JP5869964B2 - 鞍乗り型車両の防風構造 - Google Patents

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Description

本発明は、乗員が着座するシートの前方にレッグシールドを有する鞍乗り型車両の防風構造に関する。
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、乗員の足の前方を覆うレッグシールドを有するものがある。この種の車両には、車体前方からの走行風を、フロントカバーの前面に開けた導風口からダクトに入れ、このダクトからレッグシールドの側端部に噴出させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようにレッグシールドの側端部に走行風を噴出することにより、乗員側への走行風の巻き込みを抑制するとともに足下空間が負圧になるのを抑制し、乗員に対する風防効果を高めることができる。
特開平10−203454号公報
しかし、従来の構成は、複数のダクトをレッグシールド端部に設けているため、車両左右中央側への導風がなく、レッグシールド後方の走行風の巻き込み防止が不十分になるおそれがあった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、レッグシールド後方かつ車両左右中央での負圧を低減して風防効果を高めることができる鞍乗り型車両の防風構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、乗員が着座するシート(10)の前方に設けられるレッグシールド(601)と、レッグシールド(601)の前記シート(10)側の面に開閉可能に設けられる収納部(131)と、前記レッグシールド(601)と一体に形成され、前記収納部(131)の下方を覆うように形成される下壁(602A2)とを備える鞍乗り型車両の防風構造において、前記下壁(602A2)に、車体前方からの走行風を前記レッグシールド(601)後方に抜く排風口(651)が設けられ、前記収納部(131)の底壁(132C)は、前記排風口(651)の前方近傍を境にして、その前方が前記排風口(651)よりも低い最深底壁(132C1)とされ、その後方が前記排風口(651)よりも高い上げ底壁(132C2)とされ、前記最深底壁(132C1)と前記上げ底壁(132C2)との間が上下に延びる縦壁(132C3)でつながれて、前記底壁(132C)と前記下壁(602A2)との間の隙間(KL)を、車体前後方向だけでなく上下方向に屈曲する、前記排風口(651)に向かう走行風のラビリンス通路にするとともに、前記隙間(KL)内で、前記底壁(132C)から下方に突出して前記隙間(KL)を更に複雑なラビリンス経路にするリブ壁(132D)を、前記底壁(132C)に一体に設けていることを特徴とする。
この構成によれば、レッグシールドのシート側の面に開閉可能に設けられる収納部の下方を覆う下壁に、車体前方からの走行風をレッグシールド後方に抜く排風口が設けられるので、レッグシールド後方かつ車両左右中央での負圧を低減して風防効果を高めることができる。また、走行風のラビリンス通路により、塵埃や雨水等の排風口からの排出を抑制することができる。
上記構成において、前記レッグシールド(601)の前方にフロントカウル(130)が設けられ、前記フロントカウル(130)前面に前輪(2)を配置する開放部(187)が形成され、前記排風口(651)は、前記開放部(187)より上方で下方かつ後方に指向するように設けられ、前記収納部(131)は前記レッグシールド(601)内で前方に膨出するように形成され、前記排風口(651)の上方に前記収納部(131)を構成する壁面(132C)が配置されるようにしても良い。この構成によれば、走行風と共に入る塵埃や雨水等を排風口から排出し難くすることができる。
また、上記構成において、前記レッグシールド(601)と前記シート(10)下方とを連結するセンタートンネル部(250)を有し、前記排風口(651)は、前記センタートンネル部(250)の左右両側にそれぞれ設けられるようにしても良い。この構成によれば、センタートンネル部の形状を利用して走行風をレッグシールド後方に導くことができ、負圧低減を効果的に図ることができる。
また、上記構成において、前記センタートンネル部(250)は、前記排風口(651)に隣接する壁面(53,54)が後方に行くほど平面視で車幅方向中心に近づくようにしても良い。この構成によれば、センタートンネル部の形状を利用して排風口からの風を左右中心に導くことができ、負圧低減を効果的に図ることができる。
また、上記構成において、前記収納部(131)は、当該収納部(131)から前方に延出する遮蔽壁(716)を有し、前記遮蔽壁(716)は、前記排風口(651)に対して車幅方向中心側にオフセットして配置されるようにしても良い。この構成によれば、小型の収納部であっても、遮蔽壁が有効に塵埃や雨水等を遮蔽し、遮蔽壁を大型化することなく、塵埃や雨水等の排風口からの排出を更に抑制することができる。
また、上記構成において、前記排風口(651)の内側前縁にリブ壁(655)が延出するようにしても良い。この構成によれば、リブ壁によって、塵埃や雨水等の排風口からの排出を更に抑制することができる。
また、上記構成において、前記排風口(651)の内側前縁に設けられるリブ壁(655)は、前記下壁(602A2)から上方に立設し、前記収納部(131)の前記底壁(132C)に設けられる前記リブ壁(132D)は、車体下面視で後方に開放するU字形状であって、前記排風口(651)の前縁及び左右の側縁を囲うように延在するリブでも良い。
本発明は、レッグシールドのシート側の面に開閉可能に設けられる収納部の下方を覆う下壁に、車体前方からの走行風をレッグシールド後方に抜く排風口が設けられるので、車両左右中央付近での負圧を低減して風防効果を高めることができる。
また、排風口は、フロントカウル前面に設けられた開放部より上方で下方かつ後方に指向するように設けられ、収納部はレッグシールド内で前方に膨出するように形成され、排風口の上方に収納部を構成する壁面が配置されるようにすれば、走行風と共に入る塵埃や雨水等を排風口から排出し難くすることができる。
また、排風口は、レッグシールドとシート下方とを連結するセンタートンネル部の左右両側にそれぞれ設けられるようにすれば、センタートンネル部の形状を利用して走行風をレッグシールド後方に導くことができ、負圧低減を効果的に図ることができる。
また、センタートンネル部は、排風口に隣接する壁面が後方に行くほど車幅方向中心側になるように傾斜するようにすれば、センタートンネル部の形状を利用して排風口からの風を左右中心に導くことができ、負圧低減を効果的に図ることができる。
また、収納部の底壁は、収納部の下方を覆う下壁との間に排風口に向かう走行風のラビリンス通路を形成するようにすれば、塵埃や雨水等の排風口からの排出を更に抑制することができる。
また、収納部は、当該収納部から前方に延出する遮蔽壁を有し、遮蔽壁は、排風口の上方であって、排風口に対して車幅方向中心側にオフセットして配置されるようすれば、小型の収納部であっても、遮蔽壁が有効に塵埃や雨水等を遮蔽し、遮蔽壁を大型化することなく、塵埃や雨水等の排風口からの排出を更に抑制することができる。
また、排風口の内側前縁にリブ壁が延出するようにすれば、リブ壁によって、塵埃や雨水等の排風口からの排出を更に抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車を前方から見た正面図である。 自動二輪車の内部構造を示す左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す右側面図である。 車体フレームの斜視図である。 車体前部を後側から見た図である。 図6のVII−VII断面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 盗難抑制装置の水平断面を周辺構成と共に示す図(図6のIX−IX断面図)である。 盗難抑制装置705の垂直断面を周辺構成と共に示す図である。 図10のXI−XI断面図である。 フロントカバー及び上面カバーを外した状態の車両前部を示す右側面図である。 上部レッグシールドを周辺構成と共に示す斜視図である。 フロントカバーを外して車体前部を左側から見た図である。 フロントカバーを外して車体前部を右側から見た図である。 図6のXVI−XVI断面図である。 排風口を周辺構成と共に下方から見た図である。 左側の排風口を周辺構成と共に示す側断面図である。 右側の排風口を周辺構成と共に示す側断面図である。 図17のXX−XX断面図である。 排風口を前部カバーの内側から見た図である。 図17のXXII−XXII断面図である。 左側の排風口を下方から見た図である。 左側の排風口を前方から見た断面図である。 右側の排風口を下方から見た図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図であり、図2は、自動二輪車1を前方から見た正面図である。また、図3は、自動二輪車1の内部構造を示す左側面図であり、図4は、自動二輪車1の内部構造を示す右側面図である。
