JP5904415B2 - 液体噴霧装置 - Google Patents

液体噴霧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5904415B2
JP5904415B2 JP2013142429A JP2013142429A JP5904415B2 JP 5904415 B2 JP5904415 B2 JP 5904415B2 JP 2013142429 A JP2013142429 A JP 2013142429A JP 2013142429 A JP2013142429 A JP 2013142429A JP 5904415 B2 JP5904415 B2 JP 5904415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
spray
liquid
core
spray liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013142429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015013270A (ja
Inventor
博美 秋津
博美 秋津
ディネール クリスティアン
ディネール クリスティアン
秀湘 許
秀湘 許
炳▲きん▼ 朱
炳▲きん▼ 朱
Original Assignee
株式会社栄光社
ハイプローム エスエー
ハイプローム エスエー
六采有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to MYPI2013002296A priority Critical patent/MY168104A/en
Application filed by 株式会社栄光社, ハイプローム エスエー, ハイプローム エスエー, 六采有限公司 filed Critical 株式会社栄光社
Priority to JP2013142429A priority patent/JP5904415B2/ja
Priority to EP13197898.3A priority patent/EP2823893B1/en
Priority to TW103102241A priority patent/TWI542411B/zh
Priority to CN201410056070.9A priority patent/CN104275267B/zh
Priority to MYPI2014700485A priority patent/MY180883A/en
Priority to KR20140065877A priority patent/KR20150006342A/ko
Publication of JP2015013270A publication Critical patent/JP2015013270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5904415B2 publication Critical patent/JP5904415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
    • B05B17/06Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
    • B05B17/06Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
    • B05B17/0607Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
    • B05B17/0653Details
    • B05B17/0676Feeding means
    • B05B17/0684Wicks or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories

Landscapes

  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

本発明は、液体噴霧装置に関するものである。
