JP2001061053A - 画像形成装置及び方法 - Google Patents

画像形成装置及び方法

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JP2001061053A
JP2001061053A JP11236359A JP23635999A JP2001061053A JP 2001061053 A JP2001061053 A JP 2001061053A JP 11236359 A JP11236359 A JP 11236359A JP 23635999 A JP23635999 A JP 23635999A JP 2001061053 A JP2001061053 A JP 2001061053A
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Hiroyuki Soda
宏之 左右田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的低解像度の画像読取装置でも付加情報
の読み出しが可能で且つ画質を極力劣化させずに画像中
に多量の付加情報を埋め込む。 【解決手段】 付加情報のコード値に応じて、画素を描
画するセルの大きさを変化させて、そのセル内に画素を
描画することで付加情報を埋め込む。すなわち、基本的
には、画像描画手段であるレーザ駆動系26が出力画像
の濃度によりセル内で画素の大きさを変化させて画像を
描画する。そして、画像描画手段による描画に際して、
三角波発振器22、選択回路23及び三角波選択信号生
成器24からなるセル生成手段が付加情報のコード値に
応じて三角波27〜29を変更してセルの大きさを変化
させ、生成されたセル内に画像描画手段により画素を描
画させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
デジタルプリンタ、インクジェットプリンタ、印刷機等
といった画素で画像を形成する画像形成装置及び方法に
関し、特に視覚的に知覚される画像とは別の情報を当該
画像に目障りとならないように埋め込む画像形成装置及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙に描画される画像あるいは
電子画像の中に、デジタル情報や特定パターンといった
当該画像とは別の情報を付加混入させることが行われて
いる。
【0003】例えば、特開平7−123244号公報に
は、カラー画像を形成する際に、当該カラー画像とは別
の情報を、カラー画像の3原色成分の合計が変化しない
ように色差及び彩度のいずれかを変化させて埋め込む発
明が開示されている。この発明は、高い周波数での色差
や彩度の変化が人間にはほとんど認識できないことを利
用して、別の情報をカラー画像中に目障りとならないよ
うに埋め込むものである。しかしながら、この発明にあ
っては、カラー画像の存在する箇所にしか情報を埋め込
むことができないため画像中の利用可能な領域が制限さ
れるという欠点があり、また、埋め込んだ情報をスキャ
ナ等で確実に読み出すには色差あるいは彩度の変化を大
きく変化させなければならないため、延いては本来のカ
ラー画像の画質を劣化させてしまうという欠点があっ
た。
【0004】また、特開平4−294682号公報に
は、イエローのトナーを用いて、装置の製造番号等を人
間の目には識別しにくい特定パターンでカラー画像中に
埋め込む発明が開示されている。この発明は、人間の目
がイエローのトナーで描かれた特定パターンに対して識
別能力が低いことを利用して、別の情報をカラー画像中
に目障りとならないように埋め込むものである。しかし
ながら、この発明にあっては、特に画像中の濃度が薄い
部分では特定パターンが目立ち、カラー画像の画質が劣
化してしまうという欠点があった。
【0005】これに対して、特開平5−301380号
公報には、カラー画像の濃度を判定して、画像濃度が薄
い部分に対しては特定パターンの付加を行わないように
する発明が開示されている。しかしながら、この発明に
あっては、上記の欠点を解決することが可能である反
面、特定パターンの埋め込みに利用できる領域が限られ
て、付加する情報量が少なくなるといった欠点があっ
た。
【0006】また、特開平4−334266号公報に
は、”glyphs”という絵文字でデジタルデータを
ハーフトーンイメージに埋め込む発明が開示されてい
る。しかしながら、この発明にあっては、絵文字自体が
画素に比べて大きいため、埋め込める情報量が少ないと
いった欠点があった。
【0007】また、特開平6−113111号公報に
は、Y(イエロー)M(マジェンタ)C(シアン)のカ
