JP5868924B2 - 操作綱取付用間接活線工具 - Google Patents

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Description

この発明は、開閉器の操作ハンドルなどのように高所に設けられた***作部材の孔又はこの孔に取り付けられるリングに操作綱を取り付けるために用いられる操作綱取付用間接活線工具と、この操作綱取付用間接活線工具を用いた操作綱の取付方法に関する。
高圧負荷開閉器(以下、開閉器という)は、送配電線や変電所母線・機器等の回路の開閉操作に用いられるもので、特許文献1等に示されるように、操作ハンドルを動かすことにより回路を開閉させるようにしている。
その一例が図7(a)に示されており、開閉器100には操作ハンドル101が設けられ、この操作ハンドル101は中央部を軸として左右に回動自在となっている。中央部の軸は、内部の開閉回路に接続されており、例えば、図示のように、操作ハンドル101に設けられた指針102が「入」の状態を指している場合には、内部の開閉回路は電路を接続し、また、操作ハンドル101を逆に回動させて指針102が「切」の状態を指している場合には、電路を切断する(開く)ようになっている。
このような開閉器の操作ハンドル10は、左右両端部に設けられた孔103に直接(図7(b)参照)、又は、この孔103に取り付けられたリング104(図7(c)参照)に、操作綱50が「まき結び」により取り付けられるもので、バインド線51を使用して操作綱50の先端部を直接活線によって手締めを行うようにしている。
特開2010−186652号公報
しかしながら、このような操作綱の取り付け作業においては、既存の間接活線工具を用いて操作ハンドルの孔やリングに操作綱を通そうとしても非常にやりにくいものであるため、昇柱して手作業によって操作綱を孔やリングに挿通させる作業が余儀なくされる。このため、操作綱を取り付けるための作業効率が著しく悪くなり、また、直接活線であるため十分に安全対策を講じる必要があった。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、操作綱を取り付けるための専用の間接活線工具を提供し、迅速かつ安全に操作綱の取り付け作業を実施することが可能な操作綱取付用間接活線工具およびこれを用いた操作綱の取付方法を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る操作綱取付用間接活線工具は、長尺かつ中空の筒状体とこの筒状体の先端部に取り付けられた屈曲可能な筒状の可撓性部材とを備え、前記筒状体は、その側面に該筒状体の軸方向に沿って基端から先端にかけて第1のスリットが形成され、前記可撓性部材は、先端開口部が口細に形成され、また側面に基端から先端にかけて前記第1のスリットと連通する第2のスリットが形成されていることを特徴としている。
したがって、このような操作綱取付用間接活線工具を用いて操作綱を操作ハンドル等の***作部材の孔、又は、この孔に取り付けられたリングに対して取り付ける場合には、操作綱を取り付ける***作部材の孔、又は、この孔に取り付けられるリングに対して前記可撓性部材の先端開口部を挿入し、その状態で前記筒状体の下端より操作綱を挿入してこの操作綱を可撓性部材の先端開口部より突出させることで、前記孔又は前記リングに挿通させ、その後、前記孔又は前記リングを挿通させた操作綱を前記***作部材から垂れ下げると共に前記第2のスリットおよび前記第1のスリットを介して前記操作綱の前記孔又は前記リングよりも手前の部分を前記可撓性部材および前記筒状体から外すことで、操作綱取付用間接活線工具を操作綱から取り外す。
そして、このような操作を必要に応じて繰り返した後に、前記操作綱の先端部を該操作綱の前記孔又は前記リングよりも手前の部分を巻き込むように輪状に形成してこの状態を保持し、しかる後に前記操作綱の前記孔又は前記リングよりも手前の部分を引っ張りながら前記輪状の部分を前記孔又は前記リングに近接させれば、操作綱の取り付け作業は完了する。
