JP5915974B2 - 廃現像剤回収装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

廃現像剤回収装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、廃現像剤回収装置およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいは、これらの機能を併せ持つ画像形成装置には、電子写真方式の画像形成技術を採用する装置がある。
電子写真方式の画像形成技術は、感光体ドラムの表面にレーザ光を照射することより形成した静電潜像に現像装置からトナーを供給することによりトナー像を形成した後、そのトナー像を記録媒体に転写し、さらにその転写されたトナー像を定着装置により記録媒体に定着する技術である。
ところで、画像形成装置の処理速度が向上すると、現像装置の現像ロールの回転数が上がり、それに伴いトナーのクラウドの発生量が増加する。このトナーのクラウドの発生量を低減する方法として、現像装置内の圧力を低下させる方法があり、現像装置のハウジングに圧力開放のための開口部を設け、そこにフィルタを設置する構造がある(特許文献1参照)。また、トナーが画像形成装置の外部に漏れないように画像形成装置内のトナーを回収する廃トナー回収装置を設置する構造がある(特許文献2,3参照)。
特開2009−37063号公報 特開2010−224017号公報 特開2009−122326号公報
本発明は、現像装置内に存在する空気を外部に開放する構成において、当該空気が開放される開口を、現像装置の内部に設ける場合や現像剤の下方経路部における最下面よりも下流側又は最下面よりも下方に設ける場合に比べて、空気が開口部を抜けるときに当該空気と共に開口部に達してしまう現像剤の量を軽減することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の廃現像剤回収装置は、現像剤を用いて潜像を現像する現像装置と、前記現像装置からの前記現像剤を収容する収容部と、前記現像装置から前記収容部までの経路であって、前記現像装置内の現像剤が当該現像装置内の空気と共に流入し且つ当該流入した現像剤を下方に導く下方経路部を含み、前記下方経路部の最下面よりも上方で且つ上流側で上方に分岐する分岐経路部を備えた経路部と、前記経路部に流入した前記空気の一部が当該経路部の外に開放されるよう、前記分岐経路部における分岐した地点よりも上方に設けられて上方に向けて開口する開口部とを有し、前記分岐経路部が、前記下方経路部の重力方向上方側に位置して、前記下方経路部と重力方向で重なるように設けられている、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記分岐経路部は、前記分岐経路部における前記分岐した地点と前記開口部との間に、前記分岐した地点から当該分岐経路部へと流入する空気の流れに対して交差する面部分を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、前記下方経路部は、上方から下方に向かって断面積が小さくなる部分を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の廃現像剤回収装置と、前記廃現像剤回収装置の前記現像装置から供給された現像剤により現像された潜像を保持する像保持体と、前記像保持体の潜像を被転写体に転写する転写手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、現像装置内に存在する空気を外部に開放する構成において、当該空気が開放される開口を、現像装置の内部に設ける場合や現像剤の下方経路部における最下面よりも下流側又は最下面よりも下方に設ける場合に比べて、当該空気が開口部を抜けるときに当該空気と共に開口部に達してしまう現像剤の量を軽減することが可能になる。
また、請求項1記載の発明によれば、現像装置内に存在する空気が開放される開口が上向き開口でない場合に比べて、当該空気が開口部を抜けるときに当該空気と共に開口部に達してしまう現像剤の量を軽減することが可能になる。
さらに、請求項1記載の発明によれば、現像装置内に存在する空気が開放される開口が分岐経路部における分岐した地点よりも上方に設けられていない場合に比べて、当該空気が開口部を抜けるときに当該空気と共に開口部に達してしまう現像剤の量を軽減することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、分岐経路部において分岐経路部へと流入する空気の流れに対して交差する面部分を有しない場合に比べて、分岐経路部に流入した空気中に浮遊する現像剤を落下させ易くすることが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、下方経路部に、上方から下方に向かって断面積が小さくなる部分がない場合に比べて、下方経路部に流入した空気中に浮遊する現像剤を落下させ易くすることが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、現像装置内に存在する空気を外部に開放する構成において、当該空気が開放される開口を、現像装置の内部に設ける場合や現像剤の下方経路部における最下面よりも下流側又は最下面よりも下方に設ける場合に比べて、当該空気が開口部を抜けるときに当該空気と共に開口部に達してしまう現像剤の量を軽減することができる画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を前面側から見た概略構成図である。 