JP5461675B1 - 間接活線工事用クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れた間接活線工事用クリップを提供する。
【解決手段】クリップ10は、一対の開閉部材1・2と捩じりコイルばね3を備える。開閉部材1・2は、先端部が開閉できるように基端部を回動可能に連結している。又、開閉部材1・2は、それらの内壁で電線W又は絶縁シートSを挟持できる。捩じりコイルばね3は、一対の開閉部材1・2の先端部が閉じる方向に力を付勢している。開閉部材1は、把持腕7aの先端爪71aが挿入可能な第1凹部13hを外壁に有する。開閉部材2は、把持腕7bの先端爪71bが挿入可能な第2凹部23hを外壁に有する。一対の先端爪71a・71bを第1凹部13h及び第2凹部23hに挿入して、一対の開閉部材1・2の先端部が開いた状態で、一対の把持腕7a・7bを閉じると、一対の開閉部材1・2を閉じることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、間接活線工事用クリップに関する。特に、絶縁操作棒などを用いて、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線工事できる間接活線工事用クリップの構造に関する。
間接活線工事用クリップは、絶縁操作棒などの間接活線工具に連結されて操作され、例えば、充電中の高圧配電線に被せた絶縁シートが間接活線工事中に高圧配電線から離脱しないように、把持できる。そして、間接活線工事用クリップは、絶縁シートを高圧配電線に仮固定することができる。
このような間接活線工事用クリップとしては、絶縁操作棒の先端部に設けた、一対の開閉する把持腕で間接活線工事用クリップの把持部を閉じようとすると、間接活線工事用クリップの把持部が滑って、把持腕に対して、間接活線工事用クリップが回動又は位置ずれが発生する障害を解消した間接活線工事用クリップが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−263753号公報
図8は、特許文献1による間接活線工事用クリップの正面図である。本願の図8は、特許文献1の図4に相当している。図8を参照すると、特許文献1による間接活線工事用クリップ(以下、クリップと略称する)8は、一対の帯板状の開閉部材81・81と捩じりコイルばね82で構成している。一対の開閉部材81・81は、捩じりコイルばね82の回動中心82fを支点として回動自在に連結している。
図8を参照すると、開閉部材81は、電線W又は電線Wを覆う絶縁シートSを挟持する挟持部81aを有している。挟持部81aは、回動中心82fを略境界として先端部に至っている。これらの挟持部81a・81aは、捩じりコイルばね82に付勢されて、通常、閉じている。又、開閉部材81は、一対の挟持部81a・81aを開閉するための把持部81bを有している。把持部81bは、回動中心82fを略境界として基端部に至っている。捩じりコイルばね82の閉じる力に抗して、一対の把持部81b・81bを閉じると、一対の挟持部81a・81aを開くことができる。
図8を参照すると、挟持部81aは、半径の異なる複数の円弧溝811を内壁に形成している。これらの円弧溝811は、基端部側に向かって半径が小さくなっている。一対の挟持部81a・81aを開いて、電線Wを包む絶縁シートSを先端側の円弧溝811に導入した後に、一対の挟持部81a・81aを閉じると、電線W又は電線Wを覆う絶縁シートSを仮固定することができる。
図8を参照すると、把持部81bは、台形状に穿設された把持溝812を外壁に形成している。一方、図示しない絶縁操作棒9は、一対の開閉する把持腕9a・9bを先端部に設けている。そして、一対の把持腕9a・9bには、把持溝812に嵌合する方形状の爪部92を対向するように突出している。
図8を参照すると、クリップ8は、一対の把持腕9a・9bに設けた爪部92を把持部81bの把持溝812に嵌合させることで、把持腕9a・9bに対して、クリップ8の回動又は位置ずれを防止できる。
一般に、図8に示されたような一対の把持腕9a・9bは、通常、開いている。そして、図示しない絶縁操作棒9の手許部に設けた操作レバーを握ることで、一対の把持腕9a・9bを閉じることができる。操作レバーを解放することで、一対の把持腕9a・9bを開くことができる。
