JP5894903B2 - 宅内機器制御システムおよびサーバ装置 - Google Patents

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本発明は、住宅に設置されている宅内機器の動作を、その住宅に居住している家族の在宅状況に応じて制御する宅内機器制御システムおよびサーバ装置に関する。
最近では、自宅を留守にする際に、留守時における動作を留守モードとして設定することができる家庭用の電気製品が製品化されている。しかしながら、このような電気製品に対し、留守モードを設定し、あるいは設定されている留守モードを解除するためには、ユーザが手動で操作をしなければならず、ユーザにとって手間となっているという問題がある。また、手動での設定を要するため、設定を忘れてしまうおそれがあるという問題もある。
たとえば特許文献1には、ユーザに係る端末状態などをより反映させたプレゼンス情報を提示し、ユーザ間のリーチャビリティを一段と高めたプレゼンス情報提示システムが開示されている。
特開2006−287395号公報
しかしながら、特許文献1に記載される従来の技術は、チャットやSIP(Session Initiation Protocol)ソフトなどのプレゼンス情報を、位置情報に応じて更新する技術であり、自動的に在宅状況を把握して宅内機器の制御を行うものではない。
本発明の目的は、住宅に設置されている宅内機器の動作を、その住宅に居住している家族の在宅状況に応じて自動的に制御する宅内機器制御システムおよびサーバ装置を提供することである。
本発明は、住宅に設置された電気機器または電子機器の動作を、その住宅に居住するユーザの在宅状況に応じて制御する宅内機器制御システムであって、
前記電気機器または電子機器に対して、その動作を制御するための制御信号を送信する制御装置と、
前記ユーザによって所持される携帯可能な端末装置であって、自装置の所在している位置を示す端末位置情報を取得可能に構成された端末装置と、
通信ネットワークを介して前記端末装置と通信可能に構成され、前記端末装置から前記通信ネットワークを介して前記端末位置情報を取得すると、取得した端末位置情報を、該端末装置を所持するユーザの所在位置を示すユーザ位置情報として記憶するとともに、前記住宅について、前記ユーザ位置情報に基づいてユーザの在宅状況を判断し、ユーザの在宅状況に応じた予め定める動作内容を、前記制御装置へ通知する位置情報管理部とを備え、
前記制御装置は、前記位置情報管理部から通知される動作内容に従って前記電気機器または電子機器の動作を制御し、
前記端末装置は、
前記端末位置情報を定期的に取得する端末位置情報取得部と、
前記端末位置情報取得部によって前記端末位置情報が取得されるごとに、取得された前記端末位置情報が順次格納される端末位置情報記憶部と、
前記端末位置情報記憶部に前記端末位置情報が新たに格納されると、その最新の端末位置情報によって特定される位置とその最新の端末位置情報の直前に格納された端末位置情報とによって特定される位置との間の距離と、予め定める閾値とを比較して、自装置が移動したか否かを判断する端末位置情報解析部と、
前記端末位置情報を前記位置情報管理部へ送信する端末位置情報送信部とを備え、
前記端末位置情報送信部は、前記端末位置情報解析部によって自装置が移動したと判断された場合にのみ、判断対象となった前記最新の端末位置情報を前記位置情報管理部へ送信し、
前記位置情報管理部は、所在地を他人に公開する機能を備えたソーシャルネットワーキングサービスを提供する予め定めるサーバ装置と通信可能に構成され、ユーザが前記サーバ装置によって提供されるソーシャルネットワーキングサービスを利用している場合、該ソーシャルネットワーキングサービスの前記公開する機能によって公開された所在地を示す公開位置情報によって、記憶しているユーザ位置情報を更新することを特徴とする宅内機器制御システムである。
また本発明は、前記住宅の位置を示す住宅位置情報が、前記位置情報管理部に予め記憶され、
前記位置情報管理部は、前記ユーザ位置情報と前記住宅位置情報とに基づいて、ユーザの所在位置の該住宅の位置からの距離を算出し、前記ユーザの在宅状況および前記住宅の位置からの距離に応じた予め定める動作内容を、前記制御装置へ通知することを特徴とする。
また本発明は、前記住宅の位置を示す住宅位置情報が、前記位置情報管理部に予め記憶され、
前記位置情報管理部は、前記ユーザ位置情報と前記住宅位置情報とに基づいて、該住宅の位置へ近接する方向および離反する方向のうち、いずれの移動方向へユーザが移動しているかを判断し、前記ユーザの在宅状況および前記移動方向に応じた予め定める動作内容を、前記制御装置へ通知することを特徴とする。
また本発明は、前記位置情報管理部は、ユーザによって前記ユーザ位置情報を設定可能に構成され、ユーザによって設定された該ユーザの所在位置を示す設定位置情報を取得すると、取得した設定位置情報によって、記憶しているユーザ位置情報を更新することを特徴とする。
た本発明は、前記宅内機器制御システムに用いられるサーバ装置であって、
前記位置情報管理部を備えることを特徴とするサーバ装置である。
本発明によれば、住宅に設置されている制御対象の電気機器の動作が、その住宅に居住している家族の在宅状況などに基づいて、自動的に制御される。したがって、外出時あるいは帰宅時に、留守モードを手動で設定する手間を省くことができ、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る宅内機器制御システム1の構成を概略的に示す図である。 第1の実施形態における端末装置10の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における位置情報管理サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。 ユーザ位置情報データベース28に格納されているデータの一例を示す図である。 ステータス更新用UI部29を介した所在位置設定処理における画面遷移の一例を示す図である。 留守モードデータベース31に格納される留守モードの設定情報の一例を示す図である。 留守モード設定用UI部32を介した条件設定処理における画面遷移の一例を示す図である。 留守モード設定用UI部32を介した条件設定処理における画面遷移の一例を示す図である。 図7A(b)に示す留守モード設定画面P22において、帰宅通知条件設定処理へ移行する選択肢が選択された場合に表示される帰宅通知設定画面P25を示す図である。 帰宅を通知する電子メールを受信した端末装置10に表示される通知内容Qの一例を示す図である。 第1の実施形態における宅内機器制御装置40の機能的構成を示すブロック図である。 端末装置10において実行される端末位置情報取得処理の処理手順を示すフローチャートである。 位置情報管理サーバ20において実行される動作内容通知処理の処理手順を示すフローチャートである。 宅内機器制御装置40において実行される機器動作制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る宅内機器制御システム1の構成を概略的に示す図である。宅内機器制御システム1は、対象とする住宅Hに設置されている所定の家庭用の電気機器・電子機器(以下、「宅内機器」と総称する)2の動作を、その住宅Hに居住している家族の在宅状況などに基づいて、自動的に制御するように構築されたシステムである。
