JP5894807B2 - 監視装置及び監視カメラシステム並びに映像送信方法 - Google Patents

監視装置及び監視カメラシステム並びに映像送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、監視装置及び監視カメラシステム並びに映像送信方法に関わり、特に、可搬型の監視装置の監視カメラで撮像した映像を記録し、犯罪捜査等に使用する監視装置及び監視カメラシステム並びに映像送信方法に関する。
従来の監視カメラシステムでは、街路等で発生した映像を監視カメラで撮像し、映像記録装置に記録していた。また、監視カメラシステムで記録された映像は、例えば、事故や犯罪行為等の発生の事後捜査に利用される。
上記のような従来の監視カメラシステムの1つとして、可搬型の監視装置を、事故の発生、街頭犯罪の発生が予測される地点や、災害が発生したあるいはしそうな人物がいては危険な地点等、監視が必要な地点に運搬して設置して監視する監視カメラシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。なお、本書における可搬型の監視装置とは、少なくとも監視カメラと映像記録装置を備える。また、監視カメラと映像記録装置が、共に若しくは別々に、キャリングケースに収納され、持運び可能となっているものを言う。このような可搬型の監視装置では、各監視カメラがそれぞれの監視視野範囲内を撮像する。そして、各映像記録装置がそれぞれ、自可搬型の監視装置の監視カメラがそれぞれ撮像した映像を記録している。そして、適宜、可搬型の監視装置を持ち帰り記録した映像を犯罪発生事後の捜査に使用することが可能である。または、映像記録装置のみを回収し、記録した映像を犯罪発生事後の捜査に使用することが可能である。
図1を用いて、可搬型の監視装置を用いた従来の監視カメラシステムについて説明する。図1は、従来の可搬型の監視装置を用いた監視カメラシステムの簡単な構成例を示すブロック図である。101は記録制御部、102は監視カメラ、103は路面、100は監視カメラ102の監視視野範囲、104は交通標識、105は路面103上の監視視野範囲100内に存在する人物、121は監視カメラ102の撮像部、122は監視カメラ102の照明部、150は可搬型の監視装置である。
図1において、可搬型の監視装置150は、少なくとも、記録制御部101及び監視カメラ102で構成される。監視カメラ102と記録制御部101とは、同軸ケーブル等による有線通信手段または、無線LAN(Local Area Network)等による無線通信手段で結合される(図示しない)。
記録制御部101は、少なくとも、図示しない映像記録装置、図示しないモニタ、及び図示しない制御部を備えている。記録制御部101は、多くの場合、記録制御部101を収納して持ち運ぶためのキャリングケース等のケースに収納されたまま設置される。図1の例では、路面103上に設置される。なお、記録制御部101がモニタを備えていない場合もある。
また、監視カメラ102は、撮像部121、LED(Light Emitting Diode)等の夜間用の照明部122、及び図示しない制御部を備えている。なお、制御部は、撮像部121に内蔵されている制御手段を用いてもよい。
監視カメラ102は、持運び可能なキャリングケースから取り出され、交通標識104のポール等、監視視野範囲を撮像可能な位置に取り付けられる。(または、監視カメラ102を別のキャリングケースに収納して持ち運ぶ形態としても良い。
監視カメラ102は、制御部の制御によって、監視視野範囲100内を撮像し、撮像した映像を記録制御部101に送信する。また、記録制御部101は、制御部の制御によって、監視カメラ102を構成する各機器を制御するための制御信号を監視カメラ102に送信し、電源用の電力を監視カメラ102に供給する。なお、監視カメラ102が、バッテリー若しくは太陽電池を備えて、自機の電源用の電力を賄ってもよい。
また、監視カメラ102は、記録制御部101からの制御信号を受信し、自機の制御部の制御によって、受信した制御信号に対応して、監視カメラ102内の各機器を制御する。
記録制御部101は、自機の制御部の制御によって、監視カメラ102から送信される映像を映像記録装置に記録する。
特開2008−219378号公報 特開2011−060058号公報 特開2009−199322号公報
上述のように、従来の可搬型の監視装置を使用する監視カメラシステムでは、監視映像が記録された映像記録装置あるいは記録媒体を、事故や犯罪発生の事後に回収し、回収した映像記録装置あるいは記録媒体の映像を捜査して、映像の確認や解析を行って関係者の特定を行っていた。このため、事故や犯罪発生に対してリアルタイムに対応することができなかった。また、記録した映像の確認や解析を、監視カメラシステムでは行っていないため、確認や解析をするための別のシステムが必要であった。
さらに、監視カメラシステムは、一般的に、複数の監視装置を有し、監視カメラそれぞれは、所定の監視視野範囲内を、所定のフレームレートで撮像する。そして撮像された映像は、映像記録装置に記録される。記録された映像は、監視装置の監視カメラの数、撮像されたフレームレートまたは記録されたフレームレート、及び、撮像期間に依存して、膨大な数の画像が取得される。このため、記録した映像を例えば犯罪発生事後の捜査に使用して確認や解析を行うためには、膨大な処理時間が必要であり、自動化や省力化が必要であった。例えば、特許文献2や特許文献3には、多数の監視カメラが接続された監視カメラシステムにおいて、画像から検出される特徴量に基づいて、自動的に不審者の検出を行うシステムが開示されている。
本発明は、上記のような問題に鑑み、事故、犯罪捜査等の発生に対して、監視カメラシステムで、発生事後の支援と事故や犯罪の早期解決が可能で、リアルタイムに映像の確認や解析が可能な監視装置及び監視カメラシステム並びに映像送信方法を提供することを目的とする。
上記の目的を解決するために、本発明の監視装置は、複数の監視視野内をそれぞれ監視する監視装置を備えた監視カメラシステムの監視装置において、前記監視装置内の各機器を制御する制御部と、前記監視装置同士及び所定の端末と通信可能なネットワーク通信手段と、前記監視視野内を撮像する監視カメラと、前記監視カメラが撮像した映像を画像処理して対象物を検出し、検出した対象物の第1の特徴量を検出し、顔画像を抽出する画像処理装置と、対象物を検索するための第2の特徴量を検索リストに予め登録し、前記監視カメラが撮像した前記映像を記録する映像記録装置とを備え、前記画像処理装置は、前記検出した前記第2の特徴量と前記検索リストの前記第1の特徴量とを照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第2の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記所定の端末に送信することを本発明の第1の特徴とする。
また上記本発明の第1の特徴の監視カメラシステムの監視装置において、前記画像処理装置は、前記ネットワーク通信手段を介して他の監視装置から前記第2の特徴量と前記顔画像を受信した場合には、前記監視カメラが撮像した映像から対象物を検出した時に、検出した対象物の前記第1の特徴量を検出し、受信した第2の特徴量と照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第2の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記所定の端末に送信することを本発明の第2の特徴とする。
さらに上記の目的を解決するために、本発明の監視カメラシステムは、複数の監視視野内をそれぞれ監視する監視装置を備えた監視カメラシステムにおいて、前記監視装置は、前記監視装置内の各機器を制御する制御部と、前記監視装置同士及び所定の端末と通信可能なネットワーク通信手段と、前記監視視野内を撮像する監視カメラと、前記監視カメラが撮像した映像を画像処理して対象物を検出し、検出した対象物の第1の特徴量を検出し、顔画像を抽出する画像処理装置と、対象物を検索するための第2の特徴量を検索リストに予め登録し、前記監視カメラが撮像した前記映像を記録する映像記録装置とを備え、前記画像処理装置は、前記検出した前記第2の特徴量と前記検索リストの前記第1の特徴量とを照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第2の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記所定の端末に送信することを本発明の第3の特徴とする。
