JP5878202B2 - 産業用安全帽 - Google Patents

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Description

本発明は、産業用安全帽に関する。
日本工業規格で規定される産業用安全帽は、硬質の帽体と、人頭に接するハンモック、ヘッドバンド、環ひも類等からなる着装体とを備えている。更に、この種の安全帽においては、帽体の内面に衝撃吸収ライナが取り付けられている。
衝撃吸収ライナは、帽体に衝撃のエネルギーが加わったときに、人頭に伝わる着用者の頭部に衝撃の運動エネルギーを吸収するために帽体内部に挿入する着装体以外の部品である。衝撃吸収ライナは、発泡スチロール等により形成されており、帽体の内面の殆どの範囲を覆っている。これにより、着用者の転倒や転落による墜落時に前頭部と後頭部との何れの側から衝撃を受けても、そのときの衝撃力を衝撃吸収ライナが適切に吸収して人頭を保護することができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、帽体と着装体との間に衝撃吸収ライナが設けられていると、帽体と人頭との間の空隙が僅かとなることから、帽体内部の通気性が悪く、衝撃吸収ライナにより放熱も阻害される。このため、帽体内部に熱こもりや蒸れが生じて着用時の快適性が損なわれる不都合がある。
そこで、通気性や放熱性を確保するために、帽体の内面から衝撃吸収ライナを取り除くことが考えられる。しかし、衝撃吸収ライナを取り除いた場合、帽体直上位置からの落下物等の衝突時には、ハンモックによる衝撃力の緩和が得られるものの、着用者の転倒や墜落時に受ける頭頂部側以外の方向から受ける衝撃力は殆ど吸収することができず、産業用安全帽としての十分な転倒・墜落時保護性能が得られなくなる不都合がある。
一方、日本工業規格による産業用安全帽の規定が設けられる以前の保安帽においては、帽体内部に衝撃吸収ライナが設けられておらず、着装体を構成するヘッドバンドの外周面(帽体内面に対向する面)に複数の緩衝用部材を設けたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−311713号公報 実公昭33−1240号公報
特許文献2に見られる保安帽の構成を採用して産業用安全帽と同等の保護性能を得る場合には、ヘッドバンドに設けられている緩衝用部材として、十分な衝撃吸収能力を有するものを採用することが考えられる。
しかし、近年の産業用安全帽が備えるヘッドバンドは、ハンモックとは独立して位置の調節が可能となっている。即ち、ハンモックは、帽体内部の所定の位置に固定されているが、ヘッドバンドにおいては、着用者の頭部形状や帽体の形状に合わせて、周長だけでなくハンモックに対する高さ方向の位置も調節できるようになっている。
このため、特許文献2に見られるようにヘッドバンドの外周面に緩衝用部材を設けた構成では、ヘッドバンドのハンモックに対する位置調節に伴って、帽体に対する緩衝用部材の位置も移動してしまい、緩衝用部材が十分な衝撃吸収能力を有していたとしても、必要な位置で衝撃を吸収することができなくなる。
上記の点に鑑み、本発明は、高い通気性や放熱性を得ながら、十分な衝撃吸収能力を所望の位置に付与することができるハンモックを備える産業用安全帽を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、硬質の帽体と、該帽体の内側に設けられて人頭に接するハンモック及びヘッドバンドからなる装着体とを備える産業用安全帽において、
前記ハンモックは、前記帽体の内面に対して所定の空隙を存して頭頂部に形成された脚部連結部から放射状に延びて下端部が帽体に着脱自在に連結される複数本の脚部を備え、該脚部の内側下部には、人頭外周に装着する環状の前記ヘッドバンドが配置され、
前記脚部に、前記ヘッドバンドよりも頭頂側に位置して、少なくとも2つの脚部間に形成される間隔部分を跨ぐ懸架部を設け、
該懸架部に衝撃吸収部を設けることにより、該衝撃吸収部を前記ハンモックに部分的に形成し、該衝撃吸収部と前記帽体が接触して該帽体の外部からの衝撃を吸収すると共に、該衝撃吸収部がない前記脚部連結部が該帽体と接触することなく前記空隙が形成されていることを特徴とする。