自動二輪車(鞍乗り型車両)1は、シート10に着座した乗員(運転者)RDが足を載せる低床のステップフロア68を有するスクータ型車両であり、車体フレームF(図3,図4)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン(ユニットスイングパワーユニットとも言う)Uに軸支されている。車体フレームFは、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。なお、図3及び図4では車体カバーCの一部を取り外している。
図5は、車体フレームFを示している。
図3〜図5に示すように、車体フレームFは、金属製のチューブやパイプを溶接によって複数連結して形成されており、メインフレーム11は、前部に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に延出した後、略水平に後方へ延び、後部で後上方に延びる左右一対のダウンチューブ13,13と、ダウンチューブ13,13の前下部から後上方へ車両後部まで延出する左右一対のシートレール14,14と、ヘッドパイプ12からダウンチューブ13,13の上方を後下方に延びてシートレール14,14に連結される左右一対のアッパーチューブ15,15とを有している。
ダウンチューブ13,13は、ヘッドパイプ12に前端が連結されて後下方へ延出する下方延出部70と、下方延出部70の下端から後方に略水平に延出する水平延出部71と、水平延出部71の後端から後上方に延出する斜め上方延出部72とを有している。
図5に示すように、メインフレーム11には、左右のフレームを連結するクロスメンバとして、ダウンチューブ13,13の下方延出部70,70の上部間を連結する前上部クロスメンバ16と、下方延出部70,70の下部間を連結する前クロスメンバ17と、ダウンチューブ13,13の水平延出部71,71間を連結する水平部クロスメンバ18と、アッパーチューブ15,15間を連結する上部クロスメンバ19と、シートレール14,14間を連結する中間クロスメンバ20と、シートレール14,14の後部間を連結する後部クロスメンバ21とを有している。水平部クロスメンバ18は、水平延出部71,71にボルト止めによって連結されている。
ダウンチューブ13,13の斜め上方延出部72,72の上部には、車幅方向外側に延出する左右一対のタンデムステップステー22,22が設けられている。
ヘッドパイプ12の前面には、灯火類や車体カバーC等を支持する籠状の前部フレーム24が連結されている。
また、メインフレーム11の外側方には、ダウンチューブ13,13に連結されて前後に延び、ステップフロア68を下方から支持する左右一対のステップフレーム23(図3、図4)が設けられている。
図3〜図5に示すように、前輪2を操向する操舵系5は、ヘッドパイプ12に回動自在に軸支されるステアリングシャフト9(図3)と、このステアリングシャフトの上部に連結されるハンドル25とを有している。上記ステアリングシャフト9の下端は、左右一対のフロントフォーク26,26に連結されており、前輪2は、フロントフォーク26,26の下端に軸支され、ハンドル25による操作によって操向される。
ユニットスイングエンジンU(図1,図3,図4)は、エンジンEと、ベルト式の無段変速機構が収容された伝動ケースMとが一体化されたユニットスイング式であり、後輪3を支持するスイングアームとしての機能も有している。ユニットスイングエンジンUは、その前部に連結されるリンク部材27を介して、ダウンチューブ13,13の後部に連結されており、リンク部材27に設けられるピボット軸28を中心にして上下に揺動自在である。なお、リンク部材27の前端は、左右一対のパワーユニット支持部85,85を介してダウンチューブ13,13の後部に連結されている。
エンジンEは、水冷式の4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ軸線29が略水平に前方へ延びるように配置されている。エンジンEは、ユニットスイングエンジンUの前部に配置されるクランクケース30の前面に、シリンダ31及びシリンダヘッド32(図4)を結合して構成されている。
伝動ケースMは、クランクケース30の後部から後輪3の左側方を通って後方に延びている。クランクケース30の後部には、後輪3の右側方を通って後方に延びるアーム部33(図4)が設けられており、後輪3は、伝動ケースMの後部とアーム部33の後部との間に設けられる車軸3Aに支持されている。エンジンEの出力は、上記無段変速機構を介して後輪3に伝達される。
伝動ケースMの後端及びアーム部33の後端とシートレール14,14との間には、左右一対のリヤサスペンション34,34が掛け渡されている。
伝動ケースMの上面には、外気を吸い込むエアクリーナボックス35(図1、図3)が設けられている。エアクリーナボックス35は、シリンダヘッド32の上面の吸気ポートに接続されたスロットルボディ36(図4)に、不図示のコネクティングチューブを介して接続されている。
シリンダヘッド32の下面の排気ポートに接続された排気管37は、エンジンEの下方を通って後方に延び、アーム部33の外側(右側)に固定されたマフラー38(図4)に接続される。
伝動ケースMの後部の下部には、車両を直立状態に支持可能なメインスタンド39が設けられている。
エンジンE用の燃料を貯留する燃料タンク40は、側面視において、前面がダウンチューブ13の下方延出部70に沿うとともに、後面がアッパーチューブ15に沿うように形成されており、上下方向では、ヘッドパイプ12の下部の後方からダウンチューブ13の水平延出部71近傍まで上下に長く延在している。燃料タンク40は、左右のダウンチューブ13,13の間に前傾して配置されている。
前傾した燃料タンク40の前部の下方の空間には、エンジンEの冷却水を冷却する板状のラジエータ41が設けられている。ラジエータ41とエンジンEとを接続する一対の冷却水パイプ42(図2)は、ラジエータ41の左側部から延出し、車両の左側(一側)のステップフレーム23(図3)の下方を後方へ延び、ダウンチューブ13の内側を通ってエンジンEに接続される。
左側の水平延出部71には、サイドスタンド47が取り付けられている。
ラジエータ41の冷却水の一部を貯留するリザーバタンク46(図4)は、ラジエータ41の後方において、車両の右側(他側)のステップフレーム23の下方に配置されている。また、燃料タンク40の蒸発燃料を吸着するキャニスター43(図4)は、リザーバタンク46の後方において右側のステップフレーム23の下方に設けられている。
物品が収納される収納ボックス44(図3、図4)は、シートレール14,14に設けられたボックスステー80,80(図5)を介してシートレール14,14に取り付けられる。この収納ボックス44は、シートレール14,14間に配置されており、燃料タンク40の後部の近傍から伝動ケースMの上方まで、シートレール14,14に沿って後上がりに延在している。収納ボックス44は、燃料タンク40とダウンチューブ13の斜め上方延出部72との間に配置される前部収納部44Aと、ユニットスイングエンジンUの上方に配置される後部収納部44Bとが、樹脂成形によって一体に形成されている。
収納ボックス44の上面は、その全長に亘って開口しており、この開口は、乗員用のシート10(図1)によって開閉自在に塞がれている。シート10は、運転者が着座する前部シート10Aと、前部シート10Aよりも一段高く形成されて同乗者が着座する後部シート10Bとを有している。
収納ボックス44の後方においてシートレール14,14の後部には、グラブレール48が固定されている。
