JP5908469B2 - 灌注、土壌混和、畝間施用、滴下施用、土壌、茎もしくは花注入、水耕システム、植え穴処理または浸漬施用、フローティングまたは種子箱施用または種子処理により昆虫およびハダニを防除し、非生物的ストレスに対する植物のストレス耐性を高めるためのアントラニルアミド誘導体の使用 - Google Patents

灌注、土壌混和、畝間施用、滴下施用、土壌、茎もしくは花注入、水耕システム、植え穴処理または浸漬施用、フローティングまたは種子箱施用または種子処理により昆虫およびハダニを防除し、非生物的ストレスに対する植物のストレス耐性を高めるためのアントラニルアミド誘導体の使用 Download PDF

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Description

本発明は、灌注、土壌混和、畝間施用、滴下施用、水耕システム、植え穴処理、土壌、茎もしくは花注入、浸漬施用、フローティングまたは種子箱施用または種子の処理によって昆虫および/またはハダニおよび/または線虫を防除するためのアントラニルアミド誘導体の使用に関するものである。
本発明はさらに、非生物的ストレスに対する植物のストレス耐性を高めるための、特には植物の成長を促進し、および/または植物の収穫量を増やし、および/または干魃および乾燥条件に対する耐性を高めるためのアントラニルアミド誘導体の使用に関するものである。植物が特異的または非特異的防御機構によって、例えば低温、熱、乾燥条件、損傷、病原生物による攻撃(ウィルス、細菌、真菌、昆虫)などの自然のストレス条件に対して反応し、さらには除草剤に対して反応することが知られている[Pflanzenbiochemie, pp. 393−462, Spektrum Akademischer Verlag, Heidelberg, Berlin, Oxford, Hans W. Heldt, 1996.;Biochemistry and Molecular Biology of Plants, pp.1102−1203, American Society of Plant Physiologists, Rockville, Maryland, eds. Buchanan, Gruissem, Jones, 2000]。
非生物的ストレス(例えば低温、熱、乾燥条件、塩、洪水)に対する防御反応に関与する多くのタンパク質、およびそれらをコードする遺伝子が植物に存在することが知られている。これらの一部は、シグナル伝達連鎖(例えば転写因子、キナーゼ類、ホスファターゼ類)の一部を形成しているか、植物細胞の生理応答を引き起こす(例えば、イオン輸送、反応性酸素種の非活性化)。非生物的ストレス反応のシグナル伝達鎖遺伝子には、DREB類およびCBF類の転写因子などがある(Jaglo−Ottosen et al., 1998, Science 280:104−106)。塩害ストレス反応にはATPK型およびMP2C型のホスファターゼが関与する。さらに、塩害ストレスの場合、プロリンまたはショ糖のような浸透圧調節物質の生合成が活性化されることが多い。これには例えば、スクロースシンターゼおよびプロリントランスポーター(Hasegawa et al., 2000, Annu Rev Plant Physiol Plant Mol Biol 51:463−499)が関与する。寒冷および干魃に対する植物のストレス防御は、一部の同一分子機構を利用する。重要な種類としてデヒドリン(Ingram and Bartels, 1996, Annu Rev Plant Physiol Plant Mol Biol 47:277−403, Close, 1997, Physiol Plant 100:291−296)を含む後期胚発生に豊富なタンパク質(LEAタンパク質)と称されるものの蓄積が知られている。ストレスを加えた植物中に小気胞、タンパク質および膜構造を安定化するシャペロンが存在する(Bray, 1993, Plant Physiol 103:1035−1040)。さらに、酸化的ストレスの場合に生成する反応性酸素種(ROS)を不活性化するアルデヒドデヒドロゲナーゼの誘発があることが非常に多い(Kirch et al., 2005,Plant Mol Biol 57:315−332)。熱ショック因子(HSF)および熱ショックタンパク質(HSP)は、熱ストレスの場合に活性化され、寒冷ストレスおよび干魃ストレスの場合には、ヒドリンの役割と同様のシャペロンとしての役割を果たす(Yu et al., 2005, Mol Cell 19:328−333)。
ストレス耐性または病原体防御に関与する多くの植物内因性シグナル伝達物質がすでに知られている。この場合の例には、サリチル酸、安息香酸、ジャスモン酸またはエチレンなどがある[Biochemistry and Molecular Biology of Plants, pp.850−929, American Society of Plant Physiologists, Rockville, Maryland, eds. Buchanan, Gruissem, Jones, 2000]。これらの物質またはそれの安定な合成誘導体および誘導構造の一部は、植物への外部施用または種子粉衣でも有効であり、植物のストレス耐性または病原体耐性の向上を生じさせる防御反応を活性化させる[Sembdner, and Parthier, 1993, Ann. Rev. Plant Physiol. Plant Mol. Biol. 44:569−589)。サリチル酸が介在する防御が、特に植物病原性の真菌、細菌およびウィルスに対して発揮される(Ryals et al., The Plant Cell 8, 1809−1819, 1996)。
さらに、化学物質が非生物的ストレスに対する植物の耐性を向上させ得ることが公知である。このような物質は、種子粉衣、葉面噴霧または土壌処理によって施用される。例えば、全身獲得耐性(SAR)のエリシターまたはアブシジン酸誘導体を用いる処理によって作物植物の非生物的ストレス耐性を向上させることが記載されている(Schading and Wei, WO−200028055, Abrams and Gusta, US−5201931, Churchill et al., 1998, Plant Growth Regul 25:35−45)。殺菌剤、特にストロビルリン類またはコハク酸デヒドロゲナーゼ阻害薬の群からのものを施用することでも同様の効果が認められ、収穫量増加を伴うことも非常に多い(Draber et al., DE−3534948, Bartlett et al., 2002, Pest Manag Sci 60:309)。低用量での除草剤グリホセートが一部の植物種の成長を刺激することも同様に知られている(Cedergreen, Env. Pollution 2008, 156, 1099)。
さらに、作物植物のストレス耐性に対する成長調節剤の効果が報告されている(Morrison and Andrews, 1992, J Plant Growth Regul 11:113−117, RD−259027)。浸透ストレスの場合、例えば、グリシンベタインまたはそれらの生化学的前駆体(例えば、コリン誘導体)のような浸透圧調節物質の施用の結果として、保護効果が認められている(Chen et al., 2000, Plant Cell Environ 23:609−618, Bergmann et al., DE−4103253)。植物における非生物的ストレス耐性を向上させる上での、例えば、ナフトール類およびキサンチン類のような抗酸化剤の効果も、すでに報告されている(Bergmann et al., DD−277832, Bergmann et al., DD−277835)。しかし、これらの物質の抗ストレス効果の分子的原因については実質的に未知である。
Schading and Wei, WO−200028055 Abrams and Gusta, US−5201931 Draber et al., DE−3534948 Bergmann et al., DE−4103253 Bergmann et al., DD−277832 Bergmann et al., DD−277835
Pflanzenbiochemie, pp. 393−462, Spektrum Akademischer Verlag, Heidelberg, Berlin, Oxford, Hans W. Heldt, 1996. Biochemistry and Molecular Biology of Plants, pp.1102−1203, American Society of Plant Physiologists, Rockville, Maryland, eds. Buchanan, Gruissem, Jones, 2000. Jaglo−Ottosen et al., 1998, Science 280:104−106. Hasegawa et al., 2000, Annu Rev Plant Physiol Plant Mol Biol 51:463−499. Ingram and Bartels, 1996, Annu Rev Plant Physiol Plant Mol Biol 47:277−403, Close, 1997, Physiol Plant 100:291−296. Bray, 1993, Plant Physiol 103:1035−1040. Kirch et al., 2005,Plant Mol Biol 57:315−332. Yu et al., 2005, Mol Cell 19:328−333. Biochemistry and Molecular Biology of Plants, pp.850−929, American Society of Plant Physiologists, Rockville, Maryland, eds. Buchanan, Gruissem, Jones, 2000. Sembdner, and Parthier, 1993, Ann. Rev. Plant Physiol. Plant Mol. Biol. 44:569−589. Ryals et al., The Plant Cell 8, 1809−1819, 1996. Churchill et al., 1998, Plant Growth Regul 25:35−45. Bartlett et al., 2002, Pest Manag Sci 60:309. Cedergreen, Env. Pollution 2008, 156, 1099. Morrison and Andrews, 1992, J Plant Growth Regul 11:113−117, RD−259027. Chen et al., 2000, Plant Cell Environ 23:609−618.
内因性ポリ−ADP−リボースポリメラーゼ類(PARP)またはポリ−(ADP−リボース)グリコヒドロラーゼ類(PARG)の活性を変えることで非生物的ストレスに対する植物の耐性を高めることができることも知られている(de Block et al., The Plant Journal, 2005, 41, 95; Levine et al., FEBS Lett. 1998, 440, 1;WO0004173;WO04090140)。
そのように、植物が非常に多様な異なる有害生物および/または天然の非生物的ストレスに対する有効な防御を生じさせることができるいくつかの内因性反応機序を有することが知られている。
しかしながら、現代の作物処理組成物に対しては、例えば毒性、選択性、施用量、残留物生成および好適な製造に関して生態学的および経済的要求が常に高くなっていることから、少なくとも一部の分野で、公知のものに勝る利点を有する新規な作物処理組成物を開発する必要が常にある。
WO2007/144100においてアントラニルアミド誘導体がすでに報告されている。これらの文書は、殺虫活性も報告している。驚くべきことに、今や、水耕システムまたは土壌注入を用いて根、塊茎または球根に浸漬施用を行った後、さらには茎もしくは花への注入、浸漬施用、フローティングまたは種子箱施用または種子処理によって、アントラニルアミド誘導体が、灌注、土壌混和、畝間施用、滴下施用、水耕システム、植え穴処理によって昆虫および/またはハダニおよび/または線虫を防除する上で非常に好適であることが認められている。
アントラニルアミド誘導体を用いることで、非生物的ストレスに対する植物のストレス耐性を高めることが可能であることも認められたことから、特に植物の成長を促進し、および/または植物の収穫量を高め、および/または干魃および乾燥条件に対する耐性を高めるのに、アントラニルアミド誘導体を用いることができる。
従って、本発明は、灌注、物質との混合、畝間施用によって、水耕システムおよび灌漑システムで、例えば根、塊茎または球根への滴下施用、植え穴処理または浸漬施用として、土壌、茎もしくは花への注入によって昆虫および/またはハダニおよび/または線虫を防除し、種子を処理するためのアントラニルアミド誘導体の使用に関するものである。本発明はさらに、屋外または密閉系(例えば温室またはクローシュの下)で、そして一年生作物(例えば農作物、野菜、香辛料、観賞植物)または多年生作物(例えば柑橘類植物、果実、熱帯作物、香辛料、ナッツ、ワイン、針葉樹および観賞植物)での天然物質(土壌)または人工物質(例えば岩綿、グラスウール、ケイ砂、砂利、膨張粘土、バーミキュライト)への施用形態に関するものである。
本発明はさらに、植物における非生物的ストレスに対する耐性を高めるためのアントラニルアミド誘導体の使用に関するものである。一般的用語でのみ記載されている保護対象作物について、より詳細に説明し、下記において具体的に記載する。そこで、使用に関して、農作物は、
禾穀類、例えば小麦、大麦、ライ麦、カラスムギ、ライコムギ、さらにはトウモロコシ、棉、大豆、キビおよびイネ、
さらにはアブラナ(キャノーラ)、ジャガイモ、サトウキビ、サトウダイコンおよびヒマワリを意味するものと理解される。
そこで、使用に関して、野菜とは、例えば結実する野菜および野菜としての花房、例えばピーマン、チリペッパー、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、ソラマメ、クライミング・ビーンおよびドワーフ・ビーン、エンドウ豆、チョウセンアザミ;
さらには葉菜、例えば結球レタス、チコリ、エンダイブ、各種クレス、ハナダイコン、ラムズ・レタス、アイスバーグレタス、セイヨウネギ、ホウレンソウ、フダンソウ;
さらには塊茎、根および茎野菜、例えば根用セロリ、レッドビート根、ニンジン、ラディッシュ、セイヨウワサビ、サルシフィ、アスパラガス、カブ、ヤシ新芽、タケ新芽、さらにはネギ系野菜、例えばタマネギ、セイヨウネギ、ウイキョウ、ニンニク;
さらにはアブラナ系野菜、例えばカリフラワー、ブロッコリー、コールラビ、赤キャベツ、白キャベツ、ちりめんキャベツ、サボイ・キャベツ、芽キャベツ、ハクサイを意味するものと理解される。
使用に関して、多年生作物とは、柑橘類、例えばオレンジ、グレープフルーツ、タンジェリン、レモン、ライム、ダイダイ、キンカン、温州ミカン;
さらにはナシ状果、例えばリンゴ、西洋ナシおよびマルメロ、および核果、例えば桃、ネクタリン、サクランボ、プラム、クエッチプラム、アンズ;
さらにはブドウ、ホップ、オリーブ、茶および熱帯作物、例えばマンゴー、パパイヤ、イチジク、パイナップル、ナツメヤシ、バナナ、ドリアン、柿、ココナッツ、カカオ、コーヒー、アボカド、レイチ、マラクーヤ、グアバ、
さらにはアーモンドおよびナッツ、例えばヘーゼルナッツ、クルミ、ピスタチオ、カシューナッツ、パラナッツ、ペカンナッツ、バターナッツ、クリの実、ヒッコリーナッツ、マカダミアナッツ、ピーナッツ、
さらにはソフトフルーツ、例えばアカフサスグリ、グーズベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、イチゴ、クランベリー(オオミノツルコケモモ)、キウイフルーツを意味するものと理解される。
使用に関して、観賞植物は、一年生および多年生植物、例えば切り花、例えばバラ、カーネーション、ガーベラ、ユリ、マーガレット、キク、チューリップ、スイセン、アネモネ、ケシ、アマリリス、ダリア、アザレア、ゼニアオイ、
さらには例えば花壇用植物、鉢植え植物および多年生植物、例えばバラ、マンジュギク、スミレ、ゼラニウム、フクシア、ハイビスカス、キク、インパチェンス、シクラメン、アフリカスミレ、ヒマワリ、ベゴニア、
さらには例えば低木および針葉樹、例えばイチジク、シャクナゲ、モミ、エゾマツ、マツ(こうやまきなど)、イチイ、セイヨウネズ、オレアンダーを意味するものと理解される。
使用に関して、香辛料は、一年生および多年生植物、例えばアニシード、チリ・ペパー、唐辛子、コショウ、バニラ、ハナハッカ、タイム、クローブ、ジュニパーベリー、シナモン、タラゴン、コリアンダー、サフラン、ショウガを意味するものと理解させる。本発明によって殺虫剤および/または殺ダニ剤および/または殺線虫剤として用いることができるアントラニルアミドは、下記一般式(I)によって定義される。
Figure 0005908469
式中、
は、水素、アミノ、ヒドロキシルを表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニルまたはC−C−シクロアルキルを表し、それらはそれぞれ同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立にハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノおよび(C−C−アルキル)−C−C−シクロアルキルアミノからなる群から選択されることができ、
は水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルまたはC−C−アルキルカルボニルを表し、
は水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C12−シクロアルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキルを表し、それらはそれぞれ同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立にアミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−トリアルキルシリルおよび飽和もしくは部分飽和の複素環、芳香族もしくはヘテロ芳香族環または飽和、部分飽和もしくは芳香族のヘテロ二環式環からなる群から選択されることができ、当該環または当該環系はSF、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、カルバモイル、アミノスルホニル、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルスルフイミノ、C−C−アルキルスルフイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフイミノ−C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルスルホキシイミノ、C−C−アルキルスルホキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホキシイミノ−C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−トリアルキルシリル、ベンジルC−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノまたは3から6員の環(当該環はC−C−アルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロ−(C−C)−アルキル、C−C−アルコキシまたはハロ−(C−C)−アルコキシによって置換されていても良い。)からなる群からの同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、または