図1の画像形成装置の現像装置の断面図である。 図1の画像形成装置を背面側から見た概略構成図である。 図3の画像形成装置の内部背面の具体例を示した画像形成装置の分解斜視図である。 図4の画像形成装置の廃トナー回収装置の要部拡大斜視図である。 図5の廃トナー回収装置のファンネル部および現像装置の一部を破断して示した要部斜視図である。 図5の廃トナー回収装置のファンネル部および現像装置の一部を破断して示した要部斜視図である。 図5のファンネル部の一部を破断して示した拡大斜視図である。 図8のX1−X1線の断面図である。 図8のZ1−Z1線の断面図である。 現像装置から図8のファンネル部の内部に流入した空気およびトナーの流れを模式的に示したファンネル部の斜視図である。 現像装置から図8のファンネル部の内部に流入した空気およびトナーの流れを模式的に示したファンネル部の正面図である。 図8のファンネル部のX1−X1線の断面図である。 図8のファンネル部のX1−X1線の断面図である。 図8のファンネル部のX1−X1線の断面図である。 下方経路部の一例を示す廃トナー回収装置の概略構成図である。 上向き開口の場合と上向き開口でない場合との一例を示す廃トナー回収装置の概略構成図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本実施の形態の画像形成装置を前面側から見た概略構成図である。なお、ここでは説明を簡単にするため、用紙等のような記録媒体上に定着させるトナーを現像剤とする1成分の現像剤を用いた場合について説明するが、これに限定されるものではなく、トナーにキャリアを混合させた2成分の現像剤を用いても良い。
本実施の形態の画像形成装置1は、例えばタンデム型のカラープリンタであり、複数の作像ユニット2(2w,2y,2m,2c,2k)と、中間転写ベルト(被転写体の一例)3と、ベルトクリーナ4と、バックアップロール5aおよび二次転写ロール5bの対と、供給容器6と、搬送系7と、定着装置8とを備えている。
作像ユニット2は、例えばホワイト、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成する5つのカラー用の作像ユニット2w,2y,2m,2c,2kを備えており、各色の画像データに応じて形成した画像を中間転写ベルト3に一次転写するようになっている。
これら5基の作像ユニット2w,2y,2m,2c,2kは中間転写ベルト3の回転方向に沿って、例えば、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の順に配置されている。
各作像ユニット2は、感光体ドラム(像保持体の一例)10と、感光体ドラム10の表面を規定の電位に帯電させる帯電装置20と、帯電された感光体ドラム10上にレーザ光LBを照射して静電潜像を形成する露光装置30と、静電潜像が形成された感光体ドラム10の表面にトナーを供給することでトナー像を現像する現像装置40と、感光体ドラム10の表面のトナー像を一次転写部において中間転写ベルト3に転写する一次転写ロール(転写手段の一例)50と、トナー像を転写した後の感光体ドラム10の表面から残留トナーや紙粉を除去するドラムクリーナ60とを備えている。
なお、各作像ユニット2の上方には、現像装置40に各色のトナーを供給するトナー供給容器の一例であるトナーカートリッジ70が設置されている。また、各作像ユニット2の感光体ドラム10、帯電装置20、現像装置40およびドラムクリーナ60は、それぞれが画像形成装置1に対して着脱自在の状態で設置されている。
各作像ユニット2の一次転写ロール50は、各感光体ドラム10との間に中間転写ベルト3を挟むようにして配置されている。そして、各一次転写ロール50にトナーの帯電電極に対して逆極性の転写バイアス電圧が印加されることにより、感光体ドラム10と一次転写ロール50との間に電界が形成され、感光体ドラム10上で電荷を帯びているトナーがクーロン力により中間転写ベルト3に転写されるようになっている。なお、感光体ドラム10は一次転写に際して時計回りの方向に回転する。
上記した中間転写ベルト3は、各作像ユニット2により形成された各色成分のトナー像が順次転写(一次転写)され保持される部材である。この中間転写ベルト3は、複数の支持ロール80a,80b,80c,80d,80e,80fおよびバックアップロール5aに掛け渡された状態で無端状に形成されており、反時計回りに回転しながら各色の作像ユニット2w,2y,2m,2c,2kで形成されたトナー像の一次転写を受けるようになっている。
