JP5887559B2 - 光偏向器及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

光偏向器及びこれを用いた液晶表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光を偏向する光偏向器及びこれを用いた液晶表示装置に関する。
光を偏向する光偏向器は、従来から種々研究されている。光偏向器は、例えばレーザプリンタ等に用いられるレーザスキャナにおいては欠かすことのできないデバイスである。従来は、光偏向器として例えば、ポリゴンスキャナ、ガルバノスキャナ及びMEMSミラー等が使用されていた。しかしながら、このようなポリゴンスキャナ、ガルバノスキャナ及びMEMSミラー等では、部品を可動させるための可動部(機械的機構)を有するために、故障が発生しやすいという問題がある。そのため、可動部を設けることなく、光を偏向することができる光偏向器の開発が望まれている。
その要望に対して、下記特許文献1に開示されているような光偏向器が提案されている。この光偏向器では、可動部を設けることなく、電圧の印加により液晶の屈折率が変調することを利用して光を偏向する。これにより、故障の発生が低減され、高い信頼性を得ることができる。
図7A及び図7Bを用いて、従来の光偏向器について説明する。図7Aは、従来の光偏向器の断面図であり、図7Bは、図7A中のA−A線により切断した光偏向器の断面図である。図示の光偏向器50は、液晶偏向素子501と、液晶偏向素子501の周囲に配置された3組の一対の電極502a,502b,502cと、を備えている。液晶偏向素子501は、断面三角形状の液晶503と、液晶503の形状に対して相補的な形状を有する誘電体504と、を有している。誘電体504は液晶503の斜面側に配置されており、これにより液晶偏向素子501は全体として断面矩形状に構成されている。誘電体504は、例えばプラスチック等の高分子樹脂等、或いは、ガラス等で構成することができる。3組の一対の電極502a,502b,502cはそれぞれ、液晶偏向素子501を挟んで相互に対向するように配置されている。
3組の一対の電極502a,502b,502c間にそれぞれ電圧を印加することにより、液晶503の屈折率が変調され、液晶偏向素子501に入射した光が偏向される。なお、図7A及び図7Bでは、3組の一対の電極502a,502b,502cを設けるように構成したが、これらのうちいずれか1組の一対の電極のみ、或いは、2組の一対の電極のみを設けるように構成することもできる。
光は、図7A中の矢印505で示すように、液晶503の入射端面(図7Aにおいて下側の面)から液晶偏向素子501に入射する。なお、光が一対の電極502bを通過できるように、一対の電極502bは透明電極であることが望ましい。
一対の電極502a,502b,502c間に電圧が印加されていない状態において、液晶503の屈折率NLと誘電体504の屈折率NDとが同じ値である場合には、光は、屈折することなく図7A中の矢印505sで示す方向に直進する。一対の電極502a,502b,502c間に電圧を印加することにより、液晶503の屈折率NLが誘電体504の屈折率NDよりも高くなった場合には、光は、図7A中の矢印505hで示す方向に屈折する。また、一対の電極502a,502b,502c間に電圧を印加することにより、液晶503の屈折率NLが誘電体504の屈折率NDよりも低くなった場合には、光は、図7A中の矢印505mで示す方向に屈折する。このように、一対の電極502a,502b,502c間に印加する電圧を制御することにより、光の偏向角度を変調することができる。
また、図8に示すように、液晶偏向素子501a,501b,501cを横方向に複数個(図8では3個)並べて配置することもできる。図8の光偏向器60では、各液晶偏向素子501a,501b,501cの斜面側にはそれぞれ、誘電体504a,504b,504cが配置されている。誘電体504a,504b,504cは、一体的に成型されている。光の偏向方向(図8において左右方向)における液晶偏向素子501aの大きさWa、液晶偏向素子501bの大きさWb、液晶偏向素子501cの大きさWcはそれぞれ同じ大きさ(Wa=Wb=Wc)である。また、液晶503aの斜面の傾斜角度θa、液晶503bの斜面の傾斜角度θb、液晶503cの斜面の傾斜角度θcはそれぞれ同じ大きさ(θa=θb=θc)である。なお、図8では、上述した3組の一対の電極の図示を省略している。
このように、複数の液晶偏向素子501a,501b,501cを並べて配置することにより、幅の広い光(例えば、線状光又は面状光等)を偏向することができる。
国際公開第2005/069918号
しかしながら、上述した従来の光偏向器では、次のような問題が生じる。第1に、図7Aに示す光偏向器50において、一対の電極502a,502b,502c間に電圧を印加した際に、液晶503の屈折率の変調量が小さいため、光の偏向角度を大きくすることができない。
第2に、図8に示す光偏向器60のように、複数の液晶偏向素子501a,501b,501cを並べて配置して幅の広い光を偏向する場合には、回折光の発生による光量ロスが発生するため、液晶偏向素子501a,501b,501cから所定の偏向角度で出射する光の光量が低下する。図8に示す光偏向器50において、回折光は次のようにして発生する。複数の液晶偏向素子501a,501b,501cの配置構造が周期構造であること、即ち、光の偏向方向における液晶偏向素子501a,501b,501cの大きさWa,Wb,Wcがそれぞれ同じ大きさであることに起因して、所定の条件を満たす角度φの向きに回折光が発生する。図8において、回折光は、矢印506で示す方向に発生する。上記所定の条件は、光の偏向方向における液晶偏向素子501a,501b,501cの大きさWa,Wb,WcについてWa=Wb=Wc=Dとし、下記の式1で表される。
Figure 0005887559
式1において、λは光111の波長であり、NDは誘電体504a,504b,504cの屈折率であり、nは任意の整数である。φは、鉛直方向(図8において上下方向)に対する回折光の出射角度である。例えば、図8中の矢印505mで示す方向に光が偏向されている場合において、角度φの向きに回折光が発生することにより、図8中の矢印505mで示す方向に偏向した光の光量が回折光の光量分だけ低下する。
