JP5900504B2 - 印刷シート及びそれを用いた多機能映写スクリーン - Google Patents

印刷シート及びそれを用いた多機能映写スクリーン Download PDF

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Description

本発明は、手書きによる筆記形状を、デジタル情報に変換できる手書き情報入力装置において使用される、被書き込み媒体の表面に貼付されて用いられる印刷シート及びそれを用いた多機能映写スクリーンに関する。
近年、手書きした文字、絵及び記号などを、情報処理装置が扱うことのできる電子データに変換する必要性が高まっており、特に、スキャナーなどの読取装置を経由せず、手書き情報をリアルタイムでコンピューターなどへ入力する方式への需要が高まっている。
例えば、特許文献1には、ディスプレイ装置の前面に装着される透明シートであって、入力用電子ペンなどによる入力軌跡の位置を示すための位置情報を提供可能なドットパターンが印刷された透明シートが開示されている。該透明シートは、所定波長の光を照射することによって読み取り可能な光を発光するインキを用いて該ドットパターンが印刷されており、入力軌跡読取手段によって、これを位置情報として提供する機能を有するものである。しかしながら、特許文献1には、このような透明シートを具現化するインキの種類、或いは印刷面の向きや位置情報の配置の工夫などは記載されておらず、透明シートのアイデアもしくは願望が記載されているに過ぎず、具体的な透明シートの例示はない。
これに対し、透明基板の表面に赤外線反射性の規則性を有する透明パターンが印刷されてなる印刷面を有し、画像表示可能なディスプレイ装置の前面に該印刷面が対向して装着される透明シートであって、該透明パターンを構成するインキが赤外線を反射する材料を含み、該透明パターンは、赤外線の照射及び検知が可能な入力端末を用いて、印刷面の裏側から赤外線を照射し、赤外線の反射パターンを読み取ることで、透明シート上における入力端末の位置に関する情報を提供可能である赤外線反射パターン印刷透明シートが提案されている(特許文献2参照)。
また、情報記載面に電子ペンにより情報が記載されると、ペン先が置かれた近傍に印刷されたドットパターンが電子ペンに内蔵された撮像部で読み取られて送信部から外部通信装置に伝送されるデータ入力システムに使用される電子ペン記載用紙であって、前記情報記載面にドットパターン以外の図柄が印刷された場合には、ドットパターンが先に印刷され、その上に図柄が印刷されたことを特徴とする電子ペン記載用紙が提案されている(特許文献3参照)。
さらに、基材上に、規則性を有するパターン状印刷層、易接着層、及び表面保護層をこの順に積層してなる印刷シートであって、該印刷層を構成するインキが着色剤を含み、該印刷層は、パターンを検知可能な入力端末を用いて、表面保護層側から該パターンを読み取ることで、印刷シート上における入力端末の位置に関する情報を提供可能であり、表面保護層がフィラーを含有する硬化性樹脂組成物を硬化したものであり、かつ60度光沢値が8〜20であることを特徴とする印刷シートが提案されている(特許文献4参照)。
特許文献2に開示されるパターン印刷透明シートは、ディスプレイの前面に設置して用いられるものであり、特許文献3に開示される電子ペン記載用紙は、入力パッドとして使用されるものである。
講義や会議などに際して、インタラクティブな運用を行なうためには、手書きした文字、絵及び記号などを、電子データに変換し、プロジェクターなどを通して、映写スクリーンに投影することが必要な場合がある。さらには、映写スクリーンに映った画像に対して、直接書き込みを行ない、それをリアルタイムでデジタル情報として取り込み、プロジェクターを通して、該書き込みを投影させることができれば、非常に有用である。
一方、ブレインストーミングなどの上記のようなインタラクティブな会議運営が必要ではない場合、映写スクリーンをホワイトボードのような筆記ボードとして、使用することが有効である。
このような映写スクリーン及びホワイトボードとして、多種の機能を集約した機材は、1つの基材で種々の用途に用いることができるという観点から極めて有用であり、また会議室の省スペース化という観点からも有効である。
しかし、実際には、印刷シートの機能を損なわず、映写スクリーンとしての機能及びホワイトボードとしての機能を同時に持たせることは容易ではない。
従って、特許文献4に開示される印刷シートを用いた映写スクリーンは、ホワイトボードとしての機能を同時に有する点で画期的なものであった。
特開2003−256122号公報 特開2008−26958号公報 特開2008−173859号公報 特開2011−95706号公報
本発明者らは、上記の印刷シートの基材にドットパターンを印刷する方法を種々検討した結果、印刷速度が速く、生産効率が高いグラビア印刷が好ましいことを見出したが、グラビア印刷により、所定のドットの大きさ(ドット径:80〜130μm)で読み取り精度の高いドットパターンを得ることは困難であることも把握した。
一方、インキジェット印刷法などのデジタルプリントによるドットパターン印刷は、グラビア印刷と比較して正確なドットの大きさが得られ易いが、印刷速度が遅く、生産効率が悪いので、実用性を高くすることは困難であるとの認識に至った。
本発明は、このような状況下で、ドットパターン印刷に生産効率に優れるグラビア印刷を用いることができ、所定のドットの大きさ(ドット径:80〜130μm)で、読み取り精度の高いドットパターンを有する、印刷シート及び該印刷シートを用いた多機能の映写スクリーンを提供することを課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、基材とドット印刷層との間に特定のプレコート層を配置することにより、上記課題を解決し得ることを見出した。本発明はかかる知見に基づき完成したものである。
