JP5909209B2 - ハイブリッド鉄道車両 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド鉄道車両に関する。
従来の装置は、鉄道車両が複数のエンジンと動力用蓄電池を備え、負荷に応じて燃費が
最小になるようエンジンを制御するとともに、エンジンの出力が不足した場合、不足した
エネルギーを蓄電池から補充することを特徴としている。(例えば特許文献1参照)。
特開平8−198102号公報
従来の装置は、エンジンの出力が不足した場合に蓄電池からエネルギーを補充するため、
蓄電池は常に放電することが求められ、容量の大きな蓄電装置を準備しなければならない
そこで本発明の目的は、負荷に応じて燃費が最小になるようエンジンを制御するとともに
、エンジン発電電力が負荷を超過する状態を積極的に作り出し、エンジン発電電力の過不
足分を蓄電池で充放電することで、放電と充電動作を頻繁に繰り返して蓄電池の容量低減
を図ることである。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エ
ンジンの発電電力の過不足電力を蓄電装置の電力で補完することにより達成することが出
来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エン
ジンは最大効率点付近で動作するよう発電電力を制御し、エンジンの発電電力の過不足電
力を蓄電装置の電力で補完することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エン
ジンは車両の走行電力から発電電力を制御し、エンジンの発電電力の過不足電力を蓄電装
置の電力で補完することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エン
ジンは車両の速度から発電電力を制御し、エンジンの発電電力の過不足電力を蓄電装置の
電力で補完することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エン
ジンは車両の加速度からエンジンの発電電力を制御し、エンジンの発電電力の過不足電力
を蓄電装置の電力で補完することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エン
ジンは車両のノッチ操作に応じてエンジンの発電電力を制御し、エンジンの発電電力の過
不足電力を蓄電装置の電力で補完することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エン
ジンは車両の走行前に計算した車両の走行電力から発電電力を制御し、エンジンの発電電
力の過不足電力を蓄電装置の電力で補完することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、エン
ジンは蓄電装置のエネルギー残量から発電電力を制御することにより達成することが出来
る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、蓄電
装置が蓄電装置の過放電領域まで放電したときは、蓄電装置の放電を停止してエンジンの
発電電力のみで鉄道車両は走行することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、蓄電
装置が蓄電装置の過放電領域まで放電したときは、蓄電装置の放電を停止してエンジンの
発電電力のみで鉄道車両は走行し、またエンジンの余剰発電電力で蓄電装置を充電するこ
とにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、蓄電
装置が蓄電装置の過放電領域まで放電したときは、車両の走行を停止して蓄電装置をエン
ジンから充電することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、蓄電
装置は満充電レベルと満充電レベルより低いエネルギー残量状態にある充電開始レベルを
設け、蓄電装置のエネルギー残量が満充電レベルと充電開始レベルの間にあるときにはエ
ンジンを停止して蓄電装置から電力を供給することにより達成することが出来る。
上記課題は、エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、蓄電
装置は満充電レベルと満充電レベルより低いエネルギー残量状態にある充電開始レベルを
設け、蓄電装置のエネルギー残量が充電開始レベルを下回ったら、蓄電装置のエネルギー
残量が充電完了レベルに到達するまでエンジンから蓄電装置を充電することにより達成す
ることが出来る。
本発明により、放電と充電動作を頻繁に繰り返して蓄電池の容量低減を図ることができ