本発明の産業用安全帽が備えるハンモックによれば、前記懸架部を設け、該懸架部に前記衝撃吸収部を設けることにより、前記懸架部が跨いでいる脚部間の間隔部分であっても前記衝撃吸収部を配置することができる。これにより、衝撃吸収能力を付与する必要がある位置に確実に前記衝撃吸収部を配置することができるので、帽体の内面の殆どを覆うような衝撃吸収ライナが不要となる。従って、高い通気性や放熱性を得ながら、産業用安全帽として十分な衝撃吸収能力を所望の位置に付与することができる。
更に、衝撃吸収部を設けた懸架部が、帽体に固定した脚部に連結されていることにより、ヘッドバンドの上下位置の調節に影響を受けないので、衝撃吸収部が所望の位置から外れることがなく、必要な位置で確実に衝撃を吸収することができる。
ところで、ハンモックは、頭部の形状に沿って脚部が湾曲した状態で帽体の内部に設けられている。一方、帽体から取り外した状態のハンモックは、各脚部間の間隔を広げることにより扁平となる。このとき、懸架部が2つの脚部を連結した状態にあると、ハンモックを帽体から取り外したときに懸架部によって脚部間の間隔を広げることができないために、扁平にすることが困難となり、保管時等に嵩張る。
そこで、本発明において、前記懸架部は、前記脚部に着脱自在に連結されていることが好ましい。これによれば、ハンモックを帽体から取り外した際に、脚部への懸架部の連結状態を解除してハンモックを円滑に扁平とすることができ、ハンモックの保管時等の取扱いが容易となる。
また、本発明において、前記懸架部は、互いに隣り合う2つの前記脚部間の間隔部分に沿って延びる延出部を備え、前記衝撃吸収部は、前記延出部に設けられていることを特徴とする。これによれば、延出部の延出長を設定するだけで、衝撃吸収部を所望の位置に配置させることができ、衝撃吸収部の配設位置における設計上の自由度が向上する。
また、本発明において、前記懸架部に、前記ヘッドバンドを着脱自在に連結するヘッドバンド連結部を設けることが好ましい。これによれば、懸架部にヘッドバンド連結部を設けて構造簡単にヘッドバンドを連結することができる。
また、本発明において、前記衝撃吸収部は、軸線方向に付与される衝撃力に対して所定の衝撃吸収能力を有する筒状構造部を備え、該筒状構造部の軸線を前記帽体の内面に向けた姿勢で設けられることを特徴とする。
衝撃吸収部を構成する筒状構造部は、筒状であることにより軽量としつつ、その軸線方向において衝撃力に対する最も高い衝撃吸収能力が得られる。そして、筒状構造部の軸線を前記帽体の内面に向けた姿勢で衝撃吸収部が設けることにより、筒状構造部は帽体外部からの衝撃に対して十分な衝撃吸収能力を発揮させることができる。
また、本発明において、前記脚部は、前記帽体の内面に向かって突出する突起を備え、該突起は、前記脚部と前記帽体の内面との間の空隙に対応する突出量を有することを特徴とする。
各脚部は、それ自体の撓みや伸びの変形により帽体の外部からの衝撃を緩和する作用を有していることは周知であるが、衝撃荷重によって脚部と帽体内面とが接してしまうと、脚部による衝撃を緩和する作用が十分に発揮されなくなる。それに対し、本発明は、前記突起により脚部と帽体の内面との間に確実に空隙を形成することができ、更に、突起の突出量によって当該空隙の大きさを容易に設定することができる。これにより、衝撃荷重による脚部と帽体内面との接触が防止され、脚部が有する衝撃緩和作用の低下を防止することができる。
また、前記突起は、前記帽体の外部からの衝撃を吸収する能力を有することが好ましい。前記突起は脚部から突出して帽体内面に当接することにより、帽体の外部からの衝撃が突起を介して人頭に伝達されるおそれがあるが、突起が衝撃を吸収する能力を有することで、突起から人頭に伝達される衝撃を軽減することができる。
本発明の実施形態のハンモックの取り付け状態を示す説明的斜視図。 本実施形態のハンモックの展開状態の平面図。 本実施形態のハンモックの展開状態の斜視図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、産業用安全帽1は、硬質の帽体2(図中仮想線示)と、帽体2の内部に設けられて人頭に接する着装体3とによって構成される。着装体3は、ハンモック4、ヘッドバンド5、及び図示省略した環ひも類(顎紐等)により構成されている。
