JP5903975B2 - ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器にナビゲーション機能を実行させる為のナビゲーションアプリがインストールされた電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、スマートフォンや携帯電話機などの携帯情報端末、パーソナルコンピュータ等の電子機器では、ナビゲーションアプリをインストールし、インストールされたナビゲーションアプリを起動させることによって、様々なナビゲーション機能を実行することが可能である。実行されるナビゲーション機能としては、例えば、利用者に対して現在位置周辺の地図画像を表示したり、任意に設定した出発地から目的地までの案内経路を表示したり、案内経路に沿った目的地までの移動案内を行うこと等が可能となっている。ここで、上記ナビゲーション機能を適切に動作させる為には、電子機器(即ちユーザ)の現在位置を正確に特定することが重要である。
ここで、一般的にユーザの現在位置は電子機器に内蔵されたGPSによって検出される。しかしながら、GPSによる現在位置の検出精度は高精度では無い為、検出された現在位置と実際の現在位置との間にズレが生じていた。尚、車両に設置されるナビゲーション装置等では、GPSに加えて、車両等に搭載された距離センサや角度センサから得られた情報(自立航法情報)を用いてより正確に現在位置を検出することが可能であるが、携帯情報端末等では自立航法情報を用いることができない。
更に、ナビゲーションアプリを起動した直後では、ユーザが建物内等のGPSの精度が特に低下する状況下にある場合が多いので、ユーザの現在位置の検出精度が更に低下する問題がある。そこで、例えば特開2009−58242号公報では、ナビゲーションシステムの停止時における車両位置と車両方位を記憶し、次回のナビゲーションシステム起動時に、記憶された車両位置と車両方位をそれぞれ初期位置と初期方位とする技術について提案されている。
特開2009−58242号公報(第8−12頁、図1)
しかしながら、携帯情報端末等では、車両に設置されるナビゲーション装置等とは異なり、電子機器の電源が投入されるのと同時にナビゲーションアプリが起動されることは一般的に行われない。また、常にナビゲーションアプリを起動した状態とすることも通常の使用状態では行われない。即ち、前回にナビゲーションアプリを終了した地点から再度ナビゲーションアプリを起動させることは、それほど行われない。従って、上記特許文献1の技術を携帯情報端末等の電子機器に適用したとしても、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に最初に特定されるユーザの現在位置(以下、初期位置という)と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することはできなかった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することが可能な電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係るコンピュータプログラムは、ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器(1)を、ユーザ(5)の操作に基づいて過去に前記電子機器に入力された地点を入力履歴地点として取得する入力地点取得手段と、前記電子機器の位置を検出した検出結果を取得する位置取得手段と、前記ナビゲーションアプリが起動された場合に、前記ナビゲーションアプリが起動された時点で検出された前記電子機器の位置である電子機器検出位置と前記入力履歴地点とに基づいて、起動後の前記ナビゲーションアプリにおいて地図上に特定される前記ユーザの初期位置を設定する初期位置設定手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、前記初期位置設定手段は、前記電子機器検出位置から第1距離以内に前記入力履歴地点がない場合には、前記電子機器検出位置を前記ユーザの初期位置に設定し、前記電子機器検出位置から前記第1距離以内に前記入力履歴地点があって、前記第1距離よりも短い第2距離以内には前記入力履歴地点がない場合には、前記ユーザに前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することへの確認を行った後に前記第1距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定し、前記電子機器検出位置から前記第2距離以内に前記入力履歴地点がある場合には、前記確認を行わずに前記第2距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することを特徴とする。
尚、「地点」には、住所や座標により特定される地図上の点に加えて、施設等も含む。
また、電子機器をユーザが所持していれば、電子機器の現在位置がユーザの現在位置にも相当し、ユーザの初期位置は電子機器の初期位置にも相当する。
また、請求項に係るコンピュータプログラムは、請求項に記載のコンピュータプログラムであって、前記電子機器を、前記ユーザ(5)の操作に基づいて前記ユーザの自宅を含む所定の地点を登録地点として登録する地点登録手段と、して更に機能させ、前記入力履歴地点は、前記登録地点であることを特徴とする。
また、請求項に係るコンピュータプログラムは、請求項に記載のコンピュータプログラムであって、前記電子機器を、前記ナビゲーションアプリにおいて過去に目的地に設定された地点の履歴である目的地履歴を取得する目的地履歴取得手段と、して更に機能させ、前記入力履歴地点は、前記目的地履歴に含まれる地点であることを特徴とする。
また、請求項に係るコンピュータプログラムは、請求項に記載のコンピュータプログラムであって、前記電子機器を、前記ナビゲーションアプリにおいて直近に目的地に設定された地点である直近目的地を取得する直近目的地取得手段と、して更に機能させ、前記入力履歴地点は、前記直近目的地であることを特徴とする。
また、請求項に係るコンピュータプログラムは、請求項に記載のコンピュータプログラムであって、前記電子機器を、前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に前記ユーザが到着したか否かを判定する到着判定手段と、して更に機能させ、
記到着判定手段によって前記直近目的地に前記ユーザ(5)が到着したと判定された後に、前記入力履歴地点を前記直近目的地とすることを特徴とする
