JP5917331B2 - 極低温冷凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレーサを有する極低温冷凍機に関する。
従来より、ディスプレーサを備えた極低温冷凍機として、ギフォード・マクマホン冷凍機(以下、GM冷凍機という)が知られている。このGM冷凍機は、駆動装置によりシリンダ内でディスプレーサが往復移動する構成とされている。
また、シリンダとディスプレーサとの間には、膨張空間が形成されている。そして、圧縮機から供給された冷媒ガスが膨張空間で膨張し、圧縮機に排出されることで極低温の寒冷を発生させる構成とされている。
また、高圧ガスの供給及び排出の切り替えをスプールバルブにより行う構成のGM冷凍機も提案されている(特許文献1)。
特開平4−55661号公報
極低温冷凍機において、高圧ガスの供給及び排出の切り替えのタイミングは冷凍効率への影響が最も大きいパラメータの一つであり、このタイミングの設定により冷凍効率が大きく向上する可能性がある。
しかしながら、スプールバルブは、その構造上、バルブを開閉する前後のタイミングを異ならせることが容易ではない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バルブの開閉を適切なタイミングで設定することで、冷凍効率の向上を図った極低温冷凍機を提供することを目的とする。
上記の課題は、第1の観点からは、
シリンダ内に往復移動可能に装着されるディスプレーサと、
圧縮機に接続されており、該圧縮機から前記シリンダに高圧冷媒ガスを供給する吸気モードと、前記シリンダ内の低圧冷媒ガスを前記圧縮機に還流させる排気モードとの切り替えを行うスプールバルブと、
当該スプールバルブを駆動する駆動装置とを有する極低温冷凍機であって、
前記スプールバルブはバルブ本体と、当該バルブ本体に対して相対移動しスプールが一体化された駆動ロッドと、を有し、
前記駆動装置は、前記駆動ロッドが同変位位置において、前記排気モードの状態にある上死点から前記吸気モードの状態にある下死点に向かう時の速度の大きさと、前記下死点から前記上死点に向かう時の速度の大きさを異なるよう前記スプールバルブを駆動すると共に、前記下死点の近傍同変位位置において、前記駆動ロッドが前記下死点に向かう時の速度の大きさが、前記駆動ロッドが前記下死点から離れる時の速度の大きさに比べて大きくなるよう前記スプールバルブを駆動することを特徴とする極低温冷凍機により解決することができる。
開示の極低温冷凍機によれば、ディスプレーサの上死点から下死点に向かう時の速度の大きさと、下死点から上死点に向かう時の速度の大きさを同変位位置において異ならせることにより、スプールバルブによる高圧ガスの供給及び排出の切り替えのタイミングを容易に設定することができる。
これにより、例えば、上死点後の冷媒ガスの排気期間を長くしても良い。そのようにすることで、寒冷が発生した冷媒ガスとシリンダに接続された冷却ステージ及びディスプレーサに設けられた蓄冷材との熱交換時間を従来よりも長くすることができ、冷媒ガスと冷却ステージ及び蓄冷材との熱交換を良好に行うことができる。
また、例えば、下死点前の冷媒ガスの吸気期間を遅らせても良い。そのようにすることで、膨張行程で発生した寒冷ガスを確実に排出することができ、冷媒ガスと冷却ステージ及び蓄冷材との熱交換を良好に行うことができる。
このように、比較的構造が容易なスプールバルブを用いて、冷凍機の構造を簡略化しつつ極低温冷凍機の冷却効率の向上を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態であるGM冷凍機の部分断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態であるGM冷凍機に設けられたスコッチヨーク機構を拡大して示す斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態であるGM冷凍機に設けられたスプールバルブを拡大して示す部分断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態であるGM冷凍機のディスプレーサの変位を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態であるGM冷凍機の動作を説明するための図である(その1)。 図6は、本発明の第1実施形態であるGM冷凍機の動作を説明するための図である(その2)。 図7は、駆動装置の第1変形例を示す斜視図である。 図8は、駆動装置の第2変形例を示す斜視図である。 図9は、駆動装置の第3変形例を適用したGM冷凍機の断面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である極低温冷凍機を示している。以下の説明では、極低温冷凍機としてギフォード・マクマホンサイクルを用いた極低温冷凍機(以下、GM冷凍機という)を例に挙げて説明する。しかしながら、本発明の適用はGM冷凍機に限定されるものではなく、ディスプレーサを使用する各種極低温冷凍機(例えば、ソルベー冷凍機、スターリング冷凍機等)に適用が可能なものである。
本実施形態に係るGM冷凍機1Aは2段式の冷凍機であり第1段目シリンダ10と、第2段目シリンダ20とを有している。この第1及び第2段目シリンダ10,20は、熱伝導率の低いステンレス等で形成される。また、第2段目シリンダ20の高温端が、第1段目シリンダ10の低温端に連結された構成とされている。
第2段目シリンダ20は、第1段目シリンダ10よりも小さな径を有する。第1段目シリンダ10内には第1段目ディスプレーサ11が、第2段目シリンダ20内には第2段目ディスプレーサ21がそれぞれ往復移動可能に装着されている。第1段目ディスプレーサ11と第2段目ディスプレーサ21は相互に連結されており、駆動装置3Aによりシリンダ10,20内の上死点と下死点との間で往復駆動(図中矢印Z1,Z2方向に駆動)される。
なお図示の便宜上、図1では第1段目ディスプレーサ11と第2段目ディスプレーサ21が一体化された図示となっているが、実際は連結機構を介して連結された構成とされている。