図8を参照して、高所に配置された絶縁シートSをクリップ8で仮固定する場合には、予め、操作レバーを握って、一対の把持腕9a・9bにクリップ8を保持しておく。そして、絶縁操作棒9を操作して、クリップ8を電線Wに近づける。次に、一対の挟持部81a・81aを開いて、内部に電線Wを包む絶縁シートSを導入した後に、操作レバーを解放することで、一対の挟持部81a・81aを閉じて、電線W又は電線Wを覆う絶縁シートSを仮固定することができる。
このように、従来の間接活線工事用クリップは、絶縁操作棒の操作レバーを握った状態を維持しながら、間接活線工事用クリップを電線に近づける必要があるので、絶縁操作棒の操作性に優れないものとなっている。絶縁操作棒の操作性に優れた間接活線工事用クリップが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、電線又は電線を覆う絶縁シートを容易に挟持できる操作性に優れた間接活線工事用クリップを提供することを目的とする。
本発明者は、絶縁操作棒の先端部に設けた一対の把持腕は、通常、開く状態に力が働いていることに着目し、絶縁操作棒の手許部に設けた操作レバーを握ることで、一対の把持腕の先端爪が挿入可能な凹部を一対の開閉部材の外壁に設け、操作レバーを解放して、一対の開閉部材が開いた状態を維持することにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工事用クリップを発明するに至った。
(1)本発明による間接活線工事用クリップは、一対の開閉する把持腕を先端部に有する間接活線工具を用いて操作できると共に、電線又は電線を覆う絶縁シートを挟持可能な間接活線工事用クリップであって、先端部が開閉できるように基端部を回動可能に連結し、前記電線又は前記絶縁シートを挟持可能な一対の帯板状の開閉部材と、一対の前記開閉部材の先端部が閉じる方向に力を付勢する付勢部材と、を備え、一方の前記開閉部材は、一対の前記把持腕が所定の開角を設けて閉じた状態で一方の当該把持腕の先端爪が当該開閉部材の基端部側から挿入可能な第1凹部を外壁の中間部に有し、他方の前記開閉部材は、一対の前記把持腕が所定の開角を設けて閉じた状態で他方の当該把持腕の先端爪が当該開閉部材の基端部側から挿入可能な第2凹部を外壁の中間部に有し、一対の前記把持腕の先端爪を前記第1凹部及び第2凹部に挿入して、一対の前記開閉部材の先端部が閉じた状態で、所定の開角を設けて閉じた一対の前記把持腕を開くと、一対の前記開閉部材の先端部が開く。
(2)前記第1凹部は、一方の前記先端爪の先端縁が当接する第1停止内壁と、一方の前記先端爪の把持面の一部が当接する第1閉角内壁と、一方の前記先端爪の把持面と反対面の一部が当接する第1開角内壁と、を有し、前記第2凹部は、他方の前記先端爪の先端縁が当接する第2停止内壁と、他方の前記先端爪の把持面の一部が当接する第2閉角内壁と、他方の前記先端爪の把持面と反対面の一部が当接する第2開角内壁と、を有し、一対の前記開閉部材が前記電線又は前記絶縁シートを挟持した状態で、一対の前記把持腕が離脱できるように、少なくとも、前記第2閉角内壁と前記第2開角内壁は、所定の間隙を設けていることが好ましい。
(3)一方の前記把持腕が固定腕からなり、他方の前記把持腕が可動腕からなることが好ましい。
(4)前記付勢部材は、一対の前記把持腕を開く力より一対の前記開閉部材の先端部を閉じる力を弱く設定していることが好ましい。
(5)前記付勢部材は、一対の前記開閉部材の基端部に配置された捩じりコイルばねからなることが好ましい。
本発明による間接活線工事用クリップは、一対の把持腕の先端爪を第1凹部及び第2凹部に挿入して操作レバーを解放すると、一対の開閉部材の先端部が開いた状態で、電線にアプローチできるので、操作性に優れている。
本発明の一実施形態による間接活線工事用クリップの構成を示す図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は平面図、図1(C)は左側面図、図1(D)は右側面図である。 前記実施形態による間接活線工事用クリップの構成を示す正面図であり、一対の開閉部材が開いた状態図である。 前記実施形態による間接活線工事用クリップの構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による間接活線工事用クリップを把持するための絶縁操作棒の正面図であり、図4(A)は、絶縁操作棒の基端部側を示し、図4(B)は、絶縁操作棒の先端部側を示している。 前記実施形態による間接活線工事用クリップを把持するための絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図である。 前記実施形態による間接活線工事用クリップの使用状態を示す正面図であり、一対の開閉部材が閉じた状態図である。 前記実施形態による間接活線工事用クリップの使用状態を示す正面図であり、一対の開閉部材が開いた状態図である。 従来技術による間接活線工事用クリップの正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[間接活線工事用クリップの構成]