周知のとおり、従来から液体状の芳香剤などを噴霧する液体噴霧装置として噴射ガスを用いたスプレー缶式のものが存在するが、当該スプレー缶式の液体噴霧装置においては、可燃性のガスを使用する必要があり、また、当該ガスは身体にも良い影響を与えるものとは言えないため、安全性に欠けることから、近年においては、超音波振動を発生させる振動子によって液体状の芳香剤などを噴霧する振動子式の液体噴霧装置が多数開発されている。
前記振動子を用いた液体噴霧装置として後出特許文献1には、噴霧液を貯留する貯液タンクと、噴霧液をミスト化するミスト生成手段と、該ミスト生成手段に前記貯液タンク内の噴霧液を供給する噴霧液供給手段と、を有する噴霧装置において、前記噴霧液供給手段は、一端が前記貯液タンク内の所定の位置に配置され該貯液タンク内の噴霧液を吸収する第1保液体と、該第1保液体の他端に当接され所定の内径及び外径を有する略円筒状の第2保液体と、一端が第2保液体の外周面に所定の接触圧力で当接され他端が前記ミスト生成手段に所定の接触圧力で当接される第3保液体と、を備える噴霧装置が開示されている。
特開2010−7899号公報
ところが、前記特許文献1に開示された噴霧装置は、第3保液体の先端面が水平方向を向いており、当該先端面にミスト生成手段を構成する振動子が裏面全体を接触させている構成になっているため、振動子を振動させた際に、振動子でミスト化された噴霧液が水平方向へ飛散し、高い位置に設置しなければ、ミスト化された噴霧液を広範囲に飛散させることができないという問題点があった。
そこで、本発明者は、振動子式の液体噴霧装置において、比較的低い位置に設置した場合にも、ミスト化された噴霧液を広範囲に飛散させることができる液体噴霧装置を得ることを技術的課題として、その具現化をはかるべく、試行錯誤的に試作・実験を重ねた結果、振動子式の液体噴霧装置において、噴霧液貯留ユニットと振動子とを内部に支持する本体を設け、噴霧液貯留ユニットに貯留タンク内に収納された噴霧液を該貯留タンク外へと吸い上げる芯材を設け、振動子を噴霧液貯留ユニットの貯留タンクから突出した芯材の先端部前側に対して前面を前方上方に向けた状態で接触させ、本体における振動子の前面と対向する位置に噴霧口を形成すれば、比較的低い位置に設置した場合にも、ミスト化された噴霧液を広範囲に飛散させることができるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
すなわち、本発明に係る液体噴霧装置は、噴霧液貯留ユニットと振動子を内部に支持する本体を有しており、噴霧液貯留ユニットが貯留タンク内に収納された噴霧液を該貯留タンク外へと吸い上げる芯材を備えており、本体が噴霧液貯留ユニットを支持する支持部材に対して開閉可能に被せられる蓋部材を備えており、蓋部材には支持部材に対して該蓋部材を閉じた状態で該支持部材に支持された噴霧液貯留ユニットの芯材の上面及び前面によって形成される角部と対向する位置に噴霧口が形成されていると共に噴霧液貯留ユニットに貯留された噴霧液を噴霧化する振動子ユニットが取り付けられており、振動子ユニットは蓋部材に対して前後方向へ回転可能に架け渡される支持アームと該支持アームに固定される振動子とを備えており、支持部材に対して蓋部材を閉じた際に、振動子ユニットの重さによって後方へ回転する支持アームの回転が芯材の上面及び前面によって形成される角部に接触する振動子によって規制された状態となり、振動子が振動子ユニットの重さによって噴霧液貯留ユニットの貯留タンクから突出した芯材の上面及び前面によって形成される角部に押圧された状態で前面を前方上方に向けているものである。
また、本発明は、前記液体噴霧装置において、芯材の先端部前面が垂直方向に伸びており、芯材の先端部前面に対する振動子前面の傾斜角度が10°〜45°のものである。
また、本発明は、前記いずれかの液体噴霧装置において、芯材の周面が円形になっているものである。
また、本発明は、前記いずれかの液体噴霧装置において、振動子が芯材の先端部前側の角部に接触しているものである。
また、本発明は、前記いずれかの液体噴霧装置において、振動子が芯材に対して押圧状態で接触しているものである。
さらに、本発明の別の実施の態様としては、前記いずれかの液体噴霧装置において、振動子が本体内部に回動可能に取り付けられた支持アームに固定された振動子ユニットを構成しており、振動子が芯材の先端部前側に対して振動子ユニットの自重によって押圧されて接触しているものである。
