JP5894870B2 - 太陽光発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光パネルの発電電力を、電力変換装置を用いて変換して所望の電力を得る太陽光発電システムに関し、特に、太陽光パネルに接続された変換器を制御することによって、太陽光パネルの電力の最大点を検出し、検出した最大電力点で電力変換器(パワーコンディショナ、PCS)を動作させる太陽光発電システムに関するものである。
太陽光発電システムは、太陽光パネルで発電した電力をパワーコンディショナで商用交流に変換し、家庭内で消費したり、商用系統に逆潮流させたりするシステムである。
図4において、実線は太陽光パネルの出力電圧Vpvと出力電流Ipvの特性(以下「電圧−電流特性」)を示すグラフであり、破線は太陽光パネルの出力電圧Vpvと出力電力Ppvの特性(以下「電圧−電力特性」)を示すグラフである。
ここに示すように、電圧−電流特性は、出力電圧Vpvが0のときに出力電流Ipvが短絡電流Iscとなり、出力電圧Vpvが開放電圧Vocのときに出力電流Ipvが0となる非線形の特性である。また、電圧−電力特性は、出力電圧VpvがVpmaxのときに出力電力Ppvが最大電力点Pmaxとなる特性を有し、最大電力点Pmaxのときの出力電流IpvをIpmaxとする。
ここで説明した電圧−電流特性や電圧−電力特性は、日照条件や温度条件によって変化するため、太陽光パネルから効率よく電力を取り出すためには常にこの最大電力点Pmaxを探索し、太陽光パネルに接続される電力変換器を制御して太陽光パネルの動作点が最大電力点となるように追従制御する必要がある。
最大電力追従制御法として一般によく知られた方法として、山登り法がある。この山登り法は、電力変換器の入力電圧指令値を微小変更し、これに応じて太陽光パネルの発電電力が増加するか減少するかを判定する。そして、この判定結果に依って次の電圧指令値を微小増加変更させるか微小減少変更させるかの変更方向を決定して指令値の微小変更を繰り返す方法である。
あるいは、特許文献1に示されたスキャン法がある。この方法は、太陽光パネルの2端子にインダクタとスイッチング素子が直列に接続される構成の電力変換回路を有しており、最大電力点の検出時には、スイッチング素子を第1の論理状態、いわゆる開状態に動作させ太陽光パネルの出力端子間を開放状態にするとともに、この開放状態からスイッチング素子を第2の論理状態、いわゆる閉状態に動作させ太陽光パネルの出力端子間を短絡状態にする過程において電圧と電流を検出し、これらの積である電力が最大となる点を検出するものである。最大電力検出時には、最初に電力変換回路の入力電流の電流指令値Iref0を0とし、太陽光パネルの電圧を一旦開放電圧Vocにする。次に電力変換回路の入力電圧の指令値Vref0を
Vref0=Voc−(Voc/to)・t …(式1)
で表される値に変化させる。Vref0は式に従い時間toの間にVocから0にリニアに低下する。電力変換回路ではPI制御を用いて電力変換回路の入力電圧である太陽光パネル電圧がVref0になるようにフィードバック制御し、スイッチング素子を駆動することが示されている。
この方法は太陽光パネルの全域にわたる電流−電圧特性を検出できるため、部分影により二山特性が発生した場合においても確実に最大電力点を検出して移動することが可能である。
WO2012/025593A1
上記山登り法は日照が急変した場合に応答性が遅くなる恐れがあった。また、太陽光パネルに部分影が発生した場合に生じる二山特性に対応できないという恐れがあった。
また、特許文献1に示されたスキャン法は、最大電力点検出時にPI制御によるフィードバック制御により太陽光パネルの電圧である入力電圧指令値を変化させている。太陽光パネルは短絡電流点近傍においては電流変化に対する電圧変化(dV/di)が大きい特性となっているため、チョークコイルの値を小さくして体積とコストを低減しようとすれば、短絡電流点近傍において、チョークコイルリプル電流に起因して太陽光パネルの電圧が大きく変動し、入力電圧制御系が発振して正確な最大電力点を検出できなくなる恐れがあった。
また、スキャン法では最大電力検出時にIref0を0にすることで、太陽光パネルの開放電圧Voc点に移動し電力変換回路からの出力電力がゼロになる。次にVref0を変化させるにしたがって出力電力がゼロから最大電力を経て再び減少し、Vref0がゼロになると電流が短絡電流Iscに至り、出力電力はゼロになる。このように系統連系インバータ側から見ると最大電力検出時に出力電力が大きく変化するため、系統の電圧変動など系統への悪影響を与える恐れがある。
本発明の目的は、太陽光発電システムにおける、最大電力点追従方式の応答性を高めることである。また、太陽光パネルに部分影が生じた場合であっても、最大電力点を正確に求めることである。また、電力変換回路のチョークコイルや入力フィルタコンデンサの容量をできるだけ小さくし体積やコストを低減することである。また、系統連系インバータの急激な出力変動を抑制し系統の安定化を図ることである。
