JP5910454B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される駆動装置に関する。この車両用駆動装置としては、例えばフロントエンジン・フロントドライブ(FF)方式の車両に搭載されるトランスアクスルなどが挙げられる。
例えば特許文献1には、デフハウジングの内部に、差動歯車機構を組み込んだデフケースを回転自在に支持するように収納した車両用デファレンシャル装置が開示されている。
この特許文献1では、前記デフハウジング内を、デフリングギヤが配置されるオイル攪拌室と、前記デフリングギヤの回転によりかき上げられるオイルを貯留する貯留室とに画成するためのセパレートプレートを備えている。
このセパレートプレートは、前記デフハウジング内において前記デフケースの外周部の特に下側領域を囲むように配設されていて、このセパレートプレートの外周側領域の円周3ヶ所(ほぼ等間隔)を前記デフハウジングにボルト留めすることによって固定するようにしている。
特開2007−113636号公報(特に図3、図4、段落0024−0026参照)
上記特許文献1では、セパレートプレートを設置することにより、デフリングギヤがオイルを攪拌することに伴うフリクションロスを軽減可能になっているが、次のような点については着目していない。
つまり、デフハウジングにおいてデフケースおよびデフリングギヤの周辺が半円筒形状に張り出すようになっている場合、この張り出し部の振動モードは、円筒(円環)の基本振動モード(1次振動モード)に類似する振動モードになり、当該張り出し部が振動すると外部に音を放射することになる。このような騒音に関する記載や当該騒音を低減するための対策に関する記載は無い。
このような事情に鑑み、本発明は、ハウジングにギヤが横軸周りに回転自在に支持され、前記ハウジング内の下側に前記ギヤの下側領域を囲むようなオイル貯留空間が設けられた車両用駆動装置において、前記ギヤによるオイル攪拌に伴うフリクションロスを低減したうえで、前記ハウジングにおいて前記ギヤ周辺からの騒音を低減することを目的としている。
本発明は、ハウジングにギヤが横軸周りに回転自在に支持され、前記ハウジング内の下側に前記ギヤの下側領域を囲むようなオイル貯留空間が設けられた車両用駆動装置であって、前記ハウジングの下側には、前記ギヤの外周に沿うように部分的な円筒形状の張り出し部が設けられ、この張り出し部の内側に前記オイル貯留空間が設けられ、前記張り出し部において前記ギヤの外周の少なくとも下側領域には、当該領域に倣う形状のプレートが近接配置されるように前記ハウジングに締結されており、前記ハウジングへの前記プレートの締結位置は、前記プレートにおいて、前記ギヤの一側面を平面視した状態で周方向に8等分した領域のうち、前記ギヤの回転軸心を通る横方向の直線をそれぞれ一辺とする下側の2つの領域に対応する部分内とされている、ことを特徴としている。
この構成では、要するに、前記プレートを設けていることによって、前記ギヤが前記オイル貯留空間内のオイルに触れる量が少なくなって、ギヤでオイルを攪拌する量が少なくなるので、当該オイル攪拌に伴うフリクションロスが軽減されることになる。しかも、このプレートを前記ハウジングに締結する位置について、前記プレートにおいて前記ギヤの回転軸心を挟んでほぼ180度対向する2つの領域内に特定している。
これにより、前記ハウジングの張り出し部の剛性が向上するとともに、当該ハウジングの張り出し部の振動を抑制するうえで有利になる。そのため、前記ハウジングの張り出し部が振動しようとするときに当該振動が前記2つの領域内の締結位置で打ち消し合うように作用する。
このように、前記締結位置を2つの領域内に特定していて、締結位置を必要以上に増やさないようにしているから、前記ハウジングの張り出し部の振動モードが複雑にならずに済む。これらのことから、前記ハウジングの張り出し部において振動を打ち消し合う作用がバランス良く行われるようになるなど、前記ハウジングの張り出し部において前記ギヤ周辺からの騒音を低減することが可能になる。
好ましくは、前記締結位置の数を偶数とし、前記2つの領域内に同じ数ずつ設ける、構成とすることができる。
このように特定した場合、前記ハウジングの振動を打ち消し合う作用がさらにバランス良く行われるようになる。
好ましくは、前記締結位置を、前記ギヤの回転軸心を通る縦方向の直線に対して線対称に設ける、構成とすることができる。
このように特定した場合、前記ハウジングの振動を打ち消し合う作用がさらにバランス良く行われるようになる。
