JP5867789B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
従来、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、及びファクシミリ送受信機能などの各種機能を兼ね備えた複合機(MFP;Multifunction Peripheral)において、タッチパネルディスプレイを備えるものが知られている。このような複合機では、上述のような各種機能を利用するに当たって、タッチパネルディスプレイ上での利用者操作により、各種パラメータの設定変更を行うことができる。
また、複数の設定項目の各々を、アイコンとして表示画面内の第1領域に表示する技術がある。当該技術では、第1領域内のいずれかのアイコンを選択すると、選択されたアイコンが、第1領域とは別の領域である第2領域に表示される。
特開2007−148909号公報
しかしながら、上述した技術では、画像処理装置の表示画面を有効に活用することが困難である。本明細書では、表示画面を有効に利用することができる技術を提供する。
本実施形態に記載の画像処理装置は、原稿から画像を読み取る画像読取機構、及び被記録媒体に対して画像を形成する画像形成機構のうち、少なくとも一方である画像処理機構と、画像を表示し、指示体による表示画面へのタッチ入力を検出する表示手段と、画像処理機構による画像処理に関する複数の設定が予め組み合わされた設定の組であるプリセット設定組を複数記憶するプリセット設定組記憶手段と、複数のプリセット設定組それぞれに対応する複数のアイコンのうち、一つのアイコンは選択状態にあることを示す態様である選択状態態様で表示手段に表示させ、残りのアイコンのうちの少なくとも1つを非選択状態にあることを示す態様であって選択状態にあることを示す態様とは異なる態様である非選択状態態様で表示手段に表示させ、かつ、一つのアイコンを一の位置に表示し、残りのアイコンを一の位置の近傍領域に表示させるプリセット設定組選択画面表示制御手段と、プリセット設定組選択画面表示制御手段によってアイコンが表示手段に表示されている状態において、スタートボタンに対する利用者操作が受け付けられた場合に、選択状態態様で表示されているアイコンに対応するプリセット設定組の設定値に従って画像処理機構を制御することにより、画像処理機構による画像処理を実行する画像処理機構制御手段と、を備え、プリセット設定組選択画面表示制御手段は、アイコンが表示手段に表示されている状態において、残りのアイコンのうちから選択される1つのアイコンである特定アイコンに対応する表示画面内の位置が指示体によってタッチされたことに対応する信号が表示手段から出力されると、近傍領域に位置していた特定アイコンを一の位置に移動させるとともに、一の位置に位置していた1つのアイコンを特定アイコンの移動方向と同一方向に移動させることによって近傍領域に位置させ、一の位置に移動された特定アイコンを新たな一つのアイコンとして選択状態態様で表示させ、新たな一つのアイコンとは異なる残りのアイコンを非選択状態態様で表示させることを特徴とする。
本実施形態に記載の画像処理装置は、選択状態である一つのアイコンを一の位置に選択状態態様で表示することにより、その時点で選択されているプリセット設定組をユーザに認識させることが可能となる。また、一の位置に一つのアイコンが表示されている状態で、残りのアイコンのうちから特定アイコンが選択されると、特定アイコンを一の位置に移動させるとともに、一の位置に移動された特定アイコンを新たな一つのアイコンとして選択状態態様で表示させることができる。これにより、一つのアイコンおよび残りのアイコンのうちから何れかのアイコンを選択する操作を受け付ける画面を用いて、選択状態である一つのアイコンをユーザに認識させることができる。よって、一つのアイコンが選択状態である旨の情報を、他の領域に別途表示する場合などに比して、表示画面を有効に利用することが可能となる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、選択状態態様で表示されるアイコンに、特定画像が付加されて表示される。これにより、一つのアイコンが選択状態であることを、ユーザに認識させやすくすることができる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、一列に並んでいる複数のアイコンの各々を移動させることにより、何れか1つのアイコンを一の位置に位置させることができる。これにより、一の位置に位置させたいアイコンを、一列に表示されている複数のアイコンの中から見つけ出せばよいため、一つのアイコンを選択する操作を簡易化することが可能となる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、一の位置の両隣側に、残りのアイコンを表示することができる。これにより、一の位置に位置させたいアイコンを、一の位置の両隣に表示されているアイコンの中から見つけ出せばよいため、一つのアイコンを選択する操作を簡易化することが可能となる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、アイコンを移動させている移動期間中においては、移動中のアイコンの全てを非選択状態態様で表示させることができる。これにより、アイコンを移動させる画像処理を実行する際の、表示手段の処理負担を軽減することが可能となる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、所定の指示の入力を受け付けることに応じて、一つのアイコンを、一の位置から退避位置へ移動させることができる。これにより、表示手段の表示画面の中央付近に、所定の画像を表示させるためのスペースを形成することが可能となる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、複数のアイコンが一の方向へ移動するようにスクロール表示された場合に、一の位置を一の方向へ越えて移動するアイコンが一の位置に表示されることが防止できる。これにより、一の位置を行き過ぎたアイコンが一の方向と逆方向に移動して一の位置へ戻る、というようなスクロール表示が行われないため、より自然なスクロール表示を実行することが可能となる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、画像処理装置の装置状態に対応しているアイコンのみを、新たな一つのアイコンの選択対象にすることができる。これにより、使用することができない状態の機能に関連するアイコンを選択してしまう事態を防止することができる。
本実施形態に記載の画像処理装置は、複数のアイコンが一の方向へ移動するようにスクロール表示された場合に、使用することができない状態の機能に関連するアイコンが一の位置に表示されることが防止できる。
なお、上記の画像処理装置を実現するためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
複合機の内部構成を示すブロック図。 操作パネル部を示す説明図。 設定変更処理を示すフローチャート。 設定変更処理を示すフローチャート。 設定変更処理を示すフローチャート。 設定変更処理を示すフローチャート。 設定変更処理を示すフローチャート。 設定変更処理を示すフローチャート。 液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す説明図。 液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す説明図。 液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す説明図。 液晶ディスプレイに表示される画面の例を示す説明図。 設定組アイコンの例を示す説明図。 表示対象設定組アイコンの決定方法の説明図。
次に、本発明の実施形態について、具体的な例を挙げて説明する。
[複合機の構成]
複合機1は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、電話機能などの各種の機能を有する装置である。複合機1は、図1に示すように、制御部11、画像読取部12、画像形成部13、ネットワーク通信部14、電話通信部15、及び操作パネル部16などを備えている。
