eの転
写色剤を共用しても、真理値の結果は同じとなる。この
ようにすることで上記実施例2と同様にインクシートの
製造工程が少なくなり、従来に比べて製作が容易で安価
なインクシートを得ることができる。
【0060】実施例6.次に、実施例4のインクシート
および実施例5のインクシート(センサマーク4f、4hを
マゼンタまたはシアンの色剤で構成したもの)が共用で
きるカラー熱転写プリント装置の構成を説明する。この
構成は頭出センサマーク4fを読み取るセンサ、および識
別センサマーク4hと色剤を読み取るセンサを共に緑光セ
ンサとしたものである。図4の真理値表に示すように、
第二の緑光センサSg2はカーボンブラックを含む塗料か
らなる頭出センサマーク4f、マゼンタ4cまたはブラック
4eの色剤で構成された頭出センサマーク4fのいずれにお
いても遮光されるので、上記実施例4のインクシートと
実施例5のインクシートとを共用できるカラー熱転写プ
リント装置を得ることができる。
【0061】実施例7.この実施例7のカラー熱転写プ
リント装置を図6、図7を用いて説明する。図におい
て、1〜6、9、10は上記実施例3で説明のものと同
一である。8はセンサブロックであり、サーマルヘッド
2の発熱ラインからインクシートの搬送方向上流に所定
寸法Lだけ離れた位置に設けられている。本来、センサ
ブロック8はサーマルヘッド2の発熱ラインの近くに設
けられるのが望ましいが、放熱板2aやガイドローラ(図
示せず)が存在するため発熱ラインから離して設ける方
が容易である。この場合、センサによる各色剤の先端検
出位置とサーマルヘッド2の発熱ラインとが合致しない
ので、この実施例7においては、センサS1 、Sg1、S
g2により頭出センサマーク4f、識別センサマーク4jまた
はマゼンタ4cまたはブラック4eの色剤の先端検出位置
後、インクシート2をサーマルヘッド2の発熱ラインま
での寸法L分を順搬送して印画実行開始させる順搬送手
段を備えている。
【0062】本発明の実施例4および実施例5のインク
シートを使用した場合は、緑光センサSg1が印画域内色
剤の透過率低下を遮光として検知するように構成されて
いるので、本実施例のようにセンサブロック8をインク
シート4の搬送方向上流に設けることにより、印画によ
って色剤が転写された抜けた透明部分を検知して誤動作
することを避けることができる。なお、動作説明につい
ては、上記実施例3の動作制御フロー(図8)と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0063】上記のように構成したことにより、上記実
施例3と同様にセンサブロックの取り付けが容易で、色
剤の印画による抜け部分の誤検知を防止できるととも
に、インクシートの色剤部分を印画必要最小長さに近付
けることができ、インクシートの全長を縮減できる。
【0064】実施例8.図11、図12はこの発明の実
施例8のインクシート及びセンサとその出力レベルを示
す概略図で、図11は4色剤のもの、図12は3色剤の
ものである。図において、4、4a〜4e、8、9、P、S
g1、Sg2は上記実施例7で説明のものと同様である。4k
はブラックまたはマゼンダの転写色剤そのものを用いて
設けられた頭出センサマークであり、インクシート4の
透明部分において転写色剤のうち先頭色であるイエロー
4bと前組の最終色であるシアン4dまたはブラック4eの境
界部と略対応する位置に設けられており、そのセンサマ
ーク4kの先端部がイエロー4bの色剤の先端部と一致して
いる。そして、上記各実施例のインクシートに設けてあ
った識別センサマーク4h、4 jを排除している。このよ
うに構成することで、従来に比べてインクシートの製造
工程が少なくなり、製作が容易で安価なインクシートを
得ることができ、しかもロール径が小さく、幅の狭いイ
ンクシートロールの製作が可能となる。
【0065】この実施例8において、カラー熱転写プリ
ント装置は緑光センサSg1を立ち下がり、立ち上がりと
もスレッシュホルドレベルを越える位置である検出ポイ
ントPで信号出力するよう構成している。上記のように