ハンモック4は、合成樹脂(例えばポリオレフィン系合成樹脂等)を材料とする射出成形により一体成形されており、人頭に接して人頭と帽体2との間に所定の空隙を形成する。
ヘッドバンド5は、ハンモック4と同じ材料で形成されており、人頭を囲繞して人頭に固定される。ヘッドバンド5の後頭部側には、人頭のサイズに合わせて周長を調節するためのサイズ調節手段6が設けられている。
次に、本発明の実施形態であるハンモック4の構成について詳説する。図2及び図3に示すように、ハンモック4は、頭頂部から放射状に延びる複数(本実施形態では8本)の脚部7と、各脚部7の上端を一体に連結する環状の脚部連結部8とを備えている。各脚部7の下端部には、帽体2の下端部内面に設けられている図示しない係止用突起に係脱自在に係止する係止部9が一体に設けられている。
各脚部7は、帽体2の内部に組み付けられたとき、図1に示すように、人頭に対応するように湾曲する形状とされ、帽体2の内部から取り外された状態(帽体2への組み付け前の状態、又は、交換等により帽体2から取り外した状態)のとき、図2及び図3に示すように略扁平となる。
前頭部側で互いに隣り合う2つの脚部7間と、後頭部側で互いに隣り合う2つの脚部7間には、夫々、第1懸架部10が設けられている。第1懸架部10には、その下縁側に垂下支持されるようにして第1衝撃吸収部11が設けられている。
第1懸架部10は、帯状に形成されており、一端が一方の脚部7に一体に連結されて他方の脚部7に向かって延びている。第1懸架部10の他端には、他方の脚部7に形成された係止爪12に着脱自在に係止される係止孔13が形成されている。
第1懸架部10の係止孔13を脚部7の係止爪12に係止させることにより、図1に示すように、第1懸架部10は脚部間に形成される間隔部分を跨ぎ、ヘッドバンド5よりも上方に設けられる。
第1懸架部10の係止孔13を脚部7の係止爪12から取り外すと、ハンモック4を、図2及び図3に示すように扁平とすることができる。これにより、ハンモック4を帽体2から取り外したときに扁平として保管時等に嵩張ることがない。また、第1懸架部10の一端を一方の脚部7が連結する状態で、射出成形による一体成形が可能となる。
また、図2及び図3に示すように、第1懸架部10が連結された夫々の脚部7と、その外側に位置する脚部7との間には、夫々、第2懸架部14が設けられている。第2懸架部14は、逆V字の帯状に形成されており、両端が夫々の脚部7に一体に連結されている。
第2懸架部14には、第2衝撃吸収部15とヘッドバンド連結部16とが設けられている。第2衝撃吸収部15は、第2懸架部14の上縁から上方に延びる第1延出部17の上端に設けられている。第1延出部17は、互いに隣り合う2つの脚部7間の間隔部分に沿って延びており、図3に示すように、帽体2の内面に第2衝撃吸収部15を当接させる形状(本実施形態においては滑らかに屈曲させた形状)に形成されている。
図2及び図3に示すように、ヘッドバンド連結部16は、第2懸架部14の下縁から下方に延びる第2延出部18と、第2延出部18の下端に連設された舌片部19とで構成されている。舌片部19には、ヘッドバンド5に設けられた図示しない鋲状の連結部材の突起部が着脱自在に挿着される複数(本実施形態では3つ)の連結孔20が上下方向に並んで形成されている。
連結孔20を選択的に用いることで、ハンモック4に対してヘッドバンド5を上下移動させることができ、これによって、着用者の頭部の形状に対応するようにヘッドバンド5の高さ方向の位置が調節できるようになっている。
第1衝撃吸収部11は、互いに通気自在の間隙を存して配設された複数(本実施形態では6個)の筒状構造部21と、各筒状構造部21の底部を互いに連結する板状の基部22とによって構成されている。
基部22は、外周縁から曲面を介して起立する突縁23を備え、外周縁が人頭に接しても、角部等による違和感が生じないようになっている。更に、基部22は、複数の抜き孔24を備えて軽量化されていると共に、適度に撓ませることができるようになっている。