ここで、本実施形態において、「家族」とは、血縁の有無に関係なく、1つの住宅に居住している居住者の集合体を表しているものとし、1人または複数人によって構成される。なお、図1に示す例では、住宅Hに居住している、ユーザA〜Cによって構成される3人家族において、ユーザA,Bが住宅Hから外出し、ユーザCが住宅Hに在宅している状態を示している。
また、制御対象の宅内機器2は、外部から与えられる制御信号を受け取り、その制御信号に応じた動作を実行する機能を備えるものによって実現され、たとえば、このような機能を備える照明器具、エアー・コンディショナー(Air-Conditioner;以下、「エアコン」と略記する)、防犯システム、テレビジョン受像機、HDD(Hard Disk Drive)レコーダなどの録画装置、空気清浄機、ロボット掃除機、炊飯器、およびデジタルフォトフレームなどによって実現される。
本実施形態に係る宅内機器制御システム1は、図1に示すように、対象とする住宅Hに居住しているユーザA〜Cによって所持され、自装置の所在している位置を示す端末位置情報を取得可能に構成された携帯可能な端末装置10と、各端末装置10から端末位置情報を取得し、取得した端末位置情報を、その端末装置10を所持しているユーザの所在位置を示すユーザ位置情報として管理するとともに、各ユーザA〜Cのユーザ位置情報に基づいて、各ユーザA〜Cの在宅状況(すなわち、各ユーザA〜Cが住宅Hに在宅しているか否か)などを判断して、住宅Hに設置されている制御対象の宅内機器2が実行すべき動作を、宅内機器制御装置40へ通知する位置情報管理サーバ20と、位置情報管理サーバ20から通知された動作内容に従って、制御対象の宅内機器2に対して制御信号を送信する宅内機器制御装置40とを含んで構成される。
また、本実施形態における位置情報管理サーバ20は、図1に示すように、位置情報に基づいたソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service;以下、「SNS」と略記する)を提供する位置情報SNSサーバ50を監視し、その位置情報SNSサーバ50にアップロードされた、当該位置情報SNSを利用しているSNSユーザの所在している位置または施設を示す情報(以下、「公開位置情報」と称する)を取得可能に構成されている。
ここで、前記位置情報に基づいたSNSとしては、たとえばfoursquare labs社が運営するfoursquare(登録商標)と称するサービスが、代表的なものとして挙げられる。
foursquareとは、スマートフォンSに搭載されているGPS(Global Positioning System)機能を利用した位置情報SNSであり、具体的には、foursquareに予め登録しているSNSユーザDが、レストラン、駅、遊園地および動物園など自身が所在している施設において、自身のスマートフォンSに予めインストールされているfoursquare専用のアプリケーションを起動して、「チェックイン」と称する処理を実行すると、チェックインした位置または施設を示す情報がfoursquareのウェブサーバにアップロードされて、SNSユーザDの居場所が、SNSユーザDの友人などに公開されるというサービスである。すなわち、位置情報SNSサーバ50が、foursquareのサービスを提供するウェブサーバによって実現される場合、チェックインした位置または施設を示す情報が、前記公開位置情報に相当する。
本実施形態では、位置情報管理サーバ20は、宅内機器制御システム1を利用しているユーザの中に、ユーザBのように(図1参照)、位置情報SNSを利用しているユーザが含まれている場合、その位置情報SNSを提供する位置情報SNSサーバ50を監視し、そのユーザの公開位置情報が位置情報SNSサーバ50へアップロードされると、該公開位置情報を位置情報SNSサーバ50から取得するように構成されている。そして、公開位置情報が取得されると、取得した公開位置情報を用いて、そのユーザのユーザ位置情報を更新するように構成されている。
このように、本実施形態では、位置情報管理サーバ20は、端末装置10から取得される端末位置情報だけではなく、位置情報SNSを利用しているユーザについては、位置情報SNSサーバ50にアップロードされた公開位置情報も利用して、ユーザ位置情報を管理するように構成されている。したがって、位置情報管理サーバ20では、宅内機器制御システム1を利用しているユーザについて、より正確な所在位置を把握することができる。
なお、本実施形態では、前記のように、位置情報管理サーバ20側からポーリングすることによって位置情報SNSサーバ50から公開位置情報を取得しているが、他の実施形態では、位置情報SNSサーバ50に対して、宅内機器制御システム1と連携するための登録を予め行っておくことで、宅内機器制御システム1を利用しているユーザの公開位置情報が該位置情報SNSサーバ50へアップロードされると、該位置情報SNSサーバ50側から位置情報管理サーバ20へ、アップロードされた公開位置情報を通知するようにしてもよい。
以下、本実施形態に係る宅内機器制御システム1を構成している端末装置10、位置情報管理サーバ20、および宅内機器制御装置40の詳細な構成について、図2〜図10を参照して説明する。
図2は、第1の実施形態における端末装置10の機能的構成を示すブロック図である。宅内機器制御システム1に用いられる携帯可能な端末装置10としては、自装置の所在している位置を示す端末位置情報を取得する機能、および取得した端末位置情報を位置情報管理サーバ20へ送信(アップロード)する機能が搭載されたものであればよく、本実施形態では、図1に示すように、前記2つの機能が搭載されたスマートフォンによって実現されているものとする。すなわち、ユーザA〜Cは、各自、端末装置10としてスマートフォンを所持しているものとする。
