JP5908872B2 - コヒーレント通信用光受信器およびその制御方法 - Google Patents

コヒーレント通信用光受信器およびその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光通信技術に関し、特に大容量光通信に用いられるコヒーレント通信用光受信器に関する。
近年、スマートフォンやクラウドコンピューティングなどの普及により、通信回線の帯域幅増強への要求は年々増加しており、通信業者は毎年ネットワークの伝送容量を増強している。
このような背景の元、光ファイバでの伝送容量増大の技術の研究開発が盛んに行われてきており、現在では一波長で100Gb/sの伝送を実施できるディジタルコヒーレント通信技術が普及し始めている。この次世代技術として、一波長で400Gb/sの伝送を実施できる技術の研究開発が進んでいる。
100Gb/sの伝送技術では、DP−QPSK(Dual Polarization Quadrature phase shift keying:二重偏波四位相偏移変調)が利用されているが、これに対して400Gb/sの伝送技術では、DP−QAM(Dual Polarization Quadrature amplitude modulation:二重偏波直角位相振幅変調)多値変調技術が用いられる。
この中では16QAMのような多値変調技術や、また複数波長を高密度で伝送するナイキスト伝送技術などが用いられる。
同じシンボルレートにおいて、前述したような1シンボル当たりの多重数の高い変調方式を用いるにあたっては、従来のQPSKなどの変調方式を用いた場合に比べて、より精度の高い部品が求められる。これは、ディジタル化された信号間の間隔が狭くなり、ばらつき等がBER(Bit Error Rate)に与える影響が大きくなるためである。
このような部品の不完全性のうち、光信号に含まれる各チャネルのチャネル間スキューやチャネル間ばらつきなどについては、DSP(Digital Signal Processor)によって一定の不完全性は補償することができる。
しかし、これら不完全性には、DSPで補償できないものがある。チャネル内の正側(p)と負側(n)の光受信器の効率のばらつきに起因するCMRR(Common mode rejection ratio)の劣化は、そのような補償できない不完全性の1つである。
図5は、従来のコヒーレント通信用光受信器の構成例である。このコヒーレント通信用光受信器(光受信フロントエンド)50は、2つのビームスプリッタPBS(Polarization beam splitter), BS(Beam splitter)、2つの90度光ハイブリッドOH(Optical hybrid)、8つのフォトダイオードPD、4個の差動入力トランスインピーダンスアンプTIAから構成されている。
TIAは、動作範囲内の信号光強度において、光信号の強弱に寄らず一定の出力振幅を出すことができるように、差動可変利得増幅器を備えていて、光強度の変化に対しても一定の出力振幅を出すことができるように設計されている。
"Implementation Agreement for Integrated Dual Polarization Intradyne Coherent Receivers", Optical Internet Forum, IA # OIF-DPC-RX-01.1, Septermber 20, 2011, OIF-2010.442.02
このようなコヒーレント通信用光受信器50のCMRRは、非特許文献1にあるように、次の式(1)から計算できる。
CMRR(dBe)=20・log[|I1−I2|/(I1+I2)] …(1)
これは、1つの差動構成の増幅器の正相の入力電流I1と逆相の入力電流I2のバランスを表すものであり、バランスが完全(I1=I2)であればCMRR=−∞となり、バランスが崩れるとCMRRが大きくなる。
非特許文献1の仕様の部分においても、CMRRは信号光、局発光のどちらの入力かによって2種類定義できるが、これらのうち一方の光を入射したとき、光学的ロスやフォトダイオードの光感度にばらつきがない理想的な場合はそれぞれのチャネルにおいてPDの入力の正相/逆相に光が等分配され、かつフォトダイオードにおいてI1,I2に同量の電流が流れ、CMRRは−∞となる。
しかし、実際は、途中の光ハイブリッドや光学系の経路によるロスのばらつきや、フォトダイオードの光感度のばらつきにより、正相/逆相の電流は全く同じになることはなく、このために、CMRRは負の有限の値になる。
このように、バランスが崩れてCMRRが劣化する(0に近づく)と、本来正側と負側でキャンセルして後段に出力すべきでない信号が出力されてしまう。
以下では、この状況について、より具体的に説明する。PDに対して信号光および局発光が同時に入射した場合、検波の結果単体のPDの出力には、信号成分、局発成分、及び信号・局発ビート成分の3つの成分がある。これらのうち、信号・局発ビート成分は、正相/逆相のPDに対して、互いに逆位相で入力され、差動入力TIAによって増幅される。
