JP5905752B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はSOI(ilicon nsulator)構造の半導体集積回路に係り、特に半導体基板(バルクウエハー)に容易な製造プロセスにより、低コストのSOI基板を形成し、このSOI基板に、高速、高性能、高信頼且つ高集積なCMOS型の半導体集積回路を形成することに関する。
図30はCMOS型SRAM(Static Random Access Memory)のメモリーセル回路図、図31は従来の半導体装置の模式平面図(CMOS型SRAM)、図32は従来の半導体装置の模式側断面図(CMOS型SRAMのp−p矢視断面図)である。
図30においては、2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタと2個のNチャネルのMIS電界効果トランジスタとにより情報保持用のフリップフロップが構成され、2個のNチャネルのMIS電界効果トランジスタにより読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを構成した慣例的なCMOS型SRAMのメモリーセルの回路図を示している。
図31においては、図30のCMOS型SRAMのメモリーセルを、慣例的な2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタと慣例的な4個のNチャネルのMIS電界効果トランジスタによりパターン化した平面図を、図32においては、図31のCMOS型SRAMのp−p矢視断面図を示しており、61はn型のシリコン基板、62はp型不純物ウエル領域、63はp型不純物ウエルコンタクト領域、64はn型基板コンタクト領域、65はシャロートレンチ素子分離領域、66はn型ソース領域、67はn型ソース領域、68はn型ドレイン領域、69はn型ドレイン領域、70はp型ソース領域、71はp型ドレイン領域、72はゲート酸化膜、73はゲート電極、74はサイドウォール、75はPSG膜、76は絶縁膜、77はバリアメタル、78は導電プラグ、79は層間絶縁膜、80はバリアメタル、81は1層目の配線、82はバリア絶縁膜、83は層間絶縁膜、84はバリアメタル、85は導電プラグ、86は絶縁膜、87は層間絶縁膜、88はバリアメタル、89は2層目の配線、90はバリア絶縁膜、WLはワード線、BLはビット線、VDDは電源電圧、VSSは接地電圧を示している。
図32においては、n型のシリコン基板61に選択的に形成されたp型不純物ウエル領域62上にゲート酸化膜72を介してゲート電極73が設けられ、ゲート電極73に自己整合してサイドウォール74が設けられており、p型不純物ウエル領域62にはゲート電極73に自己整合してn型ソース領域67及びn型ドレイン領域68が、サイドウォール74に自己整合してn型ドレイン領域69及び共通のn型ソース領域66が、それぞれ設けられている、フリップフロップの一部を形成する慣例的な2個の横型NチャネルMIS電界効果トランジスタが形成されており、読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタ(これも慣例的な2個の横型NチャネルMIS電界効果トランジスタ)は、ビット線に接続されたn型ソース領域66のみが図示され、(図示されていないが、フリップフロップの一部を形成する2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタも、n型のシリコン基板61に選択的に形成された、慣例的な横型のMIS電界効果トランジスタからなっている。)2層の配線により適宜接続されて6素子からなるCMOS型SRAMのメモリーセルを構成している。
それぞれの領域を微細化すること、フリップフロップを形成する2個のNチャネルMIS電界効果トランジスタあるいは2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタに共通なn型ソース領域あるいはp型ソース領域を設けること及び2層配線を利用して適宜配線すること等により、高集積化が計られてはいるが、MIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域及びゲート電極を、それぞれ個別の占有面積を有して設けなければならなかったので高集積化に難があった。
また半導体基板あるいは不純物ウエル領域に直接ソースドレイン領域を設けているため、大きな接合容量がついてしまい高速化に難があった。
また半導体基板あるいは不純物ウエル領域の表面のみにしかチャネル領域を形成できないため、チャネル長を微細化している割には高速化が達成されないという欠点もあった。
また半導体基板あるいは半導体基板に形成した不純物ウエル領域にすべてのMIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域を設けているため、静電気等により半導体基板に発生する高電圧ノイズによるメモリーの誤作動あるいはCMOS特有のラッチアップ特性に弱いという欠点もあった。
特開2003−68883
本発明が解決しょうとする課題は、従来例に示されるように、
(1)使用するMIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域及びゲート電極を、それぞれ個別の占有面積を有して設けなければならなかったので高集積化に難があったこと。
(2)半導体基板あるいは不純物ウエル領域に直接ソースドレイン領域を設けているため、大きな接合容量がついてしまい高速化に難があったこと。
(3)半導体基板あるいは不純物ウエル領域の表面のみにしかチャネル領域を形成できないため、チャネル長を微細化している割には高速化が達成されなかったこと。
(4)半導体基板あるいは半導体基板に形成した不純物ウエル領域にすべてのMIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域を設けているため、静電気等により半導体基板に発生する高電圧ノイズによるメモリーの誤作動あるいはCMOS特有のラッチアップ特性を防止できなかったこと。
等の問題が顕著になりつつあり、現状技術により微細なMIS電界効果トランジスタを形成しているだけでは、さらなる高速化、高性能化、高信頼性及び高集積化が困難になってきたことである。
上記課題は、半導体基板の主面に平行(横)方向に設けられた第1の半導体層と、前記第1の半導体層の一部の全周囲を第1のゲート絶縁膜を介して包囲した、全周囲等しいゲート長を有する第1のゲート電極(包囲型ゲート電極)と、前記第1のゲート電極(包囲型ゲート電極)に自己整合し、前記第1の半導体層に設けられた不純物からなるソースドレイン領域と、からなる横型(水平方向)駆動のMIS電界効果トランジスタと、前記第1の半導体層の残りの一部上に垂直(縦)方向に設けられた第2の半導体層と、前記第2の半導体層の全側面を第2のゲート絶縁膜を介して包囲した、全周囲等しいゲート長を有する第2のゲート電極(包囲型ゲート電極)と、前記第2の半導体層の上部及び下部に相対して設けられた不純物からなるソースドレイン領域と、からなる縦型(垂直方向)駆動のMIS電界効果トランジスタと、が前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられている本発明の半導体装置によって解決される。
以上説明のように本発明によれば、通常の安価な半導体基板を使用して、容易なプロセスにより、半導体基板上に絶縁膜を介して形成した、2種の横(水平)方向エピタキシャルSi層をSOI基板(完全空乏型)とする横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタを形成し、横(水平)方向エピタキシャルSi層及び縦(垂直)方向エピタキシャルSi層をSOI基板(完全空乏型)とする縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを形成することができるため、ソースドレイン領域の接合容量の低減(実質ゼロ)、空乏層容量の低減、ソースドレイン領域の耐圧改善及びサブスレッショルド特性を改善できることによる閾値電圧の低減が可能である。
また成長するシリコン窒化膜(Si)の膜厚により、横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのSOI基板の膜厚を決定できるため、大口径ウエハーによる製造にも対応できる、完全空乏型のSOI構造の半導体層を容易に形成することが可能である。
