JP5895759B2 - 画像形成装置および試験データ - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および試験データに関する。
特許文献1には、テストチャートを出力しスキャナで出力画像を読み込むことで画像形成位置のずれを検出して補正する方法が示されている。
特開平04−317247号公報
本発明は、読取可能領域よりも大きい寸法の用紙上に形成される画像についての補正量の算出に適した画像形成装置および試験データを提供することを目的とする。
請求項1は、
用紙台上に置かれた原稿画像を読み取って画像データを生成する原稿読取部と、
前記原稿読取部で生成された画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部とを備え、
前記画像形成部が、
前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成される、画像補正用の補正量を求めるための試験画像であって、該試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて、該用紙の該用紙台上に置かれた部分に形成されている、該試験画像のうちの一部領域内の画像を読み取る動作を、該用紙の該用紙台に置かれる姿勢を変更しながら複数回繰り返して該試験画像全域を読み取ることを予定したときの、該用紙の各姿勢における該用紙台上に置かれている部分に形成されている該一部領域をそれぞれ特定する識別画像が該各姿勢における該部分にそれぞれ含まれるように複数分散配置された試験画像を表わす試験データを記憶する記憶部を備えるとともに、
前記記憶部に記憶された該試験データに基づく試験画像を前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成する試験画像形成モードを有し、
当該画像形成部がさらに、前記試験画像形成モードにおいて前記試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて該試験画像の一部領域内の画像を読み取る動作の繰り返しにより読み取られた該試験画像を表わす画像データに基づいて、画像補正用の補正量を算出する補正量算出部と、
前記補正量算出部で算出された前記補正量を記憶しておく補正量記憶部とを備え、
当該画像形成部が、用紙上に、前記補正量記憶部に記憶されている前記補正量に基づいて補正された画像を形成するものであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2は、請求項1の画像形成装置において、前記画像形成部が一枚の用紙の表裏面双方に画像を形成する機能を備え、
前記試験データによって表される前記試験画像は、さらに、用紙の表裏を識別する画像が複数分散配置されており、
前記画像形成部が、前記試験画像形成モードにおいて、前記試験データに基づいて、前記試験画像を、前記用紙台から食み出す寸法の用紙の表裏面双方に形成するものであることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記試験データによって表される前記試験画像は、さらに、複数枚の用紙を互いに識別する画像が複数分散配置されており、
前記画像形成部が、前記試験画像形成モードにおいて、前記試験データに基づいて、前記試験画像を、前記用紙台から食み出す寸法の複数枚の用紙上に形成するものであることを特徴とする。

請求項4は、請求項1から3のうちいずれか一項記載の画像形成装置において、前記画像読取部により前記試験画像形成モードにおいて形成された試験画像全体が読み取られたか否かを判定し、読取りの行われていない一部領域が存在する場合に警告を行なう警告部を備えたことを特徴とする。
請求項5は、
用紙台上に置かれた原稿画像を読み取って画像データを生成する原稿読取部と、
前記原稿
読取部で生成された画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部とを備え、
前記画像形成部が、
前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成される、画像補正用の補正量を求めるための試験画像を表わす試験データを記憶する記憶部を備えるとともに、
前記記憶部に記憶された前記試験データに基づく試験画像を、前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成する試験画像形成モードを有し、
当該画像形成部がさらに、前記試験画像形成モードにおいて前記試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて該試験画像の一部領域内の画像を読み取る動作の繰り返しにより読み取られた該試験画像を表わす画像データに基づいて、画像補正用の補正量を算出する補正量算出部と、
前記補正量算出部で算出された前記補正量を記憶しておく補正量記憶部とを備え、
当該画像形成部が、用紙上に前記補正量記憶部に記憶されている前記補正量に基づいて補正された画像を形成するものである画像形成装置の前記記憶部に記憶される試験データであって、
前記試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて、該用紙の該用紙台上に置かれた部分に形成されている、該試験画像のうちの一部領域内の画像を読み取る動作を、該用紙の該用紙台に置かれる姿勢を変更しながら複数回繰り返して該試験画像全域を読み取ることを予定したときの、該用紙の各姿勢における該用紙台上に置かれている部分に形成されている該一部領域をそれぞれ特定する識別画像が該各姿勢における該部分にそれぞれ含まれるように複数分散配置された試験画像を表わすものであることを特徴とする試験データである。
請求項1の画像形成装置および請求項5の試験データによれば、読取可能領域よりも大きい寸法の用紙に出力された試験画像の、用紙台に置かれる用紙の姿勢を変更しながらの読取りの繰り返しにより、読取可能領域よりも大きい寸法の用紙上に形成する画像の補正量を算出することができる。
請求項2又は3の画像形成装置によれば、試験画像が読取可能領域よりも大きい寸法の用紙の両面、又は、読取可能領域よりも大きい寸法の複数枚の用紙に出力された場合であっても、読み取られる各領域を互いに識別することができる。
請求項4の画像形成装置によれば、読取りの繰り返しの際の読取りの失敗が容易に把握される。
本実施形態の画像形成装置の全体構成図である。 図1の画像形成装置における、透明ガラスの広さ(用紙台の広さ)より大きいサイズの用紙上での補正量算出の流れを表したフローチャートである。 図1の表示画面に表示される画面を表した図である。 試験画像を有するN枚の大サイズの用紙のうちの1枚について読取りが行われる際に、用紙が、図1の透明ガラスと上カバーとの間に配置されるまでの様子を表した図である。 試験画像を表した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置10の全体構成図である。
本実施形態の画像形成装置は片面出力機能に加えて両面出力機能も備えたコピー機である。
この画像形成装置10は、用紙上の画像の読み取りを行って画像を表す画像データを生成する画像読取部200、その画像データに基づき読み取った画像を別の用紙上に形成する画像形成部100、ユーザから、出力枚数の指定や、両面/片面出力の選択や、画像出力前の用紙を収容しておくトレイの指定など、種々の画像形成情報の入力を受ける操作部270が備えられている。
