JP5921406B2 - 連続供給式自動魚卵加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、魚卵に対する各種加工から加工済み魚卵の取り出しに至る処理を、連続して自動的に行うための連続供給式自動魚卵加工装置に関する。
「魚卵」としては、例えば、イクラ、ますこ、キャビアなどを想定することができる。
「各種加工」としては、例えば、魚卵に塩味を付ける味付け加工などを想定することができる。
従来から、魚卵に味付けを施すための各種の加工方法が知られている(例えば、特許文献1:発明の名称「調味魚卵の製造方法」)。その一例として、魚卵(例えば、イクラ)に塩味を付ける加工では、筋子から分離され、洗浄処理並びにゴミ取り処理が施された魚卵(イクラ)は、塩水が満たされた撹拌機に投入され、所定時間だけ撹拌されることで塩味が付けられた後、撹拌機から取り出され、水切り処理が施されている。
特開平5−91858号公報
ところで、従来の味付け加工では、撹拌機への魚卵(イクラ)の投入から、味付け済み魚卵(イクラ)の撹拌機からの取り出しに至る魚卵加工作業の全てが、手作業によって行われているため、味付け済み魚卵の製造効率を向上させるのには限界があると共に、熟練作業者の人数に応じて人件費が別途かかるため、魚卵加工に要するコストが大幅に上昇してしまう。
また、魚卵(イクラ)は、比較的デリケートな素材であるから、撹拌機への魚卵(イクラ)の投入から、味付け済み魚卵(イクラ)の撹拌機からの取り出しに至る魚卵加工作業中に、例えば衝撃や圧力などの外的作用が加わった場合において、その外的作用の程度によっては、魚卵(イクラ)の外皮が剥けてしまったり、或いは、魚卵(イクラ)自体が損傷したりする虞がある。そうなると、損傷等の無い完成品としての味付け済み魚卵(イクラ)の歩留まりが低下してしまう。
更に、撹拌機内で味付けされた状態にある魚卵(イクラ)は、その味付けの程度が刻一刻と変化する(例えば、塩味が強くなる)ため、全ての魚卵(イクラ)の味付け状態を斑無く均一にするためには、当該味付け済み魚卵(イクラ)を撹拌機からできるだけ短時間のうちに取り出す必要がある。
しかしながら、かかる取出作業は熟練を要するため、熟練作業者の手配ができない場合には、取出作業に要する時間がかかり、そのため、全ての魚卵(イクラ)の味付けを斑無く均一にすることが困難になり、その結果、一定品質の味付け済み魚卵(イクラ)を提供することができなくなってしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、魚卵に対する各種加工から加工(味付け)済み魚卵の取り出しに至る処理を、連続して自動的に行うことで、全ての魚卵の加工(味付け)状態を斑無く均一にすると共に、完成品としての加工(味付け)済み魚卵の歩留まりを向上させつつ同時に、一定品質の加工(味付け)済み魚卵の製造効率を向上させる連続供給式自動魚卵加工装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、魚卵と塩水の投入口と排出口とを有すると共に、前記投入口から前記排出口に亘って連続し、回転可能に構成された中空円筒状の撹拌機本体と、前記撹拌機本体に沿って延在し、所定のピッチで螺旋状に連続する搬送領域が投入口側から排出口側に向けて構成されたスクリュー羽根と、前記搬送領域に設けられ、かつ、当該搬送領域を、前記攪拌機本体の軸方向に横断するように構成された複数の撹拌羽根とを備え、前記撹拌機本体は、前記投入口から前記排出口に向けて、所定角度の上り勾配を成した状態に傾斜させて配置され、前記スクリュー羽根は、攪拌機本体の内周面から、該攪拌機本体の軸中心方向に向けて所定幅をもって一体に突出して螺旋状に形成することによって、中心領域に前記投入口側から排出口側へと連続する中心開口領域が形成され、前記撹拌羽根は、前記搬送領域にて前記撹拌機本体の内周面から一体で、かつ断続的に突出して備えられ、前記攪拌羽根は、前記スクリュー羽根の軸中心方向への突出幅よりも小さく内径方向に突出した形状を有し、かつ、円筒軸方向において前後に位置する前記スクリュー羽根との間に、魚卵が通過可能な所定の隙間をもって形成されている。
