JP5880126B2 - 保護回路 - Google Patents

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本発明は、素子をサージ電圧から保護するための保護回路に関する。
一般に、保護回路は、トランジスタ等の素子を静電気放電等によるサージ電圧から保護するために半導体集積回路内に形成される。また、半導体集積回路の素子構造の微細化に伴い、トランジスタのゲート絶縁膜は薄くなる傾向にあり、トランジスタの耐圧は低くなる傾向にある。
例えば、保護回路は、電源端子と接地端子の間に直列に接続された2つのnMOSトランジスタと、サージ電圧が電源端子に印加されるときに、nMOSトランジスタの閾値電圧を下げるために、共通のバックゲート電圧を高くする電圧供給回路とを有している(例えば、特許文献1参照。)。また、保護回路は、電源端子に印加される電圧の立ち上がり時間を検出する検出部と、検出部が立ち上がり時間を検出するまで電源線と接地線とを接続するクランプ回路とを有している(例えば、特許文献2参照。)。
あるいは、保護回路は、電源端子と接地端子との間に接続されたダイオードと、電源端子とオープンドレイン端子との間に互いに逆向きに接続された2つのダイオードと、オープンドレイン端子と接地端子との間に接続されたダイオードとを有している(例えば、特許文献3参照。)。
特開2009−147040号公報 特開2007−142423号公報 特開平5−121679号公報
半導体集積回路に形成される保護回路は、製造コストを削減するために、微細化されたトランジスタを用いて形成することが望ましい。しかしながら、耐圧が電源電圧より低いトランジスタを用いて保護回路を形成する手法は提案されていない。
本発明の目的は、耐圧が電源電圧より低いトランジスタを用いて保護回路を形成し、保護回路が搭載される半導体集積回路の製造コストを削減することである。
本発明の一形態では、保護回路は、第1電源端子と第2電源端子との間に第1ノードを介して直列に接続された第1トランジスタおよび第2トランジスタと、第1電源端子に第1電源電圧が供給され、第2電源端子に第1電源電圧と値が異なる第2電源電圧が供給される期間に、第1電源電圧と第2電源電圧との中央の電圧を第1ノードに出力するバイアス回路と、第1電源電圧および第1ノードの電圧を電源電圧として受けて動作し、第1電源端子に電圧サージが印加されるときに、第1トランジスタをオンさせる第1トリガ回路と、第1ノードの電圧および第2電源電圧を電源電圧として受けて動作し、第1電源端子に印加される電圧サージに応じて第1ノードの電圧が上昇するときに、第2トランジスタをオンさせる第2トリガ回路とを有している。
耐圧が電源電圧より低いトランジスタを用いて保護回路を形成でき、保護回路が搭載される半導体集積回路の製造コストを削減できる。
保護回路の一実施形態を示している。 図1に示したトランジスタN1、N2の断面構造の例を示している。 図1に示したインバータIV13、IV23の断面構造の例を示している。 保護回路の別の実施形態を示している。 図4に示したトランジスタN1、N2の断面構造の例を示している。 保護回路の別の実施形態を示している。 保護回路の別の実施形態を示している。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。図中のX印を付けた矩形は、外部端子を示している。外部端子は、保護回路を含む半導体集積回路チップが収納されるパッケージのリード、あるいは、保護回路を含む半導体集積回路チップ上のパッドである。外部端子を介して供給される電圧には、端子名と同じ符号を使用する。
図1は、保護回路の一実施形態を示している。例えば、保護回路PRC1は、電源端子VDEに供給される電源電圧VDEおよび接地端子VSSに供給される接地電圧VSSを受けて動作する内部回路とともに、半導体集積回路に搭載される。保護回路PRC1は、nMOSトランジスタN1、N2、バイアス回路BIAS1、トリガ回路TRG1、TRG2およびダイオードD1を有している。
nMOSトランジスタN1、N2は、電源端子VDEと接地端子VSS間にノードHFを介して直列に接続されている。nMOSトランジスタN1のバックゲート(基板)は、ノードHFに接続されている。nMOSトランジスタN2のバックゲートは、接地端子VSSに接続されている。nMOSトランジスタN1を囲う一点鎖線は、nMOSトランジスタN1のバックゲートであるp型ウエル領域と半導体基板との間にn型ウエル領域が形成されることを示している。nMOSトランジスタN1の構造は、図2に示す。
