JP5869410B2 - 道路交通情報配信システム及び車載端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、全国のドライバーが現認した道路情報等を互いに提供及び利用し合う、道路交通情報配信システム及び車載端末装置に関する。
高速道路では、事故、渋滞、天候による速度やチェーン規制、通行止めなどの情報が電光掲示板で知らされ、或いはAMラジオ1620KHzで確認できるが、一般道ではそうもいかない。昨年来の豪雪(天候の急変)により、車が何キロにも亙り一晩中立ち往生してしまったことは記憶に新しい。先の大震災では、交通渋滞で津波から逃げ遅れた者も少なくない。地割れや、橋の損壊、トンネル火災などの場合も然りである。こうした情報の伝達は早ければ早いほどよいが、テレビやラジオのニュース、気象庁など公的機関からのインターネットによる情報は、地域や道路など個別具体的事情に対し、必ずしもリアルタイムに対応していない。
VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication Systemの略。道路交通情報通信システム)と呼ばれる道路交通情報提供サービスシステムもあるが、ナビ利用者のすべてに行き渡っているとは言いがたく、また、幹線道路が主なサービス対象であり、地方や山間部、僻地などに十分に対応しているとは言えない。また、渋滞が起こってからの情報となるため、その地点に到達した時には既に渋滞が解消しているケースもある。逆に、空いているルートを選んだつもりが、その地点に到達したときには渋滞が始まっているケースもある。また、「路上駐車や駐車場待ちの列、路上工事の車両など、車が列になって道路上に停車していることに対し渋滞と判断をするため、実際には渋滞していないケースもあり、さらにはセンサー付近の(季節によってかなり変動する)街路樹を渋滞と判断することもあるので、情報には十分に注意する必要がある」、とされる(wikipedia「道路交通情報通信システム」参照)。
また、スマートループ渋滞情報(登録商標)という、道路交通情報配信システムが知られている(http://pioneer.jp/carrozzeria/rakunavi-lite/navigation/traffic.html#section02参照)。この情報は、VICS渋滞情報に加え、全国のユーザから提供される走行履歴データを利用することで、到着時間の正確な把握とともに、より早く着くルートを走ることが可能になると謳われているが、提供されるデータは、あくまで自動車の走行履歴、即ち、どこからどこまでをどれだけの時間掛かって走行したかというデータに過ぎず、ユーザの現認情報というリアル性に乏しく、突発的な事故や災害など、緊急時に必ずしも対応しているとは言えない。
ところで、人と人とのつながり(社会的ネットワーク)をインターネット上で構築する、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が知られている。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの主目的は、人と人とのコミュニケーションにあり、友人・知人間のコミュニケーションを促進する手段や場、あるいは趣味や嗜好、居住地域、出身校、「友人の友人」といった自身と直接関係のない他人との繋がりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供するもの、と定義される(wikipedia「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」参照)。そのサービス内容は多岐に亙り、wikipedia「ソーシャル・ネットワーキング・サービスの一覧」に拠れば、それらは20に類型化され、具体的な名称及び内容が列挙されている。表1に20類型のリストを示す。
Figure 0005869410
しかしながら、これらは、いずれも平常時に利用するもので、緊急、災害、天候の急変、これらに伴う道路、交通状況などのリアルタイムな情報を互いに提供、利用し合うものではない。ドライバーがその場で現認した情報をリアルタイムで互いに提供、利用し合うことのできるシステムがあれば、天候に拠る道路事情の急変や、事故・災害時の道路情報を知ることができ、渋滞の拡大や、2次災害を避けることができ便利である。
特許第4861355号
wikipedia「道路交通情報通信システム」 wikipedia「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」 wikipedia「ソーシャル・ネットワーキング・サービスの一欄」 http://pioneer.jp/carrozzeria/rakunavi-lite/navigation/traffic.html#section02 wikipedia「ミニブログ」
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、渋滞状況の他、運転の安全上必要となる当該エリアの道路交通情報を、ドライバー間でリアルタイムに提供・利用し合うことができる道路交通情報配信システムを提供することにある。また、道路交通情報配信システムを安全に利用することができる車載端末装置を提供することにある。本発明のその他の目的は、明細書、図面、特に特許請求範囲の各請求項の記載により自ずと明らかとなろう。
上記課題解決のためになされた本発明の道路交通情報配信システムは、複数のドライバーの一が現認しインターネット上にアップロードした、運転の安全上必要となる当該エリアの道路交通情報を、他のドライバーに配信する道路交通情報配信システムであって、該道路交通情報配信システムは、道路交通情報のアップロードを行う車載端末装置と、道路交通情報の提供及び配信の請求をそれぞれ受けて、これを統括して管理するセンターサーバと、各エリアに設置され、センターサーバより受けた道路交通情報を当該エリアに位置する車載端末装置に配信するエリアサーバ、とで構成され、車載端末装置は、該車載端末装置にインストールされているアプリケーションソフト(専用アプリ)により、道路交通情報を音声で入力させるとともに、入力された音声を音声ファイルフォーマットにコード化して音声ファイルをパケットに集約し、移動体通信網を介してセンターサーバにアップロードするとともに、エリアサーバから配信された道路交通情報をデコードして音声で案内するよう構成されている。