ラー画像データに対して、K(ブラック)の量を違えた
2つの状態を作り、これらの状態に「0」又は「1」を
割り当てて画像にID情報を付加する発明が開示されて
いる。しかしながら、この発明にあっては、単色の画像
についてはID情報を付加することができず、また、画
像中の全ての画素において2つの状態が作り出せるとは
限らないためID情報を付加できない場合が生じてしま
うという欠点があった。
【0008】また、特開昭63−214067号公報に
は、ディザ法を用いて画像を表現するに際して、付加す
る情報に基づいてディザマトリクスにおける要素の配置
を決定して、画像中に別の情報を埋め込む発明が開示さ
れている。また、特開平2−266390号公報には、
ディザマトリクスを応用して、しきい値差kの組の出力
(1、0)および(0、1)に「0」、「1」を割り当
てて別の情報を画像中に埋め込む発明が開示されてい
る。しかしながら、この発明にあっては、階調表現とし
てディザマトリクスを用いる画像形成装置でないと適用
できないという欠点があった。更に、電子画像に埋め込
んだ情報であればディザマトリクスの位置が特定できる
ので、埋め込まれた情報を後で読み出すことは容易であ
るが、プリント出力した画像の場合は、画像読み取り装
置で読み込んだ画像から二次元的に配置された各々のデ
ィザマトリクスの位置やパターンを特定することはほと
んど不可能である。
【0009】また、特開平4−352567号公報に
は、画像記録位置によってスクリーン角度を変化させ、
装置の製造番号等をスクリーン角度の切り替えパターン
の組み合わせによって表現する発明が開示されている。
しかしながら、この発明にあっては、スクリーンを切り
替えた画像の境界が目立ち、画質が劣化してしまう、更
に、画像に埋め込むことができる情報量も極めて少ない
という欠点があった。
【0010】また、出願人は、特開平9−172537
号として、付加すべき情報のコード値に応じて、万線ス
クリーン或いはドットスクリーン中の画素の描画位置を
変更させることで、画像中に当該画像とは別の情報を埋
め込む発明を開示している。この発明は、画像を構成す
る画素に着目したことに特徴があり、大量の付加情報を
視覚的に目障りとならずに画像に埋め込むことができ
る。しかしながら、この発明にあっては、画質劣化を少
なくするために画素の描画位置変更を小さくすると、付
加情報の読み出しの際、画素の描画位置を特定するため
に、高解像度の画像読取装置が必要となった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、画像中
に当該画像とは別の情報を埋め込んで付加する発明は従
来から種々提案されているが、付加し得る情報量が少な
い、或いは、情報の付加によって画像の画質が劣化す
る、或いは、埋め込んだ情報を読み取ることが困難とい
う問題が生じていた。
【0012】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、画像中に多量の付加情報を埋め込むものであり、
比較的低解像度の画像読取装置でも付加情報の読み出し
が可能で、且つ画質を極力劣化させない画像形成装置及
び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、画素を描画す
る単位領域に着目したことに特徴があり、目的を達成す
るため、付加情報のコード値に応じて、画素を描画する
単位領域(本明細書では、セルと呼ぶ)の大きさを変化
させて、そのセル内に画素を描画することで、付加情報
を埋め込む。
【0014】すなわち、本発明では、基本的には、画像
描画手段が出力すべき画像の濃度によりセル内で画素の
大きさを変化させて画像を描画する。そして、画像描画
手段による描画に際して、セル生成手段が付加情報のコ
ード値に応じてセルの大きさを変化させ、生成されたセ
ル内に画像描画手段により画素を描画させる。
【0015】また、本発明では、制御手段によって、出
力すべき画素の濃度を監視して所定の中間濃度範囲内に
おいてセル生成手段によりセルの大きさを変更させる。
また、本発明では、例えば画素をセルの中心に描画する
ようにして、隣接するすべての画素の距離が均等になる
ように画素を描画する。このような本発明によれば、万
線スクリーンやドットスクリーン等の性質を利用して、
画像の画質を劣化させずに多量の付加情報を埋め込むこ
とができる。
【0016】なお、画素の大きさの変化させる方法とし
て、画素の副走査方向長さをセルの副走査方向長さと等
しくして、画素の主走査方向の長さで変化させるとき、
スクリーンは万線スクリーンとなる。また、画素の大き
さを略円形状に変化させるとき、スクリーンはドットス
クリーンとなる。例えば、万線スクリーンの場合、図5
