JP5915669B2 - A/d変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デルタシグマ型A/D変換器に巡回型A/D変換器を組み合わせたハイブリッド型A/D変換器において、デルタシグマ型A/D変換器および巡回型A/D変換器のそれぞれの回路の一部を共有し、動作モードの切り替えで、それぞれのA/D変換を実行する技術に関する。
アナログ入力信号に対してデルタシグマ(ΔΣ)変調器を用いてA/D変換を実行してA/D変換結果の上位ビットを生成し、その量子化後の残余値に対して巡回型のA/D変換を実行して下位ビットを生成し、上位ビットと下位ビットとを合成した結果を、アナログ入力信号のA/D変換結果として出力するA/D変換装置が知られている。
ΔΣ変調器と巡回型A/D変換器は、いずれも演算増幅器を中心に構成されるものであり、ΔΣ変調器と巡回型A/D変換器とで演算増幅器を共用し、動作モードを切り替えて動作させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許第4862943号公報
演算増幅器をΔΣ変調器および巡回型A/D変換器として使用できるようにするためには、演算増幅器と、該演算増幅器と共に積分器や増幅器等を構成するために使用されるキャパシタとの接続状態を適宜切り替えるための複数のスイッチを設ける必要がある。
但し、スイッチは、オンしている状態では等価的に抵抗として機能するため、演算増幅器の入力とキャパシタとの間にスイッチが介在すると、演算増幅器を構成要素とする回路の動作速度を低下させてしまうという問題があった。なお、スイッチのオン抵抗を十分に低く抑えれば、スイッチによる動作速度の低下は緩和される。しかし、スイッチのオン抵抗を低く抑えるためにはスイッチを大きくする必要があり、回路面積が増加する。特に、演算増幅器の入力端子に接続するスイッチについては、スイッチを大きくすると、スイッチが持つ寄生容量が増加して、演算増幅器およびスイッチと容量で構成されるフィードバックループのフィードバックファクターが低下し、アナログ信号処理の精度が低下する上に動作速度も低下するという問題がある。
また、演算増幅器を巡回型A/D変換器として用いる場合の閉ループゲイン(通常2倍や4倍)は、ΔΣ変調器として用いる場合の閉ループゲイン(通常1倍以下)と比較して大きく、演算増幅器を構成要素とする回路に要求されるゲインバンド幅積が大きくなるため、特に、巡回型A/D変換器の動作速度が回路の動作周波数のボトルネックとなりやすい。そのため、巡回型A/D変換器として動作させる場合に上述のスイッチが全体の動作速度に与える影響の度合いが、ΔΣ変調器として動作させる場合と比較して大きいという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、演算増幅器とキャパシタとの接続状態を切り替えるスイッチによる動作速度の低下を抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明のA/D変換装置は、信号処理部、量子化部、制御部を備える。
信号処理部は、複数段の回路ブロックからなり、アナログ入力信号を処理して量子化部に出力する。信号処理部の回路ブロックは、最終段の回路ブロックの出力が少なくとも一つの前段の回路ブロックに接続されることでループを形成するように構成されている。量子化部は、信号処理部を構成する回路ブロックのうち、少なくとも最終段を含む一つ以上の回路ブロックの出力とさらに必要に応じてアナログ入力信号に対し重み付け加算等の適切な演算処理を施した結果を量子化した量子化値を生成する。制御部は、回路ブロック内の接続状態を切り替えるための制御信号を生成し、信号処理部および量子化部を、デルタシグマ変調器として動作するデルタシグマモード、または巡回型A/D変換器として動作する巡回モードのいずれかに切り替えると共に、量子化値に従ってアナログ入力信号のA/D変換結果を生成する。
信号処理部を構成する各回路ブロックは、演算増幅器、第1〜第3のキャパシタ、第1〜第3切替手段を備える。第1〜第3のキャパシタは、それぞれの一端が演算増幅器の入力端子に接続されている。第1切替手段は、デルタシグマモードでの動作時に、第1のキャパシタが予め設定された第1処理対象入力をサンプリングして保持する第1サンプル回路、または演算増幅器および第3のキャパシタと共に積分回路を構成し、巡回モードでの動作時に、第1のキャパシタが演算増幅器の入力端子から切り離されるように、第1のキャパシタの接続先を切り替える。第2切替手段は、デルタシグマモードでの動作時に、第2のキャパシタが演算増幅器の入力端子と出力端子との間に接続され、巡回モードでの動作時に、第2のキャパシタが予め設定された第2処理対象入力をサンプリングして保持する第2サンプル回路、または演算増幅器および第3のキャパシタと共に増幅回路を構成するように、第2のキャパシタの接続先を切り替える。第3切替手段は、デルタシグマモードでの動作時に、第3のキャパシタが演算増幅器および第1のキャパシタと共に積分回路を構成して該積分回路の出力を保持し、または巡回モードでの動作時に、演算増幅器および第2のキャパシタと共に増幅回路を構成して該増幅回路の出力を保持するように、第3のキャパシタの接続先を切り替える。