また、上述した従来の光偏向器を用いて、例えばタブレット型の3D(three dimensions)ディスプレイ等の液晶表示装置を構成する場合がある。しかしながら、このように構成された液晶表示装置では、次のような問題が生じる。上述したように、光偏向器において光の偏向角度を大きくすることができないため、液晶表示装置の視野角が狭くなるという問題が生じる。また、上述したように、光偏向器において回折光の発生による光量ロスが発生するため、液晶表示装置の輝度が低下するという問題が生じる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、その目的は、光の偏向角度を大きくすることができ、回折光の発生による光量ロスを低減することができる光偏向器及びこれを用いた液晶表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る光偏向器は、光を所定の偏向方向に偏向させ且つ光の偏向角度を変調可能な光偏向器であって、前記所定の偏向方向に並べて配置された複数の光偏向素子を備え、少なくとも一組の隣接する一対の光偏向素子において、一方の光偏向素子の前記所定の偏向方向における大きさは、他方の光偏向素子の前記所定の偏向方向における大きさと異なる。
このような構成とすることにより、回折光の発生が低減され、回折光の発生による光量ロスを低減することができる。これにより、高効率の光偏向器を実現することができる。
さらに、前記複数の光偏向素子の光の出射側に設けられた角度拡大レンズを備え、前記複数の光偏向素子より出射された光の偏向角度は、前記角度拡大レンズにより拡大されることが好ましい。
このような構成とすることにより、光偏向器より出射する光の偏向角度を大きくすることができる。
また、前記複数の光偏向素子は、光の入射側から光の出射側に向かう方向に複数層積層されることが好ましい。
このような構成とすることにより、光偏向器より出射する光の偏向角度を大きくすることができる。
また、前記複数の光偏向素子の各々は液晶偏向素子であり、前記複数の液晶偏向素子の各々に電圧を印加して前記複数の液晶偏向素子の各々の屈折率を変調することにより、前記複数の液晶偏向素子の各々に入射した光が屈折により偏向されることが好ましい。
このような構成とすることにより、簡単な構成で、複数の液晶偏向素子の各々に入射した光を屈折により偏向させることができる。
また、本発明の一態様に係る光偏向器は、光を回折により所定の偏向方向に偏向させ且つ光の偏向角度を変調可能な光偏向器であって、前記所定の偏向方向に並べて配置された複数の液晶偏向素子を備え、前記複数の液晶偏向素子の各々の前記所定の偏向方向における大きさは略同一の大きさであり、前記複数の液晶偏向素子の各々に電圧を印加して前記複数の液晶偏向素子の各々の屈折率を変調することにより、前記複数の液晶偏向素子の各々に入射した光が回折により偏向される。
このような構成とすることにより、光の偏向角度の大きい光偏向器を実現することができる。
また、前記複数の液晶偏向素子の各々の、光が入射する開口部の前記所定の偏向方向における大きさは、50μm以下であることが好ましい。
このような構成とすることにより、最大となり得る屈折角よりも大きな偏向角度で、回折により光を偏向させることができる。
さらに、前記複数の液晶偏向素子の光の出射側に設けられた角度拡大レンズを備え、前記複数の液晶偏向素子より出射された光の偏向角度は、前記角度拡大レンズにより拡大されることが好ましい。
このような構成とすることにより、光偏向器より出射する光の偏向角度を大きくすることができる。
また、前記複数の液晶偏向素子は、光の入射側から光の出射側に向かう方向に複数層積層されることが好ましい。
このような構成とすることにより、光偏向器より出射する光の偏向角度を大きくすることができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示装置は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光偏向器と、前記光偏向器の光の入射側に設けられた光源と、前記光偏向器の光の出射側に設けられた液晶パネルと、を備え、前記光源より発した光は、前記光偏向器に入射されて前記光偏向器により偏向された後に、前記光偏向器より出射されて前記液晶パネルに入射される。
このような構成とすることにより、光偏向器において光の偏向角度が大きくなるため、液晶表示装置の視野角を広くすることができる。また、光偏向器において回折光の発生による光量ロスが低減されるため、液晶表示装置の輝度を高めることができる。
また、前記光源は、波長の異なる複数色の光を順に発するように構成され、前記光源より発した前記波長の異なる複数色の光が前記光偏向器に順に入射された際に、前記波長の異なる複数色の光の偏向角度が同じになるように、入射する光の波長に応じて複数の光偏向素子の各々の屈折率又は複数の液晶偏向素子の各々の屈折率が変調されることが好ましい。
このような構成とすることにより、色ずれのない均一な白色光を照射することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示装置は、光を所定の偏向方向に偏向させる光偏向器と、前記光偏向器の光の入射側に設けられ、前記光偏向器に向けて光を発する光源と、前記光偏向器の光の出射側に設けられ、前記光偏向器により偏向された光が入射される液晶パネルと、を備え、前記液晶パネルは、所定方向に並べて配置された複数の画素を有し、前記複数の画素の各々は複数のサブ画素で構成され、前記複数のサブ画素の配列方向は、前記所定の偏向方向に対して直交する。
このような構成とすることにより、画素内でどのような偏向角度で光が偏向された場合であっても、光は、複数のサブ画素にそれぞれ等しい量で入射する。これにより、色ムラが生じない、高画質な液晶表示装置を実現することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示装置は、光を所定の偏向方向に偏向させる光偏向器と、前記光偏向器の光の入射側に設けられ、前記光偏向器に向けて光を発する光源と、前記光偏向器の光の出射側に設けられ、前記光偏向器により偏向された光が入射される液晶パネルと、を備え、前記光偏向器は、前記所定の偏向方向に並べて配置された複数の光偏向素子を有し、前記液晶パネルは、前記所定の偏向方向に並べて配置された複数の画素を有し、前記複数の画素の各々の前記所定の偏向方向における大きさは、前記複数の光偏向素子の各々の前記所定の偏向方向における大きさよりも大きい。