また上記本発明の第3の特徴の監視カメラシステムにおいて、前記監視装置の前記画像処理装置は、前記ネットワーク通信手段を介して他の監視装置から前記第2の特徴量と前記顔画像を受信した場合には、前記監視カメラが撮像した映像から対象物を検出した時に、検出した対象物の前記第1の特徴量を検出し、受信した第2の特徴量と照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第2の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記所定の端末に送信することを本発明の第4の特徴とする。
さらにまた、上記の目的を解決するために、本発明の映像送信方法は、複数の監視視野内をそれぞれ監視する監視装置を備えた監視カメラシステムの映像送信方法において、前記監視装置は、監視カメラによって前記監視視野内を撮像し、画像処理装置によって前記撮像した映像を画像処理して対象物を検出し、検出した対象物の第1の特徴量を検出し、顔画像を抽出し、映像記録装置に対象物を検索するための第2の特徴量を検索リストに予め登録し、前記監視カメラが撮像した前記映像を記録し、前記画像処理装置によって、前記検出した前記第2の特徴量と前記検索リストの前記第1の特徴量とを照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第2の特徴量を、ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記所定の端末に送信することを本発明の第5の特徴とする。
また上記本発明の第5の特徴の映像送信方法において、前記監視装置は、前記ネットワーク通信手段を介して他の監視装置から前記第2の特徴量と前記顔画像を受信した場合には、前記画像処理装置によって、前記監視カメラが撮像した映像から対象物を検出した時に、検出した対象物の前記第1の特徴量を検出し、受信した第2の特徴量と照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第2の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記所定の端末に送信することを本発明の第6の特徴とする。
本発明によれば、事故、犯罪捜査等の発生に対して、発生事後の支援と事故や犯罪の早期解決が期待でき、リアルタイムに映像の確認や解析が可能な監視装置及び監視カメラシステム並びに映像送信方法を実現することができる。
従来の可搬型の監視装置を用いた監視カメラシステムの簡単な構成例を示すブロック図である。 本発明の監視装置を用いた監視カメラシステムの一実施例のイメージ構成を示すブロック図である。 本発明の監視カメラシステムの一実施例において、携帯端末に送信される不審者情報と監視視野範囲とを用いて、検出された不審者等の所望の人物の検出と追尾を説明する模式図である。 本発明の監視カメラシステムの記録制御部詳細な構成の一実施例を示すブロック構成図である。 本発明の監視カメラシステムの一実施例についての監視装置及び携帯端末の動作を詳細に説明するための図である。 本発明の監視装置を用いた監視カメラシステムの一実施例のイメージ構成を示すブロック図である。 本発明の監視カメラシステムの記録制御部詳細な構成の一実施例を示すブロック構成図である。 本発明の監視カメラシステムの一実施例についての監視装置及び携帯端末の動作を詳細に説明するための図である。 本発明の監視装置を用いた監視カメラシステムの一実施例のイメージ構成を示すブロック図である。 本発明の監視カメラシステムの記録制御部詳細な構成の一実施例を示すブロック構成図である。 本発明の監視装置を用いた監視カメラシステムの一実施例のイメージ構成を示すブロック図である。
本発明は、監視装置において、事故や犯罪等の発生時に、関係者の人物の画像を検出し、顔画像と共に、特徴量(撮像した映像の映像ID、撮像時刻情報、撮像位置情報、人物の顔特徴量、着衣情報等の着衣特徴量)を生成し、無線LANを用いて携帯端末等の端末や他の監視装置に送信し、受信した監視装置では、撮像した映像から検出した人物の特徴量と受信した特徴量とを照合し、一致または近似した場合には、端末に送信し、受信した端末の所持者が当該人物の追尾を行うことができるものである。
以下、本発明の一実施形態を、図面等を用いて説明する。
なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を説明するためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素若しくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。
また、本書では、既に説明した図1を含め、以降の各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、説明を省略する。
まず、図2〜図5によって本発明の実施例1を説明する。
まず、図2によって、本発明の実施例1を説明する。図2は、本発明の監視装置を用いた監視カメラシステムの一実施例のイメージ構成を示すブロック図である。250−1と250−2は可搬型の監視装置、200−1と200−2は監視視野範囲、201−1は監視視野範囲200−1に設置された記録制御部、201−2は監視視野範囲200−2に設置された記録制御部、202−1は監視視野範囲200−1に設置された監視カメラ、202−2は監視視野範囲200−2に設置された監視カメラ、210−1は監視視野範囲200−1に設置された無線LANアンテナ、210−2は監視視野範囲200−2に設置された無線LANアンテナ、203は携帯電話等の携帯端末、221は撮像部である。
なお、図2の監視カメラシステムの監視視野範囲及び可搬型の監視装置は、2組として説明しているが、任意の組数でよく、監視の必要性に応じて増減する。また、1つの監視視野範囲内に複数の可搬型の監視装置を設置してもよい。また、可搬型の監視装置を設置する監視視野範囲は、例えば、ひったくり、置き引き、万引き、痴漢、等が発生した街路、店内や列車内、等である。
さらに、図2の監視カメラシステムでは、それぞれの監視視野範囲に可搬型の監視装置を設置しているが、可搬型ではなく、システムの一部に固定(据置型)の監視カメラ装置を設置していてもよい。また、監視視野範囲は、例えば、街頭、公園、イベント会場、駅、道路、その他公共施設、野球場、ゴルフ場、等の競技場、建設現場、山火事や地震等の災害現場、等、必要に応じて設定する。
図2において、可搬型の監視装置250−1は、少なくとも、記録制御部201−1、監視カメラ202−1及び無線LANアンテナ210−1で構成される。同様に、可搬型の監視装置250−2は、少なくとも、記録制御部201−1、監視カメラ202−1及び無線LANアンテナ210−2で構成される。監視カメラ202−1と記録制御部201−1、及び、監視カメラ202−2と記録制御部201−2とは、それぞれ、同軸ケーブル等による有線通信手段または、無線LAN(Local Area Network)等による無線通信手段で結合される(図示しない)。また、監視カメラ202−1及び202−1は、Webカメラである。
記録制御部201−1及び201−2は、少なくとも、図示しない映像記録装置、図示しないモニタ、及び図示しない制御部を備えている。多くの場合、記録制御部201−1及び201−2は、それぞれ、記録制御部201−1及び201−2を収納して持ち運ぶためのキャリングケース等のケースに収納されたまま設置される。図2の例では、路面103上に設置される。なお、記録制御部201−1及び201−2がモニタを備えていない場合もある。
