JP5869324B2 - ドライブレコーダおよび走行データ転送システム - Google Patents

ドライブレコーダおよび走行データ転送システム Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載されたドライブレコーダおよび走行データ転送システムに関する。
従来、ドライブレコーダは、加速度センサにより加速度(G値)を検知し、このG値が閾値を超えた時に警報を出力し、ヒヤリハットや事故発生時の画像データや発生フラグ(トリガマーク)を含む走行データを記録媒体に記録しておく。
この記録媒体に記録された走行データは、運行終了後、運転手がドライブレコーダ本体から記録媒体を抜き取って事務所側のPCに挿し込むことにより、あるいは、抜き取ることなく通信を行って事務所側のPCに送信することにより、転送された。
事務所側のPCは、この転送された走行データをもとに、ヒヤリハットや事故発生(以下、ヒヤリハット等という)の有無を解析していた。
この種の先行技術として、通信可能圏内にある異なる2つの通信手段を利用して、データ通信を行うドライブレコーダが知られている(特許文献1参照)。
特開2010−072845号公報
しかしながら、従来のドライブレコーダには、つぎのような問題があった。ドライブレコーダは、ヒヤリハット等が発生していなくても、記録媒体に記録された走行データを全て事務所側のPCに転送していた。
従って、ヒヤリハット等以外のデータしか記録媒体に記録されていなくても、運転手は、解析する必要があるのか否かわからずに、ドライブレコーダ本体から記録媒体を抜き取って事務所側のPCまで持っていき、転送しなければならなかった。
また、通信により記録媒体に記録された走行データを転送する場合、通信量および通信コストが膨大になっていた。
一方、事務所側のPCは、ヒヤリハット等を解析する必要があるか否かにかかわらず、全ての走行データを解析していた。このため、PCの処理負荷が増大していた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒヤリハット等が発生しておらず、解析する必要のない走行データの転送を行わなくて済ますことができるドライブレコーダおよび走行データ転送システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るドライブレコーダは、下記(1)〜(7)を特徴としている。
(1) 車両に搭載されたドライブレコーダであって、
前記車両の走行データを、前記ドライブレコーダに対して挿抜自在な記録媒体に記録する記録部と、
走行中、前記車両の異常を検知する異常検知部と、
前記異常が検知された場合、前記異常があったことを示す情報を外部の機器に送信する送信部と、
前記外部の機器から前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信する受信部を備え、
前記情報を受信した場合、前記記録媒体の抜き取り指示を報知する報知部と、
を備えること。
(2) 上記(1)の構成のドライブレコーダであって、
前記送信部は、広域通信を行い、前記外部の機器に前記異常があったことを示す情報を送信し、
前記受信部は、前記外部の機器と狭域通信を行い、前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信すること。
上記(1)または(2)の構成のドライブレコーダであって、
前記送信部は、前記異常があったことを示す情報として、トリガマークおよび車番を送信すること。
) 車両に搭載されたドライブレコーダであって、
前記車両の走行データを、前記ドライブレコーダに対して挿抜自在な記録媒体に記録する記録部と、
走行中、前記車両の異常を検知する異常検知部と、
前記異常が検知された場合、前記異常があったことを示す情報を記憶する異常記憶部と、
前記異常記憶部によって前記異常があったことを示す情報が記憶されていた場合、前記記録媒体の抜き取り指示を報知する報知部と、
を備えること。
) 上記(1)から()のいずれか一つの構成のドライブレコーダであって、
前記報知部は、前記車両の入庫時に、前記記録媒体の抜き取り指示を報知すること。
) 上記(1)から()のいずれか一つの構成のドライブレコーダであって、
前記異常検知部は、加速度センサを有し、前記加速度センサによって検知された加速度が閾値を超える場合、前記車両の異常を検知すること。
) 上記(1)から()のいずれか一つの構成のドライブレコーダであって、