操作部270には、タッチパネル式の表示画面2701と、画像読取・画像形成の開始を指示するスタートボタン、出力枚数等を指定する際の数値入力のための数値ボタン、画像形成装置の制御用のボタンといった各種のボタンからなるボタン群2702とが設けられている。このボタン群2702には、用紙上に画像を形成するにあたっての、用紙に対する画像形成位置の補正量や用紙上における画像の倍率に対する補正量といった種々の補正量の算出を行う補正量算出モードを画像形成装置10に設定するための補正量算出モードボタン2702aも含まれている。この補正量算出については後で詳述する。
画像読取部200は、ユーザにより開閉される上カバー260と、その上カバー260の直下に配置された透明ガラス250を備えている。この画像読取部200はさらに、その透明ガラス250の下に用紙上の画像読取を実行するための要素を備えている。
画像読取部200は、画像の読み取りを実行するための要素として、第1キャリッジ210、第2キャリッジ220、レンズ部230、およびCCDラインセンサ240を有している。第1キャリッジ210は、第1ミラー212とランプ211とを有し図1の左右方向に移動可能な要素である。この第1キャリッジ210はランプ211により読取対象の画像に光を照射しその反射光を受ける役割を担っている。第2キャリッジ220は、第2ミラー221と第3ミラー222とを有し第1キャリッジ210と同様に図の左右方向に移動可能な要素である。この第2キャリッジ220およびレンズ部230は、第1キャリッジ210の受けた反射光をCCDラインセンサ240に導く役割を担っている。また、CCDラインセンサ240は、この反射光を受けて画像を表す画像データを生成する役割を担っている。
ここで、この画像読取部200は、用紙上の画像を読み取る読取モードとして、搬送読取モードと静止読取モードとを有する。搬送読取モードでは、原稿トレイ261上に置かれた用紙300’が1枚ずつ給紙口260aから引き込まれ、一点鎖線矢印で示す搬送路を通って排出口260bまで不図示の機構で搬送される。この搬送読取モードは、搬送中の用紙上の画像を、静止した状態の第1キャリッジ210を用いて読み取って排紙台262の上に送り出す読取モードである。また、静止読取モードは、用紙を透明ガラス250の上に静止させ、図の実線矢印方向に移動する第1キャリッジ210を用いて読み取る読取モードである。この静止読取モードでは、透明ガラス250の、上カバー260側に向いた面が、読取対象の画像を有する用紙300が配置される用紙台となっている。ここで、上カバー260を開き、用紙300の読取対象の画像を有する面を図1の下方向に向けて透明ガラス250の上に配置し、上カバー260を閉じることによりこの用紙300が上から押えられる。静止読取モードでは、この状態で第1キャリッジ210が移動しながら透明ガラス250上の用紙300を照射し、用紙300上の画像が読み取られる。この第1キャリッジ210が移動時には用紙からの反射光CCDセンサ240に達するまでの間の光路長を常に同一に保つように第2キャリッジ220も同じ方向に第1キャリッジ210の半分の速度で移動する。
画像形成部100には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用の画像を形成するための画像形成ユニット1K,1C、1M,1Yや、レーザ光を照射する露光部100が備えられている。これら画像形成ユニット1K,1C、1M,1Yには、図1の矢印Bk方向,矢印Bc方向,矢印Bm方向,矢印By方向にそれぞれ回転する、電子写真方式用の積層型の現像剤保持体11K,11C、11M,11Yがそれぞれ備えられている。ここで、各画像形成ユニットには、上述の現像剤保持体の他に、不図示の帯電器および現像器が設けられている。各画像形成ユニット内の現像剤保持体は、不図示の帯電器により、あらかじめ定められた電位に表面電位が達するように帯電され、この帯電された現像剤保持体に露光部100が、レーザ光により、回転する現像剤保持体11K,11C、11M,11Yの回転軸に沿った方向についてのラスタ走査を行うことで、電位分布による静電潜像が現像剤保持体上に形成される。この静電潜像に対し、帯電したトナーを含む現像剤中のトナーを不図示の現像器が静電的に付着させることで静電潜像が現像され、これにより、現像剤保持体上にトナーによる現像像が形成される。
また、図1の各画像形成ユニット1の下側には、各現像剤保持体に接して図1の矢印A方向に移動する中間転写ベルト2が設けられており、その中間転写ベルト2を挟んで各現像剤保持体11K,11C、11M,11Yに対向する位置には各1次転写ロール110K,110C、110M,110Yが備えられている。この中間転写ベルト2は、各現像剤保持体上で形成された現像像の転写(1次転写)を受けて1次転写像を運搬する。
また、画像形成部100には、上述した、画像形成ユニット1K,1C、1M,1Y、中間転写ベルト2、および露光部100に加え、さらに、中間転写ベルト2上の1次転写像の、用紙への2次転写を行う2次転写ロール3aと、用紙上に転写された未定着の2次転写像を用紙に定着させる定着装置4とが備えられている。また、中間転写ベルト2の近傍には、各現像剤保持体からの1次転写像の間における相対的な位置や倍率の調整の際に各画像形成ユニットで形成され中間転写ベルト2上に転写された各色の検査用画像を検出するセンサ2aが備えられている。この相対的な位置や倍率の調整では、中間転写ベルト2上に転写された各色の検査用画像をセンサ2aが検出し、その検出結果に基づき、各色の検査用画像の間における相対的な位置や倍率が適正な位置や倍率となるように画像形成ユニット1K,1C、1M,1Yの調整が行われる。
また、画像形成部100には、それぞれ、用紙を収容する第1トレイ70A、第2トレイ70B、第3トレイ70Cの3つのトレイや、中間転写ベルト2を駆動する駆動ロール30も備えられている。中間転写ベルト2は、駆動ロール30やその他の複数のロールに張架された状態で駆動ロール30から駆動力を受けながら図1の矢印A方向に循環移動する。中間転写ベルト2は、バックアップロール3bにより2次転写ロール3aに押し付けられている。中間転写ベルト2上の1次転写像は、2次転写ロール3aの作用により、第1トレイ70A、第2トレイ70B、第3トレイ70Cのいずれかから取り出されてその2次転写ロール3aまで搬送されてきた用紙上に2次転写される。その2次転写を受けた用紙はさらに搬送され、定着器4によりその用紙上の2次転写像がその用紙上に定着されて排紙トレイ10上に排出される。ここで、中間転写ベルト2の近傍にはクリーニング装置2bが設けられており、用紙への2次転写後に中間転写ベルト2上に残留したトナーはこのクリーニング装置2bにより除去される。また、上述した、各現像剤保持体からの1次転写像の間における相対的な位置や倍率の調整の際に形成された中間転写ベルト2上の各色の検査用画像は、2次転写ロール3aで2次転写されることなくこのクリーニング装置2bにより除去される。