また、監視カメラ202−1及び202−2は、撮像部221、夜間用の照明部122、及び図示しない制御部を備えている。なお、制御部は、撮像部221に内蔵されている制御手段を用いてもよい。
監視カメラ202−1及び202−2は、それぞれ、持運び可能なキャリングケースから取り出され、監視視野範囲200−1または200−2を撮像可能な位置(例えば、交通標識104のポール、電柱、街燈、民家等のベランダや軒先、等見通しの良い場所)に取り付けられる。なお、監視カメラ202−1(または202−2)を、記録制御部201−1(または201−2)とは別のキャリングケースに収納して持ち運ぶ形態としてもよい。
本発明の監視カメラシステムの動作の一実施例を、図2の可搬型の監視装置250−1によって説明する。監視カメラ202−1は、監視カメラ202−1の図示しない制御部の制御によって、監視カメラ202−1の撮像部221が所定の撮像フレームレートで常に監視視野範囲200−1内を撮像している。そして、監視カメラ202−1は、自機の制御部の制御によって、撮像した映像を記録制御部201−1に常に所定の送信フレームレートで送信する。例えば、所定の送信フレームレートは所定の撮像フレームレートと同じ値である。
また、記録制御部201−1は、記録制御部201−1の図示しない制御部の制御によって、電源用の電力を監視カメラ202−1に供給すると共に、監視カメラ202−1を構成する各機器を制御するための制御信号を監視カメラ202−1に送信する。なお、監視カメラ202−1が、バッテリー若しくは太陽電池を備えて、自機の電源用の電力を賄うシステムの場合には、記録制御部201−1は電源用の電力を監視カメラ202−1に供給しない。
また、監視カメラ202−1は、記録制御部201−1からの制御信号を受信し、自機の制御部の制御によって、受信した制御信号に対応して、監視カメラ202−1内の各機器を制御する。
例えば、記録制御部201−1の制御部は、夜間等には、監視カメラ202−1に制御信号を送信し、制御部は受信した制御信号に応じて監視カメラ202−1の照明部122を点灯させ、監視視野範囲200−1の撮像用照明として使用する。照明部122は、例えばLED(Light Emitting Diode)等であり、複数台用意されてもよい。また照明部122は、例えば、近赤外光であり、夜間であっても被監視者に容易に気づかれないようにすることも可能である。また、近年は、暗い場所でも高精細な映像を撮像可能な監視カメラもあるので、そのようなカメラを使用する場合には、照明部は不要である。
記録制御部201−1は、自機の制御部の制御によって、監視カメラ202−1から送信される映像を所定の記録フレームレートで図示しない映像記録装置に記録する。例えば、所定の記録フレームレートは所定の送信フレームレートと同じ値である。
なお、他の可搬型の監視装置250−2の動作についても、上記可搬型監視カメラ250−1と同様の動作をする。
さらに、図2の可搬型の監視装置250−1において、記録制御部201−1は、監視カメラ202−1から送信された映像を受信し、映像記録装置に記録すると共に、当該映像から不審者等の所望の人物を検出しその特徴量を検出する。特徴量は、例えば、特許文献2や特許文献3等に記載されているように、検出された画像から抽出される、例えば、顔特徴量、着衣情報等の着衣特徴量、撮像時刻情報、撮像位置情報、不審行動等の行動の種類であり、またさらにそれらの項目に重みづけした値でもよい。
また、顔特徴量とは、例えば、顔の輪郭の形状や方向、皮膚の色、目、鼻、口といった主要構成要素の大きさ、形状、配置関係等を数値化したものを示す。
また、着衣情報の着衣特徴量を算出するために公知の画像認識技術を用いる。例えば、動的プログラミング等を用いて人物の輪郭を抽出し、その輪郭内の色の分布やテクスチャの周波数的な特徴(FFTやウェーブレット変換等を行ったときの周波数分布等)から着衣(服)であると検出するような技術を用いることができる。さらに、着衣領域の座標から、背の高さを推定することができ、大人か子供かについて判定できる。また着衣情報は、着衣特徴量のベクトル等であり、着衣の特徴により照合し、その人物が同一であるかどうかの一致性を判定することができる。
またその他の着衣特徴量とは、例えば、上述の着衣の色の分布や周波数的な特徴等が挙げられる。また、本発明においては使用する着衣特徴量の種類や数は任意である。また、この着衣特徴量抽出部117は、右前あるいは左前といった特徴、曲線的な服装等である特徴、ワンピース等の特徴についても判定することが可能である。これにより、この着衣を着ている人物が男女のどちらであるか、高い確率で判定できる。
この人物特徴量の判定については、撮影時刻情報、撮影位置情報、着衣情報等に、例えば、以下の条件(1)〜(7)を用いて算出した重みの値を適用して判定する。
(1)近傍の時刻において同一着衣の人物は同一人物である可能性が高い。
(2)近傍でない時刻においても同一着衣の人物は同一人物である可能性がある。
(3)近傍の時刻において非同一着衣の人物は同一人物でない可能性が高い。
(4)近傍の時刻、近傍位置の人物は同一人物である可能性が高い。
(5)近傍の時刻、非近傍位置の人物は同一人物でない可能性が高い。
(6)近傍でない時刻、近傍位置の人物は同一人物である可能性がある。
(7)近傍位置、同一着衣の人物は同一人物である可能性がある。
この算出した重みを、顔特徴量を用いた同一人物の判断結果に掛け合わせることで、人物検索の検索結果の精度を飛躍的に向上させることが可能となった。
なお、(1)〜(7)の一部を判断するものであっても、人物検索精度を向上させることができる。
不審者等の所望の人物の特徴量(撮像した映像の映像ID、撮像時刻情報、撮像位置情報、人物の顔特徴量、着衣情報等の着衣特徴量)は、予め、それぞれの記録制御部201−1、201−2、・・・の映像記録装置に、不審者リストとして登録されている。
記録制御部201−1は、監視カメラ202−1から送信される映像から人物を検出し、検出した人物の画像の特徴量と、不審者リストとを照合し、一致または近似した場合には、当該映像から、再度検出した人物の特徴量を抽出し、かつ、その特徴量を画像処理装置で算出させ、顔画像に加えて無線LANアンテナ210−1及びIPネットワーク403を介して、監視カメラシステムの他の監視視野範囲すべて(例えば、監視視野範囲200−2)、及び、予め登録された携帯端末203のすべてに送信する。なお、各監視装置は、送信元の可搬型の監視装置から直接無線LANの電波が届かない監視装置及び携帯端末に、受信した情報を転送する。その結果、監視カメラシステムの対象となるすべての監視装置及び携帯端末に不審者情報を漏れなく伝達する。
さらに好ましくは、各監視装置の記録制御部は、検出した人物の画像の特徴量と、不審者リストとを照合し、一致または近似した場合には、検出した映像をJPEG等の今井の瞬間画像として、携帯端末に送信するようにしてもよい。その結果、当該瞬間画像を受信した携帯端末の所持者は、事件発生後の映像を即座に確認でき、現場の状況の把握ができる。
また、以下本書では、不審者等所望の人物の顔画像及びその特徴量を不審者情報とも呼んでいる。
なお、可搬型の監視装置250−2の動作についても、上記可搬型の監視装置250−1と同様の動作をする。
この無線LANアンテナ210−1は、監視カメラ202−1または記録制御部201−1と後述するハブとルータを介して接続されており、他の監視視野範囲の記録制御部201−2若しくは監視カメラ202−2に、自監視視野範囲200−1内で撮像した映像から検出された不審者等所望の人物の不審者情報をその顔画像と共に、IPネットワーク403を介して送信する。このように、記録制御部201−1は、所望の人物の映像(顔画像)を瞬間的に切出し、自機のモニタに表示し、かつ、自機に不審者リストとして登録可能で、かつ、例えば、後述するように、無線LANアンテナから他の監視装置に送信することが可能である。
