JP4504301B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、リールユニットなどの遊技装置を収納した筐体を、上扉と下扉とで開閉自在に形成した遊技機に関するものである。
従来より、前扉を上下に二分割し、それぞれの扉が個々にロックされる遊技機が考案されている。そして、特許文献1に記載の遊技機(スロットマシン)においては、上扉は下扉が開放されないと解錠できないように形成し、前扉を開く場合にはまず下扉を解錠して開放し、次に上扉を解錠するようになっている。これは、下扉は開閉を頻繁に行う必要がある一方、上扉は内部に制御基板などの重要部品を人目に晒さないようにする関係上、なるべく開閉しない方が好ましいことに鑑みたものである。
特開2003−47686号公報
しかし、上記した従来の遊技機においては、上扉を開放するためにはまず下扉の解錠・開放し、上扉のロック解除する手順を踏まなければならず手間が掛かり、扉開放作業の迅速性に欠けるという不都合があった。
そこで、各請求項に記載の各発明は、かかる不都合を解消すべくなされたものであり、以下の目的を有する。すなわち、請求項1記載の発明は、上下に分割され個別に施錠される前扉を有する遊技機において、前扉を開ける際に、単一の解錠装置で上下扉を同時に解錠可能とし、開扉作業の迅速化を図ることを目的とする。
これに加えて、請求項2記載の発明は、下扉のみを解錠可能とすることを目的とし、さらに、請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、上扉及び下扉を同時に開放可能とすることを目的とする。
本願発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口部(11)を有する筐体(1)と、筐体(1)の開口上部(13)に収納固定される制御装置(基板ユニット24)と、軸支部を介して前記筐体(1)の開口上部(13)を開閉自在に取り付けられた上扉(30)と、軸支部を介して前記筐体(1)の開口下部(14)を開閉自在に取り付けられた下扉(40)と、前記上扉(30)を閉めた状態で筐体(1)に固定するための上扉施錠装置(50)と、前記下扉(40)を閉めた状態で筐体(1)に固定するための下扉施錠装置(70)とを少なくとも有する遊技機であって、前記上扉施錠装置(50)及び下扉施錠装置(70)は、扉側に設けられた係止部が閉扉作動によって筐体側に設けられた被係止部に係止することにより施錠状態になるとともに、上下方向に移動可能でありかつ常時施錠位置となるよう上方向に付勢された移動体を下方に移動させることにより前記係止部が前記被係止部から外れて解錠状態となるように形成されている。
本発明に係る遊技機は、例えばスロットマシンなどの遊技機であって、上記構成の他に、複数の図柄を変動表示又は停止表示可能な図柄表示手段(回転リール20)や、投入口から投入される遊技媒体の検知を行う検知装置(メダルセレクター45)や、遊技媒体を貯留及び払い出し可能な払い出し装置(ホッパーユニット5)を備えていてもよい。
ここで、前記「軸支部」とは、前扉(3)を筐体(1)に対して回動自在に支持するヒンジ部であり、筐体側の軸支部は、必ずしも筐体(1)に設けられていなくともよい。例えば、筐体(1)に収納される交換ユニット(2)の支持体(21)に軸支部としての支持体ヒンジ(25)を設けてもよい。
またここで、「係止部」は、例えば前扉(3)の背面側から突出する鈎状のフック(上扉フック60、下扉フック80)とすることができ、「被係止部」は、筐体(1)や筐体(1)に収納固定される支持体(21)に設けられた板状の突片(筐体突片17、支持体突片27)とすることができる。また前記「移動体」は、例えば前記「係止部」を固定又は回動可能に軸止した板部材とすることができ、バネ等により、上方向に引っ張られている。従って、下方に移動している移動体に加えられている引き下げ力又は押し下げ力を緩めると、元の位置に自動復帰するようになっている。「係止部」は、「移動体」に取り付け又は一体形成されていてもよいし、「移動体」とは別に扉枠などに取り付けられていてもよい。
そして、「扉側に設けられた係止部が閉扉作動によって筐体側に設けられた被係止部に係止することにより施錠状態になる」ための具体的構成としては、例えば「被係止体」と係合可能な凹部を設けた「係止部」を移動体又は扉の枠体等に回動自在又は上下動可能に取り付け、さらに施錠位置を保つようバネ等で付勢しておき、扉を閉めると「係止体」が「被係止体」に当接して回動又は下方移動し、凹部と「被係止体」とが係合するように形成したものとすることができる。また、「移動体を下方に移動させることにより前記係止部が前記被係止部から外れて解錠状態となる」とは、「移動体」と一体形成されている「係止部」が、「移動体」と同時に下方移動して被係止部との係合が外れる場合と、「移動体」とは別に取り付けられている「係止部」が、下方移動する「移動体」に押されて又は引き下げられて回動又は下方移動して被係止部との係合が外れる場合の双方を含む。
さらに、本発明においては、前記下扉施錠装置(70)は、前記移動体として、錠体に鍵体を挿入して回転することにより下方移動する下扉移動体(可動板71)を備え、この下扉移動体(71)の上部から水平方向に突出する解錠突起(ロック解除片72)を有し、前記上扉施錠装置(50)は、前記移動体として、上扉移動体(51)を備え、この上扉移動体(51)の下部には解錠時において前記解錠突起(72)の下側が当接可能な当接部(52A)を有している。そして、前記解錠突起(72)は、施錠状態においては、前記当接部(52A)の上方に位置し、前記鍵体を解錠方向に回転させることにより、前記下扉移動体(71)が下方移動して解錠突起(72)が当接部(52A)と当接し、さらに鍵体を所定の解錠角度まで解錠方向に回転させることにより、解錠突起(72)が当接部(52A)に当接した状態で前記上扉移動体(51)及び下扉移動体(71)が下方移動し、上扉(30)及び下扉(40)が解錠されることを特徴とする。