したがって、高所の***作部材に操作綱を取り付ける場合でも、わざわざ昇柱する必要がなくなるため、作業性を向上させることが可能となり、また、安全に操作綱を取り付けることが可能となる。
ここで、上述した操作綱取付用間接活線工具を単独で用いても、共用操作棒に着脱自在に取り付けて用いるようにしてもよく、共用操作棒に取り付けて用いる場合には、前記筒状体に、共用操作棒に対して該筒状体を並設するための連結手段を設け、この連結手段を、前記共用操作棒の先端部に着脱可能に取り付けられる第1の連結部と、前記共用操作棒の中程に着脱可能に取り付けられる第2の連結部とにより構成するようにしてもよい。
また、第1のスリットは、前記筒状体の内側に変形可能な舌片シートを該第1のスリットの一方の側縁に内側から固定することで、この舌片シートで内側から閉塞するようにしてもよい。このような構成とすれば、筒状体及び可撓性部材の内側を通す操作綱が不用意にスリットから外れてしまうことを回避することが可能となる。
なお、前記可撓性部材は、先端開口部が口細となる蛇腹状に形成されるようにしても、また、挿入した操作綱がスムーズに先端開口部まで導かれるようにするために、可撓性部材の内側に、基端側から挿入される操作綱を先端開口部に導く内張りを設けるようにしてもよい。
以上述べたように、本発明に係る操作綱取付用間接活線工具によれば、長尺の筒状体とこの筒状体の先端部に取り付けた屈曲可能な筒状の可撓性部材とを有して構成し、筒状体に、該筒状体の軸方向に沿って基端から先端にかけて第1のスリットを形成し、また、可撓性部材の先端開口部を口細に形成すると共に、この可撓性部材に基端から先端にかけて前記第1のスリットと連通する第2のスリットを形成するようにしたので、可撓性部材の先端開口部を***作部材の孔やこの孔に取り付けられたリングに挿入し、その状態で操作綱を筒状体および可撓性部材の内側を挿通させて可撓性部材の先端開口部から突出させることで、***作部材の孔やこの孔に取り付けられるリングに操作綱を挿通させることができるので、操作綱を***作部材の孔やこの孔に取り付けられたリングに間接活線作業により迅速且つ安全に取り付けることが可能となる。
本発明に係る操作綱取付用間接活線工具を示す全体構成図である。 本発明に係る操作綱取付用間接活線工具の筒状体の先端に設けられた可撓性部材を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はスリットを含む平面で切断した断面図である。 本発明に係る操作綱取付用間接活線工具のつばの付近を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は、(a)のA−A線で切断した断面図、(c)は(a)のB−B線で切断した断面図である。 本発明に係る操作綱取付用間接活線工具を用いた操作綱の取付方法を示す図であり、(a)は可撓性部材の先端開口部を操作ハンドルの孔に挿入した状態を示す図、(b)は(a)の状態で操作綱を筒状体の下端から挿入し、可撓性部材の先端から突出させた状態を示す図である。 本発明に係る操作綱取付用間接活線工具を用いた操作綱の取付方法を示す図であり、操作綱の孔に挿通させた操作綱を垂れ下げて手で握り、操作綱取付用間接活線工具を操作綱から取り外す状態を示す図である。 本発明に係る操作綱取付用間接活線工具を用いた操作綱の取付方法を示す図であり、(a)は操作綱の先端部を該操作綱の孔よりも手前の部分を巻き込むように輪状に形成してこの状態を保持した場合を示す図であり、(b)は操作綱の孔よりも手前の部分を引っ張りながら輪状の部分を孔の部分に近接させた状態を示す図である。 (a)は、開閉器とこれに取り付けられる操作綱とを示す図であり、(b)は開閉器の操作ハンドルの孔に操作綱を取り付けた状態を示す従来例を示す図、(c)は、開閉器の操作ハンドルの孔に取り付けられるリングに操作綱を取り付けた状態を示す従来例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