またこの無線LANアンテナ210−1は、他の監視視野範囲200−2から送信された不審者情報を、IPネットワーク403を介して受信するものである。そして、当該不審者情に基づいて、自監視カメラ202−1が撮像した映像から抽出した人物と、他の監視視野範囲200−2が検出した不審者等所望の人物の検出及び照合を行うものである。なお、この時、他の監視視野範囲200−2から送信された不審者情報を、自可搬型の監視装置の不審者リストに新規登録若しくは更新登録してから照合してもよいし、新規登録若しくは更新登録しないで照合してもよい。
また、携帯端末203は、各監視視野範囲200−1及び200−2内の無線LANアンテナ210−1や210−2から、IPネットワーク403を介して送信される不審者情報を受信し、当該携帯端末203の所持者が、受信した不審者情報を見ることができるようにしたものである。
上述の不審者等所望の人物の監視と追尾について、図3を参照しながら説明する。図3は、携帯端末に送信される不審者情報と監視視野範囲とを用いて、検出された不審者等の所望の人物の検出と追尾を説明する模式図である。図3(a)は、本発明の監視カメラシステムの一実施例の各監視視野範囲を示す模式図である。図3(a)の円A〜Jは、各監視視野範囲を示し、円を結ぶ太線は、各監視視野範囲間で直接の移動が可能であることを示す線である。また、203−1及び203−2は、不審者情報を送信するために登録された携帯端末である。図3(b)と図3(c)は、不審者等の所望の人物が検出された監視視野範囲の時刻t0〜t4までの経過と次の時刻t5で検出されると予測される監視視野範囲について示す図である。また、図3(d)は、図3(b)及び図3(c)に対応する経過時刻を示す。
図3(a)のように監視視野範囲A〜Jが設置された監視カメラシステムにおいて、時刻t0で、監視視野範囲Aが、不審者等所望の人物を検出した場合に、当該不審者情報は、その他の監視視野範囲B、C、D、E、F、G、H、I、及び、携帯端末203−1、203−2に送信される。
他の監視視野範囲B〜Jでは、受信した不審者情報に対応する人物の特徴量が検出された場合に、他の監視視野範囲及び携帯端末203−1、203−2に、検出した人物の不審者情報(特徴量)を送信する。図3(b)の実施例の場合には、時刻t1、t2、t3、及びt4に、監視視野範囲D、E、G、Hで同じ人物が検出されている。
この場合、携帯端末203−1と携帯端末203−2の所持者は、この連続した不審者情報による監視視野範囲の追尾によって、次の時刻t5でこの人物がどこにいるかを予測する。図3(a)の場合、時刻t4の監視視野範囲Hからの移動経路が2つしかないから、その場所で停止しない限り、監視視野範囲IかGに移動することが予測される。
従って、携帯端末203−1と携帯端末203−2の所持者は、例えば、相互に連絡を取りあって、携帯端末203−1の所持者は、監視視野範囲Iに向かい、携帯端末203−2の所持者は、監視視野範囲Gに向かう。もし、この人物が移動しなければ、監視視野範囲Hに進めば、必ず出会うと判断することができる。
また、時刻t0で、監視視野範囲Aが、不審者等所望の人物を検出し、検出された不審者情報が、その他の監視視野範囲B、C、D、E、F、G、H、I、及び、携帯端末203−1、203−2に送信され、図3(c)の実施例のように、当該人物が検出された場合には、時刻t1、t2、t3、及びt4に、監視視野範囲G、I、G、Iで同じ人物が検出されている。
この場合、携帯端末203−1と携帯端末203−2の所持者は、この連続した不審者情報による監視視野範囲の追尾によって、次の時刻t5でこの人物がどこにいるかを予測する。図3(b)の場合、時刻t4の監視視野範囲Jからの移動経路は2つ以上あり、簡単には予測がつかない。しかし、時刻t1〜時刻t4間で、監視視野範囲HとJを往復していることから、次の時刻t5には、他の移動候補よりも監視視野範囲Hに移動する可能性が高いと予測できる。
従って、携帯端末203−1と携帯端末203−2の所持者は、例えば、相互に連絡を取りあって、2人とも監視視野範囲Hに向かう。あるいは、どちらか一方が監視視野範囲Hに急行し、他方が他の一番近い移動候補(監視視野範囲A、B、H、あるいはI)に急行するように判断することができる。
このように、携帯端末の所持者は、受信した不審者情報(または不審者情報)を確認することができる、この結果、携帯端末の所持者は、検出された監視視野範囲に急行することができる。また、その後、携帯端末の所持者は、他の監視視野範囲から当該人物の別の不審者情報が送信された場合には、それらの不審者情報も利用可能である。このように、当該不審者情報から、他の監視視野範囲への移動といった不審者等所望の人物の追尾が可能となる。
また、他の監視視野範囲から当該人物の別の不審者情報が送信された場合には、当該不審者の行き先等の行動を予測することも可能である。
この結果、当該携帯端末の所持者は、受信した不審者情報に基づいて、現場に急行する等の必要な行動または所定の行動を行うことが可能となる。
図4によって、本発明の監視カメラシステムの構成の詳細を説明する。図4は、図2の監視カメラシステムの記録制御部の詳細な構成の一実施例を示すブロック構成図である。400は監視カメラシステム、201−1、201−2、・・・は記録制御部、202−1、202−2、・・・は監視カメラ、403はIP(Internet Protocol)ネットワーク、405は同軸ケーブルである。また、記録制御部201−1、201−2、・・・において、それぞれ、411は画像処理装置、412は映像記録装置、413はハブ(HUB)、414はルータ、415はUPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源)、416はAC100Vの商用電源の供給を受ける電源部、417は制御部である。
また、記録制御部201−1と監視カメラ202−1と無線LANアンテナ210、及び記録制御部201−2と監視カメラ202−2と無線LANアンテナ210で、一対の可搬型の監視装置250−1及び250−2を構成している。
図4において、可搬型の監視装置250−1(監視カメラ202−1、記録制御部201−1、及び、無線LANアンテナ210)の監視カメラ202−1と記録制御部201−1とは、同軸ケーブル等による有線通信手段または、無線LAN(Local Area Network)等による無線通信手段で結合される(図示しない)。また、他の可搬型の監視装置250−2(監視カメラ202−2、記録制御部201−2、及び、無線LANアンテナ(図示しない))も同様である。
監視カメラ202−1は、監視カメラ202−1の図示しない制御部の制御によって、監視カメラ202−1の撮像部221が所定の撮像フレームレートで常に監視視野範囲200−1内を撮像している。そして、監視カメラ202−1は、自機の制御部の制御によって、同軸ケーブル405を介して、撮像した映像を記録制御部201−1に常に所定の送信フレームレートで送信する。例えば、所定の撮像フレームレートは所定の送信フレームレートと同じ値である。
また、記録制御部201−1は、記録制御部201−1の制御部417の制御によって、同軸ケーブル405を介して、電源用の電力を監視カメラ202−1に供給すると共に、監視カメラ202−1を構成する各機器を制御するための制御信号を監視カメラ202−1に送信する。なお、監視カメラ202−1が、バッテリー若しくは太陽電池を備えて、自機の電源用の電力を賄うシステムの場合には、記録制御部201−1は電源用の電力を監視カメラ202−1に供給しない。なお、電力を記録制御部から監視カメラに供給する場合には、記録制御部と監視カメラ間を同軸ケーブルで結合するのが好ましい。
また、監視カメラ202−1は、記録制御部201−1からの制御信号を受信し、自機の制御部の制御によって、受信した制御信号に対応して、監視カメラ202−1内の各機器を制御する。
例えば、記録制御部201−1の制御部417は、夜間等には、監視カメラ202−1の制御部に制御信号を送信し、必要に応じて監視カメラ202−1の照明部122を点灯させ、監視視野範囲200−1の撮像用照明として使用する。照明部122は、例えば1乃至複数のLED(Light Emitting Diode)等の発光源で構成され、複数台用意されてもよい。また照明部122の出力光は、例えば、近赤外光であり、夜間であっても被監視者に容易に気づかれないようにすることも可能である。