前記車両の周囲を撮影するカメラを備え、
前記記録部は、前記車両の走行データとして、前記カメラで撮影された画像データを前記記録媒体に記録すること。
前述した目的を達成するために、本発明に係る走行データ転送システムは、下記(8)を特徴としている。
(8) 車両に搭載されたドライブレコーダと、前記ドライブレコーダと通信可能な外部の機器とを備え、前記車両の走行データを前記外部の機器に転送する走行データ転送システムであって、
前記ドライブレコーダは、
前記車両の走行データを、前記ドライブレコーダに対して挿抜自在な記録媒体に記録する記録部と、
走行中、前記車両の異常を検知する異常検知部と、
前記異常が検知された場合、前記異常があったことを示す情報を前記外部の機器に送信する第1の送信部と、
前記外部の機器から前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信する第1の受信部と、
前記情報を受信した場合、前記記録媒体の抜き取り指示を報知する報知部と、
を備え、
前記外部の機器は、
前記異常があったことを示す情報を受信する第2の受信部と、
前記ドライブレコーダに前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を送信する第2の送信部と、
前記記録媒体が挿し込まれ、前記記録媒体に記録された走行データを読み込む読込部と、
を備えること。
上記(1)から(7)の構成のドライブレコーダ及び上記(8)の構成の走行データ転送システムによれば、外部の機器から記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信した場合、記録媒体の抜き取り指示を報知するので、ヒヤリハット等が発生しておらず、解析する必要のない走行データの転送を行わなくて済ますことができる。
本発明によれば、外部の機器から記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信した場合、記録媒体の抜き取り指示を報知するので、ヒヤリハット等が発生しておらず、解析する必要のない走行データの転送を行わなくて済ますことができる。従って、解析する必要のない走行データの場合、運転手がドライブレコーダから記録媒体を抜き取って外部の機器に持っていく手間を省くことができる。
また、抜き取り指示があって通信により転送する場合、解析する必要のない画像データ等を転送する必要がなくなるので、通信量および通信コストを削減することができる。また、外部の機器による処理負荷の増大を抑えることができる。
図1は、実施形態におけるドライブレコーダ10を含む走行データ転送システム1の構成を示す図である。 図2は、走行データ転送システム1の概要(図2(A))およびドライブレコーダ10の外観(図2(B))を示す図である。 図3は、ドライブレコーダ10の動作手順を示すフローチャートである。 図4は、事務所側のPC50の動作手順を示すフローチャートである。 図5は、事務所側のPC50が管理するデータベース53の登録内容を示すテーブルである。
本発明の実施形態におけるドライブレコーダおよび走行データ転送システムについて図面を用いて説明する。
図1は実施形態におけるドライブレコーダ10を含む走行データ転送システム1の構成を示す図である。走行データ転送システム1は、ドライブレコーダ10と、パケット通信網40を介してドライブレコーダ10に接続される事務所側の車両管理装置70とから構成される。
ドライブレコーダ10は、車両5(図2参照)に搭載され、ヒヤリハットや事故発生前後の映像(画像)データに加え、方向指示器の作動、ブレーキの作動、車両の速度や加速度を記録するものである。
ドライブレコーダ10は、ドライブレコーダ全体を制御するCPU11、インタフェース12を介してCPU11に接続される狭域通信端末13、および、メモリカード32が挿抜自在に装着されるカードインタフェース(I/F)14を有する。メモリカードとして、本実施形態では、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードが用いられる。狭域通信端末13は、アンテナ13aを介して後述する狭域通信路側無線装置55と狭域通信を行う。
また、ドライブレコーダ10は、音声や警報を発する発話部(スピーカ)15、画像データ等が記録されるSDRAM16、およびアンテナ17aを介して無線基地局42と広域通信を行い、パケット通信網40にデータを送信する広域通信端末17を有する。
