以下、本発明による撮影システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、第一端末装置からの要求に応じて、第二端末装置が撮影し、当該撮影の結果を第一端末装置に送信する撮影システム1について説明する。
図1は、本実施の形態における撮影システム1の概念図である。図1において、第一端末装置11と、第二端末装置12とは、ネットワーク51を介して接続されている。第一端末装置11、および第二端末装置12は、例えば、スマートフォンや、携帯電話、携帯型のゲーム機、カーナビゲーション装置などである。なお、第二端末装置12は、撮影機能を有する。また、図1において、第一端末装置11、第二端末装置12のそれぞれは、移動体(それぞれ、第一の移動体、第二の移動体)に設置されていてもよい。移動体に設置されている場合、第一端末装置11、第二端末装置12のそれぞれは、通常、進行方向から左右90°の範囲の方向に向いて設置されている。なお、第一端末装置11、第二端末装置12のそれぞれは、進行方向から左右90°の範囲のうち、対向車線がある側の範囲の方向に向いて設置されていることが好適である。また、当該移動体は、例えば、自動車(いわゆる車両)や、バイク、自転車などである。なお、当該移動体には、人を含んでもよい。また、当該移動体は、バイクであることが好適である。また、ネットワーク51は、通常、車車間通信用の無線通信回線であるが、例えば、無線LANや、Bluetooth(登録商標)などの無線通信回線であってもよい。
また、第一端末装置11は、通常、撮影を要求する指示である撮影要求指示を、いわゆるブロードキャストで送信する。また、第二端末装置12は、ブロードキャストで送信されている撮影要求指示を受信し、当該撮影要求指示に応じて、撮影する。当該撮影の対象は、通常、第二端末装置12の前方に位置する対象物である。また、第一端末装置11が第一の移動体に設置されている場合、撮影の対象は、第一の移動体およびそのユーザであることが好適である。そして、第二端末装置12は、撮影した結果を第一端末装置11に送信する。第一端末装置11に送信する場合、第一端末装置11と第二端末装置12とは、いわゆるアドホック通信ができる状態にある。また、一の第一端末装置11は、撮影要求指示を、通常、一の第二端末装置12に送信するが、2以上の第二端末装置12に送信してもよい。また、一の第二端末装置12は、撮影要求指示を、通常、一の第一端末装置11から受信するが、2以上の第一端末装置11から受信してもよい。
図2は、本実施の形態における第一端末装置11のブロック図である。第一端末装置11は、撮影要求指示格納部111、送信条件格納部112、送信時状況情報取得部113、送信判断部114、第一属性情報取得部115、第一送信部116、第一受信部117を備える。
また、図3は、本実施の形態における第二端末装置12のブロック図である。第二端末装置12は、撮影条件格納部121、料金情報格納部122、第二受信部123、撮影時状況情報取得部124、撮影判断部125、第二属性情報取得部126、撮影部127、第二送信部128、課金処理部129を備える。
撮影要求指示格納部111には、撮影を要求する指示である撮影要求指示が格納される。撮影要求指示は、例えば、第一端末装置11を識別する装置識別子である第一端末装置識別子を有していてもよい。装置識別子は、例えば、IPアドレスや、MACアドレス、電話番号、メールアドレスなどである。装置識別子は、第一端末装置11や、第二端末装置12などの装置を識別することができるものであれば、その内容や形式などは、問わない。また、撮影要求指示は、例えば、第一端末装置11を使用しているユーザを識別するユーザ識別子を有していてもよい。ユーザ識別子は、例えば、いわゆるWebサービスにログインするためのログインIDなどである。
また、撮影要求指示は、例えば、後述の撮影部127が撮影する際の属性を示す撮影時属性情報を有していてもよい。撮影時属性情報は、通常、撮影時の各種設定や、設定値(パラメータ)などを示す情報である。撮影時属性情報は、例えば、ISO感度や、シャッタースピード、絞り値、ホワイトバランス、明るさの補正度合、コントラストの補正度合、撮影モードなどを示す情報である。明るさの補正度合とは、例えば、明るくすることや、暗くすることなどである。また、コントラストの補正度合とは、コントラストを上げることや、コントラストを下げることなどである。また、撮影時属性情報は、例えば、モノクロにすることや、セピア調にすること、所定の寸法にすること、所定の容量にすることなどを示す情報であってもよい。また、撮影時属性情報は、撮影を行うことや、撮影を行わないことを示す情報であってもよい。また、撮影時属性情報は、撮影の条件を示す情報であることから、撮影条件としてもよい。
また、撮影要求指示格納部111に撮影要求指示が蓄積される過程は問わない。撮影要求指示格納部111には、通常、予め撮影要求指示が格納されているが、例えば、受付部(図示せず)が撮影要求指示を受け付け、当該撮影要求指示が、撮影要求指示格納部111に蓄積されてもよい。
送信条件格納部112は、撮影要求指示を送信するか否かを判断するための条件である1以上の送信可否判断条件が格納される。送信可否判断条件は、通常、撮影要求指示の送信時の状況に関する条件である。当該送信時の状況を示す情報は、送信時状況情報である。従って、送信可否判断条件とは、送信時状況情報の条件である。
送信時状況情報は、例えば、天候や、周囲の明るさ、第一端末装置11の移動速度、第一の移動体の速度などを示す情報である。天候の分類の仕方は、問わない。また、明るさの単位は、問わない。また、速度の単位は、問わない。つまり、送信時状況情報は、撮影に影響を与える可能性のある外的要因を示す情報であり、送信可否判断条件は、当該外的要因に関する条件である。
また、送信条件格納部112には、撮影時の属性を選択するための条件である撮影時属性選択条件と、撮影時の属性を示す撮影時属性情報とを有する1以上の撮影時属性管理情報も格納される。撮影時属性選択条件は、通常、撮影要求指示の送信時の状況に関する条件である。なお、撮影時属性選択条件の形式や内容などは、送信可否判断条件の形式や内容などと同様であるので、説明を省略する。
送信時状況情報取得部113は、送信時状況情報を取得する。送信時状況情報取得部113は、通常、送信時状況情報を自動的に取得する。「自動的に取得する」とは、ユーザからの指示なしに取得することである。また、送信時状況情報取得部113は、通常、所定のタイミングで複数回、送信時状況情報を取得する。「所定のタイミング」とは、定期的、または不定期的である。また、送信時状況情報取得部113は、通常、温度計や、湿度計、雲量計、照度計、速度測定器、速度計などの装置から送信時状況情報を取得する。また、送信時状況情報取得部113は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、外部の装置(図示せず)から送信時状況情報を受信してもよい。また、送信時状況情報取得部113の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
送信判断部114は、送信時状況情報取得部113が取得した送信時状況情報が、送信条件格納部112に格納されている1以上の送信可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。そして、合致する場合、送信判断部114は、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を送信すると判断する。また、合致しない場合、送信判断部114は、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を送信しないと判断する。また、送信判断部114は、例えば、送信時状況情報が送信可否判断条件に合致する場合に、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を送信しないと判断してもよい。この場合、送信判断部114は、送信時状況情報が送信可否判断条件に合致しない場合に、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を送信すると判断する。