この画像形成装置10には、画像形成部100内の各部の制御を行うコントローラ6が設けられている。コントローラ6には、上述の画像読取部200のCCDラインセンサ240で生成された画像データを記憶する読取画像用メモリ64が備えられている。また、画像形成装置10では、用紙の搬送や画像形成ユニット1K,1C、1M,1Yの寸法/位置の誤差などに起因して用紙上の画像形成位置のずれや画像の倍率変化などが生じる。そこで、詳細は後述するが、この画像形成装置10では、用紙上に試験画像を形成し、その用紙上の試験画像を画像読取部200で読み取って、用紙に対する画像形成位置の補正量や用紙上における画像の倍率に対する補正量といった種々の補正量を算出することが行われる。このため、このコントローラ6には、上述の読取画像用メモリ64の他に、後述の補正量の算出で用いられる試験画像を表す試験画像データを記憶する試験画像用メモリ65が備えられている。また、算出された補正量を記憶する第1トレイ用メモリ群61、第2トレイ用メモリ群62、第3トレイ用メモリ群63も備えられており、これらは、上述の第1トレイ70A、第2トレイ70B、第3トレイ70Cにそれぞれ対応するメモリ群である。このように補正量を記憶するメモリ群がトレイに応じて設けられている理由は、用紙がトレイから取り出される経路に応じて用紙上での画像形成位置のずれや画像の倍率変化の程度にも違いが生じるためである。ここで、いずれのメモリ群も、用紙の種類(普通紙、薄紙、厚紙)に対応して普通紙用メモリ、薄紙用メモリ、厚紙用メモリの3つのメモリ(不図示)で構成されている。各メモリ群の普通紙用メモリ、薄紙用メモリ、厚紙用メモリには、各メモリ群に対応するトレイから取り出された用紙上に画像を形成する際の、用紙上における画像の形成位置や画像の倍率等を補正するための補正量が、その用紙の種類(普通紙、薄紙、厚紙)に応じて記憶されている。このように補正量を記憶するメモリが用紙の種類(普通紙、薄紙、厚紙)に応じて設けられている理由は、用紙の種類に応じて用紙上での画像形成位置のずれや画像の倍率変化の程度に違いが生じることがあるからである。ここで、各トレイ70A,70B,70Cには、どのようなサイズ、どのような種類(普通紙、薄紙、厚紙)の用紙を収容するかをあらかじめ設定するように構成されている。電源をオン/オフしても設定し直さない限り前回の設定が有効である。なお、本発明は、サイズ等を自動検知する構成を備えていてもよい。
読取画像用メモリ64に記憶されている画像データに基づく画像を用紙上に形成する際には、コントローラ6は、操作部270を介したユーザの操作により指定されたトレイに応じて、指定されたトレイに対応するメモリ群中の、そのトレイの用紙についてあらかじめ設定されている用紙の種類に対応するメモリから補正量を読み出して、その読み出した補正量に基づき、読取画像用メモリ64に記憶されている画像データに対し画像の形成位置の補正処理や画像の倍率の補正処理といった種々の補正処理を施し、その補正処理が施された画像データに基づく静電潜像の形成を上述の露光部5に行わさせる。ここで、補正量は、両面出力における表面での画像形成の際の表面用の補正量と、両面出力における裏面での画像形成の際の裏面用の補正量との2種類の補正量からなっている。両面出力が指定されているときの画像形成では、用紙両面のうち1番目に画像の出力が行われる面である表面の画像を表す画像データに対して表面用の補正量に基づき補正処理が施され、2番目に画像の出力が行われる面である裏面の画像を表す画像データに対して裏面用の補正量に基づき補正処理が施される。一方、片面出力が指定されているときの画像形成では、画像データに対して表面用の補正量に基づき補正処理が施される。
次に、この画像形成装置10における、画像の読み取りから用紙上への画像形成までの一連の動作について説明する。ここでは、静止読取モードが採用されている場合を例にとって説明する。
ユーザにより、読取対象の画像を有する面を図1の下方向に向けて用紙が透明ガラス250と上カバー260との間に配置され、さらに、操作部270を介して、画像形成に使用する用紙を収容するトレイの指定、両面/片面出力の選択、出力枚数の指定等がなされてボタン群2702の中の、画像読取・画像形成の開始を指示するスタートボタン(不図示)が押されると、第1キャリッジ210中のランプ211から光が照射され、そのランプで照射された光は、透明ガラス250を経て用紙300上で反射し、その反射光は、第1キャリッジ210の第1ミラー212、第2キャリッジ220の第2ミラー221および第3ミラー222を経て、レンズ部230によりCCDラインセンサ240上に結像される。図1では、画像読取部200内の点線矢印によってこの光の経路が示されている。第1キャリッジ210は、このようなランプによる光の照射を行いながら画像読取部200内の実線矢印方向(副走査方向)に移動し、さらに、第2キャリッジ220もこの第1キャリッジ210の移動速度の半分の速度で同じ方向に移動する。これにより、用紙300上の画像全体が照射されるとともに、画像のどの箇所で反射された反射光もその光路長を一定に保ったままでCCDラインセンサ240に結像される。このようにして、画像全体の反射光に基づく画像データがCCDラインセンサ240により生成される。生成された各画像データは、不図示の処理回路によりアナログ/デジタル変換などの種々の信号処理が施された後、コントローラ6に送られ、コントローラ6中の読取画像用メモリ64に記憶される。ユーザが、用紙300の反対側の面、あるいは、新たな用紙の新たな画像を有する面を透明ガラス250上に配置してスタートボタンを押すごとにこのような画像データの生成と読取画像用メモリ64への記憶とが繰り返される。
コントローラ6は、読取画像用メモリ64に記憶されている画像データに対し、第1トレイ用メモリ群61、第2トレイ用メモリ群62、第3トレイ用メモリ群63のうち、指定されたトレイに対応するメモリ群中の、そのトレイについてあらかじめ設定されている用紙の種類に対応するメモリから補正量を読み出して、その読み出した補正量に基づき、読取画像用メモリ64に記憶されている画像データに対し画像の形成位置の補正処理や画像の倍率の補正処理といった種々の補正処理を施す。そして、コントローラ6は、露光部5に対し、その補正処理が施された画像データに基づく静電潜像を、帯電した現像剤保持体11K,11C、11M,11Yの上に形成させる。形成された静電潜像は、各画像形成ユニット内の現像器によって、各画像形成ユニットに対応した色のトナーを含む現像剤中のトナーで現像されて各色の現像像が形成される。このようにして各画像形成ユニットごとに形成された各色の現像像は、各現像剤保持体に対応した1次転写ロール110K,110C,110M,110Yにおいて、中間転写ベルト2上に、順次転写(1次転写)されて重ね合わされていき、多色の1次転写像が形成される。そして、この多色の1次転写像は、中間転写ベルト2により2次転写ロール3aまで運搬されていく。一方、第1トレイ70A、第2トレイ70B、第3トレイ70Cのうちの指定されたトレイ中の用紙が、上記の多色の1次転写像の形成と呼応して取り出されて、第1搬送ロール対41aおよび第2搬送ロール対41bによって搬送され、さらに位置合わせロール対40によって用紙の態勢が整えられる。さらにこの位置合わせロール対40により、中間転写ベルト2上の1次転写像が2次転写ロール3aの位置に達するのにタイミングを合わせてその位置に用紙が送られるように用紙が送り出され、この送り出された用紙に対し、2次転写ロール3aにより、上述の多色の1次転写像が転写(2次転写)される。その2次転写を受けた用紙は、さらに搬送ベルト31で搬送され、定着装置4によって用紙上の2次転写像に定着処理が施される。図1においては、この時の用紙搬送路が、画像形成部100内の右向きの点線矢印で示す経路で示されている。なお、用紙への2次転写後に中間転写ベルト2上に残留したトナーはクリーニング装置2bにより除去される。