なお、端末装置10としては、スマートフォンに限らず、腕時計、携帯電話装置、タブレットPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型のゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、ノート型PCなどの汎用の装置に前記2つの機能を搭載したものによって実現されてもよく、あるいは前記2つの機能が搭載された専用の装置によって実現されてもよい。
本実施形態に係る端末装置10は、前記2つの機能を実現するための構成として、図2に示すように、端末位置情報取得部11と、端末位置情報データベース12と、ユーザ識別情報管理部13と、ユーザ識別情報データベース14と、端末位置情報解析部15と、端末位置情報アップロード部16と、ネットワーク入出力部17とを含んで構成される。
なお、本実施形態では、図示しないが、スマートフォンによって実現される端末装置10は、ユーザによってタッチ操作される操作面を有し、その操作面に画像データに応じた画像を表示可能なタッチパネルと、たとえばIMT−2000(International Mobile Telecommunications 2000)規格に準拠した第3世代移動通信システムなどの移動体通信システムによる無線通信を実行する無線通信デバイスである移動体通信モジュールと、GPSアンテナを備えたGPS受信機と、スマートフォンの基本的な機能を実現するオペレーティングシステムプログラム、ならびに、電子メール機能およびウェブブラウジング機能などの各種機能を実現するためのアプリケーションプログラムを記憶するフラッシュメモリと、スマートフォンの各部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)と、CPUの主メモリあるいはワークエリアなどとして機能するRAM(Random Access Memory)とを含んで構成されており、前記の各部11〜17は、予めインストールされた、前記2つの機能を実現するための専用のアプリケーションプログラムを実行することによって実現される。
端末位置情報取得部11は、たとえば端末装置10に予め搭載されているGPS機能あるいはAGPS(Assisted GPS)機能を利用して、その端末装置10が所在している位置の緯度・経度を定期的に取得する。そして、取得した緯度・経度を、端末位置情報として、その緯度・経度が取得された取得時刻とともに、端末位置情報データベース12に格納する。なお、緯度・経度を取得する周期は、適宜設定可能であり、たとえば1分周期で取得するように設定される。端末位置情報データベース12には、端末位置情報取得部11によって端末位置情報が取得されるごとに、端末位置情報およびその取得時刻が順次格納される。
なお、自装置の位置を取得する方法としては、GPS機能あるいはAGPS機能を利用した方法以外にも、端末装置10がWi−Fi(登録商標)に対応した装置である場合には、アクセスポイントに設置されている無線ルータから送信される電波信号によって、その無線ルータのSSID(Service Set Identifier)などの識別情報を取得し、取得した識別情報をアップロードすることで、自装置の位置情報を取得できるというサービスを利用した方法であってもよい。
ユーザ識別情報管理部13は、その端末装置10を所持するユーザに対して割り当てられたユーザID(Identification)を管理する機能を有する。このユーザIDは、宅内機器制御システム1を利用する各ユーザを識別するための情報であり、位置情報管理サーバ20によって、宅内機器制御システム1を利用する各ユーザに対して、互いに重複することのないように割り当てられるものとする。ユーザ識別情報データベース14には、その端末装置10を所持するユーザに対して割り当てられたユーザIDが格納される。
端末位置情報解析部15は、端末位置情報データベース12に格納されている端末位置情報に基づいて、端末装置10の移動状況を把握する。具体的には、端末位置情報取得部11によって端末位置情報が端末位置情報データベース12に新たに格納されると、その最新の端末位置情報における緯度・経度と、その最新の端末位置情報の直前に端末位置情報データベース12に格納された端末位置情報における緯度・経度とに基づいて、最新の端末位置情報によって特定される端末位置と直前の端末位置情報によって特定される端末位置との間の距離を算出し、算出された距離と端末装置10が移動したか否かの判断基準となる予め定める閾値とを比較して、端末装置10が移動したか否かを判断する。
端末位置情報アップロード部16は、端末位置情報解析部15によって端末装置10が移動したと判断されると、通信インタフェースとして機能するネットワーク入出力部17を介して、判断対象となった最新の端末位置情報およびその取得時刻、ならびにユーザ識別情報データベース14に格納されるユーザIDを、移動体通信網およびインターネットなどの通信ネットワーク経由で、位置情報管理サーバ20へ送信する。
このように、本実施形態では、端末装置10は、自装置が移動していると判断される場合にのみ、最新の端末位置情報を位置情報管理サーバ20へ送信するように構成されている。すなわち、端末装置10は、ある場所に留まっていると判断される場合には、最新の端末位置情報を位置情報管理サーバ20へ送信しない。これにより、本実施形態に係る宅内機器制御システム1では、端末装置10から位置情報管理サーバ20へ送信されるデータの通信量を可及的に低減することができる。
図3は、第1の実施形態における位置情報管理サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。位置情報管理サーバ20は、宅内機器制御システム1を利用する各ユーザのユーザ位置情報を管理する機能、および、対象とする住宅ごとに、その住宅に居住している家族の在宅状況などを判断して、その住宅に設置されている制御対象の宅内機器2が実行すべき動作を、その住宅に設けられている宅内機器制御装置40へ通知する機能を有する。
本実施形態に係る位置情報管理サーバ20は、前記2つの機能を実現するための構成として、個人プロファイル管理部21と、個人プロファイルデータベース22と、家族プロファイル管理部23と、家族プロファイルデータベース24と、宅内機器情報管理部25と、宅内機器情報データベース26と、ユーザ位置情報管理部27と、ユーザ位置情報データベース28と、ステータス更新用UI(User Interface)部29と、留守モード管理部30と、留守モードデータベース31と、留守モード設定用UI部32と、在宅状況判定部33と、ネットワーク入出力部34とを含んで構成される。
なお、図示しないが、位置情報管理サーバ20は、CPU、RAM、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、記録媒体駆動装置、通信ボードなどを有する、通信機能を備えるコンピュータによって実現され、前記の各部21〜34は、前記2つの機能を実現するための専用のプログラムを実行することによって実現される。
