JP5913971B2 - マイコン監視装置、車両の電気負荷を制御する電子制御装置およびマイコン監視方法 - Google Patents

マイコン監視装置、車両の電気負荷を制御する電子制御装置およびマイコン監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、マイコン監視装置、車両の電気負荷を制御する電子制御装置およびマイコン監視方法に関する。
車両に搭載される電子制御装置(ECU)は、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)から出力する出力信号によって各種電気負荷が制御されている。マイコンには、電源電圧の適正範囲が定められており、この電源電圧が適正範囲から外れるとマイコンが暴走し、電気負荷が誤作動する虞がある。
車載用の電子制御装置には、高いフェールセーフ性能が要求されており、これに関連して、マイコンの動作やマイコンに印加される電源電圧を監視するマイコン監視装置(監視回路)を搭載する電子制御装置が知られている(例えば、特許文献1〜4等を参照)。例えば、マイコンからパルス状に出力されるウォッチドッグ(以下、「WDC」という)信号を監視し、WDC信号が一定時間連続して検出されない場合に、マイコンが暴走していると判断してリセット信号をマイコンのリセット端子に出力するマイコン監視装置が知られている。また、マイコンに供給される電源電圧の過大電圧や過小電圧を検出した場合においても、マイコンのリセット動作を行うことにより、マイコンを正常状態に復帰させる制御が行われる場合もある。
特開2009−138841号公報 特開2001−257573号公報 特開2002−235598号公報 特開2005−244334号公報
しかしながら、マイコンに対して過大電圧(過電圧)が印加された場合、マイコンが破壊されてしまうことも想定される。このような場合、マイコンのリセット動作を実施しようとしても、マイコンがリセット信号を受け付けず、電気負荷の誤作動を招く虞がある。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、マイコンに過大電圧が印加された場合においても、マイコンが制御する電気負荷が誤作動することを抑制可能なマイコン監視装置に関する技術を提供することを目的とする。
本発明では、上述した課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち、本発明に係るマイコン監視装置は、電源から電源電圧が供給されるとともに電気負荷に作動電力(駆動電力)を出力(供給)するマイコンを監視するためのマイコン監視装置であって、前記電源から前記マイコンに印加される電源電圧を監視する電圧監視部と、前記マイコンが前記電気負荷に向けて出力した作動電力の遮断とその解除とを切り替える切替部に対して切替信号を出力する切替信号出力部とを備え、前記切替信号出力部は、前記電圧監視部が監視する前記電源電圧が所定の第1電圧よりも高い場合に、前記切替部に、前記マイコンが出力した作動電力を遮断させるための遮断信号を出力することを特徴とする。
マイコンに印加される電源電圧が過大電圧である場合、過電圧によってマイコンが破壊される虞がある。過大電圧とは、マイコンが正常動作を行うと判断される上限電圧よりも高い電圧値をいう。ここで、第1電圧は、上記過大電圧であっても良いし、この過大電圧に所定のマージンを設けることにより当該過大電圧よりも低い値に設定される電圧値であっても良い。マイコンに過大電圧が印加された場合、マイコンのリセット動作などによってマイコンを正常状態に復帰させようとしても、マイコンが破壊されている場合があり、リセット動作の指令を受け付けない場合がある。そうすると、マイコンから電気負荷に向けて出力される作動電力がオン状態に維持されてしまい、電気負荷が誤作動を起こす虞がある。
これに対して、本発明に係るマイコン監視装置によれば、マイコンに所定の第1電圧よりも高い電源電圧が印加された場合に、切替信号出力部からの遮断信号が切替部に出力される。そのため、マイコンが電気負荷に向けて出力した作動電力を強制的に遮断することができる。これにより、マイコンに第1電圧よりも高い電源電圧が印加された場合のように、マイコンが故障する可能性があるときにはマイコンから電気負荷に出力される作動電力を強制的に遮断することができ、以って、電気負荷が誤作動を起こすことを回避できる。
本発明に係るマイコン監視装置は、前記マイコンの正常動作時に該マイコンから周期的に出力されるウォッチドッグ信号を監視するウォッチドッグ信号監視部を更に備え、前記切替信号出力部が前記遮断信号を出力している状態で、前記マイコンからの前記ウォッチドッグ信号の出力を前記ウォッチドッグ信号監視部が検出した場合に、前記切替信号出力部は、前記切替部に前記作動電力の遮断を解除させる遮断解除信号を出力しても良い。