片面出力が選択されている場合には、用紙はこの用紙搬送路を一回だけ通って定着装置4において2次転写像の定着が行われた後、送出ロール対40aを通過して、そのまま排紙トレイ10a上に排出される。
一方、両面出力が選択されている場合には、右向きの矢印で示す上述の用紙搬送路を通ることで用紙の片面に2次転写像の転写および定着が行われた後、送出ロール対40aへ向かうことなく第1の両面用搬送ロール対40bの間を通り、下向きの点線矢印で示す経路を通って下方に搬送される。その後、第2の両面用搬送ロール対40cの回転方向が反転して用紙の搬送方向が上方に転じ、さらに、左向きの点線矢印で示す経路を通って、第3の両面用搬送ロール対40dおよび第4の両面用搬送ロール対40eを通過し、第1搬送ロール対41a、第2搬送ロール対41b、および位置合わせロール対40を経て、再び2次転写ロール3aに向かう。ここで、用紙が最初に2次転写ロール3aで転写を受けてから再び2次転写ロール3aの位置に達するまでの間に、中間転写ベルト2上においては、上述した方式で新たな多色の1次転写像の形成が行われている。そして、用紙が2回目に2次転写ロール3aに達した時に、その新たな多色の1次転写像が、用紙が1回目に2次転写を受けた時とは反対側の面に2次転写される。そして、その反対側の面上の新たな2次転写像に対して定着装置4により定着処理が施されて、両面に定着像が形成された用紙が排紙トレイ10a上に排出される。ここで、用紙の反対側の面への2次転写後に中間転写ベルト2上に残留したトナーはクリーニング装置2bにより除去される。
以上が、この画像形成装置10の動作についての説明であり、画像形成装置10では、このようにして読み取った画像の用紙への画像形成が行われる。
以上の説明では、静止読取モードが採用された場合を例にとって説明したが、搬送読取モードが採用された場合は、搬送中の用紙上の画像を、静止した状態の第1キャリッジ210を用いて読み取る点が異なることを除き、上述の画像読取・画像形成と同じである。
なお、以上の説明では、用紙内における画像の形成位置の補正にあたって、画像データに対する画像の形成位置の補正処理が行われているが、本発明は、画像データに対するこのような補正処理に代えて、用紙内における画像の形成位置の補正を行うものであってもよい。たとえば、用紙内における用紙搬送方向についての画像全体の位置補正については、位置合わせロール対40を制御して2次転写ロール3aに向けて用紙を送り出すタイミングを変更することで補正を行うものであってもよい。また、用紙内における用紙搬送方向と垂直な方向についての画像全体の位置補正については、露光部3を制御して用紙搬送方向と垂直な方向(各現像剤保持体の回転軸方向)について各現像剤保持体上での静電潜像の書き出し位置を変更することで補正を行うものであってもよい。
ここで、この画像形成装置10では、画像読取部200は、透明ガラス250の広さ(すなわち、用紙台の広さ)よりもサイズの大きい用紙上の画像を一度に読み取ることはできないが、画像形成部100は、こうした用紙サイズの制約をあまり受けず、透明ガラス250の広さ(用紙台の広さ)より大きいサイズの用紙上での画像形成も可能である。これは、画像読取部200で読み取った画像を拡大して用紙上に形成する必要性や、画像形成後の用紙を裁断して所期の寸法に揃えるために寸法が少し大きい用紙上に画像を形成する必要性を考慮したものである。例えば、透明ガラス250の広さ(用紙台の広さ)がA3用紙と同程度の広さのものであるとすると、A3用紙よりもサイズの大きい用紙にA3サイズやA4サイズの画像を出力させておいて、このA3用紙よりもサイズの大きい用紙から、そのA3サイズやA4サイズの画像を含む用紙部分を裁断するといった処理を行うことができる。このように透明ガラス250の広さ(すなわち、用紙台の広さ)よりもサイズの大きい用紙に画像を出力する場合でも、透明ガラス250の広さよりもサイズの小さい用紙に画像を出力する場合と同様に、用紙中のあらかじめ定められた位置に、あらかじめ定められた大きさ(倍率)で画像が正確に出力されることが望ましい。
以下では、この点を踏まえて、用紙上に形成される画像の位置や倍率等の補正量算出について説明する。
この画像形成装置10では、ブラック(K)用の画像形成ユニット1Kを用いて、以下に説明する画像の位置や倍率等の補正量算出が行われる。なお、他のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の画像形成ユニットを用いた場合における補正量については、ブラック(K)用の画像形成ユニット1Kを含めた4色の各画像形成ユニットで形成された1次転写像の間における上述の相対的な位置や倍率の調整を通じて、ブラック(K)用の画像形成ユニット1Kを用いて算出された補正量から得ることができる。
この画像形成装置10では、図1の操作部270における補正量算出モードボタン2702aが押されることで、補正量を算出するモードが画像形成装置10に設定される。ここで、この画像形成装置10では補正量算出は用紙のサイズごとに行われ、補正量算出モードボタン2702aが押されるごとに用紙のサイズごとの補正量算出モードに切り替わる。なお、この画像形成装置10では、補正量算出モードボタン2702aが押されない限り、上述した方式で画像読取・画像形成を行う通常モードが設定され、この通常モードが画像形成装置10の電源投入時におけるデフォルトのモードである。
この画像形成装置10では、透明ガラス250の広さ(用紙台の広さ)以下のサイズの用紙における画像の形成位置や画像の倍率等の補正量算出が行われる際には、試験画像を表す試験画像データが試験画像用メモリ65から読み出されて上述のように画像の形成位置や画像の倍率等に関する補正処理が施された上で、補正処理後の試験画像データに基づき、試験画像が出力される。そして、その試験画像の読み取りが行われて試験画像の位置情報が取得されることにより、適正な画像の形成位置や適性な画像の倍率等の適正な画像状態を実現するための補正量が算出されて算出された補正量がこの用紙を収容していたトレイに対応するメモリ群(図1参照)のうちの、用紙の種類(普通紙、薄紙、厚紙)に応じたメモリに記憶される。ここで、このような透明ガラス250の広さ以下のサイズの用紙における画像の形成位置や画像の倍率等の補正量算出については、用紙台上にその用紙全面を載せてその用紙上の画像を一度に読み取って画像の形成位置の補正量や画像の倍率の補正量といった種々の補正量を算出するという従来の補正量算出方法(例えば特許文献1の方法)と同様の補正量算出方法が用いられる。方法(例えば特許文献1の方法)と同様の補正量算出方法が用いられる。
しかしながら、透明ガラス250の広さ(用紙台の広さ)より大きいサイズの用紙における画像の形成位置や画像の倍率等の補正量算出については、従来の補正量算出方法(例えば特許文献1の方法)では、こうした大きいサイズの用紙中の試験画像を一度に読み取ることができないため、従来の補正量算出方法をそのまま適用することができない。
ここで、この画像形成装置10には、透明ガラス250の広さ(用紙台の広さ)より大きいサイズの用紙上での画像形成位置や画像の倍率等に対する補正量算出を可能とするための工夫が備えられている。以下、その工夫について説明する。以下では、このように透明ガラス250の広さより大きいサイズの用紙のことを「大サイズの用紙」と呼ぶこととし、簡単のために、透明ガラス250は、大サイズの用紙の半分のサイズよりは広いが大サイズの用紙よりも狭いものとする。また、図1の第1トレイ70Aに普通紙の大サイズの用紙が収容され、第2トレイ70Bに厚紙の大サイズの用紙が収容され、図1の第3トレイ70Cに、大サイズより小さいサイズの普通紙の用紙が収容されているものとする。そして、ここでは一例として、図1の第1トレイ70Aに普通紙の大サイズの用紙を用いて補正量算出を行う場合について説明を行う。