なお、第2のキャパシタおよび第3のキャパシタの演算増幅器側端と演算増幅器の入力端子が直接接続されている。また、回路ブロックの一つは、アナログ入力信号を第1処理対象入力とし、前段(初段の回路ブロックにおいては最終段)の回路ブロックを構成する演算増幅器の出力である前段出力を第2処理対象入力とし、他の回路ブロックは、前段出力を第1処理対象入力および第2処理対象入力とする。
または、回路ブロックの一つは、アナログ入力信号を第1処理対象入力とし、この1つの回路ブロックと異なる回路ブロックは、ループの前段の回路ブロックを構成する演算増幅器の出力である前段出力を第2処理対象入力とし、更に他の回路ブロックは、前段出力を第1処理対象入力および第2処理対象入力とする。
このような構成によれば、巡回モードでの動作時に演算増幅器と共に構成される増幅回路は、第2のキャパシタおよび第3のキャパシタの演算増幅器側端と演算増幅器の入力端子とを結ぶ経路、および電荷の転送が行われる第2キャパシタと第3キャパシタとを結ぶ経路にスイッチが介在せず直結されている。このため、デルタシグマ変調器と巡回型A/D変換器とで演算増幅器とキャパシタおよびスイッチを共用して小型化を図ることができる。しかも、巡回モードでは、演算増幅器16の入力端子に直結されたキャパシタC2,C3を用いて回路が構成されるため、巡回型A/D変換器の動作速度が、スイッチの影響によって低下することがなく、高速な動作を実現できる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述したA/D変換装置の他、当該A/D変換装置を構成要素とするシステムなど、種々の形態で実現することができる。
第1実施形態のA/D変換装置の全体構成図である。 リセット動作時における回路ブロック内の接続状態を示す説明図である。 (a)がΔΣサンプル動作時における回路ブロック内の接続状態、(b)がΔΣホールド動作時における回路ブロック内の接続状態を示す説明図である。 (a)が巡回サンプル動作時における回路ブロック内の接続状態、(b)が巡回ホールド動作時における回路ブロック内の接続状態を示す説明図である。 A/D変換装置の動作を示すタイミング図である。 信号処理部および量子化部の機能的な接続関係を示す機能ブロック図である。 (a)がΔΣモードのサンプリングフェーズで機能するブロック、(b)がΔΣモードのホールドフェーズで機能するブロックを示す説明図である。 ΔΣモードのサンプリングフェーズと巡回モードの奇数フェーズとがオーバーラップするフェーズで機能するブロックを示す説明図である。 (a)が巡回モードの奇数フェーズで機能するブロック、(b)が巡回モードの偶数フェーズで機能するブロックを示す説明図である。 量子化部の他の構成例を示す回路図である。 図10に示す量子化部を適用した場合の機能ブロック図である。 ΔΣモードでCIFF型のΔΣ変調器としての機能を実現するA/D変換装置の機能ブロック図である。
以下に本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
<全体構成>
本実施形態に係るA/D変換装置1は、アナログ入力信号を処理対象として、デルタシグマ(ΔΣ)型A/D変換器として動作し、その量子化の残余値を処理対象として、巡回型A/D変換器として動作することで、アナログ入力信号のA/D変換結果Doを生成するハイブリッド型のA/D変換装置である。
A/D変換装置1は、図1に示すように、信号処理部10と、量子化部20と、制御部30とを備える。
<信号処理部>
信号処理部10は、第1回路ブロックBL1と第2回路ブロックBL2とを備える。なお、第1回路ブロックBL1および第2回路ブロックBL2は、キャパシタの容量が一部異なる以外は同じ構成を有しているため、以下では、特に区別しない場合は、単に回路ブロックBLと表記する。
回路ブロックBLは、ΔΣ用入力端子Tis、巡回用入力端子Tic、出力端子Toを備える。第1回路ブロックBL1のΔΣ用入力端子TisにはA/D変換対象となるアナログ入力信号Vinが印加される。第1回路ブロックBL1の出力端子Toからの出力電圧Vo1は第2回路ブロックBL2の両入力端子Tis,Ticに印加されると共に量子化部20に供給される。第2回路ブロックBL2の出力端子Toからの出力電圧Vo2は、第1回路ブロックBL1の巡回用入力端子Ticに印加されると共に量子化部20に供給される。