図1及び図2に示すように、車体カバーCは、ヘッドパイプ12の前方及び左右側方を覆うとともに、下方延出部70の前方を下方に延びるフロントカバー50と、フロントカバー50の下部に連結されるフロントロアカバー51(図2)と、ハンドル25の下方でフロントカバー50の上部に連結される上部カバー52と、フロントカバー50の左右の縁部に連結されてヘッドパイプ12、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を後方及び側方から覆う上部インナーカバー53(図1)と、上部インナーカバー53の下縁に連結され、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を覆う左右一対の下部インナーカバー54,54(図1)と、フロントカバー50の下部及び下部インナーカバー54,54の下縁に連結され、ステップフレーム23,23を上方から覆う左右一対のステップカバー55,55(図1)と、フロントカバー50の下部及びステップカバー55,55の下部に連結されてステップフレーム23,23を側方から覆う左右一対の前部フロアスカート56,56と、前部フロアスカート56,56に連続して後方へ延び、ダウンチューブ13,13を覆う左右一対の後部フロアスカート57,57(図1)と、左右の水平延出部71,71を下方から覆うアンダーカバー58(図1)と、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55の後部に連結され、シート10の下方で収納ボックス44及びシートレール14,14を側方から覆う左右一対のボディサイドカバー59,59(図1)と、ボディサイドカバー59,59の後部に連結されるテールカバー60(図1)とを有している。
左右のステップカバー55,55の底部には、前部シート10Aに着座した運転者が足を載せるステップフロア68(図1)がそれぞれ形成されている。
上記の上部インナーカバー53、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55は、ハンドル25、シート10間の下方に配置されるセンタートンネル部250(図1)を形成する部品である。
センタートンネル部250は、左右のステップフロア68より高い位置に配置される左右一対のアッパーチューブ15,15及び燃料タンク40を上方から覆うようにシート10下方と後述するレッグシールド601とを連結する。
このセンタートンネル部250では、レッグシールド601に隣接する部分、つまり、上部インナーカバー53、下部インナーカバー54,54からなる足跨ぎ部250Aが後方に行くほど車幅中心側になるように傾斜し、乗員RDの乗降性が向上している。
フロントカバー50の前部には、後上方に延びるウインドスクリーン61が設けられている。フロントカバー50の前端には、ヘッドライト62が設けられ、左右一対のウインカー63は、ヘッドライト62の上部に連続して設けられている。ヘッドライト62とウインドスクリーン61との間には、板状のガーニッシュ64が設けられている。
フロントフォーク26,26には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー65が設けられている。フロントフェンダー65の上方においてフロントロアカバー51の上部とフロントカバー50との間には、前輪2を配置するための開放部187(図2)が形成されており、操舵系5は、開放部187を貫通して上下に延在する。
ボディサイドカバー59,59の下方には、後輪3を上方から覆うリヤフェンダー66が設けられている。
後部シート10Bの同乗者が足を載せる可倒式の一対のタンデムステップ67(図1)は、タンデムステップステー22,22に支持されている。
上記のフロントカバー50と、上部カバー52と、上部インナーカバー53とによって、ヘッドパイプ12近傍(車両前部)を覆うフロントカウルとなる前部カバー130が構成されている。
図6は車体前部を後側(シート10側)から見た図である。
前部カバー130には、収納物を収納可能な前部収納ボックス(収納部)131が設けられている。前部収納ボックス131は、ヘッドパイプ12の左側に設けられる物品収納部132と、ヘッドパイプ12の右側に設けられる物品収納部133(収納部)とを有している。なお、図中、符号134,135は、物品収納部132,133を開口させる蓋部材である。
図7は図6のVII−VII断面図であり、図8は図7のVIII−VIII断面図である。
図7及び図8に示すように、前部カバー130内には、ヘッドパイプ12の前面に固定される籠状の前部フレーム24が配置されている。前部フレーム24は、車幅中央(左右中央に相当)に配置されて前方へ延びる一本の下フレーム24Aと、下フレーム24Aの前部に結合されて上下に延びる前側枠状フレーム24Bと、下フレーム24Aの後部に結合されて上下に延びる後側枠状フレーム24Cと、前側枠状フレーム24Bの上部と後側枠状フレーム24Cの上部とを前後に連結する上フレーム24Dとを有している。
ヘッドライト62は、前側枠状フレーム24Bの前側に固定され、フロントカバー50の前端に配置されている。各ウインカー63,63は、外側に露出するウインカーレンズ63Aと、前部カバー130の内部に配置されるバルブ収納部63Bとを有し、発光するバルブ63Cは、バルブ収納部63Bの後端に設けられる。バルブ収納部63Bは、ヘッドライト62の上後方において前部フレーム24の左右側方にそれぞれ配置されている。
メーターバイザー137は、ウインドスクリーン61が固定される前側メーターバイザー137A(図8)と、前側メーターバイザー137Aの後部に連結される後側メーターバイザー137B(図8)とを有している。車両の速度等を表示するメーターユニット191(図8)は、ハンドル25の下方に位置する左右一対の上面カバー139,140の前方に設けられた後側メーターバイザー137Bの開口部から上方に露出し、前部フレーム24の上部に支持されている。上面カバー139,140は、メーターユニット191の後部からシート10側へ後下がりに傾斜して配置されている。
ハンドルポスト136後方のセンターパネル138(図6)には、メインキーによって操作されることで車両のイグニッションスイッチのオン/オフを切り替え可能なキーシリンダー部141(図6)が設けられている。
図7及び図8に示すように、車両の制動装置(不図示)のロックを制御するABSモジュレータ(ABSユニット)192は、前側枠状フレーム24Bと後側枠状フレーム24Cとの間において下フレーム24A上に支持され、車幅方向の中心よりも右側のバルブ収納部63B側に寄せて配置されている。ABSモジュレータ192は、前輪2及び後輪3の制動装置の液圧をコントロールして制動装置のロックを制御するものであり、箱状に形成され、内部に複数の制御弁等を備えている。
右側の物品収納部133は、上部インナーカバー53上方で前方へ膨出する略直方体の箱状に形成されており、略水平に前方へ延びる天井壁700と、天井壁700に対向する底壁701と、天井壁700及び底壁701の前縁を連結する奥壁702と、天井壁700、底壁701及び奥壁702の各左右両端部の間に掛け渡される左側壁703及び右側壁704とを備えて構成されている。右開口部190は、奥壁702に略対向して設けられている。
物品収納部133は、ヘッドパイプ12の右側方において前部フレーム24よりも後方に配置されており、奥壁702は、後側枠状フレーム24C及び右側のバルブ収納部63Bよりも後方に位置している。
左側の物品収納部132は、上部インナーカバー53上方で前方へ膨出する略直方体の箱状であって、右側の物品収納部133よりも前後に長い大型の収納部に形成されている。この物品収納部132は、ヘッドパイプ12の左側方に配置されてバルブ収納部63Bの下方まで延びており、奥壁132Aは、前側枠状フレーム24Bと後側枠状フレーム24Cとの間に位置している。
物品収納部132,133は、上面カバー139,140(図6)から下方に離間して配置されており、物品収納部132の上壁132Bと上面カバー139との間、及び、物品収納部133の天井壁700と上面カバー(インストルメンタルパネル)140との間には、空間S(図7,図8)が形成されている。空間Sには、車両のオプションとして用意される部品、例えば、音響装置のスピーカー等を、上面カバー139,140に替えて配置することができる。
右側の物品収納部133の奥壁702には、箱型の盗難抑制装置705(図7、図8)が固定されている。盗難抑制装置705は、盗難抑制装置705のシステムの作動中に車両に加えられた振動を検出する加速度センサ(不図示)と、この加速度センサの検出値に基づいて警笛音を発生させる警報装置706(図8)とを備えている。また、盗難抑制装置705はキーシリンダー部141(図6)のイグニッションスイッチに配線接続されており、盗難抑制装置705の作動中にキーシリンダー部141が操作されると、警報装置706に信号を送り、警報装置706によって警笛音を報音させる機能を備えている。
