JP5889479B2 - 車両用電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の電力変換装置にする。
鉄道車両に搭載される車両用電力変換装置は、電力変換のための半導体素子を動作させることで架線から取り込まれた電力を変換し、変換した電力を車両駆動用のモータへ出力する。半導体素子は電力の変換動作時に発熱する。半導体素子の過熱を防止するために、車両用電力変換装置は、一般的に、冷却器を備える。従来、半導体素子を冷却するために走行風を利用する冷却器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の車両用電力変換装置の冷却器(冷却構造)は、車両床板と車両底面との間に設置され、車両用電力変換装置を冷却するラジエータと、ラジエータの前後における車両底面に配置された通気口を備える。このラジエータの内部には放熱フィンが形成されており、ラジエータ内部を空気が通り抜けることで放熱フィンと空気の間で熱交換が行われる。
特開2006−347309号公報
引用文献1に記載の車両用電力変換装置では、走行時にバラスト(砕石、砂利)などが通気口を介して放熱フィンに飛来し衝突することによって、放熱フィンが変形したり、放熱フィンの一部が欠落するなどの問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、冷却性能を大きく低下させることなく、飛来物から放熱フィンを防護することができる車両用電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用電力変換装置は、
電力を変換するために動作して発熱する半導体素子と、
間隔を空けて並設されることで軸方向の流路を形成し、半導体素子からの熱を受けて流路を流れる空気へ放散する複数の放熱フィンと、
少なくとも一部の放熱フィンの一方の端面と並設方向に同じ長さを有して互いに対向する端面を有し、この端面から一方に延びた第1の防護フィンと、
少なくとも一部の放熱フィンの他方の端面と並設方向に同じ長さを有して互いに対向する端面を有し、この端面から他方に延びた第2の防護フィンとを備える。
本発明によれば、第1の防護フィンおよび第2の防護フィンが、複数の放熱フィンにより形成される流路への空気の流入および流出を阻害しないように、放熱フィンの一方および他方のそれぞれに設けられる。したがって、冷却性能を大きく低下させることなく、飛来物から放熱フィンを防護することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る車両用電力変換装置が車両本体に搭載された例を示す図である。 実施の形態1に係る車両用電力変換装置の側面図である。 実施の形態1に係る車両用電力変換装置の正面図である。 図2に示すI−I線における車両用電力変換装置の断面図である。 変形例1に係る車両用電力変換装置の側面図である。 変形例2に係る車両用電力変換装置の側面図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用電力変換装置の側面図である。 図7に示すII−II線における車両用電力変換装置の断面図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用電力変換装置の側面図である。 図9に示すIII−III線における車両用電力変換装置の断面図である。 本発明の実施の形態4に係る車両用電力変換装置が車両本体に搭載された例を示す図である。 実施の形態4に係る車両用電力変換装置の側面図である。 図12に示すIV−IV線における車両用電力変換装置の断面図である。 変形例3に係る車両用電力変換装置の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。全図を通じて同一の要素には同一の符号を付す。実施の形態の説明では、水平面内において互いに垂直な第1軸方向および第2軸方向、第1軸方向の一方を第1軸正方向、第1軸方向の他方を第1軸負方向、第1軸正方向から見た右方を第2軸正方向、第1軸正方向から見た左方を第2軸負方向、第1軸方向および第2軸方向に垂直な上下方向を用いるが、これは説明のためであって、本発明を限定する趣旨ではない。
実施の形態1.