また、ドライブレコーダ10は、インタフェース18を介してCPU11に接続されるカメラ19、加速度(G値)を検知する加速度(G)センサ20、および車両5の速度を検知する速度センサ21を有する。Gセンサ20は、車両5の前後方向および左右方向の加速度を検知する。
また、CPU11は、方向指示器を作動させるウインカSW22のON/OFF信号、ブレーキSW24のON/OFF信号、イグニッション(IGN)SW25のON/OFF信号、各種の運行状態が入力されるインタフェース(I/F)23を有する。
カメラ19は、ドライブレコーダ本体10aとは別に設置され、車両5の周囲(例えば前方)を撮影する。カメラ19によって撮影された画像データは、一定時間繰り返しSDRAM16に記録される。ヒヤリハット等が発生した場合、その後にカメラ19によって撮影される画像データ、およびSDRAM16に保持された画像データは、メモリカード32に記録される。また、メモリカード32には、運転状態を表す各種の運転データも記録される。
一方、事務所側の車両管理装置70は、走行データを解析するコンピュータ装置(PC)50、およびアンテナ56を介してドライブレコーダ10内の狭域通信端末13と狭域通信を行う狭域通信路側無線装置55を有する。アンテナ56は、車両5が入庫する駐車場に設置されている。
PC50(外部の機器)は、車両の走行データが登録されたデータベース(DB)53、パケット通信網40との接続を行う無線接続部52、およびメモリカード32が挿し込まれるとそのデータを読み込み可能なカードI/F54を有する。
図2は走行データ転送システム1の概要およびドライブレコーダ10の外観を示す図である。この走行データ転送システム1では、図2(A)に示すように、車両5の走行中、ヒヤリハット等が発生した場合、ドライブレコーダ10は、パケット通信網40を介して事務所側のPC50と広域通信を行い、後述するトリガマークと車番のみのデータを送信する。
また、車両5が入庫した際、ドライブレコーダ10は、狭域通信端末13およびアンテナ56を介して狭域通信路側無線装置55と狭域通信を行い、PC50から送信される音声データを受信する。ドライブレコーダ10は、この音声データとして、「カードを抜き取って下さい」というメッセージを発話部15から発する。
運転手は、この指示に従って、降車する際、ドライブレコーダ本体10aからメモリカード32を抜き取り、事務所側のPC50の筐体に設けられたカードI/F54に挿し込み、PC50にメモリカード32に記録された走行データを読み込ませる。この走行データには、ヒヤリハット等が発生した時に撮影された画像データが含まれる。
また、図2(B)に示すように、ドライブレコーダ本体10aの前面には、メモリカード32が挿抜自在に装着されるカードI/F14、および音声を発する発話部(スピーカ)15が配置されている。また、カメラ19は、前述したように、ドライブレコーダ本体10aとは別に設置されており、ドライブレコーダ本体10aと有線で接続されている。
上記構成を有する走行データ転送システム1の動作を示す。図3はドライブレコーダ10の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、CPU11内のROMに格納されており、CPU11によって実行される。
CPU11は、まず、イグニッションSW25がONになるまで待つ(ステップS1)。イグニッションSW25がONになると、CPU11は初期化処理を行う(ステップS2)。
CPU11は、カメラ19により撮影される画像データを読み込む(ステップS3)。さらに、Gセンサ20により加速度情報を読み込む(ステップS4)。そして、CPU11は、加速度情報から得られる前後方向あるいは左右方向の加速度(G値)があらかじめ設定された閾値(記録トリガレベル)を超えるか否かを判別する(ステップS5)。本実施形態では、この閾値はヒヤリハット等が発生したことを検知できるような値に設定されている。このステップS5の処理は異常検知部に相当する。
閾値を超えない場合、CPU11は、ステップS3に戻る。一方、閾値を超える場合、ヒヤリハット等が発生したと判断し、CPU11は、SDRAM16に一定時間前から記録された画像データ、および現在撮影されている画像データをメモリカード32に記録することを開始する(ステップS6)。このステップS6の処理は記録部に相当する。また、ステップS6では、閾値を超えたことを示すトリガマークがSDRAM16(異常記憶部)に記憶される。