本発明によれば、振動子の前面を噴霧口と対向する芯材の先端部前側に対して前方上方に向けた状態で振動子と芯材とを接触させ、振動子の振動によって芯材に保持された噴霧液をミスト化させる構成を採用したので、振動子でミスト化された噴霧液が前方上方へと飛び出し、広範囲に飛散させることができる。また、振動子を芯材の先端部前側の角部に接触させることにより、振動子の芯材に対する接触面積を小さくすることができ、これにより、振動子と芯材の間にミスト化されずに残存した噴霧液が少量しか保持されず、停止時における噴霧液の蒸発が抑止され、貯留タンクの寿命を延ばすことができる。
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
実施の形態1に係る液体噴霧装置の外観を示した斜視図である。 図1に示す液体噴霧装置を示した縦断面図である。 図1に示す蓋部材の内側を示した正面図である。 図3に示す蓋部材のA−A断面を示した断面図である。 図1に示す支持部材の内側を示した正面図である。 図1に示す液体噴霧装置における蓋部材と支持部材との開閉状態を示した説明断面図である。 図6の(a)に示す芯材と振動子とを接触位置で水平方向に切断した端面図である。 実施の形態2の変形例1に係る芯材と振動子との位置関係を示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
本実施の形態に係る液体噴霧装置1は、図1に示すように、前面側を構成する蓋部材2と、後面側を構成する支持部材3とからなるケース本体4(本体)を備えており、ケース本体4の内部には、図2に示すように、噴霧液を貯留する噴霧液貯留ユニット5と、噴霧液貯留ユニット5に貯留された噴霧液を噴霧化する振動子ユニット6と、振動子ユニット6に電力を供給する電源ユニット7とが収納されている。
蓋部材2は、図2、図3及び図4に示すように、略中央に噴霧化された噴霧液を排出する噴霧口8が設けられた前面9から後方に向かって左・右側面10,11及び上・下面12,13が立ち上がるように伸びており、左・右側面10,11及び下面13は、上面12よりも長尺状に伸びている。そして、左・右側面10,11の内側には、後方上端部に支持部材3と連結するための嵌合軸14が対向状に突出しており、また、噴霧口8よりも上方に当たる位置に振動子ユニット6を支持するための支持板15が対向状に設けられている。なお、両支持板15には、図4に示すように、連結穴16が形成されており、連結穴16は、円形穴17と該円形穴17から点対称に伸びる一対の扇形穴18とから構成されている(図4に示された連結孔16の拡大図参照)。また、下面13には、一対のロック穴19が設けられている。
支持部材3は、図2及び図5に示すように、蓋部材2の両側面10,11に挟まれるように配置される後面20から前方に向かって左・右側面21,22及び上面23が立ち上がるように伸びている。そして、左・右側面10,11の後方上端部には、蓋部材2の嵌合軸14が嵌り込む嵌合穴24が形成されている。よって、蓋部材2は、支持部材3の嵌合穴24に嵌り込んだ嵌合軸14を回転軸として支持部材3に対して回動可能に連結される。なお、ケース本体4の上面は、短尺状に形成された蓋部材2の上面12と支持部材3の上面12とによって形成されるようになっている。
また、支持部材3の後面20内側には、上部に電源ユニット7が収納されるボックス25が固定されていると共に、下部に噴霧液貯留ユニット5が設置される支持棚26が固定されている。さらに、支持部材3の下端には、横向きU字状の弾性板27が上側に位置する先端のみを後面20に固定して前方に突出しており、弾性板27の下側に位置する先端から下方に向かって突出したロックピン28が弾性板27の撓みによって上下方向に移動可能になっている。これにより、支持部材3に対して蓋部材2を閉じた際に、支持部材3のロックピン28が蓋部材2のロック穴19に嵌り込んで支持部材3に対する蓋部材2の開閉がロックされる。なお、支持部材3の後面20内側に対して支持棚26を上下方向に可動又は付替えできるようにすれば、異なる大きさの噴霧液貯留ユニット5でも設置することができる。
噴霧液貯留ユニット5は、図2及び図5に示すように、噴霧液を貯留する貯留タンク29と、貯留タンク29から噴霧液を吸い上げる吸液ホルダー30とから構成されている。
貯留タンク29は、吸液ホルダー30を差し込むための開口部31を上面前側に有している。そして、開口部31は、貯留タンク29の上面から突出するように形成されており、外周面の先端側及び元端側が大径に形成されており、これにより、先端側と元端側との間に段溝部32が形成されている。