本実施の形態に係る車両用電力変換装置100は、図1に示すように、新幹線など電気鉄道車両(以下、「車両」と称する。)に搭載される装置であって、車両本体102の床板105の下部に設けられた凹部104に取り付けられる。凹部104は、車両本体102の床板105より下方において車両本体102の底部103より上方に突き出た空間(凹み)を形成する部分である。
車両用電力変換装置100は、図1に示すように、筐体110と、半導体素子111と、冷却器112と、を備えている。車両用電力変換装置100が車両本体102に搭載される場合、図1に示すように、筐体110と半導体素子111とは、凹部104の上方に配置される。また、冷却器112は、車両本体102の底部103より下方へ突き出さないように凹部104の下方に設けられる。
ここで、図2は、車両用電力変換装置100を第2軸正方向から見た図である。図3は、車両用電力変換装置100を第1軸正方向から見た図である。図4は、図2に示すI−I線における車両用電力変換装置100の断面を第1軸正方向から見た図である。車両は第1軸正方向又は第1軸負方向に進行し、本実施の形態での進行方向は、図1の矢印150で示すように、第1軸正方向であるとする。
筐体110は、例えば図2、図3に示すように、下方が開放した箱状の部材である。筐体110の下端部が冷却器112に取り付けられており、内部に半導体素子111が収容される。
半導体素子111は、架線115からパンダグラフ116を介して供給される電力を変換するために動作するスイッチング素子、ダイオード素子などであって、動作時に発熱する。半導体素子111は、変換した電力をモータ117へ出力する。半導体素子111は、交流の電力を直流の電力に変換してもよく、直流の電力を交流の電力に変換してもよい。
半導体素子111は、珪素を材料として形成されてもよいが、望ましくは、半導体素子111の一部または全部は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、ダイヤモンドなどのワイドバンドギャップ半導体によって形成されたワイドギャップ半導体素子である。
ワイドギャップ半導体素子で形成された半導体素子111であれば、耐電圧性および許容電流密度が高いため、車両用電力変換装置100の小型化が可能になる。耐熱性が高いため、冷却器112の小型化が可能になる。電力損失が低いため、半導体素子111の高効率化、ひいては高効率な電力変換が可能になる。
冷却器112は、半導体素子111を冷却するための機器であって、例えば図2に示すように、ベース部120と、放熱部121と、第1の防護部122と、第2の防護部123と、第1の締結部材124と、第2の締結部材125とを備える。
ベース部120は、例えば図2に示すように、平板状の部材であって、互いに対向する上面および下面を有する。
ベース部120は、熱伝導性のよい材料で作られており、例えばアルミニウム、銅などの金属材料から作られる。ベース部120の上面には、半導体素子111からの発熱がベース部120に伝わるように半導体素子111が接続される。ベース部120の下面には、放熱部121が取り付けられる。
放熱部121は、例えば図4に示すように、複数の放熱フィン130と、脱落防止部材131とを有する。
複数の放熱フィン130は、半導体素子111が発する熱を放熱するためのフィンであって、第1軸方向に延びる複数のフィンから構成される。
詳細には、複数の放熱フィン130は、図4に示すように、半導体素子111が発する熱をベース部120から受けるようにベース部120の下面に所定の間隔で第2軸方向に並べて設けられる。例えば、放熱フィン130の各々は、ベース部120の下面に設けられた溝に圧入して設けられてもよく、押出成形などによりベース部120と一体に設けられてもよく、ベース部120の下面に溶接、ろう付けなどにより設けられてもよい。
隣り合う放熱フィン130の第2軸方向の各間隔は、適宜定められてよいが、本実施の形態ではすべて同じ(例えば、1cm)である。このように、第1軸方向に延びた放熱フィン130が第2軸方向に間隔を空けて並設されることによって、複数の放熱フィン130は第1軸方向に延びる流路を形成する。
放熱フィン130の各々の第2軸方向の幅は、適宜定められてよいが、本実施の形態ではすべて同じである。放熱フィン130の各々は、熱伝導性のよい材料で作られており、例えばアルミニウム、銅などの金属材料から作られる。
脱落防止部材131は、放熱フィン130の脱落を防止する部材である。脱落防止部材131は、例えば、複数の放熱フィン130の下端に接続した平板状部材であって、複数の放熱フィン130と一体に形成される。
なお、脱落防止部材131は、複数の放熱フィン130の第2軸方向の両端間にわたって設けられる棒状の部材であってもよい。また、脱落防止部材131は、複数の放熱フィン130とは別体の部材であってもよく、この場合、放熱フィン130の下端に取り付けられるとよい。
