以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
本実施形態では、管理サーバには、ユーザ識別情報、ユーザプロファイル情報、コンテンツ及びコンテンツプロファイル情報が関連付けられて携帯端末ごとに登録される。管理サーバは、携帯端末から、その携帯端末のユーザ識別情報と、その携帯端末が近距離無線通信により受信した他の携帯端末のユーザ識別情報とを受信すると、その携帯端末のコンテンツプロファイル情報と他の携帯端末のユーザプロファイル情報とが一致するか否かを判定する。そして、一致した場合、管理サーバは、その携帯端末のコンテンツプロファイル情報に関連付けられたコンテンツを他の携帯端末が取得できるように設定する。これにより、近距離無線通信を行った携帯端末について管理サーバに登録されたコンテンツを他の携帯端末が適切に取得することを可能とする。なお、「コンテンツを取得する」とは、コンテンツを受信することを意味し、コンテンツを受信した後に記憶部に保存しないもの、又は、ユーザが閲覧可能に表示しないものを含んでもよい。
また、管理サーバは、特定の携帯端末のコンテンツプロファイル情報に関連付けられたコンテンツを取得できるように設定された他の携帯端末が、さらに他の携帯端末と近距離無線通信を行った場合、その特定の携帯端末のコンテンツプロファイル情報に関連付けられていたコンテンツを、さらに他の携帯端末が取得できるように設定する。これにより、特定の携帯端末について管理サーバに登録されたコンテンツを、近距離無線通信により、バケツリレーのように複数の携帯端末を経由して、広く伝搬させることを可能とする。
また、各装置が、すれ違った他の装置と近距離無線通信を行うことにより、サーバに格納された、他の装置のユーザが作成したデータを取得することができる従来の情報システムでは、各装置は、他の装置とすれ違った場合にのみ情報を取得することができる。本実施形態では、二つの携帯端末のユーザの間に友人関係が設定されている場合、二つの携帯端末が近距離無線通信中であるか否かに関わらず、携帯端末のコンテンツプロファイル情報に関連付けられたコンテンツを他の携帯端末が取得できるように設定する。これにより、各携帯端末間の情報の共有性を向上させることを可能とする。
図1は、通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
通信システム1は、携帯端末2と、携帯端末3と、携帯端末4と、管理サーバ5とを有する。
通信システム1では、不図示の交換機が、広域通信回線網である通信ネットワーク6を介して相互に接続される。交換機は、ある地域をカバーする無線通信ネットワークを通信ネットワーク6に接続する。無線通信ネットワークには、地域内をカバーする無線ゾーンを管理するように基地局5が配置される。基地局5は、基地局5が属する不図示の無線ネットワーク制御装置を介して交換機に接続される。そして、その地域内の携帯端末2が、その地域内外の他の携帯端末3、管理サーバ5等と通信を行う際に、携帯端末2は、基地局5を介して交換機に接続され、さらに通信ネットワーク6に接続される。
また、通信ネットワーク6は、イーサネット(登録商標)等の有線LANにより、不図示のゲートウェイを介して、イントラネット7と接続される。イントラネット7には、管理サーバ5がさらに接続される。
図2は、携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。なお、携帯端末2、携帯端末3及び携帯端末4の構成は同じであるため、以下では代表して携帯端末2について説明する。
携帯端末2は、端末の一例であり、例えば多機能携帯電話(いわゆる「スマートフォン」)であり、無線通信ネットワークへの接続、近距離無線通信、所定のアプリケーションプログラムの実行等を可能とする。そのために、携帯端末2は、無線通信部201と、近距離無線通信部202と、操作部203と、表示部204と、記憶部205と、中央処理部210とを備える。なお、携帯端末2は、通信機能を有する通信装置であればよく、例えば携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレットPC等でもよい。
無線通信部201は、主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有し、携帯端末2を通信ネットワーク6に接続する。無線通信部201は、基地局5により割り当てられるチャネルを介して、基地局5との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局5との間で無線通信を行う。そして、無線通信部201は、基地局5から受信したデータを中央処理部210に供給する。また、無線通信部201は、中央処理部210から供給されたデータを基地局5に送信する。なお、無線通信部201は、例えばHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のプロトコルに従って管理サーバ5との間のデータ通信を行う。
近距離無線通信部202は、Bluetooth LE(Low Energy)(登録商標)等の通信方式に従った近距離無線通信を行うためのインターフェース回路を有し、他の携帯端末3との間で近距離無線通信を行う。そして、近距離無線通信部202は、他の携帯端末3から受信したデータを中央処理部210に供給する。また、近距離無線通信部202は、中央処理部210から供給されたデータを他の携帯端末3に送信する。なお、近距離無線通信部202は、Bluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency IDentification)、ZigBee等の他の通信方式に従った近距離無線通信を行うためのインターフェース回路を有してもよい。
操作部203は、携帯端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の入力装置、キーパッド等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部203は、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に対応する信号を発生し、中央処理部210に出力する。
表示部204は、動画像、静止画像等の出力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の表示装置、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部204は、中央処理部210から供給される動画像データに応じた動画像、静止画像データに応じた静止画像等を表示する。
記憶部205は、例えば、半導体メモリを有する。記憶部205は、中央処理部210での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部205は、ドライバプログラムとして、無線通信部201を制御する携帯電話通信デバイスドライバプログラム、近距離無線通信部202を制御する近距離無線通信デバイスドライバプログラム、操作部203を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部204を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、記憶部205は、オペレーティングシステムプログラムとして、Bluetooth LE(登録商標)規格の近距離無線通信方式を実行する接続制御プログラム、携帯電話の接続制御プログラム等を記憶する。また、記憶部205は、アプリケーションプログラムとして、ウェブページの取得及び表示を行うウェブブラウザプログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部205にインストールされてもよい。
また、記憶部205は、データとして、携帯端末2のユーザ識別情報であるユーザID、管理サーバ5へアクセスするためのアドレス等を記憶する。さらに、記憶部205は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
中央処理部210は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。中央処理部210は、携帯端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。中央処理部210は、携帯端末2の各種処理が記憶部205に記憶されているプログラム、操作部203の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、無線通信部201、近距離無線通信部202、表示部204等の動作を制御する。中央処理部210は、記憶部205に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、中央処理部210は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
中央処理部210は、要求制御部220と、応答制御部230と、共通制御部240とを有する。要求制御部220は、識別情報要求部221と、識別情報送信部222と、結果信号受信部223と、友人関係要求部224とを有する。応答制御部230は、識別情報応答部231と、友人関係応答部232とを有する。共通制御部240は、ユーザ登録部241と、コンテンツ登録管理部242と、設定要求部243と、コンテンツ受信部244とを有する。中央処理部210が有するこれらの各部は、中央処理部210が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、中央処理部210が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして携帯端末2に実装されてもよい。
図3は、管理サーバ5の概略構成の一例を示す図である。
管理サーバ5は、サーバの一例であり、携帯端末2、携帯端末3及び携帯端末4について登録されたコンテンツを記憶し、携帯端末2又は携帯端末3からの要求に従って、登録されたコンテンツを送信する。そのために、管理サーバ5は、サーバ通信部501と、サーバ記憶部502と、サーバ処理部510とを備える。