また下地の絶縁膜の影響のない結晶性が良好な半導体層にのみチャネル領域を形成できるため、安定した特性を持つ横(ラテラル)型及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを形成することが可能である。
またゲート酸化膜を介して設けられたゲート電極により、横(水平)方向エピタキシャルSi層あるいは縦(垂直)方向エピタキシャルSi層からなるSOI基板を包囲して形成できるため、チャネル以外の電流経路を遮断でき、電流リークのない完全なチャネル制御が可能であるばかりでなく、4面(上下面及びチャネル幅方向の2側面あるいは4側面)にチャネルを形成できるため、表面(上面)の占有面積を増やすことなくチャネル幅を増加できるため、駆動電流を増加させることが可能である。
また微細なチャネル領域形成用の横(水平)方向エピタキシャルSi層あるいは微細な縦(垂直)方向エピタキシャルSi層に自己整合して、MIS電界効果トランジスタの構成要素(低濃度及び高濃度のソースドレイン領域、ゲート酸化膜及び包囲型ゲート電極)を微細に形成することも可能である。
また横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタと縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを共存させ、使い分けることにより、極めて高集積な種々の半導体集積回路を形成することが可能である。
また横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタと縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタ下に下層配線を形成したSOI構造を形成することができるため、配線の自由度が増し、極めて高集積な種々の半導体集積回路を形成することが可能である。
またMIS電界効果トランジスタのすべてを絶縁膜で分離したSOI構造に形成しているため、静電気等により発生する高電圧ノイズによるメモリー誤作動の防止あるいはCMOS特有のラッチアップ特性を完全に防止することが可能である。
また格子定数の小さなSi層を、左右あるいは上下から格子定数の大きなSiGe層により挟んだ構造の半導体層を形成できるため、左右あるいは上下のSiGe層からSi層の格子定数を広げることが可能で、キャリアの移動度を増加させることができることによる高速化が可能である。
即ち、高速大容量通信装置、携帯情報端末、車載用機器、各種電子機械機器、宇宙関連機器等に対応可能な半導体集積回路の製造を可能とする、高速、高性能、高信頼及び高集積を併せ持つ、包囲型ゲート電極を有する横(ラテラル)型及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを得ることができる。
本発明者は当該技術を、絶縁膜上の包囲型ゲート電極付き横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタ及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタ共存構造(Lateral etal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor and Vertical etal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor with urrounding ate Insulator)と命名し、LAMVEMSGOIN(ラムベムスゴーイン)構造と略称する。
本発明の半導体装置における第1の実施例の模式平面図 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(r−r矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第2の実施例の模式側断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第3の実施例の模式平面図 本発明の半導体装置における第3の実施例の模式側断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第3の実施例の模式側断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第3の実施例の模式側断面図(r−r矢視断面図) 本発明の半導体装置における第3の実施例の模式側断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の模式側断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第5の実施例の模式平面図 本発明の半導体装置における第5の実施例の模式側断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第5の実施例の模式側断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第5の実施例の模式側断面図(r−r矢視断面図) CMOS型SRAMのメモリーセル回路図 従来の半導体装置の模式平面図 従来の半導体装置の模式側断面図(p−p矢視断面図)
本願発明は、
(1)Si基板上に選択的にSi層を縦(垂直)方向にエピタキシャル成長させる。
(2)縦(垂直)方向エピタキシャルSi層の側面の一部から絶縁膜上に横(水平)方向エピタキシャルSi層を成長させる。(横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域形成用半導体層兼縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのSOI基板形成用半導体層)
(3)チャネル部に相当する箇所のSi層及びその周囲の絶縁膜を除去する開孔部を形成する。
(4)露出したSi層の側面間にチャネル領域形成用のSi層を成長する。(横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのチャネル領域形成用半導体層)
(5)チャネル形成用のSi層の周囲にゲート絶縁膜を介して包囲型ゲート電極を平坦に埋め込む。(横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜及び包囲型ゲート電極形成)
(6)選択的に横(水平)方向エピタキシャルSi層を露出し、露出した横(水平)方向エピタキシャルSi層上に縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を成長させる。(縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域及びチャネル領域形成用半導体層)
(7)包囲型ゲート電極に自己整合して横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域を形成し、且つ縦(垂直)方向にエピタキシャルSi層に自己整合して縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域を形成する。
(8)ソースドレイン領域が形成された縦(垂直)方向にエピタキシャルSi層の周囲の絶縁膜を選択的に開孔し、ゲート絶縁膜を介して包囲型ゲート電極を平坦に埋め込む。(縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜及び包囲型ゲート電極形成)
(9)2層のCu配線を形成し、横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタ及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを適宜接続する。
等の技術を使用して、