るハイブリッド鉄道車両を提供することが出来る。
本発明の実施例1を示す構成図 本発明の実施例1を説明するグラフ 本発明の実施例2を説明するグラフ 本発明の実施例3を説明するグラフ 本発明の実施例4を説明するグラフ 本発明の実施例5を説明するグラフ 本発明の実施例6を説明するグラフ 本発明の実施例7を説明するグラフ 本発明の実施例8を説明するグラフ 本発明の実施例9を説明するグラフ 放電制限回路の例 本発明の実施例10を説明するグラフ 本発明の実施例11を説明するグラフ 本発明の実施例12を説明するグラフ 本発明の実施例13、および実施例14を説明するグラフ
本発明に基づく第1の実施の形態のハイブリッド鉄道車両の構成図を図1に示す。図1に
おいて、1は鉄道車両、2はエンジン、3は蓄電装置、4はインバータ、5はモータ、6
は車輪、7はレールである。エンジン2は電力を発電し、蓄電装置3は電力を放電もしく
は充電して、エンジン2と蓄電装置3からインバータ4に電力を供給する。インバータ4
はモータ5を回転させて鉄道車両1を走行させる。また鉄道車両1がモータ5を発電機と
して使用する電気ブレーキをかける場合は、インバータ4から蓄電装置3に電力を供給す
ることで蓄電装置を充電することができる。インバータ4がモータ5を駆動する鉄道車両
1の走行電力は、線路条件や車両重量、車両速度などで決まり電源条件には依存しない。
そこでインバータ4が鉄道車両1の走行電力に対して適切な電力供給ができれば、車両は
要求された走行性能を満足することができる。この電力供給に対するエンジン2と蓄電装
置3の電力分配を最適に制御することで、エンジン1の発電容量低減、蓄電装置の低容量
化、といったメリットを得ることができる。
図2は実施例1を説明するグラフであり、上段が車両速度Vt、中段が鉄道車両1の走行
電力Ptとエンジン2の発電電力Pe、下段が蓄電装置3の充放電電力量Ubである。車
両速度Vtの加速時に鉄道車両1は走行電力Ptを大きく消費し、エンジン発電電力Pe
が走行電力Ptより小さくなるため、その不足電力を蓄電装置3から出力する。鉄道車両
1の加速が終了し定速走行に移行すると、鉄道車両1の走行電力Ptは加速時より減少す
るため、この期間に鉄道車両1の走行電力Ptよりエンジン2の発電電力Peを大きくす
ることで蓄電装置3を充電できる。鉄道車両1の走行電力に対して、エンジン2はエンジ
ン性能に適した回転数の制御で出力を可変とし、鉄道車両1の走行電力とエンジン発電電
力の過不足分を蓄電装置3の充放電電力で補充することで、鉄道車両1の走行性能を満足
し、エンジン2に負担の少ないハイブリッド鉄道車両の運転方式を選択することができる
。また鉄道車両1の速度が加速から定速に移項した直後から蓄電装置3を充電できるため
、蓄電装置3も容量を低減して小型軽量な蓄電装置構成にすることができる。
これにより、エンジンへの負担が軽減され、エンジンの長寿命化やメンテナンスコストの
削減、また冷却設計の簡素化や量産廉価タイプの適用が可能となり、エンジンの低コスト
化を図ることができる。また、蓄電装置の容量を抑えてコストを低減することができる。
(第2の実施の形態)
本発明に基づく第2の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図3に示す。
エンジン2は定格出力に近い高回転で効率が良く、低回転で効率が低くなる特徴を持つ。
エンジン2のエネルギーを効率よく利用するためには、エンジン2を定格出力近傍にある
最大効率点付近で動作させることが有効である。このエンジン2の最大効率点における発
電電力が鉄道車両1の走行電力よりも大きければ、エンジン2の発電電力の一部で蓄電装
置3を充電することができる。鉄道車両1の定速走行における走行電力よりエンジン2の
最大効率点付近の発電電力を大きく設計すれば、エンジン2を常に最大電力点付近で発電
し、鉄道車両1で消費する走行電力との過不足電力を蓄電装置から補うことで、エンジン
を最も効率よく使用して、かつまた鉄道車両1の速度が加速から定速に移項した直後から
蓄電装置3を充電できるため、蓄電装置3も容量を低減して小型軽量な蓄電装置にするこ
とができる。
これにより、車両の走行性能を維持したまま、エンジンは効率良く運転することができ、
限られた資源である燃料を有効活用することが可能となる。また、車両走行に伴い蓄電装
置が放電した電力を早い時間にエンジンから再充電することで、蓄電装置の蓄電容量を小
型化とすることができる。
(第3の実施の形態)
本発明に基づく第3の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図4に示す。鉄道車両1の走行電力に対してエンジ
