JP5912632B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、基板に実装される複数のコンタクトを有するコネクタに関し、詳しくは、コネクタが基板に実装される際に、コンタクトを整列させる補整板等の他の部品を用いることなくコンタクトのアライメントの精度を高めることができるコネクタに関する。
例えば、自動車等の車両に設置される電子制御装置と他の電子機器とを接続するためにコネクタが使用されている。しかし、近年の電子機器等の多機能化及び高性能化が進むにつれ、機器自体の小型化及び省スペース化が進むとともにコネクタに設けられるコンタクト端子の数が増大するのに対し、コネクタが取り付けられる基板上における占有面積が縮小され、コンタクト端子の配置が密になってきている。
このようなコネクタは、一般的にハウジング、コンタクト端子及び補整板(ロケータ、タインプレートともいわれる。)で構成されている。補整板は、基板側のコンタクト端子の先端部のアライメント精度を向上させるために使用されるものであり、基板に形成されたスルーホールにコンタクト端子を組付けする時に、アライメント精度を向上させることで、コンタクト端子の先端部が基板に突き当たったり、この突き当たりによりコンタクト端子が変形したり、さらにコンタクト端子がスルーホールに挿入し難くなることを抑制するために必要とされているものである。
例えば、下記特許文献1には、コンタクトの変形を防止するためにコネクタに備えるコンタクト挿通用ロケータの発明が開示されている。このコンタクト送通用ロケータは、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などのプラスチック製の平板形状部と、平板形状部の一部として一体に形成されている弾性変形可能な屈曲部とを有しており、このコネクタは、プリント回路基板のような基板に実装されるインシュレータと、インシュレータに組み付けた複数の導電性コンタクトとを有している。そして、このロケータは、インシュレータの壁部及び基板間に位置しており、基板に接続した状態で端子部の変形を防止する機能や半田クラック発生を軽減する機能を有している。
また、下記特許文献2には、基板取付型コネクタの発明が開示されている。この基板取付型コネクタは、全体が略直方体状に形成されたPBT等のプラスチック製の絶縁ハウジング、絶縁ハウジングの後壁に固定された複数列の雄型コンタクト、及びタインプレートで構成されており、コンタクトの絶縁ハウジングの後壁から外側後方に延出し、且つ途中で屈曲して基板に向って延出する脚部が、タインプレートにより整列されている。
また、下記特許文献3には、基板実装型コネクタの発明が開示されている。この基板実装型コネクタは、第1コネクタ部と、第2コネクタ部とからなり、第1コネクタ部は、絶縁性の第1ハウジングと、第1ハウジングに圧入固定される複数の第1コンタクトとを具備し、第1コンタクトは回路基板への圧入部を有し、各圧入部の上方には、圧入部を回路基板へ圧入固定する際に押圧治具によって一括して押圧される押圧肩部が形成されている。そして、第1コンタクトの押圧肩部は、タインプレートの開口内に挿入され、圧入部を回路基板へ圧入固定する際にタインプレートによって圧入部を整列させている。
特開2001−143792号公報 特開平10−154537号公報 特開2000−215951号公報
上記特許文献1〜3に開示されたコネクタ等では、組立や装着の際に、コンタクトが整列されるようにして基板側コンタクトのアライメント精度を上げることができるようにするため、ロケータやタインプレート等の補整板が必要とされている。しかし、コネクタに補整板が用いられると、部品点数が増大するという問題がある。そして、部品点数が増大することにより、組立て工数も増加すると共に、基板上の占有面積が大きくなり、コネクタの小型化、省スペース化が図れないという問題もある。また、補整板が用いられると、コネクタが振動した際に補整板とコンタクトとが接触してしまい、削りカスが発生しコネクタ及び他の機器に不具合が生じるおそれもある。さらに、半田付けによりコンタクトを基板に取り付けたときに、機器内に温度変化が起こると、補整板と基板との線膨張係数の差により半田付けした部分へのストレス負荷がかかると共に、半田にクラックが発生し、コンタクトと基板との接続に不具合が生じるおそれもある。
本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたもので、コネクタを構成するハウジングのコンタクトが保持される保持部を長く形成し、基板と接続されるコンタクトのハウジングから突出された部分が短くなるようにすることで、補整板を用いなくともコネクタを基板に実装させる際のコンタクトのアライメント精度を高めることができ、コンタクトの損傷や変形を抑制でき、さらに部品点数を減らすことができるコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様のコネクタでは、複数のコンタクトと、前記複数のコンタクトを備えたハウジングとを有し、基板に取り付けられるコネクタであって、