制御部11は、周知のCPU41、ROM42、RAM43、及びNVRAM44などを備えるマイクロコンピュータを中心に構成されている。この制御部11において、CPU41は、ROM42に記憶されたプログラムに従って後述する処理を実行し、これにより複合機1の各部が制御されている。
ROM42は、複合機1の基本的な動作を制御するための基本機能プログラムを記憶している。ROM42は、液晶ディスプレイ部16Aに表示される、各種のアイコンの画像を記憶している。ROM42は、各種のアイコンの画像に対応する表示文字列を記憶している。表示文字列は、アイコンの近傍に表示される文字列である。
NVRAM44は、複数のプリセット設定組を記憶する。プリセット設定組は、複合機1による画像処理に関する複数の設定が予め組み合わされた組である。図13に、プリセット設定組の各々に対応する設定組アイコンB41〜B47の一例を示す。また、設定組アイコンB41〜B47の各々に対応する、表示文字列C1〜C7の一例を示す。
設定組アイコンB41は、Bookコピーに関する設定組に対応するアイコンである。設定組アイコンB42は、縮小コピーに関する設定組に対応するアイコンである。設定組アイコンB43は、拡大コピーに関する設定組に対応するアイコンである。設定組アイコンB44は、標準コピーに関する設定組に対応するアイコンである。設定組アイコンB45は、両面コピーに関する設定組に対応するアイコンである。設定組アイコンB46は、A3コピーに関する設定組に対応するアイコンである。設定組アイコンB47は、写真コピーに関する設定組に対応するアイコンである。複合機1は、設定組アイコンB41〜B47のうちの何れかが選択されると、選択された設定組アイコンに対応するプリセット設
定組の設定値をRAM43に読み出し、読み出した設定値に従って画像処理を制御する。
設定組アイコンB41〜B47は、図13に示すように、連続した一列に並ぶ関係を有している。設定組アイコンB41〜B47は、連続するアイコン順番を有している。
設定組アイコンB41が、アイコン順番の1番目のアイコンである。設定組アイコンB47が、アイコン順番の7番目のアイコンである。また、設定組アイコンB41〜B47の各々には、これらのアイコンを選択状態とすることができない複合機1の装置状態が割り当てられている。例えば、「A3コピー」の設定組をRAM43に読み出すための設定組アイコンB46は、複合機1にA3サイズの印刷用紙がセットされていない場合には、選択状態とすることが不可とされる。また、「写真コピー」の設定組をRAM43に読み出すための設定組アイコンB47は、複合機1にセットされている各色のインクカートリッジの何れか1つがインク切れの場合には、選択状態とすることが不可とされる。上記のような、設定組アイコンと複合機1の装置状態との対応は、ROM42に記憶されている。
NVRAM44には、各種のパラメータが記憶されている。記憶されるパラメータの例としては、第1移動速度、第2移動速度などが挙げられる。第1移動速度は、タッチパネル部16Cにフリック操作が入力されたかムーブ操作が入力されたかを判断する際に用いられるパラメータである。第2移動速度は、スクロール距離を決定する際に用いられるパラメータである。これらのパラメータは、予めユーザによって記憶されてもよい。
RAM43は、揮発性のメモリであり、基本機能プログラムに従って処理が実行される過程で生成される各種データを記憶するための記憶領域である。RAM43に記憶されるデータの例としては、選択状態の設定組アイコンが挙げられる。選択状態の設定組アイコンは、複数の設定組アイコンのうち、選択状態とされている設定組アイコンである。
画像読取部12は、イメージセンサ、自動原稿送り装置(Automatic Document Feeder
;ADF)などによって構成され、ADFによって搬送される原稿又はフラットベッドのプラテンガラス上に置かれた原稿からイメージセンサで画像を読み取り、その画像を表す画像データを生成することができる。
画像形成部13は、インクジェット方式あるいは電子写真方式などを採用した画像形成機構によって構成され、シート状の被記録媒体(例えば記録用紙)に対して画像を記録することができる。画像形成部13は、用紙サイズ検出センサ13A、インク残量センサ13Bを備えている。用紙サイズ検出センサ13Aは、複合機1にセットされている被記録媒体のサイズ(例:A4サイズなど)を検出する。インク残量センサ13Bは、複合機1にセットされている複数のインクカートリッジの各々について、インク残量を検出する。
ネットワーク通信部14は、ネットワークインターフェースカード(Network Interface Card;NIC)等によって構成される。電話通信部15は、モデム等によって構成され、電話回線(図示略)を介して通信を行う際に利用される。
図2に示すように、操作パネル部16は、液晶ディスプレイ部16A、内照式表示部16B、及びタッチパネル部16Cを備える。液晶ディスプレイ部16Aは、任意の画像をフルカラーで表示可能なLCDモジュールを備える。液晶ディスプレイ部16Aには、各種アイコンや利用者操作用ボタンなどの画像、及び各種情報を示すテキストなどが、操作状況に応じて動的に表示される。
内照式表示部16Bは、テンキーやその他の利用者操作用ボタンを示す画像が表示される部分である。この内照式表示部16Bの前面パネル上には、各画像が表示されることと
なる位置に対応付けて光透過部が設けられ、各光透過部の背後に設けられた発光素子を点灯させると、透過光によって各画像が所定の色で発光表示される。なお、液晶ディスプレイ部16Aの表示面と内照式表示部16Bの表示面は、同一面上に位置するように配設されている。
タッチパネル部16Cは、周知の方式(例えば静電容量方式など)で指先や操作子によるタッチ操作を検出可能な透明なフィルム状の入力デバイスである。このタッチパネル部16Cは、液晶ディスプレイ部16A及び内照式表示部16Bの表示面に重ねて配置されている。本実施形態においては、タッチパネル部16Cによってタッチ操作が検出された際、タッチ操作されたタッチ位置に応じた出力信号が、タッチパネル部16Cから制御部11に出力される。制御部11は、出力信号に基づいて、そのタッチ操作が、ドラッグ操作やフリック操作などのスライド操作なのか、あるいはシングルタップ操作やダブルタップ操作などのタップ操作なのか、ピンチ操作なのか、を判断する。制御部11は、また、液晶ディスプレイ部16Aの表示面と重なる範囲、及び内照式表示部16Bによって表示される画像と重なる位置に対するタッチ操作であるか否かも判断する。制御部11は、判断したタッチ操作の種類と位置とに対応する処理を実行する。
[画面表示例]
図9〜図12に、液晶ディスプレイ部16Aに表示される画像の表示例を示す。図9は、基本画面P1の表示例である。基本画面P1は、複合機1が待機状態である場合に、液晶ディスプレイ部16Aに表示される画面である。基本画面P1において、左側にある領域21Bには、「ファクス」アイコンB11、「コピー」アイコンB12、「スキャン」アイコンB13、が表示される。これらのアイコンは、複合機1の各機能に対応するアイコンである。
利用者が「ファクス」アイコンB11、「コピー」アイコンB12、「スキャン」アイコンB13の何れかに対するタッチ操作を行うと、制御部11は、これらの機能ごとのトップページとなる画面を、液晶ディスプレイ部16Aに表示する。
図10に、プリセット設定組選択画面P2の表示例を示す。プリセット設定組選択画面P2は、基本画面P1の「コピー」アイコンB12がタッチされた場合に、液晶ディスプレイ部16Aに表示される画面である。プリセット設定組選択画面P2は、液晶ディスプレイ部16Aの表示領域を、三つの領域25A、25B、25Cに分割した画面である。上段の領域25Aには、各種情報が表示される。中段の領域25Bは、複数の設定組アイコンや、左スクロールボタンB71および右スクロールボタンB72を表示する領域である。下段の領域25Cには、コピー実行ボタンB61、詳細設定ボタンB63が表示される。