すなわち、本発明は、基材上に、プレコート層、ドット印刷層、易接着層、及び硬化性樹脂組成物の架橋硬化物からなる表面保護層をこの順に有する印刷シートであって、該プレコート層がポリウレタン樹脂及びアクリルポリオール樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂と酸化チタンとを含有する樹脂組成物からなることを特徴とする印刷シート、及びその印刷シートを用いた多機能映写スクリーンを提供するものである。
本発明の印刷シートは、ドットパターン印刷に生産効率に優れるグラビア印刷を用いることができ、所定のドットの大きさ(ドット径:80〜130μm)で、読み取り精度の高いドットパターンを有するので、精密な位置情報を具備することができる。そして、この印刷シートを用いた映写スクリーンは、プロジェクターなどを通して、文字データ、画像データなどを投影する機能を有し、書き込みを行ない、該書き込みをリアルタイムで高精度なデジタル情報として取り込み、映写スクリーンに反映させる機能を有し、かつ表面の耐擦傷性の高いホワイトボードとしての機能を同時に有することができる。
本発明の印刷シートの一態様の断面を示す概念図である。
本発明の印刷シートの構成について、図1を用いて、以下詳細に説明する。
本発明の印刷シート1は、基材2上に、プレコート層3、ドット印刷層4、易接着層5、及び硬化性樹脂組成物の架橋硬化物からなる表面保護層6をこの順に有する。
また、本発明の印刷シートは、映写スクリーンとしての機能と表面のマーカー消去性との両立を求める観点から、60度光沢値が10〜75の範囲であることが好ましく、マーカー消去性の観点を重要視すると、25〜75の範囲であることがより好ましい。
本発明に係る基材2としては、通常印刷シートとして使用されるものであれば特に制限はなく、一般には、プラスチックフィルムを好適に用いることができる。プラスチックフィルムとしては、各種の合成樹脂からなるものが挙げられる。合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、オレフィン系熱可塑性エラストマーなどのポリオレフィン樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−ビニルアルコール共重合体などのビニル系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル系熱可塑性エラストマーなどのポリエステル樹脂;ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂;ナイロン6又はナイロン66などで代表されるポリアミド樹脂;三酢酸セルロース樹脂;セロファン;ポリスチレン;ポリカーボネート樹脂;ポリアリレート樹脂などが挙げられる。
これらのうち、熱や物理的衝撃に対して、後述するパターンを保護するとの観点から、ある程度の強度を有することが必要であり、その点で、ポリエステル樹脂が好ましい。ポリエステル樹脂としては、上述のポリエチレンテレフタレート(以下「PET」ということがある。)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートに加えて、ポリアリレート、ポリカーボネート、エチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体、ポリアリレートなどが挙げられる。この中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが好ましく、特にポリエチレンテレフタレートが、ハンドリングが容易で、コストの観点から特に好ましい。
基材2の厚さは特に限定されず、製品特性に応じて適宜設定できるが、25〜400μmの範囲が好適である。この範囲であると、後述する入力端末として、先端が硬質な電子ペンなどのペン先で筆記した場合の筆圧による凹みがつき難い点で好ましい。また鋼板やマグネットシートなどの基材とのラミネートなどにおける作業性が良好となる点においても好ましい。以上の観点から、基材2の厚さは75〜250μmの範囲であることがさらに好ましい。
また、基材2に用いられる合成樹脂には、必要に応じて、添加剤が配合されてもよい。添加剤としては、例えば、充填剤、難燃剤、酸化防止剤、滑剤、発泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤などが挙げられる。
なお、本発明の印刷シート1は、種々の用途に使用することが可能であるが、最も好ましい用途であるホワイトボード及び映写スクリーンとして用いる場合には、基材2は白色であることが好ましく、炭酸カルシウム、酸化チタン、マイカ、タルクなどの着色剤を配合することが好ましい。
基材2は、他の層との密着性を向上させるために、所望により、片面又は両面に酸化法や凹凸化法などの物理的又は化学的表面処理などの易接着処理を施すことができる。上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理法などが挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法などが挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選択されるが、一般にはコロナ放電処理法が効果及び操作性などの面から好ましく用いられる。
本発明においては、化学的表面処理として易接着コート処理を好適に用いることができる。易接着コート処理とは、基材上に樹脂層などをコーティングすることで、接着性を向上させるものであり、例えば、ポリウレタン系樹脂層を設けるなどの方法がある。ポリウレタン系樹脂層としては、通常のウレタン樹脂のほかウレタン尿素樹脂なども使用できる。また、塗布量としては、通常、0.01〜0.5g/m2程度であり、好ましくは0.03〜0.3g/m2である。