回路ブロックBLは、第1キャパシタ回路11、第2キャパシタ回路12、第3キャパシタ回路13、共通接地回路14、演算増幅器16を備える。
演算増幅器16は、非反転入力端子が基準電位を供給するグランド線(アナロググランド)に接続され、出力端子が回路ブロックBLの出力端子Toに接続されている。
演算増幅器16の反転入力端子は、第1キャパシタ回路11、第2キャパシタ回路12、および第3キャパシタ回路13に接続されている。共通接地回路14は、演算増幅器16の反転入力端子とアナロググランドとの間に介在するスイッチSC2によって構成されている。
第1キャパシタ回路11は、キャパシタC1、スイッチSS1〜SS4、D/A変換部111を備える。キャパシタC1は、一端(演算増幅器側端)がスイッチSS3を介して演算増幅器16の反転入力端子に接続され、他端(非演算増幅器側端)がD/A変換部111に接続されている。スイッチSS1は、キャパシタC1の非演算増幅器側端とΔΣ用入力端子Tisとの間に介在し、スイッチSS2はキャパシタC1の演算増幅器側端とアナロググランドとの間に介在し、スイッチSS4は、キャパシタC1の非演算増幅器側端とアナロググランドとの間に介在するように接続されている。D/A変換部111は、スイッチSDT_S,SDM_S,SDB_Sを介して変換出力VRT,VRM,VRBのいずれかを、キャパシタC1の非演算増幅器側端に印加することが可能なように接続されている。但し、変換出力VRT,VRM,VRBは、量子化部20の出力をD/A変換した値に相当し、例えばVRT>VRM>VRBの関係を有する。この変換出力は3レベルに限るものではなく、量子化部20での量子化値のレベル数に応じて適宜設定すればよい。以下では、選択された変換出力をVRで表記するものとする。
第2キャパシタ回路12は、キャパシタC2、スイッチSC1,SC5,SI2、D/A変換部121を備える。キャパシタC2は、一端(演算増幅器側端)が、演算増幅器16の反転入力端子に直結され、他端(非演算増幅器側端)が、D/A変換部121に接続されている。スイッチSC1はキャパシタC2の非演算増幅器側端と巡回用入力端子Ticとの間に介在し、スイッチSI2はキャパシタC2の非演算増幅器側端と演算増幅器16の出力端子との間に介在し、スイッチSC5は、キャパシタC2の非演算増幅器側端とアナロググランドとの間に介在するように接続されている。D/A変換部121は、D/A変換部111と同様に、スイッチSDT_C,SDM_C,SDB_Cを介して変換出力VRT,VRM,VRBのいずれかを印加することが可能なように接続されている。
第3キャパシタ回路13は、キャパシタC3、スイッチSC1,SC4,SI1を備える。キャパシタC3は、一端(演算増幅器側端)が演算増幅器16の反転入力端子に直結されている。スイッチSC1はキャパシタC3の他端(非演算増幅器側端)と巡回用入力端子Ticとの間に介在し、スイッチSC4は、キャパシタC3の非演算増幅器側端とアナロググランドとの間に介在するように接続されている。
なお、第2キャパシタ回路12および第3キャパシタ回路13の両方に存在するスイッチSC1は、別々に設けられたものであるが、常に同じタイミングでオン/オフが切り替わるため、同じ符号によって示している。また、第1回路ブロックBL1および第2回路ブロックBL2のそれぞれに同じ符号で示されているスイッチが存在することになるが、異なる回路ブロック間では、同じ符号が付されたスイッチであっても、独立に制御され、必ずしも同じタイミングでオン/オフが切り替わるわけではない。
<回路ブロックの動作>
このように構成された回路ブロックBLは、リセット動作、ΔΣサンプル動作、ΔΣホールド動作、巡回サンプル動作、巡回ホールド動作からなる5つの動作状態を有する。
<<リセット動作>>
リセット動作では、制御部30によって、スイッチSS2,SS4,SC2,SC4,SC5がオンに設定され、それ以外のスイッチがオフに設定される。この動作状態では、図2に示すように、キャパシタC1〜C3の両端がいずれもアナロググランドに接続されることによって、キャパシタC1〜C3はリセット(蓄積電荷がすべて放電)される。
<<ΔΣサンプル動作>>
ΔΣサンプル動作では、制御部30によって、スイッチSS1,SS2,SI1,SI2がオンに設定され、それ以外のスイッチがオフに設定される。
この動作状態では、図3(a)に示すように、キャパシタC1は、ΔΣ用入力端子Tisへの印加電圧によって充電される。一方、キャパシタC2,C3は、演算増幅器16の反転入力端子と出力端子との間に並列に接続される。これにより、出力端子Toからは、キャパシタC2,C3に蓄積された電荷によって生じる両端電圧に等しい出力電圧Voが出力される。
<<ΔΣホールド動作>>
