JP7053251B2 - 自動車ドア用グラスラン - Google Patents

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Description

本発明は、自動車ドアのウインドフレームに配設されるグラスランに関するものである。
自動車の側部に設けられるドアとして複数のタイプがあるが、その一つとして、ウインドガラスの周縁部を保持するウインドフレームを有するドアがある。このウインドフレームを有するドアには、ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールするためのグラスランが配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のグラスランは、ウインドフレームに対して車室外側から組み付けられるようになっている。これら文献に開示されているグラスランのようにウインドフレームに対して車室外側から組み付けられるグラスランは、ウインドフレームの一部を車室外側から覆って隠すヒドンタイプと呼ばれるものであり、例えば車両のデザイン上の要求等から採用される場合がある。
特許文献1のグラスランは、ウインドフレームの上部から車室外側へ延びるグラスラン取付板部に対して取り付けられる挿入溝を有するグラスラン本体と、このグラスラン本体の車室外側に組み付けられるモールとを備えている。また、モールは車両のデザインの一部として用いられる部材であり、一般的には、ステンレスやアルミニウム等の硬質部材で構成され、グラスラン本体に沿って車両前後方向に長く延びる形状とされている。
特許文献1のモールの長手方向の端部には、該モールをグラスラン本体に対して位置決めするための位置決め部材が設けられている。位置決め部材は、モールの長手方向の端部に固定される基部と、基部からモールの長手方向に突出する棒状部とを備えている。棒状部がグラスラン本体の端部に形成された開口部から該グラスラン本体に挿入されるようになっている。
独国特許第10258825号明細書
ところで、特許文献1のようなモールはグラスラン本体に対して車両前後方向に相対的に移動させることによって組み付けることが可能である。モールを組み付けると位置決め部材の棒状部がグラスラン本体に挿入されることになるが、棒状部はグラスラン本体に単に挿入されただけとなっているので、組付後に、グラスラン本体から抜ける方向に移動しやすい。よって、例えばモールに対して車両前後方向の外力が作用した場合に、位置決め部材の棒状部がグラスラン本体から抜ける方向に容易に移動し、その結果、モールが所定の組付位置から車両前後方向にずれた状態となる。
ここで、特許文献1のようなモールがグラスラン本体に対して組み付られる車両上の部位が、例えば、図1に示すようなフロントドアの後側上部であったと仮定すると、モールが所定の組付位置から車両後方向にずれてしまうと、フロントドアモールとリヤドアの他の部品(具体的には、リヤドアモール)との隙間が狭くなり、車両の外観見栄えが悪化するだけでなく、ドアの開閉時にリヤドアの他の部品と干渉することも考えられる。特に、車両のセンターピラー部における隙間の大小は車両の外観見栄えに大きく影響を与えるので、重要視されている。また、モールがずれることで該モールの長手方向の端部とグラスラン本体の端部との隙間が大きくなるので、車両走行時の風切り音の増大要因にもなり得る。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モールが所定の組付位置からずれないようにすることで、車両の外観見栄えを良好にするとともに、ドアの開閉時における他の部品との干渉を未然に防止し、さらに、車両走行時の風切り音の増大を抑制することにある。
上記目的を達成するために、発明は、自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、上記自動車ドア用グラスランは、上記ウインドフレームの上部から車室外側に延びるグラスラン取付板部に対して取り付けられ、車両前後方向に延びるグラスラン上辺部を有するグラスラン本体と、該グラスラン上辺部の車室外側に組み付けられ、車両前後方向に延びるモールとを備え、上記モールの上部及び下部には、上記グラスラン上辺部の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、上記グラスラン上辺部の車室外側には、上記上部及び下部モール側嵌合部が嵌合する本体側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、上記モールの車両前後方向一端部には、他端部へ向けて突出する係止部を有する位置決め部材が固定され、上記グラスラン上辺部の車両前後方向一端部には、上記位置決め部材の上記係止部が挿入される挿入孔が開口しており、上記位置決め部材の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止されていることを特徴とする。
この構成によれば、グラスラン本体をモールに組み付ける際には、グラスラン上辺部の車室外側にある本体側嵌合部を、モールの上部及び下部モール側嵌合部に対して端部から嵌合させた後、モールに対してグラスラン上辺部を車両前後方向にスライドさせることにより、位置決め部材を介して組付作業が容易に行える。
モールをグラスラン上辺部に組み付けると、位置決め部材の係止部がグラスラン上辺部の挿入孔に挿入されてグラスラン上辺部に係止された状態になる。よって、モールに対して車両前後方向の外力が作用した場合に、位置決め部材の係止部がグラスラン上辺部の挿入孔から抜け難くなるので、モールが所定の組付位置からずれないようにすることができる。したがって、モールと車両の他の部品との隙間が所定の大きさに維持されるので、車両の外観見栄えが良好になるとともに、ドアの開閉時に他の部品との干渉が未然に防止される。また、モールがずれなくなるので、車両走行時の風切り音の増大も抑制される。
また、上記位置決め部材は、上記モールの端面を覆うように形成されたエンドキャップであることを特徴とする。
この構成によれば、位置決め部材をエンドキャップとしてモールの端面を覆うことで見栄えがより一層良好になる。
また、上記グラスラン上辺部は、車室外側に配置されて上下方向に延びる外側縦板部と、該外側縦板部との間に上記挿入孔を形成するように、該外側縦板部を車室内側から覆うように延びる内側板部とを有し、上記内側板部における上記挿入孔の開口縁部を形成する部分は、車室外側へ向けて突出する突出部とされ、上記位置決め部材の上記係止部には、車室内側へ突出して上記突出部に係止する凸部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、グラスラン上辺部の外側縦板部と内側板部との間に挿入孔が形成される。この挿入孔に位置決め部材の係止部を挿入すると、係止部の凸部が挿入孔の開口縁部の突出部に係止するので、係止部が挿入孔から抜け難くなる。
また、上記位置決め部材には、複数の上記係止部が互いに上下方向に間隔をあけて設けられ、複数の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の係止部がグラスラン上辺部に係止するので、位置決め部材の固定が強固なものになる。
また、上記位置決め部材の車両前後方向の一端面と、上記グラスラン上辺部の車両前後方向の一端面とが略同一面上に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、位置決め部材とグラスラン上辺部の両端面が略同一面上に位置することになるので、見栄えがより一層良好になる。
また、上記位置決め部材は、上記モールの車室内側の面に沿うように延び、該モールに固定される固定板部を有し、上記係止部と上記固定板部との間に、上記外側縦板部が配置されることを特徴とする。
この構成によれば、位置決め部材の固定板部がモールの車室内側の面に沿うように配置された状態で該モールに固定される。そして、位置決め部材の係止部をグラスラン上辺部の挿入孔に挿入すると、位置決め部材の係止部と固定板部との間に、グラスラン上辺部の外側縦板部が配置されるので、位置決め部材が所定の組付位置から車室内外方向に変位し難くなる。