上記したベルトクリーナ4は、バックアップロール5aおよび二次転写ロール5bによる後述の二次転写後に中間転写ベルト3に残されたトナーを除去し回収する装置である。
上記したバックアップロール5aおよび二次転写ロール5bの対は、中間転写ベルト3上に多重転写されたトナー像を用紙等のような記録媒体に一括転写(二次転写)してフルカラーの画像を形成するための機構部であり、中間転写ベルト3を挟んで互いに対向した状態で配置されている。
バックアップロール5aと二次転写ロール5bとの対向部が二次転写部になっている。バックアップロール5aは中間転写ベルト3の裏面側に回転自在の状態で設置され、二次転写ロール5bは中間転写ベルト3のトナー像の転写面に対向した位置に回転自在の状態で設置されている。
中間転写ベルト3のトナー像の転写においては、バックアップロール5aにトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加するか、または、二次転写ロール5bにトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加する。これにより、バックアップロール5aと二次転写ロール5bとの間に転写電界が形成され、中間転写ベルト3上に保持された未定着のトナー像が用紙等に転写されるようになっている。
上記した供給容器6,6には、それぞれ複数枚の用紙等が収容されている。供給容器6内の用紙等は、搬送系7のピックアップロール(図示せず)により引き出された後、搬送系7の搬送路7aを通じて搬送系7のレジストロール7rに搬送される。レジストロール7rでは、搬送された用紙等を二次転写部に搬送するタイミングが制御される。
二次転写部においてトナー像が転写された用紙等は、搬送系7の搬送ベルト7b,7cを通じて定着装置8へと搬送される。定着装置8は、用紙等に転写された未定着のトナー像を熱と圧力とにより定着させる装置である。ここでは、加熱ロール8aと加圧ロール8bとを搬送路を挟んで対向させた状態で備える定着装置が例示されている。ただし、加熱ロール8aと、加圧ロール8bと、それらの間の定着ニップ部を通過するように設けられた加熱ベルト(図示せず)とを備える定着装置を用いても良い。
次に、図2は図1の画像形成装置の現像装置の断面図である。
現像装置40は、支持枠体として機能するハウジング41を備えている。このハウジング41には、トナーを収容するトナー収容部41aと、感光体ドラム10に対向する位置に形成された開口部41bとが形成されている。また、このハウジング41の内部には、2本の現像ロール42a,42bと、2本のトナー搬送部材43a,43bと、層厚規制部材44と、回転搬送体45と、トナー搬送ガイド46とが支持されている。
現像ロール42a,42bは、トナーを用いて感光体ドラム10の表面にトナー像を現像する部材であり、その各々の外周面の一部が開口部41bを通じて露出された状態で上下方向に沿って並んで配置されている。現像ロール42a,42bは、その各々の回転軸が感光体ドラム10の回転軸に沿うように配置されている。
各現像ロール42a,42bの外周面は、感光体ドラム10の外周面に対して隙間を隔てて対向しており、その対向部分(現像ニップ部分、現像極)を通じて各現像ロール42a,42bから感光体ドラム10にトナーが供給されるようになっている。また、上下の現像ロール42a,42bの各々の外周面は、互いに隙間を隔てて対向しており、その対向部分を通じて下段の現像ロール42aから上段の現像ロール42bにトナーが供給されるようになっている。
各現像ロール42a,42bは、マグネットロール42am,42bmと、このマグネットロール42am,42bmの外周に配置された筒状のスリーブ42as,42bsとを備えている。マグネットロール42am,42bmはハウジング41に固定支持され、スリーブ42as,42bsはマグネットロール42am,42bmの外周面に沿って回転自在の状態で支持されている。
各マグネットロール42am,42bmには、周方向に沿って複数の磁極(図示せず)が着磁されている。マグネットロール42am,42bmに着磁された複数の磁極は、例えば、トナーを吸着する吸着極、隣接する極にトナーを搬送する搬送極、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像極、トナーを剥離する剥離極等が着磁されている。これにより、2本の現像ロール42a,42bの間でのトナーの受け渡しと、感光体ドラム10に対するトナーの供給とが行われるようになっている。なお、各磁極はマグネットロール42am,42bmの回転軸方向に着磁されており、その回転軸方向のいずれの位置でも周辺に磁界が形成されるようになっている。
スリーブ42as,42bsは、例えばアルミニウム、真鍮、ステンレスあるいは導電性樹脂等のような非磁性体により形成されている。下段の現像ロール42aのスリーブ42asは、感光体ドラム10に対向する部分において感光体ドラム10の回転方向と同方向に回転し、上段の現像ロール42bのスリーブ42bsは、感光体ドラム10に対向する部分において感光体ドラム10の回転方向と反対方向に回転するようになっている。