ΔΣホールド動作では、スイッチSDT_S,SDM_S,SDB_Sのうちいずれか一つと、スイッチSS3,スイッチSI1,SI2がオンに設定され、その他のスイッチがオフに設定される。
この動作状態では、図3(b)に示すように、演算増幅器16およびキャパシタC1〜C3によって積分回路が構成され、ΔΣサンプル動作時にΔΣ用入力端子Tisへの印加電圧によってキャパシタC1に蓄積された電荷から、D/A変換部111から供給される変換出力VRに応じた電荷を除去した残余電荷が、キャパシタC2,C3に移動して蓄積される。
<<巡回サンプル動作>>
巡回サンプル動作では、スイッチSC1,SC2,SS2,SS4がオンに設定され、それ以外のスイッチはオフに設定される。この動作状態では、図4(a)に示すように、キャパシタC2,C3は、巡回用入力端子Ticの入力電圧、即ち、前段に接続された回路ブロックBLの出力電圧Voによって充電される。なお、スイッチSS2,SS4は、必ずしもオンである必要はないが、キャパシタC1の両端の電位が変動することを防ぐために、ここではオンにして、両端をアナロググランドに接続している。
<<巡回ホールド動作>>
巡回ホールド動作では、スイッチSDT_C,SDM_C,SDB_Cのうちいずれか一つと、スイッチSI1,SS2,SS4がオンに設定され、それ以外のスイッチがオフに設定される。なお、スイッチSS2,SS4をオンにする理由は、巡回サンプル動作時と同様である。
この動作状態では、図4(b)に示すように、巡回サンプル動作時に巡回用入力端子Ticへの印加電圧によってキャパシタC2,C3に蓄積された電荷から、D/A変換部121から供給される変換出力VRに応じた電荷を除去した残余電荷が、キャパシタC2,C3の間で再分配される。これにより、キャパシタC3の両端電圧(残余電圧)が、巡回用入力端子Ticの印加電圧をキャパシタC2,C3の容量値によって決まる倍率で増幅(例えば2倍)した電圧から変換出力VRをキャパシタC2,C3の容量値によって決まる倍率で増幅(例えば1倍)して引いた大きさとなり、この両端電圧に等しい出力電圧Voが出力端子Toから出力される。
<量子化部>
図1に戻り、量子化部20は、第1回路ブロックBL1からの出力電圧Vo1の信号レベルをA/D変換するA/D変換器21と、第2回路ブロックBL2からの出力電圧Vo2の信号レベルをA/D変換するA/D変換器22とを備える。なお、A/D変換器21,22は、いずれも3レベル(1.5ビット)のデジタルデータを量子化値Qo1,Qo2として生成する周知のものであるため、ここでは説明を省略する。但し、量子化値Qo1,Qo2は3レベルに限るものではなく、2レベルまたは4レベル以上であってもよく、このレベル数に応じて、D/A変換部111,121で設定可能な変換出力VRのレベル数も変化させればよい。
<制御部>
制御部30は、信号処理部10を構成する各スイッチを制御するスイッチ制御信号を生成することによって、信号処理部10および量子化部20を、ΔΣモードまたは巡回モードで動作させる。また、制御部30は、これと共に、量子化部20で生成された量子化値Qo1,Qo2に基づいて、アナログ入力信号をA/D変換した結果であるA/D変換結果Doを生成する。
ここで、一つのA/D変換結果Doを生成する1サイクル分の処理手順を、図5に示すタイミング図に沿って説明する。図中、斜線による塗りつぶしのない部位がΔΣモードに関わる処理を表し、斜線で塗りつぶした部位が巡回モードに関わる処理を表す。
制御部30は、まず、ΔΣモードで各部を動作させ、その後、巡回モードで各部を動作させる。ΔΣモードは、リセットフェーズ(Reset)、サンプルフェーズ(Sample)、ホールドフェーズ(Hold)からなり、最初にリセットフェーズを実行後、サンプルフェーズとホールドフェーズとを所定回だけ交互に繰り返し実行する。ΔΣモードの各フェーズにおいて、両回路ブロックBL1,BL2は同じ動作状態をとる。具体的には、リセットフェーズではリセット状態、サンプルフェーズではΔΣサンプル状態、ホールドフェーズではΔΣホールド状態となる。
但し、ΔΣモードから巡回モードに移行する手前のサンプルフェーズ(図中「Sample‘」で示す)では、アナログ入力信号Vinをサンプリングしても巡回モードに伝達されないため、第1キャパシタ回路11をリセット状態にする。即ち、図3(a)において、スイッチSS1をオフ、スイッチSS4をオンに設定した状態(図2中の第1キャパシタ回路11参照)とする。
巡回モードは、奇数(Odd)フェーズ、偶数(Even)フェーズからなり、所定回だけ両者を交互に繰り返す。巡回モードの各フェーズにおいて、両回路ブロックBL1,BL2は異なる動作状態をとる。具体的には、奇数フェーズでは、第1回路ブロックBL1が巡回サンプル状態、第2回路ブロックBL2が巡回ホールド状態となり、偶数フェーズでは、第1回路ブロックBL1が巡回ホールド動作状態、第2回路ブロックBL2が巡回サンプル状態となる。