図1において、本発明に係る操作綱取付用間接活線工具1を共用操作棒2に取り付けた状態が示されている。
先ず、共用操作棒2について説明すると、この共用操作棒2は、それ自体周知のもので、棒状体21と、この棒状体21の先端に作業用器具を着脱自在に装着可能なアタッチメント本体22と、棒状体21の基端に別の共用操作棒や延長用の足し棒を着脱自在に装着可能なジョイント部23とを有して構成されている。
棒状体21は、絶縁性の長尺かつ中空(パイプ状)に形成された直線状の棒状形状をなし、その軸方向の略中間位置に感電事故を防止するための限界つば24が設けられている。この限界つば24を境に基端側が握っても感電しない部分であり、また、限界つば24より先端側が握ると感電する可能性のある部分となっており、限界つば24とジョイント部23との間に作業者が握持可能なグリップ部25が構成され、作業者は、このグリップ部25を握持して作業することが要請される。また、棒状体21の限界つば24よりも先端側(限界つば24とアタッチメント本体22との略中央)には、降雨時の水切り用のつば(水切りつば26)が嵌合固定されている。これら限界つば24と水切りつば26は、軟質の合成ゴム等によって構成されている。
アタッチメント本体22は、他の作業用器具のジョイント部を装着するためのもので、その周面には、一対の係止用突起22aが、周方向で反対側となる位置に径方向外側に向かって突設されている(180°位相がずれた位置に放射方向に突出されている)。また、アタッチメント本体22の上面には、ほぼ中央に図示しない孔が形成され、アタッチメント本体22の内側に形成された空間から孔を介して凸状部材22bが突設されている。この凸状部材22bは、アタッチメント本体22内の空間に収容された図示しない内臓スプリングにより突出方向に常時付勢されており、軸方向に変位可能となっている。
また、棒状体21のアタッチメント本体22より基端側の部分には、棒状体21の外周面から外側へ突設されたフランジ27が設けられ、このフランジ27とアタッチメント本体22との間には、棒状体21の外周面を軸方向に沿って移動可能なロックナット28が設けられている。
これに対して、ジョイント部23は、別の共用操作棒や延長用の足し棒のアタッチメント本体が差込可能となるよう基端が開口された有底円筒状に形成されているもので、その周面には、対向する2箇所にT字状の係合溝29が形成されている。
この係合溝29は、棒状体21の軸線に沿った方向に切れ込んだ第1の溝部29aと、この第1の溝部29aの先端から周方向に沿って切れ込んだ第2の溝部29bと、この第2の溝部29bの第1の溝部29aと反対側端部からジョイント部の軸線に沿って基端側へ切れ込んだ第3の溝部29cとから構成されている。
以上の共用操作棒2に装着される操作綱取付用間接活線工具1は、長尺かつ中空の筒状体11とこの筒状体11の先端部に取り付けられた屈曲可能な筒状の可撓性部材12とを有して構成されている。
筒状体11は、硬質の絶縁素材で構成されているもので、その側面には該筒状体の軸方向に沿って基端から先端にかけて第1のスリット13が形成されている。
可撓性部材12は、筒状体11よりも軟質の素材で構成されているもので、図2にも示されるように、先端部に口細の開口部(先端開口部14)が形成され、全体が蛇腹構造に形成されている。また、その側面には、基端から先端にかけて前記第1のスリット13と連通する第2のスリット15が形成されている。
これら筒状体11と可撓性部材12とは、溶着や、接着剤による接着などによって一体化されており、可撓性部材12の先端開口部14を任意の方向に向け、また、筒状体11の軸線に対して任意の角度に設定できるようになっている。
筒状体11は、共用操作棒2に対して平行となるように取り付けられているもので、共用操作棒2の先端に設けられたアタッチメント本体22に着脱可能に取り付けられる第1の連結部16と、前記共用操作棒2の中程、この例では、限界つば24の直下に着脱可能に取り付けられる第2の連結部17とを備えている。