ここで、「錠体」とは、扉などを施錠するための装置であり、例えばシリンダー錠(90)などとすることができる。また「鍵体」とは、錠体(90)とは分離された開錠部材である。本発明においては、「錠体」と下扉移動体(71)とが連動するように形成されている。
前記解錠突起(72)は、下扉移動体(71)の上部に設けられたかぎ型の係止部や、板状の張り出し部とすることができるが、必ずしも下扉移動体(71)の上端部に形成されていなくともよい。また前記当接部(52A)は、上扉移動体(51)の下部に設けられた張り出し片や開口部(長孔52B)の孔下端部(52C)とすることができるが、必ずしも上扉移動体(51)の下端部に形成されていなくともよい。解錠突起(72)と当接部(52A)は、施錠時すなわち前扉3の閉塞時には、少なくとも前後方向の動きに対して互いに干渉しない位置にあればよい。
(作用)
本発明によれば、下扉(40)の解錠に伴い、上扉(30)も同時に解錠可能であるため、上扉(30)及び下扉(40)を別々に施錠(すなわち下扉(40)を開放した状態でも上扉(30)はロック状態にする)ことができるとともに、扉を開ける場合には錠体と鍵体による解錠操作のみで解錠することができる。なお、解錠後、上扉(30)だけを閉めれば、その閉扉作動によって上扉(30)のみが施錠され、筐体(1)の開口上部(13)を塞ぐことができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記鍵体を解錠方向に第一解錠角度まで回転させることにより、前記解錠突起(72)が当接部(52A)と当接することなく前記下扉移動体(71)が下方移動して、下扉(40)が解錠され、さらに鍵体を解錠方向に回転させることにより、下扉移動体(71)がさらに下方移動して解錠突起(72)が当接部(52A)と当接し、さらに鍵体を解錠方向に第二解錠角度まで回転させることにより、解錠突起(72)が当接部(52A)に当接した状態で前記上扉移動体(51)が下方移動し、上扉(30)及び下扉(40)が解錠されることを特徴とする。
本発明は、錠体と鍵体による解錠操作の途中に、上扉(30)はロックされたまま下扉(40)がロック解除されるプロセスを組み込んだものである。
ここで、「第一解錠角度」とは、下扉(40)を解錠するための鍵体の回転角度であり、適宜設定することができる。また「第二解錠角度」とは、上扉(30)を解錠するための鍵体の回転角度であり、「第一解錠角度」よりも大きい回転角度である。
本発明によれば、鍵穴に差し込んだ鍵体を第一解錠角度まで回転させることにより下扉(40)のみが解錠されるので、下扉(40)を解錠状態にしたまま開放すれば、上扉(30)を解錠及び開放することなく下扉(40)のみを開放することができる。これは、例えばホッパーユニット(5)やメダルセレクター(45)など、比較的頻繁に扉を開けてメダル補給やメダル詰まり解除などのメンテナンスが必要な遊技機の構成部品が、下扉(40)の開閉する筐体(1)の開口下部(14)内に設置されている場合に好適である。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記上扉移動体(51)又は下扉移動体(71)のいずれか又は双方に、少なくとも上扉(30)の解錠時に上扉移動体(51)の背面側の一部もしくは下扉移動体(71)の正面側の一部と係合し、下扉(40)の開放に伴う下扉移動体(71)の開方向への移動と同時に、上扉移動体(51)の開方向への移動を可能とする開扉突起を設けたことを特徴とする。
本発明は、「開扉突起」により、解錠した上扉(30)及び下扉(40)を一体として同時に開くことができるように形成したものである。本発明における「開扉突起」は、上扉移動体(51)に設けてあってもよいし、下扉移動体(71)に設けてあってもよいし、双方に設けてもよい。ここで、「上扉移動体(51)の背面側の一部」とは、当接部(52A)の背面側や、当接部(52A)が設けられている部分の上扉移動体(51)の背面側を含む。また「下扉移動体(71)の正面側の一部」とは、解錠突起(72)の正面側を含む。「開扉突起」としては、例えば解錠突起(72)の背面側又は当接部(52)の正面側に設けられた爪部(72b)や突条(72d)とすることができる。
またここで、「上扉(30)の解錠時」とは、上扉移動体(51)が、上扉施錠装置(50)の係止部(60)と被係合部(27)との係合が外れる位置まで下方移動した状態であり、「少なくとも上扉(30)の解錠時に〜係合」とは、例えば上扉(30)は解錠状態ではないが、解除突起(72)と当接部(52A)が当接又は当接直前の位置となるまで上扉移動体(51)及び下扉移動体(71)が下方移動した場合に、「開扉突起」が上扉移動体(51)又は下扉移動体(71)に引っかかるように形成してある場合を含むものである。
(作用)
本発明における「開扉突起」は、上扉(30)が施錠状態のときには、上扉移動体(51)や下扉移動体(71)と干渉しないようになっている。従って、例えば上扉(30)がすでに閉じている場合に、下扉移動体(71)を下方移動させてない(鍵を回してない)下扉(40)の閉作動を「開扉突起」が阻害することはない。