また、請求項に係るコンピュータプログラムは、請求項に記載のコンピュータプログラムであって、前記到着判定手段は、前記ユーザ(5)から前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地までの距離が所定距離以内となった場合に、前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に前記ユーザが到着したと判定することを特徴とする。
また、請求項に係るコンピュータプログラムは、請求項に記載のコンピュータプログラムであって、前記到着判定手段は、前記ユーザ(5)が前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に到着するまでの所要時間が所定時間以内となった場合に、前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に前記ユーザが到着したと判定することを特徴とする。
また、請求項に係るコンピュータプログラムは、請求項1乃至請求項のいずれかに記載のコンピュータプログラムであって、前記初期位置設定手段は、前記入力履歴地点が提携駐車場を有する施設である場合には、前記入力履歴地点として前記入力履歴地点の提携駐車場を前記ユーザ(5)の初期位置に設定することを特徴とする。
また、請求項9に係る電子機器の制御方法は、ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器(1)の制御方法であって、入力地点取得手段が、ユーザ(5)の操作に基づいて過去に前記電子機器に入力された地点を入力履歴地点として取得するステップと、位置取得手段が、前記電子機器の位置を検出した検出結果を取得するステップと、初期位置設定手段が、前記ナビゲーションアプリが起動された場合に、前記ナビゲーションアプリが起動された時点で検出された前記電子機器の位置である電子機器検出位置と前記入力履歴地点とに基づいて、起動後の前記ナビゲーションアプリにおいて地図上に特定される前記ユーザの初期位置を設定するステップと、を有し、前記初期位置設定手段は、前記電子機器検出位置から第1距離以内に前記入力履歴地点がない場合には、前記電子機器検出位置を前記ユーザの初期位置に設定し、前記電子機器検出位置から前記第1距離以内に前記入力履歴地点があって、前記第1距離よりも短い第2距離以内には前記入力履歴地点がない場合には、前記ユーザに前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することへの確認を行った後に前記第1距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定し、前記電子機器検出位置から前記第2距離以内に前記入力履歴地点がある場合には、前記確認を行わずに前記第2距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することを特徴とする。
更に、請求項10に係る電子機器(1)は、ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器であって、ユーザ(5)の操作に基づいて過去に前記電子機器に入力された地点を入力履歴地点として取得する入力地点取得手段(21)と、前記電子機器の位置を検出した検出結果を取得する位置取得手段と、前記ナビゲーションアプリが起動された場合に、前記ナビゲーションアプリが起動された時点で検出された前記電子機器の位置である電子機器検出位置と前記入力履歴地点とに基づいて、起動後の前記ナビゲーションアプリにおいて地図上に特定される前記ユーザの初期位置を設定する初期位置設定手段(21)と、を有し、前記初期位置設定手段は、前記電子機器検出位置から第1距離以内に前記入力履歴地点がない場合には、前記電子機器検出位置を前記ユーザの初期位置に設定し、前記電子機器検出位置から前記第1距離以内に前記入力履歴地点があって、前記第1距離よりも短い第2距離以内には前記入力履歴地点がない場合には、前記ユーザに前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することへの確認を行った後に前記第1距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定し、前記電子機器検出位置から前記第2距離以内に前記入力履歴地点がある場合には、前記確認を行わずに前記第2距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に記載のコンピュータプログラムによれば、ナビゲーションアプリが起動された場合に、ユーザの操作に基づいて過去に電子機器に入力された入力履歴地点を、起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定させるので、ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することが可能となる。その結果、起動直後のナビゲーションアプリにおいて正確なユーザの現在位置を案内することや、目的地までの正確な経路を探索することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、ナビゲーションアプリが起動された場合に、電子機器の現在位置を検出させ、検出された電子機器の現在位置の所定距離以内に入力履歴地点がある場合に、該入力履歴地点を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定させるので、ナビゲーションアプリの起動時における電子機器と入力履歴地点の位置関係に基づいて、ユーザの初期位置に設定するのに適切な入力履歴地点をユーザの初期位置に設定することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、自宅等の登録地点がある場合に、該登録地点を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザが登録地点に位置する可能性が高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、過去にナビゲーションアプリで設定された目的地がある場合に、該目的地を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザが過去に設定された目的地に位置する可能性が高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、直近にナビゲーションアプリで設定された目的地がある場合に、該目的地を