JP5877721B2 - 手術室空調システム - Google Patents

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本発明は、手術室空調システムに関する。詳しくは、手術室を空調する手術室空調システムに関する。
従来より、手術室において、患者の体温の低下を防止しつつ術者の暑熱感を低減するため、以下のような手術室空調システム提案されている。すなわち、手術台の直上に吹出口を設け、この吹出口から手術台に向かって室温と等温(24℃)の空気を吹き出す。また、この吹出口の周囲の吹出口から手術台の周囲に向かって室温より低温(18.6℃)の空気を吹き出す(非特許文献1参照)。
これにより、手術台上の患者には、室温と等温の空気が供給されるので、患者の体温の低下を防止できる。また、手術台の周囲の術者には、低温の空気が供給されるので、術者の暑熱感を低減できる。
「感染防止と温熱環境改善を目的とした手術室空調方式に関する研究(第1報)CFDによる空調吹出方式の比較」、空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集、2011年9月14日〜16日、名古屋、P481
ところで、腹腔鏡を患者の腹腔に挿入して手術を行う腹腔鏡手術が知られている。この腹腔鏡手術に上述の手術室空調システムを適用すると、腹腔鏡を腹腔内に挿入する際に、腹腔鏡のレンズが結露して曇ってしまい、レンズ表面の結露を拭き取ったり、レンズにヒータを取り付けたりする必要があり、手術に手間がかかるという問題があった。
本発明は、腹腔鏡手術の際に、腹腔鏡のレンズの結露を防止できる手術室空調システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の手術室空調システムは、手術室を空調する手術室空調システムであって、
手術台の直上に設けられた第1吹出口と、
当該第1吹出口の周囲に設けられた第2吹出口と、を備え、
前記第1吹出口は、室温よりも高い26℃以上の空気を、前記手術台に向かって吹き出し、
前記第2吹出口は、室温よりも低温の空気を、前記手術台の周囲に向かって吹き出し、
前記第2吹出口は、直下に向かって空気を吹き出すとともに、前記第2吹出口の内側部分から吹き出す空気の風速は、
外側部分から吹き出す空気の風速よりも低いことを特徴とする。
この発明によれば、室温よりも高温の空気を、第1吹出口から手術台に向かって吹き出したので、手術台上の患者の体温の低下を抑制して、低侵襲治療を実現できる。
また、室温よりも低温の空気を、第2吹出口から手術台の周囲に向かって吹き出したので、術者の作業環境を改善して、ストレスを軽減できる。
ここで、第1吹出口から吹き出す空気の温度を室温よりも高温としたので、腹腔鏡手術の際に患者の腹腔に腹腔鏡を挿入しても、腹腔鏡のレンズが結露して曇るのを防止できる。
この発明によれば、第2吹出口から吹き出す空気の風速プロファイルに傾斜をつけて、第2吹出口の内側部分から吹き出す空気の風速を、この第2吹出口の外側部分から吹き出す空気の風速よりも低くした。
よって、暖気の近傍を流れる冷気の量が少なくなるので、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台上に供給できる。
請求項に記載の手術室システムは、手術室を空調する手術室空調システムであって、
手術台の直上に設けられた第1吹出口と、
当該第1吹出口の周囲に設けられた第2吹出口と、を備え、
前記第1吹出口は、室温よりも高い26℃以上の空気を、前記手術台に向かって吹き出し
前記第2吹出口は、室温よりも低温の空気を、前記手術台の周囲に向かって吹き出し、
前記第1吹出口は、中央部分から直下に向かって空気を吹き出すとともに、外側部分から下方外側に向かって空気を吹き出し、
前記第2吹出口は、直下に向かって空気を吹き出すことを特徴とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、腹腔鏡のレンズ周囲の温度を26℃以上とすることにより、このレンズの結露を確実に防止できることを見出した。
よって、この発明によれば、第1吹出口から吹き出す空気の温度を26℃以上としたので、腹腔鏡手術の際に患者の腹腔に腹腔鏡を挿入しても、腹腔鏡のレンズが結露して曇るのを確実に防止できる。