構成されたインクシート4と、緑光センサSg1、Sg2に
よる位置検出の関係を説明する。まず、図11に示すよ
うな4色剤のインクシートを用いたものについて説明す
る。インクシート4の搬送移動により頭出センサマーク
4kが第二の緑光センサSg2の位置に来ると、遮光による
緑光センサSg2の検知によりイエロー4bの色剤の先端と
サーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置にインク
シート4の搬送を止め、イエローの印画動作を開始す
る。イエロー4bの色剤では緑光センサSg1の光を透過す
るが、マゼンタ4cの色剤では遮光するので、イエローの
印画終了後のインクシート4の搬送により緑光センサS
g1の位置にマゼンタ4c色剤の先端が来ると、その感知レ
ベルの変化を捉え、マゼンダ4cの色剤の先端とサーマ
ルヘッド2の発熱ラインが合致する位置にインクシート
4の搬送を止め、マゼンタの印画を実行する。
【0066】次にシアン4dへの搬送時には緑光センサS
g1はマゼンタ4cとシアン4dの色剤の透明境界部の透過に
よる感知レベルの変化を捉え、マゼンタ4cの色剤の終端
を検知してサーマルヘッド2の発熱ラインにシアン4dの
色剤の先端を合わせシアンの印画動作を行なう。シアン
4dの色剤およびシアン4dとブラック4eの色剤の透明境界
部は緑光センサSg1の光を透過し、ブラック4eの色剤は
遮光するので、シアンの印画動作後のインクシート4の
搬送時にブラック4eの色剤の先端が緑光センサSg1を遮
光し、緑光センサSg1の感知レベルの変化を捉え、ブラ
ック4eの色剤の先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが
合致する位置にインクシート4の搬送を止め、ブラック
4eの印画を実行し、印画用紙3の印画を完成する。この
間、第二の緑光センサSg2はベースフィルム4aの透明部
分を検知するようになるので、次の頭出センサマーク4K
まで応答がない状態となる。
【0067】次に、図12に示すような3色剤のインク
シートを用いたものについて説明する。インクシート4
の搬送移動により頭出センサマーク4kが第二の緑光セン
サSg2の位置に来ると、遮光による緑光センサSg2の検
知によりイエロー4b色剤の先端とサーマルヘッド2の発
熱ラインが合致する位置にインクシート4の搬送を止
め、イエローの印画動作を開始する。イエロー4bの色剤
では緑光センサSg1の光を透過するが、マゼンタ4cの色
剤では遮光するので、イエローの印画終了後のインクシ
ート4の搬送により緑光センサSg1の位置にマゼンタ4c
色剤の先端が来ると、その感知レベルの変化を捉え、マ
ゼンダ4cの色剤の先端とサーマルヘッド2の発熱ライ
ンが合致する位置にインクシート4の搬送を止め、マゼ
ンタの印画を実行する。
【0068】次にシアン4dへの搬送時には緑光センサS
g1はマゼンタ4cとシアン4dの色剤の透明境界部の透過に
よる感知レベルの変化を捉え、マゼンタ4cの色剤の終端
を検知してサーマルヘッド2の発熱ラインにシアン4dの
色剤の先端を合わせシアンの印画を実行し、印画用紙3
の印画を完成する。この間、第二の緑光センサSg2はベ
ースフィルム4aの透明部分を検知するようになるので、
次の頭出センサマーク4Kまで応答がない状態となる。
【0069】以上のように、カラー熱転写プリント装置
は上記のようなインクシートの使用により、インクシー
トロールのロール径及び軸方向の幅を小さくできるの
で、装置の小形化を図ることができる。
【0070】実施例9.図13、図14はこの発明の実
施例9であるインクシート及びセンサとその出力レベル
を示すもので、図13は4色剤のもの、図14は3色剤
のものである。図において、4a〜4e、8、9、P、S1
、Sg1は上記実施例4で説明のものと同様である。4
はインクシートであり、その全幅にイエロー4b、マゼ
ンダ4c、シアン4d、ブラック4eの4色またはブラ
ック4eを除いた3色を一組とした転写色剤が塗布また
は印刷されている。4mは頭出センサマークであり、イエ
