JP5873040B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に関する。
一般に、像担持体を走査して露光するための光走査装置を備えた画像形成装置が知られている。光走査装置は、画像データに対応した光を所定の書き込みタイミングで出射し、像担持体を露光するようになっている。しかし、光走査装置には、装置内部の温度変化や構成部材の位置ズレ等によって、書き込みタイミングにズレが生じる問題がある。
また、カラープリンター等の画像形成装置は、イエローのトナー像、マゼンダのトナー像、シアンのトナー像、及びブラックのトナー像を重ね合わせることによってカラートナー像を形成する。しかし、上述のように光走査装置による書き込みタイミングにズレが生じると、画像形成装置では、重ね合わされたトナー像が互いにずれた色ズレが生じてしまう。
これに対し、特許文献1には、製造工程において、光走査装置が組み付けられた画像形成装置を複数の温度条件で作動させて実際の色ズレ量を測定し、その色ズレ量に関する情報を装置に入力することが教示されている。そして、製品となった画像形成装置が作動する際には、上記色ズレ量に関する情報に基づいた色ズレ補正量を反映して光走査装置が書き込みを行う。そのことにより、製品となった各画像形成装置の固有の色ズレ量を補正し、色ズレの無い画像を実現しようとしている。
特開2000−71516号公報
しかし、上記特許文献1の構成では、製造工程において光走査装置を組み付けた画像形成装置を、各装置毎に作動させながら色ズレ量を測定しなければならないので、工数が膨大に必要となり、製造コストの大幅な上昇が避けられない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製造コストの上昇を抑えつつ、光走査装置による書き込みタイミングのズレを好適に抑制することにある。
本発明に係る光走査装置は、光源と、上記光源から出射された光の光路に配置されると共にフレームに接着剤を介して取付固定された光学部材と、上記光学部材からの光を検知する光検知部と、上記光検知部が光を検知したときに上記光源からの光の出射を停止すると共に、該光源からの光の出射を停止したときから所定の待機時間後の書き込みタイミングに、画像データに対応した光の出射を開始するように上記光源を制御する光源制御部と、上記接着剤の量を記憶する第1記憶部と、上記接着剤の温度を検出するための温度検出部と、上記接着剤の量及び上記接着剤の温度変化量に対する上記書き込みタイミングの変化量を予めデータとして記憶している第2記憶部と、上記第1記憶部に記憶されている接着剤の量と、上記温度検出部により検出された接着剤の温度と、上記第2記憶部に記憶されているデータとから得られる上記書き込みタイミングの変化量だけ上記待機時間を変化させる補正を行う補正部とを備えている。
この構成によると、光学部材からの光を光検知部が検知したときに、光源制御部は、光源からの光の出射を停止させる。さらに、光源制御部は、光源からの光の出射を停止したときから所定の待機時間後の書き込みタイミングに、画像データに対応した光の出射を開始させる。
ここで、本発明者は、鋭意研究の結果、光学部材を固定する接着剤の熱膨張が書き込みタイミングのズレに大きな影響を与えていることを見出して本発明をするに至った。
すなわち、上記構成では、第1記憶部には光学部材を固定する接着剤の量を記憶させておく。第2記憶部には、接着剤の量及び温度変化量に対する書き込みタイミングの変化量を予めデータとして記憶させておく。そして、温度検出部によって接着剤の温度を検出し、その接着剤の温度と、第1記憶部に記憶されている接着剤の量と、第2記憶部に記憶されているデータとから、そのときの書き込みタイミングの変化量が得られる。補正部は、その書き込みタイミングの変化量だけ光源の待機時間を変化させる補正を行う。
したがって、光源から光を出射したときから書き込みタイミングまでの時間を接着剤の量及び温度に拘わらず一定に維持できるので、光走査装置による書き込みタイミングのズレを好適に抑制することが可能になる。しかも、製造工程において、光走査装置を組み付けた各画像形成装置をそれぞれ実際に作動させながら色ズレ量を測定する作業が不要になるので、製造コストの上昇が大幅に抑えられる。
上記光検知部は、書き込みタイミングの同期信号を出力する同期検知センサーであり、上記光学部材は、上記同期検知センサーに上記光源の光を入射させるための同期検知ミラーであることが好ましい。