サーバ通信部501は、イーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を有する。サーバ通信部501は、イントラネット7を介して携帯端末2、携帯端末3、携帯端末4等と通信を行う。そして、サーバ通信部501は、携帯端末2、携帯端末3、携帯端末4等から受信したデータをサーバ処理部510に供給する。また、サーバ通信部501は、サーバ処理部510から供給されたデータを携帯端末2、携帯端末3、携帯端末4等に送信する。
サーバ記憶部502は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくとも一つを有する。サーバ記憶部502は、サーバ処理部510による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部502は、ドライバプログラムとして、サーバ通信部501を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部502は、オペレーティングシステムプログラムとして、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の通信方式による接続制御プログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部502は、アプリケーションプログラムとして、各種データの送受信を行うデータ処理プログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部502にインストールされてもよい。
また、サーバ記憶部502は、データとして、各携帯端末のユーザを管理するユーザ管理テーブル(図4(a))、各携帯端末のユーザから登録されたコンテンツを管理するコンテンツ管理テーブル(図4(b))、各携帯端末のユーザの友人関係を管理する友人関係管理テーブル(図4(c))等を記憶する。
図4(a)は、ユーザ管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図4(a)に示すように、ユーザ管理テーブルには、各携帯端末のユーザ毎に、そのユーザの識別情報であるユーザID、ユーザ名、性別、年齢、居住地、職種、一又は複数のユーザプロファイル情報及びポイント等が相互に関連付けられて登録される。ユーザプロファイル情報は、そのユーザの趣味、嗜好等を示す情報である。ユーザプロファイル情報は、例えば「TV・芸能情報」、「ゲーム」、「アニメ」、「旅行・レジャー」、「スポーツ観戦」、「ショッピング」、「外食・グルメ」、「お酒」、「ファッション」、「美容・エステ」、「趣味・習い事」、「音楽」等、そのユーザが興味を持っている分野を示す。また、ユーザプロファイル情報は、そのユーザの性別、年齢、居住地、職種等を示す情報としてもよい。ポイントは、各携帯端末に付与される点数であり、そのポイントと交換に、特定の事業者からその携帯端末のユーザに商品、クーポン等の特典が付与される。なお、このポイントが大きいほど価値の高い特典が付与される。
図4(b)は、コンテンツ管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図4(b)に示すように、コンテンツ管理テーブルには、各ユーザにより登録されたコンテンツ毎に、そのコンテンツの識別情報であるコンテンツID、タイトル、内容、コンテンツプロファイル情報、登録ユーザID及び共有ユーザ情報等が相互に関連付けられて記憶される。
コンテンツプロファイル情報は、そのコンテンツのプロファイルを示す情報であり、ユーザプロファイル情報と同じ種類の分野を示す。コンテンツプロファイル情報は、コンテンツが登録される際に、そのコンテンツを登録したユーザにより指定される。
登録ユーザIDは、そのコンテンツを登録したユーザのユーザIDである。なお、図4(b)では、コンテンツIDが0001であるコンテンツをユーザIDが0001である携帯端末のユーザが登録した例を示しているが、コンテンツを登録できるユーザは、携帯端末のユーザではなく、コンテンツを登録する資格が付与されたユーザ(例えばお店の責任者等)であるものとしてもよい。その場合、そのコンテンツを登録する資格が付与されたユーザが利用する端末がそのコンテンツを提供するオリジナルの端末となる。なお、オリジナルの端末は、近距離無線通信を行うことができる端末であればどのような端末でもよく、携帯端末及び携帯することができない固定端末の何れであってもよい。また、オリジナルの端末が固定端末である場合、オリジナルの端末は、コンテンツを登録するためにのみ使用され、他の端末が登録したコンテンツを取得する機能を有さないものとしてもよい。
共有ユーザ情報は、そのコンテンツを取得することができる携帯端末のユーザを示す情報である。以下では、コンテンツを取得することができる携帯端末のユーザを共有ユーザと称し、共有ユーザにそのコンテンツを提供した登録ユーザ又は他の共有ユーザを提供ユーザと称する場合がある。共有ユーザ情報は、共有ユーザのユーザIDである共有ユーザIDと、提供ユーザのユーザIDである提供ユーザIDと、共有ユーザが提供ユーザと接近してそのコンテンツを取得できるようになった共有日時及び共有場所等を含む。
図4(c)は、友人関係管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図4(c)に示すように、友人関係管理テーブルには、近距離無線通信を行った携帯端末の組合せ毎に、検知した側の携帯端末のユーザのユーザID及びユーザ名、検知された側の携帯端末のユーザのユーザID及びユーザ名、並びに、二つの携帯端末のユーザについて共通するユーザプロファイル情報、現在の状態、検知した日時及び場所等が相互に関連付けられて記憶される。現在の状態は、一方の携帯端末が他方の携帯端末を検知した直後の状態である「検知」、一方の携帯端末から他方の携帯端末のユーザと友人関係になることを要求している状態である「要求中」、二つの携帯端末のユーザが友人関係になった状態である「承認」の内の何れかである。また、以下では、二つの携帯端末のユーザについて共通するユーザプロファイル情報を共通ユーザプロファイル情報と称する場合がある。
図3に戻って、サーバ処理部510は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。サーバ処理部510は、管理サーバ5の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。サーバ処理部510は、管理サーバ5の各種処理がサーバ記憶部502に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部501等の動作を制御する。サーバ処理部510は、サーバ記憶部502に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部510は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
サーバ処理部510は、ユーザ管理部511、識別情報受信部512、コンテンツプロファイル判定部513、ユーザプロファイル判定部514、結果信号送信部515、友人関係管理部516、コンテンツ管理部517、コンテンツ送信部518及び特典付与部519等を有する。サーバ処理部510が有するこれらの各部は、サーバ処理部510が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、サーバ処理部510が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして管理サーバ5に実装されてもよい。
図5は、通信システム1による携帯端末2のユーザ登録処理の動作シーケンスの一例を示す。
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
最初に、携帯端末2のユーザ登録部241は、操作部203を用いたユーザの指示に従って、ユーザ登録画面を表示部204に表示する(ステップS101)。
図6は、ユーザ登録画面の一例を示す。図6に示すように、ユーザ登録画面600には、携帯端末2のユーザのユーザ名の入力欄601と、性別の選択欄602と、年齢の選択欄603と、居住地の選択欄604と、職種の選択欄605と、ユーザプロファイル情報の選択欄606とが表示される。さらに、ユーザ登録画面600には、各情報を管理サーバ5に登録するための「登録」ボタン607と、ユーザ登録を終了するための「終了」ボタン608が表示される。
なお、管理サーバ5が、ユーザ登録画面を生成するためのユーザ登録画面データを生成して携帯端末2に送信し、携帯端末2は、管理サーバ5から受信したユーザ登録画面データに基づいてユーザ登録画面を生成して表示してもよい。
次に、操作部203は、ユーザの指示を受け付ける(ステップS102)。操作部203を用いてユーザにより、ユーザ名が入力され、性別、年齢、居住地、職種及びユーザプロファイル情報が選択され、「登録」ボタン607がタップされると、ユーザ登録部241は、入力又は選択された各情報を取得する。
次に、ユーザ登録部241は、取得した各情報を含むユーザ設定要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS103)。
次に、管理サーバ5のユーザ管理部511は、サーバ通信部501を介して携帯端末2からユーザ設定要求信号を受信すると、携帯端末2のユーザについて新たなユーザIDを割り当て、割り当てたユーザIDと、受信したユーザ設定要求信号に含まれる各情報とを相互に関連付けてサーバ記憶部502のユーザ管理テーブルに登録する(ステップS104)。
次に、ユーザ管理部511は、割り当てたユーザIDを含む設定応答信号をサーバ通信部501を介して携帯端末2に送信する(ステップS105)。
次に、携帯端末2のユーザ登録部241は、無線通信部201を介して管理サーバ5から設定応答信号を受信すると、受信した設定応答信号に含まれるユーザIDを、携帯端末2のユーザのユーザIDとして記憶部205に記憶する(ステップS106)。以上により、ユーザ登録処理は終了する。
図7は、通信システム1による、携帯端末2と携帯端末3が接近した時の一致判定処理の動作シーケンスの一例を示す。
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