ロー4bとシアン4dまたはブラック4eの境界間に赤外光を
遮光する塗料を用いて設けられている。このように構成
することで、従来に比べて境界部の識別センサマークを
排除することで、全長の短いインクシートを供給でき、
しかもロール径が小さく、最も幅の狭いインクシートロ
ールの製作が可能となる。
【0071】この実施例9において、カラー熱転写プリ
ント装置は緑光センサSg1の検出立ち下がり、立ち上が
りともスレッシュホルドレベルを越える位置Pで信号出
力するよう構成している。上記のように構成されたイン
クシートと、赤外光センサS1 、緑光センサSg1による
位置検出の関係を説明する。まず、図13に示すような
4色剤のインクシートを用いたものについて説明する。
インクシート4の搬送移動により頭出センサマーク4mが
赤外光センサS1 の位置に来ると、遮光による赤外光セ
ンサS1 の感知レベルの変化を捉え、イエロー4bの色剤
の先端とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置
にインクシート4の搬送を止め、イエローの印画を実行
する。イエロー4bの色剤は緑光センサSg1の光を透過す
るが、マゼンタ4cの色剤は遮光するので、イエローの印
画終了後のインクシート4の搬送により緑光センサSg1
の位置にマゼンタ4c色剤の先端が来ると、その感知レベ
ルの変化を捉え、サーマルヘッド2の発熱ラインが合致
する位置にしてインクシート4の搬送を止め、マゼンタ
の印画を実行する。
【0072】次にシアン4dへの搬送時に緑光センサSg1
はマゼンタ4cとシアン4dの透明境界部の透過による感知
レベルの変化を捉えマゼンタ4c色剤の終端を検知してサ
ーマルヘッド2の発熱ラインにシアン4dの色剤の先端を
合わせシアンの印画動作を行なう。シアン4dの色剤およ
びシアン4dとブラック4e色剤の透明境界部は緑光センサ
Sg1の光を透過し、ブラック4e色剤は遮光するので、シ
アンの印画動作後のインクシート4の搬送時にブラック
4e色剤の先端が緑光センサSg1を遮光し、緑光センサS
g1の感知レベルの変化を捉え、ブラック4eの色剤の先端
とサーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置にイン
クシート4の搬送を止め、ブラック4eの印画を実行し、
印画用紙3の印画を完成する。この間、赤外光センサS
1はベースフィルム4aの透明部分を検知するようになる
ので、次の頭出センサマーク4Kまで応答がない状態とな
る。
【0073】このとき各センサS1 、Sg1の感知レベル
の変化を、その立上りで捉える場合と立ち下がりで捉え
る場合とでは、サーマルヘッド2の発熱体の位置までの
距離が異なるので、その検知位置からのインクシートの
順搬送寸法を変化させればよい。
【0074】次に、図14に示すような3色剤のインク
シートを用いたものについて説明する。インクシート4
の搬送移動により頭出センサマーク4mが赤外光センサS
1 の位置に来ると、遮光による赤外光センサS1 の感知
レベルの変化を捉え、イエロー4bの色剤の先端とサーマ
ルヘッド2の発熱ラインが合致する位置にインクシート
4の搬送を止め、イエローの印画を実行する。イエロー
4bの色剤は緑光センサSg1の光を透過するが、マゼンタ
4cの色剤は遮光するので、イエローの印画終了後のイン
クシート4の搬送により緑光センサSg1の位置にマゼン
タ4c色剤の先端が来ると、その感知レベルの変化を捉
え、サーマルヘッド2の発熱ラインが合致する位置にし
てインクシート4の搬送を止め、マゼンタの印画を実行
する。
【0075】次にシアン4dへの搬送時に緑光センサSg1
はマゼンタ4cとシアン4dの透明境界部の透過による感知
レベルの変化を捉えマゼンタ4c色剤の終端を検知してサ
ーマルヘッド2の発熱ラインにシアン4dの色剤の先端を
合わせシアンの印画を実行し、印画用紙3の印画を完成
する。この間、赤外光センサS1はベースフィルム4aの
透明部分を検知するようになるので、次の頭出センサマ
ーク4Kまで応答がない状態となる。