最初に、本発明の一実施形態による間接活線工事用クリップの構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による間接活線工事用クリップの構成を示す図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は平面図、図1(C)は左側面図、図1(D)は右側面図である。図2は、前記実施形態による間接活線工事用クリップの構成を示す正面図であり、一対の開閉部材が開いた状態図である。図3は、前記実施形態による間接活線工事用クリップの構成を示す斜視分解組立図である。
図1を参照して、本発明の一実施形態による間接活線工事用クリップ(以下、クリップと略称する)10は、電線W又は電線Wを覆う絶縁シートSを挟持できる(図6参照)。又、クリップ10は、後述する間接活線工具となる絶縁操作棒70(図4参照)を用いて、操作できる。
図1から図3を参照すると、クリップ10は、一対の帯板状の開閉部材1・2と付勢部材となる捩じりコイルばね3を備えている。一対の開閉部材1・2は、絶縁性を有する硬質の合成樹脂からなり、長尺の帯板状に成形している。一対の開閉部材1・2は、先端部が開閉できるように基端部を回動可能に連結している。又、一対の開閉部材1・2は、それらの内壁で電線W又は絶縁シートSを挟持できる(図7参照)。
図1から図3を参照すると、一対の開閉部材1・2は、それらの基端部を分割可能に段差を設けている。一方の開閉部材1は、軸穴1hを基端部に開口している(図3参照)。他方の開閉部材2は、軸穴2hを基端部に開口している(図3参照)。軸穴1hと軸穴2hを一致させた後に、連結ピン31を挿通することで、一対の開閉部材1・2を互いに回動可能に連結できる。
図1から図3を参照すると、連結ピン31は、頭部にフランジを有し、連結ピン31の先端部にリング部材32を接合することで、一対の開閉部材1・2の離反を規制できる。更に、一対の開閉部材1・2は、爪部1n・2nを基端部に有している。これらの爪部1n・2nが相手側の開閉部材1・2の斜面部にそれぞれ当接することで、一対の開閉部材1・2の最大開角を規定できる。
図1から図3を参照すると、捩じりコイルばね3は、一対の開閉部材1・2の基端部に内装されている。捩じりコイルばね3は、一対の開閉部材1・2の先端部が閉じる方向に力を付勢している。そして、捩じりコイルばね3の付勢力に抗して、一対の開閉部材1・2の先端部を開くことができる(図3又は図7参照)。一方、捩じりコイルばね3に付勢されて、一対の開閉部材1・2の先端部を閉じることができる(図1又は図6参照)。
図1から図3を参照すると、一方の開閉部材1は、半径の異なる大小の円弧溝11r・12rを内壁に形成している。同様に、他方の開閉部材2は、半径の異なる大小の円弧溝21r・22rを内壁に形成している。円弧溝11rと円弧溝21rの間に、比較的外径の大きい電線Wを導入して、一対の開閉部材1・2を閉じることで、この電線Wを挟持できる。一方、円弧溝21rと円弧溝22rの間に、比較的外径の小さい電線Wを導入して、一対の開閉部材1・2を閉じることで、この電線Wを挟持できる。
図1から図3を参照すると、一方の開閉部材1は、直方体状の第1突部13を外壁の中間部に形成している。第1突部13には、後述する一方の把持腕7aの先端爪71a(図5参照)が挿入可能な第1凹部13hを設けている。第1凹部13hは、一方の開閉部材1の基端部側に向かって開口している。
同様に、図1から図3を参照すると、他方の開閉部材2は、直方体状の第2突部23を外壁の中間部に形成している。第2突部23には、後述する他方の把持腕7bの先端爪71b(図5参照)が挿入可能な第2凹部23hを設けている。第2凹部23hは、他方の開閉部材2の基端部側に向かって開口している。
(絶縁操作棒の構成)
