JP5922479B2 - 出隅コーナー用化粧カバー - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、空気調和装置(エアコン)の室内機などの機器を建物の梁、桁などの横架材に据え付ける際に、その横架材の出隅コーナーに取り付けるのに好適な出隅コーナー用化粧カバーに関するものである。
一般に、建物に空気調和装置を設置する際には、建物の内部(室内)に室内機を据え付けるとともに、建物の外部(室外)に室外機を据え付ける。そして、室内機と室外機との間に配管(冷媒配管、ドレンホース、電線など)を配設し、この配管を覆って保護するように配管保護カバーを取り付ける(例えば、特許文献1参照)。
そして、図9に示すように、建物の横架材19の前面19aに室内機11を据え付ける際には、この室内機11の下面11aから導出された配管18を保護するため、複数の配管保護カバーとして、導出部用化粧カバー12、第1配管ダクト13、出隅コーナー用化粧カバー1、第2配管ダクト15、入隅コーナー用化粧カバー16、第3配管ダクト17を横架材19および内壁Wに沿う形で取り付けて配管18を覆っている。ここで、室内機11の下側には、導出部用化粧カバー12、第1配管ダクト13および出隅コーナー用化粧カバー1が順に連結されている。また、出隅コーナー用化粧カバー1の後方には、第2配管ダクト15および入隅コーナー用化粧カバー16が順に連結されている。さらに、この入隅コーナー用化粧カバー16の下側には、第3配管ダクト17が連結されている。
実開昭62−40396号公報(第7図)
しかしながら、これでは、室内機11の据付現場の状況によって、室内機11の下面11aから横架材19の出隅コーナー19cまでの上下方向の距離(室内機11の下面11aと横架材19の下面19bとの高さの差)が変化するため、それに対応した導出部用化粧カバー12および第1配管ダクト13を据付現場ごとに用意しなければならない。したがって、長尺体の配管保護カバーを据付現場に合わせて切断加工する必要が生じるため、手間がかかるばかりか、特に配管保護カバーを短く切断加工する場合には、切断面が曲がったり変形したりして加工精度が低下する恐れがある。その結果、配管保護作業に長時間を要するという課題があった。さらに、導出部用化粧カバー12、第1配管ダクト13などの配管保護カバーの在庫管理が煩雑になるという課題もあった。
本発明は、このような事情に鑑み、配管保護作業の所要時間を短縮するとともに、配管保護カバーの在庫管理を簡略化することが可能な出隅コーナー用化粧カバーを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、横架材の前面に取り付けられた機器から導出された配管を前記横架材の出隅コーナーの近傍で覆う出隅コーナー用化粧カバーであって、前記横架材に取り付けられる取付ベースと、この取付ベースに着脱自在に取り付けられるカバー片とから構成され、前記カバー片は、前記配管を導入する配管導入面を備えるとともに前記横架材の前面に対向する第1開口部と、前記配管を導出する配管導出面を備えるとともに前記横架材の下面に対向する第2開口部とを有する側面視略L字形に形成され、前記第1開口部および前記第2開口部は、前記配管導入面と前記配管導出面とが互いに交差するように形成され、前記配管を覆うためのスライド片が、前記第1開口部の前記配管導入面から外部へ所定のストロークだけ突出するとともに、前記カバー片の内部に収容され得るように、当該配管導入面と直交する方向に移動自在に設けられ、前記取付ベースに把持片が設けられるとともに、前記スライド片に被把持片が設けられ、前記スライド片は、前記取付ベースに移動自在になるように、かつ、前記被把持片が前記把持片に把持されることにより、前記取付ベースに任意の位置で保持されるように構成されている出隅コーナー用化粧カバーとしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、横架材の前面に取り付けられた機器から導出された配管を前記横架材の出隅コーナーの近傍で覆う出隅コーナー用化粧カバーであって、前記横架材に取り付けられる取付ベースと、この取付ベースに着脱自在に取り付けられるカバー片とから構成され、前記カバー片は、前記配管を導入する配管導入面を備えるとともに前記横架