半導体基板上に絶縁膜を介して設けられた横(水平)方向エピタキシャル半導体層をSOI基板とし、SOI基板の一部をゲート絶縁膜を介して上下方向に包囲したゲート電極を有し、ゲート電極に自己整合してソースドレイン領域がSOI基板に設けられた構造を有する2個の横(ラテラル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタ及び2個の横(ラテラル)型PチャネルMIS電界効果トランジスタとにより情報保持用のフリップフロップを形成し、横(水平)方向エピタキシャル半導体層の一部に形成した縦(垂直)方向エピタキシャル半導体層をSOI基板とし、SOI基板の側面をゲート絶縁膜を介して包囲したゲート電極を有し、ソースドレイン領域がSOI基板の上部及び下部に相対して設けられた構造を有する2個の縦(バーティカル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタにより読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを形成し、下層配線及び2層の上層配線により適宜接続して、6素子からなるCMOS型SRAMのメモリーセルを構成したものである。
以下本発明を図示実施例により具体的に説明する。
全図を通じ同一対象物は同一符号で示す。ただし、側断面図における斜線は主要な絶縁膜のみに記載し、配線は若干の前後のずれを含んで描かれており、また発明の要部を示すため、水平方向及び垂直方向のサイズは正確な寸法を示していない。
図1〜図18は本発明の半導体装置における第1の実施例で、CMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、図1は模式平面図、図2は模式側断面図(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)、図3は模式側断面図(q−q矢視断面図、ワード線に平行方向)、図4は模式側断面図(r−r矢視断面図、ビット線に平行方向)、図5は模式側断面図(s−s矢視断面図、ビット線に平行方向)、図6〜図18は製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)である。(CMOS型SRAMのメモリーセル回路図は図30に同じである。)
図1〜図5はシリコン(Si)基板を使用し、LAMVEMSGOIN構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、1は1015cm−3程度のp型のシリコン(Si)基板、2は100nm程度のシリコン窒化膜(Si)、3は150nm程度のシリコン酸化膜(SiO)、4は50nm程度の素子分離領域のシリコン窒化膜(Si)、5は1017cm−3程度のp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域形成用半導体層)、6aは1017cm−3程度のp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(チャネル領域形成用半導体層)、6bは1017cm−3程度のn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(チャネル領域形成用半導体層)、7は埋め込みシリコン窒化膜(Si)、8aは1017cm−3程度のp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域及びチャネル領域形成用半導体層)、9は1020cm−3程度のn型ソース領域、10は5×1017cm−3程度のn型ソース領域、11は5×1017cm−3程度のn型ドレイン領域、12は1020cm−3程度のn型ドレイン領域、13は5nm程度の横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜(SiO)、14は長さ35nm程度、厚さ150nm程度の横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)、15は25nm程度のサイドウォール(SiO)、16は5nm程度の縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜(SiO)、17は高さ150nm程度の縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)、18は150nm程度の燐珪酸ガラス(PSG)膜、19は150nm程度の燐珪酸ガラス(PSG)膜、20は20nm程度のシリコン窒化膜(Si)、21は10nm程度のバリアメタル(TiN)、22は導電プラグ(W)、23は500nm程度の層間絶縁膜(SiOC)、24は10nm程度のバリアメタル(TaN)、25は500nm程度の1層目のCu配線(Cuシード層含む)、26は20nm程度のバリア絶縁膜、27は300nm程度の層間絶縁膜(SiOC)、28は20nm程度のシリコン窒化膜(Si)、29は10nm程度のバリアメタル(TiN)、30は導電プラグ(W)、31は500nm程度の層間絶縁膜(SiOC)、32は10nm程度のバリアメタル(TaN)、33は500nm程度の2層目のCu配線(Cuシード層含む)、34は20nm程度のバリア絶縁膜、35は70nm程度の下層配線(WSi)、36は1020cm−3程度のp型ソース領域、37は1020cm−3程度のp型ドレイン領域、WLはワード線、BLはビット線、VDDは電源電圧、VSSは接地電圧を示している。
図1(模式平面図)においては、2個の横(ラテラル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタと2個の横(ラテラル)型PチャネルMIS電界効果トランジスタが、2層のCu配線により適宜接続され、情報保持用のフリップフロップを、2個の縦(バーティカル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタが、2層のCu配線により適宜接続され、読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを、構成したCMOS型SRAMのメモリーセルを示している。
図2(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、選択的にシリコン酸化膜(SiO)3が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)3上には、シリコン窒化膜(Si)4及びシリコン窒化膜(Si)7により素子分離された、n型ソースドレイン領域(9、10、11、12)を形成したp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5が設けられ、エピタキシャルSi層5に挟まれ、シリコン酸化膜(SiO)3が設けられていない個所上に、チャネル領域を形成したp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6aが設けられ、このエピタキシャルSi層5及びエピタキシャルSi層6aにより横(ラテラル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタのSOI基板が形成され、エピタキシャルSi層6aの周囲はゲート酸化膜(SiO)13を介してゲート電極(WSi)14により包囲されている構造からなる2個の横(ラテラル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタが形成され、またn型ドレイン領域12が設けられたエピタキシャルSi層5上には、n型ソースドレイン領域(9、12)及びチャネル領域を形成したp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層8aが設けられ、エピタキシャルSi層8aの周囲はゲート酸化膜(SiO)16を介してゲート電極(WSi)17により包囲されている構造からなる2個の縦(バーティカル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタが形成されている。