ン2の発電電力を制御すると、その過不足分を蓄電装置3の充放電電力で補完することか
ら、鉄道車両1の走行電力に依存せずに蓄電装置3の出力を制御するのと同じ効果を得る
ことができる。鉄道車両1の加速時に鉄道車両1が大きな走行電力を使用する場合、その
大きな走行電力に対してエンジン2の発電電力を増やすことで、蓄電装置3を最大出力で
頭打ちにする(出力リミットで最大出力運転する)など、蓄電装置の特性に見合った電力
供給分担が可能となる。
これにより、車両の走行電力をエンジンと蓄電装置で効率よく電力を分担することができ
、ハイブリッド鉄道車両の高効率運転のみならず、蓄電装置の充放電電力を必要最小限に
設計し、蓄電装置容量を低減することが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明に基づく第4の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図5に示す。
車両の運動エネルギーは1/2×m×(Vt)2で表すことができる。ここでのmは車両
重量であり、Vtは車両速度である。
鉄道車両1の走行電力の一部は風損や発熱などで逃げてしまうが、鉄道車両1の走行電力
の多くは車両の運動エネルギーに変化する。この運動エネルギーは上式からわかるように
車両速度の2乗に比例し、速度が一定であれば同じ運動エネルギーを保持する。鉄道車両
1の運動エネルギーは、車両の走行電力を積分したものであるから、速度に応じてエンジ
ンの発電電力を制御することで、鉄道車両1の運動エネルギーに応じて、または鉄道車両
の走行電力に応じてエンジン2の発電電力を制御したことに相当する。
これにより、エンジンの発電電力を車両の運動エネルギーまたは走行電力に近づけること
ができ、車両が要求する電力に合わせてエンジン発電電力をコントロールして、車両の走
行電力とエンジンの発電電力の過不足分を蓄電装置から供給し、車両の走行性能を維持し
たまま蓄電装置の機器容量を低減することができる。
(第5の実施の形態)
本発明に基づく第5の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図6に示す。
鉄道車両1の走行電力は鉄道車両1の加速および減速時に大きく変化する。そこで鉄道車
両1の加速時にエンジン2の発電電力を増加させ、減速時はエンジンを停止するというよ
うに、鉄道車両1の加速・減速に応じてエンジン2の発電電力を制御する。
これにより、エンジンの発電電力を鉄道車両の走行電力に近づけることができ、車両が要
求する電力に合わせてエンジン発電電力をコントロールして、車両の走行電力とエンジン
の発電電力の過不足分を蓄電装置から供給し、車両の走行性能を維持したまま蓄電装置の
機器容量を低減することができる。
(第6の実施の形態)
本発明に基づく第6の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図7に示す。
鉄道車両1の走行電力は鉄道車両1の加速および減速時に大きく変化する。鉄道車両1の
加速・減速は一般に鉄道車両のノッチで操作することから、ノッチで加速状態のときにエ
ンジンの発電電力を増加させ、ノッチで減速状態のとき(ブレーキ時)にエンジンの発電
電力を停止もしくは減少するようエンジン発電電力を制御する。
これにより、エンジンの発電電力を鉄道車両の走行電力に近づけることができ、車両が要
求する電力に合わせてエンジン発電電力をコントロールして、車両の走行電力とエンジン
の発電電力の過不足分を蓄電装置から供給し、車両の走行性能を維持したまま蓄電装置の
機器容量を低減することができる。
(第7の実施の形態)
本発明に基づく第7の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図8に示す。
鉄道車両1は決められた線区を決められた時間に決められた速度で走行するため、鉄道車
両1が実際に走行する前に鉄道車両1の走行電力を計算することができる。そこで鉄道車
両1の走行前にあらかじめ車両の走行電力を算出し、その走行電力に応じてエンジンの発
電量を予測しておく。実際の車両走行においては、時間経過や位置計測、速度状態から車
両の位置や速度情報を把握し、あらかじめ計算したエンジン発電量に従いエンジンを発電
する。
これにより、車両走行に伴うエンジンの発電量を決定する方法を大幅に簡素化でき、信頼
性の向上とともに出力制御用センサー等を省略することができる。エンジンの発電電力は
車両の走行電力に近い出力を得ることができるので、車両の走行電力とエンジンの発電電
の過不足分を蓄電装置から供給することで、蓄電装置の容量を低減することが可能とな
る。
(第8の実施の形態)