また、下段の現像ロール42aは、トナーを感光体ドラム10に供給する最後の現像ロールになる。このため、下段の現像ロール42aでは、感光体ドラム10に良好な画像が形成されるように感光体ドラム10に供給するトナーの量が調整されるようになっている。
なお、ハウジング41の開口部41bにおいて上下二段の現像ロール42a,42bの間には、封止ロール47が設けられている。この封止ロール47は、現像装置40内のトナーが現像ロール42a,42b間を通じて外部に漏れないように封止する部材である。封止ロール47の回転軸は、現像ロール42a,42bの回転軸に沿うように配置されている。
上記したトナー収容部41aの内部には、2つのトナー収容領域41c,41cが隔壁41dを挟んで互いに沿うように形成されている。この2つのトナー収容領域41c,41cは、トナー収容部41aの長手方向の両端側において隔壁41dに形成された開口部(図示せず)を通じて繋がっている。
トナー収容部41aの各トナー収容領域41c,41cには、上記したトナー搬送部材43a,43bが回転自在の状態で配置されている。このトナー搬送部材43a,43bは、トナー収容領域41c,41c内のトナーを攪拌しながらトナー収容部41aの長手方向に沿って搬送する部材である。
トナー搬送部材43a,43bの外周には、例えば螺旋状の回転翼が形成されており、トナー搬送部材43a,43bが回転すると、各々のトナー収容領域41c,41c内のトナーが、トナー収容部41aの長手方向に沿って互いに相反する方向に搬送されるようになっている。そして、トナー収容部41aの各々のトナー収容領域41c,41cのトナーは、トナー収容部41aの長手方向の両端において隔壁41dに形成された開口部を通じて受け渡されトナー収容部41a内を循環するようになっている。
この2本のトナー搬送部材43a,43bのうち、搬送下流のトナー搬送部材43bは、下段の現像ロール42aに対して隙間を隔てて対向した状態で配置されており、その対向部分を通じてトナー搬送部材43b側から下段の現像ロール42aにトナーが供給されるようになっている。
なお、トナーカートリッジ70(図1参照)は、搬送経路を通じてトナー収容部41aの長手方向の端部に形成されたトナー供給口(図示せず)に接続されており、トナーカートリッジ70内のトナー(フレッシュトナー)が、トナー収容部41aのトナー供給口を通じてトナー収容部41a内に供給されるようになっている。
上記した層厚規制部材44は、トナー搬送部材43bから現像ロール42a,42bに搬送されたトナーの層厚を規制する板状部材である。搬送下流のトナー搬送部材43bから下段の現像ロール42aに受け渡されたトナーは、層厚規制部材44によって層厚(トナーの量)が規制された後に各々の現像ロール42a,42bに搬送され、さらに感光体ドラム10との対向部分(現像ニップ部分、現像極部分)に搬送されるようになっている。
この層厚規制部材44の先端部は、下段の現像ロール42aの外周に対してトナーの層厚規定値に応じた隙間を隔てて対向した状態で配置されている。トナーは、層厚規制部材44の先端部と下段の現像ロール42aのマグネットロール42amとの磁気的な相互作用により摩擦帯電されつつ、薄層化されて下段の現像ロール42aのスリーブ42asの表面に保持されるようになっている。
上記した回転搬送体45は、上段の現像ロール42bに残留したトナーをトナー収容部41a内に戻すための部材であり、トナー搬送部材43a,43b間の直上であって層厚規制部材44の隣に時計回りの方向に回転自在の状態で設置されている。この回転搬送体45は、その回転軸45aが現像ロール42a,42bおよびトナー搬送部材43a,43bの回転軸に沿うように配置されている。
この回転搬送体45の回転軸45aの外周には4枚の回転翼45bが形成されている。各回転翼45bは、搬送されたトナーが保持されるように断面L字状に折り曲げられている。これは、回転搬送体45を低速回転させてトナーを回転搬送体45に溜めることにより、現像装置40の大型化を招くことなくトナーの収容容量を増やすためである。
上記したトナー搬送ガイド46は、上段の現像ロール42bに残留したトナーを回転搬送体45に搬送してトナー収容部41a内に戻す経路を形成するための部材である。このトナー搬送ガイド46は、上段の現像ロール42bと回転搬送体45との間であって層厚規制部材44の直上に上段の現像ロール42bから回転搬送体45に向かって傾斜した状態で設置されている。
このトナー搬送ガイド46は、その長手方向が現像ロール42bおよび回転搬送体45の回転軸45aに沿うように配置されている。そして、現像後に上段の現像ロール42bに残留したトナーは、マグネットロール42bmの剥離極での反発力と現像ロール42bの回転遠心力によりトナー搬送ガイド46に移り、そのまま傾斜面を滑って回転搬送体45に搬送されるようになっている。
