JP5883226B2 - 一重項酸素消去剤 - Google Patents

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Description

本発明は、腐植土抽出物を有効成分とする一重項酸素消去剤に関するものである。
従来、広義の活性酸素種として、スーパーオキサイド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素及び一重項酸素、ならびにこれらの金属や脂質との反応生成物が知られている。しかし、活性酸素種の中には、例えば、基底状態酸素とは電子の数が異なる、スーパーオキサイド、過酸化水素及びヒドロキシラジカル等の還元分子種もあれば、基底状態酸素と電子の数は同じであるが励起状態にある、励起分子種である一重項酸素もあり、その電子状態の違いに基づく、活性酸素種という枠組みでは捉えられない固有の特性をそれぞれ有する。
また、従来、活性酸素種の検出には、電子スピン共鳴(ESR)が広く利用されている(例えば特許文献1)。ESRは、スーパーオキサイドやヒドロキシラジカル等のラジカル種の検出には有効であるが、ラジカル種でない一重項酸素を検出することはできない。また、一重項酸素の水中における寿命は約4μ秒と短く、感度、特異性を兼ね備えた検出方法は限られている(例えば特許文献2)。従って、従来、広義に活性酸素種が関与している反応と報告されているものや、活性酸素種の捕獲に有効な剤と報告されているものも、あるいは抗酸化作用を有すると報告されているものも、その検出方法等を検討すると、一重項酸素については明確ではないものがほとんどである。
近年、活性酸素種それぞれの反応性が研究され、対象分子に対してそれぞれ特異な反応性を示すことがわかってきた。例えば、スーパーオキサイドやヒドロキシラジカルは、タンパク質と反応して容易にその断片化を引き起こす。一方、一重項酸素はタンパク質に架橋を形成し、タンパク質を重合させるという、スーパーオキサイド等とは全く異なる特異な反応性を示す(例えば、非特許文献1)。また、一重項酸素が、紫外線の照射により健康な皮膚表面に発生し、様々な皮膚トラブルの原因となる皮脂の過酸化を引き起していることも明らかとなった(例えば、非特許文献2)。
この様な背景の下、従来、単に広く活性酸素種が関与しているといわれていた疾病や老化についても、具体的な個々の活性酸素種の役割が重要視されつつあり、このことは一重項酸素についても同様である。従って、一重項酸素を消去し得る剤があれば、これらの疾病や老化の防止に有効である。また、従来から一重項酸素消去剤としていくつかの化合物が知られているが(特許文献3)、多くはそれら自体の化学的安定性が悪いために、経時保存中に劣化し一重項酸素消去能が低下するものが多く、効果持続性の点で改良が望まれていた。またこれらは、皮膚外用剤や化粧料への使用においても外観および良好な使用性という点で十分とは言えなかった。
ところで、腐植土は、地上植物、大型・微細藻類などの植物(広義)や魚介類及びその他無機物が、海、沼、池や湖の底部に堆積したものやこれが地表に***したもの、また森林の地表部に堆積したもの等のように植物(広義)などやこれを含む堆積物が、長い年月の間に嫌気性微生物等により分解、有機化を受けたものである。
この腐植土の水抽出物製造法に関する技術が知られている(特許文献4及び特許文献5参照)。
また、腐植土抽出液の皮膚化粧料への配合について検討がなされており(例えば特許文献6)、その他に腐植土抽出物中に含まれるフルボ酸を抗炎症剤とて利用する技術も開示されている(例えば特許文献7)。しかしながら腐植土水抽出物が一重項酸素消去効果を有することに関してはこれまで開示されていなかった。
特開2001−10954号公報(5頁、実施例9) 特開平7−159325号公報 特開2001−288035公報 特開2000−136140号公報 特開2006−181460号公報 特開2003−267821公報 特開2006−089450公報
J.Soc.Cosmet.Chem.Japan.Vol.28,No.2 1994, p.163−171 「日本香粧品科学会誌」、第19巻、第1号(1995)、 第1〜6頁 J.Cosmet.Sci.Soc. Vol.26,2002,p.79−85
本発明は、一重項酸素によって引き起こされる様々な反応を抑制し得る一重項酸素消去剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、腐植土抽出物が優れた一重項酸素消去効果を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、腐植土抽出物を有効成分とする一重項酸素消去剤を提供する。
