JP5882037B2 - 間接活線作業用具 - Google Patents

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Description

この発明は、間接活線作業において、高圧カバー類等の開閉操作を行なう場合に適した間接活線作業用具に関する。
架空配電線の芯線露出部などには、間接活線工法により高圧コネクターカバー、ジャンパースリーブカバー、電線引き留めクランプカバーなどの各種高圧カバーを取り付けるようにしている。このような高圧カバーは、一対のカバー部材で構成され、これら一対のカバー部材を、長手方向に沿った一方の側縁で弾性ヒンジを介して開閉自在に連結すると共に、長手方向に沿った他方の側縁で接合・離反できるようにして取り付けホック部により接合状態を保持するようにしている。したがって、高圧カバーの取り外しは、取り付けホック部の係合状態を解除してカバー部材を開くことにより行なわれる。
取り付けホックの係合状態を解除する方法としては、例えば、カバー部材に連結されている突片をヤットコで把持し、この状態で、高圧カバーの電線引き出し口にバインド打ち器の先端を挿入し、バインド打ち器を捻ることで取り付けホック部の係合状態を解除する方法が採用されている。
また、バインド打ち器を用いた係合状態の解除方法においては、電線が大きく動揺したり、電線の芯線が損傷したり、高圧カバーが変形又は損傷するなどの不都合が懸念されるため、共用操作棒や間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)の先端に、帯板状の基部の一端側にU字板状の先端部を備えた先端工具を取り付け、この先端工具の先端部を高圧カバーの取り付けホック部に挿入して捻ることにより取り付けホック部の係合状態を解除する方法も考えられている(特許文献1参照)。
特開2010―4657号公報
しかしながら、上述した手法においては、間接活線作業用具の先端に取り付けられた先端工具を高圧カバーに挿入した上で捻る作業が必要となり、高圧カバーの取り付けホック部の係合状態を解除するにはそれなりの熟練した作業が必要となるものであった。
また、前者の構成においては、電線の引き出し口を狙ってバイド打ち器の先端を挿入する必要があり、また、後者の構成においては、取り付けホックの係合部分を狙って先端工具の先端をカバーに挿入する必要があり、いずれもカバーに挿入するために正確な位置合わせが必要となり、作業効率がいいものではなかった。
さらに、上述した先端工具による作業においては、、取り付けホック部の係合状態を解除してカバー部材を開く作業には有効であるが、開いたカバー部材を閉じる作業を行う場合には、カバー押え器等を別途用意しなければならず、一連の作業を行う場合に、多くの工具が必要となるものであった。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、捻る操作を行わなくてもカバーの取り付けホック部における係合状態を解除することができ、また、カバーに挿入する際に厳格な位置合わせが不要となり、さらには、高圧カバーの開操作および閉操作を、別々の間接活線工具を用いることなく、同一の先端工具を用いて行なうことが可能な間接活線作業用具を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明にかかる間接活線作業用具は、間接活線把持工具の一端側に設けられた対をなす把持部に対をなす間接活線先端工具を取り付けて構成される間接活線作業用具であって、それぞれの前記間接活線先端工具は、均一な幅を有する長尺且つ平板状に形成された平板部と、この平板部の長手方向の一端側に形成され、先端に向かうにつれて厚みを徐々に薄くした先細りの先端部と、前記平板部の長手方向の他端側に設けられて前記把持部に取り付けられる取り付け部とを有して構成され、前記対をなす間接活線先端工具は、前記一方の間接活線先端工具の平板部の長手方向寸法を前記他方の間接活線先端工具の平板部の長手方向寸法よりも長くすることで、前記対をなす把持部に取り付けて互いの前記平板部を重ね合わせた状態において、互いの先端部が前記平板部の長手方向で前後にずれており、前記先端部は、それぞれの前記間接活線先端工具の平板部の互いに対峙する側とは反対側の背面にテーパを設けて形成されていることを特徴としている。
したがって、間接活線把持工具の把持部に設けられる対をなす間接活線先端工具は、長尺且つ平板状に形成された平板部と、この平板部の長手方向の一端側に形成された先細りの先端部と、平板部の長手方向の他端側に設けられて前記把持部に取り付けられる取り付け部とを有して構成され、間接活線把持工具の把持部に取り付けられて互いの平板部を重ね合わせた状態において、それぞれの先端部が平板部の長手方向に沿って前後にずれているので、一方の先端部から高圧カバーのカバー部材の接合部に挿入することができ、そのまま押し込むことで他方の先端部も挿入することが可能となる。