ここで、マイコンが過電圧になったとしてもマイコンが破壊されなかった場合には、マイコンからウォッチドッグ信号の出力が再開される場合がある。このように、ウォッチドッグ信号の出力が復帰した場合に、マイコンから電気負荷に向けて出力される作動電力の遮断状態が解除されるため、電気負荷の作動を再開することができる。
マイコン監視装置は、前記マイコンにリセット信号を出力するリセット信号出力部を更に備え、前記リセット信号出力部は、前記電圧取得部が取得した電源電圧が所定の第2電圧よりも低い場合、および、前記動作信号取得部によって前記ウォッチドッグ信号が一定時間継続して取得されなかった場合の少なくとも何れかにおいて、前記マイコンに前記リセット信号を出力しても良い。
ここで、第2電圧は、例えば、マイコンが正常動作を行うと判断される下限電圧よりも低い電圧である過小電圧であっても良い。また、第2電圧は、過小電圧に所定のマージンを設けることにより当該過小電圧よりも高い値に設定される電圧値であっても良い。マイコンに印加される電源電圧が第2電圧よりも低い場合や、マイコンが暴走するなどしてウォッチドッグ信号が一定時間継続して取得されなかった場合には、マイコンが故障状態(破壊状態)に陥る可能性は低いと考えられる。そこで、このような場合には、マイコンのリセット(再起動)動作を行うことで、マイコンを正常状態に復帰させることとした。これにより、マイコンが正常状態に復帰した後は、電気負荷への作動電力の供給を再開させることができるため、利便性が高い。
また、マイコン監視装置は、前記切替信号出力部が前記切替回路に前記遮断信号を出力するタイミングを、前記電圧取得部による前記第1電圧よりも高い電圧値の取得タイミングから所定時間遅延させるタイマー手段を更に備えるようにしても良い。このように、切替信号出力部から遮断信号を出力する際に、ディレイ(遅延)時間を設けることにより、電源の瞬間的な変動を過電圧として認識して、電気負荷への作動電力の供給を強制的に遮
断してしまうことを抑制できる。
本発明は、上述まで何れかのマイコン監視を備え、装置車両の電気負荷を制御する電子制御装置としても捉えることができる。すなわち、本発明は、車両の電気負荷を制御する電子制御装置であって、電源回路から電源電圧が供給されるとともに前記電気負荷に作動電力を出力するマイコンと、前記マイコンを監視するためのマイコン監視装置と、前記マイコンが前記電気負荷に向けて出力した作動電力の遮断とその解除とを切り替える切替部とを備え、前記マイコン監視装置は、前記電源回路から前記マイコンに印加される電源電圧を取得する電圧取得部と、前記切替回路に切替信号を出力する切替信号出力部とを有し、前記切替信号出力部は、前記電圧取得部が取得した電源電圧が所定の第1電圧よりも高い場合に、前記切替部に、前記マイコンが出力した作動電力を遮断させるための遮断信号を出力することを特徴とする。
また、本発明は、マイコン監視方法としても捉えることができる。すなわち、本発明は、電源から電源電圧が供給されるとともに電気負荷に作動電力を出力するマイコンを監視するためのマイコン監視装置が実行するマイコン監視方法であって、前記電源から前記マイコンに印加される電源電圧を監視する電圧監視ステップと、前記マイコンが前記電気負荷に向けて出力した作動電力の遮断とその解除とを切り替える切替部に対して切替信号を出力する切替信号出力ステップとを含み、前記切替信号出力ステップにおいては、前記電圧監視ステップにおいて監視する前記電源電圧が所定の第1電圧より高い場合に、前記切替部に、前記マイコンが出力した作動電力を遮断させるための遮断信号を出力することを特徴とする。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、マイコンに過大電圧が印加された場合においても、マイコンが制御する電気負荷が誤作動することを抑制可能なマイコン監視装置を提供することができる。
実施例1に係る電子制御装置の概略構成を示したブロック構成図である。 電子制御装置における切替部の回路構成例を示す図である。 実施例1に係る電子制御装置における信号出力例を示すタイミングチャートである。 電子制御装置の比較例における信号出力例を示すタイミングチャートである。 変形例に係るマイコン監視装置の概略構成を示す図である。 ディレイ処理を説明するためのタイミングチャートである。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
図1は、実施例1に係る電子制御装置1の概略構成を示したブロック構成図である。電子制御装置1は、車両に搭載されており、車両の電気負荷2を制御する制御ユニットである。電子制御装置1が搭載される車両は、車両各部の電気負荷に電力を供給するバッテリ