最初に、携帯端末2の識別情報要求部221は、近距離無線通信により他の端末を検知するための検知信号を近距離無線通信部202を介して定期的に送信する(ステップS201)。
次に、携帯端末3の識別情報応答部231は、携帯端末2と携帯端末3が接近することにより、近距離無線通信部202を介して携帯端末2から検知信号を受信すると、検知信号を受信したことを示す検知応答信号を近距離無線通信部202を介して携帯端末2に送信する(ステップS202)。
次に、携帯端末2の識別情報要求部221は、近距離無線通信部202を介して携帯端末3から検知応答信号を受信すると、携帯端末3のユーザのユーザIDの取得を要求する識別情報要求信号を近距離無線通信部202を介して携帯端末3に送信する(ステップS203)。
次に、携帯端末3の識別情報応答部231は、近距離無線通信部202を介して携帯端末2から識別情報要求信号を受信すると、携帯端末3のユーザのユーザIDを含む識別情報信号を近距離無線通信部202を介して携帯端末2に送信する(ステップS204)。
次に、携帯端末2の識別情報送信部222は、近距離無線通信部202を介して携帯端末3から識別情報信号を受信すると、判定要求信号及びコンテンツ配布要求信号を無線通信部201を介して無線通信により管理サーバ5に送信する(ステップS205)。判定要求信号は、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報及びユーザプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報との一致判定を要求するための信号である。判定要求信号には、携帯端末2のユーザのユーザIDと、携帯端末3から受信した識別情報信号に含まれるユーザIDと、携帯端末3から識別情報信号を受信した時刻を示す時刻情報と、携帯端末3から識別情報信号を受信したときの位置を示す位置情報とが含まれる。携帯端末2は、GPS(Global Positioning System)等を用いて携帯端末2の位置を測定する位置測定部(不図示)から、携帯端末3から識別情報信号を受信したときの位置情報を取得する。コンテンツ配布要求信号は、携帯端末2のコンテンツのうち、そのコンテンツに関連付けられたコンテンツプロファイル情報が携帯端末3のユーザプロファイル情報と一致するコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定することを要求するための信号である。
次に、管理サーバ5の識別情報受信部512が、サーバ通信部501を介して携帯端末2から判定要求信号を受信すると、サーバ処理部510は、コンテンツプロファイル判定処理を実行する(ステップS206)。サーバ処理部510は、コンテンツプロファイル判定処理において、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報とが一致するか否かを判定し、一致した場合、携帯端末2の、そのコンテンツプロファイル情報に関連付けられたコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定する。コンテンツプロファイル判定処理の詳細については後述する。
次に、コンテンツ管理部517は、コンテンツプロファイル判定処理において、携帯端末2のコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定した場合、携帯端末2のコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定したことを表すコンテンツ登録信号をサーバ通信部501を介して携帯端末3に送信する(ステップS207)。コンテンツ登録信号には、携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツのコンテンツID、タイトル、内容、コンテンツプロファイル情報等が含まれる。
なお、携帯端末3と管理サーバ5がHTTPのプロトコルによりデータ通信を行う場合、携帯端末3から管理サーバ5に対して定期的にアクセスを行うことにより、管理サーバ5は携帯端末3のアドレスを取得する。また、管理サーバ5に携帯端末3の電話番号、電子メールアドレス等を予め登録しておき、管理サーバ5は、SMS(Short Message Service)のメッセージ又は電子メールによりコンテンツ登録信号を携帯端末3に送信してもよい。
次に、携帯端末3のコンテンツ登録管理部242は、無線通信部201を介して管理サーバ5からコンテンツ登録信号を受信すると、新たなコンテンツを取得したことをユーザに通知するためのコンテンツ確認画面を表示部204に表示する(ステップS208)。
図8(a)は、コンテンツ確認画面の一例を示す。図8(a)に示すように、コンテンツ確認画面800には、新たなコンテンツを取得できることを表す文字表示801が表示される。さらに、コンテンツ確認画面800には、表示を終了するための「閉じる」ボタン802と、そのコンテンツの詳細を表すコンテンツ詳細画面を表示するための「詳細」ボタン803とが表示される。
図8(b)は、コンテンツ詳細画面の一例を示す。図8(b)に示すように、コンテンツ詳細画面810には、そのコンテンツのタイトル811と、詳細な内容812と、取得できる他のコンテンツを表示するためのボタン813とが表示される。さらに、コンテンツ詳細画面810には、コンテンツ確認画面800に戻るための「戻る」ボタン814が表示される。コンテンツ詳細画面810は、管理サーバ5から受信したコンテンツ登録信号に含まれる各情報に基づいて生成される。なお、管理サーバ5が、コンテンツ詳細画面810を生成するためのコンテンツ詳細画面データを生成して携帯端末3に送信してもよい。その場合、携帯端末3は、各コンテンツの詳細を表示する際、管理サーバ5に対してコンテンツ詳細画面データの取得を要求し、管理サーバ5から受信したコンテンツ詳細画面データに基づいてコンテンツ詳細画面810を生成して表示する。
一方、管理サーバ5の識別情報受信部512が、サーバ通信部501を介して携帯端末2から判定要求信号を受信すると、サーバ処理部510は、ユーザプロファイル判定処理も実行する(ステップS209)。サーバ処理部510は、ユーザプロファイル判定処理において、携帯端末2のユーザプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報とが一致するか否かを判定し、その判定結果に基づいて友人関係テーブルを更新する。コンテンツプロファイル判定処理の詳細については後述する。
次に、結果信号送信部515は、結果信号をサーバ通信部501を介して携帯端末2に送信する(ステップS210)。結果信号には、携帯端末2のユーザプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致したことを示す一致情報又は一致しなかったことを示す不一致情報の内の何れか一方が含まれる。また、結果信号に一致情報が含まれる場合、結果信号には、更に、携帯端末2及び携帯端末3のユーザプロファイル情報を含むそのユーザについての各情報と、一致したユーザプロファイル情報とが含まれる。
次に、携帯端末2の結果信号受信部223が、無線通信部201を介して管理サーバ5から結果信号を受信すると、友人関係要求部224は、友人関係要求判定処理を実施する(ステップS211)。友人関係要求判定処理は、携帯端末3のユーザと友人関係になることを管理サーバ5に対して要求するか否かを決定する処理である。友人関係要求部224は、受信した結果信号に基づいて、友人関係要求判定処理を実施する。友人関係要求判定処理の詳細については、後述する。
次に、友人関係要求部224は、友人関係要求判定処理において、友人関係を要求することに決定した場合、携帯端末3のユーザと友人関係になることを要求する友人関係要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS212)。友人関係要求信号には、携帯端末2及び携帯端末3のユーザプロファイル情報を含む各情報と、一致したユーザプロファイル情報とが含まれる。
次に、管理サーバ5の友人関係管理部516は、サーバ通信部501を介して携帯端末2から友人関係要求信号を受信すると、友人関係管理テーブルにおいて携帯端末2のユーザのユーザID及び携帯端末3のユーザのユーザIDと関連付けて記憶された現在の状態を「要求中」に変更する。そして、友人関係管理部516は、受信した友人関係要求信号をサーバ通信部501を介して携帯端末3に送信する(ステップS213)。
次に、携帯端末3の友人関係応答部232は、無線通信部201を介して管理サーバ5から友人関係要求信号を受信すると、友人関係許可判定処理を実施する(ステップS214)。友人関係許可判定処理は、携帯端末3のユーザが携帯端末2のユーザと友人関係になることを許可するか否かを決定する処理である。友人関係許可判定処理の詳細については、後述する。
次に、友人関係応答部232は、友人関係許可判定処理において、携帯端末3のユーザが携帯端末2のユーザと友人関係になることを許可した場合、携帯端末3のユーザが携帯端末2のユーザと友人関係になることを許可したことを示す許可信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する。一方、友人関係応答部232は、友人関係許可判定処理において、携帯端末3のユーザが携帯端末2のユーザと友人関係になることを拒否した場合、携帯端末3のユーザが携帯端末2のユーザと友人関係になることを拒否したことを示す拒否信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS215)。
次に、管理サーバ5の友人関係管理部516は、友人関係要求信号に応答して、サーバ通信部501を介して携帯端末3から許可信号を受信すると、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザの間に友人関係を設定する。友人関係管理部516は、友人関係管理テーブルにおいて携帯端末2のユーザのユーザID及び携帯端末3のユーザのユーザIDと関連付けて記憶された現在の状態を「承認」に変更することにより、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザの間に友人関係を設定する。一方、管理サーバ5の友人関係管理部516は、サーバ通信部501を介して携帯端末3から拒否信号を受信すると、友人関係管理テーブルにおいて携帯端末2のユーザのユーザID及び携帯端末3のユーザのユーザIDと関連付けて記憶された各情報を削除する(ステップS216)。