吸液ホルダー30は、貯留タンク29の開口部31に嵌り込んで固定される外筒部33と、外筒部33の中空に通されて貯留タンク29の内部から外部へと伸びる内筒部34とを備えており、内筒部34の中空に貯留タンク29内の噴霧液を毛細管現象を利用して吸い上げる円柱状の芯材35が固定されている。なお、外筒部33と内筒部34とは、両筒部33,34間に形成される隙間の一部を残した残部に連結橋36が架け渡されており、これにより、貯留タンク29の内圧と外圧とが同一に保たれるため、気温の上昇による内圧の上昇に伴って貯留タンク29内の噴霧液が噴出すことを防止することができる。また、内筒部34の貯留タンク29の外部へと伸びる先端側は、芯材35の貯留タンク29から突出する先端側を被覆すように形成されており、芯材35の先端部37前側のみが露出するように開口窓38が形成されている。また、外筒部34には、外周を周回するようにシール体39が固定されている。
なお、貯留タンク29の開口部31に形成された段溝部32にキャップ(図示せず)を嵌め込むことによって貯留タンク29から噴霧液が蒸発することを防止することができる。
また、芯材35は、円柱状に形成されている。芯材35の素材としては、フェルト、天然パルプからなる不織布、ポリプロピレンやポロエチレン等の繊維を撚糸したものを使用すればよい。
電源ユニット7は、図2及び図5に示すように、電池や制御基板などから構成されており、ボックス25内に収納される。そして、ボックス25の下面には、下方に伸びる一対の垂下片40,40に支持される後側挟持板41と、一対の垂下片40,40の間からボックス25の下方に伸びる支持片42とが備えられている。後側挟持板41は、前方に向かって開口するU字状に形成されており、支持棚26に設置された貯留タンク29の段溝部32に嵌り込む形状に形成されている。なお、ボックス25の後側挟持板41に貯留タンク29の段溝部32が嵌り込んだ状態において、貯留タンク29の開口部31から突出する内筒部34の後側が支持片42によって支持される。また、蓋部材2の内側には、後側挟持板41と対向するように位置付けられる前側挟持板43が突出している。
電源ユニット7の電源電圧は、液体噴霧装置1によって噴霧液を噴霧する空間の広さに対応させて大きく設定すればよく、例えば、DC4.5V、6.0V、7.5Vを使用すればよく、電圧の大きさを切り替えることができるようにしてもよい。また、電源ユニット7の電源としては、電池やコンセントなどから供給されるACを変換器によってDCへ変換して使用すればよく、電池と変換器とを両方搭載して適宜切り替えて使用できるようにしてもよい。
振動子ユニット6は、図2及び図3に示すように、凹状の支持アーム44と、支持アーム44の横棒部45中央から突出するように固定される薄板状の振動子46とから構成されており、横棒部45には、振動子46の両側に平行に位置付けられる一対の保護片47,47が設けられている。また、支持アーム44の縦棒部48,48の先端には、外方へ向かって突出する連結軸49が設けられており、連結軸49は、円形軸50と該円形軸50から点対称に伸びる規制軸51とを備えている(図4に示された連結軸49の拡大図参照)。そして、支持アーム44は、両連結軸49を蓋部材2の内側に設けられた支持板15の連結穴16に嵌め込むことにより、蓋部材2の両支持板15に対して回動可能に架け渡された状態となる。但し、支持アーム44の回動は、連結軸49の規制軸51と連結穴16の扇形穴18との干渉によって規制される。また、支持アーム44は、蓋部材2の両支持板15,15に架け渡された状態において、両縦棒部48,48の先端間に跨る横棒部45が該両縦棒部48,48の先端から蓋部材2側へ傾斜するように伸びている。
次に、本実施の形態に係る液体噴霧装置1の組み立て方法を説明する。
先ず、支持部材3のボックス25に電源ユニット7を収納する。また、蓋部材2の両支持板15に形成された連結穴16に支持アーム44の連結軸49を嵌め込んで該蓋部材2の両側面10,11に支持アーム44を架け渡す。続いて、蓋部材2の両嵌合軸14を支持部材3の両嵌合穴24に差し込んで支持部材3に対して蓋部材2を回動可能に連結する。この後、電源ユニット7から伸びる電線(図示せず)を振動子ユニット6の振動子46に連結させる。続いて、貯留タンク29の開口部31に吸液ホルダー30を差し込んでなる噴霧液貯留ユニット5を支持部材3の支持棚26に設置し、噴霧液貯留ユニット5の段溝部32を後側挟持板41に嵌め込む。最後に、支持部材3に対して蓋部材2を閉じ、支持部材3のロックピン28を蓋部材2のロック穴19に嵌め込むことにより、支持部材3に対する蓋部材2の開閉をロックする。なお、この時、蓋部材2の前側挟持片43が噴霧貯留ユニット5の段溝部32に嵌り込み、噴霧貯留ユニット5が前・後側挟持片43,41によって挟まれた状態で固定される。