また、上記位置決め部材は、上記モールの端面を覆うように上下方向に延びるカバー板部を備え、上記カバー板部の車室内側に上記係止部が一体成形されていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー板部によってモールの端面およびグラスラン上辺部の端部が覆われるので外観見栄えがより一層良好になる。
発明によれば、係止部を有する位置決め部材をモールの車両前後方向一端部に固定し、その係止部をグラスラン上辺部の車両前後方向一端部に開口する挿入孔に挿入するとともに、グラスラン上辺部に係止させたので、モールが所定の組付位置からずれないようにすることができる。これにより、車両の外観見栄えを良好にすることができるとともに、ドアの開閉時における他の部品との干渉を未然に防止することができ、さらに、車両走行時の風切り音の増大を抑制することができる。
また、位置決め部材をエンドキャップとしてモールの端面を覆うことで見栄えをより一層良好にすることができる。
また、グラスラン上辺部の外側縦板部と内側板部との間に挿入孔を形成し、挿入孔に位置決め部材の係止部を挿入した状態で係止部の凸部を挿入孔の開口縁部の突出部に係止させることができるので、係止部が挿入孔から抜け難くなり、モールの位置ずれを抑制することができる。
また、複数の係止部を設けてグラスラン上辺部に係止させることで位置決め部材を強固に固定することができる。
また、位置決め部材の車両前後方向の一端面とグラスラン上辺部の車両前後方向の一端面とが略同一面上に配置されるので、見栄えをより一層良好にすることができる。
また、位置決め部材の係止部と固定板部との間に、グラスラン上辺部の外側縦板部を配置するようにしたので、位置決め部材が所定の組付位置から車室内外方向に変位し難くなり、見栄えをより一層良好にすることができる。
また、モールの端面をカバー板部およびグラスラン上辺部の端部によって覆うことができるので、見栄えをより一層良好にすることができる。
本発明の実施形態1に係る自動車ドア用グラスランが組み付けられた自動車ドアの左側面図である。 図1におけるII-II線断面図である。 図2におけるA部拡大図である。 自動車ドア用グラスランの後側上部を車室外側から見た斜視図である。 モールを取り外した状態の図4相当図である。 モールの後側を車室内側から見た斜視図である。 図4におけるVII-VII線断面図である。 モールを組み付ける途中の状態を示す図4相当図である。 本発明の実施形態2に係る自動車ドア用グラスランを分解した状態を示し、図2に相当する断面図である。 本発明の実施形態2に係る図2相当図である。 本発明の実施形態2に係る図6相当図である。 本発明の実施形態2に係る図7相当図である。 変形例に係る図6相当図である。 図4におけるXIV-XIV線断面図である。 図4におけるXV-XV線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る左側フロントドア用グラスラン(自動車ドア用グラスラン)10を備えた左側フロントドア(自動車ドア)1を車室外側(左側)から見た側面図である。この左側フロントドア1は、自動車(図示せず)の左側において前側に配設され、自動車の左側において前側に形成された開口部(図示せず)を開閉する。右側フロントドアは図示しないが左側フロントドアと左右対称に設けられている。また、図示しないが、左右のリヤドアにも本発明に係る自動車ドア用グラスランを設けることができる。スライドドアにも本発明を適用してもよい。
尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
(ドアの構造)
図1に示すように、左側フロントドア1は、該左側フロントドア1の略下半部を構成するドア本体2と、略上半部を構成するウインドフレーム3とを有している。ドア本体2の前端部は、図示しないが、上下方向に延びる回動軸を有するヒンジを介して車体のピラーに取り付けられている。ドア本体2は、鋼板等からなるインナパネル(図示せず)とアウタパネル2aとで構成されており、内部には、昇降動作するウインドガラス4や、ウインドガラス4を昇降動作させるための昇降装置(図示せず)等が収容可能になっている。
ウインドフレーム3は、ウインドガラス4の周縁部を保持するサッシュとして機能するものであり、ウインド開口7を形成するように延びている。ウインドフレーム3によって形成されているウインド開口7がウインドガラス4によって開閉されるようになっている。この実施形態のウインドフレーム3は、図2に示すように鋼板等をプレス成形してなるアウタパネル材5及びインナパネル材6を組み合わせて構成されたものである。尚、ウインドフレーム3は、例えばロール成形法等によって構成されたものであってもよい。
図1に示すように、ウインドフレーム3は、フレーム上辺部3aとフレーム後辺部3bとで構成されている。フレーム上辺部3aは、ドア本体2の上縁における前部から後側へ延びており、後端に近づくほど上に位置するように湾曲している。フレーム後辺部3bは、ドア本体2の上縁における後部から上方へ延びている。フレーム後辺部3bの上端部と、フレーム上辺部3aの後端部とが接続されてウインドフレーム3が構成されている。
尚、ウインドフレーム3の形状は図示した形状に限られるものではなく、全体的に上方へ向けて湾曲した形状であってもよいし、湾曲部の位置やフレーム上辺部3aの傾斜角度曲率も車体のルーフ形状に対応するように任意に設定することができる。また、ウインドフレーム3の前部に上下方向に延びるフレーム前辺部(図示せず)を設けてもよい。また、ウインドフレーム3の前部には、ドアミラー(図示せず)が取り付けられるドアミラー取付部3dが設けられている。
図2に示すように、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3aには、車室外側へ延びるグラスラン取付板部8が形成されている。グラスラン取付板部8は、アウタパネル材5及びインナパネル材6の車室外側部分で構成されている。すなわち、アウタパネル材5の車室外側部分は略水平に延びるとともに前後方向に連続して延びている。インナパネル材6の車室外側部分も略水平に延びるとともに前後方向に連続して延びている。アウタパネル材5の車室外側部分の上面に、インナパネル材6の車室外側部分の下面を重ね合わせることでグラスラン取付板部8が構成されている。尚、グラスラン取付板部8は、アウタパネル材5及びインナパネル材6の両方で構成する以外にも、アウタパネル材5及びインナパネル材6の一方のパネル材で構成することができる。
また、ウインドフレーム3のフレーム後辺部3bの車室外側には、例えば樹脂製の板材からなるガーニッシュ9が取り付けられている。ガーニッシュ9は、フレーム後辺部3bの車室外面に沿って上下方向に延びており、該車室外面を覆う部材である。ガーニッシュ9の上端部は、フレーム上辺部3aの後端部に達している。ガーニッシュ9は省略してもよい。
(自動車ドア用グラスランの構成)
左側フロントドア用グラスラン10は、ウインドフレーム3の少なくとも車室外側を覆い隠す、いわゆるヒドンタイプであり、詳細は後述するが、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3aに対して車室外側から組み付けられ、ウインドフレーム3とウインドガラス4との間をシールするためのシール材として機能する。左側フロントドア用グラスラン10は、ウインドフレーム3の車室外側部分であるグラスラン取付板部8も覆うように形成されている。
図1に示すように、左側フロントドア用グラスラン10は、グラスラン上辺部11と、グラスラン前側縦辺部12と、グラスラン後側縦辺部13とを備えている。グラスラン上辺部11、グラスラン前側縦辺部12及びグラスラン後側縦辺部13は一体化されている。グラスラン上辺部11は、ウインドフレーム3の上部であるフレーム上辺部3aに沿って前後方向に延びており、グラスラン取付板部8に組み付けられた状態でフレーム上辺部3aに沿って湾曲しており、後端に近づくほど上に位置するように配設される。