但し、ΔΣモードの最後に実行するホールドフェーズと、巡回モードの最初に実行する偶数フェーズは重なり合っており、第1回路ブロックBL1が巡回サンプル状態となって巡回モードとしての動作を実行し、第2回路ブロックBL2がΔΣホールド状態となってΔΣモードとしての動作を実行する。
また、ΔΣモードでは、サンプルフェーズで第2回路ブロックBL2の出力電圧Vo2を量子化し、その量子化値Qo2に従って、続くホールドフェーズで動作させる両回路ブロックBL1,BL2のD/A変換部111の変換出力VRを設定する。但し、最後のホールドフェーズでは、第2回路ブロックBL2の出力電圧Vo2を量子化する。
一方、巡回モードでは、奇数フェーズでは第2回路ブロックBL2の出力電圧Vo2を量子化すると共に、直前の偶数フェーズでの量子化値Qo1に従って、第2回路ブロックBL2のD/A変換部121の変換出力VRを設定する。偶数フェーズでは第1回路ブロックBL1の出力電圧Vo1を量子化すると共に、直前の奇数フェーズでの量子化値Qo2に従って、第1回路ブロックBL1のD/A変換部121の変換出力VRを設定する。
ここで、図6は、信号処理部10および量子化部20の構成を機能単位で表したブロック図である。図6において、機能ブロックF11〜F16およびスイッチSW1は第1回路ブロックBL1の機能、機能ブロックF21〜F26およびスイッチSW2は第2回路ブロックBL2の機能、機能ブロックF17,F27は量子部20の機能を表す。また、機能ブロックFk1(k=1,2)はキャパシタC1、機能ブロックFk2は第1キャパシタ回路11のD/A変換部111、機能ブロックFk3はΔΣホールド動作で使用される演算増幅器16およびキャパシタC2,C3、機能ブロックFk4は巡回サンプル動作で使用されるキャパシタC2,C3、機能ブロックFk5は第2キャパシタ回路12のD/A変換部121、機能ブロックFk6は巡回ホールド動作で使用される演算増幅器16およびキャパシタC2,C3、スイッチSWkはスイッチSS3に相当する。また、機能ブロックF17は量子化部20のA/D変換器21、機能ブロックF27は量子化部20のA/D変換器22に相当する。そして、機能ブロックFk7の出力である量子化値Qokは制御部30に供給され、機能ブロックFk2,Fk5は、制御部30からの指令によって変換出力VRの値が設定される。
図7〜図9は、ΔΣモードおよび巡回モードの各フェーズ(但し、リセットフェーズを除く)で、動作に関与している機能ブロック、およびこれら機能ブロック間の接続状態を示す説明図である。図中太線で示した部位が動作に関与している部位、点線で示した部位が動作に関与していない部位である。
ΔΣモードのサンプルフェーズでは、図7(a)に示すように、機能ブロックF11がアナログ入力信号Vinをサンプリングすると共に、機能ブロックF21が直前のホールドフェーズで機能ブロックF13が保持した出力電圧Vo1をサンプリングする。更に、機能ブロックF27が、直前のホールドフェーズで機能ブロックF23が保持した出力電圧Vo2から量子化値Qo2を生成する。
ΔΣモードのホールドフェーズでは、図7(b)に示すように、直前のサンプルフェーズで機能ブロックF11,F21が保持したサンプル値から、直前のサンプルフェーズで生成された量子化値Qo2に応じて機能ブロックF12,F22から出力される変換出力VRを減じた結果を、機能ブロックF13,23が積分して保持する。
これを繰り返すことによって、アナログ入力信号VinをΔΣ変調したパルス列(量子化値Qo2の時系列)が得られる。つまり、ΔΣモードでは、信号処理部10および量子化部20と制御部30は、2次のフィードバック型デルタシグマ変調器として動作する。そして、制御部30は、パルス列をカウントすることによって、A/D変換結果Doの上位ビットを生成する。
ΔΣモードのホールドフェーズと巡回モードの奇数フェーズとがオーバーラップするフェーズでは、図8に示すように、直前のサンプルフェーズで機能ブロックF21が保持したサンプル値から、直前のサンプルフェーズで生成された量子化値Qo2に応じて機能ブロックF22が出力する変換出力VRを減じた結果を、機能ブロックF23が積分して保持する。また、機能ブロックF27は、機能ブロックF23が保持した出力電圧Vo2から量子化値Qo2を生成する。これと同時に、機能ブロックF14は、機能ブロックF23が保持した出力電圧Vo2をサンプリングして保持する。つまり、機能ブロックF24は、ΔΣモードでの量子化後の残余値をサンプリングすることになる。