例えば、保護回路PRC1とともに半導体集積回路に搭載される内部回路がシステム上で動作するとき、電源端子VDEに供給される電源電圧VDEは、3.3Vである。例えば、nMOSトランジスタN1、N2の耐圧は、1.8Vに設計されており、半導体集積回路の内部回路に形成されるトランジスタの耐圧と同じである。内部回路は、電源電圧VDEを降圧することにより生成される内部電源電圧または外部端子で受ける内部電源電圧を受けて動作する。例えば、内部電源電圧は、1.8Vである。
電源端子VDEは、第1電源端子の一例であり、接地端子VSSは、第2電源端子の一例である。なお、第2電源端子は、接地端子VSSに限定されることなく、電源電圧VDEより低い電圧が供給される他の電源端子でもよい。
バイアス回路BIAS1は、電源端子VDEと接地端子VSS間にノードHFを介して直列に接続された抵抗素子R1、R2を有している。抵抗素子R1、R2は、互いに同じ抵抗値に設計されている。このため、バイアス回路BIAS1は、電源電圧VDEと接地電圧VSSの中央の電圧(この例では、1.65V)をノードHFに生成する。
例えば、抵抗素子R1、R2は、ポリシリコン配線を用いて形成されるポリシリコン抵抗である。なお、内部回路の配線に使用されるポリシリコン配線上にシリサイドが形成される場合、抵抗素子R1、R2を形成するポリシリコン配線上にシリサイドは形成されない。
抵抗素子R1、R2は、複数のトランジスタ(例えば、pMOSトランジスタ)を直列にダイオード接続することにより形成されてもよい。また、バイアス回路BIAS1は、容量値が互いに等しい一対のキャパシタを、ノードHFを介して電源端子VDEと接地端子VSSとの間に直列に接続することで形成されてもよい。ダイオードD1のアノードは、接地端子VSSに接続され、ダイオードD1のカソードは、電源端子VDEに接続されている。
トリガ回路TRG1は、抵抗素子R11、キャパシタC1およびインバータIV11、IV12、IV13を有している。抵抗素子R11およびキャパシタC1は、電源端子VDEとノードHFとの間にノードND1を介して接続されている。インバータIV11、IV12、IV13は、ノードND1とnMOSトランジスタN1のゲートとの間に直列に接続されている。
抵抗素子R11およびキャパシタC1は、電源電圧VDEの上昇から所定時間後にノードND1をロウレベルからハイレベルに変化させる時定数回路として機能する。時定数回路は、nMOSトランジスタN1をオンさせるためのトリガ信号をノードND1に生成する。
インバータIV11、IV12、IV13は、ノードND1に現れるトリガ信号がロウレベルのときにnMOSトランジスタN1をオンするための電圧をnMOSトランジスタN1のゲートに与えるバッファ回路として機能する。また、インバータIV11、IV12、IV13は、ノードND1に現れるトリガ信号がハイレベルのときにnMOSトランジスタN1をオフするための電圧をnMOSトランジスタN1のゲートに与えるバッファ回路として機能する。
例えば、抵抗素子R11は、抵抗R1、R2と同じ材料(例えば、ポリシリコン)により形成される。例えば、キャパシタC1は、nMOSトランジスタのゲートをノードND1に接続し、nMOSトランジスタのソース、ドレイン、バックゲートをノードHFに接続することにより形成される(MOSキャパシタ)。
インバータIV11は、pMOSトランジスタP11およびnMOSトランジスタN11を有している。インバータIV12は、pMOSトランジスタP12およびnMOSトランジスタN12を有している。インバータIV13は、pMOSトランジスタP13およびnMOSトランジスタN13を有している。pMOSトランジスタP11、P12、P13のソースおよびバックゲートは、電源端子VDEに接続されている。nMOSトランジスタN11、N12、N13のソースおよびバックゲートは、ノードHFに接続されている。
nMOSトランジスタN11、N12、N13およびキャパシタC1を囲う一点鎖線は、nMOSトランジスタN1と同様に、nMOSトランジスタN11、N12、N13およびキャパシタC1のバックゲートであるp型ウエル領域と半導体基板との間にn型ウエル領域が形成されることを示している。nMOSトランジスタN11、N12、N13のうち、nMOSトランジスタN13の構造を図3に示す。
トリガ回路TRG2は、抵抗素子R21、キャパシタC2およびインバータIV21、IV22、IV23を有している。抵抗素子R21およびキャパシタC2は、ノードHFと接地端子VSSとの間にノードND2を介して接続されている。インバータIV21、IV22、IV23は、ノードND2とnMOSトランジスタN2のゲートとの間に直列に接続されている。
抵抗素子R21およびキャパシタC2は、電源電圧VDEの上昇に伴うノードHFの電圧の上昇から所定時間後にノードND2をロウレベルからハイレベルに変化させる時定数回路として機能する。時定数回路は、nMOSトランジスタN2をオンさせるためのトリガ信号をノードND2に生成する。