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザが直近に設定された目的地に位置する可能性が高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、直近にナビゲーションアプリで設定され、且つユーザが到着したと判定された目的地がある場合に、該目的地を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザが直近に設定された目的地に位置する可能性が特に高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、ユーザからナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地までの距離が所定距離以内となった場合に、ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地にユーザが到着したと判定するので、直近目的地にユーザが到着しているか否かを正確に判定することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、ユーザがナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に到着するまでの所要時間が所定時間以内となった場合に、ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地にユーザが到着したと判定するので、直近目的地にユーザが到着しているか否かを正確に判定することが可能となる。
また、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、入力履歴地点が提携駐車場を有する施設である場合には、該入力履歴地点の提携駐車場をユーザの初期位置に設定するので、提携駐車場を有する大型の施設であった場合であっても、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することが可能となる。
また、請求項に記載の電子機器の制御方法によれば、ナビゲーションアプリが起動された場合に、ユーザの操作に基づいて過去に電子機器に入力された入力履歴地点を、起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することが可能となる。その結果、起動直後のナビゲーションアプリにおいて正確なユーザの現在位置を案内することや、目的地までの正確な経路を探索することが可能となる。
更に、請求項10に記載の電子機器によれば、ナビゲーションアプリが起動された場合に、ユーザの操作に基づいて過去に電子機器に入力された入力履歴地点を、起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することが可能となる。その結果、起動直後のナビゲーションアプリにおいて正確なユーザの現在位置を案内することや、目的地までの正確な経路を探索することが可能となる。
本実施形態に係るナビゲーションシステムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る通信端末の構成を示したブロック図である。 通信端末のディスプレイに表示されるトップ画面を示した図である。 通信端末のディスプレイに表示されるナビゲーション画面を示した図である。 本実施形態に係るナビゲーションアプリ起動処理プログラムのフローチャートである。 GPSにより検出した通信端末の現在位置と自宅との位置関係を示した図である。 GPSにより検出した通信端末の現在位置の周辺に位置する自宅に対して、ユーザの初期位置を設定する例を示した図である。
以下、本発明に係る電子機器についてナビゲーションアプリがインストールされた通信端末1に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る通信端末1を含むナビゲーションシステム2の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーションシステム2を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係るナビゲーションシステム2は、サーバ3を備えた情報センタ4と、ユーザ5が所有する通信端末1とから基本的に構成されている。尚、通信端末1としては例えば携帯電話機、PDA、スマートフォン、PC等がある。また、ユーザ5は車両以外の移動手段(例えば電車、自転車、徒歩等)による移動中であっても良いし、移動していない状態であっても良い。また、情報センタ4と通信端末1とは通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。
ここで、情報センタ4は、地図情報や交通情報を記憶したDBを備え、通信端末1から要求があった場合に、該当するエリアの地図情報や交通情報を通信端末1に対して配信する。また、通信端末1から経路探索の要求があった場合には、指定された出発地から目的地までの経路探索を行い、探索された案内経路に関する情報を通信端末1に対して配信する。尚、経路探索の要求があった場合には、該当する地図情報や交通情報のみを通信端末1に対して配信し、経路探索処理については通信端末1で実行させる構成としても良い。また、地図情報は情報センタ4から通信端末1に配信するのではなく、通信端末1の有する記憶手段(メモリ等)に予め記憶させる構成としても良い。
一方、通信端末1は、GPS等の通信端末1の現在位置(即ちユーザ5の現在位置)を特定する為の機能を備えた情報通信端末が用いられ、例えば携帯電話機、PDA、スマートフォン、PC等が該当する。また、通信端末1にはナビゲーションアプリがインストールされている。ここで、ナビゲーションアプリは、後述するようにトップ画面(図3参照)において起動アイコンが選択された場合に起動され、通信端末1においてナビゲーション機能(以下、ナビ機能という)を実行するアプリケーションである。ナビ機能としては、サーバ3から取得したりメモリに格納された地図情報や交通情報に基づいて通信端末1(ユーザ5)の現在位置周辺の地図画像や交通情報を表示したり、表示された地図画像中において通信端末1(ユーザ5)の現在位置を表示したり、設定された出発地から目的地までの経路の探索及び案内をしたり、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に最初に特定される通信端末1(ユーザ5)の現在位置(以下、初期位置という)をより正確な位置へと設定(補正)する機能等がある。また、通信端末1は、後述の送受信回路部(RF)13を介して通信ネットワーク網6に接続され、情報センタ4と双方向通信可能に構成されている。尚、ナビゲーションアプリは、上記ナビ機能の全てを必ずしも備えている必要はなく、少なくとも通信端末1(ユーザ5)の初期位置の設定に関するナビ機能を有していれば本願発明を構成することが可能である。また、通信端末1の詳細については後述する。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。
