JP5880465B2 - 電線群の保持具およびワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、一方の電線に他方の電線がスプライス部で電気的に接続された複数の電線群を束ねたワイヤハーネスに適用される電線群の保持具およびワイヤハーネスに関する。
従来、自動車やオートバイ等の車両に設けられたワイヤハーネスは、幹線に枝線がスプライス部で電気的に接続された複数の電線群が束ねられたものから構成されている。
スプライス部は、幹線の中間部分の絶縁層および枝線の先端部分の絶縁層を剥いで露出させた導体同士を、かしめ具による圧着、溶接、あるいは半田等により接合することで形成されており、スプライス部には絶縁保護を目的として、例えば、絶縁テープが巻き付けられている。
このスプライス部は、ワイヤハーネスとして結束される電線群にスプライス部が多数ある場合、スプライス部がリークしないように、通常数十mm以上の一定の間隔を空けて配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−302389号公報
しかしながら、従来のように一定の間隔を空けてスプライス部を配置するためには、作業者は、各電線群のスプライス部がリークしない間隔となるようにスプライス部の位置調整を行いながら、ワイヤハーネスを配索する必要があるため、ワイヤハーネスの製造作業が面倒なものとなる。
これに加えて、手作業で各電線群のスプライス部の間隔を調整する必要があるため、作業者のミス等によってスプライス部がリークを生じる間隔で配置されるおそれがあり、ワイヤハーネスの品質が低下してしまう。
さらに、各電線群のスプライス時にスプライス位置のばらつきが大きくなるため、各電線群のスプライス部の間隔を規定してワイヤハーネスを配索する必要がある。
例えば、スプライス部の間隔を50mmに規定する場合には、200mmの幅に5箇所のスプライス部しか配置できない。このため、200mmの幅内に取付けられないあふれた電線群は、別の場所に配置されることになり、スプライス部の配置の自由度が制限される。また、あふれた電線群を他の場所に配置するために電線群が長くなってしまい、その分だけ電線量が多くなり、ワイヤハーネスの径の増大および製造コストの増大が発生してしまう。
これに対して、スプライス部の間隔を30mmに規定した場合は、200mmの幅に7箇所のスプライス部を配置できる。ところが、スプライス部を短い間隔で配置する場合には、短い間隔でスプライス部を配置するための調整を行う必要があるため、ワイヤハーネスの製造作業が面倒なものとなる。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、ワイヤハーネスの製造作業の作業性の向上および品質向上を図ることができるとともに、スプライス部の配置の自由度を向上させることができる電線群の保持具およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明に係る電線群の保持具は、上記目的達成のため、(1)それぞれ一方の電線に他方の電線が電気的に接続されたスプライス部を有する複数の電線群を保持する電線群の保持具であって、前記複数の電線群を受け入れて保持可能な保持部を有する3つ以上の保持部材と、前記保持部材が連結される連結部とを備え、前記保持部材は、隣接する前記保持部材の間に1つの前記電線群のスプライス部が配置されて複数の前記電線群のスプライス部が一定の間隔で直列に配置されるように、一定の間隔で前記連結部に連結されるものから構成されている。
この保持具は、隣接する保持部材の間に各電線群のスプライス部が一定の間隔で直列に配置されるように、保持部材が一定の間隔で連結部に連結されるので、スプライス部を保持部材の間に容易に位置決めして一定の間隔で保持することができる。このため、簡単な作業でスプライス部を短い間隔で配置することができ、ワイヤハーネスの製造作業の作業性を向上させることができる。
また、スプライス処理工程で各電線群のスプライス部の位置にばらつきが生じた場合であっても、作業者が簡単な作業でスプライス部を保持部材の間に配置することができるので、各電線群のスプライス部の間隔をリークが生じない一定の間隔である規定の間隔に保つことができる。このため、ワイヤハーネスの品質を向上させることができる。