そして、上扉(30)が解錠され開放可能な状態になった場合には、解錠突起(72)の「開扉突起」が上扉移動体(51)の背面部(当接部(52)の背面側を含む)に引っかかり(遅くともこのときまでに引っかかっており)、あるいは当接部(52)の「開扉突起」が下扉移動体(71)の正面部(解錠突起(72)の正面側を含む)に引っかかり(同上)、上扉移動体(51)と下扉移動体(71)とが前後方向の動きに対して一体化する。この状態で下扉(40)を開くことにより、上扉(30)も同時に開く方向に回動する。
本発明によれば、以下のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、上下に分割され個別に施錠される前扉を有する遊技機において、前扉を開ける際に、単一の解錠装置で上下扉を同時に解錠可能とし、開扉作業の迅速化を図ることができる。また、請求項2記載の発明によれば、上記に加え、下扉のみを解錠可能とすることができる。さらに、請求項3記載の発明によれば、上扉及び下扉を同時に開放可能とすることができる。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンSの分解斜視図、図2は前扉3を外したスロットマシンSの斜視図、図3及び図4は下扉施錠装置70を示す斜視図、図5は上扉施錠装置50を示す斜視図、図6乃至図10は施錠装置6の部分側面断面図であって前扉3の開放手順を示す断面図である。なお、図11は、上扉施錠装置50及び下扉施錠装置70の他の例を示す部分斜視図である。
(スロットマシンS)
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1内部に設けられる交換ユニット2、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらにこの前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体ユニット1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ上扉30とから構成されている。
(筐体1)
筐体1は、底板15及び側板16,16'及び天板及び裏板からなる正面側に開口する箱であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16,16'の間に水平方向に中板12が設けられている。この中板12の下面には、電源ユニット4が固定されているとともに、底板15にはホッパーユニット5が載置されている。ここで、ホッパーユニット5はメダルを貯留するとともに、入賞時等にメダルを払い出すためのものである。また、前記電源ユニット4は、スロットマシンSの主電源の入切を行うスイッチや、スロットマシンSの設定変更の際に使用するスイッチなどを有する操作部4Aを有している。
そして、正面左側の側板16'には、下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体ヒンジ19が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられて設けられている。また、正面右側の側板16の筐体ヒンジ19の対向側には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするための被係止部としての筐体突片17が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられているとともに、下扉40を下方から支持し開閉作動をスムーズに行わせるためのガイドレール18が設けられている。さらに、側板16,16'の内面には、交換ユニット2の支持21を固定するための固定装置であるキャッチクリップ10が二つ設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20、基板ユニット24及び設定変更装置100とから形成されている。
支持体21は、方形状の金属枠からなり、リールユニット20及び基板ユニット24を支持するとともに、これらを一体的に取り扱い可能とするためのものである。支持体21としては、他の構成部品を支持固定可能であってもよい。支持体21の正面左側の縦枠には、上扉30を回転自在に係合するための支持体ヒンジ25が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。また、この支持体ヒンジ25の対向側の縦枠には、上扉30を閉めた際、上扉30をロックするための被係止部としての支持体突片27が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられているとともに、上扉30を下方から支持し開閉作動をスムーズに行わせるためのガイドレール28が設けられている。さらに、支持体21の左右の正面側縦枠には、支持体21を筐体1の開口上部13内部に収納した状態で、筐体1に設けられたキャッチクリップ10と係合可能な固定フック26が二つ設けられている。
リールユニット20は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、基板ユニット24は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えた基板を基板ケースに収納したものであり、遊技及びスロットマシンの作動を制御するための制御装置として機能する。設定変更装置100は、スロットマシンSの遊技設定を変更する際に使用するものである。具体的には、電源ユニット4の操作部4Aに設けられているスイッチでスロットマシンSを設定変更モードに切り替え、設定変更装置100に設けられている設定変更スイッチを操作して設定の変更や確定を行うものである。
