JP7125694B1 - 投稿情報分析装置及び投稿情報分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】投稿情報に基づいて生成された事象の情報をユーザがより利便性よく確認する投稿情報分析装置及び投稿情報分析方法を提供する。【解決手段】投稿情報分析システムにおいて、投稿情報分析装置1は、ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析することによって投稿情報が示す事象の内容を特定するとともに、事象に関連する線状オブジェクトを特定し、事象の内容を示す事象情報を線状オブジェクトに関連付けて記憶部12に記憶させる投稿情報分析部141と、ユーザが地図上の所定の線状オブジェクトを選択したことを受け付ける選択受付部143と、所定の線状オブジェクトに関連する事象情報を特定する表示対象抽出部144と、ユーザによって選択された所定の線状オブジェクトと、表示対象抽出部が特定した複数n事象情報含む結果表示画面を表示部13に表示させる結果画面表示部142と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、投稿情報分析装置及び投稿情報分析方法に関する。
従来、ソーシャルネットワーキングサービス上でユーザが投稿したSNS情報等に基づき、火災、洪水及び事故といった事象の発生を検出する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2015-72612号公報
特許文献1の技術では、地図上の河川、道路又は線路のような線状オブジェクトと事象情報とが関連付けられていないため、ユーザが、特定の線状オブジェクトに関連する事象を確認できないという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、投稿情報に基づいて生成された事象の情報をユーザがより利便性よく確認することができる投稿情報分析装置及び投稿情報分析方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は下記の通りである:
1.ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析することによって前記投稿情報が示す事象の内容を特定するとともに前記事象に関連する線状オブジェクトを特定し、前記投稿情報に対応する事象情報と、特定した前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶部に記憶させる投稿情報分析部と、ユーザが所定の線状オブジェクトを選択したことを受け付ける選択受付部と、選択された前記所定の線状オブジェクトに関連付いた前記事象情報を抽出する対象抽出部と、選択された前記所定の線状オブジェクトと、前記対象抽出部によって抽出された前記事象情報とを含む結果表示画面を出力する出力部と、を備える、投稿情報分析装置。
2.前記投稿情報分析部は、前記事象情報を、前記線状オブジェクトの区域に関連付けて記憶させてもよい。
3.前記投稿情報分析部は、前記事象の発生位置又は前記投稿情報が投稿された位置と、前記線状オブジェクトとの間の距離が所定の閾値内であることを条件に、前記事象情報を前記線状オブジェクトに関連付けてもよい。
4.前記事象の内容に応じて異なる前記閾値が設定されていてもよい。
5.前記線状オブジェクトの区域に応じて異なる前記閾値が設定されていてもよい。
6.投稿情報分析部は、前記線状オブジェクトと当該線状オブジェクトに関連する事象との対応関係を示すデータを参照し、前記事象の発生位置又は前記投稿情報が投稿された位置と前記線状オブジェクトと間の距離が所定の閾値内であるかを判定してもよい。
7.前記投稿情報分析部は、前記線状オブジェクトに関連付けられたキーワードと、前記投稿情報が示すテキスト情報とが相関していることを条件に、当該投稿情報に対応する事象情報と前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶させてもよい。
8.前記線状オブジェクトは、河川、道路、又は線路であり、前記出力部は、前記線状オブジェクトを選択するためのユーザインターフェースを表示部に表示させてもよい。
9.前記出力部は、所定の行政区画が選択された場合に、当該行政区画の範囲内又は当該行政区画が隣接する前記線状オブジェクトと、当該行政区画の範囲内の前記事象情報と、を前記結果表示画面に表示させてもよい。
10.前記出力部は、投稿情報分析部がユーザの識別情報に紐付いた所定の線状オブジェクトに対して前記事象情報が新たに関連付けられた場合に、当該ユーザに対して通知を行ってもよい。
11.前記通知は、前記線状オブジェクト又はその区域を特定する情報と、前記事象情報に関する情報との少なくともいずれかを含んでもいてもよい。
12.ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析することによって前記投稿情報が示す事象の内容を特定するとともに、前記事象に関連する線状オブジェクトを特定し、前記投稿情報に対応する事象情報と、特定された前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶部に記憶させる投稿情報分析部と、ユーザが所定の事象情報を選択したことを受け付ける選択受付部と、選択された前記所定の事象情報に関連付いた前記線状オブジェクトを抽出する対象抽出部と、ユーザによって選択された前記所定の事象情報と、前記対象抽出部によって特定された前記線状オブジェクトとを含む結果表示画面を表示部に表示させる出力部とを備える、投稿情報分析装置。