こうすることにより、地方や山間部、僻地など幹線道路以外の道路交通情報をドライバー間でリアルタイムに共有することができるので、緊急事態に素早く身の安全を図り、渋滞の拡大や、2次災害を避けることができる。また、エリア(例えば、都道府県)ごとにそのエリアに特化した情報を分散して配信するので、サーバの負荷が小さく、当該エリアを走行するドライバーにとっても都合がよい。また、現認状況を音声でアップロードできるとともに、道路交通情報が音声で案内されるので、ドライバーにとって安全である。
また、道路交通情報配信システムにおいて、センターサーバは、アップロードされた道路交通情報を情報提供テーブルで統括的に管理し、エリアサーバに、当該エリアに係る道路交通情報を抽出して転送するとよい。 こうすることにより、エリアサーバは配信対象となる必要な情報だけを受けることができ、エリアサーバの負荷が軽減し、効率的に配信することができる。
また、道路交通情報配信システムにおいて、センターサーバは、配信を請求した車載端末装置のIPアドレスと時々刻々移動する当該車載端末装置の現在位置とを配信請求テーブルで統括的に管理し、前記車載端末装置の現在位置が属するエリアのエリアサーバに、配信を請求した車載端末装置のIPアドレスを通知するとよい。こうすることにより、エリアサーバは、当該エリアの配信対象の車載端末装置のみ把握することができ、負荷が軽減する。
また、道路交通情報配信システムにおいて、エリアサーバは、センターサーバから送られた道路交通情報をエリアサーバ側の情報提供テーブルで管理するとともに、道路交通情報における現認したとされる地域、道路若しくは場所と当該道路交通情報をアップロードした車載端末装置の発信位置とが著しくかけ離れたものを配信対象から排除するよう前記情報提供テーブルを修正するとよい。こうすることにより、信憑性の疑わしい情報を排除して、情報の混乱を未然に防止することができる。
また、道路交通情報配信システムにおいて、エリアサーバは、センターサーバから通知された配信請求をエリアサーバ側の配信請求テーブルで管理するとともに、センターサーバから、車載端末装置の現在位置が属するエリアが変更になった旨が通知されたときは、配信請求テーブルを修正するとよい。こうすることにより、エリアサーバは、配信対象である当該エリアに存在する車載端末装置にのみ道路交通情報を配信することができる。
また、道路交通情報配信システムは、専用アプリにより、道路交通情報を1)地域、道路名若しくは場所と、2)現認した事象のそれぞれに分けて音声で入力させるとよい。こうすることにより、「どこで」「何が起きたのか」を明確にして配信することができる。
さらに、道路交通情報配信システムは、海上保安庁、自衛隊、警察署、消防署、政府、役場若しくは道路公団など、公共機関の端末IDを予め登録しておき、該公共機関からアップロードされた、災害情報を含む緊急の道路交通情報には、情報提供テーブルにおいて所定のフラグを立てて、一般ユーザからの情報に優先して配信するとよい。こうすることにより、ドライバーは、近隣に大災害や非常事態が発生しているという、一般ユーザでは知ることの困難な重大な事態をタイムリーに知ることができ、速やかに退避して、身の安全を図ることができる。
また、道路交通情報配信システムにおいて、車載端末装置は、ダッシュボード上のクレードルに装着した、音声によってサイトに接続可能で、且つ、二つのサイトに同時接続可能なスマートフォン型携帯端末で構成するとよい。こうすることにより、ドライバーは、運転中も安全な方法で道路交通情報のアップロードが可能なだけでなく、ナビサイトに接続しながら道路交通情報の配信を受けることができる。
また、道路交通情報配信システムにおいて、車載端末装置は、位置検知装置、ジャイロ、地図データ、マイクロフォン、音声認識手段、並びに、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュールを少なくとも具備してなるカーナビゲーションシステムで構成するとよい。こうすることにより、ドライバーは、カーナビゲーションシステムを使用しながら道路交通情報の配信を受けることができる。
また、道路交通情報配信システムにおいて、車載端末装置は、a)位置検知装置、ジャイロ、地図データ、マイクロフォン、音声認識手段、並びに、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段とを有するカーナビゲーションシステムと、b)前記カーナビゲーションシステムとインターフェースする短距離通信手段を具備するスマートフォン、とで構成するとよい。こうすることにより、インターネット接続機能を有しないカーナビゲーションシステムであっても、道路交通情報の配信を受けることができる。
また、道路交通情報配信システムにおいて、車載端末装置は、c)位置検知装置、ジャイロ、地図データ、並びに、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段を有するカーナビゲーションシステムと、d)マイクロフォン、音声認識手段、並びに、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュール、並びに、前記カーナビゲーションシステムとインターフェースする短距離通信手段とを有する専用通信端末、とで構成してもよい。こうすることによっても、インターネット接続機能を有しないカーナビゲーションシステムでも、道路交通情報の配信を受けることができる。
本発明の道路交通情報配信システムによれば、渋滞状況の他、路面状態、事故、落下物、危険運転車両、トンネル火災、雪崩、崖崩れ、火山灰や吹雪による視界不良、地割れ、道路の陥没、架橋の損壊、冠水、液状化、河川の氾濫、津波、爆発、竜巻、暴動、テロなど、運転の安全上必要な一切の情報を含む、そのエリアに特化した道路交通情報をリアルタイムに提供・利用し合うことができ、渋滞の回避だけでなく、緊急事態にすばやく対応して身の安全を図り、2次災害を避けることができる。本発明の車載端末装置によれば、道路交通情報配信システムを安全に利用することができる。