上記課題を解決するため、請求項1の太陽光発電システムでは、太陽光パネルと、該太陽光パネルの出力電力を検出する電力検出手段と、スイッチング素子のオン・オフ動作によって前記太陽光パネルの出力電圧を変換した電圧の電力を出力する電力変換手段と、前記電力検出手段の出力が入力されるとともに、前記スイッチング素子を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、オープンループで前記スイッチング素子を制御するとともに、前記スイッチング素子を駆動する時比率を0%と所定の上限値の間で変化させ、その過程で前記太陽光パネルの最大電力点を検出する。
本発明によれば、太陽光発電システムにおける、最大電力点追従方式の応答性を高めることができる。また、太陽光パネル上に部分影が生じた場合であっても、最大電力点を正確に求めることができる。また、電力変換回路のチョークコイルや入力フィルタコンデンサの容量をできるだけ小さくし体積やコストを低減することができる。また、系統連系インバータの急激な出力変動を抑制し系統の安定化を図ることができる。
実施例1の回路構成を示す図。 実施例1の入力フィルタの回路構成を示す図。 実施例1の動作を示す各部波形。 太陽光パネルの特性を示す図。 パワーコンディショナのPN電圧とDuty最大値Dmaxの関係を示す図。 実施例1の検出モードにおける各部の波形。 実施例2の検出モードにおける各部の波形。 実施例3における各部の波形。
図1から図8を用いて、本発明の太陽光発電システムの実施例を説明する。
実施例1の太陽光発電システムを図1から図6を用いて説明する。
図1は、本実施例の太陽光発電システムの回路構成を示す図である。図1において、1は太陽光パネル、2はパワーコンディショナ、3は商用系統であり、パワーコンディショナ2の内部には、入力フィルタ4、DC−DCコンバータ7、系統連系インバータ12、制御回路14がある。DC−DCコンバータ7において、8はインダクタンス値が200〜800μH程度のチョークコイル、9はパワーMOSFET、10は昇圧ダイオード、11はコンデンサ、13は電流センサ、15a、15bは分圧抵抗、24はドライバである。また、制御回路14において、16は時比率発生器、17はモード切替器、18a、18bは減算器、19a、19bはPI制御ブロック、20は乗算器、21a、21bはAD変換器、22はPWM回路、23は最大値判定回路、25は入力電圧指令値(Vref)である。
図1に示すように、太陽光パネル1はその両端がパワーコンディショナ2の内部の入力フィルタ4の入力側端子に接続されており、入力フィルタ4の出力側端子はDC−DCコンバータ7の入力側端子に接続され、DC−DCコンバータ7の出力側端子は系統連系インバータ12の入力側端子に接続されている。系統連系インバータ12の出力側端子はパワーコンディショナ2の外部の商用系統3に接続されている。
ここでDC−DCコンバータ7の内部を詳細に説明する。チョークコイル8の入力側端子は入力フィルタ4の正極の出力側端子に接続され、チョークコイル8の出力側端子はパワーMOSFET9のドレインに接続される。また、入力フィルタ4の負極の出力側端子とパワーMOSFET9のソースが接続される。さらに、DC−DCコンバータ7の内部では、入力フィルタ4の出力側端子の両端に、分圧抵抗15a、15bの直列体が接続されている。パワーMOSFET9のドレインには昇圧ダイオード10のアノードが接続される。昇圧ダイオード10のカソードとパワーMOSFET9のソースの間にコンデンサ11が接続される。コンデンサ11の両端はDC−DCコンバータ7の外部にある系統連系インバータ12に接続される。
次に制御回路14の内部を詳細に説明する。AD変換器21aはDC−DCコンバータ7内部の分圧抵抗15a、15bの中点に接続され、AD変換器21bはDC−DCコンバータ7内部の電流センサ13に接続される。AD変換器21aの出力はVin、AD変換器21bの出力はILという名称のデジタル量である。ILとVinは乗算器20に入力され、出力はPpvとして最大値判定回路23に入力される。また、Vinは、最大値判定回路23と、減算器18aのプラス側端子にも入力される。最大値判定回路23の出力は、入力電圧指令値25(Vref)となり、減算器18aのマイナス側端子に入力される。減算器18aの出力はPI制御ブロック19aに入力される。PI制御ブロック19aの出力は減算器18bのプラス側端子に入力される。また、ILは減算器18bのマイナス側端子に入力される。減算器18bの出力はPI制御ブロック19bに入力される。PI制御ブロック19bの出力は、モード切替器17の定常モード側に接続される。モード切替器17の検出モード側には時比率発生器16が接続される。モード切替器17の出力がPWM回路22に入力される。ここでモード切替器17の出力がパワーMOSFET9をスイッチングさせる際の時比率であり、以下ではDutyと記載する。PWM回路22の出力はDC−DCコンバータ7の内部のドライバ24に入力される。ドライバ24の出力はパワーMOSFET9のゲートに接続される。