そして、両方の先端部がカバーに挿入された後に、間接活線把持工具の把持部を開いて対をなす間接活線先端工具の平板部を互いに離反させれば、対をなすカバー部材を開ける方向に力が作用し、カバーの取り付けホック部における係合状態を解除することが可能となる。
この際、間接活線把持工具として、対をなす把持部が離反する方向に常時付勢されており、間接活線把持工具の他端側に設けられた操作部を操作することで(握持することで)把持部の離間距離が変更される構成である場合には、対をなす把持部に取り付けられる一対の間接活線先端工具を操作部を操作して重ね合わせ、その状態でカバーに挿入して操作部の操作を解除すれば(握持した状態を解除すれば)、一対の間接活線先端工具は互いに離反する方向に付勢され、カバーの取り付けホック部における係合状態を解除することが可能となる。
また、それぞれの間接活線先端工具は、平板部が長尺状に形成されているので、把持部を開いた状態においては、間接活線先端工具の先端部間の離間距離は大きくなっており、高圧カバーを閉じる場合には、この開いた一対の間接活線先端工具で一対のカバー部材を挟み込んで閉じることが可能となり、先端工具を取り替える必要がなくなる。このため、同じ間接活線先端工具を用いて、高圧カバーの開操作および閉操作を行なうことが可能となる。
尚、間接活線先端工具の平板部を重ね合わせた状態において、先端部を平板部の長手方向で前後にずらす構成としては、一方の間接活線先端工具の平板部の長手方向寸法を他方の間接活線先端工具の平板部の長手方向寸法よりも長くすることで対応したが、それぞれの先端工具の把持部への取り付け位置を調整してそれぞれの先端部を平板部の長手方向で前後にずらすことで、それぞれの先端部を平板部の長手方向で前後にずらすようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、間接活線把持工具の対をなす把持部に取り付けられる対をなす間接活線先端工具を、長尺且つ平板状に形成された平板部と、この平板部の長手方向の一端側に形成された先細りの先端部と、平板部の長手方向の他端側に設けられて把持部に取り付けられる取り付け部とを有して構成し、それぞれの間接活線先端工具の先端部を、把持部に取り付けて互いに平板部を重ね合わせた状態において、平板部の長手方向で前後にずらすようにし、また、先細りの先端部を、それぞれの間接活線先端工具の平板部の互いに対峙する側とは反対側の背面にテーパを設けて形成したので、カバーのカバー部材の接合部に対して間接活線先端工具の先端部の挿入をスムーズに行うことが可能となる。また、双方の間接活線先端工具の先端部が挿入された後に両把持部間を広げることで、カバーの取り付けホック部の係合状態を解除することが可能となるので、捻る操作が不要となり、熟練した作業が不要となる。
また、間接活線把持工具の平板部は長尺状に形成されているので、間接活線把持工具の把持部を開いた状態において、間接活線先端工具の先端部間の離間距離は大きくなっており、開いたカバーを閉じる場合に、対をなすカバー部材を挟み込んで閉じることが可能となる。このため、同じ間接活線先端工具により、高圧カバーを開操作および閉操作を行なうことが可能となり、間接活線作業時に用意する工具類の数を減らすことが可能となる。
さらに、間接活線把持工具の対をなす把持部が、離反する方向に常時付勢されており、間接活線把持工具の他端側に設けられた操作部を操作することで離間距離を変更することが可能である場合には、一対の間接活線先端工具の先端部がカバーのカバー部材の接合部に挿入された後に操作部の操作を解除すれば、対をなすカバー部材には開方向に付勢する力がかかることになり、開操作が容易となる。
なお、平板部の背面に、取り付け部に向かって徐々に突出量が大きくなるリブを形成することで、一対のカバー部材の接合部への平板部の挿入を阻害することなく平板部の補強を図ることが可能となり、また、平板部を挿入した後にカバー部材の接合部の開きを補うことが可能となる。
本発明に係る間接活線作業用具を示すもので、一対の間接活線先端工具が間接活線把持工具である絶縁ヤットコの把持部に取付けられた状態を示す側面図である。 間接活線把持工具を示す図であり、(a)はその全体図、(b)はその先端部分の拡大図である。 一対の間接活線先端工具が閉じられた状態の側面図である。 一対の間接活線先端工具の平面図であり、(a)は間接活線先端工具5の平面図、(b)は間接活線先端工具4の平面図である。 高圧カバーの開操作を説明する説明図であり、(a)はその全体図、(b)は間接活線作業用具の対をなす間接活線先端工具をカバーに挿入する直前の状態を示す図である。 本発明に係る間接活線作業用具を用いて高圧カバーを開いた状態を示す図である。 高圧カバーの閉操作を説明する図であり、(a)はその全体図、(b)は間接活線作業用具の対をなす間接活線先端工具で対をなすカバー部材を挟み込む状態を示す図である。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明に係る間接活線作業用具の構成例が示されている。この間接活線作業用具1は、対をなす把持部2a,2bを有する間接活線把持工具3と、この間接活線把持工具3の対をなす把持部2a,2bに取り付けられる一対の間接活線先端工具4,5とから構成されている。