本発明の一重項酸素消去剤は、一重項酸素を消去することにより、一重項酸素が関与する様々な反応を抑制するのに利用することができ、コラーゲン架橋形成抑制剤、皮膚の即時黒化抑制剤、酵素失活抑制剤、脂質過酸化抑制剤、細胞老化抑制剤、色素褪色抑制剤、抗アクネ剤等に利用することができる。
そして、本発明の一重項酸素消去剤を利用した皮膚外用剤や化粧料を皮膚に適用することによって、一重項酸素が関与する反応が一因となって起こる、皮膚の老化、皮膚の黒化及び皮膚の損傷等を防止し得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で使用する腐植土抽出物の腐植土は、産地、状態を問わずいずれのものも使用することができる。具体的には、この腐植土として、例えば、森林、河川、湖沼、海洋などを起源とするものを使用することが可能であり、この腐植土とは、そこで生息していた地上植物、大型・微細藻類などの植物(広義)などやこれを含む堆積物が、嫌気性微生物などにより分解、合成、有機化を受けたものである。このうち、海洋でできた堆積物を起源とする腐植土、より好ましくは海洋でできた堆積物が***してなったような日本列島由来の腐植土であり、更に九州由来の腐植土が好ましい。
この腐植土の腐植の程度も特に限定されないが、腐植が進行し、高分子有機化合物であるフルボ酸やフミン酸が含まれるものが好ましい。
本発明で使用する腐植土抽出物は、抽出手段にて前記腐植土を抽出溶媒に接触させて、一重項酸素消去に作用効果のある成分を得、これを回収することによって得られる。更に、不要物除去や除菌のため、ろ過手段を行うのが好ましい。
斯様にして得られた腐植土抽出物は、必要に応じて、希釈、濃縮や乾燥を行ったり、また不純物除去等のため分離や精製等を行ってもよい。
前記腐植土抽出物の形態としては、特に限定されず、例えば、固体状、半固体状や液状が挙げられる。具体的には、例えば、溶液、懸濁液、濃縮液、エマルジョン、スラリー、粉末、顆粒及び固形などの状態が挙げられる。
好適な腐植土抽出物を製造する方法の一例として、前記腐植土に、抽出溶媒を加えて混合攪拌後、有効成分を分離することなどによって腐植土抽出物を得ることなどが挙げられる。
前記抽出手段としては、固液抽出、液液抽出、浸漬、煎出、浸出、還流抽出、超臨界流体抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出、混合攪拌等が挙げられる。これらを適宜組み合わせてもよい。
また、前記分離手段としては、特に限定されないが、例えば、ろ過分離手段や遠心分離手段などが挙げられる。これらを単独で又は組み合わせて使用してもよい。
ろ過分離手段としては、自然ろ過、減圧ろ過及び加圧ろ過などが挙げられる。このとき、セルロースフィルター、ガラス繊維フィルター、メンブランフィルターなどのろ材を用い、必要に応じてセライト、砂利及び活性炭などのろ過助剤を用いる。孔径は特に限定されないが、例えば0.1〜1μmが好適である。これらを適宜組み合わせてもよい。
また、抽出に先立って行う腐植土の乾燥や前処理の有無及び方法に特に限定はなく、また腐植土と溶媒との割合、抽出時間などといった抽出手段に特に限定はない。
前記抽出溶媒としては、特に限定されず、極性溶媒又は非極性溶媒の何れも使用してもよい。この抽出溶媒としては、例えば、水(温泉水、海洋深層水などのミネラル分を含む水や精製水等);直鎖、分岐鎖又は環状のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどの鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコールなどのポリエーテル類;スクワラン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテルなどの炭化水素類;トルエンなどの芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;及び超臨界二酸化炭素などが挙げられる。なお、これらは単独で又は2種以上組み合わせた混合溶媒として使用してもよい。また、有機溶媒は水溶性のものが、好適である。
前記抽出溶媒のうち、水、アルコール類、ケトン類及び超臨界二酸化炭素から選ばれる1種以上のものが好ましい。それらのうちでも、水及びアルコール類から選ばれる1種以上のものが好ましく、例えば、水、アルコール類及び水とアルコール類との混液が挙げられる。
ここで、前記アルコール類は、一価又は多価アルコール類の何れでもよく、一価アルコル類としては、例えば、メタノール、エタノール及びプロパノールなどが挙げられ、多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、グリセリン及びジプロピレングリコールなどが挙げられる。