材の前面に対向する第2開口部と、前記配管を導出する配管導出面を備えるとともに前記横架材の下面に対向する第1開口部とを有する側面視略L字形に形成され、前記第1開口部および前記第2開口部は、前記配管導入面と前記配管導出面とが互いに交差するように形成され、前記配管を覆うためのスライド片が、前記第1開口部の前記配管導出面から外部へ所定のストロークだけ突出するとともに、前記カバー片の内部に収容され得るように、当該配管導出面と直交する方向に移動自在に設けられ、前記取付ベースに把持片が設けられるとともに、前記スライド片に被把持片が設けられ、前記スライド片は、前記取付ベースに移動自在になるように、かつ、前記被把持片が前記把持片に把持されることにより、前記取付ベースに任意の位置で保持されるように構成されている出隅コーナー用化粧カバーとしたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の構成に加え、前記スライド片は、当該スライド片の脱落を防ぐためのストッパを有していることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の構成に加え、前記取付ベースは、当該取付ベースを前記横架材の出隅コーナーに位置決めするための位置決めリブを有していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スライド片が配管導入面と直交する方向に移動自在に設けられている。したがって、機器の据付現場の状況によって、機器の下面から横架材の出隅コーナーまでの上下方向の距離が変化しても、この距離に応じて適宜スライド片をカバー片から外部へ突出させることにより、機器とカバー片との隙間を覆うための配管保護カバーを別途用意しなくても、機器の据付に付随する配管保護作業を支障なく行うことができる。その結果、長尺体の配管保護カバーの切断加工が不要となるため、配管保護作業の所要時間を短縮するとともに、配管保護カバーの在庫管理を簡略化することが可能となる。
また、スライド片が取付ベースに任意の位置で保持されるように構成されているので、スライド片が自重などの影響を受けて所定の位置からずれてしまう事態を未然に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、スライド片が配管導出面と直交する方向に移動自在に設けられている。したがって、横架材の奥行きが変化しても、この奥行きに応じて適宜スライド片をカバー片から外部へ突出させることにより、入隅コーナー用化粧カバーとカバー片との隙間を覆うための配管保護カバーを別途用意しなくても、機器の据付に付随する配管保護作業を支障なく行うことができる。その結果、長尺体の配管保護カバーの切断加工が不要となるため、配管保護作業の所要時間を短縮するとともに、配管保護カバーの在庫管理を簡略化することが可能となる。
また、スライド片が取付ベースに任意の位置で保持されるように構成されているので、スライド片が自重などの影響を受けて所定の位置からずれてしまう事態を未然に防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、スライド片がストッパを有しているので、スライド片の脱落をストッパによって防ぐことが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、取付ベースが、取付ベースを横架材の出隅コーナーに位置決めするための位置決めリブを有しているので、取付ベースの位置決めを迅速かつ正確に行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る出隅コーナー用化粧カバーを示す図であって、(a)はその組立斜視図、(b)はその分解斜視図、(c)は取付ベースによるスライド片の保持状態を示す水平断面図である。 図1に示す出隅コーナー用化粧カバーにおいて、スライド片が後退してカバー片内に収容された状態を示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその左側面図、(c)は(b)のA−A断面図である。 図1に示す出隅コーナー用化粧カバーにおいて、スライド片が突出した状態を示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその左側面図、(c)は(b)のB−B断面図である。 