は、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルまたはジ−(C−C)アルキルアミノカルボニルを表し、または
はさらに、5員もしくは6員の芳香族またはヘテロ芳香族環、4員、5員もしくは6員の部分飽和環または飽和複素環、または飽和、部分飽和もしくは芳香族ヘテロ二環式環を表し、それらはO、SおよびNからなる群からの1から3個のヘテロ原子を含んでいても良く、当該環は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換または多置換されており、当該置換基は互いに独立に、SF5、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、カルバモイル、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルスルフイミノ、C−C−アルキルスルフイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフイミノ−C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルスルホキシイミノ、C−C−アルキルスルホキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホキシイミノ−C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−トリアルキルシリル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノおよびC−C−シクロアルキルアミノ、または3から6員の環(当該環はC−C−アルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロ−(C−C)−アルキル、C−C−アルコキシまたはハロ−(C−C)−アルコキシによって置換されていても良い。)からなる群から選択され、
とRが、2から6個の炭素原子を介して互いに連結し、環を形成していても良く、当該環はさらに、別の窒素、硫黄または酸素原子を含んでいても良く、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシによってモノ置換からテトラ置換されていても良く、
、Rがさらに一体となって、=S(C−C−アルキル)または=S(O)(C−C−アルキル)を表し、
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、SF、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、(C−C−アルコキシ)イミノ、(C−C−アルキル)(C−C−アルコキシ)イミノ、(C−C−ハロアルキル)(C−C−アルコキシ)イミノまたはC−C−トリアルキルシリルを表し、または
隣接する炭素原子を介した2個のRが、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH=CH−)−、−OCHO−、−O(CHO−、−OCFO−、−(CFO−、−O(CFO−、−(CH=CH−CH=N)−または−(CH=CH−N=CH)−を表す環を形成しており、
2個のRがさらに、隣接する炭素原子を介して、同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良い下記の縮合環を形成しており、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ(C−C−アルキル)、C−C−アルキルスルフィニル(C−C−アルキル)、C−C−アルキルスルホニル(C−C−アルキル)、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノおよびC−C−シクロアルキルアミノからなる群から選択されることができ、
Figure 0005908469
nは0から3を表し、
はC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、ニトロまたはC−C−トリアルキルシリルを表し、
は芳香族またはヘテロ芳香族5員もしくは6員の環を表し、その環は同一もしくは異なるR置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、N、SおよびOからなる群からの1から3個のヘテロ原子を含んでいても良く、
Aは、モノ置換もしくは多置換されていても良い−(C−C−アルキレン)−、−(C−C−アルケニレン)−、−(C−C−アルキニレン)−、−R−(C−C−シクロアルキル)−R−、−R−O−R−、−R−S−R−、−R−S(=O)−R−、−R−S(=O)−R−、−R−N(C−C−アルキル)−R−、−R−C=NO(C−C−アルキル)−R、−CH[CO(C−C−アルキル)−、−R−C(=O)−R、−R−C(=O)NH−R、R−C(=O)N(C−C−アルキル)−R、−R−C(=O)NHNH−R−、−R−C(=O)N(C−C−アルキル)−NH−R−、−R−C(=O)NHN(C−C−アルキル)−R、−R−O(C=O)−R、−R−O(C=O)NH−R、−R−O(C=O)N(C−C−アルキル)−R、−R−S(=O)NH−R、−R−S(=O)N(C−C−アルキル)−R、−R−S(C=O)−R、−R−S(C=O)NH−R、−R−S(C=O)N(C−C−アルキル)−R、−R−NHNH−R、−R−NHN(C−C−アルキル)−R、−R−N(C−C−アルキル)−NH−R、−R−N(C−C−アルキル)−N(C−C−アルキル)−R、−R−N=CH−O−R、−R−NH(C=O)O−R、−R−N(C−C−アルキル)−(C=O)O−R、−R−NH(C=O)NH−R、−R−NH(C=S)NH−R、−R−NHS(=O)−R、R−NH−R、R−C(=O)−C(=O)−R、R−C(OH)−R、R−NH(C=O)−R、R−Qz−R、R−C(=N−NR′)−R、R−C(=C−R′)−Rまたは−R−N(C−C−アルキル)S(=O)−Rを表し、
当該置換基は互いに独立に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−アルキルオキシ、ハロ−C−C−アルキル、アミノ、(C−C−アルキル)アミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノおよびC−C−シクロアルキルからなる群から選択されることができ、
当該環における−(C−C−シクロアルキル)−は、N、SおよびOからなる群から選択される1個もしくは2個のヘテロ原子を含んでいても良く、
は、直鎖または分岐−(C−C−アルキレン)−を表すか、直接結合を表し、
複数のRは互いに独立に直鎖または分岐−(C−C−アルキレン)−を表すか、直接結合を表し、
例えば、R−O−R−は−(C−C−アルキレン)−O−(C−C−アルキレン)−、−(C−C−アルキレン)−O−、−O−(C−C−アルキレン)−、または−O−を表し、
R′は、ハロゲンによってモノ置換または多置換されていても良いアルキル、アルキルカルボニル、アルケニル、アルキニルを表し、
Qzは3員もしくは4員の部分飽和もしくは飽和のまたは5員もしくは6員の部分飽和、飽和もしくは芳香族の環を表すか、6から10員の二環式環系を表し、
当該環または当該二環式環系は、N、SおよびOからなる群からの1から3個のヘテロ原子を含んでいても良く、
当該環または当該二環式環系は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルキル)アミノカルボニルおよびジ−(C−C−アルキル)アミノカルボニルからなる群から選択されることができ、
は5員もしくは6員の部分飽和もしくは飽和複素環もしくはヘテロ芳香族環または芳香族8員、9員もしくは10員の縮合ヘテロ二環式環系を表し、当該環または当該環系は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、(C−C−アルキル)アミノカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)アミノカルボニル、トリ−(C−C)アルキルシリルおよび(C−C−アルキル)(C−C−アルコキシ)イミノからなる群から選択されることができ、
または当該置換基は互いに独立に、フェニルおよび5員もしくは6員のヘテロ芳香族環からなる群から選択されることができ、フェニルまたは当該環はC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群からの同一もしくは異なる置換基によってモノ置換または多置換されていても良く、
は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルコキシまたは
Figure 0005908469
を表し
は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオまたはC−C−ハロアルキルチオを表し、
pは0から4を表し、
ZはN、CH、CF、CCl、CBrまたはClを表し、
一般式(I)の化合物はさらに、N−オキサイドおよび塩を含む。
本発明による使用において、
が好ましくは水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、シアノ(C−C−アルキル)、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキルまたはC−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキルを表し、
が特に好ましくは、水素、メチル、シクロプロピル、シアノメチル、メトキシメチル、メチルチオメチル、メチルスルフィニルメチルまたはメチルスルホニルメチルを表し、
が非常に好ましくは水素を表し、
が好ましくは水素またはC−C−アルキルを表し、
が特に好ましくは水素またはメチルを表し、
が非常に好ましくは水素を表し、
が好ましくは水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキルを表し、それらはそれぞれ同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニルまたはフェニル環または4員、5員もしくは6員の芳香族、部分飽和または飽和複素環からなる群から選択されることができ、当該フェニル環または複素環は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、NO、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、(C−C−アルキル)カルボニル、(C−C−アルコキシ)カルボニルからなる群から選択されることができ、または
が好ましくは、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニルまたはC−C−ジアルキルアミノカルボニルを表し、または
が好ましくは、フェニル環、5員もしくは6員の芳香族複素環または4員、5員もしくは6員の部分飽和または飽和複素環を表し、それらはN、SおよびOからなる群からの1から3個のヘテロ原子を含んでいても良く、当該フェニル環または複素環は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、NO、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、(C−C−アルキル)カルボニルおよび(C−C−アルコキシ)カルボニルからなる群から選択されることができ、
が特に好ましくは、水素を表すか、C−C−アルキルまたはC−C−シクロアルキルを表し、それらはそれぞれ同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニルおよびフェニル環および4員、5員もしくは6員の芳香族、部分飽和または飽和複素環からなる群から選択されることができ、当該フェニル環または複素環は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群から選択されることができ、または
が特に好ましくは、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニルまたはC−C−アルキルアミノカルボニルを表し、または
が特に好ましくは、フェニル環、5員もしくは6員の芳香族複素環または4員、5員もしくは6員の部分飽和または飽和複素環を表し、それらはN、SおよびOからなる群からの1から3個のヘテロ原子を含んでいても良く、当該フェニル環または複素環は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、NO、ヒドロキシル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群から選択されても良く、または
が非常に好ましくは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジン、オキセタン、チエタン、ピロリジン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、イミダゾリジノン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェンジオキサイド、チアゾリン、チアゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、テトラヒドロピラン、ジヒドロフラノン、ジオキサン、モルホリン、チオモルホリン、チオモルホリンジオキサイド、フェニルまたはピリジルを表し、または
が特別に好ましくは、水素、メチル、イソプロピル、シクロプロピルまたはtert−ブチルを表し、
が好ましくは、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオまたはC−C−ハロアルキルチオを表し、
2個の隣接する基Rが同様に好ましくは−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH=CH−)−、−OCHO−、−O(CHO−、−OCFO−、−(CFO−、−O(CFO−、−(CH=CH−CH=N)−または−(CH=CH−N=CH)−を表し、
が特に好ましくは水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、シアノまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
2個の隣接する基Rが特に好ましくは、−(CH−、−(CH=CH−)−、−O(CHO−、−O(CFO−、−(CH=CH−CH=N)−または−(CH=CH−N=CH)−を表し、
が非常に好ましくは水素、メチル、トリフルオロメチル、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素またはトリフルオロメトキシを表し、さらには2個の隣接する基Rが非常に好ましくは−(CH−または−(CH=CH−)−を表し、
が特別に好ましくは、塩素、フッ素または臭素を表し、
がさらに特別に好ましくは、ヨウ素またはシアノを表し、
2個の隣接する基Rが特別に好ましくは−(CH=CH−)を表し、
nが好ましくは、0、1または2を表し、
nが特に好ましくは、1または2を表し、
nが非常に好ましくは1を表し、
が好ましくは、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、ニトロまたはC−C−トリアルキルシリルを表し、
が特に好ましくは、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロまたはC−C−トリアルキルシリルを表し、
が非常に好ましくは、メチル、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を表し、
が特別に好ましくは、メチルまたは塩素を表し、
Qxが好ましくは、5員もしくは6員のヘテロ芳香族環(該環は同一もしくは異なるRによってモノ置換もしくは多置換されていても良く、N、OおよびSからなる群からの1から3個のヘテロ原子を含んでいても良い。)を表すか、フェニルを表し、
Qxが特に好ましくは、フラン、チオフェン、トリアゾール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、オキサジアゾール、ピロール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、フェニルまたはピラゾールからなる群から選択される5員もしくは6員の環を表し、該環は同一もしくは異なるRによってモノ置換もしくは多置換されていても良く、
Qxが非常に好ましくは、チアゾール、オキサゾール、ピロール、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、フェニルを表すか、基R
Figure 0005908469
によってモノ置換されたピラゾールを表し、Z、Rおよびpは上記の一般的定義または下記の好ましいもしくは特に好ましい定義を有することができ、
Aが好ましくは、モノ置換もしくは多置換されていても良い−(C−C−アルキレン)−、−(C−C−アルケニレン)−、−(C−C−アルキニレン)−、−R−(C−C−シクロアルキル)−R−、−R−O−R−、−R−S−R−、−R−S(=O)−R−、−R−S(=O)−R−、−R−NH−(C−C−アルキル)−、−R−N(C−C−アルキル)−R、−R−C=NO(C−C−アルキル)、−R−C(=O)−R、−R−C(=S)−R、−R−C(=O)NH−R、R−C(=O)N(C−C−アルキル)−R、−R−S(=O)NH−R、−R−S(=O)N(C−C−アルキル)−R、−R−NH(C=O)O−R、−R−N(C−C−アルキル)−(C=O)O−R、−R−NH(C=O)NH−R、−R−NHS(=O)−R、−R−N(C−C−アルキル)S(=O)−R、R−NH−R、R−C(=O)−C(=O)−R、R−C(OH)−RまたはR−Qz−Rを表し、