これに対し、信号、局発の2つの成分は、正相/逆相のPDに同相で入力される。このため、差動入力TIAによって相殺し、理想的な場合は出力されない成分である。CMRRが劣化すると、これらに含まれる、雑音となるべき成分が完全には相殺せず出力され、伝送特性を劣化させることになる。従って、CMRRを一定以下に保つことが重要になる。前記非特許文献1では、CMRRDCを−20dB以下(信号入力),−12dB以下(局発入力)にすることが定められている。
上記の定義では、光電流のみからCMRRが定義されているが、高周波でスキューを考える必要がある場合や、あるいはTIAの正側と逆側の利得に差がある場合のCMRRは前記の光電流による定義の拡張として定義する必要がある。つまり、正相・逆相の利得が異なる場合、CMRRには電流I1に対するTIAの応答も勘案する必要があり、I1,I2だけでは同相除去を議論することはできない。port1入力の場合のトランスインピーダンスをZ1,port2入力の場合トランスインピーダンスをZ2,とすると、port1を経由する出力成分はI1xZ1, port2を経由する出力成分はI2xZ2となる。このとき、拡張されたCMRRは次の式(2)のように定義される。
CMRR=20・log[|I1xZ1−I2xZ2|
/| I1xZ1+I2xZ2|] …(2)
この定義によれば、TIAの正相と逆相の利得や遅延時間のアンバランスを加味した場合でも計算することができる。また、高周波の影響を加味してこれを計算する場合、Z1,Z2及びI1,I2については複素数として扱い、遅延時間は位相として計算に取り入れる必要がある。但し、上記定義式では、説明の都合上、I1Z1,I2Z2は完全に正逆対称の時に同符号で相殺するものとしてZ2の符号を定義している。
高周波の場合、非特許文献1では、CMRR22GHzを−16dB以下(信号入力),−10dB以下(局発入力)にすることが規定されている。このCMRR22GHzのような高周波CMRRでは、直流の場合の正側と負側の電流差に加えて、正側と負側の遅延時間差(スキュー)が影響する。高周波信号の場合、正側と負側で遅延時間に差ができると、RF信号が正相/逆相にずれて到着するため、たとえ同じ大きさ(振幅)の信号であっても相殺しなくなるためである。
近年の小型・高集積化や、またこの小型化に大きく貢献するシリコンフォトニクスに伴って、CMRRの劣化という課題が従来よりさらに生じやすくなっている。具体的には、シリコンフォトニクスにおいては、シリコン基板に微細加工を行って光回路を作成した際、そのサイズが従来よりも小さいため、均一に作成することが困難になり、ばらつきが増加する。このため、上記した特性劣化が生じやすくなるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、各チャネル内のCMRRを個別に改善することができるコヒーレント通信用光受信器を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるコヒーレント通信用光受信器は、入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力するフォトダイオードアレイと、前記フォトダイオードアレイから出力された正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力するトランスインピーダンスアンプICとを備え、前記トランスインピーダンスアンプICは、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を2つの電流計で個別に計測し、これら電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御するコントローラを有している。
本発明にかかる他のコヒーレント通信用光受信器は、入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力するフォトダイオードアレイと、前記フォトダイオードアレイから出力された正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力するトランスインピーダンスアンプICとを備え、前記トランスインピーダンスアンプICは、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を個別に計測する電流計と、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号をそれぞれ個別に遅延させる遅延回路とを有し、前記電流計で得られた正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御するとともに、外部から入力された制御信号に応じて、前記遅延回路における正相/逆相の2つの前記入力光電流信号に関する遅延時間差を制御するコントローラを備えるようにしたものである。