図3(q−q矢視断面図、ワード線に平行方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、選択的にシリコン酸化膜(SiO)3が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)3上には、シリコン窒化膜(Si)4及びシリコン窒化膜(Si)7により素子分離された、p型ソースドレイン領域(36、37)を形成したn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5が設けられ、エピタキシャルSi層5に挟まれ、シリコン酸化膜(SiO)3が設けられていない個所上に、チャネル領域を形成したn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6bが設けられ、このエピタキシャルSi層5及びエピタキシャルSi層6bにより横(ラテラル)型PチャネルMIS電界効果トランジスタのSOI基板が形成され、エピタキシャルSi層6bの周囲はゲート酸化膜(SiO)13を介してゲート電極(WSi)14により包囲されている構造からなる2個の横(ラテラル)型PチャネルMIS電界効果トランジスタが形成されている。
図4(r−r矢視断面図、ビット線に平行方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、シリコン窒化膜(Si)4により分離されたエピタキシャルSi層(6a、6b)を、ゲート酸化膜(SiO)13を介して包囲している、横(ラテラル)型のPチャネルMIS電界効果トランジスタ(右側)及びNチャネルMIS電界効果トランジスタ(左側)に共通の包囲型ゲート電極(WSi)14が設けられている。
図5(s−s矢視断面図、ビット線に平行方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、シリコン酸化膜(SiO)3が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)3上には、シリコン窒化膜(Si)4により素子分離されている、縦(バーティカル)型NチャネルMIS電界効果トランジスタのn型ドレイン領域12と横(ラテラル)型PチャネルMIS電界効果トランジスタのp型ドレイン領域37が下層配線(WSi)35により接続されている。
したがって、通常の安価な半導体基板を使用して、容易なプロセスにより、半導体基板上に絶縁膜を介して形成した、2種の横(水平)方向エピタキシャルSi層をSOI基板(完全空乏型)とする横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタを形成し、横(水平)方向エピタキシャルSi層及び縦(垂直)方向エピタキシャルSi層をSOI基板(完全空乏型)とする縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタ形成することができるため、ソースドレイン領域の接合容量の低減(実質ゼロ)、空乏層容量の低減、ソースドレイン領域の耐圧改善及びサブスレッショルド特性を改善できることによる閾値電圧の低減が可能である。
また成長するシリコン窒化膜(Si)の膜厚により、横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのSOI基板の膜厚を決定できるため、大口径ウエハーによる製造にも対応できる、完全空乏型のSOI構造の半導体層を容易に形成することが可能である。
また下地の絶縁膜の影響のない結晶性が良好な半導体層にのみチャネル領域を形成できるため、安定した特性を持つLAMVEMSGOIN構造の横(ラテラル)型及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを形成することが可能である。
またゲート酸化膜を介して設けられたゲート電極により、横(水平)方向エピタキシャルSi層あるいは縦(垂直)方向エピタキシャルSi層からなるSOI基板を包囲して形成できるため、チャネル以外の電流経路を遮断でき、電流リークのない完全なチャネル制御が可能であるばかりでなく、4面(上下面及びチャネル幅方向の2側面あるいは4側面)にチャネルを形成できるため、表面(上面)の占有面積を増やすことなくチャネル幅を増加できるため、駆動電流を増加させることが可能である。
また微細なチャネル領域形成用の横(水平)方向エピタキシャルSi層あるいは微細な縦(垂直)方向エピタキシャルSi層に自己整合して、MIS電界効果トランジスタの構成要素(低濃度及び高濃度のソースドレイン領域、ゲート酸化膜及び包囲型ゲート電極)を微細に形成することも可能である。
また横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタと縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを共存させ、使い分けることにより、極めて高集積なCMOS型SRAMのメモリーセルを構成することが可能で、従来のCMOS型SRAMのメモリーセルサイズに比較し、約80%の微細化が可能である。
また横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタと縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタ下に下層配線を形成したSOI構造を形成することができるため、配線の自由度が増し、極めて高集積なCMOS型SRAMのメモリーセルを構成することが可能である。
またCMOS型SRAMのメモリーセルを構成するMIS電界効果トランジスタのすべてを絶縁膜で分離したSOI構造に形成することができるため、静電気等により発生する高電圧ノイズによるメモリー誤作動の防止あるいはCMOS特有のラッチアップ特性を完全に防止することが可能である。
即ち、高速大容量通信装置、携帯情報端末、車載用機器、各種電子機械機器、宇宙関連機器等に対応可能な半導体集積回路の製造を可能とする、高速、高性能、高信頼及び高集積を併せ持つ、包囲型ゲート電極を有する横(ラテラル)型及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを得ることができる。
次いで本発明に係る半導体装置における第1の実施例の製造方法について図1〜図18を参照して説明する。ただし、ここでは本発明の半導体装置の形成に関する製造方法のみを記述し、一般の半導体集積回路に搭載される各種の素子(他のトランジスタ、抵抗、容量等)の形成に関する製造方法の記述は省略する。
図6
化学気相成長により、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2を100nm程度成長する。次いで化学気相成長により、150nm程度のシリコン酸化膜(SiO)3を成長する。次いで、p−p矢視断面図には図示されないが、露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)3を70nm程度異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、70nm程度のタングステンシリサイド膜(WSi)35(図示せず)を成長する。次いで化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polishing 以後CMPと略称)し、シリコン酸化膜(SiO)3上のタングステンシリサイド膜(WSi)35を除去し、開孔部に平坦にタングステンシリサイド膜(WSi)35(図示せず)を埋め込む。(このタングステンシリサイド膜(WSi)35は、完成図の図5(s−s矢視断面図)で示されるようにn型ドレイン領域とp型ドレイン領域を接続する下層配線として使用される。)次いで化学気相成長により、シリコン窒化膜(Si)4を50nm程度成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)4、シリコン酸化膜(SiO)3及びシリコン窒化膜(Si)2を順次異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図7
次いで露出したp型のシリコン基板1上にp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層38を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン窒化膜(Si)4の平坦面より突出したp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層38を平坦化する。次いで選択化学気相成長法により50nm程度のタングステン膜39を成長する。
図8