また、第1段目ディスプレーサ11及び第2段目ディスプレーサ21の内部には、それぞれ蓄冷器12,22が設けられている。この蓄冷器12,22の内部には、それぞれ蓄冷材13,23が充填されている。
また、第1段目シリンダ10内の高温端には室温室14が形成され、また低温端には第1段目膨張室15が形成されている。更に、第2段目シリンダ20の低温側には、第2段目膨張室25が形成されている。
第1段目ディスプレーサ11及び第2段目ディスプレーサ21には、冷媒ガス(ヘリウムガス)が流れる複数のガス流路L1〜L4が設けられている。ガス流路L1は室温室14と蓄冷器12とを接続し、ガス流路L2は蓄冷器12と第1段目膨張室15とを接続する。また、ガス流路L3は第1段目膨張室15と蓄冷器22とを接続し、ガス流路L4は蓄冷材23と第2段目膨張室25とを接続する。
第1段目シリンダ10の高温端側の室温室14は、ガス供給系5に接続されている。ガス供給系5は、圧縮機6、吸気配管7、排気配管8、スプールバルブ9、上部流通孔42、下部流通孔43、及び連通孔44等を含んで構成されている(各流通孔42〜44については図3参照)。
吸気配管7の一端は圧縮機6の吸気口側に接続されており、他端はスプールバルブ9の吸気ポートPに接続されている。また、排気配管8の一端は圧縮機6の排気口側に接続されており、他端はスプールバルブ9の排気ポートPに接続されている。
スプールバルブ9は、図3に示すように、スリーブとして機能する筒状のスプール本体45(請求項に記載のバルブ本体に相当)と、このスプール本体45に対して相対移動可能な構成とされたスプールとを有している。
スプール本体45は、排気ポートPと吸気ポートPとを有している。排気ポートPはスプール本体45の上方(Z1方向側)に設けられており、また吸気ポートPはスプール本体45の下方(Z2方向側)に設けられており、よって排気ポートPと吸気ポートPは離間して配置された構成とされている。
この吸気ポートPには吸気配管7が接続され、また排気ポートPには排気配管8が接続される。よって、圧縮機6から吸気ポートPに高圧の冷媒ガスが供給されると共に、後述するように膨張して低圧となった冷媒ガスは排気ポートPから圧縮機6に還流される。
スプールは、後述するスコッチヨーク機構32の駆動ロッド37と一体的な構成とされている。よって、本明細書ではスプールが一体化された駆動ロッド37をスプール付駆動ロッド37というものとする。なお、本願における一体的な構成とは、スプールが駆動ロッドと一体的に移動できる構成を指すものであって、駆動ロッドとスプールを分離可能な構成でも良い。
このスプール付駆動ロッド37の下端部には、第1段目ディスプレーサ11が連結される。スプール付駆動ロッド37には、上部流通孔42、下部流通孔43、及び連通孔44が形成されている。この各孔42,43,44の配設位置は、スプール付駆動ロッド37のスコッチヨーク36の配設位置よりも下側の位置(Z2方向側の位置)とされている。
上部流通孔42及び下部流通孔43は、スプール付駆動ロッド37をその中心軸方向に対して直交する方向に貫通するよう形成されている。また、上部流通孔42と下部流通孔43は、スプール付駆動ロッド37の中心軸方向(Z1,Z2方向)に離間して配置されている。更に、図1に示すように下部流通孔43は室温室14内に開口している。
一方、連通孔44はスプール付駆動ロッド37の内部に中心軸に沿って形成されている。この連通孔44の上端部は上部流通孔42に接続されており、下端部は下部流通孔43に接続されている。このように、上部流通孔42と下部流通孔43は連通孔44を介して接続されているため、上部流通孔42は連通孔44及び下部流通孔43を介して室温室14と連通した構成となっている。よって、冷媒ガスは上部流通孔42と下部流通孔43との間で移動することが可能となる。
次に図3を用いて、スプールバルブ9の動作について説明する。
スプール本体45は、モータ30を収納するモータハウジング(図示を省略)に固定されている。これに対し、スプールバルブ9を構成するスプール付駆動ロッド37は、駆動装置3Aを構成するスコッチヨーク機構32によりZ1,Z2方向に往復移動する。従って、スプール付駆動ロッド37は、固定されたスプール本体45に対してZ1,Z2方向に往復移動する。
図3(A)は、スプール付駆動ロッド37がZ1方向の移動限界位置(上動限界位置)まで移動した状態を示している。スプール付駆動ロッド37がZ1方向の移動限界位置まで移動した状態では、ディスプレーサ11,21は上死点に位置している。よって、本明細書においては、スプール付駆動ロッド37がZ1方向の移動限界まで移動した位置を、ディスプレーサ11,21と同様に上死点として説明するものとする。
スプール付駆動ロッド37が上死点まで移動した状態では、スプール本体45の排気ポートPはスプール付駆動ロッド37の上部流通孔42と対向し連通する構成とされている。これに対してスプール本体45の吸気ポートPは、スプール付駆動ロッド37の外周壁と対向し閉じられた構成となっている。
従って、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が上死点に位置した状態においては、室温室14は下部流通孔43,連通孔44,上部流通孔42,排気ポートP,及び排気配管8を介して圧縮機6の排気側に接続された構成となる。
これに対し、図3(B)は、スプール付駆動ロッド37がZ2方向の移動限界位置(下動限界位置)まで移動した状態を示している。スプール付駆動ロッド37がZ2方向の移動限界位置まで移動した状態では、ディスプレーサ11,21は下死点に位置している。よって、本明細書においては、スプール付駆動ロッド37がZ2方向の移動限界まで移動した位置を、ディスプレーサ11,21と同様に下死点として説明するものとする。
スプール付駆動ロッド37が下死点まで移動した状態では、スプール本体45の吸気ポートPはスプール付駆動ロッド37の上部流通孔42と対向し連通する構成とされている。これに対してスプール本体45の排気ポートPは、スプール付駆動ロッド37の外周壁と対向し閉じられた構成となっている。