図2は、図1の入力フィルタ4内部の一例を示した図である。図2において、5a、5bはコモンモードチョーク、6a、6b、6c、6d、6e、6fはフィルタコンデンサである。フィルタコンデンサのうち、6a、6eの容量は5〜10μF程度であり、8μFのフィルタコンデンサ6a、6eと、10000pFのフィルタコンデンサ6b、6c、6d、6fを例示する。図2において、入力フィルタ4の入力側端子の両端にはフィルタコンデンサ6aが接続され、フィルタコンデンサ6aの両端にはコモンモードチョーク5aの入力側端子が接続される。コモンモードチョーク5aの出力側端子はフィルタコンデンサ6bと6cの直列体に接続される。フィルタコンデンサ6bと6cの中点はフレームグランドに接続される。フィルタコンデンサ6bと6cの直列体の両端にはフィルタコンデンサ6dの両端が接続される。フィルタコンデンサ6dの両端はコモンモードチョーク5bの入力側端子が接続される。コモンモードチョーク5bの出力側端子の間にフィルタコンデンサ6eが接続される。そして、フィルタコンデンサ6eの両端子はコンバータ側端子となり入力フィルタ4の外部に引き出される。ここで、フィルタコンデンサ6aと6eの8μFは、主にスイッチング周波数である20〜40kHzのスイッチングリプルを除去するために用いられるコンデンサで、比較的大容量で周波数特性に優れたフィルムコンデンサを用いることが望ましい。一方、フィルタコンデンサ6b、6c、6d、6fはスイッチングに伴って発生する100kHz以上のノイズ成分を除去するために使用され、フィルムコンデンサよりも更に高周波特性に優れたセラミックコンデンサを用いることが望ましい。
次に、図3を用いて実施例1の回路動作を説明する。図3は、横軸を時間として、図1の回路各部の動作波形を示した図であり、図3(a)はDC−DCコンバータ7が定常モードであるか検出モードであるかを示す「DC−DCコンバータ7動作状態」、図3(b)は時比率発生器16の時比率Dutyをパーセント表示した波形を示す「Duty」、図3(c)は太陽光パネル1の電流波形を示す「Ipv」、図3(d)は太陽光パネル1の両端の電圧波形を示す「Vpv」、図3(e)はDC−DCコンバータ7から系統連系インバータ12に出力される電力の波形を示す「DC−DCコンバータ7出力電力」である。ここで、検出モードとは、太陽光パネル1の最大電力点を検出するモードのことであり、定常モードとは、検出モードで得た最大電力点の電流となるようにパワーコンディショナ2を動作させるモードのことである。
次に、図4は、前述したとおり、太陽光パネル1の電流−電圧特性、および、電流−電力特性を示すグラフであり、検出モードで用いられる電圧Vpvの範囲(Vpvmin〜Voc)を示すものである。
次に、図5は、時比率発生器16が出力する時比率Dutyの最大値Dmaxと、コンデンサ11(Cpn)の電圧であるPN電圧(Vpn)の関係を示したグラフである。パラメータは検出モードにおける太陽光パネル電圧Vpvの最低値Vpvminであり、30V、50V、70Vの三例を示す。
次に、図6は本実施例の具体例として、検出モードにおけるDuty、発電電力、Ipv、Vpvのそれぞれの時間変化を記載したグラフである。
続いて本実施例のパワーコンディショナ2の動作を説明する。まず定常モードを説明する。定常モードにおいては、図1におけるモード切替器17は定常モード側に接続されている。このとき、DC−DCコンバータ7は入力電圧Vinが入力電圧指令値25(Vref)と一致するようにパワーMOSFET9をPWM制御する。なお、入力電圧指令値25(Vref)は、事前に求めた値であり、その求め方は後述する。
DC−DCコンバータ7では、入力電圧Vinを分圧抵抗15a、15bにより検出し、AD変換器21aによりデジタル量に変換する。また、チョークコイル8(L)に流れる電流を電流センサ13で検出する。チョークコイル8(L)に流れる電流ILは後述するパワーMOSFET9のスイッチングにより脈動するため、電流センサ13で検出された電流ILはAD変換器21bを経て制御回路14に取り込まれ平均値として認識される。脈動する電流ILから平均値を取り出す方法としては、電流センサ13の内部にパワーMOSFET9(S1)のスイッチング周波数成分を減衰させる一次遅れフィルタを設ける方法や、AD変換器21bの取り込みタイミングをPWM周期と同期させて常に脈動の中心値をサンプリングする方法などがあり、脈動する電流ILから平均値を取り出すことができればいずれの方法を用いても良い。以下、求めた電流平均値をILとして記載する。