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)4を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで露出したp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層38の側面にp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5を成長し、シリコン窒化膜(Si)4の開孔部を埋め込む。ここで残されたシリコン窒化膜(Si)4は素子分離領域となる。
図9
次いでp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層38の表面を900℃程度で酸化し、20nm程度のシリコン酸化膜(SiO)(図示せず)を成長する。次いで熱酸化したシリコン酸化膜(SiO、図示せず)及びシリコン窒化膜(Si)4をマスク層として、タングステン膜39及びp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層38を順次異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。(開孔部幅は100nm程度)次いで化学気相成長により、60nm程度のシリコン窒化膜(Si)7を成長する。次いでシリコン窒化膜(Si)4及びp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5の平坦面上のシリコン窒化膜(Si)7及び熱酸化したシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を化学的機械研磨(CMP)し、シリコン窒化膜(Si)7を開孔部に平坦に埋め込む。(この領域も素子分離領域の一部となる。)
図10
次いで化学気相成長により、150nm程度のシリコン酸化膜(SiO)40を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)40、p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5、シリコン窒化膜(Si)4(Si層5の幅方向の両側に存在)及びシリコン酸化膜(SiO)3を選択的に順次異方性ドライエッチングし、シリコン窒化膜(Si)2の一部を露出する開孔部を形成する。この際シリコン窒化膜(Si)2がエッチングのストッパー膜となる。次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図11
次いで露出したp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5の側面間にp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6aを成長し、直下に空孔を有するp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6aを形成する。(この際、空孔直上は下地の影響が全くない単結晶シリコン層となる。このエピタキシャルSi層5及びエピタキシャルSi層6aが横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのSOI基板となる。)次いで露出しているp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6aの全周囲を酸化し、5nm程度のゲート酸化膜(SiO)13を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6aに横(ラテラル)型のNチャネルMIS電界効果トランジスタの閾値電圧制御用の硼素のイオン注入をおこなう。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6aに横(ラテラル)型のPチャネルMIS電界効果トランジスタの閾値電圧制御用の燐のイオン注入をおこなう。(最終的にp型Si層6aが反転しn型Si層6bとなる。)次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、ゲート酸化膜(SiO)13の全周囲を含む全面に100nm程度のタングステンシリサイド膜(WSi)を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン酸化膜(SiO)40上に成長したタングステンシリサイド膜(WSi)を除去し、平坦化する。こうして開孔部に平坦に埋め込まれた横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)14が形成される。
図12
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)40を選択的に異方性ドライエッチングし、p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5の一部を露出する開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで露出したp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5上に柱状構造のp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層8aを成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン酸化膜(SiO)40の平坦面より突出したp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層8aを平坦化する。(こうして横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)14と同じ高さを有する縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのSOI基板が形成される。)
図13
次いでシリコン酸化膜(SiO)40をエッチング除去する。次いで化学気相成長により、5nm程度のイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)及び包囲型ゲート電極(WSi)14をマスク層として、横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのn型ソースドレイン領域(10、11)形成用の燐のイオン注入をおこなう。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いでイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)をエッチング除去する。次いで化学気相成長により、25nm程度のシリコン酸化膜(SiO)を成長する。次いで全面異方性ドライエッチングし、包囲型ゲート電極(WSi)14の上面部の側壁及びエピタキシャルSi層8aの側壁にのみサイドウォール(SiO)15を形成する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、エピタキシャルSi層8aの側壁のサイドウォール(SiO)15をエッチング除去する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、5nm程度のイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)、包囲型ゲート電極(WSi)14及びサイドウォール(SiO)15をマスク層として、横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタ及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのn型ソースドレイン領域(9、12)形成用の砒素のイオン注入をおこなう。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)、包囲型ゲート電極(WSi)14及びサイドウォール(SiO)15をマスク層として、横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのp型ソースドレイン領域(36、37)形成用の硼素のイオン注入をおこなう。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いでRTP(Rapid Thermal Processing)法によりアニールをおこない、n型ソースドレイン領域(10、11)、n型ソースドレイン領域(9、12)及びp型ソースドレイン領域(36、37)を形成する。次いでイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)をエッチング除去する。