この構成によると、同期検知ミラーの位置や角度が接着剤の熱膨張によって変化するが、書き込みタイミングは補正部によって適切に補正されるため、その書き込みタイミングのズレが好適に抑制される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記光走査装置を備えた画像形成装置であって、上記光源を複数有し、複数の上記光源の光がそれぞれ上記書き込みタイミングで書き込まれることによって静電潜像が形成される複数の感光体を備え、上記複数の感光体の静電潜像を現像して形成されるトナー像を互いに重ね合わせることによってカラートナー像を形成するように構成されている。
この構成によると、複数の光源の光が複数の感光体にそれぞれ書き込まれることによって、複数の感光体には静電潜像がそれぞれ形成される。このとき、光源が光源制御部によって制御されることにより、光源の光は所定の書き込みタイミングで感光体に書き込まれる。そうして、各感光体に静電潜像が形成される。さらに、感光体の各静電潜像が現像されることにより複数のトナー像が形成される。そして、複数のトナー像が互いに重ね合わされることによってカラートナー像が形成される。
そして、温度検出部によって検出された接着剤の温度と、第1記憶部に記憶されている接着剤の量と、第2記憶部に記憶されているデータとから、そのときの書き込みタイミングの変化量が得られる。補正部は、その書き込みタイミングの変化量だけ光源の待機時間を変化させる補正を行う。
したがって、光走査装置による書き込みタイミングのズレが好適に抑制されるので、形成される画像の色ズレを抑制することができる。しかも、製造工程において、実際に各画像形成装置を作動させながら色ズレ量をそれぞれ測定する必要がないので、製造コストの上昇を抑えられる。
本発明によれば、製造コストの上昇を抑えつつ、光走査装置による書き込みタイミングのズレを抑制することができる。
図1は、本実施形態における画像形成装置の概略構造を示す断面図である。 図2は、本実施形態における光走査装置の内部構成を示す斜視図である。 図3は、光走査装置の構成を示すブロック図である。 図4は、同期検知ミラーを拡大して示す斜視図である。 図5は、同期検知センサーによる検知タイミングのズレと書き込みタイミングとの関係を示すタイミングチャートである。 図6は、フレームに接着固定された同期検知ミラーを模式的に示す側面図である。 図7は、接着剤の温度変化量と書き込みタイミングの変化量との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、画像形成装置1の概略構造を示す断面図である。画像形成装置1は、例えばタンデム方式のカラープリンターであって、図1に示すように、中間転写ベルト7と、一次転写部8及び二次転写部9と、定着部11と、光走査装置15と、複数の画像形成部16とを備えている。
画像形成装置1の本体2の内部下方には、給紙カセット3が配置されている。給紙カセット3は、その内部に印刷前のカットペーパー等の用紙(図示省略)を積載して収容している。給紙カセット3の側方には、第1用紙搬送部21が設けられている。第1用紙搬送部21は、給紙カセット3から送り出された用紙を受け取り、その用紙を上方の二次転写部9へ搬送する。
給紙カセット3の右側方には、手差し給紙部5が設けられている。手差し給紙部5の左方には第2用紙搬送部22が設けられている。第2用紙搬送部22は、手差し給紙部5から送り出された用紙等を受け取って第1用紙搬送部21へ搬送する。
光走査装置15は、第2用紙搬送部22の上方に例えば4つ配置されている。ここで、画像形成装置1は、外部から送信された画像データを受信する。この画像データは、光走査装置15に送られる。光走査装置15は、画像データに基づいて制御されたレーザ光を画像形成部16へ向けて照射する。
画像形成部16は、光走査装置15の上方に例えば4つ設けられている。各画像形成部16の上方には、無端状の中間転写ベルト7が設けられている。中間転写ベルト7は、複数のローラーに巻き掛けられており、図示しない駆動装置によって回転駆動されるようになっている。
4つの画像形成部16は、図1に示すように、中間転写ベルト7に沿って一列に配置されており、イエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像をそれぞれ形成する。各画像形成部16は、感光体である感光ドラム31と、感光ドラム31の周囲にそれぞれ配置された帯電器32、現像装置33及びクリーニング装置34とを備えている。
感光ドラム31は、不図示の駆動モーターによって所定のプロセススピードで回転駆動される。帯電器32は、不図示の帯電バイアス電源から印加される帯電バイアスによって感光ドラム31の表面を所定の電位に均一に帯電させる。そして、各感光ドラム31は、光源36の光Lがそれぞれ書き込みタイミングで書き込まれることによって静電潜像が形成されるようになっている。