【0076】以上のように、カラー熱転写プリント装置
は上記のようなインクシートの使用により、インクシー
トロールのロール径及び軸方向の幅を小さくできるの
で、装置の小形化を図ることができる。
【0077】実施例9のカラー熱転写プリント装置に適
用できるインクシートは昇華形の3色剤のもの、4色剤
のものおよび溶融形の3色剤のものである。その理由
は、溶融形のブラック4eの色剤が赤外光センサS1 を遮
光するため(図14参照)ブラック4eの色剤によるの遮
光検知を頭出センサマーク4Kの検知と判別できないから
である。そこで、実施例10において溶融形の4色剤の
インクシートを含めて適用できるカラー熱転写プリント
装置の構成を説明する。
【0078】実施例10.図15は溶融形の4色剤のイ
ンクシート及び赤外光センサと緑光センサの出力レベル
を示すものである。図において、4a〜4d、4K、8、9、
P、S1 、Sg1は上記実施例9の説明と同様のものであ
る。実施例9の図13との差異は溶融形転写色剤である
ためブラック4e色剤が赤外光センサS1 を遮光するの
で、赤外光センサS1 の直下にブラック4e色剤が来たと
き頭出センサマーク4Kの感知と同一の検出信号を出力す
るが一方、緑光センサSg1もこのときは遮光されてい
る。このように赤外光センサS1 と緑光センサSg1の両
方が遮光状態となる条件は図4の真理値表に示すとおり
溶融形ブラック4e色剤のときだけである。このことに着
目して、緑光センサSg1が遮光のとき赤外光センサS1
が遮光されたアンド条件を溶融形ブラック4e色剤と判定
できる。
【0079】図16に溶融形、昇華形いずれの色剤で印
画できる処理フローを示し、その説明を行なう。印画開
始の指令により印画用紙3が供給され印画開始位置へ送
られる(ステップ601 )。同時にインクシート4も順搬
送され、センサブロック8の赤外光センサS1 が遮光さ
れるまでインクシート4を搬送する(ステップ602 )。
このとき、緑光センサSg1が遮光であれば溶融形ブラッ
ク4eの色剤と判定し、さらにインクシート4を搬送す
る。緑光センサSg1が透過であり、で赤外光センサS1
が遮光された場合は頭出センサマーク4kの感知であり、
1色目の印画を実行へ移る(ステップ603 、604 )。1
色の印画が終了すると印画用紙3を印画開始位置へ戻
し、同時にインクシート4を搬送する(ステップ605
)。
【0080】インクシート4を搬送中に緑光センサSg1
に検知レベルの変化がある時点が各色剤の先端検知とな
る(ステップ606 )。このとき、赤外光センサS1 が透
過であれば、次色の印画へ移り、赤外光センサS1 が遮
光であれば、緑光センサSg1の遮光か透過を見る(ステ
ップ607 )。緑光センサSg1が遮光であれば、赤外光セ
ンサS1 の遮光は溶融形ブラック色剤と判定して印画実
行する。緑光センサSg1が透過であれば、頭出センサマ
ーク4kによる赤外光センサS1 の遮光と判定する(ステ
ップ608 )。
【0081】上記のような構成によれば、溶融形、昇華
形のインクシートが共用できるカラー熱転写プリント装
置を得ることができる。
【0082】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0083】請求項1および請求項6の発明によれば、
頭出センサマークが先頭色剤の先端の検知を可能とし、
識別センサマークと色剤そのものが色剤の先端の検知を
可能とするので、色剤境界部のセンサマークとして1ケ
の識別センサマークを設けるだけでよく、インクシート
の全長を短くできる。また、インクシートの軸方向にお
いて識別センサマークの設置幅が不要となり、その分イ
ンクシートの幅も狭くできる。その結果、ロール径が小
さくて軸方向の幅が狭いインクシートロールの製作が可
能となるものである。
【0084】請求項2および請求項7の発明によれば、
センサマークを転写色剤で構成したので、インクシート
の製造工程が少なくなり、製作が容易で安価なインクシ
ートを得ることができる。
【0085】請求項3の発明によれば、請求項1に記載