13.ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析することによって前記投稿情報が示す事象の内容を特定するとともに前記事象に関連する線状オブジェクトを特定し、前記投稿情報に対応する事象情報と、特定した前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶部に記憶させる投稿情報分析ステップと、ユーザが所定の線状オブジェクトを選択したことを受け付ける選択受付ステップと、選択された前記所定の線状オブジェクトに関連付いた前記事象情報を抽出する対象抽出ステップと、選択された前記所定の線状オブジェクトと、抽出された前記事象情報とを含む結果表示画面を出力する出力ステップと、を有し、各ステップはコンピュータが行う、投稿情報分析方法。
本発明によれば、投稿情報に基づいて生成された事象の情報をユーザがより利便性よく確認することができる投稿情報分析装置及び投稿情報分析方法を提供できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る投稿情報分析システムの構成を示す図である。 投稿情報分析装置の構成を示す図である。 結果表示画面の一例である。 線状オブジェクトの情報を示すテーブルである。 線状オブジェクトと所定の事象との対応関係を示す参照データの一例である。 線状オブジェクトと所定の事象との対応関係を示す参照データを示すテーブルである。 投稿情報分析システムの動作シーケンスを示すフローチャートである。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る投稿情報分析システムの構成を示す図である。本実施形態において、「A及び/又はB」はA及びBの少なくともいずれかを意味する。
(投稿情報分析システムS100の概要)
投稿情報分析システムS100は、SNSサーバ10と、公共情報サーバ20と、ユーザ投稿情報サーバ30と、投稿情報分析装置1とを備えている。本実施形態において、投稿情報分析装置1の動作の概要は次の通りである。
投稿情報分析装置1は、まず、ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析して例えば「火災」のように当該投稿情報が示す事象の内容を特定し、また、当該事象情報に関連する線状オブジェクト(例えば高速道路)を特定する。投稿情報分析装置1が特定した事象情報は、所定の線状オブジェクトに関連付けて記憶される。
投稿情報分析システムS100を利用するユーザが、結果表示画面を確認する際、ユーザ投稿情報分析装置1は、ユーザが地図上で所定の線状オブジェクトを選択した場合に、その線状オブジェクトに関連付けて登録されている事象情報を抽出し、抽出された事象情報と線状オブジェクトとを結果表示画面に表示させる。
投稿情報分析装置1がこのように動作することで、結果表示画面に、例えば高速道路などの線状オブジェクトとそれに関連する事象情報が表示されることとなり、その結果、ユーザは投稿情報に基づいて生成された事象情報をより利便性よく確認することが可能となる。
(各部の構成)
SNSサーバ10は、個人や事業者といった一般ユーザがソーシャルメディア上に投稿した投稿情報であるSNS情報を蓄積するサーバである。ソーシャルネットワークとしては、例えば、twitter(登録商標)、Facebook(登録商標)、Instagram(登録商標)、TikTok(登録商標)、YouTube(登録商標)、LINE(登録商標)等が挙げられる。これらのSNS情報は1種のみであってもよいし、複数種類の組合せであってもよい。SNSサーバ10は、所定のAPI又はクローラー等を用いてリアルタイムでソーシャルメディア上の情報を収集して蓄積するものであってもよい。
公共情報サーバ20は、SNSのような一般ユーザからの情報ではなく、インフラ関連情報、気象情報、災害情報をはじめとする各種の公共情報を蓄積するサーバである。これらのすべての情報が必須ということではなく、公共情報サーバ20は上記の情報のうちの一部のみを蓄積してもよい。
インフラ関連情報は、例えば、鉄道運行情報、航空運行情報、バス運行情報、船舶運行情報、停電情報、ガス供給停止情報、断水情報、道路情報、通信・システム障害情報などの情報のうち1つ又は複数を含む。鉄道運行情報は各鉄道会社から取得された情報であってもよく、航空運行情報は各航空会社から取得された情報であってもよく、バス運行情報は各バス会社から取得された情報であってもよく、船舶運行情報は各船舶会社から取得された情報であってもよい。停電情報は各電力会社からの取得された情報であってもよく、通信・システム障害情報は各通信キャリアやサービスプロバイダから取得された情報であってもよい。
災害情報には、災害時の避難情報、避難所開設情報、又は有事関連情報などのうち1つ又は複数が含まれる。具体的には、Lアラート(災害情報共有システム)が示す災害に関する情報や、全国瞬時警報システム(Jアラート)が示す災害に関する情報等が、災害情報に含まれる。もっとも、Lアラートは必ずしも災害情報に関する情報のみを提供するものではないため、Lアラートから提供された情報が「災害情報」以外の他の情報(例えば、インフラ関連情報や気候情報)として蓄積されてもよい。
気象情報は、洪水、気象警報、地震、土砂災害、大雨、台風に関する情報などのうち1つ又は複数を含む。具体例として、気象情報は、地震情報・震度情報、強震観測情報、推定震動分布情報、土砂災害警戒情報、降雨量、累積雨量情報、降雪量、降灰量、浸水被害情報、河川氾濫情報、気象警報・注意報、記録的短時間大雨情報、風速情報、台風情報、噴火情報、津波情報等の1つ又は複数含む。