インバータIV21、IV22、IV23は、ノードND2に現れるトリガ信号がロウレベルのときにnMOSトランジスタN2をオンするための電圧をnMOSトランジスタN2のゲートに与えるバッファ回路として機能する。また、インバータIV21、IV22、IV23は、ノードND2に現れるトリガ信号がハイレベルのときにnMOSトランジスタN2をオフするための電圧をnMOSトランジスタN2のゲートに与えるバッファ回路として機能する。
例えば、抵抗素子R21は、抵抗素子R11と同様に、例えば、ポリシリコン配線を用いて形成される。例えば、キャパシタC2は、nMOSトランジスタのゲートをノードND2に接続し、nMOSトランジスタのソース、ドレイン、バックゲートを接地端子VSSに接続することにより形成される(MOSキャパシタ)。
インバータIV21は、pMOSトランジスタP21およびnMOSトランジスタN21を有している。インバータIV22は、pMOSトランジスタP22およびnMOSトランジスタN22を有している。インバータIV23は、pMOSトランジスタP23およびnMOSトランジスタN23を有している。pMOSトランジスタP21、P22、P23のソースおよびバックゲートは、ノードHFに接続されている。nMOSトランジスタN21、N22、N23のソースおよびバックゲートは、接地端子VSSに接続されている。
抵抗素子R11およびキャパシタC1による時定数回路は、電源端子VDEに電圧が印加されるとき、キャパシタC1の充電速度に応じて、電源端子VDEの電圧上昇より遅れてノードND1に電圧を発生する。抵抗素子R21およびキャパシタC2による時定数回路は、電源端子VDEへの電圧の印加に伴い、ノードHFの電圧値が上昇するとき、キャパシタC2の充電速度に応じて、ノードHFの電圧上昇より遅れてノードND2に電圧を発生する。
ここで、電源端子VDEへの電圧の印加は、保護回路PRC1を含む半導体集積回路のパワーオン時または電源端子VDEへのサージ電圧の印加時に行われる。サージ電圧の印加は、保護回路PRC1が搭載される半導体集積回路チップをパッケージに収納するパッケージング工程や、パッケージされた半導体集積回路をシステム基板等に搭載する組立工程で発生する。すなわち、サージ電圧は、保護回路PRC1に電源電圧VDEや接地電圧VSSが供給されていないときに印加される。
図2は、図1に示したトランジスタN1、N2の断面構造の例を示している。各トランジスタN1、N2は、p型ウエル領域PWの表面にチャネル領域を挟んで形成される一対のn型拡散領域N+(ソース、ドレイン)と、チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲートGTとを有している。p型ウエル領域PWは、各nMOSトランジスタN1、N2のバックゲート(基板)である。
nMOSトランジスタN1のp型ウエル領域PWは、p型ウエル領域PW上に形成されるp型拡散領域P+を介してノードHFに接続され、ノードHFの電圧に設定される。nMOSトランジスタN2のp型ウエル領域PWは、p型ウエル領域PW上に形成されるp型拡散領域P+を介して接地端子VSSに接続され、接地電圧VSSに設定される。
nMOSトランジスタN2のp型ウエル領域PWは、p型の半導体基板PSUB上に形成されている。例えば、半導体基板PSUBは、接地線VSSに接続されている。nMOSトランジスタN1のp型ウエル領域PWは、n型ウエル領域NWを介して半導体基板PSUBおよびnMOSトランジスタN2のp型ウエル領域PWと電気的に分離されている。すなわち、nMOSトランジスタN1は、いわゆるトリプルウエル構造を用いて形成されている。nMOSトランジスタN1、N2のp型ウエル領域PWは、n型ウエル領域NWにより互いに電気的に分離されるため、互いに異なる電圧(HFとVSS)に設定できる。換言すれば、nMOSトランジスタN1のp型ウエル領域PWを、電源電圧VDEと接地電圧VSSの中央の電圧(ノードHFの電圧)に設定できる。
各nMOSトランジスタN1、N2において、互いに隣接するp型拡散領域P+とn型拡散領域N+とは、網掛けで示した素子分離領域STI(Shallow Trench Isolation)等により電気的に分離されている。なお、保護回路PRC1がn型の半導体基板上に形成される場合、図2のn型ウエル領域NWおよび半導体基板PSUBの代わりに、n型の半導体基板が設けられる。そして、電源電圧VDEが、n型の半導体基板に供給される。
図3は、図1に示したインバータIV13、IV23の断面構造の例を示している。図2と同じ要素については、詳細な説明は省略する。インバータIV11、IV21の断面構造およびインバータIV12、IV22の断面構造も、図3と同様である。
