JP5884846B2 - 車両用ウィンドウモール - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ウィンドウモールに関する。
特開2007−290525号公報(特許文献1)に開示されているように、自動車のウィンドウ(たとえばフロントウィンドウ)の周囲に設けられる車両用ウィンドウモールが知られている。車両用ウィンドウモールは、ウィンドウの端縁と車体の窓フレームとの間に形成される隙間を塞ぐ。この隙間を通して溶接痕や車体の地肌などが視認されることは、車両用ウィンドウモールの配設によって防止される。車両用ウィンドウモールは、車両の美観を向上させることができる。
特開2007−290525号公報
ウィンドウの端縁と車体の窓フレームとの間に形成される隙間の大きさは、ウィンドウの組み付け時に生じる誤差や、車体の窓フレームの組み立て時に生じる誤差などの影響を受けやすい。ウィンドウが樹脂などのガラスに比べて熱収縮しやすい部材を含む場合には、組み付け後に、隙間が大きくなったり小さくなったりすることもある。車両用ウィンドウモールがこのような隙間の大きさの変動(バラつき)を許容できない場合には、美観が損なわれたり、走行時に異音が発生したりする等の問題が生じ易い。
本発明は、ウィンドウの端縁と車体の窓フレームとの間に形成される隙間の大きさが変動したとしても、上記のような問題が発生することを従来に比して抑制可能な車両用ウィンドウモールを提供することを目的とする。
車両用ウィンドウモールは、車両用のウィンドウと、上記ウィンドウの内面に対向する底面部および上記ウィンドウの端縁に対向する周壁部を含む窓フレームと、の間に設けられる車両用ウィンドウモールであって、上記内面に貼り付けられる上面を有し、上記内面と上記底面部との間に配置される本体部と、上記本体部のうちの上記周壁部の側に位置する部分に設けられたリップ部と、を備え、上記ウィンドウおよび上記車両用ウィンドウモールが上記窓フレームに組み付けられた状態において、上記リップ部の少なくとも一部分は、上記本体部の側から上記周壁部の側に向かうにつれて上記底面部に近づくように延びる形状を有し、上記ウィンドウおよび上記車両用ウィンドウモールが上記窓フレームに組み付けられた状態において、上記本体部の上記上面から上記底面部までの距離をLとすると、上記ウィンドウおよび上記車両用ウィンドウモールが上記窓フレームに組み付けられていない無負荷状態を上記車両用ウィンドウモールが形成しているとき、上記車両用ウィンドウモールの上記リップ部は、上記本体部の上記上面からの距離がLよりも長くなる部分を有しており、上記車両用ウィンドウモールの上記リップ部は、上記ウィンドウおよび上記車両用ウィンドウモールが上記窓フレームに組み付けられた時に、上記底面部に接触する部分を有している
好ましくは、上記リップ部は、内表面と、車室から見て上記内表面よりも遠い側に位置する外表面とを含み、上記内表面および/または上記外表面には、切欠が設けられている。
好ましくは、上記無負荷状態を上記車両用ウィンドウモールが形成しているとき、上記リップ部に設けられた上記切欠は、上記本体部の上記上面からの距離がLよりも長くなる位置に形成されている。
好ましくは、上記切欠は、上記内表面に設けられ、上記本体部と上記リップ部との間に位置する上記リップ部の付け根部分に設けられている。
好ましくは、上記リップ部は、上記本体部のうちの上記上面に隣接する位置から延出している。
上記の構成によれば、ウィンドウの端縁と車体の窓フレームとの間に形成される隙間の大きさが変動したとしても、リップ部は窓フレームの底面部に接触しやすい状態を形成しているため、美観が損なわれたり、走行時に異音が発生したりする等の問題を抑制できる。
関連技術1における車両用ウィンドウモールを備える車両を示す斜視図である。 図1中のII−II線に関する矢視断面図である。 関連技術1における車両用ウィンドウモールの組付状態の一例を示す断面図である。 関連技術2における車両用ウィンドウモールを示す断面図である。 関連技術2における車両用ウィンドウモールの組付状態の一例を示す断面図である。 関連技術2における車両用ウィンドウモールの組付状態の他の例を示す断面図である。 関連技術2の変形例における車両用ウィンドウモールの組付状態の一例を示す断面図である。 実施の形態1における車両用ウィンドウモールを示す断面図である。 実施の形態1における車両用ウィンドウモールが無負荷状態を形成している際の様子を示す断面図である。 