のインクシートを使用できるので、装置の小型化を図る
ことができる。
【0086】請求項4の発明によれば、請求項1および
請求項2記載のインクシートが共用でき、装置の小型化
も図ることができる。
【0087】請求項5および請求項10の発明によれ
ば、センサブロックをサーマルヘッドの発熱ラインより
インクシートの搬送方向上流に設けることで、センサブ
ロックの設置が容易となり、シアンまたはブラック色剤
の印画により抜けた透明部分の誤検知を防止することが
できる。また、センサの検出からインクシートを所定寸
法順搬送してサーマルヘッドの発熱ラインと各色剤の先
端を合致させることが可能となり、色剤の無駄をなくす
ることができる。
【0088】請求項8の発明によれば、請求項6に記載
のインクシートを使用できるので、装置の小型化も図る
ことができる。
【0089】請求項9の発明によれば、請求項6および
請求項8記載のインクシートが共用でき、装置の小型化
も図ることができる。
【0090】請求項11の発明によれば、頭出しセンサ
マークを転写色剤で構成したので、インクシートの製造
工程が少なくなり、製作が容易で安価なインクシートを
得ることができる。また識別センサマークを排除するこ
とでインクシートの全長をさらに縮減できる。
【0091】請求項12の発明によれば、請求項11記
載のインクシートおよび頭出センサマークが赤外光を遮
光する塗料で構成されたインクシートが共用でき、装置
の小型化も図ることができる。
【0092】請求項13によれば、幅方向と長さにおい
て最小のインクシートを使用できるので、装置のより一
層の小型化を図ることができる。
【0093】請求項14の発明によれば、溶融形、昇華
形のインクシートが共用でき、装置の小型化も図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における4色剤のインクシ
ート及び各センサの出力レベルを示す概略図である。
【図2】この発明の実施例1における3色剤のインクシ
ート及び各センサの出力レベルを示す概略図である。
【図3】各色剤と各センサによる検知レベルを示す分光
特性図である。
【図4】センサの種類と色剤種の透過、遮光を真理値表
で表した説明図である。
【図5】この発明のカラー熱転写プリント装置の要部構
成を示す側面図である。
【図6】センサとセンサマークの位置関係を示す説明図
である。
【図7】この発明の実施例3おけるカラー熱転写プリン
ト装置の要部構成を示す側面図である。
【図8】この発明の実施例3の印画処理フローを示すフ
ローチャートである。
【図9】この発明の実施例4における4色剤のインクシ
ート及びセンサの種類とその出力レベルを示す概略図で
ある。
【図10】この発明の実施例4における3色剤のインク
シート及びセンサの種類とその出力レベルを示す概略図
である。
【図11】この発明の実施例8における4色剤のインク
シート及びセンサの種類とその出力レベルを示す概略図
である。
【図12】この発明の実施例8における3色剤のインク
シート及びセンサの種類とその出力レベルを示す概略図
である。
【図13】この発明の実施例9における4色剤のインク
シート及びセンサの種類とその出力レベルを示す概略図
である。
【図14】この発明の実施例9における3色剤のインク
シート及びセンサの種類とその出力レベルを示す概略図
である。
【図15】この発明の実施例10の溶融形の4色剤イン
クシート及び赤外光センサと緑光センサの出力レベルを
示す概略図である。
【図16】この発明の実施例11の印画処理フローを示
すフローチャートである。
【図17】従来のカラー熱転写プリント装置の要部構成
を示す側面図である。
【図18】従来のインクシートを示す平面図である。
【図19】従来の他のインクシートを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2 サーマルヘッド、 4 インクシート 4h、4 j 識別センサマーク、 4f、4k、4m 頭出セ
ンサマーク 5 インクシート供給ロール、 6 インクシート巻
取りロール 8 センサブロック、 10 制御部、
