JP5917222B2 - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示が可能な撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
従来、シャッターチャンスを逃すことを防止するための機能を備えた撮像装置が提案されている。例えば特許文献1は、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示し、その後、レリーズボタンの操作によって、表示されている画像を記録することで、撮影者が意図するシャッターチャンスに対応する画像のみを記録させようとするものである。
ここで、図9を用いて、このときの撮像装置の動作を説明する。最初、静止画記録の準備状態でスルー画像を通常表示する際には、露光フレームレートと表示フレームレートは等しく、被写体の動きと画像表示部に表示される画像とはほぼ等しいタイミングで変化する。その状態で、スロー表示を開始するためのトリガ信号を受け付けると、撮像装置は記録のための露光フレームレートで画像の露光を開始し、露光された画像データをバッファメモリに蓄え始める。その一方で、画像表示部には、指定された表示フレームレートでバッファメモリに蓄えられた画像を順次表示する。このときの表示フレームレートは露光フレームレートよりも遅いため、画像表示部のスルー画像は実際の動きよりもスローモーションで表示される。その後、撮影者はそのスローモーション画像で被写体の動きを見ながら静止画記録トリガとしてレリーズボタンを操作することで、意図するシャッターチャンスの画像を記録することが可能となる。画像記録後は、再び露光フレームレートと表示フレームレートが等しいスルー画像の通常表示状態に戻る。
特開2008−85689号公報
ここで、撮像装置のバッファメモリについて着目する。通常のフレームレートでスルー画像を見ている際には、露光フレームレートと表示フレームレートが一致しているため、画像データはバッファメモリに一時的に保存されるのみで蓄積されていくことはない。その一方で、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時には、露光された画像データはバッファメモリに順次蓄積されていく。この場合に、バッファメモリの容量には上限があるため、露光された画像データの蓄積可能な枚数にも限度がある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時に、撮影者の目的や状況に応じてバッファメモリを効率よく利用できるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、被写体を順次露光し、画像データを出力する撮像手段と、前記撮像手段によって出力される画像データを保存する記憶手段とを備え、前記記憶手段に保存された画像データを表示装置に表示する撮像装置であって、前記撮像手段及び前記記憶手段によって画像データを出力及び保存するとともに、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時に、表示済みの画像データを前記記憶手段から削除するとともに、その削除した領域を利用して前記撮像手段によって出力される画像データを保存し続け、前記記憶手段の画像データの量が上限に達した際には、露光フレームレートを表示フレームレートと一致させる、もしくは露光フレームレートを表示フレームレートより遅くする制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時に、撮影者の目的や状況に応じてバッファメモリを効率よく利用することが可能となる。
第1の実施形態に係る撮像装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態におけるスロー表示時でのバッファメモリの使用状況を模式的に示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるスロー表示時でのバッファメモリの使用状況を模式的に示す図である。 第2の実施形態に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるスロー表示時でのバッファメモリの使用状況を模式的に示す図である。 第3の実施形態に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートである。 スロー表示を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2に、本実施形態に係る撮像装置1の特徴的な機能構成の一例を示す。10は被写体を撮影するための光学ブロックである。11はレンズ制御部であり、光学ブロック10を駆動制御する。12は光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、被写体を順次露光し、画像データを出力する。13は撮像制御部であり、撮像素子12のタイミング等を制御する。
14は画像処理部であり、撮像素子12のアナログ信号出力をデジタル信号に変換し、データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。17はバッファメモリであり、撮像素子12で露光され、画像処理部14で処理された画像データを一時的に保存する。15はメモリ制御部であり、バッファメモリ17における画像データの保存及び消去を行う。16はフレームレート制御部であり、撮像制御部13によってタイミング制御される撮像素子12の露光フレームレートを管理するとともに、画像データを画像表示部7に表示する表示フレームレートを管理する。7は画像表示装置であり、撮影した画像や各種メニューやガイド等を表示する。18は保存メモリであり、画像データを最終的に保存する。