従って、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が下死点に位置した状態においては、室温室14は下部流通孔43,連通孔44,上部流通孔42,吸気ポートP,及び吸気配管7を介して圧縮機6の吸気側に接続された構成となる。
次に、駆動装置3Aについて説明する。
駆動装置3Aは、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21を第1及び第2段目シリンダ10,20内で往復移動させる。この駆動装置3Aは、モータ30とスコッチヨーク機構32とを有している。図2は、スコッチヨーク機構32を拡大して示している。スコッチヨーク機構32は、大略するとクランク部材34、スコッチヨーク36、及びスプール付駆動ロッド37を有した構成とされている。
クランク部材34は、モータ30の回転軸(以下、モータ軸31という)に固定されている。このクランク部材34は、モータ軸31の取り付け位置から偏心した位置にクランクピン34aを設けている。また、クランクピン34aの先端部には、コロ軸受け35(請求項に記載の駆動軸に相当する)が回転可能に取り付けられている。
スコッチヨーク36は、内部にスライド溝38が形成されることにより枠形状とされている。クランク部材34に設けられたコロ軸受け35は、このスコッチヨーク36に形成されたスライド溝38に移動可能に係合する。コロ軸受け35は、スライド溝38内で図中矢印X1,X2方向に転動可能な構成とされている。
また前記のように、コロ軸受け35を軸承するクランクピン34aは、モータ軸31に対して偏心している。従って、モータ軸31が回転すると、クランクピン34aは円弧を描くように回転し、これによりスコッチヨーク36は図中矢印Z1,Z2方向に往復移動を行う。この際、コロ軸受け35は、スライド溝38内を図中矢印X1,X2方向に往復移動する。なお、説明の便宜上、スコッチヨーク36及びスライド溝38の具体的な形状及び構成については後に詳述するものとする。
スコッチヨーク36は、上方向及び下方向に延出するスプール付駆動ロッド37が設けられている。この内、下方のスプール付駆動ロッド37は、図1に示すように、第1段目ディスプレーサ11に連結されている。よって上記のようにスコッチヨーク機構32によりスコッチヨーク36がZ1,Z2方向に往復移動すると、スプール付駆動ロッド37も上下方向に移動し、これにより第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は第1及び第2段目シリンダ10,20内で往復移動する。
更に、スコッチヨーク36の下方のスプール付駆動ロッド37には、前記のようにスプールバルブ9を構成する上部流通孔42、下部流通孔43、及び連通孔44が形成されると共に、スプール本体45が配設される。
ここで、スコッチヨーク機構32を構成するスコッチヨーク36に注目し、主に図2及び図3を用いてその構成及び機能について説明する。
図3(A),(B)は、スコッチヨーク36を正面視した図である。前記のように、スコッチヨーク36にはX1,X2方向に延在するスライド溝38が形成されている。従来のスコッチヨークのスライド溝は、横長の矩形状或いは長楕円形状とされたものが一般的であった。
これに対して本実施形態では、スライド溝38はスプール付駆動ロッド37の中心軸CAを中心として左右で(矢印X1,X2方向で)非対称となるよう構成されている。具体的には、スライド溝38は水平溝39と傾斜溝40とを有した構成とされており、中心軸CAの右側(X1方向側)に水平溝39が形成されると共に中心軸CAの左側(X2方向側)に傾斜溝40が形成されている。
水平溝39は下部に水平溝下部39aを有し、上部に水平溝上部39bを有している。この水平溝下部39aと水平溝上部39bは平行に対向した構成とされている。同様に、傾斜溝40は下部に傾斜溝下部40aを有し、上部に傾斜溝上部40bを有している。この傾斜溝下部40aと傾斜溝上部40bも平行に対向した構成とされている。
水平溝39は、水平方向(中心軸CAに直交する方向)に延在するよう形成されている。この水平溝39の形状は、従来のスコッチヨークに設けられていた溝と同等の構成である。
これに対し、傾斜溝40は水平方向に対して角度θGだけ下方(Z2方向)に傾いて形成されている(以下、傾斜角度θGという)。よって、傾斜溝40は水平溝39と接する位置から斜め下方に延出された構成とされている。
なお、水平溝39と傾斜溝40とが接する位置は、面取り加工を行うことにより、コロ軸受け35が水平溝39と傾斜溝40との間で移動する際に滑らかに移動できるよう構成してもよい。
次に、上記構成とされたGM冷凍機1の動作について説明する。
冷媒ガス供給系5は、後に詳述するように、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が下死点に至る前の所定位置(図4に示すθ3に対応する位置)まで変位すると、圧縮機6の吸気側と室温室14(シリンダ10,20)とを連通させるモード(以下、吸気モードという)に切り替わる。
この吸気モードでは、圧縮機6で生成された高圧の冷媒ガスは、吸気配管7,スプールバルブ9,室温室14,及びガス流路L1を介して第1段目ディスプレーサ11に形成された蓄冷器12に流入する。この蓄冷器12内に流入した冷媒ガスは、蓄冷器12内の蓄冷材13により冷却されつつ進行し、続いてガス流路L2を介して第1段目膨張室15に流入する。
第1段目膨張室15に流入した冷媒ガスは、ガス流路L3を介して第2段目ディスプレーサ21に形成された蓄冷器22に流入する。そして、蓄冷器22内に流入した冷媒ガスは、蓄冷器22内の蓄冷材23により更に冷却されつつ進行し、続いてガス流路L4を介して第2段目膨張室25に流入する。
第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は、駆動装置3Aに駆動されて下動し(Z2方向に移動し)、第1及び第2段目膨張室15,25の体積が最も小さくなる下死点BDC(図4に示すθ4に対応する位置)に至る。
その後、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は、駆動装置3Aにより上方(図中矢印Z1方向)への移動を開始する。これに伴い、圧縮機6から供給される高圧の冷媒ガスは、前記の経路を経て第1段目膨張室15及び第2段目膨張室25内に吸気(供給)されていく。