本発明の道路交通情報配信システムの概略図である。 本発明の道路交通情報配信システムの概略図である。 本発明の道路交通情報配信システムの使用態様例を示した図である。 車載端末装置の概観図である(第1実施例)。 車載端末装置の機能ブロック図である(第1実施例)。 車載端末装置で使用する専用アプリの機能ブロック図である。 車載端末装置で使用する専用アプリにより実行されるフローチャートである。 センターサーバへアクセスした時に表示されるメニュー選択画面例である。 センターサーバにおける、情報管理テーブル例である。 センターサーバにおける、配信請求テーブル例である。 車載端末装置の機能ブロック図である(第2実施例)。 車載端末装置の機能ブロック図である(第3実施例)。 車載端末装置の使用態様図である(第3実施例)。 車載端末装置の機能ブロック図である(第4実施例)。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は、本発明の道路交通情報配信システム(以下、「本システム」という)の概略を示している。図示するように、本システム1は、各エリア(A〜N)を走行する自動車に搭載されている車載端末装置2(2-1〜2-k)と、道路交通情報の提供を受けるセンターサーバ3と、道路交通情報の配信を行うエリアサーバ4(4-1〜4-n)とで構成される。ここでエリアとは、都道府県、若しくは市町村など、ある一定の定義された領域をいう。道路交通情報は、図2に示すように、車載端末装置2から最寄りの移動体通信網の基地局6を介して、センターサーバ3にアップロードされ、エリアサーバ4から、同じく、最寄りの基地局6を介して、車載端末装置2に配信される。
図3は、本システム1の使用態様例を模式的に示している。図3では、エリアAを走行中の自動車5-1がトンネル入り口付近で多重追突事故による火災が発生した状態に遭遇し、車載端末装置2から、現認した状況を送信している状態を表している。車載端末装置2から送信された情報は、最寄りの基地局6-1を介してセンターサーバ3に送られる。自動車5-1の後続車両が、後述する本発明の車載端末装置を具備している場合、前記情報をエリアサーバ4-1から車載端末装置2で受信することができる。こうして、後続車は事故現場に到達する前に退避して、2次災害を未然に防止することができる。
また、エリアBでは、地震が発生し、高台の道路を走行中若しくは停車中の自動車5-2、5-3が遠方に津波到来を現認した状況をセンターサーバ3に送信している。車載端末装置2送信された情報は、最寄りの基地局6を介してセンターサーバ3に送られる。車載端末装置2から送信された情報は、当該エリアを管轄するエリアサーバ4から、湾岸道路を走行中の自動車に配信され、津波到来前に高台に避難することができる。このとき、現認した近隣道路の渋滞状況をアップロードすれば、より安全な方法で避難を誘導することができる。
この他、道路交通情報には、渋滞状況の他、路面状態、事故、落下物、危険運転車両、トンネル火災、雪崩、崖崩れ、火山灰や吹雪による視界不良、地割れ、道路の陥没、架橋の損壊、冠水、液状化、河川の氾濫、津波、爆発、竜巻、暴動、テロなど、運転の安全上必要な一切の情報が含まれ、ドライバーは、こうした情報をリアルタイムで共有し合うことで、身の安全を確保するとともに、渋滞の拡大や2次災害を避けることができる。本システム1は、ドライバー間で、運転の安全上必要な、そのエリアサーバに特化した道路交通情報をリアルタイムに共有し合うソーシャル・ネットワーキング・サービスを提供するものである。
本システム1による情報配信サービスを、カーナビメーカ、ナビ搭載の自動車メーカが行う場合、車載端末装置2側から送信されるナビのIDを利用して、アクセスフリーでセンターサーバ3へのアクセスを許可することができる。それ以外の者が運営する場合は、課金制としてもよいし、車載端末装置2からの事前登録を条件にアクセスフリーにしてもよい。後者の場合は、サイト画面や、配信中に音声でコマーシャルを入れるようにすれば運営できる。
次に、本システム1で使用する車載端末装置2について、図4〜図13により順に説明する。
(車載端末装置の第1実施例)
第1実施例は、図4に示すように、車載端末装置21として、ダッシュボード上に設置された卓上ホルダ(クレードル)210に装着されたスマートフォン型の携帯端末(以下、「携帯端末」という)211を使用するものである。こうすると、スマートフォン型の携帯端末211を車のバッテリーで充電しながら本システム1を利用でき、長時間の使用でも電源が切れることがない。
本実施例の携帯端末211は、図5に示すように、位置検知装置61、マイクロフォン62、スマートフォン用アプリケーション63、タッチパネル64、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局5と無線で接続する通信モジュール65、本システム1のセンターサーバ3により提供されるwebサイト(名称を、仮に「道路交通情報SNSサイト」、略して「本サイト」という)にアクセスするための専用アプリケーションソフト(専用アプリ66)、並びに専用OS67を有する。既存のスマートフォンと同様に、電話機能、電子メール機能の他、表示部に一体に設けられたタッチパネル64を用いて、パーソナルコンピュータ(PC)のように、自在にインターネット接続できる機能を有するが、専用OS67の機能により、同時に2つのサイトに接続できることを特徴とする。位置検知装置61は、GPS(Global positioning system)による衛星からの電波を受信し、携帯端末211の位置(緯度、経度)を検知する。スマートフォン用アプリケーション63は、インターネットへの接続の他、スマートフォンに録音済みの楽曲の再生など、スマートフォンで利用可能な一切のアプリケーションをいう。通信モジュール66が利用する公衆回線網は、移動体通信網である。
専用アプリ66は、図6に示すように、サイトアクセス手段651の他、音声認識手段652、音声発生手段653、フォーマット変換手段(CODEC)654、データ圧縮・伸張手段655、パケット生成手段656、データ伝送手段657を有する。専用アプリ65には、道路交通情報SNSサイトのアドレス(URL)と音声キーワードとが紐付けされて登録されている。音声キーワードを、例えば“ドーロジョウホーサイト”とする。
ドライバーは、出発時に携帯端末211をクレードル210に装着してからナビサイトに接続し、現在地表示又はルート検索による案内を選択し、ナビ機能を使用しながら、目的地、例えば日光へ出発する。ドライバーが、途上、東北道下り、蓮田パーキングエリア入り口付近で、今し方起きたであろう多重追突事故による車両火災と後続の退避車両を前方に発見したとする。ドライバーは安全を確保しつつ路側帯に退避し、携帯端末211の画面に表示されている道路交通情報SNSサイト接続用アイコンをタッチして専用アプリ66を起動してから、音声キーワードを利用して道路交通情報SNSサイトにアクセスし、道路交通情報のアップロードを行う。以下、携帯端末211のプロセッサが専用アプリ66によって実行する、情報のアップロードの手順について、図7を用いて説明する。