グラスラン前側縦辺部12は、グラスラン上辺部11の前端部よりも後側寄りの部位から下方に延びている。グラスラン後側縦辺部13は、グラスラン上辺部11の後側でかつグラスラン上辺部11の後端部よりも前側寄りの部位から下方へ延びている。従って、グラスラン上辺部11の後端部は、グラスラン後側縦辺部13よりも後方に位置することになり、ガーニッシュ9の後端部と略一致している。
グラスラン前側縦辺部12及びグラスラン後側縦辺部13の下側は、ドア本体2の内部に達するまで延びており、これらグラスラン前側縦辺部12及びグラスラン後側縦辺部13により、ウインドガラス4の前部及び後部がそれぞれ上下方向に案内される。
図2に示すように、左側フロントドア用グラスラン10のグラスラン上辺部11は、グラスラン取付板部8が挿入される挿入溝14を有するグラスラン本体20と、該グラスラン本体20の車室外側に組み付けられ、前後方向に延びるモール30とを備えている。モール30は、グラスラン上辺部11を構成するグラスラン本体20にのみ組み付けられており、グラスラン前側縦辺部12及びグラスラン後側縦辺部13にはモール30が組み付けられないようになっている。このモール30は、車両のウインドフレーム上辺部3aに沿うように延びるものであることからサッシュモールと呼ぶこともできる。
グラスラン本体20は、グラスラン取付板部8の上面に沿って延びる上板部21と、グラスラン取付板部8の下面に沿って延びる下板部22と、上板部21の車室外側の端部から下板部22の車室外側の端部まで上下方向に延びる車室外側板部23とを有している。上板部21、下板部22及び車室外側板部23は一体成形されている。
上板部21と下板部22との間に、グラスラン取付板部8に対して取り付けられる挿入溝14が形成されている。挿入溝14は、上板部21の車室内側の端部と、下板部22の車室内側の端部との間に開口しており、前後方向に延びている。挿入溝14の底部は、車室外側板部23によって構成されている。グラスラン取付板部8に対してグラスラン本体20を取り付けた状態で、グラスラン取付板部8の車室外側の端部が、挿入溝14の底部近傍に達するように、挿入溝14の深さ及びグラスラン取付板部8の車室内外方向の寸法(左右方向の寸法)が設定されている。
上板部21、下板部22及び車室外側板部23は、曲げ弾性率が2000MPa以上5000MPa以下の高剛性材料で構成されている。このような高剛性材料としては、例えば硬質樹脂(例えばタルクやガラス繊維を混合したポリプロピレン)等を使用することができるが、これらに限られるものではなく、他の材料や各種複合材料等を使用することもできる。上板部21、下板部22及び車室外側板部23を上記高剛性材料で構成することにより、上板部21、下板部22及び車室外側板部23の剛性が高まり、特に上板部21及び下板部22の開きを抑制することができる。これにより、グラスラン取付板部8に対してグラスラン本体20を取り付けた状態で、グラスラン取付板部8を上板部21及び下板部22によって車両上下方向にしっかりと挟持することができ、左側フロントドア用グラスラン10がグラスラン取付板部8から外れにくくなり、左側フロントドア用グラスラン10の固定強度を十分に高めることができる。
上板部21の下面には、下方へ突出する複数の上側係合突起21aが車室内外方向に互いに間隔をあけて形成されている。上側係合突起21aの下端部はグラスラン取付板部8の上面に接触するように形成することができる。車室内側に位置する上側係合突起21aには、グラスラン取付板部8の上面から上方へ突出する切り起こし部8aに対して車室内側から当接して係合するようになっている。これにより、左側フロントドア用グラスラン10がグラスラン取付板部8から外れにくくなる。
下板部22の上面には、上方へ突出する複数の下側係合突起22aが車室内外方向に互いに間隔をあけて形成されている。下側係合突起22aの上端部はグラスラン取付板部8の下面に接触するように形成することもできる。下側係合突起22aの上端部と、上側係合突起21aの下端部との上下方向の距離は、グラスラン取付板部8の厚みと同程度にしてもよいし、組み付けしやすさを考慮し、若干広くしてもよい。
グラスラン本体20の車室外側の上部には、自動車の車体100に接触することによって車室外側に向けて撓む上側シールリップ24が上方へ突出するように設けられている。上側シールリップ24の基端部は、上板部21の上面の車室外側部分に固着され、一体化されている。上側シールリップ24が自動車の車体100と接触していないとき、即ち、左側フロントドア1が開状態にあるときには、図2に示すように略真上に向けて突出する形状である。一方、上側シールリップ24が自動車の車体100と接触しているとき、即ち、左側フロントドア1が閉状態にあるときには、図示しないが、車体100によって車室外側の斜め下方へ押されることによって先端部が基端部よりも車室外側に位置するように弾性変形して車体100に密着する。これにより、上側シールリップ24によるシール性が得られる。車体100は、例えば鋼板等からなるボディパネル等で構成されているが、形状等は特に限定されるものではない。
グラスラン本体20の車室内側の上部には、自動車の車体100に接触することによって車室外側に向けて撓む内側シールリップ25が車室外側の斜め上方へ突出するように設けられている。内側シールリップ25の基端部は、上板部21の上面の車室内側部分に固着され、一体化されている。内側シールリップ25が自動車の車体100と接触していないとき、即ち、左側フロントドア1が開状態にあるときには、図2に示すように車室外側の斜め上方へ突出する形状である。一方、内側シールリップ25が自動車の車体100と接触しているとき、即ち、左側フロントドア1が閉状態にあるときには、図示しないが、車体100によって車室外側の斜め下方へ押されることによって先端部が上側シールリップ24の基端部24aに接近するように弾性変形して車体100に密着する。これにより、内側シールリップ25によるシール性が得られる。
また、上板部21の車室内側の端部には、内側シール部26が下方へ突出するように設けられている。内側シール部26は、上板部21の車室内側の端部に固着され、一体化されている。内側シール部26の下端部は、グラスラン取付板部8の上面に接触するようになっている。
グラスラン本体20の車室外側の下部には、下側シール部27が下方へ突出するように設けられている。下側シール部27の基端部27aは、下板部22の下面の車室外側部分に固着され、一体化されている。下側シール部27の下部は、車室内側へ向けて屈曲している。この下側シール部27の下部は、閉状態のウインドガラス4の車室外側の面に接触するようになっている。
グラスラン本体20の車室内側の下部には、下側シール部28が下方へ突出するように設けられている。下側シール部28の基端部は、下板部22の車室内側の端面に固着され、一体化されている。下側シール部28の下部は、車室内側へ向けて屈曲している。この下側シール部28の下部は、ウインドフレーム3のアウタパネル材5に接触するようになっている。また、下側シール部28は、閉状態のウインドガラス4の車室内側の面にも接触するようになっている。
下板部22の下面には、下側シール部27の基端部と、下側シール部28の基端部との間に、中間シールリップ29が設けられている。中間シールリップ29の基端部は、下板部22の下面における車室内外方向の中間部に固着され、一体化されている。中間シールリップ29は、車室外側の斜め下方へ延びるように形成されており、閉状態のウインドガラス4の上端に接触するようになっている。
上側シールリップ24、内側シールリップ25、内側シール部26、下側シール部27、下側シール部28及び中間シールリップ29は、上記高剛性材料からなる部材(上板部21、下板部22及び車室外側板部23)に一体化されているので、上記高剛性材料よりも柔らかく弾性変形し易い材料で構成しても組付時の形状維持性を確保できる。上側シールリップ24、内側シールリップ25、内側シール部26、下側シール部27、下側シール部28及び中間シールリップ29を構成する材料としては、例えばEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)やTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等のように、弾性を有する材料を使用することができる。上記EPDMやTPOは、発泡材であってもよいし、非発泡材であってもよい。なお、上記高剛性材料をポリプロピレン等の硬質樹脂とした場合は、TPOを使用するのが、好ましい。