なお、スロットマシンSの設定を変更すると出玉率が変わるようになっており、設定変更は遊技場において適宜行われる。ただ、出玉率は店の売り上げに影響するので、みだりに第三者によって変更されることのないよう、設定変更のための操作部を筐体1の開口上部13と開口下部14に分離して配置してある。
交換ユニット2は、筐体1の中板12の上に載置した状態で開口上部13内部に収納され、キャッチクリップ10と固定フック26との係合により筐体1に固定される。
(上扉30)
上扉30は、交換ユニット2の支持体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、図柄表示窓31の周囲には、飾り部33が形成されている。飾り部33は、ランプなどの電飾としてもよい。そして、図柄表示窓31の下方には、7セグメント表示器や液晶表示装置を用いて、遊技に関する数字その他を表示するための表示部32が設けられている。
さらに、図2に示すように、上扉30の裏面上部には、音声を出力するためのスピーカ35が設けられているとともに、一方の側面内部には、前記支持体ヒンジ25に係合可能な上扉係合部36が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。さらに、上扉係合部36の対向側の側面内部には、後述する施錠装置6としての上扉施錠装置50が設けられている。
そして、上扉30は、交換ユニット2を筐体1に収納固定した状態でロックすることにより、筐体1の開口上部13を密閉する。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16'に回転自在かつロック可能に形成されているものである。下扉40の上部は、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。
ここで、前記操作部41としては、図1に示すように、遊技メダルを投入するためのメダル投入口42、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ41A、貯留した投入メダルを払い出すための精算スイッチ41B、回転リール20の回転を開始させるためのスタートスイッチ41C、回転リール20の回転を停止させるためのストップスイッチ41Dが設けられている。また、下扉40の下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43が形成されている。
下扉40の上部右端には、鍵穴44が設けられており、所定の鍵を差し込むことにより、下扉40のロックが解除されるようになっているが、この詳細については後述する。
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルをホッパーユニット5に誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター45が設けられている。また、下扉40の一方の側面内部には、筐体ヒンジ19と係合可能な下扉係合部46が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部46の対向側の側面板の内部には、後述する施錠装置6としての下扉施錠装置70が設けられている。
(施錠装置6)
施錠装置6は、前扉3が筐体1の開口部11を塞いだ状態で施錠し、施錠された前扉3を解錠するための機構である。本実施の形態においては、前扉3は、下扉40のみを開放することができるとともに、上扉30と下扉40とを一体で開放することもできるようになっている。具体的には、下扉40に設けられている鍵穴44に所定の鍵を挿入して所定の角度回転させることにより、まず下扉40が解錠され、さらに鍵を回転させることにより上扉30が解錠されるように形成されている。また、上扉30は、下扉40を開放しなければ開くことができず、下扉40は上扉30が閉じた状態又は上扉30と一体でないと閉めることができない。すなわち、上扉30は、単独で開閉することができないようになっている。
そして、施錠装置6は、図1に示すように、上扉30に設けられる上扉施錠装置50と、下扉40に設けられる下扉施錠装置70とから構成されている。以下、これらについて詳述するが、説明の都合上、下扉施錠装置70について先に述べる。
(下扉施錠装置70)
下扉施錠装置60は、開放状態の下扉40を筐体1の開口下部14を塞ぐ位置まで回動させることにより自動的に施錠され、鍵穴44に所定の鍵を差し込んで回すことにより開錠できるようになっている。そして、図2及び図3に示すように、下扉40の側面板の内側に設けられた固定部材75と、この固定部材75に固定ピン76を介して回動可能に軸止され下扉40の背面側に突出する鉤状の下扉フック80と、固定部材75に上下方向に移動可能に取り付けられた可動板71とを有しており、下扉フック80が筐体突片17と係合することにより下扉40が施錠されるようになっている。そして、下扉施錠装置70には、鍵の回転により可動板71を下方に移動させ下扉フック80と筐体突片17との係合を解除させるためのシリンダー錠90が設けられている。