脱落防止部材131を設けることによって、例えば走行時の振動などのために放熱フィン130の一部につきベース部120との接合が緩やかになったり解かれた場合であっても、その放熱フィン130が地面に脱落することを防ぐことができる。
第1の防護部122および第2の防護部123のそれぞれは、図2に示すように、放熱部121の一方(第1軸正方向側)および他方(第1軸負方向側)の端部の近傍に配置されて放熱フィン130の端部を防護する。なお、第1の防護部122および第2の防護部123のそれぞれは、放熱部121の一方および他方の端部に当接して配置されてもよい。
第1の防護部122は、例えば図3に示すように、複数の第1の防護フィン135と、第1の接続部136と、第1の防護ベース部137とを備える。また、第2の防護部123も同様に、複数の第2の防護フィン140と、第2の接続部141と、第2の防護ベース部142とを備えており、図3では括弧を付けた符号を付している。
複数の第1の防護フィン135および第2の防護フィン140は、放熱フィン130のそれぞれの端部を防護するために、放熱フィン130のそれぞれよりも第1軸正方向および第1軸負方向において第1軸方向に延びた複数のフィンである。各フィンは第2軸方向に並べて設けられる。
詳細には、第1の防護フィン135の各々は、すべての放熱フィン130の一方の端面のそれぞれと同じ幅を有して互いに対向する端面を他方(第1軸負方向側)に有する。そして、第1の防護フィン135の各々は、その他方の端面から第1軸正方向へ延びる。第1の防護フィン135の各々の他方の端面の高さは、対向する放熱フィン130の一方の端面の高さ以上であればよい。
第2の防護フィン140の各々は、すべての放熱フィン130の他方の端面のそれぞれと同じ幅を有して互いに対向する端面を一方(第1軸正方向側)に有する。そして、第2の防護フィン140の各々は、その一方の端面から第1軸負方向へ延びる。第2の防護フィン140の各々の一方の端面の高さは、対向する放熱フィン130の他方の端面の高さ以上であればよい。
ここで、幅は、第2軸方向、すなわち放熱フィン130の並設方向の長さである。高さは、上下方向、すなわち放熱フィン130の基端から先端へ向かう方向の長さである。
本実施の形態では、放熱フィン130の幅がすべて同じであり、隣り合う放熱フィン130の間隔がすべて同じであるので、第1の防護フィン135および第2の防護フィン140の幅もすべて同じである。また、隣り合う第1の防護フィン135の間隔および隣り合う第2の防護フィン140の間隔もすべて同じである。
したがって、第1の防護フィン135および第2の防護フィン140の各々は対向する放熱フィン130と概ね連続的に第1軸方向に延びる。これにより、複数の第1の防護フィン135および複数の第2の防護フィン140は、放熱フィン130が形成する流路を阻害することなく第1軸方向に連通する流路を形成する。
第1の防護フィン135および第2の防護フィン140の材料は、バラストなどの飛来物が衝突しても破損しない程度の十分な硬度を有するものであればよく、例えば、アルミニウム、銅などの金属材料、硬質のゴムなどである。
第1の接続部136および第2の接続部141のそれぞれは、複数の第1の防護フィン135の下端(先端)および複数の第2の防護フィン140の下端(先端)を接続する平板状の部材である。これにより、複数の第1の防護フィン135が一体化するので、脱落防止部材131により放熱フィン130の脱落が防止されるのと同様に、第1の防護フィン135が地面に脱落することを防止することができる。また、複数の第2の防護フィン140が一体化するので、第2の防護フィン140が地面に脱落することを防止することができる。
第1の防護ベース部137および第2の防護ベース部142は、それぞれ、第1の防護フィン135および第2の防護フィン140の上端が取り付けられる部材である。第1の防護ベース部137および第2の防護ベース部142のそれぞれの上面は、ベース部120の下面に当接して取り付けられる。第1の防護ベース部137および第2の防護ベース部142のそれぞれの下面には、放熱フィン130がベース部120に取り付けられるのと同様に、第1の防護フィン135および第2の防護フィン140が、溝への圧入、一体成形、溶接、ろう付けなどにより取り付けられる。
第1の防護ベース部137および第2の防護ベース部142のそれぞれは、第1の防護フィン135および第2の防護フィン140よりも第2軸正方向および第2軸負方向のそれぞれに延びた部分に孔を有する。この孔は、ベース部120と凹部104とを貫通する孔に連通する。
第1の締結部材124および第2の締結部材125は、ベース部120を凹部104に締結する部材である。例えば図2に示すように、第1の締結部材124および第2の締結部材125は、それぞれ、ベース部120のうち放熱部121が取り付けられる部分より第1軸正方向側および第1軸負方向側の部分を凹部104に締結する。第1の締結部材124および第2の締結部材125のそれぞれは、例えば、ベース部120と、凹部104と、第1の防護ベース部137および第2の防護ベース部142とを貫通する孔に挿設されるボルトと、そのボルトに螺合するナットとから構成される。