このような構成とすることにより、光偏向素子より出射した光が全ての画素に入射するので、全ての画素を隈なく照明することができる。
また、前記複数の画素の各々の前記所定の偏向方向における大きさは、前記複数の光偏向素子の各々の前記所定の偏向方向における大きさの整数倍であることが好ましい。
このような構成とすることにより、隣接する一対の画素の境界部に入射する光が吸収されることによるロスが低減され、光の利用効率を高めることができる。さらに、光偏向素子の偏向方向の空間周波数が、画素の偏向方向の空間周波数の定数倍となるため、モアレの発生が防止され、高画質な液晶表示装置を実現することができる。
さらに、前記液晶パネルを視認する視認者の右目及び左目の位置を検出する検出部と、前記検出部により検出された右目及び左目の位置に基づいて、前記光偏向器による光の偏向角度を制御する制御部と、を備え、前記検出部により検出された右目及び左目の位置に対して、前記液晶パネルから出射された光が時系列で交互に集光されるように、前記制御部は、前記光偏向器による光の偏向角度を時系列で切り替えることが好ましい。
このような構成とすることにより、3Dディスプレイとしての液晶表示装置を実現することができる。
以上説明したように、本発明の光偏向器では、光の偏向角度を大きくすることができ、回折光の発生による光量ロスを低減することができる。また、本発明の液晶表示装置では、上述した光偏向器を用いることにより、視野角を広くすることができ、光の利用効率を高めることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光偏向器を示す断面図である。 図2は、本発明の実施の形態2に係る光偏向器を示す断面図である。 図3は、本発明の実施の形態3に係る光偏向器を示す断面図である。 図4は、本発明の実施の形態4に係る液晶表示装置を示す図である。 図5Aは、図4の液晶表示装置における光源、光偏向器及び液晶パネルを抽出して示す図である。 図5Bは、図5Aにおける一点鎖線で囲まれた領域Sを拡大して示す図である。 図6は、液晶パネルを構成する複数の画素の配置を示す図である。 図7Aは、従来の光偏向器を示す断面図である。 図7Bは、図7A中のA−A線により切断した光偏向器の断面図である。 図8は、複数の光偏向素子を並べて配置した、従来の光偏向器を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合がある。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素及び構成要素の配置位置等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、請求の範囲のみによって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の目的を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。また、図面は、理解を容易にするために、各構成要素を主体に模式的に示している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光偏向器10を示す断面図である。図示の光偏向器10は、複数個(本実施の形態では3個)の液晶偏向素子101a,101b,101cを光の偏向方向(図1において左右方向)に並べて配置することにより構成されている。これら液晶偏向素子101a,101b,101cはそれぞれ、光偏向素子を構成する。
各液晶偏向素子101a,101b,101cは、断面三角形状の液晶102a,102b,102cと、液晶102a,102b,102cの形状に対して相補的な形状を有する誘電体103a,103b,103cと、を有している。誘電体103a,103b,103cは、液晶102a,102b,102cの斜面側に配置されている。これにより、各液晶偏向素子101a,101b,101cは、全体として断面矩形状に構成されている。誘電体103a,103b,103cは、例えばプラスチック等の高分子樹脂等、或いは、ガラス等で構成することができる。なお、本実施の形態では、誘電体103a,103b,103cは、一体的に成型されている。
本実施の形態の光偏向器10では、光の偏向方向における液晶偏向素子101aの大きさWa、液晶偏向素子101bの大きさWb及び液晶偏向素子101cの大きさWcは、互いに異なる大きさに設定されている。例えば、液晶偏向素子101aの大きさWaは100μmであり、液晶偏向素子101bの大きさWbは80μmであり、液晶偏向素子101cの大きさWcは120μmである。また、液晶102aの斜面の傾斜角度θa、液晶102bの斜面の傾斜角度θb及び液晶102cの斜面の傾斜角度θcは、いずれも同じ大きさに設定されている。
また、液晶偏向素子101a,101b,101cの各液晶102a,102b,102cに対して電圧を印加するための一対の電極(図示せず)が設けられている。一対の電極は、各液晶偏向素子101a,101b,101cを挟んで相互に対向するように配置されている。一対の電極間に印加する電圧を制御することにより、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLを所定の変調幅で変調することができる。例えば、一対の電極間に第1の電圧を印加した際には、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLは、誘電体103a,103b,103cの屈折率NDよりも高くなる。一対の電極間に上記第1の電圧とは異なる第2の電圧を印加した際には、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLは、各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDよりも低くなる。一対の電極間に電圧を印加しない状態では、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLは、各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDと同じ値になる。