現像装置33は、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー、又はブラック(K)トナーをそれぞれ収容しており、各感光ドラム31上に形成された各静電潜像に各色のトナーを付着させることによって各静電潜像を現像し、各色のトナー像として可視化する。
一次転写部8は、各画像形成部16の上方にそれぞれ配置されている。一次転写部8は、画像形成部16により形成されたトナー像を中間転写ベルト7表面に一次転写する転写ローラーを有している。
そして、中間転写ベルト7が回転駆動されると共に、所定のタイミングで各画像形成部16のトナー像が中間転写ベルト7に転写されることによって、中間転写ベルト7の表面には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像が互いに重ね合わされたカラートナー像が形成される。
二次転写部9は、図1に示すように、中間転写ベルト7の左側方に配置された転写ローラー18を有している。そして、二次転写部9は、第1用紙搬送部21から送られてきた用紙にトナーと逆極性の転写バイアス電圧を印加することによって、トナー像を中間転写ベルト7から用紙へ転写するようになっている。
定着部11は、二次転写部9の上方に設けられている。二次転写部9と定着部11との間には、トナー像が二次転写された用紙を定着部11へ搬送する第3用紙搬送部23が形成されている。
定着部11は、各々回転する加熱ローラー19と加圧ローラー20とを有している。そして、定着部11は、加熱ローラー19と加圧ローラー20とにより用紙を加熱及び加圧することにより、トナー像を用紙に定着させるようになっている。
定着部11の上方には、分岐部27が設けられている。定着部11から排出された用紙は、両面印刷を行わない場合、分岐部27から画像形成装置1の上部に形成された用紙排出部28に排出される。両面印刷を行う場合には、定着部11から排出された用紙の搬送方向が切り替えられ、その用紙を第4用紙搬送部24から再び二次転写部9へ搬送するようになっている。
そうして、上記画像形成装置1では、光走査装置15が各色の画像形成部16の感光ドラム31を画像データに対応した光によって走査することにより、感光ドラム31に静電潜像が形成される。その後、感光ドラム31の静電潜像は現像装置により各色のトナー像として現像される。次いで、各色のトナー像は一次転写部8によって感光ドラム31から中間転写ベルト7に転写される。このとき、各色のトナー像が中間転写ベルト7上で重ね合わされることによってカラートナー像が形成される。中間転写ベルト7のカラートナー像は、二次転写部9において、第1用紙搬送部21から搬送された用紙に転写される。その後、定着部11でカラートナー像が定着された用紙は、用紙排出部28へ排出される。
次に、光走査装置15について詳細に説明する。図2は光走査装置15の内部構成を示している。図3は、光走査装置15の構成を示すブロック図である。尚、4つの光走査装置15の構成は全て同じであるため、以下、1つの光走査装置15についてのみ説明する。
光走査装置15は密閉状の筐体42を有している。図2では、筐体42を閉塞する蓋部材の図示を省略している。図2に示すように、筐体42を構成するフレーム42aには、レーザーダイオード(LD)等からなる光源36が設けられている。
筐体42の内部には、光源36から出射される光Lの出射方向に沿って、コリメーターレンズ43、シリンドリカルレンズ44、及び偏向器としてのポリゴンミラー45が一直線上に配置されている。さらに、筐体42の内部には、ポリゴンミラー45によって偏向される光Lの進行方向に沿って、結像レンズである2つのfθレンズ46,47と折り返しミラー48とが配設されている。
また、筐体42には、光学部材としての同期検知ミラー37と、光検知部としての同期検知センサー38とが設けられている。
同期検知ミラー37は、光源36から出射された光の光路に配置されると共に、図4に示すようにフレーム42aに接着剤49を介して取付固定されている。ここで、図4は同期検知ミラー37を拡大して示す斜視図である。また、同期検知ミラー37は、図2及び図4に示すように、水平面に対して傾斜した状態で取り付けられている。
そして、同期検知ミラー37は、ポリゴンミラー45によって偏向されて有効走査範囲(実際にプリント幅として使用する走査範囲)Rを外れた光路を進む光L1を反射させて同期検知センサー38に入射させるようになっている。一方、ポリゴンミラー45により偏向されて有効走査範囲R内の光路を進む光Lは、折り返しミラー48により反射され、感光ドラム31をその軸方向に走査して露光する。
同期検知センサー38は、同期検知ミラー37からの光L1を検知する光センサーであって、例えばフォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトIC等によって構成されている。そして、同期検知センサー38は、光走査装置15から感光ドラム31への光の書き込みタイミングの同期信号を出力するようになっている。