次に、図3は図1の画像形成装置を背面側から見た概略構成図、図4は図3の画像形成装置の内部背面の具体例を示した画像形成装置の分解斜視図、図5は図4の画像形成装置の廃トナー回収装置の要部拡大斜視図である。なお、以下の図によっては図面相互間の位置関係を分かり易くするために座標X,Y,Zを付した。
画像形成装置1は、画像形成装置1内で発生した廃トナーを回収するための廃トナー回収装置(廃現像剤回収装置の一例)100を備えている。
廃トナー回収装置100は、複数の作像ユニット2の各々に設けられた複数の現像装置40と、トナーを回収する廃トナー回収容器(収容部の一例)101と、これらの間に接続されトナーを廃トナー回収容器101に搬送する搬送経路部102(経路部の一例)とを備えている。
搬送経路部102は、ファンネル部102a,102bと、廃トナー回収管102c,102d,102e,102fとを備えている。
ファンネル部102aは、各作像ユニット2の各現像装置40に対応するように複数並んで設置されている。各ファンネル部102aは、各現像装置40で生じたトナーを廃トナー回収容器101に搬送する機能を有する搬送管である。各ファンネル部102aは、対応する各現像装置40に接続されているとともに、各現像装置40の高さ位置から下方に延びて廃トナー回収管102cに接続されている。また、図5に示すように、各ファンネル部102aの上面には、現像装置40内の圧力を開放するための圧抜き用の開口部103が形成されている。この開口部103は、後述するように、ファンネル部102aの内部と繋がっている。また、開口部103には開口を塞ぐように後述のフィルタ(図示せず)が設置されている。なお、ファンネル部102aの内部構造については後述する。
ファンネル部102bは、ベルトクリーナ4に対応するように設置されている。このファンネル部102bは、ベルトクリーナ4で回収されたトナーを廃トナー回収容器101に搬送する機能を有する搬送管である。ファンネル部102bは、ベルトクリーナ4に接続されているとともに、ベルトクリーナ4の高さ位置から下方に延びて廃トナー回収管102cに接続されている。
廃トナー回収管102cは、複数の作像ユニット2が並ぶ方向に沿って延び、その一部に接続された廃トナー回収管102dを通じて下方の廃トナー回収管102eに接続されている。廃トナー回収管102eは、複数の作像ユニット2が並ぶ方向に沿って延び、その一部に接続された廃トナー回収管102fを通じて下方の廃トナー回収容器101に接続されている。
次に、図6および図7は図5の廃トナー回収装置のファンネル部および現像装置の一部を破断して示した要部斜視図である。なお、矢印Aは現像装置40からファンネル部102aに流れる空気(トナーを含む)の流れを示し、矢印Bはファンネル部102a内での廃トナーの流れを示し、矢印Cは廃トナー回収管102c内での廃トナーの流れを示し、矢印Dは現像装置40の内部の圧力を開放するための空気の流れを示している。
図6に示すように、現像装置40のトナー収容部41a内における一方のトナー収容領域41cの長手方向端部は、ファンネル部102aに接続されている。現像装置40の内部の圧力が画像形成装置1の外部の圧力よりも高いため、現像装置40の内部の廃トナーを含む空気が、矢印Aに示すように、現像装置40の内部からファンネル部102aの内部に流入するようになっている。そして、ファンネル部102aの内部に流入したトナーは、矢印Bに示すように、ファンネル部102aの内部の経路を通じて下方の廃トナー回収管102cに搬送され、さらに、矢印Cに示すように、廃トナー回収容器101(図3参照)側に搬送されるようになっている。
また、図7に示すように、感光体ドラム10と現像ロール42a,42bとの間の空間は、ファンネル部102aに接続されている。感光体ドラム10と現像ロール42a,42bとの間の空間の圧力も画像形成装置1の外部の圧力よりも高いため、当該空間からトナーを含む空気がファンネル部102aに流入するようになっている。この場合もファンネル部102aの内部に流入したトナーは、矢印Bに示すように、ファンネル部102aの内部の経路を通じて下方の廃トナー回収管102cに搬送され、廃トナー回収容器101側に搬送されるようになっている。
一方、図6および図7に示すように、現像装置40の内部および感光体ドラム10と現像ロール42a,42bとの間の空間からファンネル部102aの内部に流入した空気(トナーを含む)は、ファンネル部102aの内部の経路を通じて、矢印Dに示すように、ファンネル部102aの上面に形成された圧抜き用の開口部103から画像形成装置1の外部に放出されるようになっている。なお、開口部103には後述のフィルタ(図6および図7には図示せず)が設置されている。
このように本実施の形態においては、ファンネル部102aにおいて、現像装置40の内部からのトナーの搬送経路と、感光体ドラム10と現像ロール42a,42bとの間の空間からのトナーの搬送経路とを共有している。