その後、CPU11は、メモリカード32への記録を完了する(ステップS7)。CPU11は、広域通信を行う設定になっているか否かを判別する(ステップS8)。広域通信を行う設定になっていない場合、CPU11は、ステップS15の処理に進む。
一方、ステップS8で広域通信を行う設定になっている場合、CPU11は、パケット通信網40を介して、事務所側のPC50に、トリガマークおよび車番(車体番号)のみのデータを送信する(ステップS9)。トリガマークは、ヒヤリハット等が発生した場合に設定される発生フラグである。このステップS9の処理は第1の送信部に相当する。CPU11は、I/F23を介して入力される各種の信号から運行終了であるか否かを判別する(ステップS10)。
運行終了でない場合、CPU11は、ステップS3の処理に戻る。一方、ステップS10で運行終了である場合、CPU11は、帰社し、駐車場に入庫するまで待つ(ステップS11)。この入庫の確認は、I/F23を介して入力されるギアの位置がパーキングになったか否かによって行われる。または、狭域通信端末13が狭域通信路側無線装置55と狭域通信可能になることで、入庫が確認されてもよい。
CPU11は、狭域通信端末13により、駐車場に設置されたアンテナ56を介して狭域通信路側無線装置55と狭域通信を行う(ステップS12)。CPU11は、狭域通信を行った結果、事務所側のPC50からカード抜き取り指示があったか否かを判別する(ステップS13)。ステップS12、S13の処理は受信部(第1の受信部)に相当する。
カード抜き取り指示がなかった場合、CPU11はそのまま本動作を終了する。ただし、この指示がなくても、運転手は、メモリカード32をドライブレコーダ本体10aから抜き取ってもよい。その場合、毎回、カードの抜き取りをしなくても済むことになる。
一方、ステップS13でカード抜き取り指示があった場合、CPU11は、発話部15から「カードを抜き取って下さい」のメッセージを発する(ステップS14)。
この後、CPU11は、運転手がドライブレコーダ本体10aからメモリカード32を抜き取るまで待つ(ステップS15)。カードの抜き取りが行われると、CPU11は本動作を終了する。
図4は事務所側のPC50の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、PC50内の記録媒体に格納されており、PC50内のCPUにより実行される。PC50は、ドライブレコーダ10からトリガマークおよび車番のみのデータを受信するまで待つ(ステップS21)。このステップS21の処理は第2の受信部に相当する。
トリガマークおよび車番のみのデータを受信すると、PC50は、このデータをデータベース53に登録する処理を行う(ステップS22)。図5は事務所側のPC50が管理するデータベース53の登録内容を示すテーブルである。データベース53には、車番ごとに、トリガマークの有無、画像データおよび運転データが登録されている。
PC50は、狭域通信路側無線装置55の通信が行われ、車両5が入庫するまで待つ(ステップS23)。車両5が入庫すると、PC50は、トリガマークが発生した車両5であるか否かを判別する(ステップS24)。
トリガマークが発生していない車両5である場合、PC50は、ステップS26の処理に進む。一方、トリガマークが発生している車両5である場合、PC50は、狭域通信路側無線装置55およびアンテナ56を介して、ドライブレコーダ10にカード抜き取り指示情報を送信する(ステップS25)。このカード抜き取り指示情報には、前述した「カードを抜き取って下さい」のメッセージからなる音声データが含まれる。このステップS25の処理は送信部(第2の送信部)に相当する。
PC50は、運転手がカードI/F54にメモリカード32を挿し込んだか否かを判別する(ステップS26)。所定時間待っても、メモリカード32が挿し込まれない場合、PC50は、本動作を終了する。
一方、ステップS26でメモリカード32が挿し込まれた場合、PC50は、メモリカード32に記録された走行データ(画像データおよび運転データを含む)を読み込むことで、メモリカード32から走行データをPC50に転送する(ステップS27)。この時に転送される走行データはトリガマークが付加されたものである。このステップS27の処理は読込部に相当する。
そして、PC50は、この走行データを用いて、ヒヤリハット等を解析する(ステップS28)。この後、PC50は、本動作を終了する。