本発明にかかるコヒーレント通信用光受信器の制御方法は、入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力する光電変換ステップと、正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力する差動増幅ステップとを備え、前記差動増幅ステップは、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を2つの電流計で個別に計測し、これら電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御する制御ステップを含むものである。
本発明にかかる他のコヒーレント通信用光受信器の制御方法は、入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力する光電変換ステップと、正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力する差動増幅ステップとを備え、前記差動増幅ステップは、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を2つの電流計で個別に計測し、これら電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御する制御ステップと、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号をそれぞれ個別に遅延させる遅延ステップとを含み、前記制御ステップは、外部から入力された制御信号に応じて、前記遅延ステップにおける正相/逆相の2つの前記入力光電流信号に関する遅延時間差を制御する遅延制御ステップを含むものである
本発明によれば、例えばシリコン基板に微細加工を行って光回路を作成した際、そのサイズが従来よりも小さいため、均一に作成することが困難になり、ばらつきが増加するような場合でも、可変利得増幅器により2つの入力光電流信号に対する利得差を制御して、各チャネルのTIAに入力される正相/逆相の電流信号のバランスを補正することができる。したがって、コヒーレント通信用光受信器において、各チャネル内のCMRRを個別に改善することができ、良好な光受信特性を得ることが可能となる。
第1の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器の構成を示すブロック図である。 TIAの正相/逆相の利得差を調整可能な可変利得増幅器の構成例である。 第2の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器の構成を示すブロック図である。 従来のコヒーレント通信用光受信器の構成例である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、このコヒーレント通信用光受信器10には、主な機能部として、平面光波回路PLC(Planar Lightwave Circuit)、フォトダイオードアレイPDA(Photo-Diode Array)、トランスインピーダンスアンプIC(TIA−IC:TransImpedance Amplifier)、およびDCブロックDCBとが設けられている。
PLCは、偏波ビームスプリッタPBS(Polarization Beam Splitter)、ビームスプリッタBS(Beam Splitter)、および2つの90度光ハイブリッドOH(Optical Hybrid)からなり、局発光と受信した信号光と干渉させるコヒーレント検波を行うことにより、4つのチャネルCH#1〜チャネルCH#4ごとに、正相/逆相を示す2つの光信号を出力する機能を有している。
PDAは、PLCで得られた光信号ごとに設けられた、合計8つのフォトダイオードPD1p,PD1n,PD2p,PD2n,PD3p,PD3n,PD4p,PD4nを有し、これら光信号を光電変換して得られた入力光電流信号をそれぞれ出力する機能を有している。
TIA−ICは、チャネルCH#1〜チャネルCH#4ごとに、差動トランスインピーダンスアンプTIA1,TIA2,TIA3,TIA4と、これらTIAに入力される正相/逆相の入力光電流信号に対する利得をそれぞれ個別に制御することにより、正相/逆相のバランスを調整する可変利得増幅器VGA1,VGA2,VGA3,VGA4と、これらVGAの利得を制御するコントローラCNTとが同一チップ上に集積されたICからなり、フォトダイオードPD1p,PD1n,PD2p,PD2n,PD3p,PD3n,PD4p,PD4nで得られた入力光電流信号を、チャネルCH#1〜チャネルCH#4ごとに差動増幅して出力する機能とを有している。なお、VGA1-4はそれぞれが可変利得機能とともに、低雑音増幅可能なトランスインピーダンスインピーダンスアンプ構成をとることもでき、また利得差が調整できれば良いため増幅率は1より小さくても良い。