該ポリウレタン系樹脂層は架橋されていることが好ましく、架橋剤としては、メラミン系架橋剤やエポキシ系架橋剤などが挙げられる。
また、基材2として透明又は半透明のものを用いて、その裏面側(プレコート層3の反対側)に、接着層(図示しない。)及び貼合基材(図示しない。)を積層する態様も好ましい。
本発明の印刷シート1は、基材2上に、プレコート層3が形成される。このプレコート層3のぬれ張力は、30〜60mN/mであることが好ましい。
ここで、ぬれ張力は、JIS K6768:1999に準拠して測定される。
本発明の印刷シート1は、ぬれ張力が30〜60mN/mであるプレコート層3を基材2とドット印刷層4との間に配置することにより、所定のドットの大きさ(ドット径:80〜130μm)の範囲内で、読み取り精度の高いドットパターンをドット印刷層4として形成することが可能となった。即ち、プレコート層3のぬれ張力を制御することにより、ドット印刷層4のドット径の大きさのばらつきと形状を制御することが可能となったのである。
プレコート層3のぬれ張力が30mN/m以上であれば、ドット印刷層4や易接着層5との密着性が向上するので好ましい。また、60mN/m以下であれば、ドット印刷層4が印刷された直後に濡れ広がることがないので、ドット径が上限より大きくなることがなく好ましい。
本発明に係るプレコート層3は、ポリウレタン樹脂及びアクリルポリオール樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂と酸化チタンとを含有する樹脂組成物からなる。
プレコート層3に用いられるポリウレタン樹脂は、熱硬化性ポリウレタン樹脂及び熱可塑性ポリウレタン樹脂のいずれでもよいが、熱硬化性ポリウレタン樹脂が好ましい。熱硬化性であれば、プレコート層3に用いられる樹脂組成物のインキと基材2との密着性が向上するからである。
熱硬化性ポリウレタン樹脂としては、2液硬化型及び1液硬化型のいずれでもよいが、2液硬化型ポリウレタン樹脂が好ましい。
2液硬化型ポリウレタン樹脂は、ポリオールを主剤としポリイソシアネートを架橋剤(硬化剤)とするポリウレタン樹脂であるが、ポリオールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有する化合物、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリウレタンポリオールなどが用いられる。また、ポリイソシアネートは、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化合物、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート、或いは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネートが用いられる。或いはまた、ポリイソシアネートとしては、上記各種ポリイソシアネートの付加体又は多量体、例えば、トリレンジイソシアネートの付加体、トリレンジイソシアネート3量体なども用いられる。
熱可塑性ポリウレタン樹脂は、イソシアネート基とアルコール基などの水酸基を有する化合物が縮合してできるウレタン結合でモノマーを共重合させた共重合体である。
また、アクリルポリオール樹脂は、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)などのように、ヒドロキシ基を有する(メタ)アクリル系モノマー単位を含む重合体である。
本発明に係るプレコート層3を形成する樹脂組成物は酸化チタンを含有することを要する。
プレコート層3のぬれ張力を30〜60mN/mに制御する観点から、酸化チタンの吸油量は10〜48ml/100gであることが好ましい。酸化チタンの吸油量を低くするとプレコート層3のぬれ張力を低くすることができ、酸化チタンの吸油量を高くするとプレコート層3のぬれ張力を高くすることができる。即ち、酸化チタンの吸油量により、プレコート層3のぬれ張力を制御することができる。
酸化チタンの含有量は、プレコート層3を形成する樹脂組成物全量中、40〜90質量%であることが好ましい。40質量%以上であれば、基材の隠蔽性の理由で好ましく、90質量%以下であれば、印刷適性が良好であり、また印刷層形成後の酸化チタンがプレコート層のポリウレタン樹脂に安定に担持され、層としての十分な強度が得られるという理由で好ましい。酸化チタンの含有量は、プレコート層3を形成する樹脂組成物全量中、45〜90質量%であることがより好ましい。45質量%以上であれば、さらに十分な隠蔽性が得られる。以上の点から、45〜85質量%の範囲がさらに好ましい。
プレコート層3の厚さについては特に制限はないが、1〜20μmの範囲が好ましい。1μm以上であると、基材の隠蔽性の理由で好ましく、20μm以下であると、印刷適性、製造コスト、及び加工適性の点で有利である。以上の観点からプレコート層3の厚さは、1〜10μmの範囲がより好ましい。
また、プレコート層3の塗工方法としては、特に制限はなく、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式を用いることができる。
10μm以下であると、化粧シートの生産過程において、ブロッキングを抑制することができ、また、印刷紙をリードするガイドロールに印刷面が接触した際に、印刷インキがガイドロールに転写するといった不都合がない。
本発明の印刷シート1は、プレコート層3上に、ドット印刷層4が形成され、該ドット印刷層は規則性を有するパターン状のものである。該パターンは入力端末が、パターン形成部とパターン非形成部とのコントラストを検知可能な材料であれば、その材料については特に制限はなく、化粧シートなどにおいて、着色剤として通常用いられるものを使用することができる。