また、各液晶偏向素子101a,101b,101cの光の出射側にはそれぞれ角度拡大レンズ104が配置されている。本実施の形態では、角度拡大レンズ104は、凹レンズ105と凸レンズ106とを組み合わせることにより構成されている。各液晶偏向素子101a,101b,101cの光の出射側に近い方から、凸レンズ106及び凹レンズ105の順に配置されている。このように角度拡大レンズ104を配置することによって、各液晶偏向素子101a,101b,101cから出射した光の偏向角度が拡大される。
次に、本実施の形態の光偏向器10による光の偏向方法について説明する。光偏向器10の光の入射側には、光源(図示せず)が配置されている。図1中の矢印107で示すように、光源からの光は、各液晶102a,102b,102cの入射端面(図1において下側の面)より入射する。
一対の電極間に電圧が印加されていない場合には、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLと各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDとが同じ値になる。これにより、各液晶102a,102b,102cの入射端面より入射した光は、各液晶102a,102b,102cと各誘電体103a,103b,103cとの界面で屈折することなく、図1中の矢印107sで示すように直進する。なお、光の偏向角度とは、鉛直方向(図1において上下方向)に対して光が偏向される角度であり、この場合には、光の偏向角度は0°である。液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光は、角度拡大レンズ104の凸レンズ106及び凹レンズ105を通過してさらに直進し、図1中の矢印108sで示すように、角度拡大レンズ104より出射する。
一対の電極間に例えば上記第1の電圧が印加された場合には、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLが各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDよりも高くなるので、光11は、図1中の矢印107hで示すように、各液晶102a,102b,102cと各誘電体103a,103b,103cとの界面で屈折される。この場合には、光の偏向角度はαである。液晶偏向素子101a,101b,101cより偏向して出射した光は、角度拡大レンズ104を通過した後に、図1中の矢印108hで示すように、角度拡大レンズ104より出射する。光の偏向角度は、角度拡大レンズ104の凸レンズ106及び凹レンズ105によって拡大される。従って、角度拡大レンズ104より出射する光の偏向角度βは、液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度αよりも大きくなる。
また、一対の電極間に例えば上記第2の電圧が印加された場合には、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLが各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDよりも低くなるので、光11は、図1中の矢印107mで示すように、各液晶102a,102b,102cと各誘電体103a,103b,103cとの界面で屈折される。この場合には、光の偏向角度はαである。上述と同様に、液晶偏向素子101a,101b,101cより偏向して出射した光は、角度拡大レンズ104を通過した後に、図1中の矢印108mで示すように、角度拡大レンズ104より出射する。液晶偏向素子101a,101b,101cより偏向して出射した光の偏向角度αは、角度拡大レンズ104によって拡大される。これにより、角度拡大レンズ104より出射する光の偏向角度βは、液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度αよりも大きくなる。
上述したように、本実施の形態の光偏向器10では、少なくとも一組の隣接する一対の液晶偏向素子101a,101b(又は101b,101c)において、光の偏向方向における液晶偏向素子の大きさWa,Wb(又はWb,Wc)が相違する。これにより、複数の液晶偏向素子101a,101b,101cの配置構造が非周期構造となるので、上記式1で表される所定の条件が成立せず、回折光の発生を低減することができる。
なお、本実施の形態では、3個の液晶偏向素子101a,101b,101cを光の偏向方向に並べて配置したが、これに限られない。例えば、2個の液晶偏向素子、或いは、4個以上の液晶偏向素子を光の偏向方向に並べて配置することもできる。また、複数の液晶偏向素子を所定の偏向方向(図1において左右方向)及び上記所定の偏向方向に対して直交する方向(図1の紙面に対して垂直な方向)にマトリクス状に並べて配置することもできる。
また、本実施の形態では、光偏向器10を構成する光偏向素子として、光を屈折により偏向させる液晶偏向素子101a,101b,101cを用いて説明したが、これに限られず、光を屈折以外の方法で偏向させる他の光偏向素子を用いることもできる。
また、本実施の形態では、角度拡大レンズ104を凸レンズ106及び凹レンズ105の組み合わせで構成したが、これに限られず、他の種類のレンズ単体、或いは、他の種類のレンズの組み合わせで構成することもできる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2に係る光偏向器20を示す断面図である。図示の光偏向器20は、実施の形態1の複数の液晶偏向素子101a,101b,101cを光の入射側から光の出射側に向かう方向(図2において下側から上側に向かう方向)に複数層(本実施の形態では2層)積層することにより構成されている。上層の各液晶偏向素子101a,101b,101cの光の出射側にはそれぞれ、角度拡大レンズ104が配置されている。また、上層及び下層の液晶偏向素子101a,101b,101cの各液晶102a,102b,102cに対して電圧を印加するための一対の電極(図示せず)が設けられている。一対の電極は、上層及び下層の液晶偏向素子101a,101b,101cを挟んで相互に対向するように配置されている。