筒状構造部21は、多角筒状(本実施形態では六角筒状)に形成されており、その軸線方向の潰れにより衝撃力を吸収する能力を備える。第1衝撃吸収部11は、図1に示すように、筒状構造部21の軸線を帽体2の内面に向けた姿勢で設けられる。
第1衝撃吸収部11を前頭部側と後頭部側に配設したことにより、産業用安全帽1は、日本工業規格に規定されている産業用安全帽(「日本工業規格T8131:2000付属書2」における転倒・転落時保護用安全帽)として十分な墜落時保護性能が得られるように構成されている。
図2及び図3に示すように、第2衝撃吸収部15には、多角筒状(本実施形態では六角筒状)の筒状構造部25が単一で設けられており、第1延出部17の上端に基部26を介して連結されている。これにより、比較的間隔の狭い脚部7間に設けるのに適したものとなっており、脚部7間の間隔位置に衝撃吸収作用を付与している。図3に示すように、第2衝撃吸収部15の筒状構造部25は、第1延出部17の形状(滑らかな屈曲形状)により、図1に示すように軸線が帽体2の内面に向けられており、これによって、軸線方向の潰れにより衝撃力を吸収する。
更に、帽体2の側頭部側には、第3衝撃吸収部27が設けられている。第3衝撃吸収部27は、図2及び図3に示すように、脚部連結部8から下方に延びる第3延出部28の下端に設けられている。第3延出部28は側頭部側の2つの脚部7間に延び、図3に示すように、帽体2の内面に第3衝撃吸収部27を当接させる形状(本実施形態においては滑らかに屈曲させた形状)に形成されている。
第3衝撃吸収部27は、互いに通気自在の間隙を存して配設された複数(本実施形態では3個)の筒状構造部29と、各筒状構造部29の底部を互いに連結する板状の基部30とによって構成されている。第3衝撃吸収部27の筒状構造部29は、第1衝撃吸収部11が備えるものと同様に多角筒状(本実施形態では六角筒状)に形成されている。第3衝撃吸収部27の基部30も、第3衝撃吸収部27における筒状構造部29の配設位置に応じた形状である以外は、第1衝撃吸収部11が備えるものと同じである。
また、脚部7は、図1に示すように、帽体の内面に向かって突出する突起31を備えている。突起31は、脚部7と帽体2の内面との間の空隙に対応する突出量を有している。更に、突起31は筒状に形成されており、潰れ等の変形により帽体2の外部からの衝撃を吸収する能力を有している。
帽体2に取り付けられた脚部7は、下端よりも頭頂側が帽体2の内面から離間する。これに対応させるべく、脚部7に複数の突起31を設ける場合には、図3に示すように、下方に位置する突起31よりも上方に位置する突起31の突出量を大とする。
脚部7に突起31を設けることにより、脚部7と帽体2の内面との間に空隙が十分に確保された状態を維持することができる。これにより、衝撃荷重による脚部7と帽体2内面との接触を防止することができ、脚部7が有している衝撃緩和作用を十分に発揮させることができる。また、脚部7の突起31によって、ハンモック4に接する人頭と帽体2の内面との間に空隙が形成された状態を確実に維持することができるので、帽体2の内部の通気性を十分に確保することができる。更に、突起31自体が衝撃を吸収する能力を有していることにより、突起31を介して脚部7から人頭に伝わる衝撃も緩和することができる。
以上のように、第1衝撃吸収部11、第2衝撃吸収部15、及び第3衝撃吸収部27は、ハンモック4に設けられていることにより、ヘッドバンド5の高さ方向の位置が調節されても、帽体2に対する位置や当接姿勢が殆ど変らない。
また、上記構成の第1衝撃吸収部11、第2衝撃吸収部15、及び第3衝撃吸収部27をハンモック4に設けたことにより、帽体2における必要な位置で確実に衝撃を吸収することができるので、従来の衝撃吸収ライナを設ける必要がなく、高い通気性や放熱性を得ながら、所望の位置に産業用安全帽として十分な衝撃吸収能力を付与することができる。
なお、本実施形態においては、第1衝撃吸収部11、第2衝撃吸収部15、及び第3衝撃吸収部27の筒状構造部21,25,29を多角筒状としたが、筒状構造部21,25,29は多角筒状に限るものではなく、円筒状であってもよい。また、筒状構造部21,25,29の数量及び大きさは適宜設定することができる。