本発明によれば、魚卵に対する各種加工から加工(味付け)済み魚卵の取り出しに至る処理を、連続して自動的に行うことで、全ての魚卵の加工(味付け)状態を斑無く均一にすると共に、完成品としての加工(味付け)済み魚卵の歩留まりを向上させつつ同時に、一定品質の加工(味付け)済み魚卵の製造効率を向上させる連続供給式自動魚卵加工装置を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る連続供給式自動魚卵加工装置の構成を概略的に示す部分断面図。 本発明の一実施形態に係る連続供給式自動魚卵加工装置の仕様を概略的に示す図であって、(a)は、その上面図、(b)は、その部分断面図。 本発明の一実施形態に係る連続供給式自動魚卵加工装置の他の仕様を概略的に示す図であって、(a)は、その上面図、(b)は、その部分断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る連続供給式自動魚卵加工装置について、添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の連続供給式自動魚卵加工装置は、魚卵の投入口2aと排出口2bとを有すると共に、投入口2aから排出口2bに亘って連続し、回転中心軸Ax周りに回転可能に構成された撹拌機本体2と、撹拌機本体2に沿って延在し、所定のピッチPで螺旋状に旋回させて構成されたスクリュー羽根4と、スクリュー羽根4のピッチP相互間において螺旋状に連続する領域に沿って所定間隔で設けられ、かつ、当該領域を横断するように構成された複数の撹拌羽根6とを備えており、撹拌機本体2の回転に伴って、スクリュー羽根4と撹拌羽根6とを同時に旋回させるように構成されている。
なお、撹拌機本体2の投入口2aには、所定の投入経路T1を介して、加工用液体と共に魚卵が投入されるようになっている。「加工用液体」としては、連続供給式自動魚卵加工装置の使用目的や使用環境に応じて、その液体の成分濃度や種類等が設定されるため、ここでは特に限定しないが、以下の説明では一例として、魚卵(例えば、イクラ)に塩味を付けることを目的とし、かかる目的を達成するために、最適な塩分濃度に調整された塩水を「加工用液体」として設定した場合を想定する。また、投入経路T1としては、加工用液体と共に魚卵を投入口2aまで案内する例えば樋(とい)やパイプなどのガイド部材を適用すればよい。
この場合、図面には一例として、加工用液体(塩水)及び魚卵(イクラ)について、これが互いに混在した状態で、スクリュー羽根4のピッチP相互間の下部側に集積しつつ、当該スクリュー羽根4によって投入口2aから排出口2bに搬送されている様子が、一点鎖線によって模式的に示されている。
撹拌機本体2は、支持フレーム8によって回転中心軸Ax周りに回転可能に支持されており、その支持状態において、投入口2aから排出口2bに向けて、所定角度θの上り勾配を成した状態に傾斜させて配置されるようになっている。なお、撹拌機本体2の角度θについては、水平面Hと回転中心軸Axとの成す角度として規定することができるが、連続供給式自動魚卵加工装置の使用目的や使用環境に応じて設定されるため、ここでは特に数値限定しない。
また、撹拌機本体2は、投入口2aから排出口2bに亘って連続した中空円筒状を成しており、スクリュー羽根4は、中空円筒状の撹拌機本体2の内周面2sに沿って、所定のピッチPで螺旋状に旋回させて構成されている。ここで、スクリュー羽根4の旋回方向としては、右旋回又は左旋回のいずれかを適用することができるが、図面には一例として、投入経路T1側(即ち、T1方向)から見て、螺旋状に左旋回させて撹拌機本体2の内周面2sに固定(例えば、溶接、接着など)させたスクリュー羽根4が示されている。
この場合、左旋回させたスクリュー羽根4を有する撹拌機本体2では、当該撹拌機本体2の回転方向Rを、投入経路T1側(即ち、T1方向)から見て、右回り(時計回り)に設定して回転させることで、投入口2aから投入された魚卵(イクラ)を加工用液体(塩水)と共に排出口2bに向けて順次(連続的に)搬送させることができる。