領域25Bは、中央領域L1、右側近傍領域L3、左側近傍領域L2、を備える。中央領域L1の左側に左側近傍領域L2が位置しており、中央領域L1の右側に右側近傍領域L3が位置している。中央領域L1は、選択状態の設定組アイコンを表示する領域である。右側近傍領域L3および左側近傍領域L2は、非選択状態の設定組アイコンを表示する領域である。図10の表示例では、中央領域L1に設定組アイコンB44が表示されている。設定組アイコンB44の上側には、ROM42に記憶されている表示文字列C4=「標準コピー」が表示される。左側近傍領域L2には、設定組アイコンB43が表示されている。右側近傍領域L3には、設定組アイコンB45が表示されている。
右側近傍領域L3および左側近傍領域L2に表示される設定組アイコンの背景色は、通常色(黒色)とされる。一方、中央領域L1に表示される設定組アイコンの背景色は、通常色(黒色)と異なる特定色(青色)とされる。また、中央領域L1に表示される設定組
アイコンB44の上部には、表示文字列C4が表示される。これにより、中央領域L1に表示される設定組アイコンB44には、選択状態にあることを示すフォーカスが付与される。
図11に、プリセット設定組選択画面P2aを示す。プリセット設定組選択画面P2aは、図10のプリセット設定組選択画面P2の領域25Bをスクロールした状態の画面の表示例である。図11のプリセット設定組選択画面P2aの表示例では、中央領域L1に設定組アイコンB45が表示される。設定組アイコンB45の上側には、表示文字列C5=「両面コピー(片面)」が表示される。左側近傍領域L2には、設定組アイコンB44が表示される。右側近傍領域L3には、設定組アイコンB46が表示される。
図12に、詳細設定画面P3の表示例を示す。詳細設定画面P3は、プリセット設定組選択画面P2(図10)やP2a(図11)の詳細設定ボタンB63がタッチされた場合に、液晶ディスプレイ部16Aに表示される画面である。詳細設定画面P3は、三つの領域27A、27B、27Cを備える。右の領域27Cには、選択状態の設定組アイコンや、OKボタンB65が表示される。中央の領域27Bには、スクロールバーが表示される。左の領域27Aには、領域27Cに表示中の選択状態の設定組アイコンに対応する、複数の設定項目およびその設定値が表示される。領域27Aは、利用者操作に応じて上下方向(図12、矢印A3、A4方向)にスクロールする領域とされている。そして、このスクロールに伴って表示領域から外れた位置にある設定項目すべてを確認可能とされている。
図12の表示例では、領域27Cには、選択状態の設定組アイコンB44(標準コピー)が表示されている。また、領域27Aには、選択状態の設定組アイコンB44に対応する処理(標準コピー)に関する、複数の設定項目(記録紙タイプなど)が、NVRAM44から読み出されて表示されている。
[設定変更処理]
次に、以上のような画面遷移を伴う設定変更処理を実現するため、複合機1において制御部11によって実行される処理の内容を、図3〜図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
S410において制御部11は、基本画面P1を液晶ディスプレイ部16Aに表示する。そして、「ファクス」アイコンB11、「コピー」アイコンB12、「スキャン」アイコンB13の何れかがタッチされたか否かを判断する。図9の基本画面P1の表示例を用いて、具体的な判断方法の例を説明する。「ファクス」アイコンB11〜「スキャン」アイコンB13の各々の表示領域を示す座標が、ROM42に予め記憶されている。制御部11は、タッチパネル部16C上のタッチ位置を、基本機能プログラムから取得する。取得されたタッチ位置が、「ファクス」アイコンB11〜「スキャン」アイコンB13の何れかの表示領域を示す座標内に位置する場合には、タッチ位置が位置しているアイコンにタッチ入力されていると判断することができる。アイコンの何れにもタッチ入力されていない場合(S410:NO)にはS410へ戻り、アイコンの何れかにタッチ入力された場合(S410:YES)にはS411へ進む。
以下では、図Aに示した基本画面P1において、「コピー」アイコンB12がタッチされた場合に実行される処理を例に挙げて説明する。なお、「ファクス」アイコンB11や「スキャン」アイコンB13がタッチされた場合の処理内容も、「コピー」アイコンB12がタッチされた場合の処理内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
S411において、制御部11は、デフォルトの設定組アイコンを示す情報(例:アイ
コンの識別ID)を、選択状態の設定組アイコンを示す情報としてRAM43に記憶させる。本実施形態の説明例では、設定組アイコンB44(標準コピー)が、デフォルトの設定組アイコンに設定されている場合を説明する。デフォルトの設定組アイコンは、ユーザによって定められてもよいし、複合機1の製造者によって定められていてもよい。
S412において、制御部11は、設定組アイコンB41〜B47の画像(図13)を、ROM42から読み出す。S414において、制御部11は、設定組アイコンに対応する表示文字列B51〜B57を、ROM42からRAM43に読み出す。
S416において、制御部11は、選択状態の設定組アイコンを、中央領域L1に表示する。また、選択状態の設定組アイコンの1つ前のアイコン順番の設定組アイコンを、中央領域L1に対して左側に隣接する左側近傍領域L2に表示する。また、選択状態の設定組アイコンの1つ後のアイコン順番の設定組アイコンを、中央領域L1に対して右側に隣接する右側近傍領域L3に表示する。これにより、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコンと、左側近傍領域L2および右側近傍領域L3に表示されている設定組アイコンとは、一列に並んだ状態で表示される。
図10の表示例では、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコン(設定組アイコンB44)と、左側近傍領域L2に表示されている設定組アイコンB43と、右側近傍領域L3に表示されている設定組アイコンB45とは、一列に並んだ状態で表示される。
S430において制御部11は、中央領域L1に表示された選択状態の設定組アイコンの背景色を、特定色(青色)に変更する。S432において制御部11は、選択状態の設定組アイコンの上部に、選択状態の設定組アイコンに対応する表示文字列を表示する。背景色が特定色であることで、中央領域L1に表示された設定組アイコンは、選択状態であることが分かる。また、設定組アイコンの上部に表示文字列が表示されることによっても、中央領域L1に表示された設定組アイコンは、選択状態であることが分かる。また、左側近傍領域L2および右側近傍領域L3に表示された設定組アイコンは、背景色が特定色ではないため、非選択状態態様であることが分かる。非選択状態態様は、非選択状態にあることを示す態様であり、選択状態態様とは異なる態様である。
図10の表示例では、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコン(設定組アイコンB44)の背景色が特定色(青色)に変更される。また、設定組アイコンB44の上部に、表示文字列C4=「標準コピー」が表示される。
S448(図4)において、制御部11は、左側近傍領域L2または右側近傍領域L3に表示されている設定組アイコンがタッチされたか否かを判断する。タッチされた場合(S448:YES)には、S450へ進む。
S450において制御部11は、中央領域L1に表示された選択状態の設定組アイコンの、選択状態態様での表示を終了する。具体的には、中央領域L1に表示された選択状態の設定組アイコンの背景色を通常色(黒色)へ戻す。また、表示文字列を消去する。これにより、中央領域L1に表示される選択状態の設定組アイコンの、選択状態態様での表示が終了する。
S454において、制御部11は、左側近傍領域L2(または右側近傍領域L3)に位置していた、タッチされた設定組アイコンを中央領域L1に移動させる。同時に、中央領域L1に表示されていた選択状態の設定組アイコンを、タッチされた設定組アイコンの移動方向と同一方向に移動させることによって、右側近傍領域L3(または左側近傍領域L
2)に位置させる。また同時に、新たな別の設定組アイコンを、液晶ディスプレイ部16A外から左側近傍領域L2(または右側近傍領域L3)にフレームインするように移動させる。これにより、タッチされた設定組アイコンが中央領域L1の位置に移動するように、設定組アイコンの列をスクロール表示する処理が行われる。