この発明によれば、第1吹出口の外側部分から下方外側に向かって空気を吹き出したので、暖気の一部が冷気に向かって吹き付けられるため、冷気が暖気側に浸入するのを防止できる。よって、暖気の縮流現象を抑えて、暖気をより確実
に手術台上に供給できる。
1吹出口から室温よりも高温の空気(以降、暖気と呼ぶ)を吹き出し、第2吹出口から室温よりも低温の空気(以降、冷気と呼ぶ)を吹き出す。第1吹出口から吹き出される暖気は、この暖気の周囲の第2吹出口から吹き出される冷気よりも軽いため、風速が低下し、手術台上に到達しにくくなる。
そこで、この発明はさらに、第1吹出口から吹き出す空気の風速を第2吹出口から吹き出す空気の風速よりも大きくしたので、暖気が手術台上に確実に到達する。
1吹出口から吹き出す暖気は、第2吹出口から吹き出す冷気よりも軽いため、暖気の流れが細くなる縮流現象が発生し、冷気が暖気側に引き寄せられて、暖気と冷気とが混合してしまう。その結果、暖気が手術台上の患者の腹腔に到達しにくくなる。
そこで、この発明はさらに、第2吹出口を第1吹出口から所定間隔離した。このように冷気の流れを暖気の流れから離すことで、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台上に供給できる。
気が乱流状態となり、第2吹出口付近では、吹き出した冷気が乱流状態となって、暖気と冷気とが混合しやすくなっている。
そこで、この発明はさらに、第1吹出口と第2吹出口との間に整流板を設けたので、この整流板により第1吹出口から吹き出した暖気および第2吹出口から吹き出した冷気が層流状態に近づく。よって、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台上に供給できる。
この発明はさらに、方外側に向かって空気を吹き出したので、冷気が暖気から離れる方向に流れるから、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台上に供給できる。
本発明によれば、室温よりも高温の空気を、第1吹出口から手術台に向かって吹き出したので、手術台上の患者の体温の低下を抑制して、低侵襲治療を実現できる。また、室温よりも低温の空気を、第2吹出口から手術台の周囲に向かって吹き出したので、術者の作業環境を改善して、ストレスを軽減できる。ここで、第1吹出口から吹き出す空気の温度を室温よりも高温としたので、腹腔鏡手術の際に患者の腹腔に腹腔鏡を挿入しても、腹腔鏡のレンズが結露して曇るのを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る手術室空調システムが適用された手術室の断面図である。 前記実施形態に係る手術室空調システムの模式図である。 本発明の実施例および比較例である。 本発明の第2実施形態に係る手術室空調システムの模式図である。 本発明の第3実施形態に係る手術室空調システムの模式図である。 本発明の第4実施形態に係る手術室空調システムの模式図である。 本発明の第5実施形態に係る手術室空調システムの模式図である。 本発明の第6実施形態に係る手術室空調システムの模式図である。 本発明の変形例に係る手術室の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る手術室空調システム10が適用された手術室1の断面図である。
手術室空調システム10は、手術室1を空調して、この手術室1を周囲の空間に対して陽圧に保つものである。手術室1は、床面2、天井面3、壁面4で囲まれた空間であり、床面2の略中央には、手術台5が設けられている。
手術台5上には、患者Aが仰向けに配置されており、手術台5の周囲には、術者B〜Dが配置されている。この手術台5では、術者B〜Dにより、腹腔鏡を用いて患者Aの腹腔内で手術が行われている。
手術室空調システム10は、天井面3から手術台5に向かって空気を吹き出す第1空調系統20と、天井面3から手術台5の周囲に向かって空気を吹き出す2つの第2空調系統30と、を備える。
第1空調系統20は、天井面3の略中央に設けられて第1吹出口21を有する第1フィルタボックス22と、天井面3の第1吹出口21から離れた位置に設けられた第1吸込口23と、この第1吸込口23から第1フィルタボックス22に至るダクト24と、このダクト24の途中に設けられた循環ファン25、電熱ヒータ(あるいは温水コイル)26、可変定風量装置27と、を備える。