インバータIV13、IV23の各pMOSトランジスタP13、P23は、n型ウエル領域NWの表面にチャネル領域を挟んで形成される一対のp型拡散領域P+(ソース、ドレイン)と、チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲートGTとを有している。n型ウエル領域NWは、各pMOSトランジスタP13、P23のバックゲートであり、p型の半導体基板PSUB上に形成されている。
インバータIV13のnMOSトランジスタN13では、図2に示したnMOSトランジスタN1と同様に、p型ウエル領域PWは、n型ウエル領域NWを介して半導体基板PSUBおよびnMOSトランジスタN23のp型ウエル領域PWと電気的に分離されている。インバータIV23のnMOSトランジスタN23は、図2に示したnMOSトランジスタN2と同様の構造を有している。
nMOSトランジスタN13をトリプルウエル構造を用いて形成することで、nMOSトランジスタN13のp型ウエル領域PWを、トリガ回路TRG2のnMOSトランジスタN21、N22、N23のp型ウエル領域PWと異なる電圧に設定できる。nMOSトランジスタN11、N12のp型ウエル領域PWも同様に、トリガ回路TRG2のnMOSトランジスタN21、N22、N23のp型ウエル領域PWと異なる電圧に設定できる。換言すれば、nMOSトランジスタN11、N12、N13のp型ウエル領域PWを、電源電圧VDEと接地電圧VSSの中央の電圧(ノードHFの電圧)に設定できる。
次に、図1に示した保護回路PRC1を含む半導体集積回路にサージ電圧が印加されるときの保護回路PRC1の動作について説明する。ここでは、接地端子VSSを基準にして、電源端子VDEに正のサージ電圧が印加されるときと、電源端子VDEを基準にして、接地端子VSSに正のサージ電圧が印加されるときについて説明する。
電源端子VDEに正のサージ電圧が印加されるとき、トリガ回路TRG1のノードND1の電圧は、抵抗素子R11およびキャパシタC1による時定数回路により、電源端子VDEの電圧に比べて一時的に低くなる。電源電圧VDEの上昇により、pMOSトランジスタP11のゲート・ソース間電圧の絶対値は、一時的にpMOSトランジスタP11の閾値電圧(絶対値)を超える。これにより、pMOSトランジスタP11、nMOSトランジスタN12、pMOSトランジスタP13がオンし、nMOSトランジスタN1のゲートはハイレベルになる。そして、nMOSトランジスタN1がオンし、サージ電圧に伴うサージ電流は、nMOSトランジスタN1を介して電源端子VDEからノードHFに流れる。
ノードHFの電圧がサージ電流により上昇すると、トリガ回路TRG2は、トリガ回路TRG1と同様に動作し、nMOSトランジスタN2のゲートはハイレベルになる。そして、nMOSトランジスタN2がオンし、サージ電圧に伴うサージ電流は、nMOSトランジスタN2を介してノードHFから接地端子VSSに流れる。これにより、保護回路PRC1とともに半導体集積回路に形成される内部回路に高電圧が印加されることが防止され、内部回路はサージ電圧から保護される。
接地端子VSSに正のサージ電圧が印加されるとき、図1に示したダイオードD1に順方向電流が流れ、サージ電圧に伴うサージ電流は、電源端子VDEに流れる。これにより、電源端子VDEまたは接地端子VSSに印加されるサージ電圧を、保護回路PRC1により逃がすことができ、内部回路はサージ電圧から保護される。
保護回路PRC1を含む半導体集積回路のパワーオン時、電源電圧VDEは徐々に上昇し、ノードND1の電圧は、電源電圧VDEに追従して上昇する。ノードHFの電圧は、バイアス回路BIAS1の動作により、電源電圧VDEに追従して電源電圧VDEの半分の値に設定される。トリガ回路TRG1において、nMOSトランジスタN11は、ゲート・ソース間電圧が閾値電圧を超えたときにオンし、ロウレベル(ノードHFの電圧)を出力する。これにより、pMOSトランジスタP12、nMOSトランジスタN13がオンし、nMOSトランジスタN1は、ゲートでロウレベルを受けてオフする。
トリガ回路TRG2においても、ノードND2の電圧は、パワーオン時にノードHFの電圧に追従して上昇する。nMOSトランジスタN21は、ゲート・ソース間電圧が閾値電圧を超えたときにオンし、ロウレベルVSSを出力する。これにより、pMOSトランジスタP22、nMOSトランジスタN23がオンし、nMOSトランジスタN2は、ゲートでロウレベルを受けてオフする。
次に、半導体集積回路のパワーオン後、すなわち、保護回路PRC1とともに半導体集積回路に搭載される内部回路がシステム上で動作するときの保護回路PRC1の状態を説明する。
電源端子VDEに電源電圧VDE(この例では、3.3V)が供給されているとき、ノードHFは、バイアス回路BIAS1により電源電圧VDEの半分の値(この例では、1.65V)に維持される。また、パワーオン後、ノードND1の電圧は、電源電圧VDEに維持され、ノードND2の電圧は、ノードHFの電圧に維持される。このため、nMOSトランジスタN1、N2はともにオフする。