また、光走査装置15は、図3に示すように、光源36を制御する光源制御部40を備えている。ここで、図5は、同期検知センサー38による検知タイミングのズレと書き込みタイミングとの関係を示している。
図5の上段に示すように、まず、時間t0において光源36が光L1を出射し、時間t1において同期検知センサー38が光L1を検知する。光源制御部40は、同期検知センサー38が光L1を検知したとき(時間t1)に光源36からの光の出射を停止させる(OFFにする)。さらに、光源制御部40は、光源36からの光L1の出射を停止したとき(時間t1)から所定の待機時間T後の書き込みタイミングKに、画像データに対応して変調された光の出射を開始して(ONにする)感光ドラム31に書き込みを行うように光源36を制御する。
ここで、図6は、フレーム42aに接着固定された同期検知ミラー37を模式的に示している。筐体42の内部は高温になり易いので、接着剤49は熱膨張しやすくなっている。図6に示すように、接着剤49が熱膨張すると、同期検知ミラー37の傾きが変化することによって同期検知センサー38が同期検知ミラー37からの光を検知するタイミングがずれてしまう問題がある。
そこで、本実施形態における光走査装置15は、図3に示すように、第1記憶部53及び第2記憶部54と、接着剤49の温度を検出するための温度検出部55と、補正部56とを備えている。
第1記憶部53は、同期検知ミラー37をフレーム42aに接着している接着剤49の量を記憶する。すなわち、光走査装置15を製造する工程において、接着剤49の塗布量を測定し、その塗布量を第1記憶部53に記憶させておく。
温度検出部55は、筐体42内の温度を検知し、例えばその検知した筐体42内の温度を接着剤49の温度として検出する。そして、温度検出部55は、例えば室温を基準温度とし、その基準温度からの温度変化量を検出する。上述した図5の上段は、接着剤49の温度が室温と同じであって接着剤49の温度変化量が0である場合を示している。
第2記憶部54は、接着剤49の量及び接着剤49の温度変化量に対する書き込みタイミングの変化量を予めデータとして記憶している。ここで、図7は、接着剤49の温度変化量と、書き込みタイミングの変化量との関係を示すグラフである。図7の縦軸は、書き込みタイミングが遅くなる場合をマイナスとしている。
図7において、プロットが▼印であるグラフf1は、接着剤49の量が2mgの場合を示している。また、プロットが●印であるグラフf2は、接着剤49の量が3mgの場合を示している。プロットが◆印であるグラフf3は、接着剤49の量が4mgの場合を示している。プロットが■印であるグラフf4は、接着剤49の量が5mgの場合を示している。プロットが▲印であるグラフf5は、接着剤49の量が6mgの場合を示している。第2記憶部54は、図7のグラフに対応するデータをテーブルとして有している。
図7に示すように、接着剤49の量が一定である場合、接着剤49の温度変化量が大きくなるに連れて書き込みタイミングの変化量は大きくなり、書き込みタイミングが徐々に遅くなる。一方、接着剤49の温度変化量が一定である場合、接着剤49の量が多くなるに連れて書き込みタイミングの変化量は大きくなり、書き込みタイミングが徐々に遅くなる。
補正部56は、第1記憶部53に記憶されている接着剤49の量と、温度検出部55により検出された接着剤49の温度と、第2記憶部54に記憶されているデータとから得られる書き込みタイミングの変化量だけ待機時間Tを変化させる補正を行う。
ここで、図5の中段は、補正部56による補正を行わない例を示している。図5の中段では、例えば接着剤49が熱膨張して、同期検知センサー38が同期検知ミラーからの光を検知する時間t2が図5上段の温度変化量が0である場合の時間t1よりも遅くなっている。補正部56による補正を行わない場合、待機時間Tは一定であるので、図5上段の場合に比べて、時間ΔTだけ書き込みタイミングKがずれて遅れることとなる。
さらに、通常、複数の光走査装置15のそれぞれにおいて同期検知ミラー37を接着する接着剤49の量は互いに異なっているので、各光走査装置15における書き込みタイミングKの変化量も互いに異なる。よって、各色のトナー像を重ね合わせたときに色ズレが生じることとなる。
例えば、図7において、ブラックのトナー像を形成する画像形成部16に対応する光走査装置15では接着剤49の量が6mgであり、マゼンタのトナー像を形成する画像形成部16に対応する光走査装置15では接着剤49の量が4mgであった場合、この2つの光走査装置15における接着剤49の温度変化量が7.5度である場合、書き込みタイミングは約0.11μsecずれることとなる。
