JP5910210B2 - フロロシリコーンゴム組成物、フロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体、及びその一体成形体を製造する方法 - Google Patents

フロロシリコーンゴム組成物、フロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体、及びその一体成形体を製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、金属には接着せず、特定の熱可塑性樹脂(ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂)に接着できる液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物、該組成物を加熱硬化して得られるフロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体、及びその一体成形体を製造する方法に関するものである。
従来、液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物は、耐ガソリン性、耐油性に優れることから航空機や車載用ゴム部品、プリンター部品等に使用されている。上記部品は、金属(金型)を使用し、熱可塑性樹脂とフロロシリコーンゴムを接着成形することが望まれていた。例えば、成形した熱可塑性樹脂を金属(金型)に設置し、フロロシリコーンゴムを注入し、加熱硬化し、接着させるインサート成形などが挙げられる。しかし、接着成形をする場合、金属(金型)には接着せず、特定の樹脂に接着できる材料の選択機能が要求される。その選択機能についての記載は公知文献に見当たらない。また、金属(金型)を使用する注入成形、圧縮成形及び射出成形加工において、液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物を用いること、及び該組成物を成形、硬化してなる成形品についての記載は、公知文献に見当たらない。
なお、フロロシリコーンゴム組成物(未硬化物)又はフロロシリコーンゴム(硬化物)とは、ゴムのマトリックスを構成する主剤の(A)成分(ベースポリマー)が、主鎖を構成する2官能性のジオルガノシロキサン単位が(3,3,3−トリフロロプロピル)(メチル)シロキサン単位のみの繰り返し構造からなる直鎖状の(3,3,3−トリフロロプロピル)(メチル)ポリシロキサンである点において、通常の、ジメチルシロキサン単位の繰り返しから主鎖が構成されてなる直鎖状ジメチルポリシロキサンを主剤とする一般的なジメチルシリコーンゴムとは本質的に相違するものである。
なお、本発明に関連する従来技術として、下記文献が挙げられる。
特許第3365785号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、特別な接着性付与剤等を配合しなくても、金属には接着せず、特定の熱可塑性樹脂(ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂)に強固に接着できる液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物該組成物を加熱硬化して得られるフロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体、及びその一体成形体を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、フロロシリコーンゴム組成物において、主ポリマーの重合度及び粘度を特定の領域内に制御することにより、金属には接着せず、特定の熱可塑性樹脂(ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂)に接着できる液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物が得られ、該組成物は、注入成形、圧縮成形及び射出成形用材料として好適であることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、下記に示すフロロシリコーンゴム組成物、該組成物を加熱硬化して得られるフロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体、及びその一体成形体を製造する方法を提供する。
〔1〕
ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂に対して、注入成形、圧縮成形及び射出成形から選ばれる成形方法を用いて接着成形することによって、フロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体を製造する方法において用いられるものである、
(A)下記一般式(I)
Figure 0005910210
(式中、R1〜R4は炭素数1〜8の非置換又は置換の脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、nは150〜500の整数である。)
で示される25℃の粘度が15,000〜300,000mPa・sであるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)1分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(B)成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり0.5〜10個となる量、
(C)付加反応触媒:有効量、
(D)無機充填剤:0〜500質量部
を含有することを特徴とする金属に非接着性で、かつ、ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂に接着性のフロロシリコーンゴム組成物。
〔2〕
〔1〕記載のフロロシリコーンゴム組成物の硬化物からなるフロロシリコーンゴム層とポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体。
〔3〕
ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂に対して、注入成形、圧縮成形及び射出成形から選ばれる成形方法を用いて、
(A)下記一般式(I)