<情報のアップロード>
専用アプリ66を起動させると接続用アイコンが大きく表示される。この状態で、携帯端末211のマイクロフォン62から音声キーワード(“ドーロジョーホーサイト”)を入力することにより、サイト(センターサーバ3)へのアクセスの指示を行うと(ST10:yes)、携帯端末211はこれを認識し、登録さているアドレスに依り、道路交通情報SNSサイトにアクセスする(ST11)。道路交通情報SNSサイトへの接続が許可されると(ST12:yes)、専用アプリ66の機能により、道路交通情報SNSサイト接続時の初期画面として、図8のような、「配信請求」、「情報提供」の2つの選択メニューが表示される。選択メニューは、すでに起動しているナビ画面(地図)にオーバーラップした態様で表示してもよいし、左右2つに画面分割して地図と並列して表示してもよい。このようにすれば、操作性がよく、ドライバーは、ナビ機能を使用しながら、道路交通情報SNSサイトへ接続中であることを確認できる。尚、携帯端末211は、道路交通情報SNSサイトへのアクセス及び配信を受けるための、固有のIPアドレスを有する。
メニュー画面が表示されると、専用アプリ66は、「メニューを選択してください」という音声案内を行う(ST13)。ドライバーが“ジョーホーテーキョー”と音声入力によりメニュー選択し、専用アプリ66がこれを認識すると(ST14:yes)、「情報提供を受け付けます。地域、道路名又は場所を入力してください。」と返答する(ST15)。ここで、「地域」とは、例えば、「○○付近」にように、特定の道路若しくは場所を指定できない、ある一定の範囲を言い、「道路名若しくは場所」とは、例えば、「国道120号線大和町交差点」や「○○市役所前」などのように、特定できる位置を言う。
ドライバーが、「東北道下り、蓮田パーキングエリア入り口付近」と入力し、専用アプリ66が入力された音声を正しく認識できなかった場合、再度入力を促す(ST16:no)。認識できた場合は(ST16:yes)、「現認した状況を入力してください。」と音声で通知する(ST17)。ドライバーは引き続き、「多重追突事故発見。車両火災発生が発生しています。」のように入力すると、専用アプリ66は、認識した内容を復唱し(ST18)、ドライバーに対し、「以上でよろしいでしょうか。」と確認を促す。「いいえ」の返答があった場合は、再度、現認場所の入力を指示する(ST19:no)。現認された情報としてセンターサーバ3にアップロードされるべき内容は、「どこで、何が起きたか」ということである。上述の通り、「どこで」と「何が起きたか」を独立して入力させているので、必要な情報を的確にピックアップすることができる。
復唱した内容に間違いがなく、「はい」と返答があったら(ST19:yes)、専用アプリ66は、「どこで」と「何が」について入力された情報を、携帯端末211のRAM(図示せず)に、それぞれ一時記憶する(ST20)。すべての内容が入力されて後、RAMに記憶している情報を、音声ファイルフォーマット(デジタル値)に変換し(ST21)、それらをファイルデータとして、伝送単位であるパケットとして一つに構成する(ST22)。各ファイルデータにはファイル番号を記入する。ファイル1は「場所」のファイルであり、ファイル2は「現認状況」のファイルである。各ファイルデータは圧縮するとよい。入力された情報を、公衆電話回線通信モジュール65により、移動体通信網の基地局6を介して、パケットでセンターサーバ3へ送信する(ST23)。専用アプリ66は、送信の際、発信時刻、端末ID及びデータ送信時の携帯端末211の位置(緯度、経度)を付加する。送信が完了したら、センターサーバ3との接続を遮断する。これらの処理は、図6で説明した、専用アプリ66の各手段によって実行する。
次に、センターサーバ3側のプロセッサが、センターサーバ3のアプリケーションソフトによって実行する、データ処理の手順について説明する。センターサーバ3が車載端末装置211から送信された情報を受信すると、その情報に管理番号を付してセンターサーバ3に記憶するとともに、図9(a)に示すように、受信日、管理No.、受信時刻、携帯端末211の発信時刻、発信位置(緯度、経度)、発信エリア、端末ID、携帯端末211のIPアドレスに関連付けて、「情報提供テーブル」として管理する。尚、「発信エリア」とは、「発信位置(緯度、経度)」から割り出した、都道府県の別を言う。センターサーバ3は、「発信エリア」の各都道府県のサーバ(エリアサーバ4)に、車載端末装置21からアップロードされた情報を転送する。各都道府県のエリアサーバ4は、センターサーバ3から転送されたファイルデータを記憶するとともに、センターサーバ3同様の「情報提供テーブル」で情報を管理する。
センターサーバ3は、各車載端末装置21から、後述する配信請求を受けると、図9(b)に示すように、「配信請求テーブル」に、受信日、シリアルNo.、受信時刻、携帯端末211の現在位置(緯度、経度)、現在エリア、端末ID、携帯端末211のIPアドレスを記入する。配信請求を行った携帯端末211は、走行中、時々刻々と(例えば1分置き)、現在位置をセンターサーバ3に送信し、センターサーバ3は「配信請求テーブル」の「現在位置」と「現在エリア」を随時更新する。尚、「現在エリア」とは、「現在位置」」から割り出した、都道府県の別を言う。センターサーバ3は、「現在エリア」の各都道府県のサーバ(エリアサーバ4)に、各車載端末装置21から配信請求があったことを通知する。エリアサーバ4は、センターサーバ3同様に、配信請求状況を「配信請求テーブル」に記録し、管理する。自動車の移動に伴い、「現在エリア」が、例えば、東京から神奈川に変更した場合、センターサーバ3は、当該車載端末装置21から配信請求されていることを神奈川のエリアサーバ4に通知し、神奈川のエリアサーバ4は、これを記録・管理する。センターサーバ3同様に、配信請求状況を「配信請求テーブル」に記録し、管理する。センターサーバ3は、同時に、先に転送した東京のエリアサーバ4に対して、「現在エリア」が神奈川に変更になったことを通知する。東京のエリアサーバ4では、「配信請求テーブル」の「現在エリア」を神奈川に変更する。各都道府県のエリアサーバ4は、センターサーバ3から転送された道路交通情報(「どこで」「何が起きたか」)を、「配信請求テーブル」において「現在エリア」が当該都道府県である全車載端末装置21にパケットで配信する。