巡回モードの奇数フェーズでは、図9(a)に示すように、直前の偶数フェーズで機能ブロックF24に保持されたサンプル値から、直前の偶数フェーズで生成された量子化値Qo1に応じて機能ブロックF25から出力される変換出力VRを減じた結果を、機能ブロックF26が増幅して保持する。また、機能ブロックF27は、機能ブロックF26が保持した出力電圧Vo2から量子化値Qo2を生成する。これと同時に、機能ブロックF14は、機能ブロックF26が保持した出力電圧Vo2をサンプリングして保持する。
巡回モードの偶数フェーズでは、直前の奇数フェーズで機能ブロックF14に保持されたサンプル値から、直前の奇数フェーズで取得した量子化値Qo2に応じて機能ブロックF15から出力される変換出力VRを減じた結果を機能ブロックF16が増幅して保持する。また、機能ブロックF17は、機能ブロックF16が保持した出力電圧Vo1の量子化値Qo1を出力する。これと同時に、機能ブロックF24は、機能ブロックF16が保持した出力電圧Vo1をサンプリングして保持する。
つまり、巡回モードでは、各回路ブロックBL1,BL2が、交互に動作することによって巡回型A/D変換器としての機能を実現する。そして、制御部30は、量子化値Qo1,Qo2を、桁をずらしながら順次加算し、その加算結果をA/D変換結果の下位ビットとして生成し、ΔΣモードで生成した上位ビットと組み合わせてA/D変換結果Doを生成する。
<効果>
以上に説明したようにA/D変換装置1では、巡回モードでの動作時に、演算増幅器16と共に増幅回路を構成するキャパシタC2,C3と演算増幅器16の入力端子とを結ぶ経路にスイッチが介在せず直結されている。これによりA/D変換装置1によれば、ΔΣ変調器と巡回型A/D変換器とで演算増幅器16を共用することで小型化を図ることができる。しかも、巡回モードでは、演算増幅器16の入力端子に直結されたキャパシタC2,C3を用いて回路が構成されるため、巡回型A/D変換器の動作速度が、スイッチの影響によって低下することがなく、高速な動作を実現することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記実施形態において、量子化部20は、回路ブロックBL1,BL2毎に個別にA/D変換器21,22を備えている。しかし、図5に示すように、両回路ブロックBL1,BL2の出力電圧Vo1,Vo2を同時に量子化する必要があるフェーズは存在しない。このため、図10に示すように、量子化部20aは、出力電圧Vo1,Vo2のいずれか一方を選択可能な選択回路23と、選択回路23で選択された出力をA/D変換する単一のA/D変換器24とで構成してもよい。この場合の機能ブロック図を図11に示す。
(2)本実施形態では、信号処理部10は、ΔΣモードの時に、2次のフィードバック型ΔΣ変調器として動作するように構成されているが、ΔΣ変調器の形式はこれに限るものではない。例えば、フィードフォワード型デルタシグマ変調器の代表的な例である2次のCIFF(Cascade of Integrators with FeedForward)型ΔΣ変調器として動作するように構成してもよい。この場合、図12に示すように、第2回路ブロックBL2aは、上述した回路ブロックBLの第1キャパシタ回路11からD/A変換部111(機能ブロックF22)を省略する必要がある。これと共に、量子化部20bは、第1回路ブロックBL1への入力Vinと両回路ブロックBL1,BL2aの出力電圧Voとを重み付け加算する加算器25、および加算器25の加算結果を量子化するA/D変換器26によって構成すればよい。このようなCIFF型のΔΣ変調器では、積分回路のゲインを下げずに積分回路の出力信号の振幅を小さくすることができる。そのため、巡回型A/D変換器に入力する残余値が持つ入力換算でのゲインをフィードバック型と比較して高めることができるため、有効分解能を向上させることができる。
(3)上記実施形態では、信号処理部10を二つの回路ブロックBL1,BL2で構成した場合について説明したが、信号処理部10を構成する回路ブロックの数は、三つ以上であってもよい。
(4)上記実施形態では、キャパシタC2,C3の演算増幅器側端を、共通接地回路14によってアナロググランドに接続できるように構成したが、この共通接地回路14を省略し、代わりに、第2キャパシタ回路12および第3キャパシタ回路13に、各キャパシタC2,C3の演算増幅器側端とアナロググランドとの間に介在するスイッチを個別に設けてもよい。
(5)上記実施形態では、第2キャパシタ回路12にスイッチSI2を設け、キャパシタC2を、ΔΣモードにて積分値を蓄積する容量としても使用しているが、スイッチSI2を省略し、巡回モードでのみ使用するように構成してもよい。
(6)上記実施形態では、キャパシタC1〜C3を用いているが、これに加えて、ΔΣモードの時にだけ、演算増幅器16の入力端子と出力端子との間に接続(即ち、キャパシタC2,C3と並列に接続)されるキャパシタを設けてもよい。
