JP5903592B2 - 電力変換システム - Google Patents

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Description

本発明は、発電機の発電電力を交流電力に変換して、この交流電力を複数の需要家へ供給する電力変換システムに関する。
従来より、共通の発電機(例えば、太陽電池、燃料電池、風力発電機など)の発電電力を所定の分配比率で複数の需要家へ分配する電力変換システムが提案されている(特許文献1)。
特開2003−134672号公報
このような電力変換システムは、例えば、集合住宅において共同の発電機を設けたい場合や、近隣の複数の需要家が共同の発電機を設けたい場合に、出資比率などに応じて予め定めた分配比率を用いて発電機を利用するものであった。
この電力変換システムは、発電機として太陽電池を備え、太陽電池の発電電力をインバータ回路により交流電力に変換する。変換された交流電力は、インバータ回路の出力側より分岐する分岐配線を利用して各需要家へ分配される。夫々の需要家に接続される分岐配線には電力制御器が設けられており、電力を分配する際にはこの電力制御器により分岐配線に流れる電力をオン/オフ制御して、夫々の需要家に上述の分配比率の電力を分配している。このように分岐配線を用いて各需要家へ電力を分配する場合、インバータ回路も共用することができるため、装置を安価に構成することができる。
しかしながら、従来の電力変換システムのように、インバータ回路の出力側より分岐する分岐配線を利用して各需要家へ電力を分配する場合は、需要家にて利用される負荷が少し変動するだけでも需要家に供給される電力が変動してしまうため、予め定めた分配比率により需要家に電力を分配することは難しく、電力の分配に不公平が生じるおそれがあった。
本発明は上述の問題に鑑みて成された発明であり、システムを安価に構成しつつも電力の分配による際の不公平を抑制することができる電力変換システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電力変換システムは、直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を有し、当該インバータ回路から出力される前記交流電力を複数の需要家へ供給する電力変換システムにおいて、一端を前記インバータ回路の出力側に接続し他端を前記複数の需要家へ夫々接続される複数の分岐配線と、前記分岐配線に夫々介在し前記分岐配線の線路の接続/開放を行う開閉器と、を備え、複数の前記開閉器を予め定めた順に接続/解放を行うことにより前記交流電力を順に前記複数の需要家へ供給し、接続状態の開閉器に接続される需要家に供給される前記交流電力の電力量が所定値になった場合に、接続状態の開閉器を開放して次の順の開閉器を接続することを特徴とする。
本発明によれば、分岐配線を用いて各需要家へ電力を分配し、インバータ回路を共用する安価な構成を用いて、順に複数の需要家に交流電力を供給するようにした。また、需要家に供給される交流電力の電力量が所定値になった場合に、この需要家に接続される接続状態の開閉器を開放して次の順の開閉器を接続するようにした。これにより、交流電力を予め定めた分配比率の電力量にて各需要家へ供給することができるため、システムを安価に構成しつつも電力の分配による際の不公平を抑制することができる。
また、上述の発明において、前記所定値は、夫々の需要家毎に定められることを特徴とする。
また、上述の発明において、前記需要家に対して、該需要家に接続される前記開閉器が閉じられて前記交流電力の供給が行われる時期を知らせることを特徴とする。
また、上述の発明において、前記分岐配線は、前記需要家へ電力を供給する商用電力系統に接続され、
前記需要家から前記商用電力系統への逆潮流する電力を検出する逆潮流検出器を備え、前記逆潮流検出器により、逆潮流を検出した場合、少なくとも1つの解放状態の開閉器を接続することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記逆潮流を検出した場合に接続する開閉器は、次の順の開閉器であることを特徴とする。
また、本発明の電力分配器は、直流電力を交流電力に変換するインバータ回路に接続され、複数の需要家へ前記交流電力を供給する電力分配器において、一端が前記インバータ回路の出力側に接続され、他端を前記複数の需要家へ夫々接続される複数の分岐配線と、
前記分岐配線に夫々介在し前記分岐配線の線路の接続/開放を行う開閉器と、を備え、