ここで、基地局は通信端末1との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある通信端末1の通信を情報センタ4との間で中継する役割を持つ。
次に、ユーザ5の有する通信端末1の概略構成について図2を用いて説明する。図2は本実施形態に係る通信端末1の制御系を模式的に示すブロック図である。
図2に示すように通信端末1はデータバスBUSに、CPU11と、通信端末1を所持するユーザ5に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)や地図情報等が記憶されたメモリ12と、通信ネットワーク網6の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)13と、送受信回路部13において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部14と、マイクロホン15及びスピーカ16等とのインターフェイスである入出力部17と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ18と、タッチパネルやキーボード等から構成される入力操作部19と、GPS20とが接続されることにより構成されている。
ここで、通信端末1に内蔵されるCPU11は、メモリ12に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する通信端末1の制御手段であり、メモリ12とともに通信端末ECU21を構成する。また、通信端末ECU21の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ18に表示される。尚、通信端末ECU21は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、入力地点取得手段は、ユーザの操作に基づいて過去に通信端末1に入力された地点を入力履歴地点として取得する。初期位置設定手段は、ナビゲーションアプリが起動された場合に、前記入力履歴地点を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定する。
また、メモリ12は通信端末1を所持するユーザ5に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)や地図情報の他、インストールされたアプリケーションプログラム、自宅等のユーザにより登録された任意の地図上の地点(施設を含む)であるメモリ地点、ナビゲーションアプリにおいて過去に目的地に設定された地点の履歴である目的地履歴、後述のナビゲーションアプリ起動処理プログラム(図5参照)等が記憶された記憶媒体である。尚、地図情報はメモリ12に記憶せずにサーバから通信により取得する構成としても良い。また、メモリ12は、ハードディスク、メモリーカード、CDやDVD等の光ディスク等により構成しても良い。
また、ディスプレイ18は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、通信端末1にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面、ナビゲーション画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。特に、ナビゲーションアプリを実行した場合に表示されるナビゲーション画面では、道路を含む地図画像、交通情報、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報等についても表示される。
ここで、図3は特にディスプレイ18に表示されるトップ画面25の一例について示した図である。トップ画面25は通信端末1の電源をONした後にディスプレイ18に表示され、通信端末1にインストールされている各種アプリケーションを実行する為の操作を受け付ける基本操作画面であり、ホーム画面やデスクトップ等が相当する。
図3に示すように、トップ画面25には、複数の起動アイコン26〜28が配置されている。起動アイコン26〜28は、通信端末1にインストールされているアプリケーションを起動させる為に操作されるアイコンであり、ユーザによって起動アイコン26〜28が操作される(例えばタッチパネルによりタッチされる)と、操作された起動アイコン26〜28に対応したアプリケーションの起動が開始される。例えば、図3に示す例では、通信端末1に対してナビゲーションアプリとインターネットブラウザアプリとメールアプリがインストールされている場合のトップ画面25を示す。そして、起動アイコン26が操作されると、ナビゲーションアプリが起動される。また、起動アイコン27が操作されると、インターネットブラウザアプリが起動される。また、起動アイコン28が操作されると、メールアプリが起動される。
また、図4はトップ画面25において特にナビゲーションアプリを起動させる為の起動アイコン26が操作された場合に、ディスプレイ18に表示されるナビゲーション画面29の一例について示した図である。
図4に示すように、ナビゲーション画面29には、通信端末1周辺の地図画像30と、通信端末1(即ちユーザ5)の地図上に特定された現在位置を示す現在位置マーク31が表示される。また、地点登録や経路探索を行う際等に操作される各種操作ボタン32〜34についても表示される。また、現在位置周辺の渋滞情報や交通規制等の交通情報(例えば、図4に示す例では工事による通行規制を示すマーク35)についても表示される。更に、通信端末1において目的地までの案内経路が設定された場合には、地図画像上で案内経路に沿って描かれた案内経路線や、目的地の位置を示す目的地マークについても表示される。そして、ユーザはディスプレイ18に表示されたナビゲーション画面29を参照することによって、ユーザ周辺の道路形状や交通状況、目的地までの経路等を把握することが可能となる。