図2は、図1の画像形成装置10における、透明ガラス250の広さ(用紙台の広さ)より大きいサイズの用紙上での補正量算出の流れを表したフローチャートである。
上述したように、この画像形成装置10では補正量算出は用紙のサイズごとに行われ、補正量算出モードボタン2702aが押されるごとに用紙のサイズごとの補正量算出モードに切り替わる。ここで、あらかじめ定められた回数だけ押されることで、大サイズの用紙上での画像の形成位置や画像の倍率等に対する補正量を算出するモードが画像形成装置10に設定される(ステップS1)。
図3は、大サイズの用紙上での画像の形成位置や画像の倍率等に対する補正量を算出するモードが設定される際に、図1のタッチパネル式の表示画面2701に表示される画面を表した図である。
この画面では、試験画像の出力が行われる用紙を、その用紙を収容するトレイの指定を介して指定するための、第1トレイ欄2701e、第2トレイ欄2701f、第3トレイ欄2701gの3つのトレイ欄、試験画像の出力を指示するための試験画像出力欄2701a、これからユーザが画像形成装置10に試験画像の読取りを行わせる旨を画像形成装置10側に伝えるための読取り開始欄2701b、画像形成装置10に試験画像の読取りを行わせる作業をユーザが完了した旨を画像形成装置10側に伝えるための読取り完了欄2701c、補正量算出モードから通常モードに戻るためのESC欄2701dが、ユーザの指の接触を受ける欄として表示されている。ここで、上述したように、第1トレイ70A,第2トレイ70B,第3トレイ70Cは,設定により各トレイに収容する用紙の種類(普通紙、薄紙、厚紙)と対応付けがなされており、図3では、各トレイに収容する用紙の種類が、各トレイ欄2701e,2701f,2701gの隣に表示されている。例えば、第1トレイ70Aに対応する第1トレイ欄2701eの隣には、第1トレイ70Aに収容されている大サイズの用紙の種類である「普通紙」が表示されている。ここで、この大サイズの用紙上での補正量を算出するモードでは、大サイズの用紙を収容しているトレイに対応するトレイ欄のみが選択可能であり、大サイズの用紙を収容していないトレイに対応するトレイ欄については選択できない。この図では、大サイズの用紙を収容していない第3トレイ70Cに対応する第3トレイ欄2701gの周囲が点線で表示されていることで、ユーザが指で接触しても選択することができないことが示されている。
普通紙の大サイズの用紙(つまり、薄紙や厚紙ではない大サイズの用紙)についての補正量算出を行うため、普通紙の大サイズの用紙を収容している図1の第1トレイ70Aに対応した第1トレイ欄2701eがユーザの指の接触を受け、次に、試験画像の出力実行のために試験画像出力欄2701aがユーザの指の接触を受ける。第1トレイ欄2701eがユーザの指の接触を受けることで、試験画像出力の際に用いられる補正量として図1の第1トレイ用メモリ群61中の不図示の普通紙用メモリに記憶されている補正量が用いられることが決定される。試験画像出力欄2701aがユーザの指の接触を受けると、図1の画像形成部100において、試験画像を表す試験画像データが図1の試験画像用メモリ65から読み出されて、上記の普通紙用メモリにこの時点で記憶されている補正量を用いて画像の形成位置や画像の倍率等に関する補正処理が施される。そして、その補正処理後の試験画像データに基づき、あらかじめ定められた出力枚数(N枚とする)の大サイズの用紙の両面に試験画像が出力される(図2のステップS2)。このときの画像形成については、上述した、両面出力が選択されているときの画像形成と同じである。
次に、読取り開始欄2701bがユーザの指の接触を受け(図2のステップS3)、これにより、これからユーザが画像形成装置10に試験画像の読取りを行わせる旨が画像形成装置10側に伝えられる。そして、以下に説明する手順で試験画像の読取りが行われる。
図4は、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙のうちの1枚について読取りが行われる際に、用紙が、図1の透明ガラス250と上カバー260との間に配置されるまでの様子を表した図である。
まず、図4のパート(a)で示すように、試験画像を有する大サイズの用紙400の上側の部分が、読取対象の画像部分を有する面を透明ガラス250側に向けて透明ガラス250上に配置される。
次に、図4のパート(b)で示すように、透明ガラス250上の大サイズの用紙400の上側の部分の上に、両面の全域が黒一色となっている黒色紙400aが配置され、これにより、この上側の部分は、黒色紙400aによって完全に覆われる。この黒色紙400aは、大サイズの用紙400のエッジ部分が読取りによって明確に認識されるように、大サイズの用紙400に対し黒の背景を与えるためのものである。
次に、図4のパート(c)で示すように、大サイズの用紙400の上側の部分および黒色紙400aの上を上カバー260で覆い、この状態で図1の画像読取部200により読取りが実行される。このときの画像読取部200の動作については図1の説明において上述した通りであり、読み取った試験画像の一部を表す読取りデータが読取画像用メモリ64に記憶される。ただし、通常モードのときと異なり、補正量算出モードが設定されている状況では、この読取りデータに基づく画像形成は行われない。
以上説明した手順を踏んで今度は、大サイズの用紙400の下側の部分について読取りが行われ、さらに、その裏面の上側の部分および下側の部分についてもそれぞれ読取りが行われる。このような、用紙の表面の上側と下側の部分、および、その裏面の上側と下側の部分についての読取りが、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙について順次繰り返され、読取りごとに読取りデータが読取画像用メモリ64に記憶されていく(図2のステップS4)。
ここで、試験画像について説明する。
図5は、試験画像を表した図である。
図5は、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙のうち、例として、1枚目の大サイズの用紙の表面501Aと裏面501B、および、2枚目の大サイズの用紙の表面502Aと裏面502Bが、図5のパート(a)〜パート(d)にそれぞれ示されている。ここで、裏面501B,502Bは、それぞれ、表面501A,502Aを、大サイズの用紙の長尺方向を回転軸として180度回転させたときに現れる面である。
1枚目の大サイズの用紙の表面501Aと裏面501B、および、2枚目の大サイズの用紙の表面502Aと裏面502Bのいずれにも、上端水平ライン601、中央水平ライン602、下端水平ライン603、左端垂直ライン604、中央垂直ライン605、右端垂直ライン606が記載されている。これらは、画像形成位置等の画像の情報を検出するための検出用画像である。ここで、図5のパート(a)〜パート(d)では、1枚目の大サイズの用紙の表面501Aと裏面501B、および、2枚目の大サイズの用紙の表面502Aと裏面502Bのそれぞれの上側部分と下側部分を、図4で説明した配置方式に従って配置して読取りを順番に行ったときの各読取領域が、点線で示す、1回目読取領域701,2回目読取領域702,3回目読取領域703,4回目読取領域704,5回目読取領域705,6回目読取領域706,7回目読取領域707,8回目読取領域708の8個の読取領域として表されており、各読取領域の広さは、透明ガラス250の広さ(すなわち原稿台の広さ)に対応するものである。また、図5のパート(a)〜パート(d)の各用紙の周囲には、図4のパート(b)で透明ガラス250上に配置された用紙部分を覆う黒色紙400aも合わせて図示されている。