複数の前記開閉器を予め定めた順に接続/解放を行うことにより前記交流電力を順に前記複数の需要家へ供給し、接続状態の開閉器に接続される需要家に供給される前記交流電力の電力量が所定値になった場合に、接続状態の開閉器を開放して次の順の開閉器を接続することを特徴とする。
また、本発明の電力変換システムは直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を有し、当該インバータ回路から出力される交流電力を複数の需要家へ供給する電力変換システムにおいて、一端を前記インバータ回路の出力側に接続し他端を複数の需要家へ夫々接続される複数の分岐配線と、分岐配線に介在し交流電力を供給する需要家を選択する選択器と、を備え、選択器は需要家へ供給される交流電力が所定の条件を満たした際に交流電力を供給する需要家を変えることを特徴とする。
また、上述の発明において、所定の条件は需要家へ供給される交流電力の累積もしくは需要家へ交流電力が供給されている時間であることを特徴とする。
また、上述の発明において、選択器は複数の需要家を選択することが可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、システムを安価に構成しつつも電力の分配による際の不公平を抑制することができる電力変換システムを提供することを目的とする。
電力変換システムの実施例を示す概要図である。 電力変換システムの実施例を示す電気回路図である。 複数の連系用リレーを接続/開放する際の動作フローチャートを示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は電力変換システム1の設置状態を示す概要図である。この図に示すように、商用電力系統4から各需要家2a、2bが夫々交流電力の供給を受けており、この需要家2a、2bに共通の電力変換システム1が配備される。
電力変換システム1は、需要家2a、2bに対して共通の太陽電池3(発電機)から直流電力の供給を受ける。本実施例では、需要家2a、2bは、戸建て家屋で構成されており、需要家2a、bは夫々近隣の家屋である。太陽電池3は、需要家2aの屋根の上に設置され、電力変換システム1は、この建物の1階(需要家2a)の脇に配置される。太陽電池3の発電電力は電力変換システム1に入力され、電力変換システム1は、この発電電力を夫々の需要家2a、2bに分配して供給する。尚、需要家2a〜2cは近隣の戸建て家屋に限らず、例えば、マンションやアパートの様な集合住宅で構成されていてもよい。また、太陽電池3は、需要家2aの屋根の上に設置されるが、需要家2a、2bの近隣に設置するようにしても良い。
ぞれぞれの需要家2a、2bは、分電盤21a、21bを有している。分電盤21a、21bは、商用電力系統3の供給する交流電力と、電力変換装置の供給する交流電力とを入力し、これらの交流電力を重畳して需要家2a、2bの負荷25に供給する。
また、各需要家2a、2bの分電盤21a、21bの商用電力系統3側には、逆潮流検出器22a、22b、買電計23a、23bと買電計24a、24bが夫々設けられている。買電計23a、23bは、商用電力系統3から需要家2a、2bに供給される電力を検出する。検出された電力は、買電電力料金を演算するために用いられる。売電計24a、24bは、需要家2a、2bから商用電力系統3に供給される電力を検出する。検出された電力は、売電電力料金を演算するために用いられる。
このように、各需要家2a、2bには、個別に買電計23a、23bと買電計24a、24bが設けられており、個別に電力会社と電力の売買を行うことができるように構成されている。
逆潮流検出器22a、22bは、需要家2a、2bから商用電力系統4へ逆潮流する電力を検出して電力変換システム1に知らせる。電力変換システム1は、この知らせに基づいて電力変換システム1の動作を制御する。制御内容については後ほど詳述する。
また、需要家2a、2bには夫々表示モニタ26a、26bが備えられており、需要家2a、2bの電力の利用状況等が表示できるようになっている。
次に、電力変換システム1について図面を参照しながら詳細に述べる。図2は、電力変換装システムの電気回路図である。この図に示すように、電力変換システム1は、昇圧回路11、インバータ回路12、連系用リレー13a、13b(開閉器)、制御回路14、入力電流センサ51、入力電圧センサ52、出力電流センサ53a、53b、出力電圧センサ54a、54bを備えている。また、昇圧回路11、インバータ12c、系統連系用リレー13a、13b、制御回路14、入力電流センサ51、入力電圧センサ52、出力電流センサ53a、53b、出力電圧センサ54a、54bは、共通の筺体に収容され、この筺体を配置することにより共通の場所(ここでは需要家2cの脇)にまとめられる。