実施の形態1における車両用ウィンドウモールの組付状態の一例を示す断面図である。 実施の形態1における車両用ウィンドウモールの組付状態の他の例を示す断面図である。 実施の形態1の変形例における車両用ウィンドウモールの組付状態の一例を示す断面図である。 実施の形態2における車両用ウィンドウモールが無負荷状態を形成している際の様子を示す断面図である。 実施の形態3における車両用ウィンドウモールが無負荷状態を形成している際の様子を示す断面図である。 実施の形態4における車両用ウィンドウモールを示す断面図である。 実施の形態5における車両用ウィンドウモールが無負荷状態を形成している際の様子を示す断面図である。 実施の形態6における車両用ウィンドウモールが無負荷状態を形成している際の様子を示す断面図である。 実施の形態7における車両用ウィンドウモールが無負荷状態を形成している際の様子を示す断面図である。
[関連技術]
実施の形態について説明することに先立ち、図1〜図7を参照して、実施の形態に関連する技術について説明する。以下の説明中において、同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
(関連技術1)
図1は、関連技術1における車両用ウィンドウモール(以下、単にウィンドウモールという)を備える車両100を示す斜視図である。図2は、図1中のII−II線に関する矢視断面図である。図1および図2に示すように、車両100(図1)は、ウィンドウ10、窓フレーム20(図2)およびウィンドウモール30を備える。
図2を主として参照して、ウィンドウ10は、外面11、内面12、および端縁13を含む。外面11は車外に露出し、内面12は車室に露出する。端縁13は、ウィンドウ10の最外周に位置し、次述する窓フレーム20の周壁部22に間隔(隙間S)を空けて対向する。窓フレーム20は、底面部21、周壁部22および表面部23を含む。底面部21は、その内側に図示しない開口部を有し、ウィンドウ10はこの開口を覆うように配置される。周壁部22は、底面部21のうちの外側端から起立し、この外側端を基点として車室から遠ざかる方向に向かって延在する。表面部23は、周壁部22の延在方向における先端部に連続し、車両100の外表面を形成する。
ウィンドウモール30は、ウィンドウ10と窓フレーム20との間に設けられる。ウィンドウモール30は、意匠部レスタイプであり、ウィンドウ10の外面11に重ならないように配置される。具体的には、ウィンドウモール30は、本体部31およびリップ部32を含む。本体部31は、上面33、下面34、および側面35,36を有し、ウィンドウ10の内面12(外周部14の近傍)に、両面テープ18を用いて貼着される。リップ部32は、側面35から周壁部22の側に向かって延出する形状を有する。
ウィンドウ10は、その内面12が窓フレーム20の底面部21に対向するように、ウィンドウモール30とともに窓フレーム20の内側に配置される。ウィンドウ10は、図示しないボスによって位置決めされた状態で、ウレタンなどの接着剤19などを用いて車両100の車体に固定される。この際、リップ部32は、窓フレーム20の周壁部22に圧接し、ウィンドウ10の端縁13と窓フレーム20の周壁部22との間に形成される隙間Sを塞ぐ。
図3を参照して、冒頭で述べたとおり、ウィンドウ10の端縁13と窓フレーム20の周壁部22との間に形成される隙間Sの大きさは、ウィンドウ10の組み付け時に生じる誤差や、窓フレーム20の組み立て時に生じる誤差などの影響を受けやすい。たとえば隙間Sが狭くなった場合、リップ部32の先端32Tが窓フレーム20の表面部23よりも外側に突出することがある(図3に示す状態)。この場合、美観が低下するだけでなく、風切り音などの異音の発生を招く。
(関連技術2)
図4は、関連技術2におけるウィンドウモール30Aを示す断面図である。ウィンドウモール30Aの本体部31は、頭部31Aおよび脚部31Bを有する。頭部31Aは、ウィンドウ10の内面12に対向する上面33を有する。脚部31Bは、頭部31Aの裏面側(頭部31Aのうちの上面33とは反対側)に形成される。
ウィンドウモール30Aのリップ部32は、根元部32A、折曲部32Bおよび延在部32Cを有する。折曲部32Bは、根元部32Aと延在部32Cとの間に位置する。リップ部32のうちの折曲部32Bよりも根元部32Aの側の部分は、本体部31の側面35から下向きのL字状に延びる。リップ部32のうちの折曲部32Bよりも延在部32Cの側の部分は、上向きのU字状に延びる。