そして、蓋部材2の噴霧口8から振動子46と該振動子46が接触した芯材35の先端部37とが覗いた状態となり、電源ユニット7から電力を供給して振動子46を振動させると、振動子46の振動によって芯材35に保持された噴霧液がミスト化して噴霧口8から前方上方に向かってケース本体4の外部へと飛散される。なお、振動子46と接触する芯体35の先端部37は、開口窓38から覗く前側以外の部分が吸液ホルダー30によって被覆されているため、振動子46よって噴霧化した霧状(ミスト状)の噴霧液がケース本体4の内部へと発散することが防止されると共に、芯材35から無駄に噴霧液が蒸発することを防止できる。
なお、噴霧液貯留ユニット5を取り替える際には、蓋部材2のロック穴19にピン(図示せず)を差し込んでロックピン28を内方へ押すことによって支持部材3に対する蓋部材2のロックを解除し、支持部材3に対して蓋部材2を前方へ回動させる。次に、支持棚26から古い噴霧液貯留ユニット5を取り外し、当該後側挟持板41に新しい噴霧液貯留ユニット5を設置する。最後に、支持部材3に対して蓋部材2を閉じてロックすればよい。
次に、本実施の形態に係る液体噴霧装置1の支持部材3に対して蓋部材2を開閉した際における支持アーム44と芯材35との位置関係を図6及び図7に基づいて説明する。なお、図6においては、ケース本体4の下部、ボックス25及び電源ユニット7が省略されており、支持アーム44の連結軸51と支持板15の連結穴16との関係を示す拡大図が示されている。
先ず、支持部材3に対して蓋部材2を完全に閉じると、噴霧液貯留ユニット5が前・後側挟持板43,41によって挟まれた状態となってケース本体4内に固定される。また、図6の(a)に示すように、吸液ホルダー30の開口窓38から覗く芯材35の先端部37前側の角部52に対して振動子46の後面が接触すると共に、振動子46の前面が前方上方に向けた状態で噴霧口8に対向する。また、この状態において、連結軸49の規制軸51が連結穴16の扇形穴18に干渉しないため、支持アーム44は前後方向への回動が規制されていない状態となり、さらに、支持アーム44の回動軸に対して横棒部45が前方に位置付けられるため、支持アーム44には常に後方へ回動する力が働く。これにより、芯材35の先端部37前側の角部52には、振動子ユニット6の自重によって振動子46が押圧状態で接触した状態となる。
次に、支持部材3に対して蓋部材2を完全に開くと、図6の(b)に示すように、芯材35の先端部37前側の角部52から振動子46の後面が離れた状態となる。この時、連結軸49の規制軸51が連結穴16の扇形穴18に干渉した状態となり、これにより、支持アーム44の後方への回動が規制され、支持アーム44は蓋部材2と共に持ち上げられる。
次に、支持部材3に対して蓋部材2をある程度閉じると、図6の(c)に示すように、支持アーム44に固定された振動子46の後面下端が芯材35の先端部37前側の角部52に接触した状態となる。
そして、支持部材3に対して蓋部材2を完全に閉じると、図6の(a)に示す状態となる。
振動子46の後面が芯材35の開口窓38から覗く先端部37と接触した際における振動子46の前面の芯材35の噴霧口8側に向く平坦状の前面に対する傾斜角度θは、10°〜45°が好ましく、10°〜30°がより好ましい。なお、傾斜角度が45°よりも大きくなると、ミスト化された噴霧液の水平方向への飛散距離が短くなって広範囲に飛散させることができず、また、傾斜角度が10°よりも小さくなると、ミスト化された噴霧液の上方への飛散距離が足りずに広範囲に飛散させることができなくなり、さらに、振動子と芯材35の間に形成される隙間に多量の噴霧液が溜まって停止時における噴霧液の蒸発量が上昇し、貯留タンクの寿命が短くなる。
また、蓋部材2の噴霧口8は、蓋部材2における振動子46の芯材35と接触する位置の前面と対面する部分が開口するように形成されており、振動子46の前方に噴霧口8から伸びる筒状の通路が形成されている。これにより、振動子46によってミスト化された噴霧液が的確にケース本体4の外部へと飛散する。
また、本実施の形態に係る芯材35は、周面が円形状に形成されており、さらに、振動子が芯材の先端部前側に対して支持アームの回動によって振動子ユニットの自重で押圧されて接触しているため、振動子46の後面と芯材35の先端部とを容易・的確に接触させることができる。
実施の形態2.