固定部材75は、図3及び図4に示すように、可動板71、下扉フック80、シリンダー錠90を下扉40に支持固定するための、断面略コ字型のアングル材である。固定部材75の上端部には、シリンダー錠90が固定され、上下の端部側には下扉フック80を回動可能に軸止するとともに可動板71を支持しその上下動をガイド可能な軸支部76が設けてある。また、固定部材75の長さ方向の中ほどにはガイドローラ77が取り付けられている。このガイドローラ77は、下扉40を閉じたときに、筐体1に設けられたガイドレール18の上面に乗る位置に設けられており(図6(A)参照)、下扉40の開閉作動をスムーズに行わせるとともに、下扉40の反ヒンジ側を支持するためのものである。
シリンダー錠90は、外筒の内部に鍵穴44から挿入される鍵によって回転する内筒(図示せず)を有する錠前であり、内筒の鍵穴44と反対側の端部には、押し下げ突起93を有する回転板92が取り付けられている。そして、鍵を回転させることにより回転板92が回転するようになっている。
下扉フック80は、請求項1に記載の係止部であって、図4及び図6(A)に示すように、係止凹部82及び傾斜部83を有し、固定部材75の固定ピン76に軸止されている。また下扉フック80は、傾斜部83の反対側の端部に設けられたバネ掛け部81と、固定ピン76の下方に形成されたバネ固定部75Bとの間に介在させたバネ85により、傾斜部83が上側に回動する方向に付勢されている。そして、下扉フック80は、下扉40を閉じることにより、傾斜部83が筐体突片18に当接して下側に回動し、さらに下扉40を閉方向に移動させると、傾斜部83が筐体突片18の下側をくぐり抜け、バネ85の復元力で元の位置に復帰して自動的に係止凹部82が筐体突片18に係止されるようになっている。
可動板71は、請求項1に記載の下扉移動体であって、図4に示すように、固定ピン76が貫通する長孔71Cが形成されており、長さ方向の略中央部に設けられたバネ掛け部71Aと、固定部材75の長さ方向の略中央部に形成されたバネ固定部75Aとの間に介在させたバネ74により、常時上方に付勢されている。すなわち可動板71は、図3に示すように、常態において、固定ピン76が長孔71Cの下端に位置するところで停止している。また、可動板71には、常態停止位置において前記シリンダー錠90の回転板91の押し下げ突起92と噛み合う開口部71Bが形成されているとともに、下扉フック80の上端部に当接する押圧片73が二個設けられている。そして、シリンダー錠90の回転板91が回転することにより、開口部71Bに噛み合う押し下げ突起92が可動板71を押し下げ、それに伴い可動板71の押圧片73が下扉フック80を押圧するようになっている。なお、押圧片73に押圧された下扉フック80は傾斜部83側が下側に回動し、係止凹部82と筐体突片18との係合が外れ、下扉40が解錠状態になる。
さらに、可動板71の上端部には、図2又は図6(A)に示すように、常態において下扉40の上面よりも上側に突出するかぎ型のロック解除片72が形成されている。ロック解除片72は、請求項1に記載の解錠突起であって、図4に示すように、下扉40の背面側に向かって延びる当接底部72aと、この当接底部72aの端部から下方に垂下する爪部72bを有している。ここで、爪部72bは、請求項3に記載の開扉突起であって、前記当接底部72aと爪部72bが後述する上扉施錠装置50の解除棒52と係合することにより(図9(A)参照)、上扉30を解錠し、かつ上扉30を下扉40と一体に開閉するようになっているものであるが、この作用については後述する。
なお、上記構成により、下扉40は単独で解錠可能かつ開閉自在になっている。
(上扉施錠装置50)
上扉施錠装置50の構造は、下扉施錠装置70と基本的には同様である。すなわち、上扉施錠装置50は、図2及び図5に示すように、上扉30の側面板の内側に設けられた固定部材55と、この固定部材55に固定ピン56を介して回動可能に軸止され上扉30の背面側に突出する鉤状の上扉フック60(係止部)と、固定部材55に上下方向に移動可能に取り付けられた可動板51(上扉移動体)とを有している。固定部材55の下端部にはガイドローラ57が設けられており、固定部材55のバネ固定部55Aと可動板51のバネ掛け部51Aとの間にバネ54が、上扉フック60のバネ掛け部61と固定部材55のバネ固定部55B(図6(A)参照)との間にバネ65が設けられているのも、下扉施錠装置70と同様である。そして、上扉フック60が、筐体1に収納固定された交換ユニット2の支持体突片26と係合することにより上扉30が施錠されるようになっている。
ただ、上扉施錠装置50は、ロックを解除する場合には、可動板51の下端部に設けられた解除棒52を手動で引き下げるか、解除棒52が下扉施錠装置70のロック解除片72によって引き下げられることにより、可動板51が下方に移動し、上扉フック60と支持体突片26との係合が解除されるようになっている。つまり上扉30は、下扉40の解錠が解錠開放の条件となっており、下扉40が開放されていれば上扉30を単独で開閉することはできるが、下扉40が閉じている場合には単独で開くことはできないようになっている。
ここで、解除棒52は、図5に示すように、固定部材55の下端部よりも下方に延設された垂下部の先端部に、横方向(上扉30を正面視したときの右方向。図1参照)に水平に張り出す当接片52Aを有している。この当接片52Aは、請求項1に記載の当接部であって、当接片52Aの幅寸法(奥行き幅)は、下扉施錠装置70のロック解除片72の当接底部72aの奥行き長さよりもやや短く形成されている。そして、解除棒52は、図6(A)に示すように、前扉3を施錠した状態で、下扉施錠装置70の可動板71よりも筐体内側に位置し、かつ当接片52Aがロック解除片72よりも下側となる長さに形成されている。
(前扉3の開錠及び開閉)