この状態で、pMOSトランジスタP11、P12、P13は、ソースおよびバックゲートで電源電圧VDEを受け、ゲートおよびドレインで電源電圧VDEまたはノードHFの電圧を受ける。nMOSトランジスタN11、N12、N13は、ソースおよびバックゲートでノードHFの電圧を受け、ゲートおよびドレインで電源電圧VDEまたはノードHFの電圧を受ける。
pMOSトランジスタP21、P22、P23は、ソースおよびバックゲートでノードHFの電圧を受け、ゲートおよびドレインでノードHFの電圧または接地電圧VSSを受ける。nMOSトランジスタN21、N22、N23は、ソースおよびバックゲートで接地電圧VSSを受け、ゲートおよびドレインでノードHFの電圧または接地電圧VSSを受ける。
キャパシタC1として機能するnMOSトランジスタは、ゲートで電源電圧VDEを受け、ソース、ドレイン、バックゲートでノードHFの電圧を受ける。キャパシタC2として機能するnMOSトランジスタは、ゲートでノードHFの電圧を受け、ソース、ドレイン、バックゲートで接地電圧VSSを受ける。
nMOSトランジスタN1は、ゲート、ソース、バックゲートでノードHFの電圧を受け、ドレインで電源電圧VDEを受ける。nMOSトランジスタN2は、ゲート、ソース、バックゲートで接地電圧VSSを受け、ドレインでノードHFの電圧を受ける。
以上より、保護回路PRC1の全てのpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタの各々は、ゲート、ソース、ドレイン、バックゲート間に、耐圧(1.8V)を超える電圧が印加されることはない。したがって、保護回路PRC1を搭載する半導体集積回路がシステム上で動作するときに、保護回路PRC1の全てのpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタは破壊されない。換言すれば、耐圧が電源電圧VDEより低いpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを用いて、保護回路PRC1を形成できる。
なお、保護回路PRC1がn型の半導体基板上に形成される場合、pMOSトランジスタP23(およびP21、P22)のn型ウエル領域NWは、p型ウエル領域を介してn型の半導体基板と電気的に分離される。nMOSトランジスタN13(およびN11、N12)の周囲にn型ウエル領域NWは形成されず、電源電圧VDEが、n型の半導体基板に供給される。
以上、この実施形態では、耐圧が電源電圧VDEより低いpMOSトランジスタP11、P12、P13、P21、P22、P23およびnMOSトランジスタN1、N11、N12、N13、N2、N21、N22、N23を用いて保護回路PRC1を形成できる。この結果、半導体集積回路に形成される内部回路と同じ製造プロセスを用いて保護回路PRC1を形成でき、保護回路PRC1が搭載される半導体集積回路の製造コストを削減できる。
図4は、保護回路の別の実施形態を示している。図1と同じ要素については、詳細な説明は省略する。この実施形態の保護回路PRC2は、nMOSトランジスタN1のバックゲートがノードHFではなく、接地端子VSSに接続されている。保護回路PRC2のその他の構成は、保護回路PRC1と同様である。すなわち、保護回路PRC2は、電源電圧VDEおよび接地電圧VSSを受けて動作する内部回路とともに、半導体集積回路に搭載される。
なお、接地端子VSSに正のサージ電圧が印加されるときに、nMOSトランジスタN1のバックゲート(p型ウエル領域PW)とn型拡散領域N+とのpn接合の順方向電流により電源端子VDEにサージ電流を逃がすことができる場合、ダイオードD1は不要である。
図5は、図4に示したnMOSトランジスタN1、N2の断面構造の例を示している。図2と同じ要素については、詳細な説明は省略する。この実施形態では、nMOSトランジスタN1のバックゲートが接地端子VSSに接続されるため、nMOSトランジスタN1、N2のp型ウエル領域PWを共通にできる。これにより、nMOSトランジスタN1のp型ウエル領域PWの周囲を、図2に示したn型ウエル領域NWで囲む必要はない。nMOSトランジスタN1のソース(n型拡散領域N+)とnMOSトランジスタN2のドレイン(n型拡散領域N+)とを接続するための図2の配線を不要にできる。また、nMOSトランジスタN1のバックゲートに電圧を供給するためのp型拡散領域P+を、nMOSトランジスタN2と共用できる。この結果、保護回路PRC2のレイアウト面積を小さくできる。