好ましくは、前記ハウジング内には、デファレンシャルが収納され、前記ギヤは、前記デファレンシャルのリングギヤとされる、構成とすることができる。
ここでは、本願発明に係る車両用駆動装置を、デファレンシャル装置や、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)方式の車両に用いられるトランスアクスルに特定したうえで、前記ギアをデファレンシャルのリングギヤに特定している。
本発明は、ハウジングにギヤが横軸周りに回転自在に支持され、前記ハウジング内の下側に前記ギヤの下側領域を囲むようなオイル貯留空間が設けられた車両用駆動装置において、前記ギヤによるオイル攪拌に伴うフリクションロスを低減したうえで、前記ハウジングにおいて前記ギヤ周辺からの騒音を低減することが可能になる。
本発明に係る車両用駆動装置の一実施形態としてのトランスアクスルの構成を断面にして模式的に示す図であり、図3の(1)−(1)線断面の矢視図である。 図1のトランスアクスルの外観を模式的に示す背面図である。 図2の矢印(3)方向から見た図である。 図3のハウジングのサイドケースの張り出し部(デファレンシャルが配置される領域)の外観を模式的に示す斜視図である。 図4のハウジングのサイドケース内側を示す平面図であり、デファレンシャルを不図示としてプレートおよびハウジングのサイドケースを示している。 図5の斜視図である。 図6においてサイドケースからプレートを離した状態を示す斜視図である。 図5においてサイドケースの振動モードを説明するための図である。 図5においてハウジングのサイドケースに対するプレートの締結位置を説明するための図である。 図5においてハウジングに対するプレートの締結位置の他例を示す図である。 図5に示すプレートの他実施形態を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図9に本発明の一実施形態を示している。この実施形態では、車両用駆動装置としてフロントエンジン・フロントドライブ(FF)方式のトランスアクスルを例に挙げている。
図1に例示しているトランスアクスル1のハウジング2内には、図示していない変速機構部や、デファレンシャル3などが収納されている。
このトランスアクスル1は、入力される回転動力を前記変速機構部、デファレンシャル3ならびに左右のドライブシャフト4L,4Rを経由して図示していない左右の前輪(駆動輪)に伝達するように構成されている。
このトランスアクスル1は、基本的に公知の構成であって本発明の特徴部分に直接的に関与しないものであるから、ここでの説明を簡単に済ませることにする。
前記変速機構部は、いわゆる「CVT」と呼ばれるベルト式無段変速機、あるいは多段式歯車機構などとされる。この変速機構部から出力される回転動力は、デフリングギヤ3gを介してデファレンシャル3に伝達される。
デファレンシャル3は、例えばツーピニオンタイプと呼ばれる公知の構成であり、2つのサイドギヤ3a,3b、2つのピニオンギヤ3c,3d、2つのピニオンギヤ3c,3dを支持するピニオンシャフト3e、これらを収納するデフケース3f、デフケース3fの外周にボルト(符号省略)などで固定されるデフリングギヤ3gなどを備えている。
サイドギヤ3a,3bには、左右のドライブシャフト4L,4Rの各内端が一体回転可能にかつ軸方向変位可能となるように例えばスプライン結合により連結されている。デフケース3fに固定されているデフリングギヤ3gは、図1に示すように、ハウジング2のサイドケース6内に横軸周りに回転自在となるようにベアリング(符号省略)を介して支持されている。
このデファレンシャル3は、デフリングギヤ3gに入力される回転動力を必要に応じて左右のドライブシャフト4L,4Rを介して前記左右の前輪(駆動輪)に分配して伝達する。
この実施形態では、ハウジング2が、例えば図2に示すような3ピース構造とされている。具体的に、ハウジング2は、中央に配置されるセンターケース5、このセンターケース5の一側に取り付けられるサイドケース6、センターケース5の他側に取り付けられるカバー7などを備えている。
このような構成のハウジング2の内部には、トランスアクスル1の各構成要素の回転支持部分や摺動部分を潤滑、冷却するためのオイルが所定量収納されている。
このオイルは、センターケース5およびサイドケース6の内底部に貯留されることになるのである。この実施形態では、サイドケース6の内底部に設けられるオイル貯留空間8のみを、図1に示している。