昇圧回路11は、太陽電池3とインバータ回路12との間に接続され、太陽電池3の電圧を昇圧する。昇圧回路11は、リアクトル、IGBTやFETのようなスイッチ素子、ダイオード回路、及びコンデンサからなる。具体的には、リアクトルとダイオードとを直列に接続して直列回路を形成し、この直列回路のリアクトル側を太陽電池3の正極側に接続する。また、リアクトルとダイオードとの接続点と太陽電池の負極側とをスイッチ素子を介して接続している。また、直列回路のダイオード側と太陽電池の負極側とをコンデンサを介して接続している。昇圧回路11は、スイッチ素子を周期的に導通/遮断し、例えば、この周期毎にスイッチ素子を導通する比率(以後、ON比率)を設定することにより、太陽電池の電圧を所望の昇圧比で昇圧してコンデンサの両端に出力する。
インバータ回路12は、昇圧回路11を介して入力される共通の太陽電池3の発電電力を交流電力に変換する。また、インバータ回路12の出力側には、複数の分岐配線La、Lbの一端が接続されており、分岐配線La、Lbの他端は複数の需要家へ夫々接続されている。これにより、インバータ回路12により変換された交流電力はこの分岐配線La、Lbを介して需要家2a、2bへ供給される。
インバータ回路12は、IGBTやFETのような4つのスイッチ素子によるブリッジ回路と、2つのリアクトルとコンデンサによるフィルタ回路とを有している。インバータ回路12のブリッジ回路は、夫々、直流側が昇圧回路のコンデンサの両端に接続され、交流側がフィルタ回路に接続されている。フィルタ回路は、2つのリアクトルの夫々の一端をコンデンサにより接続し、夫々のリアクトルの他端をブリッジ回路の交流側に接続する。インバータ回路12は、所定のPWM(Pulse Width Modulation)信号を用いて、4つのスイッチ素子を導通/遮断することにより、商用電力系統と同期した波形の交流電力を生成し、需要家2a、2bに供給する。
連系用リレー13a、13bは、分岐配線La、Lbに夫々介在し、分岐配線La、Lbの線路の接続/開放を行う。これにより、接続状態の連系用リレー13a、13bに接続される需要家2a、2bには、インバータ回路12の出力する交流電力が供給され、開放状態の連系用リレー13a、13bに接続される需要家2a、2bには、インバータ回路12の出力する交流電力が遮断されることになる。
連系用リレー13a、13bが動作することによって分岐配線La、Lbの路線が接続/開放して交流電力を供給する需要家を選択する選択器の動作を行っているが、選択器の構成はこれに限るものではなく、共通接点と夫々の需要家へつながる接点とを切り換えるように成した回転式の切換えスイッチを用いて需要家の選択を行うように成してよい。また、需要家は同時に複数が選択されてもよいものである。
入力電流センサ51は、昇圧回路11の入力側に設けられ、太陽電池3から昇圧回路11に入力される直流の入力電流Iiを検出する。入力電圧センサ51は、昇圧回路11の入力側に設けられ、太陽電池3から昇圧回路11に入力される直流の入力電圧を検出する。また、分岐配線La、Lbには、夫々出力電流センサ53a、53bが設けられ、夫々の分岐配線La、Lbの瞬時の出力電流Ioa、Iobを検出する。また、インバータ回路12の出力側には、夫々出力電圧センサ54a、54bが設けられ、夫々のインバータ回路12の瞬時の出力電圧Voa、Vobを検出する。
検出された入力電流Ii、及び入力電圧Viは制御回路に入力される。また、出力電流Ioa、Iob、及び出力電圧Voa、Vobは、制御回路に入力され、過去に入力された出力電流Ioa、Iob、及び出力電圧Voa、Vobを用いて制御回路14内にて、実行値(または平均値)が演算される。以後、出力電流Ioa、Iobの実効値を出力電流Ia、Ibとし、出力電圧Voa、Vobの実効値をVa、Vbとする。入力電流Ii、入力電圧Vi、出力電流Ia、Ib、及び出力電圧Va、Vbは、電力変換システム11の動作の制御に利用される。
制御回路14は、例えば、マイコンから成り、昇圧回路11の動作、インバータ回路12の動作、及び連系用リレー13a、13bの動作の制御を行う。
制御回路14は、昇圧回路11のON比率を、太陽電池3の発電電力(昇圧回路11への入力電力)が最大になるように制御する。具体的には、入力電流センサ51と入力電圧センサ52から得られる入力電流と入力電圧とから、昇圧回路11に入力される太陽電池3の発電電力を演算する。演算した発電電力が、前回演算した発電電力よりも大きい場合は、前回ON比率を変更した方と同じ方にON比率を変更する(前回ON比率を低くした場合再度低くし、前回ON比率を高くした場合は高くする)。また、逆に、前回演算した発電電力よりも小さい場合は、前回ON比率を変更した方と逆の方にON比率を変更する(前回ON比率を低くした場合高くし、前回ON比率を高くした場合は低くする)。