これに対し、本実施形態では図5の下段に示すように、各光走査装置15毎に、書き込みタイミングKが接着剤49の温度変化に拘わらず一定に維持されるように、補正部56が待機時間Tを補正するようになっている。すなわち、図5中段及び下段の場合、補正部56は、第1記憶部53に記憶されている接着剤49の量と、温度検出部55により検出された接着剤49の温度と、第2記憶部54に記憶されているデータとから書き込みタイミングの変化量である時間ΔTを導出する。そして、補正部56は、待機時間Tから時間ΔTを減じた待機時間T’に待機時間を補正する。
したがって、時間t2において同期検知センサー38が光L1を検知したときに、光源制御部40は光源36からの光の出射を停止させる(OFFにする)。その後、光源制御部40は、時間t2から補正部56により補正された待機時間T’後の書き込みタイミングKに、画像データに対応して変調された光の出射を開始して(ONにする)感光ドラム31に書き込みを行うように光源36を制御する。
したがって、本実施形態によると、光源36から光L1を出射したときから書き込みタイミングKまでの時間を接着剤49の量及び温度に拘わらず一定に維持できるので、光走査装置15による書き込みタイミングKのズレを好適に抑制することができる。よって、画像形成装置1によって形成されるカラー画像における色ズレを抑制できる。しかも、製造工程において、光走査装置15を組み付けた各画像形成装置1をそれぞれ実際に作動させながら色ズレ量を測定する作業が不要になるので、製造コストの上昇を大幅に抑えることができる。
尚、上記実施形態では、複数の感光ドラム31ごとにそれぞれ設けた光走査装置15について説明したが、これに限らず、1つの光走査装置15内に1つのポリゴンミラー45と4つの光源とを有する所謂1ポリゴンタイプの光走査装置や、1つの光走査装置15内に1つのポリゴンミラー45と2つの光源とを有する所謂対向走査タイプの光走査装置としてもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置の一例としてプリンターについて説明したが、本発明に係る画像形成装置は、これに限らず、例えば複写機又は複合機等の他の画像形成装置としてもよい。
以上説明したように、本発明は、光走査装置及び画像形成装置について有用である。
1 画像形成装置
15 光走査装置
31 感光ドラム(感光体)
36 光源
37 同期検知ミラー(光学部材)
38 同期検知センサー(光検知部)
40 光源制御部
42a フレーム
49 接着剤
53 第1記憶部
54 第2記憶部
55 温度検出部
56 補正部

Claims (3)

  1. 光源と、
    上記光源から出射された光の光路に配置されると共にフレームに接着剤を介して取付固定された光学部材と、
    上記光学部材からの光を検知する光検知部と、
    上記光検知部が光を検知したときに上記光源からの光の出射を停止すると共に、該光源からの光の出射を停止したときから所定の待機時間後の書き込みタイミングに、画像データに対応した光の出射を開始するように上記光源を制御する光源制御部と、
    上記接着剤の量を記憶する第1記憶部と、
    上記接着剤の温度を検出するための温度検出部と、
    上記接着剤の量及び上記接着剤の温度変化量に対する上記書き込みタイミングの変化量を予めデータとして記憶している第2記憶部と、
    上記第1記憶部に記憶されている接着剤の量と、上記温度検出部により検出された接着剤の温度と、上記第2記憶部に記憶されているデータとから得られる上記書き込みタイミングの変化量だけ上記待機時間を変化させる補正を行う補正部とを備えている、光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置において、
    上記光検知部は、書き込みタイミングの同期信号を出力する同期検知センサーであり、
    上記光学部材は、上記同期検知センサーに上記光源の光を入射させるための同期検知ミラーである、光走査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光走査装置を備えた画像形成装置であって、
    上記光源を複数有し、
    複数の上記光源の光がそれぞれ上記書き込みタイミングで書き込まれることによって静電潜像が形成される複数の感光体を備え、
    上記複数の感光体の静電潜像を現像して形成されるトナー像を互いに重ね合わせることによってカラートナー像を形成するように構成されている、画像形成装置。
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