ユーザ投稿情報サーバ30は、特定のユーザが投稿した情報を蓄積するサーバである。ここでいう特定のユーザとは、所定のサービス等を利用するために予め登録された者(個人、事業者)を指し、一例として、投稿情報分析システムS100又は当該システムに関連するシステムやサービスを利用するユーザであってもよい。SNS投稿情報等の他にこのように特定ユーザの情報をも利用する利点としては、次のようなものが挙げられる。すなわち、この特定ユーザは、予め所定のプラットフォームやアプリを使用可能な環境としておくことで、災害時等により信頼度・精密度の高いユーザ生成コンテンツを提供しうる主体となり、これらの情報を有効に利用することでより確度の高い事象情報生成が可能となるためである。
(投稿情報分析装置1)
図2は、投稿情報分析装置1の構成を示す図である。投稿情報分析装置1は例えばサーバとして機能するコンピュータであり、通信部11、記憶部12、表示部13及び制御部14を備えている。以下、各部について順に説明する。
なお、以下の説明において、「線状オブジェクト」とは、地図に含まれる線状のオブジェクトであり、例えば河川、道路、又は線路等がこれに該当する。河川には、一級河川、二級河川、準用河川及び普通河川などが含まれる。線路には、鉄道事業法に基づく鉄道及び軌道法に基づく軌道が含まれる。道路には、高速道路及び国道などが含まれる。
通信部11は、インターネット等のネットワーク40(図1参照)を介してSNSサーバ10、公共情報サーバ20、及びユーザ投稿情報サーバ30とデータを送受信するための通信インターフェースである。記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等を有する。
記憶部12は、制御部14が実行する投稿情報分析プログラムを記憶している。記憶部12は、投稿情報分析装置1によって生成された事象情報を記憶する。表示部13は、各種の情報を表示する1つ又は複数のディスプレイである。表示部13は、必ずしも制御部14等に隣接して配置されている必要はなく、制御部14から離れた場所に配置されていてもよい。制御部14は、他のコンピュータの表示部で情報を閲覧するユーザに対して所定の画像を提供してもよい。
制御部14は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部14は、記憶部12に記憶された投稿情報分析プログラムを実行することにより、投稿情報分析部141、結果画面表示部142、選択受付部143、及び表示対象抽出部144として機能する。結果画面表示部142及び表示対象抽出部144は、本発明における出力部及び対象抽出部にそれぞれ対応する。
投稿情報分析部141は、少なくとも、ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析して、発生した事象の内容と当該事象に関連する線状オブジェクトとを特定する機能を有する。投稿情報分析部141は、通信部11を介して、SNSサーバ10からユーザが投稿した投稿情報を取得する。投稿情報分析部141は、また、公共情報サーバ20から送信された公共情報を取得する。同様に、投稿情報分析部141は、特定ユーザが投稿した投稿情報をユーザ投稿情報サーバ30から取得する。以下では、ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報に基づき事象情報が生成されることを例示する。
投稿情報分析部141は、具体的には、取得した投稿情報を分析して当該投稿情報の位置情報を特定する機能、取得した投稿情報を分析して当該投稿情報が示す事象の内容を特定する機能、及び取得した投稿情報を分析して当該投稿情報に関連する線状オブジェクトを特定する機能を有している。投稿情報分析部141は、また、特定した各種情報を記憶部12に記憶させる機能を有している。なお、投稿情報分析部141は、ネットワークを介して接続された外部の1つ又は複数の記憶装置にこれらの情報を記憶させてもよい。
位置情報を得する機能に関し、投稿情報分析部141は、例えば投稿情報に含まれる情報に基づき当該投稿情報の位置情報を特定する。投稿情報に緯度及び経度を示すデータが含まれている場合、投稿情報分析部141はそのデータに基づいて位置情報を特定する。
投稿情報が示す事象の内容を特定する機能に関し、投稿情報分析部141は、投稿情報に含まれるテキストデータ、画像データ(写真)又は動画データを分析して事象の内容を特定する。投稿情報分析部141は、例えば「海老名インター付近で事故」というテキストデータに基づき、事象情報として「事故」を特定する。投稿情報に例えば高速道路上の事故の画像データ又は動画データが含まれている場合、投稿情報分析部141は、当該データを分析して事象情報として「事故」を特定してもよい。
(事象に関連する線状オブジェクトの特定)
投稿情報分析部141は、投稿情報に関連する線状オブジェクトを特定する機能に関し、例えば投稿情報に含まれるテキストデータ、画像データ、又は動画データに基づき、当該投稿情報に関連する線状オブジェクトを特定する。この特定に関し、まず図3を参照して本実施形態における結果表示画面500を説明したうえで、図4~図6を参照しつつ、事象に関連する線状オブジェクトの特定について詳細に説明する。
図3は、結果表示画面の一例である。結果表示画面500は、一例で表示部13に表示される画像である。結果表示画面500は、ネットワーク40を介して所定のユーザ(不図示)のユーザ端末に表示されてもよい。結果表示画面500は、結果表示ウィンドウ510と、サブウィンドウ530とを有している。結果表示ウィンドウ510は、例えば、所定の地域で発生した各種の事象情報601a~601cを地図上に重畳させて表示するためのウィンドウである。
結果表示ウィンドウ510は、複数のアイコン515と、線状オブジェクト絞込みアイコン516とを有している。複数のアイコン515のうち、火災アイコン515aは、事象「火災」を表示させるためのアイコンである。事件アイコン515bは、事象「事件」を表示させるためのアイコンである。事故アイコン515cは、事象「事故」を表示させるためのアイコンである。ライフラインアイコン515dは、水道やガスといったライフライン情報を表示させるためのアイコンである。気象火災アイコン515eは、気象情報や事象「火災」を表示させるためのアイコンである。これのアイコンの他にも、例えばシステム障害に関する事象を表示させるためのアイコンや、一般的な設定画面を表示させるためのアイコン等が含まれていてもよい。