図5を参照して、隙間Sの大きさが幅L2(図5)である車両にウィンドウモール30Aを適用したとする。幅L2は、幅L1(図4)よりも小さい。この場合、ウィンドウモール30Aによれば、リップ部32の延在部32Cが窓フレーム20の周壁部22に当接することにより、延在部32Cは本体部31の側へ押される。リップ部32は折曲部32Bを折り曲げ点として折り畳まれるため、図3に示すようにリップ部32が窓フレーム20の表面部23から外方に突出することがほとんどない。
図6を参照して、隙間Sの大きさが幅L3(図6)である車両にウィンドウモール30Aを適用したとする。幅L3は、幅L1(図4)よりも大きい。隙間Sの変動(バラつき)の程度が小さい場合には、ウィンドウモール30Aには本来の機能を発揮することを期待できる。しかしながら、図6に示すように隙間Sが大きい場合には、リップ部32は底面部21および周壁部22の双方から離れてしまい、美観が低下するだけでなく、風切り音など発生を招くことが懸念される。
図7に示すウィンドウモール30Bのように、仮に、リップ部32の延在部32Cの長さをウィンドウモール30A(図6)の場合よりも長くしたとする。ウィンドウモール30Bによれば、隙間Sが大きい場合であっても、隙間Sを塞ぐことができる。しかしながら、隙間Sが小さい場合には、図3で説明した場合と同様に、リップ部32の先端32Tが窓フレーム20の表面部23よりも外側に突出することが懸念される。
[実施の形態]
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数および量などに限定されない。以下の説明中において、同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
(実施の形態1)
図8は、実施の形態1におけるウィンドウモール40を示す断面図である。ウィンドウモール40は、上述の各関連技術の場合と同様に、ウィンドウ10と窓フレーム20との間に設けられる。上述の各関連技術の場合と同様に、ウィンドウ10は、外面11、内面12、および端縁13を含む。窓フレーム20は、底面部21、周壁部22および表面部23を含む。
ウィンドウモール40は、意匠部レスタイプであり、ウィンドウ10の外面11に重ならないように配置される。具体的には、ウィンドウモール40は、本体部41、リップ部42およびダム部43を含み、合成樹脂等の押出成形品から形成される。本体部41は、上面44、下面45、および側面47を有する。本体部41は、ウィンドウ10の内面12と窓フレーム20の底面部21との間に配置される。本体部41の上面44は、ウィンドウ10の内面12(外周部14の近傍)に、接着剤、たとえば両面テープ18を用いて貼着される。
リップ部42は、本体部41のうちの周壁部22の側に位置する部分46に設けられ、本体部41のうちの上面44に隣接する位置から外方に向かって延出している。ウィンドウ10およびウィンドウモール40が窓フレーム20に組み付けられた状態(組付状態)において(図8中の実線で示す状態において)、リップ部42の少なくとも一部分は、本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有する。本実施の形態のリップ部42においては、リップ部42の略全体が、本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有する。図8中の点線で示すリップ部42は、上記の組付状態から窓フレーム20が仮想的に取り除かれ、リップ部42が自身の弾性復元力によって元の状態に変形した場合の様子を示している。
ここで、ウィンドウ10およびウィンドウモール40が窓フレーム20に組み付けられた状態において(図8中の実線で示す状態において)、本体部41の上面44から窓フレーム20の底面部21までの距離をL(図8)とし、さらに、ウィンドウ10およびウィンドウモール40が窓フレーム20に組み付けられていない状態を無負荷状態とする。この無負荷状態をウィンドウモール40が形成しているとき、ウィンドウモール40のリップ部42は、本体部41の上面44からの距離が上記のLよりも長くなる部分42Eを有している。