当該置換基は互いに独立に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシおよびハロ−C−C−アルキルからなる群から選択されることができ、
Qzは上記の一般的定義または下記の好ましいもしくは特に好ましい定義を有することができ、
Aが特に好ましくは、−CH−、−CHO−、−CHOCH−、−CHS−、−CHSCH−、−CHN(C−C−アルキル)−、−CHN(C−C−アルキル)CH−、−CH(Hal)−、−C(Hal)−、−CH(CN)−、CH(CO)−、CH(CS)−、CHCH(OH)−、−シクロプロピル−、CH(CO)CH−、−CH(C−C−アルキル)−、−C(ジ−C−C−アルキル)−、−CHCH−、−CH=CH−、−C≡C−、−C=NO(C−C−アルキル)または−C(=O)(C−C−アルキル)−を表し、
Aが非常に好ましくは、−CH−、−CH(CH)、C(CH、−CHCH−、−CH(CN)−、−CHO−または−C(=O)−CH−を表し、
Aが特別に好ましくは、CH、CH(CH)、−CHO−または−C(=O)−CH−を表し、
Qzが好ましくは、3員もしくは4員の部分飽和もしくは飽和または5員もしくは6員の部分飽和、飽和もしくは芳香族の環を表し、当該環がN、SおよびOからなる群からの1から3個のヘテロ原子を含んでいても良く、
当該環は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニルおよびC−C−ハロアルキルスルホニルからなる群から選択されることができ、
Qzが特に好ましくは、3員もしくは4員の部分飽和または飽和または5員の部分飽和、飽和もしくは芳香族の環を表し、当該環はN、SおよびOからなる群からの1から2個のヘテロ原子を含んでいても良く、
当該環は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニルおよびC−C−ハロアルキルスルホニルからなる群から選択されることができ、
Qzが非常に好ましくは、アゼチジン、オキセタンまたはチエタン、ピロリジン、ピロリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、イミダゾリジン、イミダゾリドン、イミダゾリン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、チアゾリジン、イソチアゾリジンまたはイソオキサゾリンを表し、
それは同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、メチル、エチル、イソプロピル、ヒドロキシル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルからなる群から選択されることができ、
が好ましくは、C−C−アルキルを表すか、下記の基:
Figure 0005908469
を表し、
がさらにより好ましくは、C−C−シクロアルコキシを表し、
が特に好ましくは、メチルを表すか、下記の基:
Figure 0005908469
を表し、
が互いに独立に好ましくは、水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルスルホニルまたは(C−C−アルキル)−C−C−アルコキシイミノを表し、
が互いに独立に特に好ましくは、水素、ハロゲン、シアノまたはC−C−ハロアルキルを表し、
が互いに独立に非常に好ましくは、フッ素、塩素または臭素を表し、
が特別に好ましくは、塩素を表し、
pが好ましくは、1、2または3を表し、
pが特に好ましくは、1または2を表し、
pが非常に好ましくは、1を表し、
Zが好ましくは、N、CH、CF、CCl、CBrまたはCIを表し、
Zが特に好ましくは、N、CH、CF、CClまたはCBrを表し、
Zが非常に好ましくは、N、CClまたはCHを表し、
が好ましくは、直鎖または分岐−(C−C−アルキレン)−を表すか、直接結合を表し、
が特に好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチルまたはイソブチルまたは直接結合を表し、
が非常に好ましくは、メチルまたはエチルまたは直接結合を表し、
Qyが好ましくは、5員もしくは6員の部分飽和もしくは飽和の複素環もしくはヘテロ芳香族環または芳香族8員、9員もしくは10員の縮合ヘテロ二環式環系を表し、当該ヘテロ原子はN、SおよびOからなる群から選択されることができ、当該環または当該環系は同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニルからなる群から選択されることができ、
または当該置換基は互いに独立に、フェニルおよび5員もしくは6員のヘテロ芳香族環からなる群から選択されることができ、フェニルまたは当該環はC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群からの同一もしくは異なる置換基によってモノ置換または多置換されていても良く、
Qyが特に好ましくは、モノ置換もしくは多置換されていても良いQ−1からQ−53およびQ−58からQ−59、Q62からQ63からなる群からの5員もしくは6員のヘテロ芳香族環、芳香族9員の縮合ヘテロ二環式環系Q−54からQ−56または5員複素環Q−60からQ−61を表し、当該置換基は互いに独立に、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、ニトロまたはC−C−ハロアルコキシからなる群から選択されることができ、
または当該置換基は互いに独立に、フェニルおよび5員もしくは6員のヘテロ芳香族環からなる群から選択されることができ、フェニルまたは当該環はC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、NO、ヒドロキシル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群からの同一もしくは異なる置換基によってモノ置換または多置換されていても良く、
Qyが非常に好ましくは、モノ置換もしくは多置換されていても良いQ−36からQ−40、Q43、Q−58からQ−59、Q62、Q63からなる群からの5員もしくは6員のヘテロ芳香族環、芳香族9員縮合ヘテロ二環式環系Q−54からQ−56または5員複素環Q−60からQ−61を表し、当該置換基は互いに独立に、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、ニトロまたはC−C−ハロアルコキシからなる群から選択されることができ、
または当該置換基は互いに独立に、フェニルおよび5員もしくは6員のヘテロ芳香族環からなる群から選択されることができ、フェニルまたは当該環はC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−ハロシクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群からの同一もしくは異なる置換基によってモノ置換または多置換されていても良く、
Qyが特別に好ましくは、同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良いQ−37、Q−38、Q−39、Q−40、Q43、Q−58、Q−59、Q62およびQ63からなる群からのヘテロ芳香族環を表すか、5員複素環Q−60を表し、当該置換基は互いに独立に、メチル、エチル、シクロプロピル、tert−ブチル、塩素、フッ素、ヨウ素、ブロモ、シアノ、ニトロ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、n−ヘプタフルオロプロピルおよびイソヘプタフルオロプロピルからなる群から選択されることができ、
または当該置換基は、互いに独立にフェニルまたは5員もしくは6員のヘテロ芳香族環から選択可能であり、当該置換基は互いに独立にメチル、エチル、シクロプロピル、tert−ブチル、クロロ、フルオロ、ヨード、ブロモ、シアノ、ニトロ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、n−ヘプタフルオロプロピルおよびイソヘプタフルオロプロピルから選択可能である式(I)の活性化合物が好ましい、特に好ましい、非常に好ましい、または特別に好ましい。
Figure 0005908469
互いに独立に、上記で挙げた環または環系はさらに、オキソ、チオキソ、(=O)=NH、(=O)=N−CN、(=O)によって置換されていても良い。例として、テトラヒドロチオフェンジオキサイドおよびイミダゾリドンを挙げることができる。
この場合、環炭素原子での置換基としてのオキソ基は例えば、複素環におけるカルボニル基である。結果的に、ラクトンおよびラクタムも好ましく包含される。オキソ基は、各種酸化状態で存在し得るヘテロ環原子、例えばNおよびSで存在することもでき、その場合、それらは例えば、当該複素環において二価の基−N(O)−、−S(O)−(略してSOとも記載される)および−S(O)−(略してSOとも記載される)を形成する。−N(O)−基および−S(O)−基の場合、各場合で、両方のエナンチオマーが含まれる。
複素環では、工程中に、親構造の窒素原子における水素が置き換わり得る場合、オキソ基以外の置換基が、ヘテロ原子、例えば窒素原子に結合していることもできる。窒素原子および例えば硫黄原子などの他のヘテロ原子の場合、四級アンモニウム化合物またはスルホニウム化合物の形成によるさらなる置換も可能である。
特に、式(I)の化合物は、各種位置異性体の形態で存在し得る。例えば、定義Q62またはQ63を有する化合物の混合物の形態、またはQ58およびQ59の混合物の形態である。従って本発明は、Qyが意味Q62およびQ63、さらにはQ58およびQ59を有する式(I)の化合物の混合物を含む活性化合物の組み合わせをも包含し、当該化合物は各種混合比で、および群(II)からの1以上の活性化合物で存在し得る。この場合に好ましいものは、基QyがQ62またはQ58を表す式(I)の化合物の基QyがQ63またはQ59を表す式(I)の化合物に対する混合比が60:40から99:1、特に好ましくは70:30から97:3、非常に好ましくは80:20から95:5の場合である。特別に好ましいのは、Qyが意味Q62またはQ58を有する式(I)の化合物のQyが意味Q63またはQ59を有する式(I)の化合物に対する混合比が80:20;81:19;82:18;83:17;84:16;85:15、86:14;87:13;88:12;89:11;90:10、91:9;92:8;93:7;96:6;95:5であるものである。
本発明による使用においてさらに、下記式(I−1)の活性化合物も好ましい。
Figure 0005908469
式中、
は水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C12−シクロアルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキルを表し、それらはそれぞれ同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、ハロゲン、アミノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニルC−C−シクロアルキルアミノおよび5員もしくは6員のヘテロ芳香族環からなる群から選択されることができ、
はハロゲン、シアノまたはメチルを表し、
はメチルまたは塩素を表し、
ZはN、CClまたはCHを表し、
Qyはモノ置換もしくは多置換されていても良いQ−36からQ−40、Q43、Q−58からQ−59、Q62、Q63からなる群からの5員もしくは6員のヘテロ芳香族環、芳香族9員縮合ヘテロ二環式環系Q−54からQ−56または5員複素環Q−60からQ−61を表し、当該置換基は互いに独立に、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、ニトロまたはC−C−ハロアルコキシからなる群から選択されることができ、
式(I−1)の化合物は塩の形態で存在しても良い。
本発明による使用において、
が好ましくは、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキルを表し、それらはそれぞれ同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良く、当該置換基は互いに独立に、ハロゲン、シアノ、アミノ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−シクロアルキルおよび5員もしくは6員のヘテロ芳香族環(N、OおよびSからなる群からの1から2個のヘテロ原子を含み、当該環における2個の酸素原子は隣接していない。)からなる群から選択されることができ、
が特に好ましくは、下記の基:
Figure 0005908469
のうちの一つを表し、
が好ましくはハロゲン、シアノまたはメチルを表し、
が特に好ましくは、塩素またはシアノを表し、
がさらに特に好ましくは、臭素、フッ素、ヨウ素またはメチルを表し、
が好ましくはおよび特に好ましくは、メチルを表し、
Zが好ましくは、NまたはCHを表し、
Qyが好ましくは、同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良いQ−37、Q−38、Q−39、Q−40、Q43、Q−58、Q−59、Q62およびQ63からなる群からのヘテロ芳香族環を表すか、5員複素環Q−60を表し、当該置換基は互いに独立に、メチル、エチル、シクロプロピル、tert−ブチル、塩素、フッ素、ヨウ素、ブロモ、シアノ、ニトロ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、n−ヘプタフルオロプロピルおよびイソヘプタフルオロプロピルからなる群から選択されることができ、
Qyが特に好ましくは、同一もしくは異なる置換基によってモノ置換もしくは多置換されていても良いQ−58およびQ−59からなる群からのヘテロ芳香族環を表し、当該置換基は互いに独立に、メチル、エチル、シクロプロピル、tert−ブチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、n−ヘプタフルオロプロピルおよびイソヘプタフルオロプロピルからなる群から選択されることができる式(I−1)の活性化合物が、好ましい、特に好ましい、非常に好ましい、または特別に好ましい。
特に、式(I−1)の化合物は、各種位置異性体の形態で存在し得る。例えば、定義Q62またはQ63を有する化合物の混合物の形態またはQ58およびQ59の混合物の形態である。従って本発明は、Qyが意味Q62およびQ63、さらにはQ58およびQ59を有する式(I−1)の化合物の混合物を含む活性化合物の組み合わせを包含するものでもあり、その化合物は各種混合比で、そして1以上の群(II)からの活性化合物で存在することができる。ここで、基QyがQ62またはQ58を表す式(I)の化合物の基QyがQ63またはQ59を表す式(I)の化合物に対する混合比が60:40から99:1、特に好ましくは70:30から97:3、非常に好ましくは80:20から95:5であることが好ましい。特別に好ましいのは、Qyが意味Q62またはQ58を有する式(I)の化合物のQyが意味Q63またはQ59を有する式(I)の化合物に対する混合比が80:20;81:19;82:18;83:17;84:16;85:15、86:14;87:13;88:12;89:11;90:10、91:9;92:8;93:7;96:6;95:5である場合である。
本発明による使用において、特に好ましいものは、下記式(I−1−1)から(I−1−71)の活性化合物である。
Figure 0005908469
Figure 0005908469
Figure 0005908469
Figure 0005908469
Figure 0005908469
Figure 0005908469
本発明による使用において、下記の式(I−1−1)から(I−1−71)の活性化合物の混合物も特に好ましい。
これらの混合物は好ましくは、80:20から99:1の混合比で存在する。1例において、式I−1−1の化合物および式I−1−7の化合物が80:20から99:1の混合比で存在する混合物I−1−1/I−1−7を挙げることができる。1例において、式I−1−2の化合物および式I−1−8の化合物が80:20から99:1の混合比で存在する混合物I−1−2/I−1−8を挙げることができる。
I−1−1−/I−1−7、
I−1−2/I−1−8、
I−1−3/I−1−9、
I−1−4/I−1−10、
I−1−5/I−1−11、
I−1−6/I−1−12、
I−1−13/I−1−1−19、
I−1−14/I−1−20、
I−1−15/I−1−21、
I−1−16/I−1−22、
I−1−17/I−1−23、
I−1−18/I−1−24、
I−1−25/I−1−31、
I−1−26/I−1−32、
I−1−27/I−1−33、
I−1−28/I−1−34、
I−1−29/I−1−35、
I−1−30/I−1−36、
I−1−37/I−1−43、
I−1−38/I−1−44、
I−1−39/I−1−45、
I−1−40/I−1−46、
I−1−41/I−1−47、
I−1−42/I−1−48、
I−1−49/I−1−55、
I−1−50/I−1−56、
I−1−51/I−1−57、
I−1−52/I−1−58、
I−1−53/I−1−59、
I−1−54/I−1−60。
本発明による使用において、式(I−1)の活性化合物または下記に挙げた式(I−1−1)から(I−1−71)の活性化合物:(I−1−1)、(I−1−2)、(I−1−3)、(I−1−61)、(I−1−62)、(I−1−63)、(I−1−64)、(I−1−65)、(I−1−66)、(I−1−67)、(I−1−68)、(I−1−69)、(I−1−70)、(I−1−71)、I−1−1/1−1−7、1−1−2/1−1−8、1−1−3/1−1−9の混合物が非常に好ましい。アントラニルアミド誘導体の本発明による使用は、農業、園芸、森林および庭園および娯楽施設で遭遇する広範囲の病害動物、特に昆虫、クモ類、蠕虫、線虫および軟体動物に対して、正常に感受性および抵抗性の種に対して、そして全てまたは個々の発達段階に対してのものである。これらの病害生物には、下記のものなどがある。