個人プロファイル管理部21は、宅内機器制御システム1を利用する各ユーザの個人プロファイルを管理する機能を有する。個人プロファイルデータベース22には、宅内機器制御システム1を利用するユーザごとに、個人プロファイルが格納される。
本実施形態では、個人プロファイルには、そのユーザに対して割り当てられたユーザID、そのユーザにより設定されたパスワード、そのユーザが属する家族におけるそのユーザの続柄を示す情報(たとえば、「父」、「母」、「子供」、「祖父」、「祖母」など)、そのユーザによって所持される端末装置10が電子メール機能を備える場合には、その端末装置10の電子メールアドレス、および、そのユーザが位置情報SNSを利用している場合には、その位置情報SNSにおける利用者情報などが含まれるものとする。
なお、本実施形態では、個人プロファイルには、そのユーザが属する家族における、自身を識別するための情報として、そのユーザの続柄を示す情報が含まれることとしているが、自身を識別可能な情報であればよく、他の実施形態では、続柄を示す情報に代えて、そのユーザに割り当てられたニックネームを用いてもよい。
家族プロファイル管理部23は、宅内機器制御システム1を利用する各家族の家族プロファイルを管理する機能を有する。家族プロファイルデータベース24には、宅内機器制御システム1を利用する家族ごとに、家族プロファイルが格納される。
本実施形態では、家族プロファイルには、宅内機器制御システム1を利用する家族ごとに互いに重複しないように割り当てられた家族ID、その家族を構成しているユーザのユーザID、および、その家族が居住している住宅の所在地を示す住宅位置情報などが含まれるものとする。
宅内機器情報管理部25は、宅内機器制御システム1を利用する各家族の住宅に設置されている制御対象の宅内機器2に関する情報(以下、「宅内機器情報」と称する)を管理する機能を有する。宅内機器情報データベース26には、宅内機器制御システム1を利用する家族ごとに、宅内機器情報が格納される。
本実施形態では、宅内機器情報には、その住宅に設置されている制御対象の宅内機器2ごとに、その宅内機器2を特定するための情報(たとえば、「エアコン」、「照明器具」、「防犯システム」など)、およびその宅内機器2に対して互いに重複しないように割り当てられた宅内機器IDがデータとして含まれ、この宅内機器情報は、その住宅に居住する家族に対して割り当てられた家族IDに対応付けて、宅内機器情報データベース26に格納される。
ユーザ位置情報管理部27は、宅内機器制御システム1を利用する各ユーザのユーザ位置情報を管理する機能を有する。ユーザ位置情報データベース28には、宅内機器制御システム1を利用するユーザごとに、ユーザ位置情報が格納される。
図4は、ユーザ位置情報データベース28に格納されているデータの一例を示す図である。なお、図4では、住宅Hに居住するユーザA〜Cについてのデータを例に挙げて示している。
本実施形態では、ユーザ位置情報データベース28には、宅内機器制御システム1を利用するユーザごとに、そのユーザに対して割り当てられたユーザIDd11、そのユーザに関する最新のユーザ位置情報d12、その最新のユーザ位置情報d12が取得された取得時刻d13およびその情報供給元d14、最新のユーザ位置情報d12に更新する直前のユーザ位置情報d15、その更新する直前のユーザ位置情報d15が取得された取得時刻d16およびその情報供給元d17、そのユーザによって後述するステータス更新用UI部29を介して設定された帰宅予定時刻d18を示す各データの格納領域が設けられている。
図4を参照して説明すると、ユーザ位置情報管理部27は、端末装置10から送信された端末位置情報、取得時刻およびユーザIDを、通信インタフェースとして機能するネットワーク入出力部34を介して受け取ると、受け取ったユーザIDによってユーザを特定し、同時に受け取った端末位置情報および取得時刻を用いて、特定したユーザの最新のユーザ位置情報d12および取得時刻d13の各データを更新するとともに、情報供給元d14のデータとして「端末装置」を格納する。また、更新する直前に各領域d12〜d14に格納されていた各データを用いて、領域d15〜d17の各データをそれぞれ更新する。
また、ユーザ位置情報管理部27は、位置情報SNSを利用しているユーザBについては、その位置情報SNSを提供する位置情報SNSサーバ50を監視し、その位置情報SNSサーバ50に対してユーザBの公開位置情報がアップロードされたことを検出すると、その位置情報SNSサーバ50から公開位置情報およびアップロードされた時刻を取得し、取得した公開位置情報およびアップロード時刻を用いて、ユーザBの最新のユーザ位置情報d12および取得時刻d13の各データを更新するとともに、情報供給元d14のデータとして「位置情報SNS」を格納する。また、前記と同様に、更新する直前に各領域d12〜d14に格納されていた各データを用いて、領域d15〜d17の各データをそれぞれ更新する。
さらに、ユーザ位置情報管理部27は、一のユーザ(たとえばユーザC)によって後述するステータス更新用UI部29を介して、該ユーザの所在位置を設定する設定位置情報が入力されると、その設定位置情報およびその設定位置情報が入力された入力時刻を用いて、最新のユーザ位置情報d12および取得時刻d13の各データを更新するとともに、情報供給元d14のデータとして「ステータス更新UI」を格納する。また、最新のユーザ位置情報d12および取得時刻d13の各データが更新されると、各領域d15〜d17については空欄とし、帰宅予定時刻d18のデータとして、設定位置情報とともに入力された帰宅予定時刻を格納する。
ステータス更新用UI部29は、たとえば端末装置10を自宅に忘れてしまった場合、端末装置10を所持するユーザが該端末装置10の通信圏外に移動した場合、および端末装置10の充電がなくなってしまった場合などのように、ユーザの正確な所在位置を位置情報管理サーバ20にアップロードすることができなくなってしまった状況において、その端末装置10を所有するユーザが、ユーザ位置情報データベース28に格納される自己の最新のユーザ位置情報d12のデータを、強制的に書き換えるために設けられたユーザインタフェースである。
すなわち、前記のような状況に陥ったユーザは、たとえば外出先のPCや他人のスマートフォンなどを用いて、ウェブブラウザから位置情報管理サーバ20にアクセスすることによって、ステータス更新用UI部29を介して、自己の最新のユーザ位置情報d12のデータを強制的に書き換えることができる。