間接活線把持工具3としては、図2に示されるような一般的な絶縁ヤットコが用いられる。この間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3は、それ自体周知のもので、主軸20の先端側に一対の作動部15(15a、15b)を有し、この作動部15の先端に設けられた一対の把持部2a,2bを主軸20の基端側に設けられた操作部6によって開閉操作するようにしている。
操作部6は、主軸20の基端側に回動自在に取り付けられているハンドル7によって構成され、このハンドル7を一方の作動部15aと連結棒8で連結した構造となっている。ハンドル7は、その支軸7aに取り付けられているコイルバネ9によって開拡する方向に常時付勢され、連結棒8は、ハンドル7がコイルバネ9の付勢力に抗して押し狭められた場合(ハンドル7を主軸20に近づけるように回動させた場合)に引っ張られ、一方の作動部15aの基端部を引っ張るようになっている。この一方の作動部15aは、他方の作動部15bに対して支軸10によって回動自在に取り付けられており、ハンドル7を主軸20と共に握持してハンドル7がコイルバネ9に抗して回動されると、支軸10に対して把持部2aとは反対側の端部が連結棒8によって引っ張られ、把持部2aが他方の作動部15bの把持部2bに向かって移動し当接されるようになっている。
また、ハンドル7から手を離してコイルバネ9のバネ力によりハンドル7が元の位置に戻されると、一方の作動部15aは、支軸10に対して把持部2aとは反対側の端部が連結棒8によって押し出され、把持部2aが他方の作動部15bの把持部2bから離反するようになっている。
したがって、ハンドル7を握持する操作と握持を解除する操作とにより、一対の把持部2a,2bが開閉動作するようになっている。
尚、一対の把持部2a,2bには、以下に述べる間接活線先端工具4,5を取り付けるための係合孔12a,12bが形成されている。
一対の把持部2a、2bに取り付けられるそれぞれの間接活線先端工具は4,5は、ステンレス等の金属で形成され、図3、図4にも示されるように、長尺且つ平板状に形成された平板部21,31と、この平板部21,31の長手方向の一端側に形成された先細りの先端部22,32と、平板部21,31の長手方向の他端側に設けられて前記把持部2a,2bに取り付けられる取り付け部23,33とを有して構成されている。
それぞれの間接活線先端工具4,5において、先端部22,32は、これと対峙する他方の間接活線先端工具と対峙する側とは反対側の背面にテーパを設けて、先端に向かうにつれて徐々に厚みを薄くする先細りに形成されている。このテーパは、先端から0.5cm程の幅に形成されている。
また、取り付け部23,33は、前述した間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の把持部2a,2bに取り付け可能な構成となっているもので、平板部21,31と一体に形成された取り付け部本体23a,33aに、把持部2a,2bを挿入可能に形成された挿入部23b,33bが形成されている。また、この取り付け部本体23a,33aには、挿入部23b,33bに挿入された把持部2a,2bに係合する係合手段が設けられている。この係合手段は、取り付け部本体23a,33aに一体形成されたボス状のピン受け部23c、33cに形成されたピン挿入孔23d,33dに外側から変位可能に挿入されて先端部が挿入部23b,33bに突出可能な長さに形成された係合ピン23e,33eと、ピン挿入孔23d,33dに収容された引っ張りコイルスプリング23f、33fとから構成されている。引っ張りコイルスプリング23f、33fは、ピン挿入孔23d,33d内に挿入されて、中心に係合ピン23e,33eを貫通させるようにしているもので、この引っ張りコイルスプリング23f、33fにより係合ピン23e,33eの頭部を常時ピン受け部23c、33cの先端に当接させ、係合ピン23c、33cの先端を挿入部23b,33b内に突出させるようにしている。
