JP5882476B2 - 車両用ドア - Google Patents
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Description
本発明は、車両用ドアの改良に関する。
車両用ドアは、車外から視認しやすい大きな部品であり、車両のデザインに与える影響が大きい(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示されるような、車両用後部ドアは、ドア本体と、このドア本体の上部に形成されているドアサッシと、これらのドアサッシ及びドア本体によって形成されている領域において上下に延びている補助サッシと、この補助サッシの前方に上下動可能に取付けられている可動窓パネルと、ドアサッシの後部に取付けられているパネル支持枠と、このパネル支持枠に固定されている固定窓パネルと、ドア本体の上縁において前後方向に渡って延びているベルトラインモールとからなる。
ここで、固定窓パネルは、パネル支持枠によって移動不能に固定されている。一方、ベルトラインモールは、パネル支持枠の下辺の車外側に配置されている。即ち、パネル支持枠とベルトラインモールとは、固定窓パネルの厚み方向において重なる。パネル支持枠とベルトラインモールとを単純に重ねただけでは、両者の間に隙間が発生し得る。車両用ドアの外観性を高めるには、特に車外から視認できる隙間がないことが好ましい。
本発明は、外観性の高い車両用ドアの提供を課題とする。
請求項1に係る発明によれば、ドア本体と、該ドア本体の上方に設けられた固定窓パネルと、該固定窓パネルの少なくとも下縁部に設けられて該下縁部と前記ドア本体との間をシールしつつ前記固定窓パネルを支持するパネル支持枠と、前記ドア本体の上縁に沿って該上縁に設けられた装飾用のベルトラインモールと、から成り、前記パネル支持枠と前記ベルトラインモールとは、ドア厚み方向に重なっており、前記パネル支持枠は、前記固定窓パネルに対して前記ベルトラインモールに向かってドア厚み方向へ延びる第1支持枠側延出部を有し、前記ベルトラインモールは、車外側の表面を構成する意匠面部と、該意匠面部から前記固定窓パネルに向かってドア厚み方向へ延びるモール側延出部とを有し、該モール側延出部は、上下方向を基準として、前記第1支持枠側延出部に重なっており、前記パネル支持枠は、さらに第2支持枠側延出部を有し、該第2支持枠側延出部は、前記第1支持枠側延出部に隣接するとともに、前記固定窓パネルに対して前記ベルトラインモールの前記意匠面部の延長線上まで延びており、前記モール側延出部の長手方向の一端は、前記第2支持枠側延出部の側縁に突き合わされており、前記パネル支持枠には、前記第2支持枠側延出部の下方に位置規制部が設けられ、該位置規制部は、該第2支持枠側延出部の先端よりも車外側に延び、前記意匠面部の長手方向の先端は、前記位置規制部に当接している、車両用ドアが提供される。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記車両用ドアは、前記固定窓パネルの側縁を支持する支柱状の補助的なサッシを更に備えており、該補助的なサッシと前記ベルトラインモールとは、ドア厚み方向に重なっており、前記第1支持枠側延出部は、前記補助的なサッシの下端に隣接するとともに、前記固定窓パネルに対して前記補助的なサッシの車外側の面と同じ位置まで延びるサッシ隣接部と、該サッシ隣接部から前記第1支持枠側延出部の先端まで斜め下方へ延びる下方延出部と、を有し、前記モール側延出部は、前記下方延出部の上に重なっており、前記モール側延出部の先端は、前記サッシ隣接部に対する前記下方延出部の基端に沿って延びている。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記車両用ドアは、前記固定窓パネルの側縁から下縁までの範囲の車外側の面を覆うガーニッシュを、更に有し、該ガーニッシュは、前記第2支持枠側延出部の車外側の面に位置し、前記第2支持枠側延出部に前記モール側延出部が突き合わされている位置において、前記ガーニッシュは、前記ベルトラインモールの前記意匠面部に突き合わされている。
請求項1に係る発明では、モール側延出部は、上下方向を基準として、第1支持枠側延出部に重なっている。重なっていることにより、モール側延出部と第1支持枠側延出部との境界を上方から見た際に、モール側延出部と第1支持枠側延出部との間の隙間が目立たない。隙間が目立たないため、車両用ドアの外観を高めることができる。
加えて、モール側延出部と第1支持枠側延出部とが重なっていることにより、モール側延出部と第1支持枠側延出部との間に形成されている隙間を小さくすることができる。隙間が小さいことにより、車両の走行中に発生し得る風切音を抑制できる。