S456において制御部11は、S448でタッチされた設定組アイコンを示す情報を、新たな選択状態の設定組アイコンを示す情報としてRAM43に記憶させるとともに、S448でタッチされた設定組アイコンを選択状態態様で表示する。具体的には、背景色を特定色(青色)に変更するとともに、表示文字列を表示する。また、左側近傍領域L2または右側近傍領域L3に表示された設定組アイコンを、非選択状態態様で表示する。具体的には、背景色を通常色(黒色)に維持するとともに、表示文字列を表示しない。
S448〜S456の処理例を、図10および図11の画面表示例を用いて説明する。図10において、右側近傍領域L3に表示されている設定組アイコンB45がタッチされた場合の処理例を説明する。制御部11は、中央領域L1に表示された選択状態の設定組アイコンB44の選択状態態様での表示を終了する(S450)。制御部11は、右側近傍領域L3に位置していた、タッチされた設定組アイコンB45を、中央領域L1に移動させる。同時に、中央領域L1に表示されていた選択状態の設定組アイコンB44を、設定組アイコンB45の移動方向(左方向)と同一方向に移動させることによって、左側近傍領域L2に位置させる。また右側近傍領域L3に、新たに設定組アイコンB46を表示する。これにより、タッチされた設定組アイコンB45が中央領域L1の位置に移動するように、設定組アイコンの列をスクロール表示する処理が行われる(S454)。制御部11は、選択された設定組アイコンB45を示す情報を、選択状態の設定組アイコンを示す情報としてRAM43に記憶させる。また設定組アイコンB45を、選択状態態様で表示する(S456)。よって、図10の表示画面から図11の表示画面へ遷移する。
一方、S448において、左側近傍領域L2または右側近傍領域L3に表示されている設定組アイコンがタッチされていない場合(S448:NO)には、S458(図5)へ進む。S458において、制御部11は、領域25Bに左右方向のフリック操作が入力されたか否かを判断する。フリック操作の入力が行われたか否かの判断方法の一例を説明する。制御部11は、タッチパネル部16Cを用いて、定期的(例:数十ミリセカンドごと)にタッチ位置を検出する。そして、領域25B内でのタッチ位置の移動(ドラッグ)が検出され、その後にタッチ位置が検出されなくなった場合には、タッチ位置の移動速度を算出する。タッチ位置の移動速度は、タッチ位置が検出されなくなった時点以前の直近に検出された2つのタッチ位置の2点間の距離と、測定間隔時間に基づいて算出される。算出されたタッチ位置の移動速度が、予め定められた第1移動速度よりも大きい場合には、フリック操作が入力されたと判断し(S458:YES)、S460へ進む。
S460において、制御部11は、中央領域L1に表示される選択状態の設定組アイコンの、選択状態態様での表示を終了する。なお、具体的な処理内容は、S450の処理内容と同様であるため、説明を省略する。
S466において、タッチ位置の移動方向が、領域25B内の右方向である場合には、右方向のフリック操作が入力されたと判断され(S466:右方向)、S468へ進む。S468において制御部11は、領域25Bに表示されている設定組アイコンを、右方向にスクロール表示する。図10の表示例では、表示されている3つの設定組アイコンB43〜B45が右側に移動して液晶ディスプレイ部16Aからフレームアウトするとともに、液晶ディスプレイ部16Aの左側から設定組アイコンB42、B41などがフレームインするように、スクロール表示が行われる。また、設定組アイコンの移動が開始される際の初期移動速度は、タッチ位置の移動速度に応じた速度とされる。
また、S466において、タッチ位置の移動方向が、領域25B内の左方向である場合には、左方向のフリック操作が入力されたと判断され(S466:左方向)、S470へ進む。S470において制御部11は、領域25Bに表示されている設定組アイコンを、左方向にスクロール表示する。また、設定組アイコンの移動が開始される際の初期移動速度は、タッチ位置の移動速度に応じた速度とされる。
S472において、制御部11は、中央領域L1に新たに表示する設定組アイコンである表示対象設定組アイコンを決定する。表示対象設定組アイコンの決定方法の一例を説明する。制御部11は、スクロール距離を決定する。具体的には、速度減衰関数を用いて、S466で算出された初期移動速度を、時間の経過とともに減速させていく。そして、アイコンの移動速度が予め定められた第2移動速度を下回った時点におけるアイコンの移動距離を、スクロール距離とする。制御部11は、設定組アイコンB41〜B47の列(図13)を、スクロール距離の分だけスクロール移動方向へ移動させる。移動後の設定組アイコンB41〜B47のうち、設定組アイコンの中心線が、中央領域L1の中心線をスクロール移動方向側に越えていない設定組アイコンを抽出する。そして、抽出した複数の設定組アイコンのうちから、中央領域L1に最も近い位置に表示される設定組アイコンを、表示対象設定組アイコンとして決定する。
表示対象設定組アイコンの決定方法の具体例を、図14の表示例を用いて説明する。図14(a)は、スクロール前の領域25Bを示している。図14(b)は、左方向にスクロール後の領域25Bを示している。図14(b)では、設定組アイコンの各々が、図14(a)に対してスクロール距離D1だけ左方向に移動している。図14(b)において、設定組アイコンB45の中心線BM1が、中央領域L1の中心線LM1をスクロール移動方向(左方向)側に越えているため、設定組アイコンB45は、表示対象設定組アイコンとして選択されない。一方、設定組アイコンB46の中心線BM2は、中央領域L1の中心線LM1をスクロール移動方向(左方向)側に越えていない。また、設定組アイコンB46は、中央領域L1に最も近い位置に表示されているアイコンである。よって、設定組アイコンB46が、表示対象設定組アイコンとして選択される。
S474において、制御部11は、S472で表示対象設定組アイコンとして決定された設定組アイコンが、表示可能な設定組アイコンであるか否かを判断する。具体的には、制御部11は、各種のセンサ(用紙サイズ検出センサ13A、インク残量センサ13Bなど)によって複合機1の装置状態を検出する。そして、表示対象設定組アイコンとして選択された設定組アイコンが、検出された装置状態の下において、選択状態とすることが可能であるか否かが判断される。
選択状態とすることが可能な設定組アイコンではない場合(S474:NO)には、S476へ進み、表示対象設定組アイコンとして現在選択されている設定組アイコンに対して、スクロール順番の次の順番を有する設定組アイコンを、表示対象設定組アイコンとして新たに選択する。そしてS474へ戻る。
一方、選択状態とすることが可能なアイコンである場合(S474:YES)にはS478へ進み、表示対象設定組アイコンを、選択状態の設定組アイコンとして中央領域L1に表示する。S480において制御部11は、中央領域L1に表示された、選択状態の設定組アイコンの表示態様を、選択状態態様に変更する。
表示対象設定組アイコンが、選択状態とすることが可能な設定組アイコンであるか否かの判断方法の具体例を、図14(b)、(c)の表示例を用いて説明する。例として、複合機1にA3サイズの印刷用紙がセットされていない場合を説明する。また例として、ス
クロール後の状態が図14(c)に示す状態であり、設定組アイコンB46(A3コピー)が、表示対象設定組アイコンの候補とされる場合を説明する。制御部11は、S474において、用紙サイズ検出センサ13Aを用いて、複合機1にA3サイズの印刷用紙がセットされていない装置状態であることを検出する。制御部11は、A3サイズの印刷用紙がセットされていない装置状態であるため、表示対象設定組アイコンの候補とされた設定組アイコンB46(A3コピー)は、選択状態とすることが不可なアイコンであると判断する(S474:NO)。S476において、制御部11は、設定組アイコンB46に対してスクロール順番の次の順番を有する設定組アイコンB47(写真コピー)を、表示対象設定組アイコンの候補として新たに選択する。設定組アイコンB47は、A3サイズの印刷用紙がセットされていない装置状態においても選択状態とすることが可能なアイコンであるため(S474:YES)、設定組アイコンB47が表示対象設定組アイコンとして決定され、選択状態態様で中央領域L1に表示される(S478、S480)。これにより、領域25Bが図14(b)の状態から図14(c)の状態に遷移する。