本発明に基づく第8の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図9に示す。
鉄道装置1または蓄電装置3は蓄電装置3の内部に残っているエネルギー残量を演算し、
そのエネルギー残量に応じてエンジン2の発電電力を制御する。蓄電装置3が放電すると
蓄電装置のエネルギー残量は減少する。蓄電装置3のエネルギー残量の減りが大きい場合
、エンジン2の発電電力を大きくすることで、エンジンの発電電力を制御しないときと比
べて、エネルギー残量の減少を抑制することができる。逆に、蓄電装置3が充電すると蓄
電装置3のエネルギー残量は増加する。蓄電装置3のエネルギー残量の増加が大きい場合
、エンジン2の発電電力を小さくするまたは停止することで、蓄電装置3のエネルギー増
加を抑制することができる。
これにより、蓄電装置を過充電や過放電といった負担から軽減でき、蓄電装置が推奨する
蓄電装置のエネルギー残量範囲にエネルギー状態を維持できるようになり、小さな容量の
蓄電装置でもエンジンと走行電力の差分を補完したハイブリッド運転ができるようになる
(第9の実施の形態)
本発明に基づく第9の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力と
蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図10に示す。
蓄電装置3のエネルギー残量が蓄電装置3の過放電領域まで放電した場合、蓄電装置3を
電気的もしくは機械的にエンジン2およびインバータと切り離し、それ以上放電しないよ
う蓄電装置を保護する。図11は放電制限回路の例であり、図中8は放電制限回路である
。この放電制限回路は電気スイッチとダイオードを並列接続して成り、電気スイッチは通
常はオンしているが、蓄電装置のエネルギー残量が過放電領域まで放電したとき電気スイ
ッチをオフする。電気スイッチがオフの状態でもダイオードを解して蓄電装置を充電する
ことができ、蓄電装置のエネルギー残量が過充電領域からそれよりもエネルギー残量の高
い状態に復帰したときは、電気スイッチをオンする。
蓄電装置3が過放電領域で放電を停止したときでも、エンジン2はインバータ4に発電電
力を供給できるので、鉄道車両1は蓄電装置が停止していてもエンジン2の発電電力のみ
で鉄道車両を走行することができる。
これにより、蓄電装置を過剰放電状態から回避することができ、小さな容量の蓄電装置で
も蓄電装置を保護してエンジンと走行電力の差分を補完したハイブリッド運転ができるよ
うになる。
(第10の実施の形態)
本発明に基づく第10の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力
と蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図12に示す。
蓄電装置3のエネルギー残量が蓄電装置3の過放電領域まで放電した場合、蓄電装置3を
電気的もしくは機械的にエンジン2およびインバータと切り離し、それ以上放電しないよ
う蓄電装置を保護する。蓄電装置3が過放電領域に至ったとき、エンジン2の発電電力に
余力があれば、エンジンの発電電力を増大させて、鉄道車両1の走行電力供給と平行して
蓄電装置の充電も積極的に実施する。
これにより、蓄電装置を過剰放電状態から積極的に回避することができ、小さな容量の蓄
電装置でも蓄電装置を保護してエンジンと走行電力の差分を補完したハイブリッド運転が
できるようになる。
(第11の実施の形態)
本発明に基づく第11の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力
と蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図13に示す。
蓄電装置3のエネルギー残量が蓄電装置3の過放電領域まで放電した場合、蓄電装置3を
電気的もしくは機械的にエンジン2およびインバータと切り離し、それ以上放電しないよ
う蓄電装置を保護する。蓄電装置3が過放電領域に至ったとき、鉄道車両1は減速して走
行を停止する。蓄電装置3はエネルギー残量を回復するため、エンジン2から充電を行い
、早急に過放電状態から定常状態または満充電状態へとエネルギー残量の回復を図る。
これにより、蓄電装置を過剰放電状態から積極的に回避することができ、小さな容量の蓄
電装置でも蓄電装置を保護してエンジンと走行電力の差分を補完したハイブリッド運転が
できるようになる。
(第12の実施の形態)
本発明に基づく第12の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力
と蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図14に示す。
蓄電装置3のエネルギー残量がそれ以上充電できない満タンの状態を満充電レベル(例え
ばSOCが100%)と定義し、その満充電レベルより低いエネルギー残量状態にある充
電開始レベル(例えばSOCが50%)を設けて、蓄電装置3のエネルギー残量が満充電
レベルと充電開始レベルの間にあるときは、エンジン2を停止して蓄電装置3からインバ
ータ4へ電力を供給する。蓄電装置3のエネルギー残量が充電開始レベルを下回ったとき
は、エンジン2を起動して蓄電装置を充電するとともに必要に応じてはインバータ4にも
電力を供給する。
これにより、蓄電装置が放電もしくは充電できるときには、積極的に蓄電装置を充放電し
てエンジンの使用頻度を低減することで、エンジンの燃料供給を減らして排出するCO2
の量を削減し地球環境に易しいハイブリッド鉄道車両を提供することができる。
(第13の実施の形態)
本発明に基づく第13の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力
と蓄電装置の充電・放電電力の関係図を図15に示す。
満充電レベル(例えばSOCが100%)と充電開始レベル(例えばSOCが50%)の
間に充電完了レベル(例えばSOCが80%)を設けて、蓄電装置3のエネルギー残量が
充電開始レベルを下回ったことでエンジン2が起動して蓄電装置3の充電を開始した場合
、蓄電装置のエネルギー残量が充電完了レベルに回復するまでエンジン2で蓄電装置を充
電する。二次電池で構成する蓄電装置の場合、二次電池の満充電付近や完全放電付近は電
圧の変動が大きく二次電池のインピーダンスも大きくなることから、エネルギー残量がS
OCで60〜70%程度を中心使用することが多く、本提案方式を適用することで、蓄電
装置のエネルギー残量は多くの場合で、充電完了レベルと充電開始レベルの間に維持する
ことが可能となる。
これにより、蓄電装置が放電もしくは充電できるときには、積極的に蓄電装置を充放電し
てエンジンの使用頻度を低減し、蓄電装置のエネルギー残量が減少した場合は、蓄電装置
のエネルギー残量を回復することができ、エンジンの燃料供給を減らして排出するCO2
の量を削減し地球環境に易しいハイブリッド鉄道車両を提供することができる。
(第14の実施の形態)
本発明に基づく第14の実施の形態のハイブリッド鉄道車両におけるエンジンの発電電力
と蓄電装置の充電・放電電力の関係図は図15と同じである。
鉄道車両1は走行時に運動エネルギーを持っており、鉄道車両が減速時に電気ブレーキを
使用すると、蓄電装置3に電力が戻りエネルギー残量は回復する。もし鉄道車両1が走行
中に蓄電装置3のエネルギー残量が満充電レベルもしくは満充電レベルに近い状態にある
と、蓄電装置3はブレーキで発生する回生エネルギーを吸収しきれず、運動エネルギーを
機械ブレーキにて熱消費することで鉄道車両を減速させる。そこで、満充電レベル(例え
ばSOCが100%)に対して鉄道車両1の速度から、その運動エネルギーを十分吸収で
きるエネルギーレベルに充電完了レベル(例えばSOCが75%)を設定することで、鉄
道車両の回生エネルギーを確実に蓄電装置で吸収してエネルギーを有効に利用することが
できる。
これにより、鉄道車両の回生エネルギーを捨てることなく回収し、エンジンの燃料供給を
減らして排出するCO2の量を削減し地球環境に易しいハイブリッド鉄道車両を提供する
ことができる。
このように構成されたハイブリッド鉄道車両は、車両の走行電力とは独立してエンジンの
出力を調整することができるので、エンジンの高効率運転やCO2の排出量を減らして地
球環境にやさしいハイブリッド鉄道車両を構成することができる。
1・・・・鉄道車両
2・・・・エンジン
3・・・・蓄電装置
4・・・・インバータ
5・・・・モータ
6・・・・車輪
7・・・・レール
8・・・・放電制限回路

Claims (1)

  1. 電力を発電するエンジンと、
    電力を充放電する蓄電装置と、
    前記エンジンと前記蓄電装置と接続するインバータとを有し、
    エンジンと蓄電装置の電力で走行するハイブリッド鉄道車両において、
    前記エンジンは、車両の走行前に計算した車両の走行電力に応じて電力を発電し、前記インバータにその発電電力を供給し、
    前記蓄電装置は、前記エンジンの発電電力が前記車両の走行中において実際に車両に消費される走行電力を下回った場合に、前記蓄電装置の電力で前記車両の走行中において実際に車両に消費される走行電力を補完するハイブリッド鉄道車両。
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