上側シールリップ24、内側シールリップ25、内側シール部26、下側シール部27、下側シール部28及び中間シールリップ29は、上板部21、下板部22及び車室外側板部23と共に、グラスラン本体20を構成する部分である。
図1に示す上記モール30は、車両のデザインの一部として用いられる部材であり、一般的には、ステンレスやアルミニウム等の硬質部材で構成されている。この実施形態では、ステンレス製の板材で構成されている。モール30は、グラスラン本体20に沿って前後方向に長く延びる形状とされており、該モール30の前端部はウインドフレーム3のフレーム上辺部3aの前端部近傍に位置し、該モール30の後端部はウインドフレーム3のフレーム上辺部3aの後端部近傍に位置している。
図2及び図3に示すように、モール30の上部及び下部には、グラスラン本体20の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部31、32が前後方向に延びるように形成されている。上部モール側嵌合部31は、車室内側へ向けて折り曲げられた後、下方へ屈曲するように形成されており、下方に開放する形状となっている。下部モール側嵌合部32は、車室内側へ向けて折り曲げられた後、上方へ屈曲するように形成されており、上方に開放する形状となっている。モール30における上部モール側嵌合部31と下部モール側嵌合部32との間の部分は、意匠部33とされている。この意匠部33は、車室外側へ向けて緩やかに湾曲している。
図6に示すように、モール30の後端部(車両前後方向一端部)には、該モール30をグラスラン上辺部11に対して位置決めするための位置決め部材としてのエンドキャップ34が固定されている。エンドキャップ34は、モール30の後端面をその後方から覆うように形成された樹脂製部品である。
エンドキャップ34は、カバー板部34aと、固定板部34bと、係止部34cとを有しており、カバー板部34a、固定板部34b及び係止部34cは一体成形されている。カバー板部34aは、モール30の後端面を覆うように上下方向に延びている。カバー板部34aの上端部はモール30の上端部と同じ高さに位置し、また、カバー板部34aの下端部はモール30の下端部と同じ高さに位置している。すなわち、エンドキャップ34が固定された状態のモール30をその後端部から見たとき、モール30の後端面が見えないように、カバー34aの形状及び大きさが設定されている。カバー板部34aの上下方向の寸法は、車室内外方向の寸法よりも長くなっている。また、図4、6、8、11、13に示すように、カバー板部34aにおける上部の車室内側は一部が切り欠かれており、図15に示すように、この切り欠き凹部34fに係合可能なように、グラスン型成形部50の内側板部56に凸部56cを形成しており、両者を係合させている。このような構造にする事により、グラスラン上辺部11の後端部付近において、モール30にかしめ固定されたエンドキャップ34のカバー板部34aを、車室内外方向および車両上下方向の、両方向において、正確な位置に取り付けることが可能となる。
固定板部34bは、モール30の意匠部33の車室内側の面に沿うように延び、該モール30に固定される部分である。固定板部34bの上端部は、上部モール側嵌合部31の内部に達しており、この上部モール側嵌合部31が固定板部34bの上端部を厚み方向(車室内外方向)に挟持している。また、固定板部34bの下端部は、下部モール側嵌合部32の内部に達しており、この下部モール側嵌合部32が固定板部34bの下端部を厚み(車室内外方向)方向に挟持している。つまり、固定板部34bの上端部及び下端部は、モール30の上部及び下部にかしめ固定されており、エンドキャップ34がモール30に対して前後方向、車室内外方向及び上下方向のいずれにも動かないようになっている。かしめ固定の方法は、特許第3371702号公報の[図4]等にて開示されている、従来公知の方法を使用することができるため、詳細説明は省略する。
係止部34cは、カバー板部34aの車室内側に一体成形されている。係止部34cは、カバー板部34aから該モール30の前端部へ向けて突出する突出片状に形成されている。係止部34cの前後方向の長さは、固定板部34bの前後方向の長さよりも短く設定されている。また、図7に示すように、係止部34cは、固定板部34bの車室内面から車室内側へ離れており、係止部34cと固定板部34bとの間には所定の隙間が形成されている。係止部34cには、車室内側へ突出する凸部34dが形成されている。
係止部34cの車室内外方向の寸法は該係止部34cの前端から、頂点部である凸部34dに近づけば近づくほど長くなるとともに、頂点部である凸部34dをこえて、カバー板部34aへの付根部に近づけば近づくほど短くなるように形状設定している。また、付根部付近には、薄肉部34eも形状設定している。薄肉部34eを設定している為、スライド装着時において、エンドキャップ34の係止部34c全体が、詳細は後述するグラスラン上辺部11の外側板部45(後述)の後端部とグラスラン型成形部50の内側板部56に形成した突出部56a(後述)との隙間を通過させる際に、薄肉部34eを付根部として、揺動可能となる為、容易に取に付けることができる。また、固定板34bの先端の車室内側には、テーパー面取り34gが設けてあり、スライド装着時において、後述する、グラスラン上辺部11の外側縦板部45に引っかかりにくくしてある。
グラスラン上辺部11のグラスラン本体20の車室外側には、上部モール側嵌合部31及び下部モール側嵌合部32がそれぞれ嵌合する上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bが前後方向に延びるように形成されている。すなわち、グラスラン本体20の車室外側板部23の車室外面には、基部23cが車室外側へ突出するように形成されている。この基部23cは、車室外側板部23の車室外面の上下方向中央部近傍に位置付けられていて、前後方向に連続している。
図3に示すように、上側本体側嵌合部23aは、基部23cの突出方向先端部から上方へ突出して前後方向に延びるように形成された板状部で構成されている。この上側本体側嵌合部23aと、車室外側板部23の車室外面との間には、モール30の上部モール側嵌合部31を構成する板材の厚みよりも広い隙間が形成されている。
また、下側本体側嵌合部23bは、基部23cの突出方向先端部から下方へ突出して前後方向に延びるように形成された板状部で構成されている。下側本体側嵌合部23bと、車室外側板部23の車室外面との間には、モール30の下部モール側嵌合部32を構成する板材の厚みよりも広い隙間が形成されている。
上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bは、グラスラン本体20の前端部から後端部まで連続して延びており、後述するモール30を組み付ける際に、当該モール30を前後方向に案内するレールとしても機能するレール状部分である。
図3に示すように、モール30の上部モール側嵌合部31は、グラスラン本体20の上側本体側嵌合部23aを上方から囲むように配置され、この状態で、上部モール側嵌合部31が上側本体側嵌合部23aに嵌合する。また、モール30の下部モール側嵌合部32は、グラスラン本体20の下側本体側嵌合部23bを下方から囲むように配置され、この状態で、下部モール側嵌合部32が下側本体側嵌合部23bに嵌合する。上部モール側嵌合部31及び下部モール側嵌合部32がそれぞれ上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bに嵌合すると、上部モール側嵌合部31及び下部モール側嵌合部32の形状により、モール30がグラスラン本体20に対して車室内外方向及び上下方向に変位しにくくなる。