8はシステムコントローラであり、撮像装置1全体を制御する。2、3、4、5及び6は、システムコントローラ8の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。2は電源ボタンであり、この信号をトリガとして撮像装置1への電源の供給をON/OFFする。3はレリーズボタンであり、静止画を記録するためのシャッタを動作させるトリガ信号や、動画記録をスタートやストップさせるためのトリガ信号を発生させるのに使用される。4はズームレバーであり、光学ブロック10を制御し、焦点距離を操作するのに使用される。5はメニュー操作ボタンであり、撮像装置1の各種設定等に使用される。6はスローボタンであり、後述するスロー表示を開始するためのトリガ信号を発生させるのに使用される。なお、スローボタン6はレリーズボタン3の半押し信号等、他の信号と兼用する構成としても構わない。
本実施形態に係る撮像装置1において、フレームレート制御部16では、撮像制御部13によってタイミング制御される撮像素子12の露光フレームレートを管理するとともに、画像データを画像表示部7に表示する表示フレームレートを管理する。撮像素子12で露光され、画像処理部14で処理された画像データは、メモリ制御部15によってバッファメモリ17に一時的に保存される。そして、バッファメモリ17に一時的に保存された画像データは、フレームレート制御部16で管理されたフレームレートに応じて、画像表示部7に表示されたり、必要に応じて消去されたりする。このとき、露光フレームレートと表示フレームレートが等しい場合には、画像表示部7では通常のスルー画像が表示される。それに対して、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時には、画像表示部7に表示される画像はスローモーションのような表示となる。撮影者はそのスロー表示で被写体の動きを見ながら静止画記録トリガとしてレリーズボタン3を操作することにより、意図するシャッターチャンスの画像データを記録することができる。画像記録後は、再び露光フレームレートと表示フレームレートが等しいスルー画像の通常表示状態に戻る。
次に、第1の実施形態に係る撮像装置1の処理を説明する。第1の実施形態では、スロー表示に使用した画像データを再利用できるようにバッファメモリ17に残しておくことを想定している。
図3は、スロー表示時でのバッファメモリ17の使用状況を模式的に示す図である。各々の四角い枠はバッファメモリ17の容量を示しており、領域31は空き領域を、領域32は露光済み画像データのうち未表示のもの(以下、未表示画像データという)を、領域33は露光済み画像データのうちスロー表示済みのもの(以下、表示済み画像データという)を示す。矢印34は露光フレームレートを、矢印35は表示フレームレートを示し、矢印の長さが長いほど早いフレームレートであることを表わす。
状態36〜44は、バッファメモリ17の使用状況の時系列を示す。
状態36は、露光開始の状態を示す。露光開始によってバッファメモリ17には画像データが蓄積され、その直後から画像の表示が始まる。スロー表示時には露光フレームレートの方が表示フレームレートよりも早いため、状態37、38のように、バッファメモリ17には表示済み画像データよりも未表示画像データが先行して蓄積されていく。
本実施形態では、状態39のように、画像データの量が上限に達してバッファメモリ17の空き容量がなくなったときに、撮像素子12での露光を停止させる。この時点ではまだ未表示画像データが存在するため、状態40、41、42のように、露光が停止した状態であっても、引き続き未表示画像の表示は継続される。そして、状態43で、バッファメモリ17内の全ての画像が表示されることとなる。
このとき、本実施形態においては、それまでに露光された画像データは保存されたまま残っているので、これらの画像データを再利用することが可能である。図3においては再度ループ再生を行うことを想定しており、状態44で示すように、最初に露光された画像データに戻って表示が継続される。
これらの動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートに示す処理は、システムコントローラ8がプログラムを実行することにより実現される。なお、図4のフローチャートでは、スローボタン6はレリーズボタン3の半押し信号と兼用する構成例で説明する。
システムコントローラ8は、静止画撮影モードであるか否かを判定し(ステップS101)、静止画撮影モードでないと判定した場合、その他の撮影モードに遷移する(ステップS102)。静止画撮影モードであると判定した場合、まずは必要に応じてスロー表示の露光フレームレートを設定する(ステップS103)。例えば、動きの遅い被写体の場合はそれほどゆっくりしたフレームレートは必要としないが、動きの速い被写体の場合には遅いフレームレートでスロー表示を行うよう設定する。
はじめ、スロー表示を開始する前には、通常の露光フレームレートで画像の露光を行い(ステップS104)、その画像を通常の表示フレームレートで画像表示部7に表示する(ステップS105)。このときは通常スルー表示のため、露光フレームレートと表示フレームレートは等しいものとなる。さらに、バッファメモリ17の状態を示すメモリ状態フラグの初期化を行う(ステップS106)。