加えて、第2支持枠側延出部は、第1支持枠側延出部に隣接するとともに、モール側延出部の長手方向の一端は、第2支持枠側延出部の側縁に突き合わされている。即ち、第2支持枠側延出部は、第1支持枠側延出部及びモール側延出部に隣接している。これらが隣接していることにより、パネル支持枠とモール側延出部の一体感が向上し、外観性が高まる。
加えて、第2支持枠側延出部の下方に位置規制部が設けられ、この位置規制部に意匠面部の長手方向の先端が当接している。位置規制部によってベルトラインモールを正確な位置に配置することができる。一方、位置規制部がさらなる支持枠側延出部の下方に位置していることにより、位置規制部は、第2支持枠側延出部によって覆われる。即ち、ベルトラインモールを正確な位置に配置することにより外観性を高めると共に、ベルトラインモールを正確な位置に配置するための位置規制部は、視認できない部位に形成されていることにより、高い外観性を確保することができる。
加えて、第2支持枠側延出部は、第1支持枠側延出部に隣接するとともに、モール側延出部の長手方向の一端は、第2支持枠側延出部の側縁に突き合わされている。即ち、第2支持枠側延出部は、第1支持枠側延出部及びモール側延出部に隣接している。これらが隣接していることにより、パネル支持枠とモール側延出部の一体感が向上し、外観性が高まる。
加えて、第2支持枠側延出部の下方に位置規制部が設けられ、この位置規制部に意匠面部の長手方向の先端が当接している。位置規制部によってベルトラインモールを正確な位置に配置することができる。一方、位置規制部がさらなる支持枠側延出部の下方に位置していることにより、位置規制部は、第2支持枠側延出部によって覆われる。即ち、ベルトラインモールを正確な位置に配置することにより外観性を高めると共に、ベルトラインモールを正確な位置に配置するための位置規制部は、視認できない部位に形成されていることにより、高い外観性を確保することができる。
請求項2に係る発明では、補助的なサッシとモール側延出部との間に形成される隙間をサッシ隣接部によって埋めると共に、サッシ隣接部からモール側延出部に向かって下方延出部を延ばしている。このことにより、下方延出部の基端に沿って延びているモール側延出部を直線状に形成することができる。モール側延出部を直線状とすることにより、押出成形によってモール側延出部を形成することができる。押出成形は、低コストの成形方法であるため、モール側延出部の製造コストを安くすることができる。
加えて、より車外側に配置され、視認され易いモール側延出部を直線状にすることにより、外観性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、ガーニッシュは、第2支持枠側延出部にモール側延出部が突き合わされている位置において、ベルトラインモールの意匠面部に突き合わされている。即ち、モール側延出部の先端とベルトラインモールの意匠面部の先端とを同じ位置に揃えることができる。同じ位置に揃えるため、車両用ドアの組立に先立ってベルトラインモールとモール側延出部とを予め貼り合わせ、これらを所定の位置において同時に切断することができる。ベルトラインモールとモール側延出部とを同時に切断するため、別々に切断する場合に比べて工程を削減することができ、車両用ドアの製造コストを安くすることができる。さらに、ガーニッシュの先端と意匠面部の先端とを突き当てることで、外観に一体感を持たせることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付した図面に基づいて詳細に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Outは車外側、Inは車内側、Upは上、Dwは下を示している。
図1及び図2に示された車両用ドア10は、車体後部右側のドアを例示している。車両用ドア10は、車体後部に形成された開口に対して開閉可能に取付けられているドア本体20と、このドア本体20の上縁に沿って取付けられているベルトラインモール30と、このベルトラインモール30の上部に形成されているドアサッシ40と、これらのドアサッシ40及びドア本体20によって囲われた窓開口部14を2分している補助的なサッシ15(以下、補助サッシ15という。)と、この補助サッシ15の前部に上下動可能に取付けられているガラス製の可動窓パネル16と、補助サッシ15の後部及びドアサッシ40によって囲われた領域に取付けられているパネル支持枠50と、このパネル支持枠50に外周が固定されているガラス製の固定窓パネル17と、この固定窓パネル17の後部においてドアサッシ40の表面に取付けられているモール付きガーニッシュ60とからなる。