CNTは、デコーダやラッチなどの一般的な論理回路からなり、モジュール外部から制御端子STに入力される、ディジタル・シリアル形式の制御信号Sに応じて、VGA1,VGA2,VGA3,VGA4における2つの入力光電流信号の利得を、正相/逆相ごとに個別に制御する機能を有している。
DCBは、各TIAの差動出力信号からDC出力成分を除去し、信号出力端子Q1p,Q1n,Q2p,Q2n,Q3p,Q3n,Q4p,Q4nからモジュール外部へ出力する機能を有している。
PD保護回路PVは、PDごとに設けられた過電流保護回路からなり、VPDから各PDへ供給する電流について過電流を抑制する機能を有している。
本発明にかかるコヒーレント通信用光受信器10が適用されるコヒーレント通信としては、例えば、DP−QPSKやDP−16QAM多値変調方式などであり、複数波長を高密度で伝送するナイキスト(Nyquist)伝送の場合でも適用可能である。
このコヒーレント通信用光受信器10は、内部に受信した信号光とほぼ同一の波長の局発光を入力する局発光源入力部を有し、この局発光を受信した信号光と干渉させて電気信号に変換する、いわゆるコヒーレント検波を行う。この際、偏波多重信号を復調するため、入力段に偏波ビームスプリッタPBSを設けて、受信した信号光を2つの直交するX,Y偏波の成分に分離した後、これらX,Y偏波ごとに設けた90度光ハイブリッドOHで、局発光とそれぞれ干渉させる。
これにより、X偏波の90度光ハイブリッドOH(X)からは、両光を同相および逆相で干渉させた正相/逆相の2つの光出力(チャネルCH#1,I[In-phase,同相]成分)と、両光を直交(90度)および逆直交(−90度)で干渉させた正相/逆相の2つの光出力(チャネルCH#2,Q[Quadrature-phase,直交位相]成分)の、合計4つの出力光が得られる。同様に、Y偏波の90度光ハイブリッドOH(Y)からも、両光を同相および逆相で干渉させた正相/逆相の2つの光出力(チャネルCH#3,I成分)と、両光を直交(90度)および逆直交(−90度)で干渉させた正相/逆相の2つの光出力(チャネルCH#4,Q成分)の、合計4つの出力光が得られる。
X偏波の4つの光出力は、これら光出力ごとに個別に設けたフォトダイオードPD1p,PD1n,PD2p,PD2nで受光されて正相/逆相の電流信号にそれぞれ変換された後、チャネルCH#1,チャネルCH#2ごとに設けられたトランスインピーダンスアンプTIA1,TIA2で差動増幅される。これにより、TIA1からはX偏波のI成分に相当する受信信号(電圧信号)が出力され、TIA2からはX偏波のQ成分に相当する受信信号(電圧信号)が出力される。
同様に、Y偏波の4つの光出力は、これら光出力ごとに個別に設けたフォトダイオードPD3p,PD3n,PD4p,PD4nで受光されて正相(p)/逆相(n)の電流信号にそれぞれ変換された後、チャネルCH#3,チャネルCH#4ごとに設けられたトランスインピーダンスアンプTIA3,TIA4で差動増幅される。これにより、TIA3からはY偏波のI成分に相当する受信信号(電圧信号)が出力され、TIA4からはY偏波のQ成分に相当する受信信号(電圧信号)が出力される。
本発明では、各TIAnの前段にVGAnという可変利得回路が正側/逆側の両方の端子に接続され、正側/逆側それぞれの利得が独立に調整可能なように構成されている。
このとき、このチャネルのCMRRは前記した式(2)のようになっているため、分子である|I1xZ1−I2xZ2|を最小化すれば、CMRRを最善にすることが可能である。すなわち、I1/I2 = Z2/Z1となるように、TIAの正側・逆側の利得差Z2/Z1を調整すれば、CMRRは−∞まで改善することが理論的には可能になる。
なお、従来技術で前記したように、各TIAは、光信号の強弱に寄らず一定の出力振幅を出すことができるように、通常、差動可変利得増幅器を備えているが、これは入力の正相・逆相に対して差動で動作し、本発明で提案した正側/負側の利得差を調整できる機能は有していない。
次に、この利得差をどのように電流比と同じになるように調整するかについて述べる。一般に、局発光もしくは信号光のいずれか一方のみに強度変調光信号を入れて出力を測定した場合において、正相/逆相の対称性が完全であれば、出力は発生しないが、現実には非対称性が存在するために出力が現れ、この出力電圧が式(2)の分子に対応する|I1xZ1−I2xZ2|となる。
この出力を最小にするように、TIAの正相/逆相入力の利得差を調整すればよい。強度変調信号としては、光受信器の出力段に含まれるDCブロックやDCオフセット除去回路を通過する100kHz程度以上の周波数であればよく、例えば1GHzの正弦波での変調や、もしくは強度変調成分を含む信号光を利用することもできる。