以上のような構成を有する施錠装置6による前扉3の開錠と前扉3の開閉について、図6乃至図10に基づき説明する。ここで、図6、図7及び図9における(B)は、同図の(A)におけるシリンダー錠90の回転板91を背面視したものを表した図である。
まず、前扉3の施錠時においては、図6(A)に示すように、上扉フック60が支持体突片27と、下扉フック80が筐体突片17と、それぞれ係合しており、ロック解除片72は解除棒52の当接片52Aよりも上側に位置している。なおこのとき、シリンダー錠90の回転板91は図6(B)に示す位置にある。
次に、下扉40の鍵穴44に鍵を挿入して、解錠方向(回転板91が図3に示す黒矢印の方向に回転する鍵の回転方向)に、第一解錠角度(例えば15度。図7(B)参照)まで回転させる。ここで、「第一解錠角度」とは、下扉40が解錠されるための鍵の回転角度のことであり、シリンダー錠90の仕様や、押し下げ突起92と噛み合う可動板71の開口部71Bの位置や大きさにより適宜設定されるものである。鍵の回転に伴い、回転板91が回転し、可動板71の開口部71Bと噛み合う押し下げ突起92が下方に移動し、可動板71が下降移動する。そして、図7(A)に示すように、可動板71の下降に伴い、押圧片73が下扉フック80を押し下げ、係止凹部82と筐体突片17の係合が外れて下扉40が解錠される。このとき、ロック解除片72は依然として解除棒52の当接片52Aよりも上側に位置している。
さらに、図7(A)に示す状態において、鍵を第一回解錠角度に回した位置で保持したまま下扉40を開く方向(手前側)に回動させることにより、下扉40のみを開放することができる(図8参照)。すなわち、解除棒52はロック解除片72よりも奥側(筐体内側)に位置しているとともに、ロック解除片72の爪部72bは解除棒52の当接片52Aよりも上側にあるので、ロック解除片72と解除棒52とが干渉することなく、下扉40を開くことができるものである。また、下扉40を解放後に鍵の保持力を緩めると、可動板71はバネ74によって引き上げられ元の位置に戻り、下扉フック80はバネ85によって回動し元の位置に戻る。ちなみに、下扉40を開いた状態で上扉30を解錠するには、解除棒52を手で引き下げ、可動板51を下降移動させて上扉フック60と支持体突片27との係合を解除する。そしてそのまま上扉30を手前側に回動させれば、上扉30を開放することができる。
さて、図7に示す状態で、下扉40を開放せず、さらに鍵を解錠方向に回転させていくと、特に図示しないが、可動板71が下降することにより、ロック解除片72の当接底部72aが解除棒52の当接片52Aの上面に当接する。これにより、ロック解除片72が当接片52Aと係合した状態となる。そこで、ロック解除片72と当接片52Aとを合させたまま、鍵を解錠方向に第二解錠角度(例えば30度。図9(B)参照)まで回転させる。ここで、「第二解錠角度」とは、上扉30が解錠されるための鍵の回転角度であり、第一解錠角度と同様に適宜設定されるものである。そして、図9(A)に示すように、鍵の回転による可動板71の下降移動に伴って、ロック解除片72が解除棒52を引き下げる。こうして、上扉施錠装置50の可動板51が下降移動し、上扉フック60の係止凹部62と支持体突片27の係合が外れて上扉30が解錠される。なおこのとき、下扉フック80はさらに下側に回動する。
そして、図9(A)に示す状態において、鍵を第二回解錠角度に回した位置で保持したまま下扉40を開く方向(手前側)に回動させることにより、上扉30と下扉40を一体で開放することができる(図8参照)。これは、ロック解除片72の爪部72bが解除棒52の当接片52Aの奥側端部に引っかかった状態となるため、上扉施錠装置50の可動板51と下扉施錠装置70の可動板71が連結され、上扉30と下扉40とが一体化するからである。
なお、上扉30と下扉40の施錠は、前述したように、上扉30及び下扉40を全閉することにより自動的に行われる。この場合、上扉30を先に閉めることはもとより、上扉30と下扉40を同時に(ロック解除片72と解除棒52を鍵操作で係合させたまま一体化して)閉めることも可能である。ただし、下扉40を閉めた状態で上扉30を閉めようとしても、下扉40の上面よりも突出しているロック解除片72に上扉30の下端部や当接片52Aが衝突して、完全に閉じることができない。この場合には、鍵操作により下扉40の可動板71を下方移動させてロック解除片72が当接片52Aよりも下側になるよう保持していなければならない。
このように、本実施の形態によれば、鍵の回転を調整することにより、下扉40のみを解錠及び開放することができるとともに、下扉40を解錠すると同時に上扉30も解錠し上下扉を同時に開放することも可能である。従って、例えばホッパーユニット5にメダルを補給する場合やメダルセレクター45のメダル詰まりを直す場合には、鍵を第一解錠角度まで回転させて下扉40のみを開放し、リールユニット20のメンテナンスや基板ユニットの点検、あるいは設定変更を行う場合には、鍵を第二解錠角度まで回転させて上下扉を一度に開放することができる。従って、重要部品の設置されている開口上部13の内部をみだりに人目に晒すことがないと同時に、開口上部13の開放が必要な場合には、上扉30を開けるために下扉40を解錠及び開放する手順を踏む必要が無く、作業を迅速に行うことができる。
なお、第一解錠角度を作業者に認知させるために、鍵の回転が第一解錠角度で一時停止するように形成すると好適である。これは、例えば、シリンダー錠90の内筒が第一解錠角度まで回転したら仮ストッパー(例えば球体)が外筒に(あるいは外筒から)突出して、外筒(あるいは内筒)に設けられた凹部に嵌入するようにしたものや、固定部材75の回転板91の近傍に設けられた凸部(あるいは凹部)が、第一解錠角度まで回転した回転板91に設けられた凹部(あるいは凸部)と係合するようにしたものとすることができる。このように形成することにより、作業者は鍵の回転操作の途中でクリック感を得て、第一解錠角度となったことを知ることができ、下扉40のみの開放をスムーズに行うことができるものである。