図5は、ステータス更新用UI部29を介した所在位置設定処理における画面遷移の一例を示す図である。ユーザが、たとえば外出先のPCを利用し、ウェブブラウザから位置情報管理サーバ20にアクセスして、所在位置設定処理へ移行するための操作を行うと、図5(a)に示すように、ログイン画面P11が該PCの表示部に表示される。
このログイン画面P11では、ユーザによって、自己に割り当てられているユーザIDと、予め設定したパスワードとが入力される。そして、「ログイン」ボタンが入力操作されると、ステータス更新用UI部29は、入力されたユーザIDおよびパスワードと、個人プロファイルデータベース22に格納されているデータとを照合してユーザ認証を行い、宅内機器制御システム1のユーザであることが認証されると、図5(b)に示すように、所在位置を設定するための所在位置設定画面P12を表示させる。
この所在位置設定画面P12では、ユーザによって、所在位置の住所を直接入力する選択肢、現在地の緯度・経度を入力または現在地周辺の施設を入力する選択肢、地図を利用して、所在位置を指定する選択肢、および、所在位置を指定することなく、宅外であるという情報だけを明示的に設定する選択肢のうちのいずれか1つの選択肢が選択され、必要に応じてデータが入力される。そして、ユーザによって、「次へ」ボタンが入力操作されると、ステータス更新用UI部29は、図5(c)に示すように、帰宅予定時刻を設定するための帰宅予定時刻設定画面P13を表示させる。
この帰宅予定時刻設定画面P13では、ユーザによって設定された所在位置が地図上で表示(宅外であるという情報だけを明示的に設定する選択肢が選択された場合には、「宅外」の文字のみが表示)され、ユーザによって、帰宅予定時刻が入力される。そして、「設定」ボタンが入力操作されると、ステータス更新用UI部29は、図5(d)に示すように、所在位置の設定完了を通知する設定完了通知画面P14を表示させ、一連の処理が終了する。
このような一連の処理によって、ステータス更新用UI部29を介した所在位置の設定が行われると、ユーザ位置情報管理部27は、所在位置設定画面P12において入力された設定位置情報および入力時刻を用いて、最新のユーザ位置情報d12および取得時刻d13の各データを更新するとともに、帰宅予定時刻d18のデータとして、帰宅予定時刻設定画面P13において入力された帰宅予定時刻を格納する。
なお、このようにステータス更新用UI部29を介して設定位置情報および帰宅予定時刻が入力された場合には、そのユーザの端末装置10から送信された端末位置情報を位置情報管理サーバ20が受信した場合であっても、入力された帰宅予定時刻を経過するまでは、最新のユーザ位置情報d12のデータは更新されないようにされているものとする。
留守モード管理部30は、宅内機器制御システム1を利用する各家族の留守モードの設定情報を管理する機能を有する。留守モードデータベース31には、宅内機器制御システム1を利用する家族ごとに、その家族に対して割り当てられた家族IDと、後述する留守モード設定用UI部32を介して設定された留守モードの設定情報が格納される。
図6は、留守モードデータベース31に格納される留守モードの設定情報の一例を示す図であり、住宅Hに居住するユーザA〜Cによって構成される家族についての留守モードの設定情報を例に挙げて示している。
この留守モードの設定情報には、家族を構成するユーザA〜Cごとに在宅状況などの条件が設定された留守モードテーブルと、その留守モードテーブルに対応付けられた機器動作テーブルとが含まれている。
なお、図6に示す例では、2つの留守モードテーブルM1,M2が設定されている場合を示している。図6(a)は、第1の留守モードテーブルM1を示し、図6(b)は、第1の留守モードテーブルM1に対応付けられた第1の機器動作テーブルN1を示している。また、図6(c)は、第2の留守モードテーブルM2を示し、図6(d)は、第2の留守モードテーブルM2に対応付けられた第2の機器動作テーブルN2を示している。
本実施形態では、各ユーザについて設定される条件として、そのユーザの在宅状況に関する条件(すなわち、そのユーザが「宅内」いるのか、あるいは「宅外」にいるのかという条件)のみならず、そのユーザが外出している場合(すなわち、「宅外」にいる場合)について、さらに詳細な条件を設定できるように構成されている。
具体的には、ユーザが外出している場合に、そのユーザが、自身が居住している住宅(以下、「自宅」と称する場合がある)へ近接する方向へ移動しているか、または自宅から離反する方向へ移動しているかという移動方向に関する条件、および、そのユーザが自宅からどの程度離れているかという住宅からの距離に関する条件を設定できるように構成されている。
たとえば、図6(a)および図6(c)を参照すると、第1の留守モードテーブルM1では、ユーザAについては「宅外」という在宅状況に関する条件、ユーザBについては「離れていく」という移動方向に関する条件、ユーザCについては「宅内」という在宅状況に関する条件が、それぞれ設定されている。また、第2の留守モードテーブルM2では、ユーザA,Cについては「宅外」という在宅状況に関する条件、ユーザBについては「半径500m以内」という住宅からの距離に関する条件が、それぞれ設定されている。
そして、第1の機器動作テーブルN1は、第1の留守モードテーブルM1において設定されている全ての条件が満たされた場合に、その住宅に設置されている制御対象の宅内機器2が実行すべき動作内容を指定するものであり、同様に、第2の機器動作テーブルN2は、第2の留守モードテーブルM2において設定されている全ての条件が満たされた場合に、その住宅に設置されている制御対象の宅内機器2が実行すべき動作内容を指定するものである。
留守モード設定用UI部32は、宅内機器制御システム1を利用するユーザが、自身の家族についての留守モード、すなわち自身の家族を構成している各構成員についての在宅状況などの条件、およびその留守モードにおける全ての条件が満たされた場合に実行されるべき宅内機器2の動作内容、ならびに後述する帰宅通知条件などを設定するために設けられたユーザインタフェースである。
すなわち、ユーザは、自身の端末装置10やPCなどを用いて、ウェブブラウザから位置情報管理サーバ20にアクセスすることによって、留守モード設定用UI部32を介して、留守モード、宅内機器2の動作内容および帰宅通知条件などを設定することができる。
図7Aおよび図7Bは、留守モード設定用UI部32を介した条件設定処理における画面遷移の一例を示す図である。ユーザが、たとえば自身の端末装置10を利用し、ウェブブラウザから位置情報管理サーバ20にアクセスして、条件設定処理へ移行するための操作を行うと、図7A(a)に示すように、ログイン画面P21がその端末装置10の表示部に表示される。