一方、S458において、領域25Bに左右方向のフリック操作が入力されていない場合(S458:NO)には、S488(図6)へ進む。S488において、制御部11は、左スクロールボタンB71または右スクロールボタンB72がタッチされたか否かを判断する。タッチされた場合(S488:YES)には、S490へ進む。
S490において制御部11は、中央領域L1に表示された選択状態の設定組アイコンの、選択状態態様での表示を終了する。S492において、制御部11は、何れのスクロールボタンがタッチされたかを判断する。右スクロールボタンB72がタッチされた場合には(S492:右スクロール)、S494へ進む。S494において制御部11は、領域25Bに表示されている設定組アイコンを、1つのアイコン分だけ右方向にスクロール表示する。また、S492において、左スクロールボタンB71がタッチされた場合には(S492:左スクロール)、S496へ進む。S496において制御部11は、領域25Bに表示されている設定組アイコンを、1つのアイコン分だけ左方向にスクロール表示する。S500において制御部11は、中央領域L1に新たに表示された設定組アイコンを示す情報を、新たな選択状態の設定組アイコンを示す情報としてRAM43に記憶させるとともに、選択状態態様で表示する。そしてS448(図4)へ戻る。
一方、S488において、左スクロールボタンB71または右スクロールボタンB72がタッチされていない場合(S488:NO)には、S508(図7)へ進む。S508において、制御部11は、領域25Bに左右方向のムーブ操作が入力されたか否かを判断する。ムーブ操作の入力が行われたか否かの判断方法の一例を説明する。制御部11は、S458で前述した方法を用いて、タッチ位置の移動速度を算出する。そして、算出されたタッチ位置の移動速度が、予め定められた第1移動速度よりも小さい場合には、ムーブ操作が入力されたと判断し(S508:YES)、S509へ進む。
S509において、制御部11は、中央領域L1に表示される選択状態の設定組アイコンの、選択状態態様での表示を終了する。S510において制御部11は、タッチ位置の移動距離に応じて、領域25Bに表示されている設定組アイコンを、左右方向にスクロール表示する。S511において制御部11は、タッチ位置が検出されなくなったか否かを判断する。タッチ位置が検出されている場合(S511:NO)にはS511へ戻り、検出されなくなった場合(S511:YES)にはS512へ進む。
S512において制御部11は、中央領域L1に新たに表示する設定組アイコンである、表示対象設定組アイコンを決定する。表示対象設定組アイコンの決定方法の一例を説明する。制御部11は、S510のスクロール処理によって移動された設定組アイコンB41〜B47のうち、設定組アイコンの中心線が、中央領域L1の中心線をスクロール移動
方向側に越えていない設定組アイコンを抽出する。そして、抽出した複数の設定組アイコンのうちから、中央領域L1に最も近い位置に表示される設定組アイコンを、表示対象設定組アイコンとして決定する。
また、S514〜S520で行われる各処理は、前述したS474〜S480で行われる各処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
一方、S508において、領域25Bに左右方向のムーブ操作が入力されていない場合(S508:NO)には、S528へ進む。S528において、制御部11は、コピー実行ボタンB61がタッチされたか否かを判断する。コピー実行ボタンB61がタッチされた場合(S528:YES)には、S530へ進む。S530において、制御部11は、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコンに対応する設定値を、NVRAM44から読み出し、RAM43に展開する。S532において、制御部11は、RAM43に展開した設定値に従って画像形成部13を制御する。これにより、コピー処理が実行される。
一方、S528において、コピー実行ボタンB61がタッチされていない場合(S528:NO)には、S538(図8)へ進む。S538において、制御部11は、詳細設定ボタンB63がタッチされたか否かを判断する。詳細設定ボタンB63タッチされた場合(S538:YES)には、S540へ進む。
S540において、制御部11は、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコンに対応する複数の設定項目およびその設定値を、NVRAM44から読み出してRAM43に展開する。S544において制御部11は、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコンの、選択状態態様での表示を終了する。S546において、制御部11は、左側近傍領域L2および右側近傍領域L3に表示されていた設定組アイコンを消去する。S548において、制御部11は、中央領域L1に表示されていた選択状態の設定組アイコンを、液晶ディスプレイ部16Aの右側に位置する退避位置L4に移動させる。退避位置L4は、液晶ディスプレイ部16Aの表示画面の外周部に近い位置である。
S550において、制御部11は、S548で設定組アイコンを移動することによって生成された領域に、S540で読み出した複数の設定項目およびその設定値を一覧表示する。S552において、制御部11は、設定項目の変更操作が行われたか否かを判断する。設定項目の変更操作の一例としては、表示されている複数の設定項目の何れかにタッチ入力やドラッグ入力をすることによって、設定値を変更する操作が挙げられる。設定項目の変更操作が行われていない場合(S552:NO)にはS412(図3)へ戻り、行われた場合(S552:YES)にはS554へ進む。S554において制御部11は、OKボタンB65(図12)がタッチされたか否かを判断する。OKボタンB65がタッチされていない場合(S554:NO)にはS552へ戻り、タッチされた場合(S554:YES)にはS556へ進む。S556において制御部11は、S552で変更された設定値に従って画像形成部13を制御する。これにより、コピー処理が実行される。
S540〜S556の処理例を、図10および図12の画面表示例を用いて説明する。図10において、詳細設定ボタンB63がタッチされた場合の処理例を説明する。制御部11は、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコンB44(標準コピー)に対応する複数の設定項目およびその設定値を、NVRAM44から読み出してRAM43に展開する(S540)。制御部11は、中央領域L1に表示されている選択状態の設定組アイコンB44の選択状態態様での表示を終了する(S544)。制御部11は、左側近傍領域L2および右側近傍領域L3に表示されていた、設定組アイコンB43およびB45を消去する(S546)。制御部11は、中央領域L1に表示されていた選択状態
の設定組アイコンB44を、液晶ディスプレイ部16Aの右側に位置する退避位置L4(図12)に移動させる(S548)。制御部11は、設定組アイコンB44を移動することによって生成された領域27Aに、標準コピーに関する複数の設定項目およびその設定値を一覧表示する(S550)。制御部11は、領域27Aに表示されている設定項目の何れかに対して、変更操作が行われたか否かを判断する(S552)。OKボタンB65がタッチされることに応じて(S554:YES)、変更された設定値に従ってコピー処理が実行される(S556)。
[効果]