前記ハウジングは、相手側コネクタが装着される装着部と、前記装着部から延設された前記コンタクトが保持される保持部とを有し、
前記コンタクトは、前記ハウジングから突出される先端部と、前記先端部とは反対側に相手側コネクタと接続される接続部と、前記ハウジングの前記保持部に保持される被保持部と、前記被保持部の前記接続部側に形成されたフランジ部とを有し、
前記ハウジングの前記保持部には、前記コンタクトの前記被保持部が嵌入されるコンタクト嵌入孔が形成され、
前記コンタクト嵌入孔は、
前記ハウジングの前記装着部とは反対側に前記コンタクトの前記被保持部の側面が保持される大きさで形成された第1嵌入孔と、
前記第1嵌入孔と連通し、前記コンタクトの前記被保持部の一方の対向する側面が保持される大きさで形成され、他の対向する側面側には空間が設けられ、前記第1嵌入孔よりも長尺に形成された第2嵌入孔と、
前記第2嵌入孔の装着部側に前記コンタクトの前記フランジ部が保持されるフランジ保持部とを有し、
前記コンタクトの前記被保持部は、前記コンタクトの前記先端部よりも長く形成され、
前記コンタクトの前記被保持部のすべてが、前記保持部に形成された前記コンタクト嵌入孔の前記第1嵌入孔及び前記第2嵌入孔に嵌入されて保持されていることを特徴とする。
また、第2の態様のコネクタは、第1の態様のコネクタにおいて、前記コンタクトの前記被保持部には、前記ハウジングの前記第2嵌入孔に保持される側の側面から突出された突出部が形成されていることを特徴とする。
また、第3の態様のコネクタは、第1又は2の態様のコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記コンタクト嵌入孔が前記基板と平行になるように配置され、
前記ハウジングには少なくとも2列の前記コンタクト嵌入孔が形成され、
前記コンタクトは前記先端部が前記基板に向かうように屈曲して形成され、
前記ハウジングの前記基板に最も近い下側の前記保持部が最も短く形成され、前記ハウジングの上方に向かうにつれて前記保持部が長く形成されていることを特徴とする。
また、第4の態様のコネクタは、第3の態様のコネクタにおいて、前記保持部は、前記各列ごとに一体に形成されていることを特徴とする。
また、第5の態様のコネクタは、第3又は4の態様のコネクタにおいて、前記コンタクトの前記先端部は、前記ハウジングの前記保持部から突出された部分で屈曲されていることを特徴とする。
また、第6の態様のコネクタは、第1又は2のコネクタにおいて、前記ハウジングには、少なくとも1列の前記コンタクト嵌入孔が形成され、
前記コンタクトは直線状に形成されていることを特徴とする。
また、第7の態様のコネクタは、第1〜3及び6のいずれかの態様のコネクタにおいて、前記コンタクトは、線材から形成されていることを特徴とする。
また、第8の態様のコネクタは、第1〜3、6及び7のいずれかの態様のコネクタにおいて、前記コンタクトは、断面形状が方形状、矩形状、円形状又は楕円形状であることを特徴とする。
また、第9の態様のコネクタは、第1の態様のコネクタにおいて、前記ハウジングの前記第2嵌入孔の空間は、充填材が充填されていることを特徴とする。
第1の態様のコネクタによれば、ハウジングに形成されたコンタクトを保持する保持部が長尺に延設され、さらに、コンタクトの被保持部がコンタクトの先端部よりも長いので、コンタクトは安定してハウジングの保持部に保持されると共に、ハウジングから突出した先端部の距離が短いので、補整板等の別部材を用いることなく基板に取り付けられる際の先端部のアライメントの精度を高めることができる。また、保持部は長く形成されているが、第2嵌入部はコンタクトの一方の対向する側面のみを保持し、他の対向する側面には空間が設けられているので、コネクタの組み立ての際にコンタクトをコンタクト嵌入孔に円滑に嵌入させることができる。さらに、保持部の第1嵌入孔では、コンタクトの被保持部の側面が保持され、また、第2嵌入部の装着部側に形成されたフランジ保持部では、コンタクトに形成されたフランジ部が保持されるので、コンタクトの動きを規制することができコンタクトを強固に保持することができる。また、ハウジングにフランジ保持部が設けられているので、コンタクトのフランジ部がフランジ保持部に保持されることで、コンタクトの位置決めを正確に行うことができるようになる。