このログイン画面P21では、ユーザによって、自己に割り当てられているユーザIDと、予め設定したパスワードとが入力される。そして、「ログイン」ボタンが入力操作されると、留守モード設定用UI部32は、入力されたユーザIDおよびパスワードと、個人プロファイルデータベース22に格納されているデータとを照合してユーザ認証を行い、宅内機器制御システム1のユーザであることが認証されると、図7A(b)に示すように、留守モードを設定するための留守モード設定画面P22が表示される。
この留守モード設定画面P22では、ユーザによって、既に設定済みの留守モードを編集する処理に移行するための選択肢、新たに留守モードを作成する処理に移行するための選択肢、および、ユーザの属する家族の誰かが帰宅したことを端末装置10に通知させるための設定を行う処理(以下、「帰宅通知条件設定処理」と称する)に移行するための選択肢のうちのいずれか1つの選択肢が選択される。また、編集処理に移行するための選択肢が選択された場合には、既に設定済みの留守モードの中から編集対象の留守モードが併せて選択される。
そして、ユーザによって、「実行」ボタンが入力操作されると、留守モード設定用UI部32は、選択された処理を実行するための画面を表示させる。ここでは、図7A(b)に示すように、新たに留守モードを作成する処理に移行するための選択肢が選択されたものとし、これにより、図7B(c)に示すように、新たに留守モードを作成するための新規留守モード作成画面P23が表示される。
この新規留守モード作成画面P23では、個人プロファイルデータベース22および家族プロファイルデータベース24に格納されているデータに基づいて、ログインしたユーザが属する家族の各構成員の続柄が表示され、ユーザによって、構成員ごとに、在宅状況に関する条件、移動方向に関する条件、および住宅からの距離に関する条件が設定されるとともに、当該留守モードに対して付与される留守モード名および当該留守モードの優先度が入力される。そして、ユーザによって、「次へ」ボタンが入力操作されると、留守モード設定用UI部32は、図7B(d)に示すように、当該留守モードにおける全ての条件が満たされた場合に実行されるべき宅内機器2の動作内容を設定するための動作内容設定画面P24を表示させる。
この動作内容設定画面P24では、宅内機器情報データベース26に格納されているデータに基づいて、ログインしたユーザが属する家族の居住する住宅に設置されている制御対象の宅内機器2を特定するための情報が表示され、ユーザによって、宅内機器2ごとに、動作内容が設定される。そして、ユーザによって、「設定完了」ボタンが入力操作されると、一連の処理が終了する。一連の処理が終了すると、留守モード管理部30は、新規留守モード作成画面P23において設定された条件に基づいて留守モードテーブルを作成するとともに、動作内容設定画面P24において設定された動作内容に基づいて機器動作テーブルを作成し、作成した留守モードテーブルおよび機器動作テーブルを、ログインしたユーザが属する家族の家族IDに対応付けて、留守モードデータベース31に格納する。
図8は、図7A(b)に示す留守モード設定画面P22において、帰宅通知条件設定処理へ移行する選択肢が選択された場合に表示される帰宅通知設定画面P25を示す図である。この帰宅通知設定画面P25では、ユーザによって、帰宅通知条件が設定される。具体的には、該ユーザが属する家族の構成員の中から一の構成員が、帰宅者として選択されるとともに、選択された帰宅者が帰宅した場合にその旨を通知されるべき人が、当該家族の構成員の中から選択される。
さらに、この帰宅通知設定画面P25では、ユーザによって、宅内機器の動作内容が設定される。具体的には、前記選択された帰宅者が帰宅した場合に、その家族の住宅に設置されている制御対象の宅内機器2の中から一の宅内機器2が、前記選択された帰宅者が帰宅した場合に制御すべき宅内機器として選択されるとともに、選択された宅内機器2の動作内容が選択される。そして、ユーザによって、「設定完了」ボタンが入力操作されると、帰宅通知条件設定処理が終了する。
この帰宅通知条件設定処理が終了すると、留守モード管理部30は、帰宅通知設定画面P25において設定された帰宅通知条件および宅内機器の動作内容に基づいて、帰宅通知テーブル(図示せず)を作成し、作成した帰宅通知テーブルを、ログインしたユーザが属する家族の家族IDに対応付けて、留守モードデータベース31に格納する。なお、この帰宅通知テーブルは、前記の留守モードテーブルおよび機器動作テーブルとともに、留守モードの設定情報に含まれる。
在宅状況判定部33は、ユーザ位置情報管理部27によって、宅内機器制御システム1を利用する一のユーザに関する最新のユーザ位置情報d12のデータが更新されると、その一のユーザが属する家族の各構成員について、在宅状況を判定し、さらに外出していると判定された構成員については、移動方向を算出するとともに、住宅からの距離を算出する。
ここで、一の構成員についての在宅状況の判定は、その構成員に関する最新のユーザ位置情報d12のデータと、その構成員が属する家族が居住している住宅の住宅位置情報とに基づいて行われる。具体的には、最新のユーザ位置情報によって示される位置と、住宅位置情報によって示される位置とが一致あるいは略一致している場合には、その構成員は在宅していると判定され、残余の場合には、その構成員は外出していると判定される。
また、外出している構成員についての移動方向の算出は、その構成員に関する最新のユーザ位置情報d12のデータおよび更新前のユーザ位置情報d15のデータと、その構成員が属する家族が居住している住宅の住宅位置情報とに基づいて行われる。具体的には、更新前のユーザ位置情報によって示される位置から最新のユーザ位置情報によって示される位置へ向かうベクトルと、更新前のユーザ位置情報によって示される位置から住宅位置情報によって示される位置へ向かうベクトルとの成す角度が、90度未満である場合には、近接する方向へ移動中であると判定し、残余の場合には、離反する方向へ移動中であると判定する。
さらに、外出している構成員の所在位置の住宅からの距離の算出は、その構成員に関する最新のユーザ位置情報d12のデータと、その構成員が属する家族が居住している住宅の住宅位置情報とに基づいて算出される。
在宅状況判定部33は、このようにして、一のユーザが属する家族の各構成員について、在宅状況ならびに移動方向および住宅からの距離の算出結果が得られると、その家族について予め設定されている留守モードの設定情報を、留守モードデータベース31から取得する。
そして、取得された留守モードの設定情報に含まれる留守モードテーブルを参照し、構成員ごとに、得られた在宅状況・算出結果が、その構成員について規定されている条件に合致しているか否かを判定する。