以上説明したように、上記複合機1によれば、選択状態の設定組アイコンを中央領域L1に選択状態態様で表示することにより(S430、S432、S456、S480、S500、S520など)、その時点で選択されている設定組アイコンをユーザに認識させることが可能となる。また、中央領域L1に一つの設定組アイコンが表示されている状態で、残りの設定組アイコンのうちから設定組アイコンが選択されると、選択された設定組アイコンを中央領域L1に移動させるとともに(S454、S468、S470、S494、S496、S510など)、選択された設定組アイコンを示す情報(例:アイコンの識別ID)を、新たな選択状態の設定組アイコンを示す情報としてRAM43に記憶させるとともに、選択された設定組アイコンを選択状態態様で表示させることができる(S456、S480、S500、S520など)。これにより、選択状態の設定組アイコンおよび非選択状態の設定組アイコンのうちから何れかの設定組アイコンを選択する操作を受け付ける領域(領域25B、図10)を用いて、選択状態の設定組アイコンをユーザに認識させることができる。よって、設定組アイコンが選択状態である旨の情報を、他の領域に別途表示する場合などに比して、表示画面を有効に利用することが可能となる。
上記複合機1によれば、選択状態態様で表示される設定組アイコンの背景色が特定色(青色)に変更されたり(S430)、表示文字列が付加されて表示される(S432)。これにより、選択状態の設定組アイコンを、ユーザに認識させやすくすることができる。
上記複合機1によれば、領域25Bに一列に並んで表示されている複数の設定組アイコンの各々を移動させることにより、何れか1つの設定組アイコンを中央領域L1に位置させることができる。これにより、中央領域L1に位置させたい設定組アイコンを、一列に表示されている複数の設定組アイコンの中から見つけ出せばよいため、一つの設定組アイコンを選択する操作を簡易化することが可能となる。
上記複合機1によれば、中央領域L1の両隣側(左側近傍領域L2および右側近傍領域L3)に、非選択状態の設定組アイコンを表示することができる。これにより、中央領域L1に位置させたい設定組アイコンを、左側近傍領域L2および右側近傍領域L3に表示されている設定組アイコンの中から見つけ出せばよいため、一つの設定組アイコンを選択する操作を簡易化することが可能となる。
上記複合機1によれば、設定組アイコンを移動させてスクロール表示処理を実行している期間中においては、移動中の設定組アイコンの全てを非選択状態態様で表示させることができる(S450、S460、S490、S509)。これにより、設定組アイコンを移動させる画像処理を実行する際の、制御部11の処理負担を軽減することが可能となる。
上記複合機1によれば、詳細設定ボタンB63(図10、図11)がタッチされることに応じて、選択状態の設定組アイコンを、中央領域L1から退避位置L4へ移動させることができる(S548、図12)。これにより、表示手段の表示画面の中央付近に、設定項目および設定値を一覧表示させるためのスペースを形成することが可能となる。
上記複合機1によれば、検出された複合機1の装置状態の下において、選択状態とすることが可能である設定組アイコンのみを、選択状態とすることができる(S474、S514)。これにより、使用することができない状態の機能に関連する設定組アイコンを選択してしまう事態を防止することができる。
上記複合機1によれば、複数の設定組アイコンが一の方向へ移動するようにスクロール表示された場合に、中央領域L1を一の方向へ越えて移動する設定組アイコンが中央領域L1に表示されることが防止できる(S472、S512)。これにより、中央領域L1を行き過ぎた設定組アイコンが一の方向と逆方向に移動して中央領域L1へ戻る、というようなスクロール表示が行われないため、より自然なスクロール表示を実行することが可能となる。
その他の実施形態以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。以下に変形例を説明する。
〔変形例〕
複合機1の装置状態を検出するセンサは、用紙サイズ検出センサ13Aやインク残量センサ13Bに限られず、各種のセンサを用いることが可能である。例えば、紙詰まりやカバーオープンを検出するセンサを用いても良い。
例えば、上記実施形態では、コピー実行ボタンB61、詳細設定ボタンB63、OKボタンB65、左スクロールボタンB71、右スクロールボタンB72などが、液晶ディスプレイ部16Aに表示され、それらに対する入力操作をタッチパネル部16Cで受け付けるように構成されていたが、いずれかのボタン又は全てのボタンが、タッチパネル部16Cとは異なる入力手段(例えば、ボタンを備える入力装置)によって構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル部16Cについては、周知の方式(例えば静電容量方式など)でタッチ操作を検出可能であればよい旨を説明したが、静電容量方式以外の方式としては、例えば、電磁誘導方式、赤外線方式、表面弾性波方式、抵抗膜方式などを利用することができる。
また、上記実施形態では、液晶ディスプレイ部16A及び内照式表示部16Bの双方で単一のタッチパネル部16Cを共用する例を示したが、液晶ディスプレイ部16Aと内照式表示部16Bとで、それぞれ別々のタッチパネル部が設けられていてもよい。その場合、それら別々のタッチパネル部は、同じ方式のものであってもよいが、それぞれ異なる方式のタッチパネル部であってもよい。例えば、一方は指先での操作に適した方式で、他方は操作子(例えば、操作用のペン)での操作に適した方式にするとか、一方は分解能が高い方式で、他方は分解能が低いものの安価な方式にする、といったことが可能である。
また、上記実施形態では、表示デバイスである液晶ディスプレイ部16Aと入力デバイスであるタッチパネル部16Cを重ねた構造にすることで、表示機能及び入力機能の双方を備える操作パネル部16を構成してあったが、単一のデバイスで表示機能及び入力機能の双方を備えるデバイスを利用すれば、そのような単一のデバイスで操作パネル部16を構成することもできる。
また、上記実施形態では、複合機1が備える制御部11及び操作パネル部16により、上述の各種表示及び各種入力の受け付けを実現する例を示したが、複合機1とパーソナル
コンピュータ(PC)やスマートフォンなどの情報処理装置とを接続した場合は、それらの情報処理装置が備える制御部、表示部、及び入力部を利用して、上述の各種表示及び各種入力の受け付けを実現することも可能である。
具体的には、図3から図8のフローチャートに示した各処理と同等な処理を、複合機1に接続された情報処理装置の制御部に実行させるプログラムを情報処理装置にインストールし、そのプログラムに従った処理を情報処理装置の制御部が実行する。これにより、情報処理装置が備える表示部及び入力部において、上述の各種表示及び各種入力の受け付けが実現され、例えば、図9から図12に示す画面は、情報処理装置が備える表示部に表示される。
加えて、上記実施形態では、コピー機能に関する設定変更について例示したが、他の機能に関する設定変更についても、同様のユーザーインターフェースで実現できるのはもちろんである。
また、上記実施形態では、ファクス機能、スキャン機能、コピー機能などを備える複合機1を例に挙げたが、単機能のプリンタ、単機能のイメージスキャナ、単機能のファクシミリ装置などにおいても、本発明の構成を採用することができる。また、上述したパーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォンなどの情報処理装置を、表示部及び入力部として利用する構成とする場合にも、そのような情報処理装置での制御対象については、上述のような単機能のプリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置とすることができる。この場合、情報処理装置では、図3から図8のフローチャートが示す処理と同等な処理を実行させるためのプログラムを利用して、それら単機能の機器を対象とした表示及び入力などを実行することとなる。
1・・・複合機、11・・・制御部、12・・・画像読取部、13・・・画像形成部、14・・・ネットワーク通信部、15・・・電話通信部、16・・・操作パネル部、16A・・・液晶ディスプレイ部、16B・・・内照式表示部、16C・・・タッチパネル部

Claims (8)

  1. 記憶部と、
    表示部と、
    タッチ入力検知部と、
    制御部と、
    を備える画像処理装置であって
    前記記憶部は、印刷に係る複数の設定が予め組み合わされた設定の組みであるプリセット設定組を複数記憶しており、
    前記制御部は、
    印刷の実行指示を受け付ける受付手段と、