また、第2の態様のコネクタによれば、保持部の第2嵌入孔はコンタクトの一方の対向する側面を保持するのみであるが、この第2嵌入孔に位置するコンタクトの被保持部に突出部が形成されることで、より正確に位置決めをすることができると共に、コンタクトの抜け止めとすることもできる。
また、第3の態様のコネクタによれば、基板とコンタクトが平行に設けられた、いわゆるサイドタイプのコネクタであっても、上記の第1及び第2の態様の効果を奏することができる。また、コンタクトが縦に2列以上設けられていても、ハウジングに形成される保持部が、最下の保持部が最も短く、上方に向かうにつれて保持部が長く形成されているので、上方のコンタクトと下方のコンタクトとが接触することを抑制することができる。また、短く形成された保持部でも長く形成された保持部でも、保持部に保持されるコンタクトの被保持部よりもコンタクトの先端部は短いのでアライメントの精度を高くすることができ、補整板等の他の部材を省くことができるようになる。
また、第4の態様のコネクタによれば、コンタクトを保持する保持部の強度を高めることができると共に、ハウジングの製造も容易になる。
また、第5の態様のコネクタによれば、保持部から突出するコンタクトの先端部の長さをより短くすることができるので、よりアライメントの精度を高くすることができる。このとき、基板に形成されたスルーホールと対応させるために、保持部の長さを調整して形成するようにする。このようにすることで、より、コンタクトの保持を強固にすることができると共に、先端部のアライメントの精度を高めることができるようになる。
また、第6の態様のコネクタによれば、基板に対し直角に取り付けられる、いわゆるトップタイプのコネクタであっても、上記の第1及び第2の態様の効果を奏することができる。
また、第7の態様のコネクタによれば、コンタクトは線材から形成されているため、延伸方向へかかる応力に強くなり、コネクタを基板や他のコネクタと接続させる際の折れ曲がり等の破損を抑制することができる。また、板材を打ち抜いて形成するのに比べ、材料を無駄なく形成することができる。
また、第8の態様のコネクタによれば、コンタクトの断面形状が方形状又は矩形状であれば、コンタクトがコンタクト嵌入孔に嵌入されたときに回転してしまうことを抑制することができる。また、コンタクトの側面が平面であるので、コンタクトの側面へ他の構成が形成しやすくなる。なお、コンタクトの断面形状を円形又は楕円形状とすることもでき、このようにすることで、設計の幅を広げることができる。このとき、コンタクト嵌入孔の形状は、コンタクトの形状に対応して形成されることになる。
また、第9の態様のコネクタによれば、コンタクトの嵌入容易のために設けられた空間に充填材が充填されているのでよりコンタクトの保持力を高めることができる。さらに、充填材が充填されていることで気密性を高めることができ、液体の侵入を抑制することができるようになる。
図1Aは実施形態1に係るコネクタの斜視図であり、図1Bは他の方向から見た斜視図である。 図2Aは実施形態1に係るコネクタの正面図であり、図2Bは上面図であり、図2Cは底面図であり、図2Dは一方の側面図であり、図2Eは他方の側面図であり、図2Fは背面図である。 図3Aは図2AのIIIA―IIIA線での断面図であり、図3Bは図2AのIIIB―IIIB線での断面図である。 図2AのIV―IV線での断面図である。 図5Aは図3Bの一部を拡大した拡大断面図であり、図5Bは図4の一部を拡大した拡大断面図である。 図6Aは図5Aのコンタクトを外した状態の拡大断面図であり、図6Bは図5Bのコンタクトを外した状態の拡大断面図である。 コンタクトの斜視図である。 図8Aはコネクタを基板に実装した状態を示した斜視図であり、図8Bは側面図である。 実施形態2のコネクタを示した斜視図である。 図10Aは実施形態2のコネクタの正面図であり、図10Bは上面図であり、図10Cは一方の側面図である。 図11Aは図10BのXIA−XIA線での断面図であり、図11Bは図10BのXIB−XIB線での断面図である。 図12Aは図11Aの部分拡大図であり、図12Bは図11Bの部分拡大図である。 図13Aは実施形態2のコネクタを基板に実装した状態を示した斜視図であり、図13Bは正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのコネクタを例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態1]