なお、結果表示ウィンドウ510は、図3のようなアイコン515a~515eを全て含んでいる必要はなく、特定の事象を選択するための任意のユーザインターフェースを有していればよい。また、図示は省略するが、結果表示ウィンドウ510は、期間を絞り込んでその期間内の事象情報を表示させるためのユーザインターフェースを有していてもよい。この期間を絞り込むためのユーザインターフェースは、例えば、xxxx年xx月xx日からyyyy年yy月yy日までの期間の入力を受け付けるようなものであってもよいし、現在時刻から過去zz日のように期間の入力を受け付けるものであってもよい。結果表示ウィンドウ510には、この入力された期間内の事象が表示される。
線状オブジェクト絞込みアイコン516は、例えば、特定の河川、線路又は道路などの線状オブジェクトを選択するためのアイコンである。線状オブジェクト絞込みアイコン516を押すと、一例として、特定の高速道路及び国道を選択するためのアイコン又はウィンドウ等を含むユーザインターフェースが表示されるようになっていてもよい。所定の線状オブジェクトを指定するためのユーザインターフェースとしては、ユーザが特定の河川、線路又は道路などを選択できるものであれば、その表示態様や線状オブジェクトを選択するための方式は特に限定されない。また、必ずしもアイコン516が押されたことを契機として、線状オブジェクトを指定するためのユーザインターフェースが表示されるようになっている必要もない。以下では、線状オブジェクト絞込みアイコン516は特定の「道路」を選択するためのものであることを例示する。
サブウィンドウ530は、複数の情報表示部533a、533b、533c及び533d(情報表示部533ともいう)を含んでいる。情報表示部533は、時間軸に沿って複数表示されており、それぞれの情報表示部533には、地図上に表示されている事象情報に対応して、発生した事象の内容を示すテキスト情報及び/又は画像情報が表示されている。サブウィンドウ530の情報表示部533に表示される情報としては、表示すべき位置が特定されていないために地図上には表示されていないが、線状オブジェクト610(詳細下記)には関連付けられている事象情報に関連する情報等であってもよい。
図3の例では、ユーザにより「東名高速道路」が選択され、地図上に「東名高速道路」である線状オブジェクト610が表示されている。線状オブジェクト610は、東京都から静岡県にわたる範囲で表示されており、また、町田市、海老名市及び静岡市付近に、それぞれ、事象情報601a、601b及び601cが一例として表示されている。
事象情報601aは、例えば渋滞情報である。具体例として、事象情報601aは、「すごい渋滞。」というテキストデータと投稿された場所の位置情報とを含むSNS投稿情報に基づいて生成された事象情報であるものとする。位置情報は、例えば横浜町田インター付近を示す緯度データ及び経度データであるものとする。
事象情報601bは、例えば事故情報である。具体例として、事象情報601aは、「海老名インター付近で事故」というテキストデータを含むSNS投稿情報に基づいて生成された事象情報であるものとする。
事象情報601cは、例えば火災情報である。具体例として、事象情報601cは、「xx工場で火災。」というテキストデータと、投稿された場所の位置情報とを含むSNS投稿情報に基づいて生成された事象情報であるものとする。なお、この火災は高速道路上で発生したものではなく、高速道路から所定の距離離れた「xx工場」で発生した火災である。
(事象情報に関連する線状オブジェクトの特定)
以下、投稿情報分析部141が、どのような手法で線状オブジェクトに関連する事象情報を特定するか等について、事象情報601a~601cの例で説明する。なお、以下の例では、それぞれの事象情報601a~601cが個々に線状オブジェクトに関連付けられることを例示するが、本発明は、例えば、複数の投稿情報や公共情報が共通の事象情報(例えば事象情報601a)を示す場合、投稿情報や公共情報ごとに事象情報を生成するのではなく、それらを1つにグループ化した事象情報を生成し、グループ化された事象情報と線状オブジェクトとが関連付けられてもよい。
投稿情報分析部141は、事象情報601aに対応する投稿情報を取得した場合、投稿情報に含まれる位置情報(例えば横浜町田インター付近を示す位置情報)に基づき、事象情報601aに関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。
図4は、線状オブジェクトの情報を示すテーブルである。記憶部12がこのテーブルのデータを記憶する。図4のテーブルは、線状オブジェクトである東名高速道路の情報として、東名高速道路に関連付けられた位置データ及びキーワードデータを含んでいる。投稿情報分析部141は、線状オブジェクトに関連付けられたキーワードと、対象の投稿情報が示すテキスト情報とが相関している場合にその投稿情報に対応する事象情報を当該線状オブジェクトに関連付けて記憶させる。
図4において「位置データ」は、例えば、東名高速道路の位置を示す座標のデータ(緯度データ及び経度データ)である。「キーワードデータ」は、東名高速道路に関連する名称のデータであり、例えば「横浜町田」、「海老名」、「厚木」といったキーワードを含んでいる。図示していないが、「海老名インター」等のキーワードが登録されていてもよい。投稿情報分析部141は、例えば、投稿情報に含まれる位置情報に基づき図4のテーブルを参照して事象情報601aに対応する線状オブジェクトを特定する。