本実施の形態は前記実施の形態1における芯材の変形例であり、図8において、図1〜図6に示す符号と同一符号は、同一又は相当部分を示している。なお、図8は、支持部材を蓋部材に対して閉じた状態における芯材と振動子との位置関係を示しており、図8の(a)は縦断面図であり、図8の(b)は図8の(a)に示す芯材と振動子とを接触位置で水平方向に切断した端面図である。
本実施の形態における芯材35は、図8に示すように、四角柱状に形成されている。そして、芯材35は、垂直方向へ伸びるいずれかの面が噴霧口8と対向するように位置付けられており、支持部材3に対して蓋部材2を閉じた際に、振動子46の後面が芯材35の開口窓38から覗く先端部37前側に位置する前面と上面とから構成される角部52と接触した状態となる。
本実施の形態においては、前記実施の形態1における円柱状の芯材を採用した場合よりも、振動子と芯材との接触面が広くなって噴霧化効率が向上する。
本発明における芯材としては、前記各実施の形態に示した形状のものに限定されず、少なくとも先端部の噴霧口と対向する前側に振動子の後面と接触する角部を有する形状のものであればよく、先端部の前側以外の形状については、噴霧液を吸い上げることができれば特に限定されない。
本発明における噴霧液としては、芳香剤、消臭剤又は殺菌剤などがあるが、これに限定されることなく、振動子の超音波振動によって噴霧化できる薬剤であれば、他のものであってもよい。
前記実施の形態1においては、芯材に支持アームに固定された振動板を押圧状態で接触させる際に、支持アームの回動軸に対する重心を該回動軸よりも前方に位置付けることにより、支持アームに対して後方へ回動する力を働かせる手段を採用しているが、当該手段に限定されることなく、例えば、支持アームと支持板との連結部分にバネなどの弾性体を配置して支持アームが常に後方へ押圧された状態に保つ手段も採用することができる。
1 液体噴霧装置
2 蓋部材
3 支持部材
4 ケース本体
5 噴霧液貯留ユニット
6 振動子ユニット
7 電源ユニット
8 噴霧口
9 前面
10 左側面
11 右側面
12 上面
13 下面
14 嵌合軸
15 支持板
16 連結穴
17 円形穴
18 扇形穴
19 ロック穴
20 後面
21 左側面
22 右側面
23 上面
24 嵌合穴
25 ボックス
26 支持棚
27 弾性板
28 ロックピン
29 貯留タンク
30 吸液ホルダー
31 開口部
32 段溝部
33 外筒部
34 内筒部
35 芯材
36 連結橋
37 先端部
38 開口窓
39 シール体
40 垂下片
41 後側挟持板
42 支持片
43 前側挟持板
44 支持アーム
45 横棒部
46 振動子
47 保護片
48 縦棒部
49 連結軸
50 円形軸
51 規制軸
52 角部

Claims (5)

  1. 噴霧液貯留ユニットと振動子を内部に支持する本体を有しており、噴霧液貯留ユニットが貯留タンク内に収納された噴霧液を該貯留タンク外へと吸い上げる芯材を備えており、本体が噴霧液貯留ユニットを支持する支持部材に対して開閉可能に被せられる蓋部材を備えており、蓋部材には支持部材に対して該蓋部材を閉じた状態で該支持部材に支持された噴霧液貯留ユニットの芯材の上面及び前面によって形成される角部と対向する位置に噴霧口が形成されていると共に噴霧液貯留ユニットに貯留された噴霧液を噴霧化する振動子ユニットが取り付けられており、振動子ユニットは蓋部材に対して前後方向へ回転可能に架け渡される支持アームと該支持アームに固定される振動子とを備えており、支持部材に対して蓋部材を閉じた際に、振動子ユニットの重さによって後方へ回転する支持アームの回転が芯材の上面及び前面によって形成される角部に接触する振動子によって規制された状態となり、振動子が振動子ユニットの重さによって噴霧液貯留ユニットの貯留タンクから突出した芯材の上面及び前面によって形成される角部に押圧された状態で前面を前方上方に向けていることを特徴とする液体噴霧装置。
  2. 芯材の先端部前面が垂直方向に伸びており、芯材の先端部前面に対する振動子前面の傾斜角度が10°〜45°である請求項1記載の液体噴霧装置。
  3. 芯材の周面が円形になっている請求項1又は2のいずれかに記載の液体噴霧装置。
  4. 振動子が芯材の先端部前側の角部に接触していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液体噴霧装置。
  5. 振動子が芯材に対して押圧状態で接触している請求項1乃至4のいずれかに記載の液体噴霧装置。
JP2013142429A 2013-07-08 2013-07-08 液体噴霧装置 Active JP5904415B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
MYPI2013002296A MY168104A (en) 2013-07-08 2013-06-19 Liquid sprayer
JP2013142429A JP5904415B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 液体噴霧装置
EP13197898.3A EP2823893B1 (en) 2013-07-08 2013-12-17 Liquid sprayer
TW103102241A TWI542411B (zh) 2013-07-08 2014-01-22 液體噴霧裝置
CN201410056070.9A CN104275267B (zh) 2013-07-08 2014-02-19 液体喷雾装置
MYPI2014700485A MY180883A (en) 2013-07-08 2014-02-28 Liquid sprayer
KR20140065877A KR20150006342A (ko) 2013-07-08 2014-05-30 액체 분사기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142429A JP5904415B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 液体噴霧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015013270A JP2015013270A (ja) 2015-01-22