図1〜図8を参照して、実施形態1のコネクタについて説明する。実施形態1のコネクタ10は、図1及び図2に示すように、絶縁性材料で形成されたハウジング11と、このハウジング11に装着された複数本のコンタクト30とで構成されている。なお、実施形態1のコネクタ10は、ハウジング11に装着されたコンタクト30の向きが基板36に対して平行となるように取り付けられる、いわゆるサイドタイプのコネクタ10であるため(図8参照)、コンタクト30の後述する先端部が基板36と垂直になるように略直角に屈曲して形成されている。また、実施形態1のコネクタ10では、コンタクト30が3列に配設されたものを用いて説明する。以下、各構成について説明する。
実施形態1のハウジング11は、相手方のコネクタ(図示省略)と装着される装着部12と、この装着部12から所定長さ延設され、複数のコンタクト30が保持される保持部19とで構成されており、絶縁性材料で一体に形成されている。
装着部12は、保持部19の一部である奥壁13と、この奥壁13の各辺に設けられた所定面積及び厚さを有する板状の上壁14、下壁15及び両側壁16、17とで囲まれ、奥壁13に対向する位置に開口18が形成された箱状体となっている。なお、装着部12は、装着される相手方のコネクタにあわせ任意の大きさ及び形状で形成される。
保持部19は、図1〜図4に示すように、ハウジング11の装着部12から所定の長さで延設されて長尺に形成されており、コンタクト30が配置される列ごとに一体となるような板状体でそれぞれ形成されている。なお、実施形態1のコネクタ10では、コンタクト30は3列に設けられているため、保持部19も第1保持部19a、第2保持部19b及び第3保持部19cとして3列の板状体でそれぞれ形成されている。なお、以下においては、第1〜第3保持部19a〜19cを単に保持部19と記載する場合もある。
第1〜第3保持部19a〜19cがそれぞれ装着部12から延設される部分の長さは、基板36に最も近い第1保持部19aが最も短く形成され、上方に向かうに従って長くなるように形成されている。このようにすることで、異なる列に装着されるコンタクトは基板に接続される際互いに接触することが抑制される。
また、各第1〜第3保持部19a〜19cの各板状体は、装着部12の奥壁13から延設されており、装着部12とは反対側には各板状体の端面28がそれぞれ形成されている。そして、これらの板状体の内部に、所定の間隔でコンタクト30が嵌入されるコンタクト嵌入孔21が形成され、奥壁13に形成された入口部22と端面28に形成された出口部23とが連通されている。また、入口部22には後述するコンタクト30に形成されたフランジ部33を保持することが可能なようにフランジ保持部27が形成されている。なお、保持部19は、各第1〜第3保持部19a〜19cの板状体の両側面がそれぞれ繋がれる保持部側壁20が形成されており、この保持部側壁20が形成されることにより各保持部19a〜19cが一体とされている。この保持部側壁20は、第1保持部19aの延設される長さと略同じ長さの幅で形成されている。そのため、上方の各保持部は保持部側壁から突出している。なお、保持部側壁20は、各保持部の長さに対応させた段状に形成してもよい。
また、保持部19の最も下に位置する第1保持部19aは、保持部側壁20から横方向に突出して形成された設置部20aを有しており、この設置部20aはハウジング11の装着部12の横幅と略同じ長さで形成されている。この第1保持部19aの下側は基板36と直接接する部分となるので、第1保持部19aを広く形成することで、基板36と接する面積を大きくし基板に安定して配置及び実装させることができるようになる(図1、図2及び図8参照)。
次に、コンタクト嵌入孔21について図3〜図6を参照して説明する。コンタクト嵌入孔21は、第1〜第3保持部19a〜19cにそれぞれ複数個形成されており、形成される保持部19によってその長さが異なるが、コンタクト嵌入孔21の構成は共通するので、第3保持部19cのコンタクト嵌入孔21を代表して説明する。コンタクト嵌入孔21は、保持部19の端面28側に形成され、出口部23と連通された第1嵌入孔24と、保持部19の奥壁13側に形成され、入口部22と連通された第2嵌入孔25とを有している。
そして、第1嵌入孔24の断面積は第2嵌入孔25の断面積よりも狭く形成され、さらに、第1嵌入孔24の長さは第2嵌入孔25の長さよりも短く形成されている。詳しくは、図6に示すように、第1嵌入孔24は、後述するコンタクト30の被保持部34の縦幅と横幅と略同じ大きさの縦幅X1及び横幅Y1で形成されている。一方、第2嵌入孔25は、一方の対向する縦幅はコンタクト30の被保持部34の幅と略同じ縦幅X2で形成されているが、他方の対向する横幅は、コンタクト30の被保持部34の幅よりも広い横幅Y2で形成されており、コンタクト30が第2嵌入孔25に嵌入されたとき、第2嵌入孔25にはコンタクト30の外側に空間26が設けられるようになる。なお、ここでいう縦幅及び横幅は、ハウジングの基板に対しての向きに対応するものである。