道路交通情報の配信を受けるには、出立時に、携帯端末211の表示画面に表示されている道路交通情報SNSサイト接続用アイコンをタッチして専用アプリ65を起動する。そして、音声キーワードを利用して道路交通情報SNSサイトのセンターサーバ3にアクセスし、メニュー選択画面が表示されている状態で「ハイシンセイキュウ」の音声を入力する。専用アプリ66がこれを認識すると(図7のST14:no)、「配信請求を承りました」と、音声で回答して、配信請求コードに、発信時刻、端末ID及びデータ送信時の携帯端末211の位置(緯度、経度)を付加して送信し、センターサーバ3に配信請求をする。送信が完了しても、センターサーバ3との接続を遮断しないでおく。配信を受けるためである。
これにより、車載端末装置21は、走行中の当該都道府県に係る道路交通情報の配信を、エリアサーバ4から受けることができる。配信は、センターサーバ3との接続が遮断されるまで続けられる。配信に際しては、例えば、「13時50分現在の情報です。」のように、時刻を付加して案内するとよい。音声として、エリアサーバ4のアプリケーションソフトに付属する音声合成されたデータを使用してもよい。配信は、当該エリアに係る複数の情報をパックにして、5、10、15、30分置きなど、エリアサーバ側で一方的に決めて繰り返しアナウンスしてもよいし、ドライバーが配信請求時に配信の時間間隔を任意に選択できるようにしてもよい。尚、ナビサイトのガイダンス音声と道路交通情報SNSサイトからの配信の音声が混成しないように、両サイトの音声出力を別個に設定できるよう、専用OS67を構成するとよい。
配信を受けた車載端末装置21は、専用アプリ66によって、配信されたパケットデータを、ファイル1とファイル2に分離し、各ファイルデータを伸張する。そして、フォーマット逆変換(デコード、即ち、アナログ音声に変換)して、マイクロフォン62から、「どこで」「何が起きたか」を聞くことができる。この音声は情報提供された生の音声の再生である。
パックで配信する情報は、原則として受理した順に機械的にアナウンスしてよいが、各エリアに、情報の管理を行う専門のオペレータを置き、エリアサーバ4側で、一旦、ファイルデータを文字情報や音声情報に変換して、緊急性判断(内容の重み付け)をして、津波や崖崩れなど、人命に関わる緊急且つ重大な事案を他の情報に優先して配信してもよい。または、「緊急情報」など特別な情報を付加してもよい。また、事故処理等の確認を行って、陳腐化した情報を配信対象から削除するとよい。また、異なったドライバーから同一の現認情報が複数寄せられている場合は、どれか一つに絞って配信すると効率的である。また、発信位置と現認したとされる位置とが著しく離れている場合は、信憑性がないものと判断し、ガセネタとして排除してもよい。この場合は、「配信請求テーブル」から当該案件を削除するか、或いはフラグを立てて配信対象から除外すればよい。また、配信と配信の間にコマーシャルや音楽、ニュース、観光地案内などを音声で流してもよい。
尚、本システム1の情報配信サービスをナビサイトが統括して行うと一層効率的である。この場合、携帯端末211は、スマートフォンの既存のOSで足りる(2つのサイトに同時接続できなくてもよい)。このようにすれば、ナビ画面上に、渋滞情報だけではなく、道路交通情報SNSサイトが提供する種々の道路交通情報を、緊急度合い別、種類別にアイコンやカラーマーカ等で表示することができ、効果的である。
尚、携帯端末211を起動したとき、ナビサイト接続用アイコンと道路交通情報配信SNSサイト接続用アイコンが共に表示されるようにするとよい。ナビサイト接続中も、道路交通情報配信SNSサイト接続用アイコンはナビ画面の邪魔にならないよう、画面右上角に小さく表示しておく。情報提供を終了すると、道路交通情報配信SNSサイトへの接続は遮断され、地図は本来の状態に戻り、選択メニューは画面から消去され、同様に、道路交通情報配信SNSサイト接続用アイコンを画面右上角に小さく表示しておく。配信請求を行った場合は、サイトへの接続はそのまま保持されるが、地図表示の妨げにならないよう、且つ、サイトへ接続して配信を受ける状態にあることを示すために、メニュー画面を縮小して右上角に小さく表示する。配信の終了はメニュー選択画面の×印をタッチすることにより行う。配信中に情報提供するときは、×印の部分を除くメニュー画面をタッチし、メニュー画面を拡大して「情報提供」を選択し、行えばよい。
(車載端末装置の第2実施例)
次に、車載端末装置の第2実施例について説明する。本実施例は、車載端末装置として、インターネット接続機能を有するカーナビを利用するものである。具体的には、車載端末装置2として、図10に示すように、位置検知装置71、ジャイロ72、地図データ73、マイクロフォン74、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュール75、専用アプリ76、並びに、音声認識手段77を具備するカーナビゲーションシステム(カーナビ)221を使用する。位置検知装置71と通信モジュール75は、第1実施例と同じものである。ジャイロ72は、自動車の東西南北の向きを検知して、ナビマップに反映させるためのものである。車載端末装置22であるカーナビ221は、本システム1を利用できるよう、専用アプリ76を用いてカスタマイズされている。本実施例の専用アプリ76は、カーナビ221の音声認識手段77が、専用アプリ76の音声認識手段を代替する点で第1実施例の専用アプリ66と異なる。音声認識手段はセンターサーバ3に設けてもよい。
車載端末装置22であるカーナビ221を起動した時の初期画面は、ナビ操作メニューを画面に大きく表示するとともに、道路交通情報SNSサイトへの接続用アイコンを画面右上角に表示する。カーナビ221の操作は、リモコンを使用してもよいし、音声認識手段77を利用し、マイクロフォン74を介して音声で行うようにしてもよい。或いは、タッチパネルで行うようにしてもよい。