制御回路14は、インバータ回路12のスイッチ素子を導通/遮断するためのPWM信号を生成する。具体的には、制御回路14は、夫々の需要家に供給されている商用系統の電圧を同じとして説明を容易にすると、インバータ回路12の出力電流指令値Itを演算し、検出した出力電流(Ia+Ib)が出力電流指令値に一致するようにインバータ回路12の出力電圧を出力するようなPWM信号を生成する。
制御回路14は、連系用リレー13a、13bを接続/開放するための信号を生成して連系用リレー13a、13bが所望の状態(接続状態or開放状態)になるように制御する。この際、制御回路14は、複数の連系用リレー13a、13bを予め定めた順に接続/解放を行うことにより、インバータ回路13の出力する交流電力を順に複数の需要家2a、2bへ供給する。この際に、制御回路14は、接続状態の連系用リレー13a、13bに接続される需要家に供給される交流電力の電力量が所定値になった場合に、接続状態の開閉器を開放して次の順の開閉器を接続状態にする。尚、選択される需要家は交流電力の電力量に限らず、時間の経過で変えるように構成してもよいものである。
図3に、複数の連系用リレーを接続/開放する際の動作フローチャートを示す。このフローチャートでは便宜上iに数字(1、2・・n)を入れたものを利用する。制御回路14は、連系用リレー13a、13bを順に接続/開放する制御を開始すると、iに1を入力し(ステップS11)、i番目の連系用リレーを接続状態にする(ステップS12)。
次に、制御回路14は、i番目の連系用リレーが介在する分岐配線の電流I[i]を検出し(ステップS13)、この分岐配線に接続される需要家に供給される電力量P[i]を演算する(ステップS14)。電力量P[i]は、電力の積算値なので、P[i]=P[i]+I[i]×V×Tにより求めることができる。ここでVは商用電力系統の電圧を示し、Tは電流I[i]のサンプリングタイムを示す。ただし、Vに変えてi番目の連系用リレーが介在する分岐配線の電圧V[i]を利用することもできる。
演算された電力量P[i]は所定値Pth[i]と比較され、電力量P[i]が所定値Pth[i]よりも大きいか否かを判断する(ステップS15)。P[i]が所定値Pth[i]よりも大きくない場合は、ステップS13へ移行し、P[i]が所定値Pth[i]よりも大きくなるまでステップS13〜ステップS15を繰り返す。P[i]が所定値Pth[i]よりも大きい場合は、i番目の連系リレーを開放し(ステップS16)、電力量P[i]をゼロにリセットして(ステップS17)iに1を加える(ステップS18)。
ステップS18の後、制御回路14は、iがnよりも大きいか否かを判断し(ステップS19)、iがnよりも大きい場合は、n個の需要家に対して一通り電力を供給したことになるので、ステップS11に戻ってiを1にリセットする。そして、ステップS12以降を実行することにより1番目の需要家から再び順に電力を供給することができる。制御回路14は、iがnよりも大きくない場合は、n個の需要家に全て対して電力を供給していないため、ステップS12に戻って次の需要家にインバータ回路12から出力される交流電力を供給する。
本実形態において、連系用リレー13a、13bは2つのため、n=2となり、符号[1]を符号a、符号[2]を符号bとして見れば、連系用リレー13aが1番目に接続状態にされるリレー13[1]、連系用リレー13bが2番目に接続状態にされるリレー13[2]として見ることができる。同様に電流、電圧、電力量などについても符号を置き換えて読むことができる。このようにして、制御回路14は、需要家2a、2bに順にインバータ回路12が出力する交流電力の供給を行う。この際に、所定値Pth[i]の割合は分配される電力量の割合になるので、需要家2a、2bの出資比率等により決定すると良い。これにより、各需要家にたいして公平に電力を分配することができる。
また、制御回路14は、需要家2a、2bの有する表示モニタ26a、26bと通信を行う通信回路としての機能を有する。この通信は、インターネット回線や、シリアル通信回線などを利用することで行うことができる。
また、制御回路14は、この通信機能を利用して、需要家2a、2bに対して、需要家に接続される連系用リレー13a、13bが開放状態である場合に、次にこの連系用リレー13a、13bが閉じられてインバータ回路12が出力する交流電力が供給される時期を知らせる。この時期とは例えば、何番目にインバータ回路12が出力する交流電力の供給が開始されるかであったり、どの位の時間でインバータ回路12が出力する交流電力の供給が開始されるか等である。