なお、第2嵌入孔25の幅広に形成された横幅は、幅広でない縦幅の1.5〜2.5倍程度の大きさで形成されると好ましい。そのため、第2嵌入孔25の断面積(X2×Y2)は第1嵌入孔24の断面積(X1×Y2)の1.5〜2.5倍程度大きく形成されることになる。なお、この第2嵌入孔25の幅広に形成される部分は、実施形態1ではハウジング11の向きに対して、すべて横向きになるように形成されているが、これに限らず縦向きでもよい。その場合、この幅広の部分がすべて同じ向きになるように形成されていることが好ましい。

また、コンタクト嵌入孔21は、後述するコンタクト30が円滑に嵌入できるように、第1嵌入孔24と第2嵌入孔25との境目、第2嵌入孔25とフランジ保持部27との境目、及びフランジ保持部27と入口部22との境目にはテーパ29がそれぞれ形成されている(図6参照)。
なお、コンタクト嵌入孔21の長さが第1〜第3保持部19a〜19cの長さによって異なるように、第1嵌入孔24と第2嵌入孔25の長さも、第1〜第3保持部19a〜19cの長さに応じて変更されている。なお、フランジ保持部27については、コンタクト30に形成されるフランジ部33の形状及び大きさが共通するため、すべて同じ大きさで形成されている(図3B参照)。
次に、コンタクト30について説明する。なお、コンタクト30は、装着されるハウジング11の各第1〜第3保持部19a〜19cによって長さが異なるが、コンタクト30の構成は共通するので、第3保持部19cに装着されるコンタクト30を代表して説明する。実施形態1で用いられるコンタクト30は、図5及び図7に示すように、断面が方形状であって所定長さの線材で形成されており、ハウジング11の端面28の出口部23から突出され、基板36に取り付けられる先端部31と、ハウジング11の装着部12内にあって奥壁13の入口部22から突出し相手側コネクタと接続される接続部32と、ハウジング11の保持部19に保持される被保持部34とを有している。
また、被保持部34には、被保持部34の接続部32側であって、奥壁13に形成されたフランジ保持部27に嵌め入れられるフランジ部33がコンタクト30の被保持部34の断面積より大きく形成されている。さらに、被保持部34の対向する一対の側面にはハウジング11のコンタクト嵌入孔21に圧入される突出部35が突出して形成されている。なお、この突出部35は、前述した第2嵌入孔25に形成された幅がコンタクト30の被保持部34の幅と略同じ幅に形成された側と対応するように設けられる。すなわち、実施形態1では、ハウジング11の向きに対して縦向きとなる被保持部34の上下の側面に突出部35が形成されることになる。このようにすることで、コンタクト30の突出部35がハウジング11の保持部19の第2嵌入孔25に圧入されることになり、コンタクト30の位置決めが行えるとともに、コンタクト30の抜け止めも行うことができる。
なお、実施形態1のコネクタ10が、いわゆるサイドタイプのものであるため、コネクタ10に装着されたコンタクト30が基板36と平行になるので、基板36にコンタクト30が接続できるようにコンタクト30の先端部31が略直角に屈曲して形成されている。
また、コンタクト30は、ハウジング11の保持部19において第1保持部19a、第2保持部19b及び第3保持部19cのいずれかに装着されるものによってその長さが異なっている(図3参照)。すなわち、基板36に最も近い第1保持部19aに装着されるコンタクト30aは、基板36との距離が近く、また、第1保持部19aの長さも短いため、短いコンタクト30aが設けられ、第2保持部19bに装着されるコンタクト30bは、基板36との距離がやや離れており、また、第2保持部19bの長さもやや長いので第1保持部19aに設けられるコンタクト30aより長いコンタクト30bが設けられる。同様に、第3保持部19cに保持されるコンタクト30cは、基板36との距離が離れており、また、第3保持部19cの長さも長いので、最も長いコンタクト30cが配設されている。なお、第1〜第3コンタクト30a〜30cを単にコンタクト30と記載する場合もある。
次に、実施形態1のコネクタ10の組み立てについて主に図3〜図6を参照して説明する。コネクタ10の組み立ては、ハウジング11の装着部12側からコンタクト30をコンタクト30の先端部31側から保持部19のコンタクト嵌入孔21に嵌入させる。このときコンタクト30の先端部31は、まだ屈曲されていない。また、ハウジング11の保持部19は第1〜第3保持部19a〜19cで長さが異なるので、コンタクト30は各保持部19a〜19cの長さに対応する長さのものごとに挿入される。その際、コンタクト30の嵌入は、第1保持部19aないし第3保持部19cのいずれから行うようにしてもよい。