図9を参照して、ここで言う無負荷状態とは、ウィンドウ10およびウィンドウモール40が窓フレーム20に組み付けられた状態(組付状態)から、窓フレーム20を仮想的に取り除いた状態とも言える。組付状態において窓フレーム20の底面部21の表面21S(図8)が位置する箇所に、仮想線CL(図9)を描いたとする。無負荷状態を形成しているウィンドウモール40のリップ部42は、この仮想線CLを越える長さを有し、本体部41の上面44からの距離が上記のLよりも長くなる部分42Eは、この仮想線CLを越えて仮想線CLよりも車室内側に到達している。
(作用および効果)
図10を参照して、本実施の形態におけるウィンドウモール40のリップ部42は、無負荷状態を形成しているときに上記の仮想線CLを越える長さおよび形状を有している。さらに、リップ部42の少なくとも一部分は、本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有する。当該構成を採用することによって、ウィンドウモール40が組付状態を形成しているとき、リップ部42は、底面部21の表面21Sに押し付けられやすくなる。
図10に示すように隙間Sが大きい場合であっても、ウィンドウモール40のリップ部42は底面部21の表面21Sに押し付けられることができる。図6を参照しながら説明したウィンドウモール30Aは、無負荷状態を形成しているときに上記の仮想線CLを越えるような形状を有していないため、隙間Sが大きい場合には、リップ部32(図6)は底面部21および周壁部22の双方から離れてしまい、美観が低下するだけでなく、風切り音など発生を招くことが懸念される。これに対して本実施の形態におけるウィンドウモール40によれば、隙間Sが大きい場合であっても底面部21の表面21Sに接触した状態を維持することができるため、美観の低下や風切り音の発生を効果的に抑制することができる。
図11を参照して、隙間Sが小さい場合には、リップ部42は周壁部22によって押され、リップ部42はたとえばJ字形状を形成する。隙間Sが大きい場合と同様に、リップ部42は、底面部21に接触した状態を維持する。隙間Sが小さい場合であってもリップ部42は底面部21に接触した状態を維持することができるため、美観の低下や風切り音の発生を効果的に抑制することができる。
図11に示すように、隙間Sの大きさおよびリップ部42の長さによっては、リップ部42は底面部21だけでなく周壁部22にも接触する。上述のとおり、リップ部42は、無負荷状態を形成しているときに上記の仮想線CLを越える長さおよび形状を有している。さらに、リップ部42の少なくとも一部分は、本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有している。この構成が採用されていることによって、隙間Sが小さい場合であっても、リップ部42が窓フレーム20の表面部23よりも外側に突出することはほとんどない。
隙間Sの大きさおよびリップ部42の長さによっては、ダム部43とリップ部42との間に形成されている空間(格納部C)が活用される。リップ部42が周壁部22に押されることによってリップ部42が変形した際、リップ部42の一部は格納部C内に入り込む。当該構成によれば、格納部Cの中に入り込んだ分だけリップ部42の長さは表面部23から遠ざかるため、リップ部42が窓フレーム20の表面部23よりも外側に突出することをより一層抑制可能となる。
(変形例)
図12に示すウィンドウモール40Aのように、リップ部42の長さを長くすることによって、ウィンドウ10の端縁13が窓フレーム20の周壁部22に接触することを抑制してもよい。ウィンドウモール40Aによれば、熱収縮などの影響によって隙間Sが狭くなり、ウィンドウ10が端縁13が窓フレーム20の周壁部22に接近したとしても、ウィンドウ10の端縁13と窓フレーム20の周壁部22との間にウィンドウモール40Aのリップ部42が入り込む。リップ部42の存在によって、ウィンドウ10と周壁部22とは接触しにくくなり、ウィンドウ10や周壁部22に損傷(たとえば塗装の剥がれなど)が生じることを抑制できる。
[実施の形態2]
図13を参照して、上述の実施の形態1(図9)においては、リップ部42の略全体が、本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有する。本実施の形態のウィンドウモール40Bにおいては、リップ部42のうちの本体部41寄りの部分42Fのみが、本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有する。