また、各電線群のスプライス部の間隔をリークが生じない一定の間隔に保つことができるので、スプライス部の配置位置の自由度を高めることができ、一定の距離の間で各電線群のスプライス部を最適な数だけ設けることができる。
この結果、従来のようなあふれた電線群を別の位置に配置すること等を不要にして電線量を削減することができ、ワイヤハーネスの径を小さくすることができるとともに、ワイヤハーネスの製造コストを低減することができる。
上記(1)に記載の電線群の保持具において、(2)前記保持部材および前記連結部が、弾性変形自在な成形体から構成されている。
この保持具は、保持部材および連結部が弾性変形自在であるため、複数の電線群を束ねて全体をテープ巻きするときに保持部材を変形させることができる。このため、保持部材によって電線群が損傷するのを防止することができる。
また、保持具は、ワイヤハーネスの配索状態に合わせて保持部材を変形させることができるため、ワイヤハーネスの柔軟性を確保することができる。
上記(1)または(2)に記載の電線群の保持具において、(3)前記保持部材の間隔は、前記スプライス部を含んだ前記電線群の軸線方向の外周部に取付けられたスプライス部保護部材の前記軸線方向長さと同じ間隔であるものから構成されている。
この保持具は、保持部材の間隔を、スプライス部保護テープの軸線方向長さと同じ間隔にすることにより、スプライス部保護テープの軸線方向の両端が保持部材に接触するようにして電線群を保持部材の間に位置決めすれば、スプライス部を保持部材の間に容易に位置決めして一定の間隔で保持することができる。
このため、より簡単な作業でスプライス部を短い間隔で配置することができ、ワイヤハーネスの製造作業の作業性をより一層向上させることができる。
また、本発明に係るワイヤハーネスは、上記(1)〜(3)のいずれか記載の電線群の保持具を備えたワイヤハーネスであって、(4)隣接する前記保持部材の間に1つの前記電線群のスプライス部が配置されて前記電線群のスプライス部が一定の間隔で直列に配置された複数の前記電線群と、前記保持具に保持されていない複数の電線群とが、前記保持具と共に束ねられたものから構成されている。
このワイヤハーネスは、スプライス部を保持部材の間に容易に位置決めして一定の間隔で保持することができるので、ワイヤハーネスの製造作業の作業性の向上および品質の向上を図ることができるとともに、スプライス部の配置の自由度を向上させることができる。
本発明によれば、ワイヤハーネスの製造作業の作業性の向上および品質向上を図ることができるとともに、スプライス部の配置の自由度を向上させることができる電線群の保持具およびワイヤハーネスを提供することができる。
本発明に係る電線群の保持具およびワイヤハーネスの一実施の形態を示す図であり、ワイヤハーネスの概略構成図である。 一実施の形態の電線群の構成を示す図である。 一実施の形態の電線群のスプライス部を示す図である。 一実施の形態の電線群の保持具の斜視図である。 一実施の形態の保持具に電線群が保持された状態を示す斜視図である。 一実施の形態の電線群の保持具に電線群が保持された状態を示す側面図である。 一実施の形態の電線群の保持具の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る電線群の保持具およびワイヤハーネスの実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図7は、本発明に係る電線群の保持具およびワイヤハーネスの一実施の形態を示す図である。
図1〜図3において、ワイヤハーネス1は、複数の電線群10A、10Bを備えている。電線群10Aは、一方の電線としての1つの電線11Aおよび1つの電線11Aに他方の電線としての2つの電線12Aがそれぞれスプライス部13Aで電気的に接続されて束ねられたものから構成されている。
また、電線群10Bは、一方の電線としての1つの電線11Bと、1つの電線11Bに他方の電線としての1つの電線12Bがスプライス部13Bで電気的に接続されて束ねられたものから構成されている。
電線11A、11B、12A、12Bは、導体を絶縁層で被覆したものから構成されており、導体としては、例えば、銅が用いられている。また、絶縁層としては、例えば、ポリ塩化ビニール(PVC)が用いられている。なお、導体と絶縁層の材質は、例示であって、これに限定されるものではない。
図3に示すように、スプライス部13Aは、電線11Aの軸線方向の一部および2つの電線12Aの一端部を皮剥ぎ等して電線11Aの芯線11aおよび電線12Aの芯線12aを露出させ、この芯線11a、12aを束ねて接続部15Aで接続した部分である。