例えば、送信時状況情報が、天候を示す「晴」であり、送信可否判断条件が「天候=晴」であるとする。この場合、送信判断部114は、当該送信時状況情報が当該送信可否判断条件に合致すると判断する。
また、例えば、送信時状況情報が、第一端末装置11の移動速度を示す「50km/h」であり、送信時属性選択条件が「移動速度≧45km/h」であるとする。この場合、送信判断部114は、当該送信時状況情報が当該送信時属性選択条件に合致すると判断する。
第一属性情報取得部115は、送信判断部114が、送信時状況情報合致すると判断した撮影時属性選択条件に対応する撮影時属性情報を、送信条件格納部112から取得する。「撮影時属性選択条件に対応する撮影時属性情報」とは、送信条件格納部112において、当該撮影時属性条件を有する撮影時属性管理情報が有する撮影時属性情報である。例えば、送信判断部114が、送信時状況情報取得部113が取得した送信時状況情報が撮影時属性選択条件「天候=(晴or曇)」に合致すると判断した場合、第一属性情報取得部115は、当該撮影時属性選択条件に対応付いている撮影時属性情報を取得する。
第一送信部116は、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を第二端末装置12に送信する。当該「送信」は、通常、いわゆるブロードキャストでの送信であるが、送信相手を特定しての送信であってもよい。「ブロードキャストでの送信」とは、例えば、無線LANのアクセスポイントによるビーコン信号の送信などと同様の送信や、ネットワーク51を介して第一端末装置11と接続されている1以上の第二端末装置12への送信などである。
また、第一送信部116は、例えば、受付部(図示せず)が撮影要求指示を送信することの指示を受け付けた場合に、撮影要求指示を送信する。また、第一送信部116は、例えば、撮影要求指示を自動的に送信してもよい。「自動的に送信する」とは、ユーザからの指示なしに送信することである。また、自動的に送信する場合、送信時状況情報取得部113は、通常、所定のタイミングで複数回、撮影要求指示を送信する。「所定のタイミング」とは、定期的、または不定期的である。
また、第一送信部116は、例えば、送信判断部114が、撮影要求指示を送信すると判断した場合に、撮影要求指示を送信してもよい。この場合、通常、受付部が撮影要求指示を送信することの指示を受け付けた場合や、自動的に送信するタイミングであっても、送信判断部114が、撮影要求指示を送信すると判断しない限り、第一送信部116は、撮影要求指示を送信しない。
また、第一送信部116は、例えば、第一属性情報取得部115が取得した撮影時属性情報を有する撮影要求指示を送信してもよい。この場合、第一送信部116は、通常、撮影時属性情報を有さない撮影要求指示を、撮影要求指示格納部111から取得する。そして、第一送信部116は、取得した撮影要求指示に、第一属性情報取得部115が取得した撮影時属性情報を含め、当該撮影要求指示を送信する。
第一受信部117は、撮影部127が撮影した結果を示す撮影結果情報を受信する。撮影した結果(以下、適宜、撮影結果)とは、通常、画像や、映像などである。つまり、撮影結果情報は、通常、いわゆる画像データや、映像データなどである。なお、当該画像データや、映像データなどの形式などは、問わない。
また、第一受信部117が受信する撮影結果情報は、通常、第二端末装置12から送信されたものである。また、当該撮影結果情報は、第一受信部117が受信後、任意の記憶領域や所定の記憶領域などに蓄積されてもよい。
撮影条件格納部121には、撮影するか否かを判断するための条件である1以上の撮影可否判断条件が格納される。撮影可否判断条件は、通常、撮影時の状況に関する条件である。当該撮影時の状況を示す情報は、撮影時状況情報である。従って、撮影可否判断条件とは、撮影時状況情報の条件である。
撮影時状況情報は、例えば、天候や、周囲の明るさ、第二端末装置12の移動速度、第二の移動体の速度などを示す情報である。天候の分類の仕方は、問わない。また、明るさの単位は、問わない。また、速度の単位は、問わない。つまり、撮影時状況情報は、撮影に影響を与える可能性のある外的要因を示す情報であり、撮影可否判断条件は、当該外的要因に関する条件である。
なお、撮影時状況情報の形式や内容などは、送信時状況情報の形式や内容などと同様である。従って、撮影可否判断条件の形式や内容なども、送信可否判断条件の形式や内容などと同様である。
また、撮影条件格納部121には、撮影時の属性を選択するための条件である撮影時属性選択条件と、撮影時の属性を示す撮影時属性情報とを有する1以上の撮影時属性管理情報も格納される。撮影時属性選択条件は、通常、撮影時の状況に関する条件である。なお、撮影時属性選択条件の形式や内容などは、撮影可否判断条件の形式や内容などと同様であるので、説明を省略する。
料金情報格納部122には、一の撮影に対する料金を示す情報である料金情報が格納される。料金情報格納部122に料金情報が蓄積される過程は問わない。料金情報格納部122には、通常、予め料金情報が格納されているが、例えば、第二受信部123が受信した撮影要求情報が料金情報を有しており、当該料金情報が、料金情報格納部122に蓄積されてもよい。
第二受信部123は、撮影要求指示を受信する。当該撮影結果情報は、通常、第一端末装置11から送信されたものである。
撮影時状況情報取得部124は、撮影時状況情報を取得する。撮影時状況情報取得部124は、通常、撮影時状況情報を自動的に取得する。「自動的に取得する」とは、ユーザからの指示なしに取得することである。また、撮影時状況情報取得部124は、通常、所定のタイミングで複数回、送信時状況情報を取得する。「所定のタイミング」とは、定期的、または不定期的である。また、撮影時状況情報取得部124は、例えば、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて撮影時状況情報を取得してもよい。また、撮影時状況情報取得部124は、通常、温度計や、湿度計、雲量計、照度計、速度測定器、速度計などの装置から撮影時状況情報を取得する。また、撮影時状況情報取得部124は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、外部の装置(図示せず)から撮影時状況情報を受信してもよい。また、撮影時状況情報取得部124の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
撮影判断部125は、撮影時状況情報取得部124が取得した撮影時状況情報が、撮影条件格納部121に格納されている1以上の撮影可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。そして、合致する場合、撮影判断部125は、撮影すると判断する。また、合致しない場合、撮影判断部125は、撮影しないと判断する。また、撮影判断部125は、例えば、撮影時状況情報が撮影可否判断条件に合致する場合に、撮影しないと判断してもよい。この場合、撮影判断部125は、撮影時状況情報が撮影可否判断条件に合致しない場合に、撮影すると判断する。
また、撮影判断部125は、撮影時状況情報取得部124が取得した撮影時状況情報が、撮影条件格納部121に格納されている1以上の撮影時属性管理情報が有する撮影時属性選択条件のいずれに合致するか否かも判断する。撮影判断部125は、通常、撮影すると判断した場合に、撮影時状況情報が1以上の撮影時属性管理情報が有する撮影時属性選択条件のいずれに合致するか否かを判断する。