図14
次いで化学気相成長により、150nm程度のPSG膜18を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、包囲型ゲート電極(WSi)14及びエピタキシャルSi層8a上のPSG膜18を除去し、平坦化する。
図15
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、PSG膜18を選択的に異方性ドライエッチングし、エピタキシャルSi層8aの周囲に開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで750℃程度で熱酸化し、エピタキシャルSi層8aの周囲に5nm程度のゲート酸化膜(SiO)16を成長する。次いで化学気相成長により、ゲート酸化膜(SiO)16の全周囲を含む全面に100nm程度のタングステンシリサイド膜(WSi)を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、エピタキシャルSi層8a、包囲型ゲート電極(WSi)14及びPSG膜18の平坦面上に成長したタングステンシリサイド膜(WSi)を除去し、開孔部に平坦に埋め込まれた縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)17が形成される。
図16
次いで化学気相成長により、150nm程度のPSG膜19を成長する。次いで化学気相成長により、20nm程度のシリコン窒化膜(Si)20を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)20、PSG膜19及びPSG膜18を順次異方性ドライエッチングし、ビアを形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いでスパッタにより、バリアメタルとなるTiN21を成長する。次いで化学気相成長により、タングステン(W)22を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)により、ビアに平坦に埋め込み、バリアメタル(TiN)21を有する導電プラグ(W)22を形成する。
図17
次いで化学気相成長により、500nm程度の層間絶縁膜(SiOC)23を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、層間絶縁膜(SiOC)23を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。(この際、シリコン窒化膜(Si)20がエッチングストッパー膜となる。)次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、10nm程度のバリアメタル(TaN)24を成長する。次いでスパッタにより、Cuシード層を成長する。次いで電解メッキ法により500nm程度のCuを成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、開孔部にCuを平坦に埋め込み、バリアメタル(TaN)24を有する1層目のCu配線25を形成する。次いで化学気相成長により、Cuのバリア絶縁膜となるシリコン窒化膜(Si)26を成長する。
図18
次いで化学気相成長により、500nm程度の層間絶縁膜(SiOC)27を成長する。次いで化学気相成長により、20nm程度のシリコン窒化膜(Si)28を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)28、層間絶縁膜(SiOC)27及びシリコン窒化膜(Si)26を順次異方性ドライエッチングし、ビアを形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いでスパッタにより、バリアメタルとなるTiN29を成長する。次いで化学気相成長により、タングステン(W)30を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)により、ビアに平坦に埋め込み、バリアメタル(TiN)29を有する導電プラグ(W)30を形成する。
図2(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)、図3(q−q矢視断面図、ワード線に平行方向)、図4(r−r矢視断面図、ビット線に平行方向)、図5(s−s矢視断面図、ビット線に平行方向)
次いで化学気相成長により、500nm程度の層間絶縁膜(SiOC)31を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、層間絶縁膜(SiOC)31を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。(この際、シリコン窒化膜(Si)28がエッチングストッパー膜となる。)次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、10nm程度のバリアメタル(TaN)32を成長する。次いでスパッタにより、Cuシード層を成長する。次いで電解メッキ法により500nm程度のCuを成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、開孔部にCuを平坦に埋め込み、バリアメタル(TaN)32を有する2層目のCu配線33を形成する。次いで化学気相成長により、Cuのバリア絶縁膜となるシリコン窒化膜(Si)34を成長し、本願発明のLAMVEMSGOIN構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路を完成する。
図19は本発明の半導体装置における第2の実施例の模式側断面図(平面図は図1に同じ、p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)で、シリコン(Si)基板を使用し、LAMVEMSGOIN構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、1〜4、7、9〜34は図2と同じ物を、41はp型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)、42はp型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)、43はp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)、44aはp型の縦(垂直)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)、45はp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)を示している。
同図においては、横(水平)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域形成用半導体層)5及び横(水平)方向エピタキシャルSi層(チャネル領域形成用半導体層)6aがそれぞれ横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)41及び横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)42で形成されていること、縦(垂直)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域及びチャネル領域形成用半導体層)8aが縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)43、縦(垂直)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)44a及び縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)45より形成されていること以外は図2とほぼ同じ構造の横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタ及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタが形成されている。