次に、本実施の形態の光偏向器20による光の偏向方法について説明する。図2中の矢印201で示すように、光源(図示せず)からの光は、下層の各液晶102a,102b,102cの入射端面より入射する。
一対の電極間に電圧が印加されていない場合には、上層及び下層の液晶偏向素子101a,101b,101cにおいて、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLと各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDとが同じ値になる。これにより、光は、図2中の矢印201sで示すように、下層の各液晶偏向素子101a,101b,101cを直進し、その後、図2中の矢印202sで示すように、上層の各液晶偏向素子101a,101b,101cを直進する。この場合には、光の偏向角度は0°である。上層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光は、角度拡大レンズ104を通過してさらに直進し、図2中の矢印203sで示すように、角度拡大レンズ104より出射する。
一対の電極間に例えば上記第1の電圧が印加された場合には、上層及び下層の液晶偏向素子101a,101b,101cにおいて、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLが各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDよりも高くなる。これにより、下層の各液晶102a,102b,102cの入射端面より入射した光は、図2中の矢印201hで示すように、各液晶102a,102b,102cと各誘電体103a,103b,103cとの界面で屈折される。この場合には、光の偏向角度はαである。下層の液晶偏向素子101a,101b,101cより偏向して出射した光は、上層の液晶偏向素子101a,101b,101cの各液晶102a,102b,102cの入射端面より入射する。この入射した光は、図2中の矢印202hで示すように、各液晶102a,102b,102cと各誘電体103a,103b,103cとの界面で屈折される。この場合には、光の偏向角度は2αである。このとき、上層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度2αは、下層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度αよりも大きく(約2倍大きく)なる。上層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光は、角度拡大レンズ104を通過した後に、角度拡大レンズ104より出射する。このとき、光の偏向角度は、角度拡大レンズ104の凸レンズ106及び凹レンズ105によって拡大される。これにより、角度拡大レンズ104より出射する光の偏向角度β’は、上層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度2αよりも大きくなる。
また、一対の電極間に例えば上記第2の電圧が印加された場合には、上層及び下層の液晶偏向素子101a,101b,101cにおいて、各液晶102a,102b,102cの屈折率NLが各誘電体103a,103b,103cの屈折率NDよりも低くなる。これにより、下層の各液晶102a,102b,102cの入射端面より入射した光は、図2中の矢印201mで示すように、各液晶102a,102b,102cと各誘電体103a,103b,103cとの界面で屈折される。この場合には、光の偏向角度はαである。下層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光は、上層の各液晶102a,102b,102cの入射端面より入射する。この入射した光は、図2中の矢印202mで示すように、各液晶102a,102b,102cと各誘電体103a,103b,103cとの界面で屈折される。この場合には、光の偏向角度は2αである。このとき、上層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度2αは、下層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度αよりも大きく(約2倍大きく)なる。上層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光は、角度拡大レンズ104を通過した後に、角度拡大レンズ104より出射する。このとき、光の偏向角度は、角度拡大レンズ104の凸レンズ106及び凹レンズ105によって拡大される。これにより、角度拡大レンズ104より出射する光の偏向角度β’は、上層の液晶偏向素子101a,101b,101cより出射した光の偏向角度2αよりも大きくなる。
従って、本実施の形態の光偏向器20では、複数の液晶偏向素子101a,101b,101cを複数層積層することによって、光偏向器20より出射する光の偏向角度をより大きくすることができる。
なお、本実施の形態では、複数の液晶偏向素子101a,101b,101cを2層積層する構成としたが、3層、或いは4層以上積層する構成にすることもできる。複数の液晶偏向素子101a,101b,101cの積層数が増大するに従って、光偏向器20より出射する光の偏向角度がより拡大する。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3に係る光偏向器30を示す断面図である。図示の光偏向器30は、複数個(本実施の形態では3個)の液晶偏向素子301a,301b,301cを光の偏向方向(図3において左右方向)に並べて配置することにより構成されている。各液晶偏向素子301a,301b,301cは、断面矩形状の液晶302a,302b,302cで構成されている。光の偏向方向における各液晶偏向素子301a,301b,301cの大きさDは、略同一の大きさに構成されている。