このサイドケース6内の下側には、デファレンシャル3が配置されており、このデファレンシャル3のデフリングギヤ3gおよびデフケース3fの下側が前記オイル貯留空間8内に入れられてオイルに浸かるようになっている。
なお、ハウジング2内のオイルは、例えば図示していないオイルポンプによって前記潤滑必要部位へ供給されるようになっている。そこで、前記潤滑必要部位にオイルを安定供給するために、前記オイル貯留空間8の容積が比較的大きく設定されている。
この実施形態では、例えば図3から図5に示すように、ハウジング2のサイドケース6における下側(デファレンシャル3が配置される側)が、部分的な円筒形状となるように外側へ張り出されている。この張り出し部6aの内側に、前記したオイル貯留空間8が設けられている。
そして、サイドケース6内には、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fがオイル貯留空間8内のオイルを攪拌することに伴うフリクションロスを低減することを狙いとして、プレート10が設置されている。
このプレート10は、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fがオイル貯留空間8内のオイルに触れる量を可及的に少なくさせるためのものであって、例えば整流板または仕切り板などとも呼ばれる。
プレート10は、図1、図6ならびに図7に示すように、デフケース3fおよびデフリングギヤ3gの外周の少なくとも下半分領域に倣うような形状に形成されている。このプレート10が、デフケース3fおよびデフリングギヤ3gの外周の少なくとも下側領域に近接配置されるように、ハウジング2のサイドケース6に取り付けられている。これにより、デフケース3fおよびデフリングギヤ3gの外周の少なくとも下側領域とプレート10との間には所定の対向隙間が作られるようになっている。
具体的に、プレート10は、半円錐台形状の湾曲部11と、湾曲部11の大径側に径方向外向きに張り出し形成される平板部12とを備えている。
このプレート10を詳しく説明すると、要するに、円錐台形状のお碗のような部材の大径側外周に径方向外向きの平板部を設けたものとし、この部材をその中心線を通る平面に沿って半分に割って得られる2つの部材の片方とされる。
このようなプレート10を用いれば、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fの外周の少なくとも下半分領域を覆うことによってオイル貯留空間8を、あたかも「上げ底」のような状態にすることができる。
このようにすると、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fは、オイル貯留空間8内のオイルのうち、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fの外周の少なくとも下半分領域とプレート10との対向隙間に存在するオイルに触れるようになる。
これにより、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fがオイル貯留空間8内のオイルに触れる量が少なくなるので、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fがオイルを攪拌する量が少なくなる。その結果、前記オイルの攪拌に伴うフリクションロスを低減することが可能になるのである。
ところで、前記したように張り出し部6aを設けたサイドケース6の場合、当該サイドケース6が振動すると、例えば図8の一点鎖線および矢印で示すように、張り出し部6aの振動モードが「円筒の基本振動モード(1次振動モード)」に類似する振動モードとなり、この張り出し部6aから外部に音を放射することになる。このような放射音(騒音)を低減するために、以下のような工夫をしているので、説明する。
まず、サイドケース6へのプレート10の取り付け形態を説明する。図7に示すように、プレート10の平板部12の所定位置をサイドケース6の内壁に設けられているリブ6b,6cにボルト15で留めることにより締結している。言うまでもないが、このボルト15が留められている位置が、ハウジング2のサイドケース6へのプレート10の締結位置である(図5および図6参照)。
図7に示すように、リブ6b,6cには、ボルト15が螺着されるねじ孔6dが設けられており、また、プレート10の平板部12には、ボルト15が挿通される挿通孔13が設けられている。