スプライス部13Bは、電線11Bの軸線方向の一部および1つの電線12Bの一端部を皮剥ぎ等して電線11Bの芯線11bおよび電線12Bの芯線12bを露出させ、この芯線11b、12bを束ねて接続部15Bで接続した部分である。
接続部15A、15Bは、かしめ具による圧着、抵抗溶接、超音波溶接、あるいは半田等を施して電気的導通が施された部位である。
スプライス部13A、13Bには、絶縁保護を目的として、スプライス部保護部材としての絶縁性のスプライス部保護テープ14A、14Bが取付けられており、このスプライス部保護テープ14A、14Bは、スプライス部13A、13Bを含んだ電線群10A、10Bの軸線方向の外周部に一定の軸線方向長さで巻き付けられている。
なお、以下の説明では、電線群10A、10Bの軸線方向に延在するスプライス部保護テープ14A、14Bの軸線方向長さをスプライス部保護テープ14A、14Bの幅という。ここで、スプライス部保護部材としては、スプライス部保護テープ14A、14Bに限定されるものではなく、熱収縮チューブ等から構成されてもよい。
また、図1に示すように、電線11A、11Bが束ねられたものが幹線2を構成し、電線12A、12Bが束ねられたものが枝線3を構成している。枝線3を構成する電線12A、12Bのスプライス部13A、13Bと反対側の電線12A、12Bの一端側にはコネクタ4が接続されており、幹線2を構成する電線11A、11Bの両端部には図示しないコネクタがそれぞれ接続されている。
そして、これら幹線2および枝線3およびコネクタ4等からワイヤハーネス1が構成されている。ここで、本実施の形態のワイヤハーネス1は、2つの電線群10A、10Bが設けられているが、これに限定されるものではなく、3つ以上の電線群が設けられていてもよい。
また、ワイヤハーネス1は、保持具20を備えている。図4〜図6に示すように、電線群10A、10Bの保持具20は、一列に一定の間隔で配設される保持部材21A、21B、21C、21と、保持部材21A、21B、21C、21と一体成形され、保持部材21A、21B、21C、21を連結する棒状の連結部23とを備えている。
ここで、図4で示す保持部材21は、保持具20に電線群10A、10Bが取付けられるときに、保持具20から切り離されるものであり、保持具20の初期状態は、保持部材21を含んで構成されている。なお、保持部材は、3つ以上設けられていれば、何個でもよい。
保持部材21A、21B、21C、21は、例えば、PVCのような弾性変形自在な成形体からなり、電線11A、11B、12A、12Bの絶縁層と同一の材料から構成されている。ここで、保持部材21A、21B、21C、21の材料は、弾性変形自在な成形体であれば、PVCに限定されるものではない。
連結部23は、人手によって切断できる程度の大きさの形状に形成されており、作業者が必要に応じて連結部23を切断することにより、使用される保持部材21A、21B、21C、21の数を変更できるようになっている。
また、保持部材21A、21B、21C、21には保持部としてのスリット22が形成されている。このスリット22は、電線11A、11Bの径よりも細い内径を有する直線部22Aと、直線部22Aの下方に位置し、電線11A、11Bの径よりも大きい内径を有する丸穴形状の保持穴22Bとを含んで構成されている。
直線部22Aには、電線11A、11Bが差し込まれるようになっており、直線部22Aに差し込まれた電線11A、11Bは、直線部22Aの下方に移動して保持穴22Bに保持されるようになっている。ここで、保持穴22Bは、丸穴に限定されるものではない。
図5、図6に示すように、保持部材21A、21B、21Cの間には、電線群10A、10Bのスプライス部13A、13Bを含んだスプライス部保護テープ14A、14Bが位置するようになっており、保持部材21A、21B、21Cの間隔Lは、スプライス部保護テープ14A、14Bの幅と同じ間隔に設定されている。
本実施の形態の保持部材21A、21B、21Cは、隣接する保持部材21A、21B、21C、21の間に1つの電線群10A、10Bのスプライス部13A、13Bが配置されてスプライス部13A、13Bが一定の間隔で直列に配置されるように一定の間隔で連結部23に連結される。