この実施形態では、上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bを車室外側板部23に一体成形しているので、上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bも高剛性材料で構成することができる。よって、上部モール側嵌合部31及び下部モール側嵌合部32がそれぞれ上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bに嵌合した状態で、モール30がグラスラン本体20から外れにくくなる。
グラスラン本体20の車室外側には、モール30における車室外面の上部に接触する弾性材からなる上側接触部40が形成されている。上側接触部40は、上側シールリップ24の基端部における車室外側の面から車室外側へ向けて突出するように設けられており、上側接触部40と、上側シールリップ24とは一体成形されている。上側接触部40は、突出方向先端側(車室外側)へ向かって先細となるように形成されており、前後方向に連続して延びている。上側接触部40の先端側の下面が、モール30に対して上方から接触し、これにより、モール30の上部とグラスラン本体20の上部との間に隙間が無くなり、外観見栄えが良好になる。
上側接触部40と上側シールリップ24とが厚肉基端部24aを介して一体成形されているので、上側シールリップ24が車室内外方向に弾性変形すると、上側接触部40が上側シールリップ24の変形量及び変形方向に対応して若干量変位することになる。例えば、上側シールリップ24は、上述したように左側フロントドア1が開状態にあるときには略真上に向けて突出する形状であり、このとき、上側接触部40の先端側の下面が、モール30に対して上方から接触するように、上側接触部40の位置及び形状が設定されている。また、左側フロントドア1が閉状態にあるときには上側シールリップ24が車室外側の斜め下方へ向けて倒れるように弾性変形するが、厚肉基端部24aを介しているので、上側接触部40が車室外側且つ下方へ向けて若干量変位する。これにより、上側接触部40の先端側の下面が、モール30に対して上方から若干強く接触するので、上側接触部40とモール30とをより密着させることができる。
また、グラスラン本体20の車室外側には、上側接触部40から下方に離れた部分に、モール30における車室外面の下部に接触する弾性材からなる下側接触部41が形成されている。下側接触部41は、下側シール部27の車室外側の面から車室外側へ膨出するように設けられており、下側接触部41と下側シール部27とは一体成形されている。下側接触部41は、前後方向に連続して延びている。下側接触部41が、モール30に対して下方から接触し、これにより、モール30の下部とグラスラン本体20の下部との間に隙間が無くなり、外観見栄えが良好になる。
下側接触部41と下側シール部27とが一体成形されており、かつ、両者はいずれも基端部27aから下方に延設されているので、下側シール部27が弾性変形すると、下側接触部41が下側シール部27の変形量及び変形方向に対応して変位することになる。例えば、下側シール部27は、上述したようにウインドガラス4が閉状態にあるときに、ウインドガラス4の車室外面に接触するので、このときに車室外側へ向けて弾性変形する場合がある。これにより、下側接触部41が車室外側に変位してモール30に対して下方から強く接触することになるので、下側接触部41とモール30とを確実に密着させることができる。
また、グラスラン本体20の車室外側には、モール30の車室内面に接触する突起23dが車室外側に向けて突設されている。突起23dがモール30の車室内面に接触することで、車室外側板部23の広い範囲がモール30に接触するのを回避することができる。突起23dは、車室外側板部23に一体成形することができる。
図5に示すように、グラスラン上辺部11の後側部分(グラスラン上辺部11のグラスラン後側縦辺部13よりも後側部分)は、車室外側に配置されて上下方向に延びる外側縦板部45と、該外側縦板部45を車室内側から覆うように延びる内側板部56とを有している。
ここで、例えば、図3に示すように、外側縦板部45は、押出成形によって作成された
グラスラン上辺部11を、部分的に数ヶ所、切り落として、残った部分にて構成し、図14に示すように、外側縦板部45に対して、内側板部56を金型成形にて一体化する事もできる。切り落とし箇所であるカットラインは、たとえば、図3に示すように位置設定することができる。上側カットライン21cは、上板部21において、車室外側の上側係合突起21aと厚肉基端部24aとの間の部分等に設定する事ができる。中側カットライン22cは、下板部22において、車室外側の下側係合突起22aと車室外側板部23との間部分等に設定する事ができる。下側カットライン27cは、下側シール部27において、シールリップ27bの付根部付近に設定する事ができる。外側カットライン23eは、車室外側板部23と基部23cとの境界線部分付近に設定する事ができる。
ここで、基部23cを車室外側板部23からカットして取り除いた、残り代の高さは、グラスラン上辺部11と、位置決め部材であるエンドキャップ34がスライド装着される際に、固定板部34bが引っかからない高さであれば、特に限定はされないが、残り代の高さは、できるだけ小さい方が、好ましい。
また、基部23cを車室外側板部23からカットして取り除いた、車両前後方向のカット長さは、エンドキャップ34の固定板部34bの長さより、若干長く設定するのが、好ましい。ここで、例えば、図14に示すように、車室外側板部23の車室内側面と、上板部21の下側面と、下板部22の上側面と、内側板部56の上側の凹部分を利用して、トンネル状の上側挿入孔58aを構成する事ができる。また同様に、下側シール部27の基端部27aの車室内側面と、下板部22の下側面と、内側板部56の下側の凹部分を利用して、トンネル状の下側挿入孔58bを構成する事ができる。
図5に示すように、上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bは、外側縦板部45の手前まで延びている。上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bの後端部は、外側縦板部45の後端部よりも前に位置付けられている。
グラスラン上辺部11の後端部(車両前後方向一端部)には、モール30に固定されているエンドキャップ34の係止部34cが挿入される挿入孔58が開口している。挿入孔58は、外側縦板部45と内側板部56との間に形成されており、図7に示すように、挿入孔58に挿入された係止部34cは、外側縦板部45と内側板部56とで区画形成されている収容空間Rに収容されるようになっている。収容空間Rの車室内外方向の寸法は、係止部34cの車室内外方向の寸法よりも長く設定されている。
内側板部56における挿入孔58の開口縁部を形成する部分は、棚部59の車室外側面よりも、車室外側へ向けて突出する突出部56aとされている。挿入孔58に挿入された係止部34cは、突出部56aよりも前に位置することになり、該突出部56aに対して前方から引っ掛かるようにして係止する。これにより、係止部34cがグラスラン上辺部11の後端部分に係止した状態になり、挿入孔58からの抜けが抑制される。
モール30に固定したエンドキャップ34を介在させることで、モール30とグラスラン上辺部11をスライド装着させるに当たり、装着完了時の両者間の位置決めが正確にできるとともに、装着完了後の両者の位置ズレを防止することが可能となる。
また、図7に示すように、係止部34cがグラスラン上辺部11の後端部分に係止した状態では、エンドキャップ34の後端面(車両前後方向の一端面)と、グラスラン上辺部11の後端面(車両前後方向の一端面)56bとが略同一面上に配置されるように、グラスラン上辺部11の後端面(車両前後方向の一端面)56bから、外側縦板部45の後端面(車両前後方向の一端面)までの距離と、エンドキャップ34のカバー板部34aの車両前後方向の厚さがほぼ同じになるように形成されている。これにより、グラスラン上辺部11にモール30を組み付けた状態でのお互いの後端面位置が、車両前後方向において、ほぼ同一位置になる事により、見栄えがさらに良好になる。