なお、上記出力の評価方法としては、DSPと接続してDSPでの入力振幅をDSPの機能によって評価する方法があるが、他にも検査段階であればオシロスコープを用いて出力振幅を確認したり、光コンポーネントアナライザを用いたりするなどの方法がある。
実際には、局発入力と信号入力では正相/逆相入力バランスに差があるため、状況に応じて重要度の高い方の正相/逆相入力バランスを改善するように、CMRRを調整することができる。通常は局発光の雑音は、信号光の雑音に比べて小さいので、信号光に対するCMRRの方が厳しい条件が求められるため、信号光入力時のCMRRが最小になるように正相/逆相バランスを調整すれば良い。
出力は正相/逆相のバランスを反映しているが、正相または逆相のどちらの入力が高くて正相/逆相バランスが崩れているのかは出力だけからはわからない。従って、実際は正相/逆相の利得差を変化させ、それに対して出力の増減を評価することにより、どちらにバランスが崩れているのか判断する。常に出力が減る方向に利得差を変化させていくことで、出力が最小になるように調整することができる。このような制御は、モジュール外部に制御回路を用意すれば容易に実現することが可能である。
さらに、出力で調整する方法以外にも、光電流で調整する方法もある。この方法では、図1のフォトダイオードの電源が全て独立に外部に出ていることを利用し、それぞれのフォトダイオードの光電流を計測する。ここで、正相/逆相の光電流のずれを計測し、これを補償するようにTIAの正相/逆相の利得差を調整すれば良い。
図2は、TIAの正相/逆相の利得差を調整可能な可変利得増幅器の構成例である。この可変利得増幅器VGAは、入力端子DINpから入力された正相電流信号の利得を調整して出力端子DOUTpへ出力する利得制御増幅器VGApと、入力端子DINnから入力された逆相電流信号の利得を調整して出力端子DOUTnへ出力する利得制御増幅器VGAnと、コントローラCNTからの利得調整電圧GAに応じて、これらVGAp,VGAnの利得制御端子GAp,GAnに対して相補的な利得調整電圧GAp,GAnを出力するバッファ回路BUFとから構成されている。
ここでは、コントローラCNTからの利得調整電圧GAに応じて、BUFから相補的なGAp,GAnを出力することにより、正相/逆相のVGAp,VGAnの利得を相補的に変化させている。
すなわち、利得調整電圧GAが入力されているとき、内部のバッファ回路BUFは、GAに対して同じ方向に変化する利得調整電圧GApと、GAに対して逆方向に変化する利得調整電圧GAnとの2つの出力を有するものとする。これにより、例えばGAが正の方向に変化するとき、GApは正の方向に変化するとともに、GAnは負の方向に変化することになる。
VGAp,VGAnは共に同様の内部構成を有しているため、それぞれの利得調整電圧GAp,GAnが正負の逆方向に動作するとき、VGApの利得がΔ[dB]増加するときは、VGAnの利得はΔ[dB]減少し、またその逆も真となる。これにより、VGApとVGAnの利得の差を2Δ[dB]変化させることができる。このように、正側VGApと負側VGAnの利得差を自由に制御することができる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、入力された信号光を復調して得られた任意のチャネルに関する正相/逆相の2つの光信号を、それぞれに対応する2つのフォトダイオードPDで変換して、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力するフォトダイオードアレイPDAと、正負の入力の間の利得差を調整可能な可変利得トランスインピーダンスアンプを内蔵し、フォトダイオードPDから出力された2つの入力光電流信号を差動増幅して、チャネルに関する受信電圧信号を出力するトランスインピーダンスアンプICとを備え、トランスインピーダンスアンプICに設けられた可変利得増幅器で、フォトダイオードPDから出力された2つの入力光電流信号に対する利得差を調整した後差動増幅し、出力するようにしたものである。
これにより、光受信器の小型化と微細化に伴って、正相/逆相のばらつきが増加するような場合でも、可変利得増幅器により2つの入力光電流信号に対する利得差を制御して、各チャネルのTIAに入力される正相/逆相の電流信号のバランスを利得によって補正することができる。したがって、コヒーレント通信用光受信器において、各チャネル内のCMRRを個別に改善することができ、良好な光受信特性を得ることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器10について説明する。図3は、第2の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、各チャネルの可変利得増幅器に入力される2つの入力光電流信号の電流値をそれぞれ個別に計測する電流計Aを、トランスインピーダンスアンプICに設け、コントローラで、チャネルごとに、当該チャネルの電流計で得られた2つの入力光電流信号の電流値に応じて、当該チャネルの可変利得増幅器における2つの入力光電流信号に対する利得差を制御するようにしたものである。