次に、友人関係管理部516は、受信した許可信号又は拒否信号をサーバ通信部501を介して携帯端末2に送信する(ステップS217)。
次に、携帯端末2は、無線通信部201を介して管理サーバ5から許可信号又は拒否信号を受信する。以上により、一致判定処理は終了する。
図9は、管理サーバ5によるコンテンツプロファイル一致判定処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。図9に示す動作のフローは、図7に示す動作シーケンスのステップS206において実行される。
最初に、管理サーバ5の識別情報受信部512は、受信した判定要求信号に含まれる、携帯端末2のユーザのユーザID、携帯端末3のユーザのユーザID、時刻情報及び位置情報をコンテンツプロファイル判定部513に渡す(ステップS301)。
次に、コンテンツプロファイル判定部513は、コンテンツ管理テーブルにおいて携帯端末2のユーザIDに関連付けられたコンテンツプロファイル情報と、ユーザ管理テーブルにおいて携帯端末3のユーザIDに関連付けられたユーザプロファイル情報が一致するか否かを判定する(ステップS302)。即ち、コンテンツプロファイル判定部513は、コンテンツ管理テーブルにおいて登録ユーザID又は共有ユーザIDが携帯端末2のユーザIDであるコンテンツのコンテンツプロファイル情報と、ユーザ管理テーブルにおいてユーザIDが携帯端末3のユーザIDであるユーザのユーザプロファイル情報が一致するか否かを判定する。なお、コンテンツプロファイル判定部513は、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報の内の少なくとも一つと、携帯端末3のユーザプロファイル情報の内の少なくとも一つとが一致する場合、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致すると判定する。一方、コンテンツプロファイル判定部513は、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報の全てが、携帯端末3のユーザプロファイル情報の内の何れとも一致しない場合、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致しないと判定する。
携帯端末2のコンテンツプロファイル情報と、携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致する場合(ステップS302−Yes)、コンテンツ管理部517は、携帯端末2のコンテンツのうち、携帯端末3のユーザプロファイル情報と一致したコンテンツプロファイル情報に対応するコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定し(ステップS303)、一連のステップを終了する。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルにおいて、そのコンテンツに関連付けられる共有ユーザ情報を更新することにより、そのコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定する。コンテンツ管理部517は、共有ユーザ情報の共有ユーザID、提供ユーザID、共有日時及び共有場所として、識別情報受信部512が受信した判定要求信号に含まれる携帯端末3のユーザID、携帯端末2のユーザID、時刻情報及び位置情報をそれぞれ記憶する。すなわち、コンテンツ管理部517は、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報を携帯端末3のコンテンツプロファイル情報として登録することにより、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報に関連付けられたコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定する。
一方、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報と、携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致しない場合(ステップS302−No)、コンテンツ管理部517は、特に処理を行わず、一連のステップを終了する。
図10は、管理サーバ5によるユーザプロファイル一致判定処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。図10に示す動作のフローは、図7に示す動作シーケンスのステップS209において実行される。
最初に、管理サーバ5の識別情報受信部512は、受信した判定要求信号に含まれる、携帯端末2のユーザのユーザID、携帯端末3のユーザのユーザID、時刻情報及び位置情報をユーザプロファイル判定部514に渡す(ステップS401)。
次に、ユーザプロファイル判定部514は、ユーザ管理テーブルにおいて、携帯端末2のユーザIDに関連付けられたユーザプロファイル情報と、携帯端末3のユーザIDに関連付けられたユーザプロファイル情報が一致するか否かを判定する(ステップS402)。なお、ユーザプロファイル判定部514は、携帯端末2のユーザプロファイル情報の内の少なくとも一つと、携帯端末3のユーザプロファイル情報の内の少なくとも一つとが一致する場合、携帯端末2のユーザプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致すると判定する。一方、ユーザプロファイル判定部514は、携帯端末2のユーザプロファイル情報の全てが、携帯端末3のユーザプロファイル情報の内の何れとも一致しない場合、携帯端末2のユーザプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致しないと判定する。
携帯端末2のユーザプロファイル情報と、携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致する場合(ステップS402−Yes)、友人関係管理部516は、サーバ記憶部502の友人関係管理テーブルに、近距離無線通信を行った携帯端末の組合せを新たに登録し(ステップS403)、一連のステップを終了する。友人関係管理部516は、検知した側の携帯端末のユーザのユーザID及びユーザ名として、携帯端末2のユーザのユーザID及びユーザ名を記憶し、検知された側の携帯端末のユーザのユーザID及びユーザ名として、携帯端末3のユーザのユーザID及びユーザ名を記憶する。さらに、ユーザプロファイル判定部514は、共通ユーザプロファイル情報として、一致したユーザプロファイル情報を記憶し、現在の状態として「検知」を記憶し、検知した日時及び場所として識別情報受信部512が受信した判定要求信号に含まれる時刻情報及び位置情報を記憶する。
一方、携帯端末2のユーザプロファイル情報と、携帯端末3のユーザプロファイル情報が一致しない場合(ステップS402−No)、友人関係管理部516は、特に処理を行わず、一連のステップを終了する。
図11は、携帯端末2による友人関係要求判定処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。図11に示す動作のフローは、図7に示すフローチャートのステップS211において実行される。
最初に、携帯端末2の友人関係要求部224は、管理サーバ5から受信した結果信号に一致情報が含まれるか否かを判別する(ステップS501)。
友人関係要求部224は、結果信号に一致情報が含まれない場合、友人関係を要求しないことに決定し(ステップS502)、友人関係要求処理を終了する(ステップS503)。この場合は、図7のステップS212に示した友人関係要求信号の送信処理は実行されない。
一方、友人関係要求部224は、結果信号に一致情報が含まれる場合、携帯端末3のユーザと友人関係になることを要求するか否かを携帯端末2のユーザに確認するための友人関係要求確認画面を表示部204に表示する(ステップS504)。
図12(a)は、友人関係要求確認画面の一例を示す。図12(a)に示すように、友人関係要求確認画面1200には、携帯端末3のユーザが近くにいることを表して携帯端末3のユーザと友人関係になることを要求するか否かを確認するための文字表示1201が表示される。さらに、友人関係要求確認画面1200には、友人関係要求確認を終了するための「閉じる」ボタン1202と、携帯端末3のユーザの詳細を表す要求先友人詳細画面を表示するための「詳細」ボタン1203とが表示される。
図12(b)は、要求先友人詳細画面の一例を示す。図12(b)に示すように、要求先友人詳細画面1210には、携帯端末3のユーザのユーザ名、性別、年齢、居住地、職種を表示する文字表示1211と、ユーザプロファイル情報1212とが表示される。ユーザプロファイル情報1212のうち、携帯端末2のユーザプロファイル情報と一致したものについては囲み枠が表示される。さらに、要求先友人詳細画面1210には、友人関係要求確認画面1200に戻るための「戻る」ボタン1213と、表示されているユーザと友人関係になることを要求するための「リクエストする」ボタン1214とが表示される。要求先友人詳細画面1210は、管理サーバ5から受信した結果信号に含まれる各情報に基づいて生成される。なお、管理サーバ5が、要求先友人詳細画面1210を生成するための友人詳細画面データを生成して携帯端末2に送信してもよい。その場合、携帯端末2は、要求先友人詳細画面1210を表示する際、管理サーバ5に対して要求先友人詳細画面データの取得を要求し、管理サーバ5から受信した要求先友人詳細画面データに基づいて要求先友人詳細画面1210を生成して表示する。
次に、操作部203は、ユーザの指示を受け付ける(ステップS505)。
操作部203を用いてユーザにより、「リクエストする」ボタン1214がタップされることなく「閉じる」ボタン1202がタップされた場合、友人関係要求部224は、友人関係が要求されなかったと判定する(ステップS506−No)。この場合、友人関係要求部224は、友人関係を要求しないことに決定し(ステップS502)、友人関係要求処理を終了する(ステップS503)。この場合、図7のステップS212に示した友人関係要求信号の送信処理は実行されない。