(7)上記実施形態では、キャパシタC1が、入力信号をサンプルするサンプリング回路としての機能、およびD/A変換器としての機能を兼ねているが、キャパシタC1の代わりに複数のキャパシタを設け、それらのキャパシタの少なくとも一部をいずれかの機能専用とするように構成してもよい。この場合、二つの機能におけるゲインを個別に調整することができる。
(8)上記実施形態では、第1回路ブロックBL1,第2回路ブロックBL2として、演算増幅器の一方の入力に信号を入力し、他方の入力に基準電位(アナロググランド)に接続するシングルエンドタイプの回路を用いているが、完全差動型もしくは擬似差動型の演算増幅器に差動の信号を入力する差動タイプの回路を用いてもよい。
(9)上記実施形態では、D/A変換部111,121とは別にスイッチSS4,SC5を設けているが、変換出力VRT,VRM,VRBのいずれか(例えばVRM)がアナロググランドと同じ電位に設定されている場合は、スイッチSS4,SC5を省略し、その代わりに、アナロググランドと同じ電位を印加するためのスイッチ(例えば、SDB_S,SDB_C)をオン/オフするように構成してもよい。
(10)本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…A/D変換装置 10…信号処理部 11…第1キャパシタ回路 12…第2キャパシタ回路 13…第3キャパシタ回路 14…共通接地回路 16…演算増幅器 20,20a,20b…量子化部 21,22,24,26…A/D変換器 23…選択回路 25…加算器 30…制御部 111,121…D/A変換部 BL1…第1回路ブロック BL2,BL2a…第2回路ブロック C1〜C3…キャパシタ

Claims (7)

  1. 複数段の回路ブロック(BL1、BL2、BL2a)からなり、最終段の回路ブロックの出力が少なくとも一つの前段の回路ブロックに接続されることでループを形成するように構成され、アナログ入力信号を処理する信号処理部(10)と、
    前記信号処理部を構成する回路ブロックのうち、少なくとも最終段を含む一つ以上の回路ブロックの出力を量子化した量子化値を生成する量子化部(20、20a、20b)と、
    前記回路ブロック内の接続状態を切り替えるための制御信号を生成し、前記信号処理部および量子化部を、デルタシグマ変調器として動作させるデルタシグマモード、または巡回型A/D変換器として動作させる巡回モードのいずれかに切り替える共に、前記量子化値に従って、前記アナログ入力信号のA/D変換結果を生成する制御部(30)と、
    を備え、
    前記信号処理部を構成する各回路ブロックは、
    演算増幅器(16)と、
    それぞれの一端が前記演算増幅器の入力端子に接続された第1〜第3のキャパシタ(C1〜C3)と、
    前記デルタシグマモードでの動作時に、前記第1のキャパシタが予め設定された第1処理対象入力をサンプリングして保持する第1サンプル回路、または前記演算増幅器および前記第3のキャパシタと共に積分回路を構成し、前記巡回モードでの動作時に、前記第1のキャパシタが前記演算増幅器の入力端子から切り離されるように、前記第1のキャパシタの接続先を切り替える第1切替手段(11)と、
    前記デルタシグマモードでの動作時に、前記第2のキャパシタが前記演算増幅器の入力端子と出力端子との間に接続され、前記巡回モードでの動作時に、前記第2のキャパシタが予め設定された第2処理対象入力をサンプリングして保持する第2サンプル回路、または前記演算増幅器および前記第3のキャパシタと共に増幅回路を構成するように、前記第2のキャパシタの接続先を切り替える第2切替手段(12、14)と、
    前記デルタシグマモードでの動作時に、前記第3のキャパシタが前記演算増幅器および前記第1のキャパシタと共に前記積分回路を構成して該積分回路の出力を保持し、前記巡回モードでの動作時に、前記演算増幅器および前記第2のキャパシタと共に前記増幅回路を構成して該増幅回路の出力を保持するように、前記第3のキャパシタの接続先を切り替える第3切替手段(13、14)と、
    を備え、
    前記第2のキャパシタおよび前記第3のキャパシタの前記演算増幅器側端と前記演算増幅器の入力端子が直接接続されており、
    前記回路ブロックの一つは、前記アナログ入力信号を前記第1処理対象入力とし、前記ループにおいて前段に位置する回路ブロックの前記演算増幅器の出力である前段出力を前記第2処理対象入力とし、他の回路ブロックは、前記前段出力を前記第1処理対象入力および第2処理対象入力とする、
    または、
    前記回路ブロックの一つは、前記アナログ入力信号を前記第1処理対象入力とし、当該1つの回路ブロックと異なる回路ブロックは、前記ループにおいて前段に位置する回路ブロックの前記演算増幅器の出力である前段出力を前記第2処理対象入力とし、更に他の回路ブロックは、前記前段出力を前記第1処理対象入力および第2処理対象入力とすることを特徴とするA/D変換装置。