そして、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が所定位置(図4に示すθ5に対応する位置)に達した時点で、スプールバルブ9は圧縮機6と室温室14との接続を遮断し吸気モードを終了させる。これにより、ガス供給系5から室温室14への冷媒ガスの供給は停止される。
吸気モードの終了後、駆動装置3Aは更に第1及び第2段目ディスプレーサ11,21を上動させる。そして、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が所定位置(図4に示すθ6に対応する位置)に達すると、ガス供給系5は圧縮機6の排気側と室温室14(シリンダ10,20)とを接続するモード(以下、排気モードとう)に切り替わる。これにより、第1及び第2段目膨張室15,25内の冷媒ガスは膨張し各膨張室15,25内で寒冷が発生する。
冷媒ガス供給系5が排気モードに切り替わった後も、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は駆動装置3Aに駆動されて上動し(Z1方向に移動し)、第1及び第2段目膨張室15,25の体積が最も大きくなる上死点TDC(図4に示すθ0,θ7に対応する位置)に至る。
その後、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は、駆動装置3Aにより下方(図中矢印Z2方向)への移動を開始する。これに伴い、第2段目膨張室25で膨張した冷媒ガスは、ガス流路L4を通り蓄冷器22内に流入し、蓄冷器22内の蓄冷材23を冷却しつつ通過し、ガス流路L3を介して第1段目膨張室15に流入する。
この第1段目膨張室15に流入した冷媒ガスは、第1段目膨張室15で膨張した冷媒ガスと共にガス流路L2を介して蓄冷器12に流入する。蓄冷器12に流入した冷媒ガスは、蓄冷材13を冷却しつつ進行し、そしてガス流路L1,室温室14,スプールバルブ9,及び排気配管8を介して圧縮機6の排気側に回収されていく。
そして、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が所定位置(図4に示すθ2に対応する位置)に達した時点で、冷媒ガス供給系5は排気モードを終了させる。これにより、室温室14からガス供給系5への冷媒ガスの排気は停止される。
以上のサイクルを繰り返し行うことにより、第1段目膨張室15では例えば20〜50K程度の寒冷を発生することができ、第2段目膨張室25では例えば4〜10K以下の極低温を発生させることができる。
次に、図4〜図6を主に用いて、GM冷凍機1Aに設けられている駆動装置3A及び冷媒ガス供給系5の動作について説明する。
図4は、ディスプレーサ11,21の1サイクル中における変位(これは、スプール付駆動ロッド37の変位と等しい)を示す図である。また、図5及び図6は、GM冷凍機1Aに設けられたスプールバルブ9及びスコッチヨーク機構32の動作を示す図である。
なお、図4においてディスプレーサ11,21の変位は、上死点(TDC)と下死点(BDC)の中心位置をゼロとし、この中心位置からの距離として示している。また、図4の横軸は、クランク部材34の回転角度(クランク角度)を示している。
更に図4では、本実施形態に係るGM冷凍機1Aの特性と共に、参考として従来のGM冷凍機の特性(矩形状のスライド溝を有したGM冷凍機の特性)も合わせて図示している。図4において、矢印Aで示すのが本実施形態に係るGM冷凍機1Aのディスプレーサ11,21の変位特性(変位軌跡)であり、矢印Bで示すのが参考例に係るGM冷凍機の変位特性(変位軌跡)である。
本実施形態に係る冷媒ガス供給系5は、スプールバルブ9を用いて吸気モードと、排気モードの切り替えのタイミングを制御している。このスプールバルブ9の開閉のタイミングは、スコッチヨーク機構32により駆動されるスプールとしても機能するスプール付駆動ロッド37の移動により行われる。
ここで、吸気モードとは圧縮機6の吸気側からシリンダ10,20に高圧冷媒ガスを吸気するモードをいい、排気モードとは膨張し低圧となった低圧冷媒ガスをシリンダ10,20から圧縮機6の排気側へ排気するモードをいう。
また本実施形態では、排気モードはディスプレーサ11,21が中心位置からZ1方向に距離H1以上隔てた領域を移動している間(回転角度がθ6〜θ2の間)に設定されており、また吸気モードはディスプレーサ11,21が中心位置からZ2方向に距離H2以上隔てた領域を移動している間(回転角度がθ3〜θ5の間)に設定されている。
以下の説明では、ディスプレーサ11,21が上死点に位置している時以降の動作について説明するものとする。なお図4では、このディスプレーサ11,21が上死点に位置している時のクランク角度をθ0(=0°)としている。
図5(A)は、ディスプレーサ11,21が上死点に位置している時のスコッチヨーク機構32を示している。この時、コロ軸受け35はスライド溝38内の中央位置(水平溝39と傾斜溝40とが接する境界位置)に位置している。
一方、クランク角度がθ0である時、冷媒ガス供給系5は排気モードとなっている。この排気モードでは、スプールバルブ9は上部流通孔42と排気ポートPとを連通した状態となっており、また吸気ポートPを閉じた状態となっている。
よって、第1段目シリンダ10内の室温室14は、下部流通孔43,連通孔44,上部流通孔42,排気ポートP,及び排気配管8を介して圧縮機6の排気側に接続されている。なお、排気モードはクランク角度がθ6〜θ2(θ6〜θ7,θ0〜θ2)間に実施され、この排気モードにおいて高圧の冷媒ガスは各膨張室15,25において断熱膨張を行い寒冷を発生させる。また、膨張することにより低圧となった冷媒ガスは、この排気モード中にスプールバルブ9を介して圧縮機6の排気側に還流される。
図5(A)に示す状態からクランク部材34が回転すると、この動作に伴いコロ軸受け35はスライド溝38内をX2方向に移動して傾斜溝40内に進行する。前記のように、コロ軸受け35が取り付けられたクランクピン34aはクランク部材34の中心に対して偏心した位置にあるため、コロ軸受け35の移動に伴い、スコッチヨーク36はZ2方向に移動する。