一方で、リップ部42の先端に形成された部分42Gについては、窓フレーム20の底面部21に近づくように延びるような形状を有しておらず、窓フレーム20の底面部21(仮想線CL)と略平行に延びる形状を有している。当該構成であっても、上述の実施の形態1の場合と同様に、リップ部42は底面部21の表面21Sに接触した状態を維持することができるため、美観の低下や風切り音の発生を効果的に抑制することができる。
[実施の形態3]
図14を参照して、本実施の形態のウィンドウモール40Cにおいては、リップ部42に切欠51,52,53が設けられている。リップ部42は、内表面42Mと、車室から見て内表面42Mよりも遠い側に位置する外表面42Nとを有する。切欠51は、内表面42Mに設けられ、本体部41とリップ部42との間に位置するリップ部42の付け根部分に設けられる。
切欠52,53は、外表面42Nに設けられる。ウィンドウモール40Cが無負荷状態を形成しているとすると、切欠52は、本体部41の上面44からの距離がLよりも短くなる位置に形成されている。言い換えれば、ウィンドウモール40Cが無負荷状態を形成しているとすると、切欠52は仮想線CLよりも本体部41の側に位置している。一方で、ウィンドウモール40Cが無負荷状態を形成しているとすると、切欠53は、本体部41の上面44からの距離がLよりも長くなる位置に形成されている。言い換えれば、ウィンドウモール40Cが無負荷状態を形成しているとすると、切欠53は仮想線CLよりも本体部の反対側(車室の側)に位置している。
切欠51,52,53を設けることにより、リップ部42が折れ曲がりやすくなる。上記の隙間(隙間S)の大きさが熱収縮などの影響を受けて変動したとしても、リップ部42は柔軟に変形することが可能となり、ウィンドウモール40Cはその本来の機能を発揮することが可能となる。また、リップ部42が折れ曲がりやすくなっているため、窓フレーム20にウィンドウ10を組付る際のリップ部42の反力による組み付け荷重を小さくすることができる。切欠51〜53は、これらのすべてがリップ部42に設けられていなくてもよく、リップ部42の弾性や、リップ部42の長さおよび形状などに応じて最適な部位に切欠が設けられるとよい。
[実施の形態4]
図15に示すウィンドウモール40Dは、上述の各実施の形態におけるウィンドウモールとは異なり、ダム部43(図8等参照)を有していない。ダム部43は、ウィンドウ10の端縁13の側における位置決め機能を発揮し得る。図示しないボスなどによってウィンドウ10が位置決め可能である場合や、その他の各部材のレイアウトによっては、ダム部43をウィンドウモールに設けなくてもよい。
ダム部43が設けられない場合であっても、リップ部42が仮想線CL(図示せず)を越える長さおよび形状を有し、かつリップ部42の少なくとも一部分が本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有するという構成が採用されていることによって、上述の各実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
[実施の形態5]
図16に示すウィンドウモール40Eは、本体部41のうちの周壁部22寄りの部分にダム部43が設けられており、格納部Cを有していない。格納部Cが無い場合には、上記の隙間(隙間S)の大きさが小さい場合に、リップ部42の変形を許容できる範囲が小さくなるが、各部材のレイアウトなどに応じてダム部43をこのように構成してもよい。
当該構成であっても、リップ部42が仮想線CLを越える長さおよび形状を有し、かつリップ部42の少なくとも一部分が本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有するという構成が採用されていることによって、上述の各実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
[実施の形態6]
図17に示すウィンドウモール40Fは、リップ部42の付け根部分42Rの位置が、上述の実施の形態5(図16)に示すウィンドウモール40Eと異なる。ダム部43は、周壁部22(図示せず)の側に位置する側面43Sを有し、リップ部42の付け根部分42Rは、この側面43Sの(図17の紙面内の上下方向における)ちょうど中央付近に設けられている。