図1に示す出隅コーナー用化粧カバーの取付ベースを示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその左側面図、(c)はその右側面図、(d)はその平面図、(e)はその斜視図である。 図1に示す出隅コーナー用化粧カバーのカバー片を示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその底面図、(c)はその右側面図、(d)は(c)のC−C断面図である。 図1に示す出隅コーナー用化粧カバーのスライド片を示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその底面図、(c)はその右側面図、(d)は(c)のD−D断面図である。 図1に示す出隅コーナー用化粧カバーの使用状態を示す斜視図である。 図1に示す出隅コーナー用化粧カバーの使用状態を示す縦断面図である。 従来の出隅コーナー用化粧カバーの使用状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図8には、本発明の実施の形態1を示す。
実施の形態1に係る出隅コーナー用化粧カバー1は、図7および図8に示すように、横架材19の前面19aに取り付けられた室内機11の下面11aから導出された配管18を横架材19の出隅コーナー19cの近傍で覆うものであり、合成樹脂等から成形されている。この合成樹脂としては、例えば、AES樹脂、ABS樹脂、ASA樹脂、ACS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル(PVC)などが挙げられる。この出隅コーナー用化粧カバー1は、図1乃至図3に示すように、略コ字断面形状の取付ベース2と、略コ字断面形状のカバー片3と、略コ字断面形状のスライド片4とから構成されている。
取付ベース2は、図4に示すように、平板状の底板2aを有しており、底板2aのほぼ中央部には、円形のねじ孔2bが形成されている。また、底板2aの左右両端には、一対の立ち上がり片2cが互いに平行に立設されている。各立ち上がり片2cにはそれぞれ、その基部に係止溝2eが形成されているとともに、略コ字断面形状の把持片2fが添設されている。さらに、底板2aには、取付ベース2を横架材19の出隅コーナー19cに位置決めするための2個の位置決めリブ2dが一体に形成されている。
カバー片3は、図5に示すように、配管18を導入する配管導入面P1を備えた第1開口部3aと、配管18を導出する配管導出面P2を備えた第2開口部3bとを有している。ここで、第1開口部3aおよび第2開口部3bは、配管導入面P1と配管導出面P2とが互いに直交するように形成されている。また、第2開口部3bの内面には、一対の係止爪3cが一体に形成されている。
スライド片4は、図6に示すように、略コ字断面形状のスライド本体4aを有しており、スライド本体4aの両端にはそれぞれ、L字断面形状の被把持片4cが一体に形成されている。さらに、各被把持片4cの両端にはそれぞれ、一対のストッパ4bが一体に形成されている。
そして、カバー片3は、図1に示すように、取付ベース2に爪係止方式で着脱自在に取り付けられている。すなわち、図1(a)に示すように、カバー片3の一対の係止爪3cが取付ベース2の一対の係止溝2eに係合することにより、取付ベース2とカバー片3とが互いに連結された状態になるとともに、図1(b)に示すように、取付ベース2の一対の係止溝2eに対するカバー片3の一対の係止爪3cの係合が解除されることにより、取付ベース2とカバー片3との連結が解除された状態になる。
また、スライド片4は、図1乃至図3に示すように、取付ベース2に対して、カバー片3の第1開口部3aの配管導入面P1から外部へ所定のストロークL1だけ突出するように配管導入面P1と直交する方向(矢印M、N方向)に移動自在に、かつ、被把持片4cが把持片2fに弾性的に把持されることにより、取付ベース2に任意の位置で保持されるように構成されている。ここで、スライド片4は、図2および図3に示すように、スライド本体4aがカバー片3の第1開口部3aに沿って移動するように構成されている。
次に、この出隅コーナー用化粧カバー1の使用方法について説明する。