ベルトラインBLとは、ドア本体20上縁に沿った線又はドアサッシ40の下縁に沿った線をいう。即ち、ベルトラインモール30は、ベルトラインBLに沿って延びている装飾用の部品である。ベルトラインモール30は、ドア本体20に取付けられている。
図3も参照して、ドア本体20は、車室側に配置されているインナパネル21と、車外側の意匠面を形成するアウタパネル22と、インナパネル21の車外側に貼り合わされインナパネル21を補強しているスティフナ23とからなる。図1に示されるように、アウタパネル22の後部には、乗員が車両用ドア10をスイングさせる際に握る把手25が取付けられている。
図3に示されるように、ベルトラインモール30は、アウタパネル22の上方に設けられ車外側の表面を構成する意匠面部31と、この意匠面部31に取付けられている略T字状のT字部材32と、意匠面部31の下部に取付けられ先端がアウタパネル22に向かって延びているベルトラインリップ部材33とからなる。
図1及び図2に示されるように、ドアサッシ40は、ベルトラインモール30と共に略5角形を描く金属製の窓枠であり、可動窓パネル16の前方において上下方向に延びている前部サッシ41と、この前部サッシ41の上端から後方に向かって補助サッシ15の上部まで延びている前上部サッシ42と、この前上部サッシ42の後端から固定窓パネル17の上縁に沿って下がり勾配に延びている後上部サッシ43と、この後上部サッシ43の後端から下前方に向かって延びモール付きガーニッシュ60によって覆われている後部サッシ44とからなる。
補助サッシ15は、前上部サッシ42及び後上部サッシ43の境界から下方に向かって延びている支柱状の部材である。補助サッシ15の下端は、ドア厚み方向を基準としてベルトラインモール30に重なる位置まで延びている。即ち、車両用ドア10を車外から見た場合に、補助サッシ15の下端は、ベルトラインモール30によって覆われている。
パネル支持枠50の素材には、ゴムが用いられ、パネル支持枠50によって固定窓パネル17とドア本体20との間をシールしている。パネル支持枠50は、車外側から見た場合に補助サッシ15によって覆われており上下方向に延びているパネル支持枠前辺部51と、このパネル支持枠前辺部51の上端から後方に向かって下がり勾配に延びているパネル支持枠上辺部52と、このパネル支持枠上辺部52の後端から下前方に向かって延びているパネル支持枠後辺部53(パネル支持枠側辺部53)と、このパネル支持枠後辺部53の下端からパネル支持枠前辺部51の下端までベルトラインモール30に沿って延びているパネル支持枠下辺部54とからなる。
固定窓パネル17の周縁には、全周にわたってパネル支持枠50が取付けられている。そして、固定窓パネル17を支持するパネル支持枠は、ドア本体20の上方に設けられている。即ち、ドア本体の上方に固定窓パネル17が設けられている。
モール付きガーニッシュ60は、略U字形状の外装部材であり、ドアサッシ40の車外側に取付けられている樹脂製のガーニッシュ本体70と、このガーニッシュ本体70の車外側に一体的に取付けられている金属製のモール80とからなる。
なお、モール付きガーニッシュ60のモール80は、ガーニッシュ本体70を装飾する目的により取付けられている。このため、本発明においては、モール付きガーニッシュ60に代えて、モールを有しないガーニッシュを採用することもできる。
図3に示されるように、ベルトラインモール30の意匠面部31は、パネル支持枠50の近傍において固定窓パネル17に沿って上下に延びている車内側側面部31aと、この車内側側面部31aの上端から車外側に向かって下り勾配に形成されている上面部31bと、この上面部31bの下端から下げられている車外側側面部31cと、この車外側側面部31cの下端から車内側に折曲げられている折曲げ部31dとからなる。
折曲げ部31dは、車外側側面部31cの下端から内側に向かって略L字形状に折曲げられ、L字の角にベルトラインリップ部材33が取付けられている。折曲げ部31dを形成することにより、意匠面部31の端部が外観に表れず、車両用ドア10の外観を高めることができる。また、折曲げ部にベルトラインリップ部材33を取付けることにより、ベルトラインリップ部材33が外観に表れず、車両用ドア10の外観を高めることができる。
T字部材32は、意匠面部31の車内側側面部に沿って貼り付けられているT字部材脚部32a(以下、脚部32aとする。)と、この脚部32aの上端にて意匠面部31から固定窓パネル17に向かってドア厚み方向へ延びるモール側延出部32bとからなる。脚部32aの下端は略U字状に形成され車内側側面部31aの下端に嵌合されている。モール側延出部32bは、固定窓パネル17側から車外側に向かって下がり勾配に形成されている。
パネル支持枠50のパネル支持枠下辺部54には、固定窓パネル17の車外側の部位から、ベルトラインモール30に向かってドア厚み方向へ延びる第1支持枠側延出部54aを有している。