(BATT)3を備えている。このバッテリ3には、電源ライン4が接続され、この電源ライン4にはイグニッションスイッチ(IGSW)5が設けられている。
イグニッションスイッチ5がオンとなると、電源ライン4を介してバッテリ3から電子制御装置1に電力が供給される。電気負荷2は、例えば電子スロットルの開度を調節するための駆動モータ、アイドリングストップ(エコラン)機能に関するスタータモータ等が例示できるが、これらに限定されるものではない。なお、本実施例では、車両の電子スロットルの開度を調節するための駆動モータを電気負荷2として電子制御装置1が制御する場合を例示的に説明する。
バッテリ3は、発電機であるオルタネータ6によって充電される。オルタネータ6は、不図示のエンジンから伝達される機械的運動エネルギーを交流の電力へと変換し、さらにダイオードを含む整流器で直流の電力へと整流する。オルタネータ6が発電した電力は、電源ライン4を介してバッテリ3に蓄電される。オルタネータ6が発電する際には発電の目標となる目標電圧(例えば、14.5V)が設定され、電源ライン4の電圧が目標電圧となるようにオルタネータ6が発電を行う。
電子制御装置1は、例えばECU(Electronic Control Unit)として構成されており
、主たる構成要素としてマイコン(マイクロコンピュータ)10、マイコン監視装置20、電源30、出力ドライバ40、切替部50を備えている。マイコン10は、CPU、RAMおよびROMなどを備えている。マイコン10が備える各種機能は、ROMに予め記録されたプログラムに従ってCPUが演算処理を行うことで実現される。このようなマイコン10が備える機能には、マイコン10が正常に動作している状態のときに周期的にパルス状のウォッチドッグ(WDC)信号を出力する機能、電子負荷(駆動モータ)2を駆動する機能等が含まれている。
以下、電子制御装置1の各部構成について詳しく説明する。電子制御装置1の備える電源30は、マイコン10に作動電力を供給する電源供給回路である。電源30は、電源ライン4を介してバッテリ3に接続されており、マイコン10への入力電圧を一定電圧に降圧するレギュレータとして機能する。マイコン10に供給される電力は、車両のバッテリ3から供給されるが、マイコン10に供給する電圧の理想値は5Vであるのに対して、バッテリ3の通常電圧は例えば12Vである。このため、電子制御装置1では、バッテリ3の電圧を、電源30で降圧させてからマイコン10に供給するようにしている。
電子制御装置1において、電源30とマイコン10は第1電力供給ライン11によって接続され、マイコン10と出力ドライバ40は第2電力供給ライン12によって接続され、出力ドライバ40と電気負荷2は第3電力供給ライン13によって接続されている。電源30からの電力は、第1電力供給ライン11を介してマイコン10に供給される。そして、電気負荷2を作動(駆動)させる作動(駆動)電力は、マイコン10から出力されると共に第2電力供給ライン12を通じて出力ドライバ40に供給され、出力ドライバ40および第3電力供給ライン13を介して電気負荷2に供給される。
出力ドライバ40は、電気負荷2を駆動するための駆動回路であり、第2電力供給ライン12を通じてマイコン10から出力された作動電力を電気負荷2に供給する。出力ドライバ40は、例えば、第3電力供給ライン13を介して接続される電気負荷2の種類(種別)に応じて、電気負荷2の規格に適した電圧の電力が供給されるように、マイコン10からの出力を適宜増幅することができる。出力ドライバ40は、マイコン10の図示しない出力ポートから出力する制御信号により、電気負荷2に流す電流をオン/オフすることで、電気負荷2を駆動するようにしても良い。
マイコン10の監視を行うマイコン監視装置20は、例えば集積回路(IC)によって構築されており、電圧監視部21、DEF信号出力部22、ウォッチドッグ(WDC)信号監視部23、リセット信号出力部24等を有している。電圧監視部21は、第1電力供給ライン11に接続されており、電源30からマイコン10に印加される電源電圧VCCを監視する回路である。
電圧監視部21は、電源電圧VCCが、マイコン10が正常動作を行うと判断される所定の範囲内にあるかどうかを判定する。具体的には、電源電圧VCCが、マイコン10が正常動作を行うと判断される上限電圧VOV(第1電圧)よりも高い過大電圧であるかどうかを判定する過大電圧判定回路211、および、電源電圧VCCが、マイコン10が正常動作を行うと判断される下限電圧VUN(第2電圧)より低い過小電圧であるかどうかを判定する過小電圧判定回路212を備える。例えば、過大電圧判定回路211は、入力された電源電圧VCCの値が上限電圧VOVより大きい場合に異常信号(Hiレベル)を出力する。また、過小電圧判定回路212では、入力された電圧値が閾値VUNよりも小さい場合に異常信号(Hiレベル)を出力する。