なお、nMOSトランジスタN1、N2のバックゲートを接地線VSSに共通に接続することで、nMOSトランジスタN1、N2のバックバイアス効果に差が生じ、nMOSトランジスタN1の閾値電圧は、nMOSトランジスタN2の閾値電圧より高くなる。これにより、nMOSトランジスタN1のソース・ドレイン間のリーク電流は、nMOSトランジスタN2のソース・ドレイン間のリーク電流より少なくなり、ノードHFの電圧は、電源電圧VDEの半分の値より低くなるおそれがある。但し、抵抗素子R1、R2の抵抗値を、図1に比べて低く設計することで、nMOSトランジスタN1、N2のリーク電流の差によるノードHFの電圧への影響を減らすことができる。あるいは、抵抗素子R1の抵抗値を抵抗素子R2の抵抗値より低くすることで、ノードHFの電圧を電源電圧VDEの半分の値に設定できる。
また、nMOSトランジスタN1において、電源端子VDEに接続されたn型拡散領域N+とp型ウエル領域PWとの間には、この例では最大で3.3Vの電圧が印加される。しかしながら、一般的に、pn接合の耐圧は、トランジスタのソース・ドレイン間の耐圧より高いため、言い換えるとドレイン、バックゲート、ソースで形成されるnpn型の寄生トランジスタのエミッタ・コレクタ間の耐圧より高いため、pn接合は破壊されない。
電圧サージの印加時の保護回路PRC2の動作、パワーオン時の保護回路PRC2の動作、およびパワーオン後に保護回路PRC2とともに半導体集積回路に搭載される内部回路がシステム上で動作するときの保護回路PRC2の動作は、図1に示した保護回路PRC1の動作と同様である。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、nMOSトランジスタN1のバックゲートを接地端子VSSに接続することで、保護回路PRC2のレイアウト面積を最小限にして、耐圧が電源電圧VDEより低いpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを用いて保護回路PRC2を形成できる。この結果、半導体集積回路に形成される内部回路と同じ製造プロセスを用いて保護回路PRC2を形成でき、保護回路PRC2が搭載される半導体集積回路の製造コストを削減できる。
図6は、保護回路の別の実施形態を示している。図1および図4と同じ要素については、詳細な説明は省略する。この実施形態の保護回路PRC3は、図4のバイアス回路BIAS1の代わりにバイアス回路BIAS2を有している。保護回路PRC3のその他の構成は、図4に示した保護回路PRC2と同様である。nMOSトランジスタN1のバックゲートを接地端子VSSに接続することで、nMOSトランジスタN1、N2の断面構造を図5と同じにでき、保護回路PRC3のレイアウトサイズを小さくできる。
バイアス回路BIAS2は、抵抗素子R3、R4およびnMOSトランジスタN3を有している。抵抗素子R3、R4は、電源端子VDEおよび接地端子VSSの間にノードND3を介して直列に接続されている。nMOSトランジスタN3は、ゲートが接続ノードND3に接続され、ドレインが電源端子VDEに接続され、ソースおよびバックゲートがノードHFに接続されている。図3に示したnMOSトランジスタN13と同様に、nMOSトランジスタN3のp型ウエル領域PWは、n型ウエル領域NWを介して半導体基板PSUBおよびnMOSトランジスタN2のp型ウエル領域PWと電気的に分離されている。
抵抗素子R3、R4の抵抗比は、ノードND3の電圧が、電源電圧VDEの半分の値よりnMOSトランジスタN3の閾値電圧だけ高くなるように設計されている。nMOSトランジスタN3は、増幅作用があるため、電源端子VDEからノードHFへの電荷の供給能力は高い。これにより、nMOSトランジスタN1、N2のバックゲートを接地端子VSSに共通に接続し、nMOSトランジスタN1、N2のリーク電流が互いに異なる場合にも、ノードHFを電源電圧VDEの半分の値に設定できる。さらに、抵抗素子R3、R4は、ノードND3に所定の電圧を生成すればよいため、図4の抵抗素子R1、R2に比べて抵抗値を高くできる。これにより、抵抗素子R3、R4に流れるリーク電流(すなわち、電源電流)を少なくでき、保護回路PRC3が搭載される半導体集積回路の消費電流を少なくできる。
電圧サージの印加時の保護回路PRC3の動作、パワーオン時の保護回路PRC3の動作、およびパワーオン後に保護回路PRC3とともに半導体集積回路に搭載される内部回路がシステム上で動作するときの保護回路PRC3の動作は、図1に示した保護回路PRC1の動作と同様である。
なお、接地端子VSSに正のサージ電圧が印加されるときに、nMOSトランジスタN1のバックゲート(p型ウエル領域PW)とn型拡散領域N+とのpn接合の順方向電流により電源端子VDEにサージ電流を逃がすことができる場合、ダイオードD1は不要である。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、バイアス回路BIAS2のリーク電流を最小限にして、ノードHFの電圧を電源端子VDEの半分の値に正確に設定できる。