また、スコッチヨーク36には、スプール付駆動ロッド37を介してディスプレーサ11,21が接続されている。このため、スコッチヨーク36の移動に伴いスプール付駆動ロッド37が移動すると、ディスプレーサ11,21もZ2方向へ移動する。
前記のようにスプール付駆動ロッド37はスプールバルブ9のスプールとしても機能しており、上部流通孔42,下部流通孔43,及び連通孔44が形成されている。よって、スプール付駆動ロッド37がZ2方向に移動することにより、排気ポートPと連通していた上部流通孔42は排気ポートPから漸次離れるよう移動する。
図5(B)は、駆動装置3Aによりクランク部材34が図4に示すθ2まで回転し、よってディスプレーサ11,21が変位量H1まで移動した状態を示している。この状態で、スプールバルブ9の上部流通孔42と排気ポートPは離間し、圧縮機6の排気側と室温室14(シリンダ10,20)とは遮断された状態となる。なお、この時も吸気ポートPは遮断された状態を維持する。
図5(B)に示す状態からクランク部材34が更に回転すると、この動作に伴い、コロ軸受け35はスライド溝38内をX2方向端部まで移動した後、X1方向に移動方向を変化させる。このコロ軸受け35の移動においても、スコッチヨーク36はZ2方向への移動を継続する。
図5(C)は、駆動装置3Aによりクランク部材34が図4に示すθ3まで回転し、よってディスプレーサ11,21が変位量H2まで移動した状態を示している。この状態において、冷媒ガス供給系5は吸気モードに切り替わる。即ち、スプール付駆動ロッド37の移動に伴い、スプールバルブ9の上部流通孔42と吸気ポートPは連通を開始し、圧縮機6の吸気側と室温室14(シリンダ10,20)とが接続された状態となる。なお、この時も排気ポートPは遮断された状態を維持する。
このように、冷媒ガス供給系5は圧縮機6の吸気側と室温室14とが接続された状態となるため,圧縮機6から室温室14に対して高圧の冷媒ガスが吸入(供給)される。
図5(D)は、駆動装置3Aによりクランク部材34が図4に示すθ4まで回転し、よってディスプレーサ11,21が下死点まで移動した状態を示している。この時、コロ軸受け35はスライド溝38内の中央位置(水平溝39と傾斜溝40とが接する境界位置)に戻った状態となっている。また、下死点状態においても冷媒ガス供給系5は吸気モードを維持しており、スプールバルブ9は上部流通孔42と吸気ポートPが連通された状態を維持している。
図6(E)は、駆動装置3Aによりクランク部材34が図4に示すθ5まで回転し、よってディスプレーサ11,21が変位量H2まで移動した状態を示している。この状態で、スプールバルブ9の上部流通孔42と吸気ポートPは離間し、圧縮機6の吸気側と室温室14(シリンダ10,20)とは遮断された状態となる。なお、この時も排気ポートPは遮断された状態を維持する。
図6(E)に示す状態からクランク部材34が更に回転すると、この動作に伴い、コロ軸受け35はスライド溝38内をX1方向に移動し、これによりスコッチヨーク36は上動(Z1方向への移動)を継続する。そして、コロ軸受け35はスライド溝38内をX1方向端部まで移動した後、再びX2方向に移動方向を変化させる。このコロ軸受け35の移動においても、スコッチヨーク36はZ1方向への移動を継続する。
図6(F)は、駆動装置3Aによりクランク部材34が図4に示すθ6まで回転し、よってディスプレーサ11,21が再び変位量H1まで移動した状態を示している。この状態において、冷媒ガス供給系5は再び排気モードに切り替わり、よってスプールバルブ9の上部流通孔42と吸気ポートPは連通を開始することにより、圧縮機6の吸気側と室温室14(シリンダ10,20)とが接続された状態となる。これにより、圧縮機6から室温室14に対し、高圧の冷媒ガスの吸入(供給)が開始される。
そして、更にコロ軸受け35が図4に示すθ7まで回転することにより、図6(G)に示すように、ディスプレーサ11,21は再び上死点(θ7=θ0)に至る。この時、コロ軸受け35はスライド溝38内の中央位置(水平溝39と傾斜溝40とが接する境界位置)に戻った状態となっている。また、下死点状態においても冷媒ガス供給系5は吸気モードを維持しており、スプールバルブ9は上部流通孔42と吸気ポートPが連通された状態を維持している。
駆動装置3A及び冷媒ガス供給系5は、上記の動作を1サイクルとし、このサイクルを繰り返し行うことにより、ディスプレーサ11,21の往復移動、及び圧縮機6からディスプレーサ11,21への冷媒ガスの給排気処理を実施する。
ここで、ディスプレーサ11,21の移動速度(これは、スコッチヨーク36の移動速度と等価)に注目する。
本実施形態では、スコッチヨーク36に形成されたスライド溝38が水平溝39と傾斜溝40とにより構成されている。中心軸CAに対してX1方向側に形成された水平溝39は、従来と同様に水平溝39を構成する水平溝下部39a及び水平溝上部39bが水平方向に延在する溝である。これに対し、中心軸CAに対してX2方向側に形成された傾斜溝40は、これを構成する傾斜溝下部40a及び傾斜溝上部40bが斜め下方に延出した形状とされている。
本実施形態の駆動装置3Aでは、このように中心軸CAを中心として左右で(X1方向側とX2方向側で)非対称な形状とされたスライド溝38内をコロ軸受け35が移動するため、1サイクル中において下死点から上死点に向かう時のディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)の速度と、上死点から下死点に向かう時のディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)の速度は同変位位置において異なることとなる。
下死点から上死点に向かう時の駆動装置3Aの動作は、図5(D)〜図6(G)に示す動作である。即ち、コロ軸受け35が水平溝39内を移動する時の動作である。この水平溝39は、従来のスコッチヨークに形成されたスライド溝と同様の構成である。