第1支持枠側延出部54aは、想像線で示される補助サッシの車外側の面15aと同じ位置まで延びるサッシ隣接部54bと、このサッシ隣接部54bからモール側延出部32bまで斜め下方へ延びる下方延出部54cとからなる。下方延出部54cは、モール側延出部32bの下方において車外に向かって延びている。下方延出部54cの先端は、T字部材32の脚部32aに当接している。
図4も参照して、以下のことがいえる。モール側延出部32bは、上下方向を基準として、第1支持枠側延出部54aに重なっている。重なっていることにより、モール側延出部32bと第1支持枠側延出部54aとの境界を上方から見た際に、モール側延出部32bと第1支持枠側延出部54aとの間の隙間が目立たない。隙間が目立たないため、車両用ドア10の外観を高めることができる。加えて、隙間が小さいことにより、車両の走行中に発生し得る風切音を抑制できる。
さらに、補助サッシ15とモール側延出部32bとの間に形成される隙間をサッシ隣接部54bによって埋めると共に、サッシ隣接部54bからモール側延出部32bに向かって下方延出部54cを延ばしている。このことにより、下方延出部54cの基端に沿って延びているモール側延出部32bを直線状に形成することができる。モール側延出部32bを直線状とすることにより、押出成形によってモール側延出部32bを形成することができる。押出成形は、低コストの成形方法であるため、モール側延出部32bの製造コストを安くすることができる。加えて、より車外側に配置され、視認され易いモール側延出部32bを直線状にすることにより、外観性を高めることができる。
ベルトラインモール30のモール側延出部32bと、上面部31bとは、サッシ隣接部54bの先端から車外に向かって下り勾配に延びる線DLに沿って連続的に形成されている。サッシ隣接部54bとベルトラインモール30との段差を小さくし、ベルトラインモール30の上面を下り勾配とした。
このことにより、パネル支持枠50とベルトラインモール30との間の隙間への雨水等の浸入を抑制することができる。また、雨水等を円滑に車外側に向かって流すことができる。さらに、サッシ隣接部54b、モール側延出部32b及び上面部31bが連続的に形成されていることにより、車両用ドア10の外観性を高めることができる。
パネル支持枠50から一体的に車外側に向かって位置規制部56が形成されている。位置規制部56の車外側の面にアウタパネル22の先端が当接し、アウタパネル22の取付け位置が規制されている。位置規制部56については、図5及び図6に基づき詳細に説明する。
図5及び図6に示されるように、位置規制部56は略U字状を呈し、上下方向に延びている側辺部56aと、この側辺部56aの上下端からそれぞれ車体後方に向かって略水平に延びている水平部56b,56cとからなる。
側辺部56aの車体前側の面には、ベルトラインモール30の後端が当接している。即ち、ベルトラインモール30の後端は、位置規制部56によって後方への移動を規制されている。また、側辺部56a及び水平部56b,56cの車外側の面にアウタパネル22が当接している。アウタパネル22は、位置規制部56によって車内側への移動を規制されている。
パネル支持枠50のパネル支持枠後辺部53には、第1支持枠側延出部54aに隣接するとともに、固定窓パネル17に対してベルトラインモール30の意匠面部31の延長線に向かって延びている第2支持枠側延出部53aが形成されている。第2支持枠側延出部53aの側縁に、モール側延出部32bの後端が突き合わされている。
即ち、第2支持枠側延出部53aは、第1支持枠側延出部54a及びモール側延出部32bに隣接している。これらが隣接していることにより、パネル支持枠50とモール側延出部32bの一体感が向上し、外観性が高まる。
図4及び図7も合わせて参照し、モール付きガーニッシュ60は、第2支持枠側延出部53aの車外側の面に位置していると共に、第2支持枠側延出部53aにモール側延出部32bが突き合わされている位置において、モール80がベルトラインモール30の意匠面部31に突き合わされている。
なお、モール80を有しないガーニッシュを用いた場合には、ガーニッシュの先端がベルトラインモールの意匠面部に突き合わされる。即ち、モール付きガーニッシュ60を用いた場合であっても、モール80を有しないガーニッシュを用いた場合であっても、ガーニッシュと意匠面部31とが車外側の面を基準として、面一とされることが重要である。