本実施の形態では、物品収納部133の奥壁702に盗難抑制装置705を固定し、奥壁702よりも前方に盗難抑制装置705を配置したため、物品収納部133の上方に空間Sを確保でき、この空間Sに上記スピーカー等のオプション部品を配置することができる。
図9は、盗難抑制装置705の水平断面を周辺構成と共に示す図(図6のIX−IX断面図)であり、図10は、盗難抑制装置705の垂直断面を周辺構成と共に示す図である。
図7〜図10に示すように、盗難抑制装置705は略直方体のケース707を有し、ケース707は、物品収納部133の奥壁702に対向する対向壁部707A(対向面)と、対向壁部707Aに対向して対向壁部707Aの前方に位置する前壁部707Bと、対向壁部707A及び前壁部707Bを上端及び下端で連結する上壁部707C及び下壁部707Dと、対向壁部707A及び前壁部707Bを左端及び右端で連結する左壁部707E及び右壁部707Fとを有している。
左壁部707E及び右壁部707Fの上部には、前壁部707Bに連続して車幅方向の外側へ延びる板状の締結部708,708が設けられている。各締結部708には、ビス孔709が形成されており、盗難抑制装置705は、ビス孔709に挿通されるビス709Aによって奥壁702に固定される。ビス孔709の軸線709B(締結軸)は、前後方向に延びている。
盗難抑制装置705の下壁部707Dには、コネクタ部710(図8)が設けられており、このコネクタ部710には、盗難抑制装置705をキーシリンダー部141のイグニッションスイッチに接続する配線719(図9)が着脱自在に接続される。
警報装置706は、ブロック状に形成されており、対向壁部707Aの外側面の下部において、右壁部707F側に寄せて配置されている。警報装置706の背面706Aには、スリット711(図10)が形成されており、警報装置706の警笛音はスリット711を通って外側に発せられる。
物品収納部133の奥壁702の上部には、右側壁704の近傍で前方に突出する柱状の外側ボス部712と、外側ボス部712よりも車幅方向の内側に位置し、左側壁703の近傍で前方に突出する柱状の内側ボス部713とが形成されている。外側ボス部712及び内側ボス部713の突出高さは略同一に形成されており、外側ボス部712及び内側ボス部713の頂部には、ビス709Aが螺合されるねじ穴712A,713Aが形成されている。また、奥壁702の上部において外側ボス部712と内側ボス部713との間には、奥壁702の一部が前方へ突出する上部膨出部717が形成されている。
盗難抑制装置705は、スリット711が奥壁702に対向する向きで締結部708,708が外側ボス部712及び内側ボス部713の頂部に当接され、前方から各ビス709Aが締結されることで奥壁702に固定される。
盗難抑制装置705は、奥壁702に固定された状態では、奥壁702を前方に投影した面の内側に納まるように配置されており、上壁部707C及び下壁部707Dは、高さ方向において天井壁700と底壁701との間に位置し、左壁部707E及び右壁部707Fは、車幅方向において左側壁703と右側壁704との間に位置している。
外側ボス部712及び内側ボス部713の突出高さは、盗難抑制装置705の対向壁部707A及びスリット711と物品収納部133の奥壁702との間に隙間G(図9,図10)が形成されるように設定されており、警報装置706の警笛音は、スリット711から出て奥壁702に当たって反射し、隙間Gを通って外部に伝達される。
このように、盗難抑制装置705は、スリット711が奥壁702に対向する向きで設けられて隠れるため、スリット711を介して盗難抑制装置705内に水や埃が侵入することを防止でき、且つ、外側ボス部712及び内側ボス部713によって隙間Gが確保された状態で固定されるため、隙間Gを介して外側に警笛音を効果的に伝達することができる。このため、防水性・防塵性及び盗難抑制効果を両立できる。
図10に示すように、物品収納部133の天井壁700の後部には、上壁部707Cに重なる位置まで前方へ略水平に延びる延長壁部714が形成されており、隙間Gにより形成された空間は、上部の一部を延長壁部714によって覆われている。
奥壁702の下部には、盗難抑制装置705の下壁部707Dの下方において対向壁部707Aの近傍まで膨出する膨出壁部715が形成されており、隙間Gにより形成された空間は、下部の一部を膨出壁部715によって覆われている。膨出壁部715と下壁部707Dとの間には、間隔が確保されている。
図11は、図10のXI−XI断面図である。
図10及び図11に示すように、膨出壁部715の下部において底壁701の近傍には、前方に略水平に延出して盗難抑制装置705を下方から覆う遮蔽壁716が形成されている。下面視において、遮蔽壁716は、前端が盗難抑制装置705の前壁部707Bに略重なる位置まで延びるとともに、左右の端が左壁部707E及び右壁部707Fに略重なる位置まで延びており、下壁部707Dのほぼ全体を覆っている。このため、遮蔽壁716によって遮蔽壁716の下方に侵入した水や埃を遮蔽でき、盗難抑制装置705に水や埃が影響することを防止できる。
盗難抑制装置705の下壁部707Dに設けられているコネクタ部710は、下壁部707Dと遮蔽壁716との間に配置されている。コネクタ部710に接続された配線719は、下壁部707Dと遮蔽壁716との間から車幅方向の外側に引き出されている。このように、コネクタ部710が下壁部707Dと遮蔽壁716とで挟まれた位置に設けられることで、外側からコネクタ部710にアクセスすることが困難になるため、コネクタ部710が外されることを防止でき、盗難抑制効果が向上する。また、盗難抑制装置705は、コネクタ部710に配線719を接続した後に、外側ボス部712及び内側ボス部713にセットされ、ビス709Aによって前方側から締結されて取り付けられるため、下壁部707Dと遮蔽壁716との間にコネクタ部710が設けられる構成であっても遮蔽壁716が邪魔にならず、容易に盗難抑制装置705を組み付けることができる。
図8に示すように、盗難抑制装置705は、高さ方向において、ABSモジュレータ192及びウインカー63に重なる位置に設けられるとともに、その周囲を、ヘッドパイプ12、ABSモジュレータ192、ウインカー63、フロントカバー50の右側面部、及び、奥壁702によって囲まれ、さらに、上部カバー52によって上方から覆われており、盗難抑制装置705の上方及び側方には、警報装置706の警笛音が直接的に伝達され難くなっている。一方、盗難抑制装置705の下方には、フロントカウルである前部カバー130の前面に前輪2や操舵系5を配置する開放部187(図2)が形成されており、警報装置706の警笛音は、前部カバー130内で反射して、開放部187から下方に集中的に放出される。このため、警報装置706の警笛音を効率良く外側に伝達できる。
図12は、フロントカバー50及び上面カバー140を外した状態の車両前部を示す右側面図である。
図7及び図12に示すように、盗難抑制装置705の前方には、右側のウインカー63のバルブ63Cが配置されている。また、盗難抑制装置705の右側方には、ヒューズボックス718が配置されている。バルブ63C及びヒューズボックス718は、高さ方向において盗難抑制装置705に重なっている。
図12に示すように、上面カバー140を取り外した状態では、空間Sが上方に露出し、作業者は、空間Sを介してバルブ63C及びヒューズボックス718等の電装部品のメンテナンスを容易に行うことができる。図12ではフロントカバー50が取り外されているが、バルブ63C及びヒューズボックス718のメンテナンスには、フロントカバー50を取り外す必要は無い。
上記のように、盗難抑制装置705は、前部カバー130内に膨出する収納空間を形成する底壁701、奥壁702、天井壁700、左側壁703、及び、右側壁704を有する物品収納部133の奥壁702に固定され、奥壁702より前方に配置されるため、物品収納部133の上方に空間Sを設けることができ、物品収納部133の上方の空間の拡張性を確保することができる。このため、例えばスピーカー等のオプション部品を容易に追加できる。
また、盗難抑制装置705の下方で、奥壁702から前方に延出する遮蔽壁716を有するため、物品収納部133の前方に盗難抑制装置705を設ける構成であっても、下方からの水や埃等が盗難抑制装置705に及ぼす影響を遮蔽壁716で抑制することができる。