地図は、カーナビ221のハードディスクドライブにプリインストールされている地図データ73を用いて表示されるが、カーナビ221の操作メニューで、行き先を、施設名、電話番号若しくは住所で入力すると、通信モジュール75を介してナビサイトに接続され、ナビサイトのサーバ側で最新のデータを用いて目的地を検索し、目的地までのルートがカーナビ221の画面に設定される。サイト側で地図データを更新したときは、カーナビ221を使用中に、バックグラウンド処理で、サーバからカーナビ221に、最新の地図データ(差分)が配信され、インストールされる。ルートを設定すると、ナビサイトとの接続は遮断され、以降、目的地までの案内はカーナビ221本体が行う。道路交通情報SNSサイトへの接続用アイコンは、カーナビ221の使用中も、画面右上角に表示したままにしておく。
目的地へ到達する途上で、道路交通情報SNSサイトに対して情報提供や配信の請求を行う場合は、カーナビ221の画面の右上角に表示されている道路交通情報SNSサイトへの接続用アイコンをタッチして専用アプリ76を起動する。起動すると、アイコンが画面に拡大して表示される。第1実施例と同様に、音声でサイト接続を指示すると、選択メニューが表示されるので、以降、音声によって情報提供や配信請求を行えばよい。情報提供を終了すると、ナビ画面からメニューが消去され、カーナビ221の起動時と同様に、接続用アイコンが画面右上角に小さく表示される状態に戻る。配信請求を行った場合は、サイトへの接続はそのまま保持されるが、地図表示の妨げにならないよう、且つ、道路交通情報SNSサイトへ接続中で配信を受ける状態にあることを示すために、メニュー画面を右上角に小さく表示する。配信の終了はメニュー選択画面の×印をタッチすることにより行う。配信中に情報提供するときは、×印の部分を除くメニュー画面をタッチし、メニュー画面を拡大して「情報提供」を選択し、行えばよい。
目的地までの案内は、地図データを用いてカーナビ221が行うので、道路交通情報SNSサイトに接続しても、走行中のルート案内は続行される。よって、カーナビ221のガイダンス音声と道路交通情報SNSサイトからの配信の音声とが混成しないように、ナビの音声はカーナビ本体のダイヤルスイッチにより調整し、配信の音声は画面で別途調整できるように構成するとよい。
以上の説明により、本実施例の場合、車載端末装置22のOSは、同時に二つのサイトに接続する機能を持たなくてもよいことが容易に理解されよう。
(車載端末装置の第3実施例)
車載端末装置2は、図11に示すように、a)位置検知装置81、ジャイロ82、地図データ83、マイクロフォン84、音声認識手段85、並びに、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段86、とを有するカーナビゲーションシステム231と、b)前記カーナビゲーションシステムとインターフェースする短距離通信手段91、スマートフォン用アプリケーション92、専用アプリ93、並びに、リンク用ソフト94を具備するスマートフォン9、とで構成してもよい。
本実施例の車載端末装置23は、第2実施例における通信モジュール75に替えてスマートフォン9を介してインターネット接続を行うものであり(使用態様参照:図12)、スマートフォン用の各種アプリケーション92を活かして使い勝手がよく、カーナビ231を利用して、スマートフォン9に記録している楽曲の再生や、インターネットラジオを聴くことができるなど、各種の利用形態が可能となっている。
無線LANによる短距離通信装置としては、無線LANモジュール、無線LANカードの他、無線LAN通信機能を有するSDカードを使用できるが、カーナビ側には無線LANモジュールを、スマートフォン9側には本体に挿抜可能な無線LAN通信機能のSDカードを使用すると操作性がよい。
車載端末装置23の使い方としては、ドライバーがスマートフォン9とカーナビ231とをリンクさせるための専用のアプリケーションソフト(リンク用ソフト94)をスマートフォン9にプリインストールしておき、乗車した際、スマートフォン9を起動しておくか、カーナビ231に優先して起動する。ケーブル接続する場合は、カーナビ231を起動する前に接続してからスマートフォン9を起動する。こうすると、カーナビ231が起動する際、リンク用アプリケーションソフト93の機能により、スマートフォン9とカーナビ231がリンクし、カーナビ231は、スマートフォン9の入力装置として機能する。
即ち、スマートフォン9とカーナビ231は、カーナビ起動時に、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルによりインターフェースされ、カーナビ231の画面上に、前記リンク用ソフト93に予め登録された、利用可能なスマートフォンのアプリ92がアイコンで複数表示される。リンク用ソフト94に登録することのできる、利用可能なスマートフォンのアプリ92としては、スマートフォン9に記録している楽曲の再生や、インターネットラジオを聴くことなど、当該アプリの利用がワンタッチ若しくは音声で行うことができて、運転上、特に支障を来たさないものに限定する。特に、道路交通情報SNSサイトへ接続するための専用アプリ93を登録する。本実施例の専用アプリ93は、第2実施例と同様に、カーナビ231の音声認識手段85を利用して音声を認識する。
スマートフォン9とカーナビ231がインターフェースされている間は、カーナビ9を介して、リンク用ソフト94に登録されているスマートフォンのアプリ92のみ使用可能で、スマートフォン9の操作は無効(ロック状態)となる。
カーナビ231の画面に表示されている、道路交通情報SNSサイトへの接続を含むスマートフォン9のアプリは、カーナビ231の画面上に表示されているアイコンをタッチすることにより利用することができる。出立時に配信の請求を行うときは、カーナビ231の画面上に表示された道路交通情報SNSサイト接続用アイコンをタッチして専用アプリ93を起動し、音声キーワードを利用して道路交通情報SNSサイトへ接続する。そして、選択メニューが表示されてから、先の実施例に倣って、配信の請求を音声で行えばよい。
出立時にカーナビ231を使用するときは、カーナビ231の起動時に、スマートフォン9の電源をOFFにしておけばよい。本実施例の場合も、第2実施例同様、地図は、カーナビ231にプリインストールされている地図データ83を用いて表示する。利用可能なスマートフォンのアプリとして、目的地検索やルート設定を行うコンテンツサイトへの接続を登録しておけば、スマートフォン9を介して接続し、当該サイトのサーバ側で最新のデータを用いて目的地を検索し、カーナビ231にルート設定することが可能となる。