前記アルコール類のうち、例えば、エタノール及び1,3−ブチレングリコールなどの炭素数1〜5の低級アルコール類が好ましく、このうち低級一価アルコール類が好ましく、このうち更にエタノールが好ましい。
このうち、更に、水及び水アルコール類混液が好適である。具体的には、アルコール類を0〜90容量%含む水溶液が好適であり、好ましくは0〜70容量%、より好ましくは0〜50容量%、更に好ましくは0〜20容量%を含む水溶液が好適である。
前記溶媒の使用量は、特に限定されないが、例えば、腐植土(乾燥状態)100kgに対して、100〜1000Lとするのが好ましく、200〜600Lとするのがより好ましく、腐植土成分の抽出効率及び作業効率の点で、好適である。
前記抽出期間は、特に限定されないが、好ましくは1日〜3年間、より好ましくは10〜180日間とする。
このときの腐植土と抽出溶媒との混合攪拌は、特に限定されないが、例えば、0.5〜48時間程度行えばよい。これにより腐植土と抽出溶媒が接触し、有効成分を抽出しやすくなる。また、連続又は不連続に混合攪拌を行えばよい。
例えば、混合撹拌した後、更に一定期間混合攪拌する若しくは一定期間混合攪拌後放置するか、又は放置して熟成させるのが、抽出効率の点で、好適である。混合攪拌後に放置することで腐植土が沈降し、分離の際に有利であるため、好ましい。
例えば、前記抽出期間内(例えば1日〜3年間)、連続又は不連続に混合攪拌を行う;1〜24時間混合攪拌後、1〜60日間(好適には20〜40日間)放置する;1〜24時間混合攪拌後、引き続き1〜20日間(好適には3〜9日間)混合攪拌した後、1日〜3年間(好適には6ヶ月〜2年間)放置するなどが挙げられる。
前記抽出温度は、特に限定されず、好ましくは低温〜高温(例えば、0〜100℃程度)、より好ましくは低温(例えば、0〜9℃程度)〜常温(例えば、10〜40℃程度)とするのが、腐植土を熱変性させないために、好適である。
なお、前記乾燥としては、天日乾燥、自然乾燥、風乾燥、熱乾燥、凍結乾燥などが挙げられ、腐植土が熱変性しない乾燥であれば好適である。このとき、腐植土が微粉砕できる程度に乾燥するのが望ましく、粉砕することによって腐植土の抽出効率が向上するので、好適である。
前記腐植土抽出物には、フルボ酸、フミン酸などの腐植土壌特有の構成物質(フミン質など)や、脂肪酸、有機酸、アミノ酸、タンパク質、ミネラルなどが含まれている。なお、腐植土抽出物は、除菌用フィルターを用いてろ過されているものが、腐植土が熱変性されず、また不溶性物質などが除去されているので、好ましい。
前記腐植土抽出物には、固形分濃度0.5質量%水溶液換算したときに、フミン質が、少なくとも100mg/L以上、好ましくは100〜1000mg/L、より好ましくは200〜700mg/L、更に350〜650mg/L含まれているのが好適である。
ここで、フミン質(腐植質)とは、例えば、植物成分などが土壌中に分解、縮合して生成する高分子物質を指す。ここで、フミン質は、鉱泉試験法の腐植質測定法記載の方法で測定した場合の値である。
前記腐植土抽出物には、固形分濃度0.5質量%水溶液換算したときに、フミン酸が、好ましくは0.1〜15mg/L、より好ましくは1〜10mg/L、更に好ましくは2〜8mg/L、より更に好ましくは5〜8mg/L含まれているのが好適である。
前記腐植土抽出物には、固形分濃度0.5質量%水溶液換算したときに、フルボ酸が、好ましくは1〜20mg/L、より好ましくは5〜15mg/L、更に好ましくは5〜13mg/L、より更に好ましくは8〜13mg/L含まれているのが好適である。
このときのフミン酸:フルボ酸の混合割合は、特に限定されないが、好ましくは1:10〜10:1とするのが好適である。
ここで、フミン酸は、腐植物質のうちアルカリ可溶で酸性領域で沈殿するものを指す。詳細な化学構造は不明であるが、多価フェノール形の芳香族化合物と含チッ素化合物との縮合物であり、フェノール性水酸基およびカルボキシル基を有するとされている。
また、フルボ酸とは、植物などが微生物により分解される最終生成物である腐植物質のうち、酸によって沈殿しない無定形高分子有機酸を指すものであり、重金属などを吸着、放出するキレート作用をもつものである。
また、フミン酸及びフルボ酸の定量方法は、「Soil Science Plant Nutrition, 38巻, 23−30頁(Kuwatsuka A et al. 1992); Soil Science Plant Nutrition, 40巻, 601−608頁(Watanabe A. et al. 1994);Humic Substances Reseacrh, 1巻, 18−28頁(Watanabe A. et al. 2004)」等の参考文献に従って行えばよい。