すなわち、建物の横架材19の前面19aに空気調和装置の室内機11を据え付ける際には、この室内機11の下面11aから導出された配管18を保護するため、横架材19および内壁Wに沿う形で配管保護カバーを取り付けて配管18を覆っている。ここで、図7および図8に示すように、横架材19の高さが低いため、室内機11の下面11aが横架材19の下面19bより少しだけ上方に位置している場合には、この配管保護カバーとして、導出部用化粧カバー12、出隅コーナー用化粧カバー1、第2配管ダクト15、入隅コーナー用化粧カバー16、第3配管ダクト17を用いる。このとき、出隅コーナー用化粧カバー1のカバー片3と導出部用化粧カバー12との間に少し隙間が生じるため、出隅コーナー用化粧カバー1は、次に述べるとおり、この隙間に応じてスライド片4を所定の距離だけ上向きに突出させた状態で取り付ける。
なお、出隅コーナー用化粧カバー1以外の配管保護カバー(導出部用化粧カバー12、第2配管ダクト15、入隅コーナー用化粧カバー16、第3配管ダクト17)の施工については、公知の手順に従って行われるため、ここではその説明を省略する。
まず、ベース取付工程で、図8に示すように、横架材19の下面19bで出隅コーナー19cの近傍に取付ベース2をねじ(図示せず)で固定する。それには、取付ベース2の底板2aを横架材19の下面19bに宛い、この状態で、取付ベース2のねじ孔2bにねじを挿通して横架材19の下面19bにねじ込む。
このとき、取付ベース2には、上述したとおり、位置決めリブ2dが設けられているので、この位置決めリブ2dを横架材19の出隅コーナー19cに当てることにより、取付ベース2を所定の位置に正確かつ迅速に取り付けることができる。
その後、配管工程に移行し、この取付ベース2に沿って配管18を配設する。
次いで、スライド取付工程に移行し、この配管18を覆うように、取付ベース2にスライド片4を取り付ける。それには、取付ベース2の前方からスライド片4を近付けて取付ベース2に押し当てる。すると、図1(c)に示すように、スライド片4の一対の被把持片4cが取付ベース2の一対の把持片2fに嵌合して弾性的に把持され、スライド片4が取付ベース2に移動自在に取り付けられた状態となる。そして、出隅コーナー用化粧カバー1のカバー片3と導出部用化粧カバー12との間隔に応じて、スライド片4を所定の距離だけ室内機11側へ上昇させる。このとき、スライド片4は、上述したとおり、取付ベース2に任意の位置で保持されるように構成されているので、スライド片4が自重などの影響を受けて所定の位置からずれてしまう事態を未然に防止することができる。しかも、スライド片4は、上述したとおり、各被把持片4cの両端に一対のストッパ4bが設けられているので、スライド片4の脱落をストッパ4bによって防ぐことができる。
最後に、カバー取付工程に移行し、このスライド片4および配管18を覆うように、取付ベース2にカバー片3を取り付ける。それには、取付ベース2およびスライド片4の下方からカバー片3を近付けて取付ベース2に押し当てる。すると、カバー片3の一対の係止爪3cが取付ベース2の一対の係止溝2eに係合し、カバー片3が取付ベース2に取り付けられた状態となる。
このとき、取付ベース2は、上述したとおり、横架材19の出隅コーナー19cに対して所定の位置に正確に取り付けられているので、カバー本体31を所定の位置に設置し、ひいては出隅コーナー用化粧カバー1を正確かつ迅速に取り付けることができる。
ここで、出隅コーナー用化粧カバー1の施工が終了する。
このように、出隅コーナー用化粧カバー1は、上述したとおり、スライド片4が配管導入面P1と直交する方向に移動自在に設けられているので、室内機11の据付現場の状況によって、室内機11の下面11aから横架材19の出隅コーナー19cまでの上下方向の距離が変化し、それに伴って出隅コーナー用化粧カバー1のカバー片3と導出部用化粧カバー12との隙間が変化しても、この隙間に応じて適宜スライド片4をカバー片3から外部へ突出させることにより、室内機11とカバー片3との隙間を覆うための配管保護カバーを別途用意しなくても、室内機11の据付に付随する配管保護作業を支障なく行うことができる。その結果、長尺体の配管保護カバーの切断加工が不要となるため、配管保護作業の所要時間を短縮するとともに、配管保護カバーの在庫管理を簡略化することが可能となる。