記録制御部201−1の画像処理装置411は、監視カメラ202−1から送信された映像を受信して、映像記録装置に記録すると共に画像処理し、不審者等の所望の人物を検出する。不審者等の所望の人物の特徴量のデータは、予め、それぞれの記録制御部201−1、201−2、・・・の映像記録装置412に不審者リストとして登録されている。
記録制御部201−1の画像処理装置411は、監視カメラ202−1から送信される映像と不審者リストを照合し、登録された不審者リスト中の人物と一致または近似する人物の画像を検出した場合には、当該映像から検出した人物の顔画像を抽出し、不審者情報として、無線LANアンテナ210及びIPネットワーク403を介して、監視カメラシステムの他の監視視野範囲すべての記録制御部201−2、・・・、及び、予め登録された携帯端末203のすべてに送信する。
ハブ413は、ルータ414、映像記録装置412、及び画像処理装置411に接続され、それらから入力されるパケットデータの内容に応じて、接続経路を切り替える。ルータ414は、IPネットワーク403及び無線LANアンテナ210及びIPネットワーク403を介して他の記録制御部201−2、・・・及び携帯端末203と、ハブ413間とを相互接続する。
電源部416は、商用AC電源100Vを供給され、供給された電力を所定のDC電圧に変換してUPS415に供給する。また、電源部416は、制御部417の制御に応じて、供給された電力を所定のDC電圧に変換して、同軸ケーブル405を介して監視カメラ201−1に供給する。UPS415は、供給された電力を記録制御部201−1に供給すると共に、内部に蓄電し、電源部416から供給される電力が所定の値未満になった場合には、速やかに蓄電した電力を記録制御部201−1に切り替えて供給する。
なお、記録制御部201−2、・・・の動作についても、上述の記録制御部201−1と同様の動作をする。
図5は、実施例1の監視カメラシステムについての監視装置及び携帯端末の動作をさらに説明するための図である。
可搬型の監視装置250−1及び250−2は、常時所定のフレームレートでそれぞれの監視視野範囲内を撮像し(ステップS51、ステップS52)、常時自機の映像記録装置412に記録している(ステップS53、ステップS54)。記録された映像は、後日回収され、解析される(ステップS65、ステップS66)。
可搬型の監視装置250−1は、撮像した映像について画像処理する(ステップS55)。
そして、映像中に人物が検出されたか否かを判定し、人物が検出された場合にはその特徴量を抽出し、登録されている不審者リストと照合する。そして、不審者リスト中の人物の特徴量と一致または近似する人物の画像であるか否かを判定する(ステップS56)。
登録されている不審者リスト中の人物の特徴量と一致または近似する人物の画像を検出した場合には、検出した画像に基づいた不審者情報を再生成し、その顔画像と共に、他の可搬型の監視装置250−2、及び携帯端末203に送信すると共に自機の映像記録装置412に記録するために送信する(ステップS57)。
なお、ステップS55〜ステップS57の動作は、可搬型の監視装置250−1以外の他の可搬型の監視装置250−2も実行しているが、煩雑になるため、図5では省略している。
自機の映像記録装置412は、受信した不審者情報を記録する(ステップS58)。また、携帯端末203は、不審者情報を受信する。当該携帯端末203の所持者(例えば、警備員530)は、受信した不審者情報を見て、現場(検出された監視視野範囲)に急行する等の適当と考える行動を行う(ステップS61)。
また、可搬型の監視装置250−2は、撮像した映像について画像処理している(ステップS59)が、人物の画像を抽出し、受信した不審者情報と一致または近似する画像を検出した(ステップS60)場合には、検出した画像に基づいた新しい不審者情報を生成し、検出他顔画像とその不審者情報を、他の可搬型の監視装置250−1等の他の監視装置、及び携帯端末203に送信すると共に自機の映像記録装置412に記録するために送信する(ステップS62)。
自機の映像記録装置412は、受信した不審者情報を記録する(ステップS63)。また、携帯端末203は、不審者情報を受信する。当該携帯端末203の所持者(例えば、警備員530)は、受信した不審者情報を見て、現場(検出された監視視野範囲)に急行する等の適当と考える行動を行う(ステップS64)。
また、可搬型の監視装置250−1等の他の可搬型監視装置または監視装置は、ステップS59とステップS60で説明した動作を繰り返す。この繰り返し動作は、停止の権限を有するとして登録された携帯端末からの停止の指示があるまで実行される。
なお、上述の実施例1においては、予め登録された不審者リストと、撮像した映像中の人物を検出した時には、全ての不審者情報を抽出してから、不審者リストと照合している。
しかし、これでは、処理時間が遅くなるため、まず検出した人物の顔特徴量だけを抽出し、抽出した人物の顔特徴量と不審者リストの人物の顔特徴量とを照合し、一致または近似した場合に、着衣情報等の着衣特徴量を抽出し、抽出した着衣情報等の着衣特徴量と不審者リストの着衣情報等の着衣特徴量とを照合するようにしてもよい。
その結果、画像処理時間を短縮することができ、迅速な監視及び追尾が可能となる。
本発明の実施例1によれば、可搬型の監視装置間を無線LANでそれぞれ接続し、直接無線LANが届かない可搬型の監視装置にも受信した情報を転送することによって、監視カメラシステムの対象となるすべての監視装置及び携帯端末に不審者情報を、漏れなく伝達することが可能となる。
この結果、実施例1では、監視センタ等の管理施設を介さず、可搬型の監視装置間で、独立して検出した不審者等の所望の人物を追尾可能な監視カメラシステムを構築することができる。
次に、図6、図7、図8、及び図3によって、本発明の実施例2を説明する。
本発明の実施例2は、各監視視野内を撮像する可搬型の監視装置において、記録制御部の映像記録装置に予め登録された不審者リストと、抽出した人物の特徴量を照合する本発明の実施例1の検索に加えて、撮像した画像を画像処理して、不審な行動をとる人物を検出して当該検出した人物の顔特徴量、着衣特徴量等の人物の特徴量を抽出する。抽出した人物の特徴量を新規に不審者等の所望の人物の特徴量として映像記録装置の不審者リストに新規登録若しくは更新登録し、かつ、その特徴量を不審者情報として、抽出した顔画像と共に予め登録された携帯端末に送信する。またさらに、他の監視装置にも抽出した人物の特徴量を不審者情報として顔画像と共に送信する。受信した他の監視装置は、受信した不審者情報を自機の映像記録装置の不審者リストに新規登録若しくは更新登録すると共に、自機が撮像した映像の画像処理を行い当該不審者と一致または近似する人物が検出された場合には、検出した情報を不審者情報として、上記携帯端末及び他の監視装置に送信するものである。
図6によって、本発明の実施例2を説明する。図6は、本発明の監視カメラシステムの一実施例のイメージ構成を示すブロック図である。図6の構成は、図2の記録制御部201−1を記録制御部601−1、記録制御部201−2を記録制御部601−2とし、可搬型の監視装置250−1を可搬型の監視装置650−1、可搬型の監視装置250−2を可搬型の監視装置650−2としたものである。図6のその他の構成については、図2と同一の構成である。
なお、図6の監視カメラシステムの監視視野範囲及び監視装置は、2組で図示して説明しているが、任意の組数でよく、監視の必要性に応じて増減する。さらに、図6の監視カメラシステムでは、それぞれの監視視野範囲に可搬型の監視装置を設置しているが、可搬型ではなく、システムの一部に固定の監視カメラ装置を設置していてもよい。また、監視視野範囲は、例えば、街頭、公園、イベント会場、駅、道路、その他公共施設、野球場、ゴルフ場、等の競技場、建設現場、山火事や地震等の災害現場、等、必要に応じて設定する。
図6の構成及び動作の説明は、上述した図2の構成及び動作の説明において、記録制御部201−1及び201−2と可搬型の監視装置250−1及び250−2を、記録制御部601−1及び601−2と可搬型の監視装置650−1及び650−2に置き換えることでよい。従って、ここでは説明を省略する。