判定の結果、家族全員について、得られた在宅状況・算出結果がそれぞれ条件に合致している留守モードテーブルがあれば、通信インタフェースとして機能するネットワーク入出力部34を介して、その留守モードテーブルに対応付けられている機器動作テーブルにおいて設定されている動作内容を含む動作内容通知信号を、インターネットおよびLAN(Local Area Network)などの通信ネットワークを経由して、その住宅に設置されている宅内機器制御装置40へ送信する。なお、合致している留守モードテーブルが複数である場合には、各留守モードテーブルに予め対応付けられている優先度(前述の新規留守モード作成画面P23において入力された優先度)の最も高い留守モードテーブルに対応付けられている機器動作テーブルにおいて設定されている動作内容を含む動作内容通知信号を、宅内機器制御装置40へ送信する。
また、在宅状況判定部33は、宅内機器制御システム1を利用する一のユーザに関する最新のユーザ位置情報d12のデータが更新されると、該一のユーザについて、自宅に帰宅したか否かを判定する。
ここで、帰宅したか否かの判定は、該一のユーザに関する最新のユーザ位置情報d12のデータおよび更新前のユーザ位置情報d15のデータと、該一のユーザが居住している住宅の住宅位置情報とに基づいて行われる。具体的には、最新のユーザ位置情報によって示される位置と、住宅位置情報によって示される位置とが一致あるいは略一致し、かつ、更新前のユーザ位置情報によって示される位置と、住宅位置情報によって示される位置とが一致していない場合に、その構成員が帰宅したと判定される。
在宅状況判定部33は、このようにして、該一のユーザが自宅に帰宅したと判定されると、該一のユーザが属する家族について予め設定されている留守モードの設定情報を、留守モードデータベース31から取得する。そして、取得された留守モードの設定情報に含まれる帰宅通知テーブルを参照し、帰宅したと判定された該一のユーザが、帰宅者として選択されている場合には、該一のユーザが帰宅した旨の電子メールを作成し、通知されるべき人として選択されている者の電子メールアドレスを個人プロファイルデータベース22から取得して、ネットワーク入出力部34を介して、取得した電子メールアドレス宛に作成した電子メールを送信する。図9は、帰宅を通知する電子メールを受信した端末装置10に表示される通知内容Qの一例を示す図である。
在宅状況判定部33は、上記のように電子メールを送信するとともに、帰宅通知テーブルにおいて設定されている宅内機器2の動作内容を含む動作内容通知信号を、前記と同様に、インターネットおよびLANなどの通信ネットワークを経由して、該一のユーザが居住する住宅に設置されている宅内機器制御装置40へ送信する。
図10は、第1の実施形態における宅内機器制御装置40の機能的構成を示すブロック図である。宅内機器制御装置40は、在宅モード管理部41と、機器制御部42と、ネットワーク入出力部43とを含んで構成される。
本実施形態では、宅内機器制御装置40は、対象とする住宅ごとに1台ずつ設けられているが、他の実施形態では、制御対象の各宅内機器2にそれぞれ組み込まれていてもよい。
在宅モード管理部41は、通信インタフェースとして機能するネットワーク入出力部43を介して動作内容通知信号を受信すると、その動作内容通知信号に含まれる動作内容に従って、機器制御部42に、制御対象の宅内機器2に対して制御信号を送信させる。これにより、制御信号を受信した各宅内機器2は、留守モードの設定情報における機器動作テーブルにおいて設定された動作内容に従う動作を実行する。なお、制御信号は、LAN経由で送信されてもよく、赤外線によって送信されてもよい。
以下、本実施形態に係る宅内機器制御システム1の動作を、図11〜図13を参照して説明する。図11は、端末装置10において実行される端末位置情報取得処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この端末位置情報取得処理は、端末装置10において、バックグラウンドで実行される。
処理が開始されると、ステップa1で、端末位置情報取得部11は、端末装置10に予め搭載されているGPS機能あるいはAGPS機能を利用して、その端末装置10が所在している位置の緯度・経度を取得し、取得した緯度・経度を、端末位置情報として、取得した時刻とともに端末位置情報データベース12に格納して、ステップa2に進む。
ステップa2で、端末位置情報解析部15は、ステップa1において端末位置情報データベース12に格納された端末位置情報における緯度・経度と、その直前に端末位置情報データベース12に格納された端末位置情報における緯度・経度とに基づいて、端末装置10が移動したか否かを判断する。そして、端末装置10が移動したと判断された場合にはステップa3に進み、端末装置10が移動していないと判断された場合にはステップa4に進む。
ステップa3で、端末位置情報アップロード部16は、ステップa1において端末位置情報データベース12に格納された端末位置情報およびその取得時刻、ならびにユーザ識別情報データベース14に格納されるユーザIDを、位置情報管理サーバ20へ送信し、ステップa4に進む。
ステップa4で、端末位置情報取得部11は、端末位置情報データベース12に格納されている最新の端末位置情報の取得時刻から予め定める時間が経過したか否かを判定し、予め定める時間が経過したと判定されると、ステップa1に戻る。
図12は、位置情報管理サーバ20において実行される動作内容通知処理の処理手順を示すフローチャートである。処理が開始されると、ステップb1で、在宅状況判定部33は、ユーザ位置情報データベース28を監視し、一のユーザに関する最新のユーザ位置情報d12のデータが更新されたか否かを判定し、更新されたと判定するとステップb2に進む。
ステップb2で、在宅状況判定部33は、最新のユーザ位置情報d12のデータが更新されたユーザが属する家族の各構成員について、在宅状況を判定するとともに、外出していると判定された構成員については、移動方向および住宅からの距離を算出して、ステップb3に進む。
ステップb3で、在宅状況判定部33は、その家族について予め設定されている留守モードの設定情報を、留守モードデータベース31から取得し、取得された留守モードの設定情報に含まれる留守モードテーブルを参照して、その家族の構成員ごとに、ステップb2において得られた在宅状況・算出結果が、留守モードテーブルにおいてその構成員について規定されている条件に合致しているか否かを判定する。
そして、構成員ごとに規定されている条件の全てが、ステップb2において得られた在宅状況・算出結果に合致している留守モードテーブルの有無を判定し、そのような留守モードテーブルが有りと判定されるとステップb4に進み、無しと判定されるとステップb1に戻る。