第1の連結部16は、共用操作棒2のジョイント部23と同様の構成を有するジョイント部31が筒状体11から径方向外側へ突設されたアーム部材32の先端に固定されているもので、このジョイント部31は、アタッチメント本体22が差込可能となるよう基端が開口された有底円筒状に形成され、その周面には、対向する2箇所にT字状の係合溝33が形成されている。
係合溝33は、筒状体11の軸線に沿った方向に切れ込んだ第1の溝部33aと、この第1の溝部33aの先端から周方向に沿って切れ込んだ第2の溝部33bと、この第2の溝部33bの第1の溝部33aと反対側端部から筒状体11の軸線に沿って基端側へ切れ込んだ第3の溝部33cとから構成されている。
また、第2の連結部17は、筒状体11から径方向外側へ突設されて先端部に共用操作棒の側面形状に合わせて湾曲させた挟持部35aを備える固定アーム部材35と、この固定アーム部材35に回動自在に取り付けられ、固定アーム部材35と共に共用操作棒2を側方から挟み込むように先端部を共用操作棒2の側面形状に合わせて湾曲させた挟持部36aを備える可動アーム部材36とを有して構成されている。可動アーム部材36の先端部には、蝶ネジ37bが螺合されたボルト37aが回転可能に設けられ、このボルト37aを固定アーム部材35の先端部に形成されたスリット37cに挿入して蝶ネジ37bで締め付けることで固定アーム部材35の挟持部35aと可動アーム部材36の挟持部36aとでその間に配置される共用操作棒2を挟持固定できるようにしている。
したがって、第1の連結部16のジョイント部31への共用操作棒2のアタッチメント本体22の装着は、先ず、ロックナット28を回して、ロックナット28を下方に設けられたフランジ27に当接させるロック解除位置へ変位させておき、その状態でジョイント部31に共用操作棒2のアタッチメント本体22を挿入すると共に係止用突起22aを係合溝33の第1の溝部33aに挿入し、その後、アタッチメント本体22を軸方向に押し付けて、先端から突出する凸状部材22bを内蔵スプリングの弾性力に抗して沈ませ、その状態でアタッチメント本体22を回動させて係止用突起22aを第2の溝部33bに沿って摺動させ、しかる後に、アタッチメント本体22の軸方向の力を解放して、凸状部材22bの付勢力によってアタッチメント本体22を軸方向に戻すことで、係止用突起22aを第3の溝部33cに離脱不能に係合させる。
そして、以上の操作が終了した後に、上述した取り付け状態のガタつきを防止するために、ロックナット28を回してこのロックナット28を第1の連結部16のジョイント部31に強く当接させるロック位置へ変位させればよい。
また、第2の連結部17の共用操作棒2への取付は、固定アーム部材35の挟持部35aと可動アーム部材36の挟持部36aとの間に共用操作棒2を配置し、その状態で可動アーム部材36を回動させて両アーム部材35,36の挟持部35a,36aで共用操作棒2を挟み込み、可動アーム部材36に回動可能に設けられたボルト37aを固定アーム部材35の先端に形成されたスリット37cに挿入した上で蝶ネジ37bによって締め付け固定すればよい。
なお、前記第1のスリット13は、アーム部材32、35と反対側に設けられており、したがって、可撓性部材12の第2のスリット15も共用操作棒2が設けられている側とは反対側に形成され、可撓性部材12は、第2のスリット15が内側となるように屈曲される。
また、以上の操作綱取付用間接活線工具1の筒状体11の基端部近傍と中程には、前記共用操作棒2の限界ツバ24と水切りつば26に対応させてこれらに並設するように限界ツバ18と水切りつば19とが設けられている。また、筒状体11の内側には、図3にも示されるように、第1のスリット13を閉塞するように設けられた舌片シート41が設けられている。
この舌片シート41は、合成ゴムなどの可撓性部材で構成された薄板状のシート部材を第1のスリット13の一方の側縁に沿って筒状体11の内側に接着剤やビス等により固定し、第1のスリット13を内側から閉塞するように取り付けられている。したがって、舌片シート41は、第1のスリット13の他方の側縁に対して離接可能となっており、通常時においては、他方の側縁に当接されて筒状体11の内側を通す操作綱50が不用意に第1のスリット13から筒状体11の外部へ出ないようになっている。また、他方の側縁から離すように筒状体11の内側へ弾性変形させることで筒状体11の内側に配置された操作綱50を第1のスリット13を介して筒状体11の外部へ外すことができるようになっている。