次に、図7によって、本発明の監視カメラシステムの構成の詳細を説明する。図7は、図6の監視カメラシステムの記録制御部の詳細な構成の一実施例を示すブロック構成図である。図7の構成は、図4の画像処理装置411を画像処理装置711とし、映像記録装置412を映像記録装置712とし、制御部411を制御部711とし、記録制御部201−1を記録制御部601−1、記録制御部201−2を記録制御部601−2とし、監視カメラシステム400を監視カメラシステム700としたものである。図7のその他の構成については、図4と同一の構成である。
また、記録制御部601−1(601−2)、監視カメラ202−1(202−2)及び無線LANアンテナ210で一対の可搬型の監視装置を構成している。
また図7においても、監視カメラと記録制御部とは、同軸ケーブル等による有線通信手段または、無線LAN(Local Area Network)等による無線通信手段で結合される(図示しない)。
また、図7の構成及び動作の説明は、上述した図4の構成及び動作の説明において、記録制御部201−1と201−2、制御部417、画像処理装置411、及び映像記録装置412を、記録制御部601−1と601−2、制御部717、画像処理装置711、及び映像記録装置712に置き換えた動作(説明を省略する)を行い、さらに下記に説明する動作を行う。
即ち、図7において、記録制御部601−1の画像処理装置411は、監視カメラ202−1から送信された映像を受信して、映像記録装置712に記録すると共に、周知の異常行動者(挙動不審者)検出技術を用いて画像処理し、映像に登場する人物について、予め登録された不審行動があるか否かを判定する。
不審行動があると判定した場合には、画像処理装置711は、検出した人物の画像から、顔画像と特徴量(例えば、顔特徴量、着衣情報等の着衣特徴量、撮像時刻情報、撮像位置情報、不審行動等の行動の種類)を抽出して、抽出した顔画像と共に抽出した特徴量を映像記録装置712の不審者リストに新規登録する。登録と共に、抽出した顔画像と特徴量とを不審者情報として、無線LANアンテナ210及びIPネットワーク403を介して、監視カメラシステムの他の監視視野範囲すべての可搬型の監視装置の記録制御部601−2、・・・、及び、予め登録された携帯端末203のすべてに送信する。この時、新規に登録した人物と、以前から登録済みの人物との違いを明白にするため、この不審者情報に、新規登録を示すフラグをたて、当該不審者情報を無線LANアンテナ及びIPネットワーク403を介して送信する。なお、このフラグは、予め定められたコマンドでもよい。
例えば、このフラグまたはコマンドが付与された不審者情報を受信した可搬型の監視装置では、そのコマンドによって実施例1を実行していた可搬型の監視装置は、実施例2のように、受信した不審者情報と一致または近似した人物等の監視及び追尾を行うように、不審な行動をした人物の監視(検出及び追尾)を行う動作に切り替わる。
新規登録を示すフラグがたった不審者情報を受信した他の監視装置は、自機の映像記録装置に、新規登録を示すフラグがたった不審者情報を自機の不審者リストに新規登録し、かつ、自機の監視カメラが撮像した現在から以降の映像について画像処理し、検出した人物について新規登録を示すフラグがたった不審者情報と照合し、一致または近似した場合には、検出した人物の不審者情報をその顔画像と共に、無線LANアンテナ及びIPネットワーク403を介して、他の監視装置及び携帯端末に送信する。
新規登録を示すフラグがたった不審者情報を受信した携帯端末では、当該携帯端末を所持する人物が、受信した不審者情報を見ることができるようにしたものである。この時、新規登録を示すフラグがたった不審者情報であることも表示される。不審者情報を見た所持者は、図3で説明したように、各監視視野範囲内から送信される不審者情報を追尾して、適切な対応を検討することができる。
なお、図7の実施例において、各可搬型の監視装置は、送信元の可搬型監視装置から直接無線LANアンテナからの電波が届かない可搬型の監視装置及び携帯端末に、受信した情報を転送する。その結果、監視カメラシステムの対象となるすべての監視装置及び携帯端末に不審者情報を漏れなく伝達する。
次に図8によって、本発明の実施例2をさらに説明する。図8は、実施例2の監視カメラシステムについての監視装置及び携帯端末の動作をさらに説明するための図である。
可搬型の監視装置650−1及び650−2は、常時所定のフレームレートでそれぞれの監視視野範囲内を撮像し(ステップS51、ステップS52)、常時自機の映像記録装置412に記録している(ステップS53、ステップS54)。記録された映像は、後日回収され、解析される(ステップS65、ステップS66)。
可搬型の監視装置650−1の画像処理装置711は、撮像した映像について画像処理する(ステップS85)。なお、画像処理装置711は、画像処理によって、図4で説明した予め登録された不審者リストとの照合(ステップS51〜ステップS65)を平行して実行している。
また画像処理装置711は、ステップS86で不審行動をする人物が検出されたか否かを判定し、不審人物が検出されなければ、所定の周期でステップS85及びステップS86の処理を実行し、不審人物が検出された場合には、次のステップS87の処理を実行する。
なお、不審人物の検出の場合も、不審行動条件リストを予め映像記録装置等に登録して、照合し、不審行動条件をクリアするか否かで、不審行動をする人物であるか否かを判定する。
例えば、ステップS87では、不審行動をする人物の特徴量を抽出し、登録されている人物の特徴量と一致または近似する不審行動条件の人物の画像を検出した場合には、ステップS57の処理を実行する。
また、登録されている不審行動条件と一致しないまたは近似しないと判定した場合には、次のステップS88の処理を実行する。
ステップS88では、その顔画像と人物の特徴量を、新規に登録すべき不審者情報として生成し、自機の映像記録装置に新規に登録するために送信すると共に、他の可搬型の監視装置650−2、及び携帯端末203に送信する。
なお、ステップS85〜ステップS88の動作は、可搬型の監視装置650−1以外の他の可搬型の監視装置650−2も実行しているが、煩雑になるため、図8では省略している。
自機の映像記録装置712は、受信した不審者情報を不審者リストに新規に記録する(ステップS89)。また、携帯端末203は、不審者情報を受信する。当該携帯端末203の所持者(例えば、警備員530)は、受信した不審者情報を見て、現場(検出された監視視野範囲)に急行する等の適当と考える行動を行う(ステップS92)。
また、可搬型の監視装置650−2は、撮像した映像について画像処理している(ステップS90)が、人物の画像を抽出し、受信した不審者情報と一致または近似する画像を検出した(ステップS91)場合には、検出した画像に基づいた新しい不審者情報を生成し、他の可搬型の監視装置650−1等の他の監視装置、及び携帯端末203に送信すると共に自機の映像記録装置712に記録するために送信する(ステップS93)。
自機の映像記録装置712は、受信した不審者情報を不審者リストに新規に記録する(ステップS94)。また、携帯端末203は、不審者情報を受信する。当該携帯端末203の所持者(例えば、警備員530)は、受信した不審者情報を見て、現場(検出された監視視野範囲)に急行する等の適当と考える行動を行う(ステップS95)。
また、可搬型の監視装置650−1等の他の監視装置は、ステップS90とステップS91で説明した動作を繰り返す。この繰り返し動作は、停止の権限を有するとして登録された携帯端末からの停止の指示があるまで実行される。または、所定の時間が経過するまで実行される。
本発明の実施例2によれば、監視装置間を無線LANでそれぞれ接続し、直接無線LANが届かない監視装置にも受信した情報を転送することによって、監視カメラシステムの対象となるすべての監視装置及び携帯端末に不審者情報を、漏れなく伝達することが可能となる。