このように、本実施形態のドライブレコーダによれば、ヒヤリハット等が発生しておらず、解析する必要のない走行データの転送を行わなくて済ますことができる。従って、解析する必要のない走行データの場合、運転手がドライブレコーダ本体からメモリカードを抜き取って事務所側のPCに持っていく手間を省くことができる。
また、メモリカードの抜き取り指示があって通信により転送する場合、解析する必要のない画像データ等を転送する必要がなくなるので、通信量および通信コストを削減することができる。また、事務所側のPCによる処理負荷の増大を抑えることができる。
また、加速度センサを用い、加速度が閾値を超えるか否かを判別することで、ヒヤリハット等の発生を簡単に検知することができる。
また、入庫時に、メモリカードの抜き取り指示を報知するので、運転手は降車する際、メモリカードの抜き取りを忘れなくなる。
また、ヒヤリハット等の発生、つまり走行中に車両の異常が検知された場合、トリガマークおよび車番だけを送信することで、通信量を抑えることができ、通信が途中で遮断してしまうおそれが少なくなる。
また、トリガマークおよび車番の送信には広域通信が用いられ、メモリカードの抜き取り指示の受信には、駐車場等に設置されたアンテナを用いて狭域通信が行われるので、それぞれに適したデータ通信が可能である。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、本実施形態の構成が持つ機能を達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、加速度(G値)が閾値を超える場合、ヒヤリハット等が発生したことによる車両の異常であると判定したが、ブレーキSWのON/OFF、車速、ウインカSWのON/OFF等の状態を組み合わせることで、異常を判定してもよい。
また、上記実施形態では、音声データとして「カードを抜き取って下さい」のメッセージを発話部から発したが、報知部は、このようなメッセージに限らず、カードの抜き取りを指示することが分かる音声であれば、特定の音など、どのような音声を発してもよい。また、表示器を有する場合、カードの抜き取りを指示するメッセージを画面に表示してもよいし、特定のマークの表示や点灯を行うことでもよい。
また、上記実施形態では、ヒヤリハット等が発生した場合に行われるトリガマークおよび車番の送信と、記録媒体の抜き取り指示の受信とは、それぞれ広域通信、狭域通信により別々に行われたが、広域通信だけを用いて行ってもよい。また、これらの送信と受信は同時に行われてもよい。つまり、トリガマークおよび車番の送信が行われると、事務所側のPCから自動返信機能で記録媒体の抜き取り指示が送信されるようにしてもよい。
また、ヒヤリハット等が発生した場合に送信されるデータは、トリガマークおよび車番に限らず、その他のデータ(例えば、位置データや1フレームのみの画像データ)が付加されてもよいし、単に車番だけが送信されてもよい。
また、事務所側のPCに転送されるデータは、ヒヤリハット等があったこと(トリガマーク)を通知した走行データだけでもよいし、記録媒体に記録されている全ての走行データであってもよい。
また、上記実施形態では、車両が入庫した時、ドライブレコーダは狭域通信を行い、事務所側のPCからメモリカードの抜き取り指示を受けたが、この抜き取り指示を受けないようにすることも可能である。すなわち、ドライブレコーダは、ヒヤリハット等が発生したことを示すトリガーマークをSDRAMに記録しておく。そして、車両の入庫時、ドライブレコーダは、SDRAMにトリガマークが記録されている場合、メモリカードの抜き取り指示を発話(報知)するようにしてもよい。これにより、ドライブレコーダだけで処理が可能となる。
また、上記実施形態では、車両の走行データを表すものとして、車両の速度や加速度、ブレーキSWのON/OFF、ウインカSWのON/OFFなどを用いたが、この他、エンジン回転数を検知するNEセンサなどを用いてもよい。
以上、本発明は、ドライブレコーダが、ヒヤリハット等が発生しておらず、解析する必要のない走行データの転送を行わなくて済ますことができ、有用である。
1 走行データ転送システム
5 車両
10 ドライブレコーダ
10a ドライブレコーダ本体
11 CPU
12、18、23 インタフェース(I/F)
13 狭域通信端末
14、54 カードI/F
15 発話部
16 SDRAM
17 広域通信端末
19 カメラ
20 Gセンサ
21 速度センサ
22 ウインカSW
24 ブレーキSW
25 イグニッションSW