一方、操作部203を用いてユーザにより、「リクエストする」ボタン1214がタップされた上で「閉じる」ボタン1202がタップされた場合、友人関係要求部224は、友人関係が要求されたと判定する(ステップS506−Yes)。この場合、友人関係要求部224は、友人関係を要求することに決定し(ステップS507)、一連のステップを終了する。
なお、携帯端末2の代わりに固定端末が携帯端末3と近距離無線通信を行った場合、友人関係要求確認画面を表示することなく、友人関係を要求することに自動的に決定してもよい。
図13は、友人関係許可判定処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。
図13に示す動作のフローは、図7に示すフローチャートのステップS214において実行される。
最初に、携帯端末3の友人関係応答部232は、携帯端末2のユーザと友人関係になることを許可するか否かを携帯端末3のユーザに確認するための友人関係許可確認画面を表示部204に表示する(ステップS601)。
図14(a)は、友人関係許可確認画面の一例を示す。図14(a)に示すように、友人関係許可確認画面1400には、携帯端末2のユーザから友人関係になることが要求されていることを表す文字表示1401が表示される。さらに、友人関係許可確認画面1400には、友人関係許可確認を終了するための「閉じる」ボタン1402と、携帯端末2のユーザの詳細を表す要求元友人詳細画面を表示するための「詳細」ボタン1403とが表示される。
図14(b)は、要求元友人詳細画面の一例を示す。図14(b)に示すように、要求元友人詳細画面1410には、携帯端末2のユーザのユーザ名、性別、年齢、居住地、職種を表示する文字表示1411と、ユーザプロファイル情報1412とが表示される。ユーザプロファイル情報1412のうち、携帯端末3のユーザプロファイル情報と一致したものについては囲み枠が表示される。さらに、要求元友人詳細画面1410には、友人関係許可確認画面1400に戻るための「戻る」ボタン1413と、表示されているユーザと友人関係になることを許可するための「許可する」ボタン1414と、拒否するための「拒否する」ボタン1415が表示される。要求元友人詳細画面1410は、管理サーバ5から受信した友人関係要求信号に含まれる各情報に基づいて生成される。なお、図12(b)の要求先友人詳細画面1210と同様に、管理サーバ5が、要求元友人詳細画面1410を生成するための要求元友人詳細画面データを生成して携帯端末2に送信し、携帯端末2は、管理サーバ5から受信した要求元友人詳細画面データに基づいて要求元友人詳細画面1410を生成して表示してもよい。
次に、操作部203は、ユーザの指示を受け付ける(ステップS602)。
操作部203を用いてユーザにより、「許可する」ボタン1414がタップされることなく「閉じる」ボタン1402がタップされた場合、又は、「拒否する」ボタン1415がタップされた上で「閉じる」ボタン1402がタップされた場合、友人関係応答部232は、友人関係が拒否されたと判定する(ステップS603−No)。この場合、友人関係応答部232は、友人関係を拒否することに決定し(ステップS604)、一連のステップを終了する。
一方、操作部203を用いてユーザにより、「許可する」ボタン1415がタップされた上で「閉じる」ボタン1402がタップされた場合、友人関係応答部232は、友人関係が許可されたと判定する(ステップS603−Yes)。この場合、友人関係応答部232は、友人関係を許可することに決定し(ステップS605)、一連のステップを終了する。
図15は、通信システム1によるコンテンツ登録処理の動作シーケンスの一例を示す。このコンテンツ登録処理は、携帯端末2について登録されたコンテンツを携帯端末3が取得できるように登録する処理である。
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
最初に、携帯端末2の操作部203は、ユーザによる、友人関係にある他の携帯端末のユーザを一覧表示する友人一覧画面の表示指示を受け付ける(ステップS701)。
次に、設定要求部243は、操作部203が友人一覧画面の表示指示を受け付けると、友人一覧画面要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS702)。友人一覧画面要求信号は、友人一覧画面を生成するための友人一覧画面データの取得を要求する信号である。友人一覧画面要求信号には、携帯端末2のユーザのユーザIDが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、サーバ通信部501を介して携帯端末2から友人一覧画面要求信号を受信すると、友人一覧画面データを生成する(ステップS703)。コンテンツ管理部517は、友人関係管理テーブルから、受信した友人一覧画面要求信号に含まれるユーザIDと友人関係にあるユーザIDを抽出し、ユーザ管理テーブルから、抽出したユーザIDと関連付けられた各情報を読み出し、友人一覧画面データを生成する。
次に、コンテンツ管理部517は、生成した友人一覧画面データをサーバ通信部501を介して携帯端末2に送信する(ステップS704)。
次に、携帯端末2の設定要求部243は、無線通信部201を介して管理サーバ5から友人一覧画面データを受信すると、受信した友人一覧画面データに基づいて友人一覧画面を生成して表示部204に表示する(ステップS705)。
図16(a)は、友人一覧画面の一例を示す。図16(a)に示すように、友人一覧画面1600には、友人関係にある他の携帯端末のユーザ毎に、そのユーザのユーザ名、性別、年齢、居住地、職種を表示する文字表示1601と、各ユーザの詳細を表す友人詳細画面を表示するための「詳細」ボタン1602とが表示される。さらに、友人一覧画面1600には、友人一覧画面の表示を終了するための「終了」ボタン1603が表示される。このように、許可信号を送信した携帯端末3のユーザが、携帯端末2のユーザの友人関係にあるユーザとして表示される。
次に、操作部203は、ユーザの「詳細」ボタン1602のタップ操作による友人詳細画面の表示指示を受け付ける(ステップS706)。
次に、設定要求部243は、操作部203が友人詳細画面の表示指示を受け付けると、友人詳細画面要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS707)。友人詳細画面要求信号は、表示指示がされたユーザの詳細を表す友人詳細画面を生成するための友人詳細画面データの取得を要求する信号である。友人詳細画面要求信号には、友人詳細画面の表示指示がされた携帯端末のユーザのユーザIDが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、サーバ通信部501を介して携帯端末2から友人詳細画面要求信号を受信すると、友人詳細画面データを生成する(ステップS708)。コンテンツ管理部517は、ユーザ管理テーブルから、受信した友人詳細画面要求信号に含まれるユーザIDと関連付けられた各情報を読み出し、友人詳細画面データを生成する。
次に、コンテンツ管理部517は、生成した友人詳細画面データをサーバ通信部501を介して携帯端末2に送信する(ステップS709)。
次に、携帯端末2の設定要求部243は、無線通信部201を介して管理サーバ5から友人詳細画面データを受信すると、受信した友人詳細画面データに基づいて友人詳細画面を生成して表示部204に表示する(ステップS710)。
図16(b)は、友人詳細画面の一例を示す。図16(b)に示すように、友人詳細画面1610には、指定されたユーザのユーザ名、性別、年齢、居住地、職種を表示する文字表示1611と、ユーザプロファイル情報1612とが表示される。ユーザプロファイル情報1612のうち、携帯端末2のユーザプロファイル情報と一致したものについては囲み枠が表示される。さらに、友人詳細画面1610には、友人一覧画面1600に戻るための「戻る」ボタン1613と、登録用コンテンツ一覧画面を表示するための「コンテンツ一覧」ボタン1614とが表示される。登録用コンテンツ一覧画面は、他の携帯端末が取得できるように登録するコンテンツを選択するために、携帯端末2について登録されたコンテンツの一覧を表す画面である。
次に、操作部203は、ユーザの「コンテンツ一覧」ボタン1614のタップ操作による登録用コンテンツ一覧画面の表示指示を受け付ける(ステップS711)。
次に、設定要求部243は、操作部203が登録用コンテンツ一覧画面の表示指示を受け付けると、登録用コンテンツ一覧画面要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS712)。登録用コンテンツ一覧画面要求信号は、登録用コンテンツ一覧画面を生成するための登録用コンテンツ一覧画面データの取得を要求する信号である。登録用コンテンツ一覧画面要求信号には、携帯端末2のユーザのユーザIDが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、サーバ通信部501を介して携帯端末2から登録用コンテンツ一覧画面要求信号を受信すると、登録用コンテンツ一覧画面データを生成する(ステップS713)。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルから、携帯端末2のユーザのユーザIDが登録ユーザID又は共有ユーザIDであるコンテンツの各情報を読み出し、登録用コンテンツ一覧画面データを生成する。
次に、コンテンツ管理部517は、生成した登録用コンテンツ一覧画面データをサーバ通信部501を介して携帯端末2に送信する(ステップS714)。
次に、携帯端末2の設定要求部243は、無線通信部201を介して管理サーバ5から登録用コンテンツ一覧画面データを受信すると、受信した登録用コンテンツ一覧画面データに基づいて登録用コンテンツ一覧画面を生成して表示部204に表示する(ステップS715)。
図16(c)は、登録用コンテンツ一覧画面の一例を示す。図16(c)に示すように、登録用コンテンツ一覧画面1620には、コンテンツごとに、そのコンテンツのタイトル及び内容等を表示する文字表示1621と、そのコンテンツを指定されたユーザと共有するための「共有」ボタン1622と、そのコンテンツを削除するための「削除」ボタン1623とが表示される。さらに、登録用コンテンツ一覧画面1620には、友人詳細画面1610に戻るための「戻る」ボタン1624が表示される。