これにより、局発光もしくは信号光を入力したときに得られる入力光電流信号のアンバランスを、モジュール内部で評価することができる。このアンバランスは、入力部の90度ハイブリッドや光学系のロスばらつきや、正相と逆相のフォトダイオードの光感度のアンバランスに起因するものである。
本発明では、チャネルごとに、入力光電流信号の電流値により測定したこのアンバランスを補正するように、コントローラCNTが、当該チャネルのトランスインピーダンス初段に設けられている可変利得増幅器VGAの利得を変える。これは、第1の実施の形態の最後で述べた、光電流による調整について、光電流の測定をTIAの外部でなく、内部で実施することになる。
例えば、正相の光入力が逆相の光入力よりも1dBo=2dBe(dBo:10・log,dBe:20・log,o:光学分野の定義,e:電気分野の定義)だけ高いとする。この場合、逆相の出力と相殺しない分の正相の入力に対する出力信号が出力される。
このとき、正相のVGA(α1)の利得を、逆相のVGA(α2)よりも2dBe(=1dBo)だけ下げる。これにより、アンプの後段で処理される信号としては、正側と負側がバランスして相殺することになり、理論的にはCMRR=−∞に調整することが可能になる。
ただし、本実施の形態においては、第1の実施の形態の場合のように同相除去の結果となる出力を見ながら調整するわけではない。したがって、電流のアンバランスを正しく調整するためには、VGA端子の電圧を変化させたときに利得がどの程度変化するかというデータを予め取得しておけばよい。
[第3の実施の形態]
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器10について説明する。図4は、第3の実施の形態にかかるコヒーレント通信用光受信器の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態に加えて、各チャネルの可変利得増幅器に入力される2つの入力光電流信号をそれぞれ個別に遅延させる遅延回路Delayを、トランスインピーダンスアンプICに設け、コントローラで、モジュール外部から制御端子STに入力される制御信号Sに応じて、各チャネルの遅延回路における遅延時間を、正相/逆相ごとに個別に制御し、これにより正相/逆相の遅延時間差を変えられるようにしたものである。
すなわち、第1の実施の形態では、利得のみが可変であったため、同相除去比のうちでも、利得アンバランスによるもの(CMRRDC)のみが調整可能であった。これに対し、本実施の形態では、利得アンバランスに加えて、遅延時間のアンバランス(p−nスキュー)も調整可能にしている。これにより、CMRR22Gなどの高周波特性も調整することができる。
出力の周波数特性を評価することができる光コンポーネントアナライザを用いた場合、同相除去比劣化により現れる出力のうち、利得アンバランスによる部分は低周波部分、遅延時間アンバランスによる部分は、高周波部分に現れるため独立に調整することが可能である。DSPなどを用いる場合は、同相入力時の出力振幅が最小になるように、利得差調整・遅延時間差調整を順次実施すればよい。
ここで、1GHzなどの低周波の同相除去比は、利得のずれにより生じ、また22GHzなどの高周波の同相除去比は、利得のずれ及び遅延時間のずれにより発生することが知られている。このため、例えば、100G伝送で想定される32Gbaudのボーレートの場合は1GHzなど、使用ボーレートよりも十分に低い周波数で強度変調された局発光を入射し、そのときの出力信号をDSPでモニタする。
このとき、出力信号の振幅が最小になるように、利得差を調整することで、特定の周波数における同相入力時の出力振幅を最小化することができる。また、1GHzでの最適化後に、22GHzなどの高周波で強度変調された局発光を入射し、そのときの出力振幅を最小化するように、遅延時間差調整を実施することで、22GHzでの同相成分を最小化するように最適化することができる。
なお、本実施の形態では、遅延時間の調整部が利得調整部の前段に配置されているが、この順番は逆でも良く、またこの遅延時間と利得の調整を1つの回路で実施する回路構成であっても良い。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施例ではフォトダイオードの電源は全て外部から供給し、TIAから供給していないが、TIAからフォトダイオードの電源を供給することもできる。また、このときは、図3に対応する実施例2と異なり、TIAの入力部でなく、フォトダイオードの電源供給部に電流計を配置することも可能である。