本実施例においても第1の実施例と同様の効果を得ることができ、製造方法はやや複雑になるが、格子定数の小さなSi層を、左右あるいは上下から格子定数の大きなSiGe層により挟んだ構造の半導体層を形成できるため、左右あるいは上下のSiGe層から歪みSi層(チャネル領域)の格子定数を広げることが可能で、横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタ及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタ共にキャリアの移動度を増加させることができるので、より高速化が可能である。
図20〜図24は本発明の半導体装置における第3の実施例で、図20は模式平面図、図21は模式側断面図(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)、図22は模式側断面図(q−q矢視断面図、ワード線に平行方向)、図23は模式側断面図(r−r矢視断面図、ビット線に平行方向)、図24は模式側断面図(s−s矢視断面図、ビット線に平行方向)を示し、シリコン(Si)基板を使用し、LAMVEMSGOIN構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、1〜35は図1〜図5と同じ物を、8bはn型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を示している。
同図においては、情報保持用のフリップフロップが縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタにより形成され、読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタが横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタにより形成されていること、電源線及び接地線が半導体層下の下層配線により形成されていること以外は図1〜図5とほぼ同じ構造の横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタ及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタが形成されている。
本実施例においても第1の実施例と同様の効果を得ることができ、より集積度があがる縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを多く使用(4素子)していること、電源線及び接地線が半導体層下の下層配線により形成されているため配線の自由度が増すこと等により、さらに高集積化が可能で、従来のCMOS型SRAMのメモリーセルサイズに比較し、約55%程度に微細化が可能である。
図25は本発明の半導体装置における第4の実施例の模式側断面図(平面図は図20に同じ、p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)で、シリコン(Si)基板を使用し、LAMVEMSGOIN構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、1〜4、7、9、12、16〜28、31〜37は図21と同じ物を、41、43〜45は図19と同じ物を、44bはn型の縦(垂直)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)を示している。
同図においては、横(水平)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域形成用半導体層)5が横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)41で形成されていること、縦(垂直)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域及びチャネル領域形成用半導体層)(8a、8b)が縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)43、縦(垂直)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)(44a、44b)及び縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)45より形成されていること以外は第3の実施例の図21とほぼ同じ構造の横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタ及び縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタが形成されている。(ただし横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタはn型ソースドレイン領域(9、12)のみが図示されている。)
本実施例においては、第1及び第3の実施例と同様の効果を得ることができ、製造方法はやや複雑になるが、第1の実施例に比較し、移動度を増加させることによる高速化が、縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを多く使用することによるさらなる高集積化が可能である。
図26〜図29は本発明の半導体装置における第5の実施例で、図26は模式平面図、図27は模式側断面図(p−p矢視断面図)、図28は模式側断面図(q−q矢視断面図)、図29は模式側断面図(r−r矢視断面図)を示し、シリコン(Si)基板を使用し、LAMVEMSGOIN構造に形成したCMOS型のインバータを含む半導体集積回路の一部を示しており、1〜26、35は図1〜図5と同じ物を、8bは図21と同じ物を示している。CMOS型のインバータの回路図は記載していないが、図30のCMOS型SRAMのメモリーセル回路図のフリップフロップ部の1組のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及びNチャネルMIS電界効果トランジスタからなるものである。
同図においては、包囲型ゲート電極を有する縦(バーティカル)型のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及び包囲型ゲート電極を有する横(ラテラル)型のNチャネルMIS電界効果トランジスタからなるSOI構造のインバータが形成され、包囲型ゲート電極どうし(14、17)は直接接続され、入力電圧(VIN)が印加され、p型ドレイン領域37とn型ドレイン領域12は下層配線(WSi、一点鎖線で示す)により接続され、出力電圧(VOUT)が印加され、p型ソース領域には電源電圧(VDD)が印加され、n型ソース領域には接地電圧(VSS)が印加されている。
本実施例においては、SOI構造のインバータが形成されているため、ソースドレイン領域の接合容量が低減(実質ゼロ)できることにより高速化が可能である。
またゲート電極を完全に包囲した縦(バーティカル)型のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及びゲート電極を完全に包囲した横(ラテラル)型のNチャネルMIS電界効果トランジスタからなるインバータを形成できるため、電流リークのない高性能且つ高速なインバータを得ることが可能である。
またSOI基板下に下層配線を形成できるため、Cu配線1層で形成できること及び横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタと縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを使い分けることにより占有面積が微細で、配線の自由度を増すことができることによる高集積化が可能である。
上記実施例においては、半導体層を成長させる場合に化学気相成長を使用しているが、これに限定されず、分子線成長法(MBE)によっても、有機金属気相成長法(MOCVD)によっても、原子層結晶成長法(ALE)によっても、また他のいかなる結晶成長法を利用してもよい。