次に、操作部203は、ユーザの「共有」ボタン1622のタップ操作によるコンテンツ共有指示を受け付ける(ステップS716)。
次に、設定要求部243は、操作部203がコンテンツ共有指示を受け付けると、共有指示を受け付けたコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定することを要求するコンテンツ設定要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS717)。即ち、設定要求部243は、操作部203を用いたユーザの指示に従って、携帯端末2のコンテンツについてのコンテンツ設定要求信号を管理サーバ5に送信する。コンテンツ設定要求信号には、携帯端末2及び携帯端末3のユーザのユーザIDと、共有指示を受け付けたコンテンツのコンテンツIDと、現在時刻を示す時刻情報とが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、サーバ通信部501を介して携帯端末2からコンテンツ設定要求信号を受信すると、コンテンツ管理処理を実施する(ステップS718)。コンテンツ管理処理は、携帯端末2について管理サーバ5に登録されたコンテンツを他の携帯端末3が取得できるように登録する処理である。コンテンツ管理部517は、受信したコンテンツ設定要求信号に基づいて、コンテンツ管理処理を実施する。コンテンツ管理処理の詳細については、後述する。
次に、コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理処理において、コンテンツ設定要求信号で指定されたコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定したか否かを示す設定応答信号をサーバ通信部501を介して携帯端末2に送信する(ステップS719)。以上により、コンテンツ登録処理は終了する。
図17は、管理サーバ5によるコンテンツ管理処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。図17に示す動作のフローは、図15に示すフローチャートのステップS718において実行される。
最初に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザの間に友人関係が設定されているか否かを判定する(ステップS801)。コンテンツ管理部517は、友人関係管理テーブルにおいて、携帯端末2のユーザのユーザIDと携帯端末3のユーザのユーザIDが関連付けて記憶され、且つその状態が「承認」である場合、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザの間に友人関係が設定されていると判定する。一方、コンテンツ管理部517は、携帯端末2のユーザのユーザIDと携帯端末3のユーザのユーザIDが関連付けて記憶されていない場合、又は、その状態が「承認」でない場合、友人関係が設定されていないと判定する。
次に、コンテンツ管理部517は、友人関係が設定されていないと判定すると(ステップS801−No)、特に処理を行わず、一連のステップを終了する。一方、コンテンツ管理部517は、友人関係が設定されていると判定すると(ステップS801−Yes)、コンテンツ設定要求信号に含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定し(ステップS802)、一連のステップを終了する。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルにおいて、そのコンテンツIDに関連付けられる共有ユーザ情報の共有ユーザID、提供ユーザID及び共有日時として、コンテンツ設定要求信号に含まれる携帯端末3のユーザID、携帯端末2のユーザID及び時刻情報をそれぞれ記憶する。なお、この場合、コンテンツ管理部517は、共有ユーザ情報の共有場所に、遠隔地から共有設定がされた旨を記憶する。
このように、コンテンツ管理部517は、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザが友人関係にあることを条件に、携帯端末2について登録されたコンテンツを他の携帯端末3が取得できるように登録する。また、コンテンツ管理部517は、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザが離れた位置にいる場合でも、携帯端末2について登録されたコンテンツを他の携帯端末3が取得できるように設定するため、携帯端末2は、任意の位置からコンテンツ登録処理を実行することができる。
図18は、通信システム1によるコンテンツ取得処理の動作シーケンスの一例を示す。このコンテンツ取得処理では、携帯端末2について登録されたコンテンツを携帯端末3が取得する例について説明する。
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
最初に、携帯端末3の操作部203は、ユーザによる取得用コンテンツ一覧画面の表示指示を受け付ける(ステップS901)。取得用コンテンツ一覧画面は、携帯端末3が取得するコンテンツを選択するために、携帯端末3について登録されたコンテンツの一覧を表す画面である。
次に、コンテンツ受信部244は、操作部203が取得用コンテンツ一覧画面の表示指示を受け付けると、取得用コンテンツ一覧画面要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS902)。取得用コンテンツ一覧画面要求信号は、取得用コンテンツ一覧画面を生成するための取得用コンテンツ一覧画面データの取得を要求する信号である。取得用コンテンツ一覧画面要求信号には、携帯端末3のユーザのユーザIDが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、サーバ通信部501を介して携帯端末3から取得用コンテンツ一覧画面要求信号を受信すると、取得用コンテンツ一覧画面データを生成する(ステップS903)。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルから、登録ユーザID又は共有ユーザIDが、受信した取得用コンテンツ一覧画面要求信号に含まれるユーザIDと一致するコンテンツの各情報を読み出し、取得用コンテンツ一覧画面データを生成する。
次に、コンテンツ管理部517は、生成した取得用コンテンツ一覧画面データをサーバ通信部501を介して携帯端末3に送信する(ステップS904)。
次に、携帯端末3のコンテンツ受信部244は、無線通信部201を介して管理サーバ5から取得用コンテンツ一覧画面データを受信すると、受信した取得用コンテンツ一覧画面データに基づいて取得用コンテンツ一覧画面を生成して表示部204に表示する(ステップS905)。
図19(a)は、取得用コンテンツ一覧画面の一例を示す。図19(a)に示すように、取得用コンテンツ一覧画面1900には、コンテンツごとに、そのコンテンツのタイトル及び内容等を表示する文字表示1901と、そのコンテンツの詳細を表示するコンテンツ詳細画面を表示するための「詳細」ボタン1902と、そのコンテンツを削除するための「削除」ボタン1903とが表示される。なお、そのコンテンツが他の携帯端末により登録され、携帯端末3が取得できるように設定されたものである場合、「削除」ボタン1903の代わりに「解除」ボタン1904が表示される。さらに、取得用コンテンツ一覧画面1900には、表示を終了するための「終了」ボタン1905が表示される。なお、取得用コンテンツ一覧画面1900には、携帯端末3のユーザが登録したコンテンツ「北海道観光ガイド」と、携帯端末2が図15のコンテンツ登録処理を実行することにより登録された、携帯端末2からのコンテンツ「沖縄観光ガイド」とが表示されている。
次に、操作部203は、ユーザの「詳細」ボタン1902のタップ操作によるコンテンツ詳細画面の表示指示を受け付ける(ステップS906)。
次に、コンテンツ受信部244は、操作部203がコンテンツ詳細画面の表示指示を受け付けると、取得要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS907)。即ち、コンテンツ受信部244は、操作部203を用いたユーザの指示に従って、取得要求信号を管理サーバ5に送信する。取得要求信号は、表示指示を受け付けたコンテンツを取得することを要求する信号である。取得要求信号には、携帯端末3のユーザのユーザID、及びコンテンツ詳細画面の表示指示がされたコンテンツのコンテンツIDが含まれる。この取得要求信号で指定されるコンテンツには、携帯端末3が登録したコンテンツと、携帯端末3が取得できるように設定された、他の携帯端末2が登録したコンテンツとが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ送信部518は、サーバ通信部501を介して携帯端末3から取得要求信号を受信すると、送信判定処理を実施する(ステップS908)。送信判定処理は、取得要求信号において指定されたコンテンツを携帯端末3に送信するか否かを判定する処理である。送信判定処理の詳細については、後述する。
次に、管理サーバ5のコンテンツ送信部518は、送信判定処理において、コンテンツを送信すると判定した場合、取得要求信号で指定されたコンテンツを含むコンテンツ詳細画面データを生成する(ステップS909)。コンテンツ送信部518は、コンテンツ管理テーブルから、受信したコンテンツ詳細画面要求信号に含まれるコンテンツIDと関連付けられた各情報を読み出し、コンテンツ詳細画面データを生成する。一方、コンテンツ送信部518は、送信判定処理において、コンテンツを送信しないと判定した場合、コンテンツを送信できない旨を示すコンテンツ詳細画面データを生成する。
次に、コンテンツ送信部518は、生成したコンテンツ詳細画面データをサーバ通信部501を介して携帯端末3に送信する(ステップS910)。
次に、携帯端末3のコンテンツ受信部244は、無線通信部201を介して管理サーバ5からコンテンツ詳細画面データを受信すると、受信したコンテンツ詳細画面データに基づいてコンテンツ詳細画面を生成して表示部204に表示する(ステップS911)。以上により、コンテンツ取得処理は終了する。