AD変換器21aから出力されたVinは減算器18aにて入力電圧指令値25(Vref)と比較され、これらの電圧誤差がPI制御ブロック19aに入力され、比例積分演算される。このPI制御ブロック19aの出力信号は電流目標値Irefである。次に、ILは減算器18bにおいて、電流目標値Irefから差し引かれる。この電流誤差はPI制御ブロック19bに入力され、比例積分演算される。このPI制御ブロック19bの出力は時比率Dutyであり、このDutyはモード切替器17を介してPWM回路22に入力されPWMパルスを生成する。このPWMパルスはドライバ24を介してパワーMOSFET9(S1)のゲートに入力され、パワーMOSFET9(S1)を駆動する。パワーMOSFET9(S1)はスイッチングによりON/OFFを繰り返す。このスイッチング周波数はおよそ20〜100kHzである。パワーMOSFET9(S1)がONした際には太陽光パネル1−入力フィルタ4−チョークコイル8(L)−パワーMOSFET9(S1)−入力フィルタ4−太陽光パネル1の閉回路が形成され、太陽光パネル1からチョークコイル8(L)に電流が流れる。次にパワーMOSFET9(S1)がOFFすると、太陽光パネル1−入力フィルタ4−チョークコイル8(L)−昇圧ダイオード10(D1)−コンデンサ11(Cpn)−入力フィルタ4−太陽光パネル1の回路が形成され、チョークコイル8(L)に蓄えられた励磁エネルギーはコンデンサ11(Cpn)に放出される。
入力電圧Vinが電圧指令値Vrefよりも高い場合、すなわち電圧誤差が正の場合にはパワーMOSFET9の駆動信号のON幅が増大してチョークコイル8(L)に蓄える励磁エネルギーを増加させ、入力電流を増加させるように動作する。反対に入力電圧Vinが電圧指令値Vrefよりも低い場合、すなわち電圧誤差が負の場合にはパワーMOSFET9の駆動信号のON幅を縮小させてチョークコイル8(L)に蓄える励磁エネルギーを減少させ、入力電流を減少させるように動作する。この動作を繰り返すことにより、電圧誤差がゼロになるように制御する。なお、パワーMOSFET9(S1)がONするとチョークコイル8(L)に励磁エネルギーが蓄えられていきILは増加し、パワーMOSFET9(S1)がOFFとなるとチョークコイル8(L)に蓄えられた励磁エネルギーはコンデンサ11(Cpn)に放出されILは減少する。ここで、電圧誤差をゼロにするような制御に限るものでなく、ゼロに近い値となるよう制御しても良い。
一方、AD変換器21a、21bでデジタル量に変換されたVinとIL(平均値)は乗算器20に入力され、現時点の瞬時電力Ppvが演算される。PpvとVinは最大値判定回路23に入力され、最大値判定回路23では、山登り法を用いたアルゴリズムにより最大電力点を探索し順次入力電圧指令値25(Vref)を微小変化させていく。この山登り法アルゴリズムは、前回のサンプル値であるPpv(z−1)、Vin(z−1)と、今回採取したPpv、Vinをそれぞれ比較し、これらの大小関係により、次に入力電圧指令値25(Vref)を微小変化させる方向を判定するものである。このアルゴリズムにより図4に示したような特性の太陽光パネル1において、電力が最大(Pmax)となる点(Vpmax、Ipmax)で動作するようにVrefを変化させることができる。
このとき、図2に示すような入力フィルタ4を用いることで、主にパワーMOSFET9(S1)のスイッチングによるILの脈動成分は減衰する。一方、電圧に関しては、入力フィルタ4に入力される太陽光パネル1の電圧Vpvと入力フィルタ4の出力電圧Vinは、DC成分はほぼ等しく、Vinにはスイッチングに伴う高周波成分が含まれる。
この結果、太陽光パネル1からDC−DCコンバータ7にはIpvかつVpvの直流電力が流入し、DC−DCコンバータ7から系統連系インバータ12にはDC−DCコンバータ7の損失を差し引いただけの電力が出力される。系統連系インバータ12においては、DC−DCコンバータ7から入力された直流電力を、商用系統3の電圧位相に同期した正弦波電流に変換して商用系統3に出力する。
次に、検出モードについて説明する。一般に、太陽光パネル1の電圧−電流特性は図4に示すように、短絡電流点(0、Isc)の近傍においては電流の変化に対して電圧の変化(dV/di)が非常に大きい特性となっている。一方、DC−DCコンバータ7においては、パワーMOSFET9をPWM制御してチョークコイル8に流れる電流を20〜100kHz程度の周波数で増減させるスイッチング動作を行うことから、短絡電流点(0、Isc)の近傍においては、このチョークコイル8のリプル電流の影響により、太陽光パネル1の電圧が大きく変動し、DC−DCコンバータ7のVinが振動する恐れがある。このとき、Vinを指令値に一致させようとフィードバック制御を行うと位相が回ってVinが発振する恐れがある。Vinが発振すると太陽光パネル1の正確な電圧−電流特性、ひいては最大電力点を把握することができなくなり、パワーコンディショナ2のMPPT効率の低下につながる。