(解除棒52及びロック解除片72の他の形態)
ここで、上記実施の形態においては、鍵を第一解錠角度まで回転させることにより、まず下扉40が解錠され開放可能となるよう形成してあったが、一回の鍵操作により上扉30と下扉40が常に一体で解錠されるようにしてもよい。具体的には、特に図示しないが、施錠状態において、爪部72bが解除棒52の当接片52Aと干渉しない位置(図7参照)となるよう、ロック解除片72及び解除棒52の突出寸法を設定する。これは、上扉40を閉めた後で下扉40を閉める場合に、ロック解除片72と解除棒52が衝突しないようにするためである。そして、鍵をわずかに回転させると当接底部72aが当接片52Aと当接し、当接底部72aと当接片52Aに当接させたままさらに鍵を所定の解錠角度まで回転させると、上扉フック60と下扉フック80が同時に下側に回動し、支持体突片27及び筐体突片17との係合が外れるようにすることができる。
このように形成した場合には、前扉3の解錠・開放作業をワンステップで行うことができる。この場合、下扉40のみを開放したい場合には、同時に解錠した上扉30と下扉40を僅かにひらき、鍵を緩めて爪部72bと当接片52Aとの係合を解除させ、上扉30のみを閉じてロックすればよい。こうすれば、簡単な作業で上扉30の内部を露出させることなく、下扉40のみを開放することができる。
さらに、上扉施錠装置50の解除棒52と下扉施錠装置70のロック解除片72の形状は、図示したものに限られない。例えば、図11に示すように形成してもよい。なお、図11は施錠状態の上扉30及び下扉40を扉裏側から見た図である。具体的には、図11(A)に示すように、ロック解除片72の上端部に、水平方向に張り出す張り出し片72cと、張り出し片72cの奥側端部に下側に向かって突出する開扉突起としての突条72dを設けた構成としてもよい。この場合、上扉30の解錠時すなわち張り出し片72cと当接片52Aの当接時には、突条72dが当接片52Aの奥側端部に引っかかり、上扉30と下扉40を一体で開放可能とすることができるものである。
あるいは、図11(B)に示すように、解除棒52の手前側にロック解除片72を位置させ、ロック解除片72の張り出し片72cの下側と解除棒52の当接片52Aの上側とが対向するように形成することもできる。この場合、当接片52Aの上面及び張り出し片72cの下面には例えばウレタンなどの弾性部材が貼着されていて、当接片52Aと張り出し片72cとが当接することにより弾性部材同士が圧着し、上扉30と下扉40を一体で開放可能とすることができるようになっている。
さらに、図11(C)は、下扉40の可動板71の上端部に解錠突起としての棒状突起78を設け、解除棒52の下部に前記棒状突起78が挿通可能かつその内部を長径に添って上下に移動可能な長孔52Bを形成したものである。前記棒状突起78の先端は下側に折れ曲がり、開扉突起としての屈曲部78aとなっている。また長孔52Bは、前扉3の施錠時に棒状突起78が貫通可能な位置から、鍵を第一解錠角度まで回転させたときに下降移動した棒状突起78の下端部(屈曲部78aの下端部)が孔下端部52Cと干渉しない位置までが開口するように形成されている。そして、第一解錠角度以上に鍵を回転させた場合には、棒状突起78の下面が長孔52Bの孔下端部52Cと当接して解除棒52を引き下げ、上扉30の解錠時(鍵を第二解錠角度まで回転させた場合)には、屈曲部78aが解除棒52の裏面であって長孔52Bの下側に引っかかり、上扉30と下扉40を一体で開放可能とすることができるようになっているものである。
なお、特に図示しないが、「開扉突起」を上扉ロック手段50の「当接部」に設けてもよい。例えば図11(A)の態様において、ロック解除片72に設けられている突条72dの代わりに、あるいはこれに加えて、当接片52Aの正面側端部に上側に向かって突出する突条を設けるようにしてもよい。また、「開扉突起」は、必ずしも「解除突起」と「当接部」に設けなくてもよい。要は、上扉30が解錠され開放可能となるときまでに、上下扉の可動板51,71が前後方向の移動に対して一体化可能となる突起が、可動板51,71の少なくともいずれかに設けられていればよい。
このように、上扉ロック手段50の「当接部」、下扉ロック手段70の「解除突起」及び「開扉突起」は、下扉40の閉操作時に互いに干渉することなく、下扉40と上扉30の同時開放時には、上扉施錠装置50の可動板51と下扉施錠装置70の可動板71を、少なくとも手前側の移動に対して一体化させることができるようになっていれば、種々の態様に形成することができる。