この舌片シート41は、つば(限界つば18、水切りつば19)が取り付けられている部分では、このつばとの干渉を避けるために設けられておらず、このつばの部分を除く第1のスリット13のほぼ全長に亘って設けられている。
筒状体11に設けられるつば(限界つば18、水切りつば19)は、筒状体11の外周面のほぼ全周に亘って設けられていると共に、第1のスリット13を介して筒状体11の内側にかけて設けられているもので、前記筒状体11の外側の部分は下方に向かうにつれて筒状体11の外周面からの突出量が大きくなり、前記筒状体11の内側の部分は、上方に向かうにつれて筒状体11の内周面からの突出量が大きくなるような形状に形成されている。
また、可撓性部材12の内側には、図2(b)に示されるように、基端側から挿入される操作綱50をこの可撓性部材12の先端開口部14にスムーズに導くガイド壁として機能する内張り42が設けられている。この内張り42は、可撓性部材12の第2のスリット15が設けられている箇所と反対側の内面を覆うように設けられているもので、凹凸形状のない内面を備えている。この内張り42は、下端が筒状体11の上部内面に段差をほぼ無くした状態で当接し、また上端が先端開口部14近傍まで延びており、この例では、第2のスリット15が設けられている箇所と反対側の内面を約180度の範囲に亘って覆うように設けられている。
以上の構成において、次にこの操作綱取付用間接活線工具1を用いて操作綱を操作ハンドル(***作部材)に取り付ける取付手順について図4〜図6を用いて説明する。ここでは、開閉器の操作ハンドル101に取り付けられていた古い操作綱または残骸を除去した後に、操作ハンドル101に形成されている孔103に操作綱50を通して操作ハンドル101の端部に操作綱50を直接取り付ける場合について説明する。
先ず、操作綱取付用間接活線工具1を前記共用操作棒2に装着すると共に、可撓性部材12を第2のスリット15が内側となるように(可撓性部材12を共用操作棒2と反対側に)所望の角度に屈曲させておく。そして、共用操作棒2を手で持って、開閉器の操作ハンドル101の端部に向けて操作綱取付用間接活線工具1の可撓性部材12の先端開口部14をアプローチし、図4(a)に示されるように、操作ハンドル101の孔103に可撓性部材12の先端開口部14を挿入する。
その後、可撓性部材12の先端開口部14を操作ハンドル101の孔103に挿入した状態を保持しつつ、筒状体11の下端から操作綱50の先端を挿入し、そのまま操作綱50を筒状体11の内部に押し上げるように送り込み、筒状体11及び可撓性部材12を挿通させて、操作綱50を可撓性部材12の先端開口部14から突出させる(図4(b))。これにより、操作綱50は操作ハンドル101の孔103に挿通された状態となる。
その後、図5に示されるように、操作ハンドル101の孔103を挿通させて垂れ下がった操作綱50を孔103よりも手前の操作綱の部分と共に手で握り、操作綱取付用間接活線工具1を傾けて操作綱50の孔103よりも手前の部分を第2のスリット15を介して可撓性部材12の外側へ出し、次いで、操作綱50を第1のスリット13を介して筒状体11から外側へ外すように筒状体11の上部を操作綱50から遠ざけるように動かし、舌片シート41を変形させつつ舌片シート41と筒状体11の内壁との間から操作綱50を第1のスリット13を介して引き出し、そのまま筒状体11を操作綱50から遠ざけるようにさらに動かして操作綱50を第1のスリット13を介して筒状体11の外側へ外す。これにより、操作綱取付用間接活線工具1は操作綱50から離れた状態となる。
そして、以上の操作を例えば2回繰り返した後に、図6(a)に示されるように、操作綱50の先端部50aを孔103より手前となる操作綱50の部分を巻き込むように小さな輪状に形成し、この状態を保持するために、操作綱50の先端部50aをバインド線51で手締めする。