よって、下死点から上死点に向かう時(θ4〜θ7の範囲)においては、本実施形態に係るディスプレーサ11,21の変位特性(図中、矢印Aで示す)は、従来のGM冷凍機におけるディスプレーサの変位特性(図中、矢印Bで示す)と同一となる。従って、図4において、下死点から上死点に向かう時にあっては、本実施形態に係るディスプレーサ11,21の変位特性Aと、従来のディスプレーサの変位特性Bは一致している。
これに対し、上死点から下死点に向かう時の駆動装置3Aの動作は、図5(A)〜図5(D)に示す動作である。即ち、コロ軸受け35が傾斜溝40内を移動する時の動作である。この傾斜溝40は、従来のスコッチヨークに形成された水平方向に延在するスライド溝と異なり、水平方向に対して図3(A)に角度θだけ傾いた方向に延出した構成とされている。
よって、上死点から下死点に向かう時(θ0〜θ4の範囲)においては、本実施形態に係るディスプレーサ11,21の変位特性Aは、従来のGM冷凍機におけるディスプレーサの変位特性Bとは異なる特性となる。
いま、下死点の近傍の特性に注目すると、同変位位置においてディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が下死点に向かう時の移動速度の大きさは、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が下死点から離れる時の移動速度の大きさに比べて大きくなっている。
具体的には、同変位位置として図4にH4で示す変位位置を例に挙げると、変位位置H4でディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が下死点に向かう時の移動速度V1の大きさは、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が下死点から離れる時の変位位置H4における移動速度V2の大きさに比べて大きくなっている(|V1|>|V2|)。
これに対し、上死点の近傍の特性に注目すると、同変位位置においてディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が上死点に向かう時の移動速度の大きさは、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が上死点から離れる時の移動速度の大きさに比べて大きくなっている。
具体的には、同変位位置として図4にH3で示す変位位置を例に挙げると、変位位置J3でディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が上死点に向かう時の移動速度V3の大きさは、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が上死点から離れる時の変位位置H3における移動速度V4の大きさに比べて大きくなっている(|V3|>|V4|)。
このように本実施形態に係る駆動装置3Aでは、上死点から下死点に向かう時のディスプレーサ11,21の変位軌跡と、下死点から上死点に向かう時のディスプレーサ11,21の変位軌跡とは異なり、非対称な特性となっている。
なお、従来のGM冷凍機においては、同変位位置においてディスプレーサが下死点に向かう時の移動速度(例えば図4に矢印V1'で示す)の大きさと、ディスプレーサが下死点から離れる時の移動速度(例えば図4に矢印V2で示す)の大きさは等しく、同変位位置においてディスプレーサが上死点に向かう時の移動速度(例えば図4に矢印V3で示す)の大きさとディスプレーサが上死点から離れる時の移動速度(例えば図4に矢印V4'で示す)の大きさは等しくなっている(|V1'|=|V2|、|V3|=|V4'|)。
また、同変位位置において従来のGM冷凍機のディスプレーサが下死点に向かう時の移動速度V1'は、本実施形態に係るGM冷凍機1Aのディスプレーサ11,21が下死点に向かう時の移動速度V1に比べて小さくなっている(V1>V1')。
更に、同変位位置において従来のGM冷凍機のディスプレーサが上死点から離れる時の移動速度V4'は、本実施形態に係るGM冷凍機1Aのディスプレーサ11,21が上死点から離れる時の移動速度V4に比べて大きくなっている(V4<V4')。
次に、上記のように本実施形態において、上死点から下死点に向かう時のディスプレーサ11,21の変位軌跡と、下死点から上死点に向かう時のディスプレーサ11,21の変位軌跡とを異ならせたことによる作用効果について説明する。
本実施形態に係るGM冷凍機1Aは、吸気モード(図4におけるクランク角度θ3〜θ5の範囲)で各膨張室15,25に対して高圧の冷媒ガスが供給され、排気モード(図4におけるクランク角度θ6〜θ2の範囲)で断熱膨張が行われると共に低圧化した冷媒ガスの排気が行われる。
ここで、仮にディスプレーサ11,21が上死点から離れる時の速度V4が、従来の速度V4'であったとすると、ディスプレーサ11,21の変位量がH1になった時点で排気モードは終了する。これに対し、本実施形態に係るGM冷凍機1Aでは、上死点から離れる時の速度V4が従来の速度V4'に対して遅いため、排気モードはクランク角度θ1よりも遅いクランク角度θ2で終了する。
従って、本実施形態に係るGM冷凍機1Aでは、上死点から下死点に向かう時のディスプレーサ11,21の変位軌跡と、下死点から上死点に向かう時のディスプレーサ11,21の変位軌跡とを異ならせたことにより、変位軌跡が対称である従来の構成に比べて図4に矢印Δθで示す間だけ排気モードを長くすることができる。
このように、本実施形態によれば寒冷が発生した冷媒ガスと冷却ステージ18、28及び蓄冷材13,23との熱交換時間を従来よりも長くすることができ、冷媒ガスと冷却ステージ18、28及び蓄冷材13,23との熱交換効率が良好となり、よってGM冷凍機1Aの冷却効率を高めることができる。
一方、本実施形態では、同変位位置においてディスプレーサ11,21が下死点に近づく時の速度V1が、従来のGM冷凍機におけるディスプレーサの下死点に近づく時の速度V1'に比べて速くなっている(V1>V1')。
このように、圧縮機6から高圧の冷媒ガスが供給される吸気モードにおいて、ディスプレーサ11,21が短時間で下死点に到達する。このため、下死点前の冷媒ガスの吸気期間を遅らせることが可能になり、膨張行程で発生した寒冷ガスを完全に排出することができるため、極低温冷凍機の冷却効率の向上を図ることができる。