具体的には、着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄色酸化鉄、黄鉛、チタン黄、弁柄、クロムバーミリオン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、フェロシアン化物、群青、コバルトブルーなどの無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮などの鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料などであり、これらを単独若しくは併用して使用することができる。
ドット印刷層4の形成に用いられるインキとしては、バインダーに上記着色剤を含有し、さらに体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤などを適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては特に制限はなく、例えば、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/アクリル系共重合体樹脂、塩化ビニル/アクリル系共重合体樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ブチラール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、酢酸セルロース系樹脂などの中から任意のものが、1種単独で又は2種以上を混合して用いられる。
また、ドット印刷層4の印刷方法としては、特に限定されず公知の方法を用いることができ、例えば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法、孔版印刷法、インキジェット印刷法などが挙げられるが、これらのうち、グラビア印刷法が、印刷速度が速く、生産効率が高いので好ましい。本発明によれば、グラビア印刷法においても好適に印刷できるからである。
また、ドット印刷層4における規則性を有するパターンは、例えば、多数個の独立したドットにより構成され、基材2に分散して配置される(以下「ドットパターン」と記載することがある)。これらのドットはあらかじめ定められた規則に従って配置されており、その配置関係から印刷シート上での位置が特定される。このようなドットパターンの具体例としては、アノト社の規格による、いわゆるアノトパターンが挙げられる。
また、本発明における規則性を有するパターンは、特許文献1にも例示されており、例えばドットの形状を複数設定し、平面内に於いて、所定範囲内に配置されたこれら複数形状のドットの組み合わせをパターン化したもの、縦横に配置した罫線の太さを変えて、所定範囲内の前記罫線の重なり部分の大きさの組み合わせをパターン化したようなもの、x、y座標の値を直接ドットの縦横の大きさと結びつけたものなどが挙げられるが、特に簡素で好適なものとしては、縦横に等間隔に並ぶ基準点を設定して、この基準点に対して上下左右に変位したドットを配置し、これらドットの当該基準点からの相対的な位置関係を利用する方法が挙げられる。この方法はドットのサイズを小さく一定にできるため入力装置の高分解能化に有利である。
また、ドットパターンのドット形状は隣接するドットと容易に区別できれば特に制限はなく、通常は、平面視形状が、円、楕円、多角形などの形状が用いられる。またドットの立体形状についても特に制限はなく、略円盤状、半球状、凹面状、多角形状などが挙げられる。これらの内、平面視形状が、円形状であることが好ましい。
次に、本発明の印刷シートにおいては、ドット印刷層4の保護、表面保護層6と下層との密着性を向上させるために易接着層5を設ける。密着性が向上することで、ドットパターンに基材密着性に乏しい水性インキ、1液硬化型インキを使用した場合でも、表面摩擦によるドットの剥離を予防することができる。
易接着層5を構成する樹脂組成については特に制限が無いが、上記の密着性向上の目的と、最終製品としてのドット読み取り性の観点から、無色、若しくは半透明乳白色の2液硬化型樹脂が望ましく、特に2液硬化型ポリウレタン樹脂が好ましい。2液硬化型ポリウレタン樹脂としては、上述のプレコート層3に用いられるものが好適に用いられる。
また易接着層5には後述するシート性能を損なわない限り、時間経過によるシートの変色を防止することを目的として、耐侯性を向上させる耐候性改善剤を添加することが可能であり、耐候性改善剤としては、紫外線吸収剤や光安定剤を用いることができる。紫外線吸収剤は、無機系、有機系のいずれでもよく、無機系紫外線吸収剤としては、平均粒径が5〜120nm程度の二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛などを好ましく用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステルなどが挙げられる。一方、光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系、具体的には2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2’−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートなどが挙げられる。
耐候性改善剤の配合量は、易接着層5を形成する樹脂組成物全量中、1〜50質量%程度であり、3〜40質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましい。