従来のスキャン法で発振を防止しようとすれば、チョークコイル8の値を1mH以上に設定することによってリプル電流を抑制することにより発振を抑制する必要がある。あるいは、入力フィルタ4内のコンデンサの容量を500〜2000μF程度としてリプル電流を抑制することができる。しかし、これらの従来の対策方法はいずれもチョークコイル8や入力フィルタ4の体積やコストを増加させるため、パワーコンディショナ2の小型化、低コスト化の観点から課題がある。
そこで、本実施例においては、以下の2つの手段により、チョークコイル8のインダクタンス値を100〜800μH程度に抑え、かつ入力フィルタ4内のコンデンサ容量を5〜30μF程度に抑えながら、検出モードにおける発振を防止する方法を提案するものである。
本実施例においては、検出モードにおいてはフィードバック制御を用いず、オープンループ制御により、順次パワーMOSFET9をON/OFFするための時比率Dutyを変化させる手法をとる。これにより、たとえVinに振動が生じてもこのVinを検出してDutyを変化させないため発振を生じさせない。
また、本実施例においては、検出モードにおいて予めDmaxを定め、Dutyを0からDmaxの間でリニアに変化(単調増加、あるいは、単調減少)させる。DutyがDmaxになると、図4において太陽光パネル1の動作点は(Vpvmin、Ipvmin)になる。(Vpvmin、Ipvmax)と短絡電流点(0、Isc)の間はチョークコイル8のリプル電流によりVinが振動しやすいため、この区間については特性検出を行わないことで振動の発生を避けることができる。
本実施例においては上記思想を反映して下記のように動作させる。すなわち、定常モードにおいて一定時間経過すると検出モードに遷移する。検出モードは図1におけるモード切替器17を検出モード側に切り替えることにより開始される。図1からわかるように、検出モードにおいては、定常モードで用いられていたフィードバック制御系が用いられず、時比率発生器16から発生させたDutyによりパワーMOSFET9を駆動するオープンループの制御系に変化する。
このとき、時比率発生器16の初期値はゼロに設定されている。そのため、モード切換器17を検出モードに切り替えるとDutyはそれまでの定常モード時の時比率からゼロに変化する。このとき、太陽光パネル1の動作点は図4で(Voc、0)の座標に移動する。そして、Dutyが徐々に増加するにしたがってパワーMOSFET9のON幅が徐々に増加しILが増加する。図4においては(Voc、0)の点から(Vpmax、Ipmax)を経由して(Vpvmin、Ipvmax)の方に向かって動作点が変化することを意味する。
検出モードにおける波形は図3のようになる。図3(b)に示すようにDutyが0からリニアに上昇すると、図3(c)(d)に示すようにIpvが増加しVpvは低下する。このとき、DC−DCコンバータ7の出力電力は図3(e)に示すような波形になり、最大電力点Pmaxを通過して次第に電力が低下する特性となる。図3(b)から明らかなように、本実施例ではDutyは予め定められた最大値Dmaxまでリニアに上昇する。DmaxはPN電圧Vpnと検出モードにおける電圧最低値Vpvminにより
Dmax=(Vpn−Vpvmin)/Vpn …(式2)
で決まる値に設定する。
図5は式2でVpnを300〜420V、Vpvminを30V、50V、70Vとした場合のDmaxを示すグラフである。Vpvminは振動発生を避けるため、定格250〜350V程度の太陽光パネル1であれば、概ね50V程度に定めるのが良い。PN電圧Vpnは通常系統側にAC200Vを出力するために最低320V程度は必要である。Vpnが増加する程パワーコンディショナ2の変換効率が低下するため、340V程度に設定することが一般的である。太陽光パネル1の電圧最低値Vpvminを50V、VPNを340Vに設定する場合、Dmaxはおよそ85%となる。なお、ここでは、Dmaxがおよそ85%の例を説明するが、Dmaxを80〜90%の範囲で設定することで後述すると同様の効果を得ることができる。
検出モードにおいてはオープンループ制御となるが、時比率DutyはPWM回路22に入力されPWMパルスを生成する。このPWMパルスはパワーMOSFET9(S1)のゲートに入力され、パワーMOSFET9(S1)を駆動する。パワーMOSFET9(S1)がONするとチョークコイル8(L)に励磁エネルギーが蓄えられるとともにILは増加し、パワーMOSFET9(S1)がOFFとなるとチョークコイル8(L)に蓄えられた励磁エネルギーはコンデンサ11(Cpn)に放出されILは減少する。Dutyが増加するにつれ、パワーMOSFET9のON時間が増加し、ILが増加していく。IpvはILの増加とともに図4に示す実線の特性に従い(Voc、0)から(Vpvmin、Ipvmax)へ変化する。このとき、ILとVinはその都度AD変換器21aと21bでサンプリングされる。サンプリング周期tsは25〜100μs程度である。これらを検出して乗算器20でPpvを算出することにより、最大値判定回路23では、Ppvとその時のVinを(Ppv、Vin)の組として把握することができる。最大値判定回路23では、順次入力される(Ppv、Vin)の組のうちでPpvがそれまでよりも大きな場合にPpvを最大電力点Pmaxとし、その時のVinをVinMとして記憶する。