に示すように、基本となるセルは領域51であり、セル
51の主走査方向の長さが0.127mmのとき、万線
スクリーンの解像度(線数)は1インチあたり200ラ
インとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1には、本発明に係る画像形
成工程の大まかな構成を示してある。画像形成装置は大
きく分けて画素生成工程1と画素出力工程2とから構成
されており、視覚的に知覚される画像及び当該画像とは
別の付加情報が入力されると、本発明は画素生成工程1
において、付加情報データのコード値に応じてセルの大
きさを変化させ、セル内で画素を生成することに特徴が
ある。なお、画素出力工程2は、電子写真、インクジェ
ット等、画素を出力できるものならどのような手段によ
ってもよい。
【0018】図2には、本発明の第1実施例として、万
線スクリーンを用いて画像を生成する電子写真方式レー
ザプリンタの要部を示してある。このレーザプリンタに
は、D/A変換器21、三角波発振器22、選択回路2
3、三角波選択信号生成器24、比較器25、レーザ駆
動系26が備えられている。D/A変換器21は入力さ
れた画像(デジタル濃度情報)をアナログ電圧に変換
し、これを比較器25の一方の入力端子に出力する。三
角波発振器22は、基本となる万線スクリーンを生成す
る三角波27と、三角波27の2倍の周期で互いに位相
が反転した三角波28、29を発生する。
【0019】選択回路23は発生された三角波27、2
8、29の内の何れかを選択し、これを比較器25の他
方の入力端子に出力する。三角波選択信号生成器24
は、入力された画像及び付加情報データに基づいて選択
信号を送信し、付加情報データを構成しているコード値
「0」又は「1」に応じて選択回路23による選択処理
を制御する。なお、以下の説明において、付加情報デー
タは「0」又は「1」の1つ以上のコード値により表現
されている。
【0020】比較器25は入力画像のアナログ電圧と三
角波のレベル(アナログ電圧)を比較して、三角波のレ
ベルが入力画像のアナログ電圧より大きい時に”H”
(すなわち、レーザをON)、小さい時に”L”(すな
わち、レーザをOFF)を出力する。レーザ駆動系26
は、画素を描画する手段であり、レーザONの指令に応
じて記録媒体上に画素を走査しながら描画する。
【0021】図3は、万線スクリーンの1走査ライン上
に付加情報のコード値「0」「1」を一定の間隔で埋め
込むことを説明する図である。画像データは16進数
「0」〜「FF」で表現され、値が大きいほど画像濃度
は高くなり、この例では「BF」なので画像濃度は約7
5%である。付加情報のコード値「0」を埋め込むと
き、及び、付加情報を埋め込まないときは、三角波選択
信号は「0」となり、このときは三角波27が選択され
る。一方、付加情報のコード値「1」を埋め込むとき
は、三角波選択信号は「1」あるいは「2」となり、こ
のときはそれぞれ三角波28あるいは三角波29が選択
される。
【0022】本例では、1走査ライン上の画像部分(セ
ル)32と33に付加情報のコード値「1」を埋め込ん
でおり、画像部分32では、三角波の頂点が画像部分3
2の中央となる三角波28が選択され、画像部分33で
は、三角波の頂点が画像部分33の中央となる三角波2
9が選択される。三角波27が選択された部分のセル
は、セル35と同じであり、三角波28あるいは三角波
29が選択された部分のセルは、主走査方向の長さがセ
ル35の2倍であるセル37と同じである。なお、画像
濃度はすべて「BF」であるので、それぞれのセル内
で、長さがセルの75%である画素が描画されている。
また、本例のように、2つの三角波28、29を用いる
ことにより、基本のセルの大きさの単位で1つ置き、2
つ置き、3つ置き、・・といったように任意の間隔で付
加情報コードを埋め込んだセルを設定することができ
る。
【0023】図4は、図3で説明した付加情報を埋め込
んだ走査ラインの上下に付加情報を埋め込まないライン
を描画したものである(画像濃度はすべて「BF」)。
すなわち、基本となるセル41で構成される万線スクリ
ーン中に、付加情報のコード値「1」を埋め込む部分だ
け、主走査方向の長さがセル41と異なる(2倍であ
る)セル42に置き換えられて、画素が描画されてい
る。ここで、従来の画像形成では、三角波は1種類(セ
ルは1種類)であるので、描画される画像は図5に示す
ようになる。図4と図5を比較して分かるように、万線
スクリーン中に占める画素の割合はどちらも同一であ
り、画像濃度を変更することなく、付加情報を埋め込む
ことができる。図6には、本例によるプリント出力の例
を示してあり、原稿61に画像62が描かれ、この画像