次に、システムコントローラ8は、レリーズボタン3の半押し信号の有無を判定する(ステップS107)。レリーズボタン3の半押し信号を検知しなければ、ステップS123に移る。レリーズボタン3の半押し信号を検知すると、それをトリガ信号としてスロー表示を開始する。
スロー表示のトリガ信号が発生すると、システムコントローラ8は、スロー表示の前準備として露光フレームレートを高速フレームレートに設定する(ステップS108)。続いて、メモリ状態フラグを判定する(ステップS109)。メモリ状態フラグは、後述するステップS120でバッファメモリ17の容量が画像データで満たされてしまい、これ以上画像データの保存ができなくなったと判定されると1にセットされるものである。
ステップS109においてメモリ状態フラグが0である場合、即ちバッファメモリ17にまだ余裕がある場合、ステップS110に移る。ステップS110で、システムコントローラ8は、露光タイミングであるか否かを判定する。その結果、露光タイミングであれば、ステップS108で設定された露光フレームレートで画像の露光を行い(ステップS111)、その画像データをバッファメモリ17に保存し(ステップS112)、その後ステップS114に移る。
ステップS109においてメモリ状態フラグが1である場合、即ちバッファメモリ17に画像データを保存できない場合、画像の露光は行わずにステップS114に移る。また、ステップS110において露光タイミングでなければ、画像の露光は行わずにステップS114に移る。
ステップS114で、システムコントローラ8は、表示タイミングであるか否かを判定する。その結果、表示タイミングであれば、表示フレームレートで画像の表示を行う(ステップS115)。続いて、システムコントローラ8は、現在表示した画像が最終画像データであるか否かを判定する(ステップS116)。最終画像データである場合、次に表示する画像データとして再び先頭の画像データを設定する(ステップS118)。最終画像データでない場合、次に表示する画像データとして通常通り次のフレームの画像データを設定し(ステップS117)、その後ステップS119に移る。こうすることで、図3における状態44の画像のループ再生が実現される。
なお、ステップS114において表示タイミングでなければ、ステップS119に移る。
ステップS119で、システムコントローラ8は、バッファメモリ17の空き領域の有無を判定する。その結果、バッファメモリ17の空き領域がある場合、ステップS121に移り、バッファメモリ17の空き領域がない場合、メモリ状態フラグを1にセットし(ステップS120)、ステップS121に移る。
ステップS121で、システムコントローラ8は、レリーズボタン3の全押し信号の有無を判定する。レリーズボタン3の全押し信号を検知しなければ、ステップS107に移る。レリーズボタン3の全押し信号を検知すると、そのときに表示されている画像データを静止画として保存メモリ18に保存する(ステップS122)。そして、画像データの保存後、バッファメモリ17をクリアして(ステップS123)、通常のスルー表示に戻る。
以上のように、第1の実施形態では、スロー表示時に、表示済み画像データをバッファメモリ17に残すようにしている。これにより、バッファメモリ17に記録できる画像データの量は制限され、スロー表示可能な時間は限られてしまうが、一方でそれらの表示済み画像を再利用することが可能となる。本実施形態ではループ再生を行うことで、一度表示されて過ぎてしまった画像であっても再度静止画として切り出すことを可能としている。ただし、それ以外の用途でも、複数毎の静止画を切り出したり、動画として利用したりと様々な利用方法が考えられる。
(第2の実施形態)
次に、図5及び図6を用いて、第2の実施形態について説明する。なお、撮像装置の構成は第1の実施形態と同様であり、ここではその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態では、スロー表示に使用した画像データはバッファメモリ17から削除していくことを想定している。
図5は、第1の実施形態の図3と同様、スロー表示時でのバッファメモリ17の使用状況を模式的に示す図である。各々の四角い枠はバッファメモリ17の容量を示しており、領域51は空き領域を、領域52は露光済み画像データのうち未表示のもの(以下、未表示画像データという)を、領域53は露光済み画像データのうちスロー表示済みのもの(以下、表示済み画像データという)を示す。矢印54は露光フレームレートを、矢印55は表示フレームレートを示し、矢印の長さが長いほど早いフレームレートであることを表わす。
状態56〜68は、バッファメモリ17の使用状況の時系列を示す。
状態56は、露光開始の状態を示す。露光開始によってバッファメモリ17には画像データが蓄積され、その直後から画像の表示が始まる。スロー表示時には露光フレームレートの方が表示フレームレートよりも早いため、状態57、58のように、バッファメモリ17には未表示画像データが蓄積されていく。ここで、図3の状態37、38と異なる点は、一度表示された画像データはバッファメモリ17から削除され、表示済み画像データはバッファメモリ17に蓄積されていないという点である。したがって、状態59になったときにも、まだバッファメモリ17には空き領域が存在し、状態60のように、引き続き露光を行うことができる。そして、状態61のように、画像データの量が上限に達してバッファメモリ17に空き容量がなくなったときに、撮像素子12での露光を停止させる。そして、状態62〜67のように、露光が停止した状態であっても、引き続き未表示画像の表示は継続される。そして、状態68で、バッファメモリ17内の全ての画像が表示されることとなる。