    印刷の実行指示に先立って、選択操作がなされる少なくとも3つ以上のアイコンを前記表示部に並べて表示させるための表示制御手段であって、前記少なくとも3つ以上のアイコンのうち、選択状態である一つの選択状態アイコンは選択状態にあることを示す態様である選択状態態様で前記表示部に表示させ、残りのアイコンのうち、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を非選択状態にあることを示す態様であって前記選択状態にあることを示す態様とは異なる態様である非選択状態態様で前記表示部に表示させ、かつ、前記選択状態アイコンを、前記表示部上の所定の選択状態位置に表示し、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと前記選択状態アイコンより後の順番であるアイコンとをそれぞれ前記選択状態位置より前の近傍位置と後の近傍位置とに前記選択状態アイコンと並べて表示させる表示制御手段と、
    して機能し、
    前記3つ以上のアイコンは、それぞれ異なる前記プリセット設定組に対応付けられており、
    前記制御部はさらに、
    前記表示制御手段によって前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、前記受付手段によって印刷の実行指示が受け付けられた場合に、前記選択状態アイコンに対応付けられた前記プリセット設定組に従った印刷をさせる印刷制御手段と、
    して機能し、
    前記表示制御手段はさらに、前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける前方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて前方へ移動させるようにスクロールさせ、前記アイコンの中央が前記選択状態位置を前記アイコンの並びにおける前方に越えていない複数のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組と、前記画像処理装置の状態とに基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける後方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて後方へ移動させるようにスクロールさせ、前記アイコンの中央が前記選択状態位置を前記アイコンの並びにおける後方に越えていない複数のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組と、前記画像処理装置の状態とに基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記表示制御手段は、当該アイコンに、前記画像処理装置が所定の状態であることを必要とする前記プリセット設定組が対応付けられており、前記画像処理装置の状態が、前記所定の状態である場合に、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であると判断することを特徴とする画像処理装置。
  2. 記憶部と、
    表示部と、
    タッチ入力検知部と、
    制御部と、
    を備える画像処理装置であって
    前記記憶部は、印刷に係る複数の設定が予め組み合わされた設定の組みであるプリセット設定組を複数記憶しており、
    前記制御部は、
    印刷の実行指示を受け付ける受付手段と、
    印刷の実行指示に先立って、選択操作がなされる少なくとも3つ以上のアイコンを前記表示部に並べて表示させるための表示制御手段であって、前記少なくとも3つ以上のアイコンのうち、選択状態である一つの選択状態アイコンは選択状態にあることを示す態様である選択状態態様で前記表示部に表示させ、残りのアイコンのうち、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を非選択状態にあることを示す態様であって前記選択状態にあることを示す態様とは異なる態様である非選択状態態様で前記表示部に表示させ、かつ、前記選択状態アイコンを、前記表示部上の所定の選択状態位置に表示し、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと選択状態アイコンより後の順番であるアイコンとをそれぞれ前記選択状態位置より前の近傍位置と後の近傍位置とに前記選択状態アイコンと並べて表示させる表示制御手段と、
    して機能し、
    前記3つ以上のアイコンは、それぞれ異なる前記プリセット設定組に対応付けられており、
    前記表示制御手段によって前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、前記受付手段によって印刷の実行指示が受け付けられた場合には、前記選択状態アイコンに対応付けられた前記プリセット設定組に従った印刷をさせる印刷制御手段と、
    して機能し、
    前記表示制御手段はさらに、前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける前方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて前方へ移動させるようにスクロールさせ、前記3つ以上のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組と、前記画像処理装置の状態とに基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける後方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて後方へ移動させるようにスクロールさせ、前記3つ以上のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組と、前記画像処理装置の状態とに基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記表示制御手段は、当該アイコンに、前記画像処理装置が所定の状態であることを必要とする前記プリセット設定組が対応付けられており、前記画像処理装置の状態が、前記所定の状態である場合に、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であると判断することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、判断対象としたアイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが不可能であると判断した場合に、前記スクロールの方向で、当該アイコンの次に位置するアイコンを新たな判断対象とし、新たな判断対象であるアイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であると判断した場合に、新たな判断対象であるアイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、判断対象のアイコンに、前記画像処理装置に所定サイズの用紙が装着されている状態であることを必要とする印刷に係る前記プリセット設定組に対応しており、かつ、前記画像処理装置に前記所定サイズの用紙が装着されていない状態である場合に、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが不可能であると判断することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 記憶部と、
    表示部と、
    タッチ入力検知部と、
    を備える画像処理装置を制御する制御部を、印刷の実行指示を受け付ける受付手段として機能させるプログラムであって、
    前記記憶部は、印刷に係る複数の設定が予め組み合わされた設定の組みであるプリセット設定組を複数記憶しており、
    前記プログラムはさらに、