Dutyの増加に伴って、電圧VpvはVocから徐々に低下してDmaxのときにVpvminに至る。この間に、最大電力点であるPmaxの動作点を通るため、検出モードの終了時点であるDuty=Dmaxの時点で、最大値判定回路23には(Pmax、VinM)=(Pmax、Vpmax)が記憶されていることになる。
そこで、次の定常モードにおいては、最大値判定回路23からはVrefとしてVpmaxを出力する。定常モードにおいては前述したようにモード切替器17は再び定常側に接続され、VinがVrefに一致するようにフィードバック制御する。Vrefは検出モードで求めたVpmaxが定常モードでの初期値となり、前述した山登り法により、更なる最大電力点を探索しながら動作する。
なお、定常モードの時間はこれをTとすると、検出モードの時間tsに比べて十分に長い時間とする。例えば、検出モードの時間tsは1〜数10msのオーダー、定常モードの時間Tは数分〜数十分のオーダーである。
また、このときに使用するチョークコイル8のインダクタンス値は概ね100〜800Hの間の値であり、プリント基板上に搭載可能である。
次に、図6の説明をする。図6はVoc=45.2V、Isc=5.62A、Vpmax=36.6V、Ipmax=5.20Aの特性を持つ定格190Wの太陽光パネル1を6枚直列、3枚並列とし、パワーコンディショナ2に接続した場合を想定したシミュレーション結果であり、Vpn=340V、Vpvmin=50V、Dmax=85.3%、検出モードの時間は約100msである。Dutyは検出モード開始点(時間ゼロ)から直線状に上昇している。時間が20msでDutyは20%に達するが、Vocは271.2V(=45.2×6直)であるため、
Vpv=Vpn(1−Duty) …(式3)
から、Dutyが20.2%以上にならないと、Vpvは開放電圧のままである。時間が20ms以上となり、Dutyが20.2%以上になるとVpvは徐々に直線的に低下し、一方電流Ipvは急激に増加する。これに伴い、電力Ppvは電流と同様に増加し、Dutyが35%のときに約3420Wの最大値となる。Dutyが35%以上になると、電流の増加が小さくなり、電圧はリニアに低下するため、電力はほぼリニアに低下していく。DutyがDmaxである85.3%になると、Dutyは一定になり、電圧Vpvは50Vになる。
本実施例において、検出モード時のdi/dtはチョークコイル8のインダクタンス値に依存するものではなく、設定するDutyの増加率に依存するものであるため、チョークコイルのインダクタンス値を自由に選定することが可能となり、小型軽量かつ低コストな太陽光発電システムを実現することができる。
このようにして、本実施例では太陽光パネルの最大電力点を所定時間毎に検出し、パワーコンディショナ2を検出した最大電力点で動作させることができる。
本実施例においては図3に示したように、検出モードにおいても太陽光パネル1の電力はDC−DCコンバータ7から出力され系統連系インバータ12を経て商用系統3側に出力される。このため、検出精度を向上させるためにdi/dtを小さく、すなわち電流変化の増加率を緩くして検出モードに時間を掛けても太陽光パネルからの電力の損失は最小限に抑えることができる。
なお、本実施例において、パワーMOSFET9にスーパージャンクションタイプのパワーMOSFET9を用いることはもちろん、IGBTやSiC−MOSFETなど他のスイッチング素子に置き換えても良い。昇圧ダイオード10にSiCデバイスを適用することも効果的である。DC−DCコンバータ7の構成は図1に示した昇圧型コンバータが好ましいが、その他の非絶縁型コンバータや絶縁型コンバータであってもよい。また、入力フィルタ4は同様の機能、すなわちスイッチング成分の電流が太陽光パネル側に流れるのを防止するとともに、コモンモードノイズを低減する役割の回路構成であれば他の構成としても良い。
また、制御回路14は同様の機能を持つアナログ回路で構成しても良い。PWM回路22はパルス幅変調制御を行う回路であるが、これはパルス周波数変調制御(PFM)やパルス密度変調制御(PDM)などで置き換えることもできる。さらに、PI制御ブロック19a、19bは比例積分制御を行うブロックであるが、前述のようにオペアンプなどのアナログ回路で構成しても良いし、PID(比例積分遅延)制御等に置き換えても良い。
また、本実施例において、時比率発生器16の初期値をゼロとしたが、この限りではない。時比率発生器16の初期値をゼロとするのは最大電力点を検出する際のサンプリングにおいて漏れがないようにするという意味も持っているためである。よって、時比率発生器16の初期値はゼロに限るものではく、ゼロに近い値としても良い。