前記腐植土抽出物のpHは、酸性領域、好ましくはpH1〜6、より好ましくはpH2〜5とするのが、薬理活性及び安定性の点で、好適である。このとき、固形分濃度0.1〜1質量%水溶液とし、20℃で適宜pH調整剤にて調整してもよい。
前記pH調整剤としては、通常使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸などの無機酸類;クエン酸、酢酸、乳酸、コハク酸、グリコール酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、尿素、ε−アミノカプロン酸、ピロリドンカルボン酸などの有機酸類;グリシンベタイン、リジンベタインなどのベタイン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物(アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物など)などの無機アルカリ類;グアニジン、2−アミノ−2−メチルプロパンなどの有機アミン類;アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンなどのアルカノールアミン;アルギニン、リジンなどの塩基性アミノ酸など、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本発明の一重項酸素消去剤は、一重項酸素が存在することによって引き起こされる又は促進される反応を抑制する用途に利用することができる。例えば、一重項酸素は真皮構成成分であるコラーゲンを架橋させることが知られている(非特許文献1)。コラーゲンの架橋は、皮膚の弾力性及び柔軟性を低下させ、皮膚の老化の一因となる。本発明の一重項酸素消去剤を皮膚に適用することにより、コラーゲンの架橋が形成されるのを抑制することができ、皮膚の老化を防止し、若々しい皮膚を維持することができる。即ち、本発明の一重項酸素消去剤は、コラーゲン架橋抑制剤として利用することができる。
また、例えば、一重項酸素は、UV−Aの照射によって皮膚表面に多く発生し、ドーパの酸化により非酵素的に起こる即時黒化に関与していること、及び皮表脂質の過酸化に関与していることが知られている(非特許文献2)。従って、本発明の一重項酸素消去剤を皮膚に適用することにより、皮膚の即時黒化や皮表脂質の過酸化を抑制する抑制剤として利用することができる。
なお、本発明の一重項酸素消去剤を、即時黒化抑制剤として使用する場合は、一重項酸素消去剤の一重項酸素消去率がドーパより大きいことが好ましい。また、例えば、一重項酸素は、生体内反応を担っている数多くの酵素の失活を引き起こす又は促進することが知られている。従って、本発明の一重項酸素消去剤は、酵素失活抑制剤として利用することができる。なお、本発明の一重項酸素消去剤を、酵素の失活抑制剤として利用する場合は、一重項酸素消去剤の一重項酸素消去率が、その酵素の一重項酸素消去率より大きいことがより好ましい。
また、我々は、生体の老化現象を捉えるために細胞老化評価系を用い、細胞老化に一重項酸素が関与していることを報告している(非特許文献3)。つまり、細胞を一重項酸素に曝露させると細胞寿命の短縮という特徴的な老化現象がみられたのである。そして、この現象は一重項酸素消去剤であるヒスチジンを細胞に与えることにより抑制された。すなわち、一重項酸素消去剤は、細胞老化を抑制し、その結果生体の老化を遅らせる効果があることを示唆している。即ち、本発明の一重項酸素消去剤を細胞老化抑制剤として利用することができる。
また、一重項酸素は表皮脂質を過酸化することが知られているが、この過酸化脂質によって表皮の過角化が促進され、毛穴付近の角層が固く厚くなるために毛穴が詰まりやすくなりアクネの形成の原因となる。したがって一重項酸素消去剤はアクネの予防や改善に有効であり、本発明の一重項酸素消去剤は抗アクネ剤としても利用することが可能である。
また、一重項酸素は、皮膚外用剤や化粧料、食品等に配合されている植物エキス等の色素の褪色又は変色を引き起こす又は促進することが知られている。また、褪色及び変色を伴わない場合であっても、一重項酸素の存在によって皮膚外用剤等に配合される薬効剤の分解を引き起す又は促進する場合がある。本発明の一重項酸素消去剤を配合すると、一重項酸素消去能及びこれに付随する上記効果が得られるのみならず、ともに配合されている他の剤の分解を抑制するという効果も得られる。即ち、本発明の一重項酸素消去剤は、色素褪色防止剤として利用することができ、また褪色のみならず脂質、たんぱく質、ビタミン類の他の薬効剤の保存剤として利用することもできる。