易接着層5の厚さについては特に制限はないが、1〜10μmの範囲が好ましい。1μm以上であると、表面摩耗に対するドット印刷層4の保護の点で有利であり、10μm以下であると、易接着層中に含まれる無機添加剤の隠蔽作用や易接着層を構成する樹脂の屈折率によるドットパターンへの悪影響を抑えることができ、位置情報に対する、電子ペンによる認識を損なうことがない。以上の観点から、易接着層5の厚さは、1〜5μmの範囲がより好ましい。
また、易接着層5の塗工方法としては、特に制限はなく、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式を用いることができる。
表面保護層6は、硬化性樹脂組成物を架橋硬化させたもので構成される。硬化性樹脂組成物としては、熱硬化性樹脂組成物でもよいが、電離放射線硬化性樹脂組成物が好ましく、特に電子線硬化性樹脂組成物が好ましい。
表面保護層6を形成する熱硬化性樹脂組成物に用いられる熱硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂、熱硬化性アクリル樹脂などの熱硬化型樹脂が挙げられる。中でも熱硬化性ポリウレタン樹脂が好適に使用できる。
本発明において、電離放射線硬化性樹脂とは、電磁波又は荷電粒子線の中で分子を架橋、重合させ得るエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線又は電子線などを照射することにより、架橋、硬化する樹脂を指す。具体的には、従来電離放射線硬化性樹脂として慣用されている重合性モノマー及び重合性オリゴマー乃至はプレポリマーの中から適宜選択して用いることができる。
代表的には、重合性モノマーとして、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味し、他の類似するものも同様の意である。多官能性(メタ)アクリレートとしては、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートであればよく、特に制限はない。これらの多官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
次に、重合性オリゴマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つオリゴマー、例えばエポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系などが挙げられる。ここで、エポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーも用いることができる。ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、例えば多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエーテル(メタ)アクリレート系オリゴマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
さらに、重合性オリゴマーとしては、他にポリブタジエンオリゴマーの側鎖に(メタ)アクリレート基をもつ疎水性の高いポリブタジエン(メタ)アクリレート系オリゴマー、主鎖にポリシロキサン結合をもつシリコーン(メタ)アクリレート系オリゴマー、小さな分子内に多くの反応性基をもつアミノプラスト樹脂を変性したアミノプラスト樹脂(メタ)アクリレート系オリゴマー、あるいはノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ビニルエーテル、芳香族ビニルエーテルなどの分子中にカチオン重合性官能基を有するオリゴマーなどがある。
本発明においては、前記多官能性(メタ)アクリレートなどとともに、その粘度を低下させるなどの目的で、単官能性(メタ)アクリレートを、本発明の目的を損なわない範囲で適宜併用することができる。これらの単官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、電離放射線硬化性樹脂の数平均分子量(GPC法で測定したポリスチレン換算の数平均分子量)が、1000〜10000であることが好ましく、2000〜10000がより好ましい。数平均分子量が上記範囲内であれば、加工性に優れ、コーティング剤組成物が適度なチクソ性が得られるので、表面保護層の形成が容易となる。
電離放射線硬化性樹脂組成物として紫外線硬化性樹脂組成物を用いる場合には、光重合用開始剤を樹脂組成物100質量部に対して、0.1〜5質量部程度添加することが望ましい。光重合用開始剤としては、従来慣用されているものから適宜選択することができ、特に限定されない。
本発明においては、硬化性樹脂組成物として電子線硬化性樹脂組成物を用いることが特に好ましい。電子線硬化性樹脂組成物は無溶剤化が可能であって、環境や健康の観点からより好ましく、また光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるからである。また、硬化性樹脂組成物の塗工方法としては、特に制限はなく、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式を用いることができる。その塗布量としては1〜20μm(硬化後の厚さ)の範囲が好ましい。
本発明における表面保護層に用いられる硬化性樹脂組成物には、フィラーを含有してもよい。フィラーの材質及び含有量は、使用する基材、易接着層を構成する樹脂組成などとの関係で決定されるものであり、本発明の印刷シートの表面の60度光沢値が10以上75以下、さらに25以上75以下となるように選択されることが好ましい。
このような60度光沢値の条件を満たす範囲であれば、フィラーの材質は特に限定されず、無機フィラー及び有機フィラーのいずれを用いることもできる。