節足動物門からの病害生物、特にクモ形類からの病害生物、例えばアカルス属種(Acarus spp.)、アセリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アクロプス属種(Aculops spp.)、アクルス属種(Aculus spp.)、アンブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、アンフィテトラニクス・ヴィエネンシス(Amphitetranychus viennensis)、アルガス属種(Argas spp.)、ボーフィラス属種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア・グラミヌム(Bryobia graminum)、ブリオビア・プラエティオサ(Bryobia praetiosa)、セントルロイデス属種(Centruroides spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、デルマニサス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス・プテロニッシウス(Dermatophagoides pteronyssius)、デルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatophagoides farinae)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、エオテトラニクス属種(Eotetranychus spp.)、エピトリメルス・ピリ(Epitrimerus pyri)、エウテトラニクス属種(Eutetranychus spp.)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、グリシファグス・ドメスチクス(Glycyphagus domesticus)、ハロチデウス・デストルクトル(Halotydeus destructor)、ヘミタルソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、ヒアロンマ属種(Hyalomma spp.)、イクソデス属種(Ixodes spp.)、ラトロデクツス属種(Latrodectus spp.)、ロキソセレス属種(Loxosceles spp.)、メタテトラニクス属種(Metatetranychus spp.)、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、ヌフェルサ属種(Nuphersa spp.)、オリゴニクス属種(Oligonychus spp.)、オルニトドロス属種(Ornithodoros spp.)、オルニトニッスス属種(Ornithonyssus spp.)、パノニカス属種(Panonychus spp.)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラタス(Polyphagotarsonemus latus)、ソロプテス属種(Psoroptes spp.)、リピセファラス属種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステノタルソネムス属種(Stenotarsonemus spp.)、ステノタルソネムス・スピンキ(Steneotarsonemus spinki)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)、テトラニカス属種(Tetranychus spp.)、トロムビクラ・アルフレズゲシ(Trombicula alfreddugesi)、バエジョビス属種(Vaejovis spp.)、ヴァサテス・リコペルシキ(Vasates lycopersici)。
ムカデ(Chilopoda)綱から、例えば、ゲオフィラス属種(Geophilus spp.)、スクティゲラ属種(Scutigera spp.)。
トビムシ(Collembola)目から、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus)。
ヤスデ(Diplopoda)目から、例えば、ブラニウラス・グツラツス(Blaniulus guttulatus)。
昆虫の綱から、例えばゴキブリ(Blattodea)目から、例えばブラッテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンコロラ属種(Panchlora spp.)、パルコブラッタ属種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ属種(Periplaneta spp.)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)。
鞘翅(Coleoptera)目から、例えば、アカリンマ・ビタタム(Acalymma vittatum)、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレタス属種(Adoretus spp.)、アゲラスティカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、アルフィトビウス・ジアペリヌス(Alphitobius diaperinus)、アムフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロフォラ属種(Anoplophora spp.)、アンソノマス属種(Anthonomus spp.)、アンスレナス属種(Anthrenus spp.)、アピオン属種(Apion spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、アタゲナス属種(Attagenus spp.)、ブルキディウス・オブテクタス(Bruchidius obtectus)、ブルーカス属種(Bruchus spp.)、キャッシダ属種(Cassida spp.)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セウトリンカス属種(Ceutorrhynchus spp.)、チャエトクネマ属種(Chaetocnema spp.)、クレオヌス・メンディクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、コステリトラ・ジーランディカ(Costelytra zealandica)、クテニセラ属種(Ctenicera spp.)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、クリプトレステス・フェルギネウス(Cryptolestes ferrugineus)、クリプトリンカス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、シリンドロコプツルス(Cylindrocopturus spp.)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロティカ属種(Diabrotica spp.)、ディコクロシス属種(Dichocrocis spp.)、ディクラディスパ・アルミゲラ(Dicladispa armigera)、ジロボデルス属種(Diloboderus spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、エピトリックス属種(Epitrix spp.)、ファウスティヌス属種(Faustinus spp.)、ギビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、グナトセルス・コルヌツス(Gnathocerus cornutus)、ヘルラ・ウンダリス(Hellula undalis)、ヘテロニカス・アラトル(Heteronychus arator)、ヘテロニクス属種(Heteronyx spp.)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バユルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスティカ(Hypera postica)、ヒポメセス・スクアモスス(Hypomeces squamosus)、ハイポセネムス属種(Hypothenemus spp.)、ラクノステルナ・コンサンギニア(Lachnosterna consanguinea)、ラシオデルマ・セリコルネ(Lasioderma serricorne)、ラテチクス・オリザエ(Latheticus oryzae)、ラトリジウス属種(Lathridius spp.)、レマ属種(Lema spp.)、レプチノタルサ・デセムリネアータ(Leptinotarsa decemlineata)、ルーコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リクス属種(Lixus spp.)、ルペロデス属種(Luperodes spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メガスセリス属種(Megascelis spp.)、メラノツス属種(Melanotus spp.)、メリゲテス・アエネアス(Meligethes aeneus)、メロロンタ属種(Melolontha spp.)、ミグドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサンソグラフス(Naupactus xanthographus)、ネクロビア属種(Necrobia spp.)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オリザファガス・オリザエ(Oryzaphagus oryzae)、オチオリンクス属種(Otiorrhynchus spp.)、オキシセトニア・ジュクンダ(Oxycetonia jucunda)、フェドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、フィロファガ・ヘレリ(Phyllophaga helleri)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus)、プシリオデス属種(Psylliodes spp.)、プチナス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ヴェントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィラス属種(Sitophilus spp.)、シトフィラス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、スフェノフォラス属種(Sphenophorus spp.)、ステゴビウム・パニセウム(Stegobium paniceum)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、シンフィレテス属種(Symphyletes spp.)、タニメカス属種(Tanymecus spp.)、テネブリオ・モリター(Tenebrio molitor)、テネブリオイデス・マウレタニクス(Tenebrioides mauretanicus)、トリボリウム属種(Tribolium spp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキアス属種(Tychius spp.)、キシロトレカス属種(Xylotrechus spp.)、ザブラス属種(Zabrus spp)。
ハエ(Diptera)目から、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、アグロミザ属種(Agromyza spp.)、アナストレファ属種(Anastrepha spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、アスフォンディリア属種(Asphondylia spp.)、バクトロセラ属種(Bactrocera spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリフォラ・エリスロセファラ(Calliphora erythrocephala)、カリフォラ・ビシナ(Calliphora vicina)、セラティティス・キャピタータ(Ceratitis capitata)、チロノムス属種(Chironomus spp.)、クリソミア属種(Chrysomyia spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、コクリオミア属種(Cochliomyia spp.)、コンタリニア属種(Contarinia spp.)、コルディロビア・アンスロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコトプス・シルベストリス(Cricotopus sylvestris)、クレックス属種(Culex spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリセタ属種(Culiseta spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダカス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ属種(Dasyneura spp.)、デリア属種(Delia spp.)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、エキノクネムス属種(Echinocnemus spp.)、ファニア属種(Fannia spp.)、ガストロフィルス属種(Gastrophilus spp.)、グロシナ属種(Glossina spp.)、ヘマトポタ属種(Haematopota spp.)、ヒドレリア属種(Hydrellia spp.)、ヒドレリア・グリセオラ(Hydrellia griseola)、ヒルエミイア属種(Hylemyia spp.)、ヒポボスカ属種(Hyppobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、ルツゾミア属種(Lutzomia spp.)、マンソニア属種(Mansonia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリット(Oscinella frit)、パラタニタルスス属種(Paratanytarsus spp.)、パラタウテルボルニエラ・スブシンクタ(Paralauterborniella subcincta)、ペゴミア属種(Pegomyia spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、フォルビア属種(Phorbia spp.)、フォルミア属種(Phormia spp.)、ピオフィラ・カセイ(Piophila casei)、プロディプロシス属種(Prodiplosis spp.)、プシラ・ロザエ(Psila rosae)、ラゴレチス属種(Rhagoletis spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、ストモキシス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、テタノプス属種(Tetanops spp.)、チプラ属種(Tipula spp.)。
カメムシ(Heteroptera)目から、例えば、アナサ・トリスティス(Anasa tristis)、アンテスティオプシス属種(Antestiopsis spp.)、ボイセア属種(Boisea spp.)、ブリッサス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、キャンピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、キャベレリウス属種(Cavelerius spp.)、シメックス属種(Cimex spp.)、コラリア属種(Collaria spp.)、クレオンティアデス・ディルタス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ピペリス(Dasynus piperis)、ディケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ディコノコリス・ヘウエッティ(Diconocoris hewetti)、ディスデルカス属種(Dysdercus spp.)、ユースキスツス属種(Euschistus spp.)、ユーリガステル属種(Eurygaster spp.)、ヘリオペルティス属種(Heliopeltis spp.)、ホルキアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトコリサ・バリコルニス(Leptocorisa varicornis)、レプトグロサス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、ライガス属種(Lygus spp.)、マクロペス・エクスキャバタス(Macropes excavatus)、ミリダエ(Miridae)、モナロニオン・アトラツム(Monalonion atratum)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエバルス属種(Oebalus spp.)、ペントミダエ(Pentomidae)、ピエズマ・クアドラータ(Piesma quadrata)、ピエゾドラス属種(Piezodorus spp.)、サルス・セリアツス(Psallus seriatus)、シューダシスタ・ぺルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シンギュラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノフォラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニティス・ナシ(Stephanitis nashi)、ティブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.)。