S1 赤外光センサ Sr 1、Sr2 赤光センサ、 Sg1、Sg2 緑光セ
ンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 35/36 B41J 3/20 117C B41M 5/30 B41M 5/26 J (56)参考文献 特開 平3−175076(JP,A) 特開 平4−31080(JP,A) 特開 昭63−104877(JP,A) 特開 昭63−72582(JP,A) 特開 平3−112679(JP,A) 特開 平3−182386(JP,A) 特開 平4−357069(JP,A) 特開 昭59−146856(JP,A) 特開 昭59−136283(JP,A) 特開 平3−283967(JP,A) 実開 平1−104356(JP,U) 実開 昭60−187065(JP,U) 実開 昭60−105163(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 17/36 B41J 2/325 B41J 17/02 B41J 31/00 B41J 35/16 B41J 35/36 B41M 5/30

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルム上の片側に透明部分を残
    し印画面積対応に順次に塗布または印刷されたイエロ
    ー、マゼンタ、シアンの3色またはブラックを含めた4
    色を一組とした転写色剤と、上記ベースフィルムの透明
    部分において上記転写色剤のうち先頭色であるイエロー
    と前組の最終色であるシアンまたはブラックとの境界部
    と対応する位置に設けられた頭出センサマークと、イエ
    ローとマゼンタの色剤の境界間に設けられた識別センサ
    マークとを備えたことを特徴とするインクシート。
  2. 【請求項2】頭出センサマークおよび識別センサマーク
    をブラックまたはシアンの転写色剤で構成したことを特
    徴とする請求項1記載のインクシート。
  3. 【請求項3】請求項1記載のインクシートを使用するカ
    ラー熱転写プリント装置において、インクシートの搬送
    を制御するため識別センサマークを検知する赤光センサ
    と、上記赤光センサと並設され頭出センサマークを検知
    するに赤外光センサとを備えたことを特徴とするカラー
    熱転写プリント装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のインクシートを
    使用するカラー熱転写プリント装置において、インクシ
    ートの搬送を制御するため識別センサマークを検知する
    第一の赤光センサと、上記第一の赤光センサと並設され
    頭出センサマークを検知する第二の赤光センサとを備え
    たことを特徴とするカラー熱転写プリント装置。
  5. 【請求項5】 サーマルヘッドの発熱ラインよりインク
    シートの搬送方向上流に第一および第二のセンサとを設
    け、センサマークまたはブラックまたはシアンの転写色
    剤を検知してから所定寸法だけインクシートを順搬送方
    向に移行させる順搬送手段とを備えたことを特徴とする
    請求項3または4記載のカラー熱転写プリント装置。
  6. 【請求項6】 ベースフィルム上の片側に透明部分を残
    し印画面積対応に順次に塗布または印刷されたイエロ
    ー、マゼンタ、シアンの3色またはブラックを含めた4
    色を一組とした転写色剤と、上記ベースフィルムの透明
    部分において上記転写色剤のうち先頭色であるイエロー
    と前組の最終色であるシアンまたはブラックとの境界部
    と対応する位置に設けられた頭出センサマークと、マゼ
    ンタとシアンとの色剤の境界間に設けられた識別センサ
    マークとを備えたことを特徴とするインクシート。
  7. 【請求項7】 頭出センサマークおよび識別センサマー
    クをブラックまたはマゼンタの転写色剤で構成したこと