図7は、保護回路の別の実施形態を示している。図1および図6と同じ要素については、詳細な説明は省略する。この実施形態の保護回路PRC4は、図1のバイアス回路BIAS1の代わりにバイアス回路BIAS2を有している。保護回路PRC4のその他の構成は、図1に示した保護回路PRC1と同様である。
電圧サージの印加時の保護回路PRC4の動作、パワーオン時の保護回路PRC4の動作、およびパワーオン後に保護回路PRC4とともに半導体集積回路に搭載される内部回路がシステム上で動作するときの保護回路PRC4の動作は、図1に示した保護回路PRC1の動作と同様である。以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態では、ノードHFに電源電圧VDEの半分の電圧を出力するバイアス回路BIAS1またはBIAS2を設ける例について説明した。しかしながら、パワーオン時に電源電圧VDEに追従して電源電圧VDEの半分の電圧に設定される電源電圧がある場合、バイアス回路BIAS1またはBIAS2を設けずに、この電源電圧を保護回路(PRC1−PRC4のいずれか)に供給してもよい。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
第1電源端子と第2電源端子との間に第1ノードを介して直列に接続された第1トランジスタおよび第2トランジスタと、
前記第1電源端子に前記第1電源電圧が供給され、前記第2電源端子に前記第1電源電圧と値が異なる前記第2電源電圧が供給される期間に、前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との中央の電圧を前記第1ノードに出力するバイアス回路と、
前記第1電源電圧および前記第1ノードの電圧を電源電圧として受けて動作し、前記第1電源端子に電圧サージが印加されるときに、前記第1トランジスタをオンさせる第1トリガ回路と、
前記第1ノードの電圧および前記第2電源電圧を電源電圧として受けて動作し、前記第1電源端子に印加される電圧サージに応じて前記第1ノードの電圧が上昇するときに、前記第2トランジスタをオンさせる第2トリガ回路と、
を備えていることを特徴とする保護回路。
(付記2)
前記第1トリガ回路は、
前記第1電源電圧の上昇から所定時間後に第1トリガ信号を第1レベルから第2レベルに変化させる第1時定数回路と、
前記第1トリガ信号が第1レベルのときに前記第1トランジスタをオンするための電圧を前記第1トランジスタのゲートに与え、前記第1トリガ信号が第2レベルのときに前記第1トランジスタをオフするための電圧を前記第1トランジスタのゲートに与える第1バッファ回路と
を備え、
前記第2トリガ回路は、
前記第1電源電圧の上昇に伴う前記第1ノードの電圧の上昇から所定時間後に第2トリガ信号を第3レベルから第4レベルに変化させる第2時定数回路と、
前記第2トリガ信号が第3レベルのときに前記第2トランジスタをオンするための電圧を前記第2トランジスタのゲートに与え、前記第2トリガ信号が第4レベルのときに前記第2トランジスタをオフするための電圧を前記第2トランジスタのゲートに与える第2バッファ回路と
を備え、
前記第1バッファ回路は、前記第1電源端子と前記第1ノードとの間に直列に配置されるpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む少なくとも1つのインバータを備え、
前記nMOSトランジスタのバックゲートは、前記第1ノードに接続されていること
を特徴とする付記1に記載の保護回路。
(付記3)
前記第2バッファ回路は、前記第1ノードと前記第2電源端子との間に直列に配置されるpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む少なくとも1つのインバータを備え、
前記第2バッファ回路の前記pMOSトランジスタのバックゲートは、前記第1ノードに接続されていること
を特徴とする付記2に記載の保護回路。
(付記4)
前記第1トランジスタのバックゲートは、前記第1ノードに接続され、
前記第2トランジスタのバックゲートは、前記第2電源端子に接続されていること
を特徴とする付記1ないし付記3のいずれか1項に記載の保護回路。
(付記5)
前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのバックゲートは、前記第2電源端子に接続されていること
を特徴とする付記1ないし付記3のいずれか1項に記載の保護回路。(図4、6)
(付記6)
前記バイアス回路は、
前記第1電源端子と前記第2電源端子との間に、第2ノードを介して直列に接続される第1抵抗素子および第2抵抗素子と、
ゲートが前記第2ノードに接続され、ドレインが前記第1電源端子に接続され、ソースが前記第1ノードに接続されたnMOSトランジスタと