後記実施例に示すように、前記腐植土抽出物は、一重項酸素消去や皮膚の老化、皮膚の黒化及び皮膚の損傷等を防止するという作用効果を奏することができる。よって、前記腐植土抽出物は、ヒトを含む動物に塗布、投与や摂取して、一重項酸素消去や皮膚の老化、皮膚の黒化及び皮膚の損傷等を防止するために使用することができる。また、前記腐植土抽出物は、一重項酸素消去剤などとなり得、これを製造するために使用することができる。
従って、前記腐植土抽出物は、一重項酸素消去や皮膚の老化、皮膚の黒化及び皮膚の損傷等を防止するなどのための、化粧料、皮膚外用剤、食品及び医薬品などに配合するための素材又は製剤として有用である。
前記腐植土抽出物を含む一重項酸素消去剤の使用形態は、特に限定されない。このうち、一重項酸素は、常に酸素に接触し紫外線に暴露されている皮膚表面上に多く存在するので、本発明の一重項酸素消去剤を含有する組成物は、化粧料(医薬部外品を含む)、皮膚外用剤に使用するのが好適である。また、一重項酸素の消去によって抑制される反応は、皮膚の老化、皮膚の黒化、皮膚の損傷の一因となる反応であるので、その様な反応を抑制できる本発明の一重項酸素消去剤及びこれを有効成分として含有する組成物は、皮膚の老化防止、美白、美肌を目的とする皮膚外用剤又は化粧料として特に有用である。
前記化粧料や前記皮膚外用剤の使用形態は、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、育毛料、シャンプー、コンディショナーなどの化粧料;また、分散液、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤、パップ剤、リニメント剤などの皮膚外用剤(外用医薬品)であってもよい。
なお、前記製剤には、必要に応じて、任意成分として、上述の化粧料や皮膚外用剤などに通常使用される各種の成分(例えば、水、アルコール、油剤、界面活性剤、増粘剤、粉体、キレート剤、pH調整剤、保湿剤、美白剤、抗炎症剤、細胞賦活剤等の各種薬効剤、動植物・微生物由来の抽出物、香料など)を、本発明の効果を損なわない範囲で、適宜配合してもよい。
前記腐植土抽出物の含有量は、前記製剤中、固形分濃度として0.0001〜1質量%(以下、単に「%」と記載する)、好ましくは0.0001〜0.1%とするのが、効用の点で好適である。
また、前記製剤のpH(25℃)は、好ましくは、酸性〜中性領域であり、より好ましくは2〜7、更に好ましくは3〜7とするのが、効用の点で好適である。このようなpHにて肌に使用するのが、好適である。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
<腐植土抽出物の製造例1>
地中(九州地方海岸付近土壌)から採取した腐食土壌を乾燥させた後、微粉砕した。この粉砕物5kgと、精製水20リットルを2時間混合攪拌し、更に常温(10〜30℃程度)で7日間撹拌し、20日間静置した。静置後、メンブランフィルター(孔径0.45μm)を用いてろ過し、腐植土抽出物(原液)を得た。このときのpH(20℃)は3.0であった。また、この乾燥固形分(固形分濃度)は0.4%であった。
この原液に含まれるフミン質の総量は520mg/L(乾燥固形分5g/水1Lの水溶液換算としたとき、650mg/L)であり、フミン酸及びフルボ酸の含有量は、それぞれ6mg/L及び10mg/L(乾燥固形分5g/水1Lの水溶液換算としたとき、それぞれ7.5mg/L及び12.5mg/L)であった。この水溶液を、製造例1の腐植土抽出物とした。
<腐植土抽出物の製造例2>
地中(長崎県水田)から採取した腐食土壌を乾燥させた後、微粉砕した。この粉砕物5kgと、20%(v/v)エタノール含有のエタノール水溶液20リットルを2時間混合攪拌し、更に冷暗所(4℃程度)にて20日静置して、熟成させた。静置後、メンブランフィルター(孔径0.3μm)を用いてろ過し、腐食土抽出物(原液)を得た。このときのpH(20℃)は2.6であった。また、この乾燥固形分(固形分濃度)は0.5%であった。
この原液に含まれるフミン質の総量は350mg/L(乾燥固形分5g/水1Lの水溶液換算としたとき、350mg/L)、フミン酸及びフルボ酸の含有率は、それぞれ5mg/L及び8.5mg/L(乾燥固形分5g/水1Lの水溶液換算としたとき、それぞれ5mg/L及び8.5mg/L)であった。この水溶液を、製造例2の腐植土抽出物とした。
これらのフミン酸及びフルボ酸の定量方法は、上述の参考文献「Soil Science Plant Nutrition, 40巻, 601−608頁(Watanabe A. et al. 1994)」に従って、行った。
[実施例1:一重項酸素消去率の測定]
