JP5865854B2 - 基板対基板接続用コネクタによる接続構造 - Google Patents
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Description
ナビゲーション用シャーシ802を固定した機器本体800と、表示部シャーシ902を固定した表示部900とを互いに組み付けることにより、ナビゲーション側コネクタ803とLCD側コネクタ903とが接続される。
これらは、各実装面には高さの高い部品が実装されることが多く、当該実装面を表示部シャーシまたはナビゲーション用シャーシに固定すると、実装する部品の高さが制限されるためであった。
基板の厚みによるバラつきは大きな要因となり、当該基板の厚みのバラつきにより受ける影響を抑制する構造とすることにより、基板対基板接続用コネクタの位置決め精度は飛躍的に向上する。
図1はこの発明の実施の形態1による基板対基板接続用コネクタによる基板接続構造を示す斜視図であり、図2は1対の基板対基板接続用コネクタが接続された状態を示す断面図である。
図1および図2では、第1のシャーシ20に固定された第1の基板10と、第2のシャーシ40に固定された第2の基板30とを、第1のコネクタ11および第2のコネクタ31で接続する構造を示している。
第1の基板10は、部品実装面12(基板面、固定面)に当該部品実装面12と直交する方向に立設した第1のコネクタ11を備える。第1の基板の部品実装面12には各種部品(不図示)が実装され、第1のシャーシ20に当該部品実装面12が固定される。第1のシャーシ20は中央付近に開口部21を備え、第1のシャーシ20に第1の基板10を固定した場合に、第1のコネクタ11が当該開口部21に挿入された状態で位置する。第1のシャーシ20は、装置の外装パネル(不図示)などに対して位置決めされ、固定される。
これらの構成により、第1のコネクタ11および第2のコネクタ31の配置位置は、第1の基板10および第2の基板30の厚みα,α´のバラつきの影響を受けることがない。これにより、第1のコネクタ11および第2のコネクタ31の位置決め精度が大きく向上する。
図3は、第1の基板10と第1のシャーシ20の組み付けを示す分解斜視図である。なお、図3では第1の基板10が映像基板であって、装置の表示部を構成する場合を例に示している。
表示部100は、意匠パネル50、LCD60、映像基板である第1の基板10、および板金部材の第1のシャーシ20からなる。ネジ70a,70b,70c,70dの締結によって、第1のシャーシ20に第1の基板10の部品実装面12が固定される。第1の基板の部品実装面12の裏面にはLCD60を組み付けた意匠パネル50が取り付けられる。各部材が組み付けられた当該表示部100は、第1のシャーシ20に設けられた位置決め部材(不図示)によって装置本体に対する位置決めが行われて固定される。
第1のシャーシ20は中央部に矩形の開口部21を備える。図3に示したように、開口部21は、ネジ70a,70b,70c,70dの締結によって第1のシャーシ20に第1の基板10を固定した際に、第1のコネクタ11の立設位置に対応する位置に開口する。これにより、第1のコネクタ11の高さに影響を受けることなく、第1のシャーシ20に第1の基板10の部品実装面12を固定することが可能となる。
また、第1の基板10の部品実装面12に高さのある部品を実装する場合には、当該部品を開口部21に対応する位置に配置する。これにより、高さのある部品を当該開口部21に挿入させた状態で立設させることができ、実装する部品の高さに影響を受けることなく、第1のシャーシ20に第1の基板10の部品実装面12を固定することが可能となる。
また、図5で示した形状以外にも、円形や楕円形状などの開口部を設けてもよい。
図3に示すように、ネジ70a,70b,70c,70dの締結によって第1のシャーシ20に第1の基板10が固定される。第1のシャーシ20の四隅に第1の基板10の部品実装面12側に凹む位置決め用凹部28a,28b,28c,28dを設け、当該位置決め用凹部28a,28b,28c,28dの中央にネジ挿通孔29a,29b,29c,29dを開設する。一方、第1の基板10には、ネジ挿通孔29a,29b,29c,29dに対応する位置に、ネジ穴13a,13b,13c,13dを開設する。
図6(a)は、図3で示した位置決め用凹部を示す断面図である。位置決め用凹部28aは第1の基板10側に所定量β凹んでおり、凹ませた当接部28a´が第1の基板10の部品実装面12に当接する。ネジ挿通孔29aとネジ穴13aの位置合わせを行い、ネジ70aを差し込んで締結する。凹ませる量βは、第1の基板10の部品実装面12に実装する部品80a,80bの高さに応じて適宜調整可能である。
Claims (3)
- 第1のコネクタと、
前記第1のコネクタを実装する第1の基板と、
前記第1の基板を固定する第1のシャーシと、
前記第1のコネクタと勘合する第2のコネクタと、
前記第2のコネクタを実装する第2の基板と、
前記第2の基板を固定する第2のシャーシとを備えた基板対基板接続用コネクタの接続構造において、
前記第1のコネクタは、前記第1の基板の基板面であって、前記第1のシャーシに固定された固定面に実装し、
前記第2のコネクタは、前記第2のシャーシに固定された前記第2の基板の固定面に実装することを特徴とする基板対基板接続用コネクタの接続構造。 - 前記第1のシャーシは、開口部を備え、
前記第1のコネクタは、前記開口部を介して前記第2のコネクタと勘合することを特徴とする請求項1記載の基板対基板接続用コネクタの接続構造。 - 前記第1のシャーシは、前記第1の基板側に突出して当該第1の基板の前記固定面に当接する当接部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の基板対基板接続用コネクタの接続構造。
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