また本実施形態に係るGM冷凍機1Aは、上記のようにスプール付駆動ロッド37によりディスプレーサ11,21の駆動を行うと共に、シリンダ10,20に対する吸排気のタイミングをコントロールするスプールバルブ9の駆動も行う構成とされている。よって、ディスプレーサの駆動と吸排気を行うバルブの駆動をそれぞれ別の駆動装置で行う構成に比べ、GM冷凍機1Aの構成の簡単化、コンパクト化、及び製品コストの低減を図ることが可能となる。
更に、本実施形態ではロータリバルブではなく、スプールバルブ9を用いた構成であるためバルブの経時的な劣化(磨耗)が少ない。このため、GM冷凍機1Aの信頼性の向上を図ることが可能となる。
ところで、上記した実施形態で用いた駆動装置3Aでは、ディスプレーサ11,21を直線往復運動させると共にスプールバルブ9を駆動するのにスコッチヨーク機構32を用いた。しかしながら、他の駆動装置によりディスプレーサ11,21を往復運動させると共にスプールバルブ9を駆動することは可能である。
図7乃至図9は、上記した駆動装置3Aの第1乃至第3変形例を示している。図7乃至図9において、図1乃至図6に示した構成と対応する構成については同一符号を付してその説明は省略するものとする。
図7は、第1変形例である駆動装置3Bを示している。なお、図7では図示の便宜上、駆動装置3Bを除き、GM冷凍機1A及びスプール本体45の図示を省略している。
図7に示す駆動装置3Bは、スプール付駆動ロッド37を駆動する駆動機構として、円筒カム50と従動ローラ52とよりなるカム機構を用いている。
円筒カム50はモータ等により定速回転する構成とされており、その外周には正弦波形に近似したカム溝51が形成されている。このカム溝51には従動ローラ52が係合しており、よって従動ローラ52はカム溝51の形状に対応して図中矢印Z1,Z2方向に移動を行う。また、従動ローラ52はスプール付駆動ロッド37に取り付けられており、よってスプール付駆動ロッド37が上下動(Z1,Z2方向に移動)することにより、図示しないディスプレーサ11,21も上下に移動する。
本実施形態では、カム溝51は円筒カム50が180°回転することによりスプール付駆動ロッド37が1回の上下移動を行う構成とされている。よって、円筒カム50が1回転することによりスプール付駆動ロッド37は2回の上下移動を行い、これに伴いディスプレーサ11,21も二往復の変位を行う構成(2サイクルの動作を行う構成)とされている。
ここで、カム溝51の形状に注目すると、カム溝51の下死点に対応する位置に回転軸に平行な線分(図7に矢印Eで示す一点鎖線)を想定した場合、この線分Eに対し回転方向に延在するカム溝部51aの線分Eに対する傾き(図7に矢印αで示す)は、線分Eに対し回転方向と逆方向に延在するカム溝部51bの線分Eに対する傾き(図7に矢印βで示す)に対して大きく設定されている。
この構成とすることにより、図1乃至図6を用いて説明した駆動装置3Aと同様に、下死点の近傍同変位位置において、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が下死点に向かう時の移動速度の大きさは、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が下死点から離れる時の移動速度の大きさに比べて大きくなる。
また上死点の近傍同変位位置において、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が上死点に向かう時の移動速度の大きさは、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)が上死点から離れる時の移動速度の大きさに比べて大きくなる。よって、この駆動装置3BをGM冷凍機に適用した場合にも、駆動装置3Aを用いた場合と同様に、GM冷凍機の冷却効率の向上、及びコンパクト化等を図ることができる。
なお、上記した第1変形例では円筒カム50が1回転することによりスプール付駆動ロッド37(ディスプレーサ11,21)が2回の往復動作を行う構成を示したが、これに限られない。例えば、円筒カムの構成を1回転の回転によりスプール付駆動ロッド(ディスプレーサ)が1回の往復動作を行う構成(1サイクルの動作を行う構成)としてもよい。
図8は、第2変形例である駆動装置3Cを示している。
本変形例では、スプールバルブ9を開閉するスプール37Aと、ディスプレーサ11,21を駆動する駆動ロッド37Bとを別箇に設けた構成とされている。
スプール37Aには、上部流通孔42,下部流通孔43、連通孔44、及びスプール用スコッチヨーク36A等が設けられている。また駆動ロッド37Bには、ディスプレーサ用スコッチヨーク36Bが設けられている。
クランク部材34のクランクピン34aにはスプール用コロ軸受け35A及びディスプレーサ用コロ軸受け35Bが設けられている。このスプール用コロ軸受け35Aはスプール用スコッチヨーク36Aのスプール用スライド溝38Aに係合し、ディスプレーサ用コロ軸受け35Bはディスプレーサ用スライド溝38Bに係合した構成とされている。
本変形例に係る駆動装置3Cでは、スプール37Aに設けられるスプール用スコッチヨーク36Aと駆動ロッド37Bに設けられるディスプレーサ用スコッチヨーク36Bが別箇の構成となる。このため、スプール用スライド溝38Aの形状とディスプレーサ用スライド溝38Bの形状を異ならせることができ、よって本変形例に係る駆動装置3Cによれば、スプールバルブ9の駆動タイミングとディスプレーサ11,21の駆動タイミングの組み合わせの自由度を高めることができる。
図9は、第3変形例である駆動装置3Cを用いたGM冷凍機1Bを示している。
本変形例では、駆動装置3Cとしてリニアモータ60を用いたことを特徴としている。このリニアモータ60は、電磁石60aとスプール付駆動ロッド37Cに一体的に設けられた永久磁石60bとにより構成されている。
第1段目ディスプレーサ11の上部には、モータハウジング61が設けられている。リニアモータ60を構成する電磁石60aは、このモータハウジング61に固定されている。永久磁石60bは、複数の小磁石が着磁方向が異なるよう交互に配設された構成とされている。