また、複数の液晶偏向素子301a,301b,301cの入射端面には、光量制限部303が配置されている。光量制限部303は回折格子で構成され、光量制限部303には、複数の液晶偏向素子301a,301b,301cに対応して、複数の開口制限部304a,304b,304cが設けられている。光の偏向方向における開口制限部304a,304b,304cの大きさD’は、光の偏向方向における液晶偏向素子301a,301b,301cの大きさDよりも小さく構成されている。
また、各液晶302a,302b,302cに対して電圧を印加するための一対の電極(図示せず)が設けられている。一対の電極は、複数の液晶偏向素子301a,301b,301cを挟んで相互に対向するように配置されている。
本実施の形態の光偏向器30による光の偏向方法について説明する。各液晶偏向素子301a,301b,301cの入射端面(図3において下側の面)より入射した光は、光量制限部303の各開口制限部304a,304b,304cで回折されながら、各液晶302a,302b,302c内を伝搬する。ここで、光の偏向方向における各液晶偏向素子301a,301b,301cの大きさがいずれもDであるとき、光は、回折によって下記の式2を満たす角度φの向きに進む。
Figure 0005887559
式2において、nは整数であり、λは光の波長であり、NLは液晶302a,302b,302cの屈折率である。
式2において、例えばn=1、λ=450nm、D=1μmである場合には、角度φ=17.5°の方向に光が出射する。従って、本実施の形態の光偏向器30では、比較的大きな偏向角度φで光を偏向させることができる。また、一対の電極間に電圧を印加して、各液晶302a,302b,302cの屈折率NLを変調することにより、光の偏向角度を変調することができる。
なお、本実施の形態では、各液晶302a,302b,302cを断面矩形状に構成したが、例えば各液晶302a,302b,302cをプリズム形状に構成することもできる。これにより、所定方向の回折光の強度を強めることができる。
光の偏向方向における開口制限部304a,304b,304cの大きさD’は、50μm以下であるのが好ましい。その理由について説明すると、次の通りである。回折光は、下記の式3で制限される角度範囲で、上記の式2を満たす角度φの向きに生じる。
Figure 0005887559
周期的なプリズムアレイでの回折により光を偏向させる場合には、液晶と誘電体とで構成されるプリズムの製造上可能なアスペクト比(プリズムの横方向の大きさ:プリズムの縦方向の大きさ)は10:1程度である。液晶の屈折率と誘電体の屈折率との差は、最大で0.1程度であるため、屈折角としては0.6°程度が最大となる。これよりも大きい角度で回折により光を偏向させるためには、波長532nmの光(緑色の光)の場合には、式3より開口幅(即ち、各液晶偏向素子301a,301b,301cの、光が入射する開口部の光の偏向方向における大きさ)は約50μm以下となる。従って、光の偏向方向における開口制限部304a,304b,304cの大きさD’を50μm以下とすることにより、最大となり得る屈折角よりも大きな角度で、回折により光を偏向させることができる。
また、本実施の形態においても、実施の形態1及び2と同様に、各液晶偏向素子301a,301b,301cの光の出射側に角度拡大レンズを配置することができる。これにより、各液晶偏向素子301a,301b,301cから出射した光の偏向角度を拡大することができる。
また、本実施の形態においても、実施の形態2と同様に、複数の液晶偏向素子301a,301b,301cを光の入射側から光の出射側に向かう方向に複数層積層して構成することもできる。
なお、本実施の形態では、光量制限部303を設けるように構成したが、この光量制限部303を省略することもできる。このように構成した場合であっても、光の偏向方向における各液晶偏向素子301a,301b,301cの大きさDが略同一であるので、各液晶偏向素子301a,301b,301cにおいて光の回折効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図4は、実施の形態4に係る液晶表示装置40を示す図である。図示の液晶表示装置40は矩形状のフレーム(図示せず)を備え、このフレームには、光源401、光偏向器402、液晶パネル403、右側カメラ404a、左側カメラ404b及び制御部405が収容されている。本実施の形態の液晶表示装置40は、例えば、タブレット型の3Dディスプレイパネルで構成される。
光偏向器402は、入射する光を所定の偏向方向(図4において左右方向)に偏向させ、且つ、光の偏向角度を変調可能に構成されている。光偏向器402として、例えば、実施の形態1の光偏向器10、実施の形態2の光偏向器20又は実施の形態3の光偏向器30を用いることができる。光偏向器402はパネル状に構成され、光偏向器402を構成する複数の光偏向素子406(図5A参照)は、マトリクス状に配置されている。
光源401は面状光源で構成され、光偏向器402の入射端面に対向して配置されている。光源401から発する光は、光偏向器402の入射端面に入射する。
液晶パネル403は、光偏向器402の出射端面に対向して配置されている。液晶パネル403の表示領域には、複数の画素407(図5A参照)がマトリクス状に配置されている。
右側カメラ404aは、液晶表示装置40を視認する視認者408の右目409aの位置を検出する。左側カメラ404bは、液晶表示装置40を視認する視認者408の左目409bの位置を検出する。これら右側カメラ404a及び左側カメラ404bは、検出部を構成する。
制御部405は、右側カメラ404aからの右目位置検出信号及び左側カメラからの左目位置検出信号に基づいて、光偏向器402を構成する各光偏向素子406の液晶(図示せず)に印加される電圧を制御することにより、液晶の屈折率を変調する。
次に、図5A及び図5Bを用いて、液晶パネル403を構成する画素407と、光偏向器402を構成する光偏向素子406との配置関係について説明する。図5Aは、図4より、光源401、光偏向器402及び液晶パネル403を抽出した図である。図5Bは、図5Aにおける一点鎖線で囲まれた領域Sを拡大して示す図である。