コンタクト30のハウジング11への嵌入は、まず、コンタクト30の先端部31をハウジング11の保持部19のコンタクト嵌入孔21の入口部22に挿入させる。このときのコンタクト30の向きは、コンタクト30の被保持部34に形成された突出部35が、コンタクト嵌入孔21の第2嵌入孔25の幅がコンタクト30の幅と同じに形成されている側、すなわち、幅広に形成されていない側と対応する向きとなるように行う。この向きでコンタクト30の嵌入を行うことで、コンタクト30の突出部35に第2嵌入孔25が圧入されるようになる。
コンタクト30の向きを調整しコンタクト30をコンタクト嵌入孔21の第2嵌入孔25と第1嵌入孔24とにそれぞれ嵌入させ、出口部23からコンタクト30の先端部31が突出されるまで行われる。このとき、各保持部19a〜19cは長く形成されているため、コンタクト嵌入孔がすべてコンタクト30の被保持部34の断面積と同じ大きさで形成されていると、コンタクトを嵌入する際の抵抗が大きくなるためコンタクトが嵌入し難くなり、コンタクトが折れたり曲がったりするおそれがある。しかし、実施形態1のコネクタのように、コンタクト嵌入孔21のうち、第2嵌入孔25において一方の対向する側が幅広に形成され空間26が設けられているので、その分抵抗が減り、コンタクト30の嵌入がしやすくなり、また、コンタクトが損傷することが抑制される。一方、コンタクト30が保持されるハウジング11の保持部19が長く形成されているので、第2嵌入孔25に幅広の空間26が形成されても十分な保持力を得ることができるようになる。
なお、コンタクト嵌入孔21の断面積の大きさが変わるそれぞれの位置にテーパ29が形成されていることによりコンタクト30は円滑に挿入される。また、コンタクト30の被保持部34に形成された突出部35が第2嵌入孔25の狭く形成された部分に圧入される。
コンタクト30の嵌入は、コンタクト30のフランジ部33がコンタクト嵌入孔21の入口部22側に形成されたフランジ保持部27に嵌入され保持されるまで行われる。このとき、コンタクト30は、コンタクト嵌入孔21の第1嵌入孔24においては、コンタクト30の被保持部34の全ての側面が保持され、また、コンタクト嵌入孔21の第2嵌入孔25では、第2嵌入孔25の幅が狭く形成された側においてコンタクト30の被保持部34の一方の対向する側面が保持され、さらに、コンタクト嵌入孔21のフランジ保持部27においては、コンタクト30のフランジ部33が保持されるようになる。そのため、コンタクト30はハウジング11の保持部19において、高い保持力を得ることができる。また、コンタクト30のフランジ部33がハウジング11のフランジ保持部27に保持されることでコンタクト30の位置決めを行うことができる。同様に、ハウジングの保持部に形成されている全てのコンタクト嵌入部にコンタクトを嵌入する。
次に、ハウジング11の保持部19の出口部23から突出したコンタクト30の先端部31は、出口部23から突出してすぐに基板36と接続される側に略直角に屈曲される。このようにすることで、ハウジング11から突出したコンタクト30の先端部31は短くなるので、アライメントの精度を高くすることができる。なおコンタクトの屈曲は、嵌入られたコンタクトについて一本ごとに行ってもよく、また、各列ごとにまとめて行ってもよい。
次に、図8を参照して組み立てられたコネクタ10の基板36への取り付けについて説明する。コネクタ10の基板36への取り付けは、基板36上の所定の位置に形成された複数のスルーホール37に対し、コンタクト30の先端部31が挿入されて行われる。このとき、実施形態1のコネクタ10では、コンタクトが保持されているハウジング11の保持部19が長く形成され、この保持部においてコンタクトの被保持部が強固に保持されている。また、コンタクト嵌入孔21の第1嵌入孔24によりコンタクト30の先端部31が補整され、さらに、ハウジング11から突出されたコンタクト30の先端部31が短いため、先端部31のアライメントの精度が高くなるため、基板36のスルーホール37へコンタクト30の先端部31を確実に挿入することができるようになる。その後、基板36のスルーホール37に挿入されたコンタクト30の先端部31が基板36に半田付けされることで、コネクタ10の基板36への取り付けが終了する。
なお、実施形態1のコネクタでは、コンタクトが3列の場合を説明したが、これに限らず、1列でもよく、また、2列以上でもよい。このとき、2列以上で形成される場合、ハウジングの保持部では、各列の保持部の長さに差異が設けられることで、基板とコンタクトとの接続が円滑になる。
[実施形態2]