また、入力操作部19は、ディスプレイ18の前面に設けられたタッチパネルによって構成されている。そして、通信端末ECU21は、タッチパネルの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。特に本実施形態では、上述したトップ画面25における起動アイコン26〜28の操作や、起動されたアプリケーションでの各種選択及び入力操作等に用いられる。尚、入力操作部19は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS20は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置及び現在時刻を検出可能とする。また、GPS20以外にも通信端末1の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
続いて、前記構成を有する通信端末1においてCPU11が実行するナビゲーションアプリ起動処理プログラムについて図5に基づき説明する。図5は本実施形態に係るナビゲーションアプリ起動処理プログラムのフローチャートである。ここで、ナビゲーションアプリ起動処理プログラムは、通信端末1の電源がONされた後に所定間隔で実行され、通信端末1にインストールされたナビゲーションアプリを起動するとともに、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定される通信端末1(即ちユーザ5)の初期位置を設定するプログラムである。また、以下の図5にフローチャートで示されるプログラムは、通信端末1が備えるメモリ12等に記憶されており、CPU11により実行される。
先ず、ナビゲーションアプリ起動処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU11は、ディスプレイ18に対してトップ画面25(図3参照)を表示する。尚、トップ画面25には、通信端末1にインストールされているアプリケーションを起動させる為の起動アイコン26〜28が表示される。
次に、S2においてCPU11は、ナビゲーションアプリの起動を開始する為の所定の操作を受け付けたか否かを判定する。具体的には、トップ画面25(図3参照)に表示されたアイコンの内、ナビゲーションアプリの起動が対応付けられた起動アイコン26が選択操作(例えばタッチパネルによりタッチ)された場合に、ナビゲーションアプリの起動を開始する為の所定の操作を受け付けたと判定する。
そして、ナビゲーションアプリの起動を開始する為の所定の操作を受け付けたと判定された場合(S2:YES)には、S3へと移行する。それに対して、ナビゲーションアプリの起動を開始する為の所定の操作を受け付けていないと判定された場合(S2:NO)には、当該ナビゲーションアプリ起動処理プログラムを終了する。
S3においてCPU11は、ナビゲーションアプリの起動処理を実行する。その結果、所定時間(例えば5sec)経過した後に起動処理が完了し、図4に示すようなナビゲーション画面29がディスプレイ18に表示される。尚、起動直後のナビゲーション画面29に表示される現在位置マーク31は、後述のS7又はS9において設定された初期位置に対して表示される。その後、ユーザはナビゲーション画面29に表示された各種操作ボタン32〜34等を改めて操作することによって、経路探索や施設検索等のナビ機能を実行することが可能となる。
次に、S4においてCPU11は、ユーザの操作に基づいて過去に通信端末1に入力された地点(以下、入力履歴地点という)を取得する。ここで、入力履歴地点としては、例えば自宅等の予めユーザによって登録された地点(施設を含む)であるメモリ地点や、ナビゲーションアプリにおいて過去に目的地に設定された地点(施設を含む)である目的地履歴がある。メモリ地点や目的地履歴はメモリ12に記憶されており、CPU11はメモリ12からメモリ地点や目的地履歴を読み出すことによって入力履歴地点を取得する。
尚、目的地履歴に含まれる全ての地点を入力履歴地点とするのではなく、目的地履歴に記憶された目的地の内、最も直近に設定された目的地(以下、直近目的地という)のみを入力履歴地点としても良い。また、直近目的地であって、且つユーザが到着したと判定された直近目的地のみを入力履歴地点としても良い。尚、ユーザがナビゲーションアプリにおいて設定された目的地に到着したと判定される条件としては例えば以下の条件(A)〜(C)が有る。
(A)ナビゲーションアプリにおいて目的地に到着したことを報知する案内が出力された場合。
(B)ユーザから目的地までの距離が所定距離(例えば500m)以内となった場合。
(C)ユーザが目的地に到着するまでの所要時間が所定時間(例えば1分)以内となった場合。
上記(A)〜(C)のいずれか一方又は複数の条件を満たした場合に、ユーザがナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に到着したと判定される。
その後、S5においてCPU11は、通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置を取得する。尚、前記S4の現在位置の取得は、通信端末1に内蔵されたGPS20を用いて行う。また、現在位置の取得には、GPS20以外の装置やセンサを用いても良い。
続いて、S6においてCPU11は、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置から500m以内に、入力履歴地点が有るか否か判定する。尚、前記S6の判定基準となる距離は500m以外の距離(例えば300mや800m)に設定することも可能である。GPS20の精度に応じた適当な距離を設定することが望ましい。
そして、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置から500m以内に入力履歴地点が有ると判定された場合(S6:YES)には、S8へと移行する。それに対して、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置から500m以内に入力履歴地点が無いと判定された場合(S6:NO)には、S7へと移行する。
S7においてCPU11は、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置を初期位置に設定する。尚、初期位置は、前記したようにナビゲーションアプリの起動後において地図上に最初に特定される通信端末1(ユーザ5)の現在位置である。そして、起動直後のナビゲーションアプリでは、地図画像30とともに前記S7で設定された初期位置に現在位置マーク31を表示したナビゲーション画面29がディスプレイ18に対して表示される(図4)。それによってユーザは地図上における現在位置を特定することが可能となる。また、その後に経路探索を行う場合には、前記S7で設定された初期位置を出発地として経路探索が行われる。