次に、実施形態によるクリップ10を把持するための絶縁操作棒の構成を説明する。図4は、前記実施形態による間接活線工事用クリップを把持するための絶縁操作棒の正面図であり、図4(A)は、絶縁操作棒の基端部側を示し、図4(B)は、絶縁操作棒の先端部側を示している。図5は、前記実施形態による間接活線工事用クリップを把持するための絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図である。
図4又は図5を参照すると、間接活線工具となる絶縁操作棒70(いわゆる、絶縁ヤットコ)は、長尺の操作棒71と把持工具72で構成している。把持工具72は、操作棒71の先端部に着脱自在に取り付けられている。又、絶縁操作棒70は、作動棒73を備えている。絶縁操作棒70は、操作棒71及び作動棒73の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで連結され、間接活線工法に好適なように、絶縁性が確保されている。
図4又は図5を参照すると、把持工具72は、開閉する一対の湾曲した把持腕7a・7bで構成している。そして、一方の把持腕7aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の把持腕7bは、一方の把持腕7aの基端部に設けた回動軸7cを中心に回動する可動腕となっている。
図4又は図5を参照すると、作動棒73は、操作棒71に沿って保持されている。作動棒73の先端部は、他方の把持腕7bに回動可能に連結している。そして、作動棒73の手許部に設けた操作レバー74を操作すると、一方の把持腕7aに対して、他方の把持腕7bを開閉できる。
図4を参照して、操作レバー74を握って、操作レバー74を操作棒71に近づけると、一方の把持腕7aに対して、他方の把持腕7bを閉じることができる。操作レバー74を解放すると、操作レバー74に連結したばね(図示せず)の力で、一方の把持腕7aに対して、他方の把持腕7bを開くことができる。図4又は図5は、一方の把持腕7aに対して、他方の把持腕7bが最大に開いた状態を示している。
図5を参照して、一方の把持腕7aは、先細り状の先端爪71aを突出している。先端爪71aは、把持面70aを形成している。把持面70aは、操作棒71の軸中心Qと略平行に配置されている。同様に、他方の把持腕7bは、先細り状の先端爪71bを突出している。先端爪71bは、把持面70bを形成している。把持面70bは、把持面70aと所定の開角を設けて配置されている。図4を参照して、操作レバー74を握ると、把持面70bを把持面70aに近づけることができる。そして、被把持物を把持できる。
[間接活線工事用クリップの作用]
次に、実施形態によるクリップ10の構成を補足すると共に、クリップ10の操作方法を説明しながら、クリップ10の作用及び効果を説明する。
図6は、前記実施形態による間接活線工事用クリップの使用状態を示す正面図であり、一対の開閉部材が閉じた状態図である。図7は、前記実施形態による間接活線工事用クリップの使用状態を示す正面図であり、一対の開閉部材が開いた状態図である。
図6を参照して、クリップ10を絶縁操作棒70に取り付ける場合は、最初に、操作レバー74を握って(図4参照)、一方の把持腕7aに対して他方の把持腕7bを所定の開角に閉じる。
次に、図6を参照して、一対の開閉部材1・2が閉じた状態で、先端爪71aを第1凹部13hに挿入すると共に、先端爪71bを第2凹部23hに挿入する。この場合、先端爪71aの先端縁が第1凹部13hの第1停止内壁131に当接するまで、又は、先端爪71bの先端縁が第2凹部23hの第2停止内壁231に当接するまで、一対の先端爪71a・71bを第1凹部13h及び第2凹部23hに挿入することが好ましい。
図6を参照すると、先端爪71aの把持面70aの一部が第1閉角内壁132に当接している(図1又は図2参照)。又、先端爪71bの把持面70bの一部が第2閉角内壁232に当接している。一対の先端爪71a・71bを第1凹部13h及び第2凹部23hに挿入する過程では、第1閉角内壁132が一方の開閉部材1の外壁に連続していると共に、第2閉角内壁232が斜面となって把持面70bに対向しているので、挿入が容易である。
図6に示された状態から、操作レバー74を解放し(図4参照)、所定の開角を設けて閉じた一対の把持腕7a・7bを開くと、一方の先端爪71aの把持面70aと反対面の一部が第1開角内壁133に当接すると共に、他方の先端爪71bの把持面70bと反対面の一部が第2開角内壁233に当接して、一対の開閉部材1・2の先端部を開くことができる(図7参照)。この場合、捩じりコイルばね3は、一対の把持腕7a・7bを開く力より一対の開閉部材1・2の先端部を閉じる力を弱く設定している。