同翅(Homoptera)目から、例えば、アシジア・アカリアエバイレヤナエ(Acizzia acaciaebaileyanae)、アシジア・ドドナエアエ(Acizzia dodonaeae)、アシジア・ウンカトイデス(Acizzia uncatoides)、アクリダ・ツリッタ(Acrida turrita)、アキルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、アクロゴニア属種(Acrogonia spp.)、アエネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノスケナ属種(Agonoscena spp.)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)、アウレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アロイトリクス・フロコッスス(Aleurothrixus floccosus)、アロカリダラ・マライェンシス(Allocaridara malayensis)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、アヌラフィス・カルドゥイ(Anuraphis cardui)、アオニディエラ属種(Aonidiella spp.)、アファノスティグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、アルボリディア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アリタニラ属種(Arytainilla spp.)、アスピディエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピディオトゥス属種(Aspidiotus spp.)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルサム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)、ブラストプシラ・オッシデンタリス(Blastopsylla occidentalis)、ボレイオグリカプピス・メラレウカエ(Boreioglycaspis melaleucae)、ブラキカウデゥス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysii)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属種(Cacopsylla spp.)、カリギポナ・マルギナータ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギーダ(Carneocephala fulgida)、ケラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、ケルコピダエ(Cercopidae)、ケロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、カエトシフォン・フラガエフォリ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピシス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキ(Chlorita onukii)、コンドラクリス・ロセア(Chondracris rosea)、クロマフィス・ジュグランディコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカルデュリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、ココミティルス・ハリ(Coccomytilus halli)、コクス属種(Coccus spp.)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、クリプトネオッサ属種(Cryptoneossa spp.)、クテナリタイナ属種(Ctenarytaina spp.)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアレウロデス・シトリ(Dialeurodes citri)、ジアフォリナ・シトリ(Diaphorina citri)、ディアスピス属種(Diaspis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ディサフィス属種(Dysaphis spp.)、ディスミコックス属種(Dysmicoccus spp.)、エンポアスカ属種(Empoasca spp.)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、エリスロニューラ属種(Erythroneura spp.)、エウカリプトリマ属種(Eucalyptolyma spp.)、エウフィルラ属種(Euphyllura spp.)、ユーセリス・ビロバタス(Euscelis bilobatus)、フェリシア属種(Ferrisia spp.)、ゲオコッカス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、グリカスピス属種(Glycaspis spp.)、ヘテロプシラ・クバナ(Heteropsylla cubana)、ヘテロプシラ・スピヌロサ(Heteropsylla spinulosa)、ホマロディスカ・コアグラータ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンディニス(Hyalopterus arundinis)、イセリア属種(Icerya spp.)、イディオケルス属種(Idiocerus spp.)、イディオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、マクロステレス・ファシフロンス(Macrosteles facifrons)、マハナルヴァ属種(Mahanarva spp.)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトポロフィウム・ディロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネホテティクス属種(Nephotettix spp.)、ネッティゴニクラ・スペクトラ(Nettigoniclla spectra)、ニラパルバータ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プラエロンガ(Orthezia praelonga)、オクスヤ・チネンシス(Oxya chinensis)、パチプシラ属種(Pachypsylla spp.)、パラベミシア・ミリカエ(Parabemisia myricae)、パラトリオーザ属種(Paratrioza spp.)、パルラトリア属種(Parlatoria spp.)、ペンフィガス属種(Pemphigus spp.)、ペレグリヌス・マイディス(Peregrinus maidis)、フェナコッカス属種(Phenacoccus spp.)、プロエオミズス・パセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、フォロドン・フミリ(Phorodon humuli)、フィロクセラ属種(Phylloxera spp.)、ピナスピス・アスピディストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコッカス属種(Planococcus spp.)、プロソピドプシラ・フラバ(Prosopidopsylla flava)、プロトパルビナリア・ピリフォルミス(Protopulvinaria pyriformis)、シュードオーラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、シュードコッカス属種(Pseudococcus spp.)、プシロプシス属種(Psyllopsis spp.)、プシラ属種(Psylla spp.)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピディオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、ケサーダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコッカス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシファム属種(Rhopalosiphum spp.)、サイセティア属種(Saissetia spp.)、スカホイデス・ティタヌス(Scaphoides titanus)、スキザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)、セレナスピヅス・アルティキュラツス(Selenaspidus articulatus)、ソガータ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フリシフェラ(Sogatella furcifera)、スガトーデス属種(Sogatodes spp.)、スティクトセファラ・フェスティナ(Stictocephala festina)、シフォニヌス・フィリレアエ(Siphoninus phillyreae)、テナラファラ・マレイエンシス(Tenalaphara malayensis)、テトラゴノセフェラ属種(Tetragonocephela spp.)、チノカリス・カリアエフォリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、トリアロイロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオーザ属種(Trioza spp.)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ユナプシス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビティフォリ(Viteus vitifolii)、ジギナ属種(Zygina spp.)。
ハチ(Hymenoptera)目から、例えば、アクロミルメクス属種(Acromyrmex spp.)、アタリア属種(Athalia spp.)、アッタ属種(Atta spp.)、ディプリオン属種(Diprion spp.)、ホプロキャンパ属種(Hoplocampa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、モノモリウム・ファラオニイス(Monomorium pharaonis)、シレクス属種(Sirex spp.)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、タピノマ属種(Tapinoma spp.)、ウロセルス属種(Urocerus spp.)、ベスパ属種(Vespa spp.)、キセリス属種(Xeris spp.)。
等脚(Isopoda)目から、例えば、アルマジリジウム・バルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスカス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber)。
シロアリ(Isoptera)目から、例えば、コプトテルメス属種(Coptotermes spp.)、コルニテルメス・クムランス(Cornitermes cumulans)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)、インシシテルメス属種(Incisitermes spp.)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)、オドントテルメス属種(Odontotermes spp.)、レティキュリテルメス属種(Reticulitermes spp.)。
チョウ(Lepidoptera)目から、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、アクロニクタ・メジャー(Acronicta major)、アドキソファイエス属種(Adoxophyes spp.)、アエディア・リューコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、アラバマ属種(Alabama spp.)、アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)、アナルシア属種(Anarsia spp.)、アンティカルシア属種(Anticarsia spp.)、アルギロプロス属種(Argyroploce spp.)、バラスラ・ブラッシカエ(Barathra brassicae)、ボルボ・キンナラ(Borbo cinnara)、ブキュラトリクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ブッセオラ属種(Busseola spp.)、カコエシア属種(Cacoecia spp.)、カロピチリア・セイボラ(Caloptilia theivora)、カプア・レティクラーナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、カルポシナ・ニッポネンシス(Carposina niponensis)、ケイマトビア・ブルマータ(Cheimatobia brumata)、チロ属種(Chilo spp.)、コリストネウラ属種(Choristoneura spp.)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロケルス属種(Cnaphalocerus spp.)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis)、クネファシア属種(Cnephasia spp.)、コノッポモルファ属種(Conopomorpha spp.)、コノツラチェラス属種(Conotrachelus spp.)、コピタルシア属種(Copitarsia spp.)、シジア属種(Cydia spp.)、ダラカ・ノクツイデス(Dalaca noctuides)、ダイアファニア属種(Diaphania spp.)、ダイアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、エアリアス属種(Earias spp.)、エクジトロファー・オーランティウム (Ecdytolopha aurantium)、エラウモパルパス・リグノセーラス(Elasmopalpus lignosellus)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属種(Ephestia spp.)、エピノチア属種(Epinotia spp.)、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)、エチエラ属種(Etiella spp.)、ユーリア属種(Eulia spp.)、ユーポエシリア・アムギュッラ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクティス属種(Euproctis spp.)、ユークソア属種(Euxoa spp.)、フェルティア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、グラシラリア属種(Gracillaria spp.)、グラフォリサ属種(Grapholitha spp.)、ヘジレプタ属種(Hedylepta spp.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、ヘリオシス属種(Heliothis spp.)、ホフマノフィラ・シュードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、ホモエオソーマ属種(Homoeosoma spp.)、ホモナ属種(Homona spp.)、ヒポノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、カキヴォリア・フラヴォファスシアタ(Kakivoria flavofasciata)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、ラスペイレシア・モレスタ(Laspeyresia molesta)、ロイシノデス・オーボナリス(Leucinodes orbonalis)、ロイコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リソコレティス属種(Lithocolletis spp.)、リトファン・アンテナータ(Lithophane antennata)、ロベシア属種(Lobesia spp.)、ロクサグロティス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、リオネチア属種(Lyonetia spp.)、マラコソマ・ニューストリア(Malacosoma neustria)、マルカ・テスチュラリス(Maruca testulalis)、マメストラ・ブラッシカエ(Mamestra brassicae)、メラニチス・レダ(Melanitis leda)、モキス属種(Mocis spp)、モノピス・オブビエラ(Monopis obviella)、ミチムナ・セパラータ(Mythimna separata)、ネマポゴン・クロアセルス(Nemapogon cloacellus)、ニムフラ属種(Nymphula spp.)、オイケチクス属種(Oiketicus spp.)、オリア属種(Oria spp.)、オルタガ属種(Orthaga spp.)、オストリニア属種(Ostrinia spp.)オウレマ・オリゼア(Oulema oryzae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、パルナラ属種(Parnara spp.)、ペクチノフォラ属種(Pectinophora spp.)、ペリロイコプテラ属種(Perileucoptera spp.)、フソリマエア属種(Phthorimaea spp.)、フィロクニスティス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)、ピエリス属種(Pieris spp.)、プラチノタ・ストウルタナ(Platynota stultana)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)、プルシア属種(Plusia spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プライス属種(Prays spp.)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プロトパルセ属種(Protoparce spp.)、シューダレチア属種(Pseudaletia spp.)、シューダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、シュードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、スコエノビウス属種(Schoenobius spp.)、スキルポファガ属種(Scirpophaga spp.)、シルポファガ・インノタタ(Scirpophaga innotata)、スコティア・セゲツム(Scotia segetum)、セサミア属種(Sesamia spp.)、セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)、スパルガノシス属種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ種(Spodoptera spp.)、スポドプテラ・プラエフィカ(Spodoptera praefica)、スタシモポダ属種(Stathmopoda spp.)、ストモプテリクス・サブセシヴェラ(Stomopteryx subsecivella)、シナンセドン属種(Synanthedon spp.)、テシア・ソラニヴォラ(Tecia solanivora)、テルメシア・ゲマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、ティネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ティネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリクス属種(Tortrix spp.)、トリコファガ・タペツェラ(Trichophaga tapetzella)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.)、トリポリザ・インセルツラス(Tryporyza incertulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、ビラコラ属種(Virachola spp.)。