この結果、実施例2では、監視センタ等の管理施設を介さず、監視装置間で、独立して検出した不審者等の所望の人物を追尾可能な監視カメラシステムを構築することができる。
なお、着衣情報等の着衣の特徴量は、時間が経つと変更される(着替えられる)可能性が高いので、時限措置をとって、所定の時間(例えば、4時間)経過した場合には、それ以降、着衣情報を照合する条件から除外するようにしても良い。
実施例1及び実施例2の監視カメラシステムにおける監視装置では、監視カメラと記録制御部とが分離した構成であった。しかし、図9に示す構成のように、監視カメラ902−1及び902−2に、記録制御部を内蔵するようにしてもよい。この場合、図10に示すように、監視カメラ221の制御部と記録制御部の制御部を1つにした制御部1017を設けることができる。
本実施例3は、実施例1の図2及び、実施例2の図6を、図9に変更したもので、他は、実施例1または実施例2と同一の動作をする。
例えば、図9の監視カメラシステムでは、それぞれの監視視野範囲に可搬型の監視装置を設置しているが、可搬型ではなく、システムの一部に固定(据置型)の監視カメラ装置を設置していてもよい。また、監視視野範囲は、例えば、街頭、公園、イベント会場、駅、道路、その他公共施設、野球場、ゴルフ場、等の競技場、建設現場、山火事や地震等の災害現場、等、必要に応じて設定する。
本発明の実施例3によれば、可搬型の監視装置間を無線LANでそれぞれ接続し、直接無線LANが届かない可搬型の監視装置にも受信した情報を転送することによって、監視カメラシステムの対象となるすべての可搬型の監視装置及び携帯端末に不審者情報を、漏れなく伝達することが可能となる。
この結果、実施例3では、監視センタ等の管理施設を介さず、可搬型の監視装置間で、独立して検出した不審者等の所望の人物を追尾可能な監視カメラシステムを構築することができる。
また、可搬型の監視装置を一体化構造としたため、設置時の作業が簡単になり、また信頼性も向上する。
上述の実施例1〜実施例3では、監視カメラシステムの視野範囲内に設置された可搬型の監視装置でしか不審者の登録情報の更新や新規登録ができなかった。しかし、監視カメラシステムの運用として、予備の可搬型の監視装置1150−1〜1150−m(mは1以上の自然数)を保管庫1111に有し、監視が必要な事態が発生した場合に、速やかに必要な視野範囲内に持ち運んで、監視を開始させる必要がある。その場合、現在設置されている可搬型の監視装置(例えば、実施例2では、可搬型の監視装置250−1、250−2、・・・)の不審者登録情報と、緊急配置される予備の可搬型の監視装置1150−1〜1150−mに登録されている不審者登録情報の内容が一致または近似していることが望ましい(mは2以上の自然数)。
そこで、実施例4では、予備として保管庫1111に保管されている可搬型の監視装置1150−1〜1150−mにも常に、新しい不審者情報が送信され、予備状態でも、常に、不審者情報が更新及び新規登録されるようにしたものである。
即ち、図11において、可搬型の監視装置250−1は、不審者情報を他の可搬型の監視装置250−2と携帯端末203に送ると共に、無線LANアンテナ1110を介して、保管庫1111にも送信する。保管庫1111は、無線LANアンテナを介して、不審者情報を受信し、図示しない同軸ケーブル等による有線通信手段または、無線LAN(Local Area Network)等による無線通信手段で結合される。
この結果、可搬型の監視装置250−1から送信された不審者情報は、予備の可搬型の監視装置1150−1〜1150−mにも送信される。そして、予備の可搬型の監視装置1150−1〜1150−mは、受信した不審者情報に基づいて、映像記録装置に登録されている不審者リストに新規登録または更新登録する。
なお、可搬型の監視装置ではなく、単なる映像記録装置を1台若しくは複数台設け、この映像記録装置に不審者リストを登録しておき、上記監視カメラシステムに設置された可搬型の監視装置からの新規登録または更新登録するようにし、予備の可搬型の監視装置を新たに所望の監視視野範囲に設置する前に、当該予備の可搬型の監視装置の映像記録装置に、常に最新の不審者リストを登録するようにしてもよい。
なお、図2、図6及び図9と同様に、図11の監視カメラシステムでは、それぞれの監視視野範囲に可搬型の監視装置を設置しているが、可搬型ではなく、固定(据置型)の監視カメラ装置を設置していてもよい。また、監視視野範囲は、例えば、街頭、公園、イベント会場、駅、道路、その他公共施設、野球場、ゴルフ場、等の競技場、建設現場、山火事や地震等の災害現場、等、必要に応じて設定する。
実施例4によれば、実施例1〜実施例3の効果に加えて、予備の可搬型の監視装置にも常に最新の不審者等の所望の人物の顔画像等の特徴量のデータベースが保存されているので、目的の監視視野範囲内撮像する位置に、予備の可搬型の監視装置を迅速に設置することができる。
なお、予備の可搬型の監視装置を保管する保管庫は複数あってもよく、また、それぞれが異なる場所にあってもよい。さらに、送信元の可搬型の監視装置から直接無線LANの電波が届かない場所に保管庫があった場合には、近くの可搬型の監視装置が受信した情報を転送する。その結果、監視カメラシステムの対象となるすべての可搬型の監視装置に不審者情報を漏れなく伝達することができる。
上記実施例によれば、撮像した映像の画像処理を行い、不審者等をリアルタイムに検出可能な画像処理部を各可搬型の監視装置に備えた監視カメラシステムを提供することができる。
また、上記実施例によれば、指向性で通常使用されていない周波数で長い距離を伝送可能な無線LAN通信手段を各可搬型の監視装置に備えた監視カメラシステムを提供することができる。
さらに、上記実施例によれば、撮像された映像から、不審者等、所望の人物の映像を瞬間的に切出すことが可能な画像処理部を各監視カメラに備えた監視カメラシステムを提供することができる。
またさらに、上記実施例によれば、撮像された映像から、不審者等、所望の人物の画像を検出し、他の可搬型の監視装置の監視カメラに検出した顔画像を送信し、不審者等、所望の人物の追尾を行う可搬型の監視装置を備えた監視カメラシステムを提供することができる。
この結果、上記実施例によれば、事故や犯罪発生後の捜査の支援や犯罪の早期解決ができる。
上記実施例1〜実施例4における、監視視野範囲は、例えば、街頭、公園、イベント会場、駅、道路、その他公共施設、野球場、ゴルフ場、等の競技場、建設現場、山火事や地震等の災害現場、等、必要に応じて設定するものである。
本発明の監視カメラシステムが検出し追尾する対象は、実施例で説明したように、不審者等の所望の人物である。しかし本発明は、犯罪等に係る捜査に限らず、リアルタイムでの検出及び追尾が可能となったことから、例えば、迷子(人物、愛玩動物、等)の捜索、老人等介護が必要な人物の捜索、マラソンや自転車競技やトライアスロン等のロード競技の走行履歴のチェック、オリエンテーリング等の野外ゲームのチェック、などに利用可能である。またさらに、広くは、自然界において生態が不明な動物の観察、絶滅種の追跡、等の学術調査にも利用可能である。この場合、上述の不審者リストは一般的には、検索リスト等と呼ばれ、用途的には、捜索者リスト、保護対象者リスト、競技者リスト、参加者リスト、調査対象生物リスト、等と呼ばれることとなろう。
100、200:監視視野範囲、 101、101−1、101−2、・・・:記録制御部、 102:監視カメラ、 102−1、102−2、・・・:監視カメラ、 103:路面、 104:交通標識、 105:人物、 121:撮像部、 122:照明部、 150:可搬型の監視装置、 200−1、200−2:監視視野範囲、 201−1、201−2:記録制御部、 202−1、202−2、・・・:監視カメラ、 203:携帯端末、 210−1と210−2、・・・:無線LANアンテナ、 221:撮像部、 250−1、250−2、・・・:可搬型の監視装置、 400:監視カメラシステム、 403:IPネットワーク、 405:同軸ケーブル、 411:画像処理装置、 412:映像記録装置、 413:ハブ(HUB)、 414:ルータ、 415:UPS、 416:電源部、 417:制御部、 601−1、601−2、・・・:記録制御部、 650−1、650−2、・・・:可搬型の監視装置、 700:監視カメラシステム、 711:画像処理装置、 712:映像記録装置、 717:制御部、 902−1、902−2、・・・:監視カメラ、 950−1、250−2、・・・:可搬型の監視装置、 1017:制御部、 1110:無線LANアンテナ、 1111:保管庫、 1150−1〜1150−m:可搬型の監視装置。