  2. 前記第1切替手段(11)は、前記第1のキャパシタの演算増幅器側端に基準電位を印加するスイッチ(SS2)、前記第1のキャパシタの演算増幅器側端と前記演算増幅器の入力端子との接続をオンオフするスイッチ(SS3)、および前記第1のキャパシタの非演算増幅器側端に前記基準電位および前記第1処理対象入力、前記量子化値に従ったD/A変換値である変換出力のいずれかを印加するスイッチ(SS1、SS4、SDT_S、SDM_S、SDB_S)を備え、
    前記第2切替手段(12,14)は、前記第2のキャパシタの演算増幅器側端に前記基準電位を印加するスイッチ(14:SC2)、前記第2のキャパシタの非演算増幅器側端と前記演算増幅器の出力端子との接続をオンオフするスイッチ(12:SI2)、および前記第2のキャパシタの非演算増幅器側端に前記基準電位、および前記前段出力、前記変換出力のいずれかを印加するスイッチ(12:SC1、SC5、SDT_C、SDM_C、SDB_C)を備え、
    前記第3切替手段(13,14)は、前記第3のキャパシタの演算増幅器側端に前記基準電位を印加するスイッチ(14:SC2)、前記第3のキャパシタの非演算増幅器側端と前記演算増幅器の出力端子との接続をオンオフするスイッチ(13:SI1)および前記第3のキャパシタの非演算増幅器側端に前記基準電位、前記前段出力のいずれかを印加するスイッチ(13:SC1、SC4)を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のA/D変換装置。
  3. 前記量子化部(20)は、前記演算増幅器の出力を、前記回路ブロック毎に個別に量子化する複数のA/D変換器(21,22)を備えることを特徴とする請求項2に記載のA/D変換装置。
  4. 前記量子化部(20a)は、前記制御部からの指示に従って、前記回路ブロックの出力のいずれかを選択する選択回路(23)と、
    前記選択回路にて選択された出力を量子化するA/D変換器(24)と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のA/D変換装置。
  5. 前記第1回路ブロック(BL1)は、
    前記第1切替手段が、前記第1のキャパシタの演算増幅器側端に基準電位を印加するスイッチ、前記第1のキャパシタの演算増幅器側端と前記演算増幅器の入力端子との接続をオンオフするスイッチ、および前記第1のキャパシタの非演算増幅器側端に前記基準電位および前記第1処理対象入力、前記量子化値に従ったD/A変換値である変換出力のいずれかを印加するスイッチを備え、前記第2切替手段は、前記第2のキャパシタの演算増幅器側端に前記基準電位を印加するスイッチ、前記第2のキャパシタの非演算増幅器側端と前記演算増幅器の出力端子との接続をオンオフするスイッチ、および前記第2のキャパシタの非演算増幅器側端に前記基準電位、および前記前段出力、前記変換出力のいずれかを印加するスイッチを備え、前記第3切替手段は、前記第3のキャパシタの演算増幅器側端に前記基準電位を印加するスイッチ、および前記第3のキャパシタの非演算増幅器側端に前記自段出力または前記前段出力のいずれかを印加するスイッチを備え
    前記第2回路ブロック(BL2a)は、
    前記第1切替手段が、前記第1キャパシタの非演算増幅器側端への印加対象から前記変換出力が省略されている以外は、前記第1回路ブロックと同様に構成され、
    前記量子化部(20b)は、
    前記信号処理部を構成する各回路ブロックの前記演算増幅器の出力および前記アナログ入力信号を動作状態に応じて重み付け加算する加算器(25)と、
    前記加算器での加算結果を量子化するA/D変換器(26)と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のA/D変換装置。
  6. 前記第2のキャパシタの非演算器側端に前記基準電位を印加するスイッチ(14)は、前記第3のキャパシタの非演算器側端に前記基準電位を印加するスイッチを兼ねることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載のA/D変換装置。
  7. 前記第1切替手段または前記第2切替手段において、前記変換出力は少なくとも前記基準電位を含む複数段に設定され、該変換出力の一つとして前記基準電位を印加するスイッチは、前記第1のキャパシタまたは前記第2のキャパシタの非演算増幅器側端に前記基準電位を印加するスイッチを兼ねることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載のA/D変換装置。
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