モール80がベルトラインモール30の意匠面部31に突き合わされていると共に、モール側延出部32bが第2支持枠側延出部53aに突き合わされていることにより、以下のことがいえる。モール側延出部32bの先端とベルトラインモール30の意匠面部31の先端とを同じ位置に揃えることができる。同じ位置に揃えるため、車両用ドア10の組立に先立ってベルトラインモール30とモール側延出部32bとを予め貼り合わせ、これらを所定の位置において同時に切断することができる。ベルトラインモール30とモール側延出部32bとを同時に切断するため、別々に切断する場合に比べて工程を削減することができ、車両用ドア10の製造コストを安くすることができる。さらに、モール付きガーニッシュ60の先端と意匠面部31の先端とを突き当てることにより、外観に一体感を持たせることができる。
パネル支持枠50には、第2支持枠側延出部53aの下方に位置規制部56が設けられ、この位置規制部56は、第2支持枠側延出部53aの先端よりも車外側に延び、意匠面部31の後端は、位置規制部56に当接している。
位置規制部56によってベルトラインモール30を正確な位置に配置することができる。一方、位置規制部56が第2支持枠側延出部53aの下方に位置していることにより、位置規制部56は、第2支持枠側延出部53aによって覆われる。即ち、ベルトラインモール30を正確な位置に配置することにより外観性を高めると共に、ベルトラインモール30を正確な位置に配置するための位置規制部56は、視認できない部位に形成されていることにより、高い外観性を確保することができる。
尚、本発明による車両用ドアは、車両後部右側のドアを例に説明したが、車両後部左側のドア等、その他の車両用ドアにも適用可能であり、これらの形式のものに限られるものではない。
また、本発明による車両用ドアは、スイング式のドアを例に説明したが、スライド式のドア等、その他の車両用ドアにも適用可能であり、これらの形式のものに限られるものではない。
本発明の車両用ドアは、車体後部の側部に採用されるドアに好適である。
10…車両用ドア、15…補助サッシ(補助的なサッシ)、17…固定窓パネル、20…ドア本体、30…ベルトラインモール、31…意匠面部、32b…モール側延出部、50…パネル支持枠、53a…第2支持枠側延出部、54a…第1支持枠側延出部、54b…サッシ隣接部、54c…下方延出部、56…位置規制部、60…モール付きガーニッシュ(ガーニッシュ)。
Claims (3)
- 車両用ドアであって、
ドア本体と、
該ドア本体の上方に設けられた固定窓パネルと、
該固定窓パネルの少なくとも下縁部に設けられて該下縁部と前記ドア本体との間をシールしつつ前記固定窓パネルを支持するパネル支持枠と、
前記ドア本体の上縁に沿って該上縁に設けられた装飾用のベルトラインモールと、から成り、
前記パネル支持枠と前記ベルトラインモールとは、ドア厚み方向に重なっており、
前記パネル支持枠は、前記固定窓パネルに対して前記ベルトラインモールに向かってドア厚み方向へ延びる第1支持枠側延出部を有し、
前記ベルトラインモールは、車外側の表面を構成する意匠面部と、該意匠面部から前記固定窓パネルに向かってドア厚み方向へ延びるモール側延出部とを有し、
該モール側延出部は、上下方向を基準として、前記第1支持枠側延出部に重なっており、
前記パネル支持枠は、さらに第2支持枠側延出部を有し、
該第2支持枠側延出部は、前記第1支持枠側延出部に隣接するとともに、前記固定窓パネルに対して前記ベルトラインモールの前記意匠面部の延長線上まで延びており、
前記モール側延出部の長手方向の一端は、前記第2支持枠側延出部の側縁に突き合わされており、
前記パネル支持枠には、前記第2支持枠側延出部の下方に位置規制部が設けられ、
該位置規制部は、該第2支持枠側延出部の先端よりも車外側に延び、
前記意匠面部の長手方向の先端は、前記位置規制部に当接している、ことを特徴とする車両用ドア。 - 前記車両用ドアは、前記固定窓パネルの側縁を支持する支柱状の補助的なサッシを更に備えており、
該補助的なサッシと前記ベルトラインモールとは、ドア厚み方向に重なっており、
前記第1支持枠側延出部は、
前記補助的なサッシの下端に隣接するとともに、前記固定窓パネルに対して前記補助的なサッシの車外側の面と同じ位置まで延びるサッシ隣接部と、
該サッシ隣接部から前記第1支持枠側延出部の先端まで斜め下方へ延びる下方延出部と、を有し、
前記モール側延出部は、前記下方延出部の上に重なっており、
前記モール側延出部の先端は、前記サッシ隣接部に対する前記下方延出部の基端に沿って延びている、請求項1記載の車両用ドア。 - 前記車両用ドアは、前記固定窓パネルの側縁から下縁までの範囲の車外側の面を覆うガーニッシュを、更に有し、
該ガーニッシュは、前記第2支持枠側延出部の車外側の面に位置し、
前記第2支持枠側延出部に前記モール側延出部が突き合わされている位置において、前記ガーニッシュは、前記ベルトラインモールの前記意匠面部に突き合わされている、請求項1記載の車両用ドア。
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