一方、スクリュー羽根4のピッチP(旋回ピッチとも言う)については、これを短くしたり、長くしたりすることで、投入口2aから排出口2bに向って魚卵(イクラ)を加工用液体(塩水)と共に搬送する速度や時間を調整することができるが、かかる搬送速度や搬送時間は、例えば、撹拌機本体2の回転速度を調整することで設定されると共に、当該連続供給式自動魚卵加工装置の使用目的や使用環境に応じて設定されるため、当該スクリュー羽根4のピッチPについて、ここでは特に数値限定しない。
例えば、1台の撹拌機本体2のみにより、味付け済み魚卵(イクラ)を完成させる仕様を想定すると(図1参照)、投入口2aから排出口2bに搬送されるまでに、魚卵(イクラ)に対して最適な味付け(塩味)が成されるように、当該スクリュー羽根4のピッチPや撹拌機本体2の回転速度を設定すればよい。
撹拌羽根6は、撹拌機本体2の内周面2sに固定(例えば、溶接、接着など)された状態で、当該内周面2sから突出させて構成されている。ここで、撹拌羽根6の突出量(突出高さ)については、当該撹拌羽根6によって加工用液体(塩水)と共に魚卵(イクラ)を撹拌できる程度に設定すればよく、当該突出量(突出高さ)は、連続供給式自動魚卵加工装置の使用目的や使用環境に応じて設定されるため、特に数値限定はしない。
また、撹拌羽根6は、スクリュー羽根4のピッチP相互間において螺旋状に連続する領域(以下、螺旋状領域と言う)に沿って複数設けられることになるが、この場合、撹拌羽根6相互の間隔は、等間隔、或いは、任意の間隔に設定することが可能であり、いずれの場合も、連続供給式自動魚卵加工装置の使用目的や使用環境に応じて設定されるため、ここでは特に限定しない。
更に、撹拌羽根6は、上記した螺旋状領域を横断する(横切る、交差する)ように、所定の形状を成して構成されている。この場合、撹拌羽根6の形状については、例えば、矩形状、三角形状、円弧形状、楕円形状など各種の形状に設定することができるため、特に限定はしないが、図面には一例として、矩形状(台形状とも言う)を成す撹拌羽根6が、上記した螺旋状領域を横断した状態が示されている。
ここで、撹拌羽根6は、上記した螺旋状領域を横断した状態において、スクリュー羽根4との間に所定の隙間を介在させて構成することが好ましい。図面には一例として、矩形状の撹拌羽根6の軸方向(撹拌機本体2の回転中心軸Axに沿う方向)の両側において、当該撹拌羽根6とスクリュー羽根4との間に隙間を介在させた構成が示されている。
このように、撹拌羽根6とスクリュー羽根4との間に隙間を介在させることで、撹拌羽根6によって加工用液体(塩水)と共に魚卵(イクラ)を撹拌する際の撹拌効率を向上させることができる。
具体的に説明すると、撹拌機本体2の回転に伴って、スクリュー羽根4と撹拌羽根6とを同時に旋回させることで、加工用液体(塩水)と共に魚卵(イクラ)を撹拌する際、撹拌羽根6は、魚卵(イクラ)が混在した加工用液体(塩水)に対して、その入出を繰り返すことになる。
この場合、撹拌羽根6とスクリュー羽根4との間に隙間を介在させていない構成では、撹拌羽根6とその両側のスクリュー羽根4とで囲まれた領域に存する加工用液体(塩水)は、その殆ど全てがスクリュー羽根4の旋回に伴って強制的に搬送されてしまうことになる。そうなると、撹拌羽根6を加工用液体(塩水)に入出させる余地がなくなってしまうため、その結果、魚卵(イクラ)が混在した加工用液体に対する十分な撹拌を行うことができない。
これに対して、撹拌羽根6とスクリュー羽根4との間に隙間を介在させる構成では、撹拌羽根6を加工用液体(塩水)に入出させる余地があると共に、撹拌羽根6が、魚卵(イクラ)が混在した加工用液体(塩水)に対して、その入出を繰り返す際、加工用液体(塩水)は、撹拌羽根6とスクリュー羽根4との間を擦り抜けるように挙動するため、これにより、加工用液体(塩水)と共に魚卵(イクラ)を十分に撹拌させることができる。
以上、かかる構成を有する連続供給式自動魚卵加工装置によれば、投入口2aから加工用液体(塩水)と共に撹拌機本体2に投入された魚卵(イクラ)は、当該撹拌機本体2の矢印R方向への回転(投入経路T1側(T1方向)から見て、右回り(時計回り))に伴って、旋回するスクリュー羽根4に沿って排出口2bに向けて搬送されつつ、撹拌羽根6によって加工用液体(塩水)と共に撹拌されることで所定の味付け加工が施された後、排出口2bから排出される。