一方、S8においてCPU11は、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置から100m以内に、入力履歴地点が有るか否か判定する。尚、前記S8の判定基準となる距離は100m以外の距離(例えば50mや150m)に設定することも可能である。GPS20の精度に応じた適当な距離を設定することが望ましい。
そして、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置から100m以内に入力履歴地点が有ると判定された場合(S8:YES)には、S9へと移行する。それに対して、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置から100m以内に入力履歴地点が無いと判定された場合(S8:NO)には、S10へと移行する。
S9においてCPU11は、前記S8で現在位置から100m以内にあると判定された入力履歴地点を初期位置に設定する。尚、初期位置は、前記したようにナビゲーションアプリの起動後において地図上に最初に特定される通信端末1(ユーザ5)の現在位置である。例えば、図6に示す例では、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置41から100m以内に、入力履歴地点の1つであるユーザの自宅42が有るので、自宅42が初期位置に設定されることとなる。また、該当する入力履歴地点が複数ある場合には、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置に最も近い位置にある入力履歴地点や優先順位の最も高い地点(例えば自宅)を初期位置に設定するのが望ましい。そして、起動直後のナビゲーションアプリでは、地図画像30とともに前記S9で設定された初期位置に現在位置マーク31を表示したナビゲーション画面29がディスプレイ18に対して表示される(図4)。即ち、前記S9の処理を行うことによって、起動直後にナビゲーション画面29に表示される現在位置マーク31の位置がGPS20により検出された位置から、より適切な位置へと補正されることとなるので、正確なユーザの現在位置の案内が可能となる。また、その後に経路探索を行う場合には、前記S9で設定された初期位置を出発地として経路探索が行われるので、より正確な経路の探索が可能となる。
例えば、図7に示す例では、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置41から100m以内に、入力履歴地点の1つであるユーザの自宅42が有るので、自宅42へと通信端末1(ユーザ5)の初期位置43が設定される。図7に示す例では、GPS20により検出したユーザの位置と自宅の位置が極めて近いので、GPS20の精度が低い為に、ユーザが自宅42にいるにもかかわらず、自宅以外の位置(現在位置41)にユーザの現在位置が誤って検出されていると推定する。そこで、前記S9においてCPU11は、実際のユーザの現在位置である自宅42へとユーザの現在位置を補正する処理を行うこととなる。そして、補正された位置をナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定される通信端末1(ユーザ5)の初期位置とすることによって、ナビゲーションアプリを起動させた直後において、地図上に特定されるユーザの位置(即ち、ナビゲーションアプリにおいて案内されるユーザの位置)と実際のユーザの位置とが大きく異なることを防止できる。
また、前記S8で現在位置から100m以内にあると判定された入力履歴地点が、提携駐車場を有する施設である場合には、入力履歴地点の提携駐車場を初期位置に設定しても良い。
一方、S10においてCPU11は、初期位置を前記S6で現在位置から500m以内にあると判定された入力履歴地点に変更するか否かをユーザに確認する文章又は音声を出力する。例えば、現在位置から500m以内に自宅がある場合には、『自宅に現在地を変更して宜しいですか?』との文章又は音声を出力する。更に、前記S6で現在位置から500m以内にあると判定された入力履歴地点が複数ある場合には、いずれの入力履歴地点に変更するかを確認するようにしても良い。
その後、S11においてCPU11は、前記S10の確認の文章又は音声の出力に対するユーザの回答が、初期位置を前記S6で現在位置から500m以内にあると判定された入力履歴地点に変更することを選択した回答であるか否かを判定する。尚、ユーザは入力操作部19による操作によって回答しても良いし、音声認識システムを用いて音声により回答しても良い。
そして、初期位置を入力履歴地点に変更することをユーザが選択した場合(S11:YES)には、S9へと移行する。そして、前記S6で現在位置から500m以内にあると判定された入力履歴地点を初期位置に設定する。
一方、初期位置を変更しないことをユーザが選択した場合(S11:NO)には、S7へと移行する。そして、前記S5で取得された通信端末1(即ちユーザ5)の現在位置を初期位置に設定する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る通信端末1、通信端末1の制御方法及び通信端末1において実行されるコンピュータプログラムでは、ナビゲーションアプリが起動された場合に、通信端末1の現在位置を検出し(S5)、検出された通信端末1の現在位置の所定距離以内に入力履歴地点がある場合に、該入力履歴地点を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定する(S9)ので、ナビゲーションアプリがインストールされた通信端末1において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することが可能となる。その結果、起動直後のナビゲーションアプリにおいて正確なユーザの現在位置を案内することや、目的地までの正確な経路を探索することが可能となる。また、ナビゲーションアプリの起動時における電子機器と入力履歴地点の位置関係に基づいて、ユーザの初期位置に設定するのに適切な入力履歴地点をユーザの初期位置に設定することが可能となる。