カーナビ231の使用中に情報提供を行うときは、カーナビ231の電源を一旦OFFにし、スマートフォン9でリンク用ンソフト94を起動させてから、カーナビ9の電源をONにする。この一連の操作は、安全上の理由により、停車して行うか、同乗者が行うのが好ましい。こうすると、カーナビ231の画面上に、利用可能なスマートフォンのアプの一つとして道路交通情報SNSサイト接続用アイコンが表示されるので、これをタッチして専用アプリ93を起動し、音声キーワードを利用して道路交通情報SNSサイトへ接続する。そして、メニューが表示されてから、配信の請求を音声で行えばよい。尚、道路交通情報SNSサイトへの情報の提供と配信の請求は、マイクロフォン84を利用し、音声で行う。
(車載端末装置の第4実施例)
車載端末装置2は、図13に示すように、c)位置検知装置41、ジャイロ42、地図データ43、並びに、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段44を有するカーナビゲーションシステム241と、d)公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュール101、前記カーナビゲーションシステム241とインターフェースする短距離通信手段102、マイクロフォン103、専用アプリ104とを有する専用通信端末10、とで構成してもよい。
第3実施例の車載端末装置23は、道路交通情報SNSサイトへの接続とカーナビ231との同時使用ができないが、本実施例の車載端末装置24は、専用通信端末10を使用することにより、これを可能としたものである。カーナビ241は、専用通信端末10とカーナビ241が、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルでインターフェースされると、位置検知装置41で取得した位置情報が、カーナビ241の短距離通信手段44を介して、専用通信端末10の短距離通信手段102に時々刻々送信されるよう構成されている。
専用アプリ104は、図6に示した第1実施例の専用アプリ66と同様の機能を有し、専用通信端末10に専用アプリ104をインストールしておくことにより、先の実施例と同様に、本システム1を利用することができる。情報提供や配信請求を行うときは、専用通信端末10の端末IDが、道路交通情報SNSサイトのセンターサーバ3に送信される。
車載端末装置24の使い方としては、乗車した際、カーナビ241を先に起動してから専用通信端末10の電源を入れる。ケーブル接続する場合は、カーナビ241を起動する前に接続しておく。専用端末10の電源を入れると、専用アプリ104が自動的に起動し、道路交通情報SNSサイトに接続する。接続後、専用アプリ104が、専用通信端末10の不図示のスピーカから「情報提供ですか、それとも配信の請求ですか?」と質問する。ドライバーが、「ハイシンノヨヤク」と音声で回答すると、専用アプリ104は音声認識して、「配信の請求を承りました」と応答し、メニュー入力処理を終了する。道路交通情報SNSサイトにはカーナビ241から取得した位置情報が専用通信端末10を介して送られ、エリアサーバ4から走行中のエリアにおける道路交通情報が配信される。配信は、ドライバーが専用通信端末10若しくはカーナビ241の電源をOFFにするまで継続する。自動車のキーを抜いても、カーバッテリーで所定時間内は直前の状態が保たれる。途中、情報提供を行うときは、専用通信端末10をリセットし、「ジョーホーテーキョー」と音声でメニュー選択してから行えばよい。
尚、専用通信端末10にタッチパネル付の表示装置を設けて専用アプリ104の起動とメニュー選択を行うようにしてもよい。bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段44を有する既存のスマートフォンでもよい。また、専用通信端末10は、第1実施例のように、ダッシュボード上のクレードルに装着して使用すると操作性がよい。
道路交通情報を、海上保安庁、自衛隊、警察署、消防署、政府、役場若しくは道路公団などの公共機関からアップロード可能にし、緊急災害情報報を、一般ユーザからの情報に優先して配信するように構成してもよい。
例えば、大地震直後に発生した大津波を、偵察中の海上保安庁のヘリが、海岸の数キロ先で発見した場合、ヘリ搭載の端末装置2から、その状況を音声でアップロードする。センターサーバはアクセス時に通知されるIDが公共機関からである場合、これを緊急速報として配信すれば、地上からの情報より有益な情報を即座に配信でき、より多くの人命を救うことができる。緊急情報は、ヘリ、航空機、各種車両から、一旦、本部に通知し、本部からセンターサーバ3にアップロードするようにしてもよい。この場合は、公共機関の端末IDを予め登録しておき、「情報提供テーブル」において、公共機関からの案件には所定のフラグを立てて、一般ユーザからの情報と区別すればよい。
1・・・道路交通情報配信システム
2・・・車載端末装置
3・・・センターサーバ
4・・・エリアサーバ
5・・・車両
6・・・基地局
9・・・スマートフォン
10・・・専用通信端末
21、22、23、24・・・車載端末装置
210・・・クレードル
211・・・スマートフォン型携帯端末
221、231、241・・・カーナビゲーションシステム

Claims (15)

  1. 複数のドライバーの一が現認しインターネット上にアップロードした、運転の安全上必要となる当該エリアの道路交通情報を、他のドライバーに配信する道路交通情報配信システムであって、
    該道路交通情報配信システムは、
    道路交通情報のアップロードを行う車載端末装置と、
    道路交通情報の提供及び配信の請求をそれぞれ受けて、これを統括して管理するセンターサーバと、
    各エリアに設置され、センターサーバより受けた道路交通情報を当該エリアに位置する車載端末装置に配信するエリアサーバ、とで構成され、
    車載端末装置は、
    該車載端末装置にインストールされているアプリケーションソフト(専用アプリ)により、道路交通情報を音声で入力させるとともに、入力された音声を音声ファイルフォーマットにコード化して音声ファイルをパケットに集約し、移動体通信網を介してセンターサーバにアップロードするとともに、エリアサーバから配信された道路交通情報をデコードして音声で案内するように構成され、
    センターサーバは、
    海上保安庁、自衛隊、警察署、消防署、政府、役場若しくは道路公団など、公共機関の端末IDを予め登録しておき、該公共機関からアップロードされた、災害情報を含む緊急の道路交通情報には、情報提供テーブルにおいて所定のフラグを立てて、一般ユーザからの情報に優先して配信するように構成されていることを特徴とする、道路交通情報配信システム。