図9〜図13を参照して実施形態2のコネクタについて説明する。実施形態1のコネクタでは、いわゆるサイドタイプのコネクタについて説明したが、実施形態2のコネクタでは、基板に対して垂直に実装される、いわゆるトップタイプのコネクタである。なお、実施形態2のコネクタでは、実施形態1のコネクタと比較し、ハウジング及びコンタクトの一部の形状が異なるのみで、他の部分は共通するので、実施形態1のコネクタと共通する構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2のコネクタ10Aは、図9及び図10に示すように、絶縁性材料で形成されたハウジング11Aと、このハウジング11Aに装着された複数本のコンタクト30Aで構成されている。なお、実施形態2のコネクタで10Aは、コンタクト30Aが一列に整列された場合を説明する。また、実施形態2のコネクタ10Aは、いわゆるトップタイプのコネクタであるので、実施形態1のコンタクト30と異なり直線状に形成されている。
図11に示すように、ハウジング11Aは、相手方のコネクタ(不図示)と装着される装着部12Aと、この装着部12Aから延設され、複数のコンタクト30Aが保持される保持部19Aとで構成されている。また、装着部12Aは、実施形態1の装着部12と同様の構成であり、保持部19Aの一部である奥壁13Aと、この奥壁13Aの各辺に設けられた所定面積及び厚さを有する板状の前壁(実施形態1の上壁14に対応)14A、後壁(実施形態1の下壁15に対応)15A及び両側壁16A、17Aとで囲まれ、奥壁13Aに対向する位置に開口18Aが形成された箱状体となっている。
また、保持部19Aは、ハウジング11Aの装着部12Aから所定の長さで延設して長尺に形成されており、コンタクト30Aが配置される列が一体となるような板状体で形成されている。なお、実施形態2のコネクタ10Aでは、コンタクト30Aは1列に設けられているため、保持部19Aも一枚の板状体で形成されている。
また、図11及び図12に示すように、保持部19Aの板状体は、装着部12Aの奥壁13Aから延設されており、装着部12Aとは反対側には板状体の端面28Aが形成されている。そして、この板状体の内部には、実施形態1の保持部19と同様に、所定の間隔でコンタクト30Aが嵌入されるコンタクト嵌入孔21が形成され、奥壁13Aに形成された入口部22と端面28に形成された出口部23とが連通されている。また、コンタクト嵌入孔21は、実施形態1と同様に第1嵌入孔24、第2嵌入孔25及びフランジ保持部27を有しているが、これらの構成は実施形態1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、保持部19Aには、装着部12Aの各壁14A〜17Aが保持部19Aの板状体を囲むように所定長さ延設され、保持部19Aを囲む保護壁38が形成されている。そして、保護壁38の内の装着部12Aの各側壁16A、17Aが延設された端部には、基板に設置される設置部20Aaとなっている。
また、実施形態2で用いられるコンタクト30Aは、先端部31A、接続部32、被保持部34、フランジ部33及び突出部35を有しており、実施形態1で用いられるコンタクト30に対し、先端部31Aの形状が直線状であること以外の各構成は共通する。
そして、実施形態2のコネクタ10Aの組み立てについても、実施形態1のコネクタ10と同様に行われる。すなわち、ハウジング11Aの装着部12A側からコンタクト30Aをコンタクト30Aの先端部31A側から保持部19Aのコンタクト嵌入孔21に嵌入させて行われる。このとき、コンタクト30Aは、ハウジング11Aに装着された後も屈曲されず直線状のままである。
次に、図13を参照して、実施形態2のコネクタ10Aと基板36との実装について説明する。実施形態2のコネクタ10Aはいわゆるトップタイプのコネクタ10Aであるので、基板36に対して垂直に実装される。すなわち、基板36に形成された複数個のスルーホール37に、コネクタ10Aのコンタクト30Aの先端部31Aを挿入させる。このとき、実施形態2のコネクタ10Aでは、実施形態1のコネクタ10と同様に、コンタクト30Aは長く形成された保持部19Aに保持されることで、コンタクト30Aの先端部31Aのアライメントの精度を高めることができ、いわゆるトップタイプのコネクタ10Aであってもスルーホールへの挿入を正確に行うことができるようになる。
なお、上記実施形態1及び2のコネクタ10、10Aでは、ハウジングのコンタクト嵌入孔にコンタクトを嵌入しやすくするために、第2嵌入孔25に空間26が形成されているが、この空間26に充填材を充填するようにしてもよい。このようにすることで、ハウジングの気密性を高めることができ、優れた防水性、防塵性が得られると共に、コンタクトの保持力をより高めることができる。なお、この充填材としては、公知のシール材やホットメルト系接着剤等を用いることができる。