また、本実施形態においては、8つの脚部7を備えるハンモック4を示したが、脚部7の数はこれに限るものではない。
また、本実施形態においては、ハンモック4に第1衝撃吸収部11、第2衝撃吸収部15、及び第3衝撃吸収部27を設けた例を示したが、帽体2の前頭部側と後頭部側に位置する第1衝撃吸収部11のみを設けてもよい。これによれば、人頭と帽体2との間に一層広い空隙を形成することができるので、着用時の快適性を更に向上させることができると共に、軽量化することもできる。
また、本実施形態においては、第1懸架部10の一端が脚部7に一体に連結されている例を示したが、第1懸架部10の両端を共に脚部7から着脱自在として、脚部7と別体としてもよい。
また、本実施形態においては、2つの脚部7間に形成された1つの空隙を跨ぐ第1懸架部10を示したが、脚部7と別体の第1懸架部とした場合には、図示しないが、3つ以上の脚部7間に形成された複数の空隙を跨ぐ長さに形成された第1懸架部を、ヘッドバンド5よりも上方位置に設け、この第1懸架部に前記第1衝撃吸収部11を設けてもよい。この場合、更には、図示しないが、第1懸架部を環状に形成してその一部を何れかの脚部7に着脱自在に連結し、環状の第1懸架部において、脚部7間の間隔に対応する位置に前記第1衝撃吸収部11を設けてもよい。
1…産業用安全帽、2…帽体、4…ハンモック、5…ヘッドバンド、7…脚部、10…第1懸架部(懸架部)、11…第1衝撃吸収部(衝撃吸収部)、14…第2懸架部(懸架部)、15…第2衝撃吸収部(衝撃吸収部)、16…ヘッドバンド連結部、17…第1延出部(延出部)、21,25…筒状構造部、31…突起。

Claims (7)

  1. 硬質の帽体と、該帽体の内側に設けられて人頭に接するハンモック及びヘッドバンドからなる装着体とを備える産業用安全帽において、
    前記ハンモックは、前記帽体の内面に対して所定の空隙を存して頭頂部に形成された脚部連結部から放射状に延びて下端部が帽体に着脱自在に連結される複数本の脚部を備え、該脚部の内側下部には、人頭外周に装着する環状の前記ヘッドバンドが配置され、
    前記脚部に、前記ヘッドバンドよりも頭頂側に位置して、少なくとも2つの脚部間に形成される間隔部分を跨ぐ懸架部を設け、
    該懸架部に衝撃吸収部を設けることにより、該衝撃吸収部を前記ハンモックに部分的に形成し、該衝撃吸収部と前記帽体が接触して該帽体の外部からの衝撃を吸収すると共に、該衝撃吸収部がない前記脚部連結部が該帽体と接触することなく前記空隙が形成されていることを特徴とする産業用安全帽。
  2. 請求項1記載の産業用安全帽において、
    前記懸架部は、前記脚部に着脱自在に連結されていることを特徴とする産業用安全帽。
  3. 請求項1又は2記載の産業用安全帽において、
    前記懸架部は、互いに隣り合う2つの前記脚部間の間隔部分に沿って延びる延出部を備え、前記衝撃吸収部は、前記延出部に設けられていることを特徴とする産業用安全帽。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の産業用安全帽において、
    前記懸架部に、前記ヘッドバンドを着脱自在に連結するヘッドバンド連結部を設けたことを特徴とする産業用安全帽。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の産業用安全帽において、
    前記衝撃吸収部は、軸線方向に付与される衝撃力に対して所定の衝撃吸収能力を有する筒状構造部を備え、該筒状構造部の軸線を前記帽体の内面に向けた姿勢で設けられることを特徴とする産業用安全帽。
  6. 請求項1〜5の何れか1項記載の産業用安全帽において、
    前記脚部は、前記帽体の内面に向かって突出する突起を備え、
    該突起は、前記脚部と前記帽体の内面との間の空隙に対応する突出量を有することを特徴とする産業用安全帽。
  7. 請求項6記載の産業用安全帽において、
    前記突起は、筒状に形成されていて前記帽体の外部からの衝撃を吸収する能力を有することを特徴とする産業用安全帽。
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