電磁石60aは円筒形状とされており、内部にスプール付駆動ロッド37Cが挿通される。これにより、スプール付駆動ロッド37Cの永久磁石60bは、電磁石60aと対向した構成となる。よって、電磁石60aに電流を供給することによりスプール付駆動ロッド37を上下方向(Z1,Z2方向)に駆動させることができ、また電流量を制御することにより移動速度を可変することができる。
この電磁石60aは、制御装置65に接続されている。また制御装置65には、駆動ロッド37を駆動する駆動プログラムが格納されている。
制御装置65は駆動プログラムを実行することにより、下死点の近傍同変位位置におけるディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)の下死点に向かう時の移動速度の大きさが、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)の下死点から離れる時の移動速度の大きさに比べて大きくなるようスプール付駆動ロッド37Cの速度を制御する。
また制御装置65は駆動プログラムを実行することにより、上死点の近傍同変位位置におけるディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)の上死点に向かう時の移動速度の大きさが、ディスプレーサ11,21(スプール付駆動ロッド37)の上死点から離れる時の移動速度の大きさに比べて大きくなるようスプール付駆動ロッド37Cの速度を制御する。
よって、本変形例に係る駆動装置3CをGM冷凍機に適用した場合にも、駆動装置3A,3Bを用いた場合と同様に、GM冷凍機の冷却効率の向上、及びコンパクト化等を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
例えば、上記の実施形態では、スプールバルブの駆動軸が鉛直方向に配置される例について説明したが、配置方向はこれに限られない。スプールバルブの駆動軸が非鉛直方向に配置される場合には、実施形態における上死点は一方のスプールの移動限界位置を指し、下死点は他方のスプールの移動限界位置を指すものとする。
1A,1B GM冷凍機
3A,3B,3C 駆動装置
5 冷媒ガス供給系
6 圧縮機
7 吸気配管
8 排気配管
9 スプールバルブ
10 第1段目シリンダ
11 第1段目ディスプレーサ
14 室温室
15 第1段目膨張室
18 第1段目冷却ステージ
20 第2段目シリンダ
21 第2段目ディスプレーサ
25 第2段目膨張室
28 第2段目冷却ステージ
30 モータ
31 モータ軸
32 スコッチヨーク機構
34 クランク部材
35 コロ軸受け
35A スプール用コロ軸受け
35B ディスプレーサ用コロ軸受け
36 スコッチヨーク
36A スプール用スコッチヨーク
36B ディスプレーサ用スコッチヨーク
37,37C,62 スプール付駆動ロッド
37A スプール
37B 駆動ロッド
38 スライド溝
38A スプール用スライド溝
38B ディスプレーサ用スライド溝
39 水平溝
40 傾斜溝
42 上部流通孔
43 下部流通孔
44 連通孔
45 スプール本体
50 円筒カム
51 カム溝
52 従動ローラ
60 リニアモータ
61 モータハウジング
L1〜L4 ガス流路
吸気ポート
排気ポート

Claims (6)

  1. シリンダ内に往復移動可能に装着されるディスプレーサと、
    圧縮機に接続されており、該圧縮機から前記シリンダに高圧冷媒ガスを供給する吸気モードと、前記シリンダ内の低圧冷媒ガスを前記圧縮機に還流させる排気モードとの切り替えを行うスプールバルブと、
    当該スプールバルブを駆動する駆動装置とを有する極低温冷凍機であって、
    前記スプールバルブはバルブ本体と、当該バルブ本体に対して相対移動しスプールが一体化された駆動ロッドと、を有し、
    前記駆動装置は、前記駆動ロッドが同変位位置において、前記排気モードの状態にある上死点から前記吸気モードの状態にある下死点に向かう時の速度の大きさと、前記下死点から前記上死点に向かう時の速度の大きさを異なるよう前記スプールバルブを駆動すると共に、前記下死点の近傍同変位位置において、前記駆動ロッドが前記下死点に向かう時の速度の大きさが、前記駆動ロッドが前記下死点から離れる時の速度の大きさに比べて大きくなるよう前記スプールバルブを駆動することを特徴とする極低温冷凍機。
  2. シリンダ内に往復移動可能に装着されるディスプレーサと、
    圧縮機に接続されており、該圧縮機から前記シリンダに高圧冷媒ガスを供給する吸気モードと、前記シリンダ内の低圧冷媒ガスを前記圧縮機に還流させる排気モードとの切り替えを行うスプールバルブと、
    当該スプールバルブを駆動する駆動装置とを有する極低温冷凍機であって、
    前記スプールバルブはバルブ本体と、当該バルブ本体に対して相対移動しスプールが一体化された駆動ロッドと、を有し、
    前記駆動装置は、駆動軸と係合するスライド溝であって、形状が中心位置に対して左右で非対称であるスライド溝を有するスコッチヨーク機構を含み、前記駆動ロッドが同変位位置において、前記排気モードの状態にある上死点から前記吸気モードの状態にある下死点に向かう時の速度の大きさと、前記下死点から前記上死点に向かう時の速度の大きさを異なるよう前記スプールバルブを駆動することを特徴とする極低温冷凍機。
  3. 前記駆動装置は、
    前記上死点の近傍同変位位置において、前記駆動ロッドが前記上死点に向かう時の速度の大きさが、前記駆動ロッドが前記上死点から離れる時の速度の大きさに比べて大きくなるよう前記ディスプレーサを駆動することを特徴とする請求項1記載の極低温冷凍機。
  4. 前記駆動装置が前記駆動ロッドと共に前記ディスプレーサを駆動する構成としたことを特徴とする請求項1又は3記載の極低温冷凍機。
  5. 前記駆動装置はカム機構である請求項1、3又は4記載の極低温冷凍機。
  6. 前記駆動装置はリニアモータである請求項1、3又は4記載の極低温冷凍機。
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