また、定常モードから検出モードに遷移する時に時比率発生器16の値を時比率発生器16の値を徐々に低減させてゼロ、あるいはゼロに近い値に変更してもよい。時比率発生器16の値を徐々に低減させることで、太陽光パネル1とパワーコンディショナ2の間のケーブルの寄生インダクタンスによる電圧跳ね上がりを防止することができる。
また、Dutyをゼロあるいはゼロに近い値から徐々に上昇させていくタイミングはDutyがゼロあるいはゼロに近い値となっている場合を検出したときでも、一定の時間が経過したときでも、一定のスイッチング回数をカウントしたときでも良い。
また、本実施例において、最大値判定回路23では、順次入力される(Ppv、Vin)の組のうちでPpvがそれまでよりも大きな場合にPpvを最大電力点Pmaxとし、その時のVinをVinMとして記憶しているが、この限りでない。最大電力点Pmaxが分かればよいため、最大値判定回路23にて順次入力される(Ppv、Vin)の組を全て記憶しておき、記憶した中で最も大きなPpvを最大電力点Pmaxとしても良い。この場合、最大電力点PmaxのときのVinがVinMとされ、その後の定常モードはVinMとしてVpmaxを出力する上記の動作の通りである。
また、本実施例においては一定時間経過により定常モードから検出モードへ遷移しているが、この限りではない。定常モードから検出モードへ遷移するタイミングが設けられれば良く、スイッチング回数などの所定の条件下で遷移しても良い。
また、本実施例においては一定時間経過により検出モードから定常モードへ遷移しているが、この限りではない。検出モードから定常モードへの遷移は、検出モードが終了した段階や最大電力点が検出された段階で行われればよく、スイッチング回数などの所定の条件下で遷移しても良い。
また、本実施例においては時比率発生器16においてDutyおよびDmaxを定めていったがこの限りではない。
また、本実施例ではDutyの増加を0から開始としているがこの限りでなく、定常モードから検出モードに切り替えた時点でDutyがゼロとなりVocが求められるため、
Duty=(Vpn−Voc)/Vpn …(式4)
で求められるDuty、すなわち図6ではDutyを0から約21%にステップ的に増加させ、そこからDutyを直線的に上昇させてもよい。
次に本発明の実施例2について図1と図7を用いて説明する。なお、実施例1と共通する点は説明を省略する。
図7は本実施例の具体例として、検出モードにおけるDuty、発電電力、Ipv、Vpvのそれぞれの時間変化を記載したグラフである。
図7も図6と同様に、Voc=45.2V、Isc=5.62A、Vpmax=36.6V、Ipmax=5.20Aの特性を持つ定格190Wの太陽光パネル1を6枚直列、3枚並列とし、パワーコンディショナ2に接続した場合を想定したシミュレーション結果であり、Vpn=340V、Vpvmin=50V、Dmax=85.3%、検出モードの時間は約100msである。
図7が図6と異なる点は、図6ではDutyの変化を直線状としているのに対し、図7では一次遅れとしている点である。具体的には図1の時比率発生器16において、Dutyの変化を
Duty=1−exp(−t/τ) …(式5)
として決定する。なおτは一次遅れ時定数であり、本実施例では50msとした。
本実施例においても、
Vpv=Vpn(1−Duty) …(式6)
の関係が成り立つため、Dutyが20%を超過しない11ms以前はVpvは開放電圧Vocのままとなるが、それ以降は電圧Vpvが急速に低下し、電流Ipvが急激に立ち上がる。この結果、電力Ppvは約22msの時点で最大値である約3420Wとなり、その後、徐々に低下する傾向となる。図6と比べると図7の方が電圧変化の開始が早いこと、最大電力に達するまでの時間が短いこと、最大電力点からDmax点に至るまでの時間が長いことがわかる。
本実施例によれば、検出モードにおいてDutyの変化を直線的に行うよりも一次遅れ関数でDutyを変化させることによってより早い時間で最大電力点を検出できる。また、Vpvが低下すると太陽光パネル1の特性上、Ipvの変化に対するVpvの変化が大きくなりDC−DCコンバータ7のリプル電流により振動が発生する懸念があるが、本実施例ではこの領域ではDutyの変化率を抑えている。
なお、最大電力点からの電力の低下を監視しながら、たとえば最大電力から1/3以下の電力に至った段階で検出モードを中断して定常モードに移行しても良い。
次に、本発明の実施例3について図1と図8を用いて説明する。なお、実施例1と共通する点は説明を省略する。
図8は、本実施例の具体例として、検出モードにおけるDuty、発電電力、Ipv、Vpvのそれぞれの時間変化を記載したグラフと、系統電圧、系統連系インバータ12の出力電流の波形を記載した図である。