また、配線719が着脱自在に接続される盗難抑制装置705のコネクタ部710は、盗難抑制装置705の下方で、盗難抑制装置705と遮蔽壁716との間に設けられるため、盗難抑制装置705が固定された状態では、コネクタ部710の配線719の着脱が困難となり、外側からコネクタ部710にアクセスし難くなる。このため、盗難抑制効果が向上する。
さらに、盗難抑制装置705は、前後に延びる軸線709Bを有する締結部708,708を有し、締結部708,708によって、奥壁702に設けられた外側ボス部712及び内側ボス部713に締結されるため、盗難抑制装置705にコネクタ部710が接続された状態であっても、コネクタ部710が邪魔にならず、盗難抑制装置705を締結部708,708を介して奥壁702の外側ボス部712及び内側ボス部713に容易に締結できる。
また、盗難抑制装置705は警報装置706を有し、盗難抑制装置705は、奥壁702に対向する盗難抑制装置705の対向壁部707Aと奥壁702との間に隙間Gをあけて配置され、盗難抑制装置705の対向壁部707A側には、警報装置706の警笛音を通過させるスリット711が形成されているため、スリット711に水や埃等が侵入し難く、盗難抑制装置705への水や埃等の侵入を防止できるとともに、スリット711から出て奥壁702に当たる音の反射を利用して、警報装置706の警笛音を周囲に伝達することができる。
また、前部カバー130の一部として、ハンドル25の下方で後方側ほど下方に傾斜するインストルメンタルパネルとしての上面カバー140が設けられ、上面カバー140の前方且つ物品収納部133の前方にウインカー63が配置され、上面カバー140が取り外されることで、空間Sが露出し、収納部の上方の空間Sを利用してウインカー63のバルブ63Cをメンテナンスできるため、メンテナンス性が良い。
さらに、盗難抑制装置705はヘッドパイプ12の側方に配置され、高さ方向において盗難抑制装置705と重なる位置で、車幅方向で車両中心上、且つ、ヘッドパイプ12の前方にABSモジュレータ192が配置され、高さ方向において盗難抑制装置705と重なる位置で盗難抑制装置705の前方にウインカー63が配置され、ヘッドパイプ12の下方に、ヘッドパイプ12に支持される操舵系5を貫通させる開放部187が形成されており、盗難抑制装置705に高さ方向で重なる位置で盗難抑制装置705の周囲に配置されるABSモジュレータ192やウインカー63によって盗難抑制装置705の警笛音を反響させることができるとともに、操舵系5を貫通させる開放部187から警笛音を効率良く周囲に伝達できる。
続いて、この自動二輪車1のレッグシールド構造を説明する。
前掲図6に示すように、上部インナーカバー53及び下部インナーカバー54,54は、乗員RD(図1)の前方にてシート10よりも車幅方向外側に張り出すとともに、この張り出し部分が上下に隙間無く連接して上下に延在し、これによって乗員RDの足の前方を覆うレッグシールド601を形成している。
つまり、上部インナーカバー53は、乗員RDの膝周辺の前方を覆う左右の上部レッグシールド602を構成し、下部インナーカバー54,54は、乗員RDのつま先周辺の前方を覆う下部レッグシールド603を構成し、これら上下のレッグシールド602,603によって乗員の足全体の前方を上下に渡って覆う大型のレッグシールド601を形成している。
同図6に示すように、この自動二輪車1では、レッグシールド601の左右の側端部に、車体前方からの走行風を後方に抜く左右一対の排風口641,641設けられるとともに、レッグシールド601の左右中央にも、車体前方からの走行風を後方に抜く左右一対の排風口651,651が設けられている。各排風口641、641は左右対称形状であり、各排風口651、651も左右対称形状である。
図13は、上部レッグシールド602を周辺構成と共に斜め下方から見た斜視図であり、図14は、車体前部を左側から見た図であり、図15は右側から見た図である。なお、図14及び図15ではフロントカバー50を省略している。
図13に示すように、上部レッグシールド602は、側面視で後方へ向かって上下に拡がるV字形状のカバーに形成されている。詳述すると、上部レッグシールド602は、前端FP(図14,図15)から後ろ上がりに延びる上辺部602Aと、前端から後ろ下がりに延びる下辺部602Bとを一体に有しており、上辺部602Aは、車体前部に設けられる前部収納ボックス131を車幅方向外側から覆うように前後方向に延びる側方覆い部602A1と、前部収納ボックス131を下方から覆うように前後方向に延びる底覆い部602A2とを一体に備えている。これによって、上辺部602Aは、前部収納ボックス131の側方及び下方を覆うカバーに形成されている。
図13〜図15に示すように、下辺部602B及び下部レッグシールド603は、車幅方向に延びる平板形状の断面で後ろ下がりに延びる形状に形成されており、これらの上面にフロアマット(不図示)が配置され、これらによって左右のステップフロア68(図1)が形成される。
図14及び図15に示すように、フロントカバー50と上部インナーカバー53との間には、車体前方からの走行風(図中、走行風の流れを矢印W1,W2で示す)をフロントカバー50下方から上部インナーカバー53に向けて導入させる左右の導風通路K1,K1(開放部187(図2)の上部に相当)が開口する。ここで、ヘッドライト62の灯火ユニット62U及びウインカー用灯火ユニット63Uの後面が後方に行くほど上方となる形状に形成されることで、上記左右の導風通路K1,K1を効率よく大きく確保することができる。
図16は図6のXVI−XVI断面図である。
図16に示すように、左側の物品収納部132は、ヘッドライト62の灯火ユニット62Uの背面近傍まで前方に延びる大型の収納ボックスに形成されており、その前半部がフロントカバー50よりも車幅方向外側に張り出す。このため、左側の物品収納部132はフロントカバー50よりも前方に突出し、フロントカバー50よりも前方にて上記左側の導風通路K1の一部を形成する導風通路K2を形成するようになっている。
本構成では、同図16に示すように、上部レッグシールド602の上辺部602Aにおける車幅方向外側の端部である側端部に、上記導風通路K1〜K2に導入された車体前方からの走行風を後方に抜く排風口641,641を設けている。これら排風口641,641は、上辺部602A,602Aの上縁に設けられて後ろ上がりに延びる縦長の枠体642,642と、枠体642,642内を上下方向に渡って延在する単一の縦フィン643,643と、枠体642,642内を左右方向に渡って延在する複数の横フィン644,644とを一体に備えている。
これら排風口641,641は、図14及び図15に示すように、上部インナーカバー53に一体に形成されて上辺部602A,602Aの上縁に沿って設けられて後方下向きに開口しており、また、各横フィン644,644も後方下向きに設定され、当該排風口641,641に導入された走行風を後方下向きに案内することができる。
各横フィン644,644を後方下向きに設定することによって、これら排風口641,641の斜め上方に位置する乗員RD(図1)が排風口641,641を見た際に、その視線を横フィン644,644で遮ることができ、排風口641,641の開口を乗員RDから見え難くすることができる。
さらに、縦フィン643,643を設けることによって、排風口641,641を通る走行風W2Aを車幅方向で任意な方向に整流することができるとともに、この自動二輪車1から降車した乗員RD等が車外から排風口641,641を見た際に、その視線を縦フィン643,643で遮り、排風口641,641の開口を見え難くすることができる。
なお、横フィン644,644は、後方下向きに限らず、乗員RDに向かう後方上向きでなければ乗員RD等から見えないようにすることができ、水平向き等にしても良い。
排風口641,641の枠体642,642は、図14及び図15に示すように、前輪2を配置し操舵系5が貫通する開放部187よりも上方であって、側面視で上辺部602A,602Aから前上方に向けて突出する枠形状に形成され、この枠体642,642の最上部を構成する上板642Aは、前後方向に略水平に延びる水平板に形成され、この枠体642,642の最下部を構成する下板642Bは、前下がりに延びる前下がり板に形成されている。
図13に示すように、排風口641,641を斜め下方から見た場合にだけ、上記上板642Aと下板642Bの両方が視認可能となり、それ以外の位置では、例えば、シート10に着座した乗員RD(図1参照)からは上板642A及び下板642Bを視認することができない。