図5のパート(a)に示すように、1回目読取領域701と2回目読取領域702は、中央水平ライン602付近の領域で互いに重なっており、1枚目の大サイズの用紙の表面501Aにおける、1回目読取領域701内の上側の部分を表す読取りデータと、2回目読取領域702内の下側の部分を表す読取りデータとが、いずれも、中央水平ライン602の位置情報を含むようになっている。
この点は、図5のパート(b)〜パート(d)でも同様であり、中央水平ライン602の位置情報は、3回目読取領域703内の上側の部分を表す読取りデータと、4回目読取領域704内の下側の部分を表す読取りデータとの間、5回目読取領域705内の上側の部分を表す読取りデータと、6回目読取領域706内の下側の部分を表す読取りデータとの間、および、7回目読取領域707内の上側の部分を表す読取りデータと、8回目読取領域708内の下側の部分を表す読取りデータとの間で、それぞれ互いに共通のものとなっている。
ここで、1枚目の大サイズの用紙の表面501Aと裏面501B、および、2枚目の大サイズの用紙の表面502Aと裏面502Bのそれぞれの上側部分と下側部分には、大サイズの用紙の表面と裏面とを識別するための面識別画像801A,802A,803A,804A,805A,806A,807A,808A、および、大サイズの用紙の用紙の上側と下側とを識別するための上下識別画像801B,802B,803B,804B,805B,806B,807B,808Bがそれぞれ記載されている。また、何枚目の用紙であるかを識別するための枚数識別画像801C,802C,803C,804C,805C,806C,807C,808C、および、いずれのトレイから出力されたかを示すトレイ識別画像801D,802D,803D,804D,805D,806D,807D,808Dもそれぞれ記載されている。
例えば、この図5では、表面501A,502Aでは、面識別画像801A,802A,805A,806Aは共通の「□□」の画像であり、一方、裏面501B,502Bでは、面識別画像803A,804A,807A,808Aは共通の「□□□」の画像であって、この2種類の画像で裏面と表面とが識別される。また、表面501A,502A、および、裏面501B,502Bでは、上側部分の上下識別画像801B,803B,805B,807Bは共通の「△」の画像であり、一方、下側部分の上下識別画像802B,804B,806B,808Bは共通の「△△」の画像であって、この2種類の画像で上側部分と下側部分とが識別される。また、1枚目の表面501Aおよび裏面501Bの上側部分および下側部分の枚数識別画像801C,802C,803C,804Cは共通の「○」の画像であり、一方、2枚目の表面502Aおよび裏面502Bの上側部分および下側部分の枚数識別画像805C,806C,807C,808Cは共通の「○○」の画像であってり、この2種類の画像で、1枚目の大サイズの用紙であるか、それとも、2枚目の大サイズの用紙であるかが識別される。ここで、トレイ識別画像801D,802D,803D,804D,805D,806D,807D,808Dについては、1枚目の大サイズの用紙も2枚目の大サイズの用紙も同じ第1トレイ70A(図1参照)から取り出された用紙であることからいずれも共通の「×」の画像となっている。
この画像形成装置10で用いられる試験画像は、このような面識別画像,上下識別画像、枚数識別画像、およびトレイ識別画像の4種類の識別画像と、上端水平ライン601、中央水平ライン602、下端水平ライン603、左端垂直ライン604、中央垂直ライン605、右端垂直ライン606の6本のラインからなる検出用画像とで構成されている。
ここで、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙の間では、このような面識別画像,上下識別画像、枚数識別画像の3種類の識別画像によって各用紙の表面の上側部分と下側部分、および、各用紙の裏面の上側部分と下側部分とが互いに識別され、各読取りデータに含まれる、面識別画像,上下識別画像、枚数識別画像の3種類の識別画像を表す識別画像データに基づき、それぞれの読取りデータが特定されることとなる。なお、トレイ識別画像は、後述するように、算出した補正量を記憶するためのメモリ群(図1参照)を特定するために用いられる。
図2に戻って説明を続ける。
ユーザがすべての用紙について読取りを完了したと判断して図3の読取り完了欄2701cがユーザの指の接触を受けるまで(ステップS5;No)、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙のそれぞれについてその表面の上側部分と下側部分、および、裏面の上側部分と下側部分について読取りとその読取データの記憶とが続けられる(ステップS4)。ユーザがすべての用紙について読取りを完了したと判断して図3の読取り完了欄2701cがユーザの指の接触を受けると(ステップS5;Yes)、次に、図1のコントローラ6は、それまでに読取画像用メモリ64に記憶されていた、試験画像の読取りデータ中の識別画像データを解析して、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙の表面の上側部分と下側部分、および、裏面の上側部分と下側部分をそれぞれ特定する識別画像データがすべて揃っているか否かを判定する(ステップS6)。
ユーザが読取りを行うのを一部忘れてしまった等の事情により、識別画像データがすべて揃っていないと判定された場合には(ステップS6;No)、図1のコントローラ6は、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙の表面の上側部分と下側部分、および、裏面の上側部分と下側部分のうち、読取りが行われていない部分が存在しており、その足りない識別画像データを有する部分について再度の読取りを行うべきことをユーザに促す警告メッセージを図1の表示画面2701に表示させる(ステップS7)。例えば、「2枚目の裏面の下側部分の読取りが行われておりません。2枚目の裏面の下側部分を原稿台に配置して再度読取りを行って下さい。」といった警告メッセージが表示される。読取りが行われていない部分が、図4で説明した配置方式に従って配置されて読取りが実行され、さらに、その読取りデータが図1の読取画像用メモリ64に記憶されて(ステップS4)、ユーザにより図3の読取り完了欄2701cがユーザの指の接触を受けると(ステップS5;Yes)、再度、識別画像データがすべて揃っているか否かが判定される(ステップS6)。
識別画像データがすべて揃っていると判定された場合には(ステップS6;Yes)、次に、図1のコントローラ6は、それまでに読取画像用メモリ64に記憶されていた、試験画像の読取りデータ中の識別画像データを解析して、重複する識別画像データが存在するか否かが判定する(ステップS8)。
ユーザが誤って同じ部分の読取りを重複して行ってしまった等の事情により、重複する識別画像データが存在する場合には(ステップS8;Yes)、図1のコントローラ6は、重複する識別画像データを含む読取り読取りデータのうち、最初に読取画像用メモリ64に記憶されたものを選択する(ステップS9)。