例えば、撮影時状況情報が、天候を示す「晴」であり、撮影可否判断条件が「天候≠雨」であるとする。この場合、撮影判断部125は、当該撮影時状況情報が当該撮影可否判断条件に合致すると判断する。
また、例えば、撮影時状況情報が、第二端末装置12の移動速度を示す「50km/h」であり、撮影時属性選択条件が「移動速度≦60km/h」であるとする。この場合、撮影判断部125は、当該撮影時状況情報が当該撮影時属性選択条件に合致すると判断する。
また、撮影判断部125は、通常、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて、撮影時状況情報が1以上の撮影可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。また、撮影判断部125は、撮影時状況情報が1以上の撮影時属性選択条件のいずれに合致するかの判断について、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて判断してもよいし、撮影時状況情報が1以上の撮影可否判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に判断してもよい。
第二属性情報取得部126は、撮影判断部125が、撮影時状況情報が合致すると判断した撮影時属性選択条件に対応する撮影時属性情報を、撮影条件格納部121から取得する。「撮影時属性選択条件に対応する撮影時属性情報」とは、撮影条件格納部121において、当該撮影時属性条件を有する撮影時属性管理情報が有する撮影時属性情報である。例えば、撮影判断部125が、撮影時状況情報取得部124が取得した撮影時状況情報が撮影時属性選択条件「天候=(晴or曇)」に合致すると判断した場合、第二属性情報取得部126は、当該撮影時属性選択条件に対応付いている撮影時属性情報を取得する。
撮影部127は、撮影し、当該撮影の結果を示す撮影結果情報を取得する。撮影部127は、通常、撮影部127の前方に位置する対象物を撮影する。対象物とは、例えば、山、川、海、その他の建造物などである。また、対象物は、例えば、第二受信部123が受信した撮影要求指示を送信した第一端末装置11であってもよい。また、第一端末装置11が第一の移動体に設置されている場合、対象物は、第一の移動体およびそのユーザであることが好適である。
また、撮影部127は、通常、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて撮影を行う。この場合、撮影部127は、通常、第二受信部123が撮影要求指示を受信するたびに撮影を行う。また、撮影部127は、例えば、撮影判断部125が、撮影時状況情報が撮影可否判断条件に合致する(撮影する)と判断した場合に、撮影してもよい。この場合、通常、第二受信部123が撮影要求指示を受信した場合であっても、撮影判断部125が、撮影すると判断しない限り、撮影部127は、撮影しない。
また、撮影部127は、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する撮影結果情報や、第二属性情報取得部126が取得した撮影時属性情報などに従い撮影してもよい。「撮影時属性情報に従う」とは、撮影時の属性(設定)を、当該撮影時属性情報が示す属性に合わせることである。
例えば、撮影時属性情報が「シャッタースピード:1/200秒」である場合、撮影部127は、シャッタースピードを「1/200秒」に設定する。また、例えば、撮影時属性情報が「逆光モード:ON」である場合、撮影部127は、逆光でも綺麗に撮影できるモードである逆光モードを「ON」に設定する。また、例えば、撮影時属性情報が「明るさ+2」である場合、撮影部127は、撮影時の明るさを「2」上げる。また、例えば、撮影時属性情報が「セピア」である場合、撮影部127は、セピア調に撮影するモードであるセピアモードを「ON」に設定する。
また、撮影部127は、例えば、取得した撮影結果情報に、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する第一端末装置識別子を対応付けてもよい。また、撮影部127は、例えば、第二端末装置12を識別する装置識別子である第二端末装置識別子を保持しており、当該第二端末装置識別子を、取得した撮影結果情報に対応付けてもよい。
なお、撮影部127は、通常、CMOSやCCDなどのイメージセンサ(固体撮像素子)や、イメージセンサを用いたカメラ(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ)などで実現され得る。
第二送信部128は、撮影部127が取得した撮影結果情報を送信する。また、第二送信部128は、通常、第二受信部123が受信した撮影要求指示を送信してきた第一端末装置11に送信する。また、第二受信部123が受信した撮影要求指示が装置識別子を有する場合、第二送信部128は、通常、当該装置識別子で識別される第一端末装置11に、撮影結果情報を送信する。
また、第二送信部128は、例えば、いわゆるブロードキャストで撮影結果情報を送信してもよい。この場合、第二送信部128は、通常、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する装置識別子を対応付けて、撮影結果情報を受信する。どの第一端末装置11からの撮影要求指示に応じて撮影した結果であるかを判別できるようにするためである。
課金処理部129は、料金情報格納部122に格納されている料金情報を用いて、一の撮影に対する課金処理を行う。課金処理とは、例えば、ETC(Electronic Toll Collection System)により料金情報が示す料金の収受を行うことや、いわゆるクレジットカードにより料金情報が示す料金の決済を行うこと、クレジットカードの情報と料金情報とを、クレジットカードによる決済を行うWebサービスに送信することなどである。また、課金処理は、例えば、課金処理部129が残高を示す残高情報を保持しており、当該残高情報から、料金情報を減算することであってもよい。
また、課金処理部129は、通常、第二送信部128による撮影結果情報の送信に応じて課金処理を行う。この場合、課金処理部129は、通常、第二送信部128が撮影結果情報を送信するたびに課金処理を行う。また、課金処理部129は、例えば、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて撮影時状況情報を取得してもよい。この場合、課金処理部129は、通常、第二受信部123が撮影要求指示を受信するたびに課金処理を行う。
また、撮影要求指示格納部111、送信条件格納部112、撮影条件格納部121、料金情報格納部122は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、撮影要求指示格納部111などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して撮影要求指示格納部111などに記憶されてもよい。
また、送信判断部114、第一属性情報取得部115、撮影判断部125、第二属性情報取得部126、課金処理部129は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。送信判断部114などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
また、第一送信部116、第二送信部128は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
また、第一受信部117、第二受信部123は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