図19(b)は、コンテンツ詳細画面の一例を示す。図19(b)に示すように、コンテンツ詳細画面1910には、そのコンテンツのタイトル1911と、詳細な内容1912と、取得用コンテンツ一覧画面1900に戻るための「戻る」ボタン1913が表示される。
なお、コンテンツ受信部244は、コンテンツ詳細画面データを受信したときに、受信したコンテンツ詳細画面データに含まれるコンテンツについて、表示部204への表示以外の使用を制限するように管理してもよい。さらに、コンテンツ受信部244は、コンテンツ詳細画面データの表示を終了させたタイミングでそのコンテンツを削除してもよい。これらにより、特定のユーザが作成したデータを他のユーザが二次利用することを防止することができる。また、管理サーバ5に登録されているコンテンツを削除することにより、各携帯端末がそのコンテンツを表示できなくなり、コンテンツの一元管理が可能となる。
また、管理サーバ5のコンテンツ送信部518は、取得要求信号を受信したときに、コンテンツ詳細画面データを送信するのではなく、そのコンテンツが格納されているアドレスを送信してもよい。その場合、コンテンツ受信部244は、受信したアドレスにアクセスすることにより、そのコンテンツを受信して表示部204に表示する。
図20は、管理サーバ5による送信判定処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。図20に示す動作のフローは、図18に示すフローチャートのステップS908において実行される。
最初に、管理サーバ5のコンテンツ送信部518は、受信した取得要求信号に含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツが、携帯端末3により登録されたか又は携帯端末3が取得できるように設定されているか否かを判定する(ステップS1001)。コンテンツ送信部518は、コンテンツ管理テーブルにおいて、受信した取得要求信号に含まれるコンテンツIDに関連付けられた登録ユーザID及び共有ユーザIDのうちの何れかが、携帯端末3のユーザIDと一致する場合、そのコンテンツは携帯端末3により登録されたか又は携帯端末3が取得できるように設定されていると判定する。一方、コンテンツ送信部518は、コンテンツ管理テーブルにおいて、受信した取得要求信号に含まれるコンテンツIDに関連付けられた登録ユーザID及び共有ユーザIDの何れも、携帯端末3のユーザIDと一致しない場合、そのコンテンツは携帯端末3により登録されていず且つ携帯端末3が取得できるように設定されていないと判定する。
次に、コンテンツ送信部518は、そのコンテンツが携帯端末3により登録されていず且つ携帯端末3が取得できるように設定されていないと判定すると(ステップS1001−No)、コンテンツを送信しないことに決定し(ステップS1002)、一連のステップを終了する。
一方、コンテンツ送信部518は、そのコンテンツが携帯端末3により登録されたか又は携帯端末3が取得できるように設定されていると判定すると(ステップS1001−Yes)、コンテンツを送信することに決定する(ステップS1003)。
次に、特典付与部519は、携帯端末2に送信するコンテンツの提供元である携帯端末3に特典を付与し(ステップS1003)、一連のステップを終了する。特典付与部519は、ユーザ管理テーブルにおいて、携帯端末3のユーザのユーザIDと関連付けて記憶されているポイントに所定値を加える。このポイントにより、携帯端末3のユーザは、商品、クーポン等の特典を特定の事業者から得ることができる。
なお、特典付与部519は、コンテンツを他の携帯端末に送信する場合に代えて、又は加えて、コンテンツを他の携帯端末が取得できるように設定した場合に、そのコンテンツの提供元である携帯端末に特典を付与してもよい。その場合、特典付与部519は、図17のステップS802の直後に、携帯端末2に特典を付与する。
図21は、通信システム1によるコンテンツ削除処理の動作シーケンスの一例を示す。このコンテンツ削除処理では、携帯端末3が、登録したコンテンツを削除する例について説明する。
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。なお、ステップS1101〜S1105の処理は、図18に示したステップS901〜S905の処理と同様であるため、説明を省略し、以下では、ステップS1106〜S1108のみについて説明する。
ステップS1106において、携帯端末3の操作部203は、ユーザの「削除」ボタン1903のタップ操作によるコンテンツの削除指示を受け付ける(ステップS1106)。
次に、コンテンツ受信部244は、操作部203がコンテンツの削除指示を受け付けると、削除要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS1107)。即ち、コンテンツ受信部244は、操作部203を用いたユーザの指示に従って、削除要求信号を管理サーバ5に送信する。削除要求信号は、削除指示を受け付けた携帯端末3のコンテンツを削除することを要求する信号である。削除要求信号には、携帯端末3のユーザのユーザID、及び削除指示がされたコンテンツのコンテンツIDが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、サーバ通信部501を介して携帯端末2から削除要求信号を受信すると、削除処理を実施し(ステップS1108)、一連のステップを終了する。
図22は、管理サーバ5による削除処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。図22に示す動作のフローは、図21に示すフローチャートのステップS1108において実行される。
最初に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、受信した削除要求信号に含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツが携帯端末3が登録したコンテンツであるか否かを判定する(ステップS1201)。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルにおいて、受信した削除要求信号に含まれるコンテンツIDに関連付けられた登録ユーザIDが、携帯端末3のユーザIDと一致する場合、そのコンテンツは携帯端末3が登録したコンテンツであると判定する。一方、コンテンツ送信部518は、コンテンツ管理テーブルにおいて、受信した削除要求信号に含まれるコンテンツIDに関連付けられた登録ユーザIDが、携帯端末3のユーザIDと一致しない場合、そのコンテンツは携帯端末3が登録したコンテンツでないと判定する。
コンテンツ管理部517は、そのコンテンツが携帯端末3が登録したコンテンツである場合(ステップS1201−Yes)、そのコンテンツを削除する(ステップS1202)。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルからそのコンテンツに関する全ての情報を削除することにより、そのコンテンツ自体を削除する。一方、コンテンツ管理部517は、そのコンテンツが携帯端末3が登録したコンテンツでない場合(ステップS1201−No)、そのコンテンツを削除しない(ステップS1203)。即ち、コンテンツ管理部517は、そのコンテンツを登録した携帯端末以外の携帯端末から削除要求信号を受信してもそのコンテンツを削除しない。
これにより、特定のコンテンツを登録した携帯端末のユーザは、そのコンテンツに問題があることが判明した場合、そのコンテンツ自体を削除し、他の携帯端末から閲覧できないようにすることができる。また、そのコンテンツを登録した携帯端末以外の携帯端末からそのコンテンツが削除されることを防止することができる。
また、コンテンツ管理部517は、管理サーバ5の管理者による、管理サーバ5の操作部(不図示)を用いた指示に従って、コンテンツを削除してもよい。これにより、不適切なコンテンツが登録された場合には、管理者がそのコンテンツを削除することができる。
図23は、通信システム1によるコンテンツ解除処理の動作シーケンスの一例を示す。このコンテンツ解除処理では、携帯端末3が、取得できるように設定されたコンテンツを取得できないように設定する例について説明する。
以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。なお、ステップS1301〜S1305の処理は、図18に示したステップS901〜S905の処理と同様であるため、説明を省略し、以下では、ステップS1306〜S1308のみについて説明する。
ステップS1306において、携帯端末3の操作部203は、ユーザの「解除」ボタン1904のタップ操作によるコンテンツの解除指示を受け付ける(ステップS1306)。
次に、コンテンツ受信部244は、操作部203がコンテンツの解除指示を受け付けると、解除要求信号を無線通信部201を介して管理サーバ5に送信する(ステップS1307)。即ち、コンテンツ受信部244は、操作部203を用いたユーザの指示に従って、解除要求信号を管理サーバ5に送信する。解除要求信号は、解除指示を受け付けた携帯端末3が取得できるように設定された他の携帯端末のコンテンツを、携帯端末3が取得できないように設定することを要求する信号である。解除要求信号には、携帯端末3のユーザのユーザID、及び解除指示がされたコンテンツのコンテンツIDが含まれる。
次に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、サーバ通信部501を介して携帯端末2から解除要求信号を受信すると、解除処理を実施し(ステップS1308)、一連のステップを終了する。
図24は、管理サーバ5による解除処理の動作フローの一例を示すフローチャートである。図24に示す動作のフローは、図23に示すフローチャートのステップS1308において実行される。