しかも、この出隅コーナー用化粧カバー1は、上述したとおり、スライド片4とカバー片3の両方が取付ベース2に取り付けられており、この取付ベース2が横架材19の出隅コーナー19cに正確に取り付けられているので、出隅コーナー用化粧カバー1全体の位置精度を高めることができる。
また、スライド片4は、上述したとおり、スライド本体4aがカバー片3の第1開口部3aに沿って移動するように構成されている。そのため、スライド片4の突出量の如何を問わず、カバー片3とスライド片4との間に大きな隙間が生じる事態を回避し、出隅コーナー用化粧カバー1の見栄えを常に良くすることができる。
[発明のその他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態1では、室内機11の据付現場の状況によって、室内機11の下面11aから横架材19の出隅コーナー19cまでの上下方向の距離が変化する場合であっても、この出隅コーナー用化粧カバー1を用いれば配管保護作業を支障なく行うことができることについて説明した。同様に、横架材19の出隅コーナー19cから内壁Wまでの水平方向の距離が変化する場合であっても、この出隅コーナー用化粧カバー1を用いれば配管保護作業を支障なく行うことができる。
すなわち、横架材19の奥行きが短いため、出隅コーナー用化粧カバー1と入隅コーナー用化粧カバー16とがあまり離れていない場合には、カバー片3の第1開口部3aの配管導入面P1を配管導出面P2に変更すると同時に、カバー片3の第2開口部3bの配管導出面P2を配管導入面P1に変更した上で、第2配管ダクト15を用いる代わりに、出隅コーナー用化粧カバー1のカバー片3と入隅コーナー用化粧カバー16との隙間に応じて出隅コーナー用化粧カバー1のスライド片4を所定の距離だけ横向きに突出させる。
この場合、出隅コーナー用化粧カバー1の施工手順は、上述した実施の形態1の手順と基本的には同じである。但し、ベース取付工程においては、横架材19の下面19bではなく前面19aで出隅コーナー19cの近傍に取付ベース2をねじで固定する。また、スライド取付工程においては、取付ベース2の前方ではなく下方からスライド片4を近付けて取付ベース2に押し当てることにより、取付ベース2にスライド片4を取り付け、横架材19の奥行き(出隅コーナー用化粧カバー1のカバー片3と入隅コーナー用化粧カバー16との隙間)に応じて、スライド片4を所定の距離だけ入隅コーナー用化粧カバー16側へ水平移動させる。さらに、カバー取付工程においては、取付ベース2およびスライド片4の下方ではなく前方からカバー片3を近付けて取付ベース2に押し当てることにより、取付ベース2にカバー片3を取り付ける。
したがって、この場合も、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、上述した実施の形態1では、図5に示すように、第1開口部3aが第2開口部3bから図5(a)下方に突出している場合について説明したが、第1開口部3aは必ずしも突出させる必要はない。
また、上述した実施の形態1では、図2に示すように、スライド片4がカバー片3内に収容される出隅コーナー用化粧カバー1について説明したが、このスライド片4を複数段の折り畳み式にすることにより、カバー片3のサイズの大小にかかわらず、スライド片4のストロークL1を大幅に増やすことも可能である。
また、上述した実施の形態1では、取付ベース2にスライド片4が設けられている場合について説明したが、このスライド片4は、カバー片3に設けるようにしても構わない。この場合、横架材19に取付ベース2を取り付けた後、スライド片4が設けられたカバー片3をこの取付ベース2に取り付けるという取付手順を採用することにより、出隅コーナー用化粧カバー1の施工を円滑に行うことができる。
また、上述した実施の形態1では、第1開口部3aの配管導入面P1と第2開口部3bの配管導出面P2とが互いに直交しているカバー片3について説明した。しかし、配管導入面P1と配管導出面P2とが、必ずしも90°で交差する必要はなく、90°以外の角度(例えば、80°、120°など)で交差しても構わない。
また、上述した実施の形態1では、2個の位置決めリブ2dを有する取付ベース2について説明したが、この位置決めリブ2dの個数は2個に限るわけではない。