次に、撮影システム1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、第一端末装置11の全体動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートにおいて、送信条件格納部112には、m個の送信可否判断条件が格納されているものとする。
(ステップS401)第一送信部116は、撮影要求指示格納部111に撮影要求指示が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS402に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS402)第一送信部116は、撮影要求指示の送信のタイミングであるか否かを判断する。当該判断は、例えば、撮影要求指示を定期的に送信することが予め決められている場合は、当該定期的なタイミングであるか否かを判断する。そして、送信のタイミングである場合は、ステップS403に進み、そうでない場合は、ステップS402に戻る。
(ステップS403)送信時状況情報取得部113は、撮影時状況情報を取得する。
(ステップS404)送信判断部114は、ステップS403で取得した撮影時状況情報が、送信条件格納部112に格納されているm個の送信可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS405に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS405)第一送信部116は、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を第二端末装置12に送信する。
(ステップS406)第一端末装置11は、第一受信部117が第二端末装置12から撮影結果情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS401に戻り、そうでない場合は、ステップS406に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、第二端末装置12の全体動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5のフローチャートにおいて、撮影条件格納部121には、n個の撮影可否判断条件と、m個の撮影時属性管理情報とが格納されているものとする。
(ステップS501)撮影時状況情報取得部124は、第二受信部123が撮影要求指示を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS502に進み、そうでない場合は、ステップS501に戻る。
(ステップS502)撮影時状況情報取得部124は、撮影時状況情報を取得する。
(ステップS503)撮影判断部125は、ステップS502で取得した撮影時状況情報が、撮影条件格納部121に格納されているn個の撮影可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS504に進み、そうでない場合は、ステップS501に戻る。
(ステップS504)第二属性情報取得部126は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS505)第二属性情報取得部126は、ステップS502で取得した撮影時状況情報が、撮影条件格納部121に格納されている撮影時属性管理情報[i]が有する撮影時属性選択条件(撮影時属性選択条件[i])に合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS506に進み、そうでない場合は、ステップS507に進む。
(ステップS506)第二属性情報取得部126は、撮影時属性管理情報[i]が有する撮影時属性情報(撮影時属性情報[i])を撮影条件格納部121から取得する。
(ステップS507)第二属性情報取得部126は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS509に進み、そうでない場合は、ステップS508に進む。
(ステップS508)第二属性情報取得部126は、iを1インクリメントし、ステップS505に戻る。
(ステップS509)撮影部127は、撮影し、撮影結果情報を取得する。
(ステップS510)第二送信部128は、ステップS509で取得した撮影結果情報を、ステップS501で受信した撮影要求指示を送信してきた第一端末装置11に送信する。
(ステップS511)課金処理部129は、料金情報格納部122に料金情報が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS512に進み、そうでない場合は、ステップS501に戻る。
(ステップS512)課金処理部129は、料金情報格納部122に格納されている料金情報を用いて、課金処理を行う。
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
(具体例)
次に、撮影システム1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、送信条件格納部112には、図6に示す送信可否判断条件が格納されているものとする。当該送信可否判断条件(項目名:条件)には、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)が対応付いている。また、撮影条件格納部121には、図7に示す撮影時属性管理情報が格納されているものとする。当該撮影時属性管理情報は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、撮影時属性選択条件(項目名:条件)と、撮影時属性情報(項目名:撮影時属性)とを有する。
(例1)
本例において、第一端末装置11は、スマートフォンであるものとする。また、第二端末装置12は、デジタル一眼レフカメラであるものとする。また、第一端末装置11と第二端末装置12とは、いわゆる赤外線通信により通信を行なうものとする。
まず、デジタル一眼カメラが、三脚と共に任意の場所に設置されているものとする。そして、スマートフォンを所持しているユーザが、当該デジタル一眼カメラの前方、20mの距離の場所にいるとする。そして、当該ユーザが、当該スマートフォンを操作し、自身を撮影する指示をデジタル一眼カメラに送信するための操作を行ったとする。すると、スマートフォンの撮影要求指示格納部111に、撮影要求指示が格納される。
次に、送信時状況情報取得部113は、送信時状況情報を取得する。ここで、送信時状況情報取得部113は、天候を示す送信時状況情報「晴」を取得したものとする。
次に、送信判断部114は、送信時状況情報取得部113が取得した送信時状況情報「晴」が、図6の「ID=011」の送信可否判断条件「天候≠雨」に合致すると判断する。そして、第一送信部116は、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を、デジタル一眼カメラに送信する。
次に、デジタル一眼カメラの第二受信部123は、スマートフォンから送信された撮影要求指示を受信する。そして、撮影時状況情報取得部124は、当該受信に応じて、撮影時状況情報を取得する。ここで、撮影時状況情報取得部124は、天候、被写体であるユーザまでの距離、ユーザの移動速度のそれぞれを示す撮影時状況情報「晴」、「20m」、「0km/h」を取得したものとする。
次に、第二属性情報取得部126は、撮影時状況情報取得部124が取得した3つの撮影時状況情報「晴」、「20m」、「0km/h」が、図8の「ID=012」の撮影時状況条件「(天候=晴)&(距離≧20m)」に合致すると判断する。そして、第二属性情報取得部126は、図8の「ID=012」の撮影時属性情報「ホワイトバランス=晴天用」を取得する。