また、係止部34cがグラスラン上辺部11に係止した状態では、係止部34cと固定板部34bとの間に、外側縦板部45が配置される。すなわち、係止部34cと固定板部34bとの車室内外方向の隙間は、外側縦板部45の厚さより若干大きく設定しており、外側縦板部45を差し込むことができる。係止部34cと固定板部34bとの間を外側縦板部45に差し込むこと及び、エンドキャップ34の凸部34dが、グラスラン内側板部56の突出部56aに係止することにより、エンドキャップ34が所定の組付位置から車室内外方向に変位し難くなり、見栄えをより一層良好にすることができる。
(摺動抵抗低減用の被膜)
この実施形態では、モール30をグラスラン本体20に対して一方の端部から、長手方向にスライドさせて組み付けるようにしており、この組付の際に、組付作業を作業者が手作業で行えるようにするために、モール30の摺動抵抗を低減することが可能な構成を備えている。
すなわち、上側接触部40におけるモール30に接触する部分は、弾性を持った上側被膜40aを有している。この上側被膜40aは、モール30に対する摺動抵抗が該上側接触部40における該上側被膜40aによって覆われた部分を構成する弾性材よりも低く設定されている。具体的には、上側接触部40における上側被膜40aによって覆われた部分は、上側シールリップ24等と同様な弾性材で構成されているが、上側被膜40aは、オレフィン系樹脂にシリコンを混合することにより、動摩擦係数を、上側シールリップ24等と同様な弾性材よりも小さくした材料からなる。尚、上側被膜40aの構成する材料は、オレフィン系樹脂にシリコンを混合したもの以外であってもよい。
上側被膜40aの動摩擦係数は0.5以下が好ましい。上側被膜40aの動摩擦係数は、混合するシリコンの量によって任意に変更することができる。一方、上側接触部40における上側被膜40aによって覆われた部分を構成する弾性材の動摩擦係数は0.6程度である。
ここで、動摩擦係数の測定方法について説明する。動摩擦係数の測定方法は、特開平9-123761号公報に開示されている測定方法を利用することができ、上記動摩擦係数はこの測定方法によって得られた値である。測定機としては、新東科学株式会社製 表面性状測定機「HEIDON-14D」を用意し、板金時計皿を使用して動摩擦係数を測定した。すなわち、特開平9-123761号公報の図3に記載されているように、板金時計皿を試料の上面に対して荷重1kgfで押し付け、速度1000mm/minで板金時計皿と試料とを相対移動させることによって動摩擦係数を測定する。
上側被膜40aの厚さは、0.1mm以上1.0mm以下に設定されている。上側被膜40aの厚さを0.1mm以上確保することで、モール30に対する摺動抵抗が十分に低減される。また、上側被膜40aの厚さを1.0mm以下にすることで、上側被膜40aを有していることによる上側接触部40の柔軟性低下が抑制される。
また、下側接触部41におけるモール30に接触する部分は下側被膜41aを有しており、該下側被膜41aは、モール30に対する動摩擦係数が該下側接触部41における該下側被膜41aによって覆われた部分を構成する弾性材よりも低く設定されている。この下側被膜41aは、上側被膜40aと同じ材料で構成されるとともに、同じ厚さに設定することもできる。
(自動車ドア用グラスランの組立方法)
次に、上記のように構成された左側フロントドア用グラスラン10を組み立てる方法について説明する。グラスラン本体20は、ウインドフレーム3に取り付けられる前において、フレーム上辺部3aに沿って延びる部分(グラスラン上辺部11)が直線状に形成されている。一方、モール30は、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3aに沿うようにあらかじめ湾曲形成されている。また、事前に、エンドキャップ34をモール30の端部
付近にかしめ固定しておく。かしめ固定の方法については、従来公知の方法が使用可能であるため、説明は省略する。
そして、モール30の上部モール側嵌合部31及び下部モール側嵌合部32に対して、その前端部から、グラスラン本体20の上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bの前端部を嵌合させた後、モール30に対してグラスラン本体20を長手方向にスライドさせてグラスラン本体20を組み付けるスライド組付工程を行う。
このスライド組付工程では、始めに、モール30の上部モール側嵌合部31及び下部モール側嵌合部32の前端部に対して、グラスラン本体20の上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bの後端部を嵌合させる。上部モール側嵌合部31及び下部モール側嵌合部32に対して上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bを嵌合した後、モール30に対してグラスラン本体20を前側へ向けてスライドさせていく。スライドさせる途中の状態を図8に示す。
スライドさせるとき、上述したように、モール30は湾曲しているが、グラスラン本体20のグラスラン上辺部11は直線状であるため、特に、モール30の上部モール側嵌合部31に対してグラスラン本体20の上側接触部40が強く接触する。また、モール30の下部モール側嵌合部32に対してグラスラン本体20の下側接触部41が接触することもある。
このとき、上側接触部40におけるモール30に接触する部分がモール30に対する動摩擦係数が、上側接触部40よりも低い上側被膜40aによって覆われているので、モール30の上部と、上側接触部40との間の摺動抵抗が低減する。また、下側接触部41におけるモール30に接触する部分が、モール30に対する動摩擦係数が下側接触部41よりも低い下側被膜41aによって覆われているので、モール30の下部と、下側接触部41との間の摺動抵抗も低減する。よって、作業者が手作業によってモール30に対してグラスラン本体20を容易に組み付けることが可能になるので、モール組付用の機械の導入が不要になる。モール30の前端部がグラスラン本体20のグラスラン上辺部11の前端部に達したところでスライド動作を停止する。
モール30の前端部がグラスラン本体20のグラスラン上辺部11の前端部に達する直前に、エンドキャップ34の係止部34cがグラスラン上辺部11の後端部に開口する挿入孔58に挿入され始める。このとき、エンドキャップ34の係止部34cが、挿入孔58の開口縁部に形成されている突出部56aを乗り越える。そして、モール30の前端部がグラスラン本体20のグラスラン上辺部11の前端部に達すると、エンドキャップ34の係止部34cが突出部56aを完全に乗り越えてグラスラン上辺部11の挿入孔58に挿入された状態になり、係止部34cが突出部56aに係止する。
この一連の装着作業において、エンドキャップ34の係止部34cの付根部に薄肉部34eを設定しておくと、係止部34cが揺動可能な状態となり、装着しやすく、装着後にも、外れにくくなる。
以上のようにしてモール30に対してグラスラン本体20を組み付けることで左側フロントドア用グラスラン10の組立作業が完了する。
尚、モール30が上側に向けて湾曲しているので、モール30の上部が下部に比べてグラスラン本体20に強く接触することになる。従って、グラスラン本体20には、上側被膜40aを少なくとも設けておけばよく、下側被膜41aを省略してもよい。
また、スライド組付工程において、モール30に対してグラスラン本体20をスライドさせる方法を説明したが、その逆で、グラスラン本体20に対してモール30をスライドさせる方法でもよい。
(自動車ドア用グラスランの使用時)