また、上述した実施の形態1では、室内機11の下面から下向きに配管18を導出する場合について説明した。しかし、室内機11の側面から横向きに配管18を導出した後、この配管18を90°曲げて下向きに導く場合に本発明を同様に適用することも可能である。
さらに、上述した実施の形態1では、空気調和装置の室内機6に出隅コーナー用化粧カバー1を取り付ける場合について説明した。しかし、空気調和装置の室内機11以外の機器(例えば、給水器、給湯器など)に出隅コーナー用化粧カバー1を取り付ける場合に本発明を同様に適用することも可能である。
本発明は、梁、桁、壁面の角部、柱の段差部その他の横架材の前面に取り付けられた機器から導出された配管を覆う出隅コーナー用化粧カバーに広く適用することができる。
1……出隅コーナー用化粧カバー
2……取付ベース
2d……位置決めリブ
2f……把持片
3……カバー片
3a……第1開口部
3b……第2開口部
4……スライド片
4a……スライド本体
4b……ストッパ
4c……被把持片
11……室内機(機器)
18……配管
19……横架材
19a……前面
19b……下面
19c……出隅コーナー
L1……ストローク
P1……配管導入面
P2……配管導出面

Claims (4)

  1. 横架材の前面に取り付けられた機器から導出された配管を前記横架材の出隅コーナーの近傍で覆う出隅コーナー用化粧カバーであって、
    前記横架材に取り付けられる取付ベースと、この取付ベースに着脱自在に取り付けられるカバー片とから構成され、
    前記カバー片は、前記配管を導入する配管導入面を備えるとともに前記横架材の前面に対向する第1開口部と、前記配管を導出する配管導出面を備えるとともに前記横架材の下面に対向する第2開口部とを有する側面視略L字形に形成され
    前記第1開口部および前記第2開口部は、前記配管導入面と前記配管導出面とが互いに交差するように形成され、
    前記配管を覆うためのスライド片が、前記第1開口部の前記配管導入面から外部へ所定のストロークだけ突出するとともに、前記カバー片の内部に収容され得るように、当該配管導入面と直交する方向に移動自在に設けられ
    前記取付ベースに把持片が設けられるとともに、前記スライド片に被把持片が設けられ、前記スライド片は、前記取付ベースに移動自在になるように、かつ、前記被把持片が前記把持片に把持されることにより、前記取付ベースに任意の位置で保持されるように構成されていることを特徴とする出隅コーナー用化粧カバー。
  2. 横架材の前面に取り付けられた機器から導出された配管を前記横架材の出隅コーナーの近傍で覆う出隅コーナー用化粧カバーであって、
    前記横架材に取り付けられる取付ベースと、この取付ベースに着脱自在に取り付けられるカバー片とから構成され、
    前記カバー片は、前記配管を導入する配管導入面を備えるとともに前記横架材の前面に対向する第2開口部と、前記配管を導出する配管導出面を備えるとともに前記横架材の下面に対向する第1開口部とを有する側面視略L字形に形成され
    前記第1開口部および前記第2開口部は、前記配管導入面と前記配管導出面とが互いに交差するように形成され、
    前記配管を覆うためのスライド片が、前記第1開口部の前記配管導出面から外部へ所定のストロークだけ突出するとともに、前記カバー片の内部に収容され得るように、当該配管導出面と直交する方向に移動自在に設けられ
    前記取付ベースに把持片が設けられるとともに、前記スライド片に被把持片が設けられ、前記スライド片は、前記取付ベースに移動自在になるように、かつ、前記被把持片が前記把持片に把持されることにより、前記取付ベースに任意の位置で保持されるように構成されていることを特徴とする出隅コーナー用化粧カバー。
  3. 前記スライド片は、当該スライド片の脱落を防ぐためのストッパを有していることを特徴とする請求項1または2に記載の出隅コーナー用化粧カバー。
  4. 前記取付ベースは、当該取付ベースを前記横架材の出隅コーナーに位置決めするための位置決めリブを有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の出隅コーナー用化粧カバー。
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