バッタ(Orthoptera)目または跳躍目(Saltatoria)から、例えば、アケタ・ドメスティカス(Acheta domesticus)、ジクトプラス属種(Dichroplus spp.)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、ヒエログリフス属種(Hieroglyphus spp.)、ロカスタ属種(Locusta spp.)、メラノプラス属種(Melanoplus spp.)、スキストケルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)。
シラミ(Phthiraptera)目から、例えば、ダマリニア属種(Damalinia spp.)、ヘマトピナス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペディクルス属種(Pediculus spp.)、フィロエラ・バスタトリクス(Phylloera vastatrix)、プチルス・プビス(Ptirus pubis)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.)。
チャタテムシ(Psocoptera)目から、例えばレピノツス属種(Lepinotus spp.)、リポセリス属種(Liposcelis spp.)。
ノミ(Siphonaptera)目から、例えば、セラトフィラス属種(Ceratophyllus spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、プレクス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga Penetrans)、ゼノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)。
アザミウマ(Thysanoptera)目から、例えば、アナフォトリプス・オブスカラス(Anaphothrips obscurus)、バリオトリプス・ビフォルミス(Baliothrips biformis)、ドレパノチリス・ロイテリ(Drepanothris reuteri)、エネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエッラ属種(Frankliniella spp.)、ヘリオスリップス属種(Heliothrips spp.)、ヘルシノスリップス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、リピフォロスリップス・クルエンタッツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、スキルトスリップス属種(Scirtothrips spp.)、タエニオスリップス・カルダモニ(Taeniothrips cardamoni)、スリップス属種(Thrips spp.)。
シミ(=Thysanura)目から、例えば、クテノレピスマ属種(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)、レピスモデス・インクイリヌス(Lepismodes inquilinus)、テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)。
コムカデ(Symphyla)目から、例えば、スクティゲレラ属種(Scutigerella spp.)。
軟体動物門の病害生物、特に二枚貝綱からのもの、例えばドレイセナ属種(Dreissena spp.)、さらには腹足(Gastropoda)綱から、例えば、アリオン属種(Arion spp.)、ビオンファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムナエア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、ポマセア属種(Pomacea spp.)、スクシネア属種(Succinea spp.)。
扁形動物(Plathelminthes)および線虫(Nematoda)門からの動物寄生生物、例えばアンシロストーマ・デュオデナレ(Ancylostoma duodenale)、アンシロストーマ・セイラニクム(Ancylostoma ceylanicum)、アンシロストーマ・ブラジリエンシス(Acylostoma braziliensis)、アンシロストーマ属種(Ancylostoma spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、ブルギア・マライイ(Brugia malayi)、ブルギア・チモリ(Brugia timori)、ブノストムス属種(Bunostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、クーペリア属種(Cooperia spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、ジクチオカウルス・フィラリア(Dictyocaulus filaria)、ジフィロボトリウム・ラツム(Diphyllobothrium latum)、ドラクンクルス・メジネンシス(Dracunculus medinensis)、エキノコックス・グラヌローサス(Echinococcus granulosus)、エキノコックス・マルチオクラリス(Echinococcus multilocularis)、エンテロビウス・ベルミクラリス(Enterobius vermicularis)、ファシオラ属種(Faciola spp.)、ヘモンクス属種(Haemonchus spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenolepis nana)、ヒオストロングルス属種(Hyostrongulus spp.)、ロア・ロア(Loa Loa)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、エソファゴストマム属種(Oesophagostomum spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オンコセルカ・ボルブルス(Onchocerca volvulus)、オステルタジア属種(Ostertagia spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、シストソメン属種(Schistosomen spp.)、ストロンギロイデス・フエレボルニ(Strongyloides fuelleborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis)、ストロニロイデス属種(Stronyloides spp.)、タエニア・サギナタ(Taenia saginata)、タエニア・ソリウム(Taenia solium)、トリキネラ・スピラリス(Trichinella spiralis)、トリキネラ・ナチバ(Trichinella nativa)、トリキネラ・ブリトビ(Trichinella britovi)、トリキネラ・ネルソニ(Trichinella nelsoni)、トリキネラ・プセウドプシラリス(Trichinella pseudopsiralis)、トリコストロングルス属種(Trichostrongulus spp.)、トリクリス・トリクリア(Trichuris trichuria)、ウケレリア・バンクロフチ(Wuchereria bancrofti)。
線虫門からの植物病害生物、すなわち植物寄生性線虫、特にアフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、ラドホルス属種(Radopholus spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、チレンホリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、メロイネマ属種(Meloinema spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、アグレンクス属種(Aglenchus spp.)、ベロノライムス属種(Belonolaimus spp.)、ナコッブス属種(Nacobbus spp.)、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、ネオチレンクス属種(Neotylenchus spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、ドリコドルス属種(Dolichodorus spp.)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)、プンクトデラ属種(Punctodera spp.)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、クイニスルシウス属種(Quinisulcius spp.)、ヘミシクリオフォラ属種(Hemicycliophora spp.)、アングイナ属種(Anguina spp.)、スバングイナ属種(Subanguina spp.)、ヘミクリコネモイデス属種(Hemicriconemoides spp.)、プシレンクス属種(Psilenchus spp.)、シュードハレンクス属種(Pseudohalenchus spp.)、クリコネモイデス属種(Criconemoides spp.)、カコパウルス属種(Cacopaurus spp.)。
さらに、原生動物亜界から、コクシジウム目、例えばアイメリア属種(Eimeria spp.)を防除することも可能である。
本発明はさらに、非生物的ストレス因子に対する植物の抵抗性を促進する上で有効な量の少なくとも一つの一般式(I)のアントラニルアミド誘導体からなる群から選択される化合物を含む、植物処理用の施用溶液を提供する。相対化することができる非生物的ストレス条件としては、例えば渇水、寒冷および高温条件、浸透ストレス、湛水、高い土壌塩度、高いミネラル曝露、オゾン条件、強い光の条件、窒素栄養素の利用性制限、リン栄養素の利用性制限などがある。
1実施形態において、例えば、本発明に従って提供されるアントラニダミド誘導体を、処理されるべき適切な植物または植物部分への施用によって施用することができる。本発明に従って想到される本発明による化合物(I)の使用は、好ましくは0.0005から3kg/ha、より好ましくは0.001から2kg/ha、特別に好ましくは0.005および1kg/haの用量で行う。
本発明の文脈において、「非生物的ストレスに対する抵抗性」という用語は、植物に関する各種の利点を意味すると理解される。そのような有利な特性は、例えば次の改善された植物の特徴:表面積および深さに関して改善された根の成長、走根およびひこばえ形成の増加、強さおよび増殖性がより高い走根およびひこばえ、芽の成長における改善、倒伏抵抗性向上、芽基部直径の増大、葉面積の増大、栄養分および構成要素(例えば、炭水化物、脂肪、油脂、タンパク質、ビタミン類、ミネラル、エッセンシャルオイル、色素、繊維)の収量の向上、繊維の質の向上、開花の早期化、花の数の増加、毒性生成物(例えばマイコトキシン)の含有量減少、残留物もしくはあらゆる種類の不利な成分の含有量低下、または消化性の改善、収穫物の貯蔵安定性改善、不利な温度に対する耐性の改善、渇水および乾燥、ならびに湛水の結果としての酸欠に対する耐性の向上、土壌および水における高い塩含有量に対する耐性の向上、オゾンストレスに対する耐性の増強、除草剤および他の作物処理組成物に関する適合性改善、水吸収および光合成成績の改善、有利な植物特性、例えば熟成の加速、より均一な熟成、有益な動物に対する誘引性の向上、改善された受粉、または当業者に公知である他の利点で顕在化する。
詳細には、本発明による使用は、植物および植物部分への施用において記載される利点を示す。
本発明による使用において、さらに、植物の成熟に対する効果を有する公知の物質を本発明によるアントラニルアミド誘導体と組み合わせることも可能である。ここで、例えば、各場合で酸、塩、エステルおよび立体異性体および光学異性体などの異性体などの全ての使用形態を含む、下記の活性化合物(当該化合物は国際標準化機構(ISO)による「慣用名」により、または化学名もしくはコード番号によって呼称される。)を挙げることができる。ここで、例を挙げると、一つの使用形態および場合によって複数の使用形態が挙げられる。
リゾビトキシンリゾビトキシン、2−アミノエトキシビニルグリシン(AVG)、メトキシビニルグリシン(MVG)、ビニルグリシン、アミノオキシ酢酸、シネフンギン、S−アデノシルホモシステイン、チオ酪酸2−ケト−4−メチル、(イソプロピリデン)アミノオキシ酢酸2−(メトキシ)−2−オキソエチル、(イソプロピリデン)アミノオキシ酢酸2−(ヘキシルオキシ)−2−オキソエチル、(シクロヘキシリデン)アミノオキシ酢酸2−(イソプロピルオキシ)−2−オキソエチル、プトレッシン、スペルミジン、スペルミン、1,8−ジアミノ−4−アミノエチルオクタン、L−カナリン、ダミノジド、1−アミノシクロプロピル−1−カルボン酸メチル、N−メチル−1−アミノシクロプロピル−1−カルボン酸、1−アミノシクロプロピル−1−カルボキサミド、DE3335514、EP30287、DE2906507またはUS5123951に記載の置換された1−アミノシクロプロピル−1−カルボン酸誘導体、1−アミノシクロプロピル−1−ヒドロキサム酸、1−メチルシクロプロペン、3−メチルシクロプロペン、1−エチルシクロプロペン、1−n−プロピルシクロプロペン、1−シクロプロペニルメタノール、カルボン、オイゲノール。
混合物製剤またはタンクミキサーにおける本発明による化合物に有用な組み合わせ相手は例えば、Biotechn. Adv. 2006, 24, 357−367;Bot. Bull. Acad. Sin. 199, 40,1−7またはPlant Growth Reg. 1993, 13, 41−46およびそれらに引用の文献に記載のものなどの例えば1−アミノシクロプロパン−1−カルボキシレートシンターゼ、1−アミノシクロプロパン−1−カルボキシレートオキシダーゼおよびエチレン受容体、例えばETR1、ETR2、ERS1、ERS2またはEIN4の阻害に基づく公知の活性化合物である。
本発明による使用において、アントラニルアミド誘導体はさらに、非生物的ストレスに対する植物の耐性を高める公知の物質、例えばアブシシン酸およびそれの類縁体(植物ホルモン)(Jones and Mansfield, 1970, J. Exp. Botany 21: 714−719; Bonham−Smith et al., 1988, Physiologia Plantarum 73:27−30)、特にストロビルリン類またはコハク酸デヒドロゲナーゼ阻害薬の群からの殺菌剤、除草剤であるグリホセート、例えばグリシンベタインまたはそれの生化学的前駆体などの浸透圧調節物質、例えばコリン誘導体(Chen et al., 2000, Plant Cell Environ 23: 609−618, Bergmann et al., DE−4103253)、例えばナフトール類およびキサンチン類、アゾール類、例えばパクロブトラゾールなどのメチラゾール類などの酸化防止剤(Morrison and Andrews, 1992, J Plant Growth Regul 11: 113−117;Imperial Chemical Industries PLC, 1985, Research Disclosure 259:578−582)、ベンゾチアジアゾール(CGA245704;一般名:アシベンゾラル−S−メチル;商品名:ビオン(Bion;登録商標))(Achuo et al., Plant Pathology 53(1), 65−72, 2004;Tamblyn et al., Pesticide Science 55(6), 676−677, 1999;EP−OS0313512)、アセチルサリチル酸、オキシリピン類の群からのスルホキシイミン類、例えばジャスモン酸(Walling, J. Plant Growth Regul. 19, 195−216, 2000)、ネオニコチノイド類(クロロニコチニル類)の群からの殺虫剤、特にはイミダクロプリド(Brown et al., Beltwide Cotton Conference Proceedings 2231−2237, 2004)と組み合わせることができる。
公知のように、さらに上記の植物についての各種利点を一部組み合わせることができ、そしてそれらを説明するのに一般に適用可能な用語を用いることができる。そのような用語は、例えば次の意味:植物強壮(phytotonic)効果、ストレス因子に対する抵抗性、低植物ストレス、植物の健康、健常植物、植物適合性、植物の健康、植物の概念(concept)、活力効果、ストレスシールド、防疫シールド、作物の健康、作物の健康特性、作物の健康製品、作物の健康管理、作物健康治療、植物の健康、植物の健康特性、植物の健康製品、植物の健康管理、植物健康治療、緑化効果もしくは再緑化効果、新鮮さまたは当業者が非常に熟知している他の用語である。
本発明の文脈において、非生物的ストレスに対する抵抗性に対する良好な効果は、
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強改善された発芽、
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強強化された収量、
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強改善された根の発育、
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強上昇した芽の大きさ、