WDC信号監視部23は、マイコン10のCPUから周期的にパルス状に出力されるウォッチドッグ(WDC)信号を監視し、所定時間以内にWDC信号を受信できなかった場合には、マイコン10が暴走するなどの異常が発生したものと判断して、異常信号(Hiレベル)を出力するように構成されている。
リセット信号出力部24は、WDC信号監視部23、過大電圧判定回路211、過小電圧判定回路212のうち少なくともいずれかが異常信号(Hiレベル)を出力している場合に、マイコン10にリセット信号(Loレベル)を出力する論理回路を有する。例えば、リセット信号出力部24は、例えばWDC信号監視部23、過大電圧判定回路211、過小電圧判定回路212からの入力がともにLoレベルである場合にのみ、Hiレベルの信号を出力するNOR回路を有していても良い。マイコン10は、図示しないリセット端子を有しており、このリセット端子からリセット信号出力部24からのリセット信号を受信すると、マイコン10がリセット(再起動)される。このリセット動作によって、マイコン10が、電源電圧VCCが低下した時や、例えば電気的ノイズによって暴走した時においても、マイコン10を正常状態に復帰させることが可能となる。
DEF信号出力部22(切替信号出力部)は、切替部50に切替信号(以下、「DEF(ディフェクト)信号」という)を出力する電子回路である。DEF信号には、HiレベルのHi信号およびLoレベルのLo信号の2つが設定されている。DEF信号がLoレベルの時には、出力ドライバ40から電気負荷2への出力が非通電側の論理レベルに固定される。また、DEF信号がHiレベルの時には、出力ドライバ40から電気負荷2への出力が通電側の論理レベルに固定される。DEF信号出力部22は、例えばWDC信号監視部23、過大電圧判定回路211からの入力がともにLoレベルである場合にのみ、Hiレベルの信号を出力するNOR回路などの論理回路を有していても良い。この場合、WDC信号監視部23、過大電圧判定回路211の少なくともいずれかの出力信号が異常信号(Hiレベル)である場合、切替部50に対してLoレベルのLo信号が出力され、双方からの入力がLoレベルである場合にのみ、切替部50へとHiレベルのHi信号を出力する。
切替部50は、マイコン監視装置20および第2電力供給ライン12に接続されており、マイコン10から電気負荷2に向けて出力する作動電力(駆動電力)の遮断とその解除とを切り替える機能を有する電子回路である。切替部50は、DEF信号ライン14を通じて、マイコン監視装置20と接続されている。また、第2電力供給ライン12からは、遮断ライン15が分岐しており、遮断ライン15の先端側は接地(アース)されている。
また、上述した切替部50は遮断ライン15の途中に設けられている。
図2は、切替部50の回路構成例を示す図である。切替部50は、2つのトランジスタTr1、Tr2、抵抗R1を有する。抵抗R1の一方の端子が第1電力供給ライン11から分岐する図示しない分岐ラインに接続され、抵抗R1の他方側がトランジスタTr1のコレクタに接続されている。また、トランジスタTr1のベースにはDEF信号ライン14が接続されており、トランジスタTr1のエミッタは接地されている。また、トランジスタTr1のコレクタは、トランジスタTr2のベースと接続されている。トランジスタTr2のコレクタおよびエミッタには遮断ライン15が接続されており、遮断ライン15の先端側は接地されている。切替部50の作動内容については後述する。
図3は、実施例1に係る電子制御装置1における信号出力例を示すタイミングチャートである。図3(a)は電圧監視部21に入力される電源電圧VCCのタイミングチャートを示し、図3(b)はマイコン監視装置20のリセット信号出力部24から出力されるリセット信号のタイミングチャートを示す。図3(c)はマイコン10の動作状態(オン、オフ状態)のタイミングチャートを示し、図3(d)はマイコン監視装置20のWDC信号監視部23に入力されるWDC信号のタイミングチャートを示す。図3(e)はマイコン監視装置20のDEF信号出力部22から出力されるDEF信号のタイミングチャートを示す。図3(f)はマイコン10から出力ドライバ40への出力のタイミングチャートを示し、図3(g)は出力ドライバ40から電気負荷2への出力のタイミングチャートを示す。なお、本タミングチャートの開始時点では、イグニッションスイッチ5がオフとされ、車両のエンジンは始動されていないものとする。