第1フィルタボックス22の第1吹出口21側には、空気浄化フィルタ221が設けられている。また、第1吹出口21は、例えばパンチングメタルで構成されている。
この第1空調系統20では、循環ファン25を駆動して、第1吸込口23から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気の温度を電熱ヒータ26で上昇させて、第1吹出口21から吹き出す。
このとき、可変定風量装置27内のダンパを制御することにより、第1吹出口21からの吹出し空気の風量を調整する。なお、これに限らず、循環ファン25をインバータ制御やサイリスタ制御することにより、第1吹出口21からの吹出し空気の風量を調整してもよい。
第2空調系統30は、天井面3の第1吹出口21の周囲に設けられて第2吹出口31を有する第2フィルタボックス32と、壁面4の下部に設けられて第2吸込口33を有する空調機34と、この空調機34から第2フィルタボックス32に至るダクト35と、を備える。
ここで、第2吹出口31を、第1吹出口21の全周に亘って囲むように配置してもよい。つまり、第2吹出口31で囲まれた中心に第1吹出口21を配置してもよい。
あるいは、第2吹出口31を一対とし、この一対の第2吹出口31を、第1吹出口21を挟んで配置してもよい。
第2フィルタボックス32の第2吹出口31側には、空気浄化フィルタ321が設けられている。また、第2吹出口31は、例えばパンチングメタルで構成されている。
2つの空調機34のうち、図1中左側に位置する空調機34は、送風機341、冷却コイル342、および加熱コイル343を備えている。一方、図1中右側の空調機34は、送風機341および冷却コイル342を備えているが、加熱コイルを備えていない。
なお、これに限らず、図1中右側の空調機34にも加熱コイルを設けて、図1中左右両方の空調機に加熱コイルを設けてもよい。また、図1中左側の空調機34から加熱コイルを除いて、図1中左右両方の空調機に加熱コイルを設けなくてもよい。
この第2空調系統30では、空調機34の送風機341を駆動して第2吸込口33から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を冷却コイル342で冷却し、冷却後に加熱コイル343で加熱(再熱)して、第2吹出口31から吹き出す。
図2は、手術室空調システム10の模式図である。
以上の手術室空調システム10では、図2に示すように、第1吹出口21から手術台5に向かって直下に空気(暖気)を吹き出す。第1吹出口21から吹き出す暖気の温度は、室温よりも高く患者の体温よりも低い温度、ここでは、26℃以上である。
また、第2吹出口31から手術台5の周囲に向かって直下に冷気を吹き出す。この第2吹出口31から吹き出す冷気の温度は、室温よりも低温であり、例えば16℃以上26℃未満である。
第1吹出口21から吹き出す暖気の風速は、第2吹出口31から吹き出す冷気の風速よりも大きくなっている。
以下、本発明の実施例および比較例について説明する。
図3(a)は、本発明の実施例である。具体的には、図3(a)は、上述の手術室空調システム10の構成で空調シミュレーションを行った結果であり、手術室1の温度分布を示すものである。
この図3(a)では、第1吹出口21から26℃、第2吹出口31から18℃の空気を吹き出しており、手術台5上の気温は26℃になっていることが判る。
図3(b)本発明の比較例である。具体的には、図3(b)は、上述の手術室空調システム10から第1吹出口21を除いた構成で空調シミュレーションを行った結果であり、手術室1の温度分布を示すものである。
この図3(b)では、第2吹出口31から18℃の空気を吹き出しており、手術台5上の気温は18℃になっていることが判る。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)室温よりも高温の暖気を、第1吹出口21から手術台5に向かって吹き出したので、手術台5上の患者の体温の低下を抑制して、低侵襲治療を実現できる。
また、室温よりも低温の冷気を、第2吹出口31から手術台5の周囲に向かって吹き出したので、術者の作業環境を改善して、ストレスを軽減できる。