従って、間接活線先端工具4,5を間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の把持部2a,2bにとりつけるには、係合ピン23e、33eを持ってコイルスプリング23f、33fに抗して引っ張り上げ、間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の把持部2a,2bを挿入部23b,33bに挿入した後に、係合ピン23e、33eを離すことで、係合ピン23e、33eの先端部を把持部2a,2bに形成された係合孔12a,12bに挿入係合させることで固定する。なお、間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3から間接活線先端工具4,5を外すには、上述した取付け操作と逆の操作を行えばよい。
また、取り付け部本体23a,33aには、図4に示されるように、ピン受け部23c、33cの両脇において、挿入部23b,33bの開口端面から把持部2a,2bの挿入方向に所定の長さに延びるスリット23g、33gが形成され、このスリット23g、33gにより、取り付け部23,33を把持部2a,2bに取り付ける際に、把持部2a,2bの背面に形成された補強用の突条との干渉を防ぐと共に、把持部2a,2bに取り付ける際のガイド機能を持たせるようにしている。
また、平板部21,31の背面には、先端部22,32から所定の間隔を空けてリブ24,34が一体に形成されている。このリブ24,34は、背面の中程から取り付け部23,33にかけて設けられているもので、取り付け部23,33に向かうほど平板部21,31からの突出量が大きくなり、且つ、横幅が徐々大きく形成されている。
一方の間接活線先端工具4と他方の間接活線先端工具5は、平板部21,31の長さを除いて同様の形状であり、一方の間接活線先端工具4は、平板部21の長手方向の寸法が3〜4cmに形成され、他方の間接活線先端工具5は、平板部31の長さ方向の寸法が一方の間接活線先端工具よりαcm(例えば、0.5cm)長くなっている(3+α〜4+αcm)。
したがって、これらの間接活線先端工具4,5を間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の把持部2a,2bに取り付け、操作部6を操作して互いの平板部21,31を重ね合わせると、それぞれの間接活線先端工具4,5の先端部22,32が平板部21,31の長手方向で前後にずれた状態となり(図3参照)、間接活線先端工具5の先端部32が間接活線先端工具4の先端部22よりもαcm突出した状態となっている。
以上の構成において、次に、上述した間接活線作業用具1を用いて高圧カバー40の開操作および閉操作を説明する。
図5及び図6において、高圧カバー40(この例では、高圧コネクターカバーを示す)は、一対のカバー部材40a、40bをその長手方向に沿った背面側の部分で弾性ヒンジ41により開閉自在に連結されている。また、一方のカバー部材40bには、間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)で把持するための突片42が設けられている。また、長手方向に沿った前面側には、その両端近傍に、一方のカバー部材40aに連接されたホック部44aと他方のカバー部材40bに連接されて前記ホック部44aに係合可能なホック部44bとによって構成される取り付けホック部44が設けられている。
このような高圧カバー40が電線に取り付けられて一対のカバー部材40a,40bが閉じられている状態において、高圧カバー40を開くためには、先ず、2本の間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3を用意し、一方の間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の一対の把持部2a,2bに上述した間接活線先端工具4,5を装着しておく。その後、図5に示されるように、間接活線先端工具4,5がつけられていない間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の把持部2a,2bにより高圧カバー40の突片42を把持して高圧カバー40が動かないように固定し、その状態で間接活線先端工具4,5が取り付けられた間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3を高圧カバー40にアプローチし、操作部6を握持して一対の間接活線先端工具4,5の平板部21,31を互いに重ね合わせる。そして、この状態で、把持部2a,2bに取り付けられた一方の間接活線先端工具5(平板部が長い方の間接活線先端工具)の先端部32をカバー部材30a、30bの接合部に挿入し、その後、そのまま高圧カバー40に押し込んで他方の間接活線先端工具4の先端部22も接合部に挿入させる。