時刻t1において、車両のイグニッションスイッチ5がオンとなる。これにより、バッテリ3、電源30を介してマイコン10に作動電力が供給される。その結果、マイコン10が起動して動作状態となる。マイコン10の起動時において、マイコン監視装置20のDEF信号出力部22から出力されるDEF信号は、HiレベルのHi信号が出力されるように初期値が設定されている。また、マイコン10の正常動作中は、上述したWDC信号がマイコン10からパルス状に出力され、マイコン監視装置20のWDC信号監視部23によってこのWDC信号が監視されている。
ここで、電子制御装置1には、車両に設けられた各種センサから図示しないインターフェースを介して、車両の走行状態を示す情報信号がマイコン10に入力される。ここでの各種センサとは、例えば、車両の速度を検出する車速センサ、シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ、ブレーキの操作状況を検出するブレーキセンサなどが例示できるが、これらに限定されるものではない。
マイコン10は、各種センサから入力される信号に基づいて車両の走行状態を示す情報を取得し、適切なタイミングで電気負荷2に供給するための作動電力を出力ドライバ40に出力する。図3(f)において、出力信号がONのときにマイコン10から出力ドライバ40に作動電力が出力され、出力信号がOFFのときにマイコン10からの作動電力の出力が停止される。
時刻t1においては、DEF信号出力部22からのDEF信号がHiレベルのHi信号に初期設定されている。HiレベルのDEF信号がDEF信号ライン14を通じて切替部50に入力されるとトランジスタTr1がオンする。その結果、トランジスタTr2のベースの電圧が低くなり、トランジスタTr2がオフとなることで、遮断ライン15には電流が流れない状態となる。すなわち、マイコン10から第2電力供給ライン12に出力された作動電力は、遮断ライン15へは流れずに出力ドライバ40に供給される。
出力ドライバ40は、マイコン10から受け取った電力を適宜増幅するなどしてから作動電力を出力し、この作動電力が第3電力供給ライン13を通じて電気負荷2に供給されることで、電気負荷2が駆動される。図3(g)において、出力信号がON(オン)のときに出力ドライバ40から電気負荷2に作動電力が出力され、出力信号がOFF(オフ)のときに出力ドライバ40からの作動電力の出力が停止される。
時刻t2において、例えばマイコン10が電気的ノイズなどによって暴走すると、マイコン10の正常状態を示すWDC信号が、WDC信号監視部23に入力されなくなる。WDC信号監視部23は、マイコン10からのパルス状のWDC信号が途切れている時間をカウントするとともに、新たなWDC信号が入力されたときにその時間をリフレッシュする。そして、カウントした時間が所定時間に到達すると(時刻t3)、マイコン10が暴走していると判定する。この場合、WDC信号監視部23から異常信号が出力され、この異常信号を受信したリセット信号出力部24がリセット信号をマイコン10に出力する。そして、リセット信号がマイコン10に入力されると、マイコン10のリセット動作が行われる。
WDC信号監視部23から異常信号が出力されている場合、DEF信号出力部22からはLoレベルのLo信号が出力される。このようにして、LoレベルのDEF信号がDEF信号ライン14を通じて切替部50に入力されるようになると、トランジスタTr1がオフに切り替えられ、トランジスタTr2のベースの電圧が上昇する結果、トランジスタTr2がオンに切り替えられる。その結果、マイコン10から第2電力供給ライン12に出力された作動電力は、出力ドライバ40に入力されず、第2電力供給ライン12から分岐する遮断ライン15を通じて、グランドに流れる。これにより、マイコン10から電気負荷2に向けて出力した作動電力の供給が強制的に遮断(カット)される。
マイコン10のリセット動作によってマイコン10が正常状態に戻ると、マイコン10によるWDC信号の出力が復帰する。図3(b)の例では、リセット信号出力部24から出力された2回目のリセット信号に対応するリセット動作によって正常状態に復帰した場合を示している。WDC信号が正常状態に復帰すると、DEF信号出力部22は、DEF信号をLo信号から再びHi信号に切り替える(時刻t4)。マイコン10が正常状態に復帰したことを確認した後、DEF信号をHiレベルにすることにより、マイコン10から電気負荷2に向けて出力した作動電力の遮断状態が解除される。なお、時刻t3〜t4の間で、マイコン10の出力が一時的にオンの状態となっているが(図3(f))、上記期間はマイコン10が暴走状態にあり、DEF信号がLoレベルとなっているため、出力ドライバ40の出力はオフに維持される(図3(g))。