を備えていることを特徴とする付記1ないし付記5のいずれか1項に記載の保護回路。
(付記7)
前記第1電源端子と前記第2電源端子との間に接続され、前記第2電源端子に印加されるサージ電圧を前記第1電源端子に逃がすダイオードを備えていること
を特徴とする付記1ないし付記6のいずれか1項に記載の保護回路。
バイアス回路‥BIAS1、BIAS2;C1、C2‥キャパシタ;ダイオード‥D1;インバータ‥IV11、IV12、IV13、IV21、IV22、IV23;N1、N11、N12、N13、N2、N21、N22、N23、N3‥nMOSトランジスタ;N+‥n型拡散領域;NW‥n型ウエル領域;P1、P11、P12、P13、P2、P21、P22、P23‥pMOSトランジスタ;P+‥p型拡散領域;PRC1、PRC2、PRC3、PRC4‥保護回路;半導体基板‥PSUB;R1、R11、R2、R21、R3、R4‥抵抗素子;STI‥素子分離領域;トリガ回路‥TRG1、TRG2;VDE‥電源端子;VSS‥接地端子

Claims (5)

  1. 第1電源端子と第2電源端子との間に第1ノードを介して直列に接続された第1トランジスタおよび第2トランジスタと、
    前記第1電源端子に前記第1電源電圧が供給され、前記第2電源端子に前記第1電源電圧と値が異なる前記第2電源電圧が供給される期間に、前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との中央の電圧を前記第1ノードに出力するバイアス回路と、
    前記第1電源電圧および前記第1ノードの電圧を電源電圧として受けて動作し、前記第1電源端子に電圧サージが印加されるときに、前記第1トランジスタをオンさせる第1トリガ回路と、
    前記第1ノードの電圧および前記第2電源電圧を電源電圧として受けて動作し、前記第1電源端子に印加される電圧サージに応じて前記第1ノードの電圧が上昇するときに、前記第2トランジスタをオンさせる第2トリガ回路と、
    を備えていることを特徴とする保護回路。
  2. 前記第1トリガ回路は、
    前記第1電源電圧の上昇から所定時間後に第1トリガ信号を第1レベルから第2レベルに変化させる第1時定数回路と、
    前記第1トリガ信号が第1レベルのときに前記第1トランジスタをオンするための電圧を前記第1トランジスタのゲートに与え、前記第1トリガ信号が第2レベルのときに前記第1トランジスタをオフするための電圧を前記第1トランジスタのゲートに与える第1バッファ回路と
    を備え、
    前記第2トリガ回路は、
    前記第1電源電圧の上昇に伴う前記第1ノードの電圧の上昇から所定時間後に第2トリガ信号を第3レベルから第4レベルに変化させる第2時定数回路と、
    前記第2トリガ信号が第3レベルのときに前記第2トランジスタをオンするための電圧を前記第2トランジスタのゲートに与え、前記第2トリガ信号が第4レベルのときに前記第2トランジスタをオフするための電圧を前記第2トランジスタのゲートに与える第2バッファ回路と
    を備え、
    前記第1バッファ回路は、前記第1電源端子と前記第1ノードとの間に直列に配置されるpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む少なくとも1つのインバータを備え、
    前記nMOSトランジスタのバックゲートは、前記第1ノードに接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の保護回路。
  3. 前記第2バッファ回路は、前記第1ノードと前記第2電源端子との間に直列に配置されるpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む少なくとも1つのインバータを備え、
    前記第2バッファ回路の前記pMOSトランジスタのバックゲートは、前記第1ノードに接続されていること
    を特徴とする請求項2に記載の保護回路。
  4. 前記第1トランジスタのバックゲートは、前記第1ノードに接続され、
    前記第2トランジスタのバックゲートは、前記第2電源端子に接続されていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の保護回路。
  5. 前記バイアス回路は、
    前記第1電源端子と前記第2電源端子との間に、第2ノードを介して直列に接続される第1抵抗素子および第2抵抗素子と、
    ゲートが前記第2ノードに接続され、ドレインが前記第1電源端子に接続され、ソースが前記第1ノードに接続されたnMOSトランジスタと
    を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の保護回路。
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