前記サイドケース6へのプレート10の締結位置を詳しく説明する。前記締結位置は、図9に示すように、プレート10においてデフリングギヤ3gの一側面を平面視した状態で周方向に8等分した領域51〜58のうち、デフリングギヤ3gの回転軸心100を通る横方向の直線200をそれぞれ一辺とする下側の2つの領域55,58(ハッチング参照)に対応する部分内とされている。なお、デフリングギヤ3gの回転軸心100は、サイドケース6の張り出し部6aに設けられるドライブシャフト4L,4Rの挿通孔6eの中心と一致する。
図9において、二点鎖線で示すデフリングギヤ3gを時計の文字盤に例えると、前記2つの領域55,58のうち、第1の領域55は時計の長針位置が3時から4時30分までの範囲の扇形領域とされており、また、第2の領域58は時計の長針位置が7時30分から9時までの範囲の扇形領域とされていると言える。
この締結位置は、プレート10において前記2つの領域55,58に対応する部分内であればどこでもよく、また、その数も任意である。前記締結位置の数は偶数とすることが好ましく、また、前記プレート10において前記2つの領域55,58に対応する部分内に同じ数ずつ設けることが好ましい。さらに、前記締結位置は、図9に示すように、デフリングギヤ3gの回転軸心100を通る縦方向の直線300に対して線対称となるように設定することが好ましい。
このように、プレート10において前記2つの領域55,58に対応する部分内に、前記締結位置(ボルト15の留め位置)を1ヶ所ずつの計2ヶ所にしているが、プレート10において前記2つの領域55,58に対応する部分内での締結位置をさらに詳しく説明する。
図9に示すように、第1の領域55に対応する部分の締結位置としては、プレート10の平板部12の外縁寄りでかつ時計に例えると長針位置が3時の位置より少し4時側に寄った位置にされている。また、第2の領域58の締結位置としては、プレート10の平板部12の外縁寄りでかつ時計に例えると長針位置が9時の位置より少し8時側に寄った位置にされている。
この他、例えば図10に示すように、第1の領域55の締結位置は、プレート10の平板部12と湾曲部11との境界付近でかつ時計に例えると長針位置が4時30分の位置より少し4時側に寄った位置とすることができる。また、第2の領域58の締結位置は、プレート10の平板部12と湾曲部11との境界付近でかつ時計に例えると長針位置が7時30分の位置より少し8時側に寄った位置とすることができる。
このように、プレート10における前記2ヶ所を、ハウジング2のサイドケース6へのプレート10の締結位置(ボルト15の留め位置)に特定している。
この特定によれば、ハウジング2のサイドケース6における張り出し部6aの剛性が向上するとともに、当該サイドケース6における張り出し部6aの振動を抑制するうえで有利になる。
詳しくは、ハウジング2のサイドケース6における張り出し部6aの振動モードは、図8の一点鎖線で示すように縦方向および横方向に交互に振動するような形態になるが、この振動は、前記2ヶ所の締結位置で互いに打ち消し合うように作用することになる。
つまり、プレート10において第1の領域55および第2の領域58に対応する部分内を締結位置に特定していることによって、サイドケース6における張り出し部6aが図8の縦方向と横方向とに弾性変形して振動するときの振幅が小さく抑えられることになる。
しかも、この実施形態では、前記締結位置を前記2ヶ所に特定して、必要以上に増やさないようにしている。というのは、仮に、前記締結位置を前記2ヶ所の他に、図9の二点鎖線で示す位置16(プレート10の平板部12を時計に例えると長針位置が6時の位置)を加える場合には、図8に示すように張り出し部6aの縦方向の振動が前記二点鎖線で示す仮想締結位置16に入力するようになって、当該縦方向の振動が前記締結位置にも伝達されることになるので、ハウジング2のサイドケース6における張り出し部6aの振動モードが複雑になることが懸念される。
これに対し、この実施形態では、前記しているように締結位置を2ヶ所に特定することで必要以上に増やしていないので、ハウジング2のサイドケース6における張り出し部6aの振動モードが複雑にならずに済むようになる。これらのことから、前記ハウジング2のサイドケース6の張り出し部2aにおいて振動を打ち消し合う作用がバランス良く行われるようになるなど、ハウジング2のサイドケース6における張り出し部6a(デファレンシャル3を配置する部分)からの騒音を低減することが可能になる。