投稿情報分析部141は、事象情報601bに対応する投稿情報を取得した場合、例えば、投稿情報に含まれる「海老名インター付近で事故」というテキストデータに基づき、事象情報601aに関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。
投稿情報分析部141は、事象情報601cに対応する投稿情報を取得した場合、例えば、投稿情報に含まれる「xx工場で火災。」というテキストデータと、投稿された場所の位置情報とに基づき、事象情報601cに関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。具体的には、下記のようにして線状オブジェクトの特定が行われる。図5は、線状オブジェクトと所定の事象との対応関係を示す参照データの一例である。図6は、線状オブジェクトと所定の事象との対応関係を示す参照データを示すテーブルである。
図5及び図6に示すように、本実施形態では、線状オブジェクトと所定の事象(ここでは「火災」)との対応関係を示す参照データとして、線状オブジェクトの複数の区間と、当該区間と事象の位置と間の距離の閾値が予め設定されている。
線状オブジェクト610は、この例では、都市部側の区域「A1」、そこから郊外部側に離れた区域「A2」、及び、さらに郊外部側に離れた区域「A3」といったように複数の区間に分けられている。区域「A1」~「A3」のそれぞれに対応して、閾値d1、d2、d3が設定されている。つまり、本実施形態では線状オブジェクトの区域に応じて異なる閾値が設定されている。
図5及び図6は火災についての例であるが、本実施形態では、事象の内容に応じて異なる閾値が設定されていてもよく、例えば、火災と洪水とで異なる距離の閾値が設定されていてもよい。なお、各閾値d1~d3の数値は、線状オブジェクトの種別、及び、事象の内容に基づいて任意に変更可能である。
投稿情報分析部141は、事象情報601cに対応する投稿情報を取得した場合、例えば、投稿された場所の位置情報と、図5及び図6の参照データとに基づき、投稿された場所から線状オブジェクトまでの距離が所定の閾値以内であるか否かを判定する。
事象情報601cに対応する投稿情報の位置情報が区域「A3」に対応するとして、投稿情報分析部141は、投稿情報が投稿された位置から線状オブジェクトまでの距離が、閾値である「d3:300」[m]以内であれば、当該線状オブジェクトを当該事象情報に関連するものと特定する。そうでない場合には、投稿情報分析部141は、当該線状オブジェクトを当該事象情報に関連するものと特定しない。
このように投稿情報分析部141は、所定の線状オブジェクトと当該線状オブジェクトに関連する事象との対応関係を示す参照データを参照し、事象の発生位置又は投稿情報が投稿された位置と線状オブジェクトまでの距離が所定の閾値以内であることを条件に、事象情報に関連する線状オブジェクトを特定する。
以上のようにそれぞれの事象情報601a~601cに関連する線状オブジェクトが特定された後、投稿情報分析部141は、事象情報601a~601cを、特定した各線状オブジェクトに関連付けて記憶部12に記憶させる。このような処理によって、記憶部12のデータベース内には、関連する線状オブジェクトの情報を含む事象情報が蓄積されることとなる。事象情報は、例えば投稿情報の識別IDと対応付けて記憶されてもよい。
再び図2を参照する。選択受付部143は、ユーザが地図上の所定の線状オブジェクトを選択したことを受け付ける。ユーザが所定の線状オブジェクトを選択するための方式は任意であり、例えば、マウスで画面上のカーソルを移動させて所定の対象物を選択したり、タッチパネル上で所定の対象物を選択したりするユーザインターフェースが利用可能である。投稿情報分析装置1に対する入力以外にも、所定のユーザ端末に対して上記のようなユーザによる選択が行われ、選択受付部143が通信部11を介してそのような選択を受け付けてもよい。
表示対象抽出部144は、ユーザによって選択された線状オブジェクトに関連する前記事象情報を特定する機能を有する。具体的には、表示対象抽出部144は、例えばユーザが所定の線状オブジェクトを選択した場合に、記憶部12に記憶されている事象情報を参照し、選択された線状オブジェクトに関連する事象情報を特定する。例えば、線状オブジェクトとして「東名高速道路」が選択されたのであれば、表示対象抽出部144は、前述した投稿情報分析部141によって「東名高速道路」に関連付けられている事象情報601a~601cを特定する。
結果画面表示部142は、ユーザによって選択された線状オブジェクト610と、それに関連する事象情報601a~601cとを含む結果表示画面500を表示させる。結果画面表示部142は、例えば線状オブジェクト610に関連付けられてはいるが、位置情報が特定されていない投稿情報を、地図上ではなく、情報表示部533に表示させてもよい。
以上、本発明の一形態の具体的な構成について説明したが、本発明の他の形態では、投稿情報分析システムS100は、例えばユーザ投稿情報サーバ30が省略されたものであってもよいし、公共情報サーバ20とユーザ投稿情報サーバ30とが省略されたものであってもよい。
(動作の説明)
図7は、投稿情報分析システムS100の動作シーケンスを示すフローチャートである。上述のように構成された投稿情報分析システムS100の動作について以下説明する。以下では、ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報に基づいて、投稿情報分析装置1が事象情報を特定する例について説明する。
また、図3に示したように線状オブジェクト610として東名高速道路が選択され、それに関連する事象情報として事象情報601a~601cが特定され表示されることについて説明する。
ステップS1において、投稿情報分析装置1の投稿情報分析部141は、SNSサーバ10から投稿情報を取得する。具体的には、投稿情報分析部141は、事象情報601a~601cに対応する以下のような投稿情報を取得する:
