JP5902011B2 - 熱硬化性ウレタンの硬化方法 - Google Patents

熱硬化性ウレタンの硬化方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱硬化性ウレタンの硬化方法に関する。
従来、カウルルーバーには、止水目的のため硬化した熱硬化性ウレタンが成形されている。これにより、カウルルーバーの開口から入った水がエンジンルーム内に入り込むことを防止できる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−351351号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、熱硬化性ウレタンは、以下の2工程(第1の工程、第2の工程)を経てカウルルーバーの裏面に成形されている。第1の工程は、塗布装置からカウルルーバーの裏面に熱硬化性ウレタンを塗布する工程である。第2の工程は、熱硬化性ウレタンを塗布したカウルルーバーをオーブンで加熱する工程である。これにより、熱硬化性ウレタンが硬化していく。このとき、オーブンでの加熱に多くの時間(例えば、5分)を要するため、熱硬化性ウレタンの硬化に多くの時間が必要となっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、熱硬化性ウレタンの硬化を短時間で行うことができる方法を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、加熱により硬化する熱硬化性ウレタンの硬化方法であって、加熱手段を有する金型のキャビティに熱硬化性ウレタンを流し込む流込工程と、流込工程により熱硬化性ウレタンをキャビティに流し込んだ金型を製品に押し当てる、または流込工程により熱硬化性ウレタンをキャビティに流し込んだ金型に製品を押し当てる押当工程と、押当工程により製品に押し当てた金型または製品を押し当てた金型を加熱手段により加熱する加熱工程と、を備えており、キャビティの内面は、その一部がキャビティに流し込んだ熱硬化性ウレタンに入り込み可能に突起状に形成されており、加熱手段は、突起状の部位にも形成されていることを特徴とする方法である。
この方法によれば、従来技術のオーブンでの加熱と比較した場合、金型を介して、直ぐに熱硬化性ウレタンが加熱される格好となるため、短時間の加熱で済ますことができる。結果として、熱硬化性ウレタンの硬化を短時間で行うことができる。
図1は、本発明の実施例に係る熱硬化性ウレタンの硬化方法を適用した装置の概略図である。 図2は、図1の次工程を説明する図である。 図3は、図2の次工程を説明する図である。 図4は、図3の次工程を説明する図である。 図5は、図4の次工程を説明する図である。 図6は、図5の変形例を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜5を用いて説明する。まず、図1を参照して、本発明の実施例に係るウレタン硬化装置1を説明する。このウレタン硬化装置1は、主として、流込装置10と、金型20とから構成されている。以下に、これら流込装置10と金型20とを個別に説明していく。
流込装置10は、従来技術の塗布装置と同様に構成されており、所望する対象物に熱硬化性ウレタン30を流し込み可能な装置である。ここで言う所望する対象物とは、後述する金型20のキャビティ20aとなっている。
一方、金型20は、製品(例えば、カウルルーバー)40に熱硬化性ウレタン30を所望する形状に成形可能なキャビティ20aを有するように構成されている。この金型20には、ヒータ22が内蔵されている。これにより、金型20を加熱できると共に、この金型20のキャビティ20aに流し込んだ熱硬化性ウレタン30を加熱できる。
また、この金型20のキャビティ20aの底面には、突起部24が形成されている。この突起部24が、特許請求の範囲に記載の「突起状」に相当する。この突起部24にも、ヒータ22が内蔵されている。このヒータ22が、特許請求の範囲に記載の「加熱手段」に相当する。また、この金型20は、金型20自身がシリンダ等の駆動源(図示しない)を介して製品40に押し当て可能に構成されている。
次に、図1〜5を参照して、ウレタン硬化装置1の動作を説明していく。まず、図1に示す状態から、流込装置10により金型20のキャビティ20aに熱硬化性ウレタン30を流し込む(図2参照)。このとき、流し込んだ熱硬化性ウレタン30に突起部24が入り込む格好となっている。
次に、図2に示す状態から、駆動源により金型20を製品40に押し当てる(図3参照)。なお、この押し当てる前に、予め、製品40の表面を公知のコロナ放電等で改質させておく。これにより、接着剤等を用いることなく、硬化した熱硬化性ウレタン30を製品に接着させることができる。
次に、図3に示す状態から、ヒータ22を動作(通電)させる(図4参照)。これにより、金型20のキャビティ20a流し込んだ熱硬化性ウレタン30が加熱される。この加熱により熱硬化性ウレタン30は硬化していく。なお、このように加熱されると、従来技術のオーブンでの加熱と比較した場合、金型20を介して、直ぐに熱硬化性ウレタン30が加熱される格好となるため、短時間(例えば、20秒)の加熱で済ますことができる。
最後に、図4に示す状態から、駆動源を介した金型20の押し当てを解除する(図5参照)。すると、上述したように、製品40の表面に改質が施されているため、硬化した熱硬化性ウレタン30が製品40に接着する。すなわち、硬化した熱硬化性ウレタン30が接着した製品40が出来上がる。
本発明の実施例に係る熱硬化性ウレタン30の硬化方法は、上述した方法によって行われている。この方法によれば、金型20に内蔵したヒータ22を動作させて、金型20のキャビティ20aに流し込んだ熱硬化性ウレタン30を加熱している。したがって、従来技術のオーブンでの加熱と比較した場合、金型20を介して、直ぐに熱硬化性ウレタン30が加熱される格好となるため、短時間(例えば、20秒)の加熱で済ますことができる。結果として、熱硬化性ウレタン30の硬化を短時間で行うことができる。
また、この方法によれば、流し込んだ熱硬化性ウレタン30に突起部24が入り込む格好となっている。したがって、流し込んだ熱硬化性ウレタン30の内部からも加熱できるため、より短時間の加熱で済ますことができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、硬化した熱硬化性ウレタン30が逆凹状に成形される形態を説明した(図5参照)。しかし、これに限定されるものでなく、図6に示すように、硬化した熱硬化性ウレタン30が逆三角形状に成形される形態でも構わない。
また、実施例では、金型20をヒータ22により加熱する形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、金型20を誘導加熱により加熱する形態でも構わない。
また、実施例では、駆動源により金型20を製品40に押し当てる形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、駆動源により製品40を金型20に押し当てる形態でも構わない。その場合、製品40は、製品40自身がシリンダ等の駆動源(図示しない)を介して金型20に押し当て可能に構成されている。
20 金型
20a キャビティ
22 ヒータ(加熱手段)
30 熱硬化性ウレタン
40 製品


Claims (1)

  1. 加熱により硬化する熱硬化性ウレタンの硬化方法であって、
    加熱手段を有する金型のキャビティに熱硬化性ウレタンを流し込む流込工程と、
    流込工程により熱硬化性ウレタンをキャビティに流し込んだ金型を製品に押し当てる、または流込工程により熱硬化性ウレタンをキャビティに流し込んだ金型に製品を押し当てる押当工程と、
    押当工程により製品に押し当てた金型または製品を押し当てた金型を加熱手段により加熱する加熱工程と、を備えており、
    キャビティの内面は、その一部がキャビティに流し込んだ熱硬化性ウレタンに入り込み可能に突起状に形成されており、
    加熱手段は、突起状の部位にも形成されていることを特徴とする熱硬化性ウレタンの硬化方法。
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