また包囲型ゲート電極、ゲート酸化膜、バリアメタル、導電プラグ、配線、絶縁膜等は上記実施例に限定されず、同様の特性を有する材料であればどのような材料を使用してもよい。
また上記実施例おいては、包囲型ゲート電極を有する縦(バーティカル)型のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及び包囲型ゲート電極を有する横(ラテラル)型のNチャネルMIS電界効果トランジスタからなるSOI構造のインバータを形成しているが、包囲型ゲート電極を有する横(ラテラル)型のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及び包囲型ゲート電極を有する縦(バーティカル)型のNチャネルMIS電界効果トランジスタからなるSOI構造のインバータを形成してもよい。
上記実施例においては、SRAM及びインバータについて説明しているが、これに限定されず、どのような半導体記憶装置でも、論理回路でも、マイクロプロセッサにも適応可能である。
本願発明は、特に極めて高速で、高性能、高信頼且つ高集積なCMOS型半導体集積回路を目指したものではあるが、CMOSに限らず、単一のMIS電界効果トランジスタからなる半導体集積回路においても、包囲型ゲート電極を有する横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタと包囲型ゲート電極を有する縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタを回路構成により使い分けることは可能である。
またMIS電界効果トランジスタばかりでなく、他の電界効果トランジスタ、液晶用のTFT(hin ilm ransistor)等に利用できる可能性がある。
1 p型のシリコン(Si)基板
2 シリコン窒化膜(Si
3 シリコン酸化膜(SiO
4 素子分離領域のシリコン窒化膜(Si
5 p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域形成用半導体層)
6a p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(チャネル領域形成用半導体層)
6b n型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(チャネル領域形成用半導体層)
7 埋め込みシリコン窒化膜(Si
8a p型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域及びチャネル領域形成用半導体層)
8b n型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層(ソースドレイン領域及びチャネル領域形成用半導体層)
9 n型ソース領域
10 n型ソース領域
11 n型ドレイン領域
12 n型ドレイン領域
13 横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜(SiO
14 横(ラテラル)型MIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)
15 サイドウォール(SiO
16 縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜(SiO
17 縦(バーティカル)型MIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)
18 燐珪酸ガラス(PSG)膜
19 燐珪酸ガラス(PSG)膜
20 シリコン窒化膜(Si
21 バリアメタル(TiN)
22 導電プラグ(W)
23 層間絶縁膜(SiOC)
24 バリアメタル(TaN)
25 1層目のCu配線(Cuシード層含む)
26 バリア絶縁膜(Si
27 層間絶縁膜(SiOC)
28 シリコン窒化膜(Si
29 バリアメタル(TiN)
30 導電プラグ(W)
31 層間絶縁膜(SiOC)
32 バリアメタル(TaN)
33 2層目のCu配線(Cuシード層含む)
34 バリア絶縁膜(Si
35 下層配線(WSi)
36 p型ソース領域
37 p型ドレイン領域
38 p型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層
39 選択化学気相成長導電膜(W)
40 シリコン酸化膜(SiO
41 p型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)
42 p型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)
43 p型の縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)
44a p型の縦(垂直)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)
44b n型の縦(垂直)方向エピタキシャル歪みSi層(チャネル領域形成用半導体層)
45 p型の縦(垂直)方向エピタキシャルSiGe層(ソースドレイン領域形成用半導体層)

Claims (4)

  1. 半導体基板の主面に平行(横)方向に設けられた第1の半導体層と、前記第1の半導体層の一部の全周囲を第1のゲート絶縁膜を介して包囲した、全周囲等しいゲート長を有する第1のゲート電極(包囲型ゲート電極)と、前記第1のゲート電極(包囲型ゲート電極)に自己整合し、前記第1の半導体層に設けられた不純物からなるソースドレイン領域と、からなる横型(水平方向)駆動のMIS電界効果トランジスタと、前記第1の半導体層の残りの一部上に垂直(縦)方向に設けられた第2の半導体層と、前記第2の半導体層の全側面を第2のゲート絶縁膜を介して包囲した、全周囲等しいゲート長を有する第2のゲート電極(包囲型ゲート電極)と、前記第2の半導体層の上部及び下部に相対して設けられた不純物からなるソースドレイン領域と、からなる縦型(垂直方向)駆動のMIS電界効果トランジスタと、が前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の半導体層に一導電型の横型(水平方向)駆動のMIS電界効果トランジスタが設けられ、前記第2の半導体層に反対導電型の縦型(垂直方向)駆動のMIS電界効果トランジスタが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の半導体層あるいは前記第2の半導体層において、ソースドレイン領域が設けられている箇所の格子定数が、チャネル領域が設けられている箇所の格子定数より大きいことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板上に第1及び第2の絶縁膜を介し積層され、側面を第3の絶縁膜により平坦に埋め込まれている、第1の横(水平)方向エピタキシャル半導体層を有する半導体装置において、第4の絶縁膜を平坦に形成する工程と、前記第4の絶縁膜、前記第1の横(水平)方向エピタキシャル半導体層、前記第1の横(水平)方向エピタキシャル半導体層の幅方向の両側面の前記第3の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜を選択的にエッチング除去し、開孔部を形成する工程と、前記第1の横(水平)方向エピタキシャル半導体層の露出した側面間に第2の横(水平)方向エピタキシャル半導体層を形成する工程と、前記第2の横(水平)方向エピタキシャル半導体層の全周囲にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を包囲して、前記開孔部に平坦にゲート電極を埋め込む工程と、前記第4の絶縁膜を選択的にエッチング除去し、残された前記第1の横(水平)方向エピタキシャル半導体層の一部表面を露出する工程と、露出した前記第1の横(水平)方向エピタキシャル半導体層上に縦(垂直)方向エピタキシャル半導体層を成長する工程と、前記縦(垂直)方向エピタキシャル半導体層を平坦化する工程と、をおこない、前記包囲構造のゲート電極の上面の高さと、前記縦(垂直)方向エピタキシャル半導体層の上面の高さを一致させて形成したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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