-事象情報601a:「すごい渋滞。」というテキストデータと、投稿された場所の位置情報(横浜町田インター付近を示す緯度データ及び経度データ)とを含む第1の投稿情報、
-事象情報601b:「海老名インター付近で事故」というテキストデータを含む第2の投稿情報、及び
-事象情報601c:「xx工場で火災。」というテキストデータと、投稿された場所の位置情報とを含む第3の投稿情報。
次いで、ステップS2において、投稿情報分析部141は、取得した上記投稿情報を分析し、各投稿情報に対応する事象情報601a~601cを生成する。投稿情報分析部141は、事象情報601aについて、「すごい渋滞。」というテキストデータに基づいて事象を「渋滞」と特定する。投稿情報分析部141は、事象情報601bについて、「海老名インター付近で事故」というテキストデータに基づいて事象を「事故」と特定する。投稿情報分析部141は、事象情報601cについて、「xx工場で火災。」というテキストデータに基づき事象を「火災」と特定する。
投稿情報分析部141は、各事象情報601a~601cの位置情報及び/又は各事象情報601a~601cに関連する線状オブジェクトを特定する。例えば、事象情報601aであれば、投稿情報分析部141は、投稿された場所の位置情報から、関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。事象情報601bであれば、投稿情報分析部141は、「海老名インター」というテキストデータから、関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。位置情報として「東名インター付近」が特定されてもよい。
事象情報601cであれば、投稿情報分析部141は、投稿された場所の位置情報のデータと図5及び図6の参照データとを用いて、関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。投稿情報分析部141は、具体的には、投稿情報の位置情報をもとに、その位置に最も近い線状オブジェクトの区域を特定し(ここでは、例えば区域「A3」)、投稿情報の位置が区域A3から「300」[m]以内である場合に、事象情報601cに関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。
投稿情報分析部141は、これらの事象情報601a~601cを及び関連する線状オブジェクトの情報等を記憶部12に記憶させる。この処理によって、事象情報601a~601cのそれぞれと線状オブジェクト「東名高速道路」とが関連付けられて記憶部12に記憶されることとなる。
次いで、ステップS3において、選択受付部143が、ユーザによる線状オブジェクトの選択を受け付ける。選択受付部143は、例えば、結果画面表示部142が表示した結果表示画面500(図3参照)の線状オブジェクト絞込みアイコン516を選択することにより表示される、線状オブジェクトを選択するためのユーザインターフェースにおいて、ユーザが「東名高速道路」を選択したことを受け付ける。
次いで、ステップS4において、表示対象抽出部144が、選択された線状オブジェクトである「東名高速道路」に関連する事象情報を特定する。具体的には、表示対象抽出部144は、選択された線状オブジェクトである「東名高速道路」という情報と記憶部12に蓄積された情報とに基づき、東名高速道路に関連する事象情報601a~601cを特定する。
次いで、ステップS5において、結果画面表示部142は、特定された事象情報601a~601cと選択された線状オブジェクト610とを結果表示画面500上に表示させる。これにより、図3に例示したような結果表示画面500が表示部13に表示される。
以上説明したように、本実施形態の投稿情報分析装置1及び投稿情報分析方法によれば、投稿情報を分析して生成された事象情報が、それに関連する線状オブジェクトに関連付けて記憶部12に記憶される。そのため、例えば結果表示画面500でユーザが所定の線状オブジェクトを選択した際に、それに対応する事象情報601a~601cを抽出して表示させることができる。その結果、例えば図3に示すように広範な地域を表示する場合でも、線状オブジェクト610に関連する事象情報601a~601cのみを表示でき、その結果、ユーザは、投稿情報に基づいて生成された事象の情報をより利便性よく確認することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、投稿情報分析装置1は、ユーザによって選択された線状オブジェクト610に関連する事象情報601a~601cを特定し、線状オブジェクト610とそれに関連する事象情報601a~601cが表示されることを説明した。本発明の第2の実施形態では、所定の事象情報が選択された場合に、それに関連する線状オブジェクトが特定され表示される。
具体的な例として、例えば、投稿情報や公共情報に基づいて複数の事象情報が既に生成されて記憶部12のデータベースに記憶されている状態(第1の実施形態と同様、各事象情報に関連する線状オブジェクトが特定され、記憶部12に記憶されている情報)を想定する。また、ユーザが、複数の事象情報のうち例えば、事象情報601c(図3参照)の「火災」を選択したとする。この場合、表示対象抽出部144は、この事象情報601cに関連する線状オブジェクトとして「東名高速道路」を特定する。
結果画面表示部142は、次いで、結果表示画面500に事象情報601cと、表示対象抽出部144が線状オブジェクト610とを表示させる。
このような構成によれば、ユーザがある事象情報(例えば「火災」)を選択すると、それに関連付けられた線状オブジェクト(例えば「東名高速道路」)が特定され、表示される。したがって、ユーザは、ある事象が発生した場合に、その事象によって影響が及びうる線状オブジェクトの情報を確認することができる。