次に、撮影部127は、第二属性情報取得部126が取得した撮影時属性情報「ホワイトバランス=晴天用」に従い、ホワイトバランスの設定を「晴天用」にセットする。そして、撮影部127は、ユーザを撮影し、撮影結果情報である画像データ(写真)を取得する。そして、第二送信部128は、撮影部127が取得した画像データを、スマートフォンに向けて送信する。
次に、スマートフォンの第一受信部117は、デジタル一眼カメラから送信された画像データを受信する。そして、当該画像データは、スマートフォンのディスプレイに表示される。
また、例えば、撮影時状況情報取得部124が、天候、被写体であるユーザの輝度、ユーザの移動速度のそれぞれを示す撮影時状況情報「晴」、「160」、「40km/h」を取得したとする。この場合、第二属性情報取得部126は、これらの撮影時状況情報が、図8の「ID=013」の撮影時状況情報「(天候=晴)&(輝度≧150)&(移動速度≧40km/h)」に合致すると判断する。そして、第二属性情報取得部126は、図8の「ID=013」の撮影時属性情報「ISO感度=auto,シャッタースピード=1/2000」を取得する。そして、撮影部127は、これらの当該撮影時属性情報に従い、ISO感度の設定を「auto」に、シャッタースピードを「1/2000秒」にセットし、ユーザを撮影する。
また、例えば、撮影時状況情報取得部124が、天候、被写体であるユーザの輝度、ユーザの移動速度のそれぞれを示す撮影時状況情報「曇」、「130」、「5km/h」を取得したとする。この場合、第二属性情報取得部126は、これらの撮影時状況情報が、図8の「ID=014」の撮影時状況情報「(天候=曇)&(輝度≧125)&(移動速度≦50km/h)」に合致すると判断する。そして、第二属性情報取得部126は、図8の「ID=014」の撮影時属性情報「ISO感度=400,シャッタースピード=1/800,F値=5.6」を取得する。そして、撮影部127は、これらの当該撮影時属性情報に従い、ISO感度の設定を「400」に、シャッタースピードを「1/800秒」に、F値を「5.6」にセットし、ユーザを撮影する。
また、例えば、デジタル一眼カメラの第二受信部123が、スマートフォンから撮影時属性情報「セピア調」を有する撮影要求指示を受信したとする。この場合、撮影部127は、上記の様な撮影時属性情報による設定の変更に加え、当該撮影時属性情報に従い、「セピア調」で撮影するモードをONにし、ユーザを撮影する。
また、例えば、料金情報格納部122に、1回の撮影において徴収する料金を示す料金情報「¥500」が格納されているとする。この場合、デジタル一眼カメラの第二受信部123は、クレジットカード番号を有する撮影要求指示を受信する。そして、課金処理部129は、撮影部127が画像データを取得するたびに、料金情報格納部122に格納されている料金情報「¥500」と、クレジットカード番号を、クレジットカード決済を行うWebサービスに送信し、課金処理を行う。
(例2)
本例において、第一端末装置11、第二端末装置12は、例1と同様であるものとする。
まず、例1と同様の状況において、ユーザが、スマートフォンを操作し、自身を撮影する指示をデジタル一眼カメラに送信するための操作を行ったとする。すると、スマートフォンの撮影要求指示格納部111に、撮影要求指示が格納される。当該撮影要求指示は、当該スマートフォンを識別するための装置識別子「AC:EG:XX:YY:ZZ」を有しているものとする。そして、送信時状況情報取得部113と、送信判断部114が例1と同様の取得、および判断を行なったとする。すると、第一送信部116は、当該撮影要求指示を、デジタル一眼カメラに送信する。
次に、例1と同様に、撮影部127がユーザを撮影し、撮影結果情報である画像データを取得したとする。すると、第二送信部128は、当該画像データを、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する装置識別子「AC:EG:XX:YY:ZZ」で識別されるスマートフォンに送信する。
次に、スマートフォンの第一受信部117は、画像データを受信する。そして、当該画像データは、スマートフォン内の所定の記憶領域に蓄積される。そして、ユーザは、スマートフォンにインストールされているアプリなどで、当該蓄積された画像データを閲覧する。
(例3)
本例において、第一端末装置11および第二端末装置12は、それぞれ、異なるバイク(第一のバイク、第二のバイク)に設置されているものとする。また、第一端末装置11は、バイク用のカーナビ(以下、カーナビ)であるものとする。また、第二端末装置12は、車載用のカメラ(以下、カメラ)であるものとする。
まず、第一のバイクのユーザ(ライダー)が、運転を開始する前に、カーナビを操作し、自身を撮影する指示を他のバイクに設置されているカメラに送信するための操作を行ったとする。すると、カーナビの撮影要求指示格納部111に、撮影要求指示が格納される。当該撮影要求指示は、カーナビを識別する装置識別子「navi_B01A」を有しているものとする。そして、第一送信部116は、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示の送信を開始する。当該送信は、定期的な送信である。また、当該撮影要求指示は、第一のバイク(カーナビ)から半径10mの範囲内に送信されているものとする。
次に、第一のバイクのユーザは、カーナビから撮影要求指示が定期的に送信されている状態で、走行を開始したとする。このとき、送信時状況情報取得部113は、撮影要求指示の定期的な送信に合わせ、送信時状況情報を定期的に取得する。そして、送信判断部114は、当該送信時状況情報が図6の送信可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。ここで、送信判断部114が、送信時状況情報が図6の送信可否判断条件のいずれにも合致しないと判断したとする。すると、第一送信部116は、撮影要求指示の送信を停止する。また、その後、送信判断部114が、送信時状況情報が図6の送信可否判断条件のいずれかに合致すると判断したとする。すると、第一送信部116は、撮影要求指示の送信を再開する。例えば、送信時状況情報取得部113が、第一のバイクの速度を示す送信時状況情報「50km/h」を取得したとする。すると、送信判断部114は、当該送信時状況情報が、図6の「ID=012」の送信可否判断条件「移動速度<80km/h」に合致すると判断する。
次に、第一のバイクの前方から、カメラが設置された第二のバイクが接近してき、第一のバイクまでの距離が10mになったとする。すると、当該カメラの第二受信部123は、撮影要求指示を受信する。そして、撮影部127は、当該受信に応じて、第一のバイクを撮影し、撮影結果情報である画像データ(写真)を取得する。
次に、第二送信部128は、撮影部127が取得した画像データを、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する装置識別子「navi_B01A」で識別されるカーナビに送信する。
次に、カーナビの第一受信部117は、画像データを受信する。そして、当該画像データは、カーナビの所定の記憶領域に蓄積される。そして、ユーザは、走行の終了後に、カーナビに蓄積された画像データを閲覧する。
また、例えば、撮影部127が、第二受信部123による撮影要求指示の受信に関係なく、定期的に撮影を行っているとする。この場合、第二送信部128は、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて、撮影部127が取得した画像データを、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する装置識別子「navi_B01A」で識別されるカーナビに送信する。