32 メモリカード
40 パケット通信網
50 コンピュータ装置(PC)
52 無線接続部
53 データベース(DB)
55 狭域通信路側無線装置
56 アンテナ
70 車両管理装置

Claims (8)

  1. 車両に搭載されたドライブレコーダであって、
    前記車両の走行データを、前記ドライブレコーダに対して挿抜自在な記録媒体に記録する記録部と、
    走行中、前記車両の異常を検知する異常検知部と、
    前記異常が検知された場合、前記異常があったことを示す情報を外部の機器に送信する送信部と、
    前記外部の機器から前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信する受信部を備え、
    前記情報を受信した場合、前記記録媒体の抜き取り指示を報知する報知部と、
    を備えることを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 請求項1記載のドライブレコーダであって、
    前記送信部は、広域通信を行い、前記外部の機器に前記異常があったことを示す情報を送信し、
    前記受信部は、前記外部の機器と狭域通信を行い、前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信することを特徴とするドライブレコーダ。
  3. 請求項1または2に記載のドライブレコーダであって
    前記送信部は、前記異常があったことを示す情報として、トリガマークおよび車番を送信することを特徴とするドライブレコーダ。
  4. 車両に搭載されたドライブレコーダであって、
    前記車両の走行データを、前記ドライブレコーダに対して挿抜自在な記録媒体に記録する記録部と、
    走行中、前記車両の異常を検知する異常検知部と、
    前記異常が検知された場合、前記異常があったことを示す情報を記憶する異常記憶部と、
    前記異常記憶部によって前記異常があったことを示す情報が記憶されていた場合、前記記録媒体の抜き取り指示を報知する報知部と、
    を備えることを特徴とするドライブレコーダ。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載のドライブレコーダであって、
    前記報知部は、前記車両の入庫時に、前記記録媒体の抜き取り指示を報知することを特徴とするドライブレコーダ。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載のドライブレコーダであって、
    前記異常検知部は、加速度センサを有し、前記加速度センサによって検知された加速度が閾値を超える場合、前記車両の異常を検知することを特徴とするドライブレコーダ。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載のドライブレコーダであって、
    前記車両の周囲を撮影するカメラを備え、
    前記記録部は、前記車両の走行データとして、前記カメラで撮影された画像データを前記記録媒体に記録することを特徴とするドライブレコーダ。
  8. 車両に搭載されたドライブレコーダと、前記ドライブレコーダと通信可能な外部の機器とを備え、前記車両の走行データを前記外部の機器に転送する走行データ転送システムであって、
    前記ドライブレコーダは、
    前記車両の走行データを、前記ドライブレコーダに対して挿抜自在な記録媒体に記録する記録部と、
    走行中、前記車両の異常を検知する異常検知部と、
    前記異常が検知された場合、前記異常があったことを示す情報を前記外部の機器に送信する第1の送信部と、
    前記外部の機器から前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を受信する第1の受信部と、
    前記情報を受信した場合、前記記録媒体の抜き取り指示を報知する報知部と、
    を備え、
    前記外部の機器は、
    前記異常があったことを示す情報を受信する第2の受信部と、
    前記ドライブレコーダに前記記録媒体の抜き取りを指示する情報を送信する第2の送信部と、
    前記記録媒体が挿し込まれ、前記記録媒体に記録された走行データを読み込む読込部と、
    を備えることを特徴とする走行データ転送システム。
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