ステップb4で、在宅状況判定部33は、その留守モードテーブルに対応付けられている機器動作テーブルにおいて設定されている動作内容を含む動作内容通知信号を、その住宅に設置されている宅内機器制御装置40へ送信し、ステップb1に戻る。
図13は、宅内機器制御装置40において実行される機器動作制御処理の処理手順を示すフローチャートである。処理が開始されると、ステップc1で、在宅モード管理部41は、位置情報管理サーバ20から動作内容通知信号を受信したか否かを判定し、受信したと判定されるとステップc2に進む。
ステップc2で、在宅モード管理部41は、受信した動作内容通知信号に含まれる動作内容に従って、機器制御部42に、制御対象の宅内機器2に対して制御信号を送信させて、ステップc1に戻る。これにより、制御信号を受信した各宅内機器2は、留守モードの設定情報における機器動作テーブルにおいて設定された動作内容に従う動作を実行する。
以上のように、本実施形態によれば、対象とする住宅Hに設置されている制御対象の宅内機器2の動作が、その住宅Hに居住している家族の在宅状況などに基づいて、自動的に制御される。したがって、外出時あるいは帰宅時に、留守モードを手動で設定する手間を省くことができ、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
また、位置情報管理サーバ20では、端末装置10からアップロードされる端末位置情報だけではなく、位置情報SNSサーバ50から取得した公開位置情報や、ユーザによって設定された設定位置情報を考慮して、ユーザ位置情報を管理しているので、ユーザの所在位置を正確に把握することができ、制御対象の宅内機器2を適切に動作させることができる。
また、留守モードとして、在宅状況に関する条件だけではなく、移動方向に関する条件および住宅からの距離に関する条件についても設定することができるように構成されているので、各構成員の状況に応じた、より適切な動作内容を設定することができる。
1 宅内機器制御システム
2 宅内機器
10 端末装置
11 端末位置情報取得部
12 端末位置情報データベース
15 端末位置情報解析部
16 端末位置情報アップロード部
20 位置情報管理サーバ
27 ユーザ位置情報管理部
28 ユーザ位置情報データベース
29 ステータス更新用UI部
30 留守モード管理部
31 留守モードデータベース
32 留守モード設定用UI部
33 在宅状況判定部
40 宅内機器制御装置
41 在宅モード管理部
42 機器制御部

Claims (5)

  1. 住宅に設置された電気機器または電子機器の動作を、その住宅に居住するユーザの在宅状況に応じて制御する宅内機器制御システムであって、
    前記電気機器または電子機器に対して、その動作を制御するための制御信号を送信する制御装置と、
    前記ユーザによって所持される携帯可能な端末装置であって、自装置の所在している位置を示す端末位置情報を取得可能に構成された端末装置と、
    通信ネットワークを介して前記端末装置と通信可能に構成され、前記端末装置から前記通信ネットワークを介して前記端末位置情報を取得すると、取得した端末位置情報を、該端末装置を所持するユーザの所在位置を示すユーザ位置情報として記憶するとともに、前記住宅について、前記ユーザ位置情報に基づいてユーザの在宅状況を判断し、ユーザの在宅状況に応じた予め定める動作内容を、前記制御装置へ通知する位置情報管理部とを備え、
    前記制御装置は、前記位置情報管理部から通知される動作内容に従って前記電気機器または電子機器の動作を制御し、
    前記端末装置は、
    前記端末位置情報を定期的に取得する端末位置情報取得部と、
    前記端末位置情報取得部によって前記端末位置情報が取得されるごとに、取得された前記端末位置情報が順次格納される端末位置情報記憶部と、
    前記端末位置情報記憶部に前記端末位置情報が新たに格納されると、その最新の端末位置情報によって特定される位置とその最新の端末位置情報の直前に格納された端末位置情報とによって特定される位置との間の距離と、予め定める閾値とを比較して、自装置が移動したか否かを判断する端末位置情報解析部と、
    前記端末位置情報を前記位置情報管理部へ送信する端末位置情報送信部とを備え、
    前記端末位置情報送信部は、前記端末位置情報解析部によって自装置が移動したと判断された場合にのみ、判断対象となった前記最新の端末位置情報を前記位置情報管理部へ送信し、
    前記位置情報管理部は、所在地を他人に公開する機能を備えたソーシャルネットワーキングサービスを提供する予め定めるサーバ装置と通信可能に構成され、ユーザが前記サーバ装置によって提供されるソーシャルネットワーキングサービスを利用している場合、該ソーシャルネットワーキングサービスの前記公開する機能によって公開された所在地を示す公開位置情報によって、記憶しているユーザ位置情報を更新することを特徴とする宅内機器制御システム。
  2. 前記住宅の位置を示す住宅位置情報が、前記位置情報管理部に予め記憶され、
    前記位置情報管理部は、前記ユーザ位置情報と前記住宅位置情報とに基づいて、ユーザの所在位置の該住宅の位置からの距離を算出し、前記ユーザの在宅状況および前記住宅の位置からの距離に応じた予め定める動作内容を、前記制御装置へ通知することを特徴とする請求項1に記載の宅内機器制御システム。
  3. 前記住宅の位置を示す住宅位置情報が、前記位置情報管理部に予め記憶され、
    前記位置情報管理部は、前記ユーザ位置情報と前記住宅位置情報とに基づいて、該住宅の位置へ近接する方向および離反する方向のうち、いずれの移動方向へユーザが移動しているかを判断し、前記ユーザの在宅状況および前記移動方向に応じた予め定める動作内容を、前記制御装置へ通知することを特徴とする請求項1に記載の宅内機器制御システム。
  4. 前記位置情報管理部は、ユーザによって前記ユーザ位置情報を設定可能に構成され、ユーザによって設定された該ユーザの所在位置を示す設定位置情報を取得すると、取得した設定位置情報によって、記憶しているユーザ位置情報を更新することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の宅内機器制御システム。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の宅内機器制御システムに用いられるサーバ装置であって、
    前記位置情報管理部を備えることを特徴とするサーバ装置。
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