また、上記のように画像形成装置1においては、感光体ドラム10に対してトナーを供給するために現像装置40の現像ロール42a,42bを回転させているが、その現像ロール42a,42bの回転により気流が発生し、現像装置40の内部に空気が流れ込むと、現像装置40の内部の静電気的拘束力を受け難いトナーが気流に乗って現像装置40の内部に浮遊しトナーのクラウドを発生させる。近年は、画像形成装置1の処理速度の高速化が進められているため、現像装置40の現像ロール42a,42bの回転数が上がり、それに伴いトナーのクラウドの発生量が増加する。
これに対して本実施の形態においては廃トナー回収装置100を構成するファンネル部102aの開口部103を通じて現像装置40の内部の空気が放出され、現像装置40の内部の圧力が開放されるようになっている。これにより、内部の圧力が開放されない構成に比べ、現像装置40の内部と外部との圧力差が小さくなる。現像装置の内部と外部との圧力差が小さい方が、現像装置内部のトナーが外部に放出されにくくなる。
さらに、現像装置40のハウジング41に圧抜き用の開口部を設ける場合もあるが、その場合、トナー収容領域41cが近いので圧抜き用の開口部に到達するトナーの量が多くなってしまう。開口部にフィルタを設置した場合には、フィルタがトナーにより目詰まりしてしまう。これに対して本実施の形態においては現像装置40の圧抜き用の開口部103が現像装置40から離れた廃トナー回収装置100のファンネル部102aに設けられているので、現像装置40のハウジング41に圧抜き用の開口部を設ける場合に比べて、圧抜き用の開口部103に到達するトナーの量が減る。
次に、図8は図5のファンネル部の一部を破断して示した拡大斜視図、図9は図8のX1−X1線の断面図、図10は図8のZ1−Z1線の断面図である。なお、図8では説明を分かり易くするためにファンネル部102aの内部を透かして見せている。
ファンネル部102aは、中空状に形成されている。現像装置40のトナー収容領域41cとファンネル部102aの内部とは、ファンネル部102aの側面に形成された開口部104(図8参照)を通じて互いに接続されている。なお、現像装置40とファンネル部102aとの接続部には、シール部材105(図9参照)が装着されている。これにより、シール部材が装着されない場合よりも気密性が保たれ、現像装置40とファンネル部102aとの接続部を通じてトナーが外部に漏れないようになっている。
ファンネル部102aの内部には、下方に向かう第1の経路部102a1(下方経路部の一例)と、その第1の経路部102a1の一部から分岐して上方に向かう第2の経路部102a2(分岐経路部の一例)とが形成されている。
第1の経路部102a1は、搬送経路部102のうち、その経路が垂直成分を有する領域を指し、開口部104から下方に延び廃トナー回収管102cに達するまでの経路であり、現像装置40から開口部104を通じてファンネル部102aの内部に流入してきたトナーを下方の廃トナー回収管102cに導く経路である(図10の破線で囲んだ箇所等を参照)。なお、第1の経路部102a1で例示される下方経路部および垂直成分を有する領域についての用語の定義は後述する。
一方、第2の経路部102a2は、第1の経路部102a1の途中から上方に延び第2の経路部102a2の上部に形成された上記圧抜き用の開口部103に達するまでの経路であり、現像装置40から開口部104を通じてファンネル部102aの内部に流入した空気を開口部103に導く経路である。
開口部103は、搬送経路部102に流入した空気の一部が搬送経路部102の外に開放されるよう、第1の経路部102a1の最下面よりも上方で且つ上流側に設けられている。これにより、現像装置40内に存在する空気を外部に開放する構成において、当該空気が開放される開口部103を、現像装置40の内部に設ける場合や現像剤の第1の経路部102a1における最下面よりも下流側又は最下面よりも下方に設ける場合に比べて、当該空気が開口部103を抜けるときに当該空気と共に開口部に達してしまう現像剤の量が軽減する。この上流・下流の基準となる方向は、現像装置40から収容部の一例の廃トナー回収容器101に向かう経路内での現像剤の移動方向である。
また、開口部103は、第2の経路部102a2において第1の経路部102a1から分岐した地点よりも上方に設けられている。これにより、開口部103が第2の経路部102a2において第1の経路部102a1から分岐した地点よりも上方に設けられていない場合に比べて、現像装置40から流入した空気が開口部103を抜けるときに当該空気と共に開口部103に達してしまう現像剤の量が軽減される。
この開口部103には、上記したフィルタ106(図8および図10参照)が開口を塞ぐように設置されている。フィルタ106は、第2の経路部102a2に流入した空気は通過させるが、第2の経路部102a2に侵入したトナーは通過させ難い部材である。
上記した第1の経路部102a1は、例えば漏斗状に形成されている。すなわち、第1の経路部102a1は、上方から下方に向かって断面積が次第に小さくなる部分を有している。これにより、第1の経路部102a1に、上方から下方に向かって断面積が小さくなる部分がない場合に比べて、第1の経路部102a1に流入した空気中に浮遊する現像剤が落下し易くなる。なお、第1の経路部102a1には、その経路に沿ってコイル状の部材107(図9参照)が設けられている。このコイル状の部材107は、トナーの落下を促進するための部材である。