これまで、本実施の形態に係る車両用電力変換装置100の構成について説明した。ここから、車両用電力変換装置100の動作を説明する。
本実施の形態では、ベース部120の上面が、半導体素子111が接続される半導体取接続面となり、その下面が、放熱フィンが接続されるフィン接続面となるように、ベース部120は、車両本体102の凹部104に概ね水平に取り付けられる。これにより、放熱部121、第1の防護部122および第2の防護部123は、図1に示すように、凹部104の下方に形成される凹みの中に配置されて、外気に曝される。凹部104が形成する凹みは、第1の防護部122の第1軸正方向側および第2の防護部123の第1軸負方向側に、放熱部121に空気を取り込みまたは放熱部121から空気を排出するための空間を含む。
そのため、車両の走行時には、走行風の一部が、第1の防護フィン135により形成される流路、放熱フィン130により形成される流路、第2の防護フィン140により形成される流路を順に通過する。例えば、同図の矢印150が示す方向(第1軸正方向)へ向かって車両が走行する場合、走行風は第1軸負方向へ向かって吹く。その結果、空気は矢印151が示すように流れて、第1の防護部122内の流路を介して、放熱部121内の流路へ流れ込む。放熱部121内を通過した空気は、矢印152が示すように第2の防護部123内の流路を通って外部へ流れ出る。
車両の走行時、半導体素子111は電力を変換する動作により発熱する。半導体素子111が発する熱は、ベース部120の上面に伝えられる。ベース部120は熱伝導性のよい材料で作られているので、半導体素子111からの熱は、ベース部120内を下方へ伝わり、その下面から放熱フィン130へ伝えられる。放熱フィン130のそれぞれは、熱伝導性のよい材料で作られているので、ベース部から受けた半導体素子111からの熱を内部で伝えて表面から、流路を流れる空気へ放散する。これにより、半導体素子111は冷却される。
走行風の一部は、上述のように、第1の防護部122の流路を通過してから、放熱部121の流路へ流れ込む。第1の防護フィン135の各々は、放熱フィン130の一方の端面と同じ幅を有して互いに対向する他方の端面から第1軸正方向に延びる。そのため、第1の防護フィン135が、放熱部121の流路を塞ぐことはなく、放熱部121の流路への空気の流入を阻害することはない。
ここで、第1の防護部122の流路から放熱部121の流路へ空気を円滑に流入させるためには、第1の防護部122は放熱部121の近傍に配置されることが望ましく、放熱部121に当接して配置されてもよい。
放熱部121の流路を通過した空気は、上述のように、第2の防護部123の流路を通過して外部へ排出される。第2の防護フィン140の各々は、放熱フィン130の他方の端面と同じ幅を有して互いに対向する一方の端面から第1軸負方向に延びる。そのため、第2の防護フィン140が、放熱部121の流路を塞ぐことはなく、放熱部121の流路からの空気の流出を阻害することはない。
ここで、放熱部121の流路から第2の防護部123の流路へ空気を円滑に流入させるためには、第2の防護部123は放熱部121の近傍に配置されることが望ましく、放熱部121に当接して配置されてもよい。
このように、本実施の形態によれば、第1の防護部122および第2の防護部123が放熱部121への空気の流入と放熱部121からの空気の集出を阻害することはない。そのため、第1の防護部122および第2の防護部123を設けても、第1の防護部122および第2の防護部123が設けられない場合とほとんど変わらずに、放熱部121に空気を通過させることができる。したがって、第1の防護部122および第2の防護部123を設けても、冷却器112の冷却性能を大きく低下させることはない。
第1の防護フィン135が熱伝導性のよい材料、例えばアルミニウム、銅などの金属材料から作れる場合、第1の防護フィン135はベース部120から受けた半導体素子111からの熱を内部で伝えて、流路を流れる空気へ放散することができる。したがって、第1の防護フィン135を熱伝導性のよい材料で作ることによって、放熱フィン130のみが備えられる冷却器よりも冷却器112の冷却性能を向上させることができる。第2の防護フィン140についても同様に、第2の防護フィン140を熱伝導性のよい材料で作ることによって、放熱フィン130のみが備えられる冷却器よりも冷却器112の冷却性能を向上させることができる。
冷却器112は、上述のように外気に曝されているので、車両の走行時には、レール153および枕木154の周囲に敷き詰められたバラスト155などが冷却器112に飛来し、衝突することがある。