62を構成しているセルの大きさの相違によって、視覚
的に知覚される画像62とは別の情報が目障りなく埋め
込まれている。
【0024】なお、入力画像の濃度が高くなると画素の
幅が太くなり、最高濃度の場合には隣のセル内の画素と
繋がって情報が埋め込めなくなってしまう。また、画像
の濃度が0の場合でも描画する画素がなくなって情報が
埋め込めなくなってしまう。この対策としては、三角波
選択信号生成器24が入力画像の濃度を監視して、濃度
が或る一定以上あるいは或る一定以下の中間濃度部分に
ついては、選択回路23に基本となる三角波27を固定
的に選択させて、付加情報を埋め込まないようにし、ま
た、埋め込みデータの容量が小さい場合は、画像全面に
前記データをくり返し埋め込み、後で中間レベルの濃度
部から付加情報を読み出すようにしてもよい。
【0025】上記のように画像中に埋め込まれた付加情
報を読み出すには、図7に示すようなシステムを用い
る。まず、画像読取装置71で原稿から画像を読み取
り、この画像データからセルサイズ推定手段72で、付
加情報を埋め込んだ各部分のセルの大きさを推定する。
そして、推定されたセルの大きさから、付加情報抽出手
段73によって付加情報をデコードする。
【0026】次に、このようなセルの大きさの推定方法
と付加情報のデコード方法を詳しく説明する。図8は、
付加情報のコード値「1」が埋め込まれた部分(同図
(a))を画像読取装置71で読み込んだときのCCD
出力波形(同図(b))を示している。本例では、画像
の万線の線数は1インチあたり200線であり、画像読
取装置71の解像度は600dpiである。したがっ
て、1つのセルの画像濃度を3つ分のCCD画素で読み
取ることになり、画像濃度が高い(黒)ほどCCDの出
力値は小さくなり、画像濃度が低い(白)ほどCCDの
出力値は大きくなる。
【0027】セルの大きさ(主走査方向の長さ)は、C
CD出力波形の極大値間の距離から推定することができ
る。いま、付加情報を埋め込んだ部分のセルの大きさは
距離81と推定でき、通常のセルの大きさ(距離82)
と比べて約2倍であることから、この部分の付加情報の
コード値は「1」であることがわかる。以上のように、
付加情報を埋め込んだ部分のセルの大きさを順次推定し
て、付加情報をデコードすることができる。
【0028】ここで、本発明によれば、画質劣化が少な
く、かつ比較的低解像度の画像読取装置で付加情報を読
み出せることを詳しく説明する。本願出願人は、以前に
特開平9−172537号として、付加すべき情報のコ
ード値に応じて、画素の描画位置を変更させることで、
画像中に当該画像とは別の情報を埋め込む発明を提案し
ている。この発明は、例えば、図10に示すように、画
素101を右にずらすことで付加情報のコード値「1」
を埋め込むものである。しかしながら、この例では、画
素101を右にずらすことで左隣の画素との距離102
が大きくなり、その部分が白抜けとして観察され、延い
ては画質劣化につながる。この対策としては、図11に
示すように、画素111の位置づらし量112を小さく
することが考えられるが、このようにすると、付加情報
のデコード時に高解像度の画像読取装置が必要となる。
【0029】図9は、図11に示した画像を、本発明の
実施例と同じ600dpiの比較的低解像度の画像読取
装置71で読み取ったときのCCD出力波形である。付
加情報をデコードするには、画素の位置ずれ量を推定す
ることが必要だが、図9に示したCCDの出力波形(同
図(b))から画素の位置ずれ(セルの中心91と画素
中心92の距離)を推定することは極めて困難である。
一方、図12に示す本発明の実施例では、画素間距離1
21、122は、画質劣化の少ない従来例(図11)の
画素間距離112と同じであり、画質劣化は少ない。こ
のように、本発明は、画質劣化が少なく、かつ比較的低
解像度の画像読取装置で付加情報を読み出すことができ
る。
【0030】図13には、本発明の第2実施例として、
ドットスクリーンを用いて画像を生成する電子写真方式
レーザプリンタの要部を示してある。このレーザプリン
タには、セル切替器1301、比較回路1302、レー
ザ駆動系1303が備えられている。セル切替器130
1は、異なる大きさの複数のセルを付加情報のコード値
に応じて切り替える。
【0031】比較回路1302は、描画位置での閾値を
読み出して、入力画像(デジタル値)と閾値(デジタル
値)を比較し、入力画像が閾値より大きい時に”H”
(すなわち、レーザをON)、小さい時に”L”(すな
わち、レーザをOFF)を出力する。レーザ駆動系26
は、画素を描画する手段であり、レーザONの指令に応
じて紙などの記録媒体上に画素を走査しながら描画す
る。