例えば、図4に示す保持具20において、4つの保持部材21A、21B、21C、21によって複数の電線群を保持する場合には、隣接する保持部材21A、21B、21C、21の間に3つの電線群のスプライス部が一定の間隔で直列に配置されることになる。
すなわち、本実施の形態の保持部材21A、21B、21C、21は、保持部材21A、21B、21C、21の数にかかわらず、隣接する保持部材21A、21B、21C、21の間に電線群のスプライス部が一定の間隔で直列に配置されるように一定の間隔で連結部23に連結されるものである。
ここで、スプライス部保護テープ14A、14Bの幅が、例えば、40mmであれば、保持部材21A、21B、21C、21の間隔Lは、40mmとなるように保持部材21A、21B、21C、21が連結部23に一体形成されている。なお、40mmという間隔Lは、例示であって、これに限定されるものではない。
また、保持部材21A、21B、21C、21の間隔Lは、スプライス部13A、13Bのスプライス処理のばらつきを考慮して、隣接するスプライス部13A、13Bがリークしない一定の間隔に設定されている。
このように構成された保持具20は、ワイヤハーネス1の製造工程中の配索工程において使用されるものであり、以下、保持具20を用いたワイヤハーネス1の製造方法を説明する。
まず、保持具20は、保持するスプライス部13A、13Bの数に保持部材21A、21B、21Cの数を合わせるために、連結部23を切断して必要な保持部材21A、21B、21Cを残す。
次いで、スプライス部保護テープ14Aの幅方向の両端が保持部材21A、21Bに接触するようにして電線群10Aを保持部材21A、21Bの間に位置決めした後、電線群10Aを保持部材21A、21Bの直線部22Aを通して保持穴22Bに挿通して保持穴22Bに保持する。このため、隣接する保持部材21A、21Bの間に電線群10Aのスプライス部13Aが位置決めされる。
次いで、スプライス部保護テープ14Bの幅方向の両端が保持部材21B、21Cに接触するようにして電線群10Bを保持部材21B、21Cの間に位置決めした後、電線群10Bを保持部材21B、21Cの直線部22Aを通して保持穴22Bに挿通して保持穴22Bに保持する。このため、隣接する保持部材21B、21Cの間に電線群10Bのスプライス部13Bが位置決めされる。この状態が図5、図6に相当する。
このようにスプライス部13A、13Bが直列に配置されるように電線群10A、10Bを保持具20に保持した後、保持具20に保持された電線群10A、10Bと、保持具20に保持されていない他の電線群16とを保持具20と共に束ね、電線群10A、10B、16に外装テープ5を巻き付けることにより、ワイヤハーネス1が製造される。なお、図1では、電線群16の一部のみを示している。
ここで、保持部材21A、21B、21Cの保持穴22Bには電線群10A、10Bが保持されるが、保持穴22Bは、複数の電線が挿通されることで拡径されるため、電線群10A、10Bは、保持穴22Bに係止される。
したがって、外装テープ5の巻き付け時に、電線群10A、10Bが保持部材21A、21B、21Cに対して相対移動するのを防止することができ、スプライス部13A、13Bの位置ずれが発生するのを防止することができる。
このように本実施の形態の保持具20は、電線群10A、10Bを受け入れて保持可能なスリット22を有する保持部材21A、21B、21Cと、保持部材21A、21B、21Cが連結される連結部23とを備え、保持部材21A、21B、21Cは、隣接する保持部材21A、21B、21C、21の間に1つの電線群10A、10Bのスプライス部13A、13Bが配置されてスプライス部13A、13Bが一定の間隔で直列に配置されるように一定の間隔で連結部23に連結される。
このため、スプライス部13A、13Bを保持部材21A、21B、21Cの間に短い間隔で容易に位置決めして一定の間隔で保持することができ、ワイヤハーネス1の製造作業の作業性を向上させることができる。
また、スプライス処理工程で電線群10A、10Bのスプライス部13A、13Bの位置にばらつきが生じた場合であっても、作業者が簡単な作業でスプライス部13A、13Bを保持部材21A、21B、21Cの間に配置することができる。
このため、電線群10A、10Bのスプライス部13A、13Bの間隔をリークが生じない一定の間隔である規定の間隔に保つことができる。このため、ワイヤハーネス1の品質を向上させることができる。