この際、互いの間接活線先端工具4,5の先端部22,32は平板部21,31の長手方向に対して前後にずらされており、しかも先端部22,32は先細りとなっているので、間接活線先端工具5の先端部32の挿入は容易となり、また、間接活線先端工具4の先端部22も、すでに間接活線先端工具5の先端部32が挿入されて接合部の隙間が少し開けられているので接合部への挿入は容易となる。
なお、平板部21,31の背面に形成されているリブ24,34は、取り付け部23.33に向かって徐々に突出量が大きくなるように形成されているので、一対のカバー部材40a,40bの接合部への平板部21,31の挿入を阻害することがなく、また、平板部21,31を挿入した後にカバー部材40a,40bの接合部の開きを補うことになる。
そして、一対の間接活線先端工具4,5の平板部21,31が高圧カバー40内に充分に挿入された後に、操作部6の握持状態を解除し、間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の把持部2a,2bの開く力を利用して対をなす間接活線先端工具4,5を離反させる。すると、高圧カバー40の取り付けホック部44(ホック部44a、44b)の係合状態が解除され、図6に示されるように、高圧カバー40のカバー部材40a、40bが弾性ヒンジ41を中心に回動して開かれる。
次に、高圧カバー40を閉じるには、図7に示されるように、間接活線先端工具4,5が取り付けられていない間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3の把持部2a,2bにより、高圧カバー40の突片42を把持して高圧カバー40が動かないように固定し、その後、間接活線先端工具4,5が取り付けられている間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)3を用いて、把持部2a,2bに取り付けられている間接活線先端工具4,5の平板部21,31で高圧カバー40の一対のカバー部材40a、40bのホック部44a,44bを外側から挟み込む。一対の間接活線先端工具4,5の平板部21,31は長尺に形成されているので、間接活線把持工具3の作動部15a,15bが開かれた状態においては、一対の間接活線先端工具4,5の先端部22,32間の離間距離は、把持部2a,2bの離間距離よりも十分に大きくなっており、カバー押さえ器を用いることなく、一対のカバー部材40a,40bを挟み込んで閉じることが可能となる。
したがって、高圧カバー40の開操作では、間接活線先端工具4,5を高圧カバー40の接合部に挿入する場合に、間接活線先端工具4,5の正確な位置合わせが不要となり、また、間接活線先端工具4,5を捻って取り付けホック部44の係合状態を外す必要もないため、作業が作業者の熟練度に依存することがなくなり、作業効率を高めることが可能となる。また、高圧カバー40の閉操作を行う場合にも同一の間接活線先端工具4,5を用いて行なうことが可能となり、別途工具を付け替える必要がなくなる。
1 間接活線作業用具
2a,2b 把持部
3 間接活線把持工具(絶縁ヤットコ)
4,5 間接活線先端工具
21,31 平板部
22、32 先端部
23,33 取り付け部
24,34 リブ

Claims (3)

  1. 間接活線把持工具の一端側に設けられた対をなす把持部に対をなす間接活線先端工具を取り付けて構成される間接活線作業用具であって、
    それぞれの前記間接活線先端工具は、
    均一な幅を有する長尺且つ平板状に形成された平板部と、
    この平板部の長手方向の一端側に形成され、先端に向かうにつれて厚みを徐々に薄くした先細りの先端部と、
    前記平板部の長手方向の他端側に設けられて前記把持部に取り付けられる取り付け部とを有して構成され、
    前記対をなす間接活線先端工具は、前記一方の間接活線先端工具の平板部の長手方向寸法を前記他方の間接活線先端工具の平板部の長手方向寸法よりも長くすることで、前記対をなす把持部に取り付けて互いの前記平板部を重ね合わせた状態において、互いの先端部が前記平板部の長手方向で前後にずれており、
    前記先端部は、それぞれの前記間接活線先端工具の平板部の互いに対峙する側とは反対側の背面にテーパを設けて形成されている
    ことを特徴とする間接活線作業用具。
  2. 前記平板部の背面には、取り付け部に向かって徐々に突出量が大きくなるリブが形成されていることを特徴とする請求項1記載の間接活線作業用具。
  3. 前記間接活線把持工具の対をなす把持部は、離反する方向に常時付勢されていると共に、前記間接活線把持工具の他端側に設けられた操作部を操作することで離間距離が変更されることを特徴とする請求項1又は2に記載の間接活線作業用具。
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