また、検出された通信端末1の現在位置の所定距離以内に自宅等のメモリ地点がある場合に、該メモリ地点を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザがメモリ地点に位置する可能性が高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、検出された通信端末1の現在位置の所定距離以内に過去にナビゲーションアプリで設定された目的地がある場合に、該目的地を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザが過去に設定された目的地に位置する可能性が高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、検出された通信端末1の現在位置の所定距離以内に直近にナビゲーションアプリで設定された目的地がある場合に、該目的地を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザが直近に設定された目的地に位置する可能性が高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、検出された通信端末1の現在位置の所定距離以内に直近にナビゲーションアプリで設定され、且つユーザが到着したと判定された目的地がある場合に、該目的地を起動後のナビゲーションアプリにおいて地図上に特定されるユーザの初期位置に設定するので、ナビゲーションアプリを起動させたユーザが直近に設定された目的地に位置する可能性が特に高い状況において、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置を正確に設定することが可能となる。
また、ナビゲーションアプリにおいて目的地に到着したことを報知する案内が出力された場合に、ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地にユーザが到着したと判定するので、直近目的地にユーザが到着しているか否かを正確に判定することが可能となる。
また、ユーザからナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地までの距離が所定距離以内となった場合に、ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地にユーザが到着したと判定するので、直近目的地にユーザが到着しているか否かを正確に判定することが可能となる。
また、ユーザがナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に到着するまでの所要時間が所定時間以内となった場合に、ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地にユーザが到着したと判定するので、直近目的地にユーザが到着しているか否かを正確に判定することが可能となる。
また、入力履歴地点が提携駐車場を有する施設である場合には、該入力履歴地点の提携駐車場をユーザの初期位置に設定するので、提携駐車場を有する大型の施設であった場合であっても、ナビゲーションアプリの起動後において地図上に特定されるユーザの初期位置と実際のユーザの現在位置との間に生じるズレを解消することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態ではナビゲーションアプリ起動処理プログラム(図5参照)のS1〜S11の処理を通信端末1が実行する構成としているが、情報センタ4が一部または全部の処理を実行する構成としても良い。
また、ナビゲーションアプリ起動処理プログラム(図5参照)の内、S5〜S8、S10、S11の処理については実行しない構成としても良い。その場合には、前記S4で取得された入力履歴地点を初期位置に設定する(S9)構成となる。但し、入力履歴地点が複数ある場合には、適宜選択された入力履歴地点を初期位置に設定するように構成することが望ましい。例えば、通信端末1の現在位置に最も近い入力履歴地点を初期位置に設定したり、通信端末1において直近に入力された入力履歴地点を初期位置に設定するように構成することが可能である。
また、本実施形態では、通信端末1の操作手段としてタッチパネルを用い、トップ画面25に表示されたアイコンをタッチ操作することによってナビゲーションアプリの起動を行う構成としているが、タッチパネル以外の操作手段(例えば、マウス、ボタン、十字キー、キーボード)等によりアイコンを操作しても良い。
また、本実施形態では、通信端末1に内蔵されたGPS20によって通信端末1の現在位置を検出する構成としているが、GPS20以外の手段を用いて通信端末1の現在位置を検出する構成としても良い。
また、本実施形態では、入力履歴地点として自宅等の予めユーザによって登録された地点(施設を含む)であるメモリ地点や、ナビゲーションアプリにおいて過去に目的地に設定された地点(施設を含む)である目的地履歴を用いているが、ユーザの操作に基づいて過去に通信端末1に入力された地点であれば他の地点であっても良い。例えば、ユーザが過去に地点検索を行った地点であっても良い。
また、本実施形態では、アプリケーションプログラムを起動する度に、通信端末1の現在位置周辺に入力履歴地点が有るか否かを判定し、入力履歴地点が有る場合には該入力履歴地点に初期位置を設定することとしているが、特定のナビゲーションアプリの起動方法が行われた場合(例えばショートカットアイコンによる起動がされた場合)にのみ、上記入力履歴地点への初期位置の設定処理を行うこととしても良い。
1 通信端末
2 ナビゲーションシステム
3 サーバ
4 情報センタ
5 ユーザ
11 CPU
12 メモリ
21 通信端末ECU
25 トップ画面
26〜28 起動アイコン
29 ナビゲーション画面

Claims (10)

  1. ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器を、
    ユーザの操作に基づいて過去に前記電子機器に入力された地点を入力履歴地点として取得する入力地点取得手段と、
    前記電子機器の位置を検出した検出結果を取得する位置取得手段と、
    前記ナビゲーションアプリが起動された場合に、前記ナビゲーションアプリが起動された時点で検出された前記電子機器の位置である電子機器検出位置と前記入力履歴地点とに基づいて、起動後の前記ナビゲーションアプリにおいて地図上に特定される前記ユーザの初期位置を設定する初期位置設定手段と、
    して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
    前記初期位置設定手段は、
    前記電子機器検出位置から第1距離以内に前記入力履歴地点がない場合には、前記電子機器検出位置を前記ユーザの初期位置に設定し、
    前記電子機器検出位置から前記第1距離以内に前記入力履歴地点があって、前記第1距離よりも短い第2距離以内には前記入力履歴地点がない場合には、前記ユーザに前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することへの確認を行った後に前記第1距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定し、