上記した第2の経路部102a2は、迷路形状の経路を有している。すなわち、開口部103と第2の経路部102a2の入口(第1の経路部102a1から分岐する部分)との間には、第2の経路部102a2の入口から開口部103に向かう空気の流れに対して交差する面部分が設置されている。第2の経路部102a2に流入した空気が上記面部分に当たると、空気の勢力が弱まり、上記面部分を有しない場合に比べて、第2の経路部102a2の入口から開口部103に向かう空気中に浮遊するトナーも落下し易くなる。
また、開口部103がファンネル部102aの上面に形成されている。この開口部103は、上向き開口とされている。上向き開口とは、開口の周囲により形成される仮想平面に対して経路の内側から垂直に交わるベクトルが上方成分を持つような開口を指す。開口部103を上向き開口とすることにより、現像装置40内に存在する空気が開放される開口が上向き開口でない場合に比べて、当該空気が開口部103を抜けるときに当該空気と共に開口部103に達してしまう現像剤の量が軽減する。
また、第1の経路部102a1および第2の経路部102a2は、例えば上下方向に交差する面の断面形状が略矩形状になるように、互いに交差する面に囲まれることで形成されている。第1の経路部102a1および第2の経路部102a2の当該断面形状を円形状または楕円形状にしても良いが、略矩形状に形成することにより、ファンネル部102aの内部の壁面に沿って流れる空気および空気中のトナーが、ファンネル部102aの内部の壁面に当たり易くなる。
また、ファンネル部102aの第1の経路部102a1および第2の経路部102a2には、開口部108(図8および図10参照)を通じて感光体ドラム10と現像ロール42a,42bとの間の空間も接続されている。この構成により、感光体ドラム10と現像ロール42a,42bとの間の空間から開口部108を通じてファンネル部102aの内部に流入したトナーは第1の経路部102a1を通じて廃トナー回収管102cに搬送され廃トナー回収容器101に搬送されるようになっている。
一方、開口部108を通じてファンネル部102aの内部に流入した空気は第2の経路部102a2を通じて圧抜き用の開口部103に流れフィルタ106を介して画像形成装置1の外部に放出されるようになっている。
次に、図11は現像装置から図8のファンネル部の内部に流入した空気およびトナーの流れを模式的に示したファンネル部の斜視図、図12は現像装置から図8のファンネル部の内部に流入した空気およびトナーの流れを模式的に示したファンネル部の正面図である。なお、図11および図12では、空気およびトナーの流れを示すためにファンネル部102aの内部を透かして見せている。
ファンネル部102aの内部の不規則な線が空気およびトナーの流れを示している。ここで、ファンネル部102aの内部でトナーが落下する状態の一例を図13、図14および図15に示す。なお、図13、図14および図15は図8のファンネル部102aのX1−X1線の断面図である。なお、図中の符号Tは、トナーを示している。
図13の矢印B1に示すように、ファンネル部102aの内部に空気とともに流入したトナーTの大部分(半分以上)は重力により落下する。
次に、ファンネル部102aの内部に空気とともに流入した残りのトナーTの半分以上は、気流に乗って勢いよくファンネル部102aの内部の壁面に当たる。壁面に当たったトナーTは勢いを失い重力によって落下する。本実施の形態においては、現像装置40の内部からファンネル部102aの側面部分を通じてファンネル部102aの内部に空気が流入することにより、図14の矢印B2に示すように、ファンネル部102aの内部の壁面に沿って気流が形成される。そして、空気よりも重いトナーTは気流の外周側に分離されファンネル部102aの内部の壁面に当たる。壁面に当たったトナーTは勢いを失い重力によって落下する。
さらに、ファンネル部102aの内部に流入した残りのトナーTのうち、粒径が小さく軽いものは、図15に示すように、気流に乗ってファンネル部102aの内部の第2の経路部102a2に流入する場合もある。しかし、第2の経路部102a2に流入したトナーTは、第2の経路部102a2の迷路を形成する壁面部分に当たる。その壁面部分に当たったトナーTは、勢いを失い重力により落下する。
ここで、本発明において下方経路部とは、現像装置内の現像剤が現像装置内の空気と共に流入し且つ当該流入した現像剤を下方に導く経路であり、経路部のうち、その経路が垂直成分を有する領域を指す。
この垂直成分を有する領域とは、例えばその上流側に垂直成分を含まない経路があった場合には、それら垂直成分を含まない経路との接続部における下端(垂直成分を有する領域側)から始まるものとし、例えばその下流側に垂直成分を含まない経路があった場合には、それら垂直成分を含まない経路との接続部の上端(垂直成分を有する領域側)までとする。上記のように、上流・下流の基準となる方向は、現像装置40から廃トナー回収容器101に向かう経路内での現像剤の移動方向である。