以上、本実施の形態による撮影システム1によれば、撮影の要求に応じて撮影し、当該撮影の結果得られた写真等を、撮影を要求した装置に送信することができる。これにより、ユーザは、例えば、自身が所有していない撮影装置に撮影を要求し、その結果を取得することができる。また、例えば、要求に応じて撮影する撮影装置を観光地などに設置することで、第三者に撮影を依頼することなく記念撮影をすることや、観光地の活性化を図ることなどができる。また、例えば、バイクなどの移動体に当該撮影装置を設置することで、対向車線を走行する移動体に自身を撮影してもらうことができ、通常、ユーザ個人では撮影できない写真を撮影したりすることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態において、第一端末装置からの要求に応じて、第二端末装置が撮影し、当該撮影の結果をサーバ装置に送信する撮影システム2について説明する。
図8は、本実施の形態における撮影システム2の概念図である。図8において、第一端末装置21、第二端末装置22のそれぞれは、実施の形態1における第一端末装置11、第二端末装置12と同様であるので、説明を省略する。また、第一端末装置21および第二端末装置22と、サーバ装置23とは、ネットワーク52を介して接続されている。サーバ装置23は、通常、いわゆるオンラインアルバムや、オンラインストレージなどのサイト(サービス)を運用するサーバである。また、ネットワーク52は、通常、インターネットやLANなどのいわゆるインフラ回線である。また、第二端末装置22は、通常、撮影した結果をサーバ装置23に送信する。
本実施の形態における第一端末装置21のブロック図は、図2の第一端末装置11のブロック図において、「第一受信部117」を「第一受信部217」と読み替えたものである。第一端末装置21は、撮影要求指示格納部111、送信条件格納部112、送信時状況情報取得部113、送信判断部114、第一属性情報取得部115、第一送信部116、第一受信部217を備える。
また、本実施の形態における第二端末装置22のブロック図は、図3の第二端末装置12のブロック図において、「第二送信部128」を「第二送信部228」と読み替えたものである。第二端末装置22は、撮影条件格納部121、料金情報格納部122、第二受信部123、撮影時状況情報取得部124、撮影判断部125、第二属性情報取得部126、撮影部127、第二送信部228、課金処理部129を備える。
また、図9は、本実施の形態におけるサーバ装置23のブロック図である。サーバ装置23は、サーバ格納部231、サーバ受信部232、サーバ蓄積部233、サーバ取得部234、サーバ送信部235を備える。
第一受信部217は、撮影結果情報を受信する。当該撮影結果情報は、通常、サーバ装置23から送信されたものである。また、当該撮影結果情報は、例えば、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示が有する装置識別子と同一の装置識別子が対応付いていてもよい。また、当該撮影結果情報は、第一受信部217が受信後、任意の記憶領域や所定の記憶領域などに蓄積されてもよい。
第二送信部228は、撮影部127が取得した撮影結果情報を送信する。第二送信部228は、通常、当該撮影結果情報を、サーバ装置23に送信する。また、第二送信部228は、通常、当該撮影結果情報を、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する装置識別子と対応付けて送信する。また、第二送信部228は、例えば、当該撮影結果情報を、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有するユーザ識別子と対応付けて送信してもよい。
サーバ格納部231には、撮影結果情報が格納される。
サーバ受信部232は、撮影結果情報を受信する。当該撮影結果情報は、第二端末装置22から送信されたものである。また、サーバ受信部232は、1以上の撮影結果情報を要求する指示である撮影結果要求指示を受信してもよい。当該撮影結果要求指示は、通常、当該撮影結果要求指示を送信してきた装置を識別する装置識別子や、当該装置を使用しているユーザを識別するユーザ識別子、撮影結果情報を識別する撮影結果識別子などを有する。
サーバ蓄積部233は、サーバ受信部232が受信した撮影結果情報を、サーバ格納部231に蓄積する。サーバ蓄積部233は、例えば、蓄積時の日時を示す日時情報を対応付けて、サーバ受信部232が受信した撮影結果情報を蓄積してもよい。
サーバ取得部234は、通常、サーバ受信部232による撮影結果要求指示の受信に応じて、当該撮影結果要求指示が有する装置識別子と同一の装置識別子が対応付いている撮影結果情報や、当該撮影結果要求指示が有するユーザ識別子と同一のユーザ識別子が対応付いている撮影結果情報、当該撮影結果要求指示が有する撮影結果識別子で識別される撮影結果情報などを、サーバ格納部231から取得する。
サーバ送信部235は、サーバ受信部232が受信した撮影結果情報に対応付いている装置識別子で識別される装置に、当該受信した撮影結果情報を送信する。当該送信は、いわゆるプッシュ送信である。また、サーバ送信部235は、サーバ取得部234が取得した撮影結果情報を、サーバ受信部232が受信した撮影結果要求指示を送信してきた装置に送信する。このとき、撮影結果要求指示が装置識別子を有する場合、サーバ送信部235は、当該装置識別子で識別される装置に送信してもよい。当該送信は、いわゆるプル送信である。また、サーバ送信部235は、例えば、サーバ受信部232が受信した撮影結果情報に対応付いている情報に応じて、プッシュ送信かプル送信かを切り替えてもよい。例えば、サーバ受信部232が受信した撮影結果情報に装置識別子が対応付いている場合、サーバ送信部235は、プッシュ送信を行う。また、例えば、サーバ受信部232が受信した撮影結果情報に装置識別子が対応付いていない場合、サーバ送信部235は、プル送信を行う。
また、第一受信部217は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
また、第二送信部228は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
また、サーバ格納部231は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、サーバ格納部231に所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介してサーバ格納部231に記憶されてもよい。
また、サーバ蓄積部233、サーバ取得部234は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。サーバ蓄積部233などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
また、サーバ送信部235は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
また、サーバ受信部232は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
次に、撮影システム2の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、第一端末装置21の全体動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図10のフローチャートにおいて、ステップS1001からステップS1005までのそれぞれの処理は、図4のフローチャートのステップS401からステップS405までのそれぞれの処理と同様であるので、説明を省略する。
(ステップS1006)第一端末装置11は、第一受信部217がサーバ装置23から撮影結果情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1001に戻り、そうでない場合は、ステップS1007に進む。