Figure 0005910210
(式中、R1〜R4は炭素数1〜8の非置換又は置換の脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、nは150〜500の整数である。)
で示される25℃の粘度が15,000〜300,000mPa・sであるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)1分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(B)成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり0.5〜10個となる量、
(C)付加反応触媒:有効量、
(D)無機充填剤:0〜500質量部
を含有することを特徴とする金属に非接着性で、かつ、ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂に接着性のフロロシリコーンゴム組成物を接着成形することを含むフロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体を製造する方法。
本発明のフロロシリコーンゴム組成物によれば、金属には接着せず、特定の熱可塑性樹脂(ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂等)に強固に接着できる液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物該組成物を加熱硬化して得られるフロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体、及びその一体成形体を製造する方法を提供することができ、接着成形や成形品の生産性向上に寄与することができるものである。
本発明のフロロシリコーンゴム組成物は、
(A)下記一般式(I)
Figure 0005910210
(式中、R1〜R4は炭素数1〜8の非置換又は置換の脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、nは150〜500の整数である。)
で示される25℃の粘度が15,000〜300,000mPa・sであるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)1分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(B)成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり0.5〜10個となる量、
(C)付加反応触媒:有効量、
(D)無機充填剤:0〜500質量部
を含有してなるものである。
(A)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン
(A)成分は、下記一般式(I)で示される、重合度(n)が150〜500であり、かつ、25℃の粘度が15,000〜300,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンであり、主鎖を構成する2官能性のジオルガノシロキサン単位が、(3,3,3−トリフロロプロピル)(メチル)シロキサン単位のみの繰り返し構造からなり、分子鎖両末端がビニルジオルガノシロキシ基で封鎖された(3,3,3−トリフロロプロピル)(メチル)ポリシロキサンである。
Figure 0005910210
ここで、上記式(I)中、R1〜R4は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部を、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子(特には、フッ素以外のハロゲン原子)、シアノ基等で置換したクロロメチル基、クロロプロピル基、2−シアノエチル基等の、炭素数1〜8、好ましくは炭素数1〜6の、アルケニル基等の脂肪族不飽和基を除く非置換又は置換の一価炭化水素基である。R1〜R4としては、アルキル基、特にメチル基であることが好ましい。
n(重合度)は、150〜500の整数であり、好ましくは150〜450、より好ましくは150〜400、最も好ましくは150〜350の整数である。nが150より小さい場合、熱可塑性樹脂との接着性が不安定となり、500より大きい場合、ゴム組成物の加工性及び物性が悪くなる。
このオルガノポリシロキサンの重合度(n)の範囲は、該オルガノポリシロキサンの25℃における粘度が15,000〜300,000mPa・s(好ましくは15,000〜250,000mPa・s、より好ましくは15,000〜200,000mPa・s、最も好ましくは15,000〜150,000mPa・s)となる範囲に相当するものであるが、この重合度(n)の平均値は、例えばトルエンを展開溶媒として、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の重量平均重合度として求めることができる。なお、本発明において、粘度は回転粘度計(例えば、BL型、BH型、BS型、コーンプレート型等)により測定することができる(以下、同じ)。
(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンは、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
(B)オルガノハイドロジェンポリシロキサン