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強増加した葉面積、
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強改善された発芽、
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強改善された光合成成績、および/または
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、特に好ましくは10%強花形成
を意味するものと理解されるが、それらに限定されるものではなく、
これらの効果は、個別にあるいは2以上の効果のいずれかの組み合わせで生じ得る。
本発明はさらに、非生物的ストレス因子に対する植物の耐性を高める上で有効な量の少なくとも一つの一般式(I)の化合物を含む、植物処理用の施用溶液を提供する。その施用溶液は、溶媒、製剤補助剤などの他の一般的な構成要素、特には水を含むことができる。さらに別の構成要素には、下記に記載の農芸化学的に活性化合物などがあり得る。
本発明はさらに、非生物的ストレス因子に対する植物の耐性を高める上での相当する施用溶液の使用を提供する。下記の説明は、一般式(I)の化合物の本発明による使用自体および相当する施用溶液の両方に適用されるものである。
本発明に従って、全ての植物および植物部分を処理することができる。植物はこの場合、望ましいおよび望ましくない野生植物または作物(天然作物を含む。)のような全ての植物および植物集団を意味するものと理解される。作物は、従来の品種改良および至適化法によって、またはバイオテクノロジーおよび遺伝子工学法によって、またはこれらの方法の組み合わせによって得ることができる植物であることができ、遺伝子導入植物を含み、品種の権利によって保護され得るおよび保護され得ない植物品種を含む。植物部分は、芽、葉、花および根のような植物の全ての地上および地下部分および器官を意味するものと理解すべきであり、例として、葉、針葉、茎、幹、花、子実体、果実および種子、そして根、塊茎および地下茎などがある。また、植物部分には、収穫物ならびに栄養増殖物および生殖増殖物、例えば、苗木、塊茎、地下茎、挿し木および種子などもある。
すでに上述したように、本発明に従って、全ての植物および植物部分を処理することが可能である。好ましい実施形態では、野生植物種および植物栽培品種、または異種交配もしくはプロトプラスト融合のような従来の生物育種によって得られたもの、ならびにこれらの部分を処理する。さらに好ましい実施形態では、遺伝子工学、適切な場合は、従来の方法と組み合わせて得られた遺伝子導入植物および植物品種(遺伝的改変生物)、ならびにこれらの部分を処理する。「部分」、「植物の部分」および「植物部分」という用語については、すでに上記で説明している。
より好ましくは、それぞれ市販されているか使用されている植物品種の植物を、本発明に従って処理する。植物品種とは、従来の品種改良、突然変異誘発または組換えDNA技術によって得られた、新規な特徴(「形質」)を有する植物を意味するものと理解すべきである。これらは、栽培品種、生物型または遺伝子型であることができる。
植物種または植物品種ならびにそれらの場所および成長条件(土壌、天候、生育期間、栄養)によっては、本発明による処理は、超加算的(「相乗」)効果をもたらすこともある。例えば、可能性としては、施用量の低減および/または活性スペクトルの拡大および/または本発明に従って使用することができる物質および組成物の活性の向上、植物成長の改善、高温もしくは低温に対する耐性の向上、干魃または水もしくは土壌の塩分のレベルに対する耐性向上、開花能の向上、収穫の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、収穫物の品質向上および/または栄養価の上昇、収穫物の貯蔵期間延長および/または加工性の向上などがあり、それは実際に予想される効果を超えるものである。
本発明に従って処理されるべき好ましい遺伝子導入植物または植物品種(遺伝子工学によって得られるもの)には、遺伝子組み換えによって、これらの植物に特に有利で有用な特性(形質)を付与する遺伝物質が与えられた全ての植物などがある。このような特性の例には、植物成長の改善、高温または低温に対する耐性向上、干魃または水もしくは土壌の塩分のレベルに対する耐性の向上、開花能の向上、収穫の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、収穫物の品質の向上および/または栄養価の上昇、収穫物の貯蔵期間の延長および/または加工性の向上がある。このような特性のさらなる、特に強調される例は、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌および/またはウイルスのような有害動物および有害微生物に対する植物の防御力の向上、ならびにある種の除草活性化合物に対する植物の耐性向上である。言及可能な遺伝子導入植物の例としては、穀物(小麦、米)、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿、タバコ、菜種のような重要作物、および果物植物(果実であるリンゴ、ナシ、かんきつ類およびブドウ)などがあり、特に強調されるべきものはトウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿、タバコおよび菜種である。特に強調される形質は、植物中で形成される毒素、特に、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の遺伝物質によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3BbおよびCryIF、ならびにこれらの組み合わせによって)植物中で形成される毒素による、昆虫、クモ類、線虫およびナメクジおよびカタツムリに対する植物の防御力の上昇である(以下、「Bt植物」と称する)。また、特に重視される形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン類、エリシター類および耐性遺伝子、および対応して発現したタンパク質および毒素による真菌、細菌およびウイルスに対する植物の防御力の向上である。さらに特に重視される形質は、ある種の活性除草性化合物、例えば、イミダゾリノン類、スルホニル尿素類、グリホサートまたはホスフィノトリシンに対する植物の耐性の増大である(例えば、「PAT」遺伝子)。所望の対象形質を付与する遺伝子は、遺伝子導入植物中で相互に組み合わせて存在させることも可能である。「Bt植物」の例としては、YIELD GARD(登録商標)(例えばトウモロコシ、綿、大豆)、KnockOut(登録商標)(例えばトウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(綿)、Nucotn(登録商標)(綿)およびNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)の商品名で販売されているトウモロコシ品種、綿品種、大豆品種およびジャガイモ品種などがある。言及可能な除草剤耐性植物の例として、Roundup Ready(登録商標)(グリホサートに対する耐性、例えばトウモロコシ、綿、大豆)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば菜種)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン類に対する耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニル尿素に対する耐性、例えばトウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコシ品種、綿品種および大豆品種がある。言及することができる除草剤耐性植物(除草剤耐性を与えるために従来の方式で品種改良された植物)には、Clearfield(登録商標)(例えばトウモロコシ)の名称で販売されている品種などがある。当然のことながら、これらの記述は、これらの遺伝形質または現在もなお開発されるべき、そして将来開発されおよび/または市場に出回ることになる遺伝形質を有する植物品種についても当てはまる。
本発明に従っても処理され得る植物および植物品種は、1以上の非生物的ストレス因子に対して抵抗性の植物である。非生物的ストレス条件には、例えば、渇水、低温曝露、熱曝露、浸透ストレス、湛水、土壌塩度増加、ミネラルへの曝露増加、オゾンへの曝露、強い光への曝露、窒素栄養素の利用性の制限、リン栄養素の利用性の制限または遮光回避などがあり得る。
本発明に従っても処理され得る植物および植物品種は、収量増強特性を特徴とする植物である。その植物における収量増強は、例えば、改善された植物生理、成長および発育、例えば水利用効率、水保持効率、改善された窒素利用、増強された炭素同化作用、改善された光合成、増加した発芽効率および成熟加速の結果であり得る。収量は、早期の開花、ハイブリッド種子産生のための開花制御、苗の活力、植物の大きさ、節間数および節間距離、根の成長、種子の大きさ、果実の大きさ、鞘の大きさ、鞘または穂の数、鞘または穂あたりの種子の数、種子質量、増強された種子登熟、減少した種子分散、減少した鞘裂開ならびに倒伏抵抗性などの改善された植物構成(ストレス条件下および非ストレス条件下)により影響され得る。さらなる収量の特質としては、種子組成、例えば炭水化物含有量、タンパク質含有量、油分含有量および組成、栄養価、抗栄養性化合物の減少、改善された加工性ならびにより良好な貯蔵安定性などがある。
本発明に従って同様に処理され得る植物は、雑種強勢または雑種効果の特徴をすでに発現する雑種植物であり、これは一般的に、より高い収量、活力、健康ならびに生物的および非生物的ストレス因子に対する抵抗性を生じる。そのような植物は代表的には、近交系の雄性不稔親系統(雌性親)と別の近交系の雄性稔性親系統(雄性親)とを交配することにより作られる。雑種種子は、代表的には雄性不稔植物から収穫され、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、雄穂除去(すなわち、雄性生殖器官または雄花の物理的除去)により作られる場合もあり得る(例えばトウモロコシにおいて)が、より代表的には、雄性不稔性は、植物ゲノムにおける遺伝的決定因子の結果である。その場合、そして特に種子が雑種植物から収穫する上で所望の産物である場合、代表的には雑種植物における雄性稔性(これは雄性不稔性の原因である遺伝的決定因子を含む)が完全に回復することを確保することが有用である。これは、雄性不稔の原因である遺伝的決定因子を含む雑種植物において雄性稔性を回復することができる適切な稔性回復遺伝子を雄性親が有することを確保することにより達成することができる。雄性不稔の遺伝的決定因子は、細胞質に存在し得る。細胞質内雄性不稔性(CMS)の例は、例えばアブラナ属種について記載されている(WO1992/005251、WO1995/009910、WO1998/27806、WO2005/002324、WO2006/021972およびUS 6229072)。しかし、雄性不稔についての遺伝的決定因子は、核ゲノムにも存在し得る。雄性不稔植物はまた、遺伝子工学のような植物バイオテクノロジー法によって得ることもできる。雄性不稔植物を得る特に有用な手段はWO89/10396に記載され、ここでは例えば、バルナーゼのようなリボヌクレアーゼが雄しべにおけるタペート細胞において選択的に発現される。次いで稔性は、バルスターのようなリボヌクレアーゼ阻害剤のタペート細胞における発現により回復され得る(例えばWO1991/002069)。
前記アントラニルアミド誘導体は、液剤、乳濁液、水和剤、水系懸濁液、油系懸濁液、粉末剤(powders)、粉剤(dusts)、ペースト、可溶性粉剤、粒剤、サスポエマルション製剤、活性化合物を含浸させた天然材料および合成材料、およびポリマー物質中にマイクロカプセル化したものなどの通常の製剤に変換することができる。
従って、本発明はさらに、本発明による活性化合物のうちの少なくとも1種類を含んでいる、作物保護組成物および/または農薬としての製剤およびその製剤から調製される使用形態(例えば、灌注液、滴下液および散布液)に関するものである。場合により、その使用形態は、さらなる作物保護組成物、および/または農薬、および/または活性増強用アジュバント(例えば、浸透剤(例えば、植物油(例えば、菜種油、ひまわり油)、鉱油(例えば、灯油)、植物性脂肪酸アルキルエステル(例えば、菜種油メチルエステルまたは大豆油メチルエステル)、または、アルカノールアルコキシレート)、および/または、展着剤(例えば、アルキルシロキサンおよび/または塩(例えば、有機または無機のアンモニウム塩またはホスホニウム塩、例えば、硫酸アンモニウムまたはリン酸水素二アンモニウム))、および/または、保持促進剤(例えば、スルホコハク酸ジオクチルまたはヒドロキシプロピルグアーポリマー)、および/または、保湿剤(例えば、グリセリン)、および/または、肥料(例えば、アンモニウム肥料、カリウム肥料またはリン肥料))を含む。
一般的な製剤には例えば、下のものなどがある:水溶性液剤(SL)、乳剤(EC)、水系乳濁液(EW)、フロアブル剤(SC、SE、FS、OD)、水分散性粒剤(WG)、粒剤(GR)、およびカプセル濃縮剤(CS)があり、これらおよび別の可能な種類の製剤は、例えば、「Crop Life International」によって、および、「Pesticide Specifications, Manual on development and use of FAO and WHO specifications for pesticides, FAO 植物 Production and Protection Papers − 173, prepared by the FAO/WHO Joint Meeting on Pesticide Specifications, 2004, ISBN: 9251048576」に記載されている。当該製剤は、本発明による1以上の活性化合物に加えて、別の農芸化学活性化合物を含んでいても良い。
これらは好ましくは、補助剤、例えば、増量剤、溶媒、自発性促進剤(spontaneity promoter)、担体、乳化剤、分散剤、霜保護剤、殺生物剤、増粘剤および/または他の補助剤(例えば、アジュバント)を含む製剤または使用形態である。これに関連して、アジュバントは、製剤の生理効果を増強する成分であって、その成分自体が生理効果を有していない。アジュバントの例には、葉の表面への保持、拡散、付着または浸透を促進する作用物質である。
これらの製剤は、既知方法で、例えば上記活性化合物を例えば増量剤、溶媒および/または固体担体などの補助剤および/または例えば界面活性剤などの別の補助剤と混合することによって製造される。その製剤は、適切なプラントで製造するか、施用前もしくは施用時に製造する。
使用される補助剤は、活性化合物の製剤、またはその製剤から調製される施用形態(即時使用作物保護組成物など、例えば水薬、滴剤、噴霧液または種子粉衣)にある種の物理的、技術滴および/または生理的特性などの特定の特性を与える能力を有する物質であることができる。
好適な増量剤は、例えば、水、極性および非極性の有機化学的液体、例えば芳香族および非芳香族炭化水素(例えばパラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、クロロベンゼン類)、アルコール類および多価アルコール類(それは、適切な場合には、置換、エーテル化および/またはエステル化されていてもよい)、ケトン類(例えば、アセトン、シクロヘキサノン)、エステル類(脂肪類および油類など)および(ポリ)エーテル類、置換されていないおよび置換されているアミン類、アミド類、ラクタム類(例えば、N−アルキルピロリドン類)およびラクトン類、スルホン類およびスルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)の種類からのものである。
使用する増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することもできる。本質的に、好適な液体溶媒は、芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエンまたはアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物または塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン類、クロロエチレン類または塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサンまたはパラフィン類、例えば、石油留分、鉱油および植物油、アルコール類、例えば、ブタノールまたはグリコールとそれらのエーテルおよびエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド、さらには水である。
基本的に、全ての好適な溶媒を用いることができる。好適な溶媒の例には、芳香族炭化水素、例えばキシレン、トルエンまたはアルキルナフタレン類、塩素化芳香族もしくは塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン、パラフィン類、石油留分、鉱油および植物油、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールまたはグリコールおよびそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、さらには水がある。
基本滴に、全ての好適な担体を使用し得る。有用な担体には特別には、例えばアンモニウム塩および粉砕天然鉱物、例えばカオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジガイト、モンモリロナイトまたはケイ藻土、および粉砕合成鉱物、例えば微粉砕シリカ、アルミナおよび天然もしくは合成ケイ酸塩、樹脂、ロウおよび/または固体肥料などがある。そのような担体の混合物も使用可能である。粒剤に有用な担体には、例えば、粉砕して分別した天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石、苦灰岩、ならびに無機および有機の粗挽き粉の合成顆粒や、例えばおがくず、紙、ココナッツ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコの葉柄などの有機材料の顆粒などがある。
液化ガス増量剤または溶媒も使用することが可能である。特に好適な増量剤または担体は、室温または大気圧下で気体であるもの、例えばエアロゾル推進剤ガス、例えばハロ炭化水素、さらにはブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素である。