本実施の形態によれば、第1軸正方向または第1軸負方向から飛んできたバラストなどは、第1の防護フィン135または第2の防護フィン140に衝突することになる。そのため、すべての放熱フィン130に対向して設けられる第1の防護フィン135および第2の防護フィン140によって、すべての放熱フィン130の第1軸方向の端部に飛来物が衝突することを確実に防ぐことができる。
複数の第1の防護フィン135は、上述のように、第1の接続部136により接続されて一体的に車両本体102の凹部104に取り付けられる。そのため、第1の防護フィン135のいずれかが飛来物の衝突により破損した場合であっても、第1の締結部材124による締結を解くことで、複数の第1の防護フィン135を交換することができる。複数の第2の防護フィン140についても、同様に、第2の締結部材125による締結を解くことで交換することができる。すなわち、車両用電力変換装置100全体を車両本体102から取り外すなどの複雑な作業をする必要がない。したがって、飛来物の衝突により破損などした場合のメンテナンスが容易になる。
また、第1の締結部材124は、ベース部120を車両本体102に締結するために一般的な車両用電力変換装置に備えられる部材でよい。すなわち、第1の防護フィン135を車両本体102に取り付けるために、一般的な車両用電力変換装置に特別な加工を施したり特別な部材を追加する必要がない。したがって、車両用電力変換装置100を容易に製造することができる。
以上、本発明の実施の形態1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のように変形されてもよい。
例えば、第1の防護フィン135が放熱フィン130の一部のみに対向して配置されてもよい。これによっても、冷却器112の冷却性能を大きく低下させることなく、第1の防護フィン135が対向して配置された放熱フィン130を防護することができる。第2の防護フィン140についても同様に、放熱フィン130の一部のみに対向して配置されてもよく、これによって、第2の防護フィン140が対向して配置された放熱フィン130を防護することができる。
第1の防護フィン135が放熱フィン130の一部のみに対向して配置される場合の一例として、第1の防護フィン135が1つ置きの放熱フィン130にのみ対向して配置される形態を挙げることができる。バラストに最小長さが5cm程度の砕石が使用され、すべての放熱フィンの幅および隣り合う間隔がそれぞれ1cm程度であるとする。この場合、第1の防護フィン135を1つ置きの放熱フィン130にのみ対向して配置しても、隣り合う第1の防護フィン135の間隔は、3cmでありバラストの大きさより狭い。そのため、第1の防護フィン135を放熱フィン130の一部のみに対向して配置しても、第1の防護フィン135に対向して配置された放熱フィン130だけでなく、すべての放熱フィン130の一方の端部を飛来するバラストから防護することができる。
変形例1.
実施の形態1では、第1の防護フィン135の各々の一方の端面は、第1軸方向に垂直な一平面上に位置付けられる例を説明した。しかし、第1の防護フィンの各々の一方の端面が位置付けられる面は、第1軸方向に垂直な一平面に限られない。
本変形例に係る車両用電力変換装置200は、図5に示すように、実施の形態1に係る車両用電力変換装置100と概ね同様の構成を備える。本変形例に係る車両用電力変換装置200では、冷却器212の第1の防護部222および第2の防護部223のそれぞれが、実施の形態1に係る第1の防護フィン135および第2の防護フィン140に代わる、第1の防護フィン235および第2の防護フィン240を備える。
第1の防護フィン235および第2の防護フィン240のそれぞれは、車両用電力変換装置200が車両本体102に取り付けられた場合、実施の形態1に係る第1の防護フィン135および第2の防護フィン140と同様に、先端を下方に向けて配置される。
第1の防護フィン235の各々の一方の端面は、同図に示すように、上方へいくに従って次第に第1軸正方向へ突き出す一平面上に位置付けられる。また、同図に示すように、第2の防護フィン240の各々の他方の端面は、上方へいくに従って次第に第1軸負方向へ突き出す一平面上に位置付けられる。
飛来物が第1の防護フィン235に衝突する場合、その一方の端面に斜め下方から飛来して衝突することが多い。第2の防護フィン240についても同様に、飛来物が衝突する場合、その他方の端面に斜め下方から飛来して衝突することが多い。
本変形例のように、第1の防護フィン235の一方の端面および第2の防護フィン240の他方の端面を下方へ傾斜した面上に位置付けることによって、第1軸方向に垂直な一平面上に位置付ける場合よりも、衝突物とそれぞれとの衝突面積を広くすることができる。これにより、衝突したときに受ける力は分散される。したがって、飛来物による第1の防護フィン235および第2の防護フィン240の変形、欠落などの損傷を減らすことが可能になる。
変形例2.