(ステップS1007)第一送信部116は、撮影結果要求指示をサーバ装置23に送信する。当該撮影結果要求指示は、第一送信部116が保持していてもよいし、任意の記憶領域や所定の記憶領域などに格納されていてもよい。
(ステップS1008)第一端末装置11は、第一受信部217がサーバ装置23から撮影結果情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1001に戻り、そうでない場合は、ステップS1008に戻る。
なお、図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、第二端末装置22の全体動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。なお、図11のフローチャートにおいて、ステップS1110以外のそれぞれの処理は、図5のフローチャートのステップS510以外のそれぞれの処理と同様であるので、説明を省略する。
(ステップS1110)第二送信部228は、ステップS1109で取得した撮影結果情報を、サーバ装置23に送信する。
なお、図11のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、サーバ装置23の全体動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)サーバ蓄積部233は、サーバ受信部232が撮影結果情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1202に進み、そうでない場合は、ステップS1205に進む。
(ステップS1202)サーバ蓄積部233は、ステップS1201で受信した撮影結果情報をサーバ格納部231に蓄積する。
(ステップS1203)サーバ送信部235は、ステップS1202で蓄積した撮影結果情報に装置識別子が対応付いているか否かを判断する。対応付いている場合は、ステップS1204に進み、そうでない場合は、ステップS1205に進む。
(ステップS1204)サーバ送信部235は、ステップS1202で蓄積した撮影結果情報を、当該撮影結果情報に対応付いている装置識別子で識別される第一端末装置21に送信する。
(ステップS1205)サーバ取得部234は、サーバ受信部232が撮影結果要求指示を受信した否かを判断する。受信した場合は、ステップS1206に進み、そうでない場合は、ステップS1201に戻る。
(ステップS1206)サーバ取得部234は、ステップS1205で受信した撮影結果要求指示が有するログインIDと同一のログインIDが対応付いている撮影結果情報を、サーバ格納部231から取得する。
(ステップS1207)サーバ送信部235は、ステップS1206で取得した撮影結果情報を、ステップS1205で受信した撮影結果要求指示を送信してきた第一端末装置21に送信する。
なお、図12のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
(具体例)
次に、撮影システム2の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、撮影条件格納部121には、図6に示す送信可否判断条件が格納されているものとする。また、撮影条件格納部121には、図7に示す撮影時属性管理情報が格納されているものとする。また、実施の形態1の具体例において説明した動作や処理等については、適宜、省略する。
(例1)
本例において、第一端末装置21、第二端末装置22は、実施の形態1の例1と同様であるものとする。また、サーバ装置23は、オンラインアルバムのサービスを運用するサーバ(以下、アルバムサーバ)であるものとする。
まず、デジタル一眼カメラが、三脚と共に任意の場所に設置されているものとする。そして、スマートフォンを所持しているユーザが、当該デジタル一眼カメラの前方、20mの距離の場所にいるとする。そして、当該ユーザが、当該スマートフォンを操作し、自身を撮影する指示をデジタル一眼カメラに送信するための操作を行ったとする。すると、スマートフォンの撮影要求指示格納部111に、撮影要求指示が格納される。当該撮影要求指示は、当該スマートフォンを識別するための装置識別子「AC:EG:XX:YY:ZZ」を有しているものとする。
次に、送信時状況情報取得部113が、送信時状況情報を取得したり、送信判断部114が、当該送信時状況情報が図6の送信可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断したりするが、当該処理は、実施の形態1の例1における処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、撮影部127は、ユーザを撮影し、撮影結果情報である画像データ(写真)を取得する。そして、第二送信部228は、撮影部127が取得した画像データを、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する装置識別子「AC:EG:XX:YY:ZZ」と対応付けて、アルバムサーバに送信する。
次に、アルバムサーバのサーバ受信部232は、装置識別子「AC:EG:XX:YY:ZZ」が対応付いた画像データを受信する。そして、サーバ送信部235は、当該装置識別子で識別されるスマートフォンに、当該画像データを送信する。なお、このとき、サーバ蓄積部233は、サーバ受信部232が受信した画像データを、サーバ格納部231に蓄積してもよい。また、この場合、サーバ送信部235は、当該蓄積された画像データをスマートフォンに送信する。
次に、スマートフォンの第一受信部217は、アルバムサーバから画像データを受信する。そして、当該画像データは、スマートフォンのディスプレイに表示される。
(例2)
本例において、第一端末装置21、第二端末装置22、サーバ装置23は、例1と同様であるものとする。
まず、例1と同様の状況において、ユーザが、スマートフォンを操作し、自身を撮影する指示をデジタル一眼カメラに送信するための操作を行ったとする。すると、スマートフォンの撮影要求指示格納部111に、撮影要求指示が格納される。当該撮影要求指示は、オンラインアルバムのサービスにログインするためのID(以下、ログインID)「User001」を有しているものとする。
次に、送信時状況情報取得部113が、送信時状況情報を取得したり、送信判断部114が、当該送信時状況情報が図6の送信可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断したりするが、当該処理は、実施の形態1の例1における処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、撮影部127は、ユーザを撮影し、撮影結果情報である画像データ(写真)を取得する。そして、第二送信部228は、撮影部127が取得した画像データを、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有するログインID「User001」と対応付けて、アルバムサーバに送信する。
次に、アルバムサーバのサーバ受信部232は、ログインID「User001」が対応付いた画像データを受信する。そして、サーバ蓄積部233は、当該画像データをサーバ格納部231に蓄積する。
次に、ユーザが、スマートフォンを操作し、ログインID「User001」にてオンラインアルバムのサービスにログインし、自身のログインIDに対応する画像データが閲覧できるページにアクセスしたとする。すると、スマートフォンの第一送信部116は、当該ログインIDを有する撮影結果要求指示を、アルバムサーバに送信する。
次に、サーバ受信部232は、ログインIDを有する撮影結果要求指示を受信する。そして、サーバ取得部234は、当該ログインIDと同一のログインIDが対応付いている画像データを、サーバ格納部231から取得する。そして、サーバ送信部235は、当該画像データを、撮影結果要求指示を送信してきたスマートフォンに送信する。