ここで、第1吹出口21から吹き出す暖気の温度を26℃以上としたので、手術台上の気温が26℃以上となり、腹腔鏡手術の際に患者の腹腔に腹腔鏡を挿入しても、腹腔鏡のレンズが結露して曇るのを確実に防止できる。
(2)第1吹出口21から吹き出す暖気の風速を、第2吹出口31から吹き出す冷気の風速よりも大きくしたので、暖気が手術台5上に確実に到達する。
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態に係る手術室空調システム10Aの模式図である。
本実施形態では、第2吹出口31が第1吹出口21から所定間隔離した点が、第1実施形態と異なる。
具体的には、第2吹出口31を構成するパンチングメタルの第1吹出口21側の部分を塞いで空気が吹き出さないようにすることで、実質的に第2吹出口31を第1吹出口21から離しておく。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(3)第2吹出口31を第1吹出口21から所定間隔離して配置した。このように冷気の流れを暖気の流れから離すことで、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台5上に供給できる。
〔第3実施形態〕
図5は、本発明の第3実施形態に係る手術室空調システム10Bの模式図である。
本実施形態では、第1吹出口21と第2吹出口31との間には、直下に向かって延びる整流板40が設けられている点が、第1実施形態と異なる。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(4)第1吹出口21と第2吹出口31との間に整流板40を設けたので、この整流板40により第1吹出口21から吹き出した暖気および第2吹出口31から吹き出した冷気が層流状態に近づく。よって、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台5上に供給できる。
〔第4実施形態〕
図6は、本発明の第4実施形態に係る手術室空調システム10Cの模式図である。
本実施形態では、第2吹出口31が下方外側に向かって傾斜しており、この第2吹出口31から下方外側に向かって冷気を吹き出す点が、第1実施形態と異なる。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(5)第2吹出口31から下方外側に向かって冷気を吹き出したので、冷気が暖気から離れる方向に流れるから、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台5上に供給できる。
〔第5実施形態〕
図7は、本発明の第5実施形態に係る手術室空調システム10Dの模式図である。
本実施形態では、第2吹出口31から吹き出す冷気の風速プロファイルに傾斜がつけられており、第2吹出口31の内側部分から吹き出す冷気の平均風速は、外側部分から吹き出す冷気の平均風速よりも低い点が、第1実施形態と異なる。
具体的には、例えば第2吹出口31を構成するパンチングメタルの孔の大きさを、外側から内側に向かうに従って小さくすることで、第2吹出口31の内側部分から吹き出す冷気の平均風速は、外側部分から吹き出す冷気の平均風速よりも低くなっている。
なお、本実施形態では、第2吹出口31を構成するパンチングメタルの孔の大きさ変化させることで、第2吹出口31から吹き出す冷気の風速プロファイルに傾斜をつけたが、これに限らず、空気浄化フィルタ321の圧力損失を変化させることにより、第2吹出口31から吹き出す冷気の風速プロファイルに傾斜をつけてもよい。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(6)第2吹出口31の内側部分から吹き出す冷気の風速を、この第2吹出口31の外側部分から吹き出す冷気の風速よりも低くした。よって、暖気の近傍を流れる冷気の量が少なくなるので、暖気の縮流現象を抑えて、暖気と冷気との混合を防ぎ、暖気をより確実に手術台5上に供給できる。
〔第6実施形態〕
図8は、本発明の第6実施形態に係る手術室空調システム10Eの模式図である。