無機フィラーとしては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、フライアッシュ、脱水汚泥、天然シリカ、合成シリカ、カオリン、クレー、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、水酸化マグネシウム、タルク、マイカ、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、焼成タルク、ウォラストナイト、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、燐酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、シリカバルーン、ガラスフレーク、ガラスバルーン、シリカ、製鉄スラグ、銅、鉄、酸化鉄、カーボンブラック、センダスト、アルニコ磁石、各種フェライトなどの磁性粉、セメント、ガラス粉末、珪藻土、三酸化アンチモン、マグネシウムオキシサルフェイト、水和アルミニウム、水和石膏、ミョウバンなどが挙げられる。
なお、これらの無機フィラーは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
有機フィラーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂;フッ素系樹脂;スチレン系樹脂;エポキシ系樹脂;メラミン系樹脂;尿素系樹脂;アクリル系樹脂;フェノール系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリエステル系樹脂などが挙げられ、また、上記樹脂の共重合体を用いることもできる。これらのうち、ホワイトボードとしての性能の観点から、より具体的には、筆記、消去を行った際にマーカーによるフィラーの染色汚染を防止する観点から、尿素系樹脂により形成された有機フィラーが好適である。
尿素系樹脂により形成された有機フィラーは、尿素とホルムアルデヒドとの重合反応によって製造される、熱硬化性樹脂に属する尿素樹脂単独からなる有機フィラー、又は尿素樹脂と他の樹脂もしくはフィラーとの混合物からなる樹脂組成物からなる有機フィラーであって、本発明に好適に用いられる。
また、硬化性樹脂の硬化後のフィラーの安定性の観点から、硬化性樹脂中の反応基を有する化学組成を有したものが望ましい。
さらに、映写スクリーンとしての機能を十分に得るとの観点から、有機フィラーは不定形のフィラーであることが好ましく、十分な吸油量を有するものが望ましい。
なお、これらの有機フィラーは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
硬化性樹脂組成物中のフィラーの含有量は、上述のように、印刷シートの表面の60度光沢値が10以上75以下、さらに25以上75以下となるように選択されることが好ましく、用いる材料などによって、その最適範囲は異なる。通常、60度光沢値は、フィラーの含有量が高いほど低下し、フィラーの含有量が低いほど増大する傾向を示す。
より具体的な好適範囲としては、硬化性樹脂100質量部に対して、フィラーを0.5質量部以上12質量部未満含有する範囲であり、特に、有機フィラーの場合には、硬化性樹脂100質量部に対して、0.5〜11質量部の範囲が好ましい。
また、フィラーの平均粒径についても、印刷シートの表面の60度光沢値が10以上75以下、さらに25以上75以下となるように選択されることが好ましく、通常、0.5〜10μmの範囲内であることが好ましい。平均粒子径が0.5μm以上であると、表面保護層の十分なつや消し効果を得ることができ、映写スクリーンとしての十分な機能を発揮し得る。一方10μm以下であると、表面保護層を形成した際の表面凹凸を滑らかにできるため、ホワイトボードマーカーの筆記をスムーズに行なえる点や、イレーサーによるマーカー消去時にマーカー残りを防止し得る。以上の観点から、フィラーの平均粒径は、1〜7μmの範囲であることが、さらに好ましい。
本発明の印刷シート1は、所望により、基材2の裏面側(ドット印刷層4の反対側)に、接着層(図示しない。)を介して貼合基材(図示しない。)を積層してもよい。
接着層で使用する接着剤は、公知又は市販の接着剤の中から、基材2や貼合基材を構成する成分などに応じて適宜選択することができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂のほか、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂が挙げられる。これらの樹脂は、エマルションの状態で使用してもよい。なかでも、耐熱性の観点からウレタン系樹脂接着剤が好ましい。ウレタン系樹脂接着剤は、ポリオールを主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とする2液硬化型ポリウレタン樹脂が好ましく挙げられる。
接着方法としては、用いる接着剤の種類などに応じて公知の方法に従って実施すればよい。接着剤を塗布し、ドライラミネートする方法、熱圧着できる接着剤を使用し、熱圧着によって基材2と貼合基材とを積層することもできる。
接着層の厚さは、使用する接着剤の種類などに応じて異なるが、通常は0.1〜30μm程度とすればよい。
貼合基材としては、基材2側の表面の60度光沢値が、好ましくは7以下、より好ましくは5以下のものが用いられ、その場合、前述のように、表面保護層6のフィラーの含有量が比較的少ない場合であっても、パターン印刷シート全体における表面の60度光沢値を10以上75以下、さらに25以上75以下とすることができる。
貼合基材としては、前記基材2と同様のものを用いることができる。