最初に、管理サーバ5のコンテンツ管理部517は、受信した解除要求信号に含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツが携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツであるか否かを判定する(ステップS1401)。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルにおいて、受信した解除要求信号に含まれるコンテンツIDに関連付けられた共有ユーザIDのうちの何れかが、携帯端末3のユーザIDと一致する場合、そのコンテンツは携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツであると判定する。一方、コンテンツ送信部518は、コンテンツ管理テーブルにおいて、受信した解除要求信号に含まれるコンテンツIDに関連付けられた共有ユーザIDのうちの何れも、携帯端末3のユーザIDと一致しない場合、そのコンテンツは携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツでないと判定する。
コンテンツ管理部517は、そのコンテンツが携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツである場合(ステップS1401−Yes)、そのコンテンツを携帯端末3が取得できないように設定する(ステップS1402)。コンテンツ管理部517は、コンテンツ管理テーブルにおいて、そのコンテンツに関連付けられた共有ユーザ情報のうち、共有ユーザIDが携帯端末3のユーザIDである共有ユーザ情報を削除することにより、そのコンテンツを携帯端末3が取得できないように設定する。一方、コンテンツ管理部517は、そのコンテンツが携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツでない場合(ステップS1401−No)、そのコンテンツを携帯端末3が取得できないように設定しない(ステップS1403)。即ち、コンテンツ管理部517は、携帯端末3以外の携帯端末(そのコンテンツを登録した携帯端末2を含む)から解除要求信号を受信しても、携帯端末3がそのコンテンツを取得できないように設定しない。
これにより、特定のコンテンツを取得可能に設定された携帯端末のユーザは、そのコンテンツが不要である場合、そのコンテンツを取得できないように設定することができる。また、一旦、取得可能に設定されたコンテンツを、他の携帯端末によって、取得できないように設定されることを防止することができる。
以上、携帯端末2と携帯端末3と管理サーバ5の関係について説明してきたが、携帯端末2が登録したコンテンツを取得できるように設定された携帯端末3と、携帯端末4とが接近して近距離無線通信可能になった場合も上記と同様の処理が実施される。
図25(a)、(b)は、携帯端末2、携帯端末3及び携帯端末4の関係について説明するための模式図である。図25(a)に示すように、携帯端末2と携帯端末3が接近して近距離無線通信可能になった場合、図7、9〜11、13に示したシーケンス及びフローチャートに従って、携帯端末2が登録したコンテンツは、携帯端末3が取得できるように設定される。
その後、図25(b)に示すように、携帯端末3が移動して携帯端末4と接近して近距離無線通信可能になった場合、図7、9〜11、13に示したシーケンス及びフローチャートに従って、携帯端末2が登録して、携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツは、さらに携帯端末4が取得できるように設定される。すなわち、管理サーバ5のサーバ通信部501は、携帯端末3から、携帯端末3のユーザIDと、携帯端末3が近距離無線通信により携帯端末4から受信した携帯端末4のユーザIDとを受信する。コンテンツプロファイル判定部513は、携帯端末3のコンテンツプロファイル情報と携帯端末4のユーザプロファイル情報とが一致するか否かを判定する。コンテンツ管理部517は、携帯端末3のコンテンツプロファイル情報と携帯端末4のユーザプロファイル情報とが一致した場合、携帯端末3のコンテンツプロファイル情報に関連付けられたコンテンツ、すなわち携帯端末2が登録したコンテンツを携帯端末4が取得できるように設定する。
その後、携帯端末3、携帯端末4及び管理サーバ5の間で、図15、17、18、20〜24に示したシーケンス及びフローチャートに従って、携帯端末2、携帯端末3及び管理サーバ5の間で実施される処理と同様の処理が実施される。
このように、携帯端末2が登録したコンテンツを携帯端末2に接近した携帯端末3を介して、携帯端末3に接近した携帯端末4に伝搬させていくことが可能となり、さらに、携帯端末2〜4に接近した他の携帯端末へ伝搬させていくことが可能となる。
以上説明してきたように、管理サーバ5は、携帯端末2から、携帯端末2のユーザ識別情報と、携帯端末2が近距離無線通信により受信した携帯端末3のユーザ識別情報とを受信すると、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報とが一致するか否かを判定する。そして、一致した場合、管理サーバ5は、携帯端末2のコンテンツプロファイル情報に関連付けられたコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定する。したがって、携帯端末3のユーザは、近くにいる携帯端末2が登録したコンテンツを取得することができる。また、コンテンツプロファイル情報が携帯端末3のユーザプロファイル情報と一致しないコンテンツは、携帯端末3が取得できるように設定されないので、携帯端末3のユーザは、趣味・嗜好等が合うコンテンツのみを適切に取得することが可能となる。
また、管理サーバ5は、同様にして、携帯端末3が取得できるように設定されたコンテンツを、携帯端末3の近くにいる他の携帯端末も取得できるように順次設定していく。したがって、各コンテンツをそのコンテンツに興味があるさらに他のユーザに拡散していくことが可能となる。
また、管理サーバ5は、携帯端末2のユーザプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報とが一致することを条件に、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザの間に友人関係を設定する。そして、管理サーバ5は、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザの間に友人関係が設定されていることを条件に、携帯端末2のコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定する。したがって、ユーザプロファイル情報が一致する、趣味・嗜好等が合うユーザ間で、そのユーザプロファイル情報に対応するコンテンツを共有することができ、そのコンテンツを、趣味・嗜好等が合うさらに他のユーザに拡散していくことが可能となる。
また、携帯端末2は、携帯端末2のユーザプロファイル情報と携帯端末3のユーザプロファイル情報とが一致しない場合は、友人関係要求確認画面を表示しない。したがって、携帯端末2のユーザは、趣味・嗜好等が合わない他の携帯端末のユーザとすれ違っても、友人関係を要求するか否かを確認する必要がなく、趣味・嗜好等が合うユーザとのみ友人関係を構築することができる。
管理サーバ5は、携帯端末2のユーザと携帯端末3のユーザの間に友人関係が設定されている場合、携帯端末2と携帯端末3が近距離無線通信中であるか否かに関わらず、携帯端末2のコンテンツを携帯端末3が取得できるように設定する。したがって、例えば、携帯端末2のユーザは、友人関係にある携帯端末3のユーザがサッカー競技場にいる場合に、サッカーグッズの割引券等のコンテンツを、携帯端末3から離れた位置から携帯端末3のユーザが取得できるように設定することができる。このコンテンツは、携帯端末3が近距離無線通信を行うことにより、サッカー競技場にいる、サッカーに興味がある他の多くのユーザが取得できるようになり、携帯端末2のユーザは、離れた位置からこのコンテンツを拡散させることが可能となる。
また、管理サーバ5は、コンテンツ管理テーブルにおいて、各コンテンツの共有ユーザID、提供ユーザID、共有ユーザがそのコンテンツを取得できるようになった共有場所及び共有日時を関連付けて記憶する。したがって、管理サーバ5の管理者は、各コンテンツが拡がっていく動線及び時間を把握することができ、各コンテンツを効率よく拡げていくための動線及び時間に関する情報をコンテンツの提供者に提供することができる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、携帯端末2は、操作部203を用いたユーザの指示に従って、ユーザ設定要求信号、コンテンツ設定要求信号、友人関係要求信号又は取得要求信号を管理サーバ5に送信する例について説明したが、携帯端末2は、各信号を自動的に管理サーバ5に送信してもよい。
また、本実施形態では、近距離通信において検知した側の携帯端末2が管理サーバ5に判定要求信号を送信する例について説明したが、検知された側の携帯端末3が管理サーバ5に判定要求信号を送信してもよい。同様に、携帯端末3が友人関係要求信号を管理サーバ5に送信し、携帯端末2が友人関係許可判定処理を行って、許可信号又は拒否信号を管理サーバ5に送信してもよい。同様に、携帯端末3が図15のコンテンツ登録処理を実施してもよく、携帯端末2が図18のコンテンツ取得処理、図21のコンテンツ削除処理及び図23のコンテンツ解除処理を実施してもよい。
また、管理サーバ5は、携帯端末2から登録された各コンテンツを解析して、コンテンツに含まれる用語から対応するコンテンツプロファイル情報を自動的に決定してもよい。また、携帯端末2が管理サーバ5にアクセスする際、管理サーバ5は、予め登録しておいたユーザID及びパスワードを用いて携帯端末2の認証処理を行うことにより、登録されるコンテンツの安全性を確保してもよい。また、管理サーバ5は、予め禁止用語等を設定しておき、コンテンツにその禁止用語が含まれるか否かを判定し、禁止用語が含まれるコンテンツの登録を禁止するようにしてもよい。
なお、本実施形態の端末として、携帯端末2の代わりに、ユーザにより携帯されて移動することができない固定端末が利用され、特定の店等に配置されてもよい。この固定端末を用いて、その店の広告、商品のカタログ、クーポン等を管理サーバ5に登録しておくことにより、他の携帯端末のユーザが来店した時に、固定端末が、来店したユーザの携帯端末と近距離無線通信を行って、各情報を来店したユーザに効率良く配布することができる。また、この固定端末を自動車等に配置して店の周辺を移動させることにより、店の周辺に住む他のユーザに各情報を効率良く配布することができる。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。