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(A)成分とヒドロシリル化付加反応し、硬化剤(架橋剤)として作用する。(B)成分の分子構造に特に制限はなく、例えば、直鎖状、環状、分岐状、三次元網状構造(樹脂状)等の、従来製造されている各種のオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用することができる。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個(通常、2〜200個)、好ましくは3〜100個、特に好ましくは3〜50個のケイ素原子に結合した水素原子(即ち、SiHで示されるヒドロシリル基)を有する。(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンが直鎖状又は分岐状構造を有する場合、これらのSiH基は、分子鎖末端(即ち、ジオルガノハイドロジェンシロキシ基)及び分子鎖途中(即ち、分子鎖非末端に位置する2官能性のオルガノハイドロジェンシロキサン単位又は3官能性のハイドロジェンシルセルキオキサン単位)のどちらか一方にのみ位置していても、その両方に位置していてもよい。ケイ素原子に結合した水素原子以外のケイ素原子に結合する一価の有機基としては、通常、炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜8程度の、非置換又は置換の、アルケニル基等の脂肪族不飽和結合を含有しない同一又は異種の一価炭化水素基が例示でき、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子等で置換したもの、例えばトリフロロプロピル基などが挙げられ、好ましくはメチル基、トリフロロプロピル基である。(B)成分の1分子中のケイ素原子の数(又は重合度)は、好ましくは2〜300個、より好ましくは3〜200個、更に好ましくは4〜150個である。更に、(B)成分は室温(25℃)で液状であり、(B)成分の25℃における粘度は0.1〜1,000mPa・sであることが好ましく、より好ましくは0.5〜500mPa・s、更に好ましくは1〜200mPa・sである。粘度が低すぎても高すぎても作業性が低下することがある。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとして、具体的には、例えば、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、トリス(ハイドロジェンジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス(ハイドロジェンジメチルシロキシ)フェニルシラン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・トリフロロプロピルメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・トリフロロプロピルメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖トリフロロプロピルメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位と(CH33SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C65)SiO3/2単位とからなる共重合体や、上記例示化合物において、メチル基の一部又は全部を他のアルキル基や、フェニル基、トリフロロプロピル基等で置換したものなどが挙げられる。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
(B)成分の配合量は、(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基(本発明の場合、ビニル基)1個に対して(B)成分中のケイ素原子結合水素原子の数が0.5〜10個、好ましくは1〜5個の範囲内となる量である。該配合量が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基(ビニル基)1個に対して(B)成分中のケイ素原子結合水素原子が0.5個未満となる量であると、得られる組成物は十分に硬化しない。また、該配合量が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基(ビニル基)1個に対して(B)成分中のケイ素原子結合水素原子が10個を超える量であると、得られるシリコーンゴムの耐熱性が極端に劣ったものとなる。
(C)付加反応触媒
(C)成分の付加反応触媒は、(A)成分中のアルケニル基(ビニル基)と(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子との付加反応を促進するものであればいかなる触媒であってもよいが、通常は、白金族金属系触媒が好適に使用できる。その具体例としては、白金、パラジウム、ロジウム等や塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィン類、ビニルシロキサン又はアセチレン化合物との配位化合物、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム等の、白金族金属又はそれらの化合物が挙げられるが、特に好ましくは白金系化合物である。(C)成分は、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
(C)成分の配合量は、触媒としての有効量でよいが、(A)成分及び(B)成分の合計量に対して、触媒金属元素(白金族金属元素)に換算して質量基準で、通常、0.5〜1,000ppm、好ましくは1〜500ppmの範囲であり、10〜100ppmの範囲であることがより好ましい。かかる範囲を満たすと、付加反応の反応速度が適切なものとなり、かつ硬化物の耐熱性が良好なものとなる。
(D)無機充填剤
本発明の(D)成分である無機充填剤は、必要に応じて配合される任意成分であり、通常、(A)成分100質量部に対して500質量部以下(0〜500質量部)程度、より好ましくは1〜200質量部、特に5〜100質量部で配合することができる。(D)成分としては、従来からシリコーンゴム組成物に使用されている補強性や非補強性の無機充填剤を用いることができ、沈澱シリカ(湿式シリカ)、ヒュームドシリカ(乾式シリカ)、焼成シリカ、石英粉、珪藻土等のシリカ系無機充填剤や炭酸カルシウム、アルミナ、金属ケイ素等が好適に使用される。
本発明のフロロシリコーンゴム組成物において、その他の成分として、必要に応じて、前記(D)成分以外の、カーボンブラック、導電性亜鉛華、金属粉等の導電剤、窒素含有化合物やアセチレン化合物、リン化合物、ニトリル化合物、カルボキシレート、錫化合物、水銀化合物、硫黄化合物等のヒドロシリル化反応制御剤、酸化鉄、酸化セリウムのような耐熱剤、ジメチルシリコーンオイル等の内部離型剤、接着性付与剤、チクソ性付与剤等を配合することは、ゴム成形品の外観を損なわない範囲で任意とされる。
本発明のフロロシリコーンゴム組成物は、上記(A)〜(D)成分、及び必要に応じて各任意成分を、ニーダー、プラネタリーミキサーなどの通常の混合撹拌器、混練器等を用いて上記各成分を均一に混合することにより調製することができる。