また、貼合基材は、着色剤を含有させるなどして、着色されたものを用いてもよい。貼合基材に用いられる着色剤としては、入力端末が、ドット印刷層4のパターン形成部と貼合基材とのコントラストを認識し得るものであれば特に限定されず、例えば、炭酸カルシウム、酸化チタン、マイカ、タルク、アンチモン白、黄色酸化鉄、黄鉛、チタン黄、弁柄、クロムバーミリオン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、フェロシアン化物、群青、コバルトブルーなどの無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮などの鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料などを、入力端末が読み取る波長に応じて使用することができ、前記基材2と同様に、炭酸カルシウム、酸化チタン、マイカ、タルクなどの白色のものが好ましい。
また、本発明の印刷シートは、さらに絵柄層(図示せず)を設けることで、任意の絵柄を有するものとすることもできる。
絵柄層は、ドット印刷層4と易接着層5との間、基材2の裏面側(基材2の裏面、基材2と接着層との間又は接着層と貼合基材との間)などに設けると、ドット印刷層4を形成する際に、パターンの再現性を損なうことがないため好ましい。
絵柄層を形成する具体的な方法としては、種々の模様をインキと印刷機を使用して、ドット印刷層4上及び基材2の裏面のいずれか一箇所以上に印刷する方法が挙げられる。
絵柄層の形成に用いられる着色剤としては、入力端末が、ドット印刷層4のパターン形成部と貼合基材とのコントラストを認識し得るものであれば特に限定されず、例えば、チタン白、アンチモン白、黄色酸化鉄、黄鉛、チタン黄、弁柄、クロムバーミリオン、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、フェロシアン化物、群青、コバルトブルーなどの無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮などの鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料などから、入力端末の検知光、ドット印刷層4を形成する着色剤、基材2や貼合基材が含有する着色剤などに応じて選択することができる。
本発明の印刷シートは、表面の鉛筆硬度が2B以上であることが好ましい。鉛筆硬度が2B以上であると、良好な耐擦傷性が得られるとともに入力端末である先端が硬質な電子ペンなどのペン先で筆記した場合の筆圧による凹みがつき難い。以上の観点から、鉛筆硬度はB以上がさらに好ましい。
本発明で用いることができる入力端末としては、ドット印刷層4のパターン形成部とパターン非形成部とのコントラストを認識し得るものであれば、特に限定はなく、従来公知のセンサーが備えられていればよい。
入力端末で読み取った連続的な撮像データから位置情報が算出され、それを時間情報と組み合わせ、情報処理装置で扱える入力軌跡データとして提供される。なお、これらの処理装置としては、特に限定されず、プロセッサ、メモリ、通信インタフェース及びバッテリなどの部材を具備していればよい。
また、読取データ処理装置は、入力端末に内蔵されていてもよいし、また、外部の情報処理装置に内蔵されていてもよい。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
(評価方法)
(1)酸化チタンの吸油量(ml/100g)
2gの酸化チタンをガラス板上に取り、煮あまに油を少量ずつ滴下し、金属へらでよく混ぜ、煮あまに油と酸化チタンとの混合物がパテ状となり成形性を持つまでの添加量の、酸化チタン100gとして換算した煮あまに油の量(g)である。
(2)プレコート層3のぬれ張力
JIS K6768:1999に準拠して測定した。
(3)ドット径
光学顕微鏡(倍率:100倍)で、視野中のドットを無作為に5個選び、それぞれのドットの平面視形状での直径を計測し、5個の相加平均により、ドット径を求めた。許容されるドット径の範囲は、80〜130μmである。
(4)ドットパターン読み取り性能の判定(第1表及び第2表では、「APA」と略記した。)
各実施例及び比較例にて製造した印刷シートについて、アノトパターン検出装置「TECHKON製 APA DMS910IR」、及び専用ソフトウェア 「Anoto Pattern Analyzer」を使用し、ドットパターンの座標情報を読み取りできるか否かの確認をした。下記の評価基準により判定した。
1: 上記の専用の読み取り装置で問題なく座標情報を読み取れる。(ドット径の範囲は、90〜120μmである。)
2: ドット径が上記の専用の読み取り装置の読み取り範囲(80〜130μm)の上限又は下限に近い。(ドット径の範囲は、80〜90μm又は120〜130μmである。)
3: 上記の専用の読み取り装置で座標情報を読み取れない部分がわずかにある。
4: 上記の専用の読み取り装置で座標情報を読み取れない。
(5)60度光沢値
印刷シート表面の艶をグロスメーター(Gardner社製「micro−TRI−gloss」)を使用し、入射光60度の条件で艶(60°グロス値)を測定した。
(6)プロジェクター映写性
印刷シートを垂直面にシワ無く貼り合わせた状態で、プロジェクターに「CANON製LV7365」を用いて投影した際のホットスポット(照射光による光球)について、以下の基準で評価を行った。以下の1〜3を合格と判断し、4を不合格と判断した。
1: ホットスポットが確認されない。
2: ホットスポットがぼやけた状態となり、まぶしさを感じない。
3: ホットスポットが円状の光として確認され、若干のまぶしさを感じる。
4: ホットスポットが明確な円状の光として確認され、非常にまぶしく感じる。
(7)マーカー消去性