次に、スマートフォンの第一受信部217は、画像データを受信する。そして、当該画像データは、スマートフォンのディスプレイに表示される。
(例3)
本例において、第一端末装置21、第二端末装置22は、実施の形態1の例3と同様であるものとする。また、サーバ装置23は、本具体例の例1と同様であるものとする。
まず、第一のバイクのユーザ(ライダー)が、運転を開始する前に、カーナビを操作し、自身を撮影する指示を他のバイクに設置されているカメラに送信するための操作を行ったとする。すると、カーナビの撮影要求指示格納部111に、撮影要求指示が格納される。当該撮影要求指示は、カーナビを識別する装置識別子「navi_B01A」を有しているものとする。そして、第一送信部116は、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示の送信を開始する。当該送信は、定期的な送信である。また、当該撮影要求指示は、第一のバイク(カーナビ)から半径10mの範囲内に送信されているものとする。
次に、送信時状況情報取得部113が、送信時状況情報を取得したり、送信判断部114が、当該送信時状況情報が図6の送信可否判断条件のいずれかに合致するか否かを判断したりするが、当該処理は、実施の形態1の例3における処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、第二送信部228は、撮影部127が取得した画像データを、第二受信部123が受信した撮影要求指示が有する装置識別子「navi_B01A」と対応付けて、アルバムサーバに送信する。
次に、アルバムサーバのサーバ受信部232は、装置識別子「navi_B01A」が対応付いた画像データを受信する。そして、サーバ送信部235は、当該装置識別子で識別されるカーナビに、当該画像データを送信する。
次に、カーナビの第一受信部217は、アルバムサーバから画像データを受信する。そして、当該画像データは、カーナビの所定の記憶領域に蓄積される。そして、ユーザは、走行の終了後に、カーナビに蓄積された画像データを閲覧する。
以上、本実施の形態による撮影システム2によれば、撮影の要求に応じて撮影し、当該撮影の結果得られた写真等を、撮影を要求した装置を使用しているユーザのためにサーバにアップロードすることができる。これにより、ユーザは、例えば、自身が所有していない撮影装置に撮影を要求し、その結果を取得することができる。また、例えば、要求に応じて撮影する撮影装置を観光地などに設置することで、第三者に撮影を依頼することなく記念撮影をすることや、観光地の活性化を図ることなどができる。また、例えば、バイクなどの移動体に当該撮影装置を設置することで、対向車線を走行する移動体に自身を撮影してもらうことができ、通常、ユーザ個人では撮影できない写真を撮影したりすることができる。
なお、上記各実施の形態において、周囲の状況に応じて撮影するか否かを判断する場合、送信可否判断条件および撮影可否判断条件は、いずれかが所定の記憶領域(送信条件格納部112または撮影条件格納部121)に格納されていればよい。
また、上記各実施の形態において、第一端末装置11および第一端末装置21は、送信条件格納部112、送信判断部114を備えていなくてもよい。この場合、第一送信部116は、通常、撮影要求指示格納部111に格納されている撮影要求指示を、自動的に送信する。
また、上記各実施の形態において、撮影条件格納部121には、撮影可否判断条件が格納されていなくてもよい。この場合、第二端末装置12は、通常、撮影判断部125を備えない。また、この場合、撮影部127は、通常、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて、撮影する。
また、上記各実施の形態において、撮影条件格納部121には、撮影時属性管理情報が格納されていなくてもよい。この場合、第二端末装置12は、通常、第二属性情報取得部126を備えない。また、撮影部127は、通常、撮影判断部125が撮影すると判断した場合に、撮影する。
また、上記各実施の形態において、第二端末装置12および第二端末装置22は、撮影条件格納部121、撮影時状況情報取得部124、撮影判断部125、第二属性情報取得部126を備えていなくてもよい。この場合、撮影部127は、通常、第二受信部123による撮影要求指示の受信に応じて、撮影する。また、この場合、撮影部127は、例えば、所定の撮影時属性情報に従い撮影してもよい。当該撮影時属性情報は、撮影部127が保持していてもよいし、任意の記憶領域や所定の記憶領域などに格納されていてもよい。
また、上記各実施の形態において、第二端末装置12および第二端末装置22は、料金情報格納部122、課金処理部129を備えていなくてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態における第一端末装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、撮影を要求する指示である撮影要求指示が格納され、コンピュータを、前記記録媒体に格納されている撮影要求指示を送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における第二端末装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、撮影要求指示を受信する受信部と、撮影し、撮影結果情報を取得する撮影部と、前記撮影部が取得した撮影結果情報を送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態におけるサーバ装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、撮影した結果を示す撮影結果情報が格納され、コンピュータを、所定の装置を識別する装置識別子が対応付いた撮影結果情報および装置識別子を有する撮影結果要求指示を受信する受信部と、前記受信部が受信した撮影結果情報を、前記記録媒体に蓄積する蓄積部と、前記受信部が受信した撮影結果要求指示が有する装置識別子と同一の装置識別子が対応付いた撮影結果情報を、前記記録媒体から取得する取得部と、前記受信部が受信した撮影結果情報に対応付いている装置識別子で識別される所定の装置に、当該撮影結果情報を送信する、または、前記受信部が受信した撮影結果要求指示が有する装置識別子で識別される所定の装置に、前記取得部が取得した撮影結果情報を送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、ハードウェアでしか行われない処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図13は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の撮影システム等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図13において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図14は、コンピュータシステム9のブロック図である。図14において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、MPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の撮影システム等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の撮影システム等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。