何番目にインバータ回路12が出力する交流電力の供給が開始されるかは、上述のフローチャートの説明の際に示したように、制御回路14は何番目の需要家に対して電力を供給しているかを覚えているので、これに基づいて求めることができる。
また、どの位の時間でインバータ回路12が出力する交流電力の供給が開始されるかについては、過去に各需要家にて電力量P[i]がPth[i]に達した時間や、どの程度の時間により現在の電力量が供給されたかを考慮することにより求めることができる。
このようにして、制御回路14は、求められた次にインバータ回路12が出力する交流電力が供給される時期について、各需要家2a、2bに設けられる表示モニタ26a、26bに転送して(知らせて)表示する。
また、制御回路14は、需要家2a、2cの逆潮流検出器22a、22bから、逆潮流を検出した旨の信号を受信可能に構成されている。制御回路14は、この信号を受信すると、少なくとも1つの現在解放状態の連系用リレーを接続状態にして、なるべく複数の需要家2a、2b内にて、インバータ回路12が出力する交流電力を利用することができるように構成されている。これにより、商用電力系統4の買電電力料金よりも、商用電力系統4の売電料金が大きくなった場合など、発電電力を自家消費する方がコストが安くなるような場合に、なるべく複数の需要家2a、2b内でコストの安い電力(太陽電池1の発電電力)を利用することができる。本実施例では需要家は2つであるが3つ以上の場合も同様である。
また、逆潮流を検出した場合に接続する連系用リレーは、次の順の連系用リレーであると良い。そして、制御回路14は、この際に接続した連系用リレーに接続される需要家にインバータ回路12から供給された交流電力の電力量を記憶しておき、順番により次にこの需要家にインバータ回路12から交流電力を供給することになった場合に、この記憶した電力量から電力量の検出を再開すると良い。このようにすることにより、逆潮流を検出した場合(イレギュラー)により供給された電力を考慮しながら順に需要家2a、2bにインバータ回路12の出力する交流電力を供給することができる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、分岐配線La、Lbを用いて各需要家2a、2cへ電力を分配し、インバータ回路12を共用する安価な構成を用いて、順に複数の需要家2a、2bに交流電力を供給するようにした。また、需要家2a、2bに供給される交流電力の電力量が所定値になった場合に、この需要家に接続される接続状態の連系用リレーを開放して次の順の連系用リレーを接続するようにした。これにより、交流電力を予め定めた分配比率の電力量にて各需要家2a、2cへ供給することができるため、システムを安価に構成しつつも電力の分配による際の不公平を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、本実施形態において、電力量P[i]を所定値Pth[i]と比較して、次の需要家にインバータ回路の出力する交流電力を供給するようにしたが、電力量そのものでなくとも、それに準ずるものを利用しても電力量P[i]を利用していると言える。例えば、電力量P[i]に準ずるものとして、電流I[i]の積算値であったり、電流I[i]×Tの積算値であったり、電流I[i]×Vの積算値等を利用することができる。
また、例えば、本実形態において、分岐配線La、Lbや、連系用リレー13a、13bを備えた電力供給システム1の例をあげたが、分岐配線La、Lb、連系用リレー13a、13bを別の筺体にまとめて電力分配器とすることにより、この電力分配器を既存のパワーコンディショナの出力側に取り付けるだけで、容易に本実施形態により述べた電力供給システム1を構成することができる。
また、例えば、本実施形態において、太陽電池の発電電力の供給を受ける需要家に逆潮流が検出された場合に、次の順の連系用リレーを閉じて他の需要家にも電力を供給するようにしたが、各需要家に蓄電池を設けておき、逆潮流を検出した場合に、蓄電池に電力を充電するようにしても良い。蓄電池に充電した電力は、接続状態の連系用リレーが閉じた後に利用すると良い。このようにしても、商用電力系統4の買電電力料金よりも、商用電力系統4の売電料金が大きくなった場合など、発電電力を自家消費する方がコストが安くなるような場合に、なるべく複数の需要家2a、2b内でコストの安い電力(太陽電池1の発電電力)を利用することができる。