なお、ある事象と所定の線状オブジェクトとが関連しているか否かの基準は、例えば、事象の内容と、その事象によって線状オブジェクトに影響が及ぶ可能性があるか否かの基準によって決定されてもよい。例えば、「火災」、「事故」、「洪水」等の事象があった場合に、それらの事象によって交通や運行に影響が及ぶ可能性のあるとき、影響が及ぶ可能性のある道路又は線路等の線状オブジェクトが当該事象情報に関連するものとして特定されてもよい。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の投稿情報分析装置1は、ユーザによって所定の行政区画が選択された場合に、当該行政区画の範囲内の前記線状オブジェクト及び前記事象情報を結果表示画像に表示させてもよい。
上記の機能を実現するために、第3の実施形態の投稿情報分析装置1では、記憶部12に線状オブジェクトが通過又は隣接する行政区画の情報が各線状オブジェクトに対応付けて記憶されている。例えば、「多摩川」のある箇所を見た場合、「多摩川」は東京都の世田谷区と神奈川県の川崎市とが隣接している。このような場合、記憶部12は、線状オブジェクトである河川(「多摩川」)に対応付けて世田谷区と川崎市とを記憶する。
表示対象抽出部144は、ユーザによって行政区画として例えば「世田谷区」が選択された場合に、当該行政区画と、当該行政区画を通過するか当該行政区画に隣接する線状オブジェクトと、その線状オブジェクトに関連する事象情報とを特定し、結果画面表示部142が特定されたそれらの情報を結果表示画面500に表示させてもよい。
具体例として、例えばユーザが例えば行政機関である場合、そのユーザが自身の行政区画を選択し、所定の事象情報(例えば洪水)を選ぶと、結果表示画面500に、対象の行政区画の地図がハイライト表示され、かつ、選ばれた事象情報と、その事象情報に関連する線状オブジェクト(例えばその行政区画の中を通っている河川)とが表示されるようになっていてもよい。線状オブジェクトは、当該行政区画の範囲内の区域のみが表示されるものであってもよいし、範囲外の区域も併せて表示されるものであってもよい。
線状オブジェクトが通過又は隣接する市町村等の行政区画に関連して、投稿情報分析装置1が、所定の広域事象の情報を有している場合、次のような処理が行われてもよい。「所定の広域事象」は、例えば、広域の降雨、霧・もや、降雪などの事象である。所定の広域事象は、行政区画及び/又は線状オブジェクトに関連付けて記憶部12に記憶される。この場合、投稿情報分析装置1は、行政区画及び/又は線状オブジェクトとともに所定の広域事象を結果表示画面500に表示させることで、ユーザは、例えば気象災害等の影響を適切に把握することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であり、上記に説明した具体的な構成及び方法に限定されない。
事象情報と線状オブジェクトの関連付けに関し、ある事象情報を線状オブジェクトの全体(例えば、線状オブジェクトがJR山手線であれば山手線の全体)に関連付けてもよいが、当該事象情報を線状オブジェクトの一区域のみに関連付けてもよい。
上記実施形態では、出力部である結果画面表示部142が結果表示画面500を表示させることを例示した。しかしながら、本発明の一形態において出力部は、投稿情報分析部141がユーザの識別情報に紐付いた所定の線状オブジェクトに対して事象情報が新たに関連付けられた場合に、当該ユーザに対して通知を行うものであってもよい。「ユーザの識別情報に紐付いた所定の線状オブジェクト」とは、ユーザによって予め選択され、例えば記憶部12に記憶された線状オブジェクトの情報である。例えば、ユーザが「多摩川」を予め選択して登録した場合、記憶部12は当該ユーザを識別するための識別情報に紐付けて「多摩川」を示す線状オブジェクトを記憶する。
その後、例えば「多摩川」の付近で「洪水」が発生した場合、投稿情報分析部141が当該事象を「多摩川」の線状オブジェクトに関連付けて記憶させることとなる。この場合、出力部が、当該ユーザに対して通知を行う。このような構成により、ユーザは、自身が登録した対象の線状オブジェクトの付近で災害等の事象が発生したことを知ることができる。
出力部からの通知は、例えばユーザの端末に通知が送信されるものであってもよい。通知は、例えば端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを介して行われてもよいし、電子メールなどの他の任意の方式を介して行われてもよく、方式は任意である。通知は、線状オブジェクト又はその区域を特定する情報と、事象情報に関する情報との少なくともいずれかを含むものであることが好ましい。通知は、事象情報に関する情報の評価値(例えば、災害の危険度などを評価値として示したもの)を含んでいてもよい。
本発明の一形態としては、現在の事象のみならず、ユーザが任意の線状オブジェクトを指定した場合に、その線状オブジェクトに関連付けられた過去の事象情報が抽出されてもよい。抽出された事象情報は、任意の形式で出力されてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 投稿情報分析装置
10 SNSサーバ
11 通信部
12 記憶部
13 表示部
14 制御部
20 公共情報サーバ
30 ユーザ投稿情報サーバ
40 ネットワーク
141 投稿情報分析部
142 結果画面表示部
143 選択受付部
144 表示対象抽出部
500 結果表示画面
510 結果表示ウィンドウ
515 アイコン
515a 火災アイコン
515b 事件アイコン
515c 事故アイコン
515d ライフラインアイコン
515e 気象火災アイコン
516 線状オブジェクト絞込みアイコン
530 サブウィンドウ
533 情報表示部