この上板642A及び下板642Bには、この排風口641,641を有する上部インナーカバー53と、上部インナーカバー53の前方に宛がわれるフロントカバー50とを締結するための締結部(本構成ではボルト締結部)BT,BTが各々設けられている。これにより、排風口641,641を利用して、シート10に着座した乗員RDからは見え難い位置で上部インナーカバー53とフロントカバー50とを締結することができる。
さらに、上記左右の排風口641,641は、同図10等に示すように、フロントカバー50の左右の壁部50A,50Aによって車幅方向外側から覆われている。このフロントカバー50の左右の壁部50A,50Aは、車幅方向に所定幅を有する後壁50B,50Bを有しており、この後壁50B,50Bが、左右の排風口641,641を逃げる逃げ部を有することで、左右の排風口641,641が後壁50B,50B内にレイアウトされる。
このようにして、前掲図8に示すように、左右一対の排風口641,641を、フロントカバー50内に埋設した外観形状にすることができる。
続いて、レッグシールド601の左右中央に設けられる左右一対の排風口651,651について説明する。
図17は、排風口651,651を周辺構成と共に下方から見た図であり、図18は、左側の排風口651を周辺構成と共に示す側断面図であり、図19は右側の排風口651を周辺構成と共に示す側断面図である。
図17に示すように、排風口651,651は、上部レッグシールド602の底覆い部602A2に設けられ、より具体的には、車体側面視で後ろ上がりに傾斜する平板状の底覆い部602A2に沿って開口する略矩形状の枠体652,652と、枠体652,652内を左右に間隔を空けて前後方向に渡って延在する複数の縦フィン653,653とを一体に備えている。
このため、排風口651,651は、車体上下方向に抜ける開口に形成され、車体前方から当該排風口651,651に導入された走行風を下方向きに案内することができ、且つ、排風口651,651の開口を乗員RDから見え難くすることができる。
このように、レッグシールド601の左右中央に排風口651,651を設けたため、車体前方からの走行風をレッグシールド601の左右中央に供給し、かかる部位の負圧を低減することができる。また、これら排風口651,651が車体上下方向に抜ける開口に形成されるため、車体前方からの走行風が直接排風口651から抜けることがなく、その向きを下方向きに変えて排風口651から排出させる。このため、走行風については排風口651から容易に排出させる一方、走行風と共に入る塵埃や雨水等については、排風口651を通過し難くすることができる。
また、縦フィン653,653を設けることによって、排風口651,651を通る走行風W2Bを車幅方向で任意な方向に整流することができるとともに、この自動二輪車1から降車した乗員RD等が車外から排風口651,651を見た際に、その視線を縦フィン653,653で遮り、排風口651,651の開口を見え難くすることができる。
詳述すると、排風口651,651の枠体652,652は、図18及び図19に示すように、前輪2を配置するための開放部187よりも上方であって、側面視で、センタートンネル部250の前上方に設けられ、水平に近い角度で後ろ上がりに傾斜する枠形状に形成されている。
ここで、図20は、排風口651,651直前の断面を車体前方から見た図(図17のXX−XX断面図)であり、図21は、排風口651を前部カバー130の内側から見た図である。この図に示すように、排風口651には、枠体652の内側前縁にて上方に立設するリブ壁655が一体に設けられている。このリブ壁655を設けたことにより、前部カバー130と排風口651との境部分の剛性が向上するとともに、車体前方からの塵埃や雨水等の侵入を抑えることができる。
また、前部カバー130は、排風口651の左右にて前後に延びる左右一対の縦リブ130A,130Bを一体に備え、この左右一対の縦リブ130A,130Bは、前部カバー130の傾斜に沿って前後に延びて排風口651の左右に立ち上がる壁であって、より具体的には、排風口651の最低位置である前端位置の左右から後方へ延びて排風口651よりも高い位置まで延在する。このため、外部の塵埃や雨水等が、前部カバー130後方の領域RAへ流入した場合に、左右の縦リブ130A,130Bが、排風口651への流入(図21中、領域RBへの流入)を避けて前部カバー130の傾斜面に沿わせてカバー130外に排出させるガイドとして機能する。また、排風口651から前部カバー130内への塵埃や雨水等の侵入を抑制することもできる。更に、縦リブ130A,130Bを設けたことによって、排風口651周囲のカバー剛性を向上させることも可能である。
図22は、図17のXXII−XXII断面図である。
図18及び図22に示すように、左側の排風口651の上方には、左右の物品収納部132,133のうち、前後方向に長い大型の物品収納部132が配置される。このため、車体左側では、車体前方からの走行風W2の一部が、この物品収納部132と上部レッグシールド602の底覆い部602A2との間の隙間KLを通って左側の排風口651へと流れる。
物品収納部132の底壁132Cは、車体側面視(図18参照)で、排風口651の前方近傍を境にして、その前方が排風口651よりも低い最深底壁132C1に形成され、その後方が排風口651よりも高い上げ底壁132C2に形成され、最深底壁132C1と上げ底壁132C2との間の段差をつなぐように上下に延びる縦壁132C3が一体に形成されている。このため、上記隙間KLを、上下に狭い隙間にするとともに、車体前後方向だけでなく上下方向に屈曲する屈曲通路とし、走行風のラビリンス通路を形成する。
更に、物品収納部132の底壁132Cには、上記隙間KL内で下方に突出するリブ壁132Dが一体に形成され、このリブ壁132Dによって底壁132Cの強度を高めるとともに、上記隙間KLを更に複雑なラビリンス通路に形成している。
ここで、図23は左側の排風口651を下方から見た図であり、図24は左側の排風口651を前方から見た断面図である。これら図に示すように、リブ壁132Dは、車体下面視で後方に開放するU字形状であって、左側の排風口651の前縁及び左右の側縁を囲うように延在するリブに形成されている。これにより、排風口651の前方及び左右側方にて上記隙間KLが上下に狭くなり、上記隙間KLを、前後方向及び左右方向のいずれにおいても、排風口651に向かって上下に屈曲するラビリンス通路にしている。
このため、車体前方からの走行風W2は、ラビリンス通路である隙間KLを通った後に、左側の排風口651を通ることとなり、このラビリンス通路によって走行風W2(W2A)と共に入る塵埃や雨水等を通り難くすると共に、走行風W2Aの流速を下げ、適切な風量で乗員RD側に送ることが可能になる。
また、物品収納部132の底壁132Cは、車体背面視(図22参照)で、排風口651の上方で上方凸に凹んでおり、左側の排風口651へ走行風を案内する案内風路を区画している。この場合、上記隙間KLの上下長を確保できるので負圧低減に十分な走行風を排風口651へ流すことができるとともに、上記隙間KLの左右が狭いため左右から塵埃や雨水等を入り難くすることができる。
また、本構成では、左側の排風口651の上方が物品収納部132で覆われるので、雨天時や洗車時に、左側の排風口651から水が内部に入ったとしても、この水を上記物品収納部132で遮断し、フロントカウルである前部カバー130内に入ることを抑制することができる。
図19,図21及び図22に示すように、右側の排風口651の上方には、右側の物品収納部133の奥壁から前方に突出する遮蔽壁716が配置されている。このため、車体右側では、車体前方からの走行風W2の一部が、遮蔽壁716と上部レッグシールド602の底覆い部602A2との間の隙間KRを通って右側の排風口651へと流れる。
この場合、右側の排風口651の上方に遮蔽壁716が配置されるため、雨天時や洗車時に、右側の排風口651から水が内部に入ったとしても、この水を上記遮蔽壁716で遮断することができる。
ここで、図25は、右側の排風口651を下方から見た図である。図22及び図25に示すように、遮蔽壁716は、右側の排風口651よりも左右中心側に延在し、言い換えると、右側の排風口651に対して車幅中心側にオフセットして配置されている。このため、雨天時や洗車時に、右側の排風口651から水が内部に入ったとしても、その上方及び車幅中心側への浸入を確実に防止できる。車幅中心側には、上記したように、メーターユニット191等の多数の部品が配置されるため、これら部品への水の付着を効果的に防止できる。また、遮蔽壁716を右側の排風口651よりも車幅方向外側に延ばさないので、遮蔽壁716が小型で済み、この遮蔽壁716と前部カバー130との空きスペースを利用して他の部品をレイアウトすることが可能である。