Claims (6)

  1. 複数の監視視野内をそれぞれ監視する監視装置を備えた監視カメラシステムの監視装置において、
    前記監視装置内の各機器を制御する制御部と、前記監視装置同士及び所定の携帯端末と通信可能なネットワーク通信手段と、前記監視視野内を撮像する監視カメラと、前記監視カメラが撮像した映像を画像処理して対象物を検出し、検出した対象物の第1の特徴量を検出し、顔画像を抽出する画像処理装置と、対象物を検索するための第2の特徴量を記録する記録装置とを備え、
    前記画像処理装置は、
    記第2の特徴量と前記第1の特徴量とを照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記携帯端末に送信し、
    前記ネットワーク通信手段を介して他の監視装置から、当該他の監視装置が検出した対象物の特徴量である第3の特徴量を受信した場合には、該受信した第3の特徴量を対象物を検索するための前記第2の特徴量として前記記録装置に記録し、その後、前記監視カメラが撮像した映像から対象物を検出した時に、検出した対象物の顔画像を抽出すると共に、検出した対象物の特徴量である第4の特徴量を検出し、前記受信して記録した第2の特徴量と照合し、前記照合した第4と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した顔画像と共に前記第4の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記携帯端末に送信するものであり、
    前記第1、第2、第3、第4の特徴量は、顔特徴量、着衣特徴量、撮像時刻情報、撮像位置情報を含み、
    前記画像処理装置は、
    近傍の時刻において同一着衣の人物は同一人物である可能性が高く、近傍の時刻において非同一着衣の人物は同一人物でない可能性が高いと判定し、近傍の時刻において近傍位置の人物は同一人物である可能性が高く、近傍の時刻において非近傍位置の人物は同一人物でない可能性が高いと判定することを特徴とする監視カメラシステムの監視装置。
  2. 請求項1記載の監視カメラシステムの監視装置において、
    前記監視カメラシステムは、前記監視装置の他に可搬型の予備の監視装置である予備監視装置を含み、
    前記監視装置は、前記顔画像と共に前記第1の特徴量又は前記第4の特徴量を、他の監視装置及び前記携帯端末へ送信するときに、前記予備監視装置へも送信することを特徴とする監視カメラシステムの監視装置。
  3. 複数の監視視野内をそれぞれ監視する監視装置を備えた監視カメラシステムにおいて、
    前記監視装置は、前記監視装置内の各機器を制御する制御部と、前記監視装置同士及び所定の携帯端末と通信可能なネットワーク通信手段と、前記監視視野内を撮像する監視カメラと、前記監視カメラが撮像した映像を画像処理して対象物を検出し、検出した対象物の第1の特徴量を検出し、顔画像を抽出する画像処理装置と、対象物を検索するための第2の特徴量を記録する記録装置とを備え、
    前記画像処理装置は、前記第2の特徴量と前記第1の特徴量とを照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記携帯端末に送信し、
    前記ネットワーク通信手段を介して他の監視装置から、当該他の監視装置が検出した対象物の特徴量である第3の特徴量を受信した場合には、該受信した第3の特徴量を対象物を検索するための前記第2の特徴量として前記記録装置に記録し、その後、前記監視カメラが撮像した映像から対象物を検出した時に、検出した対象物の顔画像を抽出すると共に、検出した対象物の特徴量である第4の特徴量を検出し、前記受信して記録した第2の特徴量と照合し、前記照合した第4と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した顔画像と共に前記第4の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記携帯端末に送信するものであり、
    前記第1、第2、第3、第4の特徴量は、顔特徴量、着衣特徴量、撮像時刻情報、撮像位置情報を含み、
    前記画像処理装置は、
    近傍の時刻において同一着衣の人物は同一人物である可能性が高く、近傍の時刻において非同一着衣の人物は同一人物でない可能性が高いと判定し、近傍の時刻において近傍位置の人物は同一人物である可能性が高く、近傍の時刻において非近傍位置の人物は同一人物でない可能性が高いと判定することを特徴とする監視カメラシステム。
  4. 請求項3記載の監視カメラシステムにおいて、
    前記監視カメラシステムは、前記監視装置の他に可搬型の予備の監視装置である予備監視装置を含み、
    前記監視装置は、前記顔画像と共に前記第1の特徴量又は前記第4の特徴量を、他の監視装置及び前記携帯端末へ送信するときに、前記予備監視装置へも送信し、
    前記予備監視装置は、前記監視装置から受信した前記第1の特徴量又は前記第4の特徴量を、対象物を検索するための前記第2の特徴量として前記記録装置に記録することを特徴とする監視カメラシステム。
  5. 複数の監視視野内をそれぞれ監視する監視装置を備えた監視カメラシステムの映像送信方法において、
    前記監視装置は、
    監視カメラによって前記監視視野内を撮像し、前記撮像した映像を画像処理して対象物を検出し、検出した対象物の第1の特徴量を検出し、顔画像を抽出し、記録装置に対象物を検索するための第2の特徴量を記録し、
    記第2の特徴量と前記第1の特徴量とを照合し、前記第1と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した前記顔画像と共に前記第の特徴量を、ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び所定の携帯端末に送信し、
    前記ネットワーク通信手段を介して他の監視装置から、当該他の監視装置が検出した対象物の特徴量である第3の特徴量を受信した場合には、該受信した第3の特徴量を対象物を検索するための前記第2の特徴量として前記記録装置に記録し、その後、前記監視カメラが撮像した映像から対象物を検出した時に、検出した対象物の顔画像を抽出すると共に、検出した対象物の特徴量である第4の特徴量を検出し、前記受信して記録した第2の特徴量と照合し、前記照合した第4と第2の特徴量が一致または近似した場合に、前記抽出した顔画像と共に前記第4の特徴量を、前記ネットワーク通信手段によって他の監視装置及び前記携帯端末に送信し、
    前記第1、第2、第3、第4の特徴量は、顔特徴量、着衣特徴量、撮像時刻情報、撮像位置情報を含み、
    前記監視装置は、
    近傍の時刻において同一着衣の人物は同一人物である可能性が高く、近傍の時刻において非同一着衣の人物は同一人物でない可能性が高いと判定し、近傍の時刻において近傍位置の人物は同一人物である可能性が高く、近傍の時刻において非近傍位置の人物は同一人物でない可能性が高いと判定することを特徴とする監視カメラシステムの映像送信方法。
  6. 請求項5記載の監視カメラシステムの映像送信方法において、
    前記監視カメラシステムは、前記監視装置の他に可搬型の予備の監視装置である予備監視装置を含み、
    前記監視装置は、前記顔画像と共に前記第1の特徴量又は前記第4の特徴量を、他の監視装置及び前記携帯端末へ送信するときに、前記予備監視装置へも送信することを特徴とする監視カメラシステムの映像送信方法。
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