次に、マイコン10に過電圧が印加された場合の制御について説明する。図示のように、図示のタイミングチャートでは、時刻t5の少し手前から電源電圧VCCが上昇し、時刻t5の時点で電源電圧VCCが上限電圧VOVを超えている。この場合、マイコン監視装置20の電圧監視部21において、過大電圧判定回路211から異常信号が出力される。そして、過大電圧判定回路211による異常信号(Hiレベル)の出力を契機として、リセット信号出力部24からリセット信号が出力されるとともに、DEF信号出力部22からDEF信号としてLoレベルのLo信号が出力される(時刻t5)。
ここで、比較例として、時刻t5において、電源電圧VCCが過大電圧となった際にマイコン10のリセット動作のみを行う場合を考える(つまり、この場合、DEF信号出力部22からDEF信号としてHi信号の出力を継続することになる)。図4は、電子制御装置1の比較例における信号出力を示すタイミングチャートである。図4(a)〜図4(g)は、図3(a)〜図3(g)の各図に対応している。図4の比較例に係る信号出力で
は、時刻t5において、電源電圧VCCを監視する電圧監視部21の過大電圧判定回路211から異常信号が出力されると、リセット信号出力部24からリセット信号が出力されるが、DEF信号出力部22から出力されるDEF信号は依然としてHiレベルのHi信号が出力されている。
ところで、マイコン10に過大電圧が印加されると、マイコン10が破壊されてしまう場合がある。その場合、リセット信号出力部24からのリセット信号をマイコン10が受け付けず、マイコン10のリセット動作を実施できない場合がある。そうすると、比較例の時刻t5において、マイコン10の作動を停止させようとしても、マイコン10がリセット信号を受け付けないことに起因して、マイコン10の出力がオン状態に維持される(図4(f))。その際、DEF信号出力部22から出力されるDEF信号がHiレベルに維持されていると、出力ドライバ40からの出力もオン状態のまま維持されてしまい(図4(g))、電気負荷2の誤作動を招く虞がある。
これに対して、本実施例におけるマイコン監視装置20は、過大電圧判定回路211による異常信号の出力を契機として、すなわち、電圧監視部21によって電源電圧VCCの過電圧を検出したことを契機として、DEF信号出力部22から出力されるDEF信号をLoレベルに切り替える(図3(e)、時刻t5)。これによって、マイコン10から出力ドライブ40に向けた作動電力の供給が強制的に遮断される。従って、たとえマイコン10が過電圧に起因して破壊されてしまい、リセット信号を受け付けずにその出力がオン状態に維持された場合においても(図3(f))、出力ドライバ40の出力を強制的にオフ状態へと切り替えることができる(図3(g))。その結果、電気負荷2の駆動が停止される。
以上のように、本実施例に係るマイコン監視方法においては、電源30からマイコン10に印加される電源電圧VCCを監視する電圧監視ステップと、マイコン10が電気負荷2に向けて出力した作動電力の遮断とその解除とを切り替える切替部50に対してDEF信号(切替信号)を出力する切替信号出力ステップとを含み、この切替信号出力ステップにおいては電圧監視ステップにおいて監視する電源電圧VCCが上限電圧VOV(第1電圧)よりも高い場合に切替部50に、DEF信号出力部22からLo信号を出力して、マイコン10が出力した作動電力を遮断させるようにした。これにより、過電圧の印加によってマイコン10が故障した状況においても、電気負荷2の誤作動を未然に防ぐことが可能となる。
なお、上記の制御例では、マイコン10に過大電圧が印加された際に、リセット信号出力部24からリセット信号をマイコン10に出力しているが、DEF信号出力部22から出力されるDEF信号のLoレベルへの切り替えを行うようにすれば良く、上記リセット動作を省略することも可能である。
次に、DEF信号出力部22から出力されるDEF信号に関し、Lo信号からHi信号への復帰タイミングについて説明する。ここで、電源30からマイコン10に印加される電源電圧VCCが過大電圧となった場合においても、マイコン10が故障するとは限らず、一時的に暴走するなどしてWDC信号の出力が一旦途絶えたとしても、その後に正常状態へ復帰する場合がある。
そこで、本実施例のマイコン監視装置20は、マイコン10からのWDC信号の出力が再開されたことを契機として、DEF信号出力部22から出力されるDEF信号をLoレベルからHiレベルに復帰させても良い。すなわち、マイコン監視装置20のDEF信号出力部22は、LoレベルのLo信号を出力している状態において、マイコン10からのWDC信号が復帰することでWDC信号監視部23からの異常信号が解除された場合(W
DC信号監視部23がマイコン10によるWDC信号の出力を検出した場合)に、DEF信号をLo信号からHi信号(遮断解除信号)に切り替えて出力する通電復帰制御を行う。このように、マイコン10が正常状態に復帰した場合には、マイコン10から電気負荷2に向けた電力供給の遮断状態を解除する通電復帰制御を行うことで、車両の走行状態に応じて電気負荷2を駆動させることができる。