    印刷の実行指示に先立って、選択操作がなされる少なくとも3つ以上のアイコンを前記表示部に並べて表示させるための表示制御手段であって、前記少なくとも3つ以上のアイコンのうち、選択状態である一つの選択状態アイコンは選択状態にあることを示す態様である選択状態態様で前記表示部に表示させ、残りのアイコンのうち、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を非選択状態にあることを示す態様であって前記選択状態にあることを示す態様とは異なる態様である非選択状態態様で前記表示部に表示させ、かつ、前記選択状態アイコンを、前記表示部上の所定の選択状態位置に表示し、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと前記選択状態アイコンより後の順番であるアイコンとをそれぞれ前記選択状態位置より前の近傍位置と後の近傍位置とに前記選択状態アイコンと並べて表示させる表示制御手段として前記制御部を機能させ、
    前記3つ以上のアイコンは、それぞれ異なる前記プリセット設定組に対応付けられており、
    前記プログラムはさらに、
    前記表示制御手段によって前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、前記受付手段によって印刷の実行指示が受け付けられた場合に、前記選択状態アイコンに対応づけられた前記プリセット設定組に従った印刷をさせる印刷制御手段と、
    して前記制御部を機能させ、
    前記表示制御手段はさらに、前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける前方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて前方へ移動させるようにスクロールさせ、前記アイコンの中央が前記選択状態位置を前記アイコンの並びにおける前方に越えていない複数のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組と、前記画像処理装置の状態とに基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける後方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて後方へ移動させるようにスクロールさせ、前記アイコンの中央が前記選択状態位置を前記アイコンの並びにおける後方に越えていない複数のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組と、前記画像処理装置の状態とに基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記表示制御手段は、当該アイコンに、前記画像処理装置が所定の状態であることを必要とする前記プリセット設定組が対応付けられており、前記画像処理装置の状態が、前記所定の状態である場合に、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であると判断することを特徴とするプログラム。
  6. 記憶部と、
    表示部と、
    タッチ入力検知部と、
    を備える画像処理装置を制御する制御部を、印刷の実行指示を受け付ける受付手段として機能させるプログラムであって、
    前記記憶部は、印刷に係る複数の設定が予め組み合わされた設定の組みであるプリセット設定組を複数記憶しており、
    前記プログラムはさらに、
    印刷の実行指示に先立って、選択操作がなされる少なくとも3つ以上のアイコンを前記表示部に並べて表示させるための表示制御手段であって、前記少なくとも3つ以上のアイコンのうち、選択状態である一つの選択状態アイコンは選択状態にあることを示す態様である選択状態態様で前記表示部に表示させ、残りのアイコンのうち、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を非選択状態にあることを示す態様であって前記選択状態にあることを示す態様とは異なる態様である非選択状態態様で前記表示部に表示させ、かつ、前記選択状態アイコンを、前記表示部上の所定の選択状態位置に表示し、前記選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと前記選択状態アイコンより後の順番であるアイコンとをそれぞれ前記選択状態位置より前の近傍位置と後の近傍位置とに前記選択状態アイコンと並べて表示させる表示制御手段として前記制御部を機能させ、
    前記3つ以上のアイコンは、それぞれ異なる前記プリセット設定組に対応付けられており、
    前記プログラムはさらに、
    前記表示制御手段によって前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、前記受付手段によって印刷の実行指示が受け付けられた場合に、前記選択状態アイコンに対応づけられた前記プリセット設定組に従った印刷をさせる印刷制御手段と、
    して機能させ、
    前記表示制御手段はさらに、前記アイコンが前記表示部に表示されている状態において、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける前方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて前方へ移動させるようにスクロールさせ、前記3つ以上のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組と、前記画像処理装置の状態とに基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記アイコンが指示体によってタッチされ、前記アイコンの並びにおける後方への前記指示体によるフリック操作がなされた場合には、前記3つ以上のアイコンを前記フリック操作に応じて後方へ移動させるようにスクロールさせ、前記3つ以上のアイコンのうち、前記スクロールによって前記選択状態位置に最も近い位置に表示されると判断されたアイコンについて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に基づいて、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、当該アイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させ、前記新たな選択状態アイコンより前の順番であるアイコンと、前記新たな選択状態アイコンより後の順番であるアイコンと、を前記非選択状態態様で表示させ、
    前記表示制御手段は、当該アイコンに、前記画像処理装置が所定の状態であることを必要とする前記プリセット設定組が対応付けられており、前記画像処理装置の状態が、前記所定の状態である場合に、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であると判断することを特徴とするプログラム。
  7. 前記表示制御手段は、判断対象としたアイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが不可能であると判断した場合に、前記スクロールの方向で、当該アイコンの次に位置するアイコンを新たな判断対象とし、新たな判断対象であるアイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが可能であると判断した場合に、新たな判断対象であるアイコンを、新たな選択状態アイコンとして前記選択状態態様で表示させることを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム。
  8. 前記表示制御手段は、判断対象のアイコンに、前記画像処理装置に所定サイズの用紙が装着されている状態であることを必要とする印刷に係る前記プリセット設定組に対応しており、かつ、前記画像処理装置に前記所定サイズの用紙が装着されていない状態である場合に、当該アイコンが対応付けられている前記プリセット設定組に従った印刷をすることが不可能であると判断することを特徴とする請求項5〜7のうちいずれか1項に記載のプログラム。
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