JP5904415B2 true JP5904415B2 (ja) 2016-04-13

Family

ID=49918403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013142429A Active JP5904415B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 液体噴霧装置

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP2823893B1 (ja)
JP (1) JP5904415B2 (ja)
KR (1) KR20150006342A (ja)
CN (1) CN104275267B (ja)
MY (2) MY168104A (ja)
TW (1) TWI542411B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017213485A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 シャープ株式会社 霧化装置
US20220297152A1 (en) * 2021-03-22 2022-09-22 Funai Electric Co., Ltd. Atomization device
CN115300659B (zh) * 2022-09-15 2023-05-26 深圳市本原生活科技有限公司 一种超声波纯精油香薰雾化器及控制方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3342095B2 (ja) * 1993-05-07 2002-11-05 株式会社ミクニ 超音波噴霧装置
JP3192530B2 (ja) * 1993-07-09 2001-07-30 株式会社ミクニ 超音波噴霧装置噴霧誘導構造
JPH0763379A (ja) * 1993-08-31 1995-03-07 Mikuni Corp 超音波噴霧装置
JPH0871470A (ja) * 1994-09-09 1996-03-19 Koki Bussan Kk 超音波霧化装置およびその給液構造
US6752327B2 (en) * 2002-10-16 2004-06-22 S. C. Johnson & Son, Inc. Atomizer with tilted orifice plate and replacement reservoir for same
JP2007061815A (ja) * 2005-08-05 2007-03-15 Nippon Mmi Technology Kk 超音波霧化装置
US20080041972A1 (en) * 2006-08-02 2008-02-21 Kai Chih Industrial Co., Ltd. Spraying structure for an atomizer
JP2010007899A (ja) 2008-06-25 2010-01-14 Sanyo Electric Co Ltd 噴霧装置
US20110011948A1 (en) * 2009-07-15 2011-01-20 Charlie Huang Assembling structure of water conduction device for mist maker
CN201493212U (zh) * 2009-08-11 2010-06-02 江阴新仁科技有限公司 气压式喷雾装置
CN101670325B (zh) * 2009-09-30 2012-05-23 广东广益科技实业有限公司 出液量衡定的储液罐及具有该储液罐的雾化机

Also Published As

Publication number Publication date
MY180883A (en) 2020-12-11
CN104275267B (zh) 2017-03-01
TW201501808A (zh) 2015-01-16
MY168104A (en) 2018-10-11
CN104275267A (zh) 2015-01-14
EP2823893B1 (en) 2016-12-07
TWI542411B (zh) 2016-07-21
KR20150006342A (ko) 2015-01-16
JP2015013270A (ja) 2015-01-22
EP2823893A1 (en) 2015-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5652790B2 (ja) 液体噴霧装置
CN104203428B (zh) 雾化装置
KR100485836B1 (ko) 액체 분무 장치
JP5904415B2 (ja) 液体噴霧装置
JP5858384B2 (ja) 液体噴霧装置
US20110011948A1 (en) Assembling structure of water conduction device for mist maker
JP2013066847A5 (ja)
JP2014046302A (ja) 霧化装置
JP2011075196A (ja) ミスト生成器
JP6397727B2 (ja) 液体噴霧装置
US9149553B2 (en) Liquid sprayer
TWI499460B (zh) Liquid spray device
JP7133077B1 (ja) 噴霧装置及び走行玩具
JP6338983B2 (ja) 噴霧装置
JP5547970B2 (ja) 揮発性剤拡散装置
JP2005238054A (ja) 霧化システム
JP2005224648A (ja) 霧化器
CN115944125A (zh) 清洁装置
KR20210091427A (ko) 간편하게 물을 보충할 수 있는 휴대용 가습기
JP3171422U (ja) 噴霧器
JP2018176019A (ja) 噴霧装置
JP2004189260A (ja) 液体塗布容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5904415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250