601a 事象情報
601b 事象情報
601c 事象情報
610 線状オブジェクト
S100 投稿情報分析システム


Claims (13)

  1. ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析することによって前記投稿情報が示す事象の内容を特定するとともに前記事象に関連する線状オブジェクトを特定し、前記投稿情報に対応する事象情報と、特定した前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶部に記憶させる投稿情報分析部と、
    ユーザが所定の線状オブジェクトを選択したことを受け付ける選択受付部と、
    選択された前記所定の線状オブジェクトに関連付いた前記事象情報を抽出する対象抽出部と、
    選択された前記所定の線状オブジェクトと、前記対象抽出部によって抽出された前記事象情報とを含む結果表示画面を出力する出力部と、
    を備える、投稿情報分析装置。
  2. 前記投稿情報分析部は、
    前記事象情報を、前記線状オブジェクトの区域に関連付けて記憶させる、
    請求項1に記載の投稿情報分析装置。
  3. 前記投稿情報分析部は、
    前記事象の発生位置又は前記投稿情報が投稿された位置と、前記線状オブジェクトと間の距離が所定の閾値内であることを条件に、前記事象情報を前記線状オブジェクトに関連付ける、
    請求項1又は2に記載の投稿情報分析装置。
  4. 前記事象の内容に応じて異なる前記閾値が設定されている、請求項3に記載の投稿情報分析装置。
  5. 前記線状オブジェクトの区域に応じて異なる前記閾値が設定されている、請求項3又は4に記載の投稿情報分析装置。
  6. 投稿情報分析部は、
    前記線状オブジェクトと当該線状オブジェクトに関連する事象との対応関係を示すデータであって、前記事象の内容と、前記事象の発生位置又は前記投稿情報が投稿された位置から前記線状オブジェクトまでの距離の閾値とが関連付けられたデータを参照し、前記事象の発生位置又は前記投稿情報が投稿された位置から前記線状オブジェクトまでの距離が所定の閾値内であることを条件に、前記事象に関連する線状オブジェクトを特定する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の投稿情報分析装置。
  7. 前記投稿情報分析部は、
    前記線状オブジェクトに関連付けられたキーワードと、前記投稿情報が示すテキスト情報とが相関していることを条件に、当該投稿情報に対応する事象情報と前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶させる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の投稿情報分析装置。
  8. 前記線状オブジェクトは、河川、道路、又は線路であり、
    前記出力部は、前記線状オブジェクトを選択するためのユーザインターフェースを表示部に表示させる、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の投稿情報分析装置。
  9. 前記出力部は、所定の行政区画が選択された場合に、
    当該行政区画の範囲内又は当該行政区画が隣接する前記線状オブジェクトと、
    当該行政区画の範囲内の前記事象情報と、
    を前記結果表示画面に表示させる
    請求項1から8のいずれか一項に記載の投稿情報分析装置。
  10. 前記出力部は、
    投稿情報分析部がユーザの識別情報に紐付いた所定の線状オブジェクトに対して前記事象情報が新たに関連付けた場合に、当該ユーザに対して通知を行う、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の投稿情報分析装置。
  11. 前記通知は、
    前記線状オブジェクト又はその区域を特定する情報と、
    前記事象情報に関する情報との少なくともいずれかを含む、
    請求項10に記載の投稿情報分析装置。
  12. ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析することによって前記投稿情報が示す事象の内容を特定するとともに、前記事象に関連する線状オブジェクトを特定し、前記投稿情報に対応する事象情報と、特定された前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶部に記憶させる投稿情報分析部と、
    ユーザが所定の事象情報を選択したことを受け付ける選択受付部と、
    選択された前記所定の事象情報に関連付いた前記線状オブジェクトを抽出する対象抽出部と、
    ユーザによって選択された前記所定の事象情報と、前記対象抽出部によって特定された前記線状オブジェクトとを含む結果表示画面を表示部に表示させる出力部とを備える、
    投稿情報分析装置。
  13. ソーシャルメディア上に投稿された投稿情報を分析することによって前記投稿情報が示す事象の内容を特定するとともに前記事象に関連する線状オブジェクトを特定し、前記投稿情報に対応する事象情報と、特定した前記線状オブジェクトとを関連付けて記憶部に記憶させる投稿情報分析ステップと、
    ユーザが所定の線状オブジェクトを選択したことを受け付ける選択受付ステップと、
    選択された前記所定の線状オブジェクトに関連付いた前記事象情報を抽出する対象抽出ステップと、
    選択された前記所定の線状オブジェクトと、抽出された前記事象情報とを含む結果表示画面を出力する出力ステップと、
    を有し、各ステップはコンピュータが行う、投稿情報分析方法。
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