これらの動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートのステップS101〜S112と同様に、スロー表示を開始すると、メモリ状態フラグに応じて露光を行う(S201〜S212)。
ステップS213で、システムコントローラ8は、表示タイミングであるか否かを判定する。その結果、表示タイミングであれば、表示フレームレートで画像の表示を行う(ステップS214)。そして、システムコントローラ8は、表示を終えた画像データはこの時点でバッファメモリ17から削除する(ステップS215)。これにより、バッファメモリ17に空き領域を確保することができる。
ステップS216で、システムコントローラ8は、バッファメモリ17の空き領域の有無を判定する。その結果、バッファメモリ17の空き領域がある場合、ステップS218に移り、バッファメモリ17の空き領域がない場合、メモリ状態フラグを1にセットし(ステップS217)、ステップS218に移る。
ステップS218で、システムコントローラ8は、レリーズボタン3の全押し信号の有無を判定する。レリーズボタン3の全押し信号を検知しなければ、ステップS207に移る。レリーズボタン3の全押し信号を検知すると、そのときに表示されている画像データを静止画として保存メモリ18に保存する(ステップS219)。そして、画像データの保存後、バッファメモリ17をクリアして(ステップS220)、通常のスルー表示に戻る。
以上のように、第2の実施形態では、スロー表示時に、表示済み画像データをバッファメモリ17から削除するようにしている。そのため、第1の実施形態のように表示済み画像を再利用することはできないが、第1の実施形態と比べてバッファメモリ17の容量が満たされるまでの時間が長くなるので、長時間のスロー表示が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、図7及び図8を用いて、第3の実施形態について説明する。なお、撮像装置の構成は第1の実施形態と同様であり、ここではその詳細な説明を省略する。
第3の実施形態では、第2の実施形態と同様、スロー表示に使用した画像データはバッファメモリ17から削除していくが、スロー表示終了後の挙動を考慮したものとなっている。
図7は、第1の実施形態の図3と同様、スロー表示時でのバッファメモリ17の使用状況を模式的に示す図である。各々の四角い枠はバッファメモリ17の容量を示しており、領域71は空き領域を、領域72は露光済み画像データのうち表示済みのもの(以下、表示済み画像データという)、領域73、74は露光済み画像データのうち未表示のもの(以下、未表示画像データという)を示す。矢印75は露光フレームレートを、矢印76は表示フレームレートを示し、矢印の長さが長いほど早いフレームレートであることを表わす。
状態77〜90は、バッファメモリ17の使用状況の時系列を示す。
状態77〜81は、第2の実施形態の図5の状態56〜60と同様である。そして、状態82のように、画像データの量が上限に達してバッファメモリ17の空き容量がなくなったとき、フレームレートの変更を行い、露光フレームレートを表示フレームレートに一致させる。これにより、表示フレームレートごとに消去されて空きとなる領域を利用して露光済み画像データを保存し続けることが可能となる。そして、そのまま状態83〜87のように、引き続きスロー表示が行われる。
ここで、状態88における表示画像について考える。状態88で表示が開始される画像は、状態82で露光フレームレートの変更後に露光された画像である。状態82では、露光フレームレートと表示フレームレートを一致させたため、状態88で表示される画像はスロー画像ではなく、通常速度の画像になる。しかし、表示される画像は状態88の実時間における被写体のものではなく、過去の状態82のときに露光された画像となる。
これらの動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。ステップS301〜S307は、図4のフローチャートのステップS101〜S107と同様である。ステップS307においてレリーズボタン3の半押し信号を検知しなければ、ステップS321に移る。レリーズボタン3の半押し信号を検知すると、システムコントローラ8は、メモリ状態フラグに応じて露光フレームレートを決定する(ステップS309、S310)。具体的には、メモリ状態フラグが0でバッファメモリ17に空き領域がある場合、露光フレームレートはスロー表示用に高速のフレームレートを設定する(ステップS309)。その一方で、メモリ状態フラグが1でバッファメモリ17に空き領域がない場合、露光フレームレートを表示フレームレートと一致させる(ステップS310)。
そのように決定されたフレームレートで露光された画像データをバッファメモリ17に保存する(ステップS311〜S313)。ステップS314で、システムコントローラ8は、表示タイミングであるか否かを判定する。その結果、表示タイミングであれば、表示フレームレートで画像の表示を行う(ステップS315)。そして、第2の実施形態と同様、システムコントローラ8は、表示を終えた画像データはこの時点でバッファメモリ17から削除する(ステップS316)。