重複する識別画像データが存在しない場合(ステップS8;No)におけるすべての読取りデータ、あるいは、重複する識別画像データが存在して(ステップS8;Yes)読取りデータの選択が行われた(ステップS9)後の読取りデータは、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙の表面の上側部分と下側部分、および、裏面の上側部分と下側部分にそれぞれ対応する、2×2×N=4N個の読取りデータとなっている。図1のコントローラ6は、これら4N個の読取りデータそれぞれについて、4N個の読取りデータそれぞれで表される検出画像の位置パラメータを抽出する。図5のパート(a)の上側部分を例にとって具体的に説明すると、まず、読み取った画像中において、図4の黒色紙250に起因する黒色部分が、用紙に対応する白色部分に変化する箇所を求めることで用紙のエッジを検出し、これによりエッジの1つの交点である用紙の角の位置を原点O(図5のパート(a)参照)として決定する。次に、上端水平ライン601、中央水平ライン602、左端垂直ライン604、中央垂直ライン605、右端垂直ライン606をそれぞれ検出し、6つの交点A,A,A,A,A,Aの各座標を求める。この6つの座標の座標値が上述の検出画像の位置パラメータである。
次に、図1のコントローラ6は、この位置パラメータを、試験画像を有するN枚の用紙について平均する。たとえば、図1のコントローラ6は、N枚の大きいサイズの用紙それぞれの表面の上側部分における6つの座標の座標値に関し、N枚の大きいサイズの用紙の間で平均値を求める。ここで、いずれかの座標について座標値が、あらかじめ定められた範囲を超えている場合は位置パラメータの誤検出の可能性があるため、このような場合には、あらかじめ定められた範囲を座標値が超えている座標を1つでも有する用紙については上記の平均の算出からは除外され、残りの用紙についての平均が算出される(ステップS10)。
次に、図1のコントローラ6は、表面および裏面それぞれについて、試験画像(図5参照)における、上端水平ライン601と下端水平ライン603との間の距離、左端垂直ライン604と右端垂直ライン606との間の距離、上側のエッジと上端水平ライン601との距離、左側のエッジと左端垂直ライン604との間の距離といった種々の位置情報を算出する。
例えば、上端水平ライン601と下端水平ライン603との間の距離については、大サイズの用紙の上部分で、上端水平ライン601と中央垂直ライン605との交点の平均の座標と、中央水平ライン602と中央垂直ライン605との交点の平均の座標との間の距離を算出し、大サイズの用紙の下部分で、下端水平ライン603と中央垂直ライン605との交点の平均の座標と、中央水平ライン602と中央垂直ライン605との交点の平均の座標との間の距離を算出し、上部分で算出された距離と下部分で算出された距離との和として、上端水平ライン601と下端水平ライン603との間の距離を求めることができる。また、左端垂直ライン604と右端垂直ライン606との間の距離については、大サイズの用紙の上部分と下部分のそれぞれで、中央水平ライン602と左端垂直ライン604との交点の平均の座標と、中央水平ライン602と右端垂直ライン606との交点の平均の座標との間の距離を算出し、上部分で算出された距離と下部分で算出された距離の平均の距離として、左端垂直ライン604と右端垂直ライン606との間の距離を求めることができる。また、上側のエッジと上端水平ライン601との距離、および、左側のエッジと左端垂直ライン604との間の距離については、上端水平ライン601と左端垂直ライン604との交点の平均の座標の、左端垂直ライン604に沿った方向の座標成分、および、上端水平ライン601に沿った方向の座標成分として求めることができる。
ここで、上端水平ライン601と下端水平ライン603との間の距離は、図5の垂直方向についての試験画像の倍率を決定するものであり、左端垂直ライン604と右端垂直ライン606との間の距離は、図5の水平方向についての試験画像の倍率を決定するものである。また、上側のエッジと上端水平ライン601との距離、および、左側のエッジと左端垂直ライン604との間の距離は、大サイズの用紙における試験画像の位置を決定するものである。図1のコントローラ6は、これら2種類の倍率と、大サイズの用紙における試験画像の位置とが適正な値となるために必要な画像形成位置および倍率の補正量を算出する(ステップS11)。このようにして、大サイズの用紙における表面用の補正量と裏面用の補正量とが算出されることとなる。
補正量の算出が行われると、次に、図1のコントローラ6は、識別画像データ中の、トレイ識別画像を表すデータに基づき、大きいサイズの用紙の取り出されたトレイ(この説明の例では図1の第1トレイ70A)を特定し、特定されたトレイに対応するメモリ群(この説明の例では図1の第1トレイ用メモリ群61)中の普通紙用メモリ,薄紙用メモリ,厚紙用メモリのいずれにその補正量を記憶させるかの選択を行わせるかの選択画面(不図示)を図1の表示画面に表示させる(ステップS12)。ここで、このように、ユーザが用紙の種類(通紙用、薄紙、厚紙)に応じて、メモリの選択を行うようになっている理由は、用紙の種類ごとに補正量の管理を行うのに便利だからである。
この選択画面を通じて、ユーザが、第1トレイ用メモリ群61中の普通紙用メモリを選択すると、図1のコントローラ6は、その選択されたメモリに補正量(表面用の補正量と裏面用の補正量)を記憶させる(ステップS13)。ここで、この補正量の記憶の際には、メモリに元々記憶されていた補正量に対し、上述の過程を経て算出された新たな補正量が上書きされる。
以上説明したように、この画像形成装置10では、透明ガラス250の広さ(すなわち、原稿台あるいは読取可能領域)よりも大きい大サイズの用紙に試験画像が出力される場合であっても、試験画像を有するN枚の大サイズの用紙の表面の上側部分と下側部分、および、裏面の上側部分と下側部分をそれぞれ識別する識別画像を備えることで、大サイズの用紙の両面の上側部分と下側部分とで分割した読取りで得られた読取りデータから、大サイズの用紙の両面それぞれについて画像形成位置等の補正量を算出することが可能となっている。
特に、用紙の枚数で平均化された位置パラメータ(座標値)の平均を算出することで、平均の算出が行われない場合(たとえば用紙の1枚の両面にしか試験画像の出力を行わない場合)と比較して、補正量の精度が向上している。
また、試験画像の読取りの際に、ユーザの操作ミス等により、必要な読取り部分が欠落してしまった場合であっても、警告メッセージを表示することで、欠落した部分の存在が容易にユーザに把握されることとなりユーザに読取りのやり直しが促される。
1Y,1M,1C,1K 画像形成ユニット
10 画像形成装置
10a 排紙トレイ
11K,11C,11M,11Y 現像剤保持体
100 画像形成部
110K,110C,110M,110Y 1次転写ロール
2 中間転写ベルト
2a センサ
2b クリーニング装置
200 画像読取部
210 第1キャリッジ
211 ランプ
212 第1ミラー
220 第2キャリッジ
221 第2ミラー
222 第3ミラー
230 レンズ部
240 CCDラインセンサ
250 透明ガラス
260 上カバー
260a 給紙口
260b 排出口
261 原稿トレイ
262 排紙台
270 操作部
2701 表示画面
2701a 試験画像出力欄
2701b 読取り開始欄
2701c 読取り完了欄