図16は下方経路部の一例を示す廃トナー回収装置の概略構成図である。本実施の形態においては、現像装置40から廃トナー回収容器101までの経路部において、上流側の現像装置40との接続部における下端LPと、下流側の垂直成分を含まない経路RAとの接続部における上端TPとの間の垂直成分を有する領域が下方経路部LRの一例である。図16では図面を見易くするため下方経路部LRにハッチングを付した。また、図16の破線で囲む領域は、下方経路部LRの最下面よりも上方で且つ上流側の領域RBの一例を示している。
また、本発明において上向き開口とは、開口の周囲により形成される仮想平面に対して経路の内側から垂直に交わるベクトルが上方成分を持つような開口を指す。図17は、上向き開口と上向き開口でない場合の一例を示す廃トナー回収装置の概略構成図である。現像装置40と廃トナー回収容器101との間の経路部において下方経路部LRの開口部MA,MBは、矢印で示すベクトルが上方成分を有しており上向き開口であるが、開口部MCは矢印で示すベクトルが上向き成分を有せず下向きであり上向き開口ではない。なお、図面を見易くするため下方経路部LRにハッチングを付した。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前記実施の形態においては、中間転写ベルトに転写された画像を用紙に転写する中間転写方式の画像形成装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、感光体ドラムのトナーの画像を用紙等に直接転写する直接転写方式の画像形成装置に適用しても良い。
また、前記実施の形態においては、カラートナーを用いる画像形成装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、黒色のみのトナー等、単色のみのトナーを用いる画像形成装置に適用しても良い。
また、前記実施の形態においては、2段の現像ロールを持つ現像装置を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、1段の現像ロールのみの現像装置を用いても良い。
以上の説明では、本発明をカラープリンタに適用した場合について説明したが、例えば、カラー複写機、ファクシミリまたはこれらの機能を合わせ持つ画像形成装置等、他の画像形成装置に適用しても良い。
1 画像形成装置
2,2w,2y,2m,2c,2k 作像ユニット
3 中間転写ベルト
4 ベルトクリーナ
5a バックアップロール
5b 二次転写ロール
10 感光体ドラム
40 現像装置
41 ハウジング
41a トナー収容部
41c トナー収容領域
42a,42b 現像ロール
43a,43b トナー搬送部材
60 ドラムクリーナ
70 トナーカートリッジ
100 廃トナー回収装置
101 廃トナー回収容器
102 搬送経路部
102a ファンネル部
102a1 第1の経路部
102a2 第2の経路部
102b ファンネル部
102c 廃トナー回収管
102d 廃トナー回収管
102e 廃トナー回収管
102f 廃トナー回収管
103 開口部
104 開口部
105 シール部材
106 フィルタ
107 コイル状の部材
108 開口部

Claims (4)

  1. 現像剤を用いて潜像を現像する現像装置と、
    前記現像装置からの前記現像剤を収容する収容部と、
    前記現像装置から前記収容部までの経路であって、前記現像装置内の現像剤が当該現像装置内の空気と共に流入し且つ当該流入した現像剤を下方に導く下方経路部を含み、前記下方経路部の最下面よりも上方で且つ上流側で上方に分岐する分岐経路部を備えた経路部と、
    前記経路部に流入した前記空気の一部が当該経路部の外に開放されるよう、前記分岐経路部における分岐した地点よりも上方に設けられて上方に向けて開口する開口部とを有し、
    前記分岐経路部が、前記下方経路部の重力方向上方側に位置して、前記下方経路部と重力方向で重なるように設けられている、
    ことを特徴とする廃現像剤回収装置。
  2. 前記分岐経路部は、前記分岐経路部における前記分岐した地点と前記開口部との間に、前記分岐した地点から当該分岐経路部へと流入する空気の流れに対して交差する面部分を有することを特徴とする請求項1記載の廃現像剤回収装置。
  3. 前記下方経路部は、上方から下方に向かって断面積が小さくなる部分を有することを特徴とする請求項1または2記載の廃現像剤回収装置。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の廃現像剤回収装置と、
    前記廃現像剤回収装置の前記現像装置から供給された現像剤により現像された潜像を保持する像保持体と、
    前記像保持体の潜像を被転写体に転写する転写手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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