ここで、1台の撹拌機本体2のみにより、味付け済み魚卵(イクラ)を完成させる仕様を想定すると(図1参照)、投入口2aから排出口2bに搬送されるまでに、最適な味付け(塩味)が成された魚卵(イクラ)は、加工用液体(塩水)と共に排出口2bから排出された後、選別装置10によって、加工用液体(塩水)と味付け済み魚卵(イクラ)とに選別される。
選別装置10には、撹拌機本体2の排出口2bから排出された加工用液体(塩水)及び味付け済み魚卵(イクラ)を同時に自由落下させる落下ユニット10aと、落下ユニット10aに沿って設けられた選別構造体10bとを備えている。この場合、選別構造体10bとしては、樹脂製或いは金属製の線状部材を縦状に並列させて格子状に構成し、加工用液体(塩水)を通過させて味付け済み魚卵(イクラ)のみを不通過とするようにすればよい。
かかる選別装置10によれば、加工用液体(塩水)及び味付け済み魚卵(イクラ)を落下ユニット10aに沿って自由落下させるだけで、選別構造体10bによって、加工用液体(塩水)と味付け済み魚卵(イクラ)に選別される。そして、加工用液体(塩水)は、選別構造体10bを通過し、一方、味付け済み魚卵(イクラ)は、選別構造体10bを通過せずに当該選別構造体10bに沿って自由落下し、次の処理経路L1に移される。
このとき、選別構造体10bを通過した加工用液体(塩水)は、選別装置10に設けられた帰還経路L2を介して、投入口2aから再び撹拌機本体2に戻される。なお、加工用液体(塩水)を帰還経路L2を介して撹拌機本体2に戻す方法としては、例えば、選別構造体10bを通過した加工用液体(塩水)を所定箇所に貯留し、これを市販のポンプ(図示しない)によって吸引して、撹拌機本体2の投入口2aに圧送すればよい。
以上、本実施形態の連続供給式自動魚卵加工装置によれば、撹拌機2内での魚卵(イクラ)に対する味付け作業から味付け済み魚卵(イクラ)の排出(取出)作業を、全て自動化即ち無人化することができるため、従来では必要であった人件費が一切不要となり、その結果、魚卵加工に要するコストを従来に比べて大幅に低減させることができる。
また、本実施形態の連続供給式自動魚卵加工装置によれば、投入口2aから加工用液体(塩水)と共に撹拌機本体2に投入された魚卵(イクラ)は、旋回するスクリュー羽根4に沿って排出口2bに向けて連続してスムーズ(滑らか)に搬送されつつ、撹拌羽根6によって加工用液体(塩水)と共に撹拌された後、排出口2bから順次連続して排出させることができる。
この場合、現在では、魚卵(イクラ)分離から魚卵(イクラ)洗浄まで自動連続的に供給され、投入口2aから加工用液体(塩水)と共に撹拌機本体2に投入するだけであるため、熟練作業者の手配ができない場合であっても誰でも簡単に、一定の味付けが成された味付け済み魚卵(イクラ)を大量に製造することができる。
このとき、投入口2aから投入された魚卵(イクラ)及び加工用液体(塩水)には、スクリュー羽根4の旋回運動と、撹拌羽根6による撹拌運動とが一定のタイミングで連続してスムーズ(滑らか)に作用するだけであり、例えば衝撃や圧力などの外的作用が加わることが無いため、魚卵(イクラ)の外皮が剥けてしまったり、或いは、魚卵(イクラ)自体が損傷したりする虞も無い。これにより、損傷等の無い完成品としての味付け済み魚卵(イクラ)の歩留まりを向上させることができるため、その結果、味付け済み魚卵(イクラ)の生産性を飛躍的に高めることができる。
また、魚卵(イクラ)及び加工用液体(塩水)に対して、スクリュー羽根4の旋回運動と、撹拌羽根6による撹拌運動とを一定のタイミングで連続してスムーズ(滑らか)に作用させることで、全ての魚卵(イクラ)の味付け状態を斑無く均一にすることができるため、常に安定的に、一定品質の味付け済み魚卵(イクラ)を提供することができる。