図8も図6と同様に、Voc=45.2V、Isc=5.62A、Vpmax=36.6V、Ipmax=5.20Aの特性を持つ定格190Wの太陽光パネル1を6枚直列、3枚並列とし、パワーコンディショナ2に接続した場合を想定したシミュレーション結果であり、Vpn=340V、Vpvmin=50V、Dmax=85.3%である。
この実施例において他の実施例と異なる特徴は、Dutyの変化を工夫することにより検出モードにおけるPpvの時間変化を正弦半波状にしている点と、検出モードのタイミングを系統電圧位相に同期させている点である。
本実施例で解決すべき課題は、検出モードにおいては定常モードと異なり系統側に出力される電力の変動が大きい点を解消することである。
図8において、系統電圧はAC200V/50Hzである。Dutyの変化は検出モード開始点で約21%である。これは直前に定常モードから検出モードに遷移した際に開放電圧Vocを計測し、これとVpnから、
Duty=(Vpn−Voc)/Vpn …(式7)
により求める。Dutyは図示のように懸垂線状に増加させ、2.5msで27%、5msで36%、7.5msで49%、10msで85%と変化させる。これにより、太陽光パネル1が定格出力可能な状態の場合には、Ppvは10msの時に最大電力点をとる正弦半波に近い形状となる。
一方、本実施例では検出モードを10ms間とし、検出モードの開始点と終了点を系統電圧のゼロクロス点にほぼ同期させることを提案する。これにより、系統への電力供給が0となるゼロクロス点で発電電力Ppvが最も低くなり、反対に系統への電力供給が最も大きくなる位相90度(5ms時)にPpvが最も大きくなる。この結果、図1に示すコンデンサ11(Cpn)においては、太陽光パネル1側から流入する電力と系統連系インバータ12側に出力する電力の差異は他のパターンで検出する場合に比べて小さく抑えることができる。この結果、検出モードの前後においてパワーコンディショナ2から商用系統3に出力する電力の変動を抑制することができる。
1 太陽光パネル
2 パワーコンディショナ
3 商用系統
4 入力フィルタ
5a、5b コモンモードチョーク
6a、6b、6c、6d、6e、6f フィルタコンデンサ
7 DC−DCコンバータ
8 チョークコイル
9 パワーMOSFET
10 昇圧ダイオード
11 コンデンサ
12 系統連系インバータ
13 電流センサ
14 制御回路
15a、15b 分圧抵抗
16 時比率発生器
17 モード切替器
18a、18b 減算器
19a、19b PI制御ブロック
20 乗算器
21a、21b AD変換器
22 PWM回路
23 最大値判定回路
24 ドライバ
25 入力電圧指令値

Claims (5)

  1. 太陽光パネルと、
    該太陽光パネルの出力電力を検出する電力検出手段と、
    スイッチング素子のオン・オフ動作によって前記太陽光パネルの出力電圧を
    変換した電圧の電力を出力する電力変換手段と、
    前記電力検出手段の出力が入力されるとともに、前記スイッチング素子を制御する制御手段と、
    を備えた太陽光発電システムであって、
    前記制御手段は、オープンループで前記スイッチング素子を制御するとともに、前記スイッチング素子を駆動する時比率を0%と所定の上限値の間で変化させ、
    その過程で前記太陽光パネルの最大電力点を検出することを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記所定の上限値は、80〜90%であることを特徴とする太陽光発電システム。
  3. 請求項1または2に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記スイッチング素子を駆動する時比率を変化させる過程では、該時比率を0%から前記所定の上限値まで単調増加させることを特徴とする太陽光発電システム。
  4. 請求項1または2に記載の太陽光発電システムにおいて、
    前記スイッチング素子を駆動する時比率を変化させる過程では、該時比率を前記所定の上限値から0%まで単調減少させることを特徴とする太陽光発電システム。
  5. 太陽光パネルと、
    該太陽光パネルの出力電力を検出する電力検出手段と、
    スイッチング素子のオン・オフ動作によって前記太陽光パネルの出力電圧を
    変換した電圧の電力を出力する電力変換手段と、
    前記電力検出手段の出力が入力されるとともに、前記スイッチング素子を制御する制御手段と、
    を備えた太陽光発電システムであって、
    前記制御手段は、前記スイッチング素子を駆動する時比率を変化させて、
    その過程で前記太陽光パネルの最大電力点を検出させるとともに、
    前記検出は系統電圧のゼロクロスに同期させて系統電圧の半周期間で行うことを特徴と
    する太陽光発電システム。
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