【0032】図14は、セル内の画素成長順位の一例を
示したものである。領域1401は入力画像の大きさに
等しく、この領域9つを単位として、1つのセル140
2を構成している。領域1401は主走査方向に8つに
分割された小領域をもち、それぞれに閾値を設定でき
る。すなわち、セル1402内の72個の小領域におい
て、レーザON/OFFを制御(画素を描画)できるよ
うになっている。各々の小領域内の閾値Thは、Th=
255×(成長順位 − 1)÷最大成長順位と設定さ
れる。
【0033】図15は、セル内の入力画像データ(9
つ)の一例を示したものである。なお、入力画像データ
はすべて16進数で1C(10進数で28)である。こ
のような入力画像データが、図14に示すセルに入力さ
れた場合、セル内の成長順位が8である小領域の閾値T
h8は、Th8=255×(8−1)÷72=24.8
であり、成長順位が9である小領域の閾値Th9は、T
h9=255×(9−1)÷72=28.3であるか
ら、入力画像>閾値となる成長順位が1〜8までの小領
域はレーザがONとなり、成長順位が9以上の小領域は
レーザがOFFとなる。
【0034】図16は、上記のレーザ駆動で描画される
画素を示したものである。このように、図14に示した
セルは成長順位が、セル中心部から成長するように設定
されているので、画像全体は、図21に示すようなドッ
トスクリーンで描画される。
【0035】図17は、別のセルの例であり、主走査方
向の長さが図14に示したセルの2倍となっており、成
長順位は図14に示したセルと同様にセル中心部から成
長するようになっている(なお、同図には、成長順位1
〜16まで記載して、残りは省略してある)。このセル
に、図18に示すような入力画像データ(すべて16進
数で1C)が入力された場合は、図19に示すように画
素が描画される。
【0036】本発明の第2実施例では、以上説明したよ
うな、大きさの異なる2種類以上のセルを用意し、付加
情報データのコード値でセルを切り替える。図20は、
ドットスクリーンの1走査ライン上に付加情報のコード
値「0」「1」を一定の間隔で埋め込むことを説明する
図である。本例では、入力画像データはすべて16進数
で1Cであり、付加情報のコード値「0」を埋め込む部
分(例えば2001)および付加情報を埋め込まない部
分は、セル1402を選択し、付加情報のコード値
「1」を埋め込む部分(例えば2002)は、セル17
01を選択している。すなわち、付加情報のコード値
「1」を埋め込む部分は、画素が他の部分とくらべて主
走査方向に長い形状となる。
【0037】なお、本例のようにドットスクリーンによ
り画像中に埋め込まれた付加情報を読み出す場合も、前
述の図7に示したシステムを用い、CCDの出力波形か
らセルサイズを推定することで付加情報を読み出すこと
が行える。
【0038】図22は、ドットスクリーン中に付加情報
を埋め込む他の実施例であり、付加情報のコード値
「1」を埋め込む部分は、他の部分のセルと比べて4倍
の大きさとなっている。このように、セルの大きさは、
上記実施例に関わらず、どのように変更してもかまわな
い。
【0039】なお、第2実施例で用いたレーザプリンタ
では、セル内の画素成長順位の設定によって、どのよう
な画素形状でも生成することができ、この場合でも、本
発明は同様に適用できる。また、上記した第1実施例
は、万線スクリーンの1走査ライン上に付加情報を埋め
込んだが、副走査方向に数ライン連続して同一の付加情
報を埋め込むようにしてもよい。
【0040】また、上記した実施例は、カラー画像のよ
うに複数の画像プレーン(例えばYMCK)から構成さ
れている場合にも適用でき、この場合、全プレーンに本
発明を適用してもよいし、特定のプレーンのみに適用し
てもよい。また、上記の実施例では、画素を走査しつつ
描画する例を示したが、例えば印刷版の製作のように、
走査を行わずに画素によって画像を生成する装置にも本
発明は適用することができる。すなわち、本発明は、デ
ジタル複写機、デジタルプリンタ、インクジェットプリ
ンタ、印刷機等といった画素で画像を形成する画像形成
装置の全てに適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置及び方法によれば、画像を形成する際に、画素の描
画単位であるセルの大きさを、付加情報のコード値に応
じて変更するようにしたため、画像の画質を劣化させず
に多量の付加情報を目障りなく埋め込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する画像形成装置の概略構成を
示す図である。
【図2】 本発明の第1実施例に係る電子写真方式レー
ザプリンタの要部を示す構成図である。