本発明の組成物は、作業性等の点から、25℃において、せん断速度0.9s-1での粘度が5,000Pa・s以下であることが好ましく、より好ましくは5〜4,000Pa・s、更に好ましくは5〜3,000Pa・s程度である。この粘度が5,000Pa・sを超える場合には、注入、圧縮及び射出成形を行う際に材料供給に時間がかかり、生産性が著しく低下することがある。なお、せん断速度下での粘度の測定は、例えば、精密回転式粘度計(Haake(株)製)等のレオメーター式の回転粘度計を用いて行えばよい。
なお、本発明においては、上記液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物を2液型とすることもでき、この場合、架橋剤としての(B)成分と付加反応触媒の(C)成分とが同一の組成物(A液又はB液)中に混在しないように各成分を適宜分割すればよく、例えば、(A)成分の一部、(C)成分及び(D)成分の一部又は全部を含有するA液と、(A)成分の残部、(B)成分及び場合により(D)成分の残部を含有するB液とからなる2液型の組成物とすることができ、等質量又は等容量で混合できるように調製することが好ましい。
本発明の組成物は、注入成形、圧縮成形、射出成形等各種の成形方法に適用することができ、金属(金型)には接着せず、特定の熱可塑性樹脂に接着することから、接着成形に好適に使用できる。本発明の液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物が適用される接着対象とする熱可塑性樹脂としては、代表的にはポリエステル系樹脂やポリカーボネート樹脂が挙げられる。具体的には、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)などが挙げられる。
本発明の液状付加硬化型フロロシリコーンゴム組成物が非接着対象とする金属(金型)としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、鉄、炭素鋼、これらの金属(金型)表面にニッケルメッキ処理、クロムメッキ処理、窒化処理したものなどが挙げられる。
次に、注入成形、圧縮成形及び射出成形によるシリコーンゴムの成形方法について説明する。注入成形の場合、フロロシリコーンゴム組成物は、A液とB液の2液タイプに分割される。2液に分割された材料は各A液及びB液を等量混合し、金属(金型)内に注入され、恒温槽で加熱されて硬化し、シリコーンゴムが成形される。圧縮成形の場合、プレス機などの圧縮機に金属(金型)を設置し、注入成形と同様に、2液に分割された材料は各A液及びB液を等量混合し、金型に注入され、加熱されて硬化し、シリコーンゴムが成形される。射出成形の場合、各A液及びB液が材料供給ポンプから定量器に供給される。定量器からA液とB液が等量の割合で材料供給ラインを通じて合流する。材料は成形機本体のスクリュー部とシリンダー部で混合される。その後、金型に射出され、金型内で加熱されて硬化し、シリコーンゴムが成形される。
フロロシリコーンゴム組成物の硬化成形条件としては、公知の液状付加反応硬化型シリコーンゴム組成物と同様でよく、硬化温度は80〜150℃、特に100〜150℃で、硬化時間は3〜60分間、特に5〜30分間加熱することにより硬化成形することができる。
本発明のフロロシリコーンゴム組成物を加熱硬化して得られたフロロシリコーンゴム成形品は、耐ガソリン性、耐油性に優れることから、航空機や車載用ゴム部品、プリンター部品等として好適に用いることができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、(A)成分の粘度は、25℃においてBH型回転粘度計(ロータNo.7、回転数10rpm)により、(B)成分の粘度は、25℃においてBL型回転粘度計(ロータNo.2、回転数60rpm)により、それぞれ測定した。平均重合度は、トルエンを展開溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の重量平均重合度を示す。
[実施例1]
下記式(1)
Figure 0005910210
で示される両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された25℃の粘度が15Pa・s(平均重合度n=150)であるトリフロロプロピルメチルポリシロキサン[ビニル基含有量8.48×10-5mol/g]115質量部、架橋剤として、下記式(2)
Figure 0005910210
で示される側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン[粘度0.06Pa・s、SiH基量0.0048mol/g]4.5質量部((A)成分中のケイ素原子結合ビニル基に対する(B)成分中のSiH基のモル比[SiH/SiVi]=2.0)、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.1質量部、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.3質量部を適宜混合し、フロロシリコーンゴム組成物1を調製した。
このシリコーンゴム組成物1を150℃/10分のプレスキュアを行って加硫したものについて、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸びを測定し、これらの結果を表1に示した。また、寸法が幅25mm、長さ100mm、厚み2mmの2枚の接着試験片(平板形状)の間に該シリコーンゴム組成物1を充填し、接着面積が25mm×10mm、該ゴム層の厚みが2mmになるようにせん断接着試験片を作製した。接着試験片の材質はポリカーボネート樹脂(PC樹脂)及びポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)を使用した。せん断接着試験片の加熱硬化条件は120℃の恒温槽で30分間加熱した。同様にして、寸法が幅25mm、長さ100mm、厚み1mmの接着試験片(平板形状)を使用し、接着試験片の材質はアルミニウム(Al)及びステンレス鋼(SUS)を使用し、120℃の恒温槽で30分間加熱し、せん断接着試験片を作製した。該せん断接着試験片について、接着面に対して水平方向の引張り応力を印加して、せん断接着強度とゴム凝集破壊率(接着試験片における熱可塑性樹脂層又は金属層とフロロシリコーンゴム層との接着面積に対して界面剥離せずに凝集破壊した面積の比率(%);CF)を測定した結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1において、重合度が下記式(3)