このように、本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…コヒーレント通信用光受信器、PLC…平面光波回路、PBS…偏波ビームスプリッタ、BS…ビームスプリッタ、OH…90度光ハイブリッド、PDA…フォトダイオードアレイ、PD1p,PD1n,PD2p,PD2n,PD3p,PD3n,PD4p,PD4n…フォトダイオード、TIA−IC…トランスインピーダンスアンプIC、TIA1,TIA2,TIA3,TIA4…トランスインピーダンスアンプ、VGA1,VGA2,VGA3,VGA4…可変利得増幅器、Delay…遅延回路、CNT…コントローラ、DCB…DCブロック。

Claims (4)

  1. 入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力するフォトダイオードアレイと、
    前記フォトダイオードアレイから出力された正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力するトランスインピーダンスアンプICとを備え、
    前記トランスインピーダンスアンプICは、
    前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を2つの電流計で個別に計測し、これら電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御するコントローラを有する
    ことを特徴とするコヒーレント通信用光受信器。
  2. 入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力するフォトダイオードアレイと、
    前記フォトダイオードアレイから出力された正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力するトランスインピーダンスアンプICとを備え、
    前記トランスインピーダンスアンプICは、
    前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を個別に計測する電流計と、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号をそれぞれ個別に遅延させる遅延回路とを有し、
    前記電流計で得られた正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御するとともに、外部から入力された制御信号に応じて、前記遅延回路における正相/逆相の2つの前記入力光電流信号に関する遅延時間差を制御するコントローラを備える
    ことを特徴とするコヒーレント通信用光受信器。
  3. 入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力する光電変換ステップと、
    正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力する差動増幅ステップとを備え、
    前記差動増幅ステップは、
    前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を2つの電流計で個別に計測し、これら電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御する制御ステップを含む
    ことを特徴とするコヒーレント通信用光受信器の制御方法。
  4. 入力された信号光を復調して得られた正相/逆相の2つの光信号を2つのフォトダイオードで個別に光電変換し、正相/逆相の2つの入力光電流信号を出力する光電変換ステップと、
    正相/逆相の2つの前記入力光電流信号を、正相/逆相独立した利得で可変利得増幅器により増幅することにより、これら2つの入力光電流信号に関する利得差を調整した後、トランスインピーダンスアンプで差動増幅することにより受信電圧信号を出力する差動増幅ステップとを備え、
    前記差動増幅ステップは、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号の電流値を2つの電流計で個別に計測し、これら電流値に応じて前記可変利得増幅器におけるこれら2つの入力光電流信号に関する利得差を制御する制御ステップと、前記可変利得増幅器に入力される正相/逆相の2つの前記入力光電流信号をそれぞれ個別に遅延させる遅延ステップとを含み、
    前記制御ステップは、外部から入力された制御信号に応じて、前記遅延ステップにおける正相/逆相の2つの前記入力光電流信号に関する遅延時間差を制御する遅延制御ステップを含む
    ことを特徴とするコヒーレント通信用光受信器の制御方法。
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