また、上記実施形態1、2では、コンタクトの断面形状が方形状の場合を説明したが、これに限らず、矩形状、円形状又は楕円形状で形成されていてもよい。このようにすることで、使用態様に応じてコンタクトを選択することができ、設計の幅を広げることができる。なお、コンタクトの断面形状が、方形状、矩形状、円形状又は楕円形状のいずれであっても、コンタクトに突出部が形成され、この突出部の圧入でコンタクトの方向性を決めることができ、さらに、コンタクトの回転を抑制することができるようになる。
10、10A:コネクタ
11、11A:ハウジング
12、12A:装着部
13、13A:奥壁
14:上壁
14A:前壁
15:下壁
15A:後壁
16、16A:側壁
17、17A:側壁
18、18A:開口
19(19a、19b、19c)、19A:保持部
20:保持部側壁
20a、20Aa:設置部
21:コンタクト嵌入孔
22:入口部
23:出口部
24:嵌入孔
25:嵌入孔
26:空間
27:フランジ保持部
28、28A:端面
29:テーパ
30(30a、30b、30c)、30A:コンタクト
31、31A:先端部
32:接続部
33:フランジ部
34:被保持部
35:突出部
36:基板
37:スルーホール
38:保護壁

Claims (9)

  1. 複数のコンタクトと、前記複数のコンタクトを備えたハウジングとを有し、基板に取り付けられるコネクタであって、
    前記ハウジングは、相手側コネクタが装着される装着部と、前記装着部から延設された前記コンタクトが保持される保持部とを有し、
    前記コンタクトは、前記ハウジングから突出される先端部と、前記先端部とは反対側に相手側コネクタと接続される接続部と、前記ハウジングの前記保持部に保持される被保持部と、前記被保持部の前記接続部側に形成されたフランジ部とを有し、
    前記ハウジングの前記保持部には、前記コンタクトの前記被保持部が嵌入されるコンタクト嵌入孔が形成され、
    前記コンタクト嵌入孔は、
    前記ハウジングの前記装着部とは反対側に前記コンタクトの前記被保持部の側面が保持される大きさで形成された第1嵌入孔と、
    前記第1嵌入孔と連通し、前記コンタクトの前記被保持部の一方の対向する側面が保持される大きさで形成され、他の対向する側面側には空間が設けられ、前記第1嵌入孔よりも長尺に形成された第2嵌入孔と、
    前記第2嵌入孔の装着部側に前記コンタクトの前記フランジ部が保持されるフランジ保持部とを有し、
    前記コンタクトの前記被保持部は、前記コンタクトの前記先端部よりも長く形成され、
    前記コンタクトの前記被保持部のすべてが、前記保持部に形成された前記コンタクト嵌入孔の前記第1嵌入孔及び前記第2嵌入孔に嵌入されて保持されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コンタクトの前記被保持部には、前記ハウジングの前記第2嵌入孔に保持される側の側面から突出された突出部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングは、前記コンタクト嵌入孔が前記基板と平行になるように配置され、
    前記ハウジングには少なくとも2列の前記コンタクト嵌入孔が形成され、
    前記コンタクトは前記先端部が前記基板に向かうように屈曲して形成され、
    前記ハウジングの前記基板に最も近い下側の前記保持部が最も短く形成され、前記ハウジングの上方に向かうにつれて前記保持部が長く形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記保持部は、前記各列ごとに一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記コンタクトの前記先端部は、前記ハウジングの前記保持部から突出された部分で屈曲されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングには、少なくとも1列の前記コンタクト嵌入孔が形成され、
    前記コンタクトは直線状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  7. 前記コンタクトは、線材から形成されていることを特徴とする請求項1〜3及び6のいずれかに記載のコネクタ。
  8. 前記コンタクトは、断面形状が方形状、矩形状、円形状又は楕円形状であることを特徴とする請求項1〜3、6及び7のいずれかに記載のコネクタ。
  9. 前記ハウジングの前記第2嵌入孔の空間は、充填材が充填されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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