本変形例は、変形例1と同様に、第1の防護フィンの各々の一方の端面および第2の防護フィンの各々の他方の端面が位置付けられる面の他の例である。
本変形例に係る車両用電力変換装置300は、図6に示すように、実施の形態1に係る車両用電力変換装置100と概ね同様の構成を備える。本変形例に係る車両用電力変換装置300では、冷却器312の第1の防護部322および第2の防護部323のそれぞれが、実施の形態1に係る第1の防護フィン135および第2の防護フィン140に代わる、第1の防護フィン335および第2の防護フィン340を備える。
第1の防護フィン335および第2の防護フィン340のそれぞれは、車両用電力変換装置300が車両本体102に取り付けられた場合、実施の形態1に係る第1の防護フィン135および第2の防護フィン140と同様に、先端を下方に向けて配置される。
第1の防護フィン335の各々の一方の端面は、同図に示すように、上方へいくに従って次第に第1軸正方向へ突き出す一曲面上に位置付けられる。この曲面は、第1軸正方向および下方(同図では左下)へ突き出す凸状をなしている。
また、同図に示すように、本変形例に係る第2の防護フィン340の各々の他方の端面は、上方へいくに従って次第に第1軸負方向へ突き出す一曲面上に位置付けられる。この曲面は、第1軸負方向および下方(同図では右下)へ突き出す凸状をなしている。
本変形例によっても、変形例1と同様に、第1の防護フィン335の一方の端面および第2の防護フィン340の他方の端面は下方へ傾斜した面上に位置付けられる。そのため、第1軸方向に垂直な一平面上に位置付ける場合よりも、第1の防護フィン335の一方の端面および第2の防護フィン340の他方の端面のそれぞれと衝突物との衝突面積を広くすることができる。これにより、衝突したときに受ける力は分散される。したがって、飛来物による第1の防護フィン335および第2の防護フィン340の変形、欠落などの損傷を減らすことが可能になる。
実施の形態2.
本実施の形態に係る車両用電力変換装置400では、図7および図8に示すように、実施の形態1に係る車両用電力変換装置100が備える構成に加えて、冷却器412が先端側防護部460を備える。
ここで、図7は、車両用電力変換装置400を第2軸正方向から見た図である。図8は、図7に示すII−II線における車両用電力変換装置400の断面を第1軸正方向から見た図である。
先端側防護部460は、複数の放熱フィンの先端方向の外側、すなわち放熱部121の下方に、水平に配置される平板状の部材であって、第1の防護フィン135と同様の材料から作られるとよい。先端側防護部460は、例えば、図示しない取付部材によって第1の接続部136および第2の接続部141に接続して固定されてもよく、第1の接続部136および第2の接続部141と一体に形成されてもよい。先端側防護部460は、図8に示すように、第1軸方向に延びるスリット461を有する。
本実施の形態によれば、先端側防護部460により、放熱部121の下部を飛来物から防護することができる。特に、脱落防止部材131が棒状であるなどにより、放熱フィン130の先端が外部に露出している場合、一般的に脆弱な放熱フィン130の先端を飛来物から防護することができる。
さらに、先端側防護部460がスリット461を有することによって、放熱部121の周囲の空気の流れを、先端側防護部460がない場合に近い状態にすることができる。これにより、冷却器412の冷却性能の低下を抑えることができる。
実施の形態3.