左側フロントドア1に左側フロントドア用グラスラン10を取り付ける際には、ウインドフレーム3のグラスラン取付板部8に対して左側フロントドア用グラスラン10を取り付けると同時に、上板部21の下側係合突起21aと、下板部22の上側係合突起22aが、それぞれ、グラスラン取付板部分8の上面側と下面側に接触する。このようにして左側フロントドア用グラスラン10が取り付けられた状態では、上板部21、下板部22及び車室外側板部23の曲げ弾性率が2000MPa以上5000MPa以下とされているので、グラスラン取付板部8に対するグラスラン本体20の固定強度が高まる。
その後、左側フロントドア1を閉じると、グラスラン本体20の上側シールリップ24及び内側シールリップ25が自動車の車体100に接触して車室外側に向けて撓むように弾性変形するので、ウインドフレーム3と車体100との間を上側シールリップ24及び内側シールリップ25によってシールすることができる。このとき、上側シールリップ24の厚肉基端部24aの車室外側に上側接触部40が設けられているので、上側シールリップ24の撓み変形によって上側接触部40も車室外側に若干量変位し、これにより、上側接触部40がモール30における車室外面の上部により接触する。よって、上側接触部40とモール30の間に隙間が無くなり、外観見栄えを良好にすることができる。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態によれば、グラスラン本体20にモール30を組み付ける際には、グラスラン上辺部11の車室外側にある本体側嵌合部23a、23bに対して、モール30の上部及び下部モール側嵌合部31、32を端部から嵌合させた後、モール30をグラスラン上辺部11に対して車両前後方向にスライドさせる。よって、モール30の組付作業が容易に行える。
モール30をグラスラン上辺部11に組み付けると、エンドキャップ34の係止部34cがグラスラン上辺部11の挿入孔58に挿入されてグラスラン上辺部11に係止された状態になる。よって、モール30に対して車両前後方向の外力が作用した場合に、エンドキャップ34の係止部34cがグラスラン上辺部11の挿入孔58から抜け難くなるので、モール30が所定の組付位置からずれないようにすることができる。したがって、モール30と車両の他の部品との隙間が所定の大きさに維持されるので、車両の外観見栄えが良好になるとともに、ドア1の開閉時に他の部品(例えばリヤドアモール前端)との干渉が未然に防止される。また、モール30がずれなくなるので、車両走行時の風切り音の増大も抑制される。
(実施形態2)
図9~図12は、本発明の実施形態2に係るものであり、この実施形態2では、モール30の組付構造が実施形態1のものとは異なっている。以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、実施形態1とは異なる部分について詳細に説明する。
実施形態2では、図9や図10に示すように、モール30の上下方向の寸法H1が、実施形態1のモール30の上下方向の寸法に比べて長く設定されている。このように、モール30の上下方向の寸法H1が長くなると、上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bの上下方向の寸法H2も広げる必要があるが、上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bの上下方向の寸法H2を広げてしまうと、これらは高剛性材料で構成されているものであることから、左側フロントドア1に左側フロントドア用グラスラン10を取り付ける際にグラスラン本体20をウインドフレーム3の形状に沿うように変形させるのが困難になる。
実施形態2では、モール30の上下方向の寸法H1を長くしながら、上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bの寸法H2を狭くするために、モール30に別体の樹脂部品35を設けている。樹脂部品35は、モール30の一部を構成する部材であり、モール30の本体部分(金属製部分)に沿って前後方向に長く延びている。樹脂部品35は、上板部21、下板部22及び車室外側板部23よりも低剛性な材料で構成することもできる。
モール30の本体部分の上部には車室内側に向けて屈曲する上側屈曲部30aが形成され、また、モール30の本体部分の下部には車室内側に向けて屈曲する下側屈曲部30bが形成されている。
樹脂部品35の上部には、上側屈曲部30aの内側に嵌まる上側突出部35aが形成され、また、樹脂部品35の下部には、下側屈曲部30bの内側に嵌まる下側突出部35bが形成されている。樹脂部品35は、上側突出部35a及び下側突出部35bが上側屈曲部30a及び下側屈曲部30bに嵌まることによってモール30の本体部分に固定されることになる。
樹脂部品35の車室内側の上部及び下部には、グラスラン本体20の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部35c、35dが前後方向に延びるように形成されている。図6に示すように、上部モール側嵌合部35d及び下部モール側嵌合部35cは、グラスラン本体20の上側本体側嵌合部23a及び下側本体側嵌合部23bにそれぞれ嵌合する。上部モール側嵌合部35d及び下部モール側嵌合部35cの上下方向の寸法は、上側屈曲部30a及び下側屈曲部30bの上下方向の寸法よりも狭く設定されている。
実施形態2では、樹脂部品35をモール30の本体部分に組み付けた後、モール30をグラスラン本体20に組み付けることができる。このとき、グラスラン本体20の上側被膜40a及び下側被膜41aは、それぞれモール30の本体部分の上部及び下部に接触することになる。
実施形態2の場合も実施形態1と同様な作用効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
図13に示すように、エンドキャップ34には、複数の係止部34cが互いに上下方向に間隔をあけて設けられていてもよい。複数の係止部34cは、グラスラン上辺部11の複数の挿入孔58に挿入されるとともに、グラスラン上辺部11に係止される。よって、エンドキャップ34の固定がより一層強固なものになる。係止部34cの数は2つに限られるものではない。図示は省略するが、グラスラン上辺部11の断面形状にもよるが、3つ設定してもよい。
また、上記実施形態では、位置決め部材がエンドキャップ34である場合について説明したが、位置決め部材はキャップ形状でなくてもよい。
以上説明したように、本発明は、自動車ドアのウインドフレームに配設されるグラスランに適用することができる。
1 フロントドア
3 ウインドフレーム
4 ウインドガラス
7 ウインド開口
10 グラスラン
11 グラスラン上辺部
14 挿入溝
20 グラスラン本体
30 モール
31 上部モール側嵌合部
32 下部モール側嵌合部
34 エンドキャップ(位置決め部材)
34a カバー板部
34b 固定板部
34c 係止部
34d 凸部
45 外側縦板部
50 グラスラン型成形部
56 内側板部
56a 突出部
58 挿入孔

Claims (7)

  1. 自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記自動車ドア用グラスランは、上記ウインドフレームの上部から車室外側に延びるグラスラン取付板部に対して取り付けられ、車両前後方向に延びるグラスラン上辺部を有するグラスラン本体と、該グラスラン上辺部の車室外側に組み付けられ、車両前後方向に延びるモールとを備え、
    上記モールの上部及び下部には、上記グラスラン上辺部の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記グラスラン上辺部の車室外側には、上記上部及び下部モール側嵌合部が嵌合する本体側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記モールの車両前後方向一端部には、他端部へ向けて突出する係止部を有する位置決め部材が固定され、
    上記グラスラン上辺部は、車室外側に配置されて上下方向に延びる外側縦板部と、該外側縦板部との間に上記挿入孔を形成するように、該外側縦板部を車室内側から覆うように延びる内側板部とを有し、