ぺんてる(株)製ノックルホワイトボードマーカー(赤)で筆記後、1分間室温にて乾燥し、マグエックス マグネットイレーサー(フェルト系/品名コード:MMRE J)を使用し、荷重500gでマーカーを拭き取った後の外観を下記の基準で評価した。以下の1〜4を合格と判断し、5を不合格と判断した。
1: マーカーの拭き取りが1回(片道)で容易に可能である。
2: マーカーの拭き取りが1往復回で可能である。
3: マーカーの拭き取りが複数往復回で拭き取れる。
4: マーカーの拭き取り5往復回後、マーカー色が若干確認される。
5: マーカーの拭き取り5往復回後、マーカー色がはっきり確認できる。
実施例1
厚さ125μmの白色PETフィルム(帝人デュポンフィルム(株)製「U2 L92W」)の表面に、第1表に示すように、2液硬化型ポリウレタン樹脂をバインダーとし、顔料に酸化チタンを含有した白インキを用いて、層の厚さが5μmになるように塗布してプレコート層とした。
次いで、プレコート層の表面に、塩化ビニル/酢酸ビニル/アクリル系共重合体樹脂をバインダーとし、顔料にカーボンブラックを含有した黒インキを用いて、グラビアコーター法にて規則性を有するドットパターンを有するドット印刷層を積層した。
次に、2液硬化型ポリウレタン樹脂を、グラビアコーター法にて層の厚さが2μm(乾燥状態)になるように塗布して易接着層を積層した。
次いで、電子線硬化性アクリレート樹脂及び多官能モノマーを主成分とする電子線硬化性樹脂{DICグラフィックス(株)製「WBWハード」(平均官能基数4.0)}100質量部に対して、シリコーンアクリレートプレポリマー(DICグラフィックス(株)製「WBWシリコーン添加剤」)3質量部、及び平均粒径5μmの尿素系樹脂からなる有機フィラーを5質量部添加した電子線硬化性樹脂組成物をグラビアダイレクトコータ法により、3.0μm(乾燥状態)になるように塗布し、表面保護層(未硬化)を積層させた。塗布後、加速電圧165kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させて表面保護層とし、印刷シートを作製した。
当該シートについて、上記評価方法(4)にて評価した結果を第1表に示す。
実施例2〜5及び比較例1
プレコート層を第1表に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして印刷シートを作製した。実施例1と同様に評価した結果を第1表に示す。
なお、実施例2〜5においてもプレコート層に用いるポリウレタン樹脂として、2液硬化型ポリウレタン樹脂を用いた。
Figure 0005900504
実施例6〜11
表面保護層の尿素系樹脂からなる有機フィラー(平均粒径:3.0μm)の含有量を第2表に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして印刷シートを作製した。実施例1と同様に評価した結果、並びに上記の方法により60度光沢値、プロジェクター映写性及びマーカー消去性を評価した結果を第2表に示す。
なお、実施例6〜11においてもプレコート層に用いるポリウレタン樹脂として、2液硬化型ポリウレタン樹脂を用いた。
Figure 0005900504
本発明の印刷シートによれば、プロジェクター等を通して、文字データ、画像データ等を投影することのできる映写スクリーンとしての機能を有し、しかも、これに書き込みを行なうことができ、該書き込みをリアルタイムで高精度なデジタル情報として取り込み、映写スクリーンに反映させることのできる機能を有し、かつホワイトボードとしても使用できる機能を同時に有する映写スクリーンを得ることができる。
さらには、本発明の印刷シートの背面部に、プラスチックフィルム、木製合板、鋼板、マグネットシート、吸着シートを張り合わせて使用することもできる。プラスチックフィルム、木製合板、鋼板等の機材と組み合わせることで、従来の移動式ホワイトボードやパーテーション、壁面等の建材製品の一部として利用することが可能である。
またマグネットシートや吸着シートを張り合わせた場合には、すでに設置されている黒板や、壁に対してこれまでに述べた様な性能を付与することができるとともに、シート形状であるため容易に人が持ち運びでき、空間の制限にとらわれない利用が可能である。
さらに、本発明の印刷シートは、電子ペンとしての使用を行わずに、映写兼用ホワイトボードシートとしても利用可能である。
1:印刷シート
2:基材
3:プレコート層
4:ドット印刷層
5:易接着層
6:表面保護層

Claims (6)

  1. 基材上に、プレコート層、ドット印刷層、易接着層、及び硬化性樹脂組成物の架橋硬化物からなる表面保護層をこの順に有する印刷シートであって、該プレコート層がポリウレタン樹脂及びアクリルポリオール樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂と酸化チタンとを含有し、該酸化チタンの吸油量が10〜48ml/100gである樹脂組成物からなることを特徴とする印刷シート。
  2. 前記プレコート層のぬれ張力が30〜60mN/mである請求項1に記載の印刷シート。
  3. 60度光沢値が10〜75である請求項1又は2に記載の印刷シート。
  4. 前記易接着層が、2液硬化型ポリウレタン樹脂の硬化物からなる請求項1〜のいずれかに記載の印刷シート。
  5. 前記硬化性樹脂組成物が、硬化性樹脂100質量部に対して、フィラーを0.5質量部以上12質量部未満含有するものである請求項1〜のいずれかに記載の印刷シート。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の印刷シートを用いた多機能映写スクリーン。
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