この場合、電力分配器は、直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナのインバータ回路に接続され、複数の需要家へ前記交流電力を供給することになる。また、この電力分配器は、一端が前記インバータ回路の出力側に接続され、他端を前記複数の需要家へ夫々接続される複数の分岐配線と、分岐配線に夫々介在し前記分岐配線の線路の接続/開放を行う開閉器とを備える。そして、この電力分配器は、複数の開閉器を予め定めた順に接続/解放を行うことによりインバータ回路の出力する交流電力を順に複数の需要家へ供給し、接続状態の開閉器に接続される需要家に供給される交流電力の電力量が所定値になった場合に、接続状態の開閉器を開放して次の順の開閉器を接続することになる。




1 電力変換システム
2 需要家
3 太陽電池
4 商用電力系統
11 昇圧回路
12 インバータ回路
13 連系用リレー(開閉器)
14 制御回路
21 分電盤
22 逆潮流検出器
23 買電計
24 売電計
25 負荷
51 入力電流センサ
52 入力電圧センサ
53 出力電流センサ
54 出力電圧センサ

Claims (8)

  1. 直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を有し、当該インバータ回路から出力さ
    れる前記交流電力を複数の需要家へ供給する電力変換システムにおいて、
    一端を前記インバータ回路の出力側に接続し他端を前記複数の需要家へ夫々接続される複
    数の分岐配線と、
    前記分岐配線に夫々介在し前記分岐配線の線路の接続/開放を行う開閉器と、を備え、
    複数の前記開閉器を予め定めた順に接続/解放を行うことにより前記交流電力を順に前
    記複数の需要家へ供給し、接続状態の開閉器に接続される需要家に供給される前記交流電
    力の電力量が所定値になった場合に、接続状態の開閉器を開放して次の順の開閉器を接続
    することを特徴とする電力変換システム。
  2. 前記所定値は、夫々の需要家毎に定められることを特徴とする請求項1に記載の電力変
    換システム。
  3. 前記需要家に対して、該需要家に接続される前記開閉器が閉じられて前記交流電力の供
    給が行われる時期を知らせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換シ
    ステム。
  4. 前記分岐配線は、前記需要家へ電力を供給する商用電力系統に接続され、
    前記需要家から前記商用電力系統への逆潮流する電力を検出する逆潮流検出器を備え、
    前記逆潮流検出器により、逆潮流を検出した場合、少なくとも1つの解放状態の開閉器
    を接続することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電力変換システム。
  5. 前記逆潮流を検出した場合に接続する開閉器は、次の順の開閉器であることを特徴とす
    る請求項4に記載の電力変換システム。
  6. 直流電力を交流電力に変換するインバータ回路に接続され、複数の需要家へ前記交流電
    力を供給する電力分配器において、
    一端が前記インバータ回路の出力側に接続され、他端を前記複数の需要家へ夫々接続さ
    れる複数の分岐配線と、
    前記分岐配線に夫々介在し前記分岐配線の線路の接続/開放を行う開閉器と、を備え、
    複数の前記開閉器を予め定めた順に接続/解放を行うことにより前記交流電力を順に前
    記複数の需要家へ供給し、接続状態の開閉器に接続される需要家に供給される前記交流電
    力の電力量が所定値になった場合に、接続状態の開閉器を開放して次の順の開閉器を接続
    することを特徴とする電力分配器。
  7. 直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を有し、当該インバータ回路から出力さ
    れる前記交流電力を複数の需要家へ供給する電力変換システムにおいて、
    一端を前記インバータ回路の出力側に接続し他端を前記複数の需要家へ夫々接続される
    複数の分岐配線と、前記分岐配線に介在し前記交流電力を供給する前記需要家を選択する
    選択器と、を備え、
    前記選択器は前記需要家へ供給される前記交流電力の電力量が所定値になった場合に
    記交流電力を供給する需要家を変えることを特徴とする電力変換システム。
  8. 前記選択器は複数の需要家を選択することが可能に構成されていることを特徴とする請
    求項に記載の電力変換システム。
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