ステップS317で、システムコントローラ8は、バッファメモリ17の空き領域の有無を判定する。その結果、バッファメモリ17の空き領域がある場合、ステップS319に移り、バッファメモリ17の空き領域がない場合、メモリ状態フラグを1にセットし(ステップS318)、ステップS319に移る。
ステップS319で、システムコントローラ8は、レリーズボタン3の全押し信号の有無を判定する。レリーズボタン3の全押し信号を検知しなければ、ステップS307に移る。レリーズボタン3の全押し信号を検知すると、そのときに表示されている画像データを静止画として保存メモリ18に保存する(ステップS320)。そして、画像データの保存後、バッファメモリ17をクリアして(ステップS321)、通常のスルー表示に戻る。
以上のように、第3の実施形態では、スロー表示が可能となる時間は第2の実施形態と変わらないが、スロー表示を終えた後の通常速度での表示が第2の実施形態と異なる。第2の実施形態の場合には、スロー表示を終えた後は実時間で露光された画像の表示となってしまうため、図5の状態61で最後に露光停止した時間の被写体の画像から、状態68のスロー表示が終了した時点での被写体の画像まで一気に時間が飛んだような表示となってしまう。その一方で、本実施形態の場合には、図7の状態88でスロー表示から通常速度表示に切り替わる際の画像はどちらも状態82前後において露光された画像となるので、前述のような現象は発生しない。これにより、違和感が少ない表示画像の切替りを実現すると同時に、スロー表示ではないものの通常速度表示においてシャッターチャンスをとらえられる可能性が存在する。なお、本実施形態では、バッファメモリ17の画像データの量が上限に達した際には、露光フレームレートを表示フレームレートと一致させる例を説明したが、露光フレームレートを表示フレームレートより遅くするようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態にはそれぞれ特徴があるため、それぞれの実施形態で説明した手法を撮影者の意図や撮影モード等状況に応じて切り替えることも効果的である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1:撮像装置、3:レリーズボタン、4:ズームレバー、6:スローボタン、7:画像表示部、8:システムコントローラ、12:撮像素子、13:撮像制御部、15:メモリ制御部、16:フレームレート制御部、17:バッファメモリ

Claims (3)

  1. 被写体を順次露光し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段によって出力される画像データを保存する記憶手段とを備え、
    前記記憶手段に保存された画像データを表示装置に表示する撮像装置であって、
    前記撮像手段及び前記記憶手段によって画像データを出力及び保存するとともに、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時に、表示済みの画像データを前記記憶手段から削除するとともに、その削除した領域を利用して前記撮像手段によって出力される画像データを保存し続け、前記記憶手段の画像データの量が上限に達した際には、露光フレームレートを表示フレームレートと一致させる、もしくは露光フレームレートを表示フレームレートより遅くする制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体を順次露光し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段によって出力される画像データを保存する記憶手段とを備え、
    前記記憶手段に保存された画像データを表示装置に表示する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段及び前記記憶手段によって画像データを出力及び保存するとともに、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時に、表示済みの画像データを前記記憶手段から削除するとともに、その削除した領域を利用して前記撮像手段によって出力される画像データを保存し続け、前記記憶手段の画像データの量が上限に達した際には、露光フレームレートを表示フレームレートと一致させる、もしくは露光フレームレートを表示フレームレートより遅くする手順を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  3. 被写体を順次露光し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段によって出力される画像データを保存する記憶手段とを備え、
    前記記憶手段に保存された画像データを表示装置に表示する撮像装置を制御するためのプログラムであって、
    前記撮像手段及び前記記憶手段によって画像データを出力及び保存するとともに、露光フレームレートよりも遅い表示フレームレートで画像を表示するスロー表示時に、表示済みの画像データを前記記憶手段から削除するとともに、その削除した領域を利用して前記撮像手段によって出力される画像データを保存し続け、前記記憶手段の画像データの量が上限に達した際には、露光フレームレートを表示フレームレートと一致させる、もしくは露光フレームレートを表示フレームレートより遅くする処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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