【図3】 第1実施例の画像形成の動作を説明するため
の図である。
【図4】 第1実施例における付加情報を埋め込んだ画
像の描画例を示す図である。
【図5】 従来における万線スクリーンの描画例を示す
図である。
【図6】 第1実施例における画像の出力例を示す図で
ある。
【図7】 画像中に埋め込まれた付加情報を抽出するシ
ステムの一例を示す概略構成を示す図である。
【図8】 第1実施例の画像を画像読取装置で読み取っ
た時のCCD出力波形の例を示す図である。
【図9】 従来の付加情報埋め込み画像を画像読取装置
で読み取った時のCCD出力波形の例を示す図である。
【図10】 従来の付加情報埋め込み画像の例を示す図
である。
【図11】 従来の付加情報埋め込む画像の例を示す図
である。
【図12】 第1実施例による付加情報埋め込み画像を
示す図である。
【図13】 本発明の第2実施例に係る電子写真方式レ
ーザプリンタの要部を示す構成図である。
【図14】 第2実施例のセルの第1の例を示す図であ
る。
【図15】 第2実施例のセルに入力される画像データ
の一例を示す図である。
【図16】 第2実施例のセル内に描画される画素の一
例を示す図である。
【図17】 第2実施例のセルの第2の例を示す図であ
る。
【図18】 第2実施例のセルに入力される画像データ
の一例を示す図である。
【図19】 第2実施例のセル内に描画される画素の一
例を示す図である。
【図20】 第2実施例における付加情報を埋め込んだ
画像の描画例を示す図である。
【図21】 ドットスクリーンの描画例を示す図であ
る。
【図22】 第2実施例における付加情報を埋め込んだ
画像の別の描画例を示す図である。
【符号の説明】
22:三角波発振器、 23:選択回路、24:三角波
選択信号生成器、 25:比較器、26:レーザ駆動
系、 1301:セル切替器、1302:比較回路、
1303:レーザ駆動系、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付加情報を埋め込んだ画像を描画する画
    像形成装置であって、 出力すべき濃度に応じてセル内で画素の大きさを変更し
    て画素を描画する画像描画手段と、 前記付加情報のコード値に応じてセルの大きさを変更す
    るセル生成手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 付加情報を埋め込んだ画像を万線スクリ
    ーンにより描画する画像形成装置であって、 出力すべき濃度に応じて万線スクリーンのセル内で当該
    スクリーンの線幅を変更することにより画素の大きさを
    変更して画素を描画する画像描画手段と、 前記付加情報のコード値に応じて万線スクリーンのセル
    の大きさを変更するセル生成手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 付加情報を埋め込んだ画像をドットスク
    リーンにより描画する画像形成装置であって、 出力すべき濃度に応じてドットスクリーンのセル内で当
    該ドットの大きさを変更することにより画素の大きさを
    変更して画素を描画する画像描画手段と、 前記付加情報のコード値に応じてドットスクリーンのセ
    ルの大きさを変更するセル生成手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の画像形成装置において、 前記画像描画手段は、画素をセルの中央に描画すること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 付加情報を埋め込んだ画像を描画する画
    像形成方法であって、 前記付加情報のコード値に応じてセルの大きさを決定
    し、 当該セル内で出力すべき濃度に応じて画素の大きさを変
    更して画素を描画することを特徴とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成方法におい
    て、 画素をセルの中央に描画することを特徴とする画像形成
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8953215B2 (en) 2012-07-23 2015-02-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus, image forming method, non-transitory computer-readable medium, and test data

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