2701d ESC欄
2701e 第1トレイ欄
2701f 第2トレイ欄
2701g 第3トレイ欄
2702 ボタン群
2702a 補正量算出モードボタン
3a 2次転写ロール
3b バックアップロール
30 駆動ロール
31 搬送ベルト
300,300’ 用紙
4 定着装置
40 位置合わせロール対
40a 送出ロール対
40b 第1の両面用搬送ロール対
40c 第2の両面用搬送ロール対
40d 第3の両面用搬送ロール対
40e 第4の両面用搬送ロール対
41a 第1搬送ロール対
41b 第2搬送ロール対
400 大サイズの用紙
400a 黒色紙
5 露光部
501A 1枚目の大サイズの用紙の表面
501B 1枚目の大サイズの用紙の裏面
502A 2枚目の大サイズの用紙の表面
502B 2枚目の大サイズの用紙の裏面
6 コントローラ
61 第1トレイ用メモリ群
62 第2トレイ用メモリ群
63 第3トレイ用メモリ群
64 読取画像用メモリ
65 試験画像用メモリ
601 上端水平ライン
602 中央水平ライン
603 下端水平ライン
604 左端垂直ライン
605 中央垂直ライン
606 右端垂直ライン
701 1回目読取領域
702 2回目読取領域
703 3回目読取領域
704 4回目読取領域
705 5回目読取領域
706 6回目読取領域
707 7回目読取領域
708 8回目読取領域
801A,802A,803A,804A 面識別画像
805A,806A,807A,808A 面識別画像
801B,802B,803B,804B 上下識別画像
805B,806B,807B,808B 上下識別画像
801C,802C,803C,804C 枚数識別画像
805C,806C,807C,808C 枚数識別画像
801D,802D,803D,804D トレイ識別画像
805D,806D,807D,808D トレイ識別画像
O 原点
,A,A,A,A,A 交点

Claims (5)

  1. 用紙台上に置かれた原稿画像を読み取って画像データを生成する原稿読取部と、
    前記原稿読取部で生成された画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部とを備え、
    前記画像形成部が、
    前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成される、画像補正用の補正量を求めるための試験画像であって、該試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて、該用紙の該用紙台上に置かれた部分に形成されている、該試験画像のうちの一部領域内の画像を読み取る動作を、該用紙の該用紙台に置かれる姿勢を変更しながら複数回繰り返して該試験画像全域を読み取ることを予定したときの、該用紙の各姿勢における該用紙台上に置かれている部分に形成されている該一部領域をそれぞれ特定する識別画像が該各姿勢における該部分にそれぞれ含まれるように複数分散配置された試験画像を表わす試験データを記憶する記憶部を備えるとともに、
    前記記憶部に記憶された該試験データに基づく試験画像を前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成する試験画像形成モードを有し、
    当該画像形成部がさらに、前記試験画像形成モードにおいて前記試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて該試験画像の一部領域内の画像を読み取る動作の繰り返しにより読み取られた該試験画像を表わす画像データに基づいて、画像補正用の補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量算出部で算出された前記補正量を記憶しておく補正量記憶部とを備え、
    当該画像形成部が、用紙上に、前記補正量記憶部に記憶されている前記補正量に基づいて補正された画像を形成するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部が一枚の用紙の表裏面双方に画像を形成する機能を備え、
    前記試験データによって表される前記試験画像は、さらに、用紙の表裏を識別する画像が複数分散配置されており、
    前記画像形成部が、前記試験画像形成モードにおいて、前記試験データに基づいて、前記試験画像を、前記用紙台から食み出す寸法の用紙の表裏面双方に形成するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記試験データによって表される前記試験画像は、さらに、複数枚の用紙を互いに識別する画像が複数分散配置されており、
    前記画像形成部が、前記試験画像形成モードにおいて、前記試験データに基づいて、前記試験画像を、前記用紙台から食み出す寸法の複数枚の用紙上に形成するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像読取部により前記試験画像形成モードにおいて形成された試験画像全体が読み取られたか否かを判定し、読取りの行われていない一部領域が存在する場合に警告を行なう警告部を備えたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項記載の画像形成装置。
  5. 用紙台上に置かれた原稿画像を読み取って画像データを生成する原稿読取部と、
    前記原稿読取部で生成された画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部とを備え、
    前記画像形成部が、
    前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成される、画像補正用の補正量を求めるための試験画像を表わす試験データを記憶する記憶部を備えるとともに、
    前記記憶部に記憶された前記試験データに基づく試験画像を、前記用紙台から食み出す寸法の用紙上に形成する試験画像形成モードを有し、
    当該画像形成部がさらに、前記試験画像形成モードにおいて前記試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて該試験画像の一部領域内の画像を読み取る動作の繰り返しにより読み取られた該試験画像を表わす画像データに基づいて、画像補正用の補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量算出部で算出された前記補正量を記憶しておく補正量記憶部とを備え、
    当該画像形成部が、用紙上に前記補正量記憶部に記憶されている前記補正量に基づいて補正された画像を形成するものである画像形成装置の前記記憶部に記憶される試験データであって、
    前記試験画像が形成された用紙が前記用紙台上に一部が食み出した状態に置かれて、該用紙の該用紙台上に置かれた部分に形成されている、該試験画像のうちの一部領域内の画像を読み取る動作を、該用紙の該用紙台に置かれる姿勢を変更しながら複数回繰り返して該試験画像全域を読み取ることを予定したときの、該用紙の各姿勢における該用紙台上に置かれている部分に形成されている該一部領域をそれぞれ特定する識別画像が該各姿勢における該部分にそれぞれ含まれるように複数分散配置された試験画像を表わすものであることを特徴とする試験データ。
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