更に、魚卵(イクラ)の味付け処理中において、加工用液体(塩水)は、帰還経路L2を介して、塩分濃度調整タンク(図示しない)に入り、一定量の濃度で、投入口2aから再び撹拌機本体2に戻されるため、撹拌機本体2内の魚卵(イクラ)は、常に一定の容量並びに塩分濃度に維持された加工用液体(塩水)によって味付け処理が施される。この場合、加工用液体(塩水)を新たに補充する必要がないため、味付け処理に要するコストを大幅に低減させることができる。
なお、上記した実施形態では、1台の撹拌機本体2のみにより、味付け済み魚卵(イクラ)を完成させる仕様を想定したが(図1参照)、これに代えて、例えば図2及び図3に示すように、複数台連続させた撹拌機本体2によって、味付け済み魚卵(イクラ)を完成させる仕様も本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
図2(a),(b)には、上記した実施形態において、撹拌機本体2を直線状に連続させた連続供給式自動魚卵加工装置の仕様が示されている。
即ち、所定の投入経路T1を介して、投入口2aから1台目の撹拌機本体2に投入された加工用液体(塩水)及び魚卵(イクラ)は、旋回するスクリュー羽根4に沿って排出口2bに向けて搬送されつつ、撹拌羽根6によって加工用液体(塩水)と共に撹拌され、排出口2bから排出された後、2つ目の投入経路T2を介して、投入口2aから2台目の撹拌機本体2に投入され、1台目と同様の処理を経た後、その排出口2bに設けられた選別装置10によって、加工用液体(塩水)と味付け済み魚卵(イクラ)とに選別される。
図3(a),(b)には、上記した実施形態において、撹拌機本体2を並列させた状態で連続させた連続供給式自動魚卵加工装置の仕様が示されている。
即ち、所定の投入経路T1を介して、投入口2aから1台目の撹拌機本体2に投入された加工用液体(塩水)及び魚卵(イクラ)は、旋回するスクリュー羽根4に沿って排出口2bに向けて搬送されつつ、撹拌羽根6によって加工用液体(塩水)と共に撹拌され、排出口2bから排出された後、2つ目の投入経路T2を介して、投入口2aから2台目の撹拌機本体2に投入され、1台目と同様の処理を経た後、3つ目の投入経路T3を介して、投入口2aから3台目の撹拌機本体2に投入され、1台目と同様の処理を経た後、その排出口2bに設けられた選別装置10によって、加工用液体(塩水)と味付け済み魚卵(イクラ)とに選別される。
この場合、投入経路T2又はT3としては、それぞれ、排出口2bから排出された加工用液体(塩水)及び魚卵(イクラ)を受け取って、2台目又は3台目の撹拌機本体2の投入口2aまで、自由落下させながら案内する例えば樋(とい)やパイプなどのガイド部材を適用すればよい。
2 撹拌機本体
2a 投入口
2b 排出口
4 スクリュー羽根
6 撹拌羽根
8 支持フレーム
10 選別装置
P スクリュー羽根のピッチ

Claims (1)

  1. 魚卵と塩水の投入口と排出口とを有すると共に、前記投入口から前記排出口に亘って連続し、回転可能に構成された中空円筒状の撹拌機本体と、
    前記撹拌機本体に沿って延在し、所定のピッチで螺旋状に連続する搬送領域が投入口側から排出口側に向けて構成されたスクリュー羽根と、
    前記搬送領域に設けられ、かつ、当該搬送領域を、前記攪拌機本体の軸方向に横断するように構成された複数の撹拌羽根とを備え、
    前記撹拌機本体は、前記投入口から前記排出口に向けて、所定角度の上り勾配を成した状態に傾斜させて配置され、
    前記スクリュー羽根は、前記攪拌機本体の内周面から、該攪拌機本体の軸中心方向に向けて所定幅をもって一体に突出して螺旋状に形成することによって、中心領域に前記投入口側から排出口側へと連続する中心開口領域が形成され、
    前記撹拌羽根は、前記搬送領域にて前記撹拌機本体の内周面から一体で、かつ断続的に突出して備えられ、
    前記攪拌羽根は、前記スクリュー羽根の軸中心方向への突出幅よりも小さく内径方向に突出した形状を有し、かつ、円筒軸方向において前後に位置する前記スクリュー羽根との間に、魚卵が通過可能な所定の隙間をもって形成されていることを特徴とする連続供給式自動魚卵加工装置。
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