以上説明したように、本発明の特徴を適用した実施形態では、デフリングギヤ3gおよびデフケース3fがオイル貯留空間8内のオイルを攪拌することに伴うフリクションロスを低減するためのプレート10を有効利用して、ハウジング2のサイドケース6における張り出し部6aの剛性を向上させることにより、当該サイドケース6における張り出し部6aの振動を抑制可能にしているから、トランスアクスル1の騒音を低減する効果が向上するようになる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。
(1)上記実施形態では、車両用駆動装置として、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)方式の車両に搭載されるトランスアクスル1を例に挙げているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば車両の前輪側または後輪側に設置されるデファレンシャル装置とすることも可能である。
(2)上記実施形態では、プレート10の湾曲部11の形状をほぼ半円錐形状にしていて、左右対称形状にした例を挙げているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図11に示すように、プレート10の右半分領域を左半分領域よりも大きくしたような左右非対称形状にすることも可能である。
(3)上記実施形態では、ハウジング2のサイドケース6にプレート10を締結する手段としてボルト15を用いた例を挙げているが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば溶接などにより締結することが可能である。
本発明は、ハウジングにギヤが横軸周りに回転自在に支持され、前記ハウジング内の下側に前記ギヤの下側領域を囲むようなオイル貯留空間が設けられた車両用駆動装置に好適に利用することが可能である。
1 トランスアクスル
2 ハウジング
3 デファレンシャル
3f デフケース
3g デフリングギヤ(請求項のギアに相当)
6 ハウジング2のサイドケース
6a サイドケース6の張り出し部
6b,6c サイドケース6のリブ
8 オイル貯留空間
10 プレート
11 プレート10の湾曲部
12 プレート10の平板部
13 平板部12におけるボルト15の挿通孔
15 締結用のボルト
51〜58 8等分の領域
100 デフリングギヤ3gの回転軸心
200 デフリングギヤ3gの回転軸心を通る横方向の直線
300 デフリングギヤ3gの回転軸心を通る縦方向の直線

Claims (4)

  1. ハウジングにギヤが横軸周りに回転自在に支持され、前記ハウジング内の下側に前記ギヤの下側領域を囲むようなオイル貯留空間が設けられた車両用駆動装置であって、
    前記ハウジングの下側には、前記ギヤの外周に沿うように部分的な円筒形状の張り出し部が設けられ、
    この張り出し部の内側に前記オイル貯留空間が設けられ、
    前記張り出し部において前記ギヤの外周の少なくとも下側領域には、当該領域に倣う形状のプレートが近接配置されるように前記ハウジングに締結されており、
    前記ハウジングへの前記プレートの締結位置は、前記プレートにおいて、前記ギヤの一側面を平面視した状態で周方向に8等分した領域のうち、前記ギヤの回転軸心を通る横方向の直線をそれぞれ一辺とする下側の2つの領域に対応する部分内とされている、ことを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 請求項1に記載の車両用駆動装置において、
    前記締結位置の数は、偶数とされ、前記2つの領域内に同じ数ずつ設けられる、ことを特徴とする車両用駆動装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用駆動装置において、
    前記締結位置は、前記ギヤの回転軸心を通る縦方向の直線に対して線対称に設けられる、ことを特徴とする車両用駆動装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、
    前記ハウジング内には、デファレンシャルが収納され、
    前記ギヤは、前記デファレンシャルのリングギヤとされる、ことを特徴とする車両用駆動装置。
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