<変形例>
次に、電子制御装置1の変形例について説明する。上記のように、電子制御装置1に適用されるマイコン10が制御および電力供給を行う電気負荷2の種類は特段限定されるものではない。すなわち、本実施例で説明した、車両の電子スロットルの開度を調節する駆動モータの他、アイドリングストップ(エコラン)機能に関するスタータモータ、エアバッグを駆動するモータ、電子制御燃料噴射弁のソレノイド等、種々の電子部品を電気負荷として適用することができる。
また、上述したマイコン監視装置に関する制御例では、マイコン10への電源電圧VCCが過大となったことを電圧監視部21が検出してから直ちに、マイコン10から出力ドライバ40、ひいては電気負荷2への電力供給を強制的に遮断させたが、この遮断タイミングを遅延(ディレイ)させるためのタイマーを備え、ディレイ処理を行うようにしても良い。
また、上記実施例では、上限電圧VOVを本発明に係る第1電圧として設定し、下限電圧VUNを本発明に係る第2電圧として設定しているが、これに限定されるものではない。例えば、第1電圧を上限電圧VOVよりも低い電圧値、すなわち過大電圧よりも低い電圧値に設定しても良いし、第2電圧を下限電圧VUNよりも高い電圧値に設定しても良い。すなわち、第1電圧および第2電圧の設定は種々の変更を加えることができる。
図5は、変形例に係るマイコン監視装置20Aの概略構成を示す図である。図5において、図1と共通する構成には、同じ符号を付している。図5に示すように、本変形例に係るマイコン監視装置20Aでは、タイマー25(タイマー手段)を備える。図示の例では、タイマー25が、DEF信号出力部22に設けられている。タイマー25は、WDC信号監視部23と過大電圧判定回路211の少なくともいずれかが異常信号を出力した場合に、所定時間(以下、「ディレイ時間」という)ΔTd経過した後、DEF信号としてLoレベルのLo信号を切替部50に向けて出力するディレイ処理を行う。図6は、ディレイ処理を説明するためのタイミングチャートである。図6中上段には、電圧監視部21に入力される電源電圧VCCのタイミングチャートを示し、下段にはDEF信号出力部22から出力されるDEF信号のタイミングチャートを示す。
時刻t1´においてマイコン10に印加される電源電圧VCCの値が上限電圧VOVよりも高い過大電圧となった場合、マイコン監視装置20Aの電圧監視部21は、電源電圧VCCが過大電圧であることを検出する。タイマー25は、例えば過大電圧判定回路211が異常信号を出力してからの経過時間をカウントし、その経過時間がディレイ時間ΔTdに至った時刻t2´において、DEF信号をHiレベルのHi信号からLoレベルのLo信号に切り替える。このように、電源電圧VCCが過電圧になった際に、DEF信号をHi信号からLo信号に切り替える時期を遅延させることにより、電源30の瞬間的な変動を過電圧として誤って検出して、電気負荷2の駆動を強制的に停止させてしまうことを抑制できる。
また、例えばマイコン10(出力ドライバ40)に接続される電気負荷2の種類、或いは車両の運転状態などに応じて、上記ディレイ時間ΔTdの設定を変更しても良い。例えば、電気負荷2が電子制御燃料噴射弁のソレノイドの場合、走行中にマイコン10から電
気負荷2への電力供給が遮断されると、エンジンストールが起こる場合がある。そのため、走行中においては上記ディレイ処理を行い、非走行時においては上記ディレイ時間ΔTdを実質的に設けず、ディレイ処理を行わないようにしても良い。また、電気負荷2がエアバッグ装置を駆動するモータである場合、車両が走行中である場合にはディレイ時間ΔTdを実質的に設けないようにし、非走行時にディレイ時間を設けることにより上述のディレイ処理を行うようにしても良い。車両が走行していないときにはエアバッグ装置を作動させる必要性が低いため、エアバッグ装置を作動させるモータへの電力供給を遮断しても不都合が生じないからである。また、上記のように、通電復帰制御を行う場合においても、WDC信号監視部23によりマイコン10からのWDC信号の検出が再開された後、直ちにDEF信号をHi信号に切り替えず、その切り替え時期を遅延させるディレイ処理を行うようにしても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明に係るマイコン監視装置20および電子制御装置1には、発明の本旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更を加えることができる。なお、上述したマイコン監視装置20が実行する制御内容は、CPUがRAMやROM等に記憶されている制御プログラムを実行することにより実現しても良い。また、当該制御プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録することもできる。そして、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