当該構成であっても、リップ部42が仮想線CLを越える長さおよび形状を有し、かつリップ部42の少なくとも一部分が本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有するという構成が採用されていることによって、上述の各実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
[実施の形態7]
図18に示すウィンドウモール40Gも、リップ部42の付け根部分42Rの位置が、上述の実施の形態5(図16)に示すウィンドウモール40Eと異なる。ウィンドウモール40Gのリップ部42の付け根部分42Rは、側面43Sの(図18の紙面内の上下方向における)下端付近に設けられている。
当該構成であっても、リップ部42が仮想線CLを越える長さおよび形状を有し、かつリップ部42の少なくとも一部分が本体部41の側から窓フレーム20の周壁部22の側に向かうにつれて窓フレーム20の底面部21に近づくように延びる形状を有するという構成が採用されていることによって、上述の各実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ウィンドウ、11 外面、12 内面、13 端縁、14 外周部、18 両面テープ、19 接着剤、20 窓フレーム、21 底面部、21S 表面、22 周壁部、23 表面部、30,30A,30B,40,40A,40B,40C,40D,40E,40F,40G ウィンドウモール、31,41 本体部、31A 頭部、31B 脚部、32,42 リップ部、32A 根元部、32B 折曲部、32C 延在部、32T 先端、33,44 上面、34,45 下面、35,36,43S,47 側面、42E,42F,42G,46 部分、42M 内表面、42N 外表面、42R 付け根部分、43 ダム部、51,52,53 切欠、100 車両、C 格納部、CL 仮想線、L1,L2,L3 幅、S 隙間。

Claims (5)

  1. 車両用のウィンドウと、前記ウィンドウの内面に対向する底面部および前記ウィンドウの端縁に対向する周壁部を含む窓フレームと、の間に設けられる車両用ウィンドウモールであって、
    前記内面に貼り付けられる上面を有し、前記内面と前記底面部との間に配置される本体部と、
    前記本体部のうちの前記周壁部の側に位置する部分に設けられたリップ部と、を備え、
    前記ウィンドウおよび前記車両用ウィンドウモールが前記窓フレームに組み付けられた状態において、前記リップ部の少なくとも一部分は、前記本体部の側から前記周壁部の側に向かうにつれて前記底面部に近づくように延びる形状を有し、
    前記ウィンドウおよび前記車両用ウィンドウモールが前記窓フレームに組み付けられた状態において、前記本体部の前記上面から前記底面部までの距離をLとすると、
    前記ウィンドウおよび前記車両用ウィンドウモールが前記窓フレームに組み付けられていない無負荷状態を前記車両用ウィンドウモールが形成しているとき、前記車両用ウィンドウモールの前記リップ部は、前記本体部の前記上面からの距離がLよりも長くなる部分を有しており、
    前記車両用ウィンドウモールの前記リップ部は、前記ウィンドウおよび前記車両用ウィンドウモールが前記窓フレームに組み付けられた時に、前記底面部に接触する部分を有している、
    車両用ウィンドウモール。
  2. 前記リップ部は、内表面と、車室から見て前記内表面よりも遠い側に位置する外表面とを含み、
    前記内表面および/または前記外表面には、切欠が設けられている、
    請求項1に記載の車両用ウィンドウモール。
  3. 前記無負荷状態を前記車両用ウィンドウモールが形成しているとき、前記リップ部に設けられた前記切欠は、前記本体部の前記上面からの距離がLよりも長くなる位置に形成されている、
    請求項2に記載の車両用ウィンドウモール。
  4. 前記切欠は、前記内表面に設けられ、前記本体部と前記リップ部との間に位置する前記リップ部の付け根部分に設けられている、
    請求項2または3に記載の車両用ウィンドウモール。
  5. 前記リップ部は、前記本体部のうちの前記上面に隣接する位置から延出している、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ウィンドウモール。
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