    前記電子機器検出位置から前記第2距離以内に前記入力履歴地点がある場合には、前記確認を行わずに前記第2距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することを特徴とするコンピュータプログラム。
  2. 前記電子機器を、前記ユーザの操作に基づいて前記ユーザの自宅を含む所定の地点を登録地点として登録する地点登録手段と、して更に機能させ、
    前記入力履歴地点は、前記登録地点であることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記電子機器を、前記ナビゲーションアプリにおいて過去に目的地に設定された地点の履歴である目的地履歴を取得する目的地履歴取得手段と、して更に機能させ、
    前記入力履歴地点は、前記目的地履歴に含まれる地点であることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記電子機器を、前記ナビゲーションアプリにおいて直近に目的地に設定された地点である直近目的地を取得する直近目的地取得手段と、して更に機能させ、
    前記入力履歴地点は、前記直近目的地であることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記電子機器を、前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に前記ユーザが到着したか否かを判定する到着判定手段と、して更に機能させ、
    前記到着判定手段によって前記直近目的地に前記ユーザが到着したと判定された後に、前記入力履歴地点を前記直近目的地とすることを特徴とする請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記到着判定手段は、前記ユーザから前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地までの距離が所定距離以内となった場合に、前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に前記ユーザが到着したと判定することを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記到着判定手段は、前記ユーザが前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に到着するまでの所要時間が所定時間以内となった場合に、前記ナビゲーションアプリにおいて設定されている目的地に前記ユーザが到着したと判定することを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記初期位置設定手段は、前記入力履歴地点が提携駐車場を有する施設である場合には、前記入力履歴地点として前記入力履歴地点の提携駐車場を前記ユーザの初期位置に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  9. ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器の制御方法であって、
    入力地点取得手段が、ユーザの操作に基づいて過去に前記電子機器に入力された地点を入力履歴地点として取得するステップと、
    位置取得手段が、前記電子機器の位置を検出した検出結果を取得するステップと、
    初期位置設定手段が、前記ナビゲーションアプリが起動された場合に、前記ナビゲーションアプリが起動された時点で検出された前記電子機器の位置である電子機器検出位置と前記入力履歴地点とに基づいて、起動後の前記ナビゲーションアプリにおいて地図上に特定される前記ユーザの初期位置を設定するステップと、を有し、
    前記初期位置設定手段は、
    前記電子機器検出位置から第1距離以内に前記入力履歴地点がない場合には、前記電子機器検出位置を前記ユーザの初期位置に設定し、
    前記電子機器検出位置から前記第1距離以内に前記入力履歴地点があって、前記第1距離よりも短い第2距離以内には前記入力履歴地点がない場合には、前記ユーザに前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することへの確認を行った後に前記第1距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定し、
    前記電子機器検出位置から前記第2距離以内に前記入力履歴地点がある場合には、前記確認を行わずに前記第2距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することを特徴とする電子機器の制御方法。
  10. ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器であって、
    ユーザの操作に基づいて過去に前記電子機器に入力された地点を入力履歴地点として取得する入力地点取得手段と、
    前記電子機器の位置を検出した検出結果を取得する位置取得手段と、
    前記ナビゲーションアプリが起動された場合に、前記ナビゲーションアプリが起動された時点で検出された前記電子機器の位置である電子機器検出位置と前記入力履歴地点とに基づいて、起動後の前記ナビゲーションアプリにおいて地図上に特定される前記ユーザの初期位置を設定する初期位置設定手段と、を有し、
    前記初期位置設定手段は、
    前記電子機器検出位置から第1距離以内に前記入力履歴地点がない場合には、前記電子機器検出位置を前記ユーザの初期位置に設定し、
    前記電子機器検出位置から前記第1距離以内に前記入力履歴地点があって、前記第1距離よりも短い第2距離以内には前記入力履歴地点がない場合には、前記ユーザに前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することへの確認を行った後に前記第1距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定し、
    前記電子機器検出位置から前記第2距離以内に前記入力履歴地点がある場合には、前記確認を行わずに前記第2距離以内にあると判定された前記入力履歴地点を前記ユーザの初期位置に設定することを特徴とする電子機器。
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