製造例2の腐植土抽出物について、一重項酸素消去率を以下の様に測定した。一重項酸素検出装置は、特許第3356517号公報に記載の装置を用いた。フローセル中には、ローズベンガル50μM含有水溶液を20ml/分の速度で循環させた。このセルに、ローズベンガルの吸収波長である514.5nmの波長のレーザー光を照射すると、一重項酸素の遷移に伴う発光が観察され、その発光ピークは波長1268nmであった。溶媒のみの波長1268nmでの発光強度(I)を測定し、製造例2の腐植土抽出物を各濃度で添加した場合の波長1268nmでの発光強度(I)を測定し、下記式から一重項酸素消去率(E)を算出した。なお、比較例として一般的な活性酸素消去剤として知られるジブチルヒドロキシトルエン(以下BHTと記載する)を用いた。
(E)=(I−I)/I×100
比較例であるBHTは難水溶性であるため、ローズベンガル50μM含有水溶液に代えてローズベンガル20μM含有エタノール溶液を用いて試験した。なお、エタノール溶媒の場合に水溶媒よりもローズベンガル濃度を低く設定している理由は、エタノール中では水中と比較して一重項酸素の遷移に伴う1268nmの発光強度が強いためである。
製造例2の腐植土抽出物1%、2%および5%配合試験液と、比較例としてBHT1mg/ml配合試験液の一重項酸素消去率を表1に示した。なおこの時、製造例2の腐植土抽出物1%、2%および5%配合試験液中の固形分濃度はそれぞれ0.005%、0.01%、0.025%である。
表1より明らかなように、腐植土抽出物は一般的な活性酸素消去剤であるBHTと比較して著しく高い一重項酸素消去効果を示した。
実施例2:化粧水
(成分) (質量%)
1 グリセリン 5
2 1,3−ブチレングリコール 5
3 乳酸 0.05
4 乳酸ナトリウム 0.1
5 モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2
6 エチルアルコール 8
7 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
8 香料 0.05
9 製造例2の腐植土抽出物 10
10 精製水 残量
(製造方法)
A:成分5〜8を混合溶解する。
B:成分1〜4及び9〜10を混合溶解する。
C:BにAを添加混合し、化粧水を得た。
実施例3:乳液(水中油型)
(成分) (質量%)
1 モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1
2 トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.5
3 グリセリルモノステアレート 1
4 ステアリン酸 0.5
5 ベヘニルアルコール 0.5
6 スクワラン 8
7 カルボキシビニルポリマー 0.1
8 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9 水酸化ナトリウム 0.05
10 エタノール 5
11 製造例1の腐植土抽出物 1
12 精製水 残量
13 香料 0.05
(製造方法)
A:成分12に成分7〜9を加えて70℃で均一に混合する。
B:成分1〜6を70℃で均一に混合する。
C:AにBを加えて乳化し、室温まで冷却する。
D:成分10、11、13をそれぞれ加えて均一に混合し、乳液を得た。
実施例4:リキッドファンデーション(水中油型クリーム状)
(成分) (質量%)
1 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合(注2) 0.5
2 トリエタノールアミン 1.5
3 精製水 残量
4 グリセリン 5
5 パラオキシ安息香酸エチル 0.1
6 1,3ブチレングリコール 5
7 水素添加大豆リン脂質 0.5
8 酸化チタン 5
9 ベンガラ 0.1
10 黄酸化鉄 1
11 黒酸化鉄 0.05
12 ステアリン酸 0.9
13 モノステアリン酸グリセリン 0.3
14 セトステアリルアルコール 0.4
15 モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
16 トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
17 パラメトキシケイ皮酸2―エチルヘキシル 5
18 製造例2の腐植土抽出物 0.02
19 香料 0.02
(注2)ペミュレンTR−2(NOVEON社製)
(製造方法)
A:成分6〜11を分散する。
B:Aに成分12〜17を加え70℃で均一に混合する。
C:成分1〜5を70℃で均一に混合する。
D:CにBを加え乳化し、室温まで冷却する。
E:Dに成分18、19を添加し均一に混合して水中油型クリーム状リキッドファンデーションを得た。
実施例5:日焼け止め化粧料(油中水型クリーム状)
(成分) (質量%)
1 モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