本実施の形態に係る車両用電力変換装置500では、図9および図10に示すように、実施の形態2に係る車両用電力変換装置400が備える構成に加えて、冷却器512が2つの端フィン防護部565を備える。
ここで、図9は、車両用電力変換装置500を第2軸正方向から見た図である。図10は、図9に示すIII−III線における車両用電力変換装置500の断面を第1軸正方向から見た図である。
端フィン防護部565は、第2軸正方向の端に設けられた放熱フィン130の第2軸正方向側と、第2軸負方向の端に設けられた放熱フィン130の第2軸負方向側とのそれぞれに、上下および第1軸方向に沿って設けられる平板状の部材である。端フィン防護部565のそれぞれは、第1の防護フィン135と同様の材料から作られるとよい。
端フィン防護部565のそれぞれは、例えば、図示しない取付部材によって第1の防護部122および第2の防護部123の端部などに接続して固定されてもよく、第1の防護部122および第2の防護部123と一体に形成されてもよい。
端フィン防護部565のそれぞれは、図9に示すように、第1軸方向に延びるスリット566を有する。
本実施の形態によれば、端フィン防護部565により、放熱部121の両側部を飛来物から防護することができる。
さらに、端フィン防護部565がスリット566を有することによって、放熱部121の周囲の空気の流れを、端フィン防護部565がない場合と近い状態にすることができる。これにより、冷却器512の冷却性能の低下を抑えることができる。
なお、端フィン防護部565は、第2軸正方向側と第2軸負方向とのいずれか一方にのみ設けられてもよい。これによっても、端フィン防護部565が設けられる側の放熱部121の側部を飛来物から防護することができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、車両用電力変換装置100が車両本体102に搭載される場合、ベース部120が第1軸方向および第2軸方向に沿って配置され、その結果、放熱フィン130の各々が第1軸方向および上下方向に沿って配置される例を説明した。本実施の形態では、図11に示すように、車両用電力変換装置600が車両本体602に搭載される場合、ベース部120が第1軸方向および上下方向に沿って配置される。そのため、放熱フィン130の各々は第1軸方向および第2軸方向に沿って配置される。
車両用電力変換装置600は、図12および図13に示すように、実施の形態1に係る車両用電力変換装置100と概ね同様の構成を備え、実施の形態1に係る筐体110に代わる、筐体610を備える。
ここで、図11は、車両用電力変換装置600が車両本体602に搭載された例を示す図である。図12は、車両用電力変換装置600を第2軸正方向から見た図である。図13は、図12に示すIV−IV線における車両用電力変換装置600の断面を第1軸正方向から見た図である。
筐体610は、例えば図13に示すように、上下方向にベース部120よりも長く、ベース部120よりも上方に突き出して設けられる。これにより、筐体610の上面が車両本体602の底部603に当接して取り付けられる。なお、筐体610は、第1軸方向にはベース部120と同じ長さを有するとよい。
本実施の形態によれば、放熱フィン130、第1の防護フィン135および第2の防護フィン140のいずれもが第1軸方向および第2軸方向に沿って配置される。また、第1の防護部122および第2の防護部123は、放熱部121の流路を阻害せずに第1軸方向へ連通する流路を形成する。そのため、実施の形態1と同様に、第1の防護部122および第2の防護部123を設けても、冷却器112の冷却性能を大きく低下させることはない。また、第1の防護フィン135および第2の防護フィン140によって、放熱フィン130の第1軸方向の端部に飛来物が衝突することを防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態4について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のように変形されてもよい。
例えば、本実施の形態においても、実施の形態2と同様に、先端側防護部が、複数の放熱フィン130の先端方向の外側、すなわち放熱部121の側方(図13では右方)に設けられてもよい。これによって、放熱部121の側部を飛来物から防護することができる。
例えば、本実施の形態においても、実施の形態3と同様に、端フィン防護部が、車両用電力変換装置600を車両本体602に取り付けた場合に最も下方に配置される放熱フィン130の下方に配置されてもよい。これによって、放熱部121の下部を飛来物から防護することができる。
変形例3.
本実施の形態においても、変形例1および2で説明したように、第1の防護フィンの各々の一方の端面は、上方へいくに従って次第に第1軸正方向へ突き出す一平面上または一曲面上に位置付けられてもよい。第2の防護フィンの各々の他方の端面は、上方へいくに従って次第に第1軸負方向へ突き出す一平面上または一曲面上に位置付けられてもよい。
図14は、本変形例に係る車両用電力変換装置700を第2軸負方向から見た側面図である。
車両用電力変換装置700では、冷却器712が、同図に示すように、実施の形態4の第1の防護部122および第2の防護部123に代わる、第1の防護部722および第2の防護部723を備える。
第1の防護部722は、実施の形態4の第1の防護フィン135および第1の接続部136に代わる、第1の防護フィン735および第1の接続部736を備える。