そして、操作綱50の孔103よりも手前の部分を下方に引っ張り、図6(b)に示されるように、操作綱50の輪状の部分を操作ハンドル101の孔103の部分に近接させて操作綱50を締め上げれば、操作ハンドル101の端部に操作綱50を固定することができ、その後、操作綱50の下端側の余長を適宜切断して所望の長さにすれば、操作綱50の取付作業は完了する。
したがって、高所の操作ハンドル101に操作綱50を取り付ける場合でも、わざわざ昇柱しなくても操作綱50を取り付けることが可能となり、間接活線作業によって迅速かつ確実に、また、安全に操作ハンドル101に操作綱50を取り付けることが可能となる。
また、上述の構成によれば、第1のスリット13の一方の側縁に内側にのみ湾曲可能な舌片シート41が内側から固定されているので、意識的に操作綱50を筒状体11から外そうとしない限り、筒状体11の内側を通す操作綱50が不用意に第1のスリット13を介して外れてしまう不都合がなくなる。
さらに、つば18,19を設けた部分において、筒状体11の内側の部分は、上方に向かうにつれて筒状体の内周面から突出量が大きくなるような形状に形成され、また、可撓性部材12の内側には、基端側から挿入される操作綱を先端開口部14に導く内張り42が設けられているので、筒状体11や可撓性部材12に挿入した操作綱50が舌片シート41や可撓性部材12によって内部で引っかかることがなくなり、スムーズな操作綱50の押し込み操作が可能となる。
なお、以上の構成例では、操作綱取付用間接活線工具1を共用操作棒2に取り付けて用いた例を示したが、共用操作棒2に取り付けずに単独で使用することも可能である。また、上述の例では、開閉器100の操作ハンドル101の孔103に操作綱を通して取り付ける作業例について説明したが、操作ハンドル101の孔103に取り付けられたリング104(図7(c)で示す)に操作綱50を取り付ける作業を行う場合は、可撓性部材12の先端開口部14をリング104に挿入させるように取り付けて上述した作業を同様に行うようにすればよい。
1 操作綱取付用間接活線工具
2 共用操作棒
11 筒状体
12 可撓性部材
13 第1のスリット
14 先端開口部
15 第2のスリット
16 第1の連結部
17 第2の連結部
41 舌片シート
42 内張り
50 操作綱
100 開閉器
101 操作ハンドル
103 孔
104 リング

Claims (4)

  1. 長尺かつ中空の筒状体とこの筒状体の先端部に取り付けられた屈曲可能な筒状の可撓性部材とを備え、
    前記筒状体は、その側面に該筒状体の軸方向に沿って基端から先端にかけて第1のスリットが形成され、
    前記可撓性部材は、先端開口部が口細に形成され、また側面に基端から先端にかけて前記第1のスリットと連通する第2のスリットが形成されている
    ことを特徴とする操作綱取付用間接活線工具。
  2. 前記筒状体には、共用操作棒に対して該筒状体を並設するための連結手段が設けられ、
    この連結手段は、前記共用操作棒の先端部に着脱可能に取り付けられる第1の連結部と、前記共用操作棒の中程に着脱可能に取り付けられる第2の連結部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の操作綱取付用間接活線工具。
  3. 前記第1のスリットは、前記筒状体の内側に変形可能な舌片シートを該第1のスリットの一方の側縁に内側から固定することで、この舌片シートで内側から閉塞されていることを特徴とする請求項1又は2記載の操作綱取付用間接活線工具。
  4. 前記可撓性部材の内側には、基端側から挿入される操作綱を前記先端開口部に導く内張りが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の操作綱取付用間接活線工具。
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