2 ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1
3 精製水 残量
4 製造例1の腐植土抽出物 0.1
5 ジプロピレングリコール 10
6 硫酸マグネシウム 0.5
7 シリコーン化合物(注3) 3
8 デカメチルシクロペンタシロキサン 20
9 イソノナン酸イソトリデシル 5
10 パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8
11 ジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト 1.2
(注3)KF−6028(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分1〜6を均一に分散する。
B:成分7〜11を均一に分散する。
C:Bを攪拌しながら徐々にAを加えて乳化し、油中水型クリーム状日焼け止め化粧料を得た。
実施例6:軟膏剤
(成分) (質量%)
1 ステアリン酸 18
2 セタノール 4
3 酢酸DL−α―トコフェロール(注4) 0.2
4 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
5 トリエタノールアミン 2
6 グリセリン 5
7 精製水 残量
8 製造例1の腐植土抽出物 15
9 エタノール 9
(注4)エーザイ社製
(製造方法)
A.成分4〜7を加熱混合し、75℃に保つ。
B.成分1〜3を加熱混合し、75℃に保つ。
C.AにBを徐々に加えて攪拌し、これを冷却しながら成分8、9を加えて混合し、軟膏剤を得た。
実施例7:ローション剤
(成分) (質量%)
1 ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノラウリン酸エステル1.2
2 エタノール 5
3 パラオキシ安息香酸メチル 0.2
4 グリセリン 5
5 1,3−ブチレングリコール 6.5
6 製造例2の腐植土抽出物 20
7 アラントイン(注5) 0.2
8 精製水 残量
(注5)メルク社製
(製造方法)
A.成分1〜3を混合溶解する。
B.成分4〜8を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、ローション剤を得た。
実施例8:パック化粧料
(成分) (質量%)
1 ポリビニルアルコール 15
2 グリセリン 10
3 ポリオキシエチレンメチルグルコシド 3
4 トリオクタン酸グリセリル 5
5 ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ナトリウム 1
6 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
7 エタノール 20
8 カオリン 2
9 酸化チタン 2
10 乳酸(50%水溶液) 0.5
11 乳酸ナトリウム(50%水溶液) 0.5
12 香料 0.1
13 製造例2の腐植土抽出物 1
14 精製水 残量
(製造方法)
A.成分1〜6及び14を70℃で加熱混合し、室温まで冷却する。
B.Aに成分7〜13を添加混合してパック化粧料を得た。
上記各実施例で調製した化粧水、乳液、リキッドファンデーション、日焼け止め化粧料、軟膏剤、ローション剤、パック化粧料は、いずれも変色・変臭および沈殿物などがなく安定であり、皮膚に適用可能であった。これらの化粧料は一重項酸素を消去することにより、一重項酸素が関与する様々な反応を抑制するのに利用することができ、コラーゲン架橋形成抑制、皮膚の即時黒化抑制、酵素失活抑制、脂質過酸化抑制、細胞老化抑制、抗アクネに有用である。
本発明の一重項酸素消去剤は、一重項酸素消去効果を有するので、一重項酸素が存在することによって引き起こされたり、促進される反応、皮膚の老化、皮膚の即時黒化および皮膚の損傷等を抑制するのに有用である。

Claims (4)

  1. 腐植土抽出物を有効成分とする一重項酸素消去剤(但し、老化防止用途、抗アクネ用途、脂質、たんぱく質、ビタミンである薬剤の保存用途を除く)。
  2. 前記腐植土抽出物が、水及びアルコール類から選ばれる1種以上のもので抽出して得られるものである請求項1に記載の一重項酸素消去剤。
  3. 前記腐植土抽出物の固形分濃度0.5質量%水溶液としたときにフミン質を100mg/L以上含有する請求項1または2に記載の一重項酸素消去剤。
  4. 前記腐植土抽出物の含有量が、固形分濃度として0.0001〜0.1質量%である請求項1〜3の何れか1項に記載の一重項酸素消去剤。
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