イオン性もしくは非イオン性を有する乳化剤および/または泡形成剤、分散剤または湿展剤、またはこれら界面活性剤の混合物の例には、ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸またはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキサイドと脂肪族アルコール類もしくは脂肪酸もしくは脂肪族アミン類との重縮合物、置換フェノール類(好ましくはアルキルフェノール類またはアリールフェノール類)との重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくはタウリン酸アルキル)、ポリエトキシル化アルコール類またはフェノールのリン酸エステル、多価アルコールの脂肪族エステル、および硫酸エステル、スルホン酸エステルおよびリン酸エステルを含む化合物の誘導体、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、スルホン酸アルキル類、硫酸アルキル類、スルホン酸アリール類、タンパク質加水分解物、リグノ亜硫酸廃液およびメチルセルロースがある。活性化合物のうちの一つおよび/または不活性担体のうちの一つが水に不溶であり、施用を水系で行う場合には、界面活性剤が存在することが有利である。
無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルーおよびアリザリン色素、アゾ色素および金属フタロシアニン色素などの有機色素および鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などの微量栄養素を、製剤およびそれから誘導される使用形態でのさらなる補助剤として用いることが可能である。
低温安定剤などの安定剤、保存剤、酸化防止剤、光安定剤または化学的および/または物理的安定性を改善する他の薬剤も存在させることができる。発泡剤または消泡剤も存在させることができる。
カルボキシメチルセルロース、粉末、顆粒またはアラビアガム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニルなどのラテックスの形態での天然および合成ポリマー類、またはケファリン類およびレシチン類などの天然リン脂質および合成リン脂質などの粘着付与剤を、製剤およびそれから誘導される使用形態においてさらに別の補助剤として存在させることもできる。
適切な場合、製剤およびそれから誘導される使用形態は、さらに別の補助剤を含んでいても良い。そのような添加剤の例には、芳香剤、保護コロイド、結合剤、接着剤、増粘剤、チキソトロープ剤、浸透剤、保持促進剤、金属イオン封鎖剤、錯化剤、保湿剤、展着剤などがある。概して活性化合物は、製剤目的に一般的に使用されるあらゆる固体もしくは液体添加剤と組み合わせることができる。
有用な保持促進剤には、例えば、スルホコハク酸ジオクチルなどの動的表面張力を低下させる全ての物質、または例えばヒドロキシプロピルグアーポリマーなどの粘弾性を高める全ての物質などがある。
本発明の文脈での有用な浸透剤は、代表的には農芸化学的に活性な化合物の植物中への浸透を改善するのに用いられる全ての物質である。この文脈で、浸透剤は、(一般的には水系)施用液からおよび/または噴霧コーティングから植物の角質層に浸透することで、角質層での活性化合物の移動性を高める能力によって定義される。文献(Baur et al., 1997, Pesticide Science 51, 131−152)に記載の方法を用いて、この特性を確認することができる。例としては、ヤシ脂肪族エトキシレート(10)またはイソトリデシルエトキシレート(12)などのアルコールアルコキシレート類、菜種油メチルエステルもしくは大豆油メチルエステル類などの脂肪酸エステル類、タローアミンエトキシレート(15)などの脂肪族アミンアルコキシレート類または硫酸アンモニウムまたはリン酸二水素アンモニウムなどのアンモニウム塩および/またはホスホニウム塩などがある。
市販の製剤から製造される使用形態の活性化合物含有量は、広い範囲内で変動し得る。使用形態の活性化合物濃度は、0.0000001から95重量%の活性化合物、好ましくは0.0001から1重量%であることができる。アントラニルアミド類の本発明による使用は、灌注、土壌混和、畝間施用により、土壌その他の基質への滴下施用による水耕もしくは灌漑システムで、土壌、茎もしくは花への注入により、植え穴処理により、または例えば塊茎、球根または根などの増殖物への浸漬施用により、特に種子の場合にフローティングまたは種子箱施用、単層コーティングまたは多層コーティングによるものである。
本発明に従って好ましいのは、種子の処理である。そうして、有害生物によって引き起こされる作物に対する損傷の大部分が、貯蔵時および種子を土壌に播いた後、ならびに植物の発芽時および発芽直後に種子が感染するとすぐに起こるものである。成長する植物の根および新芽が特に感受性が高く、ごくわずかな損傷であっても植物全体の枯死に至る可能性があることから、この時期は特に重要である。従って、好適な組成物を用いることで種子および発芽植物を保護することは、特に興味深いものである。
植物の種子を処理することによる植物有害生物の防除についてはかなり以前から知られており、現在もなお改善が続いているテーマである。しかしながら、種子の処理には、常に満足な形で解決できるとは限らない一連の問題が伴う。従って、植物の播種後もしくは発芽後の作物保護製品の追加施用を行わずに済ます、種子および発芽植物の保護方法を開発することが望ましい。そのようにして用いる活性化合物の量を至適化することで、使用される活性化合物による植物自体に対する損傷を生じることなく、有害生物による攻撃から種子および発芽植物を至適に保護することがさらに望ましい。特に、種子の処理方法では、遺伝子組み換え植物の固有の殺虫特性も考慮して、使用する作物保護製品を最小限としながら、種子および発芽植物の保護を最大とすることを考慮すべきである。
従って本発明は特に、本発明による活性化合物で種子を処理することによる、有害生物による攻撃から種子および発芽植物を保護する方法に関するものでもある。本発明は同様に、種子およびその種子から得られる植物を病害生物から保護するための種子処理におけるアントラニルアミド類の使用に関するものである。さらに本発明は、病害生物からの保護を行うために本発明に従って処理された種子に関するものである。
本発明の利点の一つは、アントラニルアミド誘導体の特定の全身特性が、これらの活性化合物による種子の処理が種子自体を保護するだけでなく、発芽後に得られる植物を病害生物からも保護することを意味するという点である。このようにして、播種の際またはその直後における作物の直接処理を行わずに済ますことができる。
同様に、本発明により、アントラニルアミドは特にトランスジェニック種子において用いることもでき、この種子から生じる植物は病害生物に対抗するタンパク質を発現する能力を有することは有利であると考えられるはずである。そのような種子を処理することで、ある種の病害生物は、例えば殺虫タンパク質の発現によってのみ防除することができ、さらに、本発明による活性化合物によって種子に対する損傷を回避することができる。
アントラニルアミド誘導体の本発明による使用は、農業、温室、森林または園芸で用いられる前述の植物種の種子を保護する上で好適である。特に、これは、トウモロコシ、落花生、キャノーラ、アブラナ、ケシ、大豆、棉、ビート(例えばサトウダイコンおよび飼料ビート)、イネ、キビ、小麦、大麦、カラスムギ、ライ麦、ヒマワリ、タバコ、ジャガイモまたは野菜(例えばトマト、キャベツ種)の種子の形態を取る。本発明による活性化合物組み合わせも同様に、前述の果樹および野菜の種子を処理する上で好適である。トウモロコシ、大豆、綿、小麦、米およびキャノーラまたはアブラナの種子の処理が特に重要である。
すでに前述のように、トランスジェニック種子の本発明による活性化合物による処理も特に重要である。これは、特定の殺虫特性を有するポリペプチドの発現を支配する少なくとも一つの異種遺伝子を含む植物種子の形態を取る。この文脈では、トランスジェニック種子における異種遺伝子は、バチラス属、根粒菌属、シュードモナス属、セラシア属、トリコデルマ属、かいよう病菌、グロムス(Glomus)またはグリオクラジウム(Gliocladium)などの微生物由来のものであることができる。本発明は、バチラス属種を起源とする少なくとも一つの異種遺伝子を含み、その遺伝子産物がアワノメイガおよび/またはトウモロコシ根切り虫(corn root worm)に対する活性を示すトランスジェニック種子の処理に特に好適である。それは特に好ましくは、バチルス・チューリンゲンシス由来の異種遺伝子である。
使用例
下記の実施例は本発明を説明するものであるが、いかなる形でも本発明を制限するものではない。
実施例A
サボイキャベツについてのコナガ(Plutella xylostella)試験;灌注施用
溶媒:アセトン4重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性化合物の製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混和し、得られた濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。サボイキャベツ(Brassica oleracea)に、対象の製造物の溶液(水の体積:60mL/植物)をかける。指定濃度とは、植物当たりの活性化合物の量を指す。約1週間後、処理植物にコナガ(Plutella xylostella)の幼虫を付着させる。1週間後、%での活性を求める。100%は全ての毛虫が死んでいることを意味し、0%は毛虫で死んでいるものが全くないことを意味する。
本試験において、下記の製造物が良好な全身作用を示した。
表A:サボイキャベツでのコナガ
Figure 0005908469
実施例B
トウモロコシでのヨトウガ(Spodoptera frugiperda)試験;灌注施用
溶媒:アセトン4重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性化合物製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混和し、当該濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。トウモロコシ植物(Zea mays)に対象製造物の溶液(水の体積:50mL/植物)をかける。指定濃度とは、植物当たりの活性化合物の量を指す。約1週間後、処理植物にヨトウムシ(Spodoptera frugiperda)を接種する。1週間後、%での活性を求める。100%は全ての毛虫が死んでいることを意味し、0%は毛虫で死んでいるものが全くないことを意味する。
本試験では、下記の製造物が良好な全身作用を示した。
表B:トウモロコシでのヨトウガ
Figure 0005908469
実施例B−1
トウモロコシでのヨトウガ(Spodoptera frugiperda)試験;灌注施用
溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性化合物製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混和し、当該濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。
トウモロコシ植物(Zea mays)に対象製造物の溶液をかけ、ヨトウムシ(Spodoptera frugiperda)を接種する。14日後、%での活性を求める。100%は全ての毛虫が死んでいることを意味し、0%は毛虫で死んでいるものが全くないことを意味する。
本試験では、下記の製造物が良好な全身作用を示した。
表B−1:トウモロコシでのヨトウガ(Spodoptera frugiperda)
Figure 0005908469
実施例C
棉でのオオタバコガ(Heliothis armigera)試験;灌注施用
溶媒:アセトン4重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性化合物製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混和し、当該濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。棉植物(Gossypium hirsutum)に対象製造物の溶液(水の体積:50mL/植物)をかける。指定濃度とは、植物当たりの活性化合物の量を指す。約1週間後、処理植物に綿ワタキバガの幼虫(Heliothis armigera)を接種する。1週間後、%での活性を求める。100%は全ての毛虫が死んでいることを意味し、0%は毛虫で死んでいるものが全くないことを意味する。
本試験では、下記の製造物が良好な全身作用を示した。
表C:棉での綿ワタキバガ(Heliothis armigera)
Figure 0005908469
実施例D
サボイキャベツでのモモアカアブラムシ(Myzus persicae)試験;灌注施用
溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性化合物製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混和し、当該濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。モモアカアブラムシ(Myzus persicae)によって重度に侵食されたサボイキャベツ(Brassica oleracea)に、所望の濃度の製造物溶液をかける。10日後、%での活性を求める。100%は全てのアブラムシが死んでいることを意味し、0%はアブラムシで死んでいるものが全くないことを意味する。
本試験では、下記の製造物が良好な全身作用を示した。
表D:サボイキャベツでのモモアカアブラムシ
Figure 0005908469
実施例E
トウモロコシでのジアブロティカ・バレテアタ(Diabrotica balteata)試験;灌注施用
溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性化合物製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混和し、当該濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。
トウモロコシ植物(Zea mays)に対象の製造物の溶液をかけ、斑点ウリハムシ(Diabrotica balteata)幼虫を接種する。
8日後、%での活性を求める。100%は全ての毛虫が死んでいることを意味し、0%は毛虫で死んでいるものが全くないことを意味する。
本試験では、下記の製造物が良好な全身作用を示した。
表E:トウモロコシでのジアブロティカ・バレテアタ(Diabrotica balteata)
Figure 0005908469
実施例F
植物強壮効果
単子葉および双子葉作物植物の種子を、木質繊維ポット中の砂壌土に置いて土で覆い、そして温室中で良好な成長条件下にて栽培した。試験植物を初期葉期(BBCH10からBBCH13)に処理した。ストレス開始前の均一な水供給を確保するために、鉢植えした植物に、直前にせき止めた最大量の水を注ぎ入れ、施用後に、後の過度で急速な乾燥を防止するためにプラスチック挿入物に移した。本発明による活性化合物を、0.2%湿潤剤(アグロチン(Agrotin))を加えた水600リットル/haの施用量で、水系懸濁液として植物の緑色部上に噴霧する。物質施用の直後に、植物のストレス処理(干魃ストレス)を行う。
干魃ストレスは、以下の条件下で徐々に乾燥させることによって誘発した。
「日中」:26℃にて照明を用いて12時間
「夜間」:18℃にて照明なしで12時間
干魃ストレス期の期間は、主として、未処理(=試験化合物を用いずにブランク製剤を用いて処理)のストレスを受けた対照植物の状態によって決まり、従って作物ごとに5から7日間の範囲で変えた。
ストレス期が終了したら、次に7日間の回復期を設け、その間において植物は再度、温室で良好な成長条件下に置いた。
ストレス期が終了し(再灌漑後)、回復期が終了した後、損傷の強さを、未処理でストレスを受けていない同じ日齢(干魃ストレスの場合)の対照と肉眼的に比較して評点した。損傷の強さは最初にパーセント(100%=植物が枯死、0%=対照植物と同様)として評価した。次いでこれらの値を用いて、下記の式により試験化合物の効力(=物質施用の結果としての損傷の強さの減少パーセント)を計算した
Figure 0005908469
EF:効力(%)
DVus:未処理のストレスを受けた対照の損傷値
DVts:試験化合物で処理された植物の損傷値
ここで、効力100%は全ての処理植物が健常であることを意味し、効力0%は処理された植物が枯死したことを意味する。
表F−1
Figure 0005908469

Claims (6)

  1. 活性化合物を灌注、土壌混和、畝間施用、滴下施用、土壌、茎もしくは花注入、水耕システム、植え穴処理または浸漬施用、フローティングまたは種子箱施用または種子の処理によって施用して昆虫および/またはハダニおよび/または線虫などの病害動物を防除するための下記式(I−1)の化合物の使用。
    Figure 0005908469

    [式中、
    、C−C−アルキを表し
    、シアを表し、
    は、メチを表し、
    Zは、を表し、
    Qy、Q−58からQ−5からなる群からのモノ置換もしくは多置換されていても良い5のヘテロ芳香族を表し、当該置換基−C−ハロアルキルであり
    Figure 0005908469

    ここで、式(I−1)の化合物は、QyがQ58及びQ59を表す式(I−1)の化合物の混合物として表され、QyがQ58を表す式(I−1)の化合物とQyがQ59を表す式(I−1)の化合物との比は80:20から99:1である。
  2. QyがQ58を表す式(I−1)の化合物及びQyがQ59を表す式(I−1)の化合物が、それぞれ式(I−1−1)及び式(I−1−7)の化合物である、請求項1に記載の使用。
    Figure 0005908469
  3. QyがQ58を表す式(I−1)の化合物及びQyがQ59を表す式(I−1)の化合物が、それぞれ式(I−1−2)及び式(I−1−8)の化合物である、請求項1に記載の使用。
    Figure 0005908469
  4. 処理される植物が農作物、野菜、香辛料、観賞植物、低木、針葉樹、柑橘類植物からなる群から選択される請求項1からのうちのいずれか1項に記載の使用。
  5. 種子処理のための請求項1からのうちのいずれか1項に記載の使用。
  6. トランスジェニック植物の種子処理のための請求項1からのうちのいずれか1項に記載の使用。
JP2013520086A 2010-07-20 2011-07-15 灌注、土壌混和、畝間施用、滴下施用、土壌、茎もしくは花注入、水耕システム、植え穴処理または浸漬施用、フローティングまたは種子箱施用または種子処理により昆虫およびハダニを防除し、非生物的ストレスに対する植物のストレス耐性を高めるためのアントラニルアミド誘導体の使用 Expired - Fee Related JP5908469B2 (ja)

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