図5Bに示すように、光の偏向方向(図5A及び図5Bにおいて左右方向)における液晶パネル403を構成する画素407の大きさWpは、光の偏向方向における光偏向素子406の大きさWhよりも大きくなるように構成されている。これにより、光偏向素子406より出射した光は、全ての画素407に入射するので、全ての画素407を隈なく照明することができる。
なお、光の偏向方向における画素407の大きさWpは、光の偏向方向における光偏向素子406の大きさWhの整数倍であることが好ましい。これにより、隣接する一対の画素407の境界部に入射する光が吸収されることによるロスを低減することができるため、光の利用効率を高めることができる。さらに、光偏向素子406の偏向方向の空間周波数が、画素407の偏向方向の空間周波数の定数倍となるため、モアレの発生が防止され、高画質な液晶表示装置40を実現することができる。
次に、図6を用いて、液晶パネル403を構成する複数の画素407の配置について説明する。図6は、液晶パネル403を構成する複数の画素407の配置を示す図である。本実施の形態では、画素407は3つのサブ画素、即ち、赤サブ画素407r、緑サブ画素407g及び青サブ画素407bで構成される。各画素407において、赤サブ画素407r、緑サブ画素407g及び青サブ画素407bは、光の偏向方向(図6において左右方向)に対して直交する方向に配列されている。このように配列することにより、画素407内でどのような偏向角度で光が偏向された場合であっても、光は、赤サブ画素407r、緑サブ画素407g及び青サブ画素407bにそれぞれ三分の一ずつ等しい量で入射する。これにより、色ムラが生じない、高画質な液晶表示装置40を実現することができる。
次に、図4を用いて、本実施の形態の液晶表示装置40の動作の仕組みについて説明する。右側カメラ404a及び左側カメラ404bはそれぞれ、液晶表示装置40を視認する視認者408の右目409a及び左目409bの位置を検出する。右側カメラ404aからの右目位置検出信号及び左側カメラ404bからの左目位置検出信号はそれぞれ、制御部405に送られる。制御部405は、右側カメラ404aからの右目位置検出信号及び左側カメラ404bからの左目位置検出信号に基づいて、光偏向器402を構成する各光偏向素子406の液晶に印加される電圧を制御することにより、各光偏向素子406の液晶の屈折率を変調する。
光源401が点灯を開始すると、光源401から発した光は、光偏向器402及び液晶パネル403を通過して、液晶表示装置40の外部に向けて出射する。このとき、光偏向器402より出射した光により液晶パネル403が照明されることにより、液晶パネル403に画像が形成される。
光源401が点灯を開始してから所定の時間が経過するまでの間、制御部405は、各光偏向素子406の液晶の屈折率を変調する。これにより、光源401から発した光は、光偏向器402により図4中の矢印410aで示すように偏向され、視認者408の右目409aの位置に集光する。このように右目409aに向けて光が偏向されるタイミングで、液晶パネル403には右目用の画像が表示される。
上記所定の時間が経過した後、制御部405は、各光偏向素子406の液晶の屈折率を変調する。これにより、光源401から発した光は、光偏向器402により図4中の矢印410bで示すように偏向され、視認者408の左目409bの位置に集光する。このように左目409bに向けて光が偏向されるタイミングで、液晶パネル403には左目用の画像が表示される。
このように、制御部405は、光偏向器402による光の偏向角度を時系列で切り替える。これにより、光源401から発した光は、光偏向器402により偏向されて、視認者408の右目409aの位置及び左目409bの位置に時系列で交互に集光する。右目409aに向けて光が偏向されるタイミングで、液晶パネル403に右目用の画像が表示され、左目409bに向けて光が偏向されるタイミングで、液晶パネル403に左目用の画像が表示されることにより、視認者408は3D画像を認識することができる。
なお、光偏向器402として、実施の形態1〜3のいずれかの光偏向器を用いた場合には、例えば次のような構成にすることができる。光源401は、赤色レーザ光(波長640nm)、緑色レーザ光(波長532nm)及び青色レーザ光(450nm)を時系列で順番に繰り返し照射するように構成されている。各色のレーザ光の照射時に、各液晶偏向素子を構成する液晶の屈折率を調整することにより、各色のレーザ光の偏向角度を同じにすることができる。これにより、各色のレーザ光が同じ方向に時系列で順番に照射され、色ずれのない均一な白色光を照射することができる。
なお、本実施の形態では、視認者が一名の場合について説明したが、視認者が複数名の場合であっても、液晶表示装置を3Dディスプレイとして機能させることができる。この場合には、検出された複数の視認者の各々の右目及び左目に対して、光を偏向することにより集光させ、それぞれのタイミングで液晶パネル403に適切な画像を表示させる。
また、液晶パネル403に表示させる右目用の画像と左目用の画像とを同じ画像にした場合には、視認者408は2D画像として画像を認識するが、視認者408以外の人は、液晶パネル403に表示される画像を視認することができない。そのため、液晶表示装置40は、プライバシーディスプレイとして機能する。
なお、光源401は、例えば白色LED等を面状に多数配置して構成することができ、或いは、赤色のLED、青色のLED及び緑色のLEDを面状に多数配置して構成することもできる。或いは、光源401は、導光板の側面に配置したLED、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp;冷陰極蛍光ランプ)又はレーザ等で構成することもできる。
また、本実施の形態の液晶表示装置40において、光偏向器402と液晶パネル403との間に、実施の形態1の角度拡大レンズ104を配置することもできる。これにより、液晶パネル403と視認者408との距離が比較的短い場合であっても、光を偏向することができ、3Dディスプレイパネル及びプライバシーディスプレイパネル等として視認可能な範囲(視野角)を広げることができる。