第1の防護フィン735は、第1軸方向の長さが上方へいくに従って長くなるとともに、各々の一方の端面が上方へいくに従って次第に第1軸正方向へ同じ傾斜角で突き出す平面を形成する。これによって、第1の防護フィン735の各々の一方の端面が、一平面上に位置付けられている。第1の接続部736の一方の端面も、各第1の防護フィン735の一方の端面と同じ一平面上に位置付けられるとよい。
第2の防護部723は、実施の形態4の第2の防護フィン140および第2の接続部141に代わる、第2の防護フィン740および第2の接続部741を備える。
第2の防護フィン740は、第1軸方向の長さが上方へいくに従って長くなるとともに、各々の他方の端面が上方へいくに従って次第に第1軸負方向へ同じ傾斜角で突き出す平面を形成する。これによって、第2の防護フィン740の各々の他方の端面が、一平面上に位置付けられている。第2の接続部741の他方の端面も、各第2の防護フィン740の他方の端面と同じ一平面上に位置付けられるとよい。
これによって、変形例1および2と同様に、飛来物による第1の防護フィン735および第2の防護フィン740の変形、欠落などの損傷を減らすことが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態に種々の変更を加えた態様やそれらと均等な技術的範囲をも含む。
本発明は、新幹線、在来線などの電気鉄道車両用の電力変換装置などに利用することができる。
100、200、300、400、500、600、700 車両用電力変換装置、110 筐体、111 半導体素子、112、212、312、412、512、712 冷却器、120 ベース部、121 放熱部、122、222、322、722 第1の防護部、123、223、323、723 第2の防護部、124 第1の締結部材、125 第2の締結部材、130 放熱フィン、131 脱落防止部材、135、235、335、735 第1の防護フィン、136、736 第1の接続部、137 第1の防護ベース部、140、240、340、740 第2の防護フィン、141、741 第2の接続部、142 第2の防護ベース部、460 先端側防護部、461、566 スリット、565 端フィン防護部。

Claims (9)

  1. 電力を変換するために動作して発熱する半導体素子と、
    間隔を空けて並設されることで軸方向の流路を形成し、前記半導体素子からの熱を受けて前記流路を流れる空気へ放散する複数の放熱フィンと、
    少なくとも一部の前記放熱フィンの一方の端面と前記並設方向に同じ長さを有して互いに対向する端面を有し、当該端面から前記一方に延びた第1の防護フィンと、
    少なくとも一部の前記放熱フィンの他方の端面と前記並設方向に同じ長さを有して互いに対向する端面を有し、当該端面から前記他方に延びた第2の防護フィンとを備える車両用電力変換装置。
  2. 前記第1の防護フィンは、複数設けられ、すべての前記放熱フィンの前記一方の端面のそれぞれと前記並設方向に同じ長さを有して互いに対向する端面を有し、当該端面から前記一方へ延びており、
    前記第2の防護フィンは、複数設けられ、すべての前記放熱フィンの他方の端面のそれぞれと前記並設方向に同じ長さを有して互いに対向する端面を有し、当該端面から他方へ延びている
    請求項1に記載の車両用電力変換装置。
  3. 前記複数の放熱フィンの先端方向の外側に配置され、前記第1の防護フィンおよび前記第2の防護フィンそれぞれに接続して設けられる先端側防護部をさらに備える
    請求項1または2に記載の車両用電力変換装置。
  4. 前記先端防護部は、前記軸方向に延びるスリットを有する
    請求項3に記載の車両用電力変換装置。
  5. 前記複数の放熱フィンの前記並設方向の外側の少なくとも一方に配置され、前記並設方向の前記少なくとも一方の端に配置された前記第1の防護フィンおよび前記第2の防護フィンに接続して設けられる端フィン防護部をさらに備える
    請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置。
  6. 前記端フィン防護部は、前記軸方向に延びるスリットを有する
    請求項5に記載の車両用電力変換装置。
  7. 前記半導体素子が接続されて当該半導体素子からの熱が伝えられる半導体接続面と、前記放熱フィンが接続されて当該放熱フィンへ熱を伝えるフィン接続面とを有し、前記半導体接続面から前記フィン接続面へ熱を伝えるベース部をさらに備える
    請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置。
  8. 前記ベース部とともに前記複数の第1の防護フィンを車両本体に締結する第1の締結部材と、
    前記ベース部とともに前記複数の第2の防護フィンを車両本体に締結する第2の締結部材とをさらに備える
    請求項7に記載の車両用電力変換装置。
  9. 前記複数の第1の防護フィンの前記一方の端面は、当該各第1の防護フィンの先端方向を下方または側方へ向けた場合に、上方へいくに従って次第に前記一方へ突き出す一平面上または一曲面上に位置付けられ、
    前記複数の第2の防護フィンの他方の端面は、当該各第2の防護フィンの先端方向を下方または側方へ向けた場合に、上方へいくに従って次第に前記一方へ突き出す一平面上または一曲面上に位置付けられる
    請求項7または8に記載の車両用電力変換装置。
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