1・・・電子制御装置
2・・・電気負荷
3・・・バッテリ
10・・・マイコン
11・・・第1電力供給ライン
12・・・第2電力供給ライン
13・・・第3電力供給ライン
14・・・DEF信号ライン
15・・・遮断ライン
20・・・マイコン監視装置
21・・・電圧監視部
22・・・DEF信号出力部
23・・・WDC信号監視部
24・・・リセット信号出力部
30・・・電源
40・・・出力ドライバ
50・・・切替部

Claims (5)

  1. 電源から電源電圧が供給されるとともに電気負荷に作動電力を出力するマイコンを監視するためのマイコン監視装置であって、
    前記電源から前記マイコンに印加される電源電圧を監視する電圧監視部と、
    前記マイコンが前記電気負荷に向けて出力した作動電力の遮断とその解除とを切り替える切替部に対して切替信号を出力する切替信号出力部と
    を備え、
    前記切替信号出力部は、前記電圧監視部が監視する前記電源電圧が所定の第1電圧よりも高い場合に、前記切替部に、前記マイコンが出力した作動電力を遮断させるための遮断信号を出力し、
    前記切替信号出力部が前記切替部に前記遮断信号を出力するタイミングを、前記電圧監視部による前記第1電圧よりも高い電圧値の取得タイミングから所定時間遅延させるタイマー手段を更に備えることを特徴とするマイコン監視装置。
  2. 前記マイコンの正常動作時に該マイコンから周期的に出力されるウォッチドッグ信号を監視するウォッチドッグ信号監視部を更に備え、
    前記切替信号出力部が前記遮断信号を出力している状態で、前記マイコンからの前記ウォッチドッグ信号の出力を前記ウォッチドッグ信号監視部が検出した場合に、前記切替信号出力部は、前記切替部に前記作動電力の遮断を解除させる遮断解除信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のマイコン監視装置。
  3. 前記マイコンにリセット信号を出力するリセット信号出力部を更に備え、
    前記リセット信号出力部は、前記電圧監視部が取得した電源電圧が所定の第2電圧よりも低い場合、および、前記ウォッチドッグ信号監視部によって前記ウォッチドッグ信号が一定時間継続して取得されなかった場合の少なくとも何れかにおいて、前記マイコンに前記リセット信号を出力することを特徴とする請求項2に記載のマイコン監視装置。
  4. 車両の電気負荷を制御する電子制御装置であって、
    電源回路から電源電圧が供給されるとともに前記電気負荷に作動電力を出力するマイコンと、
    前記マイコンを監視するためのマイコン監視装置と、
    前記マイコンが前記電気負荷に向けて出力した作動電力の遮断とその解除とを切り替える切替部と
    を備え、
    前記マイコン監視装置は、
    前記電源回路から前記マイコンに印加される電源電圧を監視する電圧監視部と、
    前記切替に切替信号を出力する切替信号出力部と
    を有し、
    前記切替信号出力部は、前記電圧監視部が取得した電源電圧が所定の第1電圧よりも高い場合に、前記切替部に、前記マイコンが出力した作動電力を遮断させるための遮断信号を出力し、
    前記切替信号出力部が前記切替部に前記遮断信号を出力するタイミングを、前記電圧監視部による前記第1電圧よりも高い電圧値の取得タイミングから所定時間遅延させるタイマー手段を更に備えることを特徴とする車両の電気負荷を制御する電子制御装置。
  5. 電源から電源電圧が供給されるとともに電気負荷に作動電力を出力するマイコンを監視するためのマイコン監視装置が実行するマイコン監視方法であって、
    前記電源から前記マイコンに印加される電源電圧を監視する電圧監視ステップと、
    前記マイコンが前記電気負荷に向けて出力した作動電力の遮断とその解除とを切り替える切替部に対して切替信号を出力する切替信号出力ステップと
    を含み、
    前記切替信号出力ステップにおいては、前記電圧監視ステップにおいて監視する前記電源電圧が所定の第1電圧よりも高い場合に、前記第1電圧よりも高い電圧値の取得タイミングから所定時間遅延させて、前記切替部に、前記マイコンが出力した作動電力を遮断させるための遮断信号を出力することを特徴とするマイコン監視方法。
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