また、電線群10A、10Bのスプライス部13A、13Bの間隔をリークが生じない一定の間隔に保つことができるので、スプライス部13A、13Bの配置位置の自由度を高めることができ、一定の幅内で電線群10A、10Bのスプライス部13A、13Bを最適な数だけ設けることができる。
この結果、従来のようなあふれた電線群を別の位置に配置すること等を不要にして、電線量を削減することができ、ワイヤハーネス1の径を小さくすることができるとともに、ワイヤハーネス1の製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態の保持部材21A、21B、21Cは、弾性変形自在な成形体から構成されるので、電線群10A、10B、16を束ねて電線群10A、10B、16に外装テープ5を巻くときに、保持部材21A、21B、21Cを変形させることができる。このため、保持部材21A、21B、21Cによって電線群10A、10B、16が損傷するのを防止することができる。
これに加えて、ワイヤハーネス1の配索状態に合わせて保持部材21A、21B、21Cを変形させることができるため、ワイヤハーネス1の柔軟性を確保することができる。
また、本実施の形態の保持部材21A、21B、21Cの間隔は、スプライス部保護テープ14A、14Bの幅と同じ間隔に設定されているので、スプライス部保護テープ14A、14Bの幅方向両端が保持部材21A、21Bまたは保持部材21B、21Cに接触するようにして電線群10A、10Bを保持部材21A、21B、21Cの間に位置決めすれば、スプライス部13A、13Bを保持部材21A、21B、21Cの間に容易に位置決めして一定の間隔で保持することができる。
また、本実施の形態の保持具20は、平面が角形の板状体からなる保持部材21A、21B、21Cを備えたものを説明したが、保持具20の形状は、これに限定されるものでない。
例えば、図7に示すように、平面が円形状の板状体からなる保持部材21を備えた保持具20を用いてもよい。この場合、ワイヤハーネス1は、電線群の損傷をより効果的に回避することができる。
以上説明したように、本発明に係る電線群の保持具およびこの電線群の保持具を用いるワイヤハーネスは、ワイヤハーネスの製造作業の作業性の向上および品質向上を図ることができるとともに、スプライス部の配置の自由度を向上させることができるという効果を有し、一方の電線に他方の電線がスプライス部で電気的に接続された複数の電線群を束ねたワイヤハーネスに適用される電線群の保持具およびワイヤハーネス等として有用である。
1…ワイヤハーネス、10…電線群、10A,10B,16…電線群、11A,11B…電線(一方の電線)、12A,12B…電線(他方の電線)、13A,13B…スプライス部、14A、14B…スプライス部保護テープ(スプライス部保護部材)、20…保持具、21,21A,21B,21C…保持部材、22…スリット(保持部)、23…連結部

Claims (4)

  1. それぞれ一方の電線に他方の電線が電気的に接続されたスプライス部を有する複数の電線群を保持する電線群の保持具であって、
    前記複数の電線群を受け入れて保持可能な保持部を有する3つ以上の保持部材と、前記保持部材が連結される連結部とを備え、
    前記保持部材は、隣接する前記保持部材の間に1つの前記電線群のスプライス部が配置されて複数の前記電線群のスプライス部が一定の間隔で直列に配置されるように、一定の間隔で前記連結部に連結されることを特徴とする電線群の保持具。
  2. 前記保持部材および前記連結部が、弾性変形自在な成形体からなることを特徴とする請求項1に記載の電線群の保持具。
  3. 前記保持部材の間隔は、前記スプライス部を含んだ前記電線群の軸線方向の外周部に取付けられたスプライス部保護部材の前記軸線方向長さと同じ間隔であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電線群の保持具。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電線群の保持具を備えたワイヤハーネスであって、
    隣接する前記保持部材の間に1つの前記電線群のスプライス部が配置されて複数の前記電線群のスプライス部が一定の間隔で直列に配置された複数の前記電線群と、前記保持具に保持されていない複数の電線群とが、前記保持具と共に束ねられたことを特徴とするワイヤハーネス。
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