    上記グラスラン上辺部の車両前後方向一端部には、上記位置決め部材の上記係止部が挿入される挿入孔が開口しており、
    上記内側板部における上記挿入孔の開口縁部を形成する部分は、車室外側へ向けて突出する突出部とされ、
    上記位置決め部材の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止され
    上記位置決め部材の上記係止部には、車室内側へ突出して上記突出部に係止する凸部が形成されていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  2. 自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記自動車ドア用グラスランは、上記ウインドフレームの上部から車室外側に延びるグラスラン取付板部に対して取り付けられ、車両前後方向に延びるグラスラン上辺部を有するグラスラン本体と、該グラスラン上辺部の車室外側に組み付けられ、車両前後方向に延びるモールとを備え、
    上記モールの上部及び下部には、上記グラスラン上辺部の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記グラスラン上辺部の車室外側には、上記上部及び下部モール側嵌合部が嵌合する本体側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記モールの車両前後方向一端部には、他端部へ向けて突出する係止部を有する位置決め部材が固定され、該位置決め部材は、上記モールの端面を覆うように形成されたエンドキャップであり、
    上記グラスラン上辺部は、車室外側に配置されて上下方向に延びる外側縦板部と、該外側縦板部との間に上記挿入孔を形成するように、該外側縦板部を車室内側から覆うように延びる内側板部とを有し、
    上記グラスラン上辺部の車両前後方向一端部には、上記位置決め部材の上記係止部が挿入される挿入孔が開口しており、
    上記内側板部における上記挿入孔の開口縁部を形成する部分は、車室外側へ向けて突出する突出部とされ、
    上記位置決め部材の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止され、
    上記位置決め部材の上記係止部には、車室内側へ突出して上記突出部に係止する凸部が形成されていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  3. 自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記自動車ドア用グラスランは、上記ウインドフレームの上部から車室外側に延びるグラスラン取付板部に対して取り付けられ、車両前後方向に延びるグラスラン上辺部を有するグラスラン本体と、該グラスラン上辺部の車室外側に組み付けられ、車両前後方向に延びるモールとを備え、
    上記モールの上部及び下部には、上記グラスラン上辺部の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記グラスラン上辺部の車室外側には、上記上部及び下部モール側嵌合部が嵌合する本体側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記モールの車両前後方向一端部には、他端部へ向けて突出する複数の係止部が互いに上下方向に間隔をあけて設けられた位置決め部材が固定され、
    上記グラスラン上辺部の車両前後方向一端部には、上記位置決め部材の上記係止部が挿入される挿入孔が開口しており、
    上記位置決め部材の複数の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止されていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  4. 自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記自動車ドア用グラスランは、上記ウインドフレームの上部から車室外側に延びるグラスラン取付板部に対して取り付けられ、車両前後方向に延びるグラスラン上辺部を有するグラスラン本体と、該グラスラン上辺部の車室外側に組み付けられ、車両前後方向に延びるモールとを備え、
    上記モールの上部及び下部には、上記グラスラン上辺部の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記グラスラン上辺部の車室外側には、上記上部及び下部モール側嵌合部が嵌合する本体側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記モールの車両前後方向一端部には、他端部へ向けて突出する複数の係止部が互いに上下方向に間隔をあけて設けられた位置決め部材が固定され、該位置決め部材は、上記モールの端面を覆うように形成されたエンドキャップであり、
    上記グラスラン上辺部の車両前後方向一端部には、上記位置決め部材の上記係止部が挿入される挿入孔が開口しており、
    上記位置決め部材の複数の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止されていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  5. 請求項1または2に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記位置決め部材には、複数の上記係止部が互いに上下方向に間隔をあけて設けられ、
    複数の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止されていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  6. 自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記自動車ドア用グラスランは、上記ウインドフレームの上部から車室外側に延びるグラスラン取付板部に対して取り付けられ、車両前後方向に延びるグラスラン上辺部を有するグラスラン本体と、該グラスラン上辺部の車室外側に組み付けられ、車両前後方向に延びるモールとを備え、
    上記モールの上部及び下部には、上記グラスラン上辺部の車室外側に嵌合する上部及び下部モール側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記グラスラン上辺部の車室外側には、上記上部及び下部モール側嵌合部が嵌合する本体側嵌合部が車両前後方向に延びるように形成され、
    上記モールの車両前後方向一端部には、他端部へ向けて突出する係止部を有する位置決め部材が固定され、該位置決め部材は、上記モールの端面を覆うように形成されたエンドキャップであり、
    上記グラスラン上辺部の車両前後方向一端部には、上記位置決め部材の上記係止部が挿入される挿入孔が開口しており、
    上記位置決め部材の上記係止部は、上記挿入孔に挿入されるとともに、上記グラスラン上辺部に係止され、
    上記位置決め部材の車両前後方向の一端面と、上記グラスラン上辺部の車両前後方向の一端面とが略同一面上に配置されることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  7. 請求項1または2に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記位置決め部材は、上記モールの車室内側の面に沿うように延び、該モールに固定される固定板部を有し、
    上記係止部と上記固定板部との間に、上記外側縦板部が配置されることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
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