なお本発明は、上扉30が筐体1に軸止されている遊技機においても使用することができ、スロットマシン以外の遊技機に使用することができるのはいうまでもない。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンSの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、前扉3を外したスロットマシンSの斜視図である。 本発明の実施の形態であって、下扉施錠装置70の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、下扉施錠装置70の分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上扉施錠装置50の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、施錠装置6の部分側面断面図である。 本発明の実施の形態であって、施錠装置6における下扉解錠状態の部分側面断面図である。 本発明の実施の形態であって、下扉解放時の部分側面断面図である。 本発明の実施の形態であって、施錠装置6における上下扉解錠状態の部分側面断面図である。 本発明の実施の形態であって、前扉解放時の部分側面断面図である。 本発明の実施の形態であって、解除棒52及びロック解除片72の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 4A 操作部
5 ホッパーユニット 6 施錠装置
10 キャッチクリップ 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 筐体突片(被係止部)
18 ガイドレール 19 筐体ヒンジ
20 リールユニット 21 支持体
23 回転リール 24 基板ユニット
25 支持体ヒンジ 26 固定フック
27 支持体突片(被係止部) 28 ガイドレール
30 上扉 31 図柄表示窓
32 表示部 33 飾り部
35 スピーカ 36 上扉係合部
40 下扉 41 操作部
41A ベットスイッチ 41B 精算スイッチ
41C スタートスイッチ 41D ストップスイッチ
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 鍵穴 45 メダルセレクター
46 下扉係合部
50 上扉施錠装置 51 可動板(上扉移動体)
51A バネ掛け部 52 解除棒
52A 当接片(当接部) 52B 長孔
52C 孔下端部(当接部) 53 押圧片
54 バネ 55 固定部材
55A バネ固定部 55B バネ固定部
56 固定ピン 57 ガイドローラ
60 上扉フック(係止部) 61 バネ掛け部
62 係止凹部 63 傾斜部
65 バネ
70 上扉施錠装置 71 可動板(下扉移動体)
71A バネ掛け部 71B 開口部
71C 長孔 72 ロック解除片(解錠突起)
72a 当接底部 72b 爪部(開扉突起)
72c 張り出し片 72d 突条(開扉突起)
73 押圧片 74 バネ
75 固定部材 75A バネ固定部
75B バネ固定部 76 固定ピン
77 ガイドローラ
78 棒状突起(解錠突起) 78a 折曲部(開扉突起)
80 上扉フック(係止部) 81 バネ掛け部
82 係止凹部 83 傾斜部
85 バネ
90 シリンダー錠 91 回転板
92 押し下げ突起
100 設定変更装置

Claims (3)

  1. 正面側に開口部を有する筐体と、
    筐体の開口上部に収納固定される制御装置と、
    軸支部を介して前記筐体の開口上部を開閉自在に取り付けられた上扉と、
    軸支部を介して前記筐体の開口下部を開閉自在に取り付けられた下扉と、
    前記上扉を閉めた状態で筐体に固定するための上扉施錠装置と、
    前記下扉を閉めた状態で筐体に固定するための下扉施錠装置とを少なくとも有し、
    前記上扉施錠装置及び下扉施錠装置は、扉側に設けられた係止部が閉扉作動によって筐体側に設けられた被係止部に係止することにより施錠状態になるとともに、上下方向に移動可能でありかつ常時施錠位置となるよう上方向に付勢された移動体を下方に移動させることにより前記係止部が前記被係止部から外れて解錠状態となるように形成された遊技機において、
    前記下扉施錠装置は、前記移動体として、錠体に鍵体を挿入して回転することにより下方移動する下扉移動体を備え、この下扉移動体の上部には水平方向に突出する解錠突起を有し、
    前記上扉施錠装置は、前記移動体として、上扉移動体を備え、この上扉移動体の下部には解錠時において前記解錠突起の下側が当接可能な当接部を有し、
    前記解錠突起は、施錠状態においては、前記当接部の上方に位置し、
    前記鍵体を解錠方向に回転させることにより、前記下扉移動体が下方移動して解錠突起が当接部と当接し、
    さらに鍵体を所定の解錠角度まで解錠方向に回転させることにより、解錠突起が当接部に当接した状態で前記上扉移動体及び下扉移動体が下方移動し、上扉及び下扉が解錠されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記鍵体を解錠方向に第一解錠角度まで回転させることにより、前記解錠突起が当接部と当接することなく前記下扉移動体が下方移動して、下扉が解錠され、
    さらに鍵体を解錠方向に回転させることにより、下扉移動体がさらに下方移動して解錠突起が当接部と当接し、
    さらに鍵体を解錠方向に第二解錠角度まで回転させることにより、解錠突起が当接部に当接した状態で前記上扉移動体が下方移動し、上扉及び下扉が解錠されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記上扉移動体又は下扉移動体のいずれか又は双方に、少なくとも上扉の解錠時に上扉移動体の背面側の一部もしくは下扉移動体の正面側の一部と係合し、下扉の開放に伴う下扉移動体の開方向への移動と同時に、上扉移動体の開方向への移動を可能とする開扉突起を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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