本実施形態では、第1吹出口21の外側部分は下方外側に向かって傾斜しており、第1吹出口21の中央部分から直下に向かって暖気を吹き出すとともに、第1吹出口21の外側部分から下方外側に向かって暖気を吹き出す点が、第1実施形態と異なる。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(7)第1吹出口21の外側部分から下方外側に向かって暖気を吹き出したので、暖気の一部が冷気に向かって吹き付けられるから、冷気が暖気側に浸入するのを防止でき、暖気の縮流現象を抑えて、暖気をより確実に手術台5上に供給できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
なお、上述の各実施形態では、天井面3に第1吸込口23を設けたが、これに限らず、壁面4の下部に設けてもよい。
また、上述の各実施形態では、可変定風量装置27を設けたが、この可変定風量装置27を設けなくてもよい。
また、上述の各実施形態では、第1吸込口23側から、循環ファン25、電熱ヒータ26の順に設けたが、これに限らず、第1吸込口23側から、電熱ヒータ26、循環ファン25の順に設けてもよいし、循環ファン25と電熱ヒータ26とを一体化して空調機としたり、第1フィルタボックス22に循環ファン25および電熱ヒータ26の機能を組み込んだりしてもよい。
また、上述の各実施形態では、第2空調系統30の第2フィルタボックス32と空調機34とを別体としたが、これに限らず、第2フィルタボックス32に空調機34の機能を組み込んでもよい。
また、上述の各実施形態では、空調機34を壁面4の下部に組み込んだが、空調機34は必ずしも手術室の室内に面している必要はなく、空調機34を他の部屋に設けてもよい。
また、空調機34に加湿器を組み込んでもよい。
また、上述の各実施形態では、空調機34を2台設けたが、これに限らず、空調機34を1台とてもよい。すなわち、図9に示すように、第2空調系統30Aでは、図9中左側の第2吸込口33は、ダクト36で図9中左側の空調機34に接続されており、図9中右側の第2吸込口33は、このダクト36に接続されている。また、この図9中左側の空調機34から延びるダクト35は、途中で分岐して、図9中右側の第2フィルタボックス32に接続されている。
また、空調機34の台数は特に限定されず、3台以上設けてもよい。
1…手術室
2…床面
3…天井面
4…壁面
5…手術台
10、10A、10B、10C、10D、10E…手術室空調システム
20…第1空調系統
21…第1吹出口
22…第1フィルタボックス
23…第1吸込口
24…ダクト
25…循環ファン
26…電熱ヒータ
27…可変定風量装置
30、30A…第2空調系統
31…第2吹出口
32…第2フィルタボックス
33…第2吸込口
34…空調機
35、36…ダクト
40…整流板
221、321…空気浄化フィルタ
341…送風機
342…冷却コイル
343…加熱コイル
A…患者
B〜D…術者

Claims (2)

  1. 手術室を空調する手術室空調システムであって、
    手術台の直上に設けられた第1吹出口と、
    当該第1吹出口の周囲に設けられた第2吹出口と、を備え、
    前記第1吹出口は、室温よりも高い26℃以上の空気を、前記手術台に向かって吹き出し、
    前記第2吹出口は、室温よりも低温の空気を、前記手術台の周囲に向かって吹き出し、
    前記第2吹出口は、直下に向かって空気を吹き出すとともに、
    前記第2吹出口の内側部分から吹き出す空気の風速は、外側部分から吹き出す空気の風速よりも低いことを特徴とする手術室空調システム。
  2. 手術室を空調する手術室空調システムであって、
    手術台の直上に設けられた第1吹出口と、
    当該第1吹出口の周囲に設けられた第2吹出口と、を備え、
    前記第1吹出口は、室温よりも高い26℃以上の空気を、前記手術台に向かって吹き出し
    前記第2吹出口は、室温よりも低温の空気を、前記手術台の周囲に向かって吹き出し、
    前記第1吹出口は、中央部分から直下に向かって空気を吹き出すとともに、外側部分から下方外側に向かって空気を吹き出し、
    前記第2吹出口は、直下に向かって空気を吹き出すことを特徴とする手術室空調システム。
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