  2. センターサーバは、アップロードされた道路交通情報を情報提供テーブルで統括的に管理し、エリアサーバに、当該エリアに係る道路交通情報を抽出して転送することを特徴とする、請求項1に記載の道路交通情報配信システム。
  3. センターサーバは、配信を請求した車載端末装置のIPアドレスと時々刻々移動する当該車載端末装置の現在位置とを配信請求テーブルで統括的に管理し、前記車載端末装置の現在位置が属するエリアのエリアサーバに、配信を請求した車載端末装置のIPアドレスを通知することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の道路交通情報配信システム。
  4. エリアサーバは、センターサーバから送られた道路交通情報をエリアサーバ側の情報提供テーブルで管理するとともに、道路交通情報における現認したとされる地域、道路若しくは場所と当該道路交通情報をアップロードした車載端末装置の発信位置とが著しくかけ離れたものを配信対象から排除するよう前記情報提供テーブルを修正することを特徴とする、請求項2に記載の道路交通情報配信システム。
  5. エリアサーバは、センターサーバから通知された配信請求をエリアサーバ側の配信請求テーブルで管理するとともに、センターサーバから、車載端末装置の現在位置が属するエリアが変更になった旨が通知されたときは、配信請求テーブルを修正することを特徴とする、請求項3に記載の道路交通情報配信システム。
  6. 専用アプリにより、道路交通情報を1)地域、道路名若しくは場所と、2)現認した事象のそれぞれに分けて音声で入力させることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の道路交通情報配信システム。
  7. 車載端末装置は、ダッシュボード上のクレードルに装着した、音声によってサイトに接続可能で、且つ、二つのサイトに同時接続可能なスマートフォン型携帯端末であることを
    特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の道路交通情報配信システム。
  8. 車載端末装置は、位置検知装置、ジャイロ、地図データ、マイクロフォン、音声認識手段、並びに、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュールを少なくとも具備してなるカーナビゲーションシステムであることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の道路交通情報配信システム。
  9. 車載端末装置は、a)位置検知装置、ジャイロ、地図データ、マイクロフォン、音声認識手段、並びに、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段とを有するカーナビゲーションシステムと、b)前記カーナビゲーションシステムとインターフェースする短距離通信手段を具備するスマートフォン、とで構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の道路交通情報配信システム。
  10. 車載端末装置は、c)位置検知装置、ジャイロ、地図データ、並びに、bluetooth、無
    線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段を有するカーナビゲーションシ
    ステムと、d)マイクロフォン、音声認識手段、並びに、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュール、並びに、前記カーナビゲーションシステムとインターフェースする短距離通信手段とを有する専用通信端末、とで構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の道路交通情報配信システム。
  11. ダッシュボード上のクレードルに装着した、音声によってサイトに接続可能で、且つ、二つのサイトに同時接続可能なスマートフォン型携帯端末であることを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか1項の道路交通情報配信システムで使用する車載端末装置。
  12. 位置検知装置、ジャイロ、地図データ、マイクロフォン、音声認識手段、並びに、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュールを少なくとも具備してなるカーナビゲーションシステムであることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか1項の道路交通情報配信システムで使用する車載端末装置。
  13. a)位置検知装置、ジャイロ、地図データ、マイクロフォン、音声認識手段、並びに、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段とを有するカーナビゲーションシステムと、b)前記カーナビゲーションシステムインターフェースする短距離通信手段を具備するスマートフォン、とで構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか1項の道路交通情報配信システムで使用する車載端末装置。
  14. c)位置検知装置、ジャイロ、地図データ、並びに、bluetooth、無線LAN、赤外線若しくはケーブルを用いた短距離通信手段を有するカーナビゲーションシステムと、d)マイクロフォン、音声認識手段、並びに、公衆電話回線プロトコルに基づいて移動体通信網の基地局と接続する通信モジュール、並びに、前記カーナビゲーションシステムとインターフェースされる前記短距離通信手段とを有する専用通信端末、とで構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか1項の道路交通情報配信システムで使用する車載端末装置。
  15. 請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の道路交通情報配信システムを構成する前記センターサーバ。
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