また、本実施の形態では、2つのカメラ404a,404bを用いて視認者408の右目409aの位置及び左目409bの位置を検出したが、他の手段により右目409aの位置及び左目409bの位置を検出することもできる。例えば、2つのカメラ404a,404bで視認者408の両目409a,409bを撮影し、各カメラ404a,404bで撮影した画像の差に基づいて両目409a,409bの位置を検出することもできる。
以上、本発明の実施の形態1〜4について説明したが、上記実施の形態1〜4に示す構成は一例であって、発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変形を加えることができるのは言うまでも無い。また、上記実施の形態1〜4を組み合わせて、或いは、それらを変形した発明を組み合わせて用いることももちろん可能である。
本発明の光偏向器は、光の偏向角度が大きく、さらに回折光の発生による光量ロスが低減される光偏向器として適用することができる。また、本発明の光偏向器を用いた液晶表示装置は、タブレット型の3Dディスプレイパネル、設置型の3Dディスプレイパネル又はプライバシーディスプレイパネル等として適用することができる。
10,20,30,50,60,402 光偏向器
40 液晶表示装置
101a,101b,101c,301a,301b,301c,501,501a,501b,501c 液晶偏向素子
102a,102b,102c,302a,302b,302c,503,503a,503b,503c 液晶
103a,103b,103c,504,504a,504b,504c 誘電体
104 角度拡大レンズ
105 凹レンズ
106 凸レンズ
303 光量制限部
304a,304b,304c 開口制限部
401 光源
403 液晶パネル
404a 右側カメラ
404b 左側カメラ
405 制御部
406 光偏向素子
407 画素
407r 赤サブ画素
407g 緑サブ画素
407b 青サブ画素
408 視認者
409a 右目
409b 左目
502a,502b,502c 電極

Claims (10)

  1. 光を所定の偏向方向に偏向させ且つ光の偏向角度を変調可能な光偏向器であって、
    前記所定の偏向方向に並べて配置された複数の光偏向素子を備え、
    少なくとも一組の隣接する一対の光偏向素子において、一方の光偏向素子の前記所定の偏向方向における大きさは、他方の光偏向素子の前記所定の偏向方向における大きさと異なる
    光偏向器。
  2. さらに、前記複数の光偏向素子の光の出射側に設けられた角度拡大レンズを備え、
    前記複数の光偏向素子より出射された光の偏向角度は、前記角度拡大レンズにより拡大される
    請求項1に記載の光偏向器。
  3. 前記複数の光偏向素子は、光の入射側から光の出射側に向かう方向に複数層積層される
    請求項1又は2に記載の光偏向器。
  4. 前記複数の光偏向素子の各々は液晶偏向素子であり、
    前記複数の液晶偏向素子の各々に電圧を印加して前記複数の液晶偏向素子の各々の屈折率を変調することにより、前記複数の液晶偏向素子の各々に入射した光が屈折により偏向される
    請求項1に記載の光偏向器。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光偏向器と、
    前記光偏向器の光の入射側に設けられた光源と、
    前記光偏向器の光の出射側に設けられた液晶パネルと、を備え、
    前記光源より発した光は、前記光偏向器に入射されて前記光偏向器により偏向された後に、前記光偏向器より出射されて前記液晶パネルに入射される
    液晶表示装置。
  6. 前記光源は、波長の異なる複数色の光を順に発するように構成され、
    前記光源より発した前記波長の異なる複数色の光が前記光偏向器に順に入射された際に、前記波長の異なる複数色の光の偏向角度が同じになるように、入射する光の波長に応じて複数の光偏向素子の各々の屈折率又は複数の液晶偏向素子の各々の屈折率が変調される
    請求項に記載の液晶表示装置。
  7. 光を所定の偏向方向に偏向させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光偏向器と、
    前記光偏向器の光の入射側に設けられ、前記光偏向器に向けて光を発する光源と、
    前記光偏向器の光の出射側に設けられ、前記光偏向器により偏向された光が入射される液晶パネルと、を備え、
    前記液晶パネルは、所定方向に並べて配置された複数の画素を有し、前記複数の画素の各々は複数のサブ画素で構成され、前記複数のサブ画素の配列方向は、前記所定の偏向方向に対して直交する
    液晶表示装置。
  8. 光を所定の偏向方向に偏向させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光偏向器と、
    前記光偏向器の光の入射側に設けられ、前記光偏向器に向けて光を発する光源と、
    前記光偏向器の光の出射側に設けられ、前記光偏向器により偏向された光が入射される液晶パネルと、を備え、
    前記光偏向器は、前記所定の偏向方向に並べて配置された複数の光偏向素子を有し、前記液晶パネルは、前記所定の偏向方向に並べて配置された複数の画素を有し、前記複数の画素の各々の前記所定の偏向方向における大きさは、前記複数の光偏向素子の各々の前記所定の偏向方向における大きさよりも大きい
    液晶表示装置。
  9. 前記複数の画素の各々の前記所定の偏向方向における大きさは、前記複数の光偏向素子の各々の前記所定の偏向方向における大きさの整数倍である
    請求項に記載の液晶表示装置。
  10. さらに、前記液晶パネルを視認する視認者の右目及び左目の位置を検出する検出部と、前記検出部により検出された右目及び左目の位置に基づいて、前記光偏向器による光の偏向角度を制御する制御部と、を備え、
    前記検出部により検出された右目及び左目の位置に対して、前記液晶パネルから出射された光が時系列で交互に集光されるように、前記制御部は、前記光偏向器による光の偏向角度を時系列で切り替える
    請求項のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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