図7に示されるように、一対の開閉部材1・2の先端部を開いた状態を維持して、高所に配置された電線Wに向かってクリップ10を移動できる。次に、一対の開閉部材1・2の間に電線W又は絶縁シートSを導入し、操作レバー74を握ることで(図4参照)、他方の先端爪71bの把持面70bが第2閉角内壁232側に移動し(図6参照)、一対の開閉部材1・2の先端部を閉じて、電線W又は絶縁シートSを挟持できる。
図7に示された状態から、一対の開閉部材1・2が電線W又は絶縁シートSを挟持すると、少なくとも、第2閉角内壁232と第2開角内壁233は、所定の間隙を設けているので、一対の把持腕7a・7bを離脱できる。
このように、実施形態によるクリップ10は、一対の把持腕7a・7bの先端爪71a・71bを第1凹部13h及び第2凹部23hに挿入して、操作レバー74を解放すると、一対の開閉部材1・2の先端部が開いた状態で、電線Wにアプローチできるので、操作性に優れている。
本発明による間接活線工事用クリップは、次のような効果が奏される。
(1)クリップを絶縁操作棒に簡単の取り付けることができる。
(2)電線又は電線を覆う絶縁シートを確実に挟持できる。
(3)クリップを絶縁操作棒で把持するために、操作レバーを握る必要がない。
(4)操作レバーを解放した状態でクリップを移動でき、操作が容易である。
本発明は、絶縁操作棒などを用いて、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線工事できる間接活線工事用クリップを開示したが、本発明のクリップは、間接活線工事用に限定されることなく、他の分野でも応用されることが期待される。
1・2 一対の開閉部材
3 捩じりコイルばね(付勢部材)
7a・7b 一対の把持腕
10 クリップ(間接活線工事用クリップ)
13h 第1凹部
23h 第2凹部
70 絶縁操作棒(間接活線工具)
71a 先端爪(把持腕7aの先端爪)
71b 先端爪(把持腕7bの先端爪)
S 絶縁シート
W 電線

Claims (5)

  1. 一対の開閉する把持腕を先端部に有する間接活線工具を用いて操作できると共に、電線又は電線を覆う絶縁シートを挟持可能な間接活線工事用クリップであって、
    先端部が開閉できるように基端部を回動可能に連結し、前記電線又は前記絶縁シートを挟持可能な一対の帯板状の開閉部材と、
    一対の前記開閉部材の先端部が閉じる方向に力を付勢する付勢部材と、を備え、
    一方の前記開閉部材は、一対の前記把持腕が所定の開角を設けて閉じた状態で一方の当該把持腕の先端爪が当該開閉部材の基端部側から挿入可能な第1凹部を外壁の中間部に有し、
    他方の前記開閉部材は、一対の前記把持腕が所定の開角を設けて閉じた状態で他方の当該把持腕の先端爪が当該開閉部材の基端部側から挿入可能な第2凹部を外壁の中間部に有し、
    一対の前記把持腕の先端爪を前記第1凹部及び第2凹部に挿入して、一対の前記開閉部材の先端部が閉じた状態で、所定の開角を設けて閉じた一対の前記把持腕を開くと、一対の前記開閉部材の先端部が開く間接活線工事用クリップ。
  2. 前記第1凹部は、
    一方の前記先端爪の先端縁が当接する第1停止内壁と、
    一方の前記先端爪の把持面の一部が当接する第1閉角内壁と、
    一方の前記先端爪の把持面と反対面の一部が当接する第1開角内壁と、を有し、
    前記第2凹部は、
    他方の前記先端爪の先端縁が当接する第2停止内壁と、
    他方の前記先端爪の把持面の一部が当接する第2閉角内壁と、
    他方の前記先端爪の把持面と反対面の一部が当接する第2開角内壁と、を有し、
    一対の前記開閉部材が前記電線又は前記絶縁シートを挟持した状態で、一対の前記把持腕が離脱できるように、少なくとも、前記第2閉角内壁と前記第2開角内壁は、所定の間隙を設けている請求項1記載の間接活線工事用クリップ。
  3. 一方の前記把持腕が固定腕からなり、他方の前記把持腕が可動腕からなる請求項1又は2記載の間接活線工事用クリップ。
  4. 前記付勢部材は、一対の前記把持腕を開く力より一対の前記開閉部材の先端部を閉じる力を弱く設定している請求項1から3のいずれかに記載の間接活線工事用クリップ。
  5. 前記付勢部材は、一対の前記開閉部材の基端部に配置された捩じりコイルばねからなる請求項1から4のいずれかに記載の間接活線工事用クリップ。
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