次に導風構造の作用を説明する。
図14及び図15に示すように、自動二輪車1の走行中に、フロントカバー50に向かう走行風W1(図14,図15)は、フロントカバー50及びウインドスクリーン61の前面に沿って後上方へ流れ、このとき、上記走行風W1の一部がウインドスクリーン61の背面側にも導入されることによって、ウインドスクリーン61の後方に発生する負圧が低減される。これにより、ウインドスクリーン61の後方に位置する乗員RDの上半身が、負圧の影響を受けにくくなるとともに、適度な走行風を受けることで走行中の快適性を得ることができる。
また、フロントカバー50よりも下方を流れる走行風W2は、フロントカバー50の前下部に設けられた灯火ユニット62Uと上部インナーカバー53との間に形成された左右の導風通路K1,K1(開放部187(図2)の上部に相当)内へと流れ、その一部が、物品収納部133とフロントカバー50との間に形成された導風通路K2(図7,図9)を通って、上部インナーカバー53の左右の側端部に設けられた排風口641,641から後方へと排出される。
これら排風口641,641から走行風を後方へ排出することによって、自動二輪車1の左右側方を流れる走行風が、車幅方向内側(乗員側)へ巻き込むことを抑制することができ、乗員RDの空間が負圧になることを抑制することができる。
前掲図14及び図15に示すように、本構成では、左右の排風口641,641の車幅方向内側に、前部収納ボックス131を車幅方向外側から覆うように前後方向に延びる側方覆い部602A1,602A1を有している。このため、各排風口641,641から出た走行風は、左右の側方覆い部602A1,602A1に沿って後方へと円滑に案内される。
すなわち、左右の側方覆い部602A1、602A1は、左右の排風口641,641から出た走行風を後方へガイドする排風ガイド部として機能する。これにより、自動二輪車1の左右側方を流れる走行風の巻き込みを防止できるエリアを後方へと拡げることができる。
また、側方覆い部602A1、602A1は、前掲図16に示すように、後方に行くほど車幅方向内側となる面に形成されている。このため、左右中央側に排風を導入し、中央付近の負圧を低減することができる。
さらに、本構成では、排風口641,641の後方を、上部レッグシールド602及び下部レッグシールド603によって、後下方に向かって指向する空間に形成しているので、排風口641,641から出た走行風が後下方にも流れ、つまり、走行風を後方及び下方に拡げて流すことができる。これによって、走行風の巻き込みを防止できるエリアを上下に拡げることができ、シート10に着座する乗員RDの足を含む下半身に対し、広い範囲で風防効果を得ることが可能になる。
また、図18及び図19に示すように、フロントカバー50よりも下方を流れる走行風W2の一部は、レッグシールド601の左右中央に設けられた左右の排風口651,651からも後方へ排出される。この場合、図18に示すように、走行風W2の一部は、左側の物品収納部132の底壁と上部レッグシールド602の底覆い部602A2との間の隙間KLを通って、左側の排風口651から排出され、また、図19に示すように、走行風W2の一部は、右側の物品収納部132から前方に突出する遮蔽壁716と上部レッグシールド602の底覆い部602A2との間の隙間KRを通って、右側の排風口651から排出される。
これら排風口651,651は、前部収納ボックス(収納部)131を構成する物品収納部132,133下方を覆う底覆い部602A2に設けられるので、レッグシールド601後方かつ左右中央部に走行風を導入し、乗員RDの足下空間が負圧になることを抑制することができる。
また、本構成では、左右の排風口651,651の車幅方向内側に、レッグシールド601とシート下方とを連結するセンタートンネル部250を有しているため、各排風口651,651から出た走行風は、センタートンネル部250の左右側壁を構成する下部インナーカバー54,54等に沿って後方へと円滑に案内される。
これにより、センタートンネル部250が、左右の排風口651,651から出た走行風を後方へガイドする排風ガイド部として機能し、負圧を低減できるエリアを後方へと拡げることができる。
しかも、センタートンネル部250は、左右の排風口651,651に隣接する足跨ぎ部(上部インナーカバー53、下部インナーカバー54,54)の壁面が、後方に行くほど車幅方向中心側になるように傾斜しているので、左右中央が負圧になることを効果的に抑制することができる。
さらに、左右の排風口651,651は、センタートンネル部250の前上方に設けられているので、排風口651,651から出た走行風は、センタートンネル部250の左右両側だけでなく、その上方へも流れ、左右中央の負圧を低減できるエリアを上下に拡げることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、前部収納ボックス(収納部)131の下方を覆う底覆い部602A2に、車体前方からの走行風をレッグシールド601後方に抜く排風口651,651を設けたので、レッグシールド601後方かつ左右中央部に走行風を導入し、かかる部位での負圧を低減し、乗員に対する風防効果を高めることができる。
しかも、レッグシールド601の前方にフロントカウルを構成する前部カバー130が設けられ、フロントカウル前面に前輪2を配置する開放部187が形成され、上記排風口651,651は、開放部187より上方で下方かつ後方に指向するように設けられるので、走行風と共に入る塵埃や雨水等を排風口651,651から排出し難くすることができる。また、車体前方からの走行風の流速が下がり、適度な風量で走行風をレッグシールド601後方に導入させることができる。
また、本構成では、左側の排風口651の上方には左側の物品収納部132の底壁132Cが配置されるので、この底壁132Cを、塵埃や雨水等を遮断する遮断壁に兼用することができ、塵埃や雨水等の排風口651からの排出を抑制し、且つ、排風口651から前部カバー130内への侵入を抑制することができる。
さらに、本構成では、上記底覆い部602A2に、排風口651の左右にて前後に延びる左右一対の縦リブ130A,130Bを設けたので、これら縦リブ130A,130Bが塵埃や雨水等の排風口651への流入を避けて底覆い部602A2の傾斜(前部カバー130の傾斜)に沿わせて外部に排出させるガイド部材として機能し、塵埃や雨水等の排風口651からの排出をより抑制し、且つ、排風口651から前部カバー130内への侵入をより抑制することができる。
また、レッグシールド601とシート10下方とを連結するセンタートンネル部250を有し、前記排風口651,651は、前記センタートンネル部250の左右両側にそれぞれ設けられるので、センタートンネル部250の形状を利用して走行風をレッグシールド601後方に導くことができ、負圧低減を効果的に図ることができる。
しかも、センタートンネル部250は、排風口651,651に隣接する足跨ぎ部(上部インナーカバー53、下部インナーカバー54,54)250Aの壁面が、後方に行くほど左右中心側になるように傾斜しているので、センタートンネル部250の足跨ぎ部250Aの形状を利用して排風口651,651からの風を左右中心に導くことができ、負圧低減を効果的に図ることができる。
また、本構成では、左側の物品収納部132の底壁132Cは、この物品収納部132の下方を覆う底覆い部602A2との間に、左側の排風口651に向かう走行風のラビリンス通路(隙間KL)を形成する屈曲形状に形成されるので、塵埃や雨水等の排風口651からの排出を更に抑制することができる。
また、右側の物品収納部133から前方に突出する遮蔽壁716を有し、遮蔽壁716は、右側の排風口651に対して車幅方向中心側にオフセットして配置されるので、物品収納部133が小型であっても、車両中心から導入される走行風に対し、遮蔽壁716が有効に塵埃や雨水等を遮蔽し、遮蔽壁716を大型化することなく、塵埃や雨水等の排風口651からの排出を更に抑制することができる。
また、排風口651,651の内側前縁にリブ壁655,655が延出するので、リブ壁655,655によって、塵埃や雨水等の排風口651,651からの排出を更に抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、レッグシールド601の側端部に車体前方からの走行風を後方に抜く排風口641,641を設けるとともに、これら排風口641,641の車幅方向内側を後方に延びる排風ガイド部となる側方覆い部602A1,602A1(図14,図15)を設けているので、走行風の巻き込みを防止できるエリアを後方へと拡げ、レッグシールド601後方の風防効果をより高めることができる。