Figure 0005910210
で示される両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された25℃の粘度が10Pa・s(平均重合度n=122)であるトリフロロプロピルメチルポリシロキサン[ビニル基含有量10.50×10-5mol/g]115質量部、架橋剤として上記式(2)で示される側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン5.5質量部を使用した以外は実施例1と同様にして、フロロシリコーンゴム組成物2を調製した。
このシリコーンゴム組成物2を150℃/10分のプレスキュアを行って加硫したものについて、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸びを測定し、これらの結果を表1に示した。また、実施例1と同様にして、せん断接着試験片を作製し、実施例1と同様にして、せん断接着強度とゴム凝集破壊率(CF)を測定した結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1において、重合度が下記式(4)
Figure 0005910210
で示される両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された25℃の粘度が104Pa・s(平均重合度n=334)であるトリフロロプロピルメチルポリシロキサン[ビニル基含有量3.98×10-5mol/g]115質量部、架橋剤として上記式(2)で示される側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン2.0質量部を使用した以外は実施例1と同様にして、フロロシリコーンゴム組成物3を調製した。
このシリコーンゴム組成物3を150℃/10分のプレスキュアを行って加硫したものについて、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸びを測定し、これらの結果を表1に示した。また、実施例1と同様にして、せん断接着試験片を作製し、実施例1と同様にして、せん断接着強度とゴム凝集破壊率(CF)を測定した結果を表1に示す。
[実施例3]
実施例2において、無機充填剤として平均粒径8μmの珪藻土40質量部を添加した以外は実施例2と同様にして、フロロシリコーンゴム組成物4を調製した。
このシリコーンゴム組成物4を150℃/10分のプレスキュアを行って加硫したものについて、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸びを測定し、これらの結果を表1に示した。また、実施例1と同様にして、せん断接着試験片を作製し、実施例1と同様にして、せん断接着強度とゴム凝集破壊率(CF)を測定した結果を表1に示す。
Figure 0005910210

Claims (3)

  1. ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂に対して、注入成形、圧縮成形及び射出成形から選ばれる成形方法を用いて接着成形することによって、フロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体を製造する方法において用いられるものである、
    (A)下記一般式(I)
    Figure 0005910210
    (式中、R1〜R4は炭素数1〜8の非置換又は置換の脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、nは150〜500の整数である。)
    で示される25℃の粘度が15,000〜300,000mPa・sであるオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (B)1分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(B)成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり0.5〜10個となる量、
    (C)付加反応触媒:有効量、
    (D)無機充填剤:0〜500質量部
    を含有することを特徴とする金属に非接着性で、かつ、ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂に接着性のフロロシリコーンゴム組成物。
  2. 請求項1記載のフロロシリコーンゴム組成物の硬化物からなるフロロシリコーンゴム層とポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体。
  3. ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂に対して、注入成形、圧縮成形及び射出成形から選ばれる成形方法を用いて、
    (A)下記一般式(I)
    Figure 0005910210
    (式中、R1〜R4は炭素数1〜8の非置換又は置換の脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、nは150〜500の整数である。)
    で示される25℃の粘度が15,000〜300,000mPa・sであるオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (B)1分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(B)成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり0.5〜10個となる量、
    (C)付加反応触媒:有効量、
    (D)無機充填剤:0〜500質量部
    を含有することを特徴とする金属に非接着性で、かつ、ポリエステル系樹脂及びポリカーボネート樹脂に接着性のフロロシリコーンゴム組成物を接着成形することを含むフロロシリコーンゴム層と熱可塑性樹脂層とからなる一体成形体を製造する方法。
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