    を特徴とする請求項6記載のインクシート。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のインクシートを使用する
    カラー熱転写プリント装置において、インクシートの搬
    送を制御するため識別センサマークを検知する緑光セン
    サと、上記緑光センサと並設され頭出センサマークを検
    知する赤外光センサとを備えたことを特徴とするカラー
    熱転写プリント装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または7記載のインクシートを
    使用するカラー熱転写プリント装置において、インクシ
    ートの搬送を制御するため識別センサマークを検知する
    第一の緑光センサと、上記第一の緑光センサと並設され
    頭出センサマークを検知する第二の緑光センサとを備え
    たことを特徴とするカラー熱転写プリント装置。
  10. 【請求項10】 サーマルヘッドの発熱ラインよりイン
    クシートの搬送方向上流に第一および第二のセンサとを
    設け、センサマークまたはブラックまたはマゼンタの転
    写色剤を検知してから所定寸法だけインクシートを順搬
    送方向に移行させる順搬送手段とを備えたことを特徴と
    する請求項8項または9記載のカラー熱転写プリント装
    置。
  11. 【請求項11】 ベースフィルム上の片側に透明部分を
    残し印画面積対応に順次に塗布または印刷されたイエロ
    ー、マゼンタ、シアンの3色またはブラックを含めた4
    色を一組とした転写色剤と、上記ベースフィルムの透明
    部分において上記転写色剤のうち先頭色であるイエロー
    と前組の最終色であるシアンまたはブラックとの境界部
    と対応する位置に設けられた頭出センサマークとを備え
    たインクシートにおいて、上記頭出センサマークをブラ
    ックまたはマゼンタの色剤で構成したことを特徴とする
    インクシート。
  12. 【請求項12】 ベースフィルム上の片側に透明部分を
    残し印画面積対応に順次に塗布または印刷されたイエロ
    ー、マゼンタ、シアンの3色またはブラックを含めた4
    色を一組とした転写色剤と、上記ベースフィルムの透明
    部分において上記転写色剤のうち先頭色であるイエロー
    と前組の最終色であるシアンまたはブラックとの境界部
    と対応する位置に設けられた頭出センサマークとを備え
    たインクシートまたは請求項11のインクシートを使用
    するカラー熱転写プリント装置において、インクシート
    の搬送を制御するため各色剤の先端を検知する第一の緑
    光センサと、上記第一緑光センサと並設され上記頭出セ
    ンサマークを検知する第二の緑光センサとを備えたこと
    を特徴とするカラー熱転写プリント装置。
  13. 【請求項13】 印画面積対応に順次にベースフィルム
    の全幅に塗布または印刷されたイエロー、マゼンタ、シ
    アンの3色またはブラックを含めた4色を一組とした転
    写色剤と、上記一組の転写色剤のうち先頭色であるイエ
    ローと前組の最終色であるシアンまたはブラックとの境
    界に設けられた赤外光を遮光する塗料で設けられた頭出
    センサマークとを備えたインクシートを使用するカラー
    熱転写プリント装置において、インクシートの搬送を制
    御するため上記頭出センサマークを検知する赤外光セン
    サと、この赤外光センサに並設され各色剤の先端を検知
    する緑光センサとを備えたことを特徴とするカラー熱転
    写プリント装置。
  14. 【請求項14】 赤外光センサの遮光と緑光センサの遮
    光のアンド条件で溶融形ブラック色剤であることを検知
    する手段を備えたことを特徴とする請求項13記載のカ
    ラー熱転写プリント装置。
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