また、排風口641,641の車幅方向内側に前部収納ボックス(収納ケース)611を備え、この前部収納ボックス131が排風口641,641よりも後方に膨出し、この前部収納ボックス131の外側を覆う車体カバーCが排風ガイド部(側方覆い部602A1,602A1)を構成するので、前部収納ボックス131の外側を覆う車体カバーCを排風ガイド部に兼用することができ、部品点数を増やさずに排風ガイド部を設けることができる。
また、前部収納ボックス131が排風口641,641よりも前方に膨出し、この前部収納ボックス131の側壁と車体カバーCとによって、走行風を排風口641,641に導く導風通路K2(図16)を形成しているので、前部収納ボックス131と車体カバーCとの間に空く隙間を利用して簡易に導風通路を形成することができる。
さらに、本構成では、レッグシールド601は、前掲図14及び図15に示したように、車体側面視で後方へ向かって上下に拡がるV字形状を有し、排風口641,641は、レッグシールド601の後ろ上がりに延びる上辺部602Aに設けられて排風口641,641後方を下方に指向する空間にしているので、排風口641,641から出た走行風を後下方に拡げて後方へ流すことができ、風防効果を上下に拡げることができる。
また、本構成では、排風口641,641にレッグシールド601とレッグシールド601前面側の車体カバーCであるフロントカバー50とを締結するための締結部BT,BT(図17)を設けているため、これら締結部BT,BTを目立たなく配置することができ、乗員RDから見え難くすることができる。
また、前掲図14及び図15に示したように、レッグシールド601の前方にヘッドライト62とウインカー63の灯火ユニット62U,63Uを備え、これら灯火ユニット62U,63Uの後面が後方に行くほど上方となる形状に形成されているので、車体前方からの走行風W2(図6,図7)を灯火ユニット62U,63U後方へと流し易くでき、灯火ユニット62U,63U後方に位置する排風口641,641へと円滑に走行風を流すことができる。
また、排風口641,641に縦フィン643,643(図6)を設けているので、排風口641,641を通る走行風W2(図14,図15)を車幅方向で任意な方向に整流するとともに、この自動二輪車1の左右側方から排風口641,641の開口を見え難くすることも可能になる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、左右一対の排風口651,651を設ける場合を説明したが、レッグシールド601後方かつ左右中央部に走行風を導入できる範囲で、その数や位置を適宜に変更しても良い。また、上記実施形態では、排風口651,651に縦フィン653を設ける場合を説明したが、横フィンを設ける等の公知の排風口形状を適用しても良い。
また、上記実施形態では、レッグシールド601の側端部にも排風口641,641を設ける場合を説明したが、排風口641,641を省略しても良い。また、この排風口641,641を上部レッグシールド602の上辺部602A,602Aの側端部に排風口641,641を設ける場合を説明したが、これに限らず、下辺部602B,602Bの側端部に設けても良い。また、排風口641,641は左右1個ずつに限らず、複数個設けるようにしても良い。
また、上記実施形態では、上部インナーカバー53に排風口641,641を一体に設ける場合を説明したが、フロントカバー50に排風口641,641を一体に設けるようにしても良い。この場合、例えば、フロントカバー50の後壁50B,50Bに、上下に間隔を空けて複数の開口部を形成し、これら開口部に挟まれる部分を横フィン644に形成すれば良い。この構成によれば、フロントカバー50を利用して排風口641,641を設けることができ、また、フロントカバー50の開口部に挟まれる部分を横フィン644にすることで風向きを任意な方向に設定することが可能である。
さらに、本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両に適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
3 後輪
10 シート
130 前部カバー(フロントカウル)
131 前部収納ボックス(収納部)
132 物品収納部
132C 底壁
187 開放部
250 センタートンネル部
601 レッグシールド
602A2 底覆い部(下壁)
641,641 排風口
651,651 排風口

Claims (7)

  1. 乗員が着座するシート(10)の前方に設けられるレッグシールド(601)と、レッグシールド(601)の前記シート(10)側の面に開閉可能に設けられる収納部(131)と、前記レッグシールド(601)と一体に形成され、前記収納部(131)の下方を覆うように形成される下壁(602A2)とを備える鞍乗り型車両の防風構造において、
    前記下壁(602A2)に、車体前方からの走行風を前記レッグシールド(601)後方に抜く排風口(651)が設けられ
    前記収納部(131)の底壁(132C)は、前記排風口(651)の前方近傍を境にして、その前方が前記排風口(651)よりも低い最深底壁(132C1)とされ、その後方が前記排風口(651)よりも高い上げ底壁(132C2)とされ、前記最深底壁(132C1)と前記上げ底壁(132C2)との間が上下に延びる縦壁(132C3)でつながれて、前記底壁(132C)と前記下壁(602A2)との間の隙間(KL)を、車体前後方向だけでなく上下方向に屈曲する、前記排風口(651)に向かう走行風のラビリンス通路にするとともに、
    前記隙間(KL)内で、前記底壁(132C)から下方に突出して前記隙間(KL)を更に複雑なラビリンス経路にするリブ壁(132D)を、前記底壁(132C)に一体に設けていることを特徴とする鞍乗り型車両の防風構造。
  2. 前記レッグシールド(601)の前方にフロントカウル(130)が設けられ、前記フロントカウル(130)前面に前輪(2)を配置する開放部(187)が形成され、
    前記排風口(651)は、前記開放部(187)より上方で下方かつ後方に指向するように設けられ、
    前記収納部(131)は前記レッグシールド(601)内で前方に膨出するように形成され、前記排風口(651)の上方に前記収納部(131)を構成する壁面(132C)が配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の防風構造。
  3. 前記レッグシールド(601)と前記シート(10)下方とを連結するセンタートンネル部(250)を有し、前記排風口(651)は、前記センタートンネル部(250)の左右両側にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の防風構造。
  4. 前記センタートンネル部(250)は、前記排風口(651)に隣接する壁面(53,54)が後方に行くほど平面視で車幅方向中心に近づいていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両の防風構造。
  5. 前記収納部(131)は、当該収納部(131)から前方に延出する遮蔽壁(716)を有し、
    前記遮蔽壁(716)は、前記排風口(651)に対して車幅方向中心側にオフセットして配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の防風構造。
  6. 前記排風口(651)の内側前縁にリブ壁(655)が延出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の防風構造。
  7. 前記排風口(651)の内側前縁に設けられるリブ壁(655)は、前記下壁(602A2)から上方に立設し、
    前記収納部(131)の前記底壁(132C)に設けられる前記リブ壁(132D)は、車体下面視で後方に